JP2003272713A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP2003272713A JP2002075717A JP2002075717A JP2003272713A JP 2003272713 A JP2003272713 A JP 2003272713A JP 2002075717 A JP2002075717 A JP 2002075717A JP 2002075717 A JP2002075717 A JP 2002075717A JP 2003272713 A JP2003272713 A JP 2003272713A
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浩 福永
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定常動作時には商用交流電源1から負荷部5
に対し電力を供給する一方、停電時には二次電池31か
ら負荷部5に対し、少なくとも最大出力電力WmでΔt
の時間だけ電力供給を要請される無停電式の電源装置に
おいて、長期に亘る運転時の信頼性と省スペースに優れ
た電源装置を実現する。 【解決手段】 Wbmが最大出力電力Wmに対応する二
次電池31の出力としたとき、定格容量Qおよび実効抵
抗Rが下記(1)および(2)式を共に満足し、且つ
(3)式または(4)式の何れか一方を満足する二次電
池31を使用する。そして通常運転中に、二次電池31
に対し所定の充電量X[%]を超える充電を維持する充
電制御をする。 R≦Vo/(4・Wbm)・・・(1) Q≧2・Wbm・Δt/(Vo・X/100)・・・・
(2) Q≦1.1×2・Wbm・Δt(Vo・(X−5)/1
00)・・・(3) R≧0.9×Vo/(4・Wbm)・・・(4)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交流入力を直流電
力に変換し負荷に供給する通信・情報機器用の電源装置
に関し、特に無停電機能を持った電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の電源装置は、二次電池から
の出力電圧をDC−AC変換して交流電圧を出力可能と
する外付けの補助電源、即ち無停電電源装置(以下、
「UPS」という)を備え、停電時には商用交流電源側
からUPS側に出力を瞬間的に切り換えることにより、
作業中のコンピュータ装置・データストレージ装置・ネ
ットワーク機器あるいはその応用装置などの通信・情報
機器が不用意に停止されることを未然に防止している。
【0003】こうした外付けUPSに対し、例えば特開
平9−322433号公報には、UPS内蔵の電源装置
が開示されている。そこには、商用交流電源から直流電
力に変換して負荷に供給する主電源部と二次電池(バッ
テリー)から電力を供給するUPS電源部を備え、両者
から所定比率で負荷に電力供給することで効率を改善す
る、あるいは片方の故障時に他方が即座に電力供給を開
始することで信頼性が高まる、との記載がなされてい
る。
【0004】また特開2000−116029号公報に
も、UPS機能を機器電源に組み込んだバックアップ電
源装置が開示されている。この装置構成では、交流−直
流変換回路またはバックアップコンバータの一方から電
力を供給することを特徴としている。定期的にバッテリ
ーから直流電力を供給させ、電圧を検出することでシス
テムが正常に働くか否かの判定を行い、信頼性を高める
ことも明記されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】さて、外付けUPSを
使用する場合は、電源性能に合致したUPSを選定する
必要があるが、外部に接続するUPSは汎用品であるた
め、負荷装置側で必要な電源仕様よりも大きな容量のU
PSを選択せねばならないことが多く、体積のスリム化
コストの低減が困難である。
【0006】また、UPSは並列冗長運転が難しく、冗
長性を持たせると著しく高価になるため、一般に10k
VA以下の容量の装置においては、UPS1台で負荷に
電力を供給する構成となっている。しかし、UPSの故
障時には負荷を停止せずにUPSを交換することは不可
能であるため、例えばサーバやデータストレージ装置な
どの無停止・無瞬断運転が必要である装置では、充分な
機能であるとはいえない。
【0007】他方、機器組み込みの場合は、電源に合わ
せた設計が可能であり、常にバックアップ電源装置を監
視する動作の追加できるため、高い信頼性が確保でき
る。更に、UPS電源部のメンテナンスに関しても、負
荷を停止せずに実施可能とする構成が考えられる。
【0008】しかしながら、従来提案されているUPS
電源部を機器に組み込んだ構成では360Vといった高
