JP2003281163A - 画像処理装置及び画像処理方法、記憶媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像データを所定の条件に従って自動的に分
類、並び替え可能な画像処理装置を提供すること。 【解決手段】 画像データに対応付けされた、この画像
データに関する情報であるメタデータを取得する（Ｓ５
０２）。そして、例えばメタデータとして記録されたイ
ベント情報に基づき、複数の画像データを分類する（Ｓ
５０３）。分類結果は例えばまとめてアルバム作成に供
される（Ｓ５０５）。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置及び
画像処理方法に関し、特に画像データの分類、並び替え
を自動的に行うことの可能な画像処理装置及び画像処理
方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】ハードディスクや、メモリーカード等の
記憶装置内に保存された画像データを用いたアルバム作
成は、従来より頻繁に行われている。ここで言うアルバ
ムとは、例えば図３（ａ）に示すような、レイアウトさ
れた画像データをプリンタ等により印刷した状態のもの
はもとより、デジタルアルバムと呼ばれる、コンピュー
タ端末等のディスプレイ上で閲覧する形式のものも含
む。

【０００３】通常、アルバムとは、旅行、運動会、結婚
式等のイベント毎に作成されるものである。しかしなが
ら、デジタルカメラ等で撮影する場合、撮影した画像デ
ータを記憶するメモリカード等の記憶媒体の空き容量が
なくなるまで、アルバムを作成せずに複数のイベントに
またがって撮影する場合が多いため、実際に作成したア
ルバムは、複数のイベントに関する画像が混在している
場合が多い。

【０００４】その結果、撮影された画像は、異なるイベ
ントで撮影されたものであっても、ハードディスクやメ
モリーカード内の、同一のフォルダ内に格納されてしま
う。そのため、フォルダ内の画像を一括して印刷する
と、複数のイベントの画像が混在してしまう。また、通
常アルバムとは、画像が時間軸に沿って順に並んでいる
ものである。しかし、特に複数のカメラで同じ時期に撮
影した画像をまとめて印刷すると、アルバム内で画像の
順番が時系列で並ばなくなってしまうことがある。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】そのため、フォルダ内
にある画像データを用いて、あるイベントのアルバムを
作成しようという場合、そのフォルダ内から、そのイベ
ントに対応する画像を手動で選択する必要がある。ま
た、フォルダ内にある画像を撮影順に並べる場合は、画
像の中身より判断し、手動で撮影順に並べねばならな
い。その結果、画像一枚一枚を閲覧し、画像を確認する
という、非常に煩雑な作業が伴う。

【０００６】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みなされたものであり、画像データを所定の条件に従
って自動的に分類、並び替え可能な画像処理装置及び画
像処理方法を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の要旨
は、画像データと、当画像データに関する情報とを取り
扱い可能な画像処理装置であって、複数の画像データに
対応する画像データに関する情報を取得する情報取得手
段と、取得した画像データに関する情報に基づいて、対
応する複数の画像データを分類及び／又は並び替えする
分類手段とを有することを特徴とする画像処理装置に存
する。

【０００８】また、本発明の別の要旨は、画像データ
と、当画像データに関する情報とを取り扱い可能な画像
処理方法であって、複数の画像データに対応する画像デ
ータに関する情報を取得する情報取得ステップと、取得
した画像データに関する情報に基づいて、対応する複数
の画像データを分類及び／又は並び替えする分類ステッ
プとを有することを特徴とする画像処理方法に存する。

【０００９】また、本発明の別の要旨は、コンピュータ
装置を本発明の画像処理装置として機能させることを特
徴とするコンピュータプログラムに存する。

【００１０】また、本発明の別の要旨は、本発明のコン
ピュータプログラムを記憶したコンピュータ装置読み取
り可能な記憶媒体に存する。

【００１１】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明をそ
の好適な実施形態に基づき説明する。図１は、本発明の
実施形態に係る画像処理装置として利用可能なコンピュ
ータ装置の構成例を示すブロック図である。図におい
て、入力装置１０１は、ユーザーからの指示や、データ
を入力する装置で、キーボードや、マウスなどのポイン
ティング装置を含む。１０２は、プリンターや、ディス
プレイなどにデータを出力する装置である。蓄積装置１
０３は、画像データや、メタデータを蓄積する装置で、
通常は、ハードディスクや、メモリーカードなどのリム
ーバルメディアが用いられる。

