JP2003287049A - 回転伝達体およびその取り外し工具 - Google Patents

回転伝達体およびその取り外し工具

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Abstract

(57)【要約】 【課題】モータの変更などによる回転軸の軸径変更にも
一部の部品変更で対応でき、材質選択の自由度増大と部
品点数低減により軽量化することができる回転伝達体お
よびその取り外し工具を提供する。 【解決手段】 自身の回転の中心となる内面テーパを有
する中空部が形成された回転体と、外周テーパを有する
円筒中空形状のスリーブとを備え、両者をテーパ結合す
ることにより回転体を回転軸に固定する回転伝達体とす
る。右ねじと左ねじの組み合わせによるジャッキ効果を
利用した前記回転伝達体の取り外し工具とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータなどの回転
軸に取り付けられ、その回転を伝達するベルトプーリや
回転歯車などの回転伝達体およびその取り外し工具に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】モータなどの回転軸とその回転を伝達す
るベルトプーリや回転歯車などの回転伝達体との結合方
式として、従前よりキー結合やメカニカルロック結合が
適用されており、それぞれ結合方式に特徴があった。キ
ー結合の構成例を図7に示す。回転軸82に形成された
キー溝821に対して回転体92のキー穴921からキ
ー93を差し込むことによって、回転体92を回転軸8
2に固定する方式である。回転に伴うキー溝への局部的
な応力集中に対する強度を確保するために回転体材料に
は鋳鉄や鋼が使用されている。
【0003】メカニカルロック結合の構成例を図8に示
す。回転体BのボスB4と軸Aとの間に内輪94と外輪
95と複数のボルト96とからなる回転体固定具を挿入
し、つば941と外輪95との間に介装した複数のボル
ト96を締め付けて、外輪95と内輪94とのテーパ嵌
合効果により、内輪94が軸Aに、外輪95がボスB4
にそれぞれ圧接されて回転体Bが軸Aに固定される方式
である。この方式は特公平1−12966号公報に開示
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記結
合方式ではつぎのような問題点があった。 (キー結合の問題点)モータの変更に伴って回転軸の軸
径が変わった場合、そのつど回転体自体を変更する必要
があった。また、回転軸の軸径と回転体内径とのばらつ
きが直接影響して回転軸への回転体の固定が十分でな
く、回転体ががたつくことがある。そのため、キー結合
部分の強度確保のための回転軸および回転体の材質や肉
厚制約があり、重量増の原因となっていた。
【0005】(メカニカルロック結合の問題点)モータ
の変更に伴って回転軸の軸径が変わった場合、そのつど
内輪と外輪と複数のボルトとからなる回転体固定具すべ
てを変更する必要があった。また、回転体固定具の部品
点数も多いことから重量増の原因となっていた。
【0006】本発明は、以上の従来技術における問題に
鑑みてなされたものであり、(1)モータの変更などに
よる回転軸の軸径変更にも一部の部品変更で対応でき、
(2)材質選択の自由度増大と部品点数低減により軽量
化することができる回転伝達体およびその取り外し工具
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に提供する本願第一の発明に係る回転伝達体は、回転軸
に固定され、当該回転軸からの回転動作を外部へ伝達す
ると共に外部からの回転動作を当該回転軸に伝達する回
転伝達体において、前記回転軸が挿入される中空部を有
し、その中空部の内径は前記回転軸の外径よりも大き
く、かつ前記中空部の一端から他端方向に向かって前記
中空部内径が小さくなる内面テーパを有する回転体と、
円筒中空形状で、当該内径が前記回転軸外径とほぼ同じ
大きさであり、当該円筒外径が円筒の一端から他端方向
に向かって前記回転体中空部の内面テーパと同じテーパ
角度で小さくなり、その最小の径が前記回転体中空部の