電圧への昇圧が必要であるために、変換効率が低く、二
次電池に貯蔵する電力が増大し、結果としてUPS電源
部の体積が大きなものとなっていた。また、充電には商
用交流電力を用いる構成であるために、充電のためのA
C−DCコンバータと電力供給(放電)のためのDC−
DCコンバータとを備えており、コストの点からも望ま
しい構成ではなかった。
【0009】また、そこに必要とされる二次電池に関し
ては、その詳細仕様については充分な検討がなされてお
らず、高い信頼性を確保するに足る必要かつ充分な電池
サイズ、電池出力性能については不明であった。
【0010】本発明はかかる不都合に鑑みてなされたも
のであって、停電時におけるバックアップ機能を高い信
頼性で有し、且つ、体積のスリム化と低コスト化が可能
な電源装置の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる電源装置
は、図1にその構成を概略的に示す如く、商用交流電源
1から出力される商用交流電力を負荷部5が所望とする
所定電圧の直流電力に変換して電力を供給する主電源部
2と、二次電池31を電力供給源とし、商用交流電源1
に代えあるいは加えて負荷部5に対して電力を供給する
補助電源部3とを備えたものである。
【0012】ここで、補助電源部3に備える二次電池3
1の定格容量Qは、本発明における上記した目的から、
必要にして最小であるのが望ましい。そこで、この二次
電池31の容量Q[Ah]を以下のように設定する。
【0013】先ず、主電源部2から負荷部5に対する最
大出力電力がWmであり、停電時のバックアップ機能と
して要求される時間をΔt[h]とすると、Wm×Δt
[Wh]の電力(エネルギー)を供給する必要がある。
【0014】一方、商用交流電力1が供給されている通
常動作時には、二次電池31の電力充電量は、所定のS
OC(State of Charge)値であるX
[%]を下回らないよう、充電制御がなされる。
【0015】ここで、図2(a)に示す如く、二次電池
31の実効抵抗をRe[Ω]、開放電圧をVo[V]、
電力供給時の出力電力をWb[W]、電池電圧をVb
[V]、電流をIb[A]とすると、 Vb=Vo−Re・Ib Wb=Vb・Ib=Vo・Ib−Re・Ib となる。即ち、二次電池31からの出力Wbは、図2
(b)の如く電流Ibの二次関数であり、IbがVo/
(2・Re)のとき、二次電池31の出せる最大電力W
は、Vo/(4・Re)を取ることが解る。
【0016】したがって、負荷部5に対して補助電源部
3のみから電力を供給する際、少なくとも最大出力電力
がWm[W]でΔt[h]の時間、二次電池31が電力
供給を継続可能とすることが要請されている場合にあっ
ては、その電力を供給するためには、前記したWが前
記Wmを出力する際の前記二次電池の出力Wbmを上回
ることが必須であり、次式を満足する必要がある。 Wbm≦W=Vo/(4・Re) 従って、二次電池側に立ってこの式を変換すると次式が
得られる。 Re≦Vo/(4・Wbm)
【0017】ところで、図2(a)に示す二次電池31
の実効抵抗Re[Ω]は、放電時間、電池温度、使用を
開始してからの劣化の程度等によって異なる。重要なの
は、ある許容される範囲内で劣化した後、装置の最低温
度環境下にて、最大出力Wbmにて電力を供給する際の
実効抵抗値である。この値をRとすると、前式は次式と
なる。 R≦Vo/(4・Wbm)・・・(1) 本式を満足し、且つ、ある許容される劣化範囲の二次電
池であれば、最も出力性能が低下する最低動作温度環境
下でも、負荷部が所望する最大電力Wmを供給できる。
【0018】なお前記二次電池31は一般に、電池セル
を複数直列に接続した組電池パックであるか、または、
複数直列に接続した電池パックを更に複数並列に接続し
てなる。図3(b)には、二次電池31がnセル直列パ
ックをpパック並列に接続した組電池で形成されている
場合を例示したが、各直列パック31a・31b・・・
31pを、スイッチ311a・311b・・・311p
を介して並列接続するのが信頼性の観点からも望まし
い。
【0019】このとき、並列接続された組電池パック3
1a〜31pは、主電源部7に対して商用交流電力が供
給されている通常運転時にあっては、各々が所定のSO
C値であるX1、X2・・・Xp以上に維持する制御が
なされている。そして、その内の1つの電池パックが何
らかの事由により欠けた場合にあっては、新たなSOC
値がその欠けた電池パックを除いて新たに設定され、そ
のSOC値以上に維持する制御がなされる。
【0020】通常、p個のパックで構成されていた二次
電池31が、(p−1)個のパック構成でバックアップ
機能を賄うことになるから、新たに設定されたSOC値
は初期の設定値より高い値になるのが通例である。ま
