JP2003293748A - 排気ガス浄化装置 - Google Patents

排気ガス浄化装置

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JP2003293748A JP2002104706A JP2002104706A JP2003293748A JP 2003293748 A JP2003293748 A JP 2003293748A JP 2002104706 A JP2002104706 A JP 2002104706A JP 2002104706 A JP2002104706 A JP 2002104706A JP 2003293748 A JP2003293748 A JP 2003293748A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】NOxトラップ触媒に関して、エンジンから排
出されるSOxが微量であっても堆積量が正確に推定さ
れるようにして、NOxトラップ触媒の再生を適時に行
う。 【解決手段】運転状態により、エンジンから所定時間毎
に排出されるSOxの量を変化分基本値Dslfbとし
て算出する。一方、NOxトラップ触媒の活性状態によ
り、上記所定時間当たりにNOxトラップ触媒に堆積し
うる量の最大値として変化分上限値Dslfmxを算出
する。DslfbとDslfmxとのうち小さな方の値
を堆積量変化分Dslfに設定し、Dslfを積算する
ことで堆積量Sslfを求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、内燃機関に備えら
れる排気ガス浄化装置に関し、詳細には、いわゆるNO
xトラップ触媒に堆積した硫黄分を除去して、この触媒
を再生させるための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】NOxトラップ触媒は、排気ガスの空燃
比がリーンを示す高空燃比であるときに排気ガスに含ま
れる窒素酸化物、すなわち、NOxをトラップする一
方、同空燃比がリッチを示す低空燃比となると、トラッ
プしているNOxを脱離するとともに、これを浄化して
放出する。このような性質を持つNOxトラップ触媒を
排気通路に介装して、リーンバーンエンジンにおけるエ
ミッションの低減を図っている。
【0003】ここで、NOxトラップ触媒には、NOx
だけでなく排気ガスに含まれる硫黄酸化物(以下「SO
x」という。)も堆積するが、この硫黄分堆積量が過大
となると、触媒本来の機能であるNOxトラップ能力に
低下をきたす。従って、NOxトラップ触媒に堆積して
いるSOxを除去するための再生処理を定期的に行う必
要がある。この再生処理を適時に行うには、堆積してい
るSOxの量を正確に把握することが重要である。
【0004】特開2000−234512号公報には、
SOx吸収剤(NOxトラップ触媒とは異なる。)に堆
積しているSOxの量を推定するための方法が開示され
ている。同公報では、エンジンから所定時間毎に排出さ
れるSOxの量SOXexに、SOx吸収剤の活性状態
(ここでは、吸収剤入口排気温度で代表される。)に応
じた係数Sa1を乗じた値を積算して、現時点でのSO
xの堆積量SOXを推定している。
【0005】 SOX=SOX+SOXex×Sa1 ・・・(1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
開公報は、SOxの堆積量を推定するための方法を開示
するものではあるが、NOxトラップ触媒に関する方法
を開示しているわけではない。また、同公報開示の技術
では、(1)式が示すように、SOx吸収剤の活性状態
に応じて一律に定められる係数Sa1を所定時間当たり
の排出量SOXexに乗じた値を、新たに堆積するSO
xの量としている。すなわち、従来は、エンジンからの
排出量に、活性状態に応じた相対的なSOx吸収限界を
定める係数Sa1を乗じることによっていたわけであ
る。そのため、エンジンから排出されるSOxが微量で
あれば、活性状態が悪いときであってもその全量が吸収
されうるにも拘わらず、完全に活性していると判断され
