JP2003264816A - データ配信方法、配信装置、及びプログラム - Google Patents

データ配信方法、配信装置、及びプログラム

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JP2003264816A
JP2003264816A JP2002061909A JP2002061909A JP2003264816A JP 2003264816 A JP2003264816 A JP 2003264816A JP 2002061909 A JP2002061909 A JP 2002061909A JP 2002061909 A JP2002061909 A JP 2002061909A JP 2003264816 A JP2003264816 A JP 2003264816A
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JP2002061909A
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Taiji Iwasaki
泰治 岩嵜
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像データの二次的な利用を防止して配信す
る。 【解決手段】 配信装置では、画像データ50を物理空
間的に分割して、各分割領域A、B、Cの画像のみを示
す分割画像データ52A、52B、52Cを生成し、生
成された各分割画像データ52をコマ画像データとして
用いて、各分割画像データ52に基づく画像が順番に切
換えて繰返し表示されるように、分割画像データ52を
動画として統合した動画データを生成しておく。画像デ
ータ50の配信要求を受信した場合に、配信装置では、
該画像データ50の代りに、該画像データ50から生成
した動画データを配信する。これにより、取得者は、該
配信された動画データを再生すれば、あたかも本来の画
像データ50に基づく画像(静止画像)が表示されてい
るかの如く動画を表示することができるが、本来の画像
データ50に基づく画像(静止画像)を二次的に利用す
ることはできない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ配信方法、
配信装置、及びプログラムに係わり、特に、ネットワー
クを介した情報通信により、配信装置から端末装置へ配
信データを配信するデータ配信方法、配信装置、及びプ
ログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、インターネットなどの公衆の
ネットワークを介して画像データ、音楽データ、動画デ
ータなどの各種のデータ(以下、これらを総称して「コ
ンテンツ情報」と称す)を配信する場合、不正利用の防
止のために、コンテンツ情報の暗号化して配信してい
る。例えば、公開鍵暗号方式では、コンテンツ情報を取
得したいコンテンツ取得者は各自の公開鍵及び秘密鍵の
鍵対を用意し、このうちの公開鍵を公開しておき、コン
テンツ情報を配信するコンテンツ配信者側では、公開さ
れたコンテンツ取得者の公開鍵を用いてコンテンツ情報
を暗号化して配信するようになっている。コンテンツ取
得者は、自分の公開鍵を用いて暗号化されたコンテンツ
情報を受取ったら、該公開鍵と鍵対をなす秘密鍵を用い
て復号化すれば、所望のコンテンツ情報を取得する。こ
のようにコンテンツ情報を暗号化して配信することによ
って、正規の取得者にのみ該コンテンツ情報の復号化を
許可し、該正規の取得者以外の人にコンテンツ情報が不
正利用されることを防止することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術では、正規の取得者に対してはコンテンツ情報の利用
制限を設けることができず、特にコンテンツ情報として
画像データを配信する場合、配信者がディスプレイ表示
のみを許可して配信したとしても、コンテンツ情報が復
号化されてしまうと、他のフォーマットへの変換や印刷
など、取得者による二次的な利用を防止することできな
かった。
【0004】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたもので、画像データの二次的な利用を防止して配信
することができるデータ配信方法、配信装置、及びプロ
グラムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、ネットワークを介した情
報通信により、配信装置から端末装置へ配信データを配
信するデータ配信方法であって、前記配信装置におい
て、予め静止画像を示す画像データを複数に分割して複
数の分割画像データを生成し、該複数の分割画像データ
に基づく画像を互いに時間をずらして表示する動画デー
タを前記配信データとして生成しておき、前記ネットワ
ークを介して、前記端末装置から送信された前記静止画
像を示す画像データの配信要求を受信した場合に、前記
