JP2003275958A - 研削液供給方法および装置 - Google Patents

研削液供給方法および装置

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JP2003275958A JP2002082035A JP2002082035A JP2003275958A JP 2003275958 A JP2003275958 A JP 2003275958A JP 2002082035 A JP2002082035 A JP 2002082035A JP 2002082035 A JP2002082035 A JP 2002082035A JP 2003275958 A JP2003275958 A JP 2003275958A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 供給されたクーラントが確実に砥石の外周面
の研削点に到達できるようにし、砥石外周面におけるク
ーラントの巻きつき範囲を拡げるとともに、必要なクー
ラント量を低減すること。 【解決手段】 クーラントを供給して回転する砥石1に
よりワークWを研削する研削装置において、流体ノズル
2から噴出された流体ジェットにより前記空気層を吹き
飛ばして、前記砥石1の外周表面10に沿って連れ廻る
空気層を排除遮断された遮断位置12と研削点11との
間の複数の点に異なった角度でクーラントを供給する複
数のノズル31、32を備えた研削液ノズル3を配設
し、前記研削液ノズル3から供給された複数のクーラン
ト流を砥石の少なくとも研削加工領域まで巻きつけるよ
うにした研削液供給方法および装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クーラントを供給
して回転する砥石によりワークを研削する研削方法およ
び装置において、前記砥石の外周近辺を横断する流体ジ
ェットを噴出させて前記砥石の外周に沿って連れ回る空
気層が遮断された状態の砥石の外周面に異なる角度で着
水する複数のクーラント流を供給し、供給されたクーラ
ントが研削点に到達できるようにした研削液供給方法お
よび装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高速回転する砥石による研削加工におけ
る従来のクーラント供給方式としては、直角ノズル、高
圧クーラント装置等がある。なかでも、工作物の回転位
相により研削点が加工中に変化するC−X制御クランク
ピン研削やカム研削においては、図8に示されるように
砥石G外周面GOに発生する空気層を打ち破る直角ノズ
ルRNを用いるとともに、供給したクーラントを研削点
に導くストレートノズルSNを併用していた。
【0003】また従来の研削液供給装置(特開平7−2
41770)は、図9に示されるようにクーラント供給
ノズルの後方に配置されて空気流を遮断する邪魔板Bf
を備えたクーラント供給装置において、クーラント供給
ノズルの前方に第1の補助ノズルFNと、邪魔板Bfの
後方に第2の補助ノズルSNを備えたクーラント供給装
置であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のクーラント
供給方式においては、直角ノズルRNにより砥石面GO
に対して直角方向に一つの流れでクーラントを供給する
ため、空気層を打ち破るのに流れの大半が使用され、大
流量を供給する割りには、大部分が周りに飛散し実際に
研削点に到達する割合が低かった。また、砥石Gの外周
面GOの巻きつきが良好な範囲は、ノズル位置から最大
15度の狭い範囲であり、従ってクランクピンPがa位
置やb位置へ旋回した時の研削点にはクーラントを到達
させやすいが、c位置へ旋回した時の研削点にはクーラ
ントが届かないという問題があった。
【0005】また従来の研削液供給装置においては、ク
ーラント供給ノズルの直後に邪魔板Bfを配置する構成
のため、常に砥石Gの外周面GOに密着した形でノズル
を配置せざるをえない。また、クーラント供給ノズルで
砥石面に付着した流れを、同じ入射角で供給される第1
補助ノズルSNの流れにより遮断する方向に作用するた
めに、結果として大量のクーラントが必要となるという
問題があった。
【0006】そこで本発明者は、クーラントを供給して
回転する砥石によりワークを研削する研削方法におい
て、前記砥石の外周近辺を横断する流体ジェットを噴出
させて前記砥石の外周に沿って連れ回る空気層が遮断さ
れた状態の砥石の外周面に異なる角度で着水する複数の
