JP2003275238A - 吸収性物品用の表面シート - Google Patents

吸収性物品用の表面シート

Info

Publication number
JP2003275238A
JP2003275238A JP2002082174A JP2002082174A JP2003275238A JP 2003275238 A JP2003275238 A JP 2003275238A JP 2002082174 A JP2002082174 A JP 2002082174A JP 2002082174 A JP2002082174 A JP 2002082174A JP 2003275238 A JP2003275238 A JP 2003275238A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
heat
layers
slit
fiber assembly
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002082174A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3886400B2 (ja
Inventor
Takanobu Miyamoto
孝信 宮本
Shoichi Taneichi
祥一 種市
Wataru Saka
渉 坂
Yasuo Toyoshima
泰生 豊島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2002082174A priority Critical patent/JP3886400B2/ja
Priority to PCT/JP2002/013786 priority patent/WO2003071019A1/ja
Priority to AU2002359935A priority patent/AU2002359935A1/en
Priority to CNB028282167A priority patent/CN100436689C/zh
Priority to TW92100714A priority patent/TWI235651B/zh
Publication of JP2003275238A publication Critical patent/JP2003275238A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3886400B2 publication Critical patent/JP3886400B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面上に***された液、特に高粘性液が表面
に残りにくく、ムレやカブレ等を生じさせにくい吸収性
物品用の表面シート及びその製造方法を提供すること。 【解決手段】 吸収性物品用の表面シート10Aは、肌
側に配される第1層1と吸収体側に配される第2層2と
が積層され、両層が部分的に接合されて所定パターンの
接合部3を形成しており、第1層1は、前記接合部3以
外の部分が凸状をなしており、第2層2には、スリット
5を有する。表面シートの製造方法は、第2層2にスリ
ットを入れた後、第1層1と第2層2とを積層して部分
的に接合し、次いで、第2層2を熱収縮させて第2層2
を収縮させると共に前記スリットを拡開させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面上に***され
た液、特に高粘性液が表面に残りにくく、ムレやカブレ
等を生じさせにくい吸収性物品用の表面シート及びその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】生理用
ナプキン等の吸収性物品用の表面シートには、排出され
た経血や尿等の液体を素早く吸収体に移行させる吸収性
能や、着用者の肌に当接する面が柔軟で、肌に与える刺
激が少ないという表面特性が要求される。従来、吸収性
物品用の表面シートとして、各種製法による不織布や、
それに2次加工として穿孔を施したもの、ポリエチレン
等の合成樹脂からなる有孔フィルム等が用いられている
が、上述した吸収性能及び表面特性の両者を充分に満足
し得るものは、未だ提供されていない。
【0003】特許3131557号公報には、使い捨て
おむつや生理用ナプキン等に好適な不織布として、熱収
縮性繊維及び熱融着繊維を含む層と非熱収縮性繊維を含
む層とを積層し、両層を部分的に接合して厚み方向に一
体化させた後、熱収縮性繊維を含む層を熱収縮させて表
面に筋状の皺を形成した多皺性不織布が記載されてい
る。しかし、この多皺性不織布においても、表面上に排
泄された液、特に高粘性液が表面に残りにくく、ムレや
カブレ等が生じやすいという欠点があった。
【0004】従って、本発明の目的は、表面上に***さ
れた液、特に経血や軟便のような高粘性液が表面に残り
にくく、ムレやカブレ等を生じさせにくい吸収性物品用
の表面シート及びその製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、肌側に配され
る第1層と吸収体側に配される第2層とが積層され、両
層が部分的に接合されて所定パターンの接合部を形成し
ており、第1層は、前記接合部以外の部分が凸状をなし
ており、第1層及び/又は第2層には、スリットを有す
る吸収性物品用の表面シートを提供することにより、上
記の目的を達成したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその好ましい実施
