JP2003289114A - 半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置及びその製造方法

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JP2003289114A
JP2003289114A JP2002090404A JP2002090404A JP2003289114A JP 2003289114 A JP2003289114 A JP 2003289114A JP 2002090404 A JP2002090404 A JP 2002090404A JP 2002090404 A JP2002090404 A JP 2002090404A JP 2003289114 A JP2003289114 A JP 2003289114A
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gate electrode
cell array
floating gate
element isolation
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JP2002090404A
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Inventor
Yuji Takeuchi
祐司 竹内
Noriharu Matsui
法晴 松井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリセルにおけるカップリング比を向上さ
せた半導体記憶装置を提供する。 【解決手段】 半導体基板1上に複数個形成されたゲー
ト絶縁膜2と、このゲート絶縁膜上に複数個形成され、
メモリセルアレイ3を構成する浮遊ゲート電極4と、こ
の浮遊ゲート電極間及びメモリセルアレイ端部5に複数
設けられ、メモリセルアレイ内におけるその上面と前記
浮遊ゲート電極の上面との高さの差がメモリセルアレイ
端におけるその上面と前記浮遊ゲート電極の上面との高
さの差よりも大きい素子分離領域6と、浮遊ゲート電極
表面上に形成されたゲート間絶縁膜8と、このゲート間
絶縁膜上に形成された制御ゲート電極11と、半導体基
板中の浮遊ゲート電極端部側面下に形成されたソース・
ドレイン拡散層とを有する半導体記憶装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電荷蓄積層として浮
遊ゲートを有する半導体記憶装置に係り、特にメモリセ
ルアレイ内及びメモリセルアレイ端部に設けられた素子
分離領域によって分離された浮遊ゲートを有する半導体
記憶装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体記憶装置としては例えばデ
ータの書き込み・消去を電気的に行う、EEPROM
(Electrically Erasable Programmable Read-Only Mem
ory)が知られている。このEEPROMでは、互いに
交差する行線と列線との交点にそれぞれメモリセルが配
置されて、メモリセルアレイが構成されている。メモリ
セルには、通常、浮遊ゲートと制御ゲートとを積層して
なる積層ゲート構造のMOSトランジスタが用いられ
る。EEPROMの中でも大容量のメモリに向く方式と
してNAND型EEPROMが知られている。
【0003】このようなメモリセルの構造を図34を用
いて説明する。このメモリセルは浮遊ゲート電極と素子
領域とが自己整合的に形成された、セルフアラインST
I(Shallow Trench Isolation)構造となっている。す
なわち、半導体基板100中に素子分離領域101によ
って、規定された素子領域102が設けられている。こ
の素子領域102上に、ゲート絶縁膜103を介して浮
遊ゲート電極104が形成されている。浮遊ゲート電極
104表面上と素子分離領域101上には、ゲート間絶
縁膜105が設けられている。このゲート間絶縁膜10
5上には、多結晶シリコン層106とシリサイド層10
7とが積層された制御ゲート電極108が形成されてい
る。
【0004】ここで、浮遊ゲート電極104は電気的に
フローティングになっており、制御ゲート電極108と
素子領域102の間に電圧を印加することによって浮遊
ゲート電極104に電荷を出し入れし、MOS型トラン
ジスタの閾値電圧を変動させ、記憶装置として動作す
る。浮遊ゲート電極104への電荷の出し入れはゲート
絶縁膜103あるいはゲート間絶縁膜105に流れるF
Nトンネル電流、またはホットキャリア注入によって行
われる。
【0005】このメモリセルの等価回路を図35に示
す。ゲート絶縁膜の静電容量をCoxとして表わし、ゲ
ート間絶縁膜の静電容量をConoとして表わす。素子
領域の電位を0とし、制御ゲートに電位Vcgを印加し
たときの浮遊ゲート電極の電位Vfgは、以下のように
表せる。すなわち、VfgはCrとVcgとの積にな
る、ここで、Crはカップリング比で、このCrは、C
onoをCoxとConoとの和で割った値となる。浮
遊ゲートに電荷を入れるためには、ゲート絶縁膜に大き
な電界を印加する必要がある。そのためにはConoを
大きくし、カップリング比を大きくするのが有効であ
る。図34に示された構造のメモリセルでは浮遊ゲート
電極104の側壁部分にもゲート間絶縁膜105を設け
ることによってゲート間絶縁膜105の面積をかせぎ、
Conoが大きくなるようにしている。
【0006】また、図36に、別のメモリセルの構造を
示す。このメモリセルは浮遊ゲート電極と素子領域とが
自己整合的に形成された、セルフアラインSTI構造と
なっている。すなわち、半導体基板100中に素子分離
領域101によって、規定された素子領域102が設け
られている。この素子領域102上に、ゲート絶縁膜1
03を介してウイング部分が設けられた浮遊ゲート電極
109が形成されている。浮遊ゲート電極109表面上
と素子分離領域101上には、ゲート間絶縁膜110が
設けられている。このゲート間絶縁膜110上には、多
結晶シリコン層110とシリサイド層112とが積層さ
れた制御ゲート電極113が形成されている。このよう
に形成されたメモリセルでは浮遊ゲートのウイング部分
によりゲート間絶縁膜の面積をかせいでいる。しかし、
この構造においては、素子分離領域上で浮遊ゲートを分
離する領域を設けるために素子分離領域を大きく形成す
る必要があり、メモリセルアレイ領域の面積縮小の妨げ
となっている。
【0007】次に、図34に示されたメモリセル構造を
用いた、従来の半導体記憶装置におけるメモリセルアレ
イ端部近傍の構造を図37及び図38を用いて説明す
る。ここで、図37は上面を示す図38における“O−
P”線上での断面を示している。各メモリセルは素子分
離領域101によって分離されており、各メモリセルの
制御ゲート電極108は互いに接続されてメモリセルア
レイを構成している。またメモリセルアレイが多数集積
された半導体記憶装置は、一般にメモリセルアレイ部
と、それを駆動するための周辺回路の領域とから構成さ
れている。ここでは、図37及び図38の右方にメモリ
セルアレイが続いており、左方に周辺回路領域が形成さ
れていることを想定している。制御ゲート電極は左方の
メモリセルアレイ外へのび、駆動回路へと接続される。
【0008】別の従来例に対応する図36に示されたメ
モリセル構造を用いた、従来の半導体記憶装置における
メモリセルアレイ端部近傍の構造を図39及び図40を
用いて説明する。ここで、図39は上面を示す図40に
おける“Q−R”線上での断面を示している。図37及
び図38に示された従来技術とは、浮遊ゲート電極にウ
イング部を設けて、浮遊ゲート表面のゲート間絶縁膜の
面積を大きくして、キャパシタのConoを大きくして
いる点以外は共通である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の半
導体記憶装置では、以下の課題が生じる。図41は図3
7に示した半導体記憶装置における問題点の例である。
素子分離領域101の上面は浮遊ゲート電極104の上
面よりも下方に位置しており、そこで段差が形成されて
いる。メモリセル領域109におけるメモリセル同士の
間にある素子分離領域101の段差は多結晶シリコン層
106により埋め込まれるが、メモリセルアレイ端部1
10の段差は多結晶シリコン層106形成後も段差のま
ま残る。ここで、多結晶シリコン層は下地に対して一致
性が高く、下地の段差をそのまま多結晶シリコン層の上
面形状に再現している。このような段差上にシリサイド
層を形成すると、図41に示すようなシリサイド層のカ
バレッジ不良111が発生しやすい。すなわち、シリサ
イド層107の膜厚が段差Pよりも小さい場合に、カバ
レッジ不良が生じてしまう。ここで、シリサイド層10
7の層厚が厚い場合、ゲート電極間にコンタクトを設け
る際の開口形成工程でエッチングが困難になってしま
う。また、ゲート電極間に開口を設けた後に導電層を開
口に埋め込む際に、その下以降深さが深いと埋まりにく
いので、開口深さを浅くしたいため、シリサイド層の厚
さは薄くすることが好ましい。このように、カバレッジ
不良を防止しようとしてシリサイド層を厚くすることは
困難である。
【0010】このような、カバレッジ不良は配線の電気
抵抗の増加の原因となるばかりでなく、RIE(Reacti
ve Ion Etching)法などで制御ゲートをパターニング
するゲート加工を行うためのエッチング時にオーバーエ
ッチングやアンダーエッチングの原因となり、配線の断
線またはショートの原因となる。すなわち、段差上でシ
リサイド層の厚さが他の部分よりきわめて厚く形成され
るため、この厚いシリサイド層と薄い他の部分における
シリサイド層を薄い膜厚部分をエッチングする条件で同
時にエッチングすると、厚い部分でエッチング残りが生
じるアンダーエッチングが生じる。逆に、厚いシリサイ
ド層と薄い他の部分におけるシリサイド層を厚い部分を
完全にエッチングする条件で同時にエッチングすると、
薄い部分で下層の多結晶シリコン層まで余分にエッチン
グされてしまうオーバーエッチングが生じる。このよう
に、シリサイド層の膜厚の部分的な相違は、シリサイド
層をエッチングする際の不良原因となる。
【0011】またカバレッジ不良が発生しなくても、ゲ
ート電極の段差によりゲート電極をワード線として加工
する際にパターニングを行うためのリソグラフィーのプ
ロセスマージンが縮小してしまい、半導体記憶装置の歩
留まり低下などにつながる可能性がある。すなわち、レ
ジストパターンを形成する露光装置のフォーカスを取る
際に、メモリセルアレイ外の上面が低位置にあるシリサ
イド層に合わせてフォーカスを固定すると、メモリセル