た、当然のことながら、(p−1)個のパック構成にあ
っても、要請される最大出力電力Wbmを供給できる性
能を有することが望まれる。
【0021】次に、二次電池31の容量Q[Ah]に関
しては、供給時間Δt[h]と二次電池31に蓄えられ
ている充電量が関わってくる。容量Q[Ah]の二次電
池31に、充電量(SOC値)がX[%]の電力が貯蔵
されていたとき、電流Ibにて電力を供給した場合を想
定する。
【0022】この時の、エネルギーベースの電力供給量
Qw[Wh]は次式となる。 Qw≒Q・Vb・X/100≒Q・Wb/Ib・X/1
00
【0023】また、二次電池31に要請される最大電力
供給量がWbm・Δtで与えられることから、次の関係
式が得られる。 Qw≧Wbm・Δt Q・Wb/Ib・X/100≧Wbm・Δt
【0024】ここで、Wb/Ibの値は、Voから二次
電池31の最大出力Wm供給時におけるVo/2まで変
化するが、限界での使用を考慮してVo/2を用いる
と、前式から次の関係式が求められる。 Q≧2・Wbm・Δt/(Vo・X/100)・・・・(2) 本式を満足する定格容量Q[Ah]の二次電池31を用
いることで、負荷部5が必要とする電力Wmを所望の時
間Δtだけ供給することが可能となる。
【0025】これまで述べたように、補助電源部3に備
えた二次電池31に要求される最大出力Wbmおよびバ
ックアップ時間Δtを常に可能とするためには、二次電
池31の実効抵抗Rおよび容量Qが、上記した(1)式
および(2)式をともに満足する必要がある。
【0026】他方、本発明の目的であるサイズのスリム
化、低コスト化を実現するためには、容量は出来るだけ
抑える必要がある。電池の抵抗も、一般的な傾向として
容量が低いほど高抵抗になることから、支障の無い限
り、なるべく高い値を取ることが必要になる。即ち、
(1)式および(2)式の不等号を等号に置き換えた式
が本発明の目的に理想的な二次電池であるといえる。
【0027】しかし、一般に製造される電池は、セル毎
に容量、抵抗バラツキが発生する。現実的な値として
は、±5%程度のバラツキを見込んで、補助電源部3に
使用する二次電池31を設計する必要がある。
【0028】更に、容量については、二次電池31の充
電量Qの推定誤差を考慮し、且つ組電池の中で、ある1
つのセルが過放電にならないよう考慮する必要がある。
推定誤差を±5%とし、過放電に至らぬように5%の充
電量で放電を停止するとととする。
【0029】このことを、定式化したのが次式である。 Q≦1.1×2・Wbm・Δt(Vo・(X−5)/100)・・・(3) R≧0.9×Vo/(4・Wbm)・・・(4)
【0030】ここで、(3)式または(4)式のどちら
か少なくとも1つを満足することが、前記した(1)式
および(2)式を満足しつつ現実的な最もスリムな二次
電池を提供する条件となる。
【0031】更に本発明にあっては、二次電池31は、
使用や経時変化に伴う劣化をある許容範囲内に保つ装置
の運転管理上の制御が、制御回路34において実行され
ている。例えば制御パラメータ検出回路33において交
流インピーダンスを計測し、計測された交流インピーダ
ンスの値が初期値の所定倍までを許容範囲として管理す
るものである。
【0032】この制御パラメータ検出回路33では、二
次電池31の電池電圧、充放電電流、温度等の制御パラ
メータを計測する。測定された制御パラメータの内、電
圧、電流値から計測時点の抵抗値が求められる。
【0033】更にこのとき、ステップ状の充電電流を二
次電池31に流し、充電開始からある時間経過後の電圧
を測定し、電流を流す前の電圧との差を電流値で割るこ
とにより、その時間に相当する交流インピーダンスが求
められる。測定する二次電池のインピーダンス成分とし
ては、劣化に対して最も敏感に変化するオーミックな成
分を抽出するのが望ましい。即ち、周波数範囲として
は、10Hz〜10kHz、開始時刻からサブms〜数
十msの間で計測するのが望ましい。
【0034】ところで、本発明に適用する二次電池31
としては、後記する如くニッケル水素電池、ニッケルカ
ドミウム電池が最適である。更に例えばニッケル水素電
池の場合、充放電サイクルによる劣化を追うと、交流イ
ンピーダンスが単調に増加していく一方で、容量はほぼ
一定に推移した後、あるところで急激に減少する。この
変更点での交流インピーダンスは、よく調整された組成
の電池では初期インピーダンスの2倍程度(200%)
である。このことから、インピーダンスが初期インピー
ダンスの200%に近づいた時点で二次電池31の寿命
と判断し、交換の指標とするのである。
【0035】更に、上記した式(1)〜(4)の物理量
の中で、製造直後の二次電池から測定不能な物理量が、
許容範囲の劣化をした後の抵抗値Rである。これを、製
造直後の抵抗値R*に換算することで、所望の二次電池
