JP2003284154A - 無線端末追跡システム - Google Patents

無線端末追跡システム

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JP2003284154A
JP2003284154A JP2002087452A JP2002087452A JP2003284154A JP 2003284154 A JP2003284154 A JP 2003284154A JP 2002087452 A JP2002087452 A JP 2002087452A JP 2002087452 A JP2002087452 A JP 2002087452A JP 2003284154 A JP2003284154 A JP 2003284154A
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JP2002087452A
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Tokuji Yoneyama
篤司 米山
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Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の無線端末は、紛失した場合に発見する
のは困難であり、不便であるという問題点があり、紛失
した場合に端末の位置を特定して発見しやすくすること
ができ、利便性を向上させることができる無線端末追跡
システムを提供する。 【解決手段】 置き忘れ機能が起動されると、制御部2
が、GPS等により位置データを取得して予め登録され
ている情報表示端末40のアドレスに位置報知メールで
送信し、位置情報サーバ30が、当該位置報知メールを
受信すると、位置データをデータベースにおいて対応付
けられた住所や地図の位置情報に変換して情報表示端末
40に送信し、情報表示端末40が、位置報知メールを
受信して位置情報を表示すると共に、無線端末10が子
機20に無線信号を出力し、子機20が受信すると振動
等で報知して応答信号を出力し、無線端末10が応答信
号を受信すると報知音を特定の態様で出力する無線端末
追跡システムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線端末の追跡シ
ステムに係り、特に置き忘れや盗難等により紛失した無
線端末を追跡し容易に発見することができ、利便性を向
上させることができる無線端末追跡システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機やPHS等の無線端末
が急速に普及しつつあり、それに伴い無線端末をどこか
に置き忘れてしまったり、盗難に遭うことが多くなって
いる。しかしながら、紛失した無線端末が出てくること
は少なく、紛失した場所すら分からずに探すにも探せな
いのが現状である。また、拾った人がそのままその端末
を使ってしまい、所有者が思ってもみない料金を請求さ
れる場合もあった。
【0003】そのため、最近では、無線端末を置き忘れ
た場合に外部からの特定の操作で当該無線端末を操作不
能にする(ロックする)置き忘れ機能が設けられた無線
端末も考案されている。従来の無線端末の置き忘れ機能
について簡単に説明する。置き忘れ機能は、無線端末
が、予め所有者によって登録されている電話番号から、
予め設定されている特定の受信(例えば連続着呼や特定
メールの受信)があった場合に、予め記憶されているメ
ッセージを表示すると共に、通常のキー操作不能とする
ものである。従って、携帯端末の所有者が置き忘れや盗
難に気付いた場合、所有者は予め登録しておいた特定の
電話機から、当該端末に対して予め登録されている特定
の送信(例えば連続発呼や特定メールの送信)を行うこ
とにより、遠隔操作で当該無線端末をロックすることが
できるものである。
【0004】メッセージの例としては、「この電話を探
しています!見つけた方は開始キーを押して下記まで御
連絡下さい。」といったものがあり、無線端末の発見者
の好意によって連絡してもらえれば発見できるようにな
っていた。
【0005】尚、置き忘れ機能を備えた無線端末の従来
技術としては、平成14年2月8日公開の特開2002
−44230号「置き忘れ機能付き携帯電話機」(出願
人:株式会社日立国際電気、発明者:米山篤司)があ
る。この従来技術は、携帯電話機にキー入力を制限する
置き忘れモードを設け、置き忘れたときにはその携帯電
話機に特定のショートメールを送ることで、携帯電話機
を置き忘れモードに切り替え、携帯電話機に置き忘れ文
字メッセージと連絡用の電話番号を表示させ、連絡用電
話への発呼以外のキー操作を行うと置き忘れ音声メッセ
ージを出力するものであり、携帯電話機を置き忘れたと
きに拾得者が所有者に連絡でき、また、拾得者がその電
話を無断で使用することを防ぐものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
置き忘れ機能付き無線端末では、置き忘れや盗難により
無線端末を紛失した場合に操作を不能とすることはでき
るものの、発見するのは拾得者の好意に頼るしかなく、
所有者が自力で無線端末を発見することは困難であり、
不便であるという問題点があった。
【0007】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、無線端末を紛失した場合に端末の位置を特定して発
見しやすくすることができ、利便性を向上させることが
できる無線端末追跡システムを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための本発明は、予め登録された送信先からの特
定の着呼又はメール受信により、キー操作を無効とする