アレイ内の上面が高位置にあるシリサイド層ではフォー
カスがずれて、所望の位置にレジストが形成されなくな
ってしまう。このような場合、メモリセルアレイ内の上
面が高位置にあるシリサイド層において、レジストを用
いたパターニング後のシリサイド層の形状が所望の位置
からずれる不良が生じる。逆にレジストパターンを形成
する露光装置のフォーカスを取る際に、メモリセルアレ
イ内の上面が高位置にあるシリサイド層に合わせてフォ
ーカスを固定すると、メモリセルアレイ外の上面が低位
置にあるシリサイド層ではフォーカスがずれて、所望の
位置にレジストが形成されなくなってしまう。このよう
な場合、メモリセルアレイ外の上面が低位置にあるシリ
サイド層において、レジストを用いたパターニング後の
シリサイド層の形状が所望の位置からずれる不良が生じ
る。
【0012】また、動作電圧を低下させるためには前に
述べたカップリング比を大きくする必要があるが、その
ために浮遊ゲート電極側壁の面積を大きくするためには
素子分離領域と浮遊ゲート電極との段差がますます大き
くなり、以上のような問題点がさらに顕在化する問題が
あった。すなわち、浮遊ゲートへの印加電圧電圧Vfg
を一定に保って、メモリ特性を維持したままで、動作電
圧である制御ゲートへの印加電圧Vcgを下げようとし
た場合、カップリング比Crを大きくする必要がある。
【0013】本発明の目的は以上のような従来技術の課
題を解決することにある。特に、本発明の目的は、メモ
リセルにおけるカップリング比を向上させた半導体記憶
装置を提供することにある。さらに、本発明の別の目的
は、制御ゲート電極のカバレッジ不良に起因する加工時
の不良を防止した半導体記憶装置の製造方法を提供する
ことにある。さらに、本発明の別の目的は、ゲート加工
用リソグラフィーにおけるマージンを向上させた半導体
記憶装置の製造方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の特徴は、半導体基板と、この半導体基板上
に複数個形成されたゲート絶縁膜と、このゲート絶縁膜
上に複数個形成され、メモリセルアレイを構成する浮遊
ゲート電極と、この浮遊ゲート電極間及びメモリセルア
レイ端部に複数設けられ、メモリセルアレイ内における
その上面と前記浮遊ゲート電極の上面との高さの差がメ
モリセルアレイ端におけるその上面と前記浮遊ゲート電
極の上面との高さの差よりも大きい素子分離領域と、前
記浮遊ゲート電極表面上に形成されたゲート間絶縁膜
と、このゲート間絶縁膜上に形成された制御ゲート電極
と、前記半導体基板中の前記浮遊ゲート電極端部側面下
に形成されたソース・ドレイン拡散層とを有する半導体
記憶装置である。
【0015】さらに、本発明の別の特徴は、半導体基板
と、この半導体基板上に複数個形成されたゲート絶縁膜
と、このゲート絶縁膜上に複数個形成され、メモリセル
アレイを構成する浮遊ゲート電極と、この浮遊ゲート電
極間及びメモリセルアレイ端部に複数設けられ、メモリ
セルアレイ内におけるその上面の高さは、前記浮遊ゲー
ト電極の上面の高さよりも低く、メモリセルアレイ端に
おけるその上面の高さと前記浮遊ゲート電極の上面の高
さが等しい素子分離領域と、前記浮遊ゲート電極表面上
に形成されたゲート間絶縁膜と、このゲート間絶縁膜上
に形成された制御ゲート電極と、前記半導体基板中の前
記浮遊ゲート端部側面下に形成されたソース・ドレイン
拡散層とを有する半導体記憶装置である。
【0016】さらに、本発明の別の特徴は、半導体基板
と、この半導体基板上に複数個形成されたゲート絶縁膜
と、このゲート絶縁膜上に複数個形成され、第1層浮遊
ゲート電極及び第2層浮遊ゲート電極を有して、メモリ
セルアレイを構成する浮遊ゲート電極と、この第1層浮
遊ゲート電極間及びメモリセルアレイ端部に複数設けら
れ、メモリセルアレイ内におけるその上面と前記第1層
浮遊ゲート電極の上面との高さの差がメモリセルアレイ
端におけるその上面と前記第1層浮遊ゲート電極の上面
との高さの差よりも大きい素子分離領域と、前記第2層
浮遊ゲート電極表面上に形成されたゲート間絶縁膜と、
このゲート間絶縁膜上に形成された制御ゲート電極と、
前記半導体基板中の前記第1層浮遊ゲート電極端部側面
下に形成されたソース・ドレイン拡散層とを具備し、メ
モリセルアレイ端に形成された前記素子分離領域は、前
記第2浮遊ゲート電極下に形成されている半導体記憶装
置である。
【0017】さらに、本発明の特徴は、半導体基板と、
この半導体基板上に複数個形成されたゲート絶縁膜と、
このゲート絶縁膜上に複数個形成され、第1層浮遊ゲー
ト電極及び第2層浮遊ゲート電極を有して、メモリセル
アレイを構成する浮遊ゲート電極と、この第1層浮遊ゲ
ート電極間及びメモリセルアレイ端部に複数設けられ、
メモリセルアレイ内におけるその上面の高さは、前記第
1層浮遊ゲート電極の上面の高さよりも低く形成され、
前記メモリセルアレイ端におけるその上面の高さは、前
記第1層浮遊ゲート電極の上面の高さと等しく、その端
部が前記第2層浮遊ゲート電極下に形成された素子分離
領域と、前記第2浮遊ゲート電極表面上に形成されたゲ
ート間絶縁膜と、このゲート間絶縁膜上に形成された制
御ゲート電極と、前記半導体基板中の前記第1層浮遊ゲ
ート電極端部側面下に形成されたソース・ドレイン拡散
層とを具備する半導体記憶装置である。
【0018】さらに、本発明の別の特徴は、半導体基板
上にゲート絶縁膜及び浮遊ゲート電極層を形成する工程
と、前記半導体基板、前記ゲート絶縁膜及び前記浮遊ゲ
ート電極層を部分的に除去して、素子分離絶縁膜を堆積
して、メモリセルアレイ領域を規定する工程と、前記浮
遊ゲート電極層上に浮遊ゲート電極材を積み増しして、
前記素子分離絶縁膜及び前記浮遊ゲート電極層の上表面
を同一高さに形成する工程と、前記メモリセルアレイ領
域端の前記素子分離領域を除去せず、かつ、前記メモリ
セルアレイ領域内の前記素子分離領域上の表面を一部除
去して、前記浮遊ゲート電極層上面よりも低くする工程
と、前記浮遊ゲート電極層上に制御ゲート電極層を形成
する工程とを有する半導体記憶装置の製造方法である。
【0019】さらに、本発明の別の特徴は、半導体基板
上にゲート絶縁膜及び浮遊ゲート電極層を形成する工程
と、前記半導体基板、前記ゲート絶縁膜及び前記浮遊ゲ
ート電極層を部分的に除去して、素子分離絶縁膜を堆積
して、メモリセルアレイ領域を規定する工程と、前記メ
モリセルアレイ領域端の前記素子分離領域を除去せず、
かつ、前記メモリセルアレイ領域内の前記素子分離領域
上の表面を一部除去して、前記浮遊ゲート電極層上面よ
りも低くする工程と、前記メモリセルアレイ領域端の前
記素子分離領域及び前記メモリセルアレイ領域内の前記
素子分離領域上の表面を一部除去して、前記メモリセル
アレイ領域端の前記素子分離領域上面を前記浮遊ゲート
電極上面よりも高く、かつ、メモリセルアレイ領域内の
素子分離領域上面よりも高くする工程と、前記浮遊ゲー
ト電極層の露出面上にゲート間絶縁膜を形成する工程
と、このゲート間絶縁膜上に制御ゲート電極層を形成す
る工程とを有する半導体記憶装置の製造方法である。
【0020】さらに、本発明の別の特徴は、半導体基板
上にゲート絶縁膜及び浮遊ゲート電極層を形成する工程
と、前記半導体基板、前記ゲート絶縁膜及び前記浮遊ゲ
ート電極層を部分的に除去して、素子分離絶縁膜を堆積
して、メモリセルアレイ領域を規定する工程と、前記メ
モリセルアレイ領域端の前記素子分離領域を除去せず、
かつ、前記メモリセル領域内の前記素子分離領域上の表
面を一部除去して、前記浮遊ゲート電極層上面よりも低
くする工程と、前記メモリセルアレイ領域端の前記素子
分離領域及び前記メモリセルアレイ領域内の前記素子分
離領域上の表面を一部除去して、前記メモリセルアレイ
領域端の前記素子分離領域上面を前記浮遊ゲート電極上
面よりも低く、かつ、メモリセルアレイ領域内の素子分
離領域上面よりも高くする工程と、前記浮遊ゲート電極
層の露出表面上にゲート間絶縁膜を形成する工程と、こ
のゲート間絶縁膜上に制御ゲート電極層を形成する工程
とを有する半導体記憶装置の製造方法である。
【0021】さらに、本発明の別の特徴は、半導体基板
上にゲート絶縁膜及び第1浮遊ゲート電極層を形成する
工程と、前記半導体基板、前記ゲート絶縁膜及び前記第
1浮遊ゲート電極層を部分的に除去して、素子分離絶縁
膜を堆積して、メモリセルアレイ領域を規定する工程
と、前記メモリセルアレイ領域端の前記素子分離領域を
除去せず、かつ、前記メモリセルアレイ領域内の前記素
子分離領域上の表面を一部除去して、前記第1浮遊ゲー
ト電極層上面よりも低くする工程と、前記メモリセルア
レイ領域端の前記素子分離領域及び前記メモリセルアレ
イ領域内の前記素子分離領域上の表面を一部除去して、
前記メモリセルアレイ領域端の前記素子分離領域上面を
前記メモリセルアレイ領域内の素子分離領域上面よりも
高くする工程と、前記素子分離領域及び前記第1浮遊ゲ
ート電極層の露出表面上に第2浮遊ゲート電極層を形成
する工程と、前記メモリセルアレイ内の素子分離領域上
で、前記第2浮遊ゲート電極層を除去して、複数の第2
浮遊ゲート電極に分離する工程と、前記複数の第2浮遊
ゲート電極の露出面上にゲート間絶縁膜を形成する工程
と、このゲート間絶縁膜上に制御ゲート電極層を形成す
る工程とを有する半導体記憶装置の製造方法である。
【0022】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本実施の形
態の半導体記憶装置の構造を図1乃至図3を用いて説明
する。ここで、本実施の形態のNAND型フラッシュメ
モリのメモリセルアレイの境界付近の上面を図2で示
し、この図2中の“A−B”線上での断面を図1にて示
し、“C−D”線上での断面を図3に示す。例えばシリ
コンからなる半導体基板1上には、複数個形成されたシ
リコン酸化膜からなるゲート絶縁膜2が形成されてい
る。このゲート絶縁膜2上には、メモリセルアレイ3を
構成する多結晶シリコン層からなる浮遊ゲート電極4が
複数形成されている。メモリセルアレイ3の最も外側で
ある図2左側には、メモリセルアレイ端部5の領域とな
っている。
【0023】この浮遊ゲート電極4間には、メモリセル
アレイ内素子分離領域6が複数設けられている。このメ
モリセルアレイ内素子分離領域6の上面の高さは、浮遊
ゲート電極4の上面の高さより低く形成され、かつ、ゲ
ート絶縁膜2よりも上方となっている。さらにメモリセ
ルアレイ端部5には、メモリセルアレイ内素子分離領域
6の上面の高さよりも高い上面を持つメモリセルアレイ
端部素子分離領域7が設けられている。このメモリセル
アレイ端部素子分離領域7の上面の高さは、浮遊ゲート
電極4の上面の高さと等しくなっている。
【0024】各浮遊ゲート電極4の表面上、メモリセル
アレイ内素子分離領域6及びメモリセルアレイ端部素子
