JP2003261422A - 肌色制御方法 - Google Patents

肌色制御方法

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JP2003261422A
JP2003261422A JP2003084195A JP2003084195A JP2003261422A JP 2003261422 A JP2003261422 A JP 2003261422A JP 2003084195 A JP2003084195 A JP 2003084195A JP 2003084195 A JP2003084195 A JP 2003084195A JP 2003261422 A JP2003261422 A JP 2003261422A
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Noboru Hase
昇 長谷
Taisuke Aosaki
泰輔 青崎
Tomomichi Kaneko
智道 金子
Koji Minami
浩治 南
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Kao Corp
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    • G01J3/00Spectrometry; Spectrophotometry; Monochromators; Measuring colours
    • G01J3/46Measurement of colour; Colour measuring devices, e.g. colorimeters
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 求める肌色に変化させることができる肌色制
御方法を提供すること。 【解決手段】 粉体を肌に塗布して塗布部位の肌色を制
御する方法であって、CIE1976L***表色系
により規定される、粉体を塗布しようとする部位の色彩
値(Lt *,at *,bt *)と、健常部又は健常時の色彩値
(Ln *,an *,bn *)とから、ΔL1 *=Lt *−Ln *、Δ
1 *=at *−an *、Δb1 *=bt *−b n *より得られる
(ΔL1 *,Δa1 *,Δb1 *)のメトリック色相角h
1と、粉体を黒色の合成皮革上に8mg/100cm2 とな
るように均一に塗布し、これを入射角45°、受光角−
45°で測定したときの干渉色(Lp *,ap *,bp *)の
メトリック色相角hpが、−270°<hp−h1<−9
0°又は90°<hp−h1<270°となる粉体又は当
該粉体を含有する化粧料を塗布することを特徴とする肌
色制御方法。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、特定の粉体を用い
る肌色制御方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、メークアップ化粧料には、血行不
良や加齢等による肌のくすみ(肌が暗く、黄色くなる状
態)をカバーするため、酸化チタンや酸化鉄等の隠蔽力
の高い顔料を配合したり、ベンガラ、レーキ顔料や有機
顔料等の赤色を加えて肌の色相感覚を変化させることが
行われている。また、赤ら顔や赤にきび跡を隠すため
に、赤の補色である緑色の顔料を使用したり、透明感を
与えるために青色や紫色の顔料を使用して、肌の色相感
覚を変化させることが行われている。 【0003】しかし、隠蔽力の高い顔料を用いた場合に
は、自然な感じがなくなり、補色の原理を利用した場合
には、色相のカバーはできるものの彩度が低下し、反対
に肌色がくすんでしまうという問題がある。また、メー
クアップ化粧料等の化粧料では、肌に存在するシミ・ソ
バカス等の色むらを隠すことも要求されているが、この
ような色むらをカバーすることと、くすみのない自然で
健康的な肌色を再現することを同時に満足することはで
きなかった。 【0004】このように、透明感を持たせつつ、肌の色
相感覚を変化させたり、求める肌色を得ることは困難で
あった。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、求め
る肌色に変化させることができる肌色制御方法を提供す
ることにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、特定のメ
トリック色相角の要件を満たす粉体又は当該粉体を含有
する化粧料を用いれば、肌色を制御できることを見出し
た。 【0007】本発明は、粉体を肌に塗布して塗布部位の
肌色を制御する方法であって、CIE1976L**
*表色系により規定される、粉体を塗布しようとする部
位の色彩値(Lt *,at *,bt *)と、健常部又は健常時