るSa1=1の場合を除いてこのうちの一部しか吸収さ
れないものとされ、堆積量が正確に推定されない場合が
あった。
【0007】そこで、本発明は、NOxトラップ触媒の
SOx吸収限界をその活性状態に応じた絶対的な量とし
て定め、エンジンから排出されるSOxが微量であって
も堆積量が正確に推定されるようにして、NOxトラッ
プ触媒の再生を適時に行うことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に記
載の発明では、内燃機関に備えられる排気ガス浄化装置
を、排気ガスに含まれるNOxをトラップして除去する
ためのNOxトラップ触媒と、このNOxトラップ触媒
に堆積しているSOxの量を推定する堆積量推定手段
と、推定された堆積量に基づいて前記NOxトラップ触
媒が再生時期にあることを判断する再生時期判断手段
と、前記NOxトラップ触媒を再生させる際に、NOx
トラップ触媒に堆積しているSOxを除去するための処
理を行う再生制御手段と、を含んで構成し、堆積量推定
手段を、前記NOxトラップ触媒に所定時間毎に堆積す
るSOxの量である堆積量変化分を積算して現時点での
SOxの堆積量を推定する場合に、機関から前記所定時
間当たりに排出されるSOxの量である変化分基本値を
算出する基本値演算手段と、SOxが前記NOxトラッ
プ触媒に前記所定時間当たりに堆積することができる量
の、NOxトラップ触媒の活性状態に応じた最大値であ
る変化分上限値を算出する上限値演算手段と、算出され
た変化分基本値及び変化分上限値のうち小さい方の値を
前記堆積量変化分に設定する堆積量変化分設定手段と、
を含んで構成した。
【0009】請求項2に記載の発明では、機関回転数が
高いときほど、また燃料噴射量が多いときほど変化分基
本値を大きな値とすることとした。請求項3に記載の発
明では、前記NOxトラップ触媒の担体温度を検出する
担体温度検出手段を更に含んで構成し、変化分上限値を
検出された担体温度に基づいて算出することとした。
【0010】請求項4に記載の発明では、前記担体温度
がNOxトラップ触媒の活性温度よりも高い第1の所定
温度未満であるときに、前記担体温度が高いときほど変
化分上限値を大きな値とする一方、前記担体温度がこの
所定温度以上であるときに、前記担体温度が高いときほ
ど変化分上限値を小さな値とすることとした。請求項5
に記載の発明では、前記担体温度が前記第1の所定温度
よりも低い第2の所定温度未満であるときに変化分上限
値を0とすることとした。
【0011】請求項6に記載の発明では、前記第2の所
定温度をNOxトラップ触媒の活性温度とした。請求項
7に記載の発明では、SOxの堆積量が第1の所定値を
上回った時に前記NOxトラップ触媒が再生時期にある
と判断し、SOxの堆積量が前記第1の所定値よりも小
さな第2の所定値を下回った時に前記NOxトラップ触
媒の再生を終了することとした。
【0012】請求項8に記載の発明では、前記第1の所
定値を、機関回転数が高いときほど、また燃料噴射量が
多いときほど小さな値に変更することとした。
【0013】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、NOxト
ラップ触媒の活性状態に応じて定められる変化分上限値
を変化分基本値が上回る場合は、新たに堆積するSOx
の量である堆積量変化分に変化分上限値が設定される。
一方、変化分基本値が変化分上限値を下回る場合、すな
わち、SOxの排出量がNOxトラップ触媒のSOx吸
収限界に達していない場合は、堆積量変化分に変化分基
本値が設定される。このように、本発明によれば、NO
xトラップ触媒の活性状態に応じた絶対的な量としての
変化分上限値と、変化分基本値との比較により堆積量変
化分が設定されるので、排出されるSOxの量の多少に
よらず、堆積量を簡単、かつ正確に推定することができ
る。
【0014】請求項2に係る発明によれば、機関運転状
態に基づいて変化分基本値を正確に算出することができ
る。請求項3に係る発明によれば、担体温度により、N
Oxトラップ触媒の活性状態に応じた変化分上限値を容
易に算出することができる。請求項4に係る発明によれ