分離領域7の表面上には、例えばシリコン酸化膜とシリ
コン窒化膜の積層膜からなるゲート間絶縁膜8が形成さ
れている。このゲート間絶縁膜8上には、多結晶シリコ
ン層9及びその上のシリサイド層10によって制御ゲー
ト電極11が形成されている。そして、ゲート絶縁膜2
下の半導体基板1の表面付近は素子領域12となってい
る。
【0025】図2における“C−D”線上での断面であ
る図3では、半導体基板1上にゲート絶縁膜2を介して
浮遊ゲート電極4が形成された状態が示される。ここ
で、浮遊ゲート4間の半導体基板1中の素子領域12中
には、ソース・ドレイン拡散層13が形成されている。
【0026】図2に示されるように、素子領域12を互
いに分離するメモリセルアレイ内素子分離領域6が素子
領域12に平行に形成されている。このメモリセルアレ
イ内素子分離領域6に挟まれて複数のメモリセル列が構
成される。このメモリセル列では、図3に示されるよう
な隣接する浮遊ゲート4下方の両端のソース・ドレイン
拡散層13が互いに共有されて、複数のメモリセルトラ
ンジスタが直列接続されてメモリセル列を構成してい
る。ここで、メモリセルアレイ内素子分離領域6の上面
の高さと浮遊ゲート電極4の上面の高さとの段差は、カ
ップリング比を規定するので、必要なカップリング比と
なるように段差の大きさが設定されている。ここで、例
えば浮遊ゲート電極4の幅と同じ値となるように段差を
設定する。例えば、浮遊ゲート電極4の幅を約0.1μ
mとすると、メモリセルアレイ内素子分離領域6の上面
と浮遊ゲート電極4の上面との段差は約0.1μmとし
て形成できる。こうして、ゲート絶縁膜2の幅のおよそ
3倍の面積を持つように浮遊ゲート電極4の周囲にゲー
ト間絶縁膜8を形成でき、カップリング比を増大でき
る。
【0027】ここでは、素子分離の方式としてSTIを
用いている。ここで、メモリセルアレイ内素子分離領域
6及びメモリセルアレイ端部素子分離領域7は、素子分
離機能を持たせるために、浮遊ゲート電極4下のゲート
絶縁膜2の上面よりも素子分離領域の上面は必ず上方に
位置するように設定され、例えばシリコン酸化膜で形成
されている。さらに、メモリセル領域内素子分離領域6
は複数設けられているが、その幅がすべてそれぞれ等し
く形成されている。
【0028】さらに、メモリセルアレイ3内に複数設け
られた浮遊ゲート電極4の幅及びメモリセルアレイ端部
5に隣接して設けられた浮遊ゲート電極4の幅はそれぞ
れ互いに等しく形成されている。
【0029】図1に示される断面では、メモリセルアレ
イ3内では制御ゲート電極11が1本、共通に設けられ
て各浮遊ゲート電極4を制御している。なお、図示しな
いが、BPSG(ホウ素を含むシリコン酸化膜)などか
らなる層間絶縁膜にて各構造の露出面は被覆されてい
る。
【0030】このようにメモリセルアレイ領域内におけ
る素子分離領域上面の高さは、メモリセルアレイ外側に
おけるそれよりも低くすることによってメモリセルでは
カップリング比を向上させた微細な半導体記憶装置を提
供することができる。
【0031】次に、本実施の形態の半導体記憶装置の製
造方法を図1、図4乃至図10を用いて説明する。ま
ず、図4に示すように半導体基板1上にゲート絶縁膜2
を形成する。次に、ゲート絶縁膜2上に浮遊ゲート電極
4の一部となる第1多結晶シリコン膜20を形成する。
次に、この第1多結晶シリコン膜20上にマスク材21
を形成する。マスク材21には例えば窒化シリコン膜が
用いられる。
【0032】次に、図5に示されるようにマスク材21
をパターニングし、マスク材21をエッチングする。さ
らにマスク材21と自己整合的に第1多結晶シリコン膜
20、ゲート絶縁膜2をエッチングし、さらに半導体基
板1をエッチングして、メモリセルアレイ形成予定領域
22では、素子分離領域のためのメモリセルアレイ内素
子分離溝23を複数個、等間隔の幅を持つように形成す
る。さらに、メモリセルアレイ形成予定領域の外側のメ
モリセルアレイ端部形成予定領域24では、メモリセル
アレイ内素子分離溝23よりもその幅が大きく形成され
たメモリセルアレイ端部素子分離溝25を形成する。メ
モリセルアレイ形成予定領域22内では、メモリセルア
レイ内素子分離溝23によって互いに分断された半導体
基板1の上面付近は素子領域12として規定される。
【0033】次に、図6に示されるように、メモリセル
アレイ内素子分離溝23及びメモリセルアレイ端部素子
分離溝25を絶縁膜、例えばシリコン酸化膜26で埋め
込んだ後、CMP(化学機械研磨)法などにより表面を
平坦化する。こうして、各素子分離領域を隣接する各浮
遊ゲート電極と自己整合的に形成する。
【0034】次に、図7に示されるように、マスク材2
1を除去する。マスク材21として、窒化シリコン膜を
用いた場合には、マスク材21の除去には例えば熱リン
酸が用いられる。このようにして生じた素子分離領域内
のシリコン酸化膜26の上面と浮遊ゲート電極の一部と
なる第1多結晶シリコン層20の上面との段差は堆積時
のマスク材21の厚さから、素子分離溝形成及びマスク
材除去時のマスク材及び第1多結晶シリコン層20表面
のダメージ分を除いた厚さとなっている。
【0035】次に、図8に示されるように、マスク材2
1を除去した部分に第2多結晶シリコン膜27を埋め込
む。この第2多結晶シリコン膜27は、前の工程で既に
形成されている第1多結晶シリコン膜20と電気的に接
続されてともに浮遊ゲート電極4となる。第2多結晶シ
リコン膜27を埋め込んだ後、CMP法などにより平坦
化して、素子分離領域内のシリコン酸化膜26上から第
2多結晶シリコン膜20を除去するダマシーン法を用い
る。
【0036】次に、図9に示されるようにフォトリソグ
ラフィー法によってメモリセルアレイ3内を開口し、メ
モリセルアレイ端部5を覆うようにフォトレジスト28
を形成する。この時、フォトレジスト28の開口部の境
界は、メモリセルアレイ端部5の素子領域12上、すな
わち、メモリセルアレイ端部5の浮遊ゲート電極4の上
に位置するように配置する。ここで、図9中でメモリセ
ルアレイ端部5の浮遊ゲート電極4の左端から右端まで
の領域Xのいずれかの部分にフォトレジスト28の開口
部の境界が位置する必要がある。これは、後の工程で、
素子分離領域が所望の領域外で除去されてしまうのを防
ぐためである。次に、フォトレジスト28で被覆されて
いないメモリセルアレイ3内の素子分離領域に埋め込ま
れた絶縁膜26をエッチバックして、メモリセルアレイ
内素子分離領域6を形成する。ここで、必要なカップリ
ング比を得るようなメモリセルアレイ3内の素子分離領
域の上表面高さとなるようエッチング量を調整する。こ
のエッチングはRIE又は希フッ酸薬液の一方又はこれ
らの両方を用いて行う。
【0037】こうしてメモリセルアレイ内素子分離領域
6の上面の高さを浮遊ゲート電極4の上面の高さよりも
低くする。一方で、メモリセルアレイ端部5では素子分
離領域上面は浮遊ゲート電極4と同じ高さに保たれて、
メモリセルアレイ端部素子分離領域7となる。なお、メ
モリセルアレイ内素子分離領域6の上面の高さはゲート
絶縁膜2の高さよりも上に位置するように形成する。
【0038】次に、図10に示されるようにフォトレジ
スト28を除去した後、ゲート間絶縁膜8を露出面上に
形成する。
【0039】次に、図1に示されるように、制御ゲート
電極となる多結晶シリコン層9をゲート間絶縁膜8上に
堆積する。この多結晶シリコン層9を十分な厚さとする
ことによって、メモリセルアレイ内素子分離領域6と浮
遊ゲート電極4との段差は埋め込まれる。すなわち、メ
モリセルアレイ内素子分離領域6の幅の半分以上の厚さ
の多結晶シリコン層9を堆積することでメモリセルアレ
イ内素子分離領域6と浮遊ゲート4との段差は埋め込ま
れることになる。さらに、メモリセルアレイ端部素子分
離領域7と浮遊ゲート電極4との間には段差が存在して
いないので、その上に堆積された多結晶シリコン層9に
は、その部分では段差は存在しない。
【0040】次に、シリサイド層10を多結晶シリコン
層9上に形成する。シリサイド層は例えばタングステン
シリサイドが用いられる。また、メモリセルアレイ内素
子分離領域6上に埋め込まれた多結晶シリコン層9の上
面に窪み29が形成されるが、その段差はきわめて小さ
いため、シリサイド層形成の際には、窪み29はシリサ
イド層によって埋め込まれる。これに続いて制御ゲート
電極11及び浮遊ゲート電極4をトランジスタのゲート
電極及びワード線となるようにパターニングして加工し
て、ソース・ドレイン拡散層13を形成するための不純
物をイオン注入により行い、図1に示したような半導体
記憶装置が完成する。
【0041】このように、本実施の形態の半導体記憶装
置の製造方法によれば、メモリセルアレイ3領域ではメ
モリセルアレイ内素子分離領域6と浮遊ゲート電極4と
の段差は制御ゲート電極11となる多結晶シリコン層9
によって埋め込まれており、シリサイド層10の形成時
には、ほとんど段差をなくすことができる。またメモリ
セルアレイ端部5ではメモリセルアレイ端部素子分離領
域7の上面と浮遊ゲート電極4の上面が同じ高さになっ
ているためシリサイド層10には段差ができない。その
ためメモリセルアレイ端部におけるシリサイド層のカバ
レッジ不良や、ゲート加工のためのリソグラフィープロ
セスにおいてアレイ内外でゲートの高さが変わることに
よるマージンの低下などを防止することができる。すな
わち、従来技術において生じていたメモリセルアレイ端
部における素子分離領域上での制御ゲート電極の断線を
防止できる。また、シリサイド層のパターニングの際の
オーバーエッチングやアンダーエッチングを防止でき
る。
【0042】なお、メモリセルアレイ端部5のメモリセ
ルに関しては浮遊ゲート4の片方の側壁にゲート間絶縁
膜8が形成されずに、メモリセルアレイ端部素子分離領
域7が接している構造になり、他の浮遊ゲート4とカッ
プリング比が異なるが、一般にメモリセルアレイ端のメ
モリセルは加工精度にばらつきが生じるため、素子とし
て機能させないダミーセルとして用いられており、規模
が大きいメモリセルアレイ全体に対して面積損となるこ
ともない。すなわち、メモリセルアレイ内には、100
本から数千本の単位でメモリセル列が設けられるので、
その端部にダミーセルが1列分設けられても、その面積
増はわずかである。また、ダミーセルはメモリセルアレ
イ端部の1列に限らず、2列分またはそれ以上設けても
よい。
【0043】(第2の実施の形態)本実施の形態の半導
体記憶装置は図11に示されるように、メモリセルアレ
イ端部5におけるメモリセルの素子領域30の幅L1を
他のメモリセルアレイ3の素子領域12の幅L2よりも
大きくとっていて、他の構成は第1の実施の形態の半導
体記憶装置の構造と同様になっている。ここで、L1は
L2の数倍程度で設定できる。ここで、図11は、半導
