JP2003259377A - 動画像符号化方法、動画像復号化方法および符号列フォーマット - Google Patents

動画像符号化方法、動画像復号化方法および符号列フォーマット

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JP2003259377A
JP2003259377A JP2002059744A JP2002059744A JP2003259377A JP 2003259377 A JP2003259377 A JP 2003259377A JP 2002059744 A JP2002059744 A JP 2002059744A JP 2002059744 A JP2002059744 A JP 2002059744A JP 2003259377 A JP2003259377 A JP 2003259377A
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Toshiyuki Kondo
敏志 近藤
Shinya Sumino
眞也 角野
Makoto Hagai
誠 羽飼
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マクロブロックを分割して動き補償を行う際
に、少ない符号化モードの増加で、符号化効率を向上さ
せる。 【解決手段】 動きベクトル検出部108では、参照ピ
クチャ用メモリ107に蓄積された復号化画像データを
参照ピクチャとして用い、動きベクトルの検出を行う。
モード選択部109では、動きベクトルを用いて符号化
モードを決定する。この際には、マクロブロックを複数
に分割し、分割単位毎に動きベクトルの検出および符号
化モードの選択を行う。差分演算部109では、符号化
対象画像と参照画像との差分を演算し、予測誤差画像を
生成する。予測誤差画像は、予測誤差符号化部103に
おいて符号化処理を施され、符号化データとなり出力さ
れる。符号化データは、符号列生成部104において可
変長符号化等を施され、符号列となり出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画像符号化方法
および動画像復号化方法に関し、特に処理対象ピクチャ
に対して、処理済みのピクチャを参照ピクチャとして用
いるピクチャ間予測符号化処理及びピクチャ間予測復号
化処理を施す際の動き補償方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】動画像符号化処理では、一般に動画像が
有する空間方向および時間方向の冗長性を利用して情報
量の圧縮が行われる。ここで一般に、空間方向の冗長性
を利用する方法としては、周波数領域への変換が用いら
れ、時間方向の冗長性を利用する方法としては、ピクチ
ャ間予測符号化処理が用いられる。ピクチャ間予測符号
化処理では、あるピクチャを符号化する際に、符号化処
理の対象となる符号化対象ピクチャに対して時間的に前
方または後方にあるピクチャを、該符号化対象ピクチャ
に対応する参照ピクチャとする。そして、その参照ピク
チャに対する対象ピクチャの動き量を検出し、該動き量
に基づいて動き補償処理を行って得られた画像データと
符号化対象ピクチャの画像データとの差分を取ることに
より時間方向の冗長性を取り除く。そしてさらに、該差
分値に対して空間方向の冗長度を取り除くことにより、
符号化対象ピクチャに対する情報量の圧縮を行う。
【0003】MPEG−1、MPEG−2、MPEG−
4、H.263、H.26L等の動画像符号化方式で
は、ピクチャ間予測符号化処理を行わない、すなわちピ
クチャ内符号化処理を行うピクチャをIピクチャと呼
ぶ。また、時間的に符号化対象ピクチャの前方にあるピ
クチャを参照してピクチャ間予測符号化が行われるピク
チャをPピクチャと呼び、時間的に符号化対象ピクチャ
の前方および後方にあるIピクチャまたはPピクチャの
両方を参照してピクチャ間予測符号化が行われるピクチ
ャをBピクチャと呼ぶ。
【0004】図9(a)は、上記の動画像符号化方式に
おける、各ピクチャと、対応する参照ピクチャとの関係
を示す図である。
【0005】ピクチャI1はIピクチャであり、ピクチ
ャP4、P7、P10は、Pピクチャであり、ピクチャ
B2,B3、B5、B6、B8、B9は、Bピクチャで
ある。
