JP2003274453A - 移動通信システム、通信制御装置、無線基地局及び通信制御方法 - Google Patents

移動通信システム、通信制御装置、無線基地局及び通信制御方法

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JP2003274453A
JP2003274453A JP2002068999A JP2002068999A JP2003274453A JP 2003274453 A JP2003274453 A JP 2003274453A JP 2002068999 A JP2002068999 A JP 2002068999A JP 2002068999 A JP2002068999 A JP 2002068999A JP 2003274453 A JP2003274453 A JP 2003274453A
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Japan
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communication
mobile station
channel
code
station
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Application number
JP2002068999A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Niiyama
拓 新山
Akihiro Maehara
昭宏 前原
Norichika Nakaima
憲哉 仲井間
Kenji Fukazawa
賢司 深澤
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NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信ネットワークと移動局におけるチャネル
の使用状態の認識を一致させることが可能な移動通信シ
ステム、通信制御装置、無線基地局及び通信制御方法を
提供する。 【解決手段】 無線基地局105、106、無線回線制
御局107、交換局108及び網109により構成され
る通信ネットワークは、移動局101の通信相手が通信
を終了した場合や、無線状態の劣化により移動局101
が通信を継続することが不能である場合、当該移動局1
01に対してチャネル解放を要求する。移動局101か
らチャネルを解放した旨の応答がなかった場合には、通
信ネットワークは、移動局101に対して通知するカラ
ーコードを変更する。移動局101は、検出したカラー
コードと保持しているカラーコードとが不一致となった
場合に、割り当てられたチャネルを解放する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信制御装置、無
線基地局及び移動局を有し、移動局が無線基地局から通
知される飛び越し伝搬防止用コードにより自局に割り当
てられたチャネルを識別する移動通信システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】TDMA(Time Division Multiple Acc
ess)が採用される代表的な移動通信方式であるPDC
(Personal Digital Cellular)方式において、通信制
御装置や無線基地局を含んで構成される通信ネットワー
クは、移動局が新たな呼を生起した場合に、その移動局
に対してチャネルを割り当てる。そして、通信ネットワ
ークは、チャネルが割り当てられて通信を行っている移
動局の通信相手が通信を終了した場合や、無線状態の劣
化により移動局が通信を継続することが不能である場
合、当該移動局に対して接続の解放を行うための切断信
号を送信する。移動局は、この切断信号を受信した場
合、電波送出を停止し待ち受け状態に移行するととも
に、切断応答信号を網へ返す。通信ネットワークは、こ
の切断応答信号の受信を契機として、無線回線通話路の
解放を行う。
【0003】このような一連の処理により、移動局に割
り当てられたチャネルが解放される。通信ネットワーク
は、解放されたチャネルの状態を空き状態であるとして
管理し、新たに呼を生起した移動局に対して、その空き
状態となったチャネルを割り当てる。
