JP2003278615A - 手で操縦される携帯可能な作業機 - Google Patents

手で操縦される携帯可能な作業機

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JP2003278615A
JP2003278615A JP2003042612A JP2003042612A JP2003278615A JP 2003278615 A JP2003278615 A JP 2003278615A JP 2003042612 A JP2003042612 A JP 2003042612A JP 2003042612 A JP2003042612 A JP 2003042612A JP 2003278615 A JP2003278615 A JP 2003278615A
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air
air filter
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filter casing
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JP2003042612A
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Werner Geyer
ガイヤー ヴェルナー
Claus Fleig
フライヒ クラウス
Bernd Knoedler
クネートラー ベルント
Joerg Schlossarczyk
シュロサルツィーク イェルク
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Andreas Stihl AG and Co KG
Original Assignee
Andreas Stihl AG and Co KG
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B63/00Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices
    • F02B63/02Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices for hand-held tools
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/02Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
    • F02B2075/022Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
    • F02B2075/025Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】手で操縦される携帯可能な作業機において、燃
料が空気通路内へ到達するのを簡単に防止する。 【解決手段】作業機(1)の通常の作業ポジションで吸
気口(12)は重力の作用方向(17)に見て空気通路
口(13)に対し高さずれ(a)を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃エンジンと、
エアフィルタと、少なくとも1つの空気通路と、少なく
とも一部を気化器に形成されている吸気通路とを備え、
吸気通路と空気通路とが内燃エンジンをエアフィルタの
浄化側と流動的に連通させ、空気通路が空気通路口にお
いて、そして吸気通路が吸気口においてそれぞれエアフ
ィルタの浄化側に開口し、空気通路口と吸気口とが空間
的に互いに分離されてエアフィルタの浄化側に開口して
いる、手で操縦される携帯可能な作業機、たとえばパワ
ーチェーンソー、切断研削機等に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内燃エンジンは吸気通路を介して燃料・
空気混合気を吸い込み、空気通路を介して補助的な燃焼
空気を吸い込む。吸気通路は内燃エンジンのほうへ開口
するが、その開口期間はクランク軸が1回転する間の特
定の期間にすぎない。特に2サイクルエンジンの場合、
それ以外のときは吸気通路はピストンによって閉鎖され
る。吸気通路がクランクケースに対し周期的に開閉する
ことにより吸気通路内に圧力波が発生し、この圧力波は
