JP2003291693A - 車両の制動力制御装置 - Google Patents

車両の制動力制御装置

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JP2003291693A
JP2003291693A JP2002102381A JP2002102381A JP2003291693A JP 2003291693 A JP2003291693 A JP 2003291693A JP 2002102381 A JP2002102381 A JP 2002102381A JP 2002102381 A JP2002102381 A JP 2002102381A JP 2003291693 A JP2003291693 A JP 2003291693A
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Japan
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vehicle
braking force
engine
brake
force control
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Application number
JP2002102381A
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English (en)
Inventor
Norio Ogata
則生 尾形
Takaaki Eguchi
孝彰 江口
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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  • Regulating Braking Force (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関の自動停止中に制動力付与手段にて
消費するエネルギーを大幅に削減しながら、制動力付与
手段の耐久信頼性を向上させることができる車両の制動
力制御装置を提供すること。 【解決手段】 エンジン1が自動停止中であるアイドル
ストップ中で、かつ、ブレーキ圧力PB2がアイドルス
トップ解除設定圧0.7Mpa以下になった時に、その時のホ
イールシリンダ圧を保持し、ブレーキ圧力PB3が保持
解除設定圧0.2Mpa未満となることで車両が発進すること
を予期した時に、ホイールシリンダ圧を低下させる処理
(ステップS20〜ステップS30)によりエンジン再
始動時のブレーキ力制御を行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃費改善や排気ガ
ス低減を目的とするアイドルストップ機能を有する車両
におけるエンジン再始動時の制動力制御装置の技術分野
に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、アイドルストップ機能を有する車
両におけるエンジン再始動時の制動力制御装置として
は、例えば、特開2000−313253号公報に記載
のものが知られている。
【0003】この従来公報には、車両の飛び出し感を抑
制し、車両後退を防止しながら、良好な発進性を確保す
ることを目的とし、エンジンの自動停止中に車両のブレ
ーキ力を保持する手段と、エンジン再始動の際の、車両
の駆動力(クリープ力)の回復状態を検出する手段と、
を備え、自動停止したエンジンが再始動する際に、前記
車両のブレーキ力を該車両の駆動力の回復状態に合わせ
て減少させるようにした技術が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
車両の制動力制御装置にあっては、アイドルストップ中
にクリープ力が無くなることにより、ゆるい坂での車両
の後退(ずり落ち)を防止するために、エンジン停止時
からエンジン再始動時までの間、継続してブレーキ力を
保持する制御を行う構成となっている。
【0005】このため、エンジン停止からエンジン再始
動までの時間が長いと、ブレーキ油圧ユニットのソレノ
イドバルブに継続して通電することでブレーキ力を保持
することになり、車両のエネルギー消費(電力消費)が
多くなり、燃費改善効果が損なわれるという問題点があ
る。
【0006】また、ABS等の油圧ユニットのソレノイ
ドバルブを用いてブレーキ液圧を保持する場合、ソレノ
イドバルブを連続ONできる時間には限りがあり、限界
時間(一般的に1〜2分間)を超えるとソレノイドバル
ブの劣化を招くおそれがあるという問題点がある。
【0007】本発明は、上記問題点に着目してなされた
もので、内燃機関の自動停止中に制動力付与手段にて消
費するエネルギーを大幅に削減しながら、制動力付与手
段の耐久信頼性を向上させることができる車両の制動力
制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、所定の停止条件が満たされると内燃機
関を自動停止し、所定の始動条件が満たされると内燃機
関を自動始動する車両の制動力制御装置において、内燃
機関停止検出手段により内燃機関が自動停止中であるこ
とを検出し、かつ、制動操作量検出手段により検出した
制動操作量が第一の所定量以下となった時に、運転者の
意思にかかわらず制動力付与手段により制動力を与え、
車両発進予期手段により車両が発進することを予期した
時に、その制動力を解除する制動力制御手段を備えた。
【0009】ここで、「制動操作量検出手段」とは、運
転者の制動操作量を直接的あるいは間接的に検出する手
段で、運転者のブレーキ踏み込み操作量を検出するブレ
ーキストロークセンサや、運転者の制動操作により発生
するブレーキ圧力を検出するブレーキ圧力センサ、運転
者の制動操作により発生するブレーキ踏力を検出するブ
レーキ踏力センサ等をいう。
【0010】「制動力付与手段」とは、運転者がブレー
キ操作を行わなくてもブレーキ液圧を発生し得る手段で
あり、例えば、ABS油圧ユニットやVDC油圧ユニッ
トや制御ブースタ等をいう。
【0011】「検出した制動操作量が第一の所定量以
下」とは、例えば、ブレーキ操作量がゆるい坂道で車両
停止が維持できないレベルまで低下することをいう。
【0012】「車両発進予期手段」とは、運転者の発進
意思に基づく操作や車両状態により車両の発進を予期す
る手段であり、例えば、制動操作量が制動解放レベルま
