JP2003269928A - 3次元形状計測方法および装置ならびにプログラム - Google Patents

3次元形状計測方法および装置ならびにプログラム

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JP2003269928A JP2002066251A JP2002066251A JP2003269928A JP 2003269928 A JP2003269928 A JP 2003269928A JP 2002066251 A JP2002066251 A JP 2002066251A JP 2002066251 A JP2002066251 A JP 2002066251A JP 2003269928 A JP2003269928 A JP 2003269928A
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Shizuo Sakamoto
静生 坂本
Rui Ishiyama
塁 石山
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NEC Corp
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    • G01B11/24Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring contours or curvatures
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    • GPHYSICS
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
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    • G06V10/10Image acquisition
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の形状およびテクスチャデータを合成した
ときにも段差が目立たず、クオリティの高い統合データ
を自動的に得る。 【解決手段】対応画素算出手段226が第1の位置・方
向から計測したある画素における3次元座標点に対応す
る第2の位置・方向から撮影した画像列上の画素位置を
求め、合致画素算出手段227が対応画素位置を基準と
した部分画像をスキャンし、着目画素の光パターンに最
も合致する光パターンを持つ合致画素を求めて3次元座
標点を出力し、合致座標記憶手段228が合致した3次
元座標点を対として保持し、補正量算出手段229が3
つの手段を繰り返し3次元座標対を生成し、対となる3
次元座標位置の差が最も小さくなるように第2の位置・
方向から計測された座標点を変換する座標変換量を求
め、3次元形状補正手段230が第2の位置・方向によ
り計測した3次元形状を座標変換して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は3次元形状計測技術
に関し、特に複数方向から計測した形状間や輝度・色情
報の差を最小化する3次元形状計測方法,3次元形状計
測装置,および該3次元形状計測をデータ処理装置(コ
ンピュータ)で実行させるプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、物体の3次元形状を計測する
様々な手法が提案されている。その中の一つの手法とし
て、正弦波パターンを投影して計測する手法について、
文献(1)(「縞走査を導入した格子パターン投影法」
(精密工学会誌、Vol.55,No.10,pp.18
17〜1822,1989年))に基づいて説明する。
【0003】図6は、文献(1)で記されている3次元
形状計測装置の模式図を示す。図6を参照すると、光源
101から正弦波状に濃淡値が印刷されている格子10
2を通して、物体100に対して正弦波状の輝度分布を
持つ光パターンを投影する。該物体100上の点P10
4をカメラ103で撮影する。画像上における該点P1
04の座標値をx、該座標xにおける輝度値をI(x)と
し、輝度値I(x)を数1で表すこととする。
【0004】
【数1】
【0005】ここで、A(x)はバイアス成分であり、
φおよびα(x)はそれぞれ位相である。
【0006】物体100を静止させたままで格子102
を軸u方向へと、印刷した正弦波パターンの波長の1/
N(Nは正の整数)ずつN回ずらしながら画像を撮影し
てゆく。撮影された画像は、物体100に投影された正
弦波光パターンが2π/Nラジアンずつ進行してゆくよ
うに見える。これを、位相φが0ラジアンから2π/N
ラジアンずつ2π(N−1)/Nラジアンまでずれてゆく
と解釈すると、k回目(0≦k<N)に得られるx地点
での輝度値I(x)は、数2で表すことができる。
【0007】
【数2】
【0008】位相α(x)は、k=0番目に撮影した画像
におけるx地点での位相値となる。点P104は、カメ
ラスクリーン上の座標xからレンズ中心を通過する半直
線上に存在する。光源101から見たとき、点P104
は、正弦波格子102上において位相α(x)の直線と光
源101で決まる平面上に存在する。故に、上記直線と
平面との交点を求めれば、該交点の3次元座標値が点P
104のものであることがわかる。
【0009】上記数2は、次の数3で示す新しい2つの
係数A(x),B(x)を導入することで、続く数4と
書き換えることができる。
【0010】
【数3】
【0011】
【数4】
【0012】A(x)およびB(x)は、それぞれN回
の撮影で得たx地点での輝度値I(x),…,IN−1
(x)を用いて、次の数5で求めることができる。
【0013】
【数5】
【0014】また、位相α(x)は、次の数6で求まる。
【0015】
【数6】
【0016】上記した位相計算をカメラ103で撮影さ
れた画像上の各画素で実行することで、画像上の物体1
00の位相値が得られる。
【0017】ところで、上記数6から得られる位相α
(x)は、逆正接関数tan−1()を用いて計算している
ことからも分かるように、全て−πからπまでの間に折
り返されてしまっている。このため、求められた位相α
(x)は、2πの整数倍だけ不定性を持ってしまい、この
ままでは物体100の3次元形状を求めることができな
い。
【0018】このように、物体100全体に対して、一
周期だけからなる正弦波パターンを投射することで、位
相を一意に決められるようにすることができるが、この
とき、物体100全体に、−πからπまでの狭い位相値
を割り付けるために、高い計測精度が得られないという
問題点がでてくる。
【0019】そこで、通常、初期位相の値域を広げ、物
体100に対して複数周期の正弦波パターンを投射する
ことで、位相の一意性を犠牲にして計測精度を向上させ
る方法がとられている。
【0020】図7は、カメラ103で撮影された画像上
の各画素において、求めた位相の例である位相画像10
5を示す図である。図7では、位相−πからπラジアン
を、黒から白へと割り付けて示している。本図7により
明らかなように、例えば平面を計測したとしても計測さ
れた位相値は不連続となるため、何らかの手法により画
像内で相対的な位相値を決定して、連続した値へと変換
する必要がある。また、そのままでは位相値の絶対値は
得られないため、何らかの手法で別途絶対位相を決定し
なければならない。
【0021】上記問題点を、異なる位置に置かれたカメ
ラや投光装置を付け加えて利用することにより解決する
手法について、文献(2)(特開2001−01292
5)に基づいて説明する。
【0022】図8は、従来の3次元形状計測装置300
のブロック図を示す。この3次元形状計測装置300
は、光投射器A201と、光投射器B202と、カメラ
A203と、カメラB204と、光投射器・カメラ制御
手段205と、画像記憶手段A−A206と、画像記憶
手段A−B207と、画像記憶手段B−A208と、画
像記憶手段B−B209と、位相計算手段210と、位
相記憶手段A−A211と、位相記憶手段A−B212
と、位相記憶手段B−A213と、位相記憶手段B−B
214と、絶対位相決定手段A−A/B−A215と、
絶対位相決定手段A−B/B−B216と、絶対位相値
変換手段217と、3次元座標値変換手段218と、3
次元座標値記憶手段A−A219と、3次元座標値記憶
手段B−B220と、3次元座標値合成手段221と、
光投射器A/カメラA相対位置記憶手段223と、光投
射器B/カメラB相対位置記憶手段224と、カメラA
/B相対位置記憶手段225とを含んで構成されてい
た。
【0023】図9は、3次元形状計測装置300の模式
図を示す。3次元形状計測装置300は、光投射器A2
01および光投射器B202と、カメラA203および
カメラB204とが、図9に示すように配置されてお
り、光投射器A201とカメラA203との対で計測さ
れた3次元形状と、光投射器B202とカメラB204
との対で計測された3次元形状とを合成して出力するも
のであるとする。
【0024】図10は、絶対位相値決定方法のうちの一
つの説明図である。
【0025】光投射器A201により投射された正弦波
パターンをカメラA203により撮影して得た位相画像
である画像A(光パターンA)116を、図10左上に
示す。本画像中の点P112の絶対位相値、すなわち3
次元座標位置は、以下のような手順にて得ることができ
る。まず、点P112位置における画像A(光パターン
A)116上の位相値より、2πの整数倍の不定性を加
味すると、3次元空間上における点Pの候補位置は、図
10下に示した点P113,P114,およびP
115となる。カメラB204から上記点P113,
114およびP115へと向かう視線を求め、光
投射器A201により投射された正弦波パターンをカメ
ラB204により撮影して得た位相画像である画像B
(光パターンA)117上に、図10右上のようにプロ
ットしたとき、本画像B(光パターンA)117上の対
応点の位相値から点P113,P114,およびP
115に対応する点を得ることができる。画像A(光
パターンA)116上の点P112の相対位相値と、画
像B(光パターンA)117上の前記候補点のうちの1
点のみが唯一相対位相値が合致したときに正しく3次元
座標が計測できたとし、そのときの絶対位相値が決定で
きるとする。以上の手続きを画像A(光パターンA)1
16上の全ての点において繰り返すことにより、絶対位
相信号A−A(A−A/B−A)19を得ることができ
る。同様にして、絶対位相信号B−B(A−B/B−
B)20を得ることができる。さらに、確からしい絶対
位相を得るには、画像A(光パターンA)116上また
は画像B(光パターンA)117上において、絶対位相
信号A−A(A−A/B−A)19および絶対位相信号
B−B(A−B/B−B)20が得られた画素位置の積
を求めておき、該積が存在する画素位置のみ絶対位相信
号A−A(A−A/B−A)19と絶対位相信号B−B
(A−B/B−B)20とが出力されるようにマスクす
ることで実現できる。
【0026】本処理により、必ずしも全ての地点につい
て絶対位相が決定できるとは限らないが、カメラA20
3とカメラB204との双方より視認できる領域につい
ては、大部分の点において絶対位相が得られる。これら
絶対位相が得られた点群をそれぞれ中心とした周囲の画
素について、絶対位相が得られていない場合には位相差
ができるだけ小さくなるように2πの整数倍を足し引き
してやることを繰り返すにより、画像全体での絶対位相
を得ることができる。
【0027】以上の処理によって得られた絶対位相信号
A−A(A−A/B−A)19から3次元座標値変換手
段218により、光投射器A201とカメラA203と
の三角測量の原理により3次元形状が計算できる。光投
射器B202とカメラB204との対についても同様に
計算でき、最終的に3次元座標値記憶手段A−A219
および3次元座標値記憶手段B−B220へと保存され
た形状データを3次元座標値合成手段221により合成
することにより、計測対象の物体100全体の形状を得
ることができる。
【0028】上記従来手法において、カメラA203お
よびカメラB204として通常のカメラを用いることも
可能であるため、別途フラッシュ等の照明を利用してテ
クスチャ画像を撮影しておくことで、3次元形状物体の
外観であるテクスチャデータ(画像)を取得することも
できる。このテクスチャデータを、計測した形状データ
に対して貼り付けて、3次元CG(Computer
Graphics)におけるテクスチャマッピングの手
