JP2003283967A - ダイジェスト映像ファイル作成方法及び映像記録再生装置 - Google Patents

ダイジェスト映像ファイル作成方法及び映像記録再生装置

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JP2003283967A
JP2003283967A JP2002083891A JP2002083891A JP2003283967A JP 2003283967 A JP2003283967 A JP 2003283967A JP 2002083891 A JP2002083891 A JP 2002083891A JP 2002083891 A JP2002083891 A JP 2002083891A JP 2003283967 A JP2003283967 A JP 2003283967A
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Ryuji Kaneda
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、変化の少ないシーン毎に映像信号を
抜き出すことによってダイジェスト映像ファイルを作成
するダイジェスト映像ファイル作成方法を提供すること
を目的とする。 【解決手段】シーン変化点を変化点検出部6で検出する
と、縮小処理部7で縮小されて縮小映像バッファ8に格
納された所定時間分の縮小映像となるサムネイル画像
を、スイッチSWをONとしてダイジェスト映像バッフ
ァ9に格納する。又、ダイジェスト映像バッファ9にお
いて、シーン無変化時間の長いブロックから所定ブロッ
ク数の縮小映像を格納し、ダイジェスト映像ファイルを
作成すると、記録メディア3に格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体に記録さ
れた映像ファイルを検索するために映像ファイルの内容
を要約化して作成されるダイジェスト映像ファイル作成
方法、及び、このダイジェスト映像ファイル作成方法を
利用してダイジェスト映像ファイルを作成するとともに
映像ファイルの記録再生を行う映像記録再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、テレビ映像などの映像を記録
再生するためにVTR(Video Tape Recorder)が利用
されてきたが、近年、映像のデジタル化が進み、DVD
(Digital Versatile Disk)やHDD(Hard Disk Driv
e)などのデジタル記録メディアがVTRに代わり普及
されつつある。このデジタル記録メディアによると、ユ
ーザーの所望する映像を再生するためにVTRでは早送
り又は巻き戻しを行う時間が必要となるのに対して、ラ
ンダムアクセスが可能であるために、所望の映像が記録
された領域に瞬時にデータ読み取り用のヘッダを移動し
て読み取ることができる。
【0003】しかしながら、このようなデジタル記録メ
ディアは、その容量の大容量化が図られており、容量が
大きくなるほど記録可能な映像ファイル数が増加するの
で、ユーザーがその内容を把握することが困難になる。
よって、記録メディア内に記録された内容を容易に把握
させるために、録画した日時やチャンネルをインデック
ス情報として記録する方式がある。又、このようなイン
デックス情報に、そのタイトルや内容を加えて記録する
方式もある。
【0004】このようなインデックス情報の記録は、V
TRに対しても行われていたが、録画日時とチャンネル
だけでは、ユーザーが記録内容を思い出すのが困難であ
り、又、タイトルや内容を加える場合においても、その
入力をユーザーが行う必要があるため、その手続が煩雑
である。これに対して、デジタル記録メディアにおいて
は、記録した映像の一部となる1フレームの画像を縮小
した画像(以下、「サムネイル画像」と呼ぶ)を自動的
に作成してインデックス情報に付加する方式が実用化さ
れている。
【0005】このようなサムネイル画像をインデックス
情報に付加した方式を利用した映像記録再生装置の記録
動作を図7を参照して簡単に説明する。放送信号がチュ
ーナー1に入力されると、操作部4が操作されて指示さ
れたユーザー所望のチャンネルの放送信号が選局された
後、所望の番組の映像信号が記録メディア3に映像ファ
イルとして記録される。この記録された映像ファイル
は、記録メディア3から読み出されて映像デコーダ2で
復号化される。
【0006】このとき、操作部4が操作されて録画の指
示が与えられたことをタイマー5に示すと、タイマー5
より録画日時情報が出力され、チューナー1より出力さ
れる選局したチャンネルを表すチャンネル情報ととも
に、インデックス情報として記録メディア3に記録され
る。又、静止画像生成部50において、映像デコーダ2
で復号化された映像信号よりサムネイル画像を生成する
フレームの映像信号を抽出し、当該フレームの映像信号
より静止画像が生成される。この得られた静止画像に対
して、縮小処理部51で縮小処理を施し、サムネイル画
像が生成されると、記録メディア3に記録される。
【0007】このようにして、記録された各映像ファイ
ルに対して、検索用のインデックス情報がサムネイル画
像とともに記録メディア3に記録されているとき、記録
メディア3に記録された映像ファイルを検索するための
画面表示が図8のようにして行われる。即ち、記録され
た映像ファイル毎に、インデックス情報が読み出されて
フォントROM52与えられると、テキストデータ又は
バイナリデータとして記録されているインデックス情報
を文字画像に変換して画像合成部53に与える。又、同
様に、記録された映像ファイル毎に、サムネイル画像が
記録メディア3より読み出されて画像合成部53に送出
される。そして、この映像ファイル毎のインデックス情
報による文字画像とサムネイル画像が合成されて、映像
ファイル検索用の画像とされて画像表示部54に表示さ
れる。
【0008】よって、サムネイル画像が付加されたイン
デックス情報は、例えば、図9のように番組A〜Cを録
画したとき、各番組A〜Cの最初のフレームの画像a〜
cをそれぞれ縮小して生成されたサムネイル画像Sa〜
Scが録画日時及びチャンネルなどのインデックス情報
に付加されて、番組A〜Cの映像ファイルとともに記録
される。そして、このインデックス情報が読み出され
て、番組A〜Cの映像ファイルより所望の映像ファイル
の検索を行うための画面が図10のように表示される。
このように検索画面が表示されるとき、例えば、サムネ
イル画像Saを含むインデックス情報が指示されると、
番組Aの映像ファイルが記録メディア3より読み出され
て再生表示される。
【0009】このように、番組最初のフレーム等の所定
位置のフレームをサムネイル画像としてインデックス情
報に付加することによって、ユーザーは、インデックス
情報より、その番組内容を確認することができる。しか
し、サムネイル画像として格納したとき、その番組内容
を把握するのには不十分であるものもある。それに対し
て、連続的な複数のフレームをサムネイル画像として記
録し、検索画面を表示する際に、この複数のフレームに
よるサムネイル画像をダイジェスト映像として動画表示
する方法が提案され、その番組内容の把握を容易なもの
としている。
【0010】このようなサムネイル画像によるダイジェ
スト映像ファイルの作成方法として、従来は、以下の二
つの方法が用いられていた。一つの方法は、所定時間毎
に所定間隔の映像を抜き出して、抜き出した映像の各シ
ーンを構成するフレームを縮小してダイジェスト映像を
作成する方法である。即ち、記録した映像ファイルを所
定時間T毎のシーンの映像に分割し、分割された各映像
から所定間隔となる時間tのシーンの映像を抜き出して
ダイジェスト映像を作成する。
【0011】よって、図11のように、所定時間Tによ
って2分割された映像ファイルAは、時間tのシーンの
映像sa1,sa2が抜き出されて、ダイジェスト映像
ファイルDaが作成される。又、所定時間Tによって3
分割された映像ファイルBは、時間tのシーンの映像s
b1〜sb3が抜き出されて、ダイジェスト映像ファイ
ルDbが作成される。又、所定時間Tによって4分割さ