【００１２】１０４は、ＣＰＵで、コンピュータ装置全
体の制御を行う。ＲＯＭ１０５と、ＲＡＭ１０６は、Ｃ
ＰＵ１０４の処理に必要なプログラム、データ、作業領
域などを提供する。また、以下に説明する図５以降のフ
ローチャートに示す処理を実現するために必要な制御プ
ログラムは、蓄積装置１０３に格納されているか、ＲＯ
Ｍ１０５に格納されているものとする。蓄積装置１０３
に格納されている場合、制御プログラムは一旦ＲＡＭ１
０６に読み込まれてから実行される。

【００１３】このような画像処理装置は、一般的に家庭
や企業で用いられているパーソナルコンピュータ等の汎
用コンピュータ装置によって実現可能である。また、以
下のにおいては一般に用いられているＧＵＩベースのＯ
Ｓ上で画像データファイルが管理されているものとして
説明する。

【００１４】図２は、蓄積装置１０３内の、あるフォル
ダの中身の概要を示している。蓄積装置１０３内には、
画像ファイルを格納するためのフォルダ２０２が存在
し、その中には、異なったイベントであるパーティ及び
旅行で撮影された、画像ファイル２０３及び画像ファイ
ル２０４が混在する。

【００１５】このようなフォルダ２０２に含まれる画像
ファイルを用いて単純にアルバムを作成すると、例えば
図３（ｂ）に示すように、旅行の画像３０３とパーティ
の画像３０４が混在したアルバムが作成されてしまう。

【００１６】図４は、画像ファイルに付加されたメタデ
ータを示している。図４のように、メタデータは、主に
ＸＭＬ、ＨＴＭＬ、ＳＧＭＬ等のマークアップ言語によ
って記述され、データの種類とその開始を示す識別子
（例えば＜Event＞）と、実際の情報（同「旅行」）
と、データの終了を示す識別子（同＜/Event＞）とによ
って１つのデータが記述される。データの内容として
は、撮影者（＜Image_Creator＞）、撮影日時（＜Creat
ion_Time＞）、撮影場所（＜Location＞）、イベント
（＜Event＞）、被写体（＜Person＞）についてなどが
記述される。また、図のように、メタデータは、画像デ
ータの終端に記述されることが多いが、画像データのヘ
ッダー部分に記述されても良いし、画像データと対応付
けされた別ファイルとして記述されていても構わない。
別ファイルとして記述する場合は、例えば、画像ファイ
ル名が”ＩＭＧ＿０００１．ＪＰＧ”であった場合、メ
タデータファイルは、”ＩＭＧ＿０００１．ＸＭＬ”と
いう、拡張子のみが異なるファイル名にされ、画像デー
タと対応付けをなされる。また、画像ファイルのヘッダ
ー部分に、メタデータファイル名が記述されるという方
法でも、もちろん構わない。

【００１７】ＸＭＬで記述されたメタデータを作成する
には、画像管理アプリケーション等を用いて、ユーザが
イベント名、撮影日時、被写体名を入力する必要があ
る。この場合、メタデータの作成は画像の撮影後になる
が、イベント名、撮影日時などあらかじめ判明している
情報を先に入力しておく方法もある。この方法では、イ
ベント名、撮影日時を記載したメタデータをあらかじめ
作成しておき、これを撮影後に画像が保存されるメモリ
ーカード等に保存しておく。すると、デジタルスチルカ
メラ等で、画像が撮影されると、生成された画像データ
に対して、自動的にメモリーカード内のメタデータが関
連付けられる。（なお、この方法に関しては、既に特開
２００１−０７５８４６号公報で記述されている。）

