JP2003288766A - 磁気ディスク基板用保持部材及びその製造方法 - Google Patents
磁気ディスク基板用保持部材及びその製造方法Info
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Abstract
に、研磨粉、研削粉、脱粒粉等の異物が入り込んでいな
い磁気ディスク基板用保持部材を提供する。 【解決手段】スペーサ11、シム、クランプ14等の磁気デ
ィスク基板用保持部材を、2MgO・SiO2を主結晶
層とし、副結晶層としてMgFe2O4、Fe3O4、Fe
2O3の少なくとも1種の結晶を有するセラミック焼結体
により形成するとともに、熱処理を与えて上記セラミッ
ク焼結体外表面のX線回折におけるMgFe2O4、Fe
3O4、Fe2O3の結晶相が混在する2θ=35〜36゜
付近のピーク強度を100としたとき、Fe2O3の結晶
相2θ=33゜付近のピーク強度が1〜30となるよう
にする。
Description
を保持するのに用いる、スペーサ、シム、クランプ等の
磁気ディスク基板用保持部材及びその製造方法に関する
ものである。
置として使用される磁気ディスク装置は、図6に示すよ
うに、回転軸4に固定されたハブ5に、磁気ディスク基板
6とスペーサ21とを交互に揮通し、最後にシム22を載せ
た後、クランプ23にて押さえ付け、クランプ23をハブ5
にネジ7で締め付けることにより磁気ディスク基板6を所
定の一定間隔に固定、保持するようになっていた。そし
て、上記回転軸4及び磁気ディスク基板6を回転させると
ともに、各磁気ディスク基板6上に磁気ヘッド8を非接触
状態で移動させることにより、各磁気ディスク基板6の
所定位置に情報を書き込んだり、所定位置から情報を読
み取るようになっていた。
化が要求されており、そのためには磁気ディスク基板6
の表面を高度に平滑化、平坦化するとともに、磁気ディ
スク基板6の変形や歪みを防ぎ、磁気ヘッド8と磁気ディ
スク基板6との距離をできるだけ小さくする必要がある
ことから、磁気ディスク基板6をセラミックスやガラス
等により形成するとともに、各磁気ディスク基板6を保
持するスペーサ21、シム22、クランプ23等の磁気ディス
ク基板用保持部材(以下、単に保持部材という)を、上記
磁気ディスク基板6との熱膨張差が小さく、温度変化に
よる変形や経時劣化が殆どなく、高精度に加工すること
が可能なフォルステライトを主成分とするセラミック焼
結体により形成することが提案されている。
生することがあり、この静電気によって磁気ディスク基
板6に記録されている情報が破壊される恐れがあること
から、上記フォルステライトを主成分とするセラミック
焼結体に酸化鉄を添加して半導電性を持たせ、磁気ディ
スク基板6に帯電した電荷を逃がし、記録情報が破壊さ
れるのを防止することが開示されている (特開平09-027
177号公報、特開平09-044969号公報、特開平07-098912
号公報参照)。
焼結体からなる保持部材を、磁気ヘッド8と磁気ディス
ク基板6との距離が0.1μm以下の磁気ディスク装置に
組み込んで使用すると、磁気ヘッド8と磁気ディスク基
板6との間に異物が噛み込んだり、磁気ヘッド8により異
物が磁気ディスク基板6に押し付けられ、磁気ヘッド8や
磁気ディスク基板6上の記録層を破壊し、情報の書き込
みや読み取りができなくなるといった課題があった。
体は、セラミック原料を焼き固めた多結晶体であり、そ
の表面には多数のボイドが存在するとともに、所定形状
とするために研削加工が施されたセラミック焼結体の表
面には研削傷が形成されるのであるが、保持部材の製作
時に発生した研削粉や研磨粉あるいは脱粒粉等の異物が
保持部材表面のボイド中や研削傷中に入り込んでおり、
これらの異物が磁気ディスク装置の駆動時における振動
等によってボイドや研削傷からこぼれ落ち、磁気ディス
ク基板6上に落ちた異物が磁気ヘッド8により押し付けら
