JP2003286937A - 風力自転車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】本来、人間にとって移動手段とは自然の抑圧か
ら人間を解放するための手段であるといえる。そして、
この移動手段は人間がより人間らしく生きるため、生活
に適切に生かされたとき、初めて移動手段という価値に
値する。移動する人間にとって向かい風は抗力でありマ
イナスのエネルギーである。それをプラスのエネルギー
に変換することができる風力自転車。 【解決手段】向かい風は振動翼が揚力を生み出し、回転
エネルギーを生み車輪に伝える。車輪に翼を取り付ける
ことにより揚力を発生させすることで、回転エネルギー
を得ることができ、人間が移動するための補助的なエネ
ルギー手段になる。ニュートラルの状態でも回転エネル
ギーを維持することでき、走行距離を伸ばすことができ
る。化石燃料を使用を減少させることができるので環境
のためになり、地球の温暖化防止になる。

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【発明が属する技術分野】本発明は、風を利用して陸上
を車輪によって移動するする風力自転車に関するもので
ある。 【０００２】 【従来の技術】フランスのダリウスにより１９２６年に
特許が取られた揚力利用のダリウス型風車は断面が翼の
形をした一様な曲がりブレード２・３枚の両端を垂直軸
に取り付けた特異なもので、羽根の取り付け部は固定さ
れており、風に対する角度は変えられない回転時に遠心
力による曲げ変形がブレードに生じることはなく、遠心
力で引っ張られる力のみが作用するようになっている。
性能的にはプロペラ型に近い。風の持つエネルギーの３
５％程度を取り出すことができる。 【０００３】フィンランドのサボニウスにより特許が取
られた抗力利用のサボニウス型風車は円筒を縦半分に切
った形の受風バスケットを向かい合わせ、中心をずらし
て取り付けた単純なものである。バケットの凹側と凸側
で抗力に相違があることに加えて、向かい合わせた受風
部の中央の重なった部分から戻り側バケットの背面に流
れ込むために押す力がプラスされることになる。回転力
は大きいが回転数は低く、風速と同じくらいの速度で回
って、風のもつエネルギーを最大で２０％程度取り出す
ことができる。 【０００４】風車の発生する仕事率は回転力に風車の回
転数を掛け合わせたものである。 【０００５】したがって、同じパワーを得たいと考える
場合、回転力の大きな風車は回転数は小さくてよいが、
回転力の小さな風車はなるべく回転数を高くしてやる。
このように、サボニウス型や多翼系などの回転力の大き
な風車は回転数が小さくてよいが、プロペラ型やダリウ
ス型などの回転力が小さな風車は回転を高くして、でき
るだけ大きなパワーを得ようとするのである。 【０００６】 【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、風力を利用することで自転車によって移動する乗
り物のエネルギー効率を高め、化石燃料の使用を減少さ
せることで、地球の環境問題に貢献する点にある。 【０００７】 【課題を解決するための手段】本発明は、陸上を前進す
るときに起きる風圧を利用して揚力のエネルギーを車輪
の回転エネルギーに変換し、移動のための手段にするこ
とを最も主要な特徴とする。 【０００８】 【発明の実施の形態】風を利用することで前輪と後輪を
回転させて陸上を移動する。翼はタイヤの直径と通常の
走行速度により大きさと形状と数量を計算して決定す
る。 【０００９】 【実施例】市販の自転車に直接改良することが可能であ
る。 【００１０】 【発明の効果】以上説明したように本発明の風力車は化
石燃料を使わない移動手段として最適な高速化と効率化
を図ることができる。ふらつきが少なくなり安全の強化
に適用できる。さらに持ち運びの自由なポータブル化も
可能である。農林水産業、工業、商業、サービス業など
の各種産業で活用することができる。教育、アウトドア
などの趣味・スポーツなどの民生用としても活用でき
る。風力車が軽いイメージ、安全なイメージ、振動音が
少ないなどのより人間と自然に優しいイメージとして捉
えられることが可能であり、化石燃料の使用を減らすこ
とで、有害物質の排出を少なくすることにより未来に向
けた循環型社会に貢献することができる。

【図面の簡単な説明】 【図１】 風力自転車の側面図である。 【符号の説明】 1 振動翼

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】 翼の振動を、タイヤの回転エネルギーに
   変換する風力自転車。