置き忘れ機能を起動する無線端末と、無線端末からのメ
ールを一旦受信してメール内容の加工を行い、当該メー
ルを送信するサーバと、サーバを介して加工されたメー
ルを受信して表示する情報受信端末と、無線端末と1対
1で直接無線通信を行う子機とを備えた無線端末追跡シ
ステムであって、無線端末が、置き忘れ機能が起動され
ると、自己の位置を示す位置データを外部から取得し
て、取得した位置データを含むメールを予め登録された
送信先に送信すると共に、子機に対して無線信号の出力
を開始し、子機からの応答信号を受信すると、特定の態
様で報知音を鳴音する無線端末であり、サーバが、位置
データに対応する住所や地図等の位置情報を記憶してお
り、無線端末から位置データを含むメールを一旦受信す
ると、受信した位置データを対応する位置情報に変換し
て前記メールの送信先に送信するサーバであり、情報受
信端末が、サーバを介してメールを受信すると、メール
に基づいて位置情報を表示する情報受信端末であり、子
機が、報知機能を備え、無線端末からの無線信号を受信
すると、報知動作を行い、無線端末に対して応答信号を
出力する子機である無線端末追跡システムとしており、
盗難や置き忘れ等により無線端末を紛失した場合に、所
有者が置き忘れ機能を起動すれば、無線端末からの位置
データに対応する位置情報を予め登録した情報受信端末
で受信して表示することにより、所有者は紛失した無線
端末の所在地を容易に知ることができ、更に、子機を携
帯して無線端末を探しに行けば、無線端末に近づいた場
合には子機の振動や無線端末の報知音で無線端末の方向
や距離を知ることができ、無線端末を迅速且つ容易に発
見することができる。
【0009】また、本発明は、無線端末が、定期的に位
置データを取得して、取得した位置データを含むメール
を予め登録された送信先に送信する無線端末である無線
端末追跡システムとしており、最新の位置情報を情報受
信端末に表示することができ、紛失した無線端末が移動
している場合にも容易に追跡することができる。
【0010】また、本発明は、無線通話可能な無線端末
と、位置データに対応する住所や地図の位置情報を記憶
するサーバとを備えた無線端末追跡システムであって、
無線端末が、定期的に自己の位置を示す位置データを外
部から取得して、取得した位置データをサーバに送信
し、サーバから位置情報が送信されると、予め登録され
た発呼先に発呼して、回線接続後、位置情報を含む音声
メッセージを送信する無線端末であり、サーバが、無線
端末毎に予め登録された特定の地域範囲を記憶してお
き、無線端末から位置データを受信すると、記憶された
特定の地域範囲と比較して、位置データが特定の地域範
囲から外れていた場合に、無線端末に位置データに対応
する位置情報を送信するサーバである無線端末追跡シス
テムとしており、無線端末を徘徊癖のある老人に携帯し
てもらえば、老人が徘徊して安全な範囲から外れてしま
った場合に、家族は情報受信端末で老人の位置を確認し
て捜索することができ、迅速に探し出して危険な目に合
わないうちに老人を保護することができ、利便性を向上
させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。尚、以下で説明する機能実現
手段は、当該機能を実現できる手段であれば、どのよう
な回路又は装置であっても構わず、また機能の一部又は
全部をソフトウェアで実現することも可能である。更
に、機能実現手段を複数の回路によって実現してもよ
く、複数の機能実現手段を単一の回路で実現してもよ
い。
【0012】本発明に係る無線端末追跡システムは、置
き忘れ機能を備えた無線端末にGPS等による位置検出
手段を設け、また、無線端末と1対1に対応して無線端
末と直接通信すると共にバイブレータ機能を備えた子機
を設け、無線端末が、置き忘れ機能が起動されると、自
己の位置を検出して予め登録されている送信先端末に位
置を報知するメールを送信すると共に子機宛の信号の送
信を開始し、サーバが、無線端末から受信したメールの
位置データを住所等の位置情報に変換して送信先端末に
送信し、送信先端末が、紛失した無線端末の位置を報知
するメッセージを表示し、また、子機が無線端末からの
信号を受信すると振動し、無線端末が子機からの応答信
号を受信すると、受信レベルに応じて報知音の音量を変
えて出力するようにしており、所有者は、予め自宅のP
Cや別の無線端末を送信先端末として登録しておけば、
無線端末を紛失した場合に、登録した端末で紛失端末の
所在を知ることができ、更に、所有者が子機を保持して
無線端末の近くまで行けば振動や報知音を頼りに紛失し
た無線端末を容易に発見することができ、利便性を向上
させることができるものである。
【0013】まず、本発明の実施の形態に係る無線端末
追跡システムの概略構成について図1を用いて説明す
る。図1は、本発明の実施の形態に係る無線端末追跡シ
ステム(本システム)の概略構成ブロック図である。図
1に示すように、本システムは、置き忘れ機能が起動さ
れた場合に、位置データを取得して情報受信端末にメー
ル送信する無線端末(親機)10と、親機10と1対1
で短距離の直接無線通信を行う子機20と、基地局50
を含む既存の無線通信網及びインターネット等のネット
ワークを介して親機10から送信された位置データを受
信して住所等の位置情報に変換してネットワークを介し
て宛先に送信する位置情報サーバ30と、位置情報サー
バ30から位置情報を含むメールを受信して表示する情
報受信端末40とを備えている。そして、親機10と子
機20の構成及び動作が従来とは一部異なっている。
【0014】無線端末10及び子機20の所有者は、通
常、無線端末(親機)10を携帯して使用し、子機20
は親機10とは分離した状態で管理し、親機10の紛失
時に所有者が携帯して用いるようになっている。従っ