法により様々な方向から眺めることのできるカタログ等
の応用に供することもできる。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記文
献(2)において述べられている従来手法では、光投射
器A201および光投射器B202と、カメラA203
およびカメラB204との位置関係は非常によくわかっ
ており、どのペアで座標値を求めてもほぼ同一の座標地
点として求めることができる場合には、3次元座標値合
成手段221において相補的な合成などによりデータを
合成するだけできれいな全体の形状データを得ることが
できるが、実際には相互位置関係を完全に知ることは不
可能であり、それぞれのペアにおいて求めた形状間で、
微妙に位置ずれを起こす,大きさが異なってしまうとい
った問題点がある。そのため単純に各々の形状を合成す
ると、各形状間において段差が生じてしまう。
【0030】図11を用いて形状の合成の一手法につい
て説明する。物体100を手前左方向にカメラA203
および光投射器A201、同右方向にカメラB204お
よび光投射器B202を配置して計測すると、それぞれ
カメラから見える範囲の形状を、図中のカメラA(光パ
ターンA)計測の物体106およびカメラB(光パター
ンB)計測の物体107として得ることができる。カメ
ラや光投射器の位置関係を完全に知ることは困難である
ため、これらカメラおよび光投射器を用いて得られた上
記計測物体は、相互に微妙に位置ずれや大きさずれを起
こしてしまっている。最も単純な合成方法として、適当
な平面にて左右に分割することにより、それぞれカメラ
A(光パターンA)計測の半物体108およびカメラB
(光パターンB)計測の半物体109のように相補的な
有効領域を取り出した後に両者を合わせて最終合成物体
110を生成する。このとき、位置ずれや大きさずれか
ら段差111が生じることとなり、結果としてクオリテ
ィの低い形状しか得られないこととなる。
【0031】文献(3)(特開平05−303629)
においては、物体の部分形状と部分形状上のテクスチャ
とを用い、テクスチャを手がかりとして位置合わせを行
っているが、物体表面が無地であると本方式は無力であ
る。また、形状における凹凸などの特徴的な位置を基準
とした位置合わせも可能ではあるが、文献(3)の手法
と同様に、物体表面に位置合わせの手がかりとなる形状
がない場合には利用できない。
【0032】人手により形状の総***置等を変更して段
差ができるだけ少なくなるように調整することも可能で
はあるが、非常に労力がかかる上、基本的に一つ一つの
計測に対して個別に対処することとなるために実用的で
ない。
【0033】また、形状だけでなく得られるテクスチャ
画像についても、カメラA203とカメラB204との
特性が一般に異なることから微妙な差違が生じ、結果的
にクオリティの低い合成テクスチャデータを得てしまう
こととなる。
【0034】文献(4)(特開2001−08439
5)では、2つの形状データの境界位置において、形状
とテクスチャとをボクセルという表現へと変更した後に
一種のなじませ合成を行う手法が述べられている。この
ように、一般的にデータ境界においてのりしろ領域を設
け、この領域内にて徐々にブレンドしてゆく手法がとら
れるが、根本的な解決ではないために段差はとれず、ま
た上記のりしろ領域は対象毎にアドホックに調整する必
要があった。
【0035】本発明の目的は、上記2つの問題を解決
し、形状やテクスチャの段差を目立たなくし、複数の形
状およびテクスチャデータを合成したときにも段差が目
立たず、クオリティの高い統合データを自動的に得るこ
とができる3次元形状計測方法を提供することにある。
【0036】また、本発明の他の目的は、上記3次元形
状計測方法による3次元形状の計測を行うための3次元
形状計測装置を提供することにある。
【0037】さらに、本発明の別の目的は、上記3次元
形状計測方法および3次元形状計測装置をデータ処理装
置にて実現するための3次元形状計測プログラムを提供
することにある。
【0038】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する、第
1の発明の3次元形状計測方法は、計測物体へと光パタ
ーンを投影しながら第1および第2の位置・方向より撮
影した画像列に基づいて該第1および第2の位置・方向
からの3次元形状を計測する方法において、計測物体上
へと投影された光パターンから第1および第2の位置・
方向間の対応を精密に求めることにより、前記第1およ
び第2の位置・方向から計測した3次元形状間の位置ず
れを補正する工程を持つことを特徴とする。
【0039】第2の発明の3次元形状計測方法は、計測
物体へと光パターンを投影しながら第1および第2の位
置・方向より撮影した画像列に基づいて該第1および第
2の位置・方向からの3次元形状を計測する方法におい
て、計測物体上へと投影された光パターンから第1およ
び第2の位置・方向間の対応を精密に求めることによ
り、前記第1および第2の位置・方向から計測したテク
スチャデータ間の輝度・色ずれを補正する工程を持つこ
とを特徴とする。
【0040】第3の発明の3次元形状計測方法は、計測
物体へと光パターンを投影しながら第1および第2の位
置・方向より撮影した画像列に基づいて該第1および第
2の位置・方向からの3次元形状を計測する方法におい
て、計測物体上へと投影された光パターンから第1およ
び第2の位置・方向間の対応を精密に求めることによ
り、前記第1および第2の位置・方向から計測した3次
元形状間の位置ずれとテクスチャデータ間の輝度・色ず
れとをともに補正する工程を持つことを特徴とする。
【0041】第4の発明の3次元形状計測方法は、第1
の発明の3次元形状計測方法における前記第1および第
2の位置・方向より計測した3次元形状間の位置ずれを
補正する工程において、第1の位置・方向から撮影した
画像列上のある画素における3次元座標点に着目し、該
点が対応する第2の位置・方向から撮影した画像列上の
画素位置を求める工程と、前記第1の位置・方向から撮
影した画像列上の着目画素の光パターンと前記第2の位
置・方向から撮影した画素位置を基準とした部分画像上
における光パターンとを随時比較して最も合致する画素
位置を求める工程と、前記第1の位置・方向から計測さ
れた着目3次元座標位置と前記合致する画素位置におけ
る第2の位置・方向から計測された3次元座標位置とを
対にして保持する工程と、前記3つの工程を繰り返して
対応リストを生成する工程と、得られた対応リストの間
の差違が最も小さくなるように前記第2の位置・方向か
ら計測された3次元形状を補正する工程とを持つことを
特徴とする。
【0042】第5の発明の3次元形状計測方法は、第2
の発明の3次元形状計測方法における前記第1および第
2の位置・方向より計測したテクスチャデータ間の輝度
・色ずれを補正する工程において、第1の位置・方向か
ら撮影した画像列上のある画素における3次元座標点に
着目し、該点が対応する第2の位置・方向から撮影した
画像列上の画素位置を求める工程と、前記第1の位置・
方向から撮影した画像列上の着目画素の光パターンと前
記第2の位置・方向から撮影した画素位置を基準とした
部分画像上における光パターンとを随時比較して最も合
致する画素位置を求める工程と、前記第1の位置・方向
から撮影された着目画素のテクスチャデータと前記合致
する画素位置における第2の位置・方向から撮影された
着目画素のテクスチャデータとを対にして保持する工程
と、前記3つの工程を繰り返して対応リストを生成する
工程と、得られた対応リストの間の差違が最も小さくな
るように前記第2の位置・方向から計測されたテクスチ
ャデータを補正する工程とを持つことを特徴とする。
【0043】第6の発明の3次元形状計測方法は、第3
の発明の3次元形状計測方法における前記第1および第
2の位置・方向より計測した3次元形状間の位置ずれを
補正する工程において、第1の位置・方向から撮影した
画像列上のある画素における3次元座標点に着目し、該
点が対応する第2の位置・方向から撮影した画像列上の
画素位置を求める工程と、前記第1の位置・方向から撮
影した画像列上の着目画素の光パターンと前記第2の位
置・方向から撮影した画素位置を基準とした部分画像上
における光パターンとを随時比較して最も合致する画素
位置を求める工程と、前記第1の位置・方向から計測さ
れた着目3次元座標位置と前記合致する画素位置におけ
る第2の位置・方向から計測された3次元座標位置とを
対にして保持する工程と、前記3つの工程を繰り返して
対応リストを生成する工程と、得られた対応リストの間
の差違が最も小さくなるように前記第2の位置・方向か
ら計測された3次元形状を補正する工程とを持ち、前記
第1および第2の位置・方向より計測したテクスチャデ
ータ間の輝度・色ずれを補正する工程において、第1の
位置・方向から撮影した画像列上のある画素における3
次元座標点に着目し、該点が対応する第2の位置・方向
から撮影した画像列上の画素位置を求める工程と、前記
第1の位置・方向から撮影した画像列上の着目画素の光
パターンと前記第2の位置・方向から撮影した画素位置
を基準とした部分画像上における光パターンとを随時比
較し、最も合致する画素位置を求める工程と、前記第1
の位置・方向から撮影された着目画素のテクスチャデー
タと前記合致する画素位置における第2の位置・方向か
ら撮影された着目画素のテクスチャデータとを対にして
保持する工程と、前記3つの工程を繰り返して対応リス
トを生成する工程と、得られた対応リストの間の差違が
最も小さくなるように前記第2の位置・方向から計測さ
れたテクスチャデータを補正する工程とを持つことを特
徴とする。
【0044】第7の発明の3次元形状計測方法は、第1
ないし第6の発明の3次元形状計測方法のいずれかにお
いて、2つ以上の位置よりそれぞれ光パターンを投影す
ることを特徴とする。
【0045】第8の発明の3次元形状計測方法は、第1
ないし第7の発明の3次元形状計測方法のいずれかにお
いて、3つ以上の位置・方向より画像の撮影を行うこと
を特徴とする。
【0046】第9の発明の3次元形状計測方法は、第1
ないし第8の発明の3次元形状計測方法のいずれかにお
いて、投影する光パターンの空間的な強度分布が正弦波
状をなしていることを特徴とする。
【0047】第10の発明の3次元形状計測方法は、第
9の発明の3次元形状計測方法において、投影する正弦
波状の光パターンの位相をシフトしながら複数回撮影し
た後に画素毎に位相値を求めた画像を対応点の決定に用
いることを特徴とする。
【0048】第11の発明の3次元形状計測方法は、第
1ないし第8の発明の3次元形状計測方法のいずれかに
おいて、投影する光パターンの空間的な強度分布が三角
波状をなしていることを特徴とする。
【0049】第12の発明の3次元形状計測方法は、第
11の発明の3次元形状計測方法において、投影する三
角波状の光パターンの位相をシフトしながら複数回撮影
した後に画素毎に位相値を求めた画像を対応点の決定に
用いることを特徴とする。
【0050】一方、第13の発明の3次元形状計測装置
は、計測物体へと光パターンを投影しながら第1および
第2の位置・方向より撮影した画像列に基づいて該第1
および第2の位置・方向からの3次元形状を計測する3
次元形状計測装置において、光パターンが計測物体上へ
と投影された画像列,前記撮影を行う第1および第2の
位置・方向,ならびに第1および第2の位置・方向から
計測した3次元形状を入力とし、該第1および第2の位
置・方向間の対応を精密に求めることにより、前記第1
および第2の位置・方向から計測した3次元形状間の位
置ずれを補正して出力するずれ補正手段を持つことを特
徴とする。
【0051】第14の発明の3次元形状計測装置は、計
測物体へと光パターンを投影しながら第1および第2の
位置・方向より撮影した画像列に基づいて該第1および
第2の位置・方向からの3次元形状を計測する3次元形
状計測装置において、光パターンが計測物体上へと投影
された画像列,前記撮影を行う第1および第2の位置・
方向,ならびに第1および第2の位置・方向から計測し
た3次元形状を入力とし、該第1および第2の位置・方
向間の対応を精密に求めることにより、前記第1および
第2の位置・方向から計測したテクスチャデータ間の輝
度・色ずれを補正して出力するずれ補正手段を持つこと
を特徴とする。
【0052】第15の発明の3次元形状計測装置は、計
測物体へと光パターンを投影しながら第1および第2の
位置・方向より撮影した画像列に基づいて該第1および
第2の位置・方向からの3次元形状を計測する3次元形