の色彩値(Ln *,an *,bn *)とから、ΔL1 *=Lt *
n *、Δa1 *=at *−an *、Δb1 *=bt *−bn *より得
られる(ΔL1 *,Δa1 *,Δb1 *)のメトリック色相角
1と、粉体を黒色の合成皮革上に8mg/100cm2
なるように均一に塗布し、これを入射角45°、受光角
−45°で測定したときの干渉色(Lp *,ap *,bp *
のメトリック色相角hpが、−270°<hp−h1<−
90°又は90°<hp−h1<270°となる粉体又は
当該粉体を含有する化粧料を塗布することを特徴とする
肌色制御方法を提供するものである。 【0008】 【発明の実施の形態】本発明で用いる粉体は、色差(Δ
E)が7〜40のものである。ここで、色差を求めるに
は、まず粉体を黒色の合成皮革上に8mg/100cm2
なるようにとり、スポンジを使用し合成皮革に軽くこす
るようにして均一に塗布する。これを、例えば変角分光
測定システム(村上色彩技術研究所製、GCMS−3)
を用い、入射角45°、受光角−45°及び−20°で
測色する。このときの2つの干渉色をCIE1976L
***表色系で規定し、入射角45°、受光角−45
°のときを(L45,45 *,a45,45 *,b45,45 *)、入射角
45°、受光角−20°のときを(L45,20 *
45,20 *,b45,20 *)とし、これらを用い、下記式:色
差(ΔE)=((L45,45 *−L45,20 *2+(a45,45 *
−a45,20 *2+(b45 ,45 *−b45,20 *20.5 により色差(ΔE)を求める。このような測定に使用さ
れる黒色の合成皮革は、同様にして求められる色差(Δ
E)が7以下のものである。 【0009】粉体は、このようにして求められる色差
(ΔE)が7〜40、好ましくは10〜35のものであ
る。7未満では、肌の色相感覚は変化するものの透明感
がなくなってしまい、40を超えるものでは、肌を見る
角度によって色相感覚が大きく変化し、異和感を生じ
る。 【0010】このような色差(ΔE)の粉体の粒径は特
に制限されないが、平均粒径が12μm以下、特に5〜
12μmのものが、使用感が良好で、かつギラツキ感を
低減でき好ましい。 【0011】粉体は金属酸化物粒子で被覆されることに
より干渉色を発するものが好ましい。ここで、被覆され
る母粉体としては、例えば雲母、板状酸化チタン、板状
酸化鉄、板状アルミナ、板状シリカ、魚鱗箔、オキシ塩
化ビスマス等が挙げられ、特に雲母が好ましい。また、
金属酸化物としては、例えば酸化チタン、酸化鉄、酸化
ジルコニウム、アルミナ等が挙げられ、これらの1種以
上を使用でき、特に酸化チタン、酸化鉄又はこれらの混
合物が好ましい。また、酸化チタンと酸化鉄の混合物を
用いて被覆する場合には、酸化チタンがルチル型であ
り、スズを含まないのが好ましい。 【0012】これらのうち、雲母の表面を金属酸化物、
特に酸化チタン、酸化鉄又はこれらの混合物で被覆した
ものが好ましい。母粉体を金属酸化物粒子で被覆する方
法は特に制限されず、常法に従って行えば良い。 【0013】また、母粉体の表面を被覆する金属酸化物
粒子の光学的厚みをコントロールすることにより、様々
な色調をつくりだすことが可能である。例えば干渉色が
青〜紫色系を示す粉体は、肌に透明感を与え、干渉色が
緑色系を示す粉体は、くすんだ色にならず、肌の赤みを
抑え、干渉色がオレンジ〜赤色系を示す粉体は、肌を健
康的に見せ、肌のくすみを隠すことが可能となる。更
に、2種以上の粉体を組合わせて用いることにより、様
々な色調をつくりだすことも可能である。この場合に
は、混合後の粉体のΔEが7〜40であるのが好まし
い。 【0014】また、粉体は、その表面を疎水化処理した
ものを使用でき、耐光性の面から好ましい。疎水化処理
により、ΔEが変化する場合があるが、処理後のΔEが
7〜40のものであれば、好適に使用できる。疎水化処
理は、例えばシリコーン油、脂肪酸金属塩、アルキルリ
ン酸、アルキルリン酸のアルカリ金属塩又はアミン塩、
N−モノ長鎖(炭素数8〜22)脂肪族アシル塩基性ア
ミノ酸、パーフルオロアルキル基を有するフッ素化合物
等の疎水化処理剤を用いて行われる。 【0015】粉体を疎水化処理する方法は特に制限され
ず、常法に従って行えば良く、また粉体に対する疎水化
処理剤の処理量は、好ましくは0.05〜20重量%、
より好ましくは2〜10重量%である。 【0016】粉体は、1種以上を用いることができ、全
組成中に0.1〜90重量%、特に1〜80重量%、更
に1.5〜75重量%配合するのが、肌の色相を変化さ
せる効果が発揮されやすいので好ましい。 【0017】上記粉体を含有する化粧料において、当該
粉体と併用する着色顔料は、当該着色顔料の濃度が5重
量%となるように硫酸バリウムと混合してなる試料又は
着色顔料自体の分光反射スペクトルが、600nm以上の