【0004】チャネル解放処理は、移動局が通信ネット
ワークからの切断信号を受信しなかった場合にも行われ
る。例えば、干渉等による電波状態の劣悪な環境化にお
いて、移動局が通信ネットワークからの切断信号を受信
することができなかった場合、網は移動局からの切断応
答信号を受信しない。このような場合における対策とし
て、無線基地局において、移動局に対する電波送出を停
止し、移動局がスケルチ検出を行って待ち受け状態に移
行するまでの時間に対応する所定時間の経過後に、無線
回線通話路の解放を行ってチャネルを解放する方法が考
えられる。この場合においても、通信ネットワークは、
解放されたチャネルの状態を空き状態であるとして管理
し、新たに呼を生起した移動局に対して、その空き状態
として管理しているチャネルを割り当てる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、日本におけ
るPDC方式の移動通信は、単一のキャリア内に6つの
チャネルを含むTDMAを採用している。このTDMA
を採用するPDC方式の移動通信では、6チャネルの
内、1チャネルでも使用中である場合には、無線基地局
は、その使用中のチャネルに対応する電波を送出するだ
けでなく、他の空きチャネルについても送信出力の低減
された電波を送出する。
【0006】このため、上述したように、無線基地局
が、切断応答信号を送信して来なかった移動局に割り当
てられているチャネルに対応する電波送出を停止しよう
としても、そのチャネルと同一のキャリア内の他のチャ
ネルが使用中の場合には、送信出力の低減された電波が
送出されてしまう。その結果、移動局は、無線基地局か
らの電波を継続して受信するため、自局に割り当てられ
ているチャネルを解放すべきであることを認識すること
ができない。また、PDC方式の移動通信では、無線基
地局は、空きチャネルについても同期ワードを送信す
る。このため、移動局は、自局に割り当てられたチャネ
ルを解放すべき状態になっても、同期外れを検出でき
ず、当該チャネルを利用した通信を継続しようとする。
【0007】従って、網が無線回線通話路の解放を行っ
てチャネルを解放しても、移動局がそのチャネルを継続
的に使用している事態が生じ、チャネルの使用状態の認
識が通信ネットワークと移動局との間で一致しなくなる
場合がある。この場合、通信ネットワークは、移動局が
継続使用しているチャネルを、新たに呼を生起した他の
移動局に割り当ててしまう可能性があり、その結果、通
信が正常に行われない場合がある。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するものであ
り、その目的は、通信ネットワークと移動局におけるチ
ャネルの使用状態の認識を一致させることが可能な移動
通信システム、通信制御装置、無線基地局及び通信制御
方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は請求項1に記載されるように、通信制御装
置、無線基地局及び移動局を有し、前記移動局が前記無
線基地局から通知される飛び越し伝搬防止用コードによ
り自局に割り当てられたチャネルを識別する移動通信シ
ステムにおいて、前記通信制御装置は、通信中の移動局
に対してチャネル解放を要求するチャネル解放要求手段
と、前記通信中の移動局からチャネルを解放した旨の応
答がなかった場合に、前記無線基地局に対して飛び越し
伝搬防止用コードの変更を要求するコード変更要求手段
とを備え、前記無線基地局は、第1及び第2の飛び越し
伝搬防止用コードを保持するコード保持手段と、前記通
信制御装置から飛び越し伝搬防止用コードの変更が要求
された場合に、前記通信中の移動局に対して通知する飛
び越し伝搬防止用コードを前記第1の飛び越し伝搬防止
用コードから前記第2の飛び越し伝搬防止用コードに変
更するコード変更手段とを備える。
【0010】また、本発明は請求項2に記載されるよう
に、請求項1に記載の移動通信システムにおいて、前記
第1の飛び越し伝搬防止用コードに所定の演算を行うこ
とにより、前記第2の飛び越し伝搬防止用コードを生成
するコード生成手段を備える。
【0011】また、本発明は請求項3に記載されるよう
に、移動局が無線基地局から通知される飛び越し伝搬防
止用コードにより自局に割り当てられたチャネルを識別
する移動通信システムにて、通信を制御する通信制御装