【００１８】メタデータは、例えばTIFF(Tagged Image
File Format) Rev.6.0やExif （Exchangeable image fi
le format ）Ver. 2.1 (JEIDA −49−1998)等の規格に
より定められたタグのようなメタデータであっても良
い。このようなメタデータは例えばディジタルスチルカ
メラでの撮影時に付加することが可能である。また、画
像データはＪＰＥＧ形式のように圧縮されていても、Ｂ
ＭＰ形式のように非圧縮形式であっても良い。

【００１９】要するに、本発明の本質は画像データに関
するメタデータを取得し、メタデータに基づいて画像デ
ータの分類、並び替え等を自動的に行うことであって、
メタデータの種類や記述方法、画像データの形式等は任
意である。

【００２０】図５は、本実施形態に係る画像処理装置に
おいて、画像データに付加されたメタデータを用いて画
像をイベント毎に分類し、アルバムを作成する処理を説
明したフローチャートである。

【００２１】ユーザが、ＧＵＩを介してアルバム作成を
希望する画像ファイル及び／又は画像ファイルを含むフ
ォルダ、ボリューム等を選択し、イベント毎の分類を指
定してアルバムの作成を指示することで、以下の処理が
実施される。

【００２２】まず、指定された画像群に含まれる画像デ
ータの一枚から、メタデータを読み出し、図１のＲＡＭ
１０６に格納する（Ｓ５０２）。Ｓ５０３では、ＲＡＭ
１０６に格納されたメタデータから、イベント情報（＜
Event＞に続く情報）を読み取り、イベント毎に画像を
分類する。具体的な分類方法は図６を用いて後述する。
Ｓ５０４では、指定された画像群に含まれる全ての画像
について分類処理を行ったかを調査するステップであ
る。もし、全ての画像に対して処理を行っていないのな
ら、Ｓ５０２に戻る。全ての画像に対して処理を終了し
ている場合は、Ｓ５０５に進む。Ｓ５０５では、分類結
果をもとに、イベント毎にアルバムを作成する。上述の
通り、生成されるアルバムは印刷物であっても、ディス
プレイ上で閲覧するような電子データであっても構わな
い。

【００２３】図６は、図５におけるＳ５０３の画像分類
処理について説明した図である。指定された画像群６０
１には、図に示すように、異なるイベント（「旅行」、
「パーティ」）に関する画像ファイルが混在している。
図４を用いて説明したように、各画像ファイルには、メ
タデータであるイベント名６０２が付加され、又画像処
理装置内で用いるファイル名６０３が付与されている。

【００２４】画像処理装置は指定された画像群６０１に
含まれる画像ファイル一つ一つについて、そのメタデー
タからイベント名６０２を読み取り、該当するイベント
リスト（図６に示す例では旅行用リスト６０４と、パー
ティ用リスト６０５）に、対応する画像ファイルのファ
イルパスを記入していく。そして、Ｓ５０５でのアルバ
ム作成時においては、これらのイベントリストを参照
し、同一イベントに属する画像ファイルを取得する。

【００２５】なお、分類され生成されたリストは、何ら
かの識別子を付与してメモリに記憶しておくとともに、
そのリストに含まれている画像のそれぞれについて、そ
のリストの識別子の情報を、メタデータとして追加して
おくこととしている。これにより、後々その画像のメタ
データを確認した場合に、これまでにどのリストに含ま
れたのかを知ることができる。そして、認識されたその
リストにアクセスすることによって、そのリストに含ま
れていた他の画像も知ることができる。

【００２６】このように、本実施形態においては、画像
データに付加されたメタデータのうちイベント情報を用
いて自動的に分類を行うことによって、例えば複数のイ
ベントに属する画像データが混在していても、簡単にイ
ベント毎のアルバムを作成することが可能である。

【００２７】■（第２の実施形態）第１の実施形態で
は、メタデータのうちイベント情報を用いて自動分類す
る画像処理装置を説明したが、本実施形態においては、
メタデータの撮影日時情報を用いて、画像を撮影日時順
に自動的に並び換えてアルバムを作成することを特徴と
する。

【００２８】図７は、本実施形態に係る画像処理装置に
おいて、画像データに付加されたメタデータを用いて画
像を撮影日時順にソートし、アルバムを作成する処理を
説明したフローチャートである。