クーラント流を供給し、供給されたクーラントが研削点
に到達できるようにするという本発明の技術的思想に着
眼し、更に研究開発を重ねた結果、供給されたクーラン
トが確実に砥石の外周面の研削点に到達できるように
し、砥石外周面におけるクーラントの巻きつき範囲を拡
げるとともに、必要なクーラント量を低減するという目
的を達成する本発明に到達した。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)の研削液供給方法は、クーラントを供給し
て回転する砥石によりワークを研削する研削方法におい
て、前記砥石の外周近辺を横断する流体ジェットを噴出
させて前記砥石の外周に沿って連れ回る空気層が遮断さ
れた状態の砥石の外周面に異なる角度で着水する複数の
クーラント流を供給し、供給されたクーラントが研削点
に到達できるようにしたものである。
【0008】本発明(請求項2に記載の第2発明)の研
削液供給方法は、前記第1発明において、前記複数のク
ーラント流の第1のクーラント流が、前記砥石の外周面
に着水する着水点より前記砥石の回転方向の下流に、第
2のクーラント流が着水するように順次着水して、前記
クーラント流を砥石の少なくとも研削加工領域まで巻き
つけるようにしたものである。
【0009】本発明(請求項3に記載の第3発明)の研
削液供給方法は、前記第2発明において、下流側の着水
点に着水するクーラント流の流量が、上流側の着水点に
着水するクーラント流の流量より大きく設定されている
ものである。
【0010】本発明(請求項4に記載の第4発明)の研
削液供給装置は、クーラントを供給して回転する砥石に
よりワークを研削する研削装置において、前記砥石表面
上における前記研削点の上流側において、砥石の外周に
沿って連れ廻る空気の流れである空気層に対して該空気
層の幅方向の一方の側から他方の側へ横断する流体ジェ
ットを噴出する流体ノズルを配設し、前記流体ノズルか
ら噴出された流体ジェットにより前記空気層を吹き飛ば
して、前記連れ廻る空気層を排除遮断された遮断位置と
前記研削点との間の複数の点に異なった角度でクーラン
トを供給する複数のノズルを備えた研削液ノズルを配設
し、前記研削液ノズルから供給された複数のクーラント
流を砥石の少なくとも研削加工領域まで巻きつけるよう
にしたものである。
【0011】本発明(請求項5に記載の第5発明)の研
削液供給装置は、前記第4発明において、前記複数のノ
ズルにおけるクーラント流の形態は、前記複数のクーラ
ント流の第2のクーラント流が、第1のクーラント流が
前記砥石の外周面に着水する第1の着水点より前記砥石
の回転方向の下流の第2の着水点に着水するように設定
されるものである。
【0012】本発明(請求項6に記載の第6発明)の研
削液供給装置は、前記第5発明において、前記複数のノ
ズルに配設された複数の電磁弁が、固定軸線を中心とし
て遊星回転する前記ワークの回転位相に同期して順次オ
ンオフ制御されるものである。
【0013】
【発明の作用および効果】上記構成より成る第1発明の
研削液供給方法は、クーラントを供給して回転する砥石
によりワークを研削する研削方法において、前記砥石の
外周近辺を横断する流体ジェットを噴出させて前記砥石
の外周に沿って連れ回る空気層が遮断された状態の砥石
の外周面に異なる角度で着水する複数のクーラント流を
供給し、供給されたクーラントが砥石外周上を移動する
複数の研削点に到達できるようにしたので、供給された
クーラントが確実に砥石の外周面の研削点に到達できる
ようにし、砥石外周面におけるクーラントの巻きつき範
囲を拡げるとともに、必要なクーラント量を低減すると
いう効果を奏する。
【0014】上記構成より成る第2発明の研削液供給方
法は、前記第1発明において、前記複数のクーラント流
の第1のクーラント流が、前記砥石の外周面に着水する
着水点より前記砥石の回転方向の下流に、第2のクーラ
ント流が着水するように順次着水するので、前記クーラ
ント流を砥石の少なくとも複数の研削点をカバーする研
削加工領域まで確実に巻きつけるという効果を奏する。
【0015】上記構成より成る第3発明の研削液供給方
法は、前記第2発明において、下流側の着水点に着水す
るクーラント流の流量が、上流側の着水点に着水するク
ーラント流の流量より大きく設定されているので、前記
下流側の着水点に着水するクーラント流により、前記上
流側の着水点に着水するクーラント流を前記砥石の外周
面に吸着させ、密度の高いクーラントの連れ回り流を形
成するという効果を奏する。
【0016】上記構成より成る第4発明の研削液供給装