クランクケースとエアフィルタのほうへ周期的に交互に
指向する。圧力波はエアフィルタまで拡がり、燃料滴が
吸気通路から剥ぎ取られてエアフィルタ内に達すること
がある。したがってエアフィルタから燃料滴が空気通路
内へも到達することがある。
【0003】特許文献1からは、エアフィルタに吸気通
路の方向に衝撃ポットを配置することが知られている。
衝撃ポットは吸気通路から遠心力で戻ってくる燃料滴を
捕獲する用を成している。衝撃ポットに集められた燃料
は空気流により吸気通路へ戻される。しかしながらこの
種の衝撃ポットは吸気通路の開口部の一部をカバーする
にすぎず、このため吸気抵抗が増大する。また、衝撃ポ
ットは製造、組み立て、保管の際にコストを増大させる
補助的な部品である。
【0004】特許文献2からは、空気通路と吸気通路と
をエアフィルタの浄化側に設けた別個のチャンバーに配
置することが知られている。これらのチャンバーには異
なる圧力が支配し、これによって燃料と空気の混合比が
変化し、燃焼を阻害することがある。
【0005】特許文献3からは、吸気口とケーシング内
部空間との間に2列の空気抵抗要素を互いに間隔を持っ
て配置することが知られている。空気抵抗要素は燃料と
オイルとを分離させる用を成す。この空気抵抗要素も吸
気通路と空気通路との圧力を異なるものにさせる。
【0006】
【特許文献1】ドイツ連邦共和国特許公開第44277
39A1号公報
【0007】
【特許文献2】ドイツ連邦共和国特許公開第10009
793A1号公報
【0008】
【特許文献3】ドイツ連邦共和国特許公開第44071
24A1号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、この
種の手で操縦される携帯可能な作業機において、燃料が
空気通路内へ到達するのを簡単に防止することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、作業機の通常の作業ポジションで吸気口が
重力の作用方向に見て空気通路口に対し高さずれを有し
ていることを特徴とするものである。
【0011】空気口と吸気口とを高さをずらして配置す
ることにより、空気通路内への燃料の侵入が十分防止さ
れる。吸気口は特に空気通路口の下方に配置されてい
る。測地学的な分離により、通常の作業ポジションで燃
料滴が重力により空気通路口の領域に達することがない
よう保証される。吸気口と空気通路口がエアフィルタケ
ーシングの幅の方向に見て互いにずれており、特に間隔
を有しているのが有利である。
【0012】吸気口と空気通路口がエアフィルタケーシ
ングに設けた少なくとも1つの調整壁により空間的に互
いに分離されており、調整壁が少なくとも片側において
エアフィルタケーシングに対し間隔を有しているのが有
利である。この間隔によって実現される流動的な連通に
より、空気通路と吸気通路との間での圧力補償が保証さ
れる。したがってエアフィルタの浄化側に連通浄化空間
が形成される。調整壁は、作業機を回転させた場合も、
燃料が空気通路内へ達しないよう保証している。これに
より浄化空気路と混合気路とが完全に分離され、異なる
圧力レベルが生じることはない。流動抵抗を増大させな
いようにするため、調整壁が吸気通路内での流動方向に
対しほぼ平行に配置されているのが合目的である。調整
壁はエアフィルタケーシングの深さ全体にわたって且つ
エアフィルタケーシングの高さの大部分にわたって延び
ており、特にエアフィルタケーシングの底部からルーフ
下方まで延びているのが有利である。このように重力分
離と同時に自由なガス交換が保証されているので、燃料
滴が吸気通路から空気通路内へ達することがない。
【0013】エアフィルタケーシングの流動抵抗を少な
くするため、エアフィルタケーシングはリブによって分
離されている空気口を有し、空気口はフィルタ材で覆わ
れている。有利な構成によれば、吸気口と空気通路口が
エアフィルタケーシングの前壁に開口し、前壁はエアフ
ィルタケーシングの内燃エンジン側の壁である。前壁に
対向している、エアフィルタケーシングの後壁は、少な
くとも一部の領域において前壁のほうへ傾斜しているの
が合目的である。傾斜している領域はエアフィルタケー
シングのルーフから出てほぼ後壁の中央部まで延びてい
るのが合目的である。燃料によるエアフィルタの汚染を
防止するため、エアフィルタケーシングの吸気口に対向
している領域は空気口を有しておらず、フィルタ材を有
していないのが有利である。コンパクトな構成を達成す