で下がった時、内燃機関が自動始動された時、内燃機関
が自動始動した後、内燃機関の回転数が安定した時、等
により車両の発進を予期する。
【0013】
【発明の効果】従来技術ではエンジン停止時からエンジ
ン再始動時までの自動停止中は、継続してブレーキ力を
保持する制御が行われていた。これに対し、本発明で
は、例えば、運転者が発進を意図して制動解放操作を行
うことで、制動操作量が第一の所定量以下となると、そ
の時点から車両発進が予期される時点までの短い間だけ
自動的に制動力を付与することになり、従来技術に比べ
て制動力を付与する時のソレノイドバルブの通電継続時
間が大幅に短縮される。
【0014】よって、本発明の車両の制動力制御装置に
あっては、内燃機関の自動停止中に制動力付与手段にて
消費するエネルギーを大幅に削減しながら、制動力付与
手段の耐久信頼性を向上させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の車両の制動力制御
装置を実現する実施の形態を、請求項1,2,3に係る
発明に対応する第1実施例と、請求項4に係る発明に対
応する第2実施例と、請求項5に係る発明に対応する第
3実施例とに基づいて説明する。
【0016】(第1実施例)まず、構成を説明する。図
1は第1実施例の車両の制動力制御装置を示す全体シス
テム図である。駆動系の構成を説明すると、図1におい
て、1はエンジン(内燃機関)、2はトランスミッショ
ン、3はディファレンシャル、4は右ドライブシャフ
ト、5は左ドライブシャフト、6は右前輪、7は左前
輪、8は右後輪、9は左後輪である。すなわち、左右前
輪6,7をエンジン1により駆動する前輪駆動車であ
る。
【0017】制動系の構成を説明すると、図1におい
て、10はブレーキペダル、11はブレーキブースタ、
12はブレーキマスターシリンダ、13はマスターシリ
ンダ液圧路、14はABS油圧ユニット(制動力付与手
段)、15はホイールシリンダ液圧路、16はホイール
シリンダである。すなわち、ABS油圧ユニット14が
非作動である通常制動時には、ブレーキペダル10への
制動操作に基づいてブレーキマスターシリンダ12によ
り発生したマスターシリンダ液圧が、ABS油圧ユニッ
ト14を介して各ホイールシリンダ16に付与される。
ABS作動時やエンジン再始動時におけるブレーキ制御
時等には、制動操作に有無にかかわらず、ABS油圧ユ
ニット14により作り出された制御液圧が各ホイールシ
リンダ16に付与される。
【0018】電子制御系の構成を説明すると、図1にお
いて、20はエンジン・A/Tコントロールユニット、
21はエンジン回転数センサ(内燃機関回転速度検出手
段)、22は電源電圧センサ、23はアクセル開度セン
サ、24はエンジン始動警報ランプ、25はブレーキコ
ントローラ、26は車輪速センサ、27はブレーキスト
ロークセンサ、28はマスターシリンダ圧センサ(制動
操作量検出手段)で、前記電源電圧センサ22は、エン
ジン1によりベルト29を介して駆動されるモータジェ
ネレータ30により蓄電されるバッテリー電源31の電
圧を検出する。
【0019】前記エンジン・A/Tコントロールユニッ
ト20には、エンジン回転数センサ21と電源電圧セン
サ22とアクセル開度センサ23からのセンサ情報と、
双方向通信線にて接続されているブレーキコントローラ
25からの必要情報とが入力される。そして、エンジン
・A/Tコントロールユニット20からは、アイドルス
トップ条件が満たされるとエンジン1を自動停止する指
令を出力し、また、アイドルストップを解除してエンジ
ン1を再始動させる条件が満たされると、エンジン1を
自動始動する指令を出力する。なお、エンジン1を再始
動する場合にエンジン始動をドライバーに予告するため
にエンジン始動警報ランプ24を点灯させる指令を出力
する。
【0020】前記ブレーキコントローラ25には、車輪
速センサ26とブレーキストロークセンサ27とマスタ
ーシリンダ圧センサ28からのセンサ情報と、双方向通
信線にて接続されているエンジン・A/Tコントロール
ユニット20からの必要情報とが入力される。そして、
ブレーキコントローラ25からは、ABS作動条件を満
たす場合には、ABS油圧ユニット14に対し増圧・保
持・減圧の指令が出力され、エンジン再始動時における
ブレーキ制御条件を満たす場合には、ABS油圧ユニッ
ト14に対し保持・減圧の指令が出力される。
【0021】図2はABS油圧ユニット14の1輪分を
示す図で、ABS油圧ユニット14は、オイルポンプ1
4aと、ポンプモータ14bと、IN側ソレノイドバル
ブ14cと、OUT側ソレノイドバルブ14dと、リザ
ーバ14eとを有して構成される。
【0022】通常制動時(OFF時)には、スプリング
力によりIN側ソレノイドバルブ14cが開かれ、OU
T側ソレノイドバルブ14dが閉じられることで、マス
ターシリンダ12で発生した液圧がホイールシリンダ1
6へと供給される。
【0023】ABS作動時(ON時)には、開いている
IN側ソレノイドバルブ14cをソレノイド力により閉
じてブレーキ液圧を保持する(図中の油路のうち×印が
付いている部分のブレーキ液圧が保持される)。また、
両バルブ14c,14dが閉じている保持状態からOU
T側ソレノイドバルブ14dをソレノイド力により開く
ことでブレーキ液をリザーバ14eに抜いて減圧する。
また、両バルブ14c,14dが閉じている保持状態か
らIN側ソレノイドバルブ14cを開き、オイルポンプ
14aからブレーキ液を供給することで増圧する。エン
ジン再始動時におけるブレーキ制御時には、このABS
作動時におけるブレーキ液圧保持モードとブレーキ液圧
減圧モードが用いられる。
【0024】次に、作用を説明する。
【0025】[アイドルストップ制御処理]図3はエン
ジン・A/Tコントロールユニット20で実行されるア
イドルストップ制御処理の流れを示すフローチャート
で、以下、各ステップについて説明する。
【0026】ステップS1では、車速Vcarを検出し、
ステップS2へ移行する。ここで、車速Vcarは、例え
ば、左右後輪8,9の車輪速センサ26,26からの車
輪速センサ値の平均値により求められる。
【0027】ステップS2では、車速Vcarが停止判断
設定車速である0.4km/h未満か否かを判断し、YESの場合
はステップS3へ移行し、NOの場合はステップS12へ
移行する。
【0028】ステップS3では、アクセル開度センサ2
3からのセンサ信号に基づきアクセル開度Accを検出
し、ステップS4へ移行する。
【0029】ステップS4では、アクセル開度Accが