【００２９】ユーザが、ＧＵＩを介してアルバム作成を
希望する画像ファイル及び／又は画像ファイルを含むフ
ォルダ、ボリューム等を選択し、イベント毎の分類を指
定してアルバムの作成を指示することで、以下の処理が
実施される。

【００３０】まず、指定された画像群に含まれる画像デ
ータの一枚から、メタデータを読み出し、図１のＲＡＭ
１０６に格納する（Ｓ７０２）。Ｓ７０３では、ＲＡＭ
１０６に格納されたメタデータから、撮影日時情報（＜
Create_Time＞に続く情報）を読み取り、撮影日時順に
画像を並び替える。具体的な並び替え処理方法は図８を
用いて後述する。Ｓ７０４では、指定された画像群に含
まれる全ての画像について並び替え処理を行ったかを調
査するステップである。もし、全ての画像に対して処理
を行っていないのなら、Ｓ７０２に戻る。全ての画像に
対して処理を終了している場合は、Ｓ７０５に進む。Ｓ
７０５では、並び替えられた結果をもとにアルバムを作
成する。

【００３１】図８は、図７におけるＳ７０３の画像並び
替え処理について説明した図である。指定された画像群
８０１に含まれる各画像ファイルには、図４を用いて説
明したように、メタデータとして撮影日時８０２が付加
され、又画像処理装置内で用いるファイル名８０３が付
与されている。ここで、ファイル名８０３がＡ０１．ｊ
ｐｇ〜Ａ０３．ｊｐｇの画像ファイルと、Ｂ０１．ｊｐ
ｇ〜Ｂ０３．ｊｐｇの画像ファイルは、それぞれ別のカ
メラによって撮影された画像であるとする。

【００３２】画像処理装置は指定された画像群８０１に
含まれる画像ファイル一つ一つについて、そのメタデー
タから撮影日時情報８０２を読み取り、ＲＡＭ１０６へ
蓄積していく。そして、新しく読み取った撮影日時情報
をＲＡＭ１０６へ追加する際、あるいは全画像ファイル
についての撮影日時情報をＲＡＭ１０６へ蓄積した後一
括して、撮影日時情報の並び替えを実行する。そして、
並び替えされた日時情報の順番で対応する画像ファイル
のファイルパスを記載したリスト８０４を作成する。そ
して、Ｓ８０５でのアルバム作成時においては、このリ
スト８０４を参照し、画像ファイルを撮影日時順に取得
する。

【００３３】このように、本実施形態においては、画像
データに付加されたメタデータのうち撮影日時情報を用
いて自動的に並び替えを行うことによって、指定された
画像郡中に例えば複数のカメラで同時期に撮影した画像
ファイルが混在しているばあいであっても、簡単に撮影
された順番でのアルバムを作成することが可能である。

【００３４】■（第３の実施形態）本実施形態において
は、メタデータの被写体情報を用いて、画像を被写体毎
に自動で分類し、アルバムを作成することを特徴とす
る。ここで、被写体情報とは、画像に写っている人や、
物についての情報である。

【００３５】図９は、本実施形態に係る画像処理装置に
おいて、画像データに付加されたメタデータを用いて画
像を被写体毎にソートし、アルバムを作成する処理を説
明したフローチャートである。

【００３６】ユーザが、ＧＵＩを介してアルバム作成を
希望する画像ファイル及び／又は画像ファイルを含むフ
ォルダ、ボリューム等を選択し、イベント毎の分類を指
定してアルバムの作成を指示することで、以下の処理が
実施される。

【００３７】まず、指定された画像群に含まれる画像デ
ータの一枚から、メタデータを読み出し、図１のＲＡＭ
１０６に格納する（Ｓ９０２）。Ｓ９０３では、ＲＡＭ
１０６に格納されたメタデータから、被写体情報（＜Pe
rson＞に続く情報）を読み取り、被写体毎に画像を分類
する。具体的な分類方法は図１０を用いて後述する。Ｓ
９０４では、指定された画像群に含まれる全ての画像に
ついて分類処理を行ったかを調査するステップである。
もし、全ての画像に対して処理を行っていないのなら、
Ｓ９０２に戻る。全ての画像に対して処理を終了してい
る場合は、Ｓ９０５に進む。Ｓ９０５では、分類結果を
もとにアルバムを作成する。