として具体化できる。
【0036】ところで、オーミック抵抗の全体の実効抵
抗に占める比率は、出力電流、出力時間に依存するので
一概には決まらない。ただ、バックアップ電源のよう
に、5分間から10分間程度で放電することを前提とす
ると、一般的なニッケル水素電池では約40%程度であ
る。そこで、前記した劣化の目安である200%を入れ
ると、他の抵抗成分が劣化であまり変化しないとする
と、初期の実効抵抗R*と劣化した後(許容範囲内で)
の実効抵抗Rとの関係は、次の様になる。 R≒1.4×R*
【0037】そこで、前式を上記した(1)式および
(4)式に代入することにより、次式が得られる。 R*≦Vo/(1.4×4・Wbm)・・・(5) R*≧0.9×Vo/(1.4×4・Wbm)・・・(6)
【0038】したがって、二次電池31の製造後におけ
る物理量の条件として、(2)式および(5)式を満足
し、且つ、(3)式または(6)式の少なくとも何れか
一方を満足することが要請される。
【0039】なお、主電源部2を、図3(a)に示した
ように、商用交流電力をある所定電圧Vaの直流電力に
変換するAC−DC変換回路8と、そのAC−DC変換
回路8から出力される直流電圧Vaを負荷部5が要求す
る所定電圧に変換して供給するDC−DC変換回路9と
から構成するとともに、二次電池31を電力の供給源と
する補助電源部3は、前記した所定電圧Vaの直流電力
線に接続する態様も望ましい。
【0040】図1の構成では、負荷部5の要求する電圧
が例えばCPU、半導体メモリ、ハードディスクドライ
ブ等で各々異なる場合には、補助電源部3から出力され
る電圧もマルチ出力とする必要がある。それに対し、図
3(a)に示す構成では、単独の電力出力になる。この
ため、二次電池電圧Vbと出力電圧Vaの最適な設定に
より、双方向型のDC−DCコンバータの様な所定回路
で構成される充放電回路32の変換効率を高く維持する
ことが可能となる。
【0041】具体的には、二次電池31の電池電圧Vb
は、充電時において前記所定電圧Vaを超えず、且つ、
供給時においてその所定電圧Vaの1/3以上であるこ
とが必要となる。
【0042】その所定電圧Vaは、48Vであることが
望ましい。情報・通信機器の構成標準化の動きのなか
で、48V直流バスが一般化しつつあること、二次電池
電圧Vbをあまり高くすると、取り扱いの危険性が増大
することを考慮すると、補助電源部3の接続箇所は48
Vの電力線が最適である。このとき、上記の条件を満た
す二次電池31の定格電圧は、38.4V以下、19.
2V以上となる。
【0043】また、本発明に用いる二次電池31は、ニ
ッケル水素電池からニッケルカドミウム電池が望まし
い。補助電源部3に要求されるバックアップ時間Δt
は、通常6分程度であり、3CA〜10CAのレートで
放電することが要求される。更には、体積のスリム化、
特に機器内蔵とするためには高い容量密度の電池が望ま
しく、且つ火災の心配の少ないこと等の要請から判断し
て、現時点では上記した2種の二次電池が相応しい。
【0044】
【発明の実施の形態】以下本発明にかかる電源装置を、
図4に示すサーバ用のコンピュータ装置6における無停
電式の電源部4に実施した一例を示す。但し、これに限
らず、通信・情報機器の様な恒常的な動作を必要とする
各種の電子機器における電源や、その様な電子機器に電
力を供給するために独立して動作する電源装置において
もほぼ同様に実施できることは勿論である。
【0045】本発明にかかる電源部4は、図4において
その全体的な構成を概略的に示す如く、主電源部7と補
助電源部3とを備え、商用交流電源1から出力される1
00〜200V程度の交流電圧Vsを1〜12V程度の
低圧直流電圧に変換し、負荷部5に対して供給可能とす
るものである。
【0046】ここで、本実施例における負荷部5として
は、CPU52およびそのCPU52に対する入出力部
(I/O)53に加えて、メモリ、ハードディスク、デ
ィスクドライブ等のコンピュータ装置を構成するのに必
要な第1負荷51a〜第n負荷51nを備えた例が示さ
れている。
【0047】主電源部7は、商用交流電源1から出力さ
れる交流電圧Vsを中圧の直流電圧Vaに変換するAC
−DC変換回路8と、その出力された中圧の直流電圧V
aを低圧の直流電圧V1〜Vnに降圧し、負荷部5に供
給するDC−DC変換回路9とから構成される。
【0048】AC−DC変換回路8は、入力される交流
電圧Vsを高圧の直流電圧Vhに変換するAC−DCコ
ンバータ81と、高圧の直流電圧Vhを中圧の直流電圧
Vaに降圧するDC−DCコンバータ82とを直列に接
続することにより、力率を改善するとともに、電源高調
波を抑制可能としている。
【0049】例えば、入力される交流電圧Vsが200
Vの場合にあっては、AC−DCコンバータ81で36