て、子機20は常時携帯していなくても構わないもので
ある。
【0015】また、位置情報サーバ30は、無線端末1
0から、GPS等の位置データを含むメールを受信した
場合に、経度・緯度の位置データを住所や地図の位置情
報に変換してメールとして送信先の情報受信端末40に
送信するものである。
【0016】情報受信端末40は、予め所有者によって
無線端末10に登録され紛失時にメールを送信する宛先
となる端末(送信先端末)であり、無線端末10の紛失
時に位置情報サーバ30を介して当該無線端末からのメ
ールを受信して、紛失した無線端末10の所在を知らせ
るメッセージや地図を表示するものである。従って、情
報受信端末40は、所有者が、無線端末10を紛失した
場合に所在を知らせるメッセージを受信できるような自
宅や会社のパソコンとか、家族の無線端末等を登録して
おくことが望ましい。
【0017】次に、本システムの特徴部分について具体
的に説明する。まず、本システムの無線端末(親機)1
0及び子機20の構成について図2を用いて説明する。
図2は、本システムの無線端末(親機)10及び子機2
0の構成ブロック図である。図2に示すように、無線端
末(親機)10の基本的な構成は従来の無線端末とほぼ
同様であり、無線通信網の基地局50と無線の送受信を
行う無線部1と、通話に伴う信号処理及び表示や鳴音等
の制御を行う制御部2と、利用者がキー入力等の操作を
行う操作部3と、制御部2における処理プログラム等を
記憶する記憶部4と、入力された文字データやメッセー
ジ等を表示する表示部5と、音声を電気信号に変換する
マイク6と、電気信号を音声に変換するスピーカ7と、
子機20との短距離無線通信に伴う信号処理を行う短距
離無線通信制御部8と、短距離無線通信の送受信及び増
幅を行う短距離無線送受信部9とから構成されている。
【0018】更に、制御部2には、従来と同様に特定の
受信があった場合に置き忘れモードに移行してロック状
態にする置き忘れ機能手段や、本装置の特徴部分である
GPS等により位置データを取得する位置データ取得手
段や、置き忘れモードに移行した場合に自己の位置を報
知するメールを送信する位置報知メール送信手段等が設
けられている。尚、GPSにより取得される位置データ
は、経度・緯度を特定するデータである。
【0019】また、記憶部4には、位置を報知するメー
ルの本文としての位置報知メッセージと、位置報知メー
ルを送信する際の送信先端末のアドレス(送信先アドレ
ス)と、置き忘れモードに移行した場合に表示部5に出
力する置き忘れメッセージを記憶している。尚、送信先
アドレスは複数登録可能となっており、複数登録されて
いる場合には、位置報知メッセージを全ての宛先に送信
するようになっている。尚、送信先アドレスは、図1の
情報受信端末40のアドレスに相当するものである。ま
た、記憶部4には、従来と同様に置き忘れ機能を起動す
るための発呼やメール送信を行う電話機の番号も特定の
エリアに記憶されている。
【0020】また、子機20は、親機10との短距離無
線通信の送受信及び増幅を行う短距離無線送受信部21
と、短距離無線通信に伴う信号処理を行う短距離無線通
信制御部22と、バイブレータの制御等を行う制御部2
3と、制御部23からの指示によって振動する報知機能
としてのバイブレータ24とから構成されている。尚、
報知機能として、バイブレータ24の代わりに鳴音手段
等他の報知手段を設けてもよいし、また、バイブレータ
24と他の報知手段とを併設しても構わない。
【0021】ここで、親機10と子機20との短距離無
線通信は、例えば、Bluetooth等の、微弱な電波を用い
た比較的短距離の範囲に限定された通信手段によって実
現されるものであり、親機10の短距離無線通信制御部
8及び子機20の短距離無線通信制御部22に互いの識
別番号を記憶しており、一意に通信相手を特定して1対
1に通信を行うようになっている。尚、図2に示すよう
に、子機20はバイブレータと短距離の無線送受信機能
のみの簡単な構成としているため、小型化、軽量化が可
能で、安価且つ簡易に製造できるようになっている。
【0022】次に、本システムの動作について図1及び
図2を用いて、所有者の操作を交えながら説明する。ま
ず、従来と同様に、置き忘れや盗難等により、無線端末
10を紛失すると、所有者は、無線端末10に対して、
置き忘れ機能を起動するために、予め登録しておいた電
話機から一定回数の発呼を行ったり、予め登録しておい
た送信元から特定のメールを送信する。
【0023】無線端末10は、記憶部4に記憶されてい
る特定の番号から特定の発呼やメール受信があると、制
御部2の置き忘れ機能手段が起動して、置き忘れモード
に移行する。具体的には、制御部2は、記憶部4から置
き忘れメッセージを読み出して表示部5に表示し、キー
操作を無効とする。
【0024】更に、本システムの特徴として、無線端末
10の制御部2の位置データ取得手段が、GPSにより
位置データを取得し、位置報知メール送信手段に出力す
る。すると、位置報知メール送信手段は、記憶部4に予
め記憶されている送信先アドレスと位置報知メッセージ
を読み取り、位置報知メッセージに位置情報取得手段か
ら受け取った位置情報を付加して、位置報知メールとし
て送信先アドレスに送信する。
【0025】そして、送信された位置報知メールは、基
地局50及びインターネット等のネットワークを介して
位置情報サーバ30に受信され、位置情報サーバ30
が、位置データと地名や住所や地図等の位置情報とを対
応付けたデータベースに基づいて、受信した位置データ
を住所や地図等の位置情報に変換し、住所をメッセージ
と共に送信先のアドレスに送信する。地図情報がある場
合には、地図情報を付加したり添付ファイルとして送信
しても構わない。
【0026】そして、サーバ30を介して送信されたメ
ールは、送信先として登録されていた情報受信端末40
