JP2003273163A - 半導体素子実装用基板及び半導体素子並びにその半導体素子実装用基板又は半導体素子を用いた液晶表示パネル - Google Patents

半導体素子実装用基板及び半導体素子並びにその半導体素子実装用基板又は半導体素子を用いた液晶表示パネル

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導電粒子が埋もれ過ぎることがなく、半導体
素子のバンプや半導体素子実装用基板の電極端子の表面
に凹部がある場合や、高さにバラツキがある場合、半導
体素子や半導体素子実装用基板の厚みが不均一な場合等
でも導通状態を良好にすることができ、経時的変化によ
る導通不良の発生も少なく、また、導電粒子の圧痕も出
現し易くする。 【解決手段】 電極端子1は、半導体素子実装用基板4
側から順に最下位層1a、一層以上の内層1b、最上位
層1cが積層された複数層で構成されており、最上位層
1c及び最下位層1aが少なくとも一の内層よりも硬度
が高くなるようにする。電極端子1の厚みをTとし、前
記一以上の内層1bの厚みをtとし、電極端子の層数を
aとすると、t≦3T/aを満たすようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面に電極端子が
形成された半導体素子実装用基板、及びバンプを有する
半導体素子、並びにその半導体素子実装用基板又は半導
体素子を用いた液晶表示パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の小型化の要求に対応す
るため、より高密度の半導体素子の実装が要求される。
この高密度の実装を行う方法として一般的にフェイスダ
ウンによる実装方法がある。図6に半導体素子IC1を
半導体素子実装用基板14にフェイスダウンにより実装
した状態を示す。このフェイスダウンによる実装は、半
導体素子IC1のバンプ1Bと半導体実装用基板14の
電極端子11とを対向させて、圧着ツールを使用して半
導体素子IC1の上側から加熱加圧し、半導体素子IC
1を半導体実装基板14である透明なガラス基板に導電
粒子rを含む異方性導電膜(Anisotropic Conductive
Film:ACF)8を介して固着することにより、半導体
素子IC1を半導体実装基板14に実装する方法であ
り、異方性導電膜8を接続端子間に介在させることによ
り高密度実装を可能にするようになってきている(ファ
インピッチ化)。この実装方法によれば、ワイヤボンデ
ィング等による通常の実装方法に比べて、半導体素子I
C1を高密度に実装できるという利点がある。
【0003】このようにフェイスダウンにより実装され
た半導体素子IC1のバンプ1Bと半導体実装基板1の
電極端子11との電気的接続は、異方性導電膜8の導電
粒子rをバンプ1Bと電極端子11との間に挟持される
ことで導通状態が得られるが、その電気的接続は、半導
体素子ICを上側から押圧する押圧力(熱圧着)により
導電粒子rを押し潰して接続抵抗を小さくすることによ
って確実なものとされる。
【0004】電極端子11の材料としては、アルミニウ
ム(Al)やクロム(Cr)、金(Au)、ITO等が
用いられており、バンプ1Bの材料としては、金(A
u)等が用いられている。異方性導電膜8は、絶縁性を
有する接着剤中に導電粒子rが分散され厚み方向(接続
方向)に導電性を有し、面方向(横方向)に絶縁性を有
するペースト状又はフィルム状の接着剤8であり、導電
粒子rには、ニッケル粒子や、樹脂製の粒子に金メッキ
を施したもの等が用いられている。
【0005】かかるフェイスダウンにより実装された半
導体素子IC1のバンプ1Bと半導体素子実装用基板1
4の電極端子11との導通検査には様々な方法がある
が、その一つとして導電粒子rの圧痕(熱圧着による痕
跡)の有無により検査する方法がある。この検査方法
は、主にガラスやプラスチック等の透明なガラス基板1
4に半導体素子ICが実装されるCOG実装の場合に用
いられる検査方法であり、実装工程において半導体素子
ICを上側から押圧すると、電極端子11に導電粒子r
が押し当てられ電極端子11が***して圧痕が生じる
が、この圧痕の数や大きさや高さ等を透明なガラス基板
14の裏側から観察することにより導通状態を判断する
方法である。この検査方法によれば、導電粒子rの圧痕