形態に基づき図面を参照しながら説明する。本発明の一
実施形態(第1実施形態)としての吸収性物品用の表面
シート10Aは、図1及び図2に示すように、肌側に配
される第1層1と吸収体側に配される第2層2とを備
え、両層1,2は、部分的に接合されて菱形格子状ター
ン(所定パターン)の接合部3を形成している〔図4
(a)参照〕。
【0007】本実施形態における個々の接合部3は、平
面視円形で不連続に形成されている。接合部3は、圧密
化されており、表面シート10Aにおける他の部分に比
して厚みが小さく且つ密度が大きくなっている。
【0008】接合部3は、例えば熱エンボス、超音波エ
ンボス、接着剤による接着などの各種接合手段によって
形成される。本実施形態における接合部3は円形のもの
であるが、個々の接合部3の形状は、円形の他、楕円
形、三角形、矩形又はこれらの組み合わせ等であっても
よい。また接合部3を、連続した形状、例えば直線や曲
線などの線状、格子状等に形成してもよい。接合部3の
パターンの他の例を図4に併せて示した。
【0009】表面シートの面積に対する接合部3の面積
率〔表面シートの単位面積に対する該単位面積中に含ま
れる接合部3の合計面積の割合を百分率で表したもので
あり、第2層を収縮させる前に測定〕は、第1層1と第
2層2との接合を十分に高くする点、及び第1層により
凸状の立体形状を十分に形成して嵩高さを発現させる点
から3〜50%が好ましく、5〜35%であることが更
に好ましい。
【0010】第1層1は、繊維集合体から構成されてお
り、第2層2との接合部3以外の部分が肌側に凸状をな
している。即ち、表面シート10Aは、前記パターンか
らなる接合部3によって取り囲まれて形成された閉じた
領域を多数有しており、その閉じた領域内において第1
層1はドーム状の凸状をなしている(図1及び図2参
照)。第1層が凸状をなしている部分(凸部)4の内部
は、第1層を構成する繊維で満たされており、また、接
合部3以外の部分における第1層1と第2層2との界面
は、接合はされていないが全域に亘って密着した状態と
されている。第1層がなす凸状の形状は、主として、第
1層1を構成する繊維集合体の形態及び接合部3のパタ
ーンにより決まる。第1層1は、第2層2を構成する繊
維と異なる種類及び/又は配合の繊維の集合体から構成
されている。
【0011】表面シートの第1層1により形成される凸
状部分(凸部)4の高さT(図2参照)は、表面シート
に充分な圧縮変形性及び嵩高性を付与する観点から0.
3〜5mm、特に0.5〜3mmであることが好まし
い。凸部高さTを0.3mm以上とすることにより、皮
膚との接触面積を減少させることができ、使用中の肌が
閉塞されることによるムレやカブレの発生を防止するこ
とができる。また、凸部高さTを5mm以下とすること
により、吸収された液が第2層2に到達するまでの距離
が小さくなり、低荷重時においても液の吸収がスムーズ
にいく。
【0012】ここで、凸部4の高さは、以下のようにし
て測定される。先ず、表面シートから、縦横の長さが3
0mm×30mmの試験片を切り出す。そして、縦方向
〔第1層を構成する繊維集合体)の繊維配向方向(繊維
集合体製造時の流れ方向)〕に略平行で且つ接合部3を
通る線で切断面を作る。ハイスコープ(オリンパス製、
SZH10)にて、この断面の拡大写真を得る。拡大写
真のスケールを合わせて、凸部4の頂部から底部(隣接
する接合部3の上面)までの高さを測定する。
【0013】第2層2は、熱収縮した繊維集合体からな
り、図2及び図3(a)に示すように、第2層を貫通す
る開孔5が所定のパターンで規則的に形成されている。
開孔5は、熱収縮させる前の第2層に入れたスリット
5’〔図3(b)参照〕を、第2層の熱収縮により拡開
させたものであり、各開孔5の形状は、一対の円弧を衝
合させたような形状で、縦長の形状を有している。開孔
5は、全体として千鳥状のパターンで配列されている。
開孔5の形状は、楕円形、円形、瓢箪形、卵形等として
も良い。また、開孔5は、MD及びCDの両方向にそれ
ぞれ多数の並べた配置等であっても良い。また、開孔5
は、表面シートの全域に亘って均一に分散していること
が好ましい。スリットを第1層と第2層の積層一体化部
位のパターンが周囲を囲むパターンやスリットの千鳥状
パターンと同じ一体化パターンである場合を除き、第1
層と第2層の積層一体化パターンとスリットパターンが
任意の組み合わせである場合は、一体化固定の部位がス
リットの長さの短縮や収縮範囲を増減させるため開孔形
状は各部位に応じてランダムな開孔形状及び開孔面積と
なる。
【0014】各開孔5の平均開孔面積は、高粘性液通過
の点から3〜320mm2、特に7〜120mm2である
ことが好ましく、また、第2層の開孔率〔表面シートの
単位面積(100cm2)に対する該単位面積中に含ま
れる開孔5の合計開孔面積の割合を百分率で表したも
の〕は、高粘性液通過の点から5〜70%、特に7〜5
0%であることが好ましい。
【0015】前記平均開孔面積及び前記開孔率は、以下
のようにして測定される。 〔平均開孔面積及び開孔率の測定方法〕光源〔サンライ
トSL-230K2;LPL(株)社製〕、スタンド〔コピース
タンドCS-5;LPL(株)社製〕、レンズ〔24mm/F2.8D
ニッコールレンズ〕、CCDカメラ〔(HV-37;日立電
子(株)社製)Fマウントによるレンズとの接続〕及び
ビデオボード〔スペクトラ3200;カノープス(株)社
製〕を用いて、表面シート1の開孔を有する面側の画像
を取り込む。取り込まれた画像をNEXUS社製の画像
解析ソフト(ver.4.20)によって開孔の部分を二値化処
