JP2003269838A - 電子冷温蔵庫 - Google Patents

電子冷温蔵庫

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JP2003269838A
JP2003269838A JP2002071897A JP2002071897A JP2003269838A JP 2003269838 A JP2003269838 A JP 2003269838A JP 2002071897 A JP2002071897 A JP 2002071897A JP 2002071897 A JP2002071897 A JP 2002071897A JP 2003269838 A JP2003269838 A JP 2003269838A
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heat
cooling
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thermoelectric conversion
refrigerator
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JP2002071897A
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Osao Kido
長生 木戸
Hideo Nishibatake
秀男 西畠
Mitsunori Taniguchi
光▲のり▼ 谷口
Yoshihiro Ueda
啓裕 上田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D31/00Other cooling or freezing apparatus
    • F25D31/005Combined cooling and heating devices
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B21/00Machines, plants or systems, using electric or magnetic effects
    • F25B21/02Machines, plants or systems, using electric or magnetic effects using Peltier effect; using Nernst-Ettinghausen effect
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2321/00Details of machines, plants or systems, using electric or magnetic effects
    • F25B2321/02Details of machines, plants or systems, using electric or magnetic effects using Peltier effects; using Nernst-Ettinghausen effects
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    • F25B2321/0251Removal of heat by a gas

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は熱電変換デバイスを使用した電子冷
温蔵庫に関するものである。 【解決手段】 熱電変換デバイス23の吸熱面23aと
熱交換し冷却される冷却室19と、冷却室を冷却する吸
熱面23aを備える熱電変換デバイス23の放熱面23
bと熱交換し加温される加温室20とからなり、冷却室
19の冷却と加温室20の加温の両方を一つの熱電変換
デバイス23で行うことができ、熱電変換デバイス23
の使用数を削減し、材料費の低減と小型化を図ることが
できるとともに、冷却室19の廃熱を加温室20の加温
に用いることができるので、エネルギーの有効利用を図
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱電変換デバイスを
使用した電子冷蔵庫や電子冷温蔵庫に関するものであ
る。
【0002】ここで熱電変換デバイスとは、P型半導体
とN型半導体とが電気的に交互に連結され、この回路に
直流電流を印荷することで生じるペルチェ効果を利用し
たものや、相互間に一定の隙間を設けた二つ以上の電極
から構成され、電子が電極間の空間を移動することで生
じる熱電子効果を利用したもの等であり、二つの伝熱面
を有し、電流を流すことにより一方の伝熱面が冷却さ
れ、他方の伝熱面が加熱される機能を持つデバイスであ
る。すなわち熱電変換デバイスでは、一方の面が吸熱面
として機能し、他方が放熱面として機能する。
