JP2003290826A - 鋼帯の製造方法および製造装置 - Google Patents
鋼帯の製造方法および製造装置Info
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Abstract
上げ、歩留りのよい鋼帯を注文、納入するための鋼帯の
製造方法および製造装置を提供することにある。また、
本発明の他の目的は、上記の鋼帯の製造方法によって製
造された鋼帯コイルを提供することにある。 【解決手段】鋼帯の巻戻し装置と巻取り装置をそれぞれ
両端に有し、該巻戻し装置と巻取り装置の間に鋼帯を検
査するための検査装置と鋼帯を切断するための切断装置
を有する設備を用いた鋼帯の製造方法であって、前記検
査装置により鋼帯の欠陥が検出されないときは、鋼帯を
そのまま巻取り装置にて所定の長さまたは重量に巻取
り、前記検査装置により鋼帯の欠陥が検出されたとき
は、該欠陥部分を含む鋼帯部分を切断して除去し、その
後切断された鋼帯の端部どうしを巻取り装置の入側に備
えられた接合装置により接合して、鋼帯を所定の長さま
たは重量に巻取ることを特徴とする鋼帯の製造方法。
Description
よび製造装置に関するものである。
保証のために表面欠陥の検査が行われる。全ての製品を
欠陥の無い製品にするのは製造不可能であり、一般に欠
陥検査結果に基づき有害欠陥部を除去した後出荷してい
る。また、有害欠陥部を含んだままの鋼帯とともに欠陥
情報を記載した書類をユーザに提出するか、有害欠陥部
にマーキングを施してユーザに出荷し、ユーザ側で有害
欠陥を除去してもらっていた。
そのときは有害欠陥部を切断して除去する必要があるた
めに、ユーザがメーカに対して所定の重量を有するコイ
ルの本数(またはトン数)での注文は指示できなかっ
た。メーカで欠陥部を含まない製品を作ろうとしても現
実的には不可能であった。
て、従来はユーザからメーカへ20トンとか100トン
とかいうように重量で注文が出されていた。ただし、例
えば単重は3トン〜20トンという広い範囲での単重の
指定がある場合もある。
ンの注文に対しては3トンコイルを7本納入することが
あったり、また、20トンコイルを1本納入することが
あった。ユーザとしては1回に使用するコイル重量で納
入されるのが最適であるが、実際にはコイルが大きかっ
たり小さかったりして、作業能率を著しく低下し、歩留
りも下げるという問題がある。またメーカにとってはコ
イルが小さい場合には数本のコイル挿入が必要であり、
またコイルが大きい場合には予定数量加工完了した後、
残りコイルの抜出しが必要となる。またこの場合、ユー
ザにとってはコイル置き場が必要になるという問題もあ
る。
的は、上記のような従来技術の問題点を解決し、ユーザ
およびメーカの能率を上げ、歩留りのよい鋼帯を注文、
納入するための鋼帯の製造方法および製造装置を提供す
ることにある。
製造方法によって製造された鋼帯コイルを提供すること
にある。
めの本発明の鋼帯の製造方法および製造装置は以下のよ
うな特徴を有する。
れぞれ両端に有し、該巻戻し装置と巻取り装置の間に鋼
帯を検査するための検査装置と鋼帯を切断するための切
断装置を有する設備を用いた鋼帯の製造方法であって、
前記検査装置により鋼帯の欠陥が検出されないときは、
鋼帯をそのまま巻取り装置にて所定の長さまたは重量に
巻取り、前記検査装置により鋼帯の欠陥が検出されたと
きは、該欠陥部分を含む鋼帯部分を切断して除去し、そ
の後切断された鋼帯の端部どうしを巻取り装置の入側に
備えられた接合装置により接合して、鋼帯を所定の長さ
または重量に巻取ることを特徴とする鋼帯の製造方法。
ング装置により鋼帯の接合部分にマーキングを施すこと
を特徴とする上記(1)に記載の鋼帯の製造方法。
れぞれ両端に有し、該巻戻し装置と巻取り装置の間に、
上流側から鋼帯を検査するための検査装置と鋼帯を切断
するための切断装置を有する鋼帯の製造装置であって、
前記巻取り装置の入側に先行鋼帯と後行鋼帯の端部どう
しを接合するための接合装置を備えたことを特徴とする
鋼帯の製造装置。
にマーキングを施すためのマーキング装置を備えたこと
を特徴とする上記(3)に記載の鋼帯の製造装置。
帯の製造方法によって製造されたことを特徴とする鋼帯
コイル。
の一実施形態を示す説明図である。
の巻戻し装置1と鋼帯Sを巻取るための巻取り装置2が