理する。二値化処理された画像から各開孔の開孔面積を
求め、それらの平均をとり平均開孔面積とする。また二
値化処理された開孔部分の面積の合計を全画像の面積で
除すことで開孔率(%)を求める。各開孔の開孔面積の
測定が困難な場合は、画面上で開孔の部分を塗りつぶす
等の補助的な処理を行う。
【0016】次に、第1実施形態の表面シート10Aの
好ましい製造方法について、図5(a)を参照して説明
する。本製造方法においては、第2層2として、熱収縮
性の繊維集合体を用い、第1層1として、第2層を構成
する繊維集合体の収縮開始温度以下では熱収縮しない繊
維集合体を用いる。先ず、熱収縮性の繊維集合体からな
る第2層2を、原反ロール20から繰り出して連続的に
搬送し、この第2層2に対してロータリーカッター6に
より所定のパターンで多数のスリット5’を形成する
〔図3(b)参照〕。ロータリーカッター6は、周方向
に沿って形成された多数の刃を備えたカッターロール6
1と、該カッターロールに対向配置された受けロール6
2とを備え、各スリット5’の向きは、第2層の流れ方
向(MD方向)と平行となっている。各スリットの長手
方向の長さ(本実施形態においては表面シートのMD方
向の長さ)は5〜50mmであることが、横方向の強度
と開孔面積の観点から好ましく、また、スリットの最大
幅(長手方向に直交する方向の幅)は1〜20mmであ
ることが高粘性液通過と強度の観点から好ましい。
【0017】次いで、スリット5’を入れた第2層2と
第1層1とを積層し、積層した両層1,2を熱エンボス
ロール装置7により所定パターンで部分的に接合する。
熱エンボスロール装置7は、所定のパターンの凹凸が周
面に形成された凹凸ロール71と平滑ロール72との間
又は凹凸ロール同士間で両層を部分的に加熱加圧し、両
層を厚み方向に一体化させる。そして、第1及び第2層
が積層一体化された積層シート10’を、ピンテンター
加熱装置8に連続的に導入する。ピンテンター加熱装置
8内においては、積層シート10’の流れに連動して移
動するピンにより該積層シート10’の両側部を固定
し、第2層2の幅が所定の幅以下には収縮しないように
収縮の程度を制御しながら、積層シート10’に対し
て、第2層2を構成する繊維集合体の収縮開始温度以上
の熱処理を施す。熱処理の方法は、積層シートに熱風を
透過させる方法、第2層側から熱風を吹き付ける方法、
ヒートロール法、遠赤外線処理等を用いることができ
る。この熱処理により、第2層2が収縮すると共に各ス
リット5’が拡開して開孔5が形成される。また、第2
層2の収縮に伴って、第1層1の接合部以外の部分が凸
状に変形するか又は凸状をなす部分の高さが一層高くな
り、同時に該部分の繊維密度が低下する。このようにし
て、第1実施形態の吸収性物品用の表面シート10Aが
得られる。
【0018】上述した熱処理においては、連続搬送中の
積層シート10’に、その流れ方向に張力が掛かってい
る状態で熱処理を行っているため、第2層2の幅方向及
び長手方向への収縮を制御した状態での熱処理となって
いる。
【0019】このように、第2層の幅方向及び/又は長
手方向への収縮、好ましくは幅及び長手方向の両方向へ
の収縮を制御した状態で熱処理することにより、熱収縮
による開孔が発生し、また得られる開孔面積の制御が容
易となる。
【0020】ここで、第2層の幅方向及び/又は長手方
向への収縮を制御した状態とは、第2層を構成する繊維
集合体の部分的な収縮は許容するが、第2層全体として
の幅及び長さの収縮を完全に又は所定の率以下に抑制し
た状態をいう。当該状態としては、熱処理の前後で第2
層の幅(流れ方向に直交する方向の長さ)及び長さ(流
れ方向と同方向の長さ)を全く変化させない場合に限ら
れず、幅及び/又は長さがある程度縮小する場合も含ま
れる。但し、明確な開孔が得られる範囲と目付増加に対
しての管理の観点から、第2層の収縮前後の面積収縮率
は0〜60%、特に5〜50%であることが好ましい。
第2層の面積収縮率は、収縮前の基準面積S0 、基準面
積の収縮後の面積S1 から下記の式(1)にて求められ
る。 収縮率(%)=(S0 −S1 )/S0 ×100 (1)
【0021】第1実施形態の吸収性物品用の表面シート
10Aによれば、第1層は凸状に盛り上がり繊維間は広
がるため低密度となり、第2層は熱収縮により高密度に
なった領域と開孔した領域が存在する。第1層と第2層
の繊維密度が異なるため親水化した繊維の場合、毛管現
象による液の浸透状態に差が生じる。第1層は低密度
(疎)であるため高粘性液は通過しやすい。第2層には
高粘性液を通過させるのには充分な開孔があるため高粘
性液は開孔を通して吸収体へスムーズに流れる。また第
1層に残った低粘度の液については第1層と第2層の毛
管現象の差により第1層から第2層へと液が移行する。
このため高粘性液のスムーズな透過と表面に液が残ら
ず、むれにくくドライな感触が得られる。
【0022】また、上述した表面シートの製造方法によ
れば、スリット周辺の繊維を熱収縮させるため大きな開
孔を有する嵩高なシートが高速で生産が可能である。
【0023】第1層及び第2層を構成する繊維について
説明すると、第1層を構成する繊維としては、熱融着性
繊維、特に熱可塑性ポリマー材料からなる繊維が好適に
用いられる。熱可塑性ポリマー材料としては、ポリエチ
レンやポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレ
ンテレフタレート等のポリエステル、ポリアミドなどが
挙げられる。またこれらの熱可塑性ポリマー材料の組み
合わせからなる芯鞘型複合繊維やサイド・バイ・サイド