ネットワークを介して、該配信要求で要求された前記静
止画像を示す画像データから生成した前記動画データを
前記端末装置へ向けて送信する、ことを特徴としてい
る。
【0006】請求項1に記載の発明によれば、予め、静
止画像を示す画像データを分割して複数の分割画像デー
タを生成し、該複数の分割画像データに基づく画像を互
いに時間をずらして表示する動画データを生成する。す
なわち、静止画像を示す画像データを動画データに変換
しておく。なお、画像データは、物理空間的に分割して
もよいし、色空間的に分割してもよいし、物理空間的な
分割及び色空間的な分割の両者の組合せによって分割し
てもよい。
【0007】配信装置では、端末装置から送信された静
止画像を示す画像データの配信要求を受信すると、該配
信要求で要求された静止画像を示す画像データの代り
に、該画像データから生成した動画データを送信する。
すなわち、端末装置から配信装置へ画像データの配信要
求を送信すると、配信装置からは、画像データの代りに
動画データが配信データとして配信される。なお、動画
データはそのまま送信してもよいし、正規の取得者以外
の不正利用を防止するために暗号化して送信するように
してもよい。
【0008】端末装置側においてこの動画データを再生
すれば、ディスプレイなどの表示手段に各分割画像デー
タに基づく画像が時系列に切換え表示され、表示が切り
替わった後も人間の視覚には残像が残るため、取得者に
は、あたかも本来の画像データに基づく画像(静止画
像)が表示されているかの如く見えるが、実際には動画
データであるため、取得者がこの表示により確認した本
来の画像データに基づく画像(静止画像)を印刷したり
フォーマット変換することはできず、本来の画像データ
が二次的に利用されることを防止することができる。
【0009】上記のコンテンツ情報配信方法は、以下の
ようなネットワーク上の配信装置により実現可能であ
る。すなわち、請求項2に記載の発明は、ネットワーク
を介した情報通信により、端末装置へ配信データを配信
するための配信装置であって、静止画像を示す画像デー
タを入力するための入力手段と、前記入力手段から入力
された前記画像データを複数の分割画像データに分割
し、該分割した複数の分割画像データに基づく画像を互
いに時間をずらして表示する動画データを前記配信デー
タとして生成する動画データ生成手段と、前記ネットワ
ークを介して前記端末装置から前記静止画像を示す画像
データの配信要求を受け付けると共に、前記端末装置か
ら送信された配信要求を受信した場合に、前記ネットワ
ークを介して、前記動画データ生成手段によって該受信
した配信要求で要求された前記静止画像を示す画像デー
タから生成された前記動画データを前記端末装置へ向け
て送信する送受信手段と、を有することを特徴としてい
る。
【0010】請求項2の発明によれば、入力手段から画
像データが入力されると、動画データ生成手段により、
入力された画像データを分割して複数の分割画像データ
が生成され、この生成された複数の分割画像データに基
づく画像を互いに時間をずらして表示するような動画デ
ータが生成される。すなわち、動画データ生成手段によ
り、入力手段から画像データが動画データに変換され
る。なお、画像データは、物理空間的に分割してもよい
し、色空間的に分割してもよいし、物理空間的な分割及
び色空間的な分割の両者の組合せによって分割してもよ
い。また、入力手段では、記録媒体から画像データを読
み取って入力するようにしてもよいし、ネットワークを
介した通信により画像データを受信して入力するように
してもよい。
【0011】送受信手段では、入力手段から入力された
画像データに対する端末装置からの配信要求を受け付け
ており、ネットワークを介して端末装置から送信された
画像データの配信要求を受信すると、該配信要求で要求
された画像データの代りに、動画データ生成手段によっ
て該画像データから生成した動画データを送信する。す
なわち、端末装置から配信装置へ画像データの配信要求
を送信すると、配信装置からは、画像データの代りに動
画データが配信される。なお、送受信手段では、動画デ
ータはそのまま送信してもよいし、正規の取得者以外の
不正利用を防止するために暗号化して送信するようにし
てもよい。
【0012】端末装置側において、この動画データを再
生すれば、上記のデータ配信方法と同様に、取得者に
は、あたかも本来の画像データに基づく画像(静止画
像)が表示されているかの如く見えるが、実際には動画
データであるため、取得者がこの表示により確認した本
来の画像データに基づく画像(静止画像)を印刷したり
フォーマット変換することはできず、本来の画像データ
が二次的に利用されることを防止することができる。
【0013】なお、上記の配信装置は、請求項3に記載
されているように、ネットワークを介した通信により、
端末装置へ配信データを配信可能なコンピュータに実行
させるプログラムであって、予め静止画像を示す画像デ
ータを複数の分割画像データに分割し、該分割した複数
