JP2003282350A - 積層セラミック電子部品及びその製造方法 - Google Patents

積層セラミック電子部品及びその製造方法

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JP2003282350A
JP2003282350A JP2002081325A JP2002081325A JP2003282350A JP 2003282350 A JP2003282350 A JP 2003282350A JP 2002081325 A JP2002081325 A JP 2002081325A JP 2002081325 A JP2002081325 A JP 2002081325A JP 2003282350 A JP2003282350 A JP 2003282350A
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JP
Japan
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metal foil
unfired
ceramic
sheet
chip
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JP2002081325A
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Kenji Saito
賢二 斉藤
Koichi Chazono
広一 茶園
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導体層として金属箔を用いる場合でも安定し
た電気特性を維持できる積層セラミック電子部品を提供
する。 【解決手段】 セラミックチップ7の金属箔3-1を挟み
込む部分が金属箔3-1の穴3a及び切欠き3a’を通じ
て互いに結合していて、金属箔3-1とセラミックとの界
面の密着性を維持することができるので、実装後におけ
るコンデンサ自体の電気的及び熱的挙動によって金属箔
とセラミックとの界面に剥離やクラックが生じること及
びそこからの水分浸入によって電気特性が低下すること
を抑制して、安定した電気特定を維持することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層セラミックコ
ンデンサ等の積層セラミック電子部品と、この積層セラ
ミック電子部品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】積層セラミック電子部品の代表例として
知られる積層セラミックコンデンサは、一般に、ベース
フィルム上に未焼成セラミック層を形成して得た第1シ
ートと、この第1シートの未焼成セラミック層上に所定
形状の未焼成導体層を所定配列で形成して得た第2シー
トとを用意する工程と、第1シートの未焼成セラミック
層に第1シートの未焼成セラミック層を圧着してベース
フィルムを剥離する作業を複数回繰り返し、そして最上
層の未焼成セラミック層に第2シートの未焼成導体層及
び未焼成セラミック層を圧着してベースフィルムを剥離
する作業を複数回繰り返し、そして最上層の未焼成セラ
ミック層に第1シートの未焼成セラミック層を圧着して
ベースフィルムを剥離する作業を複数回繰り返して未焼
成積層物を得る工程と、この未焼成積層物を所定のチッ
プサイズに分断して未焼成導体層を内蔵した未焼成積層
チップを得る工程と、この未焼成積層チップから有機バ
インダを除去する工程と、脱バインダ後の未焼成積層チ
ップを焼成して導体層を内蔵したセラミックチップを得
る工程と、このセラミックチップに外部電極を形成する
工程を経て製造されている。
【0003】前記の未焼成セラミック層は、セラミック
粉末と有機バインダと有機溶剤と可塑剤と分散剤を適宜
重量比で混合して調製されたセラミックスラリーを、ド
クターブレードやリバースロールやダイコータ等を用い
てベースフィルム上に塗工し乾燥することにより形成さ
れている。また、前記の未焼成導体層は、金属粉末と有
機バインダと有機溶剤と各種添加剤とを適宜重量比で混
合して調製された導電ペーストを、スクリーン印刷やグ
ラビア印刷等の厚膜法によって未焼成セラミック層上に
印刷し乾燥することにより形成されている。
【0004】ところで、近年における積層セラミックコ
ンデンサの小型化及び大容量化に要望に伴い、前記の未