に受信され、情報受信端末40が受信したHTMLに従
って位置報知メッセージと住所や地図等を表示する。こ
れにより、所有者は、情報受信端末40から紛失した無
線端末の所在を知ることができるものである。
【0027】また、本システムの特徴として、無線端末
10で置き忘れモードが起動されると、制御部2は、短
距離無線通信制御部8を起動して、短距離無線送受信部
9を介して子機20との短距離無線通信を開始する。
【0028】そして、所有者は、紛失した無線端末のお
およその所在地を情報受信端末40で確認すると、子機
20を持って紛失した端末の所在地に向かう。そして、
紛失した端末の所在地の近くまで来て、無線端末10か
らの無線信号を子機20の短距離無線通信送受信部21
が受信した場合には、短距離無線通信制御部22が親機
からの信号を受信した旨を知らせるデータを制御部23
に出力し、制御部23が、バイブレータ24を振動させ
る。また、親機からの信号を受信しなくなった場合に
は、バイブレータ24の振動を停止する。所有者は、子
機20の振動によって無線端末10が近くにあることを
認識することができるものである。
【0029】それと共に、子機20の制御部23は、親
機に対する応答信号を出力するよう短距離無線通信制御
部22に指示を出力し、短距離無線通信制御部22が、
短距離無線通信送受信部21を介して無線端末10宛に
応答信号を送信する。
【0030】そして、無線端末10が、短距離無線送受
信部9で、子機20からの応答信号を受信すると、短距
離無線通信制御部8が、子機20からの応答ありを示す
データを制御部2に出力し、制御部2が、スピーカ7か
ら特定の報知音又はメロディを最大音量で出力させる。
【0031】または、短距離無線通信制御部8が応答信
号の受信レベルを検出し、制御部2が、そのレベルに応
じて、特定の報知音又はメロディの強弱又はテンポを変
えてスピーカ制御部7に出力するようにしてもよい。
【0032】従って、所有者が子機20を携帯して親機
10を探しに行けば、親機の近くまでいった場合には子
機20が振動して、親機10が近くにあることを報知
し、更に親機10も子機20からの応答信号に応じて報
知音を最大音量又は受信レベルに応じた強弱やテンポで
出力するので、紛失した親機10がある方角や距離がわ
かり、親機10を容易に見つけることが可能となるもの
である。このようにして本システムの動作が行われるも
のである。
【0033】次に、各部の動作について具体的に説明す
る。まず、無線端末(親機)10の動作について、図3
を用いて説明する。図3は、置き忘れ機能が起動された
場合の無線端末10の制御部2の動作を示すフローチャ
ート図である。図3に示すように、制御部2は、従来と
同様に、予め記憶部4に記憶されている電話番号から連
続して一定回数の発呼があった場合や特定のメールを受
信したかどうかをチェックして、置き忘れ機能を起動す
るかどうかを判断する(100)。
【0034】そして、置き忘れ機能が起動された場合に
は、制御部2は、置き忘れ機能を起動して(102)置
き忘れモードに移行する。そして、本装置の特徴とし
て、制御部2は、短距離無線通信制御部8及び短距離無
線送受信部9を介して子機20に対する短距離通信信号
の出力を開始する(103)。
【0035】更に、制御部2は、GPS等の位置データ
取得手段を起動して(104)、経度・緯度の位置デー
タを取得し(106)、記憶部4から送信先アドレスと
位置報知メッセージを読み出して位置データと合わせて
位置報知メールデータを作成し(108)、記憶部4に
記憶されている送信先アドレスに、位置報知メールを送
信する(110)。ここで、送信先アドレスは、図1に
示した情報受信端末40のアドレスである。尚、送信先
アドレスが複数登録されている場合には、その全てのア
ドレスに対して位置報知メールを送信するものである。
【0036】そして、制御部2は、位置報知メールの送
信が正常に終了したかどうかを判断し(112)、正常
でなければ処理110に戻って再度メールの送信を行
う。そして、送信が正常に終了すると処理を終了する。
尚、無線端末10は、所有者に発見されて、置き忘れ機
能解除等の特定の操作が為されると、子機20に対する
短距離通信信号の送信を停止するようになっている。
【0037】このように、本システムの無線端末では、
置き忘れ機能が起動された場合に、自己の位置情報を取
得してそれをメールにて特定の送信先(情報受信端末4
0)に確実に送信するようにしているので、自己の所在
地を外部に知らせることができ、所有者が紛失端末を発
見しやすくすることができるものである。
【0038】次に、子機20における動作について図4
を用いて説明する。図4は、子機20の制御部23の処
理を示すフローチャート図である。図4に示すように、
子機20は、無線端末(親機)10からの短距離無線信
号(電波)を受信すると(200)、親機に応答信号を
送信し(202)、バイブレータ24を振動させ(20
4)、処理200に戻って親機の電波受信を監視する。
【0039】そして、親機の電波を受信している間はバ
イブレータ24の振動を続け、親機からの電波を受信し
なくなると、制御部23は、バイブレータ24が振動中
であるかどうかを判断し(206)、振動中であればバ
イブレータ24をOFFにし(208)、処理200に
移行して親機からの電波を監視する。このようにして、
子機20における処理が行われるものである。
【0040】これにより、所有者が子機20を携帯して
無線端末10の近くまで行った場合に、無線端末10か
らの信号を子機20が受信して振動するので、所有者
は、無線端末10が近くにあることを認識することがで
き、容易に探し出せるものである。
【0041】次に、無線端末10が子機20からの短距
離無線信号を受信した場合の処理について図5を用いて
説明する。図5は、子機20からの短距離無線信号を受