体記憶装置の上面図である図12の“E−F”線上での
断面図である。さらに、このメモリセルアレイ端部5に
おける素子領域12上のゲート絶縁膜31及び浮遊ゲー
ト電極32は、メモリセルアレイ3内のゲート絶縁膜2
及び浮遊ゲート電極4よりもその幅が大きく形成されて
いる。ここで、各構成要素幅は、図12の上面図に左右
方向で示されるような制御ゲート電極11の長手方向で
の距離を指している。他の構成は第1の実施の形態の半
導体記憶装置の構造と同様であるので、説明は省略す
る。本実施の形態の半導体記憶装置においても第1の実
施の形態の半導体記憶装置と同様の効果を得ることがで
きる。
【0044】本実施の形態の製造方法は、第1の実施の
形態の半導体記憶装置の製造方法において、図5に示さ
れるメモリセルアレイ領域を規定する工程で、メモリセ
ルアレイ端部形成予定領域24における第1多結晶シリ
コン層20の幅をメモリセルアレイ形成予定領域22内
の第1多結晶シリコン層20の幅よりも大きく形成する
工程に変えて、他の製造工程は第1の実施の形態の製造
方法と同様な工程が適用できる。
【0045】本実施の形態の半導体記憶装置の製造方法
においても第1の実施の形態の半導体記憶装置の製造方
法と同様の効果を得ることができる。さらに、第1の実
施の形態の製造方法において示した図9に示される工程
におけるフォトレジスト28のパターンを形成する際の
位置合わせずれや寸法合わせずれのマージンを大きくす
ることができる。
【0046】(第3の実施の形態)本実施の形態の半導
体記憶装置は図13に示されるように、メモリセルアレ
イ端部5におけるメモリセルアレイ端部素子分離領域3
5の上表面の高さを浮遊ゲート電極4の上表面の高さよ
りも高く形成していて、他の構成は第1の実施の形態の
半導体記憶装置の構造と同様になっている。このよう
に、素子分離領域と浮遊ゲート電極との段差の高さは、
メモリセルアレイ領域内よりもメモリセルアレイ端部で
の方が小さくなっている。ここで、図13は、半導体記
憶装置の上面図である図14の“G−H”線上での断面
図である。ここで、メモリセルアレイ端部素子分離領域
35の上表面と浮遊ゲート電極4の上表面との段差は、
メモリセルアレイ内素子分離領域6の上表面と浮遊ゲー
ト電極4の上表面との段差よりは小さく形成されてい
て、従来技術のような段差による制御ゲート電極の不良
が生じないようになっている。他の構成は第1の実施の
形態の半導体記憶装置の構造と同様であるので、説明は
省略する。本実施の形態の半導体記憶装置においても第
1の実施の形態の半導体記憶装置と同様の効果を得るこ
とができる。
【0047】本実施の形態に関する製造方法を図4、図
5、図13、図15乃至図18を用いて説明する。ま
ず、図4に示された工程において、半導体基板1上にゲ
ート絶縁膜2、浮遊ゲート電極4となる第1多結晶シリ
コン膜20、マスク材21を形成する。ここでは、最終
的に必要となる膜厚となるように第1多結晶シリコン膜
20を形成していて、第1の実施の形態の第1多結晶シ
リコン膜20よりもその厚さを大きくしている。
【0048】次に、図5に示されるように、マスク材2
1をパターニングし、マスク材21をエッチングする。
さらにマスク材21と自己整合的に浮遊ゲート電極4、
ゲート絶縁膜2をエッチングし、さらに半導体基板1を
エッチングして素子分離領域のための溝23,25を形
成する。
【0049】次に、図15に示されるように、素子分離
溝23、25をシリコン酸化膜26などの絶縁膜で埋め
込んだ後、CMP法などにより平坦化する。
【0050】次に、図16に示されるようにマスク材2
1を除去した後に、フォトリソグラフィー法によってセ
ルアレイ領域は開口し、アレイ以外の領域は覆うように
フォトレジスト36を形成する。このとき、フォトレジ
スト36の開口部の境界は、メモリセルアレイ端部5の
素子領域12上に位置するようにする。そして、フォト
レジスト36の開口部に露出した素子分離溝に埋め込ま
れたシリコン酸化膜26をエッチバックする。こうして
メモリセルアレイ領域3の素子分離溝内のシリコン酸化
膜26の上面の高さを浮遊ゲート電極4の上面の高さよ
りも低くする。一方メモリセルアレイ端部5では素子分
離溝内のシリコン酸化膜26の上面は浮遊ゲート電極4
の上面よりも高くなっている。
【0051】次に、図17に示されるようにフォトレジ
スト36を除去した後、さらに素子分離溝内のシリコン
酸化膜26のエッチバックを行う。これにより、メモリ
セルアレイ3内のシリコン酸化膜はさらに低くなり、メ
モリセルアレイ内素子分離領域6が形成される。メモリ
セルアレイ3以外の領域でも素子分離溝内のシリコン酸
化膜は低くなり、その上表面と浮遊ゲート電極4との段
差が小さくなり、メモリセルアレイ端部素子分離領域3
5が形成される。ここでは、RIE又は希フッ酸の薬液
のいずれか又は両方を使用して、エッチバックが行われ
る。ここで、メモリセルアレイ端部素子分離領域35の
上面と浮遊ゲート電極4の上面との高さの段差は、メモ
リセルアレイ内素子分離領域6の上面と浮遊ゲート電極
4の上面との高さの段差よりも必ず小さくなっている。
また、メモリセルアレイ端部素子分離領域35の上面は
浮遊ゲート電極4上面よりも高く、かつ、メモリセルア
レイ内素子分離領域6の上面よりも高く形成する。な
お、浮遊ゲート電極4の上面の高さは、メモリセルアレ
イ端部5においても、メモリセルアレイ3内においても
いずれも等しく形成されている。
【0052】次に、図18に示されるように、露出面上
にゲート間絶縁膜8を形成する。さらに制御ゲート電極
11となる多結晶シリコン層9、シリサイド層10など
を形成する工程を経て図13に示したような半導体記憶
装置が完成する。
【0053】本実施の形態の半導体記憶装置の製造方法
は、第1の実施の形態の半導体記憶装置の製造方法と同
様の効果を得ることができる。さらに、本実施の形態の
半導体記憶装置の製造方法によれば、CMP工程数を減
らし、浮遊ゲート電極を2回に分けて堆積させる工程が
なく第1の実施の形態の半導体記憶装置の製造方法に比
べて、製造工程数を削減できる。
【0054】なお、第2の実施の形態のように、メモリ
セルアレイ端部におけるメモリセルの素子領域幅L1を
他のメモリセルの素子領域幅L2よりも大きくとること
も可能である。この場合は、第2の実施の形態と同様の
効果を得ることができる。
【0055】(第4の実施の形態)本実施の形態の半導
体記憶装置は図19に示されるように、メモリセルアレ
イ端部5におけるメモリセルアレイ端部素子分離領域4
0の上表面の高さを浮遊ゲート電極4の上表面の高さよ
りも低く形成していて、他の構成は第1の実施の形態の
半導体記憶装置の構造と同様になっている。このよう
に、素子分離領域と浮遊ゲート電極との段差の高さは、
メモリセルアレイ領域内よりもメモリセルアレイ端部で
の方が小さくなっている。ここで、図19は、半導体記
憶装置の上面図である図20の“I−J”線上での断面図
である。ここで、メモリセルアレイ外であるメモリセル
アレイ端部5における素子分離領域40の上面の高さ
は、メモリセルアレイ3領域内における素子分離領域6
の上面の高さよりも必ず高い位置となっている。ここ
で、メモリセルアレイ端部素子分離領域40の上表面と
浮遊ゲート電極4の上表面との段差は、メモリセルアレ
イ内素子分離領域6の上表面と浮遊ゲート電極4の上表
面との段差よりは小さく形成されていて、従来技術のよ
うな段差による制御ゲート電極の不良が生じないように
なっている。他の構成は第1の実施の形態の半導体記憶
装置の構造と同様であるので、説明は省略する。本実施
の形態の半導体記憶装置においても第1の実施の形態の
半導体記憶装置と同様の効果を得ることができる。この
ように、メモリセルアレイ端部での制御ゲート電極の段
差に基づいた断線不良発生を防止している。さらに、メ
モリセルアレイ外における素子分離領域上面と浮遊ゲー
ト電極上面との段差はできるだけ少ないことが、制御ゲ
ート電極の断線不良防止のために好ましい。このよう
に、メモリセルアレイ内の段差よりもメモリセルアレイ
端の段差が小さくなっていることから、第3の実施の形
態の半導体記憶装置と同様な効果が得られる。
【0056】本実施の形態に関する製造方法を図4、図
5、図13、図15、図18、図19、図21、図22
を用いて説明する。まず、図4に示された工程におい
て、半導体基板1上にゲート絶縁膜2、浮遊ゲート電極
4となる第1多結晶シリコン膜20、マスク材21を形
成する。ここでは、最終的に必要となる膜厚となるよう
に第1多結晶シリコン膜20を形成していて、第1の実
施の形態の第1多結晶シリコン膜20よりもその厚さを
大きくしている。
【0057】次に、図5に示されるように、マスク材2
1をパターニングし、マスク材21をエッチングする。
さらにマスク材21と自己整合的に浮遊ゲート電極4、
ゲート絶縁膜2をエッチングし、さらに半導体基板1を
エッチングして素子分離領域のための溝23,25を形
成する。
【0058】次に、図15に示されるように、素子分離
溝23、25をシリコン酸化膜26などの絶縁膜で埋め
込んだ後、CMP法などにより平坦化する。
【0059】次に、図21に示されるようにマスク材2
1を除去した後に、フォトリソグラフィー法によってセ
ルアレイ領域は開口し、アレイ以外の領域は覆うように
フォトレジスト41を形成する。このとき、フォトレジ
スト41の開口部の境界は、メモリセルアレイ端部5の
素子領域12上に位置するようにする。そして、フォト
レジスト41の開口部に露出した素子分離溝に埋め込ま
れたシリコン酸化膜26をエッチバックする。こうして
メモリセルアレイ領域3の素子分離溝内のシリコン酸化
膜26の上面の高さを浮遊ゲート電極4の上面の高さよ
りも低くする。一方メモリセルアレイ端部5では素子分
離溝内のシリコン酸化膜26の上面は浮遊ゲート電極4
の上面よりも高くなっている。
【0060】次に、図22に示されるようにフォトレジ
スト41を除去した後、さらに素子分離溝内のシリコン
酸化膜26のエッチバックを行う。これにより、メモリ
セルアレイ3内のシリコン酸化膜はさらに低くなり、メ
モリセルアレイ内素子分離領域6が形成される。メモリ
セルアレイ3以外の領域でも素子分離溝内のシリコン酸
化膜は低くなり、その上表面と浮遊ゲート電極4との段
差が小さくなり、メモリセルアレイ端部素子分離領域4
0が形成される。ここでは、RIE又は希フッ酸の薬液
のいずれか又は両方を使用して、エッチバックが行われ
る。ここで、メモリセルアレイ端部素子分離領域40の
上面と浮遊ゲート電極4の上面との高さの段差は、メモ
リセルアレイ内素子分離領域6の上面と浮遊ゲート電極
4の上面との高さの段差よりも必ず小さくなっている。
また、メモリセルアレイ端部素子分離領域40の上面は
浮遊ゲート電極4上面よりも低く、かつ、メモリセルア