ば、担体温度が高いときほど変化分上限値を大きな値と
することで、変化分上限値をNOxトラップ触媒の活性
状態に即したものとすることができる。また、第1の所
定温度以上であるときに担体温度が高いときほど変化分
上限値を小さな値とすることで、堆積しているSOxが
燃焼して除去される分の収支結果として変化分上限値を
算出することができ、構成を簡略化することができる。
【0015】請求項5,6に係る発明によれば、担体温
度が活性温度未満であるときに変化分上限値を0とする
ことで、NOxトラップ触媒の未活性時において、正確
な堆積量変化分を設定することができる。請求項7に係
る発明によれば、SOxの堆積量が第1及び第2の所定
値を過ぎったことによりNOxトラップ触媒の再生の終
始を定めることで、簡単ながら的確な期間に再生を行わ
せることができる。
【0016】請求項8に係る発明によれば、機関回転数
が高いときほど、また燃料噴射量が多いときほど第1の
所定値を小さな値に変更することで、排気ガスが高温で
あり、NOxトラップ触媒からSOxを除去するための
排気ガスの温度上昇代が小さくて済むときに再生を行わ
せることができ、効率的である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
の実施の形態について説明する。図1は、本発明の一実
施形態に係る排気ガス浄化装置を備えるディーゼルエン
ジン(以下「エンジン」と略す。)1の構成を示してい
る。本排気ガス浄化装置は、NOxトラップ触媒2と、
ディーゼルパティキュレートフィルター(以下「DP
F」と略す。)3とを含んで構成され、NOxトラップ
触媒2が上流側に位置している。
【0018】NOxトラップ触媒2は、ハニカム状の担
体内面を触媒成分の層でコーティングして構成される。
そして、排気ガスがリーンを示す高空燃比であるときに
排気ガスに含まれるNOxをトラップして、排気ガスか
ら除去する一方、排気ガスがリッチを示す低空燃比とな
ると、トラップしているNOxを脱離するとともに、還
元して放出する。
【0019】DPF3は、エンジン1から排出されるパ
ティキュレートをろ過捕集することのできる程度に細か
い多孔質セラミック等のハニカム状成型体であり、蜂の
巣状の通路が入口若しくは出口側で交互に閉塞されてい
る。また、通路壁面が未燃焼燃料成分や、一酸化炭素を
浄化するための酸化触媒を触媒成分とする層でコーティ
ングされている。
【0020】エンジン本体に接続された吸気通路11に
は、導入部に図示しないエアクリーナが取り付けられて
おり、ここで、吸入空気中に浮遊する粉塵等が除去され
る。そして、エアクリーナの直ぐ下流に設置された熱線
式エアフローメータ31により吸入空気量が検出され
る。エアフローメータ31からの吸入空気量検出信号
は、エンジンコントローラ(以下「ECU」と略す。)
21に入力される。ECU21へは、この他に、NOx
トラップ触媒2に設置した温度センサ32からの担体温
度検出信号、クランク角センサ33からのクランク角位
置検出信号(これに基づいてエンジン回転数Neを算出
する。)、アクセルセンサ34からのアクセル開度検出
信号、水温センサ35からの冷却水温度検出信号が入力
される。
【0021】吸気通路11には、可変ノズル式ターボチ
ャージャ12のコンプレッサ部12aが介装されてお
り、エアフローメータ31を通過した吸入空気は、コン
プレッサ部12aにより圧縮されて送り出される。コン
プレッサ部12aにより圧送された吸入空気は、マニホ
ールド部において各気筒に分配される。エンジン1で
は、サージタンク13上流に絞り弁14を設置し、これ
によりサージタンク13内を負圧状態にすることができ
るようにしている。絞り弁14は、ECU21からの制
御信号に基づいて駆動するステッピングモータ等のアク
チュエータにより開閉させる。
【0022】エンジン本体には、各気筒の燃焼室の上部
略中央に臨ませて電子制御式燃料噴射弁(以下「インジ
ェクタ」という。)15,15…が設置されている。燃
料は、燃料ポンプにより所定圧力に圧縮され、コモンレ
ール16を介して各インジェクタに15供給される。イ
ンジェクタ15は、ECU21からの制御信号に基づい
