JP2003265374A - 電気掃除機用吸引補助具 - Google Patents

電気掃除機用吸引補助具

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 床面清掃に適した一般的な電気掃除機の吸引
具に容易に着脱でき、清掃時において、布団布やカーテ
ン等の柔軟な布地が吸引具の吸引口に吸い込まれること
なく、効率よく、確実に清掃できる吸引具用のアタッチ
メントの提供。 【解決手段】 電気掃除機における吸引具の下面に当て
付ける本体部1と、該本体部1に連結した取り付け用紐
状体2とを備え、本体部1は薄い板状の横長体であっ
て、横幅方向に沿って比較的小さな多数の吸引孔11…
が列設され、該本体部1の前縁側12または後縁側13
の一方または両方に、該本体部1の横幅方向の左右に偏
した部分に前記紐状体2の一端を固定してなる構成とし
たもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気掃除機用の吸
込具に取り付けて使用する吸引補助具に関するものであ
り、殊に、柔らかい表面を有する布団や毛布、カーテン
やカーペット等を掃除するのに適した吸引補助具に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に知られている電気掃除機に
あっては、吸引能力に優れた吸引具を備えたものが多数
種販売されている。また、布団や毛布、カーテンやカー
ペットその他の柔らかい敷物等の掃除に適した電気掃除
機も知られている。この電気掃除機における吸引具の構
造は、下部に吸気口を設けた円筒状の吸引具本体に小さ
な多数の吸込み孔を形成した回転体を取付け、移動によ
って回転体を回転させながら吸込み孔からゴミを吸い込
ませ、吸い込ませたゴミを吸引具本体に設けた下部の吸
気口を介して電気掃除機本体に集塵するようにした回転
体方式の吸引具を備えたものであって、例えば特開平7
−116089号、特開平7−116090号等に開示
されていて一般にも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの吸引具を備え
た電気掃除機のうち、この回転体方式とした吸引具にあ
っては、円筒状に形成した回転体を吸引具本体に外嵌さ
せた状態で回転させるようにしたものであるため、回転
体の全周面に吸気用の小孔を形成しなければならないの
で、製造が複雑で量産化が困難で、コスト的にも不適当
なものであるということのみならず、使用に当たって
は、掃除面が通常の平坦面の場合、回転体の掃除面に対
する接触面が円弧の一部に限られ、線接触となり、接触
面の前後から空気が吸引されるため、吸塵効率が非常に
悪く、大容量の吸引能力を備えた電気掃除機であって
も、一般の床面清掃には適していないという課題を有す
るものであった。
【0004】他方、前者の一般的な吸引具を備えた電気
掃除機にあっては、当然のことながら床面清掃には適し
ていて、効率よく清掃できるものではあるが、前記した
布団や毛布、カーテンや柔らかい敷物等を掃除するため
に使用すると、布団布やカーテン等の柔軟な布地が吸引
具の吸引口に吸い込まれ、吸引口が閉塞されるため清掃
できないという課題を払拭できないものであった。
【0005】そこで本発明者は、この後者の床面清掃に
適した一般的な電気掃除機を対象とし、より正しくは、
それらに使用されている吸引具を対象とし、このような
吸引具に容易に着脱することができ、布団や毛布、カー
テンや柔らかい敷物等の清掃時には、吸引具に取り付け
て使用すると、布団布やカーテン等の柔軟な布地が吸引
具の吸引口に吸い込まれて吸引口が閉塞されるというよ
うな不都合を生じることなく、極めて効率よく、確実に
清掃することができる吸引具用のアタッチメントの開発
を目的とし、ここにそのアタッチメントを提供するもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に講じた本発明にかかる電気掃除機用吸引補助具の第1
の構成は、電気掃除機における吸引具の下面に当て付け
る本体部1と、該本体部1に連結した取り付け用紐状体
2とを備え、本体部1は薄い板状の横長体であって、横
幅方向に沿って比較的小さな多数の吸引孔11…が列設
され、該本体部1の前縁側12または後縁側13の一方
または両方に、該本体部1の横幅方向の左右に偏した部
分に前記紐状体2の一端を固定してなる構成としたもの
である。
【0007】また、第2の構成は、電気掃除機における
吸引具の下面に当て付ける本体部1と、該本体部1に連
結した取り付け用紐状体2とを備え、本体部1は薄い板
状の横長体であって、横幅方向に沿って比較的小さな多
数の吸引孔11…が列設され、該本体部1の前縁側12