最大内径よりも小さくその最大の径が前記回転体中空部
の最大内径よりも大きい外面テーパを有し、当該円筒の
最小外径側に複数の軸線方向のスリットが円筒外周上に
均等に設けられたスリーブとを備え、前記回転体が、前
記回転軸の端からその内部方向に向けて前記中空部の内
面テーパの内径が小さくなるように回転軸に挿入され、
前記回転軸の端からその内部方向に向けて外径が小さく
なるように前記回転体と回転軸との間に前記スリーブが
嵌入されることを特徴とする。
【0008】本発明により、モータの変更などによる回
転軸の軸径変更にもスリーブの変更だけで対応できるよ
うになる。また、局部的な応力集中もなくなるため、回
転体の材質は鋳鉄や鋼に制約されることなく、自由に選
択することができ、軽量化や耐食性を考慮してアルミ合
金などの軽合金を使用することもできる。さらに、メカ
ニカルロック結合方式に比し部品点数低減が可能となり
より軽量化することもできる。ここで回転体とは、ベル
トプーリや回転歯車などのことを指す。モータの変更と
は例えば製品の向け先に伴う変更などがあり、ヨーロッ
パ向けIECモータと日本国内向けモータでは規格が異
なるため軸径も異なる。あるいはユーザ側で使用製品の
改良に伴ってモータを取替える場合でもこのようなケー
スがありうる。
【0009】前記課題を解決するために提供する本願第
二の発明に係る回転伝達体は、第一の発明において、前
記スリーブの最大外径側の内径よりも大きな外径を有す
る円盤状ワッシャと、前記ワッシャの円盤中心を貫通
し、当該ワッシャを係止する頭頂部を有するボルトとを
備え、前記ボルトを前記回転軸の軸端端面の軸心に設け
られたねじ溝にねじ込むことによって前記ワッシャを回
転軸に固定するとともに、前記スリーブの前記回転体と
回転軸との間へのスリーブの嵌入を行うことを特徴とす
る。
【0010】本発明により、固定に要する部品はスリー
ブと板状ワッシャと1つのボルトであり、メカニカルロ
ック結合方式に比し簡便な構造となり、部品点数低減が
可能となっている。
【0011】前記課題を解決するために提供する本願第
三の発明に係る回転伝達体の取り外し工具は、第一の発
明の回転伝達体の取り外し工具であって、円筒中空形状
で、その円筒の一端に開口部を、他方の端に円筒底部を
有し、その開口部内径が前記スリーブの最大外径側の外
径よりも大きなカバーと、ねじ部と頭頂部とを有する円
柱形状で、前記カバーの円筒底部の中心に回転自在に係
合され、当該ねじ部は当該カバーに内包され、当該頭頂
部は前記カバーの円筒底部から突出されるボルトとから
なり、前記カバー開口部を前記スリーブの最大外径側端
面に被せて当該開口部端面を前記回転体側面に当接さ
せ、前記ボルトのねじ部を当該スリーブの内面に形成さ
れたねじ溝にねじ込むことによって、当該スリーブを前
記回転体と回転軸との間から引出すことを特徴とする。
【0012】本発明により、スリーブの引出しが簡便で
確実に行えるようになる。なお、回転体側面に当接する
カバーの開口部端面にはすべり止め用の溝を設けるとよ
い。
【0013】前記課題を解決するために提供する本願第
四の発明に係る回転伝達体の取り外し工具は、第一の発
明の回転伝達体の取り外し工具であって、円筒中空形状
で、その円筒の一端に開口部を、他方の端に円筒底部を
有し、その開口部内径が前記スリーブの最大外径側の外
径よりも大きく、その底部中心にねじ穴を有するカバー
と、第1ねじ部と第1ねじ部のねじ山方向が逆に形成さ
れた第2ねじ部と頭頂部とを有する円柱形状で、当該第
1ねじ部は当該カバーに内包され、当該第2ねじ部は前
記カバーのねじ穴を貫通して螺合され、当該頭頂部は前
記カバーの円筒底部から突出されたボルトとからなり、
前記カバー開口部を前記スリーブの最大外径側端面に被
せて当該開口部端面を前記回転体側面に当接させ、前記
ボルトの第1ねじ部を当該スリーブの内面に前記カバー
のねじ穴の溝と逆方向に形成されたねじ溝にねじ込むこ
とによって、当該スリーブを前記回転体と回転軸との間
から引出すことを特徴とする。
【0014】本発明では右ねじと左ねじの組み合わせに
よるジャッキ効果を利用している。すなわち、ボルトの
