JPH0985315A - 鋼帯コイルの品質判定方法及び装置 - Google Patents

鋼帯コイルの品質判定方法及び装置

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JPH0985315A
JPH0985315A JP7249312A JP24931295A JPH0985315A JP H0985315 A JPH0985315 A JP H0985315A JP 7249312 A JP7249312 A JP 7249312A JP 24931295 A JP24931295 A JP 24931295A JP H0985315 A JPH0985315 A JP H0985315A
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JP
Japan
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steel strip
coil
defective portion
quality
cutting
Prior art date
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Withdrawn
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JP7249312A
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English (en)
Inventor
Toru Niiyama
徹 新山
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、製品としてユーザに渡す鋼帯コイル
に不良品をほとんど混入させることのない鋼帯コイルの
品質判定方法及びその装置を提供することを目的として
いる。 【解決手段】製造ラインを走行する鋼帯の不良部を検出
し、予め設定した合否判定基準に基づき該不良部を切断
除去した後、製品としてコイル状に巻取られた鋼帯コイ
ルの品質判定方法であって、前記不良部の検出及び切断
除去を、該鋼帯の長手方向位置をトラッキングしつつ行
うと共に、鋼帯品質情報を巻取られたコイル単位毎に編
集し、この編集された情報を前記合否判定基準と再度照
合して該鋼帯コイルの品質の合否をコイル単位毎に自動
的に判定することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼帯コイルの品質
判定方法及びその装置に関し、特に、鋼帯を最終ライン
で処理してから製品コイルとして出荷するまでの間で行
う鋼帯コイル品質の自動判定方法及びその方法を実施す
る装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】薄鋼板は、連続的に製造された鋼帯をコ
イル状に巻取り所謂製品コイルとして出荷されることが
多い。そのため、ユーザーは、その外観しか観察でき
ず、鋼帯に欠陥があるかどうかは、購入後に該コイルを
巻出して裁断あるいは加工する時点でないと判定できな
い。従って、メーカとしては、ユーザとの信頼関係を維
持するため、出荷する製品コイルに不良品を混入させる
ことは絶対に避けなければならず、特に、最終処理ライ
ン出側では厳重なる検査を行た後出荷する必要がある。
【0003】そこで、従来より種々の対策が研究され、
特許化された検査技術も多い。例えば、特開昭62−1
36309号公報は、前工程で一度コイル状に巻取られ
たストリップ(鋼帯)を巻戻して、最終ラインで電気メ
ッキ等の処理を行う場合、一般に所定の寸法を外れた部
分(以下、オフゲージという)を検出器で発見し、該ラ
インの入側あるいは出側のシャー(切断機)で切断して
スクラップとし、所定の寸法に適合した部分をメッキ設
備に送り込んだり、製品として巻取るようにするための
オフゲージ処理装置を開示している。また、特開平4−
305316号公報は、一連の工程における品質管理基
準の一元化を図り、複数の工程間の品質管理に関わる情
報伝達を的確にする目的で、「ある所定の処理過程を経
たストリップ材を順次巻取ってコイル状態にするまでの
第1工程と、該第1工程を経たコイルを再度伸延しつつ
別の処理を施す第2の工程を含むストリップ材の品質管
理データの処理方法を、第1の工程におけるストリップ
材の品質管理データを当該ストリップ材の長さ方向につ
いて連続的に順次書き込み、第2の工程におけるストリ
