JP2003295030A - レンズユニット及び電子カメラ - Google Patents

レンズユニット及び電子カメラ

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JP2003295030A
JP2003295030A JP2002094868A JP2002094868A JP2003295030A JP 2003295030 A JP2003295030 A JP 2003295030A JP 2002094868 A JP2002094868 A JP 2002094868A JP 2002094868 A JP2002094868 A JP 2002094868A JP 2003295030 A JP2003295030 A JP 2003295030A
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Japan
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lens unit
lens
nut member
lead screw
driving force
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JP2002094868A
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English (en)
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Yusuke Sato
有亮 佐藤
Masaru Ikemachi
大 池町
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】バックラッシュがなく焦点ずれ等が発生しない
上、軸間精度を緩和できる上、コンパクトに形成可能な
レンズユニット及び電子カメラを提供。 【解決手段】レンズ21を光軸方向へ移動可能に保持す
るレンズ枠22と、駆動源24で回転駆動されるリード
スクリュー25と、このスクリュー25に所定間隔を置
いて螺合され同スクリュー25の回転に伴って軸方向へ
同時移動する第1,第2のナット部材26,27と、第
1,第2のナット部材を互いに接近又は離反する方向へ
付勢する第1の付勢部材28と、第1のナット部材26
の一部に設けられ駆動力をレンズ枠22へ伝達し当該レ
ンズ枠22を光軸方向へ移動させる駆動力伝達部26b
と、駆動力伝達部26bをレンズ枠22に圧接させる如
く付勢する第2の付勢部材30とを備えたことを主たる
特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動源によって回
転駆動されるリードスクリューにより、レンズ群を光軸
方向へ移動させるようにしたレンズユニット及びこのレ
ンズユニットを備えた電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】駆動源によって回転駆動されるリードス
クリューにより、レンズ群を光軸方向へ移動させるよう
にしたレンズユニットは、例えば特開平11−8420
9号公報等に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に示されてい
る従来のレンズユニットは、リードスクリューとこのリ
ードスクリューに噛合しているレンズ保持部材に付設さ
れているラック部との間のバックラッシュを低減するた
めの手段や、軸相互間の平行度すなわち軸間精度を緩和
するための手段等を格別には備えていない。このため、
撮影機器の撮影姿勢によっては、上記バックラッシュに
起因する焦点ずれ等が発生するおそれがある。また製作
に際しては、高い加工精度や高精度の組付け作業が要求
される。
【0004】しかるに、上記不具合を解消すべく、公知
技術を用いてバックラッシュ低減手段や軸間精度緩和手
段などを講じると、上記レンズユニットの大型化を招く
ことになる。このため小型化を重要なセールスポイント
とする電子カメラ(特にコンパクト型カメラ)等に搭載
されるレンズユニットには、上記手段を講じることは困
難であるという問題があった。
【0005】本発明は、このような事情に基づいてなさ
れたものであり、その目的は、下記のような利点を有す
るレンズユニット及び電子カメラを提供することにあ
る。
【0006】(a)バックラッシュが殆どなく、撮影姿
勢に起因する焦点ずれ等が発生するおそれがない。