【0006】つまり、PピクチャP4、P7、P10
は、矢印で示すように、それぞれ、IピクチャI1、P
ピクチャP4,PピクチャP7を参照ピクチャとして用
いてピクチャ間予測符号化が施されるものである。
【0007】また、BピクチャB2、B3はそれぞれ、
矢印で示すように、IピクチャI1及びPピクチャP4
を参照ピクチャとして用いてピクチャ間予測符号化が施
されるもの、BピクチャB5、B6はそれぞれ、矢印で
示すように、PピクチャP4及びPピクチャP7を参照
ピクチャとして用いてピクチャ間予測符号化が施される
もの、BピクチャB8、B9はそれぞれ、矢印で示すよ
うに、PピクチャP7及びPピクチャP10を参照ピク
チャとして用いてピクチャ間予測符号化が施されるもの
である。
【0008】一方、MPEG−4やH.26L等の動画
像符号化方式では、Bピクチャの符号化において、ダイ
レクトモードという符号化モードを選択することができ
る。ダイレクトモードにおけるフレーム間予測方法を図
10を用いて説明する。今、ピクチャB6のブロックa
をダイレクトモードで符号化するとする。この場合、ピ
クチャB6の後方参照ピクチャP7中の、ブロックaと
同じ位置にあるブロックbの動きベクトルcを利用す
る。動きベクトルcは、ブロックbが符号化された際に
用いられた動きベクトルであり、ピクチャP4を参照し
ている。ブロックaは、動きベクトルcと平行な動きベ
クトルを用いて、参照ピクチャであるピクチャP4とピ
クチャP7から双方向予測を行う。この場合のブロック
aを符号化する際に用いる動きベクトルは、ピクチャP
4に対しては動きベクトルd、ピクチャP7に対しては
動きベクトルeとなる。
【0009】ピクチャ間予測符号化において動き補償を
行う際には、一般的にはマクロブロックと呼ばれる単位
を基本単位として処理を行う。マクロブロックの大きさ
としては、例えば縦16×横16画素程度の大きさが用
いられる。
【0010】動き補償の大きさとしてマクロブロックの
大きさのみを用いると、マクロブロックよりも小さな物
体の動き等を上手く検出することができず、符号化効率
の低下が起こる。したがって、マクロブロックを複数の
ブロックに分割し、その分割ブロック毎に動き補償を行
う方法が提案されている。その一例を以下で説明する。
図3は、動き補償におけるマクロブロックの分割方法に
ついて、従来例を示す模式図である。図3においては、
縦16画素×横16画素の大きさを有するマクロブロッ
クをどのように分割するかを示している。分割方法とし
ては、まず大きく4通りあり、それを図3(a)〜
(d)に示している。図3(a)はマクロブロックを分
割せずに動き補償を行う場合、図3(b)はマクロブロ
ックを縦16画素×横8画素の2つのブロックに分割し
て動き補償を行う場合、図3(c)はマクロブロックを
縦8画素×横16画素の2つのブロックに分割して動き
補償を行う場合、図3(d)はマクロブロックを縦8画
素×横8画素の4つのブロックに分割して動き補償を行
う場合を示している。さらに、図3(d)の分割方法を
選択する場合には、縦8画素×横8画素の4ブロックの
それぞれについての分割方法を、図3(e)〜(h)か
ら選択することができる。
【0011】Pピクチャの場合における、動き補償での
マクロブロックの分割方法についての表現方法(マクロ
ブロックモード)の例を表5、Bに示す。表5は、マク
ロブロックの分割方法を示しており、「スキップモー
ド」は動きベクトルが0であり、かつ動き補償後の残差
データに周波数変換、量子化等の処理を施した結果、す
べての係数が0となる場合を示している。すなわち、
「スキップモード」の場合には、画像データに関する情
報は符号列中に含まれないことになる。また表6は、マ
クロブロック分割方法として、縦8画素×横8画素が選
択された場合に、さらに各8×8画素ブロックに対する
分割方法を示している。符号列中には、動き補償の際の
分割方法を示すために、表5、Bでの番号が記述され
る。
【0012】また、Bピクチャの場合における、動き補
償でのマクロブロックの分割方法についての表現方法
(マクロブロックモード)の例を表7、8に示す。表7
は、マクロブロックの分割方法を示している。表7にお
いて「ブロック1」は、マクロブロックを縦16画素×
横8画素、または縦8画素×横16画素に分割した際
に、上または左に位置するブロックを示し、「ブロック