焼成セラミック層及び未焼成導体層に対する薄型化が求
められており、最近では未焼成セラミック層を10μm
以下の厚みで形成すること、また、未焼成導体層をは5
μm以下の厚みで形成することが技術的に可能となって
きている。
【0005】しかし、導電ペーストから成る未焼成導体
層を厚膜法によって未焼成セラミック層上に形成する方
法では、未焼成セラミック層の厚みが薄くなるにつれ
て、未焼成セラミック層上に形成された未焼成導体層に
含まれる金属粉末が有機溶剤と一緒に未焼成セラミック
層に浸透し易くなり、焼成後のセラミックチップ内の隣
接する導体層に短絡を生じる恐れがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記不具合を解消する
ため、特開2001−297936公報には、前記の導
電ペーストから成る未焼成導体層の代わりにニッケル箔
を用いた提案、具体的には、ニッケル箔を所定形状に加
工してこれを未焼成セラミック層に圧着するようにした
製造方法が提案されている。
【0007】しかし、前記のニッケル箔は導電ペースト
から成る未焼成導体層に比べて未焼成セラミック層との
馴染みが悪いため、焼成工程における未焼成セラミック
層と金属箔との熱的挙動の違いによって、焼成後のニッ
ケル箔とセラミックとの界面にデラミネーションを生じ
る等の構造欠陥を生じ易い。
【0008】また、製造された積層セラミックコンデン
サは、セラミックチップの金属箔を挟み込む部分と金属
箔との密着度が低いため、実装後におけるコンデンサ自
体の電気的及び熱的挙動を原因として金属箔とセラミッ
クとの界面に剥離やクラックが生じそこからの水分浸入
によって電気特性が低下し易い。
【0009】本発明は前記事情に鑑みて創作されたもの
で、その目的とするところは、導体層として金属箔を用
いる場合でも安定した電気特性を維持できる積層セラミ
ック電子部品と、導体層として金属箔を用いる場合でも
構造欠陥を生じることがない積層セラミック電子部品の
製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る積層セラミック電子部品は、未焼成積
層チップを焼成して得たセラミックチップ内に部品回路
を構成するための導体層を少なくとも1つ備えた積層セ
ラミック電子部品であって、前記導体層は少なくとも1
つの穴または切欠きを有する金属箔から成り、セラミッ
クチップの金属箔を挟み込む部分は金属箔の穴または切
欠きを通じて互いに結合している、ことをその特徴とす
る。
【0011】この積層セラミック電子部品によれば、セ
ラミックチップの金属箔を挟み込む部分が金属箔の穴ま
たは切欠きを通じて互いに結合していて、金属箔とセラ
ミックとの密着性を確保することができるので、実装後
におけるコンデンサ自体の電気的及び熱的挙動によって
金属箔とセラミックとの界面に剥離やクラックが生じる
こと及びそこからの水分浸入による電気特性の低下を抑
制できる。
【0012】また、本発明に係る積層セラミック電子部
品の製造方法は、未焼成セラミック層の少なくとも1つ
の層間に所定形状の金属箔を所定配列で介装して成る未
焼成積層物を得る工程と、この未焼成積層物を所定のチ
ップサイズに分断して金属箔内蔵の未焼成積層チップを
得る工程と、この未焼成積層チップを焼成して金属箔内
蔵のセラミックチップを得る工程とを備えた積層セラミ
ック電子部品の製造方法であって、前記の未焼成積層物
を得る工程では金属箔として少なくとも1つの穴または
切欠きを有するものを用い、未焼成セラミック層の金属
箔を挟み込む部分を金属箔の穴または切欠きを通じて互
いに接合させ、前記の未焼成積層チップを得る工程では
未焼成積層チップ内の金属箔に少なくとも1つの穴また
は切欠きが残るように未焼成積層物を分断し、前記のセ
ラミックチップを得る工程ではセラミックチップの金属
箔を挟み込む部分を金属箔の穴または切欠きを通じて互
いに結合させる、ことをその特徴とする。
【0013】この積層セラミック電子部品の製造方法に
よれば、前記の積層セラミック電子部品を的確且つ安定
に製造することができる。また、積層工程において未焼
成セラミック層の金属箔を挟み込む部分を金属箔の穴ま
たは切欠きを通じて互いに接合させ、焼成工程において
セラミックチップの金属箔を挟み込む部分を金属箔の穴
または切欠きを通じて互いに結合させることができるの
で、金属箔と未焼成セラミック層との馴染みが悪く、且