【0007】(b)軸間精度を緩和することができ、高
い加工精度や高精度の組付け作業を要求されずにすむ。
【0008】(c)大型化を招かずに済み、コンパクト
な態様を維持できる。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、本発明のレンズユニット及び電子カメ
ラは下記のような特徴ある構成を有している。なお下記
以外の特徴ある構成については実施形態の中で明らかに
する。
【0010】(1)本発明のレンズユニットは、レンズ
を、当該レンズの光軸方向へ移動可能に保持するレンズ
枠と、駆動源によって回転駆動されるリードスクリュー
と、このリードスクリューに所定間隔を置いて螺合さ
れ、上記リードスクリューの回転に伴って当該リードス
クリューの軸方向へ同時に移動する如く設けられた第
1,第2のナット部材と、前記第1のナット部材と第2
のナット部材との間に設けられ、両ナットを互いに接近
又は離反する方向へ付勢する第1の付勢部材と、前記第
1のナット部材の一部に設けられ、前記リードスクリュ
ーからの駆動力を前記レンズ枠へ伝達して、当該レンズ
枠を前記光軸方向へ移動させる駆動力伝達部と、この駆
動力伝達部を前記レンズ枠に対して圧接させる如く付勢
力を与える第2の付勢部材と、を備えたことを特徴とし
ている。
【0011】上記レンズユニットにおいては、第1のナ
ット部材は、常に一定の間隔を置いて対向している第1
のナット部材と第2のナット部材との間に介在している
第1の付勢部材によって、軸方向への付勢力を与えられ
る。また第1のナット部材の駆動力伝達部は、第2の付
勢部材によって、レンズ枠に対して圧接する如く付勢力
を与えられる。従って第1のナット部材は、比較的小形
な第1の付勢部材と第2の付勢部材とによって効率よく
付勢され、バックラッシュを安定且つ的確に低減され
る。
【0012】(2)本発明の電子カメラは、上記(1)
に記載のレンズユニットを搭載したことを特徴としてい
る。
【0013】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1の(a)
(b)は本発明の第1実施形態に係る電子カメラ(コン
パクト型カメラ)の概略的構成を示す図で、(a)はカ
メラの外観を示す斜視図、(b)はカメラ内の部品配置
状態を示す斜視図である。また図2の(a)(b)は同
実施形態に係るレンズユニットの構成を示す図で、
(a)はレンズユニットを撮像素子と共に示す斜視図、
(b)は同ユニットの主要部の構成を示す分解斜視図で
ある。
【0014】図1の(a)(b)に示すように、この電
子カメラ10は、その前面に撮影レンジ窓11,ストロ
ボ光照射窓12を備えており、その上面にレリーズボタ
ン13を有している。電子カメラ10の内部には、前記
撮影レンジ窓11から入射した被写体からの光束を反射
することにより、撮影光軸OAを略直角に折り曲げてカ
メラ下方へ導く反射光学部材14が配置されている。こ
の反射光学部材14の下方には折り曲げられた光軸OA
に沿ってレンズユニット15および撮像素子16が配置
されている。撮像素子16は例えばCCDからなり、基
板17上に支持されている。レンズユニット15の側方
には、電子回路部品などを搭載した回路基板18、さら
には電池19などが配置されている。
【0015】図2の(a)に示すように、前記レンズユ
ニット15は、補正系レンズ群20と変倍系レンズ群4
0とが、それぞれ独立した駆動系によって駆動されるも
のとなっている。
【0016】補正系レンズ群20は、レンズ群21と当
該レンズ群21を光軸OA方向へ移動可能に保持するレ
ンズ枠22とからなっている。このレンズ枠22は、主
ガイド部22aに設けた貫通孔を光軸OAと平行に配設
された第1ガイド軸23Aの嵌合させており、副ガイド
部22bに設けた切り込み部を第2ガイド軸23Bに係
合させており、両ガイド軸に沿ってスライドし得るもの
となっている。上記レンズ枠22の移動方向と略平行に
リードスクリュー25が配設されている。このリードス
クリュー25は補正系レンズ駆動源であるステッピング
モータ24によって回転駆動され、後述するナット部材
を介してレンズ枠22に駆動力を伝達し得るものとなっ
ている。
【0017】変倍系レンズ群40は、レンズ群41と当
該レンズ群41を光軸OA方向へ移動可能に保持するレ
ンズ枠42とからなっている。このレンズ枠42は、主
ガイド部42aに設けた貫通孔を光軸OAと平行に配設
された前記第1ガイド軸23Aの嵌合させており、副ガ
イド部42b(不図示)に設けた切り込み部を第2ガイ