の分割画像データに基づく画像を互いに時間をずらして
表示する動画データを前記配信データとして生成し、前
記ネットワークを介して前記端末装置から送信された前
記静止画像を示す画像データの配信要求を受信した場合
に、前記ネットワークを介して、該受信した配信要求で
要求された前記静止画像を示す画像データから生成され
た前記動画データを前記端末装置へ向けて送信する、こ
とを特徴とするプログラムをコンピュータに実行させる
ことにより実現可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明に係
る実施形態の1例を詳細に説明する。図1に本発明が適
用された配信装置を用いて構成されたネットワークシス
テムを示す。
【0015】図1に示すネットワークシステム10は、
コンテンツ情報を配信する配信者により管理される配信
装置12と、コンテンツ情報を取得する取得者により管
理される端末装置14とが、それぞれモデム、ルータ、
TA(Terminal Adapter)等の接続手段(図示省略)を
介してネットワーク16と相互に接続されて構成されて
いる。
【0016】なお、配信装置12はネットワーク16と
常時接続されていることを前提とするが、端末装置14
については、ネットワーク16と常時接続されるように
してもよいし、必要時に適宜接続されるようにしてもよ
い。
【0017】端末装置14は、ネットワーク16を介し
て情報通信を行う通信手段(図示省略)及びディスプレ
イなどの表示手段18を備えており、例えば一般的なコ
ンピュータ(PC)、携帯電話、PDA(Personal DAT
A Assistants)などを利用することができるため、端末
装置14の詳細な説明は省略する。なお、図1は、一例
として、端末装置14にコンピュータを用いた場合を示
している配信装置12は、図2に示すように、本発明の
入力手段としての画像データ入力部20と、本発明の動
画データ生成手段としての動画変換処理部22と、メモ
リ24と、本発明の送受信手段としての配信処理部26
とを備えて構成されている。
【0018】画像データ入力部20は、本発明の入力手
段として機能し、コンテンツデザイナにより作成された
画像データ50を入力するためのものである。本実施の
形態では、一例として、コンテンツデザイナによりFD
やCDなど可搬性を有する記憶媒体に作成された画像デ
ータ50が記憶されて配信者に渡されるものとし、画像
データ入力部20として、可搬性を有する記憶媒体から
情報を読み出すFDドライバやCDドライバなどの従来
公知の読取装置を用いるようになっている。他にも、例
えば、ネットワーク16を介して、コンテンツデザイナ
によって操作される他の装置から該配信装置12に画像
データ50が送信されてくるようにすることもでき、こ
の場合は、該送信されてきた画像データ50を受信する
従来公知の通信装置を画像データ入力部20として用い
ることもできる。
【0019】この画像データ入力部20から入力された
画像データ50は、動画変換処理部22に入力されるよ
うになっている。動画変換処理部22は、画像分割部2
8及び動画データ生成部30を備えている。
【0020】画像分割部28は、画像データ入力部20
から入力された画像データ50が示す画像(元画像)を
物理空間的又は色空間的又は両者を組合せて分割し、複
数の画像データ(以下、「分割画像データ」と称す)5
2を生成するものである。
【0021】詳しくは、物理空間的な分割では、図3
(A)で点線で区切って示すように、画像データ50が
示す元画像を3つの領域(分割領域)A、B、Cに分割
して、図3(B)のように元画像と同一の画像範囲で且
つ各分割領域A、B、Cの画像のみを示す分割画像デー
タ52A、52B、52Cを生成する。なお、図3で
は、元画像を3つの分割領域に分割する例を示したが、
本発明はこれに限定されるものではなく、2つ以上の分
割領域に分割すればよい。また、各分割領域のサイズは
同一でなくてもよい。
【0022】また、色空間的な分割では、画像データ5
0を所定の色成分毎に分割し、各分割した色成分の画像
を示す分割画像データ52を生成する。なお、本発明
は、分割する色成分を特に限定するものではなく、また
2つ以上に分割されれば分割色成分数についても限定す
るものではない。
【0023】分割方法としては、例えば、R(赤)、G
(緑)、B(青)とRGB表色系の各色成分毎に分割し
て、RGBの各色成分の画像を示す3つの分割画像デー
タを生成したり、Y(イエロー)、M(マジェンダ)、
C(シアン)、K(ブラック)とYMCK表色系の各色
成分毎に分割して、YMCKの各色成分の画像を示す4
つの分割画像データを生成するなど、所定の表色系の色
成分毎に分割することが挙げられる。他にも、例えば、
R色成分と、R色以外の色成分(G色とB色とを統合し
たもの)との2つに分割するなど、所定の表色系の各色
成分を任意に組合せて分割するようにしてもよいし、黄
色など人間の視覚感度の低い色成分と高い色成分とに分