第1ねじ部がスリーブのねじ溝にねじ込まれると同時に
第2ねじ部によりカバーが当該ボルトから外れるように
なるため、カバーの開口部端面が回転体側面に強く押し
付けられるようになる。これにより、回転体側面に当接
するカバーの開口部端面のすべりが防止され、スリーブ
の引出しが簡便で確実に行えるようになる。なお、第1
ねじ部、第2ねじ部への右ねじ、左ねじの適用は任意に
選択すればよい。
【0015】
【発明の実施の形態】1.回転伝達体 以下に、本発明に係る回転伝達体の一実施の形態におけ
る構成について図面を参照して説明する。ここでは、回
転体としてベルトプーリの場合を示している。図1は、
本発明に係る回転伝達体を回転軸に取り付けた状態の構
成を示す断面図である。図2は、本発明に係る回転伝達
体を構成する各部品の断面図である。図3は、本発明に
係る回転伝達体を回転軸に取り付ける際の構成を示す斜
視図である。
【0016】(1)回転伝達体の構造 (構成部品)図1に示すように、本発明に係る回転伝達
体1は内周面テーパを有する円筒形状のプーリ12と、
外周面テーパを有する円筒形状のスリーブ14と、円盤
状のプーリワッシャ161と六角穴付きボルト162と
からなる取り付け工具16と、中空円盤状のプーリスペ
ーサ18とよりなっている。 (回転軸に対する位置関係)回転軸52の軸端52aを
包囲するようにその軸端52aを中心として外径方向
に、プーリ12、スリーブ14が順番に装着され、取り
つけ工具16がスリーブ14をプーリ12と軸端52a
との間へ嵌入することによって軸端52aへのプーリ1
2の固定が行なわれる。このとき、プーリ12の内周面
テーパとスリーブ14の外周面テーパとが接触して結合
され、プーリ12の外周面とスリーブ14の内周面は回
転軸52の軸端52aの外周面と平行な関係で固定され
ている(テーパ結合)。
【0017】(2)各部品の構造 図1および2に基づいて各部品の構造を説明する。 回転軸52(図2(a))回転軸52にはプーリ12
が固定される外径aの軸端52aを有しており、その軸
端52aの端面の軸心にねじ溝を有するねじ穴52bが
設けられている。
【0018】プーリスペーサ18(図2(b)) プーリスペーサ18は円盤形状であり、その円盤中心に
軸端52aの外径aとほぼ同じ内径の中空部を有してい
る。
【0019】プーリ12(図2(c)) プーリ12は円筒形状であり、自身の回転の中心となる
中空部を有し、その中空部両端の内径はいずれも軸端5
2aの外径aよりも大きい内径b、cとなっている。さ
らにその中空部の内周面12aはテーパを有しており、
軸端52aの端からその内部方向に向かって前記中空部
内径が小さくなっている。外周面12bは中空部の中
心、すなわち軸端52aの軸心に対して平行面となって
おり、回転動力を伝達するベルトをグリップする溝が円
周の直角方向に形成されている。
【0020】スリーブ14(図2(d)) スリーブ14は円筒形状であり、自身の回転の中心とな
る中空部を有し、その中空部の内周面14aは中空部の
中心、すなわち軸端52aの軸心に対して平行面となっ
ていて、その内径は軸端52aの外径aとほぼ同じであ
る。外周面14bはテーパを有しており、その外径が軸
端52aの端からその内部方向に向かってプーリ12中
空部の内周面テーパと同じテーパ角度で小さくなってい
る。さらに、その最小の径dがプーリ12中空部の最大
内径cよりも小さくその最大の径eがプーリ12中空部
の最大内径cよりも大きくなっている。また、スリーブ
14の最大外径側(外径eの側)の内周面にはその端面
から所定の距離入ったところまでねじ溝14cが設けら
れている。さらに、スリーブ14の最小外径側(外径d
の側)端面に図示していない複数の軸線方向のスリット
が円筒外周上に均等に設けられている。そのスリットの
長さはねじ溝14cまでは到達しない長さである。
【0021】取り付け工具16(図1) 取り付け工具16は円盤状のプーリワッシャ161とそ
のプーリワッシャ161の円盤中心をねじ回転自在に貫
通する六角穴付きボルト162とからなる。プーリワッ
シャ161にはスリーブ14の最大外径e側内径寸法と
ほぼ同じ外径寸法の円筒状突起を設けてもよい。この突