波長領域において変曲点を有するものである。ここで、
変曲点とは、分光光度計を用い、380〜780nmの可
視波長範囲での分光反射スペクトルを測定し、得られた
スペクトルにおいて一次微分導関数の最大値又は二次微
分導関数が0となる波長を変曲点波長として求めたもの
である。本発明においては、この変曲点波長が600nm
以上、好ましくは600〜640nm、特に好ましくは6
20〜635nmのものを用いる。 【0018】このような光学的性質を有する着色顔料と
しては、例えば(1)式: 【0019】CaxFeyx+(3y/2) 【0020】(式中、xは0.6〜2の数、yは2〜3
の数を示す)で表される複合酸化物、(2)天然色素で
あるコチニール(カルミン酸)をアルミナ又はアルミナ
水和物に吸着させた複合顔料、(3)有機色素(タール
色素)をアルミニウムレーキさせたもの又はアルミナ若
しくはアルミナ水和物に吸着させた複合顔料などが挙げ
られる。これらは赤色系の顔料となる。 【0021】具体的には、(1)カルシウム・鉄複合酸
化物としては、複合酸化物を構成しているCaとFeの
モル比(Ca/Fe)の値が、0.3〜0.7の範囲内
であるものが好ましく、0.4〜0.55の範囲内であ
るものがより好ましい。 【0022】カルシウム・鉄複合酸化物中のα−Fe2
3の含有量は、変曲点波長が600nmよりも短波長の
領域で存在しないようにし、また化粧料に配合した際に
スペクトルに大きな窪みを得ることができるようにする
観点から、30重量%以下、特に15重量%以下である
のが好ましい。 【0023】一方、カルシウム・鉄複合酸化物中のCa
2Fe25の含有率は、彩度及び明度を良好にする観点
から、40重量%以下、特に10重量%以下であるのが
好ましい。 【0024】カルシウム・鉄複合酸化物をイオン交換水
に1重量%懸濁させたとき、該カルシウム・鉄複合酸化
物を構成しているCa及びFeの溶出量があまりにも多
い場合には、該懸濁液の液性が高アルカリとなり、化粧
料に配合したときに、皮膚に刺激を与えるようになるの
で、それぞれ500ppm 以下、特に100ppm 以下であ
るのが好ましい。 【0025】このようなカルシウム・鉄複合酸化物は、
例えばα−Fe23などの酸化鉄粉末、α−FeOO
H、β−FeOOH、γ−FeOOHなどのオキシ水酸
化鉄、Fe(OH)3で表される水酸化鉄などの粉末
と、CaO、Ca(OH)2、CaCO3などの粉末とを
水やエタノールなどの溶媒中でスラリー状にして十分に
混合したのち、溶媒を除去し、800〜1000℃で焼
成する固相反応法などにより製造することができる。か
かる方法に用いられる原料は特に限定されず、焼成する
ことによって、カルシウム・鉄複合酸化物(CaO−F
23複合酸化物)を生成することができれば、いずれ
のものでもよい。 【0026】前記方法以外にも、例えば、CaCl2
Ca(NO32などのCa塩と、FeCl2、FeC
3、Fe(NO33 などの可溶性のFe塩との混合水
溶液を、例えば、NaOH、KOH、LiOH、NH3
などのアルカリで中和して得られる水酸化物を焼成する
方法を採用することもできる。 【0027】なお、Ca及びFeの供給源は、前記した
ものに限定されず、例えば、中和によって水酸化物を生
じるものであれば特に限定されない。また、沈殿剤とし
て、シュウ酸、クエン酸などの有機酸を用いることがで
きるが、生成した沈殿物を焼成してCaO−Fe23
合酸化物を生じるものであれば、特にこれらに限定され
るものではない。また、水熱反応法による焼成を必要と
しない方法や、噴霧熱分解法などの気相法によっても得
ることができる。更に、α−Fe23及びCa 2Fe2
5を存在させるために、CaとFeとの仕込みモル比を
調整する以外に、第三成分としてCaと化合物をつくる
物質、例えばSiO2やZrO2などを添加し、Ca2
iO4やCaZrO3を生成させることでα−Fe23
存在量を調整することも可能である。 【0028】(2)コチニール複合顔料は、例えばアル
ミナ粉末やアルミナ水和物を、天然色素のコチニール水
溶液中に分散させ、加熱攪拌し上記粉体に吸着させた
後、濾過洗浄することにより製造できる。 【0029】(3)有機色素複合顔料は、例えば水溶性
染料をアルミニウムレーキしたものや、赤色201号、
赤色202号、赤色220号、赤色226号等の水不溶
性の色素を、アルミナ又はアルミナ水和物に吸着させた
複合顔料を使用できる。 【0030】上記の着色顔料は、前記のような光学的性
質を有するが、更に、当該着色顔料の濃度が5重量%と
なるように硫酸バリウムと混合してなる試料又は着色顔
料自体の分光反射スペクトルが、500〜620nmの波
長領域でスペクトルに窪みを有し、500nm及び620
nmの反射率を直線で結び、この窪みとの間に形成された
部分の面積が300%・nm以上であるのが好ましい。 【0031】また、着色顔料は、体積平均粒子径が0.
