JP2003279801A - 光軸調心方法 - Google Patents
光軸調心方法Info
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- JP2003279801A JP2003279801A JP2002081648A JP2002081648A JP2003279801A JP 2003279801 A JP2003279801 A JP 2003279801A JP 2002081648 A JP2002081648 A JP 2002081648A JP 2002081648 A JP2002081648 A JP 2002081648A JP 2003279801 A JP2003279801 A JP 2003279801A
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Abstract
と直交する平面内に設定した複数の測定位置に順次相対
移動させながら、各測定位置で上記光ファイバと光学部
品との一方から他方へ入射する光量を測定する。上記測
定位置は、基準測定位置S0と、これを中心とする正8
角形の各頂点に設けた測定位置S1〜S8とに設定され
ており、上記基準測定位置S0と異なる測定位置S3で
最大光量が得られたら、上記基準測定位置を上記最大光
量が得られた測定位置側に移動させて新たな基準測定位
置S0’を設定するとともにこの新たな基準測定位置を
囲む複数の測定位置S1’〜S8’を設定し、それら新
たな測定位置で再び光量を測定する。 【効果】 予め定めた広い測定エリアの全てで光量を測
定した後に、最大光量を検出した測定箇所を調心位置と
する場合に比較して、少ない測定箇所で調心位置を検出
することが可能となる。
Description
し、より詳しくは、光ファイバの光軸と光学部品の光軸
とを調心させる光軸調心方法に関する。
際には、光ファイバの光軸と光学部品の光軸とを調心し
てから両者を一体に連結する必要がある。両光軸を調心
する際には、光ファイバと光学部品とをそれらの光軸と
直交する平面内に設定した複数の測定位置に順次相対移
動させながら、各測定位置で上記光ファイバと光学部品
との一方から他方へ入射する光量を測定する。そして最
大光量が得られた測定位置を上記光ファイバの光軸と光
学部品の光軸との調心位置として、その位置で両者を一
体に連結している。
の図で、光学部品に対する光ファイバの移動軌跡と測定
位置とを示したものである。図5に示す従来方法では、
光軸と直交する平面内のある点を基準測定位置T0とし
て設定してあり、この基準測定位置T0から上記平面内
でX軸方向に一定距離だけずれた位置を次の測定位置T
1としている。そしてそこから上記基準測定位置T0を
中心として、上記平面内で、反時計方向にX軸方向また
はY軸方向に上記一定距離だけずれた位置を順次次の測
定位置T2〜T13としている。上記測定位置は図5に
示す合計14の箇所よりも遥かに多く設定されており、
光ファイバは光学部品に対して反時計方向に渦巻状に一
定距離ずつ移動されて、予め定めた測定エリア内の全域
を測定することができるようになっている。上記光学部
品と光ファイバとの相対移動軌跡としては、図5で示す
角型の渦巻状のほか、より滑らかな渦巻状(特開平4−
86804号公報)やジグザグ状など様々のバリエーシ
ョンが知られている。そして上記光ファイバの光軸と光
学部品の光軸とを調心する際には、上記測定エリア内の
全ての測定位置で光ファイバと光学部品とのいずれか一
方から他方へ入射される光量が測定され、各測定位置の
うち最大光量が得られた測定位置を上記光ファイバと光
学部品との調心位置として、その位置で両者を一体に連
結している。
の光軸調心方法においては、予め定めた測定エリアの全
ての領域を測定した後に最大光量が得られた測定位置を
特定し、その位置を調心位置に設定するようにしてい
た。その結果、多数回の測定を必要とするので、時間が
かかっていた。ところで図5に示すように、光ファイバ
から発光される光は、直径aで示される球状の光パワー
領域を備えており、測定漏れをなくすためには、各測定
位置は光パワー領域が隙間なく重なり合う位置に設定し
なければならない。その結果、図5に示す従来方法で
は、光ファイバと光学部品との相対移動距離は0.70
7a以下に設定する必要があり、相対移動距離が短いこ
とから一定の測定エリアに相対的に多数の測定箇所を設