ラインの両端に有り、巻戻し装置1と巻取り装置2との
間に上流側から鋼帯Sの表面を検査するための検査装置
5と、鋼帯Sを切断するための切断装置7と、巻取り装
置2の入側に先行鋼帯と後行鋼帯の端部どうしを接合す
るための接合装置8からなる。また、図1に示す装置に
は上記の他に、鋼帯Sの進行方向を変更するためのデフ
レクターロール3と、鋼帯Sの幅方向長さを所定の長さ
とするためのサイドトリマー4と、鋼帯表面に塗油をす
るオイラー6と、回転数から鋼帯Sの長さを測定するた
めのメジャリングロール9とが付帯されている。
行うための検査台から構成される。
めには、鋼帯のパスラインを縦型にしたり、建屋の二階
を通過する等の工夫が必要である。また、鋼帯の仕様に
よっては鋼帯の表面のみの検査でよい場合もある。
ている。切断は手動で行っても自動で行ってもよい。
るレーザー溶接装置が用いられる。ただし、対象とする
鋼帯が薄い場合には、先行鋼帯と後行鋼帯の端部どうし
を重ね合わせ、板幅方向に走行する上下一対の電極輪で
加圧しながら溶接を行う重ね合わせ(シーム)溶接装置
の場合もある。接合は手動で行っても自動で行ってもよ
い。
実施形態を説明する。
フレクターロール3を経た後、検査装置5により鋼帯の
表裏面の検査を目視で行う。裏面の検査をするのは鏡を
用いた。この検査装置5により鋼帯Sの欠陥が検出され
ないときは、鋼帯をそのまま巻取り装置2にてユーザの
要求に応じた所定の長さまたは重量に巻取り、検査装置
5により鋼帯Sの欠陥が検出されたときは、その欠陥部
分を含む鋼帯部分を切断装置7により切断して除去し、
その後切断された鋼帯Sの端部どうしを巻取り装置2の
入側に備えられた接合装置8により接合して、ユーザの
要求に応じた所定の長さまたは重量に巻取る。
の欠陥があっても、それらの欠陥部分を切断して除去
し、その後切断された鋼帯Sの端部どうしを接合して、
ユーザの要求に応じた所定の長さまたは重量に巻取るこ
とができる。また、製品を採取した後の多数の短い鋼帯
を巻戻し装置1に何回も搭載して、鋼帯Sの端部どうし
を接合して、ユーザの要求に応じた所定の長さまたは重
量に巻取ることができる。
している巻取り装置2に巻取られた鋼帯の長さが、ユー
ザの要求に応じた所定の長さに到達すると、切断装置7
により鋼帯Sを切断して、ユーザの要求に応じた所定の
長さの鋼帯を巻取り装置2に巻取ることができる。また
鋼帯長さから鋼帯重量に置き換えてもよい。
施形態を示す説明図である。
して、ユーザの要求に基づいて接合装置8の出側に、鋼
帯Sの接合部分にマーキングを施すためのマーキング装
置10を備えた以外は図1に示した装置と全く同様であ
る。
式のものでもよい。鋼帯の接合部にインクを塗るとか、
鋼帯の接合部を挟んで穴を明けるとかが最も安価で確実
な方法である。
をユーザが識別できるようにするためである。鋼帯の接
合部位置にマーキングを施すことにより、メーカ側では
この位置を自動で識別でき、メーカ側における作業での
能率を向上させることができ好ましい。
施形態を示す説明図である。
続ラインにおいて、巻取り装置2が2台と複数ある場合
である。巻取り装置2が複数台あれば、巻取り作業の能
率がさらに向上する。
造方法によって製造された鋼帯コイルである。
績を調査した。その結果、20トンのコイルを製造しよ
うとして、本発明法により製造されたコイルは平均単重
が18トンになったのに対して、従来法により製造され
たコイルは、平均単重が10トンであった。本発明法で
平均単重が18トンとなって、20トンに達しない理由
は、2トン分は巻取り装置で次の同じ成分系のコイルを
待機していたが、待機し切れなくなって出荷してしまっ
た場合があるからである。
を発注するのに重量指示しかなかったのに対し、所定の
重量を有するコイルの本数(またはトン数)の指定が可
能となった。そこで、ユーザにとっては、最適なコイル
本数を得ることができるようになり、歩留り向上および
作業能率が上がり、コイルの置き面積が減少した。メー
カにとっては、小さなコイルはスクラップとなっていた
のが有効活用が可能となり、歩留りが向上した。
率が向上した。
明図
説明図
説明図
Claims (5)
- 【請求項1】 鋼帯の巻戻し装置と巻取り装置をそれぞ
れ両端に有し、該巻戻し装置と巻取り装置の間に鋼帯を
検査するための検査装置と鋼帯を切断するための切断装