るため、ダイヤフラム気化器として構成される気化器の
補償通路は、吸気口から間隔を持って、特に重力の作用
方向とは逆の方向でエアフィルタの浄化側に、有利には
エアフィルタの前壁に開口している。このようにして補
償接続部においては空気通路および吸気通路と同じ圧力
レベルが支配する。これによりエアフィルタの汚染度と
は関係なく燃料と空気との一定の混合比が実現される。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を添付の
図面を用いて詳細に説明する。図1は手で操縦される携
帯可能な作業機を通常の作業ポジションで示した概略図
で、作業機はここではガイドレール34とソーチェーン
35とを備えたパワーチェーンソーである。作業機1は
グリップ31を有し、グリップ31はガイドレール34
とともに作業機の長手方向を決定している。長手方向に
対し交差する方向にはグリップパイプ32が延在し、グ
リップパイプ32は作業機1のケーシング33を越えて
突出している。作業機1が通常の作業ポジションにある
場合、作業機の長手方向はほぼ水平方向に指向してお
り、グリップパイプ32は作業機1の上方および側方に
延在している。この場合重力の作用方向17は図1に図
示した方向に延びている。作業機1のケーシング33内
には内燃エンジン2が配置され、図にはそのシリンダ3
が図示されている。シリンダ3のシリンダ長手軸線42
は、作業機1の通常の作業ポジションではほぼ重力の作
用方向に延びている。
【0015】シリンダ3には、吸気通路7を介して燃料
・空気混合気が供給され、空気通路8を介して新気が供
給される。空気通路8と吸気通路7とはエアフィルタ1
0の浄化側に開口している。エアフィルタ10はエアフ
ィルタケーシング11を有している。エアフィルタケー
シング11の高さhの方向は作業機1の通常の作業ポジ
ションでは重力の作用方向17に平行であり、即ちほぼ
シリンダ長手軸線42の方向であり且つ作業機の長手方
向に対し垂直な方向である。深さtは作業機の長手方向
に平行であり、且つ重力の作用方向17に対し垂直な方
向である。吸気通路7はその吸気口12によって、そし
て空気通路8はその空気通路口13によってエアフィル
タケーシング11のエアフィルタ10の浄化側に開口し
ている。吸気口12は重力の作用方向17に対し平行な
方向で空気通路口13に対し高さずれaを有し、すなわ
ち吸気口12と空気通路口13とは測地学的に分離され
ている。空気通路8と吸気通路7とはエアフィルタケー
シング11の前壁21に開口している。前壁21は内燃
エンジン2のシリンダ3側の壁である。エアフィルタケ
ーシング11の後壁22は領域23においてエアフィル
タケーシング11の前壁21のほうへ傾斜している。傾
斜領域23はルーフ20から高さhのほぼ半分の長さに
わたって延びている。吸気通路7は混合気のコンディシ
ョニングに用いる気化器9内に一部が形成されている。
【0016】エアフィルタ10の浄化側に高さずれaで
空気通路口13と吸気口12とを配置することは、空気
予備蓄積型2サイクルエンジンにとって特に有利であ
る。次に空気予備蓄積型2サイクルエンジンの作動態様
を図2および図3の概略図を用いて説明する。内燃エン
ジン2は内部に燃焼室16を備えたシリンダ3を有して
おり、燃焼室16は往復運動するピストン4によって画
成される。ピストン4は連接棒5を介してクランク軸を
駆動する。図にはクランク軸の軸線6を図示した。ピス
トン4が上方へ運動すると、気化器9でコンディショニ
ングされた燃料・空気混合気が吸気通路7から吸入部3
0を介してクランクケース14内に達する。ピストン4
が下方へ運動することにより燃料・空気混合気はクラン
クケース14内で圧縮される。クランクケース14は全
部で4個の対称配置した搬送通路15を介して燃焼室1
6と流動的に連通している。圧縮行程が終了するころに
なると、搬送通路15は燃焼室16のほうへ開口し、燃
料・空気混合気はクランクケース14から燃焼室16内
へ流動する。燃焼室16で燃料・空気混合気はピストン
4の上方への運動により圧縮され、点火プラグ36によ
り点火される。爆発後排気ガスは排出部37を通って燃
焼室16から排出され、他方新たな燃料・空気混合気が
搬送通路15を通って燃焼室16内へ流動する。
【0017】燃焼しなかった燃料・空気混合気が排出部
37を通って漏れないようにするため、搬送通路15に
は、特に排出部に近い位置に配置された搬送通路には、