2」は下または右に位置するブロックを示すとする。ま
た表8は、マクロブロック分割方法として、縦8画素×
横8画素が選択された場合に、さらに各8×8画素ブロ
ックに対する分割方法を示している。符号列中には、動
き補償の際の分割方法を示すために、表7、8での番号
が記述される。なお、動き補償におけるマクロブロック
の分割方法の決定は、一般に所定のビット量で誤差が最
小となるものを選択することにより行う。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法では、
マクロブロックを2つ以上に分割して動き補償を行う場
合に、スキップモード(Pピクチャの場合)やダイレク
トモード(Bピクチャの場合)が用いられていない。し
たがって、符号化効率をさらに改善する余地が残されて
いる。
【0014】本発明は上記問題点を解決するものであ
り、マクロブロックを複数に分割して動き補償を行う際
に、従来の方法よりもさらに符号化効率を向上させるこ
とができる動画像符号化方法および動画像復号化方法を
提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の動画像符号化方法は、請求項1の構成によ
ると、動画像を構成する各ピクチャに対応する画像デー
タを符号化して符号列を生成する動画像符号化方法であ
って、符号化の対象となる対象ピクチャを、既に符号化
処理済みのピクチャを参照ピクチャとして、ピクチャ間
予測符号化を施す符号化ステップを含み、前記符号化ス
テップは、縦N画素×横M画素の大きさを有する第一の
ブロックを、縦S画素×横T画素(S≦N、T≦M)の
大きさを有する第二のブロックに分割し、前記第二のブ
ロックの単位での符号化モードとして、前記参照ピクチ
ャ内の前記第二のブロックと同一位置のブロックをコピ
ーするモードを選択可能とする特徴を有している。
【0016】また請求項2の構成によると、動画像を構
成する各ピクチャに対応する画像データを符号化して符
号列を生成する動画像符号化方法であって、符号化の対
象となる対象ピクチャを、既に符号化処理済みのピクチ
ャを参照ピクチャとして、ピクチャ間予測符号化を施す
符号化ステップを含み、前記符号化ステップは、縦N画
素×横M画素の大きさを有する第一のブロックを、縦S
画素×横T画素(S≦N、T≦M)の大きさを有する第
二のブロックに分割し、前記第二のブロックの単位での
符号化モードとして、後方参照ピクチャ内の前記第二の
ブロックと同一位置のブロックを符号化する際に用いた
動きベクトルを利用して動き補償を行うモードを選択可
能とする特徴を有している。
【0017】また、本発明の動画像復号化方法は、請求
項3の構成によると、動画像を構成する各ピクチャに対
応する画像データを符号化して生成された符号列を復号
化する動画像復号化方法であって、復号化の対象となる
対象ピクチャに対して、前記対象ピクチャ以外の復号化
済みのピクチャを参照ピクチャとして用いる予測復号化
を施す復号化ステップを含み、前記復号化ステップは、
縦N画素×横M画素の大きさを有する第一のブロック
を、縦S画素×横T画素(S≦N、T≦M)の大きさを
有する第二のブロックに分割し、前記第二のブロックが
前記参照ピクチャ内の前記第二のブロックと同一位置の
第三のブロックをコピーするモードとして符号化されて
いる場合には、前記第三のブロックを前記第二のブロッ
クの復号化画像とする特徴を有している。
【0018】また請求項4の構成によると、動画像を構
成する各ピクチャに対応する画像データを符号化して生
成された符号列を復号化する動画像復号化方法であっ
て、復号化の対象となる対象ピクチャに対して、前記対
象ピクチャ以外の復号化済みのピクチャを参照ピクチャ
として用いる予測復号化を施す復号化ステップを含み、
前記復号化ステップは、縦N画素×横M画素の大きさを
有する第一のブロックを、縦S画素×横T画素(S≦
N、T≦M)の大きさを有する第二のブロックに分割
し、前記第二のブロックが後方参照ピクチャ内の前記第
二のブロックと同一位置のブロックを符号化する際に用
いた動きベクトルを利用して動き補償を行うモードによ
り符号化されている場合には、前記動きベクトルを利用
して動き補償を行うことにより、前記第二のブロックの
動き補償画像を生成する特徴を有している。
【0019】また本発明の符号列フォーマットは、動画