信した場合の無線端末10の制御部2の処理を示すフロ
ーチャート図である。図5に示すように、無線端末10
の制御部2は、子機20からの短距離無線信号(電波)
を受信したかどうかを判断し(300)、受信した場合
には、短距離無線通信制御部8から入力された受信レベ
ルに応じて、対応する強さ又はテンポで報知音を鳴音さ
せる(302)。
【0042】そして、制御部2は、任意のキーが押下さ
れたかどうかを判断し(304)、キーが押下された
ら、鳴音を停止して(312)、処理300に戻って監
視を続ける。また、処理304でキーが押下されなかっ
た場合には、制御部2は、予め記憶部4に設定されてい
る一定時間が経過したかどうか(タイムアウトかどう
か)をチェックし(306)、タイムアウトであれば処
理312に移行し、タイムアウトでなければ処理300
に移行する。
【0043】また、処理300で、子機20の電波を受
信しなければ、親機の制御部2は、鳴音中であるかどう
かを判断し(310)、鳴音中であれば処理312に移
行して鳴音を停止し、鳴音中でなければ、処理300に
戻って子機20の電波を監視する。このようにして、子
機20からの電波を受信した際の無線端末10の処理が
行われるようになっている。尚、処理306におけるタ
イムアウトの時間は、メニュー画面等から予め所有者に
よって任意に設定可能であり、記憶部4に記憶されてい
るものである。
【0044】次に、無線端末10における送信先アドレ
スの登録方法について図6を用いて説明する。図6は、
無線端末10の制御部2における送信先アドレスの設定
方法を示すフローチャート図である。送信先アドレスの
登録時には、所有者がメニュー画面から「送信先アドレ
ス登録」を選択し、所望の情報受信端末40のアドレス
を入力することにより登録が行われるものである。
【0045】図6に示すように、制御部2は、メニュー
画面から、「送信先アドレス登録」が選択されたかどう
かを判断し(400)、選択された場合には、記憶部4
に予め記憶されているアドレス登録画面を表示し(40
2)、操作部3からの操作によってアドレスが入力され
ると(404)、記憶部4の送信先アドレスに記憶し
(405)、入力終了が選択されると(406)、終了
メッセージを表示して(408)、処理を終わる。
【0046】また、処理406で、終了キーが押下され
ると制御部2はそのまま処理を終わり、その他のキーが
押下されると、処理404に戻ってアドレス入力を続
け、続けて複数のアドレスを登録することも可能として
いる。ここで登録される送信先アドレスは、図1に示し
た情報受信端末40のアドレスであり、置き忘れモード
が起動された場合に位置報知メールを送信する宛先とな
るものである。このようにして送信先アドレスの登録が
行われるものである。
【0047】次に、送信先アドレス登録時の表示画面に
ついて図7を用いて説明する。図7は、送信先アドレス
登録時の表示画面を示す説明図である。図7に示すよう
に、無線端末10は、メニュー等から「送信先アドレス
登録」が選択されると、「紛失時メッセージ送信先」の
画面を表示し、1〜4の登録箇所に所有者が任意に情報
受信端末40のアドレスを入力し、「決定」キーが押下
されると、制御部2が入力されたアドレスを記憶部4に
記憶するようになっている。送信先アドレスは複数登録
可能であり、登録されたアドレスには全て位置報知メー
ルを送信するものである。
【0048】次に、情報受信装置40における表示例に
ついて図8を用いて説明する。図8は、情報受信装置4
0における位置報知メールの表示例を示す説明図であ
る。図8に示すように、情報受信装置40は、無線端末
10から位置情報サーバ30を介して送信された位置報
知メールを受信すると、表示部に位置報知メッセージと
住所とを表示する。また、ここでは位置情報として住所
を送信する場合を例として示しているが、地図の情報を
表示するようにしてもよいし、メール本文には住所を記
載し、地図情報を添付ファイルとして送信するようにし
てもよい。
【0049】これにより、所有者は、無線端末10を紛
失した場合でも、置き忘れ機能を起動する操作を行え
ば、情報受信端末40において図8に示したように所在
が表示されるので、紛失した無線端末を容易に発見する
ことができるものである。
【0050】本発明の実施の形態に係る無線端末追跡シ
ステム(本システム)によれば、無線端末10の制御部
2が、予め登録された特定の着呼またはメール受信によ
り置き忘れ機能が起動されると、GPS等により位置デ
ータを取得し、位置データを予め登録されている情報表
示端末40のアドレス(送信先アドレス)に位置報知メ
ールで送信し、位置情報サーバ30が、インターネット
を介して当該位置報知メールを受信すると、位置報知メ
ールに含まれる位置データをデータベースにおいて対応
付けられて記憶されている住所や地図等の位置情報に変
換して情報表示端末40に送信し、情報表示端末40
が、位置報知メールを受信して無線端末10の住所や地
図の位置情報を表示する無線端末追跡システムとしてい
るので、所有者は、予め情報受信端末40のアドレスを
送信先アドレスとして登録しておけば、置き忘れや盗難
等により無線端末10を紛失した場合でも、置き忘れ機
能を起動するだけで紛失した無線端末10から予め登録
しておいた情報受信端末40に位置を知らせる位置報知
メールが送信され、情報受信端末40において所在地が
表示されるので、所有者は、紛失した無線端末の所在地
を容易に知ることができ、探しに行くことができる効果
がある。
【0051】また、本システムによれば、無線端末10
と1対1に対応して直接無線通信を行う子機20を設
け、無線端末10の制御部2が、置き忘れ機能が起動さ
れると、子機20に対して短距離無線通信信号の送信を
開始し、子機20が、無線端末10からの信号を受信す
るとバイブレータ24を振動して報知すると共に無線端