置において、通信中の移動局に対してチャネル解放を要
求するチャネル解放要求手段と、前記通信中の移動局か
らチャネルを解放した旨の応答がなかった場合に、前記
無線基地局に対して飛び越し伝搬防止用コードの変更を
要求するコード変更要求手段とを備える。
【0012】また、本発明は請求項4に記載されるよう
に、飛び越し伝搬防止用コードを移動局に通知し、該移
動局にて該飛び越し伝搬防止用コードにより該移動局に
割り当てられたチャネルが識別される移動通信システム
における無線基地局において、第1及び第2の飛び越し
伝搬防止用コードを保持するコード保持手段と、通信中
の移動局に対してチャネル解放が要求された際に、該通
信中の移動局からチャネルを解放した旨の応答がなかっ
た場合に、該通信中の移動局に対して通知する飛び越し
伝搬防止用コードを前記第1の飛び越し伝搬防止用コー
ドから前記第2の飛び越し伝搬防止用コードに変更する
コード変更手段とを備える。
【0013】また、本発明は請求項5に記載されるよう
に、無線基地局を有する通信ネットワークと、移動局と
により構成され、前記移動局が前記通信ネットワークか
ら通知される飛び越し伝搬防止用コードにより自局に割
り当てられたチャネルを識別する移動通信システムにお
ける通信制御方法において、前記通信ネットワークは、
第1及び第2の飛び越し伝搬防止用コードを保持し、通
信中の移動局に対してチャネル解放を要求し、前記通信
中の移動局からチャネルを解放した旨の応答がなかった
場合に、前記通信中の移動局に対して通知する飛び越し
伝搬防止用コードを前記第1の飛び越し伝搬防止用コー
ドから前記第2の飛び越し伝搬防止用コードに変更する
ようにした。
【0014】また、本発明は請求項6に記載されるよう
に、請求項6に記載の通信制御方法において、前記通信
ネットワークは、前記第1の飛び越し伝搬防止用コード
に所定の演算を行うことにより、前記第2の飛び越し伝
搬防止用コードを生成するようにした。
【0015】従来から、移動局は、無線基地局から通知
される飛び越し伝搬防止用コードと、それまでに通知さ
れていた飛び越し伝搬防止用コードとが異なる場合に
は、割り当てられたチャネルを解放することができるよ
うになっている。
【0016】従って、上述した本発明によれば、移動局
が通信制御装置あるいは通信ネットワークからのチャネ
ル解放要求を受信することができなくても、飛び越し伝
搬防止用コードを受信することができれば、その飛び越
し伝搬防止用コードが変更されたことを契機として割り
当てられているチャネルを解放するため、通信ネットワ
ークと移動局におけるチャネルの使用状態の認識を一致
させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係
る移動通信システムの構成例を示す図である。
【0018】同図に示す移動通信システムは、PDC方
式を採用しており、移動局101、無線基地局105、
106、通信制御装置としての無線回線制御局107、
交換局108及び網109により構成される。これらの
うち、無線基地局105、106、通信制御装置として
の無線回線制御局107、交換局108及び網109に
より通信ネットワークが構成される。また、無線基地局
105のサービスエリアである無線ゾーン102が構成
され、無線基地局106のサービスエリアである無線ゾ
ーン103が構成される。移動局101は、無線ゾーン
102内に存在する。
【0019】この移動通信システムでは、移動局101
が新たな呼を生起すると、通信ネットワークは、当該移
動局101に対してチャネルを割り当てるとともに、所
定の周期で、割り当てたチャネルを用いて飛び越し伝搬
防止用コード(以下「カラーコード」と称する)を通知
する。このカラーコードは、各無線ゾーン毎に付与され
ている。一般に、移動通信システムは、周波数の利用効
率を高めるべく、距離の離れた複数の無線ゾーンに同一
周波数のチャネルを設定する。このような場合、移動局
は、自局に割り当てられたチャネルと、自局が存在する
無線ゾーン以外の無線ゾーンに設定されているチャネル
とが同一周波数であっても、カラーコードにより、これ
らのチャネルを区別することができる。
【0020】移動局101へのチャネルの割り当て後、
通信ネットワークは、移動局101の通信相手が通信を
終了した場合や、無線状態の劣化により移動局101が
通信を継続することが不能である場合、当該移動局10
1に対してチャネル解放を要求する。そして、移動局1