ド軸23Bに係合させており、両ガイド軸に沿ってスラ
イドし得るものとなっている。上記レンズ枠42の移動
方向と略平行にリードスクリュー45が配設されてい
る。このリードスクリュー45は変倍系レンズ駆動源で
あるステッピングモータ44によって回転駆動され、ナ
ット部材46を介してレンズ枠42に駆動力を伝達し得
るものとなっている。
【0018】図2の(b)に示すように、前記リードス
クリュー25には、第1,第2のナット部材26,27
が、所定間隔を置いて螺合されている。これらの第1,
第2のナット部材26,27は、後述するように自らの
回動を規制されている。この為、上記リードスクリュー
25の回転に伴って当該リードスクリュー25の軸方向
へ同時に移動する。
【0019】前記第1のナット部材26と第2のナット
部材27との間には、両ナット26,27を互いに離反
する方向へ付勢するコイルスプリングからなる第1の付
勢部材28が装着されている。
【0020】前記第1のナット部材26は、前記リード
スクリュー25に雌ねじ部Mが螺合しているリング部2
6aと、このリング部26aの一端に突設された駆動力
伝達部26bとを備えている。
【0021】駆動力伝達部26bは、リードスクリュー
25からの駆動力をレンズ枠22へ伝達して、当該レン
ズ枠22を前記光軸OA方向へ移動させる部分である。
この駆動力伝達部26bの先端部位には、後述する軸部
材29に遊嵌する長穴係合孔Nが設けられている。上記
長穴係合孔Nは、前記レンズ枠22に対し、駆動力伝達
部26bが当該レンズ枠22の移動方向と略直交する方
向への相対的変位を許容され得る態様で係合する係合部
として働く。
【0022】前記レンズ枠22は、移動方向に沿って対
向する一対の支持部材22c,22dを有している。こ
の支持部材22c,22dには、それぞれ支持孔が設け
てあり、この支持孔に両端29a,29bをそれぞれ貫
通させた状態で軸部材29が支持されている。上記軸部
材29は、前述した駆動力伝達部26bの長穴係合孔N
を遊嵌状態で係止すると共に、圧縮状態で嵌め込まれた
コイルスプリングからなる第2の付勢部材30をガイド
する。かくして上記駆動力伝達部26bは、第2の付勢
部材30により一方の支持部材22cの内面に対して圧
接される。
【0023】前記第2のナット部材27は、内周面に雌
ねじ部Mを有し外周面に前記コイルスプリングからなる
第1の付勢部材28を巻装可能な円筒面を有する筒部2
7aと、この筒部27aの一端近傍に設けたストッパー
としてのフランジ部27bと、このフランジ部27bか
ら軸方向に沿って若干突出した角頭部27cとを備えて
いる。
【0024】第2のナット部材27の頭部27cと前記
軸部材29の他端部29bとの間は、回動規制部材31
で連結されている。回動規制部材31は、小判形プレー
トの一端部位に前記第2のナット部材27の角頭部27
cに対して嵌合する角穴Vを有し、小判形プレートの他
端部位に前記軸部材29の他端部29bに係合する長穴
係合孔Wを有している。長穴係合孔Wが係合される軸部
材29の他端部29bには係止溝が設けられており、こ
の係止溝には抜け止め用のEリング32が嵌め込まれ
る。かくして第2のナット部材27は上記回動規制部材
31によって自己回動を規制される。
【0025】(第2実施形態)図3は本発明の第2実施
形態に係るレンズユニットの主要部の構成を示す分解斜
視図である。本実施形態が前記第1実施形態と異なる点
は、軸部材29を設ける代わりに、前記レンズ枠22を
前記光軸OA方向へ移動させるガイド軸23A(可能な
らばガイド軸23Bであっても良い)に、前記軸部材2
9と同等の機能を発揮させる兼用手段を講じた点と、第
2のナット部材27の自己回動を規制する手段として、
第1のナット部材26と第2のナット部材27とを連結
する回動規制部材51を設けた点である。
【0026】上記兼用手段は、主ガイド部22aに支持
部材22c′,22d′を設け、この支持部材22
c′,22d′の支持孔を貫通するガイド軸23Aに対
し、第1のナット部材26の長穴係合孔Nを係合させる
と共に、第2の付勢部材30を嵌め込んで上記第1のナ
ット部材26の付勢を行なうようにしたものである。
【0027】駆動規制部材51は前記第2のナット部材
27の頭部27cへ嵌合するリング部51cと、第1の
ナット部材26におけるリング部26aの外周の180
°異なる位置に設けた一対の係合溝26d,26eと、
第2のナット部材27のフランジ部27bの外周に上記
同様に設けた係合溝27d,27eとの間を、それぞれ