末10に応答信号を出力し、無線端末10が応答信号を
受信すると、受信レベルに応じた音量またはテンポで報
知音を出力する無線端末追跡システムとしているので、
所有者が、子機20を携帯して無線端末10を探しに行
けば、無線端末10との距離に応じて報知音を異なる態
様で鳴音させることができ、所有者は子機20の振動及
び無線端末10の報知音で無線端末10のある方向や距
離を知ることができ、容易に紛失した無線端末10を発
見することができる効果がある。
【0052】また、無線端末10が子機20からの応答
信号を受信すると、最大音量で報知音を出力するように
してもよく、このようにすれば、所有者が探しに行った
場合にある程度離れていても所在の見当がつき、発見し
やすいという効果がある。
【0053】また、ここでは、無線端末10の位置デー
タ取得手段としてGPS機能を用いているが、GPSに
限らず、無線通信システムの基地局データ、つまり無線
端末10がどの基地局のエリアにいるかという情報を位
置データとして位置報知メールで送信先アドレスに送信
するようにしてもよい。この場合には、位置情報サーバ
30では、無線通信システムの基地局の識別番号と住所
等の位置情報とを対応付けて記憶しているものである。
【0054】または、位置情報サーバ30においてGP
Sによる位置データと、無線通信システムの基地局デー
タ両方を住所等の位置情報に対応付けて記憶しておくこ
とも可能であり、このようにすれば、無線端末10から
位置データ又は基地局データのどちらのデータが送信さ
れた場合でも、位置情報サーバ30が対応する位置情報
に変換して送信先の情報受信装置40に位置情報を含む
メールを送信でき、GPS機能を備えていない無線端末
に対しても位置報知のサービスを実施できる効果があ
る。
【0055】更に、ここでは、無線端末10からの位置
報知メールの送信は、図3に示したように置き忘れ機能
起動時に1度だけ送信するようにしているが、紛失した
無線端末10が移動していることを想定して、定期的に
位置データを取得して位置報知メールを送信することも
可能であり、このようにすると、紛失した無線端末10
が移動していても追跡することができ、一層利便性を向
上させることができる効果がある。
【0056】更にまた、無線端末10が定期的に位置報
知メールを送信する場合には、情報受信端末40とし
て、PDA(Personal Digital Assistant)等の移動端
末を登録しておけば、所有者は、子機20と共にPDA
を持って、位置情報を受信しながら紛失した無線端末1
0を探しに行くことができ、最新の位置情報に基づいて
無線端末を捜索することができ、一層便利である。
【0057】更に、情報受信端末40から、無線端末1
0に対して位置情報の送信を要求する特定のメールが送
信され、無線端末10がこれを受信した場合に、無線端
末10が定期的に位置データを取得するモードに移行し
て、情報受信端末40に位置報知メールをを送信するよ
うにしてもよく、このようにすれば、所有者の操作によ
り定期的に最新の位置情報を取得することができ、より
一層利便性を向上させることができる効果がある。
【0058】尚、子機20にメール受信機能及び表示機
能を設け、送信先アドレスとして子機20のアドレスを
登録しておけば、無線端末10から子機20宛に位置報
知メールを送信し、子機20で位置情報サーバを介して
位置情報を含むメールを受信して、位置情報を表示する
ことも可能である。
【0059】次に、本発明の別の実施の形態に係る無線
端末追跡システム(別のシステム)について説明する。
別のシステムは、徘徊癖のある老人を捜索することを目
的としたシステムであり、システム構成は上述したシス
テムとほぼ同様であるため図示は省略する。但し、無線
端末の構成及び動作が上述したシステムとは一部異なっ
ている。
【0060】上述したシステムの無線端末は、置き忘れ
機能が起動された場合に位置データを取得してメールで
送信するものであったのに対し、別のシステムにおける
無線端末は、常時定期的に位置データを取得して、位置
データが予め登録された特定の範囲(地域範囲)から外
れた場合に、これをトリガとして位置情報をメール送信
するものである。
【0061】別のシステムの動作について説明する。具
体的には、無線端末を監視対象である徘徊癖のある老人
に携帯させることを想定しており、家族等の入力によ
り、無線端末の記憶部に、予め当該老人が通常生活圏と
している範囲、又はここまでは外出可能と判断される範
囲を登録しておく。そして、制御部は、定期的にGPS
による位置データ(又は基地局データ)を取得して、記
憶されている範囲と比較し、位置データが記憶されてい
る範囲から外れた場合に、予め情報受信端末として登録
されている家族の携帯端末や自宅のパソコン等に位置報
知メールを送信する。そして、位置情報サーバを介して
位置情報を含むメールが情報受信端末に送信され、端末
において老人の居所が表示されるものである。
【0062】別のシステムにおける位置報知メールのメ
ッセージは、「○○さんは、現在××区△△ ×−×−
×付近にいます」といったものが考えられ、無線端末の
記憶部に、住所以外の部分を位置報知メッセージとして
記憶しておけば、位置情報サーバの構成は上述したシス
テムと全く同様のもので対応可能である。
【0063】これにより、老人が徘徊して通常の生活圏
から外れた場合に家族の元にメールで居場所が報知され
るので、容易に追跡することができるものである。
【0064】また、老人が想定された範囲からはずれた
場合には、急を要する場合も想定されるので、単にメー
ルを送信するだけではなく、無線端末が自己の位置デー
タを位置情報サーバに送信して、位置情報サーバから住
所等の位置情報を取得して、予め記憶されているメッセ
ージと合成して音声変換し、予め登録されている発呼先