置は、クーラントを供給して回転する砥石によりワーク
を研削する研削装置において、前記砥石表面上における
前記研削点の上流側に配設した前記流体ノズルによっ
て、砥石の外周に沿って連れ廻る空気の流れである空気
層に対して該空気層の幅方向の一方の側から他方の側へ
横断するように噴出された流体ジェットにより前記空気
層を吹き飛ばして、前記研削液ノズルが備えた前記複数
のノズルによって、前記連れ廻る空気層を排除遮断され
た遮断位置と前記研削点との間の複数の点に異なった角
度でクーラントを供給することにより、前記研削液ノズ
ルから供給された複数のクーラント流を砥石の少なくと
も研削加工領域まで巻きつけるようにしたので、供給さ
れたクーラントが確実に砥石の外周面の研削加工領域に
到達できるようにし、砥石外周面におけるクーラントの
巻きつき範囲を拡げるとともに、必要なクーラント量を
低減するという効果を奏する。
【0017】上記構成より成る第5発明の研削液供給装
置は、前記第4発明において、前記複数のノズルにおけ
るクーラント流の噴射形態は、前記複数のクーラント流
の第2のクーラント流が、第1のクーラント流が前記砥
石の外周面に着水する第1の着水点より前記砥石の回転
方向の下流の第2の着水点に着水するように設定される
ので、供給されたクーラントが確実に砥石の外周面の研
削加工領域に到達できるようにし、砥石外周面における
クーラントの巻きつき範囲を拡げ、砥石外周面の研削加
工領域が広いものへの適用を可能にするとともに、研削
加工領域内において複数の移動する研削点へのクーラン
トの順次供給を可能にするという効果を奏する。
【0018】上記構成より成る第6発明の研削液供給装
置は、前記第5発明において、前記複数のノズルに配設
された複数の電磁弁が、前記ワークの回転位相に同期し
て順次オンオフ制御されるので、簡単な制御により前記
ワークの回転位相および前記砥石外周面の研削位置の変
化に同期した確実な噴射制御を可能にするという効果を
奏する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につき、
図面を用いて説明する。
【0020】(第1実施形態)本第1実施形態の研削液
供給方法および装置は、図1および図2に示されるよう
にクーラントを供給して回転する砥石1によりワークW
を研削する研削装置において、流体ノズル2から噴出さ
れた流体ジェットにより前記空気層を吹き飛ばして、前
記砥石1の外周表面10に沿って連れ廻る空気層を排除
遮断された遮断位置12と研削点11との間の複数の点
に異なった角度でクーラントを供給する複数のノズル3
1、32を備えた研削液ノズル3を配設し、前記研削液
ノズル3から供給された複数のクーラント流を砥石の少
なくとも研削加工領域まで巻きつけるようにしたもので
ある。砥石1としては、コア円板外周にCBN砥粒層を
設けたCBN砥石が使用される。
【0021】ワークWは、固定の回転軸線Owの廻りに
遊星回転(公転)する円筒部を持つ形態のもので、本実
施の形態においては、例えばクランクピンPを有するク
ランクシャフトである。クランクシャフトWは、固定の
軸線Ow上にて図略のジャーナルが回転し、この回転と
共にクランクピンPは遊星回転する。研削加工時におい
ては、クランクピンPの遊星回転に同期して砥石1はク
ランクピンPの外周面との接触を常時維持するように前
進後退される。このような研削方法及び装置は、ワーク
の回転運動と砥石の進退運動を同時2軸制御する所謂C
−X制御研削方式として広く知られており、従ってこの
研削方式を行う装置の詳細な説明については省略され
る。図1では、1つのクランクピンPが時計の12時位
置、3時位置、6時位置及び9時位置へと矢印方向に順
次旋回移動し、9時位置で砥石1と接触している様子を
示している。従って、砥石1の外周面において砥石1が
接触する研削点11は、9時及び3時位置を中心とし
て、上方は12時位置へ旋回したクランクピンPと接触
する位置まで移動し、下方は6時位置へ旋回したクラン
クピンPと接触する位置まで移動する。つまり、研削点
11は砥石1の前部外周上を上下に往復動し、この往復
動の上下幅が研削加工領域となり、本実施の形態におけ
る研削液供給方法及び装置は、少なくともこの研削加工
領域内まではクーラント流が砥石の外周に巻き付いて砥
石1の外周を流動するように構成される。
【0022】遮蔽板4が、前記流体ノズル2に対する前
記砥石の回転方向の上流側に配設されている。前記流体
ノズル2は、図2に示されるように前記砥石表面10上