この搬送通路15を新気で完全に充填する空気通路8が
開口している。搬送通路15と空気通路8との連通を制
御するため弁38が設けられている。しかしこの連通は
ピストン4を介して制御してもよく、たとえば搬送通路
15と空気通路8とをピストン窓を介して連通すること
により制御してもよい。搬送通路15内に予備蓄積され
た空気は排ガスを次の燃料・空気混合気から分離させ、
燃焼しなかった燃料・空気混合気が排出部37内へ達し
ないようにする。気化器9は補償通路28を有するダイ
ヤフラム気化器として構成されているのが合目的であ
る。この場合補償通路28での圧力レベルは吸気通路7
に供給される燃料の量を気化器9内の燃料だめ内の圧力
レベルに関し決定する。
【0018】図4は、エアフィルタケーシング11の前
壁21の斜視図である。エアフィルタケーシング11に
は吸気通路7が吸気口12を介して、2つの空気通路8
が空気通路口13’と13”とを介して、そしてダイヤ
フラム気化器9の補償通路28が開口部29を介して開
口している。この場合すべての通路はエアフィルタケー
シング11の前壁21に開口している。前壁21とこの
前壁21に対向配置されている後壁22とは、空気口2
5を互いに分離させているリブ24から形成されてい
る。空気口25をフィルタ材26で覆うのが合目的であ
る。このフィルタ材26はリブ24の間に延在し、或い
は壁全体を蔽い、その際リブ24によって支持される。
【0019】エアフィルタケーシング11は、図1に図
示した高さhおよび深さtに対し垂直な方向に幅bを有
している。幅bはエアフィルタケーシング11に配置さ
れている吸気通路7内での流動方向に対し垂直な方向で
の長さである。図4に図示したように、底部19はエア
フィルタケーシング11の幅bにわたって部分19’と
19”とに分割されている。この場合部分19”は重力
の作用方向17またはシリンダ長手軸線42の方向に見
て部分19’の下方にある。図1に図示したように、底
部19はエアフィルタケーシング11の、重力の作用方
向17にある領域であり、すなわち作業機1が通常の作
業ポジションにあるとき下側にある領域であり、他方ル
ーフ20はエアフィルタケーシング11の、上側にある
反対側の領域である。したがって内燃エンジン2に関し
ては、ルーフ20はシリンダ長手軸線42の方向に見て
シリンダ3側の領域であり、底部19はクランクケース
14側の領域である。吸気口12はエアフィルタケーシ
ング11の幅bに関しほぼ中央にあり、且つエアフィル
タケーシングの底部19”の領域に配置されている。
【0020】幅bの方向に見て吸気口12の側方には空
気通路口13’,13”が配置されている。これらの空
気通路口13’,13”は吸気口12に対し側方にずれ
c’またはc”を有している。ずれc’またはc”の大
きさは、これら開口部が側方に部分d’またはd”を有
するように選定されている。これら開口部の間にはそれ
ぞれ調整壁18が配置され、調整壁18はエアフィルタ
ケーシングの深さt全体にわたって延びている。この場
合調整壁18はエアフィルタケーシング11の底部1
9’または19”からルーフ20の下方まで延びてお
り、ルーフ20に対しては間隔を有している。これら調
整壁18により浄化空気路と混合気路とが完全に仕切ら
れている。調整壁18とルーフ20との間に間隔がある
ため、エアフィルタ10の浄化側は複数のチャンバーに
分割されている連通浄化空間として構成されている。さ
らに開口部12,13’,13”は高さずれa’または
a”を有している。空気通路口13”は吸気口12の下
方に配置され、すなわち重力の作用方向17において高
さずれa”で配置され、空気通路口13’は幅bの方向
に見て反対側で吸気口12の上方にあり、すなわち重力
の作用方向17において高さずれa’で配置されてい
る。
【0021】吸気口12の上方には、側方にずれをもっ
て補償通路28の開口部29が配置されている。したが
って補償通路28では吸気口12および空気通路口1
3’,13”と同じ圧力が支配する。エアフィルタケー
シング11の後壁22は、ルーフ20からほぼ吸気口1
2の高さまで延びている領域23において前壁21のほ
うへ傾斜している。これにより好ましい流動状態と好ま
しい取り付け状態とが得られる。ルーフ20と、底部1
9と、高さhおよび深さtで延びている側壁40,41
とは堅牢に構成されており、すなわち空気口25を有し
ていないので有利である。
【0022】図5は本発明の変形実施形態である。内燃