0、つまりアクセル足離し状態でありドライバーの発進
要求が無いか否かを判断し、YESの場合はステップS5
へ移行し、NOの場合はステップS12へ移行する。
【0030】ステップS5では、電源電圧センサ22か
らのセンサ信号に基づきバッテリ電圧Vを検出し、ステ
ップS6へ移行する。
【0031】ステップS6では、バッテリ電圧Vが39
Vを超えているか、つまりバッテリー充電の必要が無い
か否かを判断し、YESの場合はステップS7へ移行し、N
Oの場合はステップS12へ移行する。
【0032】ステップS7では、マスターシリンダ圧セ
ンサ28からのセンサ信号に基づきブレーキ圧力PB
検出し、ステップS8へ移行する。
【0033】ステップS8では、ブレーキ圧力PB1
アイドルストップ開始設定圧0.8Mpaを超えているか否か
を判断し、YESの場合はステップS9へ移行し、NOの場
合はステップS15へ移行する。
【0034】なお、このステップS7及びステップS8
は、ドライバーに停止意思があり、かつ、車両停止を維
持できる制動力が確保されているか否かの判断ステップ
である。よって、ブレーキ圧力(=マスターシリンダ
圧)での判断に代え、ブレーキストロークセンサ27か
らのブレーキストロークBSを検出し、このブレーキスト
ロークBSが、例えば、15mm以上であるか否かにより判断
するようにしても良い。
【0035】ステップS9では、ステップS2とステッ
プS4とステップS6とステップS8のアイドルストッ
プ条件を全て満足することで、エンジン1を停止させる
指令が出力され、ステップS10へ移行する。
【0036】ステップS10では、カウンタNが1制御
周期(10msec)毎にN+1に加算され、ステップS11
へ移行する。つまり、カウンタNの値は、アイドルスト
ップが開始されてからの継続時間をあらわす。
【0037】ステップS11では、カウンタNが18000
以上か否かを判断し、YESの場合はステップS13へ移
行し、NOの場合はステップS1へ戻る。つまり、アイド
ルストップの継続時間は最大180秒(3分)とされ
る。
【0038】ステップS12では、ステップS2または
ステップS4またはステップS6の何れかのステップで
NOと判断された場合、アイドルストップ中であるか否か
を判断し、YESの場合はステップS13へ移行し、NOの
場合はENDへ移行する。
【0039】ステップS13では、エンジン始動をドラ
イバーに予告するためにエンジン始動警報ランプ24を
点灯させる指令を出力し、ステップS14へ移行する。
【0040】ステップS14では、エンジン1の始動を
許可し、エンジン1を再始動してENDへ移行する。
【0041】ステップS15では、ステップS8におい
てブレーキ圧力PB1がアイドルストップ開始設定圧0.8
Mpa以下であると判断された場合、マスターシリンダ圧
センサ28からのセンサ信号に基づきブレーキ圧力PB
を検出し、ステップS16へ移行する。
【0042】ステップS16では、ブレーキ圧力PB2
(検出した制動操作量)がアイドルストップ解除設定圧
0.7Mpa(第一の所定量)を超えているか否かを判断し、
YESの場合はステップS17へ移行し、NOの場合はステ
ップS18へ移行する。ここで、アイドルストップ解除
設定圧0.7Mpaは、ゆるい坂道で車両停止を維持するブレ
ーキ力を発生する液圧に設定される。
【0043】ステップS17では、アイドルストップ中
であるか否かを判断し、YESの場合はステップS1へ戻
り、NOの場合はENDへ移行する。
【0044】ステップS18では、アイドルストップ中
であるか否かを判断し、YESの場合はステップS19へ
移行し、NOの場合はENDへ移行する(内燃機関停止検出
手段)。
【0045】ステップS19では、図4に示すフローチ
ャートにより、エンジン再始動時におけるホイールシリ
ンダ圧制御によるブレーキ力制御が実行される。
【0046】[アイドルストップ中のブレーキ力制御処
理]図4は図3のフローチャートのステップS19に移
行した場合、ブレーキコントローラ25で実行されるブ
レーキ力制御処理の流れを示すフローチャートで、以
下、各ステップについて説明する(制動力制御手段)。
【0047】ステップS20では、ABS油圧ユニット
14のIN側ソレノイドバルブ14cが開いていてOU
T側ソレノイドバルブ14dが閉じている通常状態から
IN側ソレノイドバルブ14cを閉じ、ホイールシリン
ダ圧の保持を開始する。そして、ステップS21へ移行
する。
【0048】ステップS21では、マスターシリンダ圧
センサ28からのセンサ信号に基づきブレーキ圧力PB
を検出し、ステップS22へ移行する。
【0049】ステップS22では、ブレーキ圧力PB3
がエンジン始動許可定圧0.6Mpa未満か否かを判断し、YE
Sの場合はステップS25へ移行し、NOの場合はステッ
プS23へ移行する。
【0050】ステップS23では、カウンタNが1制御
周期(10msec)毎にN+1に加算され、ステップS24
へ移行する。つまり、カウンタNの値は、ホイールシリ
ンダ圧の保持が開始されてからの継続時間をあらわす。
【0051】ステップS24では、カウンタNが100以
上か否かを判断し、YESの場合はステップS25へ移行
し、NOの場合はステップS20へ戻る。つまり、エンジ
ン始動を許可するまでのホイールシリンダ圧保持の継続
時間は最大1秒とされる。
【0052】ステップS25では、ステップS22にて
ブレーキ圧力PB3がエンジン始動許可設定圧0.6Mpa未
満と判断された場合、あるいは、ステップS24にてエ
ンジン始動を許可するまでのホイールシリンダ圧保持の
最大継続時間を超えた場合、エンジン1の始動を許可
し、エンジン1を再始動してステップS26へ移行す
る。
【0053】ステップS26では、マスターシリンダ圧
センサ28からのセンサ信号に基づきブレーキ圧力PB
を検出し、ステップS27へ移行する。
【0054】ステップS27では、ブレーキ圧力PB3
が保持解除設定圧0.2Mpa(第二の所定量)未満か否かを
判断し、YESの場合はステップS30へ移行し、NOの場
合はステップS28へ移行する(請求項3に記載の車両
発進予測手段に相当)。
【0055】ステップS28では、カウンタNが1制御
周期(10msec)毎にN+1に加算され、ステップS29
へ移行する。つまり、カウンタNの値は、エンジン始動
を許可してからのホイールシリンダ圧の保持継続時間を
あらわす。
【0056】ステップS29では、カウンタNが100以
上か否かを判断し、YESの場合はステップS30へ移行
し、NOの場合はステップS26へ戻る。つまり、エンジ