状計測装置において、光パターンが計測物体上へと投影
された画像列,前記撮影を行う第1および第2の位置・
方向,ならびに第1および第2の位置・方向から計測し
た3次元形状を入力とし、該第1および第2の位置・方
向間の対応を精密に求めることにより、前記第1および
第2の位置・方向から計測した3次元形状間の位置ずれ
とテクスチャデータ間の輝度・色ずれとをともに補正し
て出力するずれ補正手段を持つことを特徴とする。
【0053】第16の発明の3次元形状計測装置は、第
13の発明の3次元形状計測装置における前記第1およ
び第2の位置・方向より計測した3次元形状間の位置ず
れを補正するずれ補正手段において、第1の位置・方向
から撮影した画像列,同計測された3次元形状,および
前記第1の位置・方向と第2の位置・方向との相対位置
関係を入力とし、前記第1の位置・方向から計測したあ
る画素における3次元座標点に着目し、該着目画素の光
パターン,該着目3次元座標点,および該着目3次元座
標点が対応する第2の位置・方向から撮影した画像列上
の画素位置を求めて出力する対応画素算出手段と、前記
着目画素の光パターン,前記対応する画素位置,前記第
2の位置・方向から撮影した画像列,および同計測した
3次元形状を入力とし、該対応画素位置を基準とした部
分画像をスキャンし、着目画素の光パターンに最も合致
する光パターンを持つ合致画素を求めてその画素に対応
する3次元座標点を出力する合致画素算出手段と、前記
着目した3次元座標点,および前記合致した3次元座標
点を入力とし、両入力を対として保持し随時出力する合
致座標記憶手段と、前記3つの手段を繰り返し3次元座
標対を生成し前記合致座標記憶手段へと記録されたリス
トを入力とし、対となる3次元座標位置の差が最も小さ
くなるように前記第2の位置・方向から計測された座標
点を変換する座標変換量を求めて出力する補正量算出手
段と、前記座標変換量,および前記第2の位置・方向か
ら計測した3次元形状を入力とし、第2の位置・方向に
より計測した3次元形状を座標変換して出力する3次元
形状補正手段とを持つことを特徴とする。
【0054】第17の発明の3次元形状計測装置は、第
14の発明の3次元形状計測装置における前記第1およ
び第2の位置・方向より計測したテクスチャデータ間の
輝度・色ずれを補正するずれ補正手段において、第1の
位置・方向から撮影した画像列,同第1の位置・方向か
ら撮影したテクスチャデータ,同計測された3次元形
状,および前記第1の位置・方向と第2の位置・方向と
の相対位置関係を入力とし、前記第1の位置・方向から
計測したある画素における3次元座標点に着目し、該着
目画素の光パターン,該着目テクスチャデータ,および
該着目3次元座標点が対応する第2の位置・方向から撮
影した画像列上の画素位置を求めて出力する対応画素算
出手段と、前記着目画素の光パターン,前記対応する画
素位置,前記第2の位置・方向から撮影した画像列,同
計測した3次元形状,および同撮影したテクスチャデー
タを入力とし、該対応画素位置を基準とした部分画像を
スキャンし、着目画素の光パターンに最も合致する光パ
ターンを持つ合致画素を求めてその画素に対応するテク
スチャデータを出力する合致画素算出手段と、前記着目
したテクスチャデータ,および前記合致したテクスチャ
データを入力とし、両入力を対として保持し随時出力す
る合致テクスチャ記憶手段と、前記3つの手段を繰り返
しテクスチャデータ対を生成し前記合致テクスチャ記憶
手段へと記録されたリストを入力とし、対となるテクス
チャデータの差が最も小さくなるように前記第2の位置
・方向から計測されたテクスチャデータを変換するテク
スチャ変換量を求めて出力する補正量算出手段と、前記
テクスチャ変換量,および前記第2の位置・方向から計
測したテクスチャデータを入力とし、第2の位置・方向
により計測したテクスチャデータを変換して出力するテ
クスチャ補正手段とを持つことを特徴とする。
【0055】第18の発明の3次元形状計測装置は、第
13の発明の3次元形状計測装置における前記第1およ
び第2の位置・方向より計測した3次元形状間の位置ず
れを補正するずれ補正手段において、第1の位置・方向
から撮影した画像列,同計測された3次元形状,および
前記第1の位置・方向と第2の位置・方向との相対位置
関係を入力とし、前記第1の位置・方向から計測したあ
る画素における3次元座標点に着目し、該着目画素の光
パターン,該着目3次元座標点,および該着目3次元座
標点が対応する第2の位置・方向から撮影した画像列上
の画素位置を求めて出力する対応画素算出手段と、前記
着目画素の光パターン,前記対応する画素位置,前記第
2の位置・方向から撮影した画像列,および同計測した
3次元形状を入力とし、該対応画素位置を基準とした部
分画像をスキャンし、着目画素の光パターンに最も合致
する光パターンを持つ合致画素を求めてその画素に対応
する3次元座標点を出力する合致画素算出手段と、前記
着目した3次元座標点,および前記合致した3次元座標
点を入力とし、両入力を対として保持し随時出力する合
致座標記憶手段と、前記3つの手段を繰り返し3次元座
標対を生成し前記合致座標記憶手段へと記録されたリス
トを入力とし、対となる3次元座標位置の差が最も小さ
くなるように前記第2の位置・方向から計測された座標
点を変換する座標変換量を求めて出力する補正量算出手
段と、前記座標変換量,および前記第2の位置・方向か
ら計測した3次元形状を入力とし、第2の位置・方向に
より計測した3次元形状を座標変換して出力する3次元
形状補正手段とを持ち、第14の発明の3次元形状計測
装置における前記第1および第2の位置・方向より計測
したテクスチャデータ間の輝度・色ずれを補正するずれ
補正手段において、第1の位置・方向から撮影した画像
列,同第1の位置・方向から撮影したテクスチャデー
タ,同計測された3次元形状,および前記第1の位置・
方向と第2の位置・方向との相対位置関係を入力とし、
前記第1の位置・方向から計測したある画素における3
次元座標点に着目し、該着目画素の光パターン,該着目
テクスチャデータ,および該着目3次元座標点が対応す
る第2の位置・方向から撮影した画像列上の画素位置を
求めて出力する対応画素算出手段と、前記着目画素の光
パターン,前記対応する画素位置,前記第2の位置・方
向から撮影した画像列,同計測した3次元形状,および
同撮影したテクスチャデータを入力とし、該対応画素位
置を基準とした部分画像をスキャンし、着目画素の光パ
ターンに最も合致する光パターンを持つ合致画素を求め
てその画素に対応するテクスチャデータを出力する合致
画素算出手段と、前記着目したテクスチャデータ,およ
び前記合致したテクスチャデータを入力とし、両入力を
対として保持し随時出力する合致テクスチャ記憶手段
と、前記3つの手段を繰り返しテクスチャデータ対を生
成し前記合致テクスチャ記憶手段へと記録されたリスト
を入力とし、対となるテクスチャデータの差が最も小さ
くなるように前記第2の位置・方向から計測されたテク
スチャデータを変換するテクスチャ変換量を求めて出力
する補正量算出手段と、前記テクスチャ変換量,および
前記第2の位置・方向から計測したテクスチャデータを
入力とし、第2の位置・方向により計測したテクスチャ
データを変換して出力するテクスチャ補正手段とを持つ
ことを特徴とする。
【0056】第19の発明の3次元形状計測装置は、第
13ないし第18の発明の3次元形状計測装置のいずれ
かにおいて、2つ以上の位置よりそれぞれ光パターンを
投影することを特徴とする。
【0057】第20の発明の3次元形状計測装置は、第
13ないし第19の発明の3次元形状計測装置のいずれ
かにおいて、3つ以上の位置・方向より画像の撮影を行
うことを特徴とする。
【0058】第21の発明の3次元形状計測装置は、第
13ないし第20の発明の3次元形状計測装置のいずれ
かにおいて、投影する光パターンの空間的な強度分布が
正弦波状をなしていることを特徴とする。
【0059】第22の発明の3次元形状計測装置は、第
21の発明の3次元形状計測装置において、投影する正
弦波状の光パターンの位相をシフトしながら複数回撮影
した後に画素毎に位相値を求めた画像を対応点の決定に
用いることを特徴とする。
【0060】第23の発明の3次元形状計測装置は、第
13ないし第20の発明の3次元形状計測装置のいずれ
かにおいて、投影する光パターンの空間的な強度分布が
三角波状をなしていることを特徴とする。
【0061】第24の発明の3次元形状計測装置は、第
23の発明の3次元形状計測装置において、投影する三
角波状の光パターンの位相をシフトしながら複数回撮影
した後に画素毎に位相値を求めた画像を対応点の決定に
用いることを特徴とする。
【0062】他方、第25の発明のプログラムは、コン
ピュータに、計測物体へと光パターンを投影しながら第
1および第2の位置・方向より撮影した画像列に基づい
て該第1および第2の位置・方向からの3次元形状を計
測する処理,ならびに計測物体上へと投影された光パタ
ーンから第1および第2の位置・方向間の対応を精密に
求めることにより、前記第1および第2の位置・方向か
ら計測した3次元形状間の位置ずれを補正する処理を実
行させることを特徴とする。
【0063】第26の発明のプログラムは、コンピュー
タに、計測物体へと光パターンを投影しながら第1およ
び第2の位置・方向より撮影した画像列に基づいて該第
1および第2の位置・方向からの3次元形状を計測する
処理,ならびに計測物体上へと投影された光パターンか
ら第1および第2の位置・方向間の対応を精密に求める
ことにより、前記第1および第2の位置・方向から計測
したテクスチャデータ間の輝度・色ずれを補正する処理
を実行させることを特徴とする。
【0064】第27の発明のプログラムは、コンピュー
タに、計測物体へと光パターンを投影しながら第1およ
び第2の位置・方向より撮影した画像列に基づいて該第
1および第2の位置・方向からの3次元形状を計測する
処理,ならびに計測物体上へと投影された光パターンか
ら第1および第2の位置・方向間の対応を精密に求める
ことにより、前記第1および第2の位置・方向から計測
した3次元形状間の位置ずれとテクスチャデータ間の輝
度・色ずれとをともに補正する処理を実行させることを
特徴とする。
【0065】第28の発明のプログラムは、第25の発
明のプログラムにおける前記第1および第2の位置・方
向より計測した3次元形状間の位置ずれを補正する処理
において、第1の位置・方向から撮影した画像列上のあ
る画素における3次元座標点に着目し、該点が対応する
第2の位置・方向から撮影した画像列上の画素位置を求
める手順と、前記第1の位置・方向から撮影した画像列
上の着目画素の光パターンと前記第2の位置・方向から
撮影した画素位置を基準とした部分画像上における光パ
ターンとを随時比較して最も合致する画素位置を求める
手順と、前記第1の位置・方向から計測された着目3次
元座標位置と前記合致する画素位置における第2の位置
・方向から計測された3次元座標位置とを対にして保持
する手順と、前記3つの手順を繰り返して対応リストを
生成する手順と、得られた対応リストの間の差違が最も
小さくなるように前記第2の位置・方向から計測された
3次元形状を補正する手順とを持つことを特徴とする。
【0066】第29の発明のプログラムは、第26の発
明のプログラムにおける前記第1および第2の位置・方
向より計測したテクスチャデータ間の輝度・色ずれを補
正する処理において、第1の位置・方向から撮影した画
像列上のある画素における3次元座標点に着目し、該点
が対応する第2の位置・方向から撮影した画像列上の画
素位置を求める手順と、前記第1の位置・方向から撮影
した画像列上の着目画素の光パターンと前記第2の位置
・方向から撮影した画素位置を基準とした部分画像上に
おける光パターンとを随時比較し、最も合致する画素位
置を求める手順と、前記第1の位置・方向から撮影され
た着目画素のテクスチャデータと前記合致する画素位置
における第2の位置・方向から撮影された着目画素のテ
クスチャデータとを対にして保持する手順と、前記3つ
の手順を繰り返して対応リストを生成する手順と、得ら
れた対応リストの間の差違が最も小さくなるように前記
第2の位置・方向から計測されたテクスチャデータを補
正する手順とを持つことを特徴とする。
【0067】第30の発明のプログラムは、第27の発
明のプログラムにおける前記第1および第2の位置・方
向より計測した3次元形状間の位置ずれを補正する処理
において、第1の位置・方向から撮影した画像列上のあ
る画素における3次元座標点に着目し、該点が対応する
第2の位置・方向から撮影した画像列上の画素位置を求