起によりスリーブ14への装着がしやすくなる。さらに
六角穴付きボルト162は、ねじ部162aと六角穴を
有する頭頂部162とからなっている。
【0022】(3)取り付け方法 図3を用いて本発明の回転伝達体の取り付け方法を説明
する。 回転軸52の軸端52aを包囲するように、軸端52
aの中心に合わせてプーリスペーサ18、プーリ12、
スリーブ14の順番で挿入する。このとき、プーリ12
の挿入方向は、内周面12aのテーパ方向として軸端5
2aの端からその内部方向に向かって前記中空部内径が
小さくなるようにする。スリーブ14の挿入方向は、外
周面14bのテーパ方向として軸端52aの端からその
内部方向に向かって外径が小さくなるようにする。な
お、スリーブ14はプーリ12と軸端52aとの間へ挿
入された程度で、プーリ12は軸端52aに対して固定
はされていない状態である。
【0023】取り付け工具16として、プーリワッシ
ャ161、ボルト162の順番でスリーブ14の最大径
側端面から装着する。プーリワッシャ161はその円筒
状突起をスリーブ14に向けて装着する。
【0024】ボルト162が回転軸52の軸端52a
端面の軸心に設けられたねじ溝にねじ込み、軸端52a
へのプーリ12の固定を行なう。
【0025】(作用効果)取り付け工具16のボルト1
62を回転軸52の軸端52a端面の軸心に設けられた
ねじ溝にねじ込むことによってつぎのような効果が得ら
れる。 ボルト162の頭頂部162bがプーリワッシャ16
1を回転軸52方向に付勢する。 付勢されたプーリワッシャ161は、スリーブ14の
円筒端面と当接する板面においてスリーブ14を回転軸
52の軸端52a端面から内部方向に押し込める。 押し込まれたスリーブ14は、プーリ12の内周面1
2aと軸端52aの外周面との間をスライドして挿入さ
れ、スリット14sのバネ効果が働きながらプーリ12
の内周面12aと軸端52aの外周面との間で嵌入され
る。これにより、スリーブ14の内周面14aが軸端5
2aの外周面に、スリーブ14の外周面14bがプーリ
12の内周面12aに、プーリ12の回転軸52側端面
がプーリスペーサ18を介して回転軸52側面にそれぞ
れ圧接されて、プーリ12が軸端52aに固定される。
【0026】2.取り外し工具 次に、本発明に係る回転伝達体の取り外し工具の一実施
の形態における構成について図面を参照して以下に説明
する。図4は、本発明に係る回転伝達体の取り外し工具
の一実施の形態における構成を示す断面図である。図5
は、本発明に係る回転伝達体の取り外し工具の他の実施
の形態における構成を示す断面図である。
【0027】(1)取り外し工具1 (a)構成 図4に示すように、取り外し工具20は、円筒中空形状
のエクストラクションカバー24と、ねじ部22aと頭
頂部22bとを有する円柱形状のエクストラクションボ
ルト22とからなる。
【0028】エクストラクションカバー24 当該カバー24の円筒の一端に開口部241を、他方の
端に円筒底部242を有し、その開口部241内径はス
リーブ14の最大外径側の外径よりも大きくなってお
り、その円筒底部242には中心穴24aが形成されて
いる。また、回転伝達体1取り外し時にプーリ12の側
端面12cと当接する開口部241の端面24bにすべ
り止めの溝が形成されている。この溝はプーリ12の側
端面12cに設けてもよい。
【0029】エクストラクションボルト22 当該ボルト22はエクストラクションカバー24の円筒
底部242に設けられた中心穴24aを貫通し、その穴
24aにてねじ回転自在に係合されている。当該ボルト
22の両端には、一方にねじ部22aが、他方に頭頂部
22bが形成されており、ねじ部22aはエクストラク
ションカバー24に内包され、頭頂部22bは当該カバ
ー24の円筒底部242から突出している。ねじ部22
aはスリーブ14の内周面に設けられたねじ溝14cに
対応したねじ山が形成されている。
【0030】(b)取り外し方法(図4) 取り外し工具1を用いた取り外しはつぎのように行う。
なお、図1における回転伝達体1のうち、取り付け工具
16は取り外した状態で使用する。 取り外し工具1のエクストラクションカバー24の開