の数や大きさや高さに所定の基準を設けて、基準より高
い場合は導通良好であり、低い場合は導通不良と判断さ
れる。なお、液晶表示パネルにおける半導体素子の実装
では、ガラス基板上の電極端子(接続用電極又は電極パ
ッド)に直接半導体素子を接続するCOG(chip on gl
ass)実装が主流となって来ているが、COG実装等
は、前記異方性導電膜(ACF)を使用して、バンプを
有する半導体素子を実装することが通常であり、この検
査方法は液晶表示パネルの導通検査に用いられることが
多い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の構成では、例えば電極端子11にアルミニウム(A
l)等のような硬度の低い材料を使用した場合は、図7
に示すように、圧着ツールS2で半導体素子IC1を押
圧すると(図中矢印方向)、導電粒子rが硬度の低い電
極端子11に埋もれ過ぎてしまい潰れないことがあっ
た。すなわち、圧着ツールからの押圧力がバンプ1Bと
電極端子11との間に挟持された導電粒子rに加わり電
極端子11に埋もれるが、更にその導電粒子rを潰すま
での押圧力が加わらないため、潰れないことがあった。
このため、バンプ1Bと導電粒子rとの接地面積が小さ
くなり、接続抵抗が高くなって電極端子11とバンプ1
Bとの間に導通不良が生じることがあり、電気的接続の
信頼性が低いという問題があった。また、硬度の低い電
極端子11は衝撃や熱等に弱く、経時的変化によって導
通不良が生じることがあり、初期検査時においては導通
不良が発生していない場合でも、出荷後等において導通
不良が発生する場合もあった。経時的変化としては、例
えば、温度変化や他の部品の実装や組み立てによる影響
等により形状等が変化する。
【0007】かかる問題は、特に導電粒子rの硬度より
も電極端子11の硬度が低い場合に生じていた。すなわ
ち、導電粒子rがニッケル粒子等の材料で形成されてお
り、電極端子11がニッケル等よりも硬度の低いアルミ
ニウム等の材料で形成されている場合には、導電粒子r
が電極端子11に埋もれてしまい押し潰されないため、
導通不良が発生していた。
【0008】一方、電極端子11にニッケル(Ni)等
の硬度が高い材料を使用した場合は、導電粒子rが電極
端子11に埋もれ過ぎることがなく上記問題は生じない
が、図8(a)に示すように、複数のバンプ1B,1B
の高さにバラツキがある場合は、高さの低いバンプ1B
1では導電粒子rが十分に加圧されず潰れなかったり、
図8(b)に示すように、製造不良等によりバンプ1B
(1B1)の表面に凹部(クレーター)がある場合は、
凹部の個所では導電粒子rが十分に加圧されず潰されな
かったり、図8(c)に示すように、半導体素子ICの
厚みが不均一であり部分的に薄くなっている場合は、半
導体素子ICの厚みが薄くなっている方のバンプ1B1
では導電粒子rが十分に加圧されず潰されないため、導
電粒子rとバンプ1B(1B1)及び導電粒子rと電極
端子11との接続抵抗が高くなり、導通不良が生じてい
た。
【0009】これらの問題は、電極端子11の表面に凹
部がある場合(バンプ表面や電極端子表面には凹凸があ
り、熱圧着により高さで約1〜2μm程度変形する。)
や、電極端子11の高さにバラツキがある場合、半導体
素子実装用基板14の厚みが不均一な場合にも同様に生
じていた。
【0010】また、導電粒子rの圧痕により導通状態を
検査する検査方法においては、電極端子11に硬度の低
い材料を用いると、電極端子11に圧痕が出現しにくく
いため、半導体実装用基板14の裏側から圧痕が認識し
難く、顕微鏡等を使用した目視検査が行い難くなった
り、検査精度が低下したりする等の問題が生じていた。
【0011】そこで本発明の目的は、導電粒子が埋もれ
過ぎることがなく、半導体素子のバンプや半導体素子実
装用基板の電極端子の表面に凹部がある場合や、高さに
バラツキがある場合、半導体素子や半導体素子実装用基
板の厚みが不均一な場合等でも導通状態を良好にするこ
とができ、経時的変化による導通不良の発生も少なく、
また、導電粒子の圧痕も出現し易い半導体実装用基板、
半導体素子並びにこれらを用いた液晶表示パネルを提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
半導体素子実装用基板は、バンプを有する半導体素子が