像を構成する各ピクチャに対応する画像データを符号化
して生成される符号列のフォーマットであって、符号化
を生成する際には、符号化の対象となる対象ピクチャ
を、既に符号化処理済みのピクチャを参照ピクチャとし
て、ピクチャ間予測符号化を施し、前記対象ピクチャ内
の縦N画素×横M画素の大きさを有する第一のブロック
を符号化して生成する符号列は、前記第一のブロック内
の縦S画素×横T画素(S≦N、T≦M)の大きさを有
する第二のブロックが、前記参照ピクチャ内の前記第二
のブロックと同一位置のブロックをコピーする符号化モ
ードとして符号化されている場合には、前記第二のブロ
ックに対応する符号列として、前記符号化モードのみを
記述する特徴を有している。
【0020】また、請求項6の構成によると、動画像を
構成する各ピクチャに対応する画像データを符号化して
生成される符号列のフォーマットであって、符号化を生
成する際には、符号化の対象となる対象ピクチャを、既
に符号化処理済みのピクチャを参照ピクチャとして、ピ
クチャ間予測符号化を施し、前記対象ピクチャ内の縦N
画素×横M画素の大きさを有する第一のブロックを符号
化して生成する符号列は、前記第一のブロック内の縦S
画素×横T画素(S≦N、T≦M)の大きさを有する第
二のブロックが、後方参照ピクチャ内の前記第二のブロ
ックと同一位置のブロックを符号化する際に用いた動き
ベクトルを利用して動き補償を行う符号化モードとして
符号化されている場合には、前記第二のブロックに対応
する符号列には、動きベクトル情報を記述しないという
特徴を有している。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明における実施の形態を図面
を参照して説明する。実施の形態1は、本発明の動画像
符号化方法でPピクチャを処理する場合、実施の形態2
は、本発明の動画像符号化方法でBピクチャを処理する
場合、実施の形態3は、本発明の動画像復号化方法でP
ピクチャを処理する場合、実施の形態4は、本発明の動
画像復号化方法でBピクチャを処理する場合である。
【0022】(第一の実施の形態)図1は、並べ替え用
メモリ101、差分演算部102、予測誤差符号化部1
03、符号列生成部104、予測誤差復号化部105、
加算演算部106、参照ピクチャ用メモリ107、動き
ベクトル検出部108、モード選択部109、符号化制
御部110、スイッチ111〜115、動きベクトル記
憶部116から構成される動画像符号化方法のブロック
図である。
【0023】入力画像は表示時間順に、ピクチャ単位で
並べ替え用メモリ101に入力される。並べ替え用メモ
リ101に入力されるピクチャの順序を図2(a)に示
す。図2(a)において、縦線はピクチャを示す。ま
た、各ピクチャの右下に示す記号は、1文字目のアルフ
ァベットがピクチャタイプ(I、PまたはB)を示し、
2文字目以降の数字が表示時間のピクチャ番号を示して
いる。並べ替え用メモリ101に入力された各ピクチャ
は、符号化制御部110からの制御により、符号化順に
並び替えられる。符号化順への並び替えは、ピクチャ間
予測符号化における参照関係に基づいて行われ、参照ピ
クチャとして用いられるピクチャが、参照ピクチャとし
て用いるピクチャよりも先に符号化されるように行われ
る。例えば、ピクチャP10〜P13の各ピクチャの参
照関係は、図2(a)に示す矢印の通りとする。図2
(a)において、矢印の始点は参照されるピクチャを示
し、矢印の終点は参照するピクチャを示している。例え
ばピクチャP13は、ピクチャP10を参照ピクチャと
して用いて符号化されることを示している。この場合、
図2(a)のピクチャを符号化順に並び替えた結果は、
図2(b)のようになる。
【0024】並べ替え用メモリ101で並び替えが行わ
れた各ピクチャは、マクロブロックの単位で読み出され
て処理されるとする。本実施の形態では、マクロブロッ
クは縦16画素×横16画素の大きさであるとする。第
一の実施の形態では、ピクチャP13の符号化処理を例
とし、Pピクチャの処理に関して説明する。
【0025】ピクチャP13は、前方向参照を用いたピ
クチャ間予測符号化を行う。この場合の参照ピクチャは
ピクチャP10となる。この参照ピクチャ(ピクチャP
10)は、既に符号化が終了しており、復号化画像が参
照ピクチャ用メモリ107に蓄積されている。