ン始動を許可してからのホイールシリンダ圧保持の継続
時間は最大1秒とされる。
【0057】ステップS30では、ステップS27にて
ブレーキ圧力PB4が保持解除設定圧0.2Mpa未満と判断
された場合、あるいは、ステップS29にてエンジン始
動を許可してからのホイールシリンダ圧保持の最大継続
時間を超えた場合、ホイールシリンダ圧が徐々に減圧さ
れてENDへ移行する。
【0058】ここで、ホイールシリンダ圧の減圧は、A
BS油圧ユニット14の両ソレノイドバルブ14c,1
4dを閉じた保持状態から、OUT側ソレノイドバルブ
14dを開くことで、ブレーキ液をマスターシリンダ1
2に付設されているオイルタンクに抜いて減圧する。な
お、減圧時にOUT側ソレノイドバルブ14dを開いた
場合には、一気に減圧されるのではなく、管路抵抗によ
り勾配を持って減圧される。しかし、減圧勾配が急であ
るため、減圧勾配をよりなだらかに制御したい場合や所
望の勾配により制御したい場合には、OUT側ソレノイ
ドバルブ14dのバルブ開き時間比率を徐々に高めるよ
うにデューティ制御することで、ホイールシリンダ圧を
徐々に低下させる。
【0059】[アイドルストップ制御作用]アイドルス
トップ制御は、ドライバーの制動操作により車両が停止
し、アイドルストップ条件(下記を参照)を満たす時
に、自動的にエンジン1を停止する。このエンジン1の
停止により、排気ガスによる大気汚染や燃料消費量を抑
制することを目的とする制御である。
【0060】アイドルストップ条件例は、 車速が0.4km/h未満(車両が停止していること) アクセル開度=0(ドライバーの発進要求無し) マスターシリンダ圧0.8Mpa以上、あるいは、ブレーキ
ストローク15mm以上(停止意思があり、停止を維持でき
る制動力あり) バッテリ電圧が39V以上(電源の充電必要性無し) 以上の条件の全てが成立した場合に、エンジン1が自動
的に停止される。
【0061】すなわち、図3のフローチャートにおい
て、ステップS1からステップS2→ステップS3→ス
テップS4→ステップS5→ステップS6→ステップS
7→ステップS8へと進み、ステップS2の停車条件
と、ステップS4のアクセル解放条件と、ステップS
6の電源電圧条件と、ステップS8のマスターシリン
ダ圧条件を全て満足すると、ステップS9へ進んでエ
ンジン1を自動停止するアイドルストップが開始され
る。
【0062】そして、アイドルストップ中に、 車速が0.4km/h以上(車両が動き出していること) アクセル開度>0(ドライバーの発進要求が有る) マスターシリンダ圧0.7Mpa未満、あるいは、ブレーキ
ストローク15mm未満(停止意思が無く、停止を維持でき
る制動力が不足) バッテリ電圧が39V未満(電源の充電必要性有り) アイドルストップ開始からの継続時間が180秒 以上の条件のうち、何れかの条件が成立した場合に、エ
ンジン1を自動的に再始動する。
【0063】すなわち、図3のフローチャートにおい
て、ステップS2またはステップS4またはステップS
6からステップS12→ステップS13→ステップS1
4へ進みエンジン1を自動的に再始動する(,,
)。また、ステップS9からステップS10→ステッ
プS11→ステップS13→ステップS14へ進みエン
ジン1を自動的に再始動する()。さらに、図3及び
図4のフローチャートにおいて、ステップS8からステ
ップS15→ステップS16→ステップS18(→ステ
ップS19)→ステップS20→ステップS21→ステ
ップS22→ステップS25へ進みエンジン1を自動的
に再始動する()。
【0064】[アイドルストップ中のブレーキ力制御作
用]図4のフローチャート及び図5のタイムチャートに
基づいてエンジン再始動時におけるブレーキ力制御作用
を説明する。
【0065】まず、車両停止時点t1からアイドルストッ
プ開始時点t2を経過し、アイドルストップ解除判定時点
t3までは、ドライバーのブレーキ踏み込み操作によりマ
スターシリンダ圧が維持されていて、この間において
は、ABS油圧ユニット14によるホイールシリンダ圧
の制御を行わない。
【0066】そして、図3のフローチャートのステップ
S16にてブレーキ圧力PB2がアイドルストップ解除
設定圧0.7Mpa以下であると判断され、かつ、ステップS
18にてアイドルストップ中であると判断されると、ス
テップS19へ進み、図4に示すフローチャートにした
がってホイールシリンダ圧の制御が行われる。
【0067】すなわち、アイドルストップ解除判定時点
t3の直前において、ドライバーが発進を意図し、ブレー
キ踏み込み状態から解放操作に移行することでアイドル
ストップ解除判定時点t3にてブレーキ圧力PB2がアイ
ドルストップ解除設定圧0.7Mpa以下になると、ステップ
S20において、ABS油圧ユニット14に対するブレ
ーキ圧力保持指令に基づいて、その時のホイールシリン
ダ圧(0.7Mpa程度)に保持される。
【0068】その後、ブレーキ圧力PB3がエンジン始
動許可設定圧0.6Mpa未満となる時点t4と、ブレーキ圧力
保持継続時間(1秒)を超える時点のうち、いずれか早
い時点に到達すると、図4のフローチャートのステップ
S25へ進み、エンジン1の始動が許可される。なお、
図5に示すように、エンジン1の始動許可から実際のエ
ンジン始動の時点t5までは機構的な時間遅れがある。
【0069】その後、ブレーキ圧力PB3が保持解除設
定圧0.2Mpa未満となる時点t4に到達すると、図4のフロ
ーチャートのステップS30へ進み、ホイールシリンダ
圧が徐々に減圧される。この減圧により時点t6において
ホイールシリンダ圧がゼロとされる。
【0070】そして、ドライバーが、ブレーキ解放操作
後、アクセル踏み込み操作を行うことでエンジン回転数
及び駆動力が上昇し、時点t8に達すると車両は発進する
ことになる。
【0071】[ブレーキ力制御の対比]燃費の改善や排
気ガスの低減を目的とするアイドルストップ制御が実行
される車両においては、エンジン停止に伴い自動変速機
のトルクコンバータによるクリープ力が無くなること
で、少なくともエンジンが停止してから再始動されるま
での間、坂道でのずり落ち防止やエンジン始動に伴う飛
び出し防止のためにブレーキ力を確保する手段が必要と
なる。
【0072】従来技術の場合、エンジン停止時からエン
ジン再始動時までの間、継続してブレーキ力を保持する
制御を行う構成となっていて、図5のタイムチャートに
おいて、アイドルストップ開始時点t2から発進直前の時
点t7までの長い時間T1継続してブレーキアクチュエータ