エンジンのシリンダ3には空気通路8と吸気通路7とが
通じている。図4に図示した3流型の内燃エンジンとは
異なり、すなわち2つの空気通路と1つの混合気通路と
を備えた内燃エンジンとは異なり、図5に図示した内燃
エンジンは2流型に構成されており、すなわち1つの混
合気通路と1つの空気通路とを有している。空気通路8
の一部はシリンダ3の壁に設けられている。吸気通路7
はその一部をダイヤアラム気化器9によって形成されて
いる。エアフィルタケーシング11の前壁21では、す
なわち内燃エンジンのシリンダ3側では、空気通路8が
空気通路口13を介して、そして吸気通路7が吸気口1
2を介してそれぞれエアフィルタケーシング11内へ開
口している。吸気口12と空気通路口13とはエアフィ
ルタケーシング11の高さh方向において高さずれaを
有し、そして高さh方向に対し垂直な方向で幅ずれcを
有している。この場合幅ずれcの大きさは、空気通路口
13と吸気口12との間に水平方向の間隔dが形成され
るように選定されている。吸気口12は底部19の領域
においてエアフィルタケーシング11内に開口してい
る。エアフィルタケーシング11の後壁22の、吸気口
12に対向している領域27は、空気口25を有してお
らず、中実材から形成されている。この領域27には、
エアフィルタケーシング11を貫通して突出する固定手
段を用いてエアフィルタケーシング11を気化器9に固
定するためのただ2つの開口部39が設けられているに
すぎない。空気口25は前壁21と後壁22とに設ける
のが有利である。高さhの方向および作業機の長手方向
に延びているルーフ20と底部19と側壁40,41と
は中実壁として構成されている。
【0023】吸気口12と空気通路口13との高さずれ
に加えて、これら開口部の間に調整壁を設けるのが合目
的な場合がある。吸気口12の上方に空気通路口13を
配置するのが合目的であるが、吸気口12の下方に空気
通路口を配置するのも合目的である。
【0024】吸気口12と空気通路口13との測地学的
分離は衝撃ポットまたは空気抵抗要素のような公知の解
決手段と組み合わせるのが合目的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】気化器と、エアフィルタと、吸気通路および空
気通路とを配置した手で操縦される作業機の概略図であ
る。
【図2】2サイクルエンジンの概略図である。
【図3】図2の線III−IIIによる断面図である。
【図4】吸気口と空気通路口とを備えたエアフィルタケ
ーシングの斜視図である。
【図5】エアフィルタと内燃エンジンのシリンダに通じ
ている個々の通路との斜視図である。
【符号の説明】
1 作業機 2 内燃エンジン 7 吸気通路 8 空気通路 9 気化器 10 エアフィルタ 11 エアフィルタケーシング 12 吸気口 13,13’,13” 空気通路口 17 重力の作用方向 18 調整壁 20 ルーフ 21 前壁 22 後壁 25 空気口 a,a’,a” 吸気口と空気通路口との高さずれ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クラウス フライヒ ドイツ連邦共和国 デー・71636 ルート ヴィッヒスブルク クアフュルシュテンシ ュトラーセ 8 (72)発明者 ベルント クネートラー ドイツ連邦共和国 デー・71364 ヴィン ネンデン アーデナウアーシュトラーセ 2 (72)発明者 イェルク シュロサルツィーク ドイツ連邦共和国 デー・71364 ヴィン ネンデン ポストトーア 23

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃エンジン(2)と、エアフィルタ(1
    0)と、少なくとも1つの空気通路(8)と、少なくと
    も一部を気化器(9)に形成されている吸気通路(7)
    とを備え、吸気通路(7)と空気通路(8)とが内燃エ
    ンジン(2)をエアフィルタ(10)の浄化側と流動的
    に連通させ、空気通路(8)が空気通路口(13,1
    3’,13”)において、そして吸気通路(7)が吸気
    口(12)においてそれぞれエアフィルタ(10)の浄
    化側に開口し、空気通路口(13,13’,13”)と
    吸気口(12)とが空間的に互いに分離されてエアフィ
    ルタ(10)の浄化側に開口している、手で操縦される
    携帯可能な作業機において、 作業機(1)の通常の作業ポジションで吸気口(12)