【００３８】図１０は、図９におけるＳ９０３の画像分
類処理について説明した図である。指定された画像群１
００１には、二人の被写体がそれぞれ一人、もしくは二
人で移っている画像が混在している。また、指定された
画像群１００１に含まれる各画像ファイルには、図４を
用いて説明したように、メタデータとして被写体名１０
０２が付加され、又画像処理装置内で用いるファイル名
１００３が付与されている。図４の例にあるように、被
写体名１００２は１つの画像に対して複数含まれる場合
もある。

【００３９】画像処理装置は指定された画像群１００１
に含まれる画像ファイル一つ一つについて、そのメタデ
ータから被写体名１００２を読み取り、ＲＡＭ１０６内
に記憶させる。そして、その被写体名に対応する被写体
名リスト（図１０に示す例では鈴木用リスト１００４
と、佐藤用リスト１００５）に、その画像ファイルのフ
ァイルパスを記入していく。画像ファイル「０２．ＪＰ
Ｇ」のように、被写体名を複数有する画像ファイルにつ
いては、該当する被写体名リストの全てに、その画像フ
ァイルのファイルパスを記入する。Ｓ９０５でのアルバ
ム作成時においては、これらのリストを参照し、被写体
毎のアルバム作成に必要な画像ファイルパスを取得す
る。

【００４０】このように、本実施形態においては、画像
データに付加されたメタデータのうち被写体情報を用い
て自動的に分類を行うことによって、簡単に被写体毎の
アルバムを作成することが可能である。

【００４１】

【他の実施形態】上述の実施形態においては、一種類の
メタデータを用いて画像ファイルの分類、並び替えを行
う画像処理装置を説明した。しかしながら、複数種のメ
タデータを用いて処理を行うことも可能である。

【００４２】具体的には、第１又は第３の実施形態に記
載した分類処理後に第２の実施形態で説明したような並
び替え処理を行ってもよい。また、同じ被写体に対して
撮影した月ごとに分類することも可能である。このよう
に、メタデータとして画像ファイルに付加された情報を
任意の条件で組み合わせて分類、並び替え等の処理を自
動的に行うことが可能である。また、メタデータの種類
も任意であり、上述した種類に限定されない。

【００４３】上述の実施形態においては、１つの機器か
ら構成される画像処理装置についてのみ説明したが、本
発明の画像処理装置と同等の機能を複数の機器から構成
されるシステムによって実現しても良い。

【００４４】尚、前述した実施形態の機能を実現するソ
フトウェアのプログラム（実施形態では図５、図７、図
９のいずれか１つ以上に示すフローチャートに対応した
プログラム）を、記録媒体から直接、或いは有線／無線
通信を用いて当該プログラムを実行可能なコンピュータ
を有するシステム又は装置に供給し、そのシステム或い
は装置のコンピュータが該供給されたプログラムを実行
することによって同等の機能が達成される場合も本発明
に含む。

【００４５】従って、本発明の機能処理をコンピュータ
で実現するために、該コンピュータに供給、インストー
ルされるプログラムコード自体も本発明を実現するもの
である。つまり、本発明の機能処理を実現するためのコ
ンピュータプログラム自体も本発明に含まれる。

【００４６】その場合、プログラムの機能を有していれ
ば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行され
るプログラム、ＯＳに供給するスクリプトデータ等、プ
ログラムの形態を問わない。

【００４７】プログラムを供給するための記録媒体とし
ては、例えば、フロッピー（登録商標）ディスク、ハー
ドディスク、磁気テープ等の磁気記録媒体、ＭＯ、ＣＤ
−ＲＯＭ、ＣＤ−Ｒ、ＣＤ−ＲＷ、ＤＶＤ−ＲＯＭ、Ｄ
ＶＤ−Ｒ、ＤＶＤ−ＲＷ等の光／光磁気記憶媒体、不揮
発性の半導体メモリなどがある。