める手順と、前記第1の位置・方向から撮影した画像列
上の着目画素の光パターンと前記第2の位置・方向から
撮影した画素位置を基準とした部分画像上における光パ
ターンとを随時比較して最も合致する画素位置を求める
手順と、前記第1の位置・方向から計測された着目3次
元座標位置と前記合致する画素位置における第2の位置
・方向から計測された3次元座標位置とを対にして保持
する手順と、前記3つの手順を繰り返して対応リストを
生成する手順と、得られた対応リストの間の差違が最も
小さくなるように前記第2の位置・方向から計測された
3次元形状を補正する手順とを持ち、前記第1および第
2の位置・方向より計測したテクスチャデータ間の輝度
・色ずれを補正する処理において、第1の位置・方向か
ら撮影した画像列上のある画素における3次元座標点に
着目し、該点が対応する第2の位置・方向から撮影した
画像列上の画素位置を求める手順と、前記第1の位置・
方向から撮影した画像列上の着目画素の光パターンと前
記第2の位置・方向から撮影した画素位置を基準とした
部分画像上における光パターンとを随時比較し、最も合
致する画素位置を求める手順と、前記第1の位置・方向
から撮影された着目画素のテクスチャデータと前記合致
する画素位置における第2の位置・方向から撮影された
着目画素のテクスチャデータとを対にして保持する手順
と、前記3つの手順を繰り返して対応リストを生成する
手順と、得られた対応リストの間の差違が最も小さくな
るように前記第2の位置・方向から計測されたテクスチ
ャデータを補正する手順とを持つことを特徴とする。
【0068】第31の発明のプログラムは、第25ない
し第30の発明のプログラムのいずれかにおいて、2つ
以上の位置よりそれぞれ光パターンを投影することを特
徴とする。
【0069】第32の発明のプログラムは、第25ない
し第31の発明のプログラムのいずれかにおいて、3つ
以上の位置・方向より画像の撮影を行うことを特徴とす
る。
【0070】第33の発明のプログラムは、第25ない
し第32の発明のいずれかのプログラムにおいて、投影
する光パターンの空間的な強度分布が正弦波状をなして
いることを特徴とする。
【0071】第34の発明のプログラムは、第33の発
明のプログラムにおいて、投影する正弦波状の光パター
ンの位相をシフトしながら複数回撮影した後に画素毎に
位相値を求めた画像を対応点の決定に用いることを特徴
とする。
【0072】第35の発明のプログラムは、第25ない
し第32の発明のいずれかのプログラムにおいて、投影
する光パターンの空間的な強度分布が三角波状をなして
いることを特徴とする。
【0073】第36の発明のプログラムは、第35の発
明のプログラムにおいて、投影する三角波状の光パター
ンの位相をシフトしながら複数回撮影した後に画素毎に
位相値を求めた画像を対応点の決定に用いることを特徴
とする。
【0074】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0075】[第1の実施の形態]図1は、本発明の第
1の実施の形態に係る3次元形状計測装置301の構成
を示すブロック図である。本実施の形態に係る3次元形
状計測装置301は、光投射器A201と、光投射器B
202と、カメラA203と、カメラB204と、光投
射器・カメラ制御手段205と、画像記憶手段A−A2
06と、画像記憶手段A−B207と、画像記憶手段B
−A208と、画像記憶手段B−B209と、位相計算
手段210と、位相記憶手段A−A211と、位相記憶
手段A−B212と、位相記憶手段B−A213と、位
相記憶手段B−B214と、絶対位相決定手段A−A/
B−A215と、絶対位相決定手段A−B/B−B21
6と、絶対位相値変換手段217と、3次元座標値変換
手段218と、3次元座標値記憶手段A−A219と、
3次元座標値記憶手段B−B220と、3次元座標値合
成手段221と、光投射器A/カメラA相対位置記憶手
段223と、光投射器B/カメラB相対位置記憶手段2
24と、カメラA/B相対位置記憶手段225と、3次
元形状補正手段302とを含んで構成されている。
【0076】3次元形状補正手段302は、対応画素算
出手段226と、合致画素算出手段227と、合致座標
記憶手段228と、補正量算出手段229と、3次元形
状補正手段230とから構成されている。
【0077】3次元形状計測装置301は、光投射器A
201および光投射器B202と、カメラA203およ
びカメラB204とが、図9に示したような構成をなし
ており、光投射器A201とカメラA203との対で計
測された3次元形状と、光投射器B202とカメラB2
04との対で計測された3次元形状とを合成して出力す
るものであるとする。また、形状計測の原理は、文献
(2)において述べられているものであるとする。
【0078】次に、このように構成された第1の実施の
形態に係る3次元形状計測装置301の動作について説
明する。
【0079】光投射器・カメラ制御手段205は、光投
射器A制御信号1,光投射器B制御信号2,カメラA制
御信号3,カメラB制御信号4,カメラA出力制御信号
7,カメラB出力制御信号8,位相計算制御信号14,
および3次元座標値制御信号22をそれぞれ出力し、光
投射器からの光パターン投射やカメラによる画像撮影、
また位相計算や3次元形状計算を制御する。
【0080】光投射器A201および光投射器B202
は、それぞれ、光投射器A制御信号1および光投射器B
制御信号2を入力とし、空間的に正弦波状をなす光パタ
ーンを1/4周期ずつ位相をずらしながら投射する。
【0081】カメラA203およびカメラB204は、
それぞれ、カメラA制御信号3およびカメラB制御信号
4を入力とし、光投射器A201や光投射器B202で
投影された光パターンを撮影した画像を、カメラA出力
信号5およびカメラB出力信号6として出力する。
【0082】画像記憶手段A−A206および画像記憶
手段A−B207は、それぞれ、カメラA出力信号5を
入力とし、光投射器A201で光パターンを投射したと
きに撮影された画像,および光投射器B202で光パタ
ーンを投射したときに撮影された画像を記録し、画像信
号A−A9および画像信号A−B10として出力する。
【0083】画像記憶手段B−A208および画像記憶
手段B−B209は、それぞれ同様に、カメラB出力信
号6を入力とし、光投射器A201で光パターンを投射
したときに撮影された画像,および光投射器B202で
光パターンを投射したときに撮影された画像を記録し、
画像信号B−A11および画像信号B−B12として出
力する。
【0084】位相計算手段210は、位相計算制御信号
14により切り替えられた画像信号A−A9,画像信号
A−B10,画像信号B−A11,または画像信号B−
B12を入力とし、前記数5および数6に基づいて位相
値を計算し、位相信号13として出力する。
【0085】位相記憶手段A−A211,位相記憶手段
A−B212,位相記憶手段B−A213,および位相
記憶手段B−B214は、それぞれ、位相信号13を入
力とし、各カメラと光投射器とのそれぞれの組み合わせ
により撮影された画像から得られた位相値を記録し、位
相信号A−A15,位相信号A−B16,位相信号B−
A17,および位相信号B−B18として随時出力す
る。
【0086】光投射器A/カメラA相対位置記憶手段2
23および光投射器B/カメラB相対位置記憶手段22
4は、それぞれ、光投射器AとカメラAとの間,および
光投射器BとカメラBとの間のそれぞれの組み合わせに
より三角測量の原理に基づいて3次元座標値を出すため
の相対位置関係を記録しており、光投射器A/カメラA
相対位置・向き信号27および光投射器B/カメラB相
対位置・向き信号28として出力する。
【0087】カメラA/B相対位置記憶手段225は、
カメラA203およびカメラB204において一方のカ
メラにより計測された3次元座標位置がもう一方のカメ
ラでどの方向に観測されるのかを得るための相対位置関
係を記録しており、カメラA/B相対位置・向き信号2
9として出力する。
【0088】絶対位相決定手段A−A/B−A215
は、位相信号A−A15,位相信号B−A17,光投射
器A/カメラA相対位置・向き信号27,およびカメラ
A/B相対位置・向き信号29を入力とし、光投射器A
201が投影し、カメラA201およびカメラB202
により得られた位相値画像を元にして図10に示した原
理により、絶対位相値を決定し、光投射器A201が投
影しカメラA201により得られた絶対位相値と、決定
できず残された相対位相値とを、絶対位相信号A−A
(A−A/B−A)19として出力する。
【0089】絶対位相決定手段A−B/B−B216
は、位相信号A−B16,位相信号B−B18,光投射
器B/カメラB相対位置・向き信号28,およびカメラ
A/B相対位置・向き信号29を入力とし、絶対位相決
定手段A−A/B−A215と同様にして、光投射器B
202が投影しカメラB202により得られた絶対位相
値と、決定できず残された相対位相値とを、絶対位相信
号B−B(A−B/B−B)20として出力する。
【0090】絶対位相値変換手段217は、絶対位相信
号A−A(A−A/B−A)19と絶対位相信号B−B
(A−B/B−B)20とを切り替えて入力し、絶対位
相が決定できず残された相対位相値について、すでに得
られている絶対位相値を中心として全体が滑らかになる
ように絶対位相値を定めてゆき、絶対位相変換信号21
として出力する。
【0091】3次元座標値変換手段218は、絶対位相
変換信号21,およびカメラA/B相対位置・向き信号
29を入力するとともに、光投射器A/カメラA相対位
置・向き信号27,または光投射器B/カメラB相対位
置・向き信号28のいずれか一方を切り替えて入力と
し、絶対位相値から3次元座標値へと変換して、3次元
座標信号23として出力する。
【0092】3次元座標値記憶手段A−A219および
3次元座標値記憶手段B−B220は、光投射器A20
1とカメラA203との対,および光投射器B202と
カメラB204との対でそれぞれ計測された3次元座標
値を記憶し、3次元座標値信号A−A24および3次元
座標値信号B−B25として出力する。
【0093】3次元形状補正手段302は、3次元座標
値信号A−A24,3次元座標値信号B−B25,カメ
ラA/B相対位置・向き信号29,画像信号A−A9,
および画像信号B−A11を入力とし、光投射器B20
2とカメラB204との対で計測された3次元形状を、
光投射器A201とカメラA203との対で計測された
3次元形状にできるだけ合致するように補正して、3次
元座標補正信号B−B36として出力する。
【0094】3次元座標値合成手段221は、3次元座
標値信号A−A24,および3次元座標補正信号B−B
36を入力とし、2つの形状データを合成して合成3次
元座標値信号26として出力する。
【0095】ここで、3次元形状補正手段302につい
てさらに詳しく説明する。
【0096】対応画素算出手段226は、画像信号A−
A9,カメラA/B相対位置・向き信号29,および3
次元座標値信号A−A24を入力とし、カメラA203
におけるある画素に着目してその画像信号A−A9にお
ける画素情報を着目画素信号30として、また該着目画
素における計測3次元座標値を着目3次元座標信号31
として、さらに該着目3次元座標値がカメラB202で
撮影された画像上において対応する画素位置を算出し対
応画素信号32として、それぞれ出力する。
【0097】合致画素算出手段227は、着目画素信号
30,対応画素信号32,画像信号B−A11,および
3次元座標値信号B−B25を入力とし、カメラA20
3で撮影された画像上において着目した画素の画像情報
と、カメラB204の画像上における対応画素の回りを
探索した画像情報とがより合致する画素位置を対応画素
として求めた後、該対応画素においてカメラB204と
光投射器B202との対で計測された3次元座標値を、
合致3次元座標信号33として出力する。
【0098】図2を用いて上記2つの手段の動作を説明
する。カメラA203に対するもう1台のカメラの真の
配置が、カメラB204の位置であるとする。これらに
加えて、光投射器A201および光投射器B202につ
いても真の配置がわかっているとき、光投射器A201
とカメラA203との対により計測する点P112の3
次元座標値と、光投射器B202とカメラB204との
対により計測した3次元座標値とは一致する。しかし、
光投射器A201と光投射器B202との配置は誤差を
伴ってしかわからないとすると、それぞれの3次元座標
の計測値は一般に異なる。さらに、カメラA203とカ