導電粒子を含む異方性導電膜を介して実装され、導電粒
子をバンプとの間に挟持する電極端子が表面に形成され
た半導体素子実装用基板において、上記電極端子は、半
導体素子実装用基板側から順に一層以上の下位層と最上
位層が積層された複数層で構成されており、最上位層は
少なくとも一の下位層よりも硬度が高いことを特徴とす
る。一層以上の下層は、一層でも良く、二層以上でも良
い。
【0013】この発明によれば、導電粒子を含む異方性
導電膜を介してバンプを有する半導体素子を熱圧着によ
り実装する際、電極端子の最上位層は少なくとも一の下
位層よりも硬度が高いので、硬度の高い最上位層ではバ
ンプと電極端子との間に挟持された導電粒子が埋もれ過
ぎず、導電粒子が潰され易くなるとともに、硬度の低い
少なくとも一の下位層により、バンプや半導体素子の表
面の凹部や高さのバラツキや、半導体素子の厚みの不均
一を吸収することができる。
【0014】本発明の請求項2記載の半導体素子実装用
基板は、バンプを有する半導体素子が導電粒子を含む異
方性導電膜を介して実装され、導電粒子をバンプとの間
に挟持して導通する電極端子が表面に形成されるととも
に、その電極端子を裏面側から透視可能な透明な基板か
らなる半導体素子実装用基板において、上記電極端子
は、半導体素子実装用基板側から順に最下位層、一層以
上の内層、最上位層が積層された複数層で構成されてお
り、最上位層及び最下位層は少なくとも一の内層よりも
硬度が高いことを特徴とする。一層以上の内層は、一層
でも良く、二層以上でも良い。
【0015】この発明によれば、導電粒子を含む異方性
導電膜を介してバンプを有する半導体素子を熱圧着によ
り実装する際、電極端子の最上位層は少なくとも一の内
層よりも硬度が高いので、半導体素子を載置して押圧す
ると、硬度の高い最上位層ではバンプと電極端子との間
に挟持された導電粒子が埋もれ過ぎず、導電粒子が潰さ
れ易くなるとともに、硬度の低い少なくとも一の下位層
により、バンプや半導体素子の表面の凹部や高さのバラ
ツキや、半導体素子の厚みの不均一を吸収することがで
きる。また、半導体素子実装用基板は透明な基板からな
るとともに電極端子の最下位層は硬度が高いので、半導
体素子実装用基板半導体素子実装用基板の裏側から導電
粒子の圧痕が認識し易くなり、導電粒子の圧痕による導
通検査が行い易くなる。
【0016】本発明の請求項3記載の半導体素子実装用
基板は、請求項2記載の発明を前提として、前記電極端
子の厚みをTとし、前記一以上の内層の厚みをtとし、
電極端子の層数をaとすると、t≦3T/aを満たすこ
とを特徴とする。
【0017】この発明によれば、一以上の内層の厚みが
厚くなり過ぎすることがないので、半導体素子を載置し
て押圧しても、その押圧力が内層により吸収され過ぎる
ことがない。すなわち、本願発明者等は、内層の厚さが
厚いと、導電粒子を潰す確率が低くなることを認識して
いるが、上記関係式を満たすことにより、導電粒子に適
当な押圧力(熱圧着力)、特に上方からの押圧力が加え
ることにより、導電粒子が硬度の高い最上位層に潰され
易くなる。また、押圧力が最下位層に伝達され易くなる
ため最下位層に導電粒子の圧痕が更に出現し易くなる。
【0018】本発明の請求項4記載の半導体素子実装用
基板は、請求項1乃至請求項3記載の発明を前提とし
て、前記電極端子の最上位層の硬度は、前記導電粒子の
硬度よりも高いことを特徴とする。
【0019】この発明によれば、最上位層の硬度が導電
粒子の硬度よりも高いため、導電粒子は最上位層に埋も
れ過ぎることなく、確実に潰されることとなる。
【0020】本発明の請求項5記載の液晶表示パネル
は、前記請求項1乃至請求項4記載の半導体素子実装用
基板は、一対の基板の間に液晶を挟持する液晶表示パネ
ルの一方側基板であり、前記電極端子はその一方側基板
の表面に形成された電極端子であることを特徴とする。
【0021】この発明によれば、電極端子の構成が、導
電粒子が潰され易く、バンプや半導体素子の表面の凹部
や高さのバラツキや半導体素子の厚みの不均一を吸収で
きる構成となっているため、電極端子とバンプとの接続
の信頼性が高い液晶表示パネルとなる。また、導電粒子
の圧痕が出現し易い構成となっているため、圧痕による
導通検査の精度を高めることができる。
【0022】本発明の請求項6記載の半導体素子は、表