の所要幅部分と後縁側13の所要幅部分が、電気掃除機
における吸引具の前面側並びに後面側に沿って折り曲げ
可能に形成され、かつ、これらの折り曲げ可能とされた
前縁側12または後縁側13の一方または両方に、該本
体部1の横幅方向の左右に偏した部分に前記紐状体2の
一端を固定してなる構成としたものである。
【0008】更に、第3の構成は、電気掃除機における
吸引具の下面に当て付ける本体部1と、該本体部1に連
結した取り付け用紐状体2とを備え、本体部1は薄い板
状の横長体であって、横幅方向に沿って比較的小さな多
数の吸引孔11…が列設され、該本体部1の前縁側12
の所要幅部分と後縁側13の所要幅部分が、本体部1の
横幅方向に沿った多数の小溝14…を備え、該多数の小
溝14…によって電気掃除機における吸引具の前面側並
びに後面側に沿って折り曲げ可能に形成され、かつ、こ
れらの折り曲げ可能とされた前縁側12または後縁側1
3の一方または両方に、該本体部1の横幅方向の左右に
偏した部分に前記紐状体2の一端を固定してなる構成と
したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】また、この吸引補助具を実施する
に当たっては、前記本体部1に形成した多数の吸引孔1
1…を、横方向に1列に形成したものとするばかりでは
なく、本体部1の前後幅方向において2列または3列等
の複数列に形成してあるものとして実施することができ
る。この場合、例えば、前列の各吸引孔11…の間に後
列の各吸引孔11…を千鳥足状となるように配置形成し
てあるものとして実施するのが清掃面にデッドスペース
を残さず清掃できる点で好ましい。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例について図面に基づいて
説明する。図中、図1乃至図3は本発明の第1実施例を
示す図であって、図1は全体形状を示した表面側の斜視
図であり、図2はその平面図、図3は紐状体部分を中断
した図2における左側の拡大側面形状を示した図であ
る。
【0011】而して、該第1実施例に示した電気掃除機
の吸引補助具は、図8〜10において示した電気掃除機
における塵埃吸引具Hの下面に当て付けて、同吸引具H
に取り付けて使用するものであって、合成樹脂製の本体
部1と、この本体部1に後述する取付用の貫通穴15,
15を介して連結した取り付け用紐状体2とからなって
いる。
【0012】該実施例の本体部1は、図2のように、薄
い板状の横長体であって、横幅方向に沿って、小幅で前
後(図2において上下)方向に長い長円形の、比較的小
さな多数の吸引孔11…を前後2列に、前列の各吸引孔
11…の間に後列の各吸引孔11…がくるように配置
し、互いに千鳥足状配置となるように形成することによ
ってして、横方向の全幅にわたって確実に吸引清掃でき
るようにしてある。
【0013】また、この本体部1の前縁側12と後縁側
13とには所要幅部分がそれぞれ前後に突出した一体部
分を備えていて、この一体部分には、本体部1と平行に
横幅方向に沿って多数の小溝14…を形成してあり、こ
の多数の小溝14…によって各小溝14…の底に当たる
部分の肉厚を柔軟性を保つ程度に薄くし、この薄肉部の
柔軟性を利用して図10に示したように、電気掃除機に
おける吸引具Hの前面側a並びに後面側bに沿わせて折
り曲げることができるように形成してある。また、殊
に、後縁側13に形成した所要幅部分は、図示のよう
に、図10に示した使用時に掃除機吸引具Hにおける吸
気パイプpに接触して支障にならないよう横幅方向の中
間部分を避けて左右に偏った箇所にだけ連設形成してあ
る。
【0014】更に、該実施例に示した吸引補助具にあっ
ては、これらの折り曲げ可能に形成した前縁側12の横
幅方向の左右に偏した部分に紐通し用の貫通穴16,1
6を形成し、後縁側13の横幅方向の左右に偏した部分
に紐固定用の貫通穴15,15を形成し、この貫通穴1
5,15に、細幅のバンド状またはリボン状の紐状体
2,2の一端を通してループ状に折り曲げ、折り曲げ端
を熱融着等の手段で接着させて固定したものである。ま
た、この実施例に示したリボン状の紐状体2,2は、図
10に示したように、その片面(図1,2において背面
側)に面接着ファスナーを形成してあるものを採用して
いる。この面接着ファスナーfを備えたリボン状の紐状
体2を使用すると、図10の左側に示したように、紐通
し用の貫通穴16を通過させた後、同図の右側に示した
ように、折り返してファスナー面を重ね合わせるだけ
で、吸引具Hへの吸引補助具の取付を完了することがで
きる。
【0015】このように形成した吸引補助具を使用する
には、図8〜10に順次的に示したように、先ず、図8
のように、平坦状態にした本体部1の上に電気掃除機の