連結する一対の連結片51d,51eとからなる。
【0028】(第3実施形態)図4は本発明の第3実施
形態に係るレンズユニットの主要部の構成を示す分解斜
視図である。本実施形態が前記第2実施形態と異なる点
は、前記第1のナット部材26の螺合部R、及び第2の
ナット部材27の螺合部Sの各一端が、それぞれ前記リ
ードスクリュー25の軸と直交する方向に向けて開放し
た構造を有している点と、第2のナット部材27の自己
回動を規制する手段として、第1のナット部材26と第
2のナット部材27とにそれぞれ突出させた部材どうし
を連結するようにした回動規制部材61を設けた点であ
る。この回動規制部材61は前記第1のナット部材26
の駆動力伝達部26bの一側面に突設された連結棒61
aと、前記第2のナット部材27のフランジ部を軸方向
に直角な方向へ変形突出させ、その突出端に前記連結棒
61aの先端部位に係合する切り込み部61bを設けた
連結片61cとからなる。
【0029】(変形例)実施形態に示されたレンズユニ
ットは、下記の変形例を含んでいる。
【0030】・第1の付勢部材28として、第1,第2
のナット部材26,27を互いに接近させる方向へ付勢
するスプリングを用いたもの。
【0031】・第1のナット部材26の駆動力伝達部2
6bに設けた長穴係合孔Nを、前記螺合部R,Sと同様
に軸部材と直交する方向に向けて開放した構造を有する
切り込み部としたもの。
【0032】・螺合部Rを有する第1のナット部材26
の駆動力伝達部26bに設けた長穴係合孔Nを、軸部材
に嵌合する円孔としたもの。
【0033】(実施形態における特徴点) [1]実施形態に示されたレンズユニット15は、レン
ズ21を、当該レンズ21の光軸OA方向へ移動可能に
保持するレンズ枠22と、駆動源(ステップモータ)2
4によって回転駆動されるリードスクリュー25と、こ
のリードスクリュー25に所定間隔を置いて螺合され、
上記リードスクリュー25の回転に伴って当該リードス
クリュー25の軸方向へ同時に移動する如く設けられた
第1,第2のナット部材26,27と、前記第1のナッ
ト部材26と第2のナット部材27との間に設けられ、
両ナット26,27を互いに接近又は離反する方向へ付
勢する第1の付勢部材28と、前記第1のナット部材2
6の一部に設けられ、前記リードスクリュー25からの
駆動力を前記レンズ枠22へ伝達して、当該レンズ枠2
2を前記光軸OA方向へ移動させる駆動力伝達部26b
と、この駆動力伝達部26bを前記レンズ枠22に対し
て圧接させる如く付勢力を与える第2の付勢部材30
と、を備えたことを特徴としている。
【0034】上記レンズユニット15においては、第1
のナット部材26は、常に一定の間隔を置いて対向して
いる第1のナット部材26と第2のナット部材27との
間に介在している第1の付勢部材28によって、軸方向
への付勢力を与えられる。また第1のナット部材26の
駆動力伝達部26bは、第2の付勢部材30によってレ
ンズ枠22に対して圧接する如く付勢力を与えられる。
従って第1のナット部材26は、比較的小形な第1の付
勢部材28と第2の付勢部材30とによって効率よく付
勢され、バックラッシュを安定且つ的確に低減される。
【0035】[2]実施形態に示されたレンズユニット
15は、前記[1]に記載のレンズユニットであって、
前記駆動力伝達部26bは、前記レンズ枠22に対し、
当該レンズ枠22の移動方向と略直交する方向への相対
的変位を許容される態様で係合する係合部Nを有するこ
とを特徴としている。
【0036】上記レンズユニット15においては、レン
ズ枠22の移動方向とリードスクリュー25の軸方向と
の平行度が若干悪くても、その寸法誤差はレンズ枠22
に対する係合部Nの相対的変位によって吸収される。し
たがって軸間精度が緩和されることになる。かくして、
このレンズユニット15においては、駆動源24からの
駆動力をレンズ枠22に伝達する駆動力伝達系における
バックラッシュの低減効果に加え、レンズ枠22の移動
方向とリードスクリュー25の軸方向との軸間精度を緩
和する軸間精度緩和効果が、コンパクトな機構で同時に
実現される。したがってレンズユニット15の小型化が
はかれる。
【0037】[3]実施形態に示されたレンズユニット
15は、前記[1]又は[2]に記載のレンズユニット
であって、前記レンズ枠22は、移動方向に沿って対向
する一対の支持部材22c,22dと、この支持部材2
2c,22dで支持され前記第2の付勢部材30をガイ
ドする軸部材29とを備え、上記軸部材29で前記駆動