面に電極端子が形成された半導体素子実装用基板に導電
粒子を含む異方性導電膜を介して実装され、導電粒子を
電極端子との間に挟持して導通するバンプが形成された
半導体素子において、上記バンプは、半導体素子側から
順に一層以上の下位層と最上位層が積層された複数層で
構成されており、最上位層は下位層のうち少なくとも一
の下位層よりも硬度が高いことを特徴とする。
【0023】この発明によれば、最上位層は少なくとも
一の下位層よりも硬度が高いので、半導体素子を載置し
て押圧すると、硬度の高い最上位層では突起電極と電極
端子との間に挟持された導電粒子が埋もれ過ぎることが
なく、硬度の低い少なくとも一の下位層ではバンプや半
導体素子の高さのバラツキや、半導体素子の厚みの不均
一を吸収することができる。したがって、導電粒子が潰
され易くなり、電極端子とバンプとの導通の信頼性を高
めることができる。導電粒子との接続部分は硬度が高い
層なので、接続部分の経時的変化による導通不良も生じ
にくい。
【0024】本発明の請求項7記載の半導体素子は、前
記請求項6記載の半導体素子を前提として、前記バンプ
の最上位層の硬度は、前記導電粒子の硬度よりも高いこ
とを特徴とする。
【0025】この発明によれば、前記バンプの最上位層
の硬度は前記導電粒子の硬度よりも高いため、導電粒子
がバンプの最上位層に埋もれることなく、確実に潰され
ることとなる。
【0026】本発明の請求項8記載の液晶表示パネル
は、一対の基板の間に液晶を挟持する液晶表示パネルに
おいて、前記請求項6又は請求項7記載の半導体素子が
一対の基板の一方側基板に実装されていることを特徴と
する。
【0027】この発明によれば、バンプの構成が、導電
粒子が潰され易く、接続部分の経時的変化も少ない構成
となっているため、半導体素子の接続の信頼性が高い液
晶表示パネルとなる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0029】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態は、バンプBを有する半導体素子ICが実装され
る半導体素子実装用基板4である。図1(a)は、本発
明の第1の実施の形態の半導体素子実装用基板4を示す
図である。半導体素子実装用基板4の表面には、半導体
素子ICのバンプBとの間に導電粒子rを挟持して導通
する電極端子1が形成されている。電極端子1には中央
を露出して両端部を覆うように絶縁膜2が形成されてお
り、さらに電極端子1と絶縁膜2の上にはITO層3が
形成されている。半導体素子実装用基板4はガラス製の
透明基板であるが、フレキシブル基板等のその他の基板
でもよい。
【0030】電極端子1は半導体素子実装用基板4側か
ら順に下位層1aと最上位層1cが積層された二層が突
出するように構成されており、最上位層1cは下位層1
aよりも硬度が高くなっている。具体的には、最上位層
1cはチタン(Ti)であり、下位層1aはアルミニウ
ム(Al)であり、フォトリソグラフィとメッキによる
方法等により形成されている。電極端子1の材料は、か
かる材料に限られるものではなく、下位層1aよりも最
上位層1cの方が硬度が高い導電性の材料であれば良
い。なお、本実施の形態の電極端子1は下位層1aが一
層で最上位層1cが一層の二層構造であるが、下位層が
二層以上で最上位層が一層の三層以上の構造でも良い。
下位層が二層以上の場合は、最上位層が下位層のうち少
なくとも1つの層よりも硬度が高ければ良い。また、最
上位層と下位層の材料はチタンとアルミニウムに限ら
ず、ニッケル(Ni)とアルミニウム(Al)や、純度
の高い金(Au)と純度の低い金(Au)等のその他の
材料でも良い。
【0031】次に、本実施の形態の半導体素子実装用基
板4に半導体素子ICを実装する方法について説明す
る。図1(b)は本実施の形態の半導体素子実装用基板
4に異方性導電膜8を介して半導体素子ICを実装した
状態の図である。半導体素子ICの裏面には、外周辺に
沿って突起状電極であるバンプBが多数形成されてい
る。半導体素子ICを実装する場合は、半導体素子実装
用基板4の電極端子1の上に導電粒子rを含む異方性導
電膜8を配置して(仮接着して)、半導体素子ICのバ
ンプBが半導体素子実装用基板4の電極端子1に対応す
るように半導体素子ICを位置合わせし、その後、圧着