01〜50μm、特に0.05〜2μmであるのが、分
散性が良好で、着色力も高いので好ましい。 【0032】着色顔料としては、前記(1)カルシウム
・鉄複合酸化物が特に好ましい。 【0033】また、着色顔料は、前記の粉体と同様に、
その表面を疎水化処理したものを用いることができる。 【0034】着色顔料は、1種以上を用いることがで
き、全組成中に0.1〜99重量%、特に0.1〜50
重量%、更に0.2〜30重量%配合すると、くすんだ
肌の色を十分に改善することができるので好ましい。 【0035】化粧料には、前記成分のほか、通常の化粧
料に用いられる成分、例えば各種オイル、界面活性剤、
水溶性高分子、保湿剤、防腐剤、薬剤、他の粉体、色
素、香料、紫外線吸収剤、無機塩又は有機酸塩、キレー
ト剤、pH調整剤、水等を、適宜配合できる。 【0036】化粧料は、常法に従って製造することがで
き、その剤型は特に制限されず、例えば化粧水、乳液、
クリーム等の基礎化粧料;粉白粉、固形白粉、フェイス
パウダー、パウダーファンデーション、油性ファンデー
ション、クリーム状ファンデーション、リキッドファン
デーション、コンシーラー、口紅、リップクリーム、頬
紅、アイライナー、アイシャドウ、アイブロウ等のメー
クアップ化粧料などとすることができる。 【0037】ここで、化粧料中の粉体の好ましい配合量
は、化粧水の場合は全組成中に0.1〜10重量%、特
に0.5〜5重量%、乳液及びクリームの場合は0.1
〜10重量%、特に0.5〜7重量%、粉白粉、固形白
粉及びフェイスパウダーの場合は0.1〜80重量%、
特に1〜50重量%、パウダーファンデーション及び油
性ファンデーションの場合は0.1〜80重量%、特に
1〜25重量%、クリーム状ファンデーション、リキッ
ドファンデーション及びコンシーラーの場合は0.1〜
10重量%、特に0.5〜7重量%、口紅及びリップク
リームの場合は0.1〜20重量%、特に0.5〜10
重量%、頬紅及びアイシャドウの場合は0.1〜40重
量%、特に0.5〜25重量%、アイライナー及びアイ
ブロウの場合は0.1〜30重量%、特に0.5〜20
重量%であるのが好ましい。 【0038】前述のように粉体は、被覆粉体の設計に応
じて種々の干渉色を示すことができ、肌に塗布すること
によりそれぞれ肌の色相を変化させることができる。本
発明の肌色制御方法によれば、粉体を塗布しようとする
部位と変化させたい色との色彩値の関係から、これに適
した色の粉体を選択して、肌色を制御できる。まず、粉
体を塗布しようとする部位の色彩値(Lt *,at *
t *)と、健常部又は健常時の色彩値(Ln *,an *,b
n *)を前記と同様に測色し、これらの差から得られる
(ΔL1 *,Δa1 *,Δb1 *)のメトリック色相角h1
求める。ここで、粉体を塗布しようとする部位は、肌に
色むらがある場合の色素沈着部のような部分であった
り、顔全体であっても良い。この部位に粉体を塗布する
ことにより変化させたい色は所望の色彩値の色を設定で
きるが、ここでは健常部又は健常時の色彩値を選ぶ。 【0039】一方、塗布しようとする粉体は、前記と同
様に干渉色(Lp *,ap *,bp *)を測定し、メトリック
色相角hpを求める。そして、これらの色相角の関係
が、−270°<hp−h1<−90°又は90°<hp
−h1<270°、好ましくは−210°<hp−h1
−150°又は150°<hp−h1<210°となる粉
体を塗布すれば、この部分の肌色が、健常部又は健常時
の色彩色に近づくよう、制御できる。 【0040】このように選択した粉体は、そのまま又は
通常の化粧料に配合することにより、肌に塗布できる。 【0041】 【発明の効果】本発明によれば、簡便な方法で選択され
た粉体を用いることにより、肌の色を求める色に制御す
ることができる。 【0042】 【実施例】以下の製造例において得られた着色顔料の光
学特性(変曲点波長)、及び体積平均粒子径は、次の方
法により求めた。 【0043】(1)光学特性の測定方法:着色顔料の濃
度が5重量%となるように硫酸バリウムと混合した試料
粉体(5%)又は着色顔料自体(100%)1.0gを
粉体測定用セルに詰め、標準白色板にて補正を行った分
光光度計(日立製作所社製、商品名:U−4000)で
380〜780nmの可視波長範囲での分光反射スペクト
ルを測定し、得られたスペクトルにおいて一次微分導関
数の最大値又は二次微分導関数が0となる波長を変曲点
波長として求めた。 【0044】(2)体積平均粒子径:堀場製作所社製、
レーザー散乱式粒度分布計(LA−700型)を用いて
測定した。 【0045】製造例1 Ca/Feモル比の値が0.5となるように原料粉末で
あるCa(OH)229.425重量部とα−FeOO
H 70.575重量部とをボールミルポッドに入れ、
10mmφのZrO2製のボールと溶媒としてエタノール
を用いて、12時間混合を行った。その後、スラリーと
ボールとを分離し、スラリー中のエタノールを留去して
Ca(OH)2とα−FeOOHとの均一混合粉体を得