0V程度の高圧の直流電圧Vhに変換し、次いでDC−
DCコンバータ82によって48V程度の中圧の直流電
圧Vaに降圧する。この電圧値は適宜変更して実施でき
ることは勿論であるが、中圧の直流電圧Vaとしては様
々な観点から48Vに標準化される傾向にある。
【0050】本実施例にあっては更に、AC−DCコン
バータ81とDC−DCコンバータ82とを直列に接続
したものを1組とし、必要とする複数組を並列に接続す
ることにより、信頼性を高めるようにしている。更に冗
長性(高信頼性)を持たせる場合には、並列に接続配備
される組数を必要回路数Nに加えて1つ余分に設置す
る。
【0051】またDC−DC変換回路9は、通常、負荷
部5を構成する個別の負荷が異なるいくつかの電圧V1
〜Vnを必要とするため、それに見合った数のDC−D
Cコンバータ91a〜91nが設置され、必要な電圧V
1〜Vnが作成される。なお、CPU52に供給される
低圧の直流電圧Vrは、他の負荷より安定した電圧の供
給を必要とするため、VRM(Voltage Reg
ulator Module)92を介して電圧Vrが
供給される。
【0052】次に補助電源部3は、所定の電池電圧Vb
を有する二次電池31を電力供給源とし、主電源部7に
おけるAC−DC変換回路8の出力端に接続することに
より、AC−DC変換回路8からの出力電圧Vaで二次
電池31に対する充電を可能とする一方、二次電池31
から出力される電力で負荷部5に対する電力供給を可能
とする。
【0053】補助電源部3は、二次電池31に対する充
電と放電を可能とする充放電回路32と、補助電源部3
における各種制御を行う制御回路34と、その制御回路
34に対して情報を伝えるための制御パラメータ検出回
路33と、商用交流電源1の停電時期を検知して制御回
路34に伝える停電検出回路35とから構成される。
【0054】ここで充放電回路32は、二次電池31に
対する充電時には入力電圧Vaを降圧して二次電池31
に充電電圧Vb’を印加する一方、二次電池31からの
放電時には電池電圧Vbを昇圧して直流電圧Vaと略一
致させ放電する機能とを有する双方向DC−DCコンバ
ータが使用される。
【0055】二次電池31は、通常、複数個の電池セル
から構成される。その電池電圧Vbは特に制限はない
が、上記した直流電圧Vaの約1/3以上から同等電圧
までであることが望ましい。充放電機能を果たす双方向
DC−DCコンバータ32の変換効率が、VaとVbの
比が小さいほど効率が良いからである。
【0056】すなわち、双方向DC−DCコンバータ3
2による変換時の電力損失は、理論的にはVaとVbの
比の2次式で表わされ、比が大きくなると2乗に比例す
る項が支配的となる。特にこの比が3を超えると損失は
急激に増大し、変換効率が低下する。この変換効率が低
下すると、それを補うためにはより多くのあるいは大き
な電池を使用することになり、結果として体積が増大す
ることになる。省エネの観点からも望ましくない。
【0057】一方、双方向DC−DCコンバータ32の
変換効率のみの観点からは、電池電圧VbをVaより高
圧側にする構成も可能であるが、そのためには二次電池
31のセルを多数接続することになり、接続によるイン
ピーダンス増加、製造歩留まりの低下が懸念される。ま
た、仮にVaが48[V]とすると、感電の危険性が高
まり、製造時やメンテナンス時での取り扱いが面倒にな
る。
【0058】次に制御パラメータ検出回路33は、二次
電池31の近傍に配置されたサーミスタの様な温度セン
サ36により電池温度を、充放電回路32の入力側に備
えた充放電電流センサ37により二次電池31に対する
充放電電流を、AC−DC変換回路8の出力側に備えた
負荷電流センサ38により負荷部5に供給する負荷電流
を検出可能とするとともに、電池電圧Vbや中圧の直流
電圧Vaを入力することにより、二次電池31に対する
充放電時における各種の制御パラメータを取得し、制御
回路34の制御に利用可能としている。
【0059】ここで、商用交流電力1が供給されている
通常動作時には、二次電池31の電力充電量は所定のS
OC値であるX[%]を下回らないよう、制御回路34
によって制御される。SOC値の管理には、充放電量の
積算値、自己放電による消失電力を考慮し、ある定めら
れた論理に基づく適切なタイミングで補充電がなされ
る。
【0060】Xの具体的な値としては、電池容量をでき
るだけ小さくコンパクトにしたいとの要請から、70%
以上に設定するのが望ましい。バックアップ機能の時間
Δtは通常5分から10分間と短時間であることから、
二次電池31の放電電流は通常3CA〜10CA程度で
あり、高出力仕様に設計、製造されたものを用いるのが
望ましい。
【0061】また、補助電源部3から負荷部5に対しW
mの電力を供給する際に、二次電池31からの出力電力