メラB204との間の相互位置も正確に知ることは難し
い。
【0099】対応画素算出手段226は、光投射器A2
01とカメラA203との対により計測された点P11
2の3次元座標位置を、あらかじめ知り得たカメラA/
Bの相対位置関係からカメラBへと投射することによ
り、カメラB204により同一点P112を観測してい
る画素を算出する。しかし、このとき、実際の位置はカ
メラB'222とずれているために、点P112、すな
わち点P114はカメラB'222からの視線方向C
122上には存在しない。そこで、合致画素算出手段2
27は、画像B(光パターンA)117上の点P11
4の回りの部分画像である探索小領域124において、
画像A(光パターンA)116上の点P112位置の画
素情報とよりよく合致する画素を探索し、点P'12
5を得る。
【0100】合致座標記憶手段228は、着目3次元座
標信号31,および合致3次元座標信号33を入力と
し、対応する3次元座標値を対として記録し、合致3次
元座標リスト信号34として随時出力する。すなわち、
図2において、光投射器A201とカメラA203との
対で計測した点P112の3次元座標値と、光投射器B
202とカメラB204との対で計測した対応する点
P'125の3次元座標値とをペアで記憶する。
【0101】補正量算出手段229は、合致3次元座標
リスト信号34を入力とし、ペアとなる3次元座標値が
できるだけ一致するような補正量を算出し、座標補正信
号35として出力する。光投射器A201とカメラA2
03との対で計測した3次元座標値のリストを次の数7
とし、光投射器B202とカメラB204との対で計測
した対応する3次元座標値のリストを続く数8とする。
【0102】
【数7】
【0103】
【数8】
【0104】ここで、(x)と(x'
y'z')とはi番目の3次元座標値のペア
であり、1≦i≦n(nはペアの数)であるとする。な
お、ここでは、表記上の簡便さから、列ベクトルを転置
した行ベクトルとして表している(前上に付されたtが
転置行列であることを示す)。
【0105】3次元空間中での補正として3行3列の回
転行列Rと3行1列の平行移動ベクトルTを考え、上記
数7で定義されるコストE(R,T)が最小となるように
RおよびTを決定する。決定には、次の数9のように一
般の最小二乗法の技法を利用することができる。
【0106】
【数9】
【0107】3次元形状補正手段230は、座標補正信
号35,および3次元座標値信号B−B25を入力と
し、得られた回転行列R,および平行移動ベクトルTを
用いて、光投射器B202とカメラB204との対にて
計測された座標値群を変換し、3次元座標補正信号B−
B36として出力する。
【0108】補正量算出手段229では、3次元空間中
において一般的なアフィン変換を示したが、3次元座標
列を変換するものであれば何でもよい。例えば、(x
)に対し4つめの要素を付け足し、
(x1)とし、3行4列の変換行列S
により次の数10で定義されるコストE(S)が最小とな
るように、Sの各要素を決定することも可能である。
【0109】
【数10】
【0110】上記第1の実施の形態に係る3次元形状計
測装置301においては、補正のための3次元座標値を
一般的なカーテシアン座標系xyzにより示したが、極
座標系など他の座標系を用いても、本発明を同様に構成
することが可能である。
【0111】上記3次元形状補正手段302は、3次元
形状を補正するものであるが、テクスチャデータをも撮
影する3次元形状計測装置において、ほとんど同様な構
成にてテクスチャデータがほとんど合致するような構成
をとることが可能である。
【0112】[第2の実施の形態]図3は、本発明の第
2の実施の形態に係る3次元形状計測装置303の構成
を示すブロック図である。本実施の形態に係る3次元形
状計測装置303は、光投射器A201と、光投射器B
202と、カメラA203と、カメラB204と、光投
射器・カメラ制御手段205と、画像記憶手段A−A2
06と、画像記憶手段A−B207と、画像記憶手段B
−A208と、画像記憶手段B−B209と、位相計算
手段210と、位相記憶手段A−A211と、位相記憶
手段A−B212と、位相記憶手段B−A213と、位
相記憶手段B−B214と、絶対位相決定手段A−A/
B−A215と、絶対位相決定手段A−B/B−B21
6と、絶対位相値変換手段217と、3次元座標値変換
手段218と、3次元座標値記憶手段A−A219と、
3次元座標値記憶手段B−B220と、光投射器A/カ
メラA相対位置記憶手段223と、光投射器B/カメラ
B相対位置記憶手段224と、カメラA/B相対位置記
憶手段225と、3次元座標・テクスチャ画像合成手段
237と、テクスチャ画像記憶手段A238と、テクス
チャ画像記憶手段B239と、テクスチャデータ補正手
段304とを含んで構成されている。
【0113】テクスチャデータ補正手段304は、対応
画素算出手段232と、合致画素算出手段233と、合
致テクスチャ記憶手段234と、補正量算出手段235
と、テクスチャ補正手段236とから構成されている。
【0114】3次元形状計測装置303は、光投射器A
201および光投射器B202と、カメラA203およ
びカメラB204とが、図9に示したような構成をなし
ており、光投射器A201とカメラA203との対で計
測された3次元形状と、光投射器B202とカメラB2
04との対で計測された3次元形状とを合成して出力す
るものであるとする。また、形状計測の原理は、文献
(2)において述べられているものであるとする。本実
施の形態に係る3次元形状計測装置303は、形状計測
と同時に計測用の光パターンを投影しない物体のテクス
チャ画像を撮影するものであるとする。
【0115】次に、このように構成された第2の実施の
形態に係る3次元形状計測装置303の動作について説
明する。
【0116】光投射器・カメラ制御手段205は、光投
射器A制御信号1,光投射器B制御信号2,カメラA制
御信号3,カメラB制御信号4,カメラA出力制御信号
7,カメラB出力制御信号8,位相計算制御信号14,
および3次元座標値制御信号22をそれぞれ出力し、光
投射器からの光パターン投射やカメラによる画像撮影、
また位相計算や3次元形状計算を制御する。
【0117】光投射器A201および光投射器B202
は、それぞれ、光投射器A制御信号1および光投射器B
制御信号2を入力とし、空間的に正弦波状をなす光パタ
ーンを1/4周期ずつ位相をずらしながら投射する。
【0118】カメラA203およびカメラB204は、
それぞれ、カメラA制御信号3およびカメラB制御信号
4を入力とし、光投射器A201や光投射器B202で
投影された光パターンを撮影した画像を、カメラA出力
信号5およびカメラB出力信号6として出力する。
【0119】画像記憶手段A−A206および画像記憶
手段A−B207は、それぞれ、カメラA出力信号5を
入力とし、光投射器A201で光パターンを投射したと
きに撮影された画像,および光投射器B202で光パタ
ーンを投射したときに撮影された画像を記録し、画像信
号A−A9および画像信号A−B10として出力する。
【0120】画像記憶手段B−A208および画像記憶
手段B−B209は、それぞれ同様に、カメラB出力信
号6を入力とし、光投射器A201で光パターンを投射
したときに撮影された画像,および光投射器B202で
光パターンを投射したときに撮影された画像を記録し、
画像信号B−A11および画像信号B−B12として出
力する。
【0121】位相計算手段210は、位相計算制御信号
14により切り替えられた画像信号A−A9,画像信号
A−B10,画像信号B−A11,または画像信号B−
B12を入力とし、前記数5および数6に基づいて位相
値を計算し、位相信号13として出力する。
【0122】位相記憶手段A−A211,位相記憶手段
A−B212,位相記憶手段B−A213,および位相
記憶手段B−B214は、それぞれ、位相信号13を入
力とし、各カメラと光投射器とのそれぞれの組み合わせ
により撮影された画像から得られた位相値を記録し、位
相信号A−A15,位相信号A−B16,位相信号B−
A17,および位相信号B−B18として随時出力す
る。
【0123】テクスチャ画像記憶手段A238およびテ
クスチャ画像記憶手段B239は、それぞれ、カメラA
出力信号5およびカメラB出力信号6を入力とし、テク
スチャ画像を記憶し、テクスチャ信号A42およびテク
スチャ信号B43として随時出力する。
【0124】光投射器A/カメラA相対位置記憶手段2
23および光投射器B/カメラB相対位置記憶手段22
4は、それぞれ、光投射器AとカメラAとの間,および
光投射器BとカメラBとの間のそれぞれの組み合わせに
より三角測量の原理に基づいて3次元座標値を出すため
の相対位置関係を記録しており、光投射器A/カメラA
相対位置・向き信号27および光投射器B/カメラB相
対位置・向き信号28として出力する。
【0125】カメラA/B相対位置記憶手段225は、
カメラA203およびカメラB204において一方のカ
メラにより計測された3次元座標位置がもう一方のカメ
ラでどの方向に観測されるのかを得るための相対位置関
係を記録しており、カメラA/B相対位置・向き信号2
9として出力する。
【0126】絶対位相決定手段A−A/B−A215
は、位相信号A−A15,位相信号B−A17,光投射
器A/カメラA相対位置・向き信号27,およびカメラ
A/B相対位置・向き信号29を入力とし、光投射器A
201が投影し、カメラA201およびカメラB202
により得られた位相値画像を元にして図10に示した原
理により、絶対位相値を決定し、光投射器A201が投
影しカメラA201により得られた絶対位相値と、決定
できず残された相対位相値とを、絶対位相信号A−A
(A−A/B−A)19として出力する。
【0127】絶対位相決定手段A−B/B−B216
は、位相信号A−B16,位相信号B−B18,光投射
器B/カメラB相対位置・向き信号28,およびカメラ
A/B相対位置・向き信号29を入力とし、絶対位相決
定手段A−A/B−A215と同様にして、光投射器B
202が投影しカメラB202により得られた絶対位相
値と、決定できず残された相対位相値とを、絶対位相信
号B−B(A−B/B−B)20として出力する。
【0128】絶対位相値変換手段217は、絶対位相信
号A−A(A−A/B−A)19と絶対位相信号B−B
(A−B/B−B)20とを切り替えて入力し、絶対位
相が決定できず残された相対位相値について、すでに得
られている絶対位相値を中心として全体が滑らかになる
ように絶対位相値を定めてゆき、絶対位相変換信号21
として出力する。
【0129】3次元座標値変換手段218は、絶対位相
変換信号21,およびカメラA/B相対位置・向き信号
29を入力するとともに、光投射器A/カメラA相対位
置・向き信号27または光投射器B/カメラB相対位置
・向き信号28のいずれか一方を切り替えて入力とし、
絶対位相値から3次元座標値へと変換して、3次元座標
信号23として出力する。
【0130】3次元座標値記憶手段A−A219および
3次元座標値記憶手段B−B220は、光投射器A20
1とカメラA203との対,および光投射器B202と
カメラB204との対でそれぞれ計測された3次元座標
値を記憶し、3次元座標値信号A−A24および3次元
座標値信号B−B25として出力する。
【0131】テクスチャデータ補正手段304は、3次
元座標値信号A−A24,3次元座標値信号B−B2
5,カメラA/B相対位置・向き信号29,画像信号A
−A9,画像信号B−A11,テクスチャ信号A42,
およびテクスチャ信号B43を入力とし、カメラB20
4で撮影されたテクスチャデータを、カメラA203で
撮影されたテクスチャデータにできるだけ合致するよう
に補正して、テクスチャ画像補正信号B41として出力
する。
【0132】3次元座標・テクスチャ画像合成手段23
7は、3次元座標値信号A−A24,3次元座標値信号
B−B25,テクスチャ信号A42,およびテクスチャ
画像補正信号B41を入力とし、2つの形状データとテ
クスチャデータとを合成して合成3次元座標・テクスチ
ャ画像信号44として出力する。
【0133】ここで、テクスチャデータ補正手段304
についてさらに詳しく説明する。
【0134】対応画素算出手段232は、画像信号A−
A9,カメラA/B相対位置・向き信号29,3次元座
標値信号A−A24,およびテクスチャ信号A42を入
力とし、カメラA201におけるある画素に着目してそ
の画像信号A−A9における画素情報を着目画素信号3
0として、また該着目画素におけるテクスチャデータを
着目テクスチャ信号37として、さらに該着目画素にお
