JP2003291927A - カップの集塵装置 - Google Patents

カップの集塵装置

Info

Publication number
JP2003291927A
JP2003291927A JP2002103822A JP2002103822A JP2003291927A JP 2003291927 A JP2003291927 A JP 2003291927A JP 2002103822 A JP2002103822 A JP 2002103822A JP 2002103822 A JP2002103822 A JP 2002103822A JP 2003291927 A JP2003291927 A JP 2003291927A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cup
dust
vacuum box
air
vacuum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002103822A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Araki
正視 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AISAN SEISAKUSHO KK
Original Assignee
AISAN SEISAKUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AISAN SEISAKUSHO KK filed Critical AISAN SEISAKUSHO KK
Priority to JP2002103822A priority Critical patent/JP2003291927A/ja
Publication of JP2003291927A publication Critical patent/JP2003291927A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 カップに付着した異物を完全に除去すること
が出来るカップの集塵装置を提供する。 【解決手段】 コンベア装置によって搬送されるカップ
4に付着した塵等の異物を除去するカップ集塵装置8に
於いて、バキューム装置に接続された真空ボックス17
をコンベア装置の上方に配置し、かつ該真空ボックス1
7内に静電気を除電し得る2本の除電極19が所定の間
隔を保って平行に並列し、これ等の除電極19の間に空
気を噴出し得る空気噴出ノズル20を下方に向け吊り下
げて配置して構成する。これにより、除電極19でカッ
プ4の除電をしながら空気噴出ノズル20でカップ4に
付着している異物を剥離して舞い上がらせ、さらに舞い
上がって拡散される異物をバキューム装置によって吸引
して、カップ4に付着した異物を完全に除去することが
出来る。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、アイスクリーム用
等に使用されるカップの集塵装置に係り、特に、コンベ
ア装置によって充填装置に移送されるカップに付着した
塵等の異物を略完全に除去することが出来るカップの集
塵装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、アイスクリーム等を充填して使用
されるカップは、カップ供給装置からコンベア装置に支
給されるものをそのまま充填機に搬送し、アイスクリー
ム等を充填して使用していた。 【0003】近年、食品衛生法等によって、アイスクリ
ーム等の食品を充填して使用するカップ等の容器内に塵
等の異物が付着しているものについては、これ等の異物
を完全に除去した後で食品を充填して使用するように指
導されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】然るに、前述のように
カップ等の容器内に付着した異物を除去するためには、
容器内にエアーを吹き付けて容器内に付着した異物を容
器外に吹き飛ばして除去する方法、或は容器の周りの空
気をバキュームで吸引して容器の内外に付着した異物を
除去する方法等が考えられるが、いずれの方法を実施し
ても、容器内の異物を完全に除去することは極めて困難
である問題があった。 【0005】本発明者が、いずれの理由によって容器内
の異物を完全に除去することが出来ないのかについて長
期間に渡って実験を重ねて研究した結果、容器自体或は
この容器に付着している異物が静電気を帯びている場合
には、異物を容器内から仲々完全に除去することが困難
であることを究明した。 【0006】特に、容器に付着する異物が、例えば髪の
毛や樹脂微粉末であるような場合には、静電気が帯電し
易く、かつ容器内に付着すると、エアーを吹き付けたり
或はバキュームで吸引しても仲々完全に除去することが
出来ない問題があった。 【0007】本発明に係るカップの集塵装置は、前述の
問題点に鑑み開発された全く新しい技術であって、特