01からチャネルを解放した旨の応答がなかった場合に
は、通信ネットワークは、移動局101に対して通知す
るカラーコードを変更する。移動局101は、チャネル
割り当て時に通知されるカラーコードを保持するととも
に、周期的にカラーコードを検出し、保持しているカラ
ーコードと検出したカラーコードとが異なる場合に、割
り当てられたチャネルを解放する。
【0021】図2は、無線基地局105の構成例であ
る。なお、無線基地局106も無線基地局105と同様
の構成を有する。同図に示すように無線基地局105
は、無線を介して移動局101との間で信号の送受を行
う変復調部201と、移動局101及び無線回線制御局
107との通信の制御を行う通信部202と、情報記憶
部204に記憶された情報を用いて移動局101及び無
線回線制御局107へ送信する信号を生成する制御部2
03と、自局及び自局配下の移動局101に関する情報
や各種タイマ値を記憶する情報記憶部204とを備え
る。
【0022】制御部203は、無線ゾーン102に対応
するカラーコードAを情報記憶部204に記憶する。こ
のカラーコードAは、例えば無線回線制御局107から
通知される。制御部203は、カラーコードAに所定の
演算を行うことによりカラーコードBを生成する。カラ
ーコードBの生成方法としては、カラーコードAの全部
あるいは一部のビットを反転させたものをカラービット
Bとする方法等が考えられる。制御部203は、生成し
たカラーコードBを情報記憶部204に記憶する。
【0023】また、制御部203は、移動局101が新
たな呼を生起すると、無線回線制御局107が移動局1
01に対して割り当てたチャネルを用いて、情報記憶部
204に記憶されたカラーコードAを通知する。また、
制御部203は、移動局101が通信を開始すると、割
り当てたチャネルを用いて、所定の周期で情報記憶部2
04に記憶されたカラーコードAを通知する。
【0024】また、制御部203は、無線回線制御局1
07によるチャネル解放要求としての無線チャネル切断
信号を受信すると、この無線チャネル切断信号を移動局
101へ通知する制御を行う。
【0025】更に、制御部203は、無線回線制御局1
07から送信されるカラーコードの変更要求を受信する
と、移動局101へ通知するカラーコードをカラーコー
ドAからカラーコードBに変更するとともに、内蔵する
タイマ(図示せず)を起動する。そして、このタイマが
タイムアウトすると、制御部203は、移動局101へ
通知するカラーコードをカラーコードBからカラーコー
ドAに戻す。なお、制御部203は、無線回線制御局1
07から送信される、チャネルが解放された旨の信号
(解放信号)の受信した場合に、カラーコードの変更が
要求されたと判断し、移動局101へ通知するカラーコ
ードを変更するようにしても良い。
【0026】図3は、移動局101の構成例である。同
図に示すように移動局101は、無線を介して無線基地
局105との間で信号の送受を行う変復調部301と、
無線基地局105との通信の制御を行う通信部302
と、情報記憶部304に記憶された情報を用いて無線基
地局105へ送信する信号を生成する制御部303と、
自局及び無線基地局105に関する情報を記憶する情報
記憶部304とを備える。
【0027】制御部303は、新たな呼を生起し、無線
回線制御局107によってチャネルが割り当てられる
と、そのチャネルにより無線基地局105から通知され
るカラーコードAを検出して情報記憶部304に記憶す
る。
【0028】また、制御部303は、無線基地局105
から通知されるカラーコードを周期的に検出し、その検
出したカラーコードと情報記憶部304に記憶されてい
るカラーコード(ここではカラーコードA)とを照合す
る。そして、これらのカラーコードが不一致である場
合、換言すれば、通知されたカラーコードがカラーコー
ドBである場合には、制御部303は、電波の送出を停
止し、待ち受け状態に移行する。移動局101は、この
電波送出の停止により割り当てられているチャネルを解
放する。
【0029】図4は、無線回線制御局107の構成例を
示す図である。同図に示すように無線回線制御局107
は、交換局108との通信の制御を行う通信部401
と、チャネルの管理と割り当て制御とを行う制御部40
2と、自局、移動局101、無線基地局105及び10
6に関する情報と、各種タイマ値を保持する情報記憶部