つ、焼成工程において未焼成セラミック層と金属箔とに
熱的挙動の違いが生じた場合でも、焼成後の金属箔とセ
ラミックとの界面にデラミネーションを生じる等の不具
合を解消できる。
【0014】本発明の前記目的とそれ以外の目的と、構
成特徴と、作用効果は、以下の説明と添付図面によって
明らかとなる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を積層セラミックコ
ンデンサに適用した一実施例を図1〜図9を引用して説
明する。
【0016】製造に際しては、まず、図1(A)に示す
第1シートS1と、図1(B)に示す第2シートS2を
用意する。
【0017】図1(A)に示した第1シートS1は、P
ET等の樹脂フィルムから成る所定寸法のベースフィル
ム1上に、未焼成セラミック層2を所定の寸法及び厚み
で形成することにより得たものである。ベースフィルム
1の厚みは50μm前後で、未焼成セラミック層2の厚
みは0.5〜10μmである。
【0018】この第1シートS1は、所定寸法のベース
フィルム1上にセラミックスラリーをドクターブレード
やリバースロールやダイコータ等を用いて塗工しこれを
乾燥して未焼成セラミック層2を形成することにより作
成されている。ちなみに、前記セラミックスラリーに
は、セラミック粉末と有機バインダと有機溶剤と可塑剤
と分散剤を適宜重量比で混合して調製されたもの等が使
用される。勿論、第1シートS1は、テープ状のベース
フィルム上にセラミックスラリーを連続塗工しこれを乾
燥して未焼成セラミック層2を形成した後に、ベースフ
ィルム及び未焼成セラミック層を所定寸法で切断するこ
とにより作成することもできる。
【0019】一方、図1(B)に示した第2シートS2
は、前記の第1シートS1の未焼成セラミック層2上に
所定の形状及び厚みの金属箔3を所定配列(m×n行
列)で形成して得たものである。金属箔3は金,銀,パ
ラジウム等の貴金属から選ばれる1種または2種以上の
合金や、ニッケル,銅,鉄等の卑金属から選ばれる1種
または2種以上の合金や、貴金属と卑金属との合金等か
ら成り、その厚みは0.1〜3μmである。後に説明す
るが、この金属箔3は金属コーティング法による「薄
膜」と金属圧延法による「箔」の何れかから成る。図1
(B)から分かるように、第2シートS2の未焼成セラ
ミック層2上に形成された所定配列の金属箔3の群は、
後の積層工程において第2シートS2を交互に180度
向きを変えて積み重ねる関係から、未焼成セラミック層
2の1つの辺に偏って形成されている。
【0020】この第2シートS2は、PET等の樹脂フ
ィルムや銅等の金属薄板から成る所定寸法のキャリアシ
ート4上に所定形状の金属箔3を所定配列(m×n行
列)で形成した転写シートS3(図2(A)参照)を予
め用意しておき、そして、図3(A)及び図3(B)に
示すように、前記第1シートS1の未焼成セラミック層
2上に金属箔3が接するように転写シートS3を重ねて
圧着或いは加熱圧着し、圧着後にキャリアシート4のみ
を剥離して金属箔3を未焼成セラミック層2上に転写す
ることにより作成されている。
【0021】転写シートS3に形成された各金属箔3は
図2(B)に示すように3つの円形の穴3aを有してお
り、金属箔3を未焼成セラミック層2に圧着するときに
は、図3(B)に示すように各金属箔3はその全体が未
焼成セラミック層2に僅かに潜り込み、且つ、各穴3a
内に未焼成セラミック層2が部分的に入り込んだ状態と
なる。
【0022】ちなみに、前記転写シートS3を構成する
キャリアシート4上に所定形状の金属箔3を所定配列で
形成する方法としては、金属箔3の形状に対応した孔を
所定配列で有するマスクをキャリアシート4上に置いて
陰極スパッタリング法や蒸着法や気相メッキ法等の金属
コーティング法によってキャリアシート4上にマスク孔
と相似形状の金属薄膜を所定配列で成膜する方法や、金
属を圧延することによって得られた箔を所定形状にカッ
ティングしてこれをキャリアシート4上に所定配列で貼
り付ける方法が採用できる。
【0023】次に、図4(A)及び図4(B)に示すよ
うに、第1シートS1の未焼成セラミック層2上に未焼
成セラミック層2が接するように第1シートS1を重ね
て圧着或いは加熱圧着し、圧着後にベースフィルム1の
を剥離して未焼成セラミック層2を下側の未焼成セラミ
ック層2上に転写する。この転写作業は複数回繰り返さ
れて下側の保護層となる部分が形成される。