がWbmとすると、WmとWbmの比が、前記した双方
向DC−DCコンバータ32と、主電源部7におけるD
C−DCコンバータ91a〜91nとVRM92のトー
タルの変換効率に相当する。なお、電源供給電圧Vaと
電池電圧Vbとの比が前記のように3以下であるなら
ば、双方向DC−DCコンバータ32の変換効率は90
%以上が期待される。
【0062】本発明は上記構成にあって、二次電池31
の実効抵抗Rおよび定格容量Qが、下記する(1)式お
よび(2)式を満足し、且つ、(3)式または(4)式
の何れか一方を満足する様に設計することを特徴とす
る。 Q≧2・Wbm・Δt/(Vo・X/100)・・・・(2) Q≦1.1×2・Wbm・Δt(Vo・(X−5)/100)・・・(3) R≦Vo/(4・Wbm)・・・(1) R≧0.9×Vo/(4・Wbm)・・・(4)
【0063】ところで、二次電池31が、図3(b)で
示すnセル直列パックをpパック並列に接続した組電池
で形成されている場合を考えると、単セルの実効抵抗に
関しても同様の式が導出される。即ち、単セルの劣化
後、最低動作温度環境下、最大電力供給時の実効抵抗を
rとし、単セルの開放電圧をvとすると、まず次式が
求まる。 R=n・r/p Vo=n・v
【0064】両式を前記した(1)式に入れれば、次式
が得られる。 n・r/p≦(n・v/(4・Wbm) r≦v /(4・Wbm/(n・p))=v
(4・wbm
【0065】ここでwbm(=Wbm/(n・p))
は、二次電池31から最大電力Wbmを供給時における
単セル当たりの出力である。また、vはニッケル水素
電池の場合、約1.3Vであり、前式は次式として差し
支えない。r≦1.69/(4・wb)
【0066】実効抵抗についての関係式を導出したとき
と同様にして、単セルの容量q[Ah]に関する以下の
条件式が得られる。 q≧2・wbm・Δt/(v・X/100) q≧2・wbm・Δt(1.30・X/100)=1.
54・wbm・Δt(X/100)
【0067】ところで、図4における制御パラメータ検
出回路33では、二次電池31の電池電圧、充放電電
流、温度等の制御パラメータを計測する。測定された制
御パラメータの内、電圧、電流値から計測時点の抵抗値
が求められる。
【0068】例えば、ステップ状の充電電流を二次電池
に流し、その時、開始時刻からある時間経過後の電圧を
測定し、電流を流す前の電圧との差を電流値で割ること
により、その時間に相当する交流インピーダンスが求め
られる。測定する二次電池のインピーダンス成分として
は、劣化に対して最も敏感に変化するオーミックな成分
を抽出するのが望ましい。
【0069】即ち、周波数範囲としては、10Hz〜1
0kHz、開始時刻からサブms〜数十msの間で計測
するのが望ましい。先述したように、ニッケル水素電池
の例では、通常使用する充放電サイクルによって生ずる
劣化によって、このオーミックな成分は単調に、且つ次
第に急峻になりつつ上昇する、容量減少が発生する時点
では初期値の約2倍になることから、仮にこの時点をも
って電池劣化の目安とする。
【0070】更に、二次電池31の製造直後における物
理量の条件としては、(2)式と(5)式を共に満足
し、(3)式または(6)式の何れか一方を満足するよ
うに設計することが可能である。 R*≦Vo/(1.4×4・Wbm)・・・(5) R*≧0.9×Vo/(1.4×4・Wbm)・・・(6)
【0071】もう1つ、二次電池31の容量と抵抗には
密接な関係がある。大雑把に言えば、抵抗は電極面積に
反比例し、容量は電極体積に比例する。電極の厚みが、
ある値に固定されれば、容量は電極面積に比例するた
め、容量と抵抗との関係は反比例の関係になる。経験的
なニッケル水素電池の値を基に、求めた単セルの容量と
25℃における実効抵抗(7CA放電)の関係式を図5
に示す。3本の関係曲線は異なる電極(正極)厚を示し
ている。
【0072】実施例では、Sub−Cサイズのニッケル
水素電池、容量3.0Ah、使用前(製造後)の25℃
実効抵抗10.0mΩを使用した。電源装置の最低設置
温度5℃における実効抵抗を計測すると、16.1mΩ
であった。負荷側が要求した最大出力は500W、バッ
クアップ時間は6分間であり、最大出力時の二次電池の
出力は約700Wであった。二次電池31の充電量は8
5%以上になるよう、積算電力量の計測と自己放電分の
計算見積に基づく推定値を基に、補充電を実施して制御
した。
【0073】図6にこのセルを組電池として使用したと
きの総容量と総抵抗、並びに、上記した(2)式および
(5)式から求まるQの最小値とR*の最大値をプロッ
トした。直列数は電圧の最適範囲から16から32と
し、並列数は1と2の場合について示してある。組電池
の容量は、並列数1(即ち電池パック1つ)の場合は
3.0Ah、並列数2の場合は6.0Ahであり、直列