口部241をスリーブ14の最大外径側端面に被せる。 エクストラクションボルト22のねじ部22aを頭頂
部22bを回転することによってスリーブ14の内周面
に設けられたねじ溝14cにねじ込む。このねじ込みは
人手で行うことができる。 上記ねじ込みに伴い、エクストラクションカバー24
も軸端52aの端から内部方向に進行し、開口部241
の端面24bがプーリ12の側端面12cに当接する
(図4(b))。 開口部241の端面24bはプーリ12の側端面12
cでグリップされるため、ねじ部22aのねじ溝14c
へのねじ込みに伴い、スリーブ14に対して軸端52a
の端から外側方向へ引き出す力が働く。 スリーブ14がプーリ12の内周面12aと軸端52
aの外周面との間からはずれ、回転伝達体1が取り外せ
るようになる。
【0031】(2)取り外し工具2 (a)構成 図5に示すように、取り外し工具30は、円筒中空形状
のエクストラクションカバー34と、第1ねじ部32a
と第2ねじ部32cと頭頂部32bとを有する円柱形状
のエクストラクションボルト32とからなる。
【0032】エクストラクションカバー34 当該カバー34の円筒の一端に開口部341を、他方の
端に円筒底部342を有し、その開口部341内径はス
リーブ14の最大外径側の外径よりも大きくなってお
り、その円筒底部342の中心部にねじ穴34aが形成
されている。そのねじ溝はスリーブ14の内周面に設け
られたねじ溝14cと逆方向となっている。また、当該
カバー34の開口部341について、回転伝達体1取り
外し時にプーリ12の側端面12cと当接する端面34
bに特別な加工を施さなくてもプーリ12との間で十分
なグリップ力が得られるが、すべり止めの溝を形成する
と更にグリップ力が増加するのでよい。この溝はプーリ
12の側端面12cに設けてもよい。
【0033】エクストラクションボルト32 当該ボルト32の両端には、一方に第1ねじ部32a
が、他方に頭頂部32bが形成されており、それらの間
に第2ねじ部32cが設けられている。また、第1ねじ
部32aと第2ねじ部32cとのねじ山は相互に逆方向
になるように形成されている。取り外し作業に供される
際には、当該ボルト32は第2ねじ部32cがエクスト
ラクションカバー34のねじ穴34aにねじ込まれ螺合
された状態でエクストラクションカバー34の円筒底部
342を貫通し、第1ねじ部32aはエクストラクショ
ンカバー34に内包され、頭頂部32bは当該カバー3
4の円筒底部342から突出している。。また、第1ね
じ部32aはスリーブ14の内周面に設けられたねじ溝
14cに対応したねじ山が形成されている。
【0034】(b)取り外し方法(図5) 取り外し工具2を用いた取り外しはつぎのように行う。
なお、図1における回転伝達体1のうち、取り付け工具
16は取り外した状態で使用する。 取り外し工具2のエクストラクションカバー34の開
口部341をスリーブ14の最大外径側端面に被せる。 エクストラクションボルト32の第1ねじ部32aを
頭頂部32bを回転することによってスリーブ14の内
周面に設けられたねじ溝14cにねじ込む。このねじ込
みは人手で行うことができる。 上記ねじ込みに伴い、エクストラクションカバー34
も軸端52aの端から内部方向に進行し、開口部341
の端面34bがプーリ12の側端面12cに当接する
(図5(b))。 開口部341端面34bはプーリ12の側端面12c
でグリップされている状態でさらに第1ねじ部32aを
ねじ溝14cにねじ込むと、第2ねじ部32cはねじ穴
34aが外れる方向にねじ回転するため、エクストラク
ションカバー34はプーリ12側に押し付けられる力が
働く。その押し付ける力により開口部341の端面34
bはプーリ12の側端面12cでさらにグリップされ、
ねじ部32aのねじ溝14cへのねじ込みがさらに安定
してできるようになる。 ねじ部32aのねじ溝14cへのねじ込みに伴い、ス
リーブ14に対して軸端52aの端から外側方向へ引き
出す力が働く。 スリーブ14がプーリ12の内周面12aと軸端52
aの外周面との間からはずれ、回転伝達体1が取り外せ
るようになる。
【0035】(実施例)以下にドリルユニットへ本発明