ける3次元座標値がカメラB202で撮影された画像上
において対応する画素位置を算出し対応画素信号32と
して、それぞれ出力する。
【0135】合致画素算出手段233は、着目画素信号
30,対応画素信号32,画像信号B−A11,および
テクスチャ信号B43を入力とし、カメラA203で撮
影された画像上において着目した画素の画像情報と、カ
メラB204の画像上における対応画素の回りを探索し
た画像情報とがより合致する画素位置を対応画素として
求めた後、該対応画素においてカメラB204で撮影さ
れたテクスチャデータを、合致テクスチャ信号38とし
て出力する。
【0136】合致テクスチャ記憶手段234は、着目テ
クスチャ信号37,および合致テクスチャ信号38を入
力とし、対応するテクスチャデータを対として記録し、
合致テクスチャリスト信号39として随時出力する。
【0137】補正量算出手段235は、合致テクスチャ
リスト信号39を入力とし、ペアとなるテクスチャデー
タができるだけ一致するような補正量を算出し、テクス
チャ補正信号40として出力する。カメラA203で計
測したテクスチャデータのリストを次の数11、カメラ
B204で撮影した対応するテクスチャデータのリスト
を続く数12する。
【0138】
【数11】
【0139】
【数12】
【0140】ここで、(r)と(r'
g'b')とは、i番目のテクスチャデータ
のペアであり、1≦i≦n(nはペアの数)であるとす
る。テクスチャデータの補正として3行3列の回転行列
Gを考え、次の数13で定義されるコストE(G)が最小
となるようにGを決定する。
【0141】
【数13】
【0142】テクスチャ補正手段236は、テクスチャ
補正信号40,およびテクスチャ信号B43を入力と
し、得られた回転行列Gを用いて、カメラB204にて
撮影されたテクスチャデータを変換し、テクスチャ画像
補正信号B41として出力する。
【0143】上記3次元形状計測装置303において、
テクスチャ画像を撮影する際には光パターンを投射しな
いとしたが、質の高いテクスチャ画像を得るために別途
フラッシュやランプ等を点灯することによっても、本発
明を構成することが可能である。上記3次元形状計測装
置303において、テクスチャデータはRGB表色系に
て補正することを示したが、他のYUV他の表色系にて
補正することによっても、本発明を同様に構成すること
が可能である。また、輝度だけで構成されるモノクロテ
クスチャデータであっても、本発明を同様に構成するこ
とが可能である。
【0144】また、上記第1の実施の形態と第2の実施
の形態とを組み合わせることによって、3次元形状とテ
クスチャデータとの双方を同時に補正することによって
も、本発明を構成することが可能である。
【0145】上記第1および第2の実施の形態におい
て、絶対位相決定手段A−A/B−A215および絶対
位相決定手段A−B/B−B216において対応点の決
定をしていることから、対応画素算出手段226および
対応画素算出手段232や合致画素算出手段227およ
び合致画素算出手段233の処理を受け持たせる構成と
することでも、本発明を同様に構成することが可能であ
る。
【0146】上記対応画素算出手段226および合致画
素算出手段227,または対応画素算出手段232およ
び合致画素算出手段233においては、光投射器A20
1から投射された光パターンをカメラA203およびカ
メラB204でそれぞれ撮影した画像情報を用いて対応
画素探索を行うと説明したが、光投射器B202から投
射された光パターンを用いても、また両方を同時に用い
ても本発明を構成することが可能である。また、画像を
直接用いるのではなく、画像パターンから計算した位相
値を用いることでも、本発明を構成することができる。
【0147】上記各実施の形態においては、文献(2)
に準じた3次元形状計測装置について示したが、第1の
実施の形態における3次元形状補正手段302は、他の
3次元形状計測装置についても同様に組み込んで、本発
明を構成することが可能である。
【0148】また、上記各実施の形態では、光投射器を
2つ、カメラを2つ備える3次元形状計測装置について
述べてきたが、光投射器は1つ以上であればいくつであ
っても、またカメラは2つ以上であればいくつであって
も、本発明を構成することが可能である。
【0149】[第3の実施の形態]図4は、本発明の第
3の実施の形態に係る3次元形状計測装置301の構成
を示すブロック図である。図4を参照すると、本発明の
第3の実施の形態に係る3次元形状計測装置301は、
図1に示した第1の実施の形態に係る3次元形状計測装
置301に対して3次元形状計測プログラム311を備
える点だけが異なっている。
【0150】3次元形状計測プログラム311は、デー
タ処理装置に読み込まれ、該データ処理装置の動作を、
第1の実施の形態に係る3次元形状計測装置301とし
て制御する。3次元形状計測プログラム311の制御に
よる3次元形状計測装置301の動作は、第1の実施の
形態における3次元形状計測装置301の動作と全く同
様になるので、その詳しい説明を割愛する。
【0151】[第4の実施の形態]図5は、本発明の第
4の実施の形態に係る3次元形状計測装置303の構成
を示すブロック図である。図5を参照すると、本発明の
第4の実施の形態に係る3次元形状計測装置303は、
図3に示した第2の実施の形態に係る3次元形状計測装
置303に対して3次元形状計測プログラム313を備
える点だけが異なっている。
【0152】3次元形状計測プログラム313は、デー
タ処理装置に読み込まれ、該データ処理装置の動作を、
第1の実施の形態に係る3次元形状計測装置303とし
て制御する。3次元形状計測プログラム311の制御に
よる3次元形状計測装置303の動作は、第2の実施の
形態における3次元形状計測装置303の動作と全く同
様になるので、その詳しい説明を割愛する。
【0153】
【発明の効果】本発明により、複数方向から計測した3
次元形状の間の差違,輝度・色情報のテクスチャ画像の
間の差違,またはそれら双方を最小化し、上記複数デー
タを違和感なく合成することを可能とする3次元形状計
測方法,3次元形状計測装置,および該3次元形状計測
をデータ処理装置で実行させるプログラムを実現するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る3次元形状計
測装置の構成を示すブロック図である。
【図2】2方向から観測した同一点の探索方法の説明図
である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る3次元形状計
測装置の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係る3次元形状計
測装置の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態に係る3次元形状計
測装置の構成を示すブロック図である。
【図6】3次元形状計測装置の説明図である。
【図7】計測物体へと投射された位相画像の説明図であ
る。
【図8】従来技術である3次元形状計測装置の説明図で
ある。
【図9】3次元形状計測装置の説明図である。
【図10】従来技術である位相値の絶対値決定方法の説
明図である。
【図11】2方向から計測した形状の合成方法の説明図
である。
【符号の説明】
1 光投射器A制御信号 2 光投射器B制御信号 3 カメラA制御信号 4 カメラB制御信号 5 カメラA出力信号 6 カメラB出力信号 7 カメラA出力制御信号 8 カメラB出力制御信号 9 画像信号A−A 10 画像信号A−B 11 画像信号B−A 12 画像信号B−B 13 位相信号 14 位相計算制御信号 15 位相信号A−A 16 位相信号A−B 17 位相信号B−A 18 位相信号B−B 19 絶対位相信号A−A(A−A/B−A) 20 絶対位相信号B−B(A−B/B−B) 21 絶対位相変換信号 22 3次元座標値制御信号 23 3次元座標信号 24 3次元座標値信号A−A 25 3次元座標値信号B−B 26 合成3次元座標値信号 27 光投射器A/カメラA相対位置・向き信号 28 光投射器B/カメラB相対位置・向き信号 29 カメラA/B相対位置・向き信号 30 着目画素信号 31 着目3次元座標信号 32 対応画素信号 33 合致3次元座標信号 34 合致3次元座標リスト信号 35 座標補正信号 36 3次元座標補正信号B−B 37 着目テクスチャ信号 38 合致テクスチャ信号 39 合致テクスチャリスト信号 40 テクスチャ補正信号 41 テクスチャ画像補正信号 42 テクスチャ信号A 43 テクスチャ信号B 44 合成3次元座標・テクスチャ画像信号 100 物体 101 光源 102 格子 103 カメラ 104 点P 105 位相画像 106 カメラA(光パターンA)計測の物体 107 カメラB(光パターンB)計測の物体 108 カメラA(光パターンA)計測の半物体 109 カメラB(光パターンB)計測の半物体 110 最終合成物体 111 段差 112 点P 113 点P 114 点P 115 点P 116 画像A(光パターンA) 117 画像B(光パターンA) 118 画像A(光パターンA)上の物体 119 画像B(光パターンA)上の物体 120 視線方向A 121 視線方向B 122 視線方向C 124 探索小領域 125 点P' 201 光投射器A 202 光投射器B 203 カメラA 204 カメラB 205 光投射器・カメラ制御手段 206 画像記憶手段A−A 207 画像記憶手段A−B 208 画像記憶手段B−A 209 画像記憶手段B−B 210 位相計算手段 211 位相記憶手段A−A 212 位相記憶手段A−B 213 位相記憶手段B−A 214 位相記憶手段B−B 215 絶対位相決定手段A−A/B−A 216 絶対位相決定手段A−B/B−B 217 絶対位相値変換手段 218 3次元座標値変換手段 219 3次元座標値記憶手段A−A 220 3次元座標値記憶手段B−B 221 3次元座標値合成手段 222 カメラB' 223 光投射器A/カメラA相対位置記憶手段 224 光投射器B/カメラB相対位置記憶手段 225 カメラA/B相対位置記憶手段 226 対応画素算出手段 227 合致画素算出手段 228 合致座標記憶手段 229 補正量算出手段 230 3次元形状補正手段 232 対応画素算出手段 233 合致画素算出手段 234 合致テクスチャ記憶手段 235 補正量算出手段 236 テクスチャ補正手段 237 3次元座標・テクスチャ画像合成手段 238 テクスチャ画像記憶手段A 239 テクスチャ画像記憶手段B 301,303 3次元形状計測装置 302 3次元形状補正手段 304 テクスチャデータ補正手段 311,313 3次元形状計測プログラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA04 AA53 BB05 EE00 FF05 FF26 HH07 JJ03 JJ05 JJ08 JJ26 KK03 PP22 QQ03 QQ13 QQ18 QQ24 QQ27 QQ38 SS02 UU01 UU02 UU05 5B057 BA02 CA12 CA16 CB13 CB16 DC32 5L096 AA02 CA05 FA41 FA69

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】計測物体へと光パターンを投影しながら第
    1および第2の位置・方向より撮影した画像列に基づい
    て該第1および第2の位置・方向からの3次元形状を計
    測する方法において、計測物体上へと投影された光パタ
    ーンから第1および第2の位置・方向間の対応を精密に
    求めることにより、前記第1および第2の位置・方向か
    ら計測した3次元形状間の位置ずれを補正する工程を持
    つことを特徴とする3次元形状計測方法。
  2. 【請求項2】計測物体へと光パターンを投影しながら第
    1および第2の位置・方向より撮影した画像列に基づい
    て該第1および第2の位置・方向からの3次元形状を計
    測する方法において、計測物体上へと投影された光パタ
    ーンから第1および第2の位置・方向間の対応を精密に
    求めることにより、前記第1および第2の位置・方向か
    ら計測したテクスチャデータ間の輝度・色ずれを補正す
    る工程を持つことを特徴とする3次元形状計測方法。
  3. 【請求項3】計測物体へと光パターンを投影しながら第
    1および第2の位置・方向より撮影した画像列に基づい