レイ内素子分離領域6の上面よりも高く形成する。な
お、浮遊ゲート電極4の上面の高さは、メモリセルアレ
イ端部5においても、メモリセルアレイ3内においても
いずれも等しく形成されている。
【0061】次に、露出面上にゲート間絶縁膜8を形成
する。さらに制御ゲート電極11となる多結晶シリコン
層9、シリサイド層10などを形成する工程を経て図1
9に示したような半導体記憶装置が完成する。
【0062】本実施の形態の半導体記憶装置の製造方法
は、第1の実施の形態の半導体記憶装置の製造方法と同
様の効果を得ることができる。さらに、本実施の形態の
半導体記憶装置の製造方法によれば、CMP工程数を減
らし、浮遊ゲート電極を2回に分けて堆積させる工程が
なく第1の実施の形態の半導体記憶装置の製造方法に比
べて、製造工程数を削減できる。
【0063】なお、第2の実施の形態のように、メモリ
セルアレイ端部におけるメモリセルの素子領域幅L1を
他のメモリセルの素子領域幅L2よりも大きくとること
も可能である。この場合は、第2の実施の形態と同様の
効果を得ることができる。
【0064】(第5の実施の形態)本実施の形態の半導
体記憶装置の構造を図23及び図24を用いて説明す
る。ここで、本実施の形態のNAND型フラッシュメモ
リのメモリセルアレイの境界付近の上面を図24で示
し、この図24中の“K−L”線上での断面を図23に
て示す。例えばシリコンからなる半導体基板50上に
は、複数個形成されたシリコン酸化膜からなるゲート絶
縁膜51が形成されている。このゲート絶縁膜51上に
は、メモリセルアレイ52を構成する多結晶シリコン層
からなる浮遊ゲート電極53が複数形成されている。こ
こで、浮遊ゲート電極53は、下層の第1浮遊ゲート電
極54と、この上に形成された第2浮遊ゲート電極55
との積層構造になっている。メモリセルアレイ52の最
も外側である図23左側には、メモリセルアレイ端部5
6の領域となっている。
【0065】この第1浮遊ゲート電極54間には、メモ
リセルアレイ内素子分離領域57が複数設けられてい
る。このメモリセルアレイ内素子分離領域57の上面の
高さは、第1浮遊ゲート電極54の上面の高さより低く
形成され、かつ、ゲート絶縁膜51よりも上方となって
いる。さらにメモリセルアレイ端部56には、メモリセ
ルアレイ内素子分離領域57の上面の高さよりも高い上
面を持つメモリセルアレイ端部素子分離領域58が設け
られている。このメモリセルアレイ端部素子分離領域5
8の上面の高さは、第1浮遊ゲート電極54の上面の高
さと等しくなっている。
【0066】メモリセルアレイ52内では、各第1浮遊
ゲート電極54上の第2浮遊ゲート電極55は、この第
1浮遊ゲート電極54の2つの側面に接する2つのメモ
リセルアレイ内素子分離領域57の上面の一部上にまた
がって形成されている。
【0067】さらにメモリセルアレイ端56では、第1
浮遊ゲート電極54上の第2浮遊ゲート電極59は、メ
モリセルアレイ側のメモリセルアレイ内素子分離領域5
7上の一部上に形成され、かつ、メモリセルアレイ端部
56側のメモリセルアレイ端素子分離領域58上にスト
ライプ状に形成されている。
【0068】各第2浮遊ゲート電極55の表面上、及び
メモリセルアレイ内素子分離領域57の表面上には、例
えばシリコン酸化膜とシリコン窒化膜の積層膜からなる
ゲート間絶縁膜60が形成されている。このゲート間絶
縁膜60上には、多結晶シリコン層61及びその上のシ
リサイド層62によって制御ゲート電極63が形成され
ている。そして、ゲート絶縁膜51下の半導体基板1の
表面付近は素子領域64となっている。制御ゲート電極
63は多結晶シリコン層61とシリサイド層62の積層
構造を有し、メモリセルアレイ52内の第2浮遊ゲート
電極55相互の間はゲート間絶縁膜60及び制御ゲート
電極63中の多結晶シリコン層61で埋め込まれてい
る。
【0069】図24における“K−L”線に直交する素
子領域上での断面は、第1の実施の形態において示した
図3と同様に構成される。
【0070】図24に示されるように、素子領域64を
互いに分離するメモリセルアレイ内素子分離領域57が
素子領域64に平行に形成されている。このメモリセル
アレイ内素子分離領域57に挟まれて複数のメモリセル
列が構成される。このメモリセル列では、隣接する浮遊
ゲート53下方の両端のソース・ドレイン拡散層65が
互いに共有されて、複数のメモリセルトランジスタが直
列接続されてメモリセル列を構成している。ここで、メ
モリセルアレイ内素子分離領域57の上面の高さと第2
浮遊ゲート電極55の上面の高さとの段差は、カップリ
ング比を規定するので、必要なカップリング比となるよ
うに段差の大きさが設定されている。ここでは、第1乃
至第4の実施の形態と異なり、浮遊ゲート電極に第2浮
遊ゲート電極55からなるウイング部を設けて、浮遊ゲ
ート電極53の表面積を増大させて、カップリング比を
増大させている。
【0071】ここでは、素子分離の方式としてSTIを
用いている。ここで、メモリセルアレイ内素子分離領域
57及びメモリセルアレイ端部素子分離領域58は、素
子分離機能を持たせるために、第1浮遊ゲート電極54
下のゲート絶縁膜51の上面よりも素子分離領域の上面
は必ず上方に位置するように設定され、例えばシリコン
酸化膜で形成されている。さらに、メモリセル領域内素
子分離領域57は複数設けられているが、その幅がすべ
てそれぞれ等しく形成されている。
【0072】さらに、メモリセルアレイ52内に複数設
けられた第1浮遊ゲート電極54の幅及びメモリセルア
レイ端部56に隣接して設けられた第1浮遊ゲート電極
54の幅はそれぞれ互いに等しく形成されている。
【0073】図23に示される断面では、メモリセルア
レイ52内では制御ゲート電極63が1本、共通に設け
られて各浮遊ゲート電極53を制御している。なお、図
示しないが、BPSGなどからなる層間絶縁膜にて各構
造の露出面は被覆されている。
【0074】このようにメモリセルアレイ領域内におけ
る素子分離領域上面の高さは、メモリセルアレイ外側に
おけるそれよりも低くすることによってメモリセルでは
カップリング比を向上させた微細な半導体記憶装置を提
供することができる。
【0075】ここで、メモリセルアレイ端素子分離領域
58の上面は第1浮遊ゲート電極54の上面よりも高い
位置に形成されていてもよい。さらに、メモリセルアレ
イ端素子分離領域58の上面は第1浮遊ゲート電極54
の上面と同じ位置に形成されていてもよい。さらに、メ
モリセルアレイ端素子分離領域58の上面は第1浮遊ゲ
ート電極54の上面よりも低い位置で、メモリセルアレ
イ内素子分離領域57の上面の位置よりも高い位置に形
成されていてもよい。
【0076】また、メモリセルアレイ端56における第
1浮遊ゲート電極54の幅は、メモリセルアレイ52内
の第1浮遊ゲート電極54の幅と等しくてもよい。さら
には、メモリセルアレイ端56における第1浮遊ゲート
電極54の幅は、メモリセルアレイ52内の第1浮遊ゲ
ート電極54の幅よりも広い幅としてもよい。
【0077】なお、メモリセルアレイ端素子分離領域5
8上で第2浮遊ゲート59に開口を設け、その中に多結
晶シリコン層を埋め込む形状としてもよい。この場合、
開口の大きさはメモリセルアレイ52内の素子分離領域
57上の第2浮遊ゲート55間の開口と同じ大きさとす
る。
【0078】このように形成された半導体記憶装置で
は、メモリセルアレイ内の素子分離領域上における素子
分離領域上面から浮遊ゲート電極上面までの高さを従来
よりも増やして、カップリング比を増大させている。本
実施の形態の半導体記憶装置の構造によると、メモリセ
ル1つあたりのゲート絶縁膜面積を従来よりも大きくす
ることができる。すなわち従来よりもカップリング比を
向上できるため、書き込みに必要な電圧の低減などの利
点がある。
【0079】次に、本実施の形態の半導体記憶装置の製
造方法を図23、図25乃至図31を用いて説明する。
まず、図25に示すように半導体基板50上にゲート絶
縁膜51を形成する。次に、ゲート絶縁膜51上に第1
浮遊ゲート電極54の一部となる第1多結晶シリコン膜
70を形成する。次に、この第1多結晶シリコン膜70
上にマスク材71を形成する。マスク材71には例えば
窒化シリコン膜が用いられる。
【0080】次に、マスク材71をパターニングし、マ
スク材71をエッチングする。さらにマスク材71と自
己整合的に第1多結晶シリコン膜70、ゲート絶縁膜5
1をエッチングし、さらに半導体基板50をエッチング
して、メモリセルアレイ形成予定領域72では、素子分
離領域のためのメモリセルアレイ内素子分離溝73を複
数個、等間隔の幅を持つように形成する。さらに、メモ
リセルアレイ形成予定領域の外側のメモリセルアレイ端
部形成予定領域74では、メモリセルアレイ内素子分離
溝73よりもその幅が大きく形成されたメモリセルアレ
イ端部素子分離溝75を形成する。メモリセルアレイ形
成予定領域72内では、メモリセルアレイ内素子分離溝
73によって互いに分断された半導体基板5の上面付近
は素子領域64として規定される。
【0081】次に、図26に示されるように、メモリセ
ルアレイ内素子分離溝73及びメモリセルアレイ端部素
子分離溝75を絶縁膜、例えばシリコン酸化膜76で埋
め込んだ後、CMP法などにより表面を平坦化する。こ
うして、各素子分離領域を隣接する各浮遊ゲート電極と
自己整合的に形成する。
【0082】次に、マスク材71を除去する。マスク材
71として、窒化シリコン膜を用いた場合には、マスク
材71の除去には例えば熱リン酸が用いられる。このよ
うにして生じた素子分離領域内のシリコン酸化膜76の
上面と第1浮遊ゲート電極の一部となる第1多結晶シリ
コン膜70の上面との段差は堆積時のマスク材71の厚
さから、素子分離溝形成及びマスク材除去時のマスク材
及び第1多結晶シリコン膜70表面のダメージ分を除い
た厚さとなっている。
【0083】次に、図27に示されるように、フォトリ
ソグラフィー法によってメモリセルアレイ52内を開口
し、メモリセルアレイ端部56を覆うようにフォトレジ
スト77を形成する。この時、フォトレジスト77の開
口部の境界は、メモリセルアレイ端部56の素子領域6
4上、すなわち、メモリセルアレイ端部56の第1浮遊
ゲート電極54の上に位置するように配置する。ここ
で、図27中でメモリセルアレイ端部5の浮遊ゲート電
極4の左端から右端までの領域Yのいずれかの部分にフ
ォトレジスト77の開口部の境界が位置する必要があ
る。これは、後の工程で、素子分離領域が所望の領域外
で除去されてしまうのを防ぐためである。次に、フォト
レジスト77で被覆されていないメモリセルアレイ52
内の素子分離領域に埋め込まれた絶縁膜76をエッチバ
ックする。このエッチングはRIE又は希フッ酸薬液の
一方又はこれらの両方を用いて行う。こうしてメモリセ