を既存の無線通信システムの通話回線を用いて自動発呼
し、回線接続後、音声で現在地を知らせるメッセージを
出力するようにしてもよい。
【0065】この場合、発呼先としては自宅の電話や家
族の携帯電話等が考えられ、複数登録しておくことによ
り、順次発呼して音声メッセージで老人の居所を報知で
きるので、家族に確実に報知することができるものであ
る。
【0066】このようにすれば、徘徊癖のある老人が遠
くに行ってしまいそうになった場合でも、直ちに家族の
元に連絡して、迅速に老人の追跡を開始することがで
き、危険を回避することができるものである。更に、メ
ール送信と音声メッセージによる自動通話の両方を行え
ば、受信した家族は音声で迅速に捜索の必要を認識して
素早く対応でき、又、メールで確実な情報を何度でも確
認できるものである。
【0067】更に、上述したシステムと同様に、無線端
末が、情報受信端末への位置データの送信(メール、音
声通話)を定期的に行ったり、定期的に取得した位置デ
ータが前回の取得データと異なる場合に位置データを送
信するようにすれば、より一層正確な居所を報知するこ
とができ、利便性を向上させることができるものであ
る。この場合には情報受信端末も携帯可能なものを登録
しておけば、最新位置情報を受信しながら捜索すること
ができる。
【0068】本発明の別の実施の形態に係る無線端末追
跡システムによれば、徘徊老人が携帯している無線端末
の記憶部に予め特定の範囲を登録しておき、無線端末が
定期的に位置データを取得して、取得した位置データが
特定の範囲から外れた場合に登録された情報受信端末に
位置データを含む位置報知メールを送信し、位置情報サ
ーバが、無線端末からの位置データを住所等の位置情報
に変換して情報受信端末に送信し、情報受信端末で位置
情報を表示するようにしているので、老人が範囲から外
れてしまった場合には家族は情報受信端末で老人の位置
を確認して捜索することができ、勘に頼って探すのに比
べて迅速に探して、危険な目に合わないうちに老人を保
護することができ、利便性を向上させることができる効
果がある。
【0069】また、無線端末が位置データを位置情報サ
ーバに送信し、位置情報サーバから位置情報を取得し
て、音声メッセージとして通常の無線通信回線を用いて
家族の電話機宛に発呼すれば、より迅速に老人の居所を
報知することができ、短時間で老人を発見することがで
き、危険を未然に防ぐことができる効果がある。
【0070】更にまた別のシステムとして、個々の無線
端末に特定の地域範囲を登録しておくのではなく、位置
情報サーバに無線端末毎の特定の範囲(地域範囲)を記
憶しておき、無線端末は定期的に位置情報を取得して位
置情報サーバに送信し、位置情報サーバは、無線端末か
ら受信した位置データを記憶された範囲と比較して、位
置データが特定の範囲から外れた場合に、位置情報サー
バが当該無線端末に、位置データに対応する住所や地図
の位置情報を送信し、無線端末が、サーバからの位置情
報を受信すると、予め登録された発呼先を発呼して、回
線接続後、位置情報を含む音声メッセージを送信するよ
うにしてもよい。このようにすれば、上述した徘徊老人
を対象としたシステムの効果に加えて、無線端末が管理
するデータを少なくし、無線端末における位置監視の処
理を不要とし、消費電力を低減することができる効果が
ある。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、予め登録された送信先
からの特定の着呼又はメール受信により、キー操作を無
効とする置き忘れ機能を起動する無線端末と、無線端末
からのメールを一旦受信してメール内容の加工を行い、
当該メールを送信するサーバと、サーバを介して加工さ
れたメールを受信して表示する情報受信端末と、無線端
末と1対1で直接無線通信を行う子機とを備えた無線端
末追跡システムであって、無線端末が、置き忘れ機能が
起動されると、自己の位置を示す位置データを外部から
取得して、取得した位置データを含むメールを予め登録
された送信先に送信すると共に、子機に対して無線信号
の出力を開始し、子機からの応答信号を受信すると、特
定の態様で報知音を鳴音する無線端末であり、サーバ
が、位置データに対応する住所や地図等の位置情報を記
憶しており、無線端末から位置データを含むメールを一
旦受信すると、受信した位置データを対応する位置情報
に変換して前記メールの送信先に送信するサーバであ
り、情報受信端末が、サーバを介してメールを受信する
と、メールに基づいて位置情報を表示する情報受信端末
であり、子機が、報知機能を備え、無線端末からの無線
信号を受信すると、報知動作を行い、無線端末に対して
応答信号を出力する子機である無線端末追跡システムと
しているので、盗難や置き忘れ等により無線端末を紛失
した場合に、所有者が置き忘れ機能を起動すれば、無線
端末からの位置データに対応する位置情報を予め登録し
た情報受信端末で受信して表示することにより、所有者
は紛失した無線端末の所在地を容易に知ることができ、
更に、子機を携帯して無線端末を探しに行けば、無線端
末に近づいた場合には子機の振動や無線端末の報知音で
無線端末の方向や距離を知ることができ、無線端末を迅
速且つ容易に発見することができる効果がある。
【0072】また、本発明によれば、無線端末が、定期
的に位置データを取得して、取得した位置データを含む
メールを予め登録された送信先に送信する無線端末であ
る無線端末追跡システムとしているので、最新の位置情
報を情報受信端末に表示することができ、紛失した無線
端末が移動している場合にも容易に追跡することができ
る効果がある。
【0073】また、本発明によれば、無線通話可能な無
線端末と、位置データに対応する住所や地図の位置情報
を記憶するサーバとを備えた無線端末追跡システムであ
って、無線端末が、定期的に自己の位置を示す位置デー