【0024】次に、図5(A)及び図5(B)に示すよ
うに、下側保護層の最上層の未焼成セラミック層2上に
金属箔3及び未焼成セラミック層2が接するように第2
シートS2を重ねて圧着或いは加熱圧着し、圧着後にベ
ースフィルム1のみを剥離して金属箔3及び未焼成セラ
ミック層2を下側の未焼成セラミック層2上に転写し、
続いて、転写された最上層の未焼成セラミック層2上に
金属箔3及び未焼成セラミック層2が接するように第2
シートS2を180度向きを変えた状態で重ねて圧着或
いは加熱圧着し、圧着後にベースフィルム1のみを剥離
して金属箔3及び未焼成セラミック層2を下側の未焼成
セラミック層2に転写する。この転写作業は複数回繰り
返されて未焼成セラミック層2間に金属箔4が挟み込ま
れた部分が形成される。
【0025】最上層の未焼成セラミック層2上に金属箔
3及び未焼成セラミック層2を圧着するときには、図5
(B)に示すように上側の未焼成セラミック層2が下側
の未焼成セラミック層2に密着すると共に、各金属箔3
はその全体が下側の未焼成セラミック層2に僅かに潜り
込み、且つ、各穴3a内に下側の未焼成セラミック層2
が部分的に入り込んだ状態となる。つまり、未焼成セラ
ミック層2の金属箔3を挟み込む部分は金属箔3の穴3
aを通じて互いに接合する。
【0026】次に、未焼成セラミック層2間に金属箔4
が挟み込まれた部分の最上層の未焼成セラミック層2上
に未焼成セラミック層2が接するように第1シートS1
を重ねて圧着或いは加熱圧着し、圧着後にベースフィル
ム1のみを剥離して未焼成セラミック層2を下側の未焼
成セラミック層2上に転写する。この転写作業は複数回
繰り返されて上側の保護層となる部分が形成される。
【0027】上側の保護層が形成された後は全体を積層
方向に加圧或いは加熱加圧して圧着度を高め、以上で所
定層数の未焼成セラミック層2及び金属箔3を有する未
焼成積層物5(図6参照)が形成される。
【0028】次に、図6に示すように、前記未焼成積層
物5に対して内部金属箔3の位置に応じた格子状の分断
ラインDL1,DL2を画像処理装置における画像デー
タ上で設定し、ダイシング装置等の切断装置を用いて未
焼成積層物5を分断ラインDL1,DL2に沿って切断
することで、未焼成積層物5を所定のチップサイズに分
断して未焼成積層チップ6(図7(B)参照)を得る。
【0029】図7(A)は前記未焼成積層物5における
金属箔3の上から見た位置関係と金属箔3に対する分断
ラインDL1,DL2の上から見た位置関係を表す図で
ある。同図から分かるように、未焼成セラミック層2間
の金属箔3は上から見て長手方向に交互にずれた状態に
あり、このずれ量は金属箔3の長手長さの1/2よりも
僅かに大きい。ちなみに、図示例のものでは、積層方向
で隣接する上下一方の金属箔3の長手方向の中心が上下
他方の2つの金属箔3の長手方向隙間の中心に位置する
ように、前記ずれ量が設定されている。また、未焼成積
層チップ6の長さ寸法を決定する一方の分断ラインDL
2は、積層方向で隣接する上下一方の金属箔3の長手方
向の中心と上下他方の金属箔3の長手方向の中心を通る
ように設定され、未焼成積層チップ6の幅寸法を決定す
る他方の分断ラインDL1は、金属箔3の短手方向の辺
に隣接して設定されている。
【0030】図7(B)に示すように、未焼成積層物5
をチップサイズに分断して得られた未焼成積層チップ6
内の各金属箔3-1は、一方の端縁を未焼成積層チップ6
の長手方向の一方の端面と他方の端面で交互に露出して
いる。また、各金属箔3-1はその内側部分に1つの穴3
aを有し、この穴3aは上から見て金属箔3-1の長手方
向に交互にずれていている。さらに、図示例のもので
は、未焼成積層チップ6の長さ寸法を決定する一方の分
断ラインDL2が金属箔3の中央の穴3aの中心を通る
ことから、各金属箔3-1の露出端縁には略半円形の切欠
き3a’が存在する。
【0031】次に、前記未焼成積層チップ6を加熱炉に
投入し加熱して未焼成積層チップ6に含まれる有機バイ
ンダを除去し、そして、脱バインダ後の未焼成積層チッ
プ6を前記加熱炉とは加熱条件が異なる加熱炉に投入し
焼成してセラミックチップ7(図8(A)参照)を得
る。勿論、前記の脱バインタ処理と焼成処理は単一の加
熱炉によって行うことも可能である。
【0032】図8(B)は焼成処理を施して得た前記セ
ラミックチップ7の部分拡大縦断面を示す図であり、同
図から分かるように、セラミックチップ7の金属箔3-1