を作動(ON)させる。
【0073】このため、エンジン停止からエンジン再始
動までの時間が長いと、ブレーキアクチュエータのソレ
ノイドバルブに継続して通電することでブレーキ力を保
持することになり、車両のエネルギー消費(電力消費)
が多くなり、燃費改善効果が損なわれる。また、第1実
施例のようにABS油圧ユニット等のソレノイドバルブ
を用いてホイールシリンダ圧を保持する場合、ソレノイ
ドバルブを連続ONできる時間には限りがあり、限界時
間(一般的に1〜2分間)を超えるとソレノイドバルブ
の劣化を招くおそれがある。
【0074】これに対し、第1実施例の車両の制動力制
御装置では、ドライバーがブレーキ踏み込み操作により
停止すると、アイドルストップが開始されてもブレーキ
踏み込み状態を維持し、その後、ドライバーが発進を意
図した場合にブレーキ解放操作を行う点に着目した。
【0075】すなわち、ブレーキ解放操作に伴ってブレ
ーキ圧力PB2がアイドルストップ解除設定圧0.7Mpa以
下になると、その時点t3からブレーキ圧力PB3が保持
解除設定圧0.2Mpa未満となる時点t4(車両発進が予期さ
れる時点)までの短い時間T3だけ0.7Mpa程度のホイール
シリンダ圧を保持する。つまり、ブレーキアクチュエー
タとして用いたABS油圧ユニット14は、アイドルス
トップ解除判定時点t3から時点t6までの短い時間T2継続
してABS油圧ユニット14を作動(ON)させることに
なる。
【0076】このため、従来技術に比べてABS油圧ユ
ニット14によるブレーキ力制御の継続時間T2(<T1)
が大幅に短縮されことになり、エンジン1のアイドルス
トップ中にABS油圧ユニット14にて消費する電気エ
ネルギーを大幅に削減しながら、ABS油圧ユニット1
4の構成要素であるソレノイドバルブ14cの耐久信頼
性を向上させることができる。
【0077】次に、効果を説明する。
【0078】第1実施例の車両の制動力制御装置にあっ
ては、下記に列挙する効果を得ることができる。
【0079】(1) エンジン1が自動停止中であるアイド
ルストップ中で、かつ、ブレーキ圧力PB2がアイドル
ストップ解除設定圧0.7Mpa以下になった時に、その時の
ホイールシリンダ圧を保持し、ブレーキ圧力PB3が保
持解除設定圧0.2Mpa未満となることで車両が発進するこ
とを予期した時に、ホイールシリンダ圧を低下させる処
理(ステップS20〜ステップS30)によりエンジン
再始動時のブレーキ力制御を行うようにしたため、エン
ジン1のアイドルストップ中にABS油圧ユニット14
にて消費する電気エネルギーを大幅に削減しながら、A
BS油圧ユニット14の構成要素であるソレノイドバル
ブ14cの耐久信頼性を向上させることができる。
【0080】(2) エンジン再始動時のブレーキ制御処理
(ステップS20〜ステップS30)は、エンジン1が
自動停止中であるアイドルストップ中で、かつ、ブレー
キ圧力PB2がアイドルストップ解除設定圧0.7Mpa以下
になった時に、ゆるい坂道で車両停止を維持できるその
時のホイールシリンダ圧をそのまま保持し、車両が発進
することを予期した時に、保持したホイールシリンダ液
圧を徐々に弱めるようにしたため、ゆるい上り坂や下り
坂でも車両が移動することなく確実に車両停止を維持す
ることができると共に、車両停止状態でブレーキ力を急
激に解除することによる意図しない前後方向の揺れ挙動
を防止することができる。
【0081】(3) 車両発進予期を、検出したブレーキ圧
力PBがアイドルストップ解除設定圧0.7Mpaよりさらに
小さい保持解除設定圧0.2Mpa未満となった時に、車両が
発進すると予期するようにしたため、ブレーキ圧力PB
によりホイールシリンダ圧の保持を開始する判断に引き
続いて、同じブレーキ圧力PBを入力情報とし、ブレー
キ圧力PBがブレーキ操作解放レベルまで低下すること
を監視するだけで、簡単に車両の発進を予期することが
できる。
【0082】(第2実施例)第2実施例は、エンジン1
が自動始動された時に、車両が発進すると予期してホイ
ールシリンダ圧の減圧制御に入るようにした例である。
なお、構成は第1実施例と同様であるので、図示並びに
説明は省略する。
【0083】次に、作用を説明する。
【0084】[アイドルストップ中のブレーキ力制御処
理]図6は図3のフローチャートのステップS19に移
行した場合、ブレーキコントローラ25で実行されるブ
レーキ力制御処理の流れを示すフローチャートで、以
下、各ステップについて説明する(制動力制御手段)。
【0085】なお、ステップS40〜ステップS45
は、図4のステップS20〜ステップS25と同じであ
るため説明を省略する。
【0086】ステップS46では、エンジン回転数セン
サ21からのセンサ信号に基づきエンジン回転数Neを検
出し、ステップS47へ移行する。
【0087】ステップS47では、エンジン回転数Neが
エンジン始動判断しきい値100rpm未満か否かを判断し、
YESの場合はステップS50へ移行し、NOの場合はステ
ップS48へ移行する(請求項4に記載の車両発進予測
手段に相当)。
【0088】ステップS48〜ステップS50は、図4
のステップS28〜ステップS30と同じであるため説
明を省略する。
【0089】[アイドルストップ中のブレーキ力制御作
用]図6のフローチャート及び図7のタイムチャートに
基づいてエンジン再始動時におけるブレーキ力制御作用
を説明する。
【0090】まず、車両停止時点t1からアイドルストッ
プ開始時点t2を経過し、アイドルストップ解除判定時点
t3までは、ドライバーのブレーキ踏み込み操作によりマ
スターシリンダ圧が維持されていて、この間において
は、ABS油圧ユニット14によるブレーキ力制御(ホ
イールシリンダ圧制御)を行わない。
【0091】そして、図3のフローチャートのステップ
S16にてブレーキ圧力PB2がアイドルストップ解除
設定圧0.7Mpa以下であると判断され、かつ、ステップS
18にてアイドルストップ中であると判断されると、ス
テップS19へ進み、図6に示すフローチャートにした
がってブレーキ力制御が行われる。
【0092】すなわち、アイドルストップ解除判定時点
t3の直前において、ドライバーが発進を意図し、ブレー
キ踏み込み状態から解放操作に移行することでアイドル
ストップ解除判定時点t3にてブレーキ圧力PB2がアイ
ドルストップ解除設定圧0.7Mpa以下になると、ステップ
S40において、ABS油圧ユニット14に対するブレ
ーキ圧力保持指令に基づいて、その時のホイールシリン
ダ圧(0.7Mpa程度)に保持される。