403と、無線基地局105及び106との通信の制御
を行う通信部404とを備える。
【0030】制御部402は、移動局101が新たな呼
を生起すると、当該移動局101に対してチャネルを割
り当てる。また、制御部402は、移動局101の通信
相手が通信を終了した場合や、無線状態の劣化により移
動局101が通信を継続することが不能である場合、チ
ャネル解放を要求するための無線チャネル切断信号を、
無線基地局105を介して移動局101へ送信するとと
もに、タイマを起動する。
【0031】移動局101は、この無線チャネル切断信
号を受信することができなかった場合にはチャネル解放
を行わない。この場合には、チャネル解放を終了した旨
の信号が移動局101から無線回線制御局107へ送信
されない。
【0032】制御部402は、起動したタイマがタイム
アウトするまでに、移動局101からのチャネル解放を
終了した旨の信号を受信しなかった場合には、無線基地
局105に対して、カラーコードの変更要求を送信す
る。そして、制御部402は、無線基地局105が移動
局101へ通知するカラーコードをカラーコードBから
カラーコードAに戻すまでの間、換言すれば、移動局1
01がチャネルを解放するまでの間、当該チャネルを新
たな呼を生起した他の移動局に対して割り当てないよう
に制御する。
【0033】図5は、移動通信システムの動作を示すシ
ーケンス図である。チャネルが割り当てられた移動局1
01と無線基地局105とが通信を行っている際に(ス
テップ101、102)、移動局101の通信相手が通
信を終了した場合や、無線状態の劣化により移動局10
1が通信を継続することが不能である場合、無線回線制
御局107は、チャネルの解放処理を開始し(ステップ
103)、内蔵する無線チャネル切断確認タイマ(図示
せず)を起動する(ステップ104)。
【0034】更に、無線回線制御局107は、チャネル
解放を要求するための無線チャネル切断信号を、無線基
地局105を介して移動局101へ送信する(ステップ
105)。但し、ここでは無線状態の劣化により、移動
局101は、無線チャネル切断信号を受信することがで
きない。
【0035】次に、無線回線制御局107は、無線基地
局105に対して復旧指令を送信する(ステップ10
6)。復旧指令を受信した無線基地局105は、移動局
101との通信を終了する処理(通信中復旧処理)を行
い(ステップ107)、通信中復旧処理が終了した旨の
通知(復旧確認)を無線回線制御局107へ返す(ステ
ップ108)。
【0036】無線回線制御局107は、ステップ104
において起動した無線チャネル切断確認タイマがタイム
アウトすると(ステップ109)、カラーコードの変更
要求を無線基地局105へ送信する(ステップ11
0)。カラーコードの変更要求を受信した無線基地局1
05は、移動局101へ通知するカラーコードを変更す
る(ステップ111)。ここではカラーコードAがカラ
ーコードBに変更される。次に、無線基地局105は、
変更後のカラーコードであるカラーコードBを移動局1
01へ通知する(ステップ112)。
【0037】移動局101は、無線基地局105から通
知されるカラーコードを周期的に検出し、情報記憶部3
04に記憶しているカラーコードと検出したカラーコー
ドとを比較している。ステップ112において、無線基
地局105がカラーコードBを通知すると、移動局10
1は、情報記憶部304に記憶しているカラーコードA
と通知されたカラーコードBとの不一致を検出する(ス
テップ113)。この場合、移動局101は、電波送出
を停止する(ステップ114)。これにより、移動局1
01は割り当てられていた無線チャネルを解放する。そ
の後、移動局101は、待ち受け状態に移行する(ステ
ップ115)。
【0038】無線基地局105は、ステップ111にお
いてカラーコードを変更した後、内蔵するタイマ(図示
せず)を起動し(ステップ116)、カラーコードの変
更が終了した旨の通知であるカラーコード変更応答を無
線回線制御局107へ送信する(ステップ117)。そ
の後、無線基地局105及び無線回線制御局107は、
ともにカラーコード復旧待ち状態に移行する(ステップ
119、120)。カラーコード復旧待ち状態とは、移
動局101へ通知されるカラーコードがカラーコードB
からカラーコードAへ戻るのを待っている状態を意味す
る。
【0039】無線基地局105は、内蔵するタイマがタ