を挟み込む部分は金属箔3-1の穴3a及び切欠き3a’
を通じて互いに結合している。
【0033】次に、図9に示すように、前記セラミック
チップ7の長手方向の両端部に、セラミックチップ7内
の各金属箔3−1の露出端縁に接続する外部電極8を形
成する。この外部電極8はセラミックチップ7の長手方
向の両端部に導電ペーストを塗布しこれを焼き付けるこ
とにより形成されており、その表面には必要に応じて金
属コーティング法によって他種の金属膜や半田膜が形成
される。ちなみに、前記導電ペーストには、金属粉末と
有機バインダと有機溶剤と各種添加剤とを適宜重量比で
混合して調製されたもの等が使用される。
【0034】以上で、セラミックチップ7内にコンデン
サ回路を構成するための内部電極(金属箔3-1)を必要
層数備えた積層セラミックコンデンサが製造される。
【0035】前述の製造方法によれば、積層工程におい
て未焼成セラミック層2の金属箔3を挟み込む部分を金
属箔3の穴3aを通じて互いに接合させ、焼成工程にお
いてセラミックチップ7の金属箔3-1を挟み込む部分を
金属箔3-1の穴3a及び切欠き3a’を通じて互いに結
合させることができるので、金属箔3-1と未焼成セラミ
ック層2との馴染みが悪く、且つ、焼成工程において未
焼成セラミック層2と金属箔3-1とに熱的挙動の違いが
生じた場合でも、焼成後の金属箔3-1とセラミックとの
界面にデラミネーションを生じる等の不具合を解消し
て、構造欠陥のない高品質の積層セラミックコンデンサ
を得ることができる。
【0036】また、金属箔3-1に穴3a及び切欠き3
a’が無い場合には焼成工程で熱膨張を生じた後の金属
箔3-1が収縮するときに金属箔3-1の厚みが当初の厚み
よりも厚くなる現象を生じ得るが、セラミックチップ7
の金属箔3-1を挟み込む部分を金属箔3-1の穴3a及び
切欠き3a’を通じて互いに結合させることができるこ
とから、同現象を効果的に抑制して積層セラミックコン
デンサの積層方向寸法が増加することを防止することが
できる。
【0037】一方、前述の製造方法により製造された積
層セラミックコンデンサによれば、セラミックチップ7
の金属箔3-1を挟み込む部分が金属箔3-1の穴3a及び
切欠き3a’を通じて互いに結合していて、金属箔3-1
とセラミックとの密着性を確保することができるので、
実装後におけるコンデンサ自体の電気的及び熱的挙動に
よって金属箔とセラミックとの界面に剥離やクラックが
生じること及びそこからの水分浸入によって電気特性が
低下することを抑制して、安定した電気特定を維持する
ことができる。
【0038】図10(A)〜図10(F)は、図8
(A)に示したセラミックチップ7における金属箔3-1
の変形例をそれぞれ示す。
【0039】図10(A)に示した金属箔3-2は、図8
(A)に示した金属箔3-1の露出端縁に存在していた略
半円形の切欠き3a’を除いたもので、金属箔3-2には
1つの穴3bのみが存在する。ちなみに、この金属箔3
-2は図2(B)に示した金属箔3から中央の穴3aを排
除したものを用いることによって得ることができる。こ
の金属箔3-2の場合にはその露出端縁に切欠き3a’が
存在しないので露出端縁の面積を拡大して外部電極との
接合面積を増せる利点があるる。
【0040】図10(B)に示した金属箔3-3は、図1
0(A)に示した金属箔3-2に存する1つの穴3cの位
置を積層方向で一致させたものである。この金属箔3-3
の場合には各金属箔3-3の対向面積を図10(A)のも
のに比べて拡大して静電容量を増加できる利点がある。
【0041】図10(C)に示した金属箔3-4は、図8
(A)に示した金属箔3-1の露出端縁に存在していた略
半円形の切欠き3a’を除くと共に、金属箔3-1よりも
小径の穴3dを各金属箔3-4に2つ以上(図中は6つ)
設けたものである。この金属箔3-4の場合には未焼成セ
ラミック層2の金属箔3-4を挟み込む部分を図10
(A)のものに比べて多点で接合できるので、焼成時の
デラミネーション発生をより的確に防止できる利点があ
る。
【0042】図10(D)に示した金属箔3-5は、図1
0(C)に示した金属箔3-4に存する2つ以上の穴3e
の位置を積層方向で一致させたものである。この金属箔
3-3の場合には各金属箔3-5の対向面積を図10(C)
のものに比べて拡大して静電容量を増加できる利点があ
る。
【0043】図10(E)に示した金属箔3-6は、図8