定しなければならないという欠点があった。以上のよう
な問題に鑑み、本発明は従来の光軸調心方法に対し効率
的な調心作業を行うことのできる光軸調心方法を提供す
るものである。
心方法は、光ファイバと光学部品とをそれらの光軸と直
交する平面内に設定した複数の測定位置に順次相対移動
させながら、各測定位置で上記光ファイバと光学部品と
の一方から他方へ入射する光量を測定し、最大光量が得
られた測定位置を上記光ファイバの光軸と光学部品の光
軸との調心位置とする光軸調心方法において、上記複数
の測定位置を、中心となる基準測定位置と、この基準測
定位置を囲む複数の測定位置とから設定するとともに各
測定位置で光量を測定し、上記基準測定位置と異なる測
定位置で最大光量が得られたら、上記基準測定位置を上
記最大光量が得られた測定位置側に移動させて新たな基
準測定位置を設定するとともにこの新たな基準測定位置
を囲む複数の測定位置を設定し、それら新たな測定位置
で再び光量を測定することを特徴とするものである。
中心となる基準測定位置と、この基準測定位置を囲む複
数の測定位置とで光量が測定される。そして上記基準測
定位置で最大光量が得られたら、この基準測定位置は上
記光ファイバの光軸と光学部品の光軸との調心位置とし
て判断される。他方、上記基準測定位置と異なる測定位
置で最大光量が得られた場合には、上記基準測定位置を
上記最大光量が得られた測定位置側に移動させて新たな
基準測定位置を設定する。そして、その新たな基準測定
位置を囲む複数の測定位置を設定してそれら新たな各測
定位置で再び光量を測定し、上記新たな基準測定位置で
最大光量が得られれば、この基準測定位置が光ファイバ
の光軸と光学部品の光軸との調心位置として判断され
る。このような測定方法によれば、従来の予め定めた測
定エリアの全ての領域を測定する場合に比較して、少な
い測定箇所で調心位置を検出することが可能となる。ま
た、上記基準測定位置を囲む複数の測定位置を、基準測
定位置を中心とする正八角形の各頂点に設定した場合に
は、後に詳述するように、測定漏れをなくすためには光
ファイバと光学部品との相対移動距離は0.923a以
下であればよいので、図5で示す従来方法に比較して少
ない測定位置でより広い範囲を測定することが可能とな
る。
説明すると、図1は従来公知の光通信用の光モジュール
1における組立前の状態を示したものである。この光モ
ジュール1は光ファイバ2と光学部品4とによって構成
されており、図示しないが本実施例では上記光学部品4
は受光素子としてのフォトダイオードやレンズ等を備え
ている。なお、その他の構成の光学部品としては、発光
素子であるレーザダイオード等を備えていてもよい。上
記光ファイバ2の先端にはあらかじめフェルール2aが
固定されており、このフェルール2aは筒状のフェルー
ルホルダ3を介して光学部品4に溶接されるものであ
る。すなわち光学部品4に対して光ファイバ2を調心さ
せた状態で固定するために、フェルール2aは筒状のフ
ェルールホルダ3内に収容されて鉛直方向であるZ軸方
向に位置決めされてYAG溶接により一体に固定され、
またフェルールホルダ3の下面側は水平面内のX―Y方
向に位置決めされて上記光学部品4の上面にYAG溶接
によって溶接されるものである。
で、この調心装置5は光ファイバ2に固定されたフェル
ールホルダ3を把持する把持手段6と、光学部品4を載
置して固定するテーブル7とを有しており、これらは制
御装置8によって制御されるようになっている。上記把
持手段6は昇降手段6aによって鉛直方向であるZ軸方
向に移動されるようになっている。また上記テーブル7
は、Z軸方向と直交する水平方向であるX軸方向にテー
ブル7を移動させる第1駆動手段7aと、水平面内で上
記X軸方向と直交するY軸方向にテーブル7を移動させ
る第2駆動手段7bとを備えており、さらに光学部品4
を水平方向に回転させる回転手段7cと、光学部品4と
フェルールホルダ3とが接する面を面合わせするための
ジンバル手段7dとを備えている。また、上記光ファイ
バ2のフェルール2aが取り付けられていない側の端に
は発光手段9が接続されている。そして発光手段9から
の光が光ファイバ2を介して光学部品4に受光された際
には、光量測定手段10はその受光量を測定するととも
に、その測定値を上記制御装置8に入力させるようにな
っている。
5により次のようにして組み立てられる。このとき、上
記フェルール2aとフェルールホルダ3とは既に従来公