を適用した実施例を示す。図6は、本発明に係る回転伝
達体の実施例であるドリルユニットの断面図である。ド
リルのボディ110の回転軸に本発明品である回転伝達
体10が固定されており、動力源であるモータ120の
回転軸に本発明である回転伝達体60が固定されてい
る。そして、その回転伝達体10のプーリと回転伝達体
60のプーリとはベルト80を介して動力が伝達される
ようになっている。本発明による回転伝達体10、60
により、ボディ110やモータ120の回転軸にそれぞ
れのプーリを簡便に固定することができた。また、別規
格品への変更に伴い、回転軸の軸径が変わっても取り外
し工具により容易に回転伝達体10、60の取り外しが
可能であり、かつスリーブの交換だけで別規格品への対
応もできるようになった。さらに、テーパ結合による締
結であるため、均一な面圧で結合することができること
から、プーリにアルミ合金を適用することが可能であ
り、軽量化も達成できた。
【発明の効果】
【0036】本発明により、モータの変更などによる回
転軸の軸径変更にもスリーブの変更だけで対応できるよ
うになる。また、局部的な応力集中もなくなるため、回
転体の材質は鋳鉄や鋼に制約されることなく、自由に選
択することができ、軽量化や耐食性を考慮してアルミ合
金などの軽合金を使用することもできる。さらに、メカ
ニカルロック結合方式に比し部品点数低減が可能となり
より軽量化することもできる。本発明により、固定に要
する部品はスリーブと板状ワッシャと1つのボルトであ
り、メカニカルロック結合方式に比し簡便な構造とな
り、部品点数低減が可能となっている。
【0037】本発明の取り外し工具により、スリーブの
引出しが簡便で確実に行えるようになる。さらに、本発
明の取り外し工具によれば、右ねじと左ねじの組み合わ
せによるジャッキ効果を利用することにより、ボルトの
第1ねじ部がスリーブのねじ溝にねじ込まれると同時に
第2ねじ部によりカバーが当該ボルトから外れるように
なるため、カバーの開口部端面が回転体側面に強く押し
付けられるようになる。これにより、回転体側面に当接
するカバーの開口部端面のすべりが防止され、スリーブ
の引出しが簡便で確実に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回転伝達体を回転軸に取り付けた
状態の構成を示す断面図である。
【図2】本発明に係る回転伝達体を構成する各部品の断
面図である。
【図3】本発明に係る回転伝達体を回転軸に取り付ける
際の構成を示す斜視図である。
【図4】本発明に係る回転伝達体の取り外し工具の一実
施の形態における構成を示す断面図である。
【図5】本発明に係る回転伝達体の取り外し工具の他の
実施の形態における構成を示す断面図である。
【図6】本発明に係る回転伝達体の実施例であるドリル
ユニットの断面図である。
【図7】従来の回転伝達体の構成例のうち、キー結合を
示す断面図である。
【図8】従来の回転伝達体の構成例のうち、メカニカル
ロック結合を示す断面図である。
【符号の説明】
1、10、60 … 回転伝達体 12 … プーリ 12a、14a … 内周面 12b、14b … 外周面 12c … 側端面 14 … スリーブ 14c … ねじ溝 14s … スリット 16 … 取り付け工具 161 … プーリワッシャ 162 … 六角穴付きボルト 162a … ねじ部 162b … 頭頂部 18 … プーリスペーサ 20、30 … 取り外し工具 22、32 … エクストラクションボルト 22a … ねじ部 32a … 第1ねじ部 32c … 第2ねじ部 22b、32b … 頭頂部 24、34 … エクストラクションカバー 241、341 … 開口部 242、342 … 円筒底部 24a … 中心穴 24b、34b … 開口部端面 34a … ねじ穴 52 … 回転軸 52a … 軸端 52b … ねじ穴 80 … ベルト 82 … 回転軸 821 … キー溝 92 … 回転体 921 … キー穴 93 … キー 94 … 内輪 941 … つば 95 … 外輪 100 … ドリルユニット 110 … ボディ 120 … モータ A … 軸 B … 回転体 B4 … ボス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸に固定され、当該回転軸からの回転