(A)に示した金属箔3-1の露出端縁に存在していた略
半円形の切欠き3a’を除くと共に、穴3aの代わりに
矩形状の1対の切欠き3fを各金属箔3-6の側縁に対称
形或いは非対称形に設け、切欠き3fを金属箔3-6の長
手方向に交互にずらしたものである。この金属箔3-6の
場合には金属箔3-6の側縁部分に生じ得るデラミネーシ
ョンを抑制できる利点がある。
【0044】図10(F)に示した金属箔3-7は、図1
0(E)に示した金属箔3-6に存する切欠き3gの位置
を積層方向で一致させたものである。この金属箔3-7の
場合には各属箔3-7の対向面積を図10(E)のものに
比べて拡大して静電容量を増加できる利点がある。
【0045】図10(G)に示した金属箔3-8は、図8
(A)に示した金属箔3-1の露出端縁に存在していた略
半円形の切欠き3a’を除くと共に、図10(E)に示
した金属箔3fよりも小形の切欠き3hを各金属箔3-8
に2対以上(図中は2対)設けたものである。この金属
箔3-8の場合には未焼成セラミック層2の金属箔3-8を
挟み込む部分を図10(E)のものに比べて多点で接合
できるので、焼成時のデラミネーション発生をより的確
に防止できる利点がある。
【0046】図10(H)に示した金属箔3-9は、図1
0(G)に示した金属箔3-8に存する2対以上の切欠き
3iの位置を積層方向で一致させたものである。この金
属箔3-9の場合には各金属箔3-9の対向面積を図10
(G)のものに比べて拡大して静電容量を増加できる利
点がある。
【0047】勿論、図8(A)と図10(A)〜図10
(H)に示した穴または切欠きを適宜組み合わせたもの
をセラミックチップ7に内蔵される金属箔として用いる
ようにしても構わない。
【0048】尚、図1〜図9を引用して説明した実施例
では、第1シートS1の未焼成セラミック層2上に金属
箔3が接するように転写シートS3を重ねて圧着或いは
加熱圧着し、圧着後にキャリアシート4のみを剥離して
金属箔3を未焼成セラミック層2上に転写することによ
り第2シートS2を作成したものを示したが、第1シー
トS1の未焼成セラミック層2上に金属箔3の形状に対
応した孔を所定配列で有するマスクを置いて陰極スパッ
タリング法や蒸着法や気相メッキ法等の金属コーティン
グ法によって未焼成セラミック層2上にマスク孔と相似
形状の金属薄膜を所定配列で直接成膜する方法や、金属
を圧延することによって得られた箔を所定形状にカッテ
ィングしてこれを第1シートS1の未焼成セラミック層
2上に所定配列で直接貼り付ける方法によって第2シー
トS2を作成するようにしても構わない。
【0049】また、図1〜図9を引用して説明した実施
例では、未焼成セラミック層2上に所定形状の金属箔3
を所定配列(m×n行列)で形成したものを第2シート
S2として用いたが、図11に示すように金属箔3の列
を1行毎に交互にずらした形態で形成したもの(S
2’)を第2シートとして用い、これを交互に180度
向きを変えて積み重ねるようにしても前記同様の未焼成
積層物5を得ることができる。
【0050】さらに、図1〜図9を引用して説明した実
施例では、第1シートS1と第2シートS2とを用い、
未焼成セラミック層2が所定層数に達するまで圧着とフ
ィルム剥離を繰り返し、次いで金属箔3を有する未焼成
セラミック層2が所定層数に達するまで圧着とフィルム
剥離を繰り返し、次いで未焼成セラミック層2が所定層
数に達するまで圧着とフィルム剥離を繰り返すことで未
焼成積層物5を得るものを示したが、第1シートS1と
第2シートS2の厚みが薄いことを原因として積層工程
における両シートS1及びS2のハンドリングに支障を
生じる場合には、図12(A)に示す第1積層シートS
4と図12(B)に示す第2積層シートS5を用いて前
記未焼成積層物5を得るようにしてもよい。
【0051】第1積層シートS4は、図12(A)に示
すようにベースフィルム1上に未焼成セラミック層2を
塗工により形成する作業を複数回繰り返して作成され、
一方、第2積層シートS5は、図12(B)に示すよう
にベースフィルム1上に未焼成セラミック層2を塗工に
より形成しその上に所定配列の金属箔3を形成する作業
を複数回繰り返して作成されている。ここでの金属箔3
の形成には前記の転写シートS3を用いた転写方法と金
属箔3を直接的な成膜或いは貼り付けにより形成する方
法の何れかが採用できる。
【0052】積層時には、図12(C)に示すように第