て開駆動し、所定量の燃料を筒内に直接噴射する。
【0023】排気通路17には、ターボチャージャ12
のタービン部12bが設置されている。タービン部12
bのタービンホイールと、コンプレッサ部12aのコン
プレッサホイールとはシャフトにより剛的に結合されて
おり、タービン部12bに流入した排気ガスがタービン
ホイールを回転させることでコンプレッサホイールが回
転する。
【0024】また、タービン部12b上流の排気通路1
7のうちマニホールド部の合流点よりも下流側をサージ
タンク13と連通させて、排気還流(以下「EGR」と
略す。)のための通路18を形成している。このEGR
通路18に制御弁19を介装し、還流される排気ガスの
量を調節することができるようにしている。EGR弁1
9もECU21により制御する。
【0025】タービン部12bを通過した排気ガスは、
NOxトラップ触媒2及びDPF3を経て大気中に放出
される。このとき、NOxトラップ触媒2において排気
ガスからNOxとともにSOxが除去されるが、SOx
が過剰に堆積すると、触媒本来の機能であるNOxトラ
ップ能力に低下をきたす。そこで、NOxトラップ触媒
2に堆積しているSOxを定期的に除去し、この触媒2
を再生させる必要がある。
【0026】次に、本実施形態に係るNOxトラップ触
媒2の再生制御について、フローチャートを参照して説
明する。図2は、NOxトラップ触媒再生処理ルーチン
のフローチャートを示している。ステップ(以下「S」
と略す。)では、現時点においてNOxトラップ触媒2
に堆積しているSOxの量であるS被毒量Sslf、エ
ンジン回転数Ne及び燃料噴射量Qfを読み込む。Ss
lfは、後述するS被毒量推定演算ルーチンで推定され
る。
【0027】ここで、燃料噴射量設定ルーチンについて
説明する。同ルーチンを示す図3において、S101で
は、エンジン回転数Ne及びアクセル開度Clを読み込
む。S102では、読み込んだNe及びClに基づいて
基本噴射量Mqdrvを算出する。Mqdrvは、図4
に示すマップから検索して求め、Clが大きいときほど
大きな値とされ、一定のClに対してNeが高いときほ
ど小さな値とされる。S103では、Mqdrvに水温
等に応じた各種補正を施し、その結果を燃料噴射量Qf
とする。
【0028】S2では、エンジン回転数Neが下限値N
EregLと、上限値NEregHとにより定められる
所定の範囲内にあるか否かを判定する。この範囲内にあ
ると判定した場合はS3へ進み、それ以外の場合は本ル
ーチンをリターンする。S3では、燃料噴射量Qfが下
限値QFregLと、上限値QFregHとにより定め
られる所定の範囲内にあるか否かを判定する。この範囲
内にあると判定した場合はS4へ進み、それ以外の場合
は本ルーチンをリターンする。S2,3により、エンジ
ン1がNOxトラップ触媒2を再生させることが可能な
運転状態にあるか否かを判定する。
【0029】S4では、NOxトラップ触媒2を再生さ
せるべき時期となったことを判定するためのスライスレ
ベルSslfSLHと、再生を終了させる際の許可を与
えるためのスライスレベルSslfSLLとを演算す
る。これらのスライスレベルの演算については後述す
る。なお、SslfSLHが「第1の所定値」に相当
し、SslfSLLが「第2の所定値」に相当する。
【0030】S5では、再生実行判定フラグFdesの
値が0であるか否かを判定する。Fdesには、後述す
るようにNOxトラップ触媒2を再生させている最中に
1が代入され、それ以外の通常時に0が代入される。F
des=0であると判定した場合はS6へ進み、それ以
外の場合はS8へ進む。S6では、S被毒量Sslfが
スライスレベルSslfSLHを上回ったか否かを判定
する。上回ったと判定した場合はS7へ進み、それ以外
の場合は本ルーチンをそのままリターンする。
【0031】S7では、NOxトラップ触媒2に許容量
を上回る量のSOxが堆積し、再生時期となったと判断
する。そして、フラグFdesに1を代入してから本ル
ーチンをリターンする。一方、S5においてフラグFd
esが0ではなく、NOxトラップ触媒2を再生させて
いる最中であると判定した場合は、S8へ進んでS被毒