れたり、磁気ヘッド8との間に噛み込むことにより発生
していた。
寸法形状となるように形成された保持部材のボイドや研
削傷上に入り込んでいる研削粉、研磨粉、脱粒粉等の異
物を除去するため、紫外線やオゾンによる洗浄、界面活
性剤を使用した洗浄、バブル洗浄、超音波洗浄等のさま
ざま洗浄処理が行われているが、いずれの洗浄方法を用
いたとしても保持部材表面のボイドや研削傷上に入り込
んでいる異物までは除去することが難しく、前述した問
題は未だ解決されていなかった。
題に鑑み、磁気ディスク基板を保持する保持部材を、2
MgO・SiO2を主結晶層とし、副結晶層としてMg
Fe2O4、Fe3O4、Fe2O3の少なくとも1種の結晶
を有するセラミック焼結体により形成するとともに、そ
の内部断面のX線回折におけるMgFe2O4、Fe
3O4、Fe2O3の結晶相が混在する2θ=35〜36゜
付近のピーク強度を100としたとき、Fe 2O3の結晶
相2θ=33゜付近のピーク強度が1未満であるととも
に、上記セラミック焼結体外表面のX線回折におけるM
gFe2O4、Fe3O4、Fe2O3の結晶相が混在する2
θ=35〜36゜付近のピーク強度を100としたと
き、Fe 2O3の結晶相2θ=33゜付近のピーク強度が
1〜30の範囲にあることを特徴とする。
材を形成するセラミック焼結体の表面抵抗が104〜1
07Ω・cm、上記セラミック焼結体の熱膨張係数が1
0×10-6/℃以下であることを特徴とする。
を製作するにあたり、主成分であるフォルステライトに
対して副成分として酸化鉄を添加したセラミック原料を
所定形状に成形、焼成して、2MgO・SiO2を主結
晶層とし、副結晶層としてMgFe2O4、Fe3O4、F
e2O3の少なくとも1種の結晶を有するセラミック焼結
体を製作した後、研削加工を施して保持部材の形状に仕
上げ、しかる後、大気雰囲気中にて400〜900℃の
温度範囲で熱処理を施すようにしたことを特徴とする。
説明する。図1は本発明に係る磁気ディスク基板用保持
部材の一例であるスペーサを示す図で、(a)はその斜視
図、(b)は(a)のX-X線断面図である。
主結晶層とし、副結晶層としてMgFe2O4、Fe
3O4、Fe2O3の少なくとも1種の結晶を有するセラミ
ック焼結体から成るリング状体12で、内外の各エッジに
はC面形状の面取り部12bを形成してあり、リング状体12
の上下面をそれぞれ磁気ディスク基板と接する当接面12
aとしてある。
mm、内径6〜26mm、厚み0.5〜6.0mm程度で、磁
気ディスク基板と接する当接面12aは、それぞれ平坦度3
μm以下、算術平均粗さ(Ra)2.0μm以下の平坦でかつ平
滑な面としてある。
焼結体は、その内部断面のX線回折におけるMgFe2
O4、Fe3O4、Fe2O3の結晶相が混在する2θ=3
5〜36゜付近のピーク強度を100としたとき、Fe
2O3の結晶相2θ=33゜付近のピーク強度が1未満で
あるとともに、上記セラミック焼結体外表面のX線回折
におけるMgFe2O4、Fe3O4、Fe2O3の結晶相が
混在する2θ=35〜36゜付近のピーク強度を100
としたとき、Fe2O3の結晶相2θ=33゜付近のピー
ク強度が1〜30の範囲となるようにしてあり、スペー
サ11の外表面を形成するセラミック焼結体表面に存在す
るボイドや研削傷中には、研削粉、研磨粉、脱粒粉等の
異物が殆ど入り込んでいないものである。
スペーサ11より厚みが薄いだけで他の部分はスペーサ11
と同じであるため、ここでは説明を省略する。
保持部材の他の例であるクランプを示す図で、(a)はそ
の斜視図、(b)は(a)のY-Y線断面図である。このクラン
プ14は、2MgO・SiO2を主結晶層とし、副結晶層
としてMgFe2O4、Fe3O4、Fe2O3の少なくとも
1種の結晶を有するセラミック焼結体から成る円盤状体
15で、円盤状体15の下面には、ハブが嵌合される凹部15
cを有し、各エッジ部にはC面形状の面取り部15bを形成