【0093】その後、ブレーキ圧力PB3がエンジン始
動許可設定圧0.6Mpa未満となる時点t4と、ホイールシリ
ンダ圧保持継続時間(1秒)を超える時点のうち、いず
れか早い時点に到達すると、図6のフローチャートのス
テップS45へ進み、エンジン1の始動が許可される。
【0094】そして、エンジン1の始動許可から実際の
エンジン始動までは機構的な時間遅れがあるため、エン
ジン回転数Neが100rpmとなった時点t5に到達すると、図
6のフローチャートのステップS50へ進み、ホイール
シリンダ圧が徐々に減圧される。この減圧により時点t7
においてホイールシリンダ圧がゼロとされる。
【0095】そして、ドライバーが、ブレーキ解放操作
後、アクセル踏み込み操作を行うことでエンジン回転数
Ne及び駆動力が上昇し、時点t8に達すると車両は発進す
ることになる。
【0096】[ブレーキ力制御の対比]第2実施例の車
両の制動力制御装置では、ブレーキ解放操作に伴ってブ
レーキ圧力PB2がアイドルストップ解除設定圧0.7Mpa
以下になると、その時点t3からエンジン回転数Neが100r
pm以上となる時点t5(車両発進が予期される時点)まで
の短い時間T3'だけ0.7Mpa程度のホイールシリンダ圧を
保持する。つまり、ブレーキアクチュエータとして用い
たABS油圧ユニット14は、アイドルストップ解除判
定時点t3から時点t7までの短い時間T2'継続してABS
油圧ユニット14を作動(ON)させることになる。
【0097】このため、アイドルストップ開始時点t2か
ら発進直前の時点t7までの長い時間T1継続してブレーキ
アクチュエータを作動(ON)させる従来技術に比べて、
ABS油圧ユニット14によるブレーキ力制御の継続時
間T2'(<T1)が大幅に短縮されことになり、エンジン
1のアイドルストップ中にABS油圧ユニット14にて
消費する電気エネルギーを大幅に削減しながら、ABS
油圧ユニット14の構成要素であるソレノイドバルブ1
4cの耐久信頼性を向上させることができる。
【0098】次に、効果を説明する。
【0099】この第2実施例の車両の制動力制御装置に
あっては、第1実施例の(1),(2)の効果に加え、下記の
効果を得ることができる。
【0100】(4) エンジン回転数Neが100rpm以上とな
り、エンジン1の自動始動が判断された時に、車両が発
進すると予期してホイールシリンダ圧の減圧制御を開始
するようにしたため、エンジン1の始動により徐々に発
生する駆動力(クリープ力)と減圧制御により徐々に低
下するブレーキ力のバランスを適正化することで、車両
のスムーズな発進を確保することができる。
【0101】(第3実施例)第3実施例は、エンジン1
が自動始動された後、エンジン1の回転速度が安定した
時に、車両が発進すると予期してホイールシリンダ圧の
減圧制御に入るようにした例である。なお、構成は第1
実施例と同様であるので、図示並びに説明は省略する。
【0102】次に、作用を説明する。
【0103】[アイドルストップ中のブレーキ力制御処
理]図8は図3のフローチャートのステップS19に移
行した場合、ブレーキコントローラ25で実行されるブ
レーキ力制御処理の流れを示すフローチャートで、以
下、各ステップについて説明する(制動力制御手段)。
【0104】なお、ステップS60〜ステップS65
は、図4のステップS20〜ステップS25と同じであ
るため説明を省略する。
【0105】ステップS66では、エンジン回転数セン
サ21からのセンサ信号に基づき検出されたエンジン回
転数Neを、時間微分処理することでエンジン回転数微分
値dNeを演算し、ステップS67へ移行する。
【0106】ステップS67では、エンジン回転数微分
値dNeが(0→プラス→0→マイナス→0)と移行した
か否かを判断し、YESの場合はステップS70へ移行
し、NOの場合はステップS68へ移行する(請求項5に
記載の車両発進予測手段に相当)。つまり、エンジン回
転数Neがオーバーシュート気味である場合に、エンジン
回転数Neの収束状況を監視し、収束方向に変化する場合
にエンジン1の回転速度が安定と判断する。
【0107】ステップS68〜ステップS70は、図4
のステップS28〜ステップS30と同じであるため説
明を省略する。
【0108】[アイドルストップ中のブレーキ力制御作
用]図8のフローチャート及び図9のタイムチャートに
基づいてエンジン再始動時におけるブレーキ力制御作用
を説明する。
【0109】まず、車両停止時点t1からアイドルストッ
プ開始時点t2を経過し、アイドルストップ解除判定時点
t3までは、ドライバーのブレーキ踏み込み操作によりマ
スターシリンダ圧が維持されていて、この間において
は、ABS油圧ユニット14によるブレーキ力制御(ホ
イールシリンダ圧制御)を行わない。
【0110】そして、図3のフローチャートのステップ
S16にてブレーキ圧力PB2がアイドルストップ解除
設定圧0.7Mpa以下であると判断され、かつ、ステップS
18にてアイドルストップ中であると判断されると、ス
テップS19へ進み、図8に示すフローチャートにした
がってブレーキ力制御が行われる。
【0111】すなわち、アイドルストップ解除判定時点
t3の直前において、ドライバーが発進を意図し、ブレー
キ踏み込み状態から解放操作に移行することでアイドル
ストップ解除判定時点t3にてブレーキ圧力PB2がアイ
ドルストップ解除設定圧0.7Mpa以下になると、ステップ
S60において、ABS油圧ユニット14に対するブレ
ーキ圧力保持指令に基づいて、その時のホイールシリン
ダ圧(0.7Mpa程度)に保持される。
【0112】その後、ブレーキ圧力PB3がエンジン始
動許可設定圧0.6Mpa未満となる時点t4と、ホイールシリ
ンダ圧保持継続時間(1秒)を超える時点のうち、いず
れか早い時点に到達すると、図8のフローチャートのス
テップS65へ進み、エンジン1の始動が許可される。
【0113】そして、エンジン1の始動許可から実際の
エンジン始動までは機構的な時間遅れがあるが、その時
間遅れを経過してエンジン回転数Neが、図9のエンジン
回転数特性に示すように、オーバーシュート気味に上昇
し、その後、下降してさらに上昇しかけるという収束動
作によりエンジン回転数Neが安定したとみなされる時点
t7に到達すると、図8のフローチャートのステップS7
0へ進み、ホイールシリンダ圧が徐々に減圧される。
【0114】そして、ドライバーが、ブレーキ解放操作
後、アクセル踏み込み操作を行うことでエンジン回転数
Ne及び駆動力が上昇し、時点t8に達すると車両は発進す