れた映像ファイルCは、時間tのシーンの映像sc1〜
sc4が抜き出されて、ダイジェスト映像ファイルDc
が作成される。このように、その時間の長さが映像ファ
イルの時間の長さに比例したダイジェスト映像ファイル
が作成される。
【0012】又、別の方法は、記録した映像ファイルを
所定数分割するとともに、分割された各部分から所定間
隔の映像を抜き出して、抜き出した映像の各シーンを構
成するフレームを縮小してダイジェスト映像を作成する
方法である。即ち、記録した映像ファイルをn個の映像
に分割し、分割された各映像から所定間隔となる時間t
のシーンの映像を抜き出してダイジェスト映像を作成す
る。
【0013】よって、nを3としたとき、図12のよう
に、3分割された映像ファイルA,B,Cはそれぞれ、
時間tのシーンの映像sa1〜sa3,sb1〜sb
3,sc1〜sc3が抜き出されて、ダイジェスト映像
ファイルDa,Db,Dcが作成される。このように、
その時間の長さが映像ファイルの時間の長さと関係なく
一定となるダイジェスト映像ファイルが作成される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに生成されるダイジェスト映像ファイルは、記録され
ている映像ファイルの内容とは無関係に、予め設定され
た時間間隔又は分割数によって分割され、分割された映
像より所定間隔のシーンとなる映像を抽出して、ダイジ
ェスト映像ファイルが作成される。よって、設定された
間隔毎に自動的に所定間隔のシーンとなる映像が抜き出
されるため、ユーザーの所望するダイジェスト映像ファ
イルが作成されないことがある。即ち、例えば、記録さ
れた映像ファイルがテレビ番組である場合、抜き出され
たシーンが番組でなく、コマーシャル映像であるなどし
て、その映像ファイルの内容を示すものでなくなる恐れ
がある。
【0015】このような問題を鑑みて、本発明は、変化
の少ないシーン毎に映像を抜き出すことによってダイジ
ェスト映像ファイルを作成するダイジェスト映像ファイ
ル作成方法を提供することを目的とする。又、このダイ
ジェスト映像ファイル作成方法を備えた映像記録再生装
置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載のダイジェスト映像ファイル作成方
法は、映像ファイルの記録時に際して、記録される映像
ファイルにおいて著しく映像が変化するシーン変化点を
検出するとともに、該シーン変化点によって前記映像フ
ァイルを複数のブロックに分割し、前記ブロック内の映
像の再生される時間となる映像変化の少ないシーン無変
化時間が長いブロックから順に所定数のブロックを選出
し、選出した前記所定数のブロックそれぞれの先頭から
所定時間の映像を抽出して、連続的に並べることによっ
てダイジェスト映像ファイルを作成することを特徴とす
る。
【0017】このようなダイジェスト映像ファイル作成
方法において、請求項2に記載するように、前記シーン
変化点が検出される度に、前記所定時間の映像が抽出さ
れるとともに、抽出した該所定時間の映像を前記ダイジ
ェスト映像ファイルの一部の映像とするか否かを前記ブ
ロックのシーン無変化時間に基づいて決定するようにし
ても構わない。
【0018】即ち、シーン変化点を検出すると、検出し
た該シーン変化点までのブロックに対する前記所定時間
の映像を抽出する。そして、該ブロックのシーン無変化
時間の長さに基づいて、抽出した前記所定時間の映像を
前記ダイジェスト映像ファイルの一部の映像として一時
的に保持するか否か決定する。このような動作を繰り返
し行い、記録動作が終了したとき、最終的に保持されて
いた複数の前記所定時間の映像より前記ダイジェスト映
像ファイルを作成する。
【0019】又、このとき、請求項3に記載するよう
に、前記シーン変化点を検出したとき、既に前記ダイジ
ェスト映像ファイルの一部として前記ブロック毎に抽出
した前記所定時間の映像の数が前記所定数を満たしてい
ない場合は、前記シーン変化点を検出して得られたブロ
ックより抽出した前記所定時間の映像を前記ダイジェス
ト映像ファイルの一部とし、又、既に前記ダイジェスト
映像ファイルの一部として前記ブロック毎に抽出した前
記所定時間の映像の数が前記所定数を満たしている場合
は、既に抽出した前記所定時間の映像に対するブロック
それぞれのシーン無変化時間のうち最短となる最短シー
ン無変化時間よりも前記シーン変化点を検出して得られ
たブロックのシーン無変化時間が長いと、前記最短シー
ン無変化時間となるブロックの前記所定時間の映像に代
わって、前記シーン変化点を検出して得られたブロック
の前記所定時間の映像を前記ダイジェスト映像ファイル
の一部とする。
【0020】このようにすることで、前記シーン変化点
が検出される毎に、前記ダイジェスト映像ファイルを構
成する前記所定時間の映像が更新され、前記映像ファイ
ルの記録を終了したときに、前記ダイジェスト映像ファ
イルが作成されて、前記映像ファイルとともに記録メデ
ィアに記録される。
【0021】又、請求項4に記載するように、前記シー
ン変化点が検出される度に、前記シーン変化点の検出に
よって得られたブロックの記録された記録位置を示す記
録位置情報を獲得し、前記ブロックから抽出する前記所
定時間の映像を前記ダイジェスト映像ファイルの一部の
映像とするために、該記録位置情報を保持するか否かを
前記ブロックのシーン無変化時間に基づいて決定し、前
記映像ファイルの記録終了時に、最終的に保持された前
記所定数の記録位置情報で指定される前記ブロックより
前記所定時間の映像を抽出して連続的に並べることによ
り前記ダイジェスト映像ファイルを作成するようにして
も構わない。
【0022】このようにすることで、前記シーン変化点
が検出される毎に、前記ダイジェスト映像ファイルを構
成する前記所定時間の映像を抽出するためのブロックの
記録位置情報が更新され、前記映像ファイルの記録を終
了したときに保持された記録位置情報より認識されるブ
ロックから前記所定時間の映像が抽出されて、前記ダイ
ジェスト映像ファイルが作成され、前記映像ファイルと
ともに記録メディアに記録される。
【0023】又、請求項5に記載するように、前記シー
ン変化点が検出される度に、前記シーン変化点の検出に
よって得られたブロックの記録された記録位置を示す記
録位置情報を獲得し、前記ブロックから抽出する前記所
定時間の映像を前記ダイジェスト映像ファイルの一部の
映像とするために、該記録位置情報を保持するか否かを
前記ブロックのシーン無変化時間に基づいて決定し、前
記ダイジェスト映像ファイルの再生時に、最終的に保持
された前記所定数の記録位置情報で指定される前記ブロ
ックより前記所定時間の映像を抽出して連続的に並べる
ことにより前記ダイジェスト映像ファイルを作成するよ
うにしても構わない。
【0024】このようにすることで、前記シーン変化点
が検出される毎に、前記ダイジェスト映像ファイルを構
成する前記所定時間の映像を抽出するためのブロックの
記録位置情報が更新され、前記映像ファイルの記録を終
了したときに保持された記録位置情報が前記映像ファイ
ルとともに記録メディアに記録される。そして、ダイジ
ェスト映像が表示されるときに、記録メディアに記録さ
れた記録位置情報より認識されるブロックから前記所定
時間の映像が抽出されて、前記ダイジェスト映像ファイ
ルが作成される。
【0025】請求項4又は請求項5に記載のダイジェス
ト映像ファイル作成方法において、請求項6に記載する
ように、前記シーン変化点を検出したとき、既に保持し
た前記記録位置情報の数が前記所定数を満たしていない
場合は、前記シーン変化点を検出して得られたブロック
の記録位置情報を保持するとともに、既に保持した前記
記録位置情報の数が前記所定数を満たしている場合は、
既に保持した前記記録位置情報に対するブロックそれぞ
れのシーン無変化時間のうち最短となる最短シーン無変
化時間よりも前記シーン変化点を検出して得られたブロ
ックのシーン無変化時間が長いと、前記最短シーン無変
化時間となるブロックの前記記録位置情報に代わって、
前記シーン変化点を検出して得られたブロックの前記記
録位置情報を保持する。
【0026】上述のダイジェスト映像ファイル作成方法
において、請求項7に記載するように、前記所定時間の