力伝達部26bの係合部Nを係止すると共に、この係止
した上記駆動力伝達部26bの係合部Nを前記第2の付
勢部材30にて付勢するように設けられていることを特
徴としている。
【0038】上記レンズユニット15においては、一対
の支持部材22c,22dで支持された軸部材29が、
第1のナット部材26の回動を規制する部材と、第2の
付勢部材30をガイドする部材とを兼ねているため、レ
ンズユニット15の小型化が図れる。
【0039】[4]実施形態に示されたレンズユニット
15は、前記[1]又は[2]又は[3]に記載のレン
ズユニットであって、前記第2のナット部材27は、当
該ナット部材27と前記軸部材29との間を連結するよ
うに設けられた回動規制部材31で自己の回動を規制さ
れることを特徴としている。
【0040】[5]実施形態に示されたレンズユニット
15は、前記[1]又は[2]又は[3]に記載のレン
ズユニットであって、前記第2のナット部材27は、当
該ナット部材27と前記第1のナット部材26との間を
連結するように設けられた回動規制部材51,61で自
己の回動を規制されることを特徴としている。
【0041】[6]実施形態に示されたレンズユニット
15は、前記[3]ないし[5]のいずれか一つに記載
のレンズユニットであって、前記軸部材は、前記レンズ
枠22を前記光軸OA方向へ移動させるガイド軸23
A,23Bであることを特徴としている。
【0042】上記レンズユニットにおいては、専用の軸
部材を格別に必要としない為、構成が簡単で小型に製作
可能である。
【0043】[7]実施形態に示されたレンズユニット
15は、前記[1]ないし[6]のいずれか一つに記載
のレンズユニットであって、前記第1のナット部材26
及び第2のナット部材27の少なくとも一方は、螺合部
R,Sが前記リードスクリュー25の軸と直交する方向
に向けて開放した構造を有していることを特徴としてい
る。
【0044】上記レンズユニット15においては、ナッ
ト部材をリードスクリュー25の中腹部に対し当該リー
ドスクリュー25の軸と直交する方向から螺合させるこ
とができる。このため組立性が著しく向上する。また螺
合部の開放構造により、前記リードスクリュー25の軸
と直交する方向への相対的変位が許容されるので、第1
のナット部材26の駆動力伝達部26bには、上記相対
的変位を許容するための手段を格別に講じなくても良
い。
【0045】[8]実施形態に示されたレンズユニット
15は、前記[1]ないし[7]のいずれか一つに記載
のレンズユニットであって、被写体から入射する光束を
折り曲げる反射光学部材14を備えたことを特徴として
いる。
【0046】[9]実施形態に示された電子カメラ10
は、前記[1]ないし[8]のいずれか一つに記載のレ
ンズユニット15を搭載したことを特徴としている。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、下記のような作用効果
を有するレンズユニット及び電子カメラを提供できる。
【0048】(a)第1のナット部材は、第1の付勢部
材および第2の付勢部材によって所要部位に所定の付勢
力を与えられる。従ってバックラッシュが殆どなく、撮
影姿勢に起因する焦点ずれ等が発生するおそれがない。
【0049】(b)レンズ枠の移動方向とリードスクリ
ューの軸方向との間の平行度に若干の誤差があっても、
その誤差はレンズ枠に対する駆動力伝達部における係合
部の相対的変位によって吸収される。その結果、軸間精
度を緩和することができ、高い加工精度や高精度の組付
け作業を要求されずにすむ。
【0050】(c)第1の付勢部材は、常に一定間隔を
置いて対向する第1,第2のナット部材間に介在してい
る。このため第1の付勢部材は小形のもので十分所要機
能を発揮できる。また軸部材は、第1のナット部材の回
動規制部材と、第2の付勢部材のガイド部材とを兼ねて
いる。さらにレンズ枠を案内するガイド部材を軸部材と
して用いた場合には専用の軸部材が不要となる。従って
大型化を招かずに済み、コンパクトな態様を維持でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る電子カメラの概略
的構成を示す図で、(a)はカメラの外観を示す斜視
図、(b)はカメラ内の部品配置状態を示す斜視図。
【図2】本発明の第1実施形態に係るレンズユニットの
構成を示す図で、(a)はレンズユニットを撮像素子と
共に示す斜視図、(b)は同ユニットの主要部の構成を