知の適宜の方法によりZ軸方向に位置決めされてYAG
溶接手段により溶接されている。最初に、フェルールホ
ルダ3の下端面と光学部品4の上面とが面合わせされ
る。すなわちこの際にはジンバル手段7dは光学部品4
を揺動自在な状態とし、この状態でフェルールホルダ3
の下端面が光学部品4の上面に軽く押圧されることによ
り、光学部品4の上面はフェルールホルダ3の下端面に
倣ってその下端面と平行な状態となるので、この状態で
ジンバル手段7dは傾斜しないように固定される。
学部品4とがそれらの光軸と直交するX−Y方向に移動
されて両者の光軸が一致されるようになる。すなわち、
図3は本実施例による光学部品4に対する光ファイバ2
の相対移動軌跡を示したものであり、本実施例では最初
に中心となる基準測定位置S0を設定するとともに、こ
の基準測定位置S0を中心とする正八角形の各頂点に合
計8個の測定位置S1〜S8を設定している。そして調
心装置5は各駆動手段7a、7bを制御して最初に光フ
ァイバ2を上記基準測定位置S0に移動させ、そこで光
量を測定する。次に調心装置5は各駆動手段7a、7b
を制御して光ファイバ2を順次測定位置S1〜S8に移
動させて、各測定位置で光量を測定する。このようにし
て合計9箇所の測定位置で光量を測定し、これらの測定
位置S0〜S8で測定された光量が基準測定位置S0以
外の測定位置、例えば測定位置S3で最大となったとき
には、光量が最大となった測定位置S3を新たな基準測
定位置S0’として設定し、その新たな基準測定位置S
0’から上述したのと同様にして、図4に示すように新
たな正八角形の各頂点を測定位置S1’〜S8’として
光量の測定が行なわれる。このように、新たに設定した
基準測定位置S0’で計測した光量が最大光量となるま
で、最大光量が得られた測定位置を更に新たに中心とな
る基準測定位置として設定することを繰り返し、最終的
に基準測定位置が最大光量となったら、その位置が調心
位置と判断される。そして調心位置が得られたら、制御
装置8はその位置で上記回転手段7cを制御して光学部
品4を回転させ、該光学部品4に受光される光量が最大
値となる回転角度を検出する。そして最大光量が得られ
た回転角度位置で、YAG溶接手段によりフェルールホ
ルダ3と光学部品4とがYAG溶接されて光モジュール
1が完成される。
直径aとしたとき、測定漏れをなくすために各測定位置
を光パワー領域が隙間なく重なり合う位置に設定しなけ
ればならないが、正八角形においては中心の基準測定位
置S0から他の測定位置Sまでの距離はそれぞれ0.9
23aとなり、また正八角形の各辺の長さすなわち隣接
する測定位置の間隔は0.706aとなる。上記数値か
ら明らかなように、隣接する測定位置間の移動距離は従
来方法と殆ど差がないが、基準測定位置S0から測定位
置S1に移動する際の移動距離0.923aは従来の光
軸調心方法における移動距離0.707aに対して長く
取ることが可能となる。したがって9個の測定位置S0
〜S8で測定できる範囲を従来よりも広くすることがで
きるので、効率的な調心作業を行うことが可能となる。
ては、光量が最大となった測定位置S3を新たな基準測
定位置S0’として設定しているので、この新たな基準
測定位置S0’すなわち元の測定位置S3と、新たな測
定位置S7’すなわち元の基準測定位置S0とについて
は、既に光量の測定が終了している。したがって新たな
基準測定位置S0’と新たな測定位置S7’とについて
は、光量の測定を省略することができる。また、新たな
測定位置S6’及びS8’は、元の測定位置と重なるこ
とはないが、各測定位置S6’、S8’における光パワ
ー領域aは既に計測が終了した領域内に位置しているの
で、これらについても光量の測定を省略することができ
る。但し、制御プログラムの簡素化のために、全ての測
定位置S0’〜S8’で光量の測定を行なってもよいこ
とは勿論である。また、上記実施例では光量が最大とな
った測定位置S3を新たな基準測定位置S0’として設
定しているが、これに限定されるものではない。新たな
基準測定位置S0’は、光量が最大となった測定位置S
3側に移動させてその付近に、望ましくは光量が最大と
なった測定位置S3を越えた位置に設定すればよい。但
し、基準測定位置S0’と光量が最大となった測定位置
S3との距離の2倍を越えて移動させると、光パワー領
域の間に隙間が生じて測定漏れが生じるので、移動距離
は上記2倍の距離以下に設定する必要がある。