【００４８】有線／無線通信を用いたプログラムの供給
方法としては、コンピュータネットワーク上のサーバに
本発明を形成するコンピュータプログラムそのもの、も
しくは圧縮され自動インストール機能を含むファイル
等、クライアントコンピュータ上で本発明を形成するコ
ンピュータプログラムとなりうるデータファイル（プロ
グラムデータファイル）を記憶し、接続のあったクライ
アントコンピュータにプログラムデータファイルをダウ
ンロードする方法などが挙げられる。この場合、プログ
ラムデータファイルを複数のセグメントファイルに分割
し、セグメントファイルを異なるサーバに配置すること
も可能である。

【００４９】つまり、本発明の機能処理をコンピュータ
で実現するためのプログラムデータファイルを複数のユ
ーザに対してダウンロードさせるサーバ装置も本発明に
含む。

【００５０】また、本発明のプログラムを暗号化してＣ
Ｄ−ＲＯＭ等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所
定の条件を満たしたユーザに対して暗号化を解く鍵情報
を、例えばインターネットを介してホームページからダ
ウンロードさせることによって供給し、その鍵情報を使
用することにより暗号化されたプログラムを実行してコ
ンピュータにインストールさせて実現することも可能で
ある。

【００５１】また、コンピュータが、読み出したプログ
ラムを実行することによって、前述した実施形態の機能
が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コン
ピュータ上で稼動しているＯＳなどが、実際の処理の一
部または全部を行ない、その処理によっても前述した実
施形態の機能が実現され得る。

【００５２】さらに、記録媒体から読み出されたプログ
ラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコ
ンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモ
リに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、
その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるＣＰＵ
などが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理
によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。

【００５３】

【発明の効果】上述したように、本発明によれば、個々
の画像ファイルに付加されたメタデータを用いて様々な
画像ファイルを自動的に分類、並び替え等することが可
能になり、アルバムの作成が容易になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施形態に係る画像処理装置の構成例
を示す図である。