た。これを電気炉にて1000℃、3時間の焼成条件で
焼成することにより、着色顔料を得た。得られた着色顔
料は、X線回折分析の結果、CaFe24単相であっ
た。また、変曲点波長は、5%が625nm、100%が
629nmであり、体積平均粒子径は、1.35μmであ
った。 【0046】製造例2 製造例1において、Ca/Feモル比の値が0.4とな
るように調整した以外は、製造例1と同様の操作を行
い、着色顔料を得た。得られた着色顔料の変曲点波長
は、5%が623.5nm、100%が629nmであり、
得られた着色顔料をX線回折分析したところ、CaFe
24相にα−Fe23相が10重量%含有されていた。
また、体積平均粒子径は、1.54μmであった。 【0047】製造例3 製造例1において、Ca/Feモル比の値が0.6とな
るように調整した以外は、製造例1と同様の操作を行
い、着色顔料を得た。得られた着色顔料の変曲点波長
は、5%が627nm、100%が631nmであり、得ら
れた着色顔料をX線回折分析したところ、CaFe24
相以外にCa2Fe25相が22重量%含有されてい
た。また、体積平均粒子径は、1.36μmであった。 【0048】製造例4 室温で攪拌下、NaOH水溶液に、CaCl2及びFe
Cl3を含む水溶液(Ca/Feのモル比の値:0.
5)を定量ポンプを用いて滴下した。滴下終了後のpHは
12.5であった。ここで得られたCa及びFeの混合
水酸化物を良く水洗した後乾燥し、その乾燥物を電気炉
にて900℃、3時間の焼成を行い、着色顔料を得た。
得られた着色顔料は、X線回折分析により、CaFe2
4単相であることが判明した。また、変曲点波長は、
5%が623nm、100%が628nmであり、体積平均
粒子径は1.12μmであった。 【0049】製造例5 製造例4において、焼成温度を800℃とした以外は、
製造例4と同様の操作を行い、着色顔料を得た。得られ
た着色顔料は、X線回折分析より、CaFe24相であ
ることが判明した。また、変曲点波長は、5%が60
8.5nm、100%が614nmであり、体積平均粒子径
は0.78μmであった。 【0050】製造例6 製造例4において、Ca/Feモル比の値が0.4とし
た以外は、製造例4と同様の操作を行い、着色顔料を得
た。得られた着色顔料は、X線回折分析より、CaFe
24相以外にα−Fe23相が10重量%含有されてい
た。また、変曲点波長は、5%が618.5nm、100
%が624nmであり、体積平均粒子径は1.32μmで
あった。 【0051】製造例7 (COOH)2水溶液を100℃に加熱、攪拌し、Ca
Cl2及びFeCl2を含む水溶液(Ca/Feのモル比
の値:0.5)を滴下ロートにて滴下し、そのままの温
度で攪拌下1時間の熟成を行った。その後、生成したC
a及びFeのシュウ酸塩を濾別し、水洗した後、乾燥し
た。この乾燥粉末を電気炉にて1000℃、1時間焼成
し、着色顔料を得た。得られた着色顔料は、X線回折分
析より、CaFe24単相であることが判明した。ま
た、変曲点波長は、5%が625nm、100%が629
nmであり、体積平均粒子径は1.34μmであった。 【0052】製造例8 製造例7において、Ca/Feモル比の値が0.4とし
た以外は、製造例7と同様の操作を行い、着色顔料を得
た。得られた着色顔料は、X線回折分析より、CaFe
24相以外にα−Fe23相が8重量%含有されてい
た。また、変曲点波長は、5%が622.5nm、100
%が628nmであり、体積平均粒子径は1.25μmで
あった。 【0053】製造例9 製造例2において、Ca原料及びFe原料を各々CaC
3及びα−Fe23とした以外は、実施例1と同様の
操作を行い、着色顔料を得た。得られた着色顔料は、X
線回折分析より、CaFe24単相であることが判明し
た。また、変曲点波長は、5%が627.5nm、100
%が632nmであり、体積平均粒子径は1.56μmで
あった。 【0054】製造例10 製造例9において、Ca/Feのモル比の値を0.4と
した以外は、製造例9と同様の操作を行い、着色顔料を
得た。得られた着色顔料は、X線回折分析より、CaF
24相以外にα−Fe23相が12重量%含有されて
いた。また、変曲点波長は、5%が616.5nm、10
0%が624nmであり、体積平均粒子径は1.32μm
であった。 【0055】製造例11 薄片状の金属アルミニウムをアルカリ溶液中にて酸化反
応させて得られた板状酸化アルミニウム粉末(比表面積
270m2/g、アスペクト比50、平均粒子径20.0
μm)1.0gを水50gに懸濁させ、更に天然色素コ
チニール(カルミン酸、三栄化学製)0.35gを水4
0gに溶解したものを徐々に攪拌しながら加えた。60
℃、20分間攪拌し、濾過洗浄し、着色された薄片状粉
末を得た。更に、この着色粉末を水100gで沸騰処理
した後、濾過、水洗、次いでエタノール洗浄し、80℃
で乾燥すると粉体色の鮮明な暗褐色を示す着色顔料を得
た。得られた着色顔料の変曲点波長は、5%が622n
m、100%が629nmであり、体積平均粒子径は1.