量SslfがスライスレベルSslfSLLを下回った
か否かを判定する。下回ったと判定した場合はS9へ進
み、それ以外の場合は本ルーチンをそのままリターンす
る。
【0032】S9では、NOxトラップ触媒2に堆積し
ていたSOxの処理が進み、再生が終了したと判断す
る。そして、フラグFdesに0を代入してから本ルー
チンをリターンする。次に、S被毒量推定演算ルーチン
について説明する。同ルーチンのフローチャートを示す
図5において、S11では、エンジン回転数Ne、燃料
噴射量Qf及び担体温度Tmpbedを読み込む。本実
施形態では、TmpbedをNOxトラップ触媒2に設
置した温度センサ32からの信号により直接検出する
が、エンジン1の運転状態(例えば、回転数及び負荷)
から求めた排気ガスの温度を基本値とし、これに所定の
遅れを持たせることで推定値として検出することも可能
である。
【0033】S12では、変化分基本値Dslfbを算
出する。Dslfbは、エンジン1から所定時間(ここ
では、本ルーチンの実行周期である10ms)毎に排出
されるSOxの量であり、エンジン1の運転状態に応じ
て変化する。本ルーチンが10ms等の一定周期毎に繰
り返されることや、SOxの排出量が燃料噴射量に概ね
比例することから、Dslfbは、KDESを係数とし
て、次のようにNe,Qf及びKDESを乗じることで
求める。
【0034】 Dslfb=Ne×Qf×KDES ・・・(2) S13では、変化分上限値Dslfmxを算出する。D
slfmxは、SOxがNOxトラップ触媒2に上記所
定時間当たりに堆積することができる量の最大値であ
り、触媒2の活性状態に応じて定まる。そこで、活性状
態を代表する担体温度Tmpbedに基づいて、図6に
示すマップから検索して求める。
【0035】DslfmxとTmpbedとの関係を示
す図6において、変化分上限値Dslfmxは、担体温
度Tmpbedが活性温度T1(ここでは、200℃)
未満であるときに0の値をとる。これは、NOxトラッ
プ触媒2が未活性のうちはSOxがトラップされないた
めである。そして、TmpbedがT1以上となると、
Tmpbedの上昇に応じてDslfmxが増大する。
TmpbedがNOxトラップ触媒2の再生可能温度T
3(ここでは、600℃)以上となると、後述するよう
に再生が実行されるため、Dslfmxは負の値であ
り、かつTmpbedの上昇に応じて減少する。ここ
で、T3よりもやや低い温度T2(例えば、550℃)
からT3までの間でDslfmxが減少している。これ
は、NOxトラップ触媒2がある程度の高温状態となる
と、堆積しているSOxが燃焼して除去されるためであ
る。なお、温度T2が「第1の所定温度」に相当し、温
度T1が「第2の所定温度」に相当する。
【0036】図5に戻り、S14では、変化分基本値D
slfbが変化分上限値Dslfmx以下であるか否か
を判定する。DslfbがDslfmx以下であると判
定した場合はS15へ進み、それ以外の場合はS16へ
進む。S15では、堆積量変化分Dslfに変化分基本
値Dslfbを設定する(Dslf=Dslfb;但
し、Dslfb≦Dslfmx)。S16では、堆積量
変化分Dslfに変化分上限値Dslfmxを設定する
(Dslf=Dslfmx;但し、Dslfb>Dsl
fmx)。
【0037】S17では、前回のルーチンにおいて推定
したS被毒量Sslfに堆積量変化分Dslfを加え
て、現時点でのSslfを推定する(Sslf=Ssl
f+Dslf)。S18では、S被毒量Sslfを所定
の範囲内に制限する。すなわち、Sslfが上限値SS
LFHを上回る場合はSslfをSSLFHとし、Ss
lfが下限値SSLFLを下回る場合はSslfをSS
LFLとする。推定したSslfは、その都度記憶して
おく。
【0038】次に、スライスレベル設定ルーチンについ
て説明する。同ルーチンのフローチャートを示す図7に
おいて、S21では、機関運転状態としてエンジン回転
数Ne及び燃料噴射量Qfを読み込む。S22では、N
eとQfとの積をスライスレベル設定指標Sslfjd
gに設定する。Sslfjdgは、回転数と負荷とに応
じて割り付けたマップから検索することもできる。