型複合繊維も用いることができる。第1層を構成する繊
維集合体の形態としては、例えばカード法によって形成
されたウェブ、熱融着法によって形成された不織布、水
流交絡法によって形成された不織布、ニードルパンチ法
によって形成された不織布、溶剤接着法によって形成さ
れた不織布、スパンボンド法によって形成された不織
布、メルトブローン法によって形成された不織布、又は
編地などが挙げられる。第1実施形態における第1層1
は、カード法によって形成されたウェブから形成されて
いても良い。第1層1が、カード法によって形成された
ウェブを用いて構成されていると、不織布に比べ熱収縮
による変形や歪みが発生しにくいため、一体化のパター
ンに合わせて均一な凸形状が得られ易い。
【0024】カード法によって形成されたウェブとは、
不織布化される前の状態の繊維集合体のことである。つ
まり、不織布を製造する際に用いられるカードウエブに
加えられる後処理、例えばエアスルー法やカレンダー法
による加熱融着処理が施されていない状態にある、繊維
同士が極めて緩く絡んでいる状態の繊維集合体のことで
ある。カード法によって形成されたウェブを第1繊維層
に用いる場合には、第1層1と第2層2を接合させると
同時に、又は接合させた後、第1層1中の繊維同士を、
熱融着若しくは溶剤による接着又は機械的に交絡させ
る。
【0025】第2繊維層を構成する繊維としては、熱収
縮性繊維、特に熱可塑性ポリマー材料からなり且つ熱収
縮性を有するものが好ましく用いられる。熱収縮後も伸
縮性を保ち表面シートとして柔軟であるという点から、
特に潜在捲縮性繊維を用いることが好ましい。潜在捲縮
性繊維は、加熱される前は、従来の不織布用の繊維と同
様に取り扱うことができ、且つ所定温度での加熱によっ
て螺旋状の捲縮が発現して収縮する性質を有する繊維で
ある。
【0026】潜在捲縮性繊維は、例えば収縮率の異なる
2種類の熱可塑性ポリマー材料を成分とする偏心芯鞘型
複合繊維又はサイド・バイ・サイド型複合繊維からな
る。その例としては、特開平9−296325号公報や
特許2759331号明細書に記載のものが挙げられ
る。
【0027】第2繊維層を構成する繊維集合体の形態と
しては、(1)潜在捲縮性繊維を含み且つカード法によ
って形成されたウェブ、又は(2)熱収縮性を有する不
織布として、ヒートロールにより形成された不織布、熱
融着法によって形成された不織布、水流交絡法によって
形成された不織布、ニードルパンチ法によって形成され
た不織布、溶剤接着法によって形成された不織布、スパ
ンボンド法によって形成された不織布、メルトブローン
法によって形成された不織布が挙げられる。ここで、熱
収縮性を有する不織布とは、所定温度での加熱によって
収縮する性質の不織布のことである。第1実施形態にお
ける第2層2は、熱収縮性繊維からなる熱収縮性の不織
布から形成されている。
【0028】第1層1及び第2層2には、前記以外の繊
維、例えばレーヨン、コットン、親水化アクリル系繊維
などの吸水性繊維を混綿することもできる。
【0029】次に、第2実施形態としての吸収性物品用
の表面シート10Bについて説明する。第2実施形態の
表面シート10Bについては、主として、第1実施形態
の表面シート10Aと異なる点について説明し、同様の
構成については説明を省略する。特に説明しない点につ
いては、第1実施形態と同様であり、第1実施形態に関
し上述した説明が適宜適用される。表面シート10Bに
おける第1層1及び第2層2は、何れも不織布から形成
されている。第1層1と第2層2と接合パターンは、図
4(b)に示すパターンである。第2実施形態において
は、第1層1が凸状をなす部分(第1層1の接合部以外
の部分)4に、スリット5Bが入っている。スリット5
Bは第1層1が凸状に形成されることによって、スリッ
トが拡開したり、スリットの左右のシートに段差ができ
ることによって開孔が形成されている。
【0030】第2実施形態の表面シート10Bは、図5
(b)に示す方法で製造される。即ち、第2層2として
用いる繊維集合体の熱収縮開始温度以下では熱収縮しな
い繊維集合体からなる第1層1を、原反ロールから繰り
出して搬送し、この第1層1に対して、ロータリーカッ
ター6によりスリットを入れる。次いで、この第1層に
対して、熱収縮性の繊維集合体(不織布)からなる第2
層2を積層し、両層1,2を、熱エンボスロール装置7
により部分的に接合して厚み方向に一体化させる。第1
及び第2層が積層一体化された積層シート10’を、ピ
ンテンター加熱装置8に導入し、第2層2を構成する繊
維集合体の収縮開始温度以上で熱処理して第2層2を熱
収縮させる。この熱処理により、第2層2が収縮すると
共に第1層1の接合部3以外の部分が凸状に変形し、同
時に該凸状部分のスリットが湾曲してアーチを形成し、
アーチの高さや曲率が異なるため、スリットが拡開した
り、スリットの左右でアーチに段差が生じ、開孔が形成
される。このようにして、第2実施形態の吸収性物品用
の表面シート10Bが得られる。スリットの形成、第1
及び第2層の接合並びに熱処理の条件等は、上述した図
5(a)に示す方法と同様に行うことができる。
【0031】第2実施形態の吸収性物品用の表面シート
10Bによれば、アーチ間の段差で隙間が発生するた
め、その隙間から高粘性液が第1層をスムーズに通過す
るため表面に高粘性液が残りにくい。
【0032】また、上述した図5(b)に示す表面シー
トの製造方法によれば、高粘性液の透過性の良い嵩高な
表面シートが高速で生産が可能である。
【0033】次に、第3実施形態としての吸収性物品用
の表面シートについて説明する。第3実施形態の表面シ
ートについては、主として、第1実施形態の表面シート