割するようにしてもよい。
【0024】動画データ生成部30は、画像分割部28
で生成された各分割画像データ52をコマ画像データと
して用いて、各分割画像データ52に基づく画像が順番
に切換えて繰返し表示されるように、分割画像データ5
2を動画として統合した動画データ54を生成する。こ
の動画データのデータ形式としては、例えば、AVI
(Audio Visual Interleaved)、MPEG(Moving Pic
ture Coding Experts Group)、Quicktimeフ
ォーマットなど、端末装置14に一般的にインストール
されている動画再生ソフトで対応可能な汎用フォーマッ
トを用いるとよい。
【0025】また動画変換処理部22は、動画データ生
成部30により生成した動画データ54をメモリ24に
記憶させる。すなわち、メモリ24には、画像データ入
力部20から入力された各画像データ50から動画変換
処理部22よって生成した動画データ54が蓄積される
ようになっている。
【0026】配信処理部26は、ネットワーク16を介
して端末装置14と通信可能とされており、動画データ
54を生成した画像データ50に対する配信要求を受付
けることができるようになっている。また、配信処理部
26は、端末装置14からネットワーク16を介して送
信されてきた画像データ50の配信要求を受信した場合
に、配信要求された画像データ50から作成した動画デ
ータ54をメモリ24から読出し、該配信要求の送信元
の端末装置14へと送信する。なお、配信処理部26で
は、従来公知の暗号化技術を用いて、動画データ54を
暗号化して送信してもよい。
【0027】配信装置12は、上記各部を予めハードウ
ェアで組み込んだ専用の装置を用いてもよいし、画像デ
ータ入力部20として用いることができるFDやCDな
どの読取装置、メモリ24として用いることができるR
AMなどのメモリ装置、及び配信処理部26を実現する
ために必要な通信装置が予めハードウェアで組み込まれ
たコンピュータ(PC)が製品化されているため、この
ようなコンピュータを用いて、画像データ入力部20及
びメモリ24以外の各部の機能についてはプログラムを
実行することにより構築されるようにしてもよい。
【0028】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0029】配信装置12では、配信者により画像デー
タ入力部20から画像データ50が入力されると、動画
変換処理部22において、まず画像分割部28により該
入力された画像データ50を分割して、複数の分割画像
データ52を生成し、次に、動画データ生成部30によ
り各分割画像データ52をコマ画像データとして用いて
動画データを生成し、メモリ24に格納する。
【0030】一方、取得者は、画像データ50が欲しい
場合、端末装置14を操作して、端末装置14から所望
の画像データ50の配信要求をネットワーク16を介し
て配信装置12へ向けて送信させる。この配信要求は、
配信装置12の配信処理部26で受信され、配信処理部
26では、受信した配信要求で配信が要求されている画
像データ50から作成された動画データ54をメモリ2
4から読み出して、該配信要求の送信元の端末装置14
へ向けて送信する。すなわち、端末装置14には、配信
装置12から画像データ50の代りに、該画像データ5
0から生成された動画データ54が配信される。
【0031】端末装置14において、この動画データ5
4を再生すると、該端末装置14に備えられている表示
手段18に、画像データ50を分割した分割画像データ
52が順番に切換えて繰返し表示される。ここで、図4
に、図3で示した如く画像データ50を分割画像データ
52A、52B、52Cの3つに分割し、これらの分割
画像データ52A、52B、52Cをそれぞれコマ画像
データとして用いて生成された動画データ54を再生し
た場合の各分割画像データ52の表示出力タイミングを
示す。図4において、(A)は分割画像データ52A、
(B)は分割画像データ52B、(C)は分割画像デー
タ52Cの表示出力タイミングを示している。
【0032】図4に示されているように、動画データ5
4を再生すると、まず分割画像データ52Aに基づく画
像が短い所定時間αだけ表示された後、分割画像データ
52Bに基づく画像の表示に切り替わり、分割画像デー
タ52Bに基づく画像が所定時間αだけ表示された後、
分割画像データ52Cに基づく画像に切り替わり、分割
画像データ52Cに基づく画像が所定時間αだけ表示さ
れた後、分割画像データ52Aに基づく画像の表示に切
り替わり、移行同様の表示切換えが繰り返される。
【0033】このように、短時間(所定時間α)毎に各
分割画像データ52に基づく画像が切換えて表示される
と、人間の視覚には切り替わった後にも残像が残るた
め、実際には動画データ54であっても、取得者が端末
装置14の表示手段18の表示を見る限りは、あたかも
全ての分割画像データ52が同時に表示されている、す