【0039】S23では、スライスレベルSslfSL
Hを算出する。SslfSLHは、設定指標Sslfj
dgに応じて割り付けた図8に示すマップから検索す
る。SslfSLHは、Sslfjdgが大きいときほ
ど、すなわち、Neが高く、かつQfが多いときほど小
さな値に設定される。S24では、スライスレベルSs
lfSLLを算出する。SslfSLLは、図8(b)
に示すマップから検索し、スライスレベルSslfSL
Hと同様にSslfjdgが大きいときほど小さな値に
設定される。但し、Sslfjdgが一定のもとで、S
slfSLHよりも小さな値とされる(SslfSLL
<SslfSLH)。
【0040】 次に、ECU21の動作をタイムチャート
により説明する。図9は、S被毒量Sslfの変化を示
している。 ECU21は、エンジン回転数Ne及び燃料
噴射量Qfに基づいてスライスレベルSslfSLH,
SslfSLLを設定する(S4)。そして、現時点で
のS被毒量Sslfを、SOxがNOxトラップ触媒2
に所定時間毎に堆積する量を積算することで推定する。
すなわち、図9(b)に示すように、エンジン1から排
出されるSOxの量に相当する変化分基本値Dslfb
と、NOxトラップ触媒2の活性状態に応じたSOx吸
収限界である変化分上限値Dslfmxとのうち小さい
方の値を、堆積量変化分Dslfとして積算することで
推定する(S17)。時刻t1においてSslfがスラ
イスレベルSslfSLHを上回ったと判定すると、N
Oxトラップ触媒2の再生時期となったと判断し、再生
実行判定フラグFdesを0から1に変更する(S
7)。
【0041】NOxトラップ触媒2を再生させる際にE
CU21は、堆積しているSOxを除去するための処理
を次のように行う。NOxトラップ触媒2の再生のため
には、触媒2が所定の再生可能温度(ここでは、600
℃)以上となっている必要がある。ディーゼルエンジン
からの排気ガスの温度は、通常はこの温度未満である。
従って、まず、NOxトラップ触媒2を再生可能温度に
まで加熱するべく、排気ガスの温度を上昇させるための
モードでエンジン1を運転させる。このモードでは、機
関出力のための燃料噴射後に更に燃料を噴射するポスト
噴射により、排気ガスの空気過剰率を低くする(リッチ
にする)ことで排気ガスの温度を上昇させる。あるい
は、絞り弁14を制御したり、EGR弁19を制御した
りすることによっても排気ガスの温度を上昇させること
ができる。
【0042】NOxトラップ触媒2が再生可能温度とな
ると、ECU21は、再生を実行するためのモードに移
らせる。すなわち、排気ガスの空気過剰率を略1とし、
ストイキ相当とすることで、NOxトラップ触媒2に堆
積しているSOxを放出させる。NOxトラップ触媒2
を再生させているときのS被毒量Sslfは、図6に示
すマップにおいて、担体温度Tmpbedが600℃以
上の領域で変化分上限値Dslfmxが負の値に設定さ
れることで推定される。すなわち、再生中は、負の値を
持つDslfmxを堆積量変化分Dslfに設定し(S
16)、Sslfを逐次に減じていくことで推定する
(S17)。時刻t2においてSslfがスライスレベ
ルSslfSLLを下回ったと判定すると、NOxトラ
ップ触媒2が再生したと判断し、フラグFdesを1か
ら0に変更する(S9)。
【0043】以上のように、本実施形態に係る排気ガス
浄化装置では、第1に、担体温度Tmpbedに基づい
て算出される変化分上限値Dslfmxと、変化分基本
値Dslfbとを比較し、小さい方の値を堆積量変化分
Dslfに設定することとした。換言すれば、NOxト
ラップ触媒2の活性状態に応じたSOx吸収限界を、量
としての変化分上限値Dslfmxで定め、これと変化
分基本値Dslfbとを比較して堆積量変化分Dslf
を設定することとした。従って、Dslfmxを超えな
い限り、活性状態が悪いときであっても排出されたSO
xの全量がNOxトラップ触媒2に堆積するとの推定が
可能となる。一方、完全に活性しているときであって
も、Dslfmxを超えていれば一部のSOxのみが堆
積するとの推定も可能となる。このように、本実施形態
によれば、簡単ながら、S被毒量Sdlfを正確に推定