ツールS1とS2により加熱しながら加圧して(熱圧着
して)、半導体素子ICを半導体素子実装用基板4に実
装する。電極端子1とバンプBとの間には導電粒子rが
挟持され、導電粒子rを介して導通が図られる。異方性
導電膜8は、絶縁性を有する接着剤中に導電粒子rが分
散され厚み方向(接続方向)に導電性を有し、面方向
(横方向)に絶縁性を有するペースト状又はフィルム状
の接着剤8である。導電粒子rは、ニッケル粒子や、樹
脂製の粒子に金メッキを施したものや、その他のもので
も良い。接着剤はエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂に限ら
ず、熱可塑性樹脂を用いても良い。
【0032】圧着ツールS1とS2により挟まれると、
電極端子1の最上位層1cは、下位層1aよりも硬度が
高いので、突起電極(バンプ)Bと電極端子1との間に
挟持された導電粒子rが最上位層1cに埋もれ過ぎるこ
とがなく潰され易くなる。すなわち、導電粒子rの埋も
れる量が減少した分、導電粒子rに加わる力(圧着力)
が増加することにより、これまで加圧が十分に加わらず
(届かず)に潰しきれなかった導電粒子rを潰す確率が
高くなる。このため、初期の導通検査時には導通不良が
起きていないが、電極端子1の形状の経時的変化を原因
とする導通不良も生じにくくなる。また、バンプBの表
面に凹部が生じていたり、バンプB1とバンプB2の高
さにバラツキがあったり、半導体素子ICの厚みが不均
一であるような事態等(更に、バンプBと導電粒子r又
は導電粒子rと電極端子1との間への異物の混入等)が
生じていても、圧着ツールS2により上方から押圧され
ると、下位層1aは最上位層1cよりも硬度が低いた
め、バンプBの表面の凹部や高さのバラツキや、半導体
素子ICの厚みの不均一を吸収することができる。した
がって、電極端子1とバンプBとの導通の信頼性を高め
ることができる。
【0033】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態は、半導体素子実装用基板4の表面に形成される
電極端子1は、半導体素子実装用基板4側から順に最下
位層1a、内層1b、最上位層1cが積層された三層で
突出するように構成されており、最上位層1c及び最下
位層1aは内層1bよりも硬度が高くなっている。具体
的には、最上位層1c及び最下位層1aはチタン(T
i)であり、内層1bはアルミニウム(Al)である。
半導体素子実装用基板4はガラス製の透明基板である
が、透明基板であれば、プラスチック樹脂等のその他の
材料で形成されていても良い。
【0034】本実施の形態の電極端子1は、電極端子1
の厚みをTとし、内層1bの厚みをtとし、電極端子1
の層数をaとすると、t≦3T/aを満たす。本実施の
形態の電極端子1の層数は3層であるからa=3であ
る。
【0035】ここで、本実施の形態の電極端子1は、最
下位層1a、内層1b、最上位層1cがそれぞれ一層の
三層構造であるが、最下位層1aと最上位層1cが内層
1bのうち少なくとも1つの層よりも硬度が高ければ、
内層1cが二層以上であり最下位層1aと最上位層1c
がそれぞれ1層の四層以上の構造でも良い。また、図1
のように、電極端子1や絶縁膜2の上に透明電極層(I
TO)が形成されていても良い。
【0036】図2(b)は本実施の形態の半導体素子実
装用基板4に半導体素子ICを実装した状態の図であ
る。電極端子1の最上位層1c及び最下位層1aは内層
1bよりも硬度が高いので、突起電極Bと電極端子1と
の間に挟持された導電粒子rが最上位層1cに埋もれ過
ぎることなく潰され易くなる。すなわち、導電粒子rの
埋もれる量が減少した分、導電粒子rに加わる力が増加
することにより、これまで潰しきれなかった導電粒子r
が潰れる確立が高くなる。また、バンプBの表面に凹凸
(バンプ表面や電極端子表面には凹凸があり、熱圧着に
より高さで約1〜2μm程度変形する。凹部はクレータ
とも呼ばれる)が生じていたり、バンプB1とバンプB
2の高さにバラツキがあったり、半導体素子ICの厚み
が不均一であっても、内層1bは最下位層1a及び最上
位層1cよりも硬度が低いため、これらの不均一等を効
果的に吸収することとなる。したがって、電極端子1と
バンプBとの導通の信頼性を高めることができる。最下