1積層シートS4の最上層の未焼成セラミック層2上に
未焼成セラミック層2が接するように第2積層シートS
5を重ねて圧着或いは加熱圧着してベースフィルム1を
剥離する作業を1乃至複数回繰り返し、そして最上層の
未焼成セラミック層2に未焼成セラミック層2が接する
ように第1積層シートS4を重ねて圧着或いは加熱圧着
してベースフィルムを剥離する作業を行い、全体を積層
方向に加圧或いは加熱加圧して圧着度を高めて前記未焼
成積層物5を得るようにする。勿論、第1積層シートS
4からベースフィルム1を剥離したものと第2積層シー
トS5からベースフィルム1を剥離したものを適宜積み
重ねることで前記未焼成積層物5を得るようにしてもよ
い。
【0053】さらに、図1〜図9を引用して説明した実
施例では、ベースフィルム1上に未焼成セラミック層2
を形成したものを第1シートS1として用い、第1シー
トS1の未焼成セラミック層2上に所定形状の金属箔3
を所定配列で形成したものを第2シートS2として用い
たが、図13(A)及び図13(B)に示すようにベー
スフィルム1上に所定形状の金属箔3を所定配列で形成
しその上に未焼成セラミック層2を形成したもの(S
6)を第2シートとして用い、この第2シートS6を交
互に180度向きを変えて積み重ねるようにしても前記
同様の未焼成積層物5を得ることができる。
【0054】この第2シートS6は、PET等の樹脂フ
ィルムから成る所定寸法のベースフィルム1上に金属箔
3の形状に対応した孔を所定配列で有するマスクを置い
て陰極スパッタリング法や蒸着法や気相メッキ法等の金
属コーティング法によって未焼成セラミック層2上にマ
スク孔と相似形状の金属薄膜を所定配列で直接成膜する
方法や、金属を圧延することによって得られた箔を所定
形状にカッティングしてこれをベースフィルム1上に所
定配列で直接貼り付ける方法によってベースフィルム1
上に所定形状の金属箔3を所定配列で形成し、この上に
セラミックスラリーをドクターブレードやリバースロー
ルやダイコータ等を用いて塗工しこれを乾燥して未焼成
セラミック層2を形成することにより作成されている。
図13(C)に示すように、下側保護層の最上層の未焼
成セラミック層2上に未焼成セラミック層2が接するよ
うに第2シートS6を重ねて圧着或いは加熱圧着し、圧
着後にベースフィルム1を剥離すれば、図1〜図9を引
用して説明した実施例と同じように積層工程を実施でき
る。
【0055】前記の第1シートS1と第2シートS6の
厚みが薄いことを原因として積層工程における両シート
S1及びS6のハンドリングに支障を生じる場合には、
図12(A)〜図12(C)を引用して説明した積層方
法と同じように、図14(A)に示す第1積層シートS
7と図14(B)に示す第2積層シートS8を用いて前
記未焼成積層物5を得るようにしてもよい。
【0056】第1積層シートS7は、図14(A)に示
すようにベースフィルム1上に未焼成セラミック層2を
塗工により形成する作業を複数回繰り返して作成され、
一方、第2積層シートS5は、図14(B)に示すよう
にベースフィルム1上に所定配列の金属箔3を形成しそ
の上に未焼成セラミック層2を塗工により形成する作業
を複数回繰り返して作成されている。ここでの金属箔3
の形成には前記の転写シートS3を用いた転写方法と金
属箔3を直接的な成膜或いは貼り付けにより形成する方
法の何れかが採用できる。
【0057】積層時には、図14(C)に示すように第
1積層シートS7の最上層の未焼成セラミック層2上に
未焼成セラミック層2が接するように第2積層シートS
8を重ねて圧着或いは加熱圧着してベースフィルム1を
剥離する作業を1乃至複数回繰り返し、そして最上層の
未焼成セラミック層2に未焼成セラミック層2が接する
ように第1積層シートS7を重ねて圧着或いは加熱圧着
してベースフィルムを剥離する作業を行い、全体を積層
方向に加圧或いは加熱加圧して圧着度を高めて前記未焼
成積層物5を得るようする。勿論、第1積層シートS7
からベースフィルム1を剥離したものと第2積層シート
S8からベースフィルム1を剥離したものを適宜積み重
ねることで前記未焼成積層物5を得るようにしてもよ
い。
【0058】以上の説明では、本発明を積層セラミック
コンデンサに適用した実施例を示したが、積層セラミッ
クコンデンサ以外の積層セラミック電子部品、例えば積
層チップインダクタや積層チップLCフィルターや積層
セラミックコンデンサアレイ等にも本発明は適用でき前