なわち本来の画像データ50に基づく画像(静止画像)
が表示されているかの如く見える。
【0034】また、取得者が表示手段18の表示で確認
できた本来の画像データ50に基づく画像(静止画像)
を印刷したり、該静止画のフォーマット変換するなど二
次的な利用を行おうとしても、実際には配信装置から配
信されたデータは動画データ54であるため、該動画デ
ータ54のコマ画像データとされている分割画像データ
52の何れか1つの印刷やフォーマット変換しか行うこ
とができない。すなわち、本来の画像データ50を二次
的利用することは不可能である。
【0035】なお、動画データ54の再生時に、本来の
画像データ50に基づく画像(静止画像)が表示されて
いるかの如く見える残像効果を得るためには、分割画像
データ52の個数をn、一般的なビデオのフレームレー
トをT(24コマ/秒程度)とした場合に、所定時間α
が、T≦1/nαの関係を満たす、すなわち全分割画像
データ52を表示するのに要する時間nαが一般的なビ
デオの1コマ分相当以下となるように動画データ54を
生成することが好ましい。
【0036】また、図4では、各分割画像データ52に
基づく画像の表示が同一時間間隔で切り替わる場合を例
に示したが、分割画像データ52毎に表示される時間が
異なるようにしてもよい。例えば、画像データ50を人
間の視覚感度の低い黄色成分と、その他の視覚感度の高
い色成分とに分割した場合は、黄色成分の分割画像デー
タ52に基づく画像の方が、視覚感度の高い色成分の分
割画像データ52に基づく画像よりも長めに表示される
ようにするとよい。このような場合は、前述した残像効
果を得るためには、各分割画像データ52に基づく画像
の1回の表示時間の総和をSum(α)とし、T≦1/Sum
(α)の関係を満たす、すなわち全分割画像データ52を
表示するのに要する時間Sum(α)が一般的なビデオの1
コマ分相当以下となるように動画データ54を生成する
ことが好ましい。
【0037】このように、本実施の形態では、配信装置
12において、画像データ50を物理空間的又は色空間
的又は両者を組合せて分割して分割画像データ52を生
成し、生成された各分割画像データ52をそれぞれコマ
画像データとして用いて、各分割画像データ52に基づ
く画像が順番に切換えて繰返し表示されるように、分割
画像データ52を動画として統合した動画データ54を
生成しておく。そして、配信装置12では、画像データ
50の配信要求を受信した場合には、画像データ50の
代りに、該画像データ50から生成した動画データ54
を配信することにより、取得者に対して、該配信した該
動画データ54を再生することで、あたかも本来の画像
データ50に基づく画像(静止画像)が表示されている
かの如く動画を表示することのみを許可し、本来の画像
データ50に基づく画像(静止画像)が二次的に利用さ
れることを防止することができる。
【0038】なお、上記では、各分割画像データ52を
コマ画像データとして用いて、再生時に短時間(所定時
間α)毎に各分割画像データ52に基づく画像が切換え
表示されるような動画データ54を生成する場合を例に
説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
動画データ54を再生した時に、各分割画像データ52
に基づく画像が前述した残像効果が得られる程度互いに
時間をずらして表示され、全ての分割画像データ52が
完全な状態で同時に表示されることがないようにすれば
よい。
【0039】例えば、図3で示した如く画像データ50
を分割画像データ52A、52B、52Cの3つに分割
した場合に、図5に示すように、各分割画像データ52
A、52B、52Cに基づく画像の表示出力(輝度)が
除々に大きくなって100%となり、100%となった
ら除々に小さくなって0%になるように、且つ互いの表
示出力100%になるタイミングがずらされた動画デー
タ54を生成してもよい。なお、図5において、は分
割画像データ52A、は分割画像データ52B、は
分割画像データ52Cの表示出力を示している。この場
合、前述した残像効果を得るためには、全分割画像デー
タ52が表示出力100%で表示されるまでに要する時
間(t1からt3までの時間)が一般的なビデオの1コ
マ分相当以下となるようにすることが好ましい。
【0040】このような動画データ54は、各タイミン
グに表示されるコマ画像データを該タイミング時の各分
割画像データ52の表示出力割合(%)に基づいて輝度
を調整すればよく、例えば図5の時間t1のタイミング
に表示されるコマ画像データとしては、分割画像データ
52Aの輝度を100%、分割画像データ52Bの輝度
を33.3%、分割画像データ52Cの輝度を0%とし
て各データを統合すればよい。このことは言いかえる
と、各分割画像データ52をレイヤー表示した際の透明
度を調整することとなり、具体的には図5の時間t1の
タイミングでは、分割画像データ52Aについては透明
度0%、分割画像データ52Bについては透明度66.