10Aと異なる点について説明し、同様の構成について
は説明を省略する。特に説明しない点については、第1
実施形態と同様であり、第1実施形態に関し上述した説
明が適宜適用される。第3実施形態の表面シートは、第
1及び第2層を貫通するスリットが拡開して生じた開孔
を有している。
【0034】第3実施形態の表面シートは、図5(c)
に示す方法で製造される。即ち、熱収縮性の繊維集合体
からなる第2層2と、第2層を構成する繊維集合体の熱
収縮開始温度以下では熱収縮しない繊維集合体からなる
第1層1とを積層し、両層1,2を、熱エンボスロール
装置7により所定パターンで部分的に接合する。そし
て、第1及び第2層が積層一体化された積層シート1
0’に対して、順次、ロータリーカッター6によるスリ
ットの形成、及びピンテンター加熱装置8による熱処理
を行う。この熱処理により、第2層2が収縮すると同時
に、第2層2に接合された第1層1も収縮し、第1及び
第2層の両部分においてスリットが拡開して開孔が形成
される。また、第2層2の収縮に伴って、第1層1の接
合部以外の部分が凸状に変形するか又は凸状をなす部分
の高さが一層高くなり、同時に該部分の厚みが増加す
る。このようにして、第3実施形態の吸収性物品用の表
面シート10Cが得られる。スリットの形成、第1及び
第2層の接合並びに熱処理の条件等は、第1及び第2層
を貫通するスリットを形成する以外は、上述した図5
(a)に示す方法と同様に行うことができる。
【0035】第3実施形態の吸収性物品用の表面シート
10Cによれば、第1層及び第2層を貫通するスリット
が形成され且つ開孔されるため、開孔面積が大きく、高
粘性液の取込み速度及び取込み量も向上した、また吸収
体への透過性が良い表面シートが得られる。
【0036】また、図5(c)に示す表面シートの製造
方法によれば、両層を貫通するスリットを形成するた
め、スリットの形成が容易で、また高速で生産が可能で
ある。
【0037】尚、図5(c)に示す方法においては、第
1層と第2層とを接合させた後、スリットを形成する
が、順序を逆にして、積層させた第1及び第2層にスリ
ットを形成した後、両者を部分的に接合して一体化させ
ることもできる。この場合にも同様の作用効果が奏され
る。
【0038】本発明は、上述した各実施形態に制限され
ない。スリットは上述した各実施形態のような所定パタ
ーンのような部分的なスリットに限られず、連続スリッ
トでも良い。また、また、スリットの向きは、MD方向
に限られず、CD方向や斜め方向のスリットでもよい。
第1層と第2層の両層にスリットを設ける場合は、各層
にそれぞれスリットを形成させた後に接合して一体化し
てもよい(貫通させた同じ位置のスリットでなくてよ
い)。また、例えば、第1実施形態における第1層を不
織布から構成し、第2実施形態における第1層をカード
法により形成されたウエブから構成しても良い。本発明
における吸収性物品としては、生理用ナプキン、使い捨
ておむつ、失禁パッド、パンティライナー等が挙げられ
る。また、吸収性物品の他の構成部材、例えば吸収体や
裏面シートとしては、生理用ナプキン、使い捨ておむつ
等の吸収性物品に従来用いられているものを特に制限な
く用いることができる。例えば、吸収体としては、繊維
集合体又は繊維集合体及び高吸水性ポリマーを透水性の
紙、不織布からなる被覆シートで被覆してなるものを挙
げることができる。上述した一の実施形態における説明
省略部分及び一の実施形態のみが有する要件は、それぞ
れ他の実施形態に適宜適用することができ、また、各実
施形態における要件は、実施形態相互間で適宜置換可能
である。
【0039】
【発明の効果】本発明の吸収性物品用の表面シートは、
表面上に***された液、特に高粘性液が表面に残りにく
く、ムレやカブレ等を生じさせにくいものである。本発
明の吸収性物品用の表面シートの製造方法によれば、優
れた特性を有する上記表面シートを効率的且つ経済的に
製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の吸収性物品用の表面シートの
一実施形態を示す概略斜視図である。
【図2】図2は、図1のX−X線模式断面図である。
【図3】図3は、第2層に形成したスリット及び該スリ
ットが拡開して形成された開孔を示す図で、図3(a)
は、図1に示す表面シートの一部を第2層側から見た図
であり、図3(b)は、図3(a)に示す開孔を形成さ
せるために第1層に入れたスリットのパターンを示す図
である。
【図4】図4は、接合部の形成パターンの例を示す図で
ある。
【図5】図5は、本発明の吸収性物品用の表面シートの
製造方法の好ましい実施形態を示す図である。
【図6】本発明の吸収性物品用の表面シートの他の実施
形態を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
10A〜10C 吸収性物品用の表面シート 1 第1層 2 第2層 3 接合部 4 第1層が凸状をなす部分(凸部) 5’ スリット 5C 開孔 5B スリット
フロントページの続き (72)発明者 坂 渉 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 豊島 泰生 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 Fターム(参考) 3B029 BB02 BB06 4C003 BA02 BA03 GA03 4C098 AA09 CC08 DD02 DD06 DD07 DD10 DD20 DD21 DD23 DD24 DD25 DD26 DD28