してあり、円盤状体15の下面を磁気ディスク基板又はシ
ムと接する当接面15aとしてある。なお、16は円盤状体1
5の上面から凹部15cの底面まで貫通するネジ穴である。
m、内径6〜26mm、厚み0.5〜6.0mm、凹部深さ
0.3〜10mm程度で、磁気ディスク基板又はシムと接
する当接面15aは、平坦度3μm以下、算術平均粗さ(Ra)
2.0μm以下の平坦でかつ平滑な面としてある。
結体は、その内部断面のX線回折におけるMgFe
2O4、Fe3O4、Fe2O3の結晶相が混在する2θ=3
5〜36゜付近のピーク強度を100としたとき、Fe
2O3の結晶相2θ=33゜付近のピーク強度が1未満で
あるとともに、上記セラミック焼結体外表面のX線回折
におけるMgFe2O4、Fe3O4、Fe2O3の結晶相が
混在する2θ=35〜36゜付近のピーク強度を100
としたとき、Fe2O3の結晶相2θ=33゜付近のピー
ク強度が1〜30の範囲となるようにしてあり、クラン
プ14の外表面を形成するセラミック焼結体表面に存在す
るボイドや研削傷中には、研削粉、研磨粉、脱粒粉等の
異物が殆ど入り込んでいないものである。
用いて複数の磁気ディスク基板を固定、保持した磁気デ
ィスク装置を図3に説明する。なお、従来例と同一部分
については同一符号で示す。
された金属製のハブ5のフランジ部5aに、ガラスやセラ
ミックスからなる複数の磁気ディスク基板6と、図1に示
すスペーサ11とを交互に挿入し、最上部の磁気ディスク
基板6上にスペーサ11を載せた後、図2に示すクランプ14
にて押さえ付け、クランプ14をハブ5にネジ7で締め付け
ることにより複数の磁気ディスク基板6を所定の一定間
隔に固定、保待してある。
4と一体化されたハブ5を回転させることにより磁気ディ
スク基板6を回転させ、この状態で磁気ディスク基板6上
を微小距離隔てて磁気ヘッド8を移動させることによ
り、磁気ディスク基板6の所定位置に情報を書き込んだ
り、所定位置から情報を読み読み取るようになってい
る。
ムを用いていないが、シムを用いる場合には、最上部の
磁気ディスク基板6とクランプ14との間に用いれば良
く、また、最上部の磁気ディスク基板6上にスペーサ11
やシムを介在させず、クランプ14により直接押さえ付け
るようにしても良い。さらに、ハブ5のフランジ部5aと
最下部の磁気ディスク基板6との間に介在させたスペー
サ11を取り除き、フランジ部5aと磁気ディスク基板6と
を直接当接させるようにしても良い。
板6を保持するスペーサ(シムを含む)11、クランプ14等
の磁気ディスク基板用保持部材を、2MgO・SiO2
を主結晶層として含むセラミック焼結体により形成した
ことから、ガラスやセラミックスからなる複数の磁気デ
ィスク基板6との熱膨張差を近似させることができると
ともに、温度変化による変形や経時劣化が殆どなく、高
精度に加工することが可能で、歪みを生じることなく磁
気ディスク基板6を保持することができる。その為、磁
気ヘッド8がクラッシュすることを防止し、情報の書き
込みや読み取りを安定して行うことができるため、信頼
性の高い磁気ディスク装置を提供することができる。
体中には、副成分としてMgFe2O4、Fe3O4、Fe
2O3の結晶相のいずれか一種以上を含有させ、導電性又
は半導電性を持たせてあることから、磁気ディスク基板
6上に静電気が発生し、電荷が帯電したとしても磁気デ
ィスク基板用保持部材を介してハブ5へ逃がし、磁気デ
ィスク基板6に電荷が帯電することを防止することがで
きる。なお、このような効果を効果的に達成するために
は体積固有抵抗値が104〜107Ω・cmであるものを用
いることが好ましく、このような範囲であれば十分な静
電除去効果が得られ、記録情報の破損防止に対する信頼
性を高めることができる。
部材は、保持部材を形成するセラミック焼結体の内部断
面のX線回折におけるMgFe2O4、Fe3O4、Fe2
O3の結晶相が混在する2θ=35〜36゜付近のピー
ク強度を100としたとき、Fe2O3の結晶相2θ=3