7%、分割画像データ52Cについては透明度100%
として、最下層レイヤーから順に分割画像データ52
A、52B、52Cを重ねてレイヤー表示したようなコ
マ画像データが生成される。
【0041】このような動画データ54を再生した場
合、各分割画像データ52A、52B、52Cが完全な
状態で表示されるのはそれぞれ時間t1、t2、t3
(t1≠t2≠t3)のタイミングとなるため、取得者
により端末装置14で該動画データ54を再生すれば、
あたかも本来の画像データ50に基づく画像(静止画
像)が表示されているかの如く動画が表示されるが、本
来の画像データ50に基づく画像(静止画像)の二次的
な利用については防止することができる。
【0042】
【発明の効果】上記に示したように、本発明は、画像デ
ータの二次的な利用を防止して配信することができると
いう優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係わるネットワーク構
成図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係わる配信装置の詳細
構成図である。
【図3】 本発明の実施の形態に係わる画像分割部の動
作を説明するための図であり、(A)は入力された画像
データ、(B)は画像分割部によって分割された分割画
像データの一例を示す図である。
【図4】 (A)〜(C)は、本発明の実施の形態に係
わる動画生成部により生成された動画データを再生した
時の画像分割部で分割した各分割画像データの表示出力
タイミングを示すタイミングチャートの一例である。
【図5】 本発明の実施の形態に係わる動画生成部によ
り生成された動画データを再生した時の画像分割部で分
割した各分割画像データの表示出力タイミングを示すタ
イミングチャートの別の一例である。
【符号の説明】
10 ネットワークシステム 12 配信装置 14 端末装置 16 ネットワーク 20 画像データ入力部 22 動画変換処理部 24 メモリ 26 配信処理部 28 画像分割部 30 動画データ生成部 50 画像データ 52、52A、52B、52C 分割画像データ 54 動画データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C064 BA01 BB02 BC17 BC23 BC25 BD02 BD08 CA02 5C076 AA01 AA36 BA06 5C078 AA09 BA00 CA47 5C079 HB01 HB03 LA02 LA10 LA36 MA01 MA11 PA05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介した通信により、配信
    装置から端末装置へ配信データを配信するデータ配信方
    法であって、 前記配信装置において、 予め静止画像を示す画像データを複数に分割して複数の
    分割画像データを生成し、 該複数の分割画像データに基づく画像を互いに時間をず
    らして表示する動画データを前記配信データとして生成
    しておき、 前記ネットワークを介して、前記端末装置から送信され
    た前記静止画像を示す画像データの配信要求を受信した
    場合に、前記ネットワークを介して、該配信要求で要求
    された前記静止画像を示す画像データから生成した前記
    動画データを前記端末装置へ向けて送信する、 ことを特徴とするデータ配信方法。
  2. 【請求項2】 ネットワークを介した通信により、端末
    装置へ配信データを配信するための配信装置であって、 静止画像を示す画像データを入力するための入力手段
    と、 前記入力手段から入力された前記画像データを複数の分
    割画像データに分割し、該分割した複数の分割画像デー
    タに基づく画像を互いに時間をずらして表示する動画デ
    ータを前記配信データとして生成する動画データ生成手
    段と、 前記ネットワークを介して前記端末装置から前記静止画
    像を示す画像データの配信要求を受け付けると共に、前
    記端末装置から送信された配信要求を受信した場合に、
    前記ネットワークを介して、前記動画データ生成手段に
    よって該受信した配信要求で要求された前記静止画像を
    示す画像データから生成された前記動画データを前記端
    末装置へ向けて送信する送受信手段と、 を有することを特徴とする配信装置。
  3. 【請求項3】 ネットワークを介した通信により、端末
    装置へ配信データを配信可能なコンピュータに実行させ
    るプログラムであって、 予め静止画像を示す画像データを複数の分割画像データ
    に分割し、該分割した複数の分割画像データに基づく画
    像を互いに時間をずらして表示する動画データを前記配
    信データとして生成し、 前記ネットワークを介して前記端末装置から送信された
    前記静止画像を示す画像データの配信要求を受信した場
    合に、前記ネットワークを介して、該受信した配信要求
    で要求された前記静止画像を示す画像データから生成さ
    れた前記動画データを前記端末装置へ向けて送信する、 ことを特徴とするプログラム。
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