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 肌側に配される第1層と吸収体側に配さ
    れる第2層とが積層され、両層が部分的に接合されて所
    定パターンの接合部を形成しており、第1層は、前記接
    合部以外の部分が凸状をなしており、第1層及び/又は
    第2層には、スリットを有する吸収性物品用の表面シー
    ト。
  2. 【請求項2】 前記スリットが拡開して生じた開孔を有
    する請求項1記載の吸収性物品用の表面シート。
  3. 【請求項3】 第1及び第2層には、両層を貫通するス
    リットが拡開して生じた開孔を有する請求項1記載の吸
    収性物品用の表面シート。
  4. 【請求項4】 前記第2層は、熱収縮性の繊維集合体か
    らなり、第2層の熱収縮性によって、第1層の前記凸状
    の部分を形成させてある請求項1記載の吸収性物品用の
    表面シート。
  5. 【請求項5】 肌側に配される第1層と吸収体側に配さ
    れる第2層とが積層され、両層が部分的に接合されて所
    定パターンの接合部を形成しており、第1層は、前記接
    合部以外の部分が凸状をなしており、第2層には、スリ
    ットが拡開して生じた開孔を有する吸収性物品用の表面
    シートの製造方法であって、 熱収縮性の繊維集合体を第2層として用いると共に該繊
    維集合体の収縮開始温度以下では熱収縮しない繊維集合
    体を第1層として用い、第2層にスリットを入れた後、
    第1層と第2層とを積層して所定のパターンで部分的に
    接合し、次いで、第2層を構成する繊維集合体の収縮開
    始温度以上で熱処理して、第2層を収縮させると共に前
    記スリットを拡開させる吸収性物品用の表面シートの製
    造方法。
  6. 【請求項6】 肌側に配される第1層と吸収体側に配さ
    れる第2層とが積層され、両層が部分的に接合されて所
    定パターンの接合部を形成しており、第1層は、前記接
    合部以外の部分が凸状をなしており、且つ凸状をなす部
    分にスリットが入っている吸収性物品用の表面シートの
    製造方法であって、 熱収縮性の繊維集合体を第2層として用いると共に該繊
    維集合体の収縮開始温度以下では熱収縮しない繊維集合
    体を第1層として用い、第1層にスリットを入れ、スリ
    ットを入れた第1層と第2層とを積層して所定パターン
    で部分的に接合した後、第2層の繊維集合体の熱収縮温
    度以上で熱処理して、第2層を収縮させる吸収性物品用
    の表面シートの製造方法。
  7. 【請求項7】 肌側に配される第1層と吸収体側に配さ
    れる第2層とが積層され、両層が部分的に接合されて所
    定パターンの接合部を形成しており、第1層は、前記接
    合部以外の部分が凸状をなしており、第1及び第2層を
    貫通するスリットが拡開して生じた開孔を有する吸収性
    物品用の表面シートの吸収性物品用の表面シートの製造
    方法であって、 収縮性の繊維集合体を第2層として用いると共に該繊維
    集合体の収縮開始温度以下では熱収縮しない繊維集合体
    を第1層として用い、第1層と第2層とを積層して所定
    パターンで部分的に接合した後、両層にスリットを入れ
    るか、又は第1層と第2層とを積層して両層にスリット
    を入れた後、両層を所定パターンで部分的に接合し、次
    いで、第2層の繊維集合体の熱収縮温度以上で熱処理し
    て、第2層を収縮させると共に前記スリットを拡開させ
    る吸収性物品用の表面シートの製造方法。
JP2002082174A 2002-02-20 2002-03-22 吸収性物品用の表面シート Expired - Fee Related JP3886400B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002082174A JP3886400B2 (ja) 2002-03-22 2002-03-22 吸収性物品用の表面シート
PCT/JP2002/013786 WO2003071019A1 (fr) 2002-02-20 2002-12-27 Feuille perforee et procede de production de la feuille
AU2002359935A AU2002359935A1 (en) 2002-02-20 2002-12-27 Perforated sheet and method of manufacturing the sheet
CNB028282167A CN100436689C (zh) 2002-02-20 2002-12-27 开孔片材及其制造方法
TW92100714A TWI235651B (en) 2002-02-20 2003-01-14 A punched sheet and method of manufacturing the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002082174A JP3886400B2 (ja) 2002-03-22 2002-03-22 吸収性物品用の表面シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003275238A true JP2003275238A (ja) 2003-09-30
JP3886400B2 JP3886400B2 (ja) 2007-02-28