吸引具Hを載置し、次いで図9のように、紐状体2,2
の遊端側を矢印のように持ち上げてその先端を紐通し用
の貫通穴16,16に通し、前縁側12の部分と後縁側
13の部分とを矢印のように上方に持ち上げるととも
に、図10のように、紐状体2,2の先端側を手前方向
に折り返し、そのファスナー面どうしを重ね合わせれば
よい。このようにして、通常一般に使用されている電気
掃除機の吸引具であれば、前後幅や上下高さや左右長さ
の異なる形態の、どのような形状の吸引具にも取り付け
て使用することができるのである。このことは、例えば
図11に例示したように、前記図8〜10に示した吸引
具Hに比して、左右幅が短い吸引具Hの場合には、本体
部1の上において、左右に所要幅eを残した状態で、前
記と同様にして電気掃除機の吸引具Hに取り付ければよ
い。
【0016】図4乃至図7は、それぞれ別実施例の吸引
補助具について示したものであり、図4に示した第2実
施例の吸引補助具は、前縁側12の上方にフック形の突
出部17,17をそれぞれ左側解放状態に形成して紐状
体2の係止用貫通穴16,16を形成したものである。
図5に示した第3実施例の吸引補助具は、前記図4に示
した吸引補助具と同様に、前縁側12の上方にフック形
の突出部17,17をそれぞれ形成したものであるが、
これらのフック形突出部17,17は、その解放方向を
中央側に向けて対向させてある状態に形成したものであ
る。このようにすることによって紐状体2の係止をワン
タッチでできるようにしたものである。その他の点は、
前記第1実施例に準じた構成としたものである。
【0017】また、図6に示した第4実施例の吸引補助
具は、本体部1の前縁側12にも紐固定用の貫通穴1
6,16を形成し、後縁側13に形成した紐固定用の貫
通穴15,15に短尺の紐状体2a,2aの一端を固定
すると共に、これらの貫通穴16,16にも別の短尺の
紐状体2b,2bの一端を固定し、これらの紐状体2a
と2bとで吸引具に取り付けるようにしたものである。
また、該実施例に示した吸引補助具の本体部1には、前
後方向においてその中間部分に長円形の吸引孔11…を
配し、その幅方向中間部分の前方と後方とに円形の吸引
孔11…をそれぞれ配置形成したものとしてある。
【0018】また更に、図7に示した第5実施例の吸引
補助具は、本体部1の前縁側12の前端側部分と後縁側
13の後端側部分とにそれぞれ紐固定用の突出部19,
19を連設形成し、この紐固定用突出部19,19のそ
れぞれに短尺の紐状体2a,2aと紐状体2b,2bと
の一端部分をカシメ金具のような任意の固定部材18,
18によって固定してある構造としたものである。この
ようにして、これらの紐状体2a,2aと2b,2bと
により吸引補助具を吸引具に取り付けるようにしたもの
である。また、該第5実施例に示した吸引補助具の本体
部1には、前後方向においてその下側寄り部分に長円形
の吸引孔11…を配し、その幅方向中間部分の前方側に
円形の吸引孔11…をそれぞれ配置形成してある構造と
したものである。その他の点は、前記第1実施例に準じ
た構成としたものである。
【0019】図12及び図13は更に別実施例について
示したもので、図12に示した吸引補助具は、本体部1
の前縁側12の部分と後縁側13の部分とにおいて、前
記の各実施例に示した横長の多数の小溝14…の他に、
背面側=使用時における表面側=にも小溝を形成して更
に折り曲げ易くしたものである。
【0020】また、図13に示した吸引補助具は、前記
本体部1の前縁側12の部分と後縁側13の部分とにお
いて、前記の各実施例に示した横長の多数の小溝14…
を形成した部分に代えて全体を薄肉に形成して可撓性を
保持するように形成したものである。
【0021】以上本発明の代表的と思われる実施例につ
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例に示
した構造のみに限定されるものではなく、例えば、本体
部1に形成した多数の吸引孔11…を、横方向に1列に
のみ形成してあるものとして実施することもでき、ま
た、前後幅方向において2列または3列等の複数列に形
成してあるものとした場合に、必ずしも千鳥足状となる
ように配置形成することなく、前後方向において直線的
に配置されているものとしたりして実施することができ
るものであって、本発明にいう前記の構成要件を備え、
かつ、本発明にいう目的を達成し、以下にいう効果を有
する範囲内において適宜改変して実施することができる
ものである。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から既に明らかなように、本
発明は、電気掃除機における吸引具に取り付けて使用す
る部材であって、吸引具の下面に当て付ける本体部と、