3゜付近のピーク強度が1未満であるとともに、保持部
材を形成するセラミック焼結体の外表面のX線回折にお
けるMgFe2O4、Fe 3O4、Fe2O3の結晶相が混在
する2θ=35〜36゜付近のピーク強度を100とし
たとき、Fe2O3の結晶相2θ=33゜付近のピーク強
度が1〜30としたことを特徴とする。
を焼き固めた多結晶体であり、その表面には多数のボイ
ドが存在するとともに、所定形状とするために研削加工
や研磨加工が施されたセラミック焼結体の外表面には研
削傷が形成されており、保持部材の製作時に発生した研
削粉や研磨粉あるいは脱粒粉等の異物は、保持部材表面
のボイドや研削傷中に入り込んでいるため、洗浄作業を
行うことで異物を除去しようとするのであるが、表面上
に付着する異物はある程度除去することができても、ボ
イドや研削傷中に入り込んだ異物までは除去することが
できなかった。
ライトからなるセラミック焼結体を超音波洗浄した後の
表面状態を拡大したSEM(Scanning Electron Microscop
y)写真を示すように、ボイドP中に1〜5μm程度の粒
状の異物Sが多数入り込んでいることが判る。そして、
このようにボイドP中に異物Sが入り込んだ保持部材を磁
気ディスク装置に組み込んで使用すると、振動等によっ
てボイドP中の異物Sがこぼれ落ち、磁気ヘッド8や磁気
ディスク基板6上の磁性膜を破損させる原因となってい
た。
するセラミック焼結体の外表面のボイドや研削傷中に入
り込んでいる異物を取り除くため、鋭意研究を重ねたと
ころ、熱処理を加えてセラミック焼結体の表面状態を改
質し、ボイドや研削傷中の異物がこぼれ落ち難くできな
いかを検討した。しかしながら、セラミック焼結体の表
面状態を大きく改質する程度まで加熱すると、保持部材
の寸法精度が劣化し易くなり、実用的ではなかった。
大きく改質する手前の温度で熱処理したところ、保持部
材の寸法精度を劣化させることなく、図4(a)(b)
に示すように、ボイドP中に入り込んでいた1〜5μm
程度の粒状の異物Sを取り除くことができることを知見
した。
ラミック焼成体の外表面には微細なクラックが存在し、
衝撃が与えられるとこのクラックが進展してパーティク
ルの原因となる結晶粒の脱落を招く恐れがあるが、セラ
ミック焼結体の表面状態を大きく改質する手前の温度で
熱処理したところ、上記クラックを修復して小さくでき
ることを知見した。
面状態拡大したSEM(Scanning Electron Microscopy)写
真を、図8に、熱処理前のセラミック焼結体の表面状態
拡大したSEM(Scanning Electron Microscopy)写真をそ
れぞれ示すように、熱処理前に形成されていたクラック
の長さを熱処理後では大幅に短くできることが判る。こ
れは、熱処理によってセラミック焼結体中に含有するF
e3O4が、密度が高く、構造的に安定したFe2O3に価
数変化することで、Fe2O3の結晶内のクラックが修復
されたものと思われる。
を得るための条件について研究したところ、セラミック
焼結体の外表面に存在するFe2O3量を見ることで判断
できることを見出した。
のX線回折におけるMgFe2O4、Fe3O4、Fe2O3
の結晶相が混在する2θ=35〜36゜付近のピーク強
度を100としたとき、Fe2O3の結晶相2θ=33゜
付近のピーク強度は1未満であるが、セラミック焼結体
の表面状態を大きく改質する手前の温度で熱処理したと
ころ、セラミック焼結体の外表面に存在するFe2O3量
が多くなっており、特に、セラミック焼結体外表面のX
線回折におけるMgFe2O4、Fe3O4、Fe 2O3の結
晶相が混在する2θ=35〜36゜付近のピーク強度を
100としたとき、Fe2O3の結晶相2θ=33゜付近
のピーク強度を1〜30とする程度に熱処理を与えれば
良いことを見出した、本発明に至った。
折におけるMgFe2O4、Fe3O4、Fe2O3の結晶相