Family

ID=29206673

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002082174A Expired - Fee Related JP3886400B2 (ja) 2002-02-20 2002-03-22 吸収性物品用の表面シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3886400B2 (ja)

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005319043A (ja) * 2004-05-07 2005-11-17 Kao Corp 吸収性物品の表面シート
JP2008144339A (ja) * 2006-12-06 2008-06-26 Tredegar Film Products Corp 凸側を有する開口部を有するウェブ
WO2008152999A1 (ja) * 2007-06-13 2008-12-18 Uni-Charm Corporation 吸収性物品及び不織布シート
WO2010113609A1 (ja) * 2009-04-03 2010-10-07 ユニ・チャーム株式会社 シートの製造方法、吸収性物品に係る資材の製造方法、及びシートの製造装置
JP2011017110A (ja) * 2009-07-10 2011-01-27 Teijin Fibers Ltd スリット部を有する布帛および繊維製品
JP4689469B2 (ja) * 2003-12-09 2011-05-25 ユニ・チャーム株式会社 ***間パッド
JP2011200443A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Daio Paper Corp 使い捨て吸収性物品
JP2011200445A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Daio Paper Corp 使い捨て吸収性物品
KR101459016B1 (ko) 2007-05-23 2014-11-07 가오 가부시키가이샤 흡수성 물품의 표면 시트
JP2015104646A (ja) * 2013-12-03 2015-06-08 花王株式会社 吸収性物品
JP2015104494A (ja) * 2013-11-29 2015-06-08 花王株式会社 吸収性物品
JP2015107151A (ja) * 2013-12-03 2015-06-11 花王株式会社 吸収性物品
JP2015112306A (ja) * 2013-12-12 2015-06-22 花王株式会社 吸収性物品の表面シート及びそれを備えた吸収性物品
JP2016220732A (ja) * 2015-05-27 2016-12-28 日本製紙クレシア株式会社 吸収性物品
JP2017176330A (ja) * 2016-03-29 2017-10-05 日本製紙クレシア株式会社 吸収性物品
JP2017533044A (ja) * 2014-11-06 2017-11-09 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 衣類に面する積層体を含む吸収性物品
JP2017209306A (ja) * 2016-05-25 2017-11-30 日本製紙クレシア株式会社 吸収性物品
RU2670048C2 (ru) * 2014-03-27 2018-10-17 Дайо Пейпер Корпорейшн Способ изготовления впитывающего изделия и впитывающее изделие
US11213436B2 (en) 2017-02-16 2022-01-04 The Procter & Gamble Company Substrates having repeating patterns of apertures for absorbent articles

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6356271B2 (ja) 2014-03-06 2018-07-11 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 多要素トップシート
US10195092B2 (en) 2014-03-06 2019-02-05 The Procter & Gamble Company Multi-component topsheets
WO2015134359A1 (en) 2014-03-06 2015-09-11 The Procter & Gamble Company Three-dimensional substrates
WO2017034796A1 (en) 2015-08-26 2017-03-02 The Procter & Gamble Company Absorbent articles having three-dimensional substrates and indicia
JP6759369B2 (ja) 2016-07-01 2020-09-23 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニーThe Procter & Gamble Company 改善されたトップシート乾燥度を有する吸収性物品