することができる。
【0044】第2に、図6に示すように、SOxがNO
xトラップ触媒2に堆積する温度T1〜T3の領域にお
いて、T3よりもやや低い温度T2以上のときに変化分
上限値Dslfmxを減少させるようにした。このた
め、燃焼によりSOxが除去される分の収支結果として
Dslfmxを算出することができる。また、再生可能
温度T3以上の領域において、変化分上限値Dslfm
xを負の値に設定するとともに、担体温度Tmpbed
が高いときほど小さな値として算出されるようにした。
このため、再生により減少するSOxの量を、マップを
別途設けることなく変化分上限値Dslfmxという1
つの基準を設定するだけで推定することができる。
【0045】第3に、NOxトラップ触媒2の再生時期
の判断に際して、スライスレベルSslfSLHをエン
ジン回転数Ne及び燃料噴射量Qfに応じて、これらが
大きいときほど小さな値に変更するようにしたことで、
効率的にSOxを除去することができる。NOxトラッ
プ触媒2の再生には触媒温度を上昇させる必要があると
ころ、このような運転状態では排気ガスが高温となって
いる(排気温度は、機関出力に概ね比例する傾向があ
る。)ので、再生のための排気ガスの温度上昇代が小さ
くてよい。このときにSslfSLHが小さな値に設定
されていれば、次の再生時期の判断が下り易くなる。す
なわち、排気ガスの温度上昇代が小さく、燃費をそれ程
悪化させなくて済む条件のもとでNOxトラップ触媒2
の再生が積極的に行われることとなる。
【0046】なお、本実施形態に関して、図5全体が堆
積量推定手段を構成し、図2のS4〜7が再生時期判断
手段を構成し、図2のS8,9と、排気ガスの昇温及び
その後の再生の実行のための処理とが再生制御手段を構
成し、温度センサ32が担体温度検出手段を構成する。
また、図5において、S12が基本値演算手段を構成
し、S13が上限値演算手段を構成し、S14〜16が
堆積量変化分設定手段を構成する。
【0047】以上では、図6において、NOxトラップ
触媒2を再生させる際のS被毒量Sslfの減少を、変
化分上限値Dslfmxを負の値に設定することで、D
slfmxという1つの変数を用いて推定する場合を例
に説明した。しかしながら、他の実施形態として、例え
ば、同図に示す担体温度Tmpbedが再生可能温度T
3以上の領域でDslfmxの値を0に設定するととも
に、再生時のために堆積量減少値マップを別に設定し、
これらのマップを再生実行判定フラグFdesの値に応
じて使い分けることとしてもよい。このようにすれば、
NOxトラップ触媒2の再生時以外の通常時に排気ガス
が高温となった場合に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る排気ガス浄化装置を
備えるディーゼルエンジンの構成
【図2】NOxトラップ触媒再生処理ルーチンのフロー
チャート
【図3】燃料噴射量設定ルーチンのフローチャート
【図4】基本噴射量Mqdrvの設定
【図5】S被毒量推定演算ルーチンのフローチャート
【図6】変化分上限値Dslfmxの変化
【図7】スライスレベル設定ルーチンのフローチャート
【図8】スライスレベルSslfSLH,SslfSL
Lの設定
【図9】S被毒量Sslfの変化
【符号の説明】
1…ディーゼルエンジン 2…NOxトラップ触媒 3…ディーゼルパティキュレートフィルター(DPF) 11…吸気通路 14…絞り弁 15…インジェクタ 17…排気通路 18…EGR通路 19…EGR弁 21…エンジンコントローラ(ECU)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F01N 3/28 301 F02D 45/00 314Z F02D 45/00 314 B01D 53/36 ZABK (72)発明者 三浦 学 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 白河 暁 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3G084 AA01 BA05 BA08 BA09 