ルアレイ領域52の素子分離溝内のシリコン酸化膜76
の上面の高さを浮遊ゲート電極54の上面の高さよりも
低くする。一方メモリセルアレイ端部56では素子分離
溝内のシリコン酸化膜76の上面は浮遊ゲート電極4の
上面よりも高くなっている。ここで、露出している浮遊
ゲート電極表面には自然酸化膜が生じている。
【0084】次に、図28に示されるようにフォトレジ
スト77を除去した後、さらに素子分離溝内のシリコン
酸化膜76のエッチバックを行う。これにより、メモリ
セルアレイ52内のシリコン酸化膜はさらに低くなり、
メモリセルアレイ内素子分離領域57が形成される。メ
モリセルアレイ57以外の領域でも素子分離溝内のシリ
コン酸化膜は低くなり、その上表面と第1浮遊ゲート電
極54との段差を小さして、この例では段差をなくし
て、メモリセルアレイ端部素子分離領域58が形成され
る。ここでは、RIE又は希フッ酸の薬液のいずれか又
は両方を使用して、エッチバックが行われる。ここで、
メモリセルアレイ端部素子分離領域58の上面と第1浮
遊ゲート電極54の上面との高さの段差は、メモリセル
アレイ内素子分離領域57の上面と第1浮遊ゲート電極
54の上面との高さの段差よりも必ず小さくなってい
る。また、メモリセルアレイ端部素子分離領域56の上
面は第1浮遊ゲート電極54上面よりも高く、かつ、メ
モリセルアレイ内素子分離領域57の上面よりも高く形
成する。なお、第1浮遊ゲート電極54の上面の高さ
は、メモリセルアレイ端部56においても、メモリセル
アレイ52内においてもいずれも等しく形成されてい
る。
【0085】次に、図29に示されるように、第1浮遊
ゲート電極54上に第2多結晶シリコン膜78を堆積す
る。この第2多結晶シリコン膜78は、先に形成してあ
る第1多結晶シリコン膜70からなる第1浮遊ゲート電
極54と接続されて最終的には一体化した浮遊ゲート電
極53となる。なお、第1浮遊ゲート電極54表面に形
成された自然酸化膜が残ったまま、その上に第2浮遊ゲ
ート電極55が形成されても構わない。これは自然酸化
膜が素子動作上問題となるような厚い膜とはなっていな
いからである。
【0086】次に、図30に示されるように第2多結晶
シリコン膜55をパターニングして、メモリセルアレイ
内素子分離領域57上で分断して、開口79を形成す
る。このメモリセルアレイ内素子分離領域57上で分断
された浮遊ゲート電極53間の開口79は加工上可能な
最小の寸法幅とすれば、カップリング比をより大きくす
ることができる。こうしてウイング部をもった浮遊ゲー
ト電極53が形成される。
【0087】次に、図31に示されるようにゲート間絶
縁膜60を浮遊ゲート電極53の表面上及びメモリセル
アレイ内素子分離領域57の開口79上に形成する。さ
らに制御ゲート電極63となる多結晶シリコン層61、
シリサイド層62形成などの工程を実施する。この多結
晶シリコン層61を十分な厚さとすることによって、メ
モリセルアレイ内素子分離領域57と浮遊ゲート電極5
3との段差は埋め込まれる。すなわち、メモリセルアレ
イ内素子分離領域57上での浮遊ゲート53間の開口の
幅の半分以上の厚さの多結晶シリコン層61を堆積する
ことでメモリセルアレイ内素子分離領域57と浮遊ゲー
ト53との段差は埋め込まれることになる。さらに、メ
モリセルアレイ端部素子分離領域58と浮遊ゲート電極
59との間には段差が存在していないので、その上に堆
積された多結晶シリコン層61には、その部分では段差
は存在しない。シリサイド層は例えばタングステンシリ
サイドが用いられる。
【0088】こうしてメモリセルアレイ内素子分離領域
57の上面の高さを浮遊ゲート電極53の上面の高さよ
りも低くする。一方で、メモリセルアレイ端部5では素
子分離領域上面に浮遊ゲート電極59がストライプ状に
制御ゲート電極63と同様の形状に形成されて、制御ゲ
ート電極63に段差は生じない。なお、メモリセルアレ
イ内素子分離領域57の上面の高さはゲート絶縁膜51
の高さよりも上に位置するように形成する。ここで、必
要なカップリング比を得るようなメモリセルアレイ内素
子分離領域57の上表面高さとなるようエッチング量を
調整する。
【0089】また、メモリセルアレイ内素子分離領域5
7上に埋め込まれた多結晶シリコン層61の上面に窪み
80が形成されるが、その段差はきわめて小さいため、
シリサイド層形成の際には、窪み80はシリサイド層に
よって埋め込まれる。これに続いて制御ゲート電極63
及び浮遊ゲート電極53をトランジスタのゲート電極及
びワード線となるようにパターニングして加工して、ソ
ース・ドレイン拡散層65を形成するための不純物をイ
オン注入により行い、図23に示したような半導体記憶
装置が完成する。
【0090】こうして、本実施の形態の半導体記憶装置
の製造方法は、制御ゲート電極のカバレッジ不良に起因
する加工時の不良を防止できる。さらに、ゲート加工用
リソグラフィーにおけるマージンを向上させた半導体記
憶装置の製造方法を提供することができる。
【0091】なお、第2の実施の形態のように、セルア
レイ端におけるメモリセルの素子領域幅L1を他のメモ
リセルの素子領域幅L2よりも大きくとることも可能で
ある。この場合は、第2の実施の形態と同様の効果を得
ることができる。
【0092】(第6の実施の形態)本実施の形態の半導
体記憶装置の構造を図32及び図33を用いて説明す
る。ここで、本実施の形態のNAND型フラッシュメモ
リのメモリセルアレイの境界付近の上面を図33で示
し、この図32中の“M−N”線上での断面を図32に
て示す。例えばシリコンからなる半導体基板50上に
は、複数個形成されたシリコン酸化膜からなるゲート絶
縁膜51が形成されている。このゲート絶縁膜51上に
は、メモリセルアレイ52を構成する多結晶シリコン層
からなる浮遊ゲート電極90が複数形成されている。こ
こで、浮遊ゲート電極90は、下層の第1浮遊ゲート電
極54と、この上に形成された第2浮遊ゲート電極91
との積層構造になっている。ここで、第5の実施の形態
のように第2浮遊ゲート電極の側壁が垂直でなく、テー
パー形状となっている。すなわち、第2浮遊ゲート電極
91は、上面よりも下面が広い台形形状となっている。
メモリセルアレイ52の最も外側である図32左側に
は、メモリセルアレイ端部56の領域となっている。
【0093】この第1浮遊ゲート電極54間には、メモ
リセルアレイ内素子分離領域57が複数設けられてい
る。このメモリセルアレイ内素子分離領域57の上面の
高さは、第1浮遊ゲート電極54の上面の高さより低く
形成され、かつ、ゲート絶縁膜51よりも上方となって
いる。さらにメモリセルアレイ端部56には、メモリセ
ルアレイ内素子分離領域57の上面の高さよりも高い上
面を持つメモリセルアレイ端部素子分離領域58が設け
られている。このメモリセルアレイ端部素子分離領域5
8の上面の高さは、第1浮遊ゲート電極54の上面の高
さと等しくなっている。
【0094】メモリセルアレイ52内では、各第1浮遊
ゲート電極54上の第2浮遊ゲート電極91は、この第
1浮遊ゲート電極54の2つの側面に接する2つのメモ
リセルアレイ内素子分離領域57の上面の一部上にまた
がって形成されている。
【0095】さらにメモリセルアレイ端56では、第1
浮遊ゲート電極54上の第2浮遊ゲート電極92は、メ
モリセルアレイ側のメモリセルアレイ内素子分離領域5
7上の一部上に形成され、かつ、メモリセルアレイ端部
56側のメモリセルアレイ端素子分離領域58上にスト
ライプ状に形成されている。
【0096】各第2浮遊ゲート電極91の表面上、及び
メモリセルアレイ内素子分離領域57の表面上には、例
えばシリコン酸化膜とシリコン窒化膜の積層膜からなる
ゲート間絶縁膜93が形成されている。このゲート間絶
縁膜93上には、多結晶シリコン層94及びその上のシ
リサイド層95によって制御ゲート電極96が形成され
ている。そして、ゲート絶縁膜51下の半導体基板1の
表面付近は素子領域64となっている。制御ゲート電極
96は多結晶シリコン層94とシリサイド層95の積層
構造を有し、メモリセルアレイ52内の第2浮遊ゲート
電極91相互の間はゲート間絶縁膜93及び制御ゲート
電極96中の多結晶シリコン層94で埋め込まれてい
る。
【0097】図33における“M−N”線に直交する素
子領域上での断面は、第1の実施の形態において示した
図3と同様に構成される。
【0098】図33に示されるように、素子領域64を
互いに分離するメモリセルアレイ内素子分離領域57が
素子領域64に平行に形成されている。このメモリセル
アレイ内素子分離領域57に挟まれて複数のメモリセル
列が構成される。このメモリセル列では、隣接する浮遊
ゲート90下方の両端のソース・ドレイン拡散層65が
互いに共有されて、複数のメモリセルトランジスタが直
列接続されてメモリセル列を構成している。ここで、メ
モリセルアレイ内素子分離領域57の上面の高さと第2
浮遊ゲート電極91の上面の高さとの段差は、カップリ
ング比を規定するので、必要なカップリング比となるよ
うに段差の大きさが設定されている。ここでは、第1乃
至第4の実施の形態と異なり、浮遊ゲート電極に第2浮
遊ゲート電極91からなるウイング部を設けて、浮遊ゲ
ート電極90の表面積を増大させて、カップリング比を
増大させている。
【0099】ここでは、素子分離の方式としてSTIを
用いている。ここで、メモリセルアレイ内素子分離領域
57及びメモリセルアレイ端部素子分離領域58は、素
子分離機能を持たせるために、第1浮遊ゲート電極54
下のゲート絶縁膜51の上面よりも素子分離領域の上面
は必ず上方に位置するように設定され、例えばシリコン
酸化膜で形成されている。さらに、メモリセル領域内素
子分離領域57は複数設けられているが、その幅がすべ
てそれぞれ等しく形成されている。
【0100】さらに、メモリセルアレイ52内に複数設
けられた第1浮遊ゲート電極54の幅及びメモリセルア
レイ端部56に隣接して設けられた第1浮遊ゲート電極
54の幅はそれぞれ互いに等しく形成されている。
【0101】図32に示される断面では、メモリセルア
レイ52内では制御ゲート電極96が1本、共通に設け
られて各浮遊ゲート電極90を制御している。なお、図
示しないが、BPSGなどからなる層間絶縁膜にて各構
造の露出面は被覆されている。
【0102】このようにメモリセルアレイ領域内におけ
る素子分離領域上面の高さは、メモリセルアレイ外側に
おけるそれよりも低くすることによってメモリセルでは
カップリング比を向上させた微細な半導体記憶装置を提
供することができる。
【0103】ここで、メモリセルアレイ端素子分離領域
58の上面は第1浮遊ゲート電極54の上面よりも高い
位置に形成されていてもよい。さらに、メモリセルアレ
イ端素子分離領域58の上面は第1浮遊ゲート電極54
の上面と同じ位置に形成されていてもよい。さらに、メ