映像が時系列順に並べられることによって前記ダイジェ
スト映像ファイルが作成されるようにしても構わない。
又、請求項8に記載するよう、前記ダイジェスト映像フ
ァイルを構成する映像を、記録される映像ファイルの映
像を縮小した映像としても構わない。
【0027】請求項9に記載の映像記録再生装置は、入
力された映像信号より映像ファイルを記録する記録メデ
ィアと、該記録メディアに記録された映像ファイルの映
像信号を復号化するデコーダとを有する映像記録再生装
置において、入力された前記映像信号より、記録される
前記映像ファイルにおいて著しく映像が変化するシーン
変化点を検出する変化点検出部と、該変化点検出部で検
出された前記シーン変化点によって前記映像ファイルを
複数のブロックに分割して、該ブロック内の映像の再生
される時間となる映像変化の少ないシーン無変化時間が
長いブロックから順に所定数のブロックを選出するブロ
ック選出部と、前記ブロック選出部で選出した前記所定
数のブロックそれぞれの先頭から所定時間の映像を抽出
するダイジェスト映像抽出部と、を有し、前記ダイジェ
スト映像抽出部で抽出された複数の前記所定時間の映像
を、連続的に並べることによってダイジェスト映像ファ
イルを作成することを特徴とする。
【0028】このような映像記録再生装置において、請
求項10に記載するように、前記ダイジェスト映像抽出
部で抽出された前記所定時間の映像を一時的に保持する
映像記録部を有するとともに、前記変化点検出部で前記
シーン変化点を検出したとき、既に前記ブロック選出部
で選出されたブロックの数が前記所定数を満たしていな
い場合は、前記ブロック選出部で前記シーン変化点を検
出して得られたブロックを選出して、前記ダイジェスト
映像抽出部が該ブロックより抽出した前記所定時間の映
像を前記ダイジェスト映像ファイルの一部として前記映
像記録部に保持し、又、既に前記ブロック選出部で選出
されたブロックの数が前記所定数を満たしている場合
は、前記ブロック選出部で既に選出した前記所定数のブ
ロックそれぞれのシーン無変化時間のうち最短となる最
短シーン無変化時間よりも前記シーン変化点を検出して
得られたブロックのシーン無変化時間が長いと、前記ブ
ロック選出部が前記最短シーン無変化時間となるブロッ
クに代わって前記シーン変化点を検出して得られたブロ
ックを選出し、前記ダイジェスト映像抽出部が該ブロッ
クより抽出した前記所定時間の映像を前記ダイジェスト
映像ファイルの一部として前記映像記録部に保持すると
ともに前記最短シーン無変化時間となるブロックより抽
出した前記所定時間の映像を前記映像記録部から削除
し、最終的に前記映像記録部に保持された複数の前記所
定時間の映像を連続的に並べることによってダイジェス
ト映像ファイルを作成して、前記記録メディアに記録す
るようにしても構わない。
【0029】このとき、後述する第1の実施形態におい
て、ダイジェスト映像バッファが映像記録部を、バッフ
ァ制御部がブロック選出部を、縮小処理部及び縮小映像
バッファがダイジェスト映像抽出部を構成する。
【0030】又、請求項11に記載するように、前記ブ
ロック選出部で選出されたブロックの前記記録メディア
に記録された記録位置を示す記録位置情報を一時的に保
持する位置情報記録部を有するとともに、前記変化点検
出部で前記シーン変化点を検出したとき、既に前記ブロ
ック選出部で選出されたブロックの数が前記所定数を満
たしていない場合は、前記ブロック選出部で前記シーン
変化点を検出して得られたブロックを選出して、選出し
た該ブロックの記録位置情報を前記位置情報記録部に保
持し、又、既に前記ブロック選出部で選出されたブロッ
クの数が前記所定数を満たしている場合は、前記ブロッ
ク選出部で既に選出した前記所定数のブロックそれぞれ
のシーン無変化時間のうち最短となる最短シーン無変化
時間よりも前記シーン変化点を検出して得られたブロッ
クのシーン無変化時間が長いと、前記ブロック選出部が
前記最短シーン無変化時間となるブロックに代わって前
記シーン変化点を検出して得られたブロックを選出し、
選出した該ブロックの前記記録位置情報を前記位置情報
記録部に保持するとともに前記最短シーン無変化時間と
なるブロックの前記記録位置情報を前記位置情報記録部
から削除し、最終的に前記位置情報記録部に保持された
複数の前記記録位置情報によって前記記録メディアより
検索される複数のブロックそれぞれから前記所定時間の
映像を前記ダイジェスト映像抽出部によって抽出して連
続的に並べることによってダイジェスト映像ファイルを
作成するようにしても構わない。
【0031】このとき、後述する第2又は第3の実施形
態において、縮小制御部が位置情報記録部及びブロック
選出部を、縮小処理部がダイジェスト映像抽出部を構成
する。
【0032】請求項11に記載の映像記録再生装置にお
いて、請求項12に記載するように、前記ダイジェスト
映像ファイルが作成されるとともに、前記記録メディア
に記録されるようにしても構わないし、請求項13に記
載するように、前記ダイジェスト映像ファイルの表示時
に、前記ダイジェスト映像ファイルが作成されるように
しても構わない。
【0033】又、請求項14に記載の映像記録再生装置
は、請求項10〜請求項13のいずれかに記載の映像記
録再生装置において、前記所定時間の映像が時系列順に
並べられることによって前記ダイジェスト映像ファイル
が作成されることを特徴とする。
【0034】更に、請求項15に記載の映像記録再生装
置は、請求項10〜請求項14のいずれかに記載の映像
記録再生装置において、前記ダイジェスト映像抽出部に
おいて、抽出した映像を縮小することを特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】<第1の実施形態>本発明の第1
の実施形態について、図面を参照して以下に説明する。
図1は、本実施形態の映像記録再生装置の内部構成を示
すブロック図である。図1の映像記録再生装置におい
て、図7の映像記録再生装置と同一の目的で使用する部
分については、同一の符号を付して、その詳細な説明を
省略する。
【0036】図1の映像記録再生装置は、放送信号が入
力されるチューナー1と、チューナー1で選局されて得
られた放送信号より分離された映像信号を復号化する映
像デコーダ2と、チューナー1で分離された映像信号を
映像ファイルとして記録する記録メディア3と、チュー
ナー1に選局するチャンネルなどの指示を与えるととも
に動作時刻をタイマー5に指示する操作部4と、録画日
時を確認するためのタイマー5と、映像デコーダ2より
与えられる映像信号よりシーンの変化する部分(以下、
「シーン変化点」と呼ぶ)を検出する変化点検出部6
と、映像デコーダ2より与えられる映像信号に対して縮
小処理を施す縮小処理部7と、縮小処理部7で縮小され
た各シーンを構成する複数フレームのサムネイル画像を
一時的に格納する縮小映像バッファ8と、縮小映像バッ
ファ8に格納されたサムネイル画像よりダイジェスト映
像ファイルを生成するダイジェスト映像バッファ9と、
縮小映像バッファ8とダイジェスト映像バッファ9との
間を接離するスイッチSWと、変化点検出部6の出力に
応じてスイッチSW及びダイジェスト映像バッファ9を
制御するバッファ制御部10と、を有する。
【0037】放送信号がチューナー1に入力されると、
操作部4が操作されて指示されたユーザー所望のチャン
ネルの放送信号が選局され、選局された放送信号から得
られたTSパケットが分離されて、映像信号が映像ファ
イルとして記録メディア3に記録される。このとき、操
作部4より指示されたチャンネル情報が出力されるとと
もに、操作部4より録画を指示された日時を表す録画日
時情報がタイマー5より出力される。このチャンネル情
報及び録画日時情報が、記録メディア3に記録される映
像ファイルのインデックス情報として記録される。
【0038】又、この記録メディア3に記録された映像
信号が映像デコーダ2に送出され、MPEG方式などの
圧縮符号化方式に従って復号化される。そして、映像デ
コーダ2より映像信号が変化点検出部6に与えられる。
この変化点検出部6において、映像信号に含まれる動き
予測情報や輝度変化情報より各フレーム毎の差分データ
を領域毎に演算し、その差分データの大きい領域が所定