が混在する2θ=35〜36゜付近のピーク強度を10
0としたとき、Fe2O3の結晶相2θ=33゜付近のピ
ーク強度を1〜30としたのは、Fe2O3の結晶相2θ
=33゜付近のピーク強度が1未満となると、クラック
の修復効果や、ボイドP又は研削傷中の異物Sを十分に
取り除く効果が得られないからであり、逆にFe2O3の
結晶相2θ=33゜付近のピーク強度が30を超える
と、保持部材の寸法精度を保つことができなくなるから
である。
の内部は、X線回折におけるMgFe2O4、Fe3O4、
Fe2O3の結晶相が混在する2θ=35〜36゜付近の
ピーク強度を100としたとき、Fe2O3の結晶相2θ
=33゜付近のピーク強度は1未満のままであった。
焼結体の内部断面のX線回折におけるMgFe2O4、F
e3O4、Fe2O3の結晶相が混在する2θ=35〜36
゜付近のピーク強度を100としたとき、Fe2O3の結
晶相2θ=33゜付近のピーク強度を1未満とするとと
もに、保持部材を形成するセラミック焼結体の外表面の
X線回折におけるMgFe2O4、Fe3O4、Fe2O3の
結晶相が混在する2θ=35〜36゜付近のピーク強度
を100としたとき、Fe2O3の結晶相2θ=33゜付
近のピーク強度を1〜30とすることにより、保持部材
の寸法精度を損なうことなく、ボイドPや研削傷中に入
り込んでいた異物Sを除去できるとともに、研削加工や
研磨加工によって発生した微細なクラックを修復してセ
ラミック焼結体からの脱粒を抑えることができるため、
異物Sが磁気ヘッド8と磁気ディスク基板6との間に噛
み込むことによる磁気ヘッド8や磁気ディスク基板6の
破損を効果的に防止することができる。
材の製造方法について説明する。
ルステライト粉末に対し、導電成分となる酸化鉄を添加
し、さらにバインダーを添加して混練乾燥し、造粒粉を
製作する。ここで、導電成分として酸化鉄を用いるの
は、フォルステライトに対して比較的均一に分散し易
く、セラミック焼結体とした時の体積固有抵抗値のバラ
ツキが小さくすることができ、さらには安価に入手する
ことができるからである。なお、必要に応じてフォルス
テライトに対して通常使用される焼結助剤を加えても構
わない。
一軸加圧成形法により所定形状に成形する。この時、必
要に応じて切削加工を施しても構わない。
00℃の大気雰囲気中にて焼成し、セラミック焼結体を
得た後、研削加工や研磨加工を施して所定の形状及び表
面状態とし、しかる後、大気雰囲気にて熱処理を加える
のであるが、この時、熱処理温度は400℃〜900℃
とすることが好ましい。
と、セラミック焼結体の外表面に導電成分の凝集部Qが
できず、セラミック焼結体外表面のX線回折におけるM
gFe2O4、Fe3O4、Fe2O3の結晶相が混在する2
θ=35〜36゜付近のピーク強度を100としたと
き、Fe2O3の結晶相2θ=33゜付近のピーク強度が
1未満となり、熱処理をすることによる効果が得られな
いため、クラックの修復効果や、ボイドP又は研削傷中
の異物Sを十分に取り除く効果が得られないからであ
り、逆に、熱処理温度が900℃を超えると、セラミッ
ク焼結体外表面の改質が激しく、保持部材に要求される
寸法精度を維持することができなくなるからである。
水による水洗い洗浄、界面活性剤を使用した洗浄、紫外
線やオゾンによる洗浄、超音波洗浄等を施すことで、本
発明の磁気ディスク基板用保持部材を得ることができ
る。
より、微細なクラックからの脱粒を防止することがで
き、これまで洗浄作業だけでは取り除くことができなか
ったセラミック焼結体のボイドや研削傷中に入り込んで
いる異物をほぼ完全に除去することができ、品質、信頼
性の高い磁気ディスク基板用保持部材を提供することが
できる。
点はTG-DATA測定によって求めることができる。
量%添加したフォルステライト質のセラミック焼結体の
セラミック焼結体を用意し、このセラミック焼結体を外
径30mm、内径25mm、厚み3mmのリング状に研削加