位層1cは硬度が高いため導電粒子rの圧痕が出現し易
くなる。また、透明な半導体素子実装用基板4の裏側か
ら導電粒子rの圧痕が認識し易くなるため、導電粒子r
の圧痕による導通検査が行い易くなり、検査精度も高め
ることができる。
【0037】さらに、内層1bの厚みtがt≦3T/a
を満たすことで、厚くなり過ぎすることがないので、半
導体素子ICを載置して上側から押圧しても、その押圧
力が内層により吸収され過ぎることがない。したがっ
て、導電粒子rに適当な押圧力が加わるため、導電粒子
rが更に潰され易くなり、押圧力が最下位層1aに伝達
され易くなるため最下位層1aに導電粒子rの圧痕が更
に出現し易くなる。
【0038】(第2の実施の形態の応用例)第2の実施
の形態の応用例として、4層構造の電極端子1が形成さ
れた半導体素子実装用基板4を説明する。図3は本実施
の形態の応用例の半導体素子実装用基板4を示す図であ
る。本実施の形態の応用例の半導体素子実装用基板4
は、電極端子1が、半導体素子実装用基板4側から順
に、最下位層1aと下側の内層1b1と上側の内層1b
2と最上位層1cとが積層された四層構造となってお
り、最下位層1a及び最上位層1cは2つの内層1b
1,1b2よりも硬度が高くなっている。具体的には最
下位層1c及び最上位層1aがチタン(Ti)であり、
下側の内層1b1がニッケル(Ni)であり、上側の内
層1b2がアルミニウム(Al)である。本実施の形態
の応用例では、最下位層1a及び最上位層1cがいずれ
の内層1b1,1b2よりも硬度が高くなっているが、
内層1b1,1b2のうち少なくとも一の内層よりも硬
度が高ければ良い。
【0039】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施
の形態の半導体素子ICは、電極端子1が形成された半
導体素子実装用基板4に実装される半導体素子ICであ
り、電極端子1との間に導電粒子rを挟持して導通する
突起電極であるバンプBが形成されている。図4(a)
は、本発明の第3の実施の形態の半導体素子ICを示す
図である。半導体素子ICの裏面には、外周辺に沿って
突起状電極であるバンプBが多数形成されている。
【0040】バンプBは半導体素子IC側から順に下位
層Baと最上位層Bcが積層された二層で構成されてお
り、最上位層Bcは下位層Baよりも硬度が高くなって
いる。具体的には、最上位層Bcはチタン(Ti)であ
り、下位層BaはアルミニウムAlであり、フォトリソ
グラフィとメッキによる方法等によりバンプBが形成さ
れている。バンプBの材料は、かかる材料に限られるも
のではなく、下位層Baよりも最上位層Bcの方が硬度
が高い導電性の材料であれば良い。なお、本実施の形態
のバンプBは下位層Baが一層で最上位層Bcが一層の
二層構造であるが、下位層Baが二層以上で最上位層B
cが一層の三層以上の構造でも良い。下位層Baが二層
以上の場合は、最上位層Bcが下位層Baのうち少なく
とも一の層よりも硬度が高ければ良い。また、最上位層
Bcと下位層Baの材料はチタンとアルミニウムに限ら
ず、純度の高い金(Au)と純度の低い金(Au)や、
ニッケル(Ni)とアルミニウム等のその他の材料でも
良い。
【0041】次に、本実施の形態のバンプBが形成され
た半導体素子ICを半導体素子実装用基板4に実装する
方法について説明する。図4(b)は本実施の形態の半
導体素子ICを半導体素子実装用基板4に実装した状態
の図である。バンプBの最上位層Bcは下位層Baより
も硬度が高いので、突起電極Bと電極端子1との間に挟
持された導電粒子rが最上位層Bcに埋もれ過ぎること
なく潰され易くなる。また、バンプBの表面に凹部があ
ったり、バンプB1とバンプB2の高さにバラツキがあ
ったり、半導体素子ICの厚みが不均一であっても、下
位層Baは最上位層Bcよりも硬度が低く潰れ易いた
め、バンプBの表面の凹部や高さのバラツキや、半導体
素子ICの厚みの不均一等を吸収することができる。
【0042】(第4の実施の形態)本実施の形態の半導
体素子実装用基板又は半導体素子は、前記第1の実施の
形態又は第2の実施の形態の半導体素子実装用基板4、
または前記第3の実施の形態の半導体素子ICであり、
導電粒子rは樹脂に金メッキを施した導電粒子rであ
る。半導体素子実装用基板4に形成された電極端子1の