置を有する設備を用いた鋼帯の製造方法であって、 前記検査装置により鋼帯の欠陥が検出されないときは、
鋼帯をそのまま巻取り装置にて所定の長さまたは重量に
巻取り、前記検査装置により鋼帯の欠陥が検出されたと
きは、該欠陥部分を含む鋼帯部分を切断して除去し、そ
の後切断された鋼帯の端部どうしを巻取り装置の入側に
備えられた接合装置により接合して、鋼帯を所定の長さ
または重量に巻取ることを特徴とする鋼帯の製造方法。 - 【請求項2】 接合装置の出側に備えられたマーキング
装置により鋼帯の接合部分にマーキングを施すことを特
徴とする請求項1に記載の鋼帯の製造方法。 - 【請求項3】 鋼帯の巻戻し装置と巻取り装置をそれぞ
れ両端に有し、該巻戻し装置と巻取り装置の間に、上流
側から鋼帯を検査するための検査装置と鋼帯を切断する
ための切断装置を有する鋼帯の製造装置であって、前記
巻取り装置の入側に先行鋼帯と後行鋼帯の端部どうしを
接合するための接合装置を備えたことを特徴とする鋼帯
の製造装置。 - 【請求項4】 接合装置の出側に、鋼帯の接合部分にマ
ーキングを施すためのマーキング装置を備えたことを特
徴とする請求項3に記載の鋼帯の製造装置。 - 【請求項5】 請求項1または2に記載の鋼帯の製造方
法によって製造されたことを特徴とする鋼帯コイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002103846A JP2003290826A (ja) | 2002-04-05 | 2002-04-05 | 鋼帯の製造方法および製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002103846A JP2003290826A (ja) | 2002-04-05 | 2002-04-05 | 鋼帯の製造方法および製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003290826A true JP2003290826A (ja) | 2003-10-14 |
Family
ID=29242765
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002103846A Pending JP2003290826A (ja) | 2002-04-05 | 2002-04-05 | 鋼帯の製造方法および製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003290826A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1510346A2 (en) | 2003-08-08 | 2005-03-02 | Seiko Epson Corporation | Liquid container |
JP2017148869A (ja) * | 2016-02-18 | 2017-08-31 | ダニエリ アンド シー.オフィス メカニケ エスピーエーDanieli&C.Officine Meccaniche Spa | 金属ストリップのための組み合わされた溶接および圧延プラント |
CN108817091A (zh) * | 2018-06-15 | 2018-11-16 | 河钢股份有限公司 | 一种在线分剪缺陷带钢的装置及其分剪方法 |
CN111532843A (zh) * | 2019-02-07 | 2020-08-14 | Bhs内部物流有限公司 | 材料卷准备组件 |
KR102575750B1 (ko) * | 2023-03-29 | 2023-09-06 | 강신휘 | 금속제 스트랩 가공 와인딩 시스템 |
-
2002
- 2002-04-05 JP JP2002103846A patent/JP2003290826A/ja active Pending
Cited By (6)
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CN111532843B (zh) * | 2019-02-07 | 2024-06-14 | Bhs内部物流有限公司 | 材料卷准备组件 |
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