電池の数が同じであれば同じポイントになり、直列電池
数の増加に従って、図の左上から右下に向かって移動す
る。
【0074】ここで、図6から並列数2で、直列数が2
2を超えると、(2)(5)式を満足することが分る。
次に、(1)式および(6)式からR*の下限、Qの上
限を考慮すると、直列数22から25の組電池がこの範
囲に入っていることが分る。
【0075】実施例として、前記Sub−Cサイズ(2
2φ×42.5)のニッケル水素電池を2並列24直列
の組電池を、参考例として32直列セル(1並列)の組
電池と、2並列30直列の組電池を用い、バックアップ
機能について検証した。その結果を下表に示す。なお、
双方向DC−DCコンバータ32と二次電池31の間
は、温度フューズを介して接続し、電池に異常が発生し
た際には強制的に接続が断たれる構成とした。
【0076】
【表1】
【0077】表1に示したように、実施例、参考例2の
組電池は、充放電サイクル試験後でも電源装置の最低設
置温度下にて6分間以上電力を供給することが可能であ
った。これに対し、参考例1の組電池では、充放電サイ
クル試験後では700Wを出力することもできなかっ
た。また、表から分るように、実施例は、参考例2に比
べ、サイズ、重量共に25%程度小さく、省スペースと
高い信頼性を両立している。
【0078】ところで、電池パックの電池数としては素
数を避け、できるだけ約数の多い数が望ましい。例え
ば、16、20、24、28、30、32という数であ
る。これは、パックとして組上げるとき、過不足無く並
べることができること、その組み合わせの可能性が多い
ため、実装するスペースに合わせた設計ができるメリッ
トがある。
【0079】図7は、単セルの容量と実効抵抗の図5
に、2並列24直列構成における、(2)(5)式を挿
入したものである。このプロットでは、(5)式が最低
使用温度における実効抵抗に関する式であることから、
最低使用温度を5℃とし、今回使用したNiMH電池の
温度特性を元に、25℃の抵抗値に換算し、行った。先
述したように、電極厚の差で単セルの容量と実効抵抗の
関係が幅を持つが、(2)(5)式の交点に近い電池構
成にすれば、よりシステム側の要望に合致したものとな
る。
【0080】
【発明の効果】本発明は上記の如く、システム側からの
供給電力に関する要求仕様に対し、使用する二次電池の
容量、実効抵抗を所定の範囲内に選択することで、長期
に亘り、システムの要請を満たし、且つ省スペース性に
優れたバックアップ機能付き電源装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる電源装置の基本的な構成を示す
概略図である。
【図2】補助電源部で使用する二次電池における電流と
出力電力の関係を説明するための図であって、(a)は
二次電池を構成する各要素の関係を示す概略図、(b)
は電流と出力電力の関係を示すグラフである。
【図3】本発明の他の実施例を示す図であって、(a)
は主電源部の構成に特徴を有するもの、(b)は二次電
池を組電池パックとして構成した例を各々示す。
【図4】本発明をコンピュータ装置に実施した一例を示
すブロック図である。
【図5】本発明の実施例に用いたニッケル水素電池の容
量と25℃での実効抵抗値との関係を示した図である。
【図6】本発明の実施例のコンピュータ装置の要請に対
し、今回用いたSubCサイズのニッケル水素電池によ
って構成する手順を示す図である。
【図7】実施例である2並列24直列構成パックにおけ
るニッケル水素電池の最適設計指針を示すための図であ
る。
【符号の説明】
1 商用交流電源 3 補助電源部 4 電源部 5 負荷部 6 コンピュータ装置 7 主電源部 8 AC−DC変換回路 9 DC−DC変換回路 31 二次電池 32 充放電回路 33 制御パラメータ検出回路 34 制御回路 36 温度センサ 37 充放電電流センサ 38 負荷電流センサ 51 負荷 52 CPU 53 I/O 81 AC−DCコンバータ 82 DC−DCコンバータ 91 DC−DCコンバータ 92 VRM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮田 寿勝 大阪府茨木市丑寅1丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内 (72)発明者 大西 益弘 大阪府茨木市丑寅1丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内 Fターム(参考) 5G003 BA03 BA04 CA01 CA05 CA11 CB01 DA05 EA08 GB03 GC05 5G015 FA18 GB02 HA02 HA15 JA10 JA32 JA34 JA35 JA53 JA55 JA56 5H006 AA05 BB06 DC05 5H030 AS03 BB09 DD08 FF41 FF43 FF44 FF52