BA13 BA15 BA20 BA24 DA10 DA27 EA11 EB01 EB22 EC04 FA07 FA10 FA20 FA33 FA38 3G091 AA10 AA11 AA18 AA28 AB02 AB06 AB13 BA11 BA14 BA15 BA19 BA32 BA33 BA34 CB02 CB07 DA01 DA02 DB06 DB10 DB13 EA01 EA05 EA07 EA16 EA18 EA30 EA31 FB10 GA06 GB17X HA14 HA15 HA39 HB05 HB06 4D048 AA06 AB07 BC01 BD01 BD02 DA01 DA02 DA13 DA20 EA04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関に備えられる排気ガス浄化装置で
    あって、 排気ガスに含まれるNOxをトラップして除去するため
    のNOxトラップ触媒と、 このNOxトラップ触媒に堆積しているSOxの量を推
    定する堆積量推定手段と、 推定された堆積量に基づいて前記NOxトラップ触媒が
    再生時期にあることを判断する再生時期判断手段と、 前記NOxトラップ触媒を再生させる際に、NOxトラ
    ップ触媒に堆積しているSOxを除去するための処理を
    行う再生制御手段と、を含んで構成され、 堆積量推定手段が、前記NOxトラップ触媒に所定時間
    毎に堆積するSOxの量である堆積量変化分を積算して
    現時点でのSOxの堆積量を推定するものである場合
    に、 機関から前記所定時間当たりに排出されるSOxの量で
    ある変化分基本値を算出する基本値演算手段と、 SOxが前記NOxトラップ触媒に前記所定時間当たり
    に堆積することができる量の、NOxトラップ触媒の活
    性状態に応じた最大値である変化分上限値を算出する上
    限値演算手段と、 算出された変化分基本値及び変化分上限値のうち小さい
    方の値を前記堆積量変化分に設定する堆積量変化分設定
    手段と、を含んで構成される排気ガス浄化装置。
  2. 【請求項2】基本値演算手段が、機関回転数が高いとき
    ほど、また燃料噴射量が多いときほど大きな値の変化分
    基本値を算出する請求項1に記載の排気ガス浄化装置。
  3. 【請求項3】前記NOxトラップ触媒の担体温度を検出
    する担体温度検出手段を更に含んで構成され、 上限値演算手段が、変化分上限値を検出された担体温度
    に基づいて算出する請求項1又は2に記載の排気ガス浄
    化装置。
  4. 【請求項4】上限値演算手段が、前記担体温度がNOx
    トラップ触媒の活性温度よりも高い第1の所定温度未満
    であるときに、前記担体温度が高いときほど大きな値の
    変化分上限値を算出する一方、前記担体温度がこの所定
    温度以上であるときに、前記担体温度が高いときほど小
    さな値の変化分上限値を算出する請求項3に記載の排気
    ガス浄化装置。
  5. 【請求項5】上限値演算手段が、前記担体温度が前記第
    1の所定温度よりも低い第2の所定温度未満であるとき
    に変化分上限値を0とする請求項4に記載の排気ガス浄
    化装置。
  6. 【請求項6】前記第2の所定温度がNOxトラップ触媒
    の活性温度である請求項5に記載の排気ガス浄化装置。
  7. 【請求項7】再生時期判断手段が、SOxの堆積量が第
    1の所定値を上回った時に前記NOxトラップ触媒が再
    生時期にあると判断し、 再生制御手段が、SOxの堆積量が前記第1の所定値よ
    りも小さな第2の所定値を下回った時に前記NOxトラ
    ップ触媒の再生を終了する請求項1〜6のいずれかに記
    載の排気ガス浄化装置。
  8. 【請求項8】再生時期判断手段が、前記第1の所定値
    を、機関回転数が高いときほど、また燃料噴射量が多い
    ときほど小さな値に変更する請求項7に記載の排気ガス
    浄化装置。
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