に、カップを収納し得るバキューム装置に接続された真
空ボックスの中に、空気噴出ノズルと除電極とを夫々配
置し、除電極でカップ及びそのカップに付着した塵等の
異物の除電をしながら空気噴出ノズルでカップに付着し
ている異物を剥離して舞い上がらせ、さらに舞い上がっ
て拡散される異物をバキューム装置によって吸引して、
カップに付着した異物を完全に除去することが出来る新
規な技術を提供するものである。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明に係るカップの集
塵装置は、前述の問題点を根本的に改善した技術であっ
て、その発明の要旨は、コンベア装置によって搬送され
るカップに付着した塵等の異物を除去する装置に於い
て、バキューム装置に接続された真空ボックスをコンベ
ア装置の上方所定位置に配置し、かつ該真空ボックス内
に移送されたカップに空気を噴出し得るノズルと静電気
を除去し得る除電極を配置して構成したことを特徴とし
たカップの集塵装置である。 【0009】本発明に係るカップの集塵装置は、バキュ
ーム装置に接続された真空ボックスをコンベア装置の上
方所定位置に配置したので、コンベア装置によって搬送
されるカップをこの真空ボックス内に収納し、かつカッ
プに付着した塵等の異物を自動的に吸引除去することが
出来る。 【0010】本発明の装置に於いては、前記真空ボック
ス内に空気を噴出し得るノズルと静電気を除電し得る除
電極を夫々配置したので、除電極によってカップ及びカ
ップに付着した異物を除電すると共に、ノズルから空気
を噴出することによって除電された異物をカップより剥
離して拡散させ、同時に前述のバキューム装置によって
異物を吸引除去することが出来る。 【0011】 【発明の実施の形態】図により本発明に係るカップの集
塵装置の一実施例を具体的に説明すると、図1は本発明
に係る集塵装置をコンベア装置の所定位置に配置した状
態の全体側面図、図2は図1の平面図、図3は本発明に
係る集塵装置の要部の使用側面図、図4は図3の本発明
に係る集塵装置の構成及び部品を示す説明図である。 【0012】図1及び図2に於いて、本発明に係るカッ
プの集塵装置の配置位置及びその役割について説明す
る。図に於いて、Aはアイスクリーム充填装置であっ
て、カップを搬送し得るコンベア装置1に沿って、上流
側から下流側に向って後述のような装置が順に並列して
配置されている。 【0013】即ち、2はカップストッカー、3はカップ
ストッカー2の下方に配置されたカップ反転ターレット
であって、カップストッカー2より供給されるカップ4
を反転しながら前記コンベア装置1に送る役割をしてい
る。5は印字機であって、カップ反転ターレット3の上
流側に配置されている。 【0014】6はカップ押込み機であって、カップスト
ッカー2よりコンベア装置1に支給されたカップ4をコ
ンベア装置1のモールド7により正確に押込むことが出
来るように構成されている。8はカップ集塵装置であっ
て、コンベア装置1に供給されたカップ4内に付着した
ゴミ等の異物を除去する役割をしている。9は充填装置
であって、コンベア装置1によって搬送されて来るカッ
プ4内にアイスクリームを充填することが出来るように
構成されている。 【0015】10はシール蓋供給機、11はシール蓋集
塵装置であって、シール蓋供給機10より供給されるシ
ール蓋に付着したゴミ等の異物を除去する役割をしてい
る。12はカップ4にシール蓋を被蓋してシールするこ
とが出来るシール機である。13はシール蓋冷却機、1
4は被せ蓋供給機、15は被せ蓋押機、16は移載機で
ある。 【0016】次に、図3及び図4に於いて、本発明に係
るカップの集塵装置の構成について詳述する。このカッ
プ集塵装置8は、図に示す如く、コンベア装置1のモー
ルド7内に嵌入されて搬送されるカップ4を内部に収納
し得る真空ボックス17と、この真空ボックス17の上
部に取り付けれらた図示せざるバキューム装置に連結さ
れた2本のダクト18及び後述の静電気の除電装置、ク
リーンエアーの吹き込み装置等から構成されている。該
真空ボックス17の巾はコンベア装置1の巾と略等しい
巾に形成されている。 【0017】前記真空ボックス17は底部が解放されて
おり、コンベア装置1によって間欠的に搬送されて来る
カップ4は、真空ボックス17の下部内に自動的に収納
されるように構成されている。真空ボックス17の上部
には開閉蓋17aが着脱自在に被蓋されている。 【0018】この真空ボックス17内には、カップ4及
びカップ4に付着した塵等の異物の静電気を除電出来る
2本の除電極19が所定の間隔を保って平行に並列され
ている。これ等の並列された除電極19の間には、空気
噴出ノズル20が下方に向けて吊下げられている。 【0019】この空気噴出ノズル20にはクリーンエア
ー吹き込み用のパイプ21が連結されており、コンベア
装置1によって真空ボックス17内に搬送されて来たカ
ップ4内に、空気噴出ノズル20からクリーンエアーを
噴出して吹き付けることが出来るように構成されてい