【0003】
【従来の技術】近年、フロンガスの大気放出によるオゾ
ン層破壊や温暖化が地球的な問題となり、フロンガスを
使用しない冷温蔵庫の開発が急がれている。そしてフロ
ンガスを使用しない方式の一つとして、熱電変換デバイ
スを使用した電子冷温蔵庫が注目されている。
【0004】熱電変換デバイスを使用した電子冷温蔵庫
は、例えば特開平08−110154号公報に開示され
ている。
【0005】以下、図面を参照しながら上記従来の電子
冷温蔵庫について説明する。
【0006】図3は特開平08−110154号公報に
開示された電子冷温蔵庫の断面図を示している。図3に
おいて、1は箱体で、外壁2と内壁3a、3bとそれら
に挟まれた発泡断熱材4とから構成される。5a、5b
は二つの冷却室であり、内壁3a、3bによって空間を
形成されている。6a、6bは冷却室5a、5bを開閉
する扉であり、箱体1と同様に内部に発泡断熱材4を備
えている。7a、7bは熱電変換デバイスであり、それ
ぞれ吸熱面8a、8bと放熱面9a、9bとを備える。
10a、10bは熱良伝導性のブロックであり、熱電変
換デバイス7a、7bの吸熱面8a、8bと内壁3a、
3bとの間に熱的に接続されている。11a、11bは
放熱器で、熱電変換デバイス7a、7bの放熱面9a、
9bと熱的に接続されている。12a、12bは送風機
である。13a、13bは放熱器11a、11b及び送
風機12a、12bを収納する風路であり、箱体1の両
端に設けられている。
【0007】以上のように構成された従来の電子冷温蔵
庫では、熱電変換デバイス7a、7bに直流電流を流す
ことで、ペルチェ効果によって吸熱面8a、8bから放
熱面9a、9bへの熱移動がそれぞれ生じ、吸熱面8
a、8bが冷却され、放熱面9a、9bが加熱される。
そして冷却室5a、5bは内壁3a、3bとブロック1
0a、10bを介して吸熱面8a、8bと熱的に接続さ
れているため、吸熱面8a、8bの冷却によって冷却室
5a、5b内の空気が冷却される。また風路13a、1
3bでは送風機12a、12bによって外部空気が放熱
器11a、11bへ送風されるとともに、放熱器11
a、11bが放熱面9a、9bと熱的に接続されている
ため、放熱面9a、9bの熱が放熱器11a、11bを
経由して外部空気へ放熱されることになる。
【0008】また、熱電変換デバイス7a、7bへの直
流電流の極性を反転させることで、冷却室5a、5bを
それぞれ独立して加温室として利用することも可能であ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術は、二つの冷却室5a、5bの空気を冷却または
加温するのに熱電変換デバイス7a、7bとブロック1
0a、10b及び放熱器11a、11bをそれぞれ二個
ずつ使用しているので、冷却システムの部品数が多く材
料費が高くなり、かつ小型化が図れないという課題を有
していた。また冷却室5a、5bのいずれか一方を冷却
に他方を加温に使用する場合には、冷却する側では熱を
外部へ放出する一方で、加温する側では熱を外部から取
り入れることとなり、エネルギー利用の面でも非効率的
な使用となっている。
【0010】本発明は従来の課題を解決するもので、熱
電変換デバイスを始めとする冷却システム部品の使用数
を削減し、材料費の低減及び小型化を図るとともに、エ
ネルギーの効率的な利用ができる電子冷温蔵庫を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の発明は、吸熱面と放熱面を有し電流を流すことにより
吸熱面で吸熱作用を生じ同時に放熱面で放熱作用を生じ
る熱電変換デバイスと、吸熱面と直接または間接的に熱
交換し冷却される媒体を備える冷却室と、冷却室の媒体
を冷却する吸熱面を備える熱電変換デバイスの放熱面と
直接または間接的に熱交換し加温される媒体を備える加
温室とからなる電子冷温蔵庫であり、これにより冷却室
での媒体の冷却と加温室での媒体の加温の両方を一つの
熱電変換デバイスで行うことができ、熱電変換デバイス
を始めとする冷却システム部品の使用数を削減し、材料
費の低減と小型化を図ることができるとともに、冷却室
での媒体の冷却によって生じた熱を加温室での媒体の加
温に用いることができるので、エネルギーの有効利用を
図ることができるという作用を有する。
【0012】また請求項2に記載の本発明は、放熱面が
庫外から流入した媒体と直接または間接的に熱交換する
請求項1に記載の電子冷温蔵庫であり、これにより熱電
変換デバイスの吸熱面と放熱面の間の温度差の拡大を抑
え、効率の高い条件で熱電変換デバイスを使用すること
ができるという作用を有する。
【0013】また請求項3に記載の本発明は、庫外から
流入し放熱面と熱交換した後の媒体の少なくとも一部が
加温室を経由して庫外へ流出される請求項2に記載の電
子冷温蔵庫であり、これにより加温室に放熱面と熱交換
した後の媒体の流れを作ることができるので、加温室の
温度を均一にすることができるという作用を有する。
【0014】また請求項4に記載の本発明は、加温室を
経由する媒体の流量を調節する流量調節機構を備えた請
求項3に記載の電子冷温蔵庫であり、これにより熱電変
換デバイスへの直流電流の大きさだけでなく媒体流量の
調節によっても加温室の温度調節を図ることができると
いう作用を有する。
【0015】また請求項5に記載の本発明は、放熱面が
庫外から流入する媒体と加温室を構成する内壁の両方と
直接または間接的に熱交換する請求項2に記載の電子冷
温蔵庫であり、これにより外部からの媒体を加温室内に
流入させることなく加温が可能となるという作用を有す
る。
【0016】また請求項6に記載の本発明は、放熱面と
加温室の内壁との熱交換にヒートパイプを使用した請求
項5に記載の電子冷温蔵庫であり、これにより放熱面か
ら加温室の内壁への熱移動を促進し、内壁による加温性
能を高めることができるという作用を有する。
【0017】また請求項7に記載の本発明は、熱電変換
デバイスへ通電する電流の極性を反転させる制御を持つ
請求項1から請求項6に記載の電子冷温蔵庫であり、こ
れにより冷却室と加温室の機能を容易に入れ替えること
ができるという作用を有する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1と図2を用いて説明する。
【0019】(実施の形態1)図1は、本発明の第1の
実施の形態の電子冷温蔵庫の断面図である。図1におい
て、14は箱体で、外壁15と内壁16、17とそれら
に挟まれた発泡断熱材18とから構成される。19は冷
却室、20は加温室であり、冷却室19は熱良伝導性の
内壁16によって、また加温室20は樹脂製の内壁17
によってそれぞれ形成されている。21、22は冷却室
19と加温室20をそれぞれ開閉する扉であり、箱体1
4と同様に内部に発泡断熱材18を備えている。23は
熱電変換デバイスであり、吸熱面23aと放熱面23b
とを備える。
【0020】24は熱良伝導性のブロックであり、吸熱
面23aと内壁16とがブロック24を介して熱的に接
続されている。25は多数のフィン25aと基板25b
とからなる放熱器で、基板25bが放熱面23bと熱的
に接続されている。26は放熱器25を収納する風路で
ある。27は風路26と加温室20との境界に設けられ
た送風機、28は風路26に設けられた吸入口である。
29は加温室20に設けられた吐出口、30は吐出口2
9に設けられた流量調節機構としてのダンパーである。
【0021】以上のように構成された電子冷温蔵庫で
は、熱電変換デバイス23に直流電流を流すことで、ペ
ルチェ効果や熱電子効果等によって吸熱面23aから放
熱面23bへの熱移動が生じ、吸熱面23aが冷却さ
れ、放熱面23bが加熱される。そして冷却室19は内
壁16とブロック24を介して吸熱面23aと熱的に接
続されているため、吸熱面23aの冷却によって冷却室
19内の空気が冷却される。
【0022】また風路26では、放熱器25が放熱面2
3bと熱的に接続されているので、放熱面23bの熱は
送風機27によって吸入口28から取り入れられフィン
25aの隙間を流れる空気へ放熱される。そして放熱器
25によって温められた空気が加温室20へ流入するこ
とによって加温室20内の空気が温められることとな
る。さらに加温室20に流入した空気は流出口29から
外部へ放出される。また風路26や加温室20を通過す
る空気の流量はダンパー30で調節され、これによって
加温室20の温度が調節される。
【0023】以上のように本実施の形態の電子冷温蔵庫
は、吸熱面23aと放熱面23bを有し、電流を流すこ
とにより吸熱面23aで吸熱作用を生じ、同時に放熱面
23bで放熱作用を生じる熱電変換デバイス23と、吸
熱面23aと間接的に熱交換し冷却される空気を備える
冷却室19と、冷却室19の空気を冷却する吸熱面23
aを備える熱電変換デバイス23の放熱面23bと間接
的に熱交換し加温される空気を備える加温室20とから
なり、冷却室19での空気の冷却と加温室20での空気
の加温の両方を一つの熱電変換デバイス23で行うこと
ができ、熱電変換デバイス23を始めとする冷却システ
ム部品の使用数を削減し、材料費の低減と小型化を図る
ことができるとともに、冷却室19での空気の冷却によ
って生じた熱を加温室20での空気の加温に用いること
ができるので、エネルギーの有効利用を図ることもでき
る。
【0024】また放熱面23bは、庫外から流入した空
気と間接的に熱交換することにより、熱電変換デバイス
23の吸熱面23aと放熱面23bの間の温度差の拡大
を抑え、効率の高い条件で熱電変換デバイス23を使用
することができる。
【0025】また庫外から流入し放熱面23bと熱交換
した後の空気が加温室20を経由して庫外へ流出される
ことにより、加温室20に熱電変換デバイス23と熱交
換した後の空気の流れを作ることができるので、加温室
20内の空気の温度を均一にすることができる。
【0026】また加温室20を経由する空気の流量を調
節する流量調節機構としてのダンパー30を備えること
により、熱電変換デバイス23への直流電流の大きさだ
けでなく空気流量の調節によっても加温室20の温度調
節を図ることができる。
【0027】また熱電変換デバイス23へ通電する電流
の極性を反転させる制御を設けることにより冷却室19
と加温室20の機能を容易に入れ替えることができる。
【0028】(実施の形態2)図2は、本発明の第2の
実施の形態の電子冷温蔵庫の断面図である。図2におい
て、31は箱体で、外壁32と内壁33、34、35と
それらに挟まれた発泡断熱材36とから構成される。3
7は冷却室、38は加温室であり、冷却室37は熱良伝
導性の内壁33によって、また加温室38は樹脂製の内
壁34と熱良伝導性の内壁35によってそれぞれ形成さ
れている。39、40は冷却室37と加温室38をそれ
ぞれ開閉する扉であり、箱体31と同様に内部に発泡断
熱材36を備えている。41は熱電変換デバイスであ
り、吸熱面41aと放熱面41bとを備える。
【0029】42は熱良伝導性のブロックであり、吸熱
面41aと内壁33とがブロック42を介して熱的に接
続されている。43は多数のフィン43aと基板43b
とからなる放熱器で、基板43bが放熱面41bと熱的
に接続されている。また基板43bを延伸することで、
基板43bは内壁35と熱的に接続されている。44は
放熱器43を収納する風路である。45は風路44の一
端に設けられた送風機、46は風路44の他端に設けら
れた吸入口である。
【0030】以上のように構成された電子冷温蔵庫で
は、熱電変換デバイス41に直流電流を流すことで、ペ
ルチェ効果や熱電子効果等によって吸熱面41aから放
熱面41bへの熱移動が生じ、吸熱面41aが冷却さ
れ、放熱面41bが加熱される。そして冷却室37は内
壁33とブロック42を介して吸熱面41aと熱的に接
続されているため、吸熱面41aの冷却によって冷却室
37内の空気が冷却される。
【0031】また風路44では、放熱器43が放熱面4
1bと熱的に接続されているので、放熱面41bの熱の
一部は送風機45によって吸入口46から取り入れられ
フィン43aの隙間を流れる外部空気へ放熱される。ま
た放熱器43の基板43bが延伸され加温室38底面の
内壁35と接続されているために、放熱面41bの熱の
一部は基板43bと内壁35を経由して加温室38へ伝
わり、加温室38内の空気が温められることとなる。
【0032】以上のように本実施の形態の電子冷温蔵庫
は、吸熱面41aと放熱面41bを有し電流を流すこと
により吸熱面41aで吸熱作用を生じ同時に放熱面41
bで放熱作用を生じる熱電変換デバイス41と、吸熱面
41aと間接的に熱交換し冷却される空気を備える冷却
室37と、冷却室37の空気を冷却する吸熱面41aを
備える熱電変換デバイス41の放熱面41bと間接的に
熱交換し加温される空気を備える加温室38とからな
り、冷却室37での空気の冷却と加温室38での空気の
加温の両方を一つの熱電変換デバイス41で行うことが
でき、熱電変換デバイス41を始めとする冷却システム
部品の使用数を削減し、材料費の低減と小型化を図るこ
とができるとともに、冷却室37での空気の冷却によっ
て生じた熱を加温室38での空気の加温に用いることが
できるので、エネルギーの有効利用を図ることができ
る。
【0033】また放熱面41bは、庫外から流入した空
気と間接的に熱交換することにより、熱電変換デバイス
41の吸熱面41aと放熱面41bの間の温度差の拡大
を抑え、効率の高い条件で熱電変換デバイス41を使用
することができる。
【0034】また放熱面41bは、庫外から流入する空
気と加温室38を構成する内壁35の両方と間接的に熱
交換することにより、外部からの空気を加温室38に流
入させることなく加温室38の空気を加温することがで
きる。
【0035】また熱電変換デバイス41へ通電する電流
の極性を反転させる制御を設けることにより冷却室37
と加温室38の機能を容易に入れ替えることができる。
【0036】なお本発明の第2の実施の形態では、基板
43bを延伸することで基板43bと加温室38の内壁
35とを熱的に接続していたが、基板43bと内壁35
との熱的接続にヒートパイプを使用することで、熱移動
を促進し加温室38の加温性能を高めることができる。
【0037】また本発明の第1の実施の形態及び第2の
実施の形態では断熱材に発泡断熱材を用いたが、断熱材
の少なくとも一部には真空断熱材を用いても良い。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
記載の発明は、吸熱面と放熱面を有し電流を流すことに
より吸熱面で吸熱作用を生じ同時に放熱面で放熱作用を
生じる熱電変換デバイスと、吸熱面と直接または間接的
に熱交換し冷却される媒体を備える冷却室と、冷却室の
媒体を冷却する吸熱面を備える熱電変換デバイスの放熱
面と直接または間接的に熱交換し加温される媒体を備え
る加温室とからなる電子冷温蔵庫であり、これにより冷
却室での媒体の冷却と加温室での媒体の加温の両方を一
つの熱電変換デバイスで行うことができ、熱電変換デバ
イスを始めとする冷却システム部品の使用数を削減し、
材料費の低減と小型化を図ることができるとともに、冷
却室での媒体の冷却によって生じた熱を加温室での媒体
の加温に用いることができるので、エネルギーの有効利
用を図ることができる。
【0039】また請求項2に記載の本発明は、放熱面が
庫外から流入した媒体と直接または間接的に熱交換する
請求項1に記載の電子冷温蔵庫であり、これにより熱電
変換デバイスの吸熱面と放熱面の間の温度差の拡大を抑
え、効率の高い条件で熱電変換デバイスを使用すること
ができる。
【0040】また請求項3に記載の本発明は、庫外から
流入し放熱面と熱交換した後の媒体の少なくとも一部が
加温室を経由して庫外へ流出される請求項2に記載の電
子冷温蔵庫であり、これにより加温室に熱電変換デバイ
スと熱交換した後の媒体の流れを作ることができるの
で、加温室内の媒体の温度を均一にすることができる。
【0041】また請求項4に記載の本発明は、加温室を
経由する媒体の流量を調節する流量調節機構を備えた請
求項3に記載の電子冷温蔵庫であり、これにより熱電変
換デバイスへの直流電流の大きさだけでなく媒体流量の
調節によっても加温室内の媒体の温度調節を図ることが
できる。
【0042】また請求項5に記載の本発明は、放熱面が
庫外から流入する媒体と加温室を構成する内壁の両方と
直接または間接的に熱交換する請求項2に記載の電子冷
温蔵庫であり、これにより外部からの媒体を加温室に流
入させることなく加温室の加温が可能となる。
【0043】また請求項6に記載の本発明は、放熱面と
加温室の内壁との熱交換にヒートパイプを使用した請求
項5に記載の電子冷温蔵庫であり、これにより放熱面か
ら加温室の内壁への熱移動を促進し、内壁による加温性
能を高めることができる。
【0044】また請求項7に記載の本発明は、熱電変換
デバイスへ通電する電流の極性を反転させる制御を持つ
請求項1から請求項6に記載の電子冷温蔵庫であり、こ
れにより冷却室と加温室の機能を容易に入れ替えること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電子冷温蔵庫の実施の形態1の断
面図
【図2】本発明による電子冷温蔵庫の実施の形態2の断
面図
【図3】従来の電子冷温蔵庫の断面図
【符号の説明】
14 箱体 19 冷却室 20 加温室 23 熱電変換デバイス 23a 吸熱面 23b 放熱面 30 ダンパー 31 箱体 37 冷却室 38 加温室 41 熱電変換デバイス 41a 吸熱面 41b 放熱面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷口 光▲のり▼ 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 上田 啓裕 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 Fターム(参考) 3L045 AA04 BA01 CA02 DA04 EA01 PA04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸熱面と放熱面を有し電流を流すことに
    より前記吸熱面で吸熱作用を生じ同時に前記放熱面で放
    熱作用を生じる熱電変換デバイスと、前記吸熱面と直接
    または間接的に熱交換し冷却される媒体を備える冷却室
    と、前記冷却室の媒体を冷却する吸熱面を備える熱電変
    換デバイスの放熱面と直接または間接的に熱交換し加温
    される媒体を備える加温室とからなる電子冷温蔵庫。
  2. 【請求項2】 放熱面が庫外から流入した媒体と直接ま
    たは間接的に熱交換する請求項1に記載の電子冷温蔵
    庫。
  3. 【請求項3】 庫外から流入し放熱面と熱交換した後の
    媒体の少なくとも一部が加温室を経由して庫外へ流出さ
    れる請求項2に記載の電子冷温蔵庫。
  4. 【請求項4】 加温室を経由する媒体の流量を調節する
    流量調節機構を備えた請求項3に記載の電子冷温蔵庫。
  5. 【請求項5】 放熱面が庫外から流入する媒体と加温室
    を構成する内壁の両方と直接または間接的に熱交換する
    請求項2に記載の電子冷温蔵庫。
  6. 【請求項6】 放熱面と加温室の内壁との熱交換にヒー
    トパイプを使用した請求項5に記載の電子冷温蔵庫。
  7. 【請求項7】 熱電変換デバイスへ通電する電流の極性
    を反転させる制御を持つ請求項1から請求項6に記載の
    電子冷温蔵庫。
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