【図２】蓄積装置内における画像の保存状態の例を示す
図である。

【図３】画像を印刷して作成したアルバムの例を示す図
である。

【図４】画像ファイルに付加されたメタデータの例を示
す図である。

【図５】本発明の第１の実施形態におけるイベント毎の
分類処理を説明するフローチャートである。

【図６】図５における分類処理の詳細を説明する図であ
る。

【図７】本発明の第２の実施形態における撮影日時順に
よる並び替え処理を説明するフローチャートである。

【図８】図７における並び替え処理の詳細を説明する図
である。

【図９】本発明の第３の実施形態における被写体毎の分
類処理を説明するフローチャートである。

【図１０】図９における分類処理の詳細を説明する図で
ある。

Claims (20)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 画像データと、当該画像データに関する
   情報とを取り扱い可能な画像処理装置であって、 複数の前記画像データに対応する前記画像データに関す
   る情報を取得する情報取得手段と、 前記取得した画像データに関する情報に基づいて、対応
   する前記複数の画像データを分類及び／又は並び替えす
   る分類手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
2. 【請求項２】 前記画像データに関する情報が、対応す
   る画像データとともに同一の画像ファイル中に含まれる
   ことを特徴とする請求項１記載の画像処理装置。
3. 【請求項３】 前記画像データに関する情報が、対応す
   る画像データと異なるファイルに含まれることを特徴と
   する請求項１記載の画像処理装置。
4. 【請求項４】 前記画像データに関する情報には、画像
   データの生成日時に関する情報、画像データの撮影場所
   に関する情報、撮影された被写体に関する情報、画像デ
   ータの作成者に関する情報の少なくとも１つが含まれる
   ことを特徴とする請求項１乃至請求項３のいずれか１項
   に記載の画像処理装置。
5. 【請求項５】 さらに、前記分類手段によって分類及び
   ／又は並び替えした結果に基づいて前記画像データを印
   刷出力する出力手段を有することを特徴とする請求項１
   乃至請求項４のいずれか１項に記載の画像処理装置。
6. 【請求項６】 前記画像データに関する情報が、情報の
   種類を表す識別子と対応付けされており、前記分類手段
   が前記識別子を用いて前記分類及び／又は並び替えに必
   要な情報を取得することを特徴とする請求項１乃至請求
   項５のいずれか１項に記載の画像処理装置。
7. 【請求項７】 前記分類手段が、分類種別毎に、当該種
   別に属する画像データの保存先情報をまとめたリストを
   生成、保存することを特徴とする請求項１乃至請求項６
   のいずれか１項に記載の画像処理装置。
8. 【請求項８】 前記リストが、当該リストを識別するた
   めの識別子を有し、 前記分類手段が、前記画像データの前記画像データに関
   する情報に、当該画像が含まれる前記リストの前記識別
   子を付加することを特徴とする請求項７記載の画像処理
   装置。
9. 【請求項９】 前記画像データに関する情報が、ＸＭ
   Ｌ、ＳＧＭＬ、ＨＴＭＬのいずれかの言語を用いて記述
   されることを特徴とする請求項１乃至請求項８のいずれ
   か１項に記載の画像処理装置。
10. 【請求項１０】 画像データと、当該画像データに関す
    る情報とを取り扱い可能な画像処理方法であって、 複数の前記画像データに対応する前記画像データに関す
    る情報を取得する情報取得ステップと、 前記取得した画像データに関する情報に基づいて、対応
    する前記複数の画像データを分類及び／又は並び替えす
    る分類ステップとを有することを特徴とする画像処理方
    法。
11. 【請求項１１】 前記画像データに関する情報が、対応
    する画像データとともに同一の画像ファイル中に含まれ
    ることを特徴とする請求項１０記載の画像処理方法。
12. 【請求項１２】 前記画像データに関する情報が、対応
    する画像データと異なるファイルに含まれることを特徴
    とする請求項１０記載の画像処理方法。
13. 【請求項１３】 前記画像データに関する情報には、画
    像データの生成日時に関する情報、画像データの撮影場
    所に関する情報、撮影された被写体に関する情報、画像
    データの作成者に関する情報の少なくとも１つが含まれ
    ることを特徴とする請求項１０乃至請求項１２のいずれ
    か１項に記載の画像処理方法。
14. 【請求項１４】 さらに、前記分類ステップによって分
    類及び／又は並び替えした結果に基づいて前記画像デー
    タを印刷出力する出力ステップを有することを特徴とす
    る請求項１０乃至請求項１３のいずれか１項に記載の画
    像処理方法。
15. 【請求項１５】 前記画像データに関する情報が、情報
    の種類を表す識別子と対応付けされており、前記分類ス
    テップが前記識別子を用いて前記分類及び／又は並び替
    えに必要な情報を取得することを特徴とする請求項１０
    乃至請求項１４のいずれか１項に記載の画像処理方法。
16. 【請求項１６】 前記分類ステップが、分類種別毎に、
    当該種別に属する画像データの保存先情報をまとめたリ
    ストを生成、保存することを特徴とする請求項１０乃至
    請求項１５のいずれか１項に記載の画像処理方法。
17. 【請求項１７】 前記リストが、当該リストを識別する
    ための識別子を有し、 前記分類ステップが、前記画像データの前記画像データ
    に関する情報に、当該画像が含まれる前記リストの前記
    識別子を付加することを特徴とする請求項１６記載の画
    像処理方法。
18. 【請求項１８】 前記画像データに関する情報が、ＸＭ
    Ｌ、ＳＧＭＬ、ＨＴＭＬのいずれかの言語を用いて記述
    されることを特徴とする請求項１０乃至請求項１７のい
    ずれか１項に記載の画像処理方法。
19. 【請求項１９】 コンピュータ装置を請求項１乃至請求
    項９のいずれか１項に記載の画像処理装置として機能さ
    せることを特徴とするコンピュータプログラム。
20. 【請求項２０】 請求項１９記載のコンピュータプログ
    ラムを記憶したコンピュータ装置読み取り可能な記憶媒
    体。