ることになり、その後、ホイールシリンダ圧の減圧によ
り時点t9においてホイールシリンダ圧がゼロとされる。
【0115】[ブレーキ力制御の対比]第3実施例の車
両の制動力制御装置では、ブレーキ解放操作に伴ってブ
レーキ圧力PB2がアイドルストップ解除設定圧0.7Mpa
以下になると、その時点t3からエンジン回転数Neが安定
する時点t7(車両発進が予期される時点)までの短い時
間T3"だけ0.7Mpa程度のホイールシリンダ圧を保持す
る。つまり、ブレーキアクチュエータとして用いたAB
S油圧ユニット14は、アイドルストップ解除判定時点
t3から時点t9までの短い時間T2"継続してABS油圧ユ
ニット14を作動(ON)させることになる。
【0116】このため、アイドルストップ開始時点t2か
ら発進直前の時点t7までの長い時間T1継続してブレーキ
アクチュエータを作動(ON)させる従来技術に比べて、
ABS油圧ユニット14によるブレーキ力制御の継続時
間T2"(<T1)が大幅に短縮されことになり、エンジン
1のアイドルストップ中にABS油圧ユニット14にて
消費する電気エネルギーを大幅に削減しながら、ABS
油圧ユニット14の構成要素であるソレノイドバルブ1
4cの耐久信頼性を向上させることができる。
【0117】次に、効果を説明する。
【0118】この第3実施例の車両の制動力制御装置に
あっては、第1実施例の(1),(2)の効果に加え、下記の
効果を得ることができる。
【0119】(5) エンジン回転数微分値dNeが(0→プ
ラス→0→マイナス→0)と移行することでエンジン1
の回転数が安定したと判断された時に、車両が発進する
と予期してホイールシリンダ圧の減圧制御を開始するよ
うにしたため、エンジン再始動時の回転オーバーシュー
トが大きいエンジン1を搭載している車両の場合、エン
ジン再始動に伴う飛び出し感を抑制し、スムーズな発進
が可能となる。
【0120】以上、本発明の車両の制動力制御装置を第
1実施例〜第3実施例に基づき説明してきたが、具体的
な構成については、これらの実施例に限られるものでは
なく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸
脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
【0121】例えば、第1実施例〜第3実施例では、制
動力付与手段としてABS油圧ユニット14を用いた例
を示したが、VDC油圧ユニット44(図10)や制御
ブースタ54(図11及び図12)等を用いても良い。
【0122】前記VDC油圧ユニット44は、図10
(1輪分)に示すように、オイルポンプ44aと、ポン
プモータ44bと、第1切換バルブ44cと、第2切換
バルブ44dと、IN側ソレノイドバルブ44eと、O
UT側ソレノイドバルブ44fと、リザーバ44gと、
を有して構成されている。そして、「ホイールシリンダ
圧保持開始」のステップ(ステップS20,ステップS
40,ステップS60)に進んだら、第1切換バルブ4
4cを閉、第2切換バルブ44dを開とし、オイルポン
プ44aを作動させることにより、ホイールシリンダ液
圧を発生し、適値となったところで、IN側ソレノイド
バルブ44eを閉とし、ホイールシリンダ圧を保持す
る。また、「ホイールシリンダ圧減圧」のステップ(ス
テップS30,ステップS50,ステップS70)に進
んだら、IN側ソレノイドバルブ44eを開、第1切換
バルブ44cを開、第2切換バルブ44dを閉とするこ
とにより、ホイールシリンダ圧を解放する。
【0123】前記制御ブースタ54は、図11に示すよ
うに、第1実施例のブレーキブースタに代えて採用した
もので、図12に示すように、ソレノイド54aと、ア
ーマチャ54bと、アーマチャスプリング54cと、バ
ルブボディ54dと、コントロールピストン54eと、
プランジャ54fと、ポペットシール54gと、ポペッ
トスプリング54hと、大気弁54iと、真空弁54j
と、レバー54kと、スイッチロッド54mと、作動圧
室54nと、真空圧室54pとを有して構成される。そ
して、「ホイールシリンダ圧保持開始」のステップ(ス
テップS20,ステップS40,ステップS60)に進
んだら、ソレノイド54aに電流を流すことにより、ア
ーマチャ54bとコントロールピストン54eを移動さ
せて大気弁54iを開き、適値になったところでソレノ
イド54aへの通電を保持することで大気弁54iを閉
じ、マスターシリンダ圧(=ホイールシリンダ圧)を保
持する。また、「ホイールシリンダ圧減圧」のステップ
(ステップS30,ステップS50,ステップS70)
に進んだら、ソレノイド54aに流す電流を減少・遮断
することによりマスターシリンダ圧(=ホイールシリン
ダ圧)を解放する。
【0124】なお、制御ブースタ54を用いる場合、マ
スターシリンダ圧=ホイールシリンダ圧となるので、ブ
レーキ力制御に入ると第1実施例〜第3実施例のように
マスターシリンダ圧(ブレーキ圧力)を用いたのでは制
動操作量を判断することができなくなる。このため、制
動操作量の判断には、マスタシリンダ圧センサ28では
なくストロークセンサ27からのブレーキストローク量
を用いることになる。
【0125】第1実施例〜第3実施例では、制動操作量
検出手段としてマスターシリンダ圧センサ13を用いる
例を示したが、ブレーキストロークセンサ27を用いて
も良いし、また、ブレーキ踏力を検出するブレーキ踏力
センサを用いても良い。
【0126】車両発進予期手段として、ブレーキ圧力が
制動解放直前のレベルまで下がった時(第1実施例)、
エンジン1が自動始動された時(第2実施例)、エンジ
ン1が自動始動した後、エンジン1の回転数が安定した
時(第3実施例)、車両発進を予期する例を示したが、
他に運転者の発進意思に基づく操作(アクセル操作)や
車両状態(車速)を用いて車両の発進を予期する手段と
しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の車両の制動力制御装置を示す全体
システム図である。
【図2】第1実施例の車両の制動力制御装置で用いられ
たABS油圧ユニットの1輪分を示す図である。
【図3】第1実施例装置のエンジン・A/Tコントロー
ルユニット20で実行されるアイドルストップ制御処理
の流れを示すフローチャートである。
【図4】第1実施例装置のブレーキコントローラ25で
実行されるブレーキ力制御処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図5】第1実施例装置を搭載したアイドルストップ機