該本体部に連結した取り付け用紐状体とを備えていて、
本体部は薄い板状の横長体であって、横幅方向に沿って
比較的小さな多数の吸引孔を列設し、該本体部の前縁側
または後縁側の一方または両方に、該本体部の横幅方向
の左右に偏した部分に紐状体の一端を固定してあるもの
とし、この紐状体を用いて吸引具に取り付けるようにし
たものであるから、電気掃除機の吸引具が、前後幅や上
下高さ若しくは左右の長さが異なる種々の形状のものに
取り付けることができ、この場合、何れの場合にも、電
気掃除機における吸引力を利用して本体部に形成した多
数の吸引孔から塵埃を効率よく吸引し清掃することがで
きるものでありながら、吸引孔が小さくて多数の小孔の
列設体であるため、布団や毛布、カーテンや柔らかい敷
物等の柔軟な布地体であっても吸引具の吸引口に吸い込
まれて清掃不能に陥るという不都合を生じることなく、
極めて効率よく、確実に清掃することができるという顕
著な効果を期待することが出来るに至ったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示した全体斜視図。
【図2】図平面図。
【図3】図2の一部省略側面図。
【図4】第2実施例を示す平面図。
【図5】第3実施例を示す平面図。
【図6】第4実施例を示す平面図。
【図7】第5実施例を示す平面図。
【図8】使用例を説明する斜視図。
【図9】使用例を説明する斜視図。
【図10】使用例を説明する斜視図。
【図11】他の使用例を説明する斜視図。
【図12】第6実施例を示す側面図。
【図13】第7実施例を示す紐取り付け部分を通る縦断
側面図。
【符号の説明】 1 本体部 11 吸引孔 12 前縁側 13 後縁側 14 小溝 2 紐状体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気掃除機における吸引具の下面に当て
    付ける本体部(1)と、該本体部(1)に連結した取り付け用
    紐状体(2)とを備え、本体部(1)は薄い板状の横長体であ
    って、横幅方向に沿って比較的小さな多数の吸引孔(11)
    …が列設され、該本体部(1)の前縁側(12)または後縁側
    (13)の一方または両方に、該本体部(1)の横幅方向の左
    右に偏した部分に前記紐状体(2)の一端を固定してなる
    電気掃除機用吸引補助具。
  2. 【請求項2】 電気掃除機における吸引具の下面に当て
    付ける本体部(1)と、該本体部(1)に連結した取り付け用
    紐状体(2)とを備え、本体部(1)は薄い板状の横長体であ
    って、横幅方向に沿って比較的小さな多数の吸引孔(11)
    …が列設され、該本体部(1)の前縁側(12)の所要幅部分
    と後縁側(13)の所要幅部分が、電気掃除機における吸引
    具の前面側並びに後面側に沿って折り曲げ可能に形成さ
    れ、かつ、これらの折り曲げ可能とされた前縁側(12)ま
    たは後縁側(13)の一方または両方に、該本体部(1)の横
    幅方向の左右に偏した部分に前記紐状体(2)の一端を固
    定してなる電気掃除機用吸引補助具。
  3. 【請求項3】 電気掃除機における吸引具の下面に当て
    付ける本体部(1)と、該本体部(1)に連結した取り付け用
    紐状体(2)とを備え、本体部(1)は薄い板状の横長体であ
    って、横幅方向に沿って比較的小さな多数の吸引孔(11)
    …が列設され、該本体部(1)の前縁側(12)の所要幅部分
    と後縁側(13)の所要幅部分が、本体部(1)の横幅方向に
    沿った多数の小溝(14)…を備え、該多数の小溝(14)…に
    よって電気掃除機における吸引具の前面側並びに後面側
    に沿って折り曲げ可能に形成され、かつ、これらの折り
    曲げ可能とされた前縁側(12)または後縁側(13)の一方ま
    たは両方に、該本体部(1)の横幅方向の左右に偏した部
    分に前記紐状体(2)の一端を固定してなる電気掃除機用
    吸引補助具。
  4. 【請求項4】 多数の吸引孔(11)…が本体部(1)の前後
    幅方向において複数列形成され、それぞれの吸引孔(11)
    …が千鳥足状となるように交互に配置形成されている請
    求項1乃至3の何れかに記載の電気掃除機用吸引補助
    具。
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KR100874248B1 (ko) 2008-03-20 2008-12-16 김옥경 진공청소기용 헤드커버
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