工するとともに、その上下面に研磨加工を施して磁気デ
ィスク基板との当接面を形成することによりスペーサを
製作した。なお、スペーサ外周の真円度は3μm以内、
磁気ディスク基板との当接面の表面粗さを算術平均粗さ
(Ra)で0.1μm、平面度0.2〜0.4μmとした。
に超音波洗浄のみを行ったものと、超音波洗浄を行った
後、熱処理を加えたものをそれぞれ準備した。また、熱
処理時には熱処理温度を異ならせたものも用意した。
顕微鏡にて、加速電圧15kV〜30kV、高真空下、TILT
0゜、二次電子検出器で検出した条件(倍率1000)で
撮影し、そのSEM写真のセラミック焼結体の表面に凝集
部があるか否かを確認した。また、X線回折にてその表
面の結晶構造の変化を調べ、更にマルチメーターにて体
積固有抵抗を測定した。
が3μm以下で、熱処理前の平面度に対して0.1μm
以内、熱処理後における当接面の真円度が熱処理前の真
円度に対して5μm以内であったものを寸法変化なしと
判断し、それ以外のものは寸法変化があり、使用不可と
評価した。
漬させ、超音波振動を一定時間加えた後に発生する単位
容積当たりのパーティクル(径が2μm以上のもの)の個
数を液中パーティクルカウンターにて測定し、従来品を
基準とした時に比率で算出した。
体からなるものの実験結果は表1に示す通りである。
体の表面にFe2O3を生成したNo.4〜9の試料に
て、セラミック焼結体外表面のX線回折におけるMgF
e2O4、Fe3O4、Fe2O3の結晶相が混在する2θ=
35〜36゜付近のピーク強度を100としたとき、F
e2O3の結晶相2θ=33゜付近のピーク強度が1〜3
0の範囲となり、セラミック焼結体のボイド又は研削傷
中に入り込んでいる研削粉、研磨粉、脱粒粉等の異物を
取り除くことができ、従来品と比較して30%以上パー
ティクルの発生数を低減することができた。ただし、セ
ラミック焼結体の表面にFe2O3を生成していないN
o.1〜3は、セラミック焼結体外表面のX線回折にお
けるMgFe2O4、Fe3O4、Fe2O3の結晶相が混在
する2θ=35〜36゜付近のピーク強度を100とし
たとき、Fe2O3の結晶相2θ=33゜付近のピーク強
度が0で、パーティクルの発生数を従来品に較べ30%
以上低減することができなかった。また、熱処理温度が
1000℃のNo.10については、熱処理後における
当接面の平面度が熱処理前の平面度に対して0.1μm
以上、熱処理後における当接面の真円度が熱処理前の真
円度に対して5μm以上となり、熱処理前の寸法精度を
維持することが難しかった。
00とすることが良く、このような範囲で熱処理するこ
とにより、スペーサの寸法精度を大きく損なうことな
く、セラミック焼結体中の表面にFe2O3を生成するこ
とができ、微細なクラックからの脱粒を防止することが
でき、ボイド又は研削傷中に含まれている異物を大幅に
除去することができることが判る。
ラス製磁気ディスク基板を保持するのに用いて磁気ディ
スク装置を構成し、1万rpmの速度で1000時間高速回
転させた後の磁気ディスク基板上に付着する2μm以上
のパーティクルを観察したが、いずれのスペーサもパー
ティクルは全く見られず、信頼性の高いスペーサを提供
できることが判った。
酸化鉄を加えたことにより、セラミック焼結体の抵抗値
を104〜107Ω・cmとできることが判る。
ィスク基板用保持部材を2MgO・SiO2を主結晶層
とし、副結晶層としてMgFe2O4、Fe3O4、Fe2
O3の少なくとも1種の結晶を有する焼結体から成る磁
気ディスク基板を保持する保持部材において、その内部
断面のX線回折におけるMgFe2O4、Fe3O4、Fe
2O3の結晶相が混在する2θ=35〜36゜付近のピー
ク強度を100としたとき、Fe2O3の結晶相2θ=3
3゜付近のピーク強度が1未満であるとともに、上記セ
ラミック焼結体外表面のX線回折におけるMgFe
2O4、Fe3O4、Fe 2O3の結晶相が混在する2θ=3