ップ材の伸延に対応して第1の工程にて書き込まれた疵
データを書き込み順に逆展開して読み出すことを特徴と
するストリップ材の品質管理データの処理方法」を開示
した。この方法の採用で、各工程間の品質評価基準が一
貫し、かつ欠陥を見落としたり、検査作業が重複したり
しないようになった。さらに、特開平4−22513号
公報は、「走行する鋼帯の表面に対して、前段で疵検査
装置による検査を行った後、中段で水平パス検査及び垂
直パス検査(いずれも肉眼)のいずれか一方の検査を、
次いで後段で他方の検査を行うと共に、該水平パス検査
及び垂直パス検査を、前記疵検査装置から得られた検査
情報を反映させて行うことを特徴とする鋼帯の検査方
法」を提案した。この方法によって、鋼帯表面に生じた
疵を、大きなものから目視でしか認められない微少なも
のまで容易且つ確実に検査できるようになった。
【0004】しかしながら、上述の方法は、いずれも不
良部の検出は良好にできるが、制御系の動作遅れ、シー
ケンス制御の異常、オペレータの手動介入操作等がある
ので、検出した不良部をすべて切り捨てることはでき
ず、不良品が製品コイルに混入してしまい、完全には解
消できないのが現状である。つまり、鋼帯の不良部(板
幅や厚みの規格やオーダ値はずれ、疵等)をトラッキン
グして検出、切断しても、上記原因により検出値と実際
の切断個所が異なったり、切り残しを生じ、製品として
不良コイルを製造してしまうことがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる事情
を鑑みなされたもので、製品としてユーザに渡す鋼帯コ
イルに不良品をほとんど混入させることのない鋼帯コイ
ルの品質判定方法及びその装置を提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、製造ラインを走行する鋼帯の不良部を検出し、予
め設定した合否判定基準に基づき該不良部を切断除去し
た後、製品としてコイル状に巻取られた鋼帯コイルの品
質判定方法であって、前記不良部の検出及び切断除去
を、該鋼帯の長手方向位置をトラッキングしつつ行うと
共に、鋼帯品質情報を巻取られたコイル単位毎に編集
し、この編集された情報を前記合否判定基準と再度照合
して該鋼帯コイルの品質の合否をコイル単位毎に自動的
に判定することを特徴とする鋼帯コイルの品質判定方法
である。また、本発明は、上記不良部の検出及び切断除
去を、鋼帯製造ラインの最終処理工程の上流及び/又は
下流側で行うことを特徴とする鋼帯コイルの品質判定方
法である。さらに、本発明は、製造ラインを走行する鋼
帯の不良部検出器と、該検出器の出力情報に基づき該鋼
帯の不良部を切断するシャーを伴う不良部切断装置と、
鋼帯品質情報をコイル単位毎に編集する編集装置と、該
編集されたデータに基づきコイル単位毎に不良部混入が
ないかどうかを判定する判定装置とからなることを特徴
とする鋼帯コイルの品質判定装置でもある。
【0007】本発明によれば、積極的に不良部をチェッ
クするので、不良部混入コイルを出荷することがなく、
不測の事態で不良部を切断できなくとも出側製品コイル
単位に不良部混入があるかどうかの判定をして異常があ
れば出荷停止・次工程処理とするようにしたので、客先
に対する品質保証ができるようになる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る鋼帯コイル
の品質判定方法を実施した装置例を模式的に示したもの
である。鋼帯1が最終処理プロセス(例えば、めっき設
備)2を経てテンションリール3に巻き取られて行くめ
っき鋼板の製造ラインで、めっき設備の出側に板厚検出
器等のセンサ4を設ける。そして、走行中の鋼帯の位置
決め(所謂トラッキング)を行いながら、そのセンサ4
の検出値が予め設定してある所定の厚み(合否判定基
準)に適合するかどうかをコンピュータ(図示せず)で
判断する。適合しない場合(つまり、不良部を発見)
は、不良部切断装置5にその旨の信号を送り、測長ロー
ル6の測長値をもとに、出側シャー7で該不良部を切り
落とし、他の部分が製品鋼帯としてテンションリール3
に巻き取られ、所謂製品コイルとなる。
【0009】一方、前記センサ4の検出値は、実績編集
装置8に送られ、該実績編集装置8は、測長ロール6の
測定値と出側シャー7のカット実績(カット位置)とを
用いて、上記接合後の鋼帯に関する品質情報を製品コイ
ル単位毎に編集し直す。この編集結果は、判定装置9に
送られ、予め設定されている前記合否判定基準に適合す