イムアウトすると(ステップ121)、移動局101へ
通知するカラーコードをカラーコードBからカラーコー
ドAへ戻す処理(カラーコード復旧処理)を行う(ステ
ップ122)。次に、無線基地局105は、移動局10
1へ通知するカラーコードが元に戻った旨の通知である
カラーコード復旧通知を無線回線制御局107へ送信す
る(ステップ123)。
【0040】無線回線制御局107は、このカラーコー
ド復旧通知を受信すると、移動局101へ通知されるカ
ラーコードをカラーコードBからカラーコードAへ戻っ
たことに関連する処理(カラーコード復旧処理)を行う
(ステップ124)。次に、無線回線制御局107は、
カラーコード復旧通知に対する応答であるカラーコード
復旧通知確認を無線基地局105へ送信する(ステップ
125)。
【0041】その後、無線基地局105及び無線回線制
御局107は、移動局101に割り当てられていたチャ
ネルを空き状態にするための所定の処理を行う(ステッ
プ126、127)。
【0042】このように、本実施形態の移動通信システ
ムでは、通信ネットワークは、チャネルが割り当てられ
て通信を行っている移動局101の通信相手が通信を終
了した場合や、無線状態の劣化により移動局101が通
信を継続することが不能である場合、当該移動局101
に対してチャネル解放を要求する。そして、移動局10
1からチャネルを解放した旨の応答がなかった場合に
は、通信ネットワークは、移動局101に対して通知す
るカラーコードを変更する。移動局101は、チャネル
割り当て時に通知されるカラーコードを保持するととも
に、周期的にカラーコードを検出し、保持しているカラ
ーコードと検出したカラーコードとが異なる場合に、割
り当てられたチャネルを解放する。
【0043】このため、移動局101が通信ネットワー
クからのチャネル解放要求を受信することができなくて
も、カラーコードを受信することができれば、そのカラ
ーコードが変更されたことを契機として割り当てられて
いるチャネルを解放するため、通信ネットワークと移動
局101におけるチャネルの使用状態の認識を一致させ
ることができる。
【0044】なお、上述した実施形態では、無線基地局
105がカラーコードBを生成したが、無線回線制御局
107がカラーコードBを無線基地局105に通知し、
無線基地局105は、このカラーコードBを用いるよう
にしても良い。この際、無線回線制御局107内の制御
部402がカラーコードAに所定の演算を行うことによ
りカラーコードBを生成するようにしても良い。更に
は、回線制御局107内の制御部402は、カラーコー
ドの変更要求の信号にカラーコードBを搭載して無線基
地局105へ送信するようにしても良い。
【0045】
【発明の効果】上述の如く、本願発明によれば、移動局
が通信制御装置あるいは通信ネットワークからのチャネ
ル解放要求を受信することができなくても、飛び越し伝
搬防止用コードを受信することができれば、その飛び越
し伝搬防止用コードが変更されたことを契機として割り
当てられているチャネルを解放するため、通信ネットワ
ークと移動局におけるチャネルの使用状態の認識を一致
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】移動通信システムの構成例を示す図である。
【図2】無線基地局の構成例を示す図である。
【図3】移動局の構成例を示す図である。
【図4】無線回線制御局の構成例を示す図である。
【図5】移動通信システムの動作を示すシーケンス図で
ある。
【符号の説明】
101 移動局 102、103 無線ゾーン 105、106 無線基地局 107 無線回線制御局 108 交換局 109 網 201、301 変復調部 202、302、401、404 通信部 203、303、402 制御部 204、304、403 情報記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 仲井間 憲哉 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 (72)発明者 深澤 賢司 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 Fターム(参考) 5K034 AA19 AA20 EE03 EE09 FF02 LL02 5K067 AA21 BB04 DD27 EE02 EE10 EE16 FF02 GG21 HH22 JJ02 JJ31