    が重力の作用方向(17)に見て空気通路口(13,1
    3’,13”)に対し高さずれ(a,a’,a”)を有
    していることを特徴とする作業機。
  2. 【請求項2】エアフィルタ(10)がエアフィルタケー
    シング(11)を有し、エアフィルタケーシング(1
    1)の幅(b)の方向が吸気通路(7)内の流動方向に
    対しほぼ垂直な方向で且つ作業機(1)の通常の作業ポ
    ジションでの重力の作用方向(17)に対しほぼ垂直な
    方向であり、エアフィルタケーシング(11)の高さ
    (h)が作業機(1)の通常の作業ポジションでの重力
    の作用方向(17)に対しほぼ平行な方向で且つ幅
    (b)の方向に対し垂直な方向であり、エアフィルタケ
    ーシング(11)の深さ(t)が幅(b)の方向および
    高さ(h)の方向に対し垂直であり、特に幅(b)が深
    さ(t)よりも大きいことを特徴とする、請求項1に記
    載の作業機。
  3. 【請求項3】吸気口(12)が空気通路口(13,1
    3’,13”)の下方に配置されていることを特徴とす
    る、請求項1または2に記載の作業機。
  4. 【請求項4】吸気口(12)と空気通路口(13,1
    3’,13”)がエアフィルタケーシング(11)の幅
    (b)の方向に見て互いにずれており、特に間隔(d,
    d’,d”)を有していることを特徴とする、請求項1
    から3までのいずれか一つに記載の作業機。
  5. 【請求項5】吸気口(12)と空気通路口(13,1
    3’,13”)がエアフィルタケーシング(11)に設
    けた少なくとも1つの調整壁(18)により空間的に互
    いに分離されており、調整壁(18)が少なくとも片側
    においてエアフィルタケーシング(11)に対し間隔を
    有していることを特徴とする、請求項2から4までのい
    ずれか一つに記載の作業機。
  6. 【請求項6】調整壁(18)が吸気通路(7)内での流
    動方向に対しほぼ平行に配置されていることを特徴とす
    る、請求項5に記載の作業機。
  7. 【請求項7】調整壁(18)がエアフィルタケーシング
    (11)の深さ(t)全体にわたって延びていることを
    特徴とする、請求項5または6に記載の作業機。
  8. 【請求項8】調整壁(18)がエアフィルタケーシング
    (11)の高さ(h)の大部分にわたって延びており、
    特にエアフィルタケーシング(11)の底部(19,1
    9’,19”)からルーフ(20)下方まで延びている
    ことを特徴とする、請求項5から7までのいずれか一つ
    に記載の作業機。
  9. 【請求項9】エアフィルタケーシング(11)がリブ
    (24)によって分離されている空気口(25)を有
    し、空気口(25)がフィルタ材(26)で覆われてい
    ることを特徴とする、請求項2から8までのいずれか一
    つに記載の作業機。
  10. 【請求項10】吸気口(12)と空気通路口(13,1
    3’,13”)がエアフィルタケーシング(11)の前
    壁(21)に開口し、前壁(21)はエアフィルタケー
    シング(11)の内燃エンジン(2)側の壁であること
    を特徴とする、請求項2から9までのいずれか一つに記
    載の作業機。
  11. 【請求項11】エアフィルタケーシング(11)の後壁
    (22)が少なくとも該後壁(22)の領域(23)に
    おいて前壁(21)のほうへ傾斜しており、後壁(2
    2)は内燃エンジン(2)とは逆の側の壁であることを
    特徴とする、請求項10に記載の作業機。
  12. 【請求項12】エアフィルタケーシング(11)の吸気
    口(12)に対向している領域(27)が空気口(2
    5)を有していないことを特徴とする、請求項9から1
    1までのいずれか一つに記載の作業機。
  13. 【請求項13】気化器(9)がダイヤフラム気化器とし
    て構成され、その補償通路(28)が、吸気口(12)
    から間隔を持って、特に重力の作用方向(17)とは逆
    の方向でエアフィルタ(10)の浄化側に開口している
    ことを特徴とする、請求項1から12までのいずれか一
    つに記載の作業機。
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