領域数以上あった場合、シーン変化があったものとし
て、シーン変化点を検出する。
【0039】このとき、映像デコーダ2からの映像信号
は縮小処理部7にも与えられ、縮小処理部7において、
変化点検出部6からの信号に応じて、与えられた映像信
号を1フレーム毎に縮小処理を行ってサムネイル画像を
作成する。そして、作成されたサムネイル画像が縮小映
像バッファ8に与えられ、縮小映像バッファ8に一時的
に格納される。その後、変化点検出部6でシーン変化点
から所定時間経過したことが確認されてバッファ制御部
10に信号が与えられると、スイッチSWがONとされ
て、縮小映像バッファ8に格納されているサムネイル画
像が順にダイジェスト映像バッファ9に与えられる。
【0040】そして、サムネイル画像がダイジェスト映
像バッファ9に与えられると、バッファ制御部10によ
って指定されたサムネイル画像によってダイジェスト映
像ファイルが作成されて、記録メディア3に記録され
る。このようにして、ダイジェスト映像ファイルが作成
されて、チューナー1で選局されて得た映像ファイル及
びインデックス情報とともに記録メディア3に記録され
るときの、各部の詳細な動作について、図2のフローチ
ャートを参照して説明する。
【0041】操作部4が操作されて、記録動作が開始さ
れると(STEP1)、ブロック数nを1として初期化
するとともに、縮小処理時間txを初期化する(STE
P2)。尚、このブロック数nは、記録された映像ファ
イルをシーン変化点毎に分割することで得られたシーン
ブロック(以下、単に「ブロック」と呼ぶ)の数であ
る。又、ブロック数nが計数されたときのブロックをブ
ロックBnとする。又、縮小処理時間txは、縮小処理
部7において縮小処理が行われている時間をタイマー5
において計測したもので、シーン変化点が検出されるこ
とで縮小処理が開始されてから所定時間tkが経過した
かを確認するためのものである。
【0042】そして、タイマー5で確認された録画開始
時刻をシーン変化時刻T0としてバッファ制御部10に
格納した後(STEP3)、縮小処理部7において各フ
レーム毎のサムネイル画像を、ブロックBnにおける縮
小映像Snのサムネイル画像として作成を開始し、縮小
映像バッファ8に格納する(STEP4)。その後、変
化点検出部6において、シーン変化点が検出されたか否
かが確認される(STEP5)。
【0043】変化点検出部6でシーン変化点が確認され
なかったとき(No)、タイマー5において計測された
縮小処理時間txより所定時間tkが経過したか否かが
確認される(STEP6)。このとき、所定時間tkが
経過しているときは(Yes)、縮小処理部7の縮小動
作を終了して(STEP7)、操作部4より録画動作の
終了が指示されたか否かが確認される(STEP8)。
又、所定時間tkが経過していないときは(No)、そ
のまま、STEP8に移行する。
【0044】STEP5でシーン変化点が確認されたと
き(YES)、このシーン変化点が検出された時刻を、
シーン変化時刻Tnとしてバッファ制御部10に格納し
た後(STEP9)、確認したシーン変化時刻Tnから
前回のシーン変化時刻Tn-1を減算した値Tn−Tn-1
を、シーン変化の無いシーン無変化時間Dnとして求め
られる(STEP10)。そして、ダイジェスト映像バ
ッファ9に格納された縮小映像の数が所定ブロック数N
と比較される(STEP11)。尚、この所定ブロック
数N分の縮小映像によって時間tk×Nのダイジェスト
映像ファイルが生成される。
【0045】このとき、所定ブロック数Nと等しくなる
とき(Yes)、シーン無変化時間Dnを最短シーン無
変化時間Dminと比較する(STEP12)。尚、この
最短シーン無変化時間Dminは、ダイジェスト映像バッ
ファ9に格納された縮小映像に対するブロックにおい
て、そのシーン無変化時間が最短となるものである。S
TEP12において、シーン無変化時間Dnが最短シー
ン無変化時間Dminより長いとき(Yes)、最短シー
ン無変化時間Dminに対する縮小映像Sminを構成するサ
ムネイル画像が削除されるように、バッファ制御部10
によってダイジェスト映像バッファ9が制御される(S
TEP13)。
【0046】そして、バッファ制御部10によってスイ
ッチSWがONとされて、縮小映像バッファ8からダイ
ジェスト映像バッファ9に縮小映像Snを構成するサム
ネイル画像が与えられ、ダイジェスト映像バッファ9に
格納される(STEP14)。その後、バッファ制御部
10において、ダイジェスト映像バッファ9に格納され
た各縮小映像のシーン無変化時間が比較され、最短シー
ン無変化時間Dmin及び縮小映像Sminが確認されて格納
される(STEP15)。そして、ブロック数nを1つ
計数するとともに、縮小処理時間txを初期化する(S
TEP16)。
【0047】STEP11において、所定ブロック数N
より少ないとき(No)、シーン無変化時間Dnを所定
時間tkと比較する(STEP17)。このとき、シー
ン無変化時間Dnが所定時間tk以上となると(Ye
s)、縮小映像Snを構成するサムネイル画像がダイジ
ェスト映像バッファ9に格納される(STEP14)。
又、シーン無変化時間Dnが所定時間tkよりも短いと
きは(No)、ブロック数nを1つ計数するとともに、
縮小処理時間txを初期化する(STEP16)。
【0048】このようにSTEP1〜STEP17の動
作が行われている間、STEP8において、操作部4に
よって録画終了が指示され録画動作が終了することが確
認されると(Yes)、この録画終了時刻がシーン変化
時刻Tnとしてバッファ操作部6に格納される(STE
P18)。その後、シーン無変化時間Dnが求められて
バッファ操作部6に格納される(STEP19)。
【0049】そして、ダイジェスト映像バッファ9に格
納された縮小映像の数が所定ブロック数Nと比較される
(STEP20)。このとき、所定ブロック数Nと等し
いときは(Yes)、シーン無変化時間Dnが最短シー
ン無変化時間Dminと比較される(STEP21)。そ
して、最短シーン無変化時間Dminより長いとき(Ye
s)、縮小映像Sminがダイジェスト映像バッファ9か
ら削除された後(STEP22)、縮小映像Snがダイ
ジェスト映像バッファ9に格納される(STEP2
3)。その後、ダイジェスト映像バッファ9に格納され
た縮小映像全てのサムネイル画像がダイジェスト映像フ
ァイルとして記録メディア3に格納され、動作が終了す
る(STEP24)。
【0050】STEP20において、所定ブロック数N
より少ないときは(No)、シーン無変化時間Dnと所
定時間tkとが比較される(STEP25)。そして、
シーン無変化時間Dnが所定時間tk以上となると(Y
es)、縮小映像Snのサムネイル画像がダイジェスト
映像バッファ9に格納された後(STEP23)、ダイ
ジェスト映像ファイルが記録メディア3に記録され、動
作が終了する(STEP24)。
【0051】又、STEP21においてシーン無変化時
間Dnが最短シーン無変化時間Dmin以下のとき(N
o)、STEP25においてシーン無変化時間Dnが所
定時間tkよりも短いとき(No)、ダイジェスト映像
ファイルが記録メディア3に格納され、動作が終了する
(STEP24)。
【0052】このように動作するとき、図3のような番
組が録画されるように、操作部4が操作されたものとす
る。まず、録画開始時刻がシーン変化時刻T0としてバ
ッファ制御部10に格納され、ブロックB1の記録メデ
ィア3への記録が開始されるとともに、縮小処理部7の
動作が開始されて縮小映像S1のサムネイル画像の作成
が開始されて、縮小映像バッファ8に格納される。そし
て、シーン変化時刻T0から所定時間tkが経過したこ
とが確認されると、縮小処理部7の動作が停止される。
【0053】その後、シーン変化点が変化点検出部6で
検出されると、バッファ制御部10において、シーン変
化時刻T1が格納されるとともに、ブロックB1のシーン
無変化時間D1=T1−T0が求められて格納される。
今、所定ブロック数Nを5とすると、ダイジェスト映像
バッファ9に格納された縮小映像の数が0であるととも
にシーン無変化時間D1が所定時間tkより長くなるた
め、スイッチSWがONとされる。そして、縮小映像バ
ッファ8に格納された縮小映像S1のサムネイル画像が
ダイジェスト映像バッファ9に格納される。又、最短シ
ーン無変化時間Dmin=D1とするとともに、SminをS1
としてバッファ制御部10に記録する。
【0054】次に、ブロック数nを2として、ブロック
B2の記録メディア3への記録と縮小映像S2の作成及び
縮小映像バッファ8への格納が開始される。その後、シ
ーン変化時刻T1から所定時間tkが経過すると、縮小
処理部7の動作が停止する。そして、シーン変化点が検
出されてシーン変化時刻T2がバッファ制御部10に格
納されると、ブロックB2のシーン無変化時間D2=T2
−T1が求められてバッフ制御部10に格納される。
【0055】このとき、ダイジェスト映像バッファ9に
格納された縮小映像の数が1で5より少なく、又、シー
ン無変化時間D2が所定時間tkより長くなるため、ス
イッチSWがONとされて、縮小映像S2のサムネイル
画像がダイジェスト映像バッファ9に格納される。又、
D1>D2であるとき、最短シーン無変化時間Dmin=D2
とするとともに、SminをS2としてバッファ制御部10
に記録する。
【0056】同様の動作を行うことで、ブロックB3が
記録される際、シーン変化時刻T3が確認されると、求
められたシーン無変化時間D3が所定時間tkより長い
ので、バッファ制御部10に格納された後に、縮小映像
S3のサムネイル画像がダイジェスト映像バッファ9に
格納される。このとき、D3>D2であるので、Dminが
D2とされるとともにSminがS2とされる。
【0057】そして、ブロックB4が記録メディア3へ
記録される際、シーン変化時刻T4が確認されると、シ
ーン無変化時間D4が求められる。このシーン無変化時
間D4が所定時間tkよりも短くなるため、スイッチS
WがOFFのままとされ、次のブロックB5の記録メデ
ィア3への記録が開始される。このとき、縮小処理部7
から続いてサムネイル画像が縮小映像バッファ8に与え
られると、与えられたサムネイル画像の数に従って、縮
小映像バッファ8に格納されたサムネイル画像が削除さ
れる。即ち、縮小映像バッファ8において、次のブロッ
クB5に対する縮小映像S5のサムネイル画像が順に与え
られると、縮小映像S4のサムネイル画像が順に削除さ
れる。
【0058】その後、ブロックB5,B6が記録される
際、シーン変化時刻T5,T6が確認されるとき、求めら
れたシーン無変化時間D5,D6が所定時間tkよりも長
いため、縮小映像S5,S6のサムネイル画像がダイジェ
スト映像バッファ9に格納される。又、D6>D5>D2
であるとき、最短シーン無変化時間DminはD2のままで
あるとともに、SminもS2のままである。
【0059】又、ブロックB7が記録されて、シーン変
化時刻T7のシーン変化点が検出されると、ダイジェス
ト映像バッファ9に格納された縮小映像の数が5である
ので、求められたシーン無変化時間D7が最短シーン無
変化時間Dminとなるシーン無変化時間D2と比較され
る。今、D7<D2となるため、スイッチSWがOFFの
ままとされる。よって、縮小映像バッファ8において、
次のブロックB8に対する縮小映像S8のサムネイル画像
が順に与えられると、縮小映像S7のサムネイル画像が
順に削除される。
【0060】更に、録画停止が操作部4によって操作さ
れると、録画終了時刻がシーン変化時刻T8とされ、ブ
ロックB8のシーン無変化時間D8=T8−T7が求められ
ると、シーン無変化時間D8が最短シーン無変化時間Dm
inとなるシーン無変化時間D2と比較される。今、D8>
D2となるため、ダイジェスト映像バッファ9から縮小
映像S2のサムネイル画像が削除された後、スイッチS
WがONとされて、縮小映像S8のサムネイル画像がダ
イジェスト映像バッファ9に格納される。その後、ダイ
ジェスト映像バッファ9に格納された縮小映像S1,S
3,S5,S6,S8のサムネイル画像よりダイジェスト映
像ファイルが形成されて記録メディア3に格納される。
【0061】よって、記録メディア3の記録内容の検索
画面が表示されるとき、記録メディア3にインデックス
情報として記録されたチャンネル情報や録画日時情報と
ともに、上述のようにして記録メディア3に記録された
ダイジェスト映像ファイルが読み出されて表示される。
即ち、記録メディア3に図3のような映像ファイルが記
録されているとき、図4のように、ブロックB1,B3,
B5,B6,B8における縮小映像S1,S3,S5,S6,
S8の順にダイジェスト映像ファイルが繰り返し表示さ
れる。
【0062】このとき、従来と同様、図8のように、イ
ンデックス情報がフォントROM52でインデックス情
報であるチャンネル情報及び録画日時情報が文字画像に
変換された後、記録メディア3に格納されたダイジェス
ト映像ファイルと画像合成部53で合成されて、表示部
54に表示される。尚、ダイジェスト映像ファイルを構
成する各サムネイル画像毎に画像合成部53において画
像の合成が行われる。
【0063】このようにすることで、シーン無変化時間
の長いブロックの縮小映像を所定ブロック数分組み合わ
せることによってダイジェスト映像ファイルが作成され
る。このとき、図2のように、STEP17及びSTE
P25を設けることで、コマーシャル映像のように、シ
ーン無変化時間が各ブロックの縮小映像に割り当てられ
た所定時間tkよりも短い場合は、そのブロックの縮小
映像を削除することができる。尚、STEP17及びS
TEP25において、所定時間tkと異なる時間と比較
することにより、所定時間tk以上であっても、ある一
定の時間よりシーン無変化時間が短いブロックについて
は、その縮小映像をダイジェスト映像ファイルの一部と
しないようにしても構わない。
【0064】<第2の実施形態>本発明の第2の実施形
態について、図面を参照して以下に説明する。図5は、
本実施形態の映像記録再生装置の内部構成を示すブロッ
ク図である。図5の映像記録再生装置において、図1の
映像記録再生装置と同一の目的で使用する部分について
は、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0065】図5の映像記録再生装置は、チューナー1
と、映像デコーダ2と、記録メディア3と、操作部4
と、タイマー5と、変化点検出部6と、縮小処理部7
と、ダイジェスト映像バッファ9と、縮小映像を作成す
るブロックの記録メディア3におけるアドレス位置を格
納するとともに格納したシーン変化時刻に応じて縮小映
像ファイルが作成されるように各部を制御する縮小制御
部20とを有する。又、この映像記録再生装置は、図1
の映像記録再生装置と異なり、縮小処理部7で作成され
たサムネイル画像がダイジェスト映像バッファ9に与え
られる。
【0066】このような構成の映像記録再生装置におい
て、第1の実施形態と同様、録画開始が操作部4が操作
されて指示されると、チューナー1で得られた映像信号
が記録メディア3に記録される。このとき、チューナー
1及びタイマー5から与えられるチャンネル情報及び録
画日時情報がインデックス情報として記録メディア3に
記録される。この記録メディア3に記録された映像信号
が、映像デコーダ2に送出されて復号化される。そし
て、映像デコーダ2で復号化された映像信号に基づい
て、変化点検出部6でシーン変化点が検出される。
【0067】そして、変化点検出部6で録画開始後n回
目のシーン変化点が検出されると、その検出されたとき
の時刻が縮小制御部20においてシーン変化時刻Tnと
してタイマー5より与えられる時刻から確認する。又、
録画が開始されたときは、タイマー5より与えられる録
画開始時刻をシーン変化時刻T0として縮小制御部20
で確認される。更に、録画が終了されたときは、タイマ
ー5より与えられる録画終了時刻をシーン変化時刻Tn
として縮小制御部20で確認される。
【0068】このようにして、シーン変化時刻Tnが確
認されると、第1の実施形態と同様、縮小制御部20に
おいてブロックBnのシーン無変化時間Dn=Tn−Tn-1
が求められる。そして、縮小制御部20に格納されてい
るブロックのアドレス位置の数が所定ブロック数Nより
も少ないときは、シーン無変化時間Dnが所定時間tk
より長くなる場合のみ、ブロックBnの記録開始時刻と
なるシーン変化時刻Tn-1のときの映像信号が記録され
た記録メディア3におけるアドレス位置An(以下、
「開始アドレス位置An」とする)を縮小制御部20に
格納する。
【0069】又、縮小制御部20に格納されている開始
アドレス位置の数が所定ブロック数Nと等しいときは、
シーン無変化時間Dnが最短シーン無変化時間Dminより
長くなる場合のみ、最短シーン無変化時間Dminとなる
ブロックの開始アドレス位置Aminを削除した後、ブロ
ックBnの記録開始時刻となるシーン変化時刻Tn-1の映
像信号が格納された開始アドレス位置Anを縮小制御部
20に格納する。更に、このように開始アドレス位置A
nが縮小制御部20に格納される毎に、最短シーン無変
化時間Dminが求められるとともに、そのブロックの開
始アドレス位置Aminが特定される。
【0070】そして、操作部4が操作されて録画停止が
指示されると、縮小制御部20によって映像デコーダ2
及び縮小処理部7の動作が制御される。このとき、縮小
制御部20に記録された各開始アドレス位置に応じたブ
ロックの所定時間tk分の映像信号が、記録メディア3
より読み出されて映像デコーダ2に与えられる。そし
て、映像デコーダ2で復号化された映像信号が縮小処理
部7に与えられて、各フレーム毎にサムネイル画像が作
成された後、ダイジェスト映像バッファ9に格納され
る。その後、録画終了すると、ダイジェスト映像バッフ
ァ9に格納された縮小映像がダイジェスト映像ファイル
として記録メディア3に記録される。
【0071】このように動作するとき、第1の実施形態
と同様、図3のような番組が録画されるものとするとと
もに、所定ブロック数Nを5とする。録画が開始される
と、まず、録画開始時刻がシーン変化時刻T0として縮
小制御部20に格納される。そして、次に、シーン変化
点が変化検出部6で検出されると、シーン変化時刻T1
が確認されるとともに、ブロックB1のシーン無変化時
間D1が求められる。このとき、縮小制御部20には開
始アドレス位置が格納されていない状態であるとともに
シーン無変化時間D1が所定時間tkより長いので、縮
小制御部20において、シーン変化時刻T0における映
像信号が記録された開始アドレス位置A1が記録される
とともにDminをD1、AminをA1とする。
【0072】その後、ブロックB2の記録が開始され、
変化点検出部6でシーン変化点が検出されると、シーン
変化時刻T2が確認されるとともに、ブロックB2のシー
ン無変化時間D2が求められる。このとき、縮小制御部
20には開始アドレス位置A1のみが格納された状態で
あるとともにシーン無変化時間D2が所定時間tkより
長いので、縮小制御部20において、開始アドレス位置
A2が記録される。更に、D1>D2であるため、縮小制
御部20において、DminをD2、AminをA2とする。
【0073】シーン変化時刻T3が確認されると、縮小
制御部20に格納される開始アドレス位置の数が5とな
るまで同様の動作が行われるため、ブロックB3の開始
アドレス位置A3が縮小制御部20に格納される。次
に、シーン変化時刻T4が確認されると、求められたシ
ーン無変化時間D4が所定時間tkより短くなるため、
ブロックB4の開始アドレス位置A4は縮小制御部20に
格納されない。
【0074】そして、シーン変化時刻T5,T6が確認さ
れると、ブロックB5,B6の開始アドレス位置A5,A6
が縮小制御部20に格納される。その後、縮小制御部2
0に格納される開始アドレス位置の数が5となるため、
シーン変化時刻T7が確認されたとき、求められたシー
ン無変化時間D7が最短シーン無変化時間Dminと比較さ
れる。このとき、D7<D2となるので、ブロックB7の
開始アドレス位置A7は縮小制御部20に格納されな
い。
【0075】最後に、録画停止が操作部4によって操作
されると、録画終了時刻がシーン変化時刻T8とされ、
求められたシーン無変化時間D8が最短シーン無変化時
間Dminとなるシーン無変化時間D2と比較される。今、
D8>D2となるため、縮小制御部20において、ブロッ
クB2の開始アドレス位置A2が削除されるとともにブロ
ックB8の開始アドレス位置A8が格納される。
【0076】このようにして、録画が終了すると、縮小
制御部20に格納された記録メディア3における開始ア
ドレス位置A1,A3,A5,A6,A8に順にアクセスし
て、記録メディア3に記録されたブロックB1,B3,B
5,B6,B8における所定時間tk分の映像信号が読み出
されるように、映像デコーダ2が制御される。そして、
映像デコーダ2によって、ブロックB1,B3,B5,B
6,B8それぞれにおけるシーン変化時刻T0,T2,T
4,T5,T7から所定時間tk分のシーンを表す映像信
号が復号化されると、縮小処理部7で縮小処理が施され
る。
【0077】このとき、縮小処理部7で作成された縮小
映像S1,S3,S5,S6,S8のサムネイル画像が順に
ダイジェスト映像バッファ9に与えられて格納される。
この縮小映像S1,S3,S5,S6,S8のサムネイル画
像が全て格納されると、図4のように縮小映像S1,S
3,S5,S6,S8のサムネイル画像より成るダイジェス
ト映像ファイルが形成されて記録メディア3に格納され
る。
【0078】このように、本実施形態によると、第1の
実施形態と異なり、映像信号の記録時と同時に縮小処理
を施してダイジェスト映像ファイルの作成を行うのでは
なく、ダイジェスト映像ファイルを作成するのに必要な
ブロックの開始アドレス位置を格納し、録画終了と同時
に、格納した開始アドレス位置より検索されたブロック
の所定時間tk分の映像信号を用いて、ダイジェスト映
像ファイルの作成を行う。よって、第1の実施形態のよ
うに、画像ファイルの記録時に同時に縮小処理部7を動
作させて、全てのブロックに対して縮小処理を施すこと
がない。
【0079】尚、本実施形態において、記録メディア3
の記録内容の検索画面が表示されるとき、図8のよう
に、記録メディア3にインデックス情報として記録され
たチャンネル情報や録画日時情報による文字画像がフォ
ントROM52で作成され、上述のようにして記録メデ
ィア3に記録されたダイジェスト映像ファイルによる各
サムネイル画像と画像合成部53で合成された後、表示
部54で表示される。
【0080】<第3の実施形態>本発明の第3の実施形
態について、図面を参照して以下に説明する。図6は、
本実施形態の映像記録再生装置の内部構成を示すブロッ
ク図である。図6の映像記録再生装置において、図5の
映像記録再生装置と同一の目的で使用する部分について
は、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0081】図6の映像記録再生装置は、縮小処理部7
から縮小処理されたサムネイル画像が画像合成部53に
与えられ、又、縮小制御部20で格納されたダイジェス
ト映像ファイルとされるブロックの開始アドレス位置が
記録メディア3に記録されるとともに、記録メディア3
に記録された開始アドレス位置が縮小制御部20によっ
て読み出される。
【0082】このような構成の映像記録再生装置におい
て、第2の実施形態と同様の動作を行うことによって、
シーン無変化時間の長いブロックに対する開始アドレス
位置が、所定ブロック数Nだけ縮小制御部20に格納さ
れる。そして、録画動作が停止されると、第2の実施形
態と異なり、ダイジェスト映像ファイルの作成が行われ
ずに、縮小制御部20に格納された開始アドレス位置が
記録メディア3に記録される。
【0083】その後、操作部4が操作されて検索画面の
表示が指示されると、記録メディア3に記録された各映
像ファイルに対するダイジェスト映像ファイルを作成す
るために、同じく記録メディア3に映像ファイルの記録
時に記録された開始アドレス位置が縮小制御部20によ
って読み出される。そして、読み出した開始アドレス位
置に従って、時間tk分の映像信号を各ブロック毎に読
み出すように映像デコーダ2が制御された後、読み出さ
れた映像信号が映像デコーダ2で復号化される。この復
号化された映像信号に縮小処理部7で縮小処理が施され
て得られたサムネイル画像が画像合成部53に与えられ
てインデックス情報と合成されて、表示部54にダイジ
ェスト映像として表示される。
【0084】よって、図3のような番組が録画される
と、縮小制御部20には、ブロックB1,B3,B5,B
6,B8の記録メディア3における開始アドレス位置A
1,A3,A5,A6,A8が格納される。そして、録画動
作が停止されると、縮小制御部20に格納された開始ア
ドレス位置A1,A3,A5,A6,A8が記録メディア3
に記録される。その後、検索画面の表示を行うように操
作部4が操作されたとき、図4のような番組のダイジェ
スト映像ファイルを作成するために、縮小制御部20に
よって、記録メディア3に記録された開始アドレス位置
A1,A3,A5,A6,A8が読み出される。
【0085】このようにして読み出された開始アドレス
位置A1,A3,A5,A6,A8に基づいて、縮小制御部
20に制御される映像デコーダ2が、ブロックB1,B
3,B5,B6,B8それぞれにおけるシーン変化時刻T
0,T2,T4,T5,T7から所定時間tk分のシーンを
表す映像信号を順に読み出して、復号化する。この復号
化された映像信号に対して、ブロックB1,B3,B5,
B6,B8の順に、各フレーム毎に縮小処理部7で縮小処
理が施される。
【0086】そして、縮小映像S1,S3,S5,S6,S
8のサムネイル画像が各フレーム毎に画像合成部53に
与えられて、フォントROM52でインデックス情報よ
り得られた文字画像と合成される。このように合成され
た縮小映像S1,S3,S5,S6,S8のサムネイル画像
が順に表示部54で再生表示されることによって、図4
のように縮小映像S1,S3,S5,S6,S8により成る
ダイジェスト映像が表示される。
【0087】このように、本実施形態によると、第2の
実施形態と異なり、映像信号の録画時に、記録メディア
3内に、ダイジェスト映像ファイル自身でなく、ダイジ
ェスト映像ファイルを作成するのに必要なブロックの開
始アドレス位置を記録する。そして、検索画面表示を行
う際に、格納した開始アドレス位置より検索されたブロ
ックの所定時間tk分の映像信号を用いて、ダイジェス
ト映像ファイルの作成を行う。よって、ダイジェスト映
像ファイルに比べてデータ量の少ない開始アドレス位置
のみを記録すればよいので、メモリ容量を低減させるこ
とができる。
【0088】尚、上述の各実施形態において、操作部4
が操作されて録画開始及び録画停止が指示されるものと
したが、録画日時及び録画時間が操作部4によってタイ
マー予約され、タイマー5によって予約された録画日時
になったことが確認されると、各ブロックを動作させて
自動的に録画開始及び録画停止を行うようにする場合も
同様である。
【0089】又、上述の各実施形態で述べたダイジェス
ト映像ファイルの作成が、受信した放送信号から得られ
る映像信号を記録する際に行われるものとして説明した
が、例えば、DVDやVTRなどから読み取られた映像
信号が外部から入力され、該映像信号を記録する際に行
われるものとしても構わない。更に、上述の各実施形態
において、デジタル放送の映像信号を記録・再生する映
像記録再生装置としたが、アナログ放送の映像信号を記
録・再生する映像記録再生装置としても構わない。
【0090】
【発明の効果】本発明によると、シーン無変化時間の長
いブロックから順に選出されて、該選出されたブロック
から抽出された所定時間の映像によってダイジェスト映
像ファイルが作成されるため、シーン無変化時間の短い
映像がダイジェスト映像ファイルの対象となることを防
ぐことができる。よって、コマーシャル映像のような記
録する映像ファイルの内容と無関係な映像を含むダイジ
ェスト映像ファイルの作成を防ぐことができる。
【0091】又、ダイジェスト映像ファイルを作成する
ためのブロックの記録位置情報を記録した後に、この記
録位置情報に基づいて読み出された映像からダイジェス
ト映像ファイルを作成することで、常に、ダイジェスト
映像ファイルを作成するための映像の抽出動作を行う必
要がなく、最終的に必要な映像のみを抽出することがで
きる。更に、ダイジェスト映像を表示する際に、記録し
た記録位置情報よりダイジェスト映像ファイルを作成す
ることで、ダイジェスト映像ファイルを格納する場合に
比べてその記録容量を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の映像記録再生装置の
内部構成を示すブロック図。
【図2】第1の実施形態の映像記録再生装置におけるダ
イジェスト映像ファイルの作成方法を示すフローチャー
ト。
【図3】ダイジェスト映像ファイルの作成方法を説明す
るための図。
【図4】ダイジェスト映像ファイルの一例を示す図。
【図5】本発明の第2の実施形態の映像記録再生装置の
内部構成を示すブロック図。
【図6】本発明の第3の実施形態の映像記録再生装置の
内部構成を示すブロック図。
【図7】従来の映像記録再生装置の内部構成を示すブロ
ック図。
【図8】従来の映像記録再生装置の内部構成を示すブロ
ック図。
【図9】従来の検索表示画面の作成方法を示す図。
【図10】従来の検索表示画面の表示例。
【図11】従来のダイジェスト映像ファイルの作成方法
を示す図。
【図12】従来のダイジェスト映像ファイルの作成方法
を示す図。
【符号の説明】
1 チューナー 2 映像デコーダ 3 記録メディア 4 操作部 5 タイマー 6 変化点検出部 7 縮小処理部 8 縮小映像バッファ 9 ダイジェスト映像バッファ 10 バッファ制御

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像ファイルの記録時に際して、記録さ
    れる映像ファイルにおいて著しく映像が変化するシーン
    変化点を検出するとともに、該シーン変化点によって前
    記映像ファイルを複数のブロックに分割し、 前記ブロック内の映像の再生される時間となる映像変化
    の少ないシーン無変化時間が長いブロックから順に所定
    数のブロックを選出し、 選出した前記所定数のブロックそれぞれの先頭から所定
    時間の映像を抽出して、連続的に並べることによってダ
    イジェスト映像ファイルを作成することを特徴とするダ
    イジェスト映像ファイル作成方法。
  2. 【請求項2】 前記シーン変化点が検出される度に、前
    記所定時間の映像が抽出されるとともに、抽出した該所
    定時間の映像を前記ダイジェスト映像ファイルの一部の
    映像とするか否かを前記ブロックのシーン無変化時間に
    基づいて決定することを特徴とする請求項1に記載のダ
    イジェスト映像ファイル作成方法。
  3. 【請求項3】 前記シーン変化点を検出したとき、 既に前記ダイジェスト映像ファイルの一部として前記ブ
    ロック毎に抽出した前記所定時間の映像の数が前記所定
    数を満たしていない場合は、前記シーン変化点を検出し
    て得られたブロックより抽出した前記所定時間の映像を
    前記ダイジェスト映像ファイルの一部とし、 又、既に前記ダイジェスト映像ファイルの一部として前
    記ブロック毎に抽出した前記所定時間の映像の数が前記
    所定数を満たしている場合は、既に抽出した前記所定時
    間の映像に対するブロックそれぞれのシーン無変化時間
    のうち最短となる最短シーン無変化時間よりも前記シー
    ン変化点を検出して得られたブロックのシーン無変化時
    間が長いと、前記最短シーン無変化時間となるブロック
    の前記所定時間の映像に代わって、前記シーン変化点を
    検出して得られたブロックの前記所定時間の映像を前記
    ダイジェスト映像ファイルの一部とすることを特徴とす
    る請求項2に記載のダイジェスト映像ファイル作成方
    法。
  4. 【請求項4】 前記シーン変化点が検出される度に、 前記シーン変化点の検出によって得られたブロックの記
    録された記録位置を示す記録位置情報を獲得し、 前記ブロックから抽出する前記所定時間の映像を前記ダ
    イジェスト映像ファイルの一部の映像とするために、該
    記録位置情報を保持するか否かを前記ブロックのシーン
    無変化時間に基づいて決定し、 前記映像ファイルの記録終了時に、最終的に保持された
    前記所定数の記録位置情報で指定される前記ブロックよ