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用交流電源から出力される商用交流電
    力を、負荷部が要求する所定電圧の直流電力に変換して
    電力を供給する主電源部と、二次電池を電力供給源と
    し、前記商用交流電源に代えあるいは加えて負荷部に対
    して電力を供給する補助電源部とを備え、前記負荷部に
    対して前記補助電源部のみから電力を供給する際、少な
    くとも最大出力電力がWm[W]でΔt[h]の時間、
    前記二次電池が電力供給を継続可能とすることが要求さ
    れる電源装置にあって、 前記補助電源部が、最大出力電力Wm[W]を供給する
    ときに対応した前記二次電池の出力電力がWbm [W]
    であるとしたとき、 前記補助電源部は、前記商用交流電力が主電源部に供給
    されている通常運転中に、前記二次電池に対して所定の
    充電量X[%]を超える充電を維持する充電制御をする
    一方、 前記二次電池の初期における定格容量Q[Ah]が下記
    (2)式を満足し、且つ、 ある許容された劣化範囲内で二次電池が最も劣化した後
    において、最低使用温度環境下での実効抵抗R[Ω]
    が、下記(1)式を満足することを特徴とする電源装
    置。 R≦Vo/(4・Wbm)・・・(1) Q≧2・Wbm・Δt/(Vo・X/100)・・・・(2) ここで、Vo[V]:二次電池の開放電圧
  2. 【請求項2】 前記二次電池が更に、下記(3)式およ
    び(4)式の少なくとも何れか一方を満足することを特
    徴とする請求項1記載の電源装置。 Q≦1.1×2・Wbm・Δt(Vo・(X−5)/100)・・・(3) R≧0.9×Vo/(4・Wbm)・・・(4)
  3. 【請求項3】 前記二次電池は、使用や経時変化に伴う
    劣化をある許容範囲内に保つ装置の運転管理上の制御が
    なされることを特徴とする請求項1または2記載の電源
    装置。
  4. 【請求項4】 前記運転管理上の制御は、 前記二次電池における10Hz〜10kHzに相当する
    周波数の交流インピーダンスを計測するとともに、 その計測した交流インピーダンスの値を、初期値の20
    0%までを許容範囲として制御することを特徴とする請
    求項3記載の電源装置。
  5. 【請求項5】 前記二次電池における製造初期の実効抵
    抗R*[Ω]が、下記(5)式を満足することを特徴と
    する請求項4記載の電源装置。 R*≦Vo/(1.4×4・Wbm)・・・(5)
  6. 【請求項6】 前記二次電池における製造初期の実効抵
    抗R*[Ω]が、下記(6)式を満足することを特徴と
    する請求項5記載の電源装置。 R*≧0.9×Vo/(1.4×4・Wbm)・・・(6)
  7. 【請求項7】 前記主電源部が、 商用交流電力を所定電圧Vaの直流電力に変換するAC
    −DC変換回路と、 該AC−DC変換回路から出力される直流電圧Vaを負
    荷部が要求する所定電圧に変換して供給するDC−DC
    変換回路とから構成されており、 前記補助電源部は、前記DC−DC変換回路の入力側に
    接続されていることを特徴とする請求項1記載の電源装
    置。
  8. 【請求項8】 前記二次電池の電池電圧Vbは、充電時
    において前記所定電圧Vaを超えず、且つ、給電時にお
    いて該所定電圧Vaの1/3以上であることを特徴とす
    る請求項7記載の電源装置。
  9. 【請求項9】 前記二次電池が、電池セルを複数直列に
    接続した組電池パックであることを特徴とする請求項1
    または2記載の電源装置。
  10. 【請求項10】 前記組電池パックは、複数並列に接続
    してなることを特徴とする請求項9記載の電源装置。
  11. 【請求項11】 前記並列接続された各組電池パック
    は、 商用電力が供給されている通常運転時にあっては、所定
    の充電量以上に維持する制御が個別になされており、 その内の1つの組電池パックが何らかの事由により欠け
    た場合には、その欠けた組電池パックを除いて新たな充
    電量が設定され、その値以上に維持する制御が個別にな
    されることを特徴とする請求項10記載の電源装置。
  12. 【請求項12】 前記二次電池が、ニッケル水素電池ま
    たはニッケルカドミウム電池であることを特徴とする請
    求項1〜11の何れかに記載の電源装置。
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