    て該第1および第2の位置・方向からの3次元形状を計
    測する方法において、計測物体上へと投影された光パタ
    ーンから第1および第2の位置・方向間の対応を精密に
    求めることにより、前記第1および第2の位置・方向か
    ら計測した3次元形状間の位置ずれとテクスチャデータ
    間の輝度・色ずれとをともに補正する工程を持つことを
    特徴とする3次元形状計測方法。
  4. 【請求項4】前記第1および第2の位置・方向より計測
    した3次元形状間の位置ずれを補正する工程において、
    第1の位置・方向から撮影した画像列上のある画素にお
    ける3次元座標点に着目し、該点が対応する第2の位置
    ・方向から撮影した画像列上の画素位置を求める工程
    と、前記第1の位置・方向から撮影した画像列上の着目
    画素の光パターンと前記第2の位置・方向から撮影した
    画素位置を基準とした部分画像上における光パターンと
    を随時比較して最も合致する画素位置を求める工程と、
    前記第1の位置・方向から計測された着目3次元座標位
    置と前記合致する画素位置における第2の位置・方向か
    ら計測された3次元座標位置とを対にして保持する工程
    と、前記3つの工程を繰り返して対応リストを生成する
    工程と、得られた対応リストの間の差違が最も小さくな
    るように前記第2の位置・方向から計測された3次元形
    状を補正する工程とを持つことを特徴とする請求項1記
    載の3次元形状計測方法。
  5. 【請求項5】前記第1および第2の位置・方向より計測
    したテクスチャデータ間の輝度・色ずれを補正する工程
    において、第1の位置・方向から撮影した画像列上のあ
    る画素における3次元座標点に着目し、該点が対応する
    第2の位置・方向から撮影した画像列上の画素位置を求
    める工程と、前記第1の位置・方向から撮影した画像列
    上の着目画素の光パターンと前記第2の位置・方向から
    撮影した画素位置を基準とした部分画像上における光パ
    ターンとを随時比較し、最も合致する画素位置を求める
    工程と、前記第1の位置・方向から撮影された着目画素
    のテクスチャデータと前記合致する画素位置における第
    2の位置・方向から撮影された着目画素のテクスチャデ
    ータとを対にして保持する工程と、前記3つの工程を繰
    り返して対応リストを生成する工程と、得られた対応リ
    ストの間の差違が最も小さくなるように前記第2の位置
    ・方向から計測されたテクスチャデータを補正する工程
    とを持つことを特徴とする請求項2記載の3次元形状計
    測方法。
  6. 【請求項6】前記第1および第2の位置・方向より計測
    した3次元形状間の位置ずれを補正する工程において、
    第1の位置・方向から撮影した画像列上のある画素にお
    ける3次元座標点に着目し、該点が対応する第2の位置
    ・方向から撮影した画像列上の画素位置を求める工程
    と、前記第1の位置・方向から撮影した画像列上の着目
    画素の光パターンと前記第2の位置・方向から撮影した
    画素位置を基準とした部分画像上における光パターンと
    を随時比較して最も合致する画素位置を求める工程と、
    前記第1の位置・方向から計測された着目3次元座標位
    置と前記合致する画素位置における第2の位置・方向か
    ら計測された3次元座標位置とを対にして保持する工程
    と、前記3つの工程を繰り返して対応リストを生成する
    工程と、得られた対応リストの間の差違が最も小さくな
    るように前記第2の位置・方向から計測された3次元形
    状を補正する工程とを持ち、前記第1および第2の位置
    ・方向より計測したテクスチャデータ間の輝度・色ずれ
    を補正する工程において、第1の位置・方向から撮影し
    た画像列上のある画素における3次元座標点に着目し、
    該点が対応する第2の位置・方向から撮影した画像列上
    の画素位置を求める工程と、前記第1の位置・方向から
    撮影した画像列上の着目画素の光パターンと前記第2の
    位置・方向から撮影した画素位置を基準とした部分画像
    上における光パターンとを随時比較し、最も合致する画
    素位置を求める工程と、前記第1の位置・方向から撮影
    された着目画素のテクスチャデータと前記合致する画素
    位置における第2の位置・方向から撮影された着目画素
    のテクスチャデータとを対にして保持する工程と、前記
    3つの工程を繰り返して対応リストを生成する工程と、
    得られた対応リストの間の差違が最も小さくなるように
    前記第2の位置・方向から計測されたテクスチャデータ
    を補正する工程とを持つことを特徴とする請求項3記載
    の3次元形状計測方法。
  7. 【請求項7】2つ以上の位置よりそれぞれ光パターンを
    投影することを特徴とする請求項1ないし請求項6のい
    ずれかに記載の3次元形状計測方法。
  8. 【請求項8】3つ以上の位置・方向より画像の撮影を行
    うことを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか
    に記載の3次元形状計測方法。
  9. 【請求項9】投影する光パターンの空間的な強度分布が
    正弦波状をなしていることを特徴とする請求項1ないし
    請求項8のいずれかに記載の3次元形状計測方法。
  10. 【請求項10】投影する正弦波状の光パターンの位相を
    シフトしながら複数回撮影した後に画素毎に位相値を求
    めた画像を対応点の決定に用いることを特徴とする請求
    項9記載の3次元形状計測方法。
  11. 【請求項11】投影する光パターンの空間的な強度分布
    が三角波状をなしていることを特徴とする請求項1ない
    し請求項8のいずれかに記載の3次元形状計測方法。
  12. 【請求項12】投影する三角波状の光パターンの位相を
    シフトしながら複数回撮影した後に画素毎に位相値を求
    めた画像を対応点の決定に用いることを特徴とする請求
    項11記載の3次元形状計測方法。
  13. 【請求項13】計測物体へと光パターンを投影しながら
    第1および第2の位置・方向より撮影した画像列に基づ
    いて該第1および第2の位置・方向からの3次元形状を
    計測する3次元形状計測装置において、光パターンが計
    測物体上へと投影された画像列,前記撮影を行う第1お
    よび第2の位置・方向,ならびに第1および第2の位置
    ・方向から計測した3次元形状を入力とし、該第1およ
    び第2の位置・方向間の対応を精密に求めることによ
    り、前記第1および第2の位置・方向から計測した3次
    元形状間の位置ずれを補正して出力するずれ補正手段を
    持つことを特徴とする3次元形状計測装置。
  14. 【請求項14】計測物体へと光パターンを投影しながら
    第1および第2の位置・方向より撮影した画像列に基づ
    いて該第1および第2の位置・方向からの3次元形状を
    計測する3次元形状計測装置において、光パターンが計
    測物体上へと投影された画像列,前記撮影を行う第1お
    よび第2の位置・方向,ならびに第1および第2の位置
    ・方向から計測した3次元形状を入力とし、該第1およ
    び第2の位置・方向間の対応を精密に求めることによ
    り、前記第1および第2の位置・方向から計測したテク
    スチャデータ間の輝度・色ずれを補正して出力するずれ
    補正手段を持つことを特徴とする3次元形状計測装置。
  15. 【請求項15】計測物体へと光パターンを投影しながら
    第1および第2の位置・方向より撮影した画像列に基づ
    いて該第1および第2の位置・方向からの3次元形状を
    計測する3次元形状計測装置において、光パターンが計
    測物体上へと投影された画像列,前記撮影を行う第1お
    よび第2の位置・方向,ならびに第1および第2の位置
    ・方向から計測した3次元形状を入力とし、該第1およ
    び第2の位置・方向間の対応を精密に求めることによ
    り、前記第1および第2の位置・方向から計測した3次
    元形状間の位置ずれとテクスチャデータ間の輝度・色ず
    れとをともに補正して出力するずれ補正手段を持つこと
    を特徴とする3次元形状計測装置。
  16. 【請求項16】前記第1および第2の位置・方向より計
    測した3次元形状間の位置ずれを補正するずれ補正手段
    において、第1の位置・方向から撮影した画像列,同計
    測された3次元形状,および前記第1の位置・方向と第
    2の位置・方向との相対位置関係を入力とし、前記第1
    の位置・方向から計測したある画素における3次元座標
    点に着目し、該着目画素の光パターン,該着目3次元座
    標点,および該着目3次元座標点が対応する第2の位置
    ・方向から撮影した画像列上の画素位置を求めて出力す
    る対応画素算出手段と、前記着目画素の光パターン,前
    記対応する画素位置,前記第2の位置・方向から撮影し
    た画像列,および同計測した3次元形状を入力とし、該
    対応画素位置を基準とした部分画像をスキャンし、着目
    画素の光パターンに最も合致する光パターンを持つ合致
    画素を求めてその画素に対応する3次元座標点を出力す
    る合致画素算出手段と、前記着目した3次元座標点,お
    よび前記合致した3次元座標点を入力とし、両入力を対
    として保持し随時出力する合致座標記憶手段と、前記3
    つの手段を繰り返し3次元座標対を生成し前記合致座標
    記憶手段へと記録されたリストを入力とし、対となる3
    次元座標位置の差が最も小さくなるように前記第2の位
    置・方向から計測された座標点を変換する座標変換量を
    求めて出力する補正量算出手段と、前記座標変換量,お
    よび前記第2の位置・方向から計測した3次元形状を入
    力とし、第2の位置・方向により計測した3次元形状を
    座標変換して出力する3次元形状補正手段とを持つこと
    を特徴とする請求項13記載の3次元形状計測装置。
  17. 【請求項17】前記第1および第2の位置・方向より計
    測したテクスチャデータ間の輝度・色ずれを補正するず
    れ補正手段において、第1の位置・方向から撮影した画
    像列,同第1の位置・方向から撮影したテクスチャデー
    タ,および同計測された3次元形状,前記第1の位置・
    方向と第2の位置・方向との相対位置関係を入力とし、
    前記第1の位置・方向から計測したある画素における3
    次元座標点に着目し、該着目画素の光パターン,該着目
    テクスチャデータ,および該着目3次元座標点が対応す
    る第2の位置・方向から撮影した画像列上の画素位置を
    求めて出力する対応画素算出手段と、前記着目画素の光
    パターン,前記対応する画素位置,前記第2の位置・方
    向から撮影した画像列,同計測した3次元形状,および
    同撮影したテクスチャデータを入力とし、該対応画素位
    置を基準とした部分画像をスキャンし、着目画素の光パ
    ターンに最も合致する光パターンを持つ合致画素を求め
    てその画素に対応するテクスチャデータを出力する合致
    画素算出手段と、前記着目したテクスチャデータ,およ
    び前記合致したテクスチャデータを入力とし、両入力を
    対として保持し随時出力する合致テクスチャ記憶手段
    と、前記3つの手段を繰り返しテクスチャデータ対を生
    成し前記合致テクスチャ記憶手段へと記録されたリスト
    を入力とし、対となるテクスチャデータの差が最も小さ
    くなるように前記第2の位置・方向から計測されたテク
    スチャデータを変換するテクスチャ変換量を求めて出力
    する補正量算出手段と、前記テクスチャ変換量,および
    前記第2の位置・方向から計測したテクスチャデータを
    入力とし、第2の位置・方向により計測したテクスチャ
    データを変換して出力するテクスチャ補正手段とを持つ
    ことを特徴とする請求項14記載の3次元形状計測装
    置。
  18. 【請求項18】前記第1および第2の位置・方向より計