5μmであった。 【0056】製造例12 製造例11において、吸着担体にアルミナゾルを噴霧乾
燥して得られた球状アルミナ粉末(平均粒径3μm)と
した以外は、製造例11と同様の操作を行い、暗赤色を
示す着色顔料を得た。得られた着色顔料の変曲点波長
は、5%が625nm、100%が629nmであり、体積
平均粒子径は1.3μmであった。 【0057】製造例13 製造例11にて使用した薄片状アルミナ粉末1.0gを
水50gに懸濁させ、更に赤色201号(癸巳化成製)
0.15gを水40gに溶解したものを徐々に加え、次
いで濾過洗浄して、着色された薄片状粉末を得た。この
薄片状粉末をオートクレーブに入れ、水を加えた懸濁液
を130℃まで昇温し、そのまま1時間保持後、70℃
まで放冷した。更にこれを洗浄、乾燥して粉体色の鮮明
な赤色を示す着色顔料を得た。得られた着色顔料の変曲
点波長は、5%が626.6nm、100%が629nmで
あり、体積平均粒子径は1.4μmであった。 【0058】試験例1 表1に示す粉体を黒色の合成皮革上に8mg/100cm2
となるように均一塗布し、これを変角分光測定システム
(村上色彩技術研究所製、GCMS−3)を用い、入射
光角45°、受光角−45°及び−20°で測色した。
2つの干渉色(L45,45 *,a45,45 *,b45,45 *)及び
(L45,20 *,a45,20 *,b45,20 *)の色差(ΔE)を前
記式より求めた。また、平均粒径をSK Laser Micron Si
zer (セイシン企業製)で湿式にて測定した。結果を表
1に示す。 【0059】 【表1】 【0060】実施例1〜11(パウダーファンデーショ
ン) 下記表2及び表3に示す組成のパウダーファンデーショ
ンを、下記製法に従ってそれぞれ製造し、これらのファ
ンデーションを使用したときの、仕上がりを評価した。
結果を表2及び表3に併せて示す。 【0061】(製法)成分(1)〜(20)を混合し粉
砕機を通して粉砕する。これを高速ブレンダーに移し、
更に成分(21)〜(23)を80℃に混合溶解したも
のを加えて均一混合する。この混合物に成分(24)を
加えて混合した後、再び粉砕してふるいを通す。これを
金皿に圧縮成型して、パウダーファンデーションを得
た。 【0062】(評価方法)実施例1〜11及び比較例1
〜3で得られたパウダーファンデーションを肌に塗布し
たときの「透明感、鏡で見る角度による肌色の違い、血
色の良さ、ギラツキ感のなさ、カバー力及び健康的に見
える」について、専門パネラー14名により、良いを5
点、やや良いを4点、普通を3点、やや悪いを2点、悪
いを1点として評価を行い、14名の平均値を算出し
た。 【0063】 【表2】【0064】 【表3】 【0065】表2及び表3の結果から明らかなように、
本発明の化粧料を塗布した場合にはいずれも、透明感が
高く、観測方向による色の変化がなく、それぞれの光の
色の特徴が発揮されていた。また、ギラツキ感がなく、
自然な仕上がりで、かつカバー力及び健康的に見える効
果も良好であった。 【0066】実施例12(クリーム状ファンデーショ
ン) 下記組成のクリーム状ファンデーションを製造した。 (組成) (重量%) (1)ステアリン酸 5.5 (2)親油型モノステアリン酸グリセリン 2.5 (3)セトステアリルアルコール 1.0 (4)モノラウリルプロピレングリコール 3.0 (5)スクワラン 7.0 (6)オリーブ油 8.0 (7)精製水 バランス (8)防腐剤 適量 (9)トリエタノールアミン 1.2 (10)ソルビット 3.0 (11)酸化チタン 8.0 (12)タルク 5.0 (13)黒酸化鉄 0.1 (14)黄酸化鉄 2.4 (15)製造例12の着色顔料 1.8 (16)青系パール剤 (マール社製、Flamenco SATIN blueをジメチルポリシロキサンで処理したもの ;ΔE=26.5) 5.0 (17)香料 微量 【0067】(製法)成分(11)〜(16)を混合
し、粉砕機を通して粉砕する。別に水相成分(7)〜
(10)を混合した溶液を調製し、粉砕した顔料を加え
て分散した後、75℃に加熱する。油相成分(1)〜
(6)を80℃に混合溶解したものを、先に調製した水
相に攪拌しながら加え、乳化する。これを攪拌しながら
冷却し、50℃で成分(17)を加え、攪拌しながら冷