なる基準測定位置とこれを囲む複数の測定位置とで光量
を測定し、上記基準測定位置と異なる測定位置で最大光
量が得られた場合には、上記基準測定位置を上記最大光
量が得られた測定位置側に移動させて新たな基準測定位
置を設定するとともにこの新たな基準測定位置を囲む複
数の測定位置を設定し、それら新たな測定位置で再び光
量を測定するようにしているので、従来のように予め定
めた測定エリアの全ての領域を測定する場合に比較し
て、少ない測定箇所で調心位置を検出することが可能と
なるという効果が得られる。
準測定位置を中心とする正八角形の各頂点とに設定され
た測定位置S1〜S8を説明するための平面図。
準測定位置S0’として設定する際の新たな測定位置S
1’〜S8’を説明するための平面図。
定位置
Claims (4)
- 【請求項1】 光ファイバと光学部品とをそれらの光軸
と直交する平面内に設定した複数の測定位置に順次相対
移動させながら、各測定位置で上記光ファイバと光学部
品との一方から他方へ入射する光量を測定し、最大光量
が得られるように上記光ファイバの光軸と光学部品の光
軸とを合わせる光軸調心方法において、 上記複数の測定位置を、中心となる基準測定位置と、こ
の基準測定位置を囲む複数の測定位置とから設定すると
ともに各測定位置で光量を測定し、上記基準測定位置と
異なる測定位置で最大光量が得られたら、上記基準測定
位置を上記最大光量が得られた測定位置側に移動させて
新たな基準測定位置を設定するとともにこの新たな基準
測定位置を囲む複数の測定位置を設定し、それら新たな
測定位置で再び光量を測定することを特徴とする光軸調
心方法。 - 【請求項2】 上記新たな基準測定位置は、上記最大光
量が得られた測定位置であることを特徴とする請求項1
に記載の光軸調心方法。 - 【請求項3】 新たに設定した基準測定位置で計測した
光量が、該基準測定位置を囲む各測定位置で測定した各
光量のうちで最大となるまで、順次基準測定位置を移動
させて光量を測定することを特徴とする請求項1又は請
求項2に記載の光軸調心方法。 - 【請求項4】 上記基準測定位置を囲む複数の測定位置
は、基準測定位置を中心とする正八角形の各頂点に設定
されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3の
いずれかに記載の光軸調心方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002081648A JP3952374B2 (ja) | 2002-03-22 | 2002-03-22 | 光軸調心方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002081648A JP3952374B2 (ja) | 2002-03-22 | 2002-03-22 | 光軸調心方法 |
Publications (2)
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---|---|
JP2003279801A true JP2003279801A (ja) | 2003-10-02 |
JP3952374B2 JP3952374B2 (ja) | 2007-08-01 |
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---|---|---|---|
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JP (1) | JP3952374B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007304469A (ja) * | 2006-05-15 | 2007-11-22 | Fujifilm Corp | レーザモジュールおよびその組立装置 |
-
2002
- 2002-03-22 JP JP2002081648A patent/JP3952374B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007304469A (ja) * | 2006-05-15 | 2007-11-22 | Fujifilm Corp | レーザモジュールおよびその組立装置 |
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