    測した3次元形状間の位置ずれを補正するずれ補正手段
    において、第1の位置・方向から撮影した画像列,同計
    測された3次元形状,および前記第1の位置・方向と第
    2の位置・方向との相対位置関係を入力とし、前記第1
    の位置・方向から計測したある画素における3次元座標
    点に着目し、該着目画素の光パターン,該着目3次元座
    標点,および該着目3次元座標点が対応する第2の位置
    ・方向から撮影した画像列上の画素位置を求めて出力す
    る対応画素算出手段と、前記着目画素の光パターン,前
    記対応する画素位置,前記第2の位置・方向から撮影し
    た画像列,および同計測した3次元形状を入力とし、該
    対応画素位置を基準とした部分画像をスキャンし、着目
    画素の光パターンに最も合致する光パターンを持つ合致
    画素を求めてその画素に対応する3次元座標点を出力す
    る合致画素算出手段と、前記着目した3次元座標点,お
    よび前記合致した3次元座標点を入力とし、両入力を対
    として保持し随時出力する合致座標記憶手段と、前記3
    つの手段を繰り返し3次元座標対を生成し前記合致座標
    記憶手段へと記録されたリストを入力とし、対となる3
    次元座標位置の差が最も小さくなるように前記第2の位
    置・方向から計測された座標点を変換する座標変換量を
    求めて出力する補正量算出手段と、前記座標変換量,お
    よび前記第2の位置・方向から計測した3次元形状を入
    力とし、第2の位置・方向により計測した3次元形状を
    座標変換して出力する3次元形状補正手段とを持ち、前
    記第1および第2の位置・方向より計測したテクスチャ
    データ間の輝度・色ずれを補正するずれ補正手段におい
    て、第1の位置・方向から撮影した画像列,同第1の位
    置・方向から撮影したテクスチャデータ,および同計測
    された3次元形状,前記第1の位置・方向と第2の位置
    ・方向との相対位置関係を入力とし、前記第1の位置・
    方向から計測したある画素における3次元座標点に着目
    し、該着目画素の光パターン,該着目テクスチャデー
    タ,および該着目3次元座標点が対応する第2の位置・
    方向から撮影した画像列上の画素位置を求めて出力する
    対応画素算出手段と、前記着目画素の光パターン,前記
    対応する画素位置,前記第2の位置・方向から撮影した
    画像列,同計測した3次元形状,および同撮影したテク
    スチャデータを入力とし、該対応画素位置を基準とした
    部分画像をスキャンし、着目画素の光パターンに最も合
    致する光パターンを持つ合致画素を求めてその画素に対
    応するテクスチャデータを出力する合致画素算出手段
    と、前記着目したテクスチャデータ,および前記合致し
    たテクスチャデータを入力とし、両入力を対として保持
    し随時出力する合致テクスチャ記憶手段と、前記3つの
    手段を繰り返しテクスチャデータ対を生成し前記合致テ
    クスチャ記憶手段へと記録されたリストを入力とし、対
    となるテクスチャデータの差が最も小さくなるように前
    記第2の位置・方向から計測されたテクスチャデータを
    変換するテクスチャ変換量を求めて出力する補正量算出
    手段と、前記テクスチャ変換量,および前記第2の位置
    ・方向から計測したテクスチャデータを入力とし、第2
    の位置・方向により計測したテクスチャデータを変換し
    て出力するテクスチャ補正手段とを持つことを特徴とす
    る請求項15記載の3次元形状計測装置。
  19. 【請求項19】2つ以上の位置よりそれぞれ光パターン
    を投影することを特徴とする請求項13ないし請求項1
    8のいずれかに記載の3次元形状計測装置。
  20. 【請求項20】3つ以上の位置・方向より画像の撮影を
    行うことを特徴とする請求項13ないし請求項19のい
    ずれかに記載の3次元形状計測装置。
  21. 【請求項21】投影する光パターンの空間的な強度分布
    が正弦波状をなしていることを特徴とする請求項13な
    いし請求項20のいずれかに記載の3次元形状計測装
    置。
  22. 【請求項22】投影する正弦波状の光パターンの位相を
    シフトしながら複数回撮影した後に画素毎に位相値を求
    めた画像を対応点の決定に用いることを特徴とする請求
    項21記載の3次元形状計測装置。
  23. 【請求項23】投影する光パターンの空間的な強度分布
    が三角波状をなしていることを特徴とする請求項13な
    いし請求項20のいずれかに記載の3次元形状計測装
    置。
  24. 【請求項24】投影する三角波状の光パターンの位相を
    シフトしながら複数回撮影した後に画素毎に位相値を求
    めた画像を対応点の決定に用いることを特徴とする請求
    項23記載の3次元形状計測装置。
  25. 【請求項25】コンピュータに、計測物体へと光パター
    ンを投影しながら第1および第2の位置・方向より撮影
    した画像列に基づいて該第1および第2の位置・方向か
    らの3次元形状を計測する処理,ならびに計測物体上へ
    と投影された光パターンから第1および第2の位置・方
    向間の対応を精密に求めることにより、前記第1および
    第2の位置・方向から計測した3次元形状間の位置ずれ
    を補正する処理を実行させるためのプログラム。
  26. 【請求項26】コンピュータに、計測物体へと光パター
    ンを投影しながら第1および第2の位置・方向より撮影
    した画像列に基づいて該第1および第2の位置・方向か
    らの3次元形状を計測する処理,ならびに計測物体上へ
    と投影された光パターンから第1および第2の位置・方
    向間の対応を精密に求めることにより、前記第1および
    第2の位置・方向から計測したテクスチャデータ間の輝
    度・色ずれを補正する処理を実行させるためのプログラ
    ム。
  27. 【請求項27】コンピュータに、計測物体へと光パター
    ンを投影しながら第1および第2の位置・方向より撮影
    した画像列に基づいて該第1および第2の位置・方向か
    らの3次元形状を計測する処理,ならびに計測物体上へ
    と投影された光パターンから、第1および第2の位置・
    方向間の対応を精密に求めることにより、前記第1およ
    び第2の位置・方向から計測した3次元形状間の位置ず
    れとテクスチャデータ間の輝度・色ずれとをともに補正
    する処理を実行させるためのプログラム。
  28. 【請求項28】前記第1および第2の位置・方向より計
    測した3次元形状間の位置ずれを補正する処理におい
    て、第1の位置・方向から撮影した画像列上のある画素
    における3次元座標点に着目し、該点が対応する第2の
    位置・方向から撮影した画像列上の画素位置を求める手
    順と、前記第1の位置・方向から撮影した画像列上の着
    目画素の光パターンと前記第2の位置・方向から撮影し
    た画素位置を基準とした部分画像上における光パターン
    とを随時比較して最も合致する画素位置を求める手順
    と、前記第1の位置・方向から計測された着目3次元座
    標位置と前記合致する画素位置における第2の位置・方
    向から計測された3次元座標位置とを対にして保持する
    手順と、前記3つの手順を繰り返して対応リストを生成
    する手順と、得られた対応リストの間の差違が最も小さ
    くなるように前記第2の位置・方向から計測された3次
    元形状を補正する手順とを持つことを特徴とする請求項
    25記載のプログラム。
  29. 【請求項29】前記第1および第2の位置・方向より計
    測したテクスチャデータ間の輝度・色ずれを補正する処
    理において、第1の位置・方向から撮影した画像列上の
    ある画素における3次元座標点に着目し、該点が対応す
    る第2の位置・方向から撮影した画像列上の画素位置を
    求める手順と、前記第1の位置・方向から撮影した画像
    列上の着目画素の光パターンと前記第2の位置・方向か
    ら撮影した画素位置を基準とした部分画像上における光
    パターンとを随時比較し、最も合致する画素位置を求め
    る手順と、前記第1の位置・方向から撮影された着目画
    素のテクスチャデータと前記合致する画素位置における
    第2の位置・方向から撮影された着目画素のテクスチャ
    データとを対にして保持する手順と、前記3つの手順を
    繰り返して対応リストを生成する手順と、得られた対応
    リストの間の差違が最も小さくなるように前記第2の位
    置・方向から計測されたテクスチャデータを補正する手
    順とを持つことを特徴とする請求項26記載のプログラ
    ム。
  30. 【請求項30】前記第1および第2の位置・方向より計
    測した3次元形状間の位置ずれを補正する処理におい
    て、第1の位置・方向から撮影した画像列上のある画素
    における3次元座標点に着目し、該点が対応する第2の
    位置・方向から撮影した画像列上の画素位置を求める手
    順と、前記第1の位置・方向から撮影した画像列上の着
    目画素の光パターンと前記第2の位置・方向から撮影し
    た画素位置を基準とした部分画像上における光パターン
    とを随時比較して最も合致する画素位置を求める手順
    と、前記第1の位置・方向から計測された着目3次元座
    標位置と前記合致する画素位置における第2の位置・方
    向から計測された3次元座標位置とを対にして保持する
    手順と、前記3つの手順を繰り返して対応リストを生成
    する手順と、得られた対応リストの間の差違が最も小さ
    くなるように前記第2の位置・方向から計測された3次
    元形状を補正する手順とを持ち、前記第1および第2の
    位置・方向より計測したテクスチャデータ間の輝度・色
    ずれを補正する処理において、第1の位置・方向から撮
    影した画像列上のある画素における3次元座標点に着目
    し、該点が対応する第2の位置・方向から撮影した画像
    列上の画素位置を求める手順と、前記第1の位置・方向
    から撮影した画像列上の着目画素の光パターンと前記第
    2の位置・方向から撮影した画素位置を基準とした部分
    画像上における光パターンとを随時比較し、最も合致す
    る画素位置を求める手順と、前記第1の位置・方向から
    撮影された着目画素のテクスチャデータと前記合致する
    画素位置における第2の位置・方向から撮影された着目
    画素のテクスチャデータとを対にして保持する手順と、
    前記3つの手順を繰り返して対応リストを生成する手順
    と、得られた対応リストの間の差違が最も小さくなるよ
    うに前記第2の位置・方向から計測されたテクスチャデ
    ータを補正する手順とを持つことを特徴とする請求項2
    7記載のプログラム。
  31. 【請求項31】2つ以上の位置よりそれぞれ光パターン
    を投影することを特徴とする請求項25ないし請求項3
    0のいずれかに記載のプログラム。
  32. 【請求項32】3つ以上の位置・方向より画像の撮影を
    行うことを特徴とする請求項25ないし請求項31のい
    ずれかに記載のプログラム。
  33. 【請求項33】投影する光パターンの空間的な強度分布
    が正弦波状をなしていることを特徴とする請求項25な
    いし請求項32のいずれかに記載のプログラム。
  34. 【請求項34】投影する正弦波状の光パターンの位相を
    シフトしながら複数回撮影した後に画素毎に位相値を求
    めた画像を対応点の決定に用いることを特徴とする請求
    項33記載のプログラム。
  35. 【請求項35】投影する光パターンの空間的な強度分布
    が三角波状をなしていることを特徴とする請求項25な
    いし請求項32のいずれかに記載のプログラム。
  36. 【請求項36】投影する三角波状の光パターンの位相を
    シフトしながら複数回撮影した後に画素毎に位相値を求
    めた画像を対応点の決定に用いることを特徴とする請求
    項35記載のプログラム。
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