における前記研削点11の上流側において、砥石1の外
周に沿って連れ廻る空気の流れである空気層に対して該
空気層の幅方向の一方の側から他方の側へ横断する流体
ジェットを噴出して、前記空気層を吹き飛ばして、前記
連れ廻る空気層を排除遮断するために水平方向に配設さ
れている。一例として、流体ジェットは200NL/m
inで供給する。
【0023】前記研削液ノズル3は、前記空気層を排除
遮断された遮断位置12と前記研削点11との間の2つ
の点に異なった角度でクーラントを供給する2個のノズ
ル31、32を備えている。前記第1のノズル31は、
図1に示されるようにほぼ垂直に第1のクーラント流を
噴出するとともに、前記第2のノズル32は、第1のク
ーラント流を砥石1の外周面に押付けるように傾斜させ
て第2のクーラント流を噴出する。
【0024】この場合、ノズル31から供給されたクー
ラント流Q1は、砥石1への着水点から3時及び9時位
置の研削点までは砥石1の外周に沿って流動するが、3
時及び9時位置の研削点からは砥石外周面から剥離し、
垂直に流下する傾向となる。クーラント流Q1と同時並
行してノズル32から供給されるクーラント流Q2は、
クーラント流Q1を砥石1の外周面から剥離するのを阻
止して外周面に巻き付けるように作用し、これによりノ
ズル31及び32からのクーラント流Q1及びQ2は合
流して6時位置のクランクピンPの研削点を超えてさら
に下流側まで砥石1の外周面に沿って流動される。
【0025】前記研削液ノズル3から噴出される研削液
の供給流量は、10〜20L/minであり、下流側の
第2の着水点14に着水する第2のクーラント流の流量
が、上流側の第1の着水点に着水する第1のクーラント
流の流量より大きく設定されている。
【0026】上記構成より成る本第1実施形態の研削液
供給方法および装置は、前記砥石1の表面10上におけ
る前記研削点11の上流側に配設した前記流体ノズル2
によって、前記砥石1の外周に沿って連れ廻る空気の流
れである空気層に対して該空気層の幅方向の一方の側か
ら他方の側へ横断するように噴出された前記流体ジェッ
ト2により前記空気層を吹き飛ばして、前記研削液ノズ
ル3が備えた前記複数のノズル31、32によって、前
記連れ廻る空気層を排除遮断された遮断位置12と前記
研削点11との間の複数の点13、14に異なった角度
でクーラントを供給することにより、前記研削液ノズル
3から供給された複数のクーラント流を砥石1の少なく
とも研削加工領域まで巻きつけるようにしたので、供給
されたクーラントが確実に砥石1の外周面10の研削加
工領域に到達できるようにし、砥石外周面におけるクー
ラントの巻きつき範囲を拡げるとともに、必要なクーラ
ント量を低減するという効果を奏する。
【0027】すなわち本第1実施形態においては、前記
流体ノズル2によって、前記砥石1の側面方向から砥石
外周面10を横断する形でエアー(流体)を供給するこ
とにより、砥石外周面の随伴流(空気流)を完全に遮断
し、低流量のクーラントでも砥石外周面の前記研削点1
1へ確実に到達する。更に、クーラントの流れを入射角
(着水点での接線に対する角度)を変えた複数の層状の
流れで供給することにより、砥石連れ回りの流れの密度
を第2の流れで向上できるため、低流量でも砥石外周面
への巻きつき状態を向上できる。
【0028】また本第1実施形態の研削液供給方法およ
び装置は、前記複数のノズル31、32におけるクーラ
ント流の噴射形態は、前記複数のクーラント流のうち第
2のクーラント流Q2が、第1のクーラント流Q1が前
記砥石の外周面に着水する第1の着水点13より前記砥
石の回転方向の下流の第2の着水点14に着水するよう
に設定されるので、供給されたクーラントが確実に砥石
の外周面の研削加工領域に到達できるようにし、砥石外
周面におけるクーラントの巻きつき範囲を拡げ、遊星回
転するクランクピンの研削の場合のように、砥石外周面
の研削加工領域が広いものへの適用を可能にするととも
に、研削加工領域内において複数の順次移動する研削点
へのクーラントの供給を可能にするという効果を奏す
る。
【0029】また本第1実施形態の研削液供給方法およ
び装置においては、前記砥石1の外周面10より離れた
位置にクーラントノズル3を配置できるとともに、ま
た、入射角度を変えた複数の層状のクーラント流によ
り、クーラント供給量が低流量でも砥石面に沿った流れ
を発生させることができる。
【0030】砥石外周面の随伴流(空気流)を完全に遮
断した状態において、クーラント流を供給するものであ