Cited By (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4689469B2 (ja) * 2003-12-09 2011-05-25 ユニ・チャーム株式会社 ***間パッド
JP2005319043A (ja) * 2004-05-07 2005-11-17 Kao Corp 吸収性物品の表面シート
JP2011038240A (ja) * 2006-12-06 2011-02-24 Tredegar Film Products Corp 凸側を有する開口部を有するウェブ
JP2008144339A (ja) * 2006-12-06 2008-06-26 Tredegar Film Products Corp 凸側を有する開口部を有するウェブ
KR101459016B1 (ko) 2007-05-23 2014-11-07 가오 가부시키가이샤 흡수성 물품의 표면 시트
WO2008152999A1 (ja) * 2007-06-13 2008-12-18 Uni-Charm Corporation 吸収性物品及び不織布シート
WO2010113609A1 (ja) * 2009-04-03 2010-10-07 ユニ・チャーム株式会社 シートの製造方法、吸収性物品に係る資材の製造方法、及びシートの製造装置
KR20110139760A (ko) * 2009-04-03 2011-12-29 유니챰 가부시키가이샤 시트의 제조 방법, 흡수성 물품에 관한 자재의 제조 방법 및 시트의 제조 장치
JP2010240112A (ja) * 2009-04-03 2010-10-28 Uni Charm Corp シートの製造方法、吸収性物品に係る資材の製造方法、及びシートの製造装置
KR101691681B1 (ko) 2009-04-03 2016-12-30 유니챰 가부시키가이샤 시트의 제조 방법, 흡수성 물품에 관한 자재의 제조 방법 및 시트의 제조 장치
US9198804B2 (en) 2009-04-03 2015-12-01 Unicharm Corporation Method of manufacturing sheet, method of manufacturing material of absorbent article, and apparatus to manufacture sheet
JP2011017110A (ja) * 2009-07-10 2011-01-27 Teijin Fibers Ltd スリット部を有する布帛および繊維製品
JP2011200443A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Daio Paper Corp 使い捨て吸収性物品
JP2011200445A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Daio Paper Corp 使い捨て吸収性物品
JP2015104494A (ja) * 2013-11-29 2015-06-08 花王株式会社 吸収性物品
JP2015107151A (ja) * 2013-12-03 2015-06-11 花王株式会社 吸収性物品
JP2015104646A (ja) * 2013-12-03 2015-06-08 花王株式会社 吸収性物品
JP2015112306A (ja) * 2013-12-12 2015-06-22 花王株式会社 吸収性物品の表面シート及びそれを備えた吸収性物品
RU2670048C2 (ru) * 2014-03-27 2018-10-17 Дайо Пейпер Корпорейшн Способ изготовления впитывающего изделия и впитывающее изделие
US11324645B2 (en) 2014-11-06 2022-05-10 The Procter & Gamble Company Garment-facing laminates and methods for making the same
JP2017533044A (ja) * 2014-11-06 2017-11-09 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 衣類に面する積層体を含む吸収性物品
US11135103B2 (en) 2014-11-06 2021-10-05 The Procter & Gamble Company Apertured webs and methods for making the same
US11633311B2 (en) 2014-11-06 2023-04-25 The Procter & Gamble Company Patterned apertured webs
US11766367B2 (en) 2014-11-06 2023-09-26 The Procter & Gamble Company Patterned apertured webs
US11813150B2 (en) 2014-11-06 2023-11-14 The Procter & Gamble Company Patterned apertured webs
US11998431B2 (en) 2014-11-06 2024-06-04 The Procter & Gamble Company Patterned apertured webs
JP2016220732A (ja) * 2015-05-27 2016-12-28 日本製紙クレシア株式会社 吸収性物品
JP2017176330A (ja) * 2016-03-29 2017-10-05 日本製紙クレシア株式会社 吸収性物品
JP2017209306A (ja) * 2016-05-25 2017-11-30 日本製紙クレシア株式会社 吸収性物品
US11213436B2 (en) 2017-02-16 2022-01-04 The Procter & Gamble Company Substrates having repeating patterns of apertures for absorbent articles

Also Published As

Publication number Publication date
JP3886400B2 (ja) 2007-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3886400B2 (ja) 吸収性物品用の表面シート
JP5538977B2 (ja) 不織布シートおよびその製造方法
JP3886466B2 (ja) 吸収性物品の表面シート
JP4895710B2 (ja) 不織布の製造方法
KR100796225B1 (ko) 연속 필라멘트의 표면재를 이용한 흡수성 물품
JP3877682B2 (ja) 吸収性物品用の表面シート
JP3880502B2 (ja) 吸収性物品用の表面シート
JP4033774B2 (ja) 吸収性物品
JP3587831B2 (ja) 吸収性物品用の表面シート
JP2002065736A (ja) 連続フィラメントを有する表面層を用いた吸収性物品およびその製造方法
EP1346712A1 (en) Absorbent article
JP2002065743A (ja) 連続フィラメントおよび吸収シートを用いた吸収性物品
JP2011120661A (ja) 生理用ナプキン
JP2003250836A (ja) 吸収性物品用の表面シート
JP2008138340A (ja) 不織布、不織布の製造方法及び吸収性物品
JP2008144322A (ja) 不織布、不織布の製造方法及び吸収性物品
JP4605653B2 (ja) 表面材およびそれを用いた吸収性物品
JP5449056B2 (ja) 吸収性物品の表面シート
JP5600539B2 (ja) 吸収性物品
JP2007175093A (ja) 吸収性物品
WO2003071019A1 (fr) Feuille perforee et procede de production de la feuille
CN107072831B (zh) 吸收性物品
JP4526470B2 (ja) 吸収性物品
JPH05253259A (ja) 体液処理用品、およびその吸収体製造方法
JP4282428B2 (ja) 複合シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060808

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061006

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061121

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 3886400

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091201

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101201

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101201

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111201

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111201

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121201

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121201

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131201

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees