JP2003266647A - スクリーン製版清掃装置 - Google Patents

スクリーン製版清掃装置

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JP2003266647A
JP2003266647A JP2002066426A JP2002066426A JP2003266647A JP 2003266647 A JP2003266647 A JP 2003266647A JP 2002066426 A JP2002066426 A JP 2002066426A JP 2002066426 A JP2002066426 A JP 2002066426A JP 2003266647 A JP2003266647 A JP 2003266647A
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screen plate
screen
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JP2002066426A
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English (en)
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Tetsuo Nakamura
哲郎 中村
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Noritake Co Ltd
Noritake Electronics Ltd
Original Assignee
Noritake Co Ltd
Noritake Electronics Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクリーン印刷に用いられるスクリーン製版
を効率的に清掃でき且つ廃棄物を少なく抑えたスクリー
ン製版清掃装置を提供する。 【解決手段】 前記押圧部材56により、前記拭取シー
ト54を均一な圧力をもって前記スクリーン製版52の
対向面52pに押圧した状態で、前記スクリーン製版5
2に対して相対移動させることにより、前記スクリーン
製版52における被印刷体62と対向する対向面52p
に付着した汚れをムラなく除去することができる。ま
た、前記拭取シート54は、前記巻取ローラ58によっ
て巻き取られ、適宜新しい拭取シート54にて清掃がお
こなわれる為、前記汚れが効率的にを除去される。さら
に、前記拭取シート54は、前記押圧部材56により部
分的に前記スクリーン製版52に押圧されて、前記汚れ
を連続的にその表面に付着させるものである為、清掃作
業によって生じる廃棄物を少なく抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクリーン印刷に
用いられるスクリーン製版を清掃する為のスクリーン製
版清掃装置に関する。
【0002】
【従来の技術】平面上あるいは円筒状の被印刷面を備え
た被印刷体に所定の印刷パターンで印刷ペーストを印刷
する印刷方法のひとつとして、たとえばシルク、ナイロ
ン、テトロン、ポリエステル、ステンレス系、アモルフ
ァス系などの線材で織られたスクリーンメッシュや、
銅、ニッケル、ステンレスなどの金属薄板に所定のパタ
ーンが形成されたスクリーン製版を用い、その上面に載
置された印刷ペーストをスキージによって一方向に移動
させることにより、そのスクリーン製版の下側に配置さ
れた被印刷体の表面に所定の印刷パターンで印刷するス
クリーン印刷法が知られている。そのようなスクリーン
印刷法において、被印刷面が平面状を成す平面印刷で
は、スクリーン製版および被印刷体が固定されてスキー
ジがそのスクリーン製版の面に沿って移動させられるの
が一般的であり、また、被印刷面が円筒状を成す曲面印
刷では、スキージが固定されてスクリーン製版がその面
に沿った方向に移動させられると共に被印刷体がその軸
心まわりに回転させられるのが一般的である。
【0003】図1は、かかるスクリーン印刷の一例とし
て、被印刷面が平面状を成す平面印刷の様子を示す概略
図である。スクリーン印刷に用いられるスクリーン製版
10は、たとえば矩形状の枠12にスクリーンメッシュ
14が一定の張力を備えて張設されたものであり、図1
に示す平面印刷では、スキージ16がスクリーンメッシ
ュ14における被印刷体18とは反対側の面14a上に
当接されると共に、図において矢印で示す方向に移動さ
せられることにより、スクリーンメッシュ14がスキー
ジ16に押圧され、そのスクリーンメッシュ14におけ
る被印刷体18側の面14bの一部が被印刷体18の表
面に接触させられる。図2は、図1においてスクリーン
メッシュ14と被印刷体18とが接触させられた部分を
拡大して示す図である。この図に示すように、スクリー
ンメッシュ14にはたとえば感光性乳剤などによる被着
パターン22が形成されており、上述のようにスクリー
ンメッシュ14における被印刷体18側の面14bの一
部が被印刷体18の表面に接触させられると、上記印刷
ペースト20が、被着パターン22に設けられた開口2
2hを通過させられて、被印刷体18の表面に所定の印
刷パターン24として印刷形成されるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかるスクリ
ーン印刷では、たとえば図2に示すように、印刷ペース
ト20が開口22hを通過させられる際にスクリーンメ
ッシュ14における被印刷体18側の面14bに回り込
んで付着し、汚れ26として残留するという不具合が生
じていた。そのような汚れ26が、引き続きおこなわれ
る新たなスクリーン印刷において依然として残留してい
る場合には、被印刷面において印刷ペースト20の付着
が所望されない部分に上述の汚れ26が筋状あるいは点
状に付着する結果となり、印刷滲み、印刷品質の低下、
さらには印刷不良の原因となっていた。
【0005】その為、スクリーン印刷においては、スク
リーンメッシュにおける被印刷体側の面に回り込んで付
着した汚れを除去する為に、印刷がおこなわれる毎に毎
回あるいは数回毎に清掃作業がおこなわれる。たとえ
ば、作業者が専用の拭取紙・布などを用いて上記汚れを
直接拭き取る手作業による拭き取り清掃、あるいは弱粘
着性テープ状フィルムをスクリーンメッシュにおける被
印刷体側の全面に貼着し、上記汚れをそのフィルムに付
着させて除去するなどの手段によりスクリーン製版の清
掃がおこなわれる。
【0006】しかし、上述の手作業による拭き取り清掃
では、作業が著しく煩雑であることに加えて拭き取りム
ラが生じる可能性がある為に作業に熟練を要するという
問題があった。また、上述の弱粘着性テープ状フィルム
を用いた清掃では、一般的に円筒状に巻かれたフィルム
ロールから必要とされる分量のフィルムが適宜切り取ら
れて用いられるが、清掃作業がおこなわれる毎に大量の
フィルムを使用する必要がある為、フィルムロールの巻
き径が必然的に大きなものとなりフィルムロール自体の
取り回しが困難となっていた。それに加え、かかるフィ
ルムを用いた清掃作業は多大な廃棄物を生じさせるもの
であり、さらにフィルムに部分的な欠陥があった場合に
は上記汚れが除去されることなく残留するといった問題
があった。
【0007】本発明は、以上の事情を背景として為され
たものであり、その目的とするところは、スクリーン印
刷に用いられるスクリーン製版を効率的に清掃でき且つ
廃棄物を少なく抑えたスクリーン製版清掃装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明の要旨とするところは、スクリーン製版にお
ける被印刷体と対向する対向面に付着した汚れを除去す
る為のスクリーン製版清掃装置であって、(a)ロール
状に巻かれた状態で配設され、その表面に前記汚れを付
着させることにより前記汚れを除去する為の拭取シート
と、(b)その拭取シートを前記スクリーン製版におけ
る被印刷体と対向する対向面に押圧する為の押圧部材
と、(c)前記汚れをその表面に付着させた前記拭取シ
ートを巻き取る為の巻取ローラとを備え、前記拭取シー
トを前記押圧部材により前記スクリーン製版における被
印刷体と対向する対向面に押圧した状態で、その押圧部
材を前記スクリーン製版に対して一方向に相対移動させ
ることにより、前記汚れを除去するものであることを特
徴とするものである。
【0009】
【発明の効果】このようにすれば、前記押圧部材によ
り、前記拭取シートを均一な圧力をもって前記スクリー
ン製版における被印刷体と対向する対向面に押圧した状
態で、前記スクリーン製版に対して相対移動させること
により、前記スクリーン製版における被印刷体と対向す
る対向面に付着した汚れをムラなく除去することができ
る。また、前記拭取シートは、前記巻取ローラによって
巻き取られ、適宜新しい拭取シートにて清掃がおこなわ
れる為、前記汚れが効率的に除去される。さらに、前記
拭取シートは、前記押圧部材により部分的に前記スクリ
ーン製版に押圧されて、前記汚れを連続的にその表面に
付着させるものである為、清掃作業によって生じる廃棄
物を少なく抑えることができる。すなわち、スクリーン
印刷に用いられるスクリーン製版を効率的に清掃でき且
つ廃棄物を少なく抑えたスクリーン製版清掃装置を提供
することができる。
【0010】
【発明の他の態様】ここで、好適には、前記スクリーン
製版清掃装置は、前記スクリーン製版の対向面に沿って
一方向に相対移動可能とされたケースを有し、そのケー
ス内に前記拭取シート、前記押圧部材、および前記巻取
ローラが配設されたものである。このようにすれば、静
止したスクリーン製版に対してスクリーン製版清掃装置
それ自体が一方向に相対移動させられることにより、前
記スクリーン製版における被印刷体と対向する対向面に
付着した汚れを効率的に除去することができる。また、
スクリーン印刷がおこなわれる際には、前記スクリーン
製版清掃装置を印刷の妨げにならない場所に移動させて
おくことができる。
【0011】また、好適には、前記押圧部材は、その軸
心まわりに回転可能となるように前記スクリーン製版清
掃装置に配設された円筒状部材である。このようにすれ
ば、かかる円筒状部材によって前記拭取シートを前記ス
クリーン製版における被印刷体と対向する対向面に必要
十分な面積だけ接触させることができ、前記スクリーン
製版における被印刷体と対向する対向面に付着した汚れ
をより効率的に除去することができる。
【0012】また、好適には、前記円筒状部材は、その
軸心まわりに回転駆動されるものである。このようにす
れば、回転駆動される前記円筒状部材によって順次新た
な拭取シートを前記スクリーン製版における被印刷体と
対向する対向面に接触させることができ、前記拭取シー
トに前記汚れを効率的に付着させることができる為、前
記スクリーン製版における被印刷体と対向する対向面に
付着した汚れをより効率的に除去することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て詳細に説明する。なお、以下の説明に用いる図面に関
して、各部の寸法比等は必ずしも正確には描かれていな
い。
【0014】図3は、本発明の一実施例であるスクリー
ン製版清掃装置50の構成を示す概略図である。この図
に示すように、本実施例のスクリーン製版清掃装置50
は、スクリーン製版52における被印刷体と対向する対
向面52pに付着したたとえば印刷ペーストなどの汚れ
を除去する為に用いられるものであり、(a)そのスク
リーン製版52の幅寸法と略同等の幅寸法を備えてロー
ル状に巻かれた状態で配設され、その表面54fに前記
汚れを付着させることにより前記汚れを除去する為の拭
取シート54と、(b)その拭取シート54を前記スク
リーン製版52における被印刷体と対向する対向面52
pに押圧する為に拭取シート54と略同等の長さを備え
た長手状の押圧部材56と、(c)前記汚れをその表面
54fに付着させた前記拭取シート54を巻き取る為の
巻取ローラ58とを備え、前記拭取シート54を前記押
圧部材56により前記スクリーン製版52における被印
刷体と対向する対向面52pに押圧した状態で、その押
圧部材56を前記スクリーン製版52に対して一方向す
なわち図において矢印で示す方向に相対移動させること
により、前記汚れを除去するものである。
【0015】ここで、好適には、本実施例のスクリーン
製版清掃装置50は、図3に示すように、前記スクリー
ン製版52の対向面52pに沿って一方向すなわち図に
おいて矢印で示す方向に相対移動可能とされた長手状の
ケース60を有し、そのケース60内に前記拭取シート
54、前記押圧部材56、および前記巻取ローラ58が
前記スクリーン製版52の幅方向と平行に配設されたも
のである。かかるケース60は、たとえば前記スクリー
ン製版52と対向する面に前記押圧部材56を突出させ
る為の開口60hが設けられた直方体であり、その底面
すなわち上記開口60hが設けられた面と対を成す面の
両端部には、後述するレール64に嵌入される為の一対
の脚部60lが固設されている。
【0016】図4は、本実施例のスクリーン製版清掃装
置50が、一般的なスクリーン印刷機に用いられる様子
を示す図であり、(a)は被印刷体62の被印刷面62
fに垂直な方向から見た平面図、(b)は正面図であ
る。この図に示すように、本実施例のスクリーン製版清
掃装置50では、その長手方向と垂直を成す方向に平行
に並べられた一対のレール64に、その底面の両端部に
設けられた脚部60lが嵌入されることによりケース6
0が対向面52pに沿って移動可能に配設されており、
それぞれのレール64の一端部近傍に設けられたサーボ
モータ66の駆動スープロケット68とチェーン70を
介して連結されることによりケース60が往復駆動され
るようになっている。かかるチェーン70は、それぞれ
のレール64のサーボモータ66が設けられていない側
の端部近傍に設けられたスプロケット72に巻き掛けら
れ、図4に示すように、スクリーン製版清掃装置50の
両側面すなわちスクリーン製版清掃装置50の進行方向
に垂直な一対の面に結着された環状を成している。
【0017】図4のように配設されたスクリーン製版清
掃装置50では、前記拭取シート54が前記押圧部材5
6により均一な圧力をもって前記スクリーン製版52に
おける被印刷体62と対向する対向面52pに押圧され
た状態で、上記サーボモータ66が駆動させられること
により、スクリーン製版清掃装置50が上記レール64
上をスクリーン製版52における被印刷体62と対向す
る対向面52pに沿って一方向すなわち図において矢印
で示す方向に相対移動させられ、前記スクリーン製版5
2における被印刷体62と対向する対向面52pに付着
した汚れをムラなく除去する。また、前記拭取シート5
4は前記巻取ローラ58によって巻き取られ、適宜新し
い拭取シート54にて清掃がおこなわれる為、前記汚れ
が効率的に除去される。さらに、前記拭取シート54
は、前記押圧部材56により部分的に前記スクリーン製
版52に押圧されて、前記汚れを連続的にその表面54
fに付着させるものである為、清掃作業によって生じる
廃棄物を少なく抑えることができる。
【0018】とりわけ、PDP(Plasma Dis
play Panel:プラズマ・ディスプレイ・パネ
ル)の電極印刷などに関しては、被印刷体である基板が
比較的大きいことから手作業によるスクリーン製版52
の清掃は作業が著しく煩雑であることに加え、高い印刷
精度が求められ、たとえばわずかな印刷滲みなどが印刷
不良に直結する為、本実施例のスクリーン製版清掃装置
50を用いることにより印刷時間を短縮し、より高精度
のスクリーン印刷をおこなうことが可能になる。
【0019】前記スクリーン製版清掃装置50のスクリ
ーン製版52に対する相対移動方向は、図示しないスキ
ージのスクリーン印刷に際してのスクリーン製版52に
対する相対移動方向と同方向であることが好ましい。こ
れは、スクリーン製版52は一般的にスキージに押圧さ
れつつ相対移動させられるものであり、かかる方向に押
圧されることに関して耐久性を持つように設計されてい
る為である。すなわち、前記スクリーン製版清掃装置5
0のスクリーン製版52に対する相対移動方向が、スク
リーン印刷に際してのスキージのスクリーン製版52に
対する相対移動方向と同方向であれば、スクリーン製版
52の寿命に影響を与えることなくスクリーン製版52
の対向面52pに付着した汚れを効率的に除去できる。
【0020】スクリーン印刷に際しては、前記スクリー
ン製版清掃装置50は、たとえば図4において一点鎖線
で示す位置EPに移動させられる。その後、図の(a)
に示す印刷台74が、図において鎖線矢印で示す一方向
すなわち図面下方に移動させられることにより、その印
刷台74に載置された被印刷体62が、スクリーン製版
52の直下に配置させられる。そして、スクリーン印刷
がおこなわれ、被印刷体62の被印刷面62fに所定の
印刷パターンが形成された後、上記印刷台74が、図に
おいて鎖線矢印で示す一方向すなわち図面上方へ移動さ
せられ、印刷の施された被印刷体62と未だスクリーン
印刷の施されていない新たな被印刷体62とが取り替え
られる。スクリーン製版清掃装置50によるスクリーン
製版52の清掃はたとえばこの間におこなわれるもので
あり、スクリーン印刷がおこなわれる毎に毎回おこなわ
れるのが最も好ましいが、スクリーン製版52の汚れ具
合を確認しながら適宜おこなわれるものであってもよ
い。なお、図4の(b)においては簡略化の為、被印刷
体62および印刷台74は省略されている。
【0021】ここで、本実施例の拭取シート54は、前
述のように巻取ローラ58によって巻き取られることに
より図3の鎖線矢印に示す方向に順次送られ、適宜新し
い拭取シート54がスクリーン製版52に押圧させられ
ることにより効率的な清掃がおこなわれるようにされて
いる。前記拭取シート54は、清掃がおこなわれている
間に必ずしも連続的に送られているわけではなく、たと
えば1回の清掃がおこなわれる毎に所定長さだけ送られ
るものであったり、あるいはスクリーン製版清掃装置5
0がスクリーン製版52に対して所定距離だけ相対移動
する毎に所定長さだけ送られるものである。また、たと
えば図3に示すように、ロール状に巻かれた拭取シート
54と押圧部材56との間に一対のシート送りローラ7
6を、押圧部材56と巻取ローラ58との間に同じく一
対のシート送りローラ78をそれぞれ配設し、かかるシ
ート送りローラ76、78をぞれぞれ図の矢印で示す方
向すなわち拭取シート54を図の鎖線矢印で示す方向に
送り出す方向に回転駆動させるものであればより好適で
ある。そのようにすれば、拭取シート54をより安定し
て確実に送ることができる。
【0022】また、本実施例の押圧部材56は、図3に
示すように、その軸心まわりに回転可能となるようにそ
の両端において一対の支持部材80に配設された円筒状
部材である。かかる支持部材80は、好適には、たとえ
ばバネなどを介して前記ケース60に配設されることに
より、押圧部材56を一定の押圧力をもってスクリーン
製版52の対向面52pに押圧するものである。そのよ
うに、押圧部材56がその軸心まわりに回転可能となる
ように配設された円筒状部材である場合、かかる円筒状
部材によって前記拭取シート54が前記スクリーン製版
52の対向面52pに一定の接触面積をもって押圧され
る。この接触面積は押圧部材56がスクリーン製版52
の対向面52pを押圧する押圧力を加減することにより
調整が可能である為、かかる円筒状の押圧部材56によ
って前記拭取シート54を前記スクリーン製版52の対
向面52pに必要十分な面積だけ接触させることができ
る。また、前記円筒状の押圧部材56は、さらに好適に
は、その軸心まわりに回転駆動されるものであり、その
ようにすれば、回転駆動される円筒状の押圧部材56に
よって順次新たな拭取シート54を前記スクリーン製版
52の対向面52pに接触させることができ、前記拭取
シート54に前記汚れを効率的に付着させることができ
る為、前記スクリーン製版52の対向面52pに付着し
た汚れをより効率的に除去することができる。
【0023】このように、本実施例によれば、前記押圧
部材56により、前記拭取シート54を均一な圧力をも
って前記スクリーン製版52における被印刷体62と対
向する対向面52pに押圧した状態で、前記スクリーン
製版52に対して相対移動させることにより、前記スク
リーン製版52における被印刷体62と対向する対向面
52pに付着した汚れをムラなく除去することができ
る。また、前記拭取シート54は、前記巻取ローラ58
によって巻き取られ、適宜新しい拭取シート54にて清
掃がおこなわれる為、前記汚れが効率的に除去される。
さらに、前記拭取シート54は、前記押圧部材56によ
り部分的に前記スクリーン製版52に押圧されて、前記
汚れを連続的にその表面に付着させるものである為、清
掃作業によって生じる廃棄物を少なく抑えることができ
る。すなわち、スクリーン印刷に用いられるスクリーン
製版52を効率的に清掃でき且つ廃棄物を少なく抑えた
スクリーン製版清掃装置50を提供することができる。
【0024】また、好適には、前記スクリーン製版清掃
装置50は、前記スクリーン製版52の対向面52pに
沿って一方向に相対移動可能とされたケース60を有
し、そのケース60内に前記拭取シート54、前記押圧
部材56、および前記巻取ローラ58が配設されたもの
である為、静止したスクリーン製版52に対してスクリ
ーン製版清掃装置50それ自体が一方向に相対移動させ
られることにより、前記スクリーン製版52における被
印刷体62と対向する対向面52pに付着した汚れを効
率的に除去することができる。また、スクリーン印刷が
おこなわれる際には、前記スクリーン製版清掃装置50
を印刷の妨げにならない位置EPに移動させておくこと
ができる。
【0025】また、好適には、前記押圧部材56は、そ
の軸心まわりに回転可能となるように前記スクリーン製
版清掃装置50に配設された円筒状部材である為、かか
る円筒状部材によって前記拭取シート54を前記スクリ
ーン製版52における被印刷体62と対向する対向面5
2pに必要十分な面積だけ接触させることができ、前記
スクリーン製版52における被印刷体62と対向する対
向面52pに付着した汚れをより効率的に除去すること
ができる。
【0026】また、好適には、前記円筒状部材は、その
軸心まわりに回転駆動されるものである為、回転駆動さ
れる円筒状の押圧部材56によって順次新たな拭取シー
ト54を前記スクリーン製版52における被印刷体62
と対向する対向面52pに接触させることができ、前記
拭取シート54に前記汚れを効率的に付着させることが
できる為、前記スクリーン製版52における被印刷体6
2と対向する対向面52pに付着した汚れをより効率的
に除去することができる。
【0027】続いて、本発明の他の実施例について説明
する。なお、以下の説明に用いる図面に関して、前述の
実施例と重複する部分については同一の符号を付してそ
の説明を省略する。
【0028】図5は、本発明の他の実施例であるスクリ
ーン製版清掃装置90の構成を示す概略図である。この
図に示すように、本実施例のスクリーン製版清掃装置9
0は、前述のスクリーン製版清掃装置50の構成に加え
て、矢印で示すスクリーン製版清掃装置90のスクリー
ン製版52に対する相対移動方向に関して押圧部材56
よりも前方に配設され、たとえばエタノールあるいはア
セトンなどの溶媒92が汲み入れられた溶媒ケース94
と、その溶媒92をスクリーン製版52の対向面52p
に塗布する為の溶媒塗布ローラ96とを備えている。そ
のような構成によれば、スクリーン製版清掃装置90の
スクリーン製版52に対する相対移動方向に関して拭取
シート54が押圧部材56によりスクリーン製版52の
対向面52pに押圧される位置の前方において、溶剤9
2が溶剤塗布ローラ96によってスクリーン製版52に
塗布される為、かかる溶剤92により汚れが好適に遊離
し、スクリーン製版52の対向面52pに付着した汚れ
をより効率的に除去することができる。
【0029】また、図6は、本発明のさらに別の実施例
であるスクリーン製版清掃装置100の構成を示す概略
図である。この図に示すように、本実施例のスクリーン
製版清掃装置100は、前述のスクリーン製版清掃装置
50における円筒状の押圧部材56に代えて、部分円筒
状の曲部102rと、平面上の平面部102pと、局部
102rと平面部102pとの境界であるエッジ102
eとを備えた押圧部材102が設けられたものである。
かかる押圧部材102は、図6に示すように、矢印で示
すスクリーン製版清掃装置100のスクリーン製版52
に対する相対移動方向に関して局部102rが後方とな
るように、平面部102pが前方となるように配設され
ている。そのような構成によれば、押圧部材102によ
りスクリーン製版52の対向面52pに押圧された拭取
シート54において、エッジ102eに対応する部分に
よって汚れが効率的に除去されることに加え、局部10
2rによりスクリーン製版52と拭取シート54との適
切な接触面積が確保される為、スクリーン製版52の寿
命に影響を与えることがない。
【0030】以上、本発明の好適な実施例を図面に基づ
いて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、さらに別の態様においても実施される。
【0031】たとえば、前述の実施例においては、シー
ト送りローラ76、78が設けられていたが、これらは
必ずしも設けられる必要はなく、シート送りローラ62
または64の何れか一方のみが設けられたものであって
も、あるいは何れも設けられないものであってもよい。
さらに、前述の実施例に置いて、シート送りローラ7
6、78はぞれぞれその軸心まわりに図3の矢印で示す
方向に回転駆動されるものであったが、これらは必ずし
も回転駆動されなくともよく、シート送りローラ62ま
たは64の何れか一方のみが回転駆動されるものであっ
ても、あるいは何れも回転駆動されないものであっても
よい。
【0032】また、前述の実施例では、静止したスクリ
ーン製版52に対してスクリーン製版清掃装置50それ
自体が一方向に相対移動させられるものであったが、静
止したスクリーン製版清掃装置50に対してスクリーン
製版52それ自体が一方向に相対移動させられるもので
あってもよい。
【0033】その他一々例示はしないが、本発明はその
趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えら
れて実施されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】スクリーン印刷の一例として、被印刷面が平面
状を成す平面印刷の様子を示す概略図である。
【図2】図1においてスクリーンメッシュと被印刷体と
が接触させられた部分を拡大して示す図である。
【図3】本発明の一実施例であるスクリーン製版清掃装
置の構成を示す概略図である。
【図4】本実施例のスクリーン製版清掃装置が、一般的
なスクリーン印刷機に用いられる様子を示す図であり、
(a)は被印刷体の被印刷面に垂直な方向から見た平面
図、(b)は正面図である。
【図5】本発明の他の実施例であるスクリーン製版清掃
装置の構成を示す概略図である。
【図6】本発明のさらに別の実施例であるスクリーン製
版清掃装置の構成を示す概略図である。
【符号の説明】
50、90、100:スクリーン製版清掃装置 52:スクリーン製版 52p:対向面 54:拭取シート 54f:拭取シートの表面 56、102:押圧部材 58:巻取ローラ 60:ケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 哲郎 福岡県朝倉郡夜須町大字三並字八ツ並2160 番地 ノリタケ電子工業株式会社内 Fターム(参考) 2C035 AA06 FD01 FD42 FE01 FF25 FF26 2C250 FA06 FB03 FB06 FB09 FB14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクリーン製版における被印刷体と対向
    する対向面に付着した汚れを除去する為のスクリーン製
    版清掃装置であって、 ロール状に巻かれた状態で配設され、その表面に前記汚
    れを付着させることにより前記汚れを除去する為の拭取
    シートと、 該拭取シートを前記スクリーン製版における被印刷体と
    対向する対向面に押圧する為の押圧部材と、 前記汚れをその表面に付着させた前記拭取シートを巻き
    取る為の巻取ローラとを、備え、 前記拭取シートを前記押圧部材により前記スクリーン製
    版における被印刷体と対向する対向面に押圧した状態
    で、該押圧部材を前記スクリーン製版に対して一方向に
    相対移動させることにより、前記汚れを除去するもので
    あることを特徴とするスクリーン製版清掃装置。
  2. 【請求項2】 前記スクリーン製版清掃装置は、前記ス
    クリーン製版の対向面に沿って一方向に相対移動可能と
    されたケースを有し、該ケース内に前記拭取シート、前
    記押圧部材、および前記巻取ローラが配設されたもので
    ある請求項1のスクリーン製版清掃装置。
  3. 【請求項3】 前記押圧部材は、その軸心まわりに回転
    可能となるように前記スクリーン製版清掃装置に配設さ
    れた円筒状部材である請求項1または2のスクリーン製
    版清掃装置。
  4. 【請求項4】 前記円筒状部材は、その軸心まわりに回
    転駆動されるものである請求項3のスクリーン製版清掃
    装置。
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