るため、クーラント流量を大幅に削減できるため、従来
のような大型クーラントタンクや、大流量ポンプ、高圧
ポンプも必要なく、フロアスペースの削減、クーラント
関係の消費電力や処理費用の大幅削減が可能である。
【0031】(第2実施形態)本第2実施形態の研削液
供給方法および装置は、図3ないし図5に示されるよう
に随伴流の遮断位置12と前記研削点11との間の複数
の点に異なった角度でクーラントを供給する研削液ノズ
ル3が3個のノズル31、32、33を備えている点が
前記第1実施形態との相違点であり、以下相違点を中心
に説明する。
【0032】本第2実施形態においては、上述の第1実
施形態において前記流体ノズル2に対する前記砥石の回
転方向の上流側に配設されていた遮蔽板4が、取り除か
れている。
【0033】砥石1の外周面10に対する入射角度(着
水点における接線との角度)と流量を順に増し、図5に
破線矢印で示されるように外周面への広範囲でクーラン
トの高い密度の巻きつき流れを発生させ、ピン最下点に
もクーラントの供給を可能にするものである。すなわ
ち、上流側で砥石1の外周面10に着水するノズル31
からのクーラント流Q1を下流側のノズル32からのク
ーラント流Q2が巻きつけるように作用する。この状態
において、さらに下流側のノズル33からのクーラント
流Q3が上流側のクーラント流Q1およびQ2をさらに
前記砥石1の外周面10に巻きつけるように作用する。
【0034】本第2実施形態においては、前記流体ノズ
ル2によって、前記砥石1の側面方向から砥石外周面1
0を横断する形でエアー(流体)を供給することによ
り、砥石外周面の随伴流(空気流)を完全に遮断し、低
流量のクーラントでも砥石外周面の前記研削加工領域へ
確実に到達する。更に、クーラントの流れを入射角を変
えた複数の層状の流れで供給することにより、砥石連れ
回りの流れの密度を第2、第3の流れで向上できるた
め、クーラントは低流量でも砥石外周面への巻きつき状
態を向上できる。なお、必要に応じて、第4及び第5の
流れも付加できる。
【0035】従来の直角、ストレートノズル併用方式で
は、工作物や定寸装置との干渉を考慮すると、工作物回
転中心よりかなり上方の位置にしかノズルを配置でき
ず、ノズルより遠い位置では研削点にクーラントが供給
されにくくなるため、必然的にクーラントの供給量を多
くせざるをえなかった。カム研削の例においては、クー
ラント流量は150L/minであった。
【0036】本第2実施形態においては、供給したクー
ラントが砥石外周面の広範囲に高い密度で巻きつくこと
により、図5に示されるようにジャーナル(図略)の回
転中心よりクランクピンPの研削点11が上下方向に変
動し、研削点11へのクーラントが到達しにくいC−X
制御クランクピン研削(上下方向研削点移動量±約50
mm)やカム研削(上下方向研削点移動量±約10m
m)においても、研削点11の移動範囲に亘りクーラン
トを巻き付け保持して供給するため、研削熱による熱的
影響を低減し、10ないし20L/minの低い流量の
クーラントでも高い冷却効果が得られるとともに、砥石
軸動力損失も少ないという利点を有する。
【0037】また、砥石外周面の空気流を邪魔板なしで
完全に遮断し、ノズルを砥石外周面より離れた上方の位
置に配置できることにより、砥石前面のローダや定寸装
置等との機械的干渉が少ない。
【0038】さらに、クーラント流量を大幅に削減でき
るため、従来のような大型クーラントタンクや、大流量
ポンプおよび高圧ポンプも必要なく、フロアスペースの
削減、クーラント関係の消費電力や処理費用の大幅削減
が可能になる。
【0039】(第3実施形態)本第3実施形態の研削液
供給方法および装置は、図6に示されるように前記研削
液ノズル3の3個のノズル31、32、33の上流に配
設される複数の電磁弁34、35、36が、回転するワ
ークの回転位相に同期して順次オンオフ制御される点が
前記第2実施形態との相違点であり、以下相違点を中心
に説明する。
【0040】前記回転するワークWは、ジャーナルを中
心に遊星回転(公転)運動するクランクピンPであり、
クランクピンPの回転位相に同期させてクーラント供給
用の前記電磁弁34、35、36を開閉することによ
り、低流量クーラントを上下に移動するa、b、cの研
削点11の直前にピンポイントで供給するように構成さ
れている。
【0041】前記研削液ノズル3の3個のノズル31、
32、33の噴射角は、図6に示されるように周速度8
0〜200m/sで回転する砥石1の外周面上のピンの
a、b、cの研削点11の直前に供給するように、それ