るかどうかをコイルを形成した鋼帯の長手方向全体に渡
って判断される。最後に、該判定結果は、デイスプレイ
を介してラインの作業者に表示すると共に、出側コイル
搬送システムに通知され、良品であれば製品出荷用倉庫
へ、不良品であれば、次工程処置待ちコイル用仮置場へ
搬送する。
【0010】したがって、本発明は、不良品を積極的に
排除するのみならず、最終ラインの出側において、製品
コイルの情報を使って不良部混入があるかどうかを判定
するようにしたので、メーカ及びユーザの両者にとって
不良品出荷が皆無という好ましい結果が得られた。な
お、上記実施形態では、センサ4を板厚検出器とした
が、これに限るものではなく、鋼帯の不良部を検出する
ためのものであれば如何なる検出器でも良い(例えば、
板幅計、形状計・変態率計、疵検出器等)。従って、前
記合否判定基準としては、鋼材の規格(例えば、JIS
規格、社内規格)やユーザからの要求による値が、製造
している鋼帯コイルに合わせて用いられる。
【0011】また、上記実施形態では、図1のように最
終ライン出側にて不良部の検出、シャー切断をする例と
したが、これらの行為は入側で行うことも可能である。
さらに、実績編集装置8や判定装置9としては、該製造
ラインに付帯する所謂プロセスコンンピュータ、ビジネ
スコンピュータが利用された。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように、本発明により、鋼帯
の不良部を検出し該不良部を切断して排除すると同時
に、製品コイルとして切残しや切断不調に起因する不良
部が混入していないかどうかを判定するようにしたか
ら、客先に不良コイルを出荷するというトラブルの発生
が防止できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鋼帯コイルの品質判定方法を実施
した装置の説明図である。
【符号の説明】
1 鋼帯 2 最終処理プロセス(めっき設備等) 3 出側テンションリール 4 センサ(板厚検出器等) 5 不良部切断装置 6 測長ロール 7 出側シャー 8 実績編集装置 9 判定装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製造ラインを走行する鋼帯の不良部を検
    出し、予め設定した合否判定基準に基づき該不良部を切
    断除去した後、製品としてコイル状に巻取られた鋼帯コ
    イルの品質判定方法であって、 前記不良部の検出及び切断除去を、該鋼帯の長手方向位
    置をトラッキングしつつ行うと共に、鋼帯品質情報を巻
    取られたコイル単位毎に編集し、この編集された情報を
    前記合否判定基準と再度照合して該鋼帯コイルの品質の
    合否をコイル単位毎に自動的に判定することを特徴とす
    る鋼帯コイルの品質判定方法。
  2. 【請求項2】 上記不良部の検出及び切断除去を、鋼帯
    製造ラインの最終処理工程の上流及び/又は下流側で行
    うことを特徴とする鋼帯コイルの品質判定方法。
  3. 【請求項3】 製造ラインを走行する鋼帯の不良部検出
    器と、該検出器の出力情報に基づき該鋼帯の不良部を切
    断するシャーを伴う不良部切断装置と、切断後の鋼帯品
    質情報をコイル単位毎に編集する編集装置と、該編集さ
    れたデータに基づきコイル単位毎に不良部混入がないか
    どうかを判定する判定装置とからなることを特徴とする
    鋼帯コイルの品質判定装置。
JP7249312A 1995-09-27 1995-09-27 鋼帯コイルの品質判定方法及び装置 Withdrawn JPH0985315A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020050380A (ko) * 2000-12-21 2002-06-27 이구택 스트립의 불량부 제거장치
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US20120187091A1 (en) * 2011-01-20 2012-07-26 Siemens Industry, Inc. Method and apparatus for trimming a sample from a coiled metal web

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Effective date: 20021203