5〜36゜付近のピーク強度を100としたとき、Fe
2O3の結晶相2θ=33゜付近のピーク強度が1〜30
となるようにしたことによって、高精度に仕上げること
ができるとともに、温度変化による変形や経時劣化が殆
どなく、セラミック焼結体表面のボイド又は研削傷中に
は、研削粉、研磨粉、脱粒粉等の異物が殆ど入り込んで
いないため、振動等が加わったとしても異物がこぼれ落
ちることがないというように、信頼性の高い保持部材を
提供することができる。しかも、上記セラミック焼結体
中には導電成分を含有させ、導電性又は半導電性を持た
せることができるため、静電気除去効果を持たせること
もできる。
部材を磁気ディスク装置に用いれば、磁気ディスク基板
を歪ませたりすることなく精度良く保持することがで
き、このような状態を温度変化に関係なく維持すること
ができるため、磁気ヘッドがハードクラッシュすること
を防止することができるとともに、磁気ディスク基板が
帯電したとしても保持部材を介して逃がすことができる
ため、情報の書き込みや読み取りを安定して行うことが
できるため、信頼性の高い磁気ディスク装置を提供する
ことができる。
製作するにあたり、フォルステライト原料に酸化鉄を添
加したセラミック原料を所定形状に成形、焼成して、2
MgO・SiO2を主結晶層とし、副結晶層としてMg
Fe2O4、Fe3O4、Fe2O 3の少なくとも1種の結晶
を有するセラミック焼結体を製作した後、研削加工を施
して保持部材の形状に仕上げ、しかる後、大気雰囲気中
にて400〜900℃の温度範囲で熱処理を施すように
したことから、保持部材表面に形成された研削傷を修復
し、欠けや割れを発生を抑えることができるとともに、
保持部材表面のボイドや研削傷中に入り込んでいた研削
粉、研磨粉、脱粒粉等の異物を除去することができる。
例であるスペーサを示す図で、(a)はその斜視図、
(b)は(a)のX−X線断面図である。
の例であるクランプを示す図で、(a)はその斜視図、
(b)は(a)のY−Y線断面図である。
図である。
用保持部材の表面状態を示すSEM写臭である。
部材の表面状態を示すSEM写莫である。
面状態を示すSEM写真である。
持部材の表面状態を示すSEM写真である。
Claims (3)
- 【請求項1】磁気ディスク基板を保持する保持部材を、
2MgO・SiO2を主結晶層とし、副結晶層としてM
gFe2O4、Fe3O4、Fe2O3の少なくとも1種の結
晶を有するセラミック焼結体により形成するとともに、
その内部断面のX線回折におけるMgFe2O4、Fe3
O4、Fe2O3の結晶相が混在する2θ=35〜36゜
付近のピーク強度を100としたとき、Fe2O3の結晶
相2θ=33゜付近のピーク強度が1未満であるととも
に、上記セラミック焼結体外表面のX線回折におけるM
gFe2O4、Fe3O4、Fe2O3の結晶相が混在する2
θ=35〜36゜付近のピーク強度を100としたと
き、Fe2O3の結晶相2θ=33゜付近のピーク強度が
1〜30の範囲にあることを特徴とする磁気ディスク基
板用保持部材。 - 【請求項2】上記磁気ディスク基板用保持部材を形成す
るセラミック焼結体の表面抵抗が104〜107Ω・c
m、上記セラミック焼結体の熱膨張係数が10×10-6
/℃以下であることを特徴とする請求項1に記載の磁気
ディスク基板用保持部材。 - 【請求項3】主成分であるフォルステライトに対して副
成分として酸化鉄を添加したセラミック原料を所定形状
に成形、焼成して、2MgO・SiO2を主結晶層と
し、副結晶層としてMgFe2O4、Fe3O4、Fe2O3
の少なくとも1種の結晶を有するセラミック焼結体を製
作した後、研削加工を施して保持部材の形状に仕上げ、
しかる後、大気雰囲気中にて400〜900℃の温度範
囲で熱処理を施すようにしたことを特徴とする磁気ディ
スク基板用保持部材の製造方法。
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