示す分解斜視図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係るレンズユニットの
主要部の構成を示す分解斜視図。
【図4】本発明の第3実施形態に係るレンズユニットの
主要部の構成を示す分解斜視図。
【符号の説明】
10…電子カメラ 11…撮影レンジ窓 12…ストロボ光照射窓 13…レリーズボタン OA…光軸 14…反射光学部材 15…レンズユニット 16…撮像素子 17…基板 18…回路基板 19…電池 20…補正系レンズ群 40…変倍系レンズ群 21…レンズ群 22…レンズ枠 23A…第1ガイド軸 23B…第2ガイド軸 25…リードスクリュー 24…ステッピングモータ(駆動源) 26,27…第1,第2のナット部材 26b…駆動力伝達部 28…第1の付勢部材 29…軸部材 30…第2の付勢部材 22c,22d及び22c′,22d′…支持部材 31,51,61…回動規制部材 32…Eリング N,W…長穴係合孔 R,S…螺合部(開放構造)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H044 BD01 BD11 BD15 BE03 BE08 2H101 DD65 FF00 5C022 AA13 AC42 AC54 AC74 AC78

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レンズを、当該レンズの光軸方向へ移動可
    能に保持するレンズ枠と、 駆動源によって回転駆動されるリードスクリューと、 このリードスクリューに所定間隔を置いて螺合され、上
    記リードスクリューの回転に伴って当該リードスクリュ
    ーの軸方向へ同時に移動する如く設けられた第1,第2
    のナット部材と、 前記第1のナット部材と第2のナット部材との間に設け
    られ、両ナットを互いに接近又は離反する方向へ付勢す
    る第1の付勢部材と、 前記第1のナット部材の一部に設けられ、前記リードス
    クリューからの駆動力を前記レンズ枠へ伝達して、当該
    レンズ枠を前記光軸方向へ移動させる駆動力伝達部と、 この駆動力伝達部を前記レンズ枠に対して圧接させる如
    く付勢力を与える第2の付勢部材と、 を備えたことを特徴とするレンズユニット。
  2. 【請求項2】前記駆動力伝達部は、前記レンズ枠に対
    し、当該レンズ枠の移動方向と略直交する方向への相対
    的変位を許容される態様で係合する係合部を有すること
    を特徴とする請求項1に記載のレンズユニット。
  3. 【請求項3】前記レンズ枠は、移動方向に沿って対向す
    る一対の支持部材と、この支持部材で支持され前記第2
    の付勢部材をガイドする軸部材とを備え、上記軸部材で
    前記駆動力伝達部の係合部を係止すると共に、この係止
    した上記駆動力伝達部の係合部を前記第2の付勢部材に
    て付勢するように設けられていることを特徴とする請求
    項1又は2に記載のレンズユニット。
  4. 【請求項4】前記第2のナット部材は、当該ナット部材
    と前記軸部材との間を連結するように設けられた回動規
    制部材で自己の回動を規制されることを特徴とする請求
    項1又は2又は3に記載のレンズユニット。
  5. 【請求項5】前記第2のナット部材は、当該ナット部材
    と前記第1のナット部材との間を連結するように設けら
    れた回動規制部材で自己の回動を規制されることを特徴
    とする1又は2又は3に記載のレンズユニット。
  6. 【請求項6】前記軸部材は、前記レンズ枠を前記光軸方
    向へ移動させるガイド軸であることを特徴とする請求項
    3ないし5のいずれか一つに記載のレンズユニット。
  7. 【請求項7】前記第1のナット部材及び第2のナット部
    材の少なくとも一方は、螺合部が前記リードスクリュー
    の軸と直交する方向に向けて開放した構造を有している
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一つに記
    載のレンズユニット。
  8. 【請求項8】被写体から入射する光束を折り曲げる反射
    光学部材を備えたことを特徴とする請求項1ないし7の
    いずれか一つに記載のレンズユニット。
  9. 【請求項9】上記請求項1ないし8のいずれか一つに記
    載のレンズユニットを搭載したことを特徴とする電子カ
    メラ。
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