【0026】Pピクチャの符号化においては、符号化制
御部110は、スイッチ113、114、115がオン
になるように各スイッチを制御する。したがって、並べ
替え用メモリ101から読み出されたピクチャP13の
マクロブロックは、まず動きベクトル検出部108、モ
ード選択部109、差分演算部102に入力される。動
きベクトル検出部108では、参照ピクチャ用メモリ1
07に蓄積されたピクチャP10の復号化画像データを
参照ピクチャとして用いて、マクロブロック内の各ブロ
ックに対して、動きベクトルの検出を行う。
【0027】ここで動き補償を行う際には、図3に示す
通り、縦16×横16画素の大きさを有するマクロブロ
ックをまず大きく4通りに分割し、その中から分割方法
を選択できるとする。それを図3(a)〜(d)に示し
ている。図3(a)はマクロブロックを分割せずに動き
補償を行う場合、図3(b)はマクロブロックを縦16
画素×横8画素の2つのブロックに分割して動き補償を
行う場合、図3(c)はマクロブロックを縦8画素×横
16画素の2つのブロックに分割して動き補償を行う場
合、図3(d)はマクロブロックを縦8画素×横8画素
の4つのブロックに分割して動き補償を行う場合を示し
ている。さらに、図3(d)の分割方法を選択する場合
には、縦8画素×横8画素の4ブロックのそれぞれにつ
いての分割方法を、図3(e)〜(h)から選択するこ
とができる。
【0028】動きベクトル検出部108では、まずマク
ロブロック内の4つの縦8画素×横8画素ブロックに対
して、図3(e)〜(h)の分割方法で動きベクトルの
検出を行う。ここで動きベクトルの検出方法としては、
例えば動きベクトルのビット量に所定の係数を乗したも
のと、動き補償誤差(現在のブロックの画素値と予測画
像の画素値との差分の絶対値和)との和が最小となる動
き量により検出することができる。
【0029】また動きベクトル検出部108では、マク
ロブロックに対して図3(a)〜(c)の分割方法で動
きベクトルの検出を行う。そして、図3(a)〜(c)
の分割方法で動きベクトルの検出を行う。動きベクトル
検出部108で検出されたこの動きベクトルは、次にモ
ード選択部109で用いられる。
【0030】動きベクトル検出部108で検出された動
きベクトルは、次にモード選択部109で用いられる。
モード選択部109では、各8×8画素ブロックに対し
て、図3(e)〜(h)の4通りの分割方法、縦8画素
×横8画素の単位でスキップモードを用いた場合、縦8
画素×横8画素の単位でイントラモードを用いた場合の
6通りの中から、最も良い符号化モード(分割方法)を
決定する。ここでスキップモードとは、動きベクトルを
0、動き補償後の残差成分を0として動き補償を行う符
号化モードである。この場合には、符号化モードでスキ
ップモードであることを示せば、動きベクトルや動き補
償後の残差成分を符号列中に記述する必要がなく、符号
化効率の向上を図ることができる。さて、この符号化モ
ードを決定する際の評価尺度としては、例えば、イント
ラモードとスキップモード以外では、動きベクトルのビ
ット量と、動き補償後の残差成分(に周波数変換、量子
化等の処理を施したもの)のビット量と、8×8画素ブ
ロックの分割方法を示すビット量との和に所定の係数を
乗したものと、符号化誤差(8×8画素ブロックを符号
化/復号化したものと、元の画像データの差分の二乗
和)との和を用いることができる。また、イントラモー
ドの場合には、上記の評価尺度から、動きベクトルのビ
ット量を省いたもの、スキップモードの場合には、上記
の評価尺度から、動きベクトルのビット量、動き補償後
の残差成分のビット量を省いたもの、を用いることがで
きる。そして、この評価尺度が最小となる符号化モード
を各8×8画素ブロックの符号化モードとして選択す
る。さらに、各8×8画素ブロックで選択された符号化
モードでの評価尺度の4ブロック分の合計値が、図3
(d)の分割方法での評価尺度となる。
【0031】次にモード選択部109では、図3(a)
〜(c)の各分割方法に対して、上記と同様の評価尺度
を計算する。そして、マクロブロックに対して、図3
(a)〜(c)の3通りの分割方法での評価尺度、上記
で求めた図3(d)の分割方法での評価尺度、マクロブ
ロック単位でスキップモードを用いた場合の評価尺度、
マクロブロック単位でイントラモードを用いた場合の評