最上位層1cはチタンであり、導電粒子rの硬度よりも
高いため、導電粒子rは最上位層1cに埋もれ過ぎるこ
となく、潰され易くなる(図1(b)、図2(b)参
照)。また、第3の実施の形態の半導体素子ICに形成
されたバンプBの最上位層Bcはチタンであり、前記導
電粒子rの硬度よりも高いため、導電粒子rがバンプB
の最上位層Bcに埋もれ過ぎることなく、潰され易くな
る(図4(b)参照)。
【0043】(液晶表示装置への適用例)以下、具体的
な例として、本発明の半導体素子実装用基板4又は本発
明の半導体素子ICをCOG実装の液晶表示装置に適用
した場合を説明する。図5はCOG実装の液晶表示装置
を示す図である。液晶パネルLCDは、現在使用されて
いる代表的なアクティブ素子であるTFTを用いた反射
型液晶表示装置LCDである。
【0044】液晶パネルLCDの一方の基板(一方の基
板:AM基板ともアレイ基板とも呼ばれる)4は、他方
の基板5よりも大きく、このため両基板4,5を重ね合
わせると、AM基板4の周辺に一部張り出した半導体素
子ICの実装領域6が形成されている。このAM基板4
の実装領域6には、半導体実装用の配線パターン7が形
成されている。なお、AM基板4としてはガラス基板の
他、合成樹脂製のフレキシブル基板でも良い。
【0045】本実施の形態の半導体素子ICは、AM基
板4の実装領域6に、導電粒子rを含む異方性導電膜8
を介して実装されている。半導体素子ICの裏面側に
は、外周辺に沿ってバンプBが対向して多数形成されて
いる。
【0046】配線パターン7の端部には、半導体素子I
Cに接続する電極端子1がパターン形成されている。一
方側(図5中左側)の電極端子1は入力電極であり、他
方側(図5中右側)の電極端子1は出力電極である。そ
して、液晶パネルLCDを駆動させる半導体素子IC
は、接着剤に導電粒子rを含んだ異方性導電膜(AC
F)8を介して実装されている。
【0047】かかる液晶パネルLCDに本発明の半導体
素子実装用基板4を適用する場合は、AM基板4として
使用する。つまり、実装領域5の従来の電極端子1を上
記実施の形態の電極端子1とする。また、本発明の半導
体素子ICを適用する場合は、実装領域5に配される半
導体素子ICとして使用する。つまり、実装領域5に配
される半導体素子ICのバンプBを上記実施の形態のバ
ンプBとする。本発明の電極端子1を形成した半導体素
子実装用基板4と、本発明のバンプBを形成した半導体
素子ICは、液晶表示パネルLCDに同時に適用しても
良いし、いずれか一方のみを適用しても良い。
【0048】本発明の適用例では、COG実装の液晶表
示装置を例に説明したが、フレキシブル基板に接着剤を
介して半導体素子を実装するCOF実装の液晶表示装置
や、その他電子機器にも適用可能である。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
最上位層及び最下位層は少なくとも一の内層よりも硬度
が高いので、半導体素子を載置して押圧すると、硬度の
高い最上位層では突起電極と電極端子との間に挟持され
た導電粒子が埋もれ過ぎることなく潰され易くなり、硬
度の低い少なくとも一の内層ではバンプや半導体素子の
表面の凹部や高さのバラツキを吸収することができる。
導電粒子との接続部分は硬度が高い層なので、接続部分
の経時的変化による導通不良も生じにくいしたがって、
本発明の半導体素子実装用基板、又は本発明の半導体素
子によれば、バンプと電極端子との導通の信頼性を高め
ることができる。また、最下位層は硬度が高いため、導
電粒子の圧痕を出現させ易くすることができる。したが
って、半導体素子実装用基板の裏側から導電粒子の圧痕
が認識し易くなるため、導電粒子の圧痕による導通検査
が行い易くなり、検査精度も高めることができる。
【0050】
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は第1の実施の形態の半導体素子実装用
基板を示す図、(b)はその半導体素子実装用基板に半
導体素子を実装した状態の図
【図2】(a)は第2の実施の形態の半導体素子実装用
基板を示す図、(b)はその半導体素子実装用基板に半
導体素子を実装した状態の図
【図3】(a)は第2の実施の形態の応用例の半導体素
子実装用基板を示す図、(b)はその半導体素子実装用
基板に半導体素子を実装した状態の図