モリセルアレイ端素子分離領域58の上面は第1浮遊ゲ
ート電極54の上面よりも低い位置で、メモリセルアレ
イ内素子分離領域57の上面の位置よりも高い位置に形
成されていてもよい。
【0104】また、メモリセルアレイ端56における第
1浮遊ゲート電極54の幅は、メモリセルアレイ52内
の第1浮遊ゲート電極54の幅と等しくてもよい。さら
には、メモリセルアレイ端56における第1浮遊ゲート
電極54の幅は、メモリセルアレイ52内の第1浮遊ゲ
ート電極54の幅よりも広い幅としてもよい。
【0105】なお、メモリセルアレイ端素子分離領域5
8上で第2浮遊ゲート92に開口を設け、その中に多結
晶シリコン層を埋め込む形状としてもよい。この場合、
開口の大きさはメモリセルアレイ52内の素子分離領域
57上の第2浮遊ゲート91間の開口と同じ大きさとす
る。
【0106】このように形成された半導体記憶装置で
は、第5の実施の形態の半導体記憶装置と同様の効果を
得ることができる。
【0107】本実施の形態の半導体記憶装置の製造方法
は、第5の実施の形態における半導体記憶装置の製造方
法を示す図30の工程において、エッチング条件を変更
してテーパーを持たせた開口を各メモリセルアレイ内素
子分離領域上に設け、露出面に順次ゲート間絶縁膜、多
結晶シリコン層、シリサイド層を堆積することで製造で
きる。
【0108】本実施の形態の半導体記憶装置の製造方法
では、第2浮遊ゲート電極側面がテーパー状であるた
め、素子分離領域上で、隣接する浮遊ゲート電極同士の
間をゲート間絶縁膜及び多結晶シリコン層で埋め込むこ
とが容易となる。すなわち、素子分離領域上で、隣接す
る浮遊ゲート同士の開口部分の上部でその開口面積が第
5の実施の形態の半導体記憶装置の該当部分よりも大き
く形成できる。そのため、第5の実施の形態と同様の深
さで素子分離領域上の浮遊ゲート電極間の開口部を設け
た場合、第5の実施の形態よりも間口がより広いので、
開口部分を埋め込むことが容易となる。第5の実施の形
態では、素子分離領域上での浮遊ゲート電極間の開口
は、その間口が狭く埋め込むためにその段差に限界があ
った。それに対して、本実施の形態では、この段差の限
界をより狭めて、より大きい段差でも埋め込むことが可
能となる。すなわち、素子分離領域上で、素子分離領域
上面と浮遊ゲート電極上面との段差をより大きくして、
カップリング比を大きくすることができる。
【0109】なお、第2の実施の形態のように、セルア
レイ端におけるメモリセルの素子領域幅L1を他のメモ
リセルの素子領域幅L2よりも大きくとることも可能で
ある。この場合は、第2の実施の形態と同様の効果を得
ることができる。
【0110】各実施の形態は、上記した以外にも適宜、
組み合わせて実施することができる。なお以上説明した
各実施の形態は、NAND型、NOR型などの各種方式
の不揮発性半導体記憶装置に適用できる。
【0111】
【発明の効果】本発明によれば、メモリセルにおけるカ
ップリング比を向上させた半導体記憶装置を提供でき
る。さらに、本発明の別の特徴によれば、制御ゲート電
極のカバレッジ不良に起因する加工時の不良を防止した
半導体記憶装置の製造方法を提供できる。さらに、本発
明の別の特徴によれば、ゲート加工用リソグラフィーに
おけるマージンを向上させた半導体記憶装置の製造方法
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の半導体記憶装置
の構造を表す図2における“A−B”線上での断面図。
【図2】 本発明の第1の実施の形態の半導体記憶装置
の構造を表す上面図。
【図3】 本発明の第1の実施の形態の半導体記憶装置
の構造を表す図2における“C−D”線上での断面図。
【図4】 本発明の第1の実施の形態の半導体記憶装置
の製造方法を表す一工程の断面図。
【図5】 本発明の第1の実施の形態の半導体記憶装置
の製造方法を表す一工程の断面図。
【図6】 本発明の第1の実施の形態の半導体記憶装置
の製造方法を表す一工程の断面図。
【図7】 本発明の第1の実施の形態の半導体記憶装置
の製造方法を表す一工程の断面図。
【図8】 本発明の第1の実施の形態の半導体記憶装置
の製造方法を表す一工程の断面図。
【図9】 本発明の第1の実施の形態の半導体記憶装置
の製造方法を表す一工程の断面図。
【図10】 本発明の第1の実施の形態の半導体記憶装
置の製造方法を表す一工程の断面図。
【図11】 本発明の第2の実施の形態の半導体記憶装
置の構造を表す図13における“E−F”線上での断面
図。
【図12】 本発明の第2の実施の形態の半導体記憶装
置の構造を表す上面図。
【図13】 本発明の第3の実施の形態の半導体記憶装
置の構造を表す図14における“G−H”線上での断面
図。
【図14】 本発明の第3の実施の形態の半導体記憶装
置の構造を表す上面図。
【図15】 本発明の第3の実施の形態の半導体記憶装
置の製造方法を表す一工程の断面図。
【図16】 本発明の第3の実施の形態の半導体記憶装
置の製造方法を表す一工程の断面図。
【図17】 本発明の第3の実施の形態の半導体記憶装
置の製造方法を表す一工程の断面図。
【図18】 本発明の第3の実施の形態の半導体記憶装
置の製造方法を表す一工程の断面図。
【図19】 本発明の第4の実施の形態の半導体記憶装
置の構造を表す図20における“I−J”線上での断面
図。
【図20】 本発明の第4の実施の形態の半導体記憶装
置の構造を表す上面図。
【図21】 本発明の第4の実施の形態の半導体記憶装
置の製造方法を表す一工程の断面図。
【図22】 本発明の第4の実施の形態の半導体記憶装
置の製造方法を表す一工程の断面図。
【図23】 本発明の第4の実施の形態の半導体記憶装
置の構造を表す図24における“K−L”線上での断面
図。
【図24】 本発明の第4の実施の形態の半導体記憶装
置の構造を表す上面図。
【図25】 本発明の第4の実施の形態の半導体記憶装
置の製造方法を表す一工程の断面図。
【図26】 本発明の第4の実施の形態の半導体記憶装
置の製造方法を表す一工程の断面図。
【図27】 本発明の第4の実施の形態の半導体記憶装
置の製造方法を表す一工程の断面図。
【図28】 本発明の第4の実施の形態の半導体記憶装
置の製造方法を表す一工程の断面図。
【図29】 本発明の第4の実施の形態の半導体記憶装
置の製造方法を表す一工程の断面図。
【図30】 本発明の第4の実施の形態の半導体記憶装
置の製造方法を表す一工程の断面図。
【図31】 本発明の第4の実施の形態の半導体記憶装
置の製造方法を表す一工程の断面図。
【図32】 本発明の第5の実施の形態の半導体記憶装
置の構造を表す図33における“M−N”線上での断面
図。
【図33】 本発明の第5の実施の形態の半導体記憶装
置の構造を表す上面図。
【図34】 従来の半導体記憶装置の一例のメモリセル
を表す断面図。
【図35】 従来の半導体記憶装置の一例のメモリセル
を表す等価回路図。
【図36】 従来の半導体記憶装置の別の例のメモリセ
ルを表す断面図。
【図37】 従来の半導体記憶装置の一例におけるメモ
リセルアレイ端部近傍の構造を表わす断面図。
【図38】 従来の半導体記憶装置の一例におけるメモ
リセルアレイ端部近傍の構造を表わす上面図。
【図39】 従来の半導体記憶装置の別の例におけるメ
モリセルアレイ端部近傍の構造を表わす断面図。
【図40】 従来の半導体記憶装置の別の例におけるメ
モリセルアレイ端部近傍の構造を表わす上面図。
【図41】 従来の半導体記憶装置の一例におけるメモ
リセルアレイ端部近傍の不具合を表わす断面図。
【符号の説明】
1、50 半導体基板 2、51 ゲート絶縁膜 3、52 メモリセルアレイ 4、53、90 浮遊ゲート電極 5、56 メモリセルアレイ端部 6、57 メモリセルアレイ内素子分離領域 7、58 メモリセルアレイ端部素子分離領域 8、60、93 ゲート間絶縁膜 9、61、94 多結晶シリコン層 10、62、95 シリサイド層 11、63、96 制御ゲート電極 12、64 素子領域 13、65 ソース・ドレイン拡散層 20、70 第1多結晶シリコン膜 21、71 マスク材 22、72 メモリセルアレイ形成予定領域 23、73 メモリセルアレイ内素子分離溝 24 メモリセルアレイ端部形成予定領域 25、75 メモリセルアレイ端部素子分離溝 26、76 シリコン酸化膜 27、78 第2多結晶シリコン膜 28、36、41、77 フォトレジスト 29、80 窪み 30 メモリセルアレイ端部素子領域 31 メモリセルアレイ端部ゲート絶縁膜 32 メモリセルアレイ端部浮遊ゲート電極 35、40 メモリセルアレイ素子分離領域 54 第1浮遊ゲート電極 55、91 第2浮遊ゲート電極 59、92 メモリセルアレイ端部第2浮遊ゲート電極 79 開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F083 EP03 EP04 EP13 EP23 EP54 EP56 EP76 ER22 GA22 JA04 JA35 JA39 JA53 NA01 PR05 PR07 PR29 PR39 PR40 ZA28 5F101 BA05 BA07 BA12 BA13 BA29 BA36 BB05 BB17 BD34 BD35 BE07 BH13 BH19

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板と、 この半導体基板上に複数個形成されたゲート絶縁膜と、 このゲート絶縁膜上に複数個形成され、メモリセルアレ
    イを構成する浮遊ゲート電極と、 この浮遊ゲート電極間及びメモリセルアレイ端部に複数
    設けられ、メモリセルアレイ内におけるその上面と前記
    浮遊ゲート電極の上面との高さの差がメモリセルアレイ
    端におけるその上面と前記浮遊ゲート電極の上面との高
    さの差よりも大きい素子分離領域と、 前記浮遊ゲート電極表面上に形成されたゲート間絶縁膜
    と、 このゲート間絶縁膜上に形成された制御ゲート電極と、 前記半導体基板中の前記浮遊ゲート電極端部側面下に形
    成されたソース・ドレイン拡散層とを有することを特徴
    とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】半導体基板と、 この半導体基板上に複数個形成されたゲート絶縁膜と、 このゲート絶縁膜上に複数個形成され、メモリセルアレ
    イを構成する浮遊ゲート電極と、 この浮遊ゲート電極間及びメモリセルアレイ端部に複数
    設けられ、メモリセルアレイ内におけるその上面の高さ
    は、前記浮遊ゲート電極の上面の高さよりも低く、メモ
    リセルアレイ端におけるその上面の高さと前記浮遊ゲー
    ト電極の上面の高さが等しい素子分離領域と、 前記浮遊ゲート電極表面上に形成されたゲート間絶縁膜