ぞれ異なった角度に設定されている。
【0042】aの研削点の直前にクーラントを噴射する
ノズル31の噴射パターンを制御する第1の電磁弁34
のオンオフパターンと、bの研削点の直前にクーラント
を噴射するノズル32の噴射パターンを制御する第2の
電磁弁35のオンオフパターンと、cの研削点の直前に
クーラントを噴射するノズル33の噴射パターンを制御
する第3の電磁弁36のオンオフパターンは、図7に示
されるようになり、相前後する電磁弁のオンオフパター
ンは、一定期間のオーバーラップ期間があり、したがっ
てそのオーバーラップ期間は相前後する電磁弁がともに
オンとなり、相前後して噴射するノズルはともにクーラ
ントを噴射することになる。
【0043】前記研削液ノズル3の3個のノズル31、
32、33の噴射量Q1、Q2、Q3は、同量としても
よいが、好ましくは、図6に示されるようにcの研削点
の直前までの距離が一番長いためQ3が最も多く、bの
研削点の直前までの距離が次に長いためQ2が次に多
く、aの研削点の直前までの距離が一番短いためQlが
最も少なく設定されている。
【0044】本第3実施形態においては、前記回転する
ワークであるジャーナルを中心に公転運動するクランク
ピンPの回転位相に同期させてクーラント供給用の前記
電磁弁34、35、36を開閉することにより、前記研
削液ノズル3の3個のノズル31、32、33によっ
て、図6に示されるように低流量クーラントをクランク
ピンの回転に応じて前記砥石1の外周面10上の3箇所
のクランクピンの研削点a、b、cの直前に供給するの
で、クーラントが確実に供給された状態において各研削
点a、b、cにおけるクランクピンの研削を可能にする
ものである。
【0045】すなわち砥石1の外周面10近辺を横断す
る流体ジェットを噴出させて連れ回り空気層を遮断した
状態で、図6に示されるように砥石1の外周面10に異
なる角度で着水する複数のクーラント流Q1、Q2、Q
3を供給し、砥石1の外周面10上の異なる多数の研削
点11へクーラントが到達できるように前記クーラント
流を砥石1の少なくとも研削加工領域まで巻きつけるよ
うにした。
【0046】上述の状態において、研削点の移動に応じ
て複数のクーラント流の噴出流量をQ1、Q2、Q3に
切替えるとともに、噴出速度を切替える。すなわち、こ
の時のクーラントは、図6に示されるように複数の層状
の流れとして供給し、砥石1の外周面10とクーラント
が接する着水点の位置(第1流れより第2流れを、第2
流れより第3流れ)を研削点を下流方向にずらすと共
に、各々の流れの砥石外周面に対する入射角度、流量、
流速を順に増加させるものである。
【0047】本第3実施形態の研削液供給方法および装
置は、前記3個のノズル31、32、33に配設された
複数の電磁弁34、35、36が、前記ワークの回転位
相に同期して順次オンオフ制御されるので、簡単な制御
により前記ワークの回転位相および前記砥石1の外周面
10上の研削位置の変化a、b、cに同期した確実な噴
射制御および図6に示されるように移動するワークとし
てのクランクピンの研削点a、b、cの直前にクーラン
トを供給することを可能にするという効果を奏する。
【0048】また本第3実施形態においては、供給した
クーラントが前記砥石1の外周面の広範囲に高い密度で
巻きつくことにより、図6に示されるように工作物回転
中心より研削点が上下方向にa、b、cに変動し、研削
点11へのクーラントが到達しにくいC−X制御クラン
クピン研削(上下方向研削点移動量±約50mm)やカ
ム研削(上下方向研削点移動量±約10mm)において
も、研削点11の広い移動範囲に亘りクーラントを巻き
付け保持して供給するため、各研削点11において研削
熱による熱的影響を低減し、10ないし20L/min
の低い流量のクーラントでも高い冷却効果が得られると
ともに、砥石軸動力損失も少ないという利点を有する。
【0049】本第3実施形態の研削液供給方法および装
置を適用した研削盤において、研削液ノズル3から供給
されたクーラントが砥石1と接する着水点の上方に、ノ
ズル2により砥石側面方向から砥石外周面を横断する形
でエアー(流体)を供給することにより、砥石1の外周
面10の随伴流(空気流)を遮断するとともに、砥石1
の外周面10より離れた位置に配置した研削液ノズル3
から低流量のクーラントを供給し、砥石面への巻きつき
状態を向上させるという利点を有する。
【0050】上述の実施形態は、説明のために例示した