却して、クリーム状ファンデーションを得た。 【0068】実施例13(粉白粉) 下記組成の粉白粉を製造した。 (組成) (重量%) (1)マイカ バランス (2)紫系パール剤 (マール社製、Flamenco SATIN violet;ΔE=27.5) 8.0 (3)酸化亜鉛 5.0 (4)タルク 30.0 (5)酸化チタン 0.5 (6)製造例13の着色顔料 0.3 (7)黄酸化鉄 0.1 (8)黒酸化鉄 0.01 (9)ステアリン酸マグネシウム 10.0 (10)防腐剤 適量 【0069】(製法)全成分を混合し、粉砕機を通して
粉砕し、ふるいを通して粉白粉を得た。 【0070】実施例14(固形白粉) 下記組成の固形白粉を製造した。 (組成) (重量%) (1)マイカ バランス (2)混合パール剤 (マール社製、Flamenco SATIN violet をジメチルポリシロキサンで処理したも の、及びマール社製Flamenco SATIN green をジメチルポリシロキサンで処理し たものの等量混合物;ΔE=26.0) 50.0 (3)酸化亜鉛 6.0 (4)タルク 20.0 (5)酸化チタン 0.5 (6)製造例2の着色顔料 0.2 (7)黄酸化鉄 0.1 (8)黒酸化鉄 0.01 (9)流動パラフィン 8.0 (10)ミツロウ 2.0 (11)防腐剤 適量 (12)香料 微量 【0071】(製法)成分(1)〜(8)を混合し、粉
砕機を通して粉砕する。これを高速ブレンダーに移し、
更に成分(9)〜(11)を80℃で混合溶解したもの
を加えて均一に混合する。この混合物に成分(12)を
加えて混合した後、再び粉砕してふるいを通す。これを
金皿に圧縮成型して、固形白粉を得た。 【0072】実施例15(頬紅) 下記組成の頬紅を製造した。 (組成) (重量%) (1)マイカ バランス (2)混合パール剤 (マール社製、Flamenco SATIN redをN−ラウロイルリジンで処理したもの、及 びマール社製Flamenco SATIN orangeをN−ラウロイルリジンで処理したものの 等量混合物;ΔE=20.0) 20.0 (3)タルク 20.0 (4)製造例4の着色顔料 2.5 (5)酸化チタン 4.0 (6)ステアリン酸亜鉛 5.0 (7)コメデンプン 5.0 (8)色材 3.0 (9)流動パラフィン 3.0 (10)防腐剤 適量 (11)香料 微量 【0073】(製法)成分(1)〜(8)を混合し、展
色する。次に、混合機の中で成分(9)〜(11)を噴
霧して加え、均一に混合し、ふるい通した後、プレス機
を使って金皿の中に圧縮して固め、頬紅を得た。 【0074】実施例16(アイシャドウ) 下記組成のアイシャドウを製造した。 (組成) (重量%) (1)マイカ バランス (2)混合パール剤 (マール社製、Flamenco SATIN blue をジメチルポリシロキサンで処理したもの 、及びマール社製Flamenco SATIN violetをジメチルポリシロキサンで処理した ものの等量混合物;ΔE=24.3) 20.0 (3)タルク 5.0 (4)雲母チタン 5.0 (5)ステアリン酸亜鉛 5.0 (6)ラウリン酸亜鉛 3.0 (7)黒酸化鉄 0.1 (8)黄酸化鉄 2.1 (9)製造例5の着色顔料 1.8 (10)流動パラフィン 7.0 (11)防腐剤 適量 (12)香料 微量 【0075】(製法)実施例15と同様にして目的のア
イシャドウを得た。 【0076】実施例17(口紅) 下記組成の口紅を製造した。 (組成) (重量%) (1)酸化チタン バランス (2)製造例1の着色顔料 3.0 (3)赤色202号 2.0 (4)黄色4号アルミニウムレーキ 1.0 (5)赤色223号 0.1 (6)赤系パール剤 (マール社製、Flamenco SATIN orange をジメチルポリシロキサンで処理したも の;ΔE=27.5) 5.0 (7)疎水化処理酸化亜鉛 (ジメチルポリシロキサンで処理したもの) 4.0 (8)ヒマシ油 46.0 (9)オクチルドデカノール 15.0 (10)ラノリン 5.0 (11)液状ラノリン 5.0 (12)ミツロウ 5.0 (13)オゾケライト 4.0 (14)キャンデリラロウ 7.0 (15)カルナウバロウ 1.0 (16)酸化防止剤 適量 (17)防腐剤 適量 (18)香料 微量 【0077】(製法)成分(8)〜(15)を加熱融解
して均一に混合する。これに成分(1)〜(7)を加
え、ロールミルで練り均一に分散させた後、再融解して