    と、 このゲート間絶縁膜上に形成された制御ゲート電極と、 前記半導体基板中の前記浮遊ゲート端部側面下に形成さ
    れたソース・ドレイン拡散層とを有することを特徴とす
    る半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】前記メモリセルアレイ端においては、前記
    素子分離領域上面の高さは、前記浮遊ゲート電極の上面
    の高さよりも高く形成されていることを特徴とする請求
    項1記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】前記メモリセルアレイ端においては、前記
    素子分離領域上面の高さは、前記浮遊ゲート電極の上面
    の高さよりも低く形成されていることを特徴とする請求
    項1記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】前記メモリセルアレイ端の前記浮遊ゲート
    電極の幅が、前記メモリセルアレイ内における前記浮遊
    ゲート電極の幅よりも大きいことを特徴とする請求項1
    乃至4いずれか1項記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】前記ゲート絶縁膜はシリコン酸化膜を有
    し、前記浮遊ゲート電極は、多結晶シリコン層を有し、
    前記ゲート間絶縁膜は、シリコン酸化膜とシリコン窒化
    膜の積層膜を有し、前記制御ゲート電極は多結晶シリコ
    ン層とシリサイド層の積層構造を有し、前記メモリセル
    内の前記浮遊ゲート電極相互の間には前記ゲート間絶縁
    膜及び前記制御ゲート電極中の多結晶シリコン層が埋め
    込まれていることを特徴とする請求項1乃至5いずれか
    1項記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】半導体基板と、 この半導体基板上に複数個形成されたゲート絶縁膜と、 このゲート絶縁膜上に複数個形成され、第1層浮遊ゲー
    ト電極及び第2層浮遊ゲート電極を有して、メモリセル
    アレイを構成する浮遊ゲート電極と、 この第1層浮遊ゲート電極間及びメモリセルアレイ端部
    に複数設けられ、メモリセルアレイ内におけるその上面
    と前記第1層浮遊ゲート電極の上面との高さの差がメモ
    リセルアレイ端におけるその上面と前記第1層浮遊ゲー
    ト電極の上面との高さの差よりも大きい素子分離領域
    と、 前記第2層浮遊ゲート電極表面上に形成されたゲート間
    絶縁膜と、 このゲート間絶縁膜上に形成された制御ゲート電極と、 前記半導体基板中の前記第1層浮遊ゲート電極端部側面
    下に形成されたソース・ドレイン拡散層とを具備し、メ
    モリセルアレイ端に形成された前記素子分離領域は、前
    記第2浮遊ゲート電極下に形成されていることを特徴と
    する半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】半導体基板と、 この半導体基板上に複数個形成されたゲート絶縁膜と、 このゲート絶縁膜上に複数個形成され、第1層浮遊ゲー
    ト電極及び第2層浮遊ゲート電極を有して、メモリセル
    アレイを構成する浮遊ゲート電極と、 この第1層浮遊ゲート電極間及びメモリセルアレイ端部
    に複数設けられ、メモリセルアレイ内におけるその上面
    の高さは、前記第1層浮遊ゲート電極の上面の高さより
    も低く形成され、前記メモリセルアレイ端におけるその
    上面の高さは、前記第1層浮遊ゲート電極の上面の高さ
    と等しく、その端部が前記第2層浮遊ゲート電極下に形
    成された素子分離領域と、 前記第2浮遊ゲート電極表面上に形成されたゲート間絶
    縁膜と、 このゲート間絶縁膜上に形成された制御ゲート電極と、 前記半導体基板中の前記第1層浮遊ゲート電極端部側面
    下に形成されたソース・ドレイン拡散層とを具備するこ
    とを特徴とする半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】前記メモリセルアレイ端においては、前記
    素子分離領域上面の高さは、前記第1層浮遊ゲート電極
    上面の高さよりも高く形成されていることを特徴とする
    請求項7記載の半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】前記メモリセルアレイ端においては、前
    記素子分離領域上面の高さは、前記第1層浮遊ゲート電
    極上面の高さよりも低く形成されていることを特徴とす
    る請求項7記載の半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】前記メモリセルアレイ端の前記第1層浮
    遊ゲート電極の幅が、前記メモリセルアレイ内における
    前記第1層浮遊ゲート電極の幅よりも大きいことを特徴
    とする請求項7乃至10いずれか1項記載の半導体記憶
    装置。
  12. 【請求項12】前記ゲート絶縁膜はシリコン酸化膜を有
    し、前記第1層浮遊ゲート電極及び第2層浮遊ゲート電
    極は、多結晶シリコン層を有し、前記ゲート間絶縁膜
    は、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜の積層膜を有し、
    前記制御ゲート電極は多結晶シリコン層とシリサイド層
    の積層構造を有し、前記メモリセルアレイ内の前記第2
    浮遊ゲート電極相互の間には前記制御ゲート電極中の多
    結晶シリコン層が埋め込まれていることを特徴とする請
    求項7乃至10いずれか1項記載の半導体記憶装置。
  13. 【請求項13】半導体基板上にゲート絶縁膜及び浮遊ゲ
    ート電極層を形成する工程と、 前記半導体基板、前記ゲート絶縁膜及び前記浮遊ゲート
    電極層を部分的に除去して、素子分離絶縁膜を堆積し
    て、メモリセルアレイ領域を規定する工程と、 前記浮遊ゲート電極層上に浮遊ゲート電極材を積み増し
    して、前記素子分離絶縁膜及び前記浮遊ゲート電極層の
    上表面を同一高さに形成する工程と、 前記メモリセルアレイ領域端の前記素子分離領域を除去
    せず、かつ、前記メモリセルアレイ領域内の前記素子分
    離領域上の表面を一部除去して、前記浮遊ゲート電極層
    上面よりも低くする工程と、 前記浮遊ゲート電極層上に制御ゲート電極層を形成する
    工程とを有することを特徴とする半導体記憶装置の製造
    方法。
  14. 【請求項14】半導体基板上にゲート絶縁膜及び浮遊ゲ
    ート電極層を形成する工程と、 前記半導体基板、前記ゲート絶縁膜及び前記浮遊ゲート
    電極層を部分的に除去して、素子分離絶縁膜を堆積し
    て、メモリセルアレイ領域を規定する工程と、 前記メモリセルアレイ領域端の前記素子分離領域を除去
    せず、かつ、前記メモリセルアレイ領域内の前記素子分
    離領域上の表面を一部除去して、前記浮遊ゲート電極層
    上面よりも低くする工程と、 前記メモリセルアレイ領域端の前記素子分離領域及び前
    記メモリセルアレイ領域内の前記素子分離領域上の表面
    を一部除去して、前記メモリセルアレイ領域端の前記素
    子分離領域上面を前記浮遊ゲート電極上面よりも高く、
    かつ、メモリセルアレイ領域内の素子分離領域上面より
    も高くする工程と、 前記浮遊ゲート電極層の露出面上にゲート間絶縁膜を形
    成する工程と、 このゲート間絶縁膜上に制御ゲート電極層を形成する工
    程とを有することを特徴とする半導体記憶装置の製造方
    法。
  15. 【請求項15】半導体基板上にゲート絶縁膜及び浮遊ゲ
    ート電極層を形成する工程と、 前記半導体基板、前記ゲート絶縁膜及び前記浮遊ゲート
    電極層を部分的に除去して、素子分離絶縁膜を堆積し
    て、メモリセルアレイ領域を規定する工程と、 前記メモリセルアレイ領域端の前記素子分離領域を除去
    せず、かつ、前記メモリセル領域内の前記素子分離領域
    上の表面を一部除去して、前記浮遊ゲート電極層上面よ
    りも低くする工程と、 前記メモリセルアレイ領域端の前記素子分離領域及び前
    記メモリセルアレイ領域内の前記素子分離領域上の表面
    を一部除去して、前記メモリセルアレイ領域端の前記素
    子分離領域上面を前記浮遊ゲート電極上面よりも低く、
    かつ、メモリセルアレイ領域内の素子分離領域上面より
    も高くする工程と、 前記浮遊ゲート電極層の露出表面上にゲート間絶縁膜を
    形成する工程と、 このゲート間絶縁膜上に制御ゲート電極層を形成する工
    程とを有することを特徴とする半導体記憶装置の製造方
    法。
  16. 【請求項16】前記メモリセルアレイ領域を規定する工
    程において、前記メモリセルアレイ端における前記浮遊
    ゲート電極層の幅を前記メモリセルアレイ内の前記浮遊
    ゲート電極層の幅よりも大きく形成することを特徴とす
    る請求項13乃至15いずれか1項記載の半導体記憶装
    置の製造方法。
  17. 【請求項17】半導体基板上にゲート絶縁膜及び第1浮
    遊ゲート電極層を形成する工程と、 前記半導体基板、前記ゲート絶縁膜及び前記第1浮遊ゲ
    ート電極層を部分的に除去して、素子分離絶縁膜を堆積
    して、メモリセルアレイ領域を規定する工程と、 前記メモリセルアレイ領域端の前記素子分離領域を除去
    せず、かつ、前記メモリセルアレイ領域内の前記素子分
    離領域上の表面を一部除去して、前記第1浮遊ゲート電
    極層上面よりも低くする工程と、 前記メモリセルアレイ領域端の前記素子分離領域及び前
    記メモリセルアレイ領域内の前記素子分離領域上の表面
    を一部除去して、前記メモリセルアレイ領域端の前記素
    子分離領域上面を前記メモリセルアレイ領域内の素子分
    離領域上面よりも高くする工程と、 前記素子分離領域及び前記第1浮遊ゲート電極層の露出
    表面上に第2浮遊ゲート電極層を形成する工程と、 前記メモリセルアレイ内の素子分離領域上で、前記第2
    浮遊ゲート電極層を除去して、複数の第2浮遊ゲート電
    極に分離する工程と、 前記複数の第2浮遊ゲート電極の露出面上にゲート間絶
    縁膜を形成する工程と、 このゲート間絶縁膜上に制御ゲート電極層を形成する工
    程とを有することを特徴とする半導体記憶装置の製造方
    法。
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