もので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【0051】上述の第3実施形態においては、一例とし
てクーラントの切り替えを電気的制御を可能にするため
に電磁弁によって行う例について説明したが、本発明と
してはそれらに限定されるものでは無く、研削点自動追
従式ノズルその他のように機械的方式によって異なる研
削点へのクーラントの供給切り替えを行う実施形態を採
用することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の研削液供給方法および
装置を示す側面図である。
【図2】本第1実施形態の研削液供給方法および装置を
示す正面図である。
【図3】本発明の第2実施形態の研削液供給方法および
装置を示す側面図である。
【図4】本第2実施形態の研削液供給方法および装置を
示す正面図である。
【図5】本第2実施形態の研削液供給方法および装置に
おけるクーラントの流れを示す側面図である。
【図6】本発明の第3実施形態の研削液供給方法および
装置を示す側面図である。
【図7】本第3実施形態の研削液供給方法および装置に
おける各電磁弁のオンオフパターンを示す線図である。
【図8】従来のクーラント供給方式におけるクーラント
の流れを示す側面図である。
【図9】従来の研削液供給装置を示す側面図である。
【符号の説明】
1 砥石 2 流体ノズル 3 研削液ノズル W ワーク 10 外周表面 11 研削点 12 遮断位置 31、32 ノズル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クーラントを供給して回転する砥石によ
    りワークを研削する研削方法において、 前記砥石の外周近辺を横断する流体ジェットを噴出させ
    て前記砥石の外周に沿って連れ回る空気層が遮断された
    状態の砥石の外周面に異なる角度で着水する複数のクー
    ラント流を供給し、供給されたクーラントが研削点に到
    達できるようにしたことを特徴とする研削液供給方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記複数のクーラント流の第1のクーラント流が、前記
    砥石の外周面に着水する着水点より前記砥石の回転方向
    の下流に、第2のクーラント流が着水するように順次着
    水して、前記クーラント流を砥石の少なくとも研削加工
    領域まで巻きつけるようにしたことを特徴とする研削液
    供給方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 下流側の着水点に着水するクーラント流の流量が、上流
    側の着水点に着水するクーラント流の流量より大きく設
    定されていることを特徴とする研削液供給方法。
  4. 【請求項4】 クーラントを供給して回転する砥石によ
    りワークを研削する研削装置において、 前記砥石表面上における前記研削点の上流側において、
    砥石の外周に沿って連れ廻る空気の流れである空気層に
    対して該空気層の幅方向の一方の側から他方の側へ横断
    する流体ジェットを噴出する流体ノズルを配設し、 前記流体ノズルから噴出された流体ジェットにより前記
    空気層を吹き飛ばして、前記連れ廻る空気層を排除遮断
    された遮断位置と前記研削点との間の複数の点に異なっ
    た角度でクーラントを供給する複数のノズルを備えた研
    削液ノズルを配設し、 前記研削液ノズルから供給された複数のクーラント流を
    砥石の少なくとも研削加工領域まで巻きつけるようにし
    たことを特徴とする研削液供給装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記複数のノズルにおけるクーラント流の噴射形態は、
    前記複数のクーラント流のうちの第2のクーラント流
    が、第1のクーラント流が前記砥石の外周面に着水する
    第1の着水点より前記砥石の回転方向の下流の第2の着
    水点に着水するように設定されることを特徴とする研削
    液供給装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記複数のノズルに配設された複数の電磁弁が、固定軸
    線を中心とし遊星回転する前記ワークの回転位相に同期
    して順次オンオフ制御されることを特徴とする研削液供
    給装置。
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