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信制御装置、無線基地局及び移動局を
    有し、前記移動局が前記無線基地局から通知される飛び
    越し伝搬防止用コードにより自局に割り当てられたチャ
    ネルを識別する移動通信システムにおいて、 前記通信制御装置は、 通信中の移動局に対してチャネル解放を要求するチャネ
    ル解放要求手段と、 前記通信中の移動局からチャネルを解放した旨の応答が
    なかった場合に、前記無線基地局に対して飛び越し伝搬
    防止用コードの変更を要求するコード変更要求手段と、 を備え、 前記無線基地局は、 第1及び第2の飛び越し伝搬防止用コードを保持するコ
    ード保持手段と、 前記通信制御装置から飛び越し伝搬防止用コードの変更
    が要求された場合に、前記通信中の移動局に対して通知
    する飛び越し伝搬防止用コードを前記第1の飛び越し伝
    搬防止用コードから前記第2の飛び越し伝搬防止用コー
    ドに変更するコード変更手段と、 を備える移動通信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の移動通信システムにお
    いて、 前記第1の飛び越し伝搬防止用コードに所定の演算を行
    うことにより、前記第2の飛び越し伝搬防止用コードを
    生成するコード生成手段を備える移動通信システム。
  3. 【請求項3】 移動局が無線基地局から通知される飛び
    越し伝搬防止用コードにより自局に割り当てられたチャ
    ネルを識別する移動通信システムにて、通信を制御する
    通信制御装置において、 通信中の移動局に対してチャネル解放を要求するチャネ
    ル解放要求手段と、 前記通信中の移動局からチャネルを解放した旨の応答が
    なかった場合に、前記無線基地局に対して飛び越し伝搬
    防止用コードの変更を要求するコード変更要求手段と、 を備える通信制御装置。
  4. 【請求項4】 飛び越し伝搬防止用コードを移動局に通
    知し、該移動局にて該飛び越し伝搬防止用コードにより
    該移動局に割り当てられたチャネルが識別される移動通
    信システムにおける無線基地局において、 第1及び第2の飛び越し伝搬防止用コードを保持するコ
    ード保持手段と、 通信中の移動局に対してチャネル解放が要求された際
    に、該通信中の移動局からチャネルを解放した旨の応答
    がなかった場合に、該通信中の移動局に対して通知する
    飛び越し伝搬防止用コードを前記第1の飛び越し伝搬防
    止用コードから前記第2の飛び越し伝搬防止用コードに
    変更するコード変更手段と、 を備える無線基地局。
  5. 【請求項5】 無線基地局を有する通信ネットワーク
    と、移動局とにより構成され、前記移動局が前記通信ネ
    ットワークから通知される飛び越し伝搬防止用コードに
    より自局に割り当てられたチャネルを識別する移動通信
    システムにおける通信制御方法において、 前記通信ネットワークは、 第1及び第2の飛び越し伝搬防止用コードを保持し、 通信中の移動局に対してチャネル解放を要求し、 前記通信中の移動局からチャネルを解放した旨の応答が
    なかった場合に、前記通信中の移動局に対して通知する
    飛び越し伝搬防止用コードを前記第1の飛び越し伝搬防
    止用コードから前記第2の飛び越し伝搬防止用コードに
    変更するようにした通信制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の通信制御方法におい
    て、 前記通信ネットワークは、前記第1の飛び越し伝搬防止
    用コードに所定の演算を行うことにより、前記第2の飛
    び越し伝搬防止用コードを生成するようにした通信制御
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007233817A (ja) * 2006-03-02 2007-09-13 Yaskawa Electric Corp 教示装置、コントローラ、自動機械システム、およびその無線通信方法

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