記同様の作用効果を得ることができる。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る積層
セラミック電子部品によれば、実装後におけるコンデン
サ自体の電気的及び熱的挙動によって金属箔とセラミッ
クとの界面に剥離やクラックが生じること及びそこから
の水分浸入によって電気特性が低下することを抑制し
て、安定した電気特定を維持することができる。
【0060】また、本発明に係る積層セラミック電子部
品の製造方法によれば、前記の積層セラミック電子部品
を的確且つ安定に製造することができると共に、金属箔
と未焼成セラミック層との馴染みが悪く、且つ、焼成工
程において未焼成セラミック層と金属箔とに熱的挙動の
違いが生じた場合でも、焼成後の金属箔とセラミックと
の界面にデラミネーションを生じる等の不具合を解消し
て、構造欠陥のない高品質の積層セラミック電子部品を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1シートの上面図と、第2シートの上面図
【図2】転写シートの上面図と、転写シートに形成され
た金属箔の拡大上面図
【図3】第2シートの作成方法の説明図
【図4】積層工程の説明図
【図5】積層工程の説明図
【図6】未焼成積層物と分断ラインを示す斜視図
【図7】未焼成積層物における金属箔の上から見た位置
関係と金属箔に対する分断ラインの上から見た位置関係
を表す図と、分断後の未焼成積層チップの上面図
【図8】セラミックチップの上面図と、セラミックチッ
プの部分拡大縦断面図
【図9】製造された積層セラミックコンデンサの上面図
【図10】セラミックチップにおける金属箔の変形例を
示す図
【図11】図1(B)に示した第2シートの変形例を示
す上面図
【図12】積層方法の変形例を示す第1積層シートの部
分縦断面図と、第2積層シートの部分縦断面図と、積層
方法の説明図
【図13】図1(B)に示した第2シートの他の変形例
を示す上面図と、その部分拡大断面図と、積層方法の説
明図
【図14】積層方法の他の変形例を示す第1積層シート
の部分縦断面図と、第2積層シートの部分縦断面図と、
積層方法の説明図
【符号の説明】
S1…第1シート、S2…第2シート、2…未焼成セラ
ミック層、3…切断前の金属箔、3a…穴、5…未焼成
積層物、6…未焼成積層チップ、3-1…切断後の金属
箔、3a’…切欠き、7…セラミックチップ、3-2〜3
-9…切断後の金属箔、3b〜3e…穴、3f〜3i…切
欠き、S2’…第2シート、S4…第1積層シート、S
5…第2積層シート、S6…第2シート、S7…第1積
層シート、S8…第2積層シート。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未焼成積層チップを焼成して得たセラミ
    ックチップ内に部品回路を構成するための導体層を少な
    くとも1つ備えた積層セラミック電子部品であって、 前記導体層は少なくとも1つの穴または切欠きを有する
    金属箔から成り、セラミックチップの金属箔を挟み込む
    部分は金属箔の穴または切欠きを通じて互いに結合して
    いる、 ことを特徴とする積層セラミック電子部品。
  2. 【請求項2】 未焼成セラミック層の少なくとも1つの
    層間に所定形状の金属箔を所定配列で介装して成る未焼
    成積層物を得る工程と、この未焼成積層物を所定のチッ
    プサイズに分断して金属箔内蔵の未焼成積層チップを得
    る工程と、この未焼成積層チップを焼成して金属箔内蔵
    のセラミックチップを得る工程とを備えた積層セラミッ
    ク電子部品の製造方法であって、 前記の未焼成積層物を得る工程では金属箔として少なく
    とも1つの穴または切欠きを有するものを用い、未焼成
    セラミック層の金属箔を挟み込む部分を金属箔の穴また
    は切欠きを通じて互いに接合させ、 前記の未焼成積層チップを得る工程では未焼成積層チッ
    プ内の金属箔に少なくとも1つの穴または切欠きが残る
    ように未焼成積層物を分断し、 前記のセラミックチップを得る工程ではセラミックチッ
    プの金属箔を挟み込む部分を金属箔の穴または切欠きを
    通じて互いに結合させる、 ことを特徴とする積層セラミック電子部品の製造方法。
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