【図4】(a)は第3の実施の形態の半導体素子を示す
図、(b)はその半導体素子を半導体素子実装基板に実
装した状態の図
【図5】本発明の半導体素子実装用基板と半導体素子を
適用した液晶表示パネルを示す図
【図6】半導体素子を半導体素子実装用基板にフェイス
ダウンにより実装した状態を示す図
【図7】導電粒子が電極端子に埋もれてしまい潰れてい
ない状態を示す図
【図8】(a)はバンプの表面が凹形状になっている状
態、(b)は複数のバンプの高さにバラツキがある状
態、(c)は半導体素子の厚みが不均一な状態を示す図
【符号の説明】
IC、IC1 半導体素子 1、11 電極端子 1a 電極端子の下位層、最下位層 1b 電極端子の内層 1c 電極端子の最上位層 2 絶縁膜 3 ITO 4、14 半導体素子実装用基板、一方の基板
(AM基板) 5 他方の基板 6 実装領域 7 配線パターン 8 異方性導電膜 r 導電粒子 B、1B バンプ Ba バンプの下位層 Bc バンプの最上位層 t 電極端子の内層の厚み T 電極端子の厚み LCD 液晶表示パネル
フロントページの続き (72)発明者 藤田 光 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H092 GA42 GA48 GA55 HA19 HA20 HA25 NA11 5F044 KK06 KK13 LL09

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンプを有する半導体素子が導電粒子を
    含む異方性導電膜を介して実装され、導電粒子をバンプ
    との間に挟持する電極端子が表面に形成された半導体素
    子実装用基板において、 上記電極端子は、半導体素子実装用基板側から順に一層
    以上の下位層と最上位層が積層された複数層で構成され
    ており、最上位層は少なくとも一の下位層よりも硬度が
    高いことを特徴とする半導体素子実装用基板。
  2. 【請求項2】 バンプを有する半導体素子が導電粒子を
    含む異方性導電膜を介して実装され、導電粒子をバンプ
    との間に挟持して導通する電極端子が表面に形成される
    とともに、その電極端子を裏面側から透視可能な透明な
    基板からなる半導体素子実装用基板において、 上記電極端子は、半導体素子実装用基板側から順に最下
    位層、一層以上の内層、最上位層が積層された複数層で
    構成されており、最上位層及び最下位層は少なくとも一
    の内層よりも硬度が高いことを特徴とする半導体実装用
    基板。
  3. 【請求項3】 前記電極端子の厚みをTとし、前記一以
    上の内層の厚みをtとし、電極端子の層数をaとする
    と、t≦3T/aを満たすことを特徴とする請求項2記
    載の半導体素子実装用基板。
  4. 【請求項4】 前記電極端子の最上位層の硬度は、前記
    導電粒子の硬度よりも高いことを特徴とする請求項1乃
    至請求項3記載の半導体素子実装用基板。
  5. 【請求項5】 一対の基板の間に液晶を挟持する液晶表
    示パネルにおいて、 前記一対の基板の一方側基板が前記請求項1乃至請求項
    4記載の半導体素子実装用基板であることを特徴とする
    液晶表示パネル。
  6. 【請求項6】 表面に電極端子が形成された半導体素子
    実装用基板に導電粒子を含む異方性導電膜を介して実装
    され、導電粒子を電極端子との間に挟持して導通するバ
    ンプが形成された半導体素子において、 上記バンプは、半導体素子側から順に一層以上の下位層
    と最上位層が積層された複数層で構成されており、最上
    位層は下位層のうち少なくとも一の下位層よりも硬度が
    高いことを特徴とする半導体素子。
  7. 【請求項7】 前記バンプの最上位層の硬度は、前記導
    電粒子の硬度よりも高いことを特徴とする請求項6記載
    の半導体素子。
  8. 【請求項8】 一対の基板の間に液晶を挟持する液晶表
    示パネルにおいて、 前記請求項6又は請求項7記載の半導体素子が一対の基
    板の一方側基板に実装されていることを特徴とする液晶
    表示パネル。
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