    動作を外部へ伝達すると共に外部からの回転動作を当該
    回転軸に伝達する回転伝達体において、 前記回転軸が挿入される中空部を有し、その中空部の内
    径は前記回転軸の外径よりも大きく、かつ前記中空部の
    一端から他端方向に向かって前記中空部内径が小さくな
    る内面テーパを有する回転体と、 円筒中空形状で、当該内径が前記回転軸外径とほぼ同じ
    大きさであり、当該円筒外径が円筒の一端から他端方向
    に向かって前記回転体中空部の内面テーパと同じテーパ
    角度で小さくなり、その最小の径が前記回転体中空部の
    最大内径よりも小さくその最大の径が前記回転体中空部
    の最大内径よりも大きい外面テーパを有し、当該円筒の
    最小外径側に複数の軸線方向のスリットが円筒外周上に
    均等に設けられたスリーブとを備え、 前記回転体が、前記回転軸の端からその内部方向に向け
    て前記中空部の内面テーパの内径が小さくなるように回
    転軸に挿入され、前記回転軸の端からその内部方向に向
    けて外径が小さくなるように前記回転体と回転軸との間
    に前記スリーブが嵌入されることを特徴とする回転伝達
    体。
  2. 【請求項2】前記スリーブの最大外径側の内径よりも大
    きな外径を有する円盤状ワッシャと、 前記ワッシャの円盤中心を貫通し、当該ワッシャを係止
    する頭頂部を有するボルトとを備え、 前記ボルトを前記回転軸の軸端端面の軸心に設けられた
    ねじ溝にねじ込むことによって前記ワッシャを回転軸に
    固定するとともに、前記スリーブの前記回転体と回転軸
    との間へのスリーブの嵌入を行うことを特徴とする請求
    項1に記載の回転伝達体。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の回転伝達体の取り外し工
    具であって、 円筒中空形状で、その円筒の一端に開口部を、他方の端
    に円筒底部を有し、その開口部内径が前記スリーブの最
    大外径側の外径よりも大きなカバーと、 ねじ部と頭頂部とを有する円柱形状で、前記カバーの円
    筒底部の中心に回転自在に係合され、当該ねじ部は当該
    カバーに内包され、当該頭頂部は前記カバーの円筒底部
    から突出されるボルトとからなり、 前記カバー開口部を前記スリーブの最大外径側端面に被
    せて当該開口部端面を前記回転体側面に当接させ、前記
    ボルトのねじ部を当該スリーブの内面に形成されたねじ
    溝にねじ込むことによって、当該スリーブを前記回転体
    と回転軸との間から引出すことを特徴とする回転伝達体
    の取り外し工具。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の回転伝達体の取り外し工
    具であって、 円筒中空形状で、その円筒の一端に開口部を、他方の端
    に円筒底部を有し、その開口部内径が前記スリーブの最
    大外径側の外径よりも大きく、その底部中心にねじ穴を
    有するカバーと、 第1ねじ部と第1ねじ部のねじ山方向が逆に形成された
    第2ねじ部と頭頂部とを有する円柱形状で、当該第1ね
    じ部は当該カバーに内包され、当該第2ねじ部は前記カ
    バーのねじ穴を貫通して螺合され、当該頭頂部は前記カ
    バーの円筒底部から突出されたボルトとからなり、 前記カバー開口部を前記スリーブの最大外径側端面に被
    せて当該開口部端面を前記回転体側面に当接させ、前記
    ボルトの第1ねじ部を当該スリーブの内面に前記カバー
    のねじ穴の溝と逆方向に形成されたねじ溝にねじ込むこ
    とによって、当該スリーブを前記回転体と回転軸との間
    から引出すことを特徴とする回転伝達体の取り外し工
    具。
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