る。図中22は前記パイプ21に連結されたクリーンエ
アー吹き込み口であり、23は前記除電極19の取付け
穴である。 【0020】前記除電極19及び空気噴出ノズル20に
クリーンエアーを供給し得るパイプ21は、特に図4に
示す如く、前記除電極19と平行に真空ボックス17の
巾方向の全長に亘って配置されている。また、パイプ2
1に取付けられる空気噴出ノズル20は、コンベア装置
1の巾方向に並列されるカップ4の数と同じ数が取付け
られており、各空気噴出ノズル20から各カップ4内に
クリーンエアーを噴出することが出来るように構成され
ている。 【0021】前述の本発明に使用される除電極19を用
いた除電装置は、過剰電荷を逆極性電荷で中和する、つ
まり正に帯電したものには負の電荷を供給し、負に帯電
したものには正の電荷を供給することによって、帯電電
荷を中和させる除電装置である。除電装置は、イオンの
生成方法によって、電圧印加式除電装置、自己放電式除
電器、放射線式除電装置の3種類に大別できるが、本発
明には前記電圧印加式除電装置及び自己放電式除電器が
有効である。 【0022】前者の電圧印加式除電装置は、除電電極、
高圧電線、高圧電源から構成されており、除電電極に設
置されている放電針に高圧を印加し、除電に必要なイオ
ンを生成させる方式である。即ち、高電圧が印加されて
いる放電針からは、コロナ放電が発生しており、そこに
イオンが生成されるという高電圧放電を応用する装置、
所謂コロナ放電式除電装置である。 【0023】後者の自己放電式除電器は、高圧電源を必
要としない除電装置で帯電物体の静電気エネルギーを利
用した装置である。即ち、接地した針状電極(除電器)
を帯電物体に向けると帯電物体と針状電極との間に不平
等電界が形成され、その結果、電界強度が強くなる針状
電極近傍の気体分子はこの電極の電気エネルギーにより
電離され、正・負のイオン対が生成される方式の装置で
ある。 【0024】前記除電装置に使用される除電極19とし
ては、例えばスプリング型の放電針を利用したBU型,
BUY型、針式の放電針を使用したBIC型,BHC
型、一般的な除電極であり放電針とアース極間が空気に
て絶縁されているBB型等が有効に利用することが出来
る。 【0025】本発明に係る装置は、前述の構成を有する
ので、コンベア装置1によって搬送されて来るカップ4
を真空ボックス17内に自動的に収納し、かつ真空ボッ
クス17内に配置された2本の除電極19を作動させる
ことによって、カップ4及びカップ4に付着した塵等の
異物の除電を行うことが出来る。 【0026】このように除電が行われた各カップ4内
に、空気噴出ノズル20よりクリーンエアーを噴出して
吹き付けることによって、カップ4に付着していた塵等
の異物を完全に剥離して飛散させることが出来る。一方
で、真空ボックス17内はバキューム装置に連結された
2本のダクト18によって常時吸引されているので、前
述のように真空ボックス17内に飛散された異物は、真
空ボックス17内から直ちに除去される。従って、従来
カップ4からの完全な除去が困難とされている髪の毛や
樹脂微粉末を除電して、完全に集塵処理することが出来
る。このように処理されたカップ4は、コンベア装置1
によってアイスクリームの充填装置9に搬送される。 【0027】 【発明の効果】本発明に係るカップの集塵装置に於いて
は、バキューム装置に接続された真空ボックスをコンベ
ア装置の上方所定位置に配置したので、コンベア装置に
よって搬送されるカップをこの真空ボックス内に収納
し、かつカップに付着した塵等の異物を自動的に吸引除
去することが出来る効果を有している。 【0028】また、前記真空ボックス内に空気を噴出し
得るノズルと静電気を除電し得る除電極を夫々配置した
ので、除電極によってカップ及びカップに付着した異物
を除電すると共に、ノズルから空気を噴出することによ
って除電された異物をカップより剥離して拡散させ、同
時に前述のバキューム装置によって異物を吸引除去する
ことが出来る効果も有している。
【図面の簡単な説明】 【図1】図1は本発明に係る集塵装置をコンベア装置の
所定位置に配置した状態の全体側面図である。 【図2】図2は図1の平面図である。 【図3】図3は本発明に係る集塵装置の要部の使用側面
図である。 【図4】図4は図3の本発明に係る集塵装置の構成及び
部品を示す説明図である。 【符号の説明】 1 ・・・コンベア装置 2 ・・・カップストッカー 3 ・・・カップ反転ターレット 4 ・・・カップ 5 ・・・印字機 6 ・・・カップ押込み機 7 ・・・モールド 8 ・・・カップ集塵装置 9 ・・・充填装置 10 ・・・シール蓋供給機 11 ・・・シール蓋集塵装置 12 ・・・シール機 13 ・・・シール蓋冷却機 14 ・・・被せ蓋供給機 15 ・・・被せ蓋押機 16 ・・・移載機 17 ・・・真空ボックス 17a・・・開閉蓋 18 ・・・ダクト 19 ・・・除電極 20 ・・・空気噴出ノズル 21 ・・・パイプ 22 ・・・クリーンエアー吹き込み口 23 ・・・取付け穴