能付き車両で車両停止から発進までの車速・エンジン回
転数・駆動力・ブレーキペダルストローク・マスターシ
リンダ圧・ホイールシリンダ圧・ブレーキアクチュエー
タ・ブレーキ圧力保持指令値・従来技術を示すタイムチ
ャートである。
【図6】第2実施例装置のブレーキコントローラ25で
実行されるブレーキ力制御処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図7】第2実施例装置を搭載したアイドルストップ機
能付き車両で車両停止から発進までの車速・エンジン回
転数・駆動力・ブレーキペダルストローク・マスターシ
リンダ圧・ホイールシリンダ圧・ブレーキアクチュエー
タ・ブレーキ圧力保持指令値・従来技術を示すタイムチ
ャートである。
【図8】第3実施例装置のブレーキコントローラ25で
実行されるブレーキ力制御処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図9】第3実施例装置を搭載したアイドルストップ機
能付き車両で車両停止から発進までの車速・エンジン回
転数・駆動力・ブレーキペダルストローク・マスターシ
リンダ圧・ホイールシリンダ圧・ブレーキアクチュエー
タ・ブレーキ圧力保持指令値・従来技術を示すタイムチ
ャートである。
【図10】本発明の車両の制動力制御装置で制動力付与
手段として用いることができるVDC油圧ユニットの1
輪分を示す図である。
【図11】本発明の車両の制動力制御装置で制動力付与
手段として用いることができる制御ブースタが適用され
た制動系システム図である。
【図12】本発明の車両の制動力制御装置で制動力付与
手段として用いることができる制御ブースタを示す断面
図である。
【符号の説明】
1 エンジン(内燃機関) 2 トランスミッション 3 ディファレンシャル 4 右ドライブシャフト 5 左ドライブシャフト 6 右前輪 7 左前輪 8 右後輪 9 左後輪 10 ブレーキペダル 11 ブレーキブースタ 12 ブレーキマスターシリンダ 13 マスターシリンダ液圧路 14 ABS油圧ユニット(制動力付与手段) 15 ホイールシリンダ液圧路 16 ホイールシリンダ 20 エンジン・A/Tコントロールユニット 21 エンジン回転数センサ(内燃機関回転速度検出手
段) 22 電源電圧センサ 23 アクセル開度センサ 24 エンジン始動警報ランプ 25 ブレーキコントローラ 26 車輪速センサ 27 ブレーキストロークセンサ 28 マスターシリンダ圧センサ(制動操作量検出手
段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 29/02 321 F02D 29/02 321A 41/04 301 41/04 301 Fターム(参考) 3D041 AA21 AA30 AA65 AA66 AB01 AC26 AD02 AD04 AD10 AD41 AD51 AE02 AE41 3D046 BB02 CC02 EE01 GG01 HH02 HH05 HH12 HH16 HH17 HH22 HH36 JJ05 KK09 3G092 AC03 CA01 EA15 EA16 EC01 FA03 FA13 FA30 FA34 FA46 GA10 GA11 GB01 GB08 GB10 HA06Z HC07Z HE01Z HF02Z HF08Z HF19Z HF20Z HF21Z HF26Z 3G093 AA01 BA16 BA17 BA19 BA21 BA22 BA24 BA30 3G301 JA02 JA03 JA15 KA04 KA26 KA28 KB01 ND01 NE03 PA11Z PE01Z PF01Z PF03Z PF05Z PF16Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の停止条件が満たされると内燃機関
    を自動停止し、所定の始動条件が満たされると内燃機関
    を自動始動する車両の制動力制御装置において、 前記内燃機関が自動停止中であることを検出する内燃機
    関停止検出手段と、 運転者の制動操作量を検出する制動操作量検出手段と、 運転者の意思にかかわらず制動力を与える制動力付与手
    段と、 車両の発進を予期する車両発進予期手段と、 内燃機関が自動停止中であることを検出し、かつ、検出
    した制動操作量が第一の所定量以下となった時に、運転
    者の意思にかかわらず制動力を与え、車両が発進するこ
    とを予期した時に、その制動力を解除する制動力制御手
    段と、 を備えたことを特徴とする車両の制動力制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された車両の制動力制御
    装置において、 前記制動力制御手段は、内燃機関が自動停止中であるこ
    とを検出し、かつ、検出した制動操作量が、ゆるい坂道
    で車両停止を維持する制動力が発生する制動操作量しき
    い値として設定された第一の所定量以下となった時に、
    制動力付与手段の作動によりその時の制動力をそのまま
    保持し、車両が発進することを予期した時に、保持した
    制動力を徐々に弱めることを特徴とする車両の制動力制
    御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2の何れかに記載
    された車両の制動力制御装置において、 前記車両発進予期手段は、検出した制動操作量が第一の
    所定量よりさらに小さい第二の所定量以下となった時
    に、車両が発進すると予期することを特徴とする車両の
    制動力制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2の何れかに記載
    された車両の制動力制御装置において、 前記車両発進予期手段は、内燃機関が自動始動された時
    に、車両が発進すると予期することを特徴とする車両の
    制動力制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2の何れかに記載
    された車両の制動力制御装置において、 内燃機関の回転速度を検出する内燃機関回転速度検出手
    段を設け、 前記車両発進予期手段は、内燃機関が自動始動された
    後、内燃機関の回転速度が安定した時に、車両が発進す
    ると予期することを特徴とする車両の制動力制御装置。
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