成分(16)〜(18)を加え、脱泡してから型に流し
込み、急冷して固める。固まったものを型から取り出
し、容器に充填する。次にスティックの外観を整えてか
ら炎の中を通し、表面を均一にし、口紅を得た。 【0078】実施例12〜17で得られた化粧料はいず
れも、透明感が高く自然な仕上がりで、また観測方向に
よる色の変化がなく、肌の色相感覚を変化させることが
でき、しかも肌の色むらをカバーし、かつくすみを改善
し、自然で健康的に見せる効果に優れたものであった。 【0079】実施例18 色むらのある肌の色素沈着部及び健常部の色彩値を測色
したところ、色素沈着部(66.30,5.18,16.91)、健常
部(68.53,6.19,15.59)であった。これらより、(Δ
1 *,Δa1 *,Δb1 *)は(−2.23,−1.01,1.32)で
あり、メトリック色相角h1 は127.27であった。
一方、表4に示す粉体について、試験例2と同様にし
て、入射角45°、受光角−45°の干渉色を測定し、
メトリック色相角hp を求めた。また、Δh=h p−h1
を求め、結果を表4に併せて示した。 【0080】 【表4】 【0081】表4のうち、Δhが184.32である紫
色系パール剤(FLAMENCO SATIN VIOLET)を色素沈着部
に塗布し、色素沈着の目立ちにくさ、明るさ、自然さ、
及び透明感を評価した。評価は専門パネル20名により
各項目について、良いを5点、やや良いを4点、普通を
3点、やや悪いを2点、悪いを1点として行い、20名
の平均値を算出した。その結果、色素沈着の目立ちにく
さ4.5、明るさ4.4、自然さ4.5、透明感4.2
であった。青色系パール剤(FLAMENCO SATIN BLUE)、
赤色系パール剤(FLAMENCO SATINRED)でも同様の良好
な結果が得られたが、これ以外のものでは、色素沈着を
目立たなくすることはできなかった。 【0082】実施例19 実施例13の粉白粉を、実施例18と同様に色素沈着部
に塗布し、色素沈着の目立たなさ、明るさ、自然さ及び
透明感を評価したところ、いずれも良好な結果が得られ
た。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/032 A61K 7/032 7/48 7/48 (72)発明者 金子 智道 東京都墨田区文花2−1−3 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 南 浩治 東京都墨田区文花2−1−3 花王株式会 社研究所内 Fターム(参考) 4C083 AA082 AA122 AB032 AB212 AB222 AB232 AB242 AB272 AB342 AB432 AB442 AC012 AC022 AC072 AC132 AC242 AC352 AC402 AC422 AC542 AC792 AC842 AC852 AD072 AD242 AD512 BB23 BB25 CC01 CC02 CC05 CC11 CC12 CC13 CC14 DD17 DD21 DD31 EE03 EE06 EE07 EE11

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 粉体を肌に塗布して塗布部位の肌色を制
    御する方法であって、CIE1976L***表色系
    により規定される、粉体を塗布しようとする部位の色彩
    値(Lt *,at *,bt *)と、健常部又は健常時の色彩値
    (Ln *,an *,bn *)とから、ΔL1 *=Lt *−Ln *、Δ
    1 *=at *−an *、Δb1 *=bt *−b n *より得られる
    (ΔL1 *,Δa1 *,Δb1 *)のメトリック色相角h
    1と、粉体を黒色の合成皮革上に8mg/100cm2 とな
    るように均一に塗布し、これを入射角45°、受光角−
    45°で測定したときの干渉色(Lp *,ap *,bp *)の
    メトリック色相角hpが、−270°<hp−h1<−9
    0°又は90°<hp−h1<270°となる粉体又は当
    該粉体を含有する化粧料を塗布することを特徴とする肌
    色制御方法。
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