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 コンベア装置によって搬送されるカップ
    に付着した塵等の異物を除去する装置に於いて、バキュ
    ーム装置に接続された真空ボックスをコンベア装置の上
    方所定位置に配置し、かつ該真空ボックス内に移送され
    たカップに空気を噴出し得るノズルと静電気を除去し得
    る除電極を配置して構成したことを特徴としたカップの
    集塵装置。
JP2002103822A 2002-04-05 2002-04-05 カップの集塵装置 Pending JP2003291927A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002103822A JP2003291927A (ja) 2002-04-05 2002-04-05 カップの集塵装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002103822A JP2003291927A (ja) 2002-04-05 2002-04-05 カップの集塵装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003291927A true JP2003291927A (ja) 2003-10-15

Family

ID=29242752

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002103822A Pending JP2003291927A (ja) 2002-04-05 2002-04-05 カップの集塵装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003291927A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011105372A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Mitsubishi Heavy Industries Food & Packaging Machinery Co Ltd 容器洗浄装置および飲料充填装置
JP2015166268A (ja) * 2015-05-01 2015-09-24 三菱重工食品包装機械株式会社 容器洗浄装置および飲料充填装置
JP2016179848A (ja) * 2015-03-24 2016-10-13 紀伊産業株式会社 容器クリーニング装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011105372A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Mitsubishi Heavy Industries Food & Packaging Machinery Co Ltd 容器洗浄装置および飲料充填装置
JP2016179848A (ja) * 2015-03-24 2016-10-13 紀伊産業株式会社 容器クリーニング装置
JP2015166268A (ja) * 2015-05-01 2015-09-24 三菱重工食品包装機械株式会社 容器洗浄装置および飲料充填装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20140190511A1 (en) Dust remover
ZA200108589B (en) Directionally controlled EHD aerosol sprayer.
TW200531842A (en) Wiping device, droplet discharge device, electro-optical device, method for manufacturing an electro-optical device, and electronic equipment
KR20100040674A (ko) 먼지 제거 장치
JP2009106843A (ja) 除電除塵装置及び除電除塵方法
JPH04271808A (ja) 除塵機および除塵方法
JP4330694B2 (ja) 容器の洗浄装置及び容器の洗浄方法
JP2003291927A (ja) カップの集塵装置
JP2000311797A (ja) 静電気除去装置および静電気除去方法
JP3112987B2 (ja) 除塵装置
JPH11319741A (ja) 除塵方法及び除塵装置
JP4234941B2 (ja) シール蓋供給装置
JPH0556191B2 (ja)
JP5572522B2 (ja) 除電除塵装置
JPH10209097A (ja) 基板洗浄方法及び装置
JPH0547488A (ja) クリーンルーム用除電装置
KR100566031B1 (ko) 제진 장치
JP2002153830A (ja) プラスチック容器内面の清浄化方法
JP3131258U (ja) 基板清掃装置
JP3995535B2 (ja) 静電気除去装置
CN112638556A (zh) 用于冲洗容器的空气冲洗设备和***
JP2007175678A (ja) 異物除去装置
JP2000288442A (ja) 塗装ブース用イオン化空気供給装置
JP2000176336A (ja) 静電粉体塗装用ブースの壁面清掃装置
KR101502284B1 (ko) 광 조사식 제전기를 구비한 취출 로봇