    り前記所定時間の映像を抽出して連続的に並べることに
    より前記ダイジェスト映像ファイルを作成することを特
    徴とする請求項1に記載のダイジェスト映像ファイル作
    成方法。
  5. 【請求項5】 前記シーン変化点が検出される度に、 前記シーン変化点の検出によって得られたブロックの記
    録された記録位置を示す記録位置情報を獲得し、 前記ブロックから抽出する前記所定時間の映像を前記ダ
    イジェスト映像ファイルの一部の映像とするために、該
    記録位置情報を保持するか否かを前記ブロックのシーン
    無変化時間に基づいて決定し、 前記ダイジェスト映像ファイルの再生時に、最終的に保
    持された前記所定数の記録位置情報で指定される前記ブ
    ロックより前記所定時間の映像を抽出して連続的に並べ
    ることにより前記ダイジェスト映像ファイルを作成する
    ことを特徴とする請求項1に記載のダイジェスト映像フ
    ァイル作成方法。
  6. 【請求項6】 前記シーン変化点を検出したとき、 既に保持した前記記録位置情報の数が前記所定数を満た
    していない場合は、前記シーン変化点を検出して得られ
    たブロックの記録位置情報を保持するとともに、 既に保持した前記記録位置情報の数が前記所定数を満た
    している場合は、既に保持した前記記録位置情報に対す
    るブロックそれぞれのシーン無変化時間のうち最短とな
    る最短シーン無変化時間よりも前記シーン変化点を検出
    して得られたブロックのシーン無変化時間が長いと、前
    記最短シーン無変化時間となるブロックの前記記録位置
    情報に代わって、前記シーン変化点を検出して得られた
    ブロックの前記記録位置情報を保持することを特徴とす
    る請求項4又は請求項5に記載のダイジェスト映像ファ
    イル作成方法。
  7. 【請求項7】 前記所定時間の映像が時系列順に並べら
    れることによって前記ダイジェスト映像ファイルが作成
    されることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか
    に記載のダイジェスト映像ファイル作成方法。
  8. 【請求項8】 前記ダイジェスト映像ファイルを構成す
    る映像が、記録される映像ファイルの映像を縮小した映
    像であることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれ
    かに記載のダイジェスト映像ファイル作成方法。
  9. 【請求項9】 入力された映像信号より映像ファイルを
    記録する記録メディアと、該記録メディアに記録された
    映像ファイルの映像信号を復号化するデコーダとを有す
    る映像記録再生装置において、 入力された前記映像信号より、記録される前記映像ファ
    イルにおいて著しく映像が変化するシーン変化点を検出
    する変化点検出部と、 該変化点検出部で検出された前記シーン変化点によって
    前記映像ファイルを複数のブロックに分割して、該ブロ
    ック内の映像の再生される時間となる映像変化の少ない
    シーン無変化時間が長いブロックから順に所定数のブロ
    ックを選出するブロック選出部と、 前記ブロック選出部で選出した前記所定数のブロックそ
    れぞれの先頭から所定時間の映像を抽出するダイジェス
    ト映像抽出部と、 を有し、 前記ダイジェスト映像抽出部で抽出された複数の前記所
    定時間の映像を、連続的に並べることによってダイジェ
    スト映像ファイルを作成することを特徴とする映像記録
    再生装置。
  10. 【請求項10】 前記ダイジェスト映像抽出部で抽出さ
    れた前記所定時間の映像を一時的に保持する映像記録部
    を有するとともに、 前記変化点検出部で前記シーン変化点を検出したとき、 既に前記ブロック選出部で選出されたブロックの数が前
    記所定数を満たしていない場合は、前記ブロック選出部
    で前記シーン変化点を検出して得られたブロックを選出
    して、前記ダイジェスト映像抽出部が該ブロックより抽
    出した前記所定時間の映像を前記ダイジェスト映像ファ
    イルの一部として前記映像記録部に保持し、 又、既に前記ブロック選出部で選出されたブロックの数
    が前記所定数を満たしている場合は、前記ブロック選出
    部で既に選出した前記所定数のブロックそれぞれのシー
    ン無変化時間のうち最短となる最短シーン無変化時間よ
    りも前記シーン変化点を検出して得られたブロックのシ
    ーン無変化時間が長いと、前記ブロック選出部が前記最
    短シーン無変化時間となるブロックに代わって前記シー
    ン変化点を検出して得られたブロックを選出し、前記ダ
    イジェスト映像抽出部が該ブロックより抽出した前記所
    定時間の映像を前記ダイジェスト映像ファイルの一部と
    して前記映像記録部に保持するとともに前記最短シーン
    無変化時間となるブロックより抽出した前記所定時間の
    映像を前記映像記録部から削除し、 最終的に前記映像記録部に保持された複数の前記所定時
    間の映像を連続的に並べることによってダイジェスト映
    像ファイルを作成して、前記記録メディアに記録するこ
    とを特徴とする請求項9に記載の映像記録再生装置。
  11. 【請求項11】 前記ブロック選出部で選出されたブロ
    ックの前記記録メディアに記録された記録位置を示す記
    録位置情報を一時的に保持する位置情報記録部を有する
    とともに、 前記変化点検出部で前記シーン変化点を検出したとき、 既に前記ブロック選出部で選出されたブロックの数が前
    記所定数を満たしていない場合は、前記ブロック選出部
    で前記シーン変化点を検出して得られたブロックを選出
    して、選出した該ブロックの記録位置情報を前記位置情
    報記録部に保持し、 又、既に前記ブロック選出部で選出されたブロックの数
    が前記所定数を満たしている場合は、前記ブロック選出
    部で既に選出した前記所定数のブロックそれぞれのシー
    ン無変化時間のうち最短となる最短シーン無変化時間よ
    りも前記シーン変化点を検出して得られたブロックのシ
    ーン無変化時間が長いと、前記ブロック選出部が前記最
    短シーン無変化時間となるブロックに代わって前記シー
    ン変化点を検出して得られたブロックを選出し、選出し
    た該ブロックの前記記録位置情報を前記位置情報記録部
    に保持するとともに前記最短シーン無変化時間となるブ
    ロックの前記記録位置情報を前記位置情報記録部から削
    除し、 最終的に前記位置情報記録部に保持された複数の前記記
    録位置情報によって前記記録メディアより検索される複
    数のブロックそれぞれから前記所定時間の映像を前記ダ
    イジェスト映像抽出部によって抽出して連続的に並べる
    ことによってダイジェスト映像ファイルを作成すること
    を特徴とする請求項9に記載の映像記録再生装置。
  12. 【請求項12】 前記映像ファイルの記録時に、前記ダ
    イジェスト映像ファイルが作成されるとともに、前記記
    録メディアに記録されることを特徴とする請求項11に
    記載の映像記録再生装置。
  13. 【請求項13】 前記ダイジェスト映像ファイルの表示
    時に、前記ダイジェスト映像ファイルが作成されること
    を特徴とする請求項11に記載の映像記録再生装置。
  14. 【請求項14】 前記所定時間の映像が時系列順に並べ
    られることによって前記ダイジェスト映像ファイルが作
    成されることを特徴とする請求項10〜請求項13のい
    ずれかに記載の映像記録再生装置。
  15. 【請求項15】 前記ダイジェスト映像抽出部におい
    て、抽出した映像を縮小することを特徴とする請求項1
    0〜請求項14のいずれかに記載の映像記録再生装置。
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