タを外部から取得して、取得した位置データをサーバに
送信し、サーバから位置情報が送信されると、予め登録
された発呼先に発呼して、回線接続後、位置情報を含む
音声メッセージを送信する無線端末であり、サーバが、
無線端末毎に予め登録された特定の地域範囲を記憶して
おき、無線端末から位置データを受信すると、記憶され
た特定の地域範囲と比較して、位置データが特定の地域
範囲から外れていた場合に、無線端末に位置データに対
応する位置情報を送信するサーバである無線端末追跡シ
ステムとしているので、無線端末を徘徊癖のある老人に
携帯してもらえば、老人が徘徊して安全な範囲から外れ
てしまった場合に、家族は情報受信端末で老人の位置を
確認して捜索することができ、迅速に探し出して危険な
目に合わないうちに老人を保護することができ、利便性
を向上させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る無線端末追跡システ
ム(本システム)の概略構成ブロック図である。
【図2】本システムの無線端末(親機)10及び子機2
0の構成ブロック図である。
【図3】置き忘れ機能が起動された場合の無線端末10
の制御部2の動作を示すフローチャート図である。
【図4】子機20の制御部23の処理を示すフローチャ
ート図である。
【図5】子機20からの短距離無線信号を受信した場合
の無線端末10の制御部2の処理を示すフローチャート
図である。
【図6】無線端末10の制御部2における送信先アドレ
スの設定方法を示すフローチャート図である。
【図7】送信先アドレス登録時の表示画面を示す説明図
である。
【図8】情報受信装置40における位置報知メールの表
示例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…無線部、 2…制御部、 3…操作部、 4…記憶
部、 5…表示部、6…マイク、 7…スピーカ、 8
…短距離無線通信制御部、 9…短距離無線送受信部、
10…無線端末(親機)、 20…子機、 21…短
距離無線通信送受信部、 22…短距離無線通信制御
部、 23…制御部、 24…バイブレータ
フロントページの続き Fターム(参考) 5C086 AA21 AA28 BA30 CA06 CB27 DA40 EA41 EA45 FA18 FA20 5C087 AA03 AA25 AA51 BB12 BB18 BB64 BB72 DD05 DD35 EE05 EE20 FF01 FF02 FF17 FF19 FF20 FF23 GG11 GG12 GG18 GG23 GG32 GG66 GG70 GG71 GG83 5K067 AA32 AA34 BB04 DD11 DD20 DD24 DD51 EE02 EE10 EE16 EE35 FF02 FF03 FF07 FF23 HH13 JJ52 JJ56 KK15

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め登録された送信先からの特定の着呼
    又はメール受信により、キー操作を無効とする置き忘れ
    機能を起動する無線端末と、前記無線端末からのメール
    を一旦受信してメール内容の加工を行い、前記メールを
    送信するサーバと、前記サーバを介して前記加工された
    メールを受信して表示する情報受信端末と、前記無線端
    末と1対1で直接無線通信を行う子機とを備えた無線端
    末追跡システムであって、 前記無線端末が、前記置き忘れ機能が起動されると、自
    己の位置を示す位置データを外部から取得して、前記取
    得した位置データを含むメールを予め登録された送信先
    に送信すると共に、前記子機に対して無線信号の出力を
    開始し、前記子機からの応答信号を受信すると、特定の
    態様で報知音を鳴音する無線端末であり、 前記サーバが、前記位置データに対応する住所や地図等
    の位置情報を記憶しており、前記無線端末から位置デー
    タを含むメールを一旦受信すると、前記受信した位置デ
    ータを対応する位置情報に変換して前記メールの送信先
    に送信するサーバであり、 前記情報受信端末が、前記サーバを介してメールを受信
    すると、前記メールに基づいて位置情報を表示する情報
    受信端末であり、 前記子機が、報知機能を備え、前記無線端末からの無線
    信号を受信すると、報知動作を行い、前記無線端末に対
    して応答信号を出力する子機であることを特徴とする無
    線端末追跡システム。
  2. 【請求項2】 無線端末が、定期的に位置データを取得
    して、前記取得した位置データを含むメールを予め登録
    された送信先に送信する無線端末であることを特徴とす
    る請求項1記載の無線端末追跡システム。
  3. 【請求項3】 無線通話可能な無線端末と、位置データ
    に対応する住所や地図の位置情報を記憶するサーバとを
    備えた無線端末追跡システムであって、 前記無線端末が、定期的に自己の位置を示す位置データ
    を外部から取得して、 前記取得した位置データを前記サーバに送信し、前記サ
    ーバから位置情報が送信されると、予め登録された発呼
    先に発呼して、回線接続後、前記位置情報を含む音声メ
    ッセージを送信する無線端末であり、 前記サーバが、無線端末毎に予め登録された特定の地域
    範囲を記憶しておき、前記無線端末から位置データを受
    信すると、前記記憶された特定の地域範囲と比較して、
    前記位置データが前記特定の地域範囲から外れていた場
    合に、前記無線端末に前記位置データに対応する位置情
    報を送信するサーバであることを特徴とする無線端末追
    跡システム。
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