価尺度、の6通りの中から、最も良い評価尺度が小さく
なるものを符号化モード(分割方法)として決定する。
【0032】モード選択部109で決定された符号化モ
ードおよび動きベクトルは符号列生成部104に対して
出力される。ここで、符号化モードの表現方法を表1、
2に示す。まず、モード選択部109で選択された符号
化モードを、表1で示す中から選んで番号で表現する
(これを第一の符号化モードとする)。そして、8×8
画素ブロックの分割を選択した場合(表1の"4"を選択
した場合)には、さらに表2の中から選んで番号で表現
する(これを第二の符号化モードとする)。
【0033】また、モード選択部109で決定された符
号化モードがピクチャ間予測符号化である場合には、そ
のピクチャ間予測符号化で用いられる動きベクトルを動
きベクトル記憶部116に記憶する。
【0034】次に、モード選択部109で決定された符
号化モードに基づいた参照画像が、差分演算部102と
加算演算部106とに出力される。ただし、ピクチャ内
符号化(イントラモード)が選択された場合には、参照
画像は出力されない。また、モード選択部109でピク
チャ内符号化(イントラモード)が選択された場合に
は、スイッチ111、112はaに接続するように制御
し、ピクチャ間予測符号化(イントラモード以外)が選
択された場合には、スイッチ111、112はbに接続
するように制御する。以下では、モード選択部109で
ピクチャ間予測符号化が選択された場合について説明す
る。
【0035】差分演算部102には、マクロブロックの
画像データ以外に、モード選択部109から参照画像が
入力される。差分演算部109では、マクロブロックの
画像データと参照画像との差分を演算し、予測誤差画像
を生成し、予測誤差符号化部103に出力する。
【0036】予測誤差符号化部103では、入力された
予測誤差画像に対して周波数変換や量子化等の符号化処
理を施すことにより、符号化データを生成して出力す
る。ここで例えば、周波数変換や量子化の処理は、縦4
×横4画素や縦8×横8画素の単位で行うものとする。
予測誤差符号化部103から出力された符号化データ
は、符号列生成部104と予測誤差復号化部105に入
力される。
【0037】符号列生成部104では、入力された符号
化データに対して、可変長符号化等を施し、さらにモー
ド選択部109から入力された動きベクトルの情報、符
号化モードの情報、その他のヘッダ情報、等を付加する
ことにより符号列を生成する。
【0038】この際、第一の符号化モードが表1の"4"
であり(すなわち、縦8画素×横8画素に分割して動き
補償を行う)、各8×8画素ブロックにおいて、第二の
符号化モードとしてスキップモード(表2における"
0")が選択されている場合、動きベクトルや動き補償
後の残差成分は符号列中には記述されない。
【0039】図6にマクロブロックの符号列の記述例を
示す。図6(a)は、第一の符号化モードが表1の"0"
である場合を示している。この場合はマクロブロックが
スキップモードで符号化されるため、動きベクトルや残
差成分は符号列中には記述されない。
【0040】図6(b)は、第一の符号化モードが表1
の"1"〜"3"である場合を示している。この場合はマク
ロブロックの分割が図3の(a)〜(c)に対応してお
り、分割数に応じた動きベクトルと、マクロブロック全
体の残差成分が符号列中に記述される。
【0041】図6(c)は、第一の符号化モードが表1
の"4"である場合を示している。この場合は、マクロブ
ロックの分割が図3の(d)に対応しており、第一の符
号化モードに続いて、各8×8画素ブロックに対する第
二の符号化モードが記述される。そして、全分割数に応
じた動きベクトルと、マクロブロック全体の残差成分が
符号列中に記述される。ただし、各8×8画素ブロック
に対する第二の符号化モードがスキップモードである場
合には、動きベクトルと、残差成分は符号列中に記述さ
れない。
【0042】予測誤差復号化部105では、入力された
符号化データに対して、逆量子化や逆周波数変換等の復
号化処理を施し、復号化差分画像を生成して出力する。
復号化差分画像は加算演算部106において、予測画像
と加算されることにより復号化画像となり、参照ピクチ
ャ用メモリ107に蓄積される。
【0043】以上の処理により、ピクチャP13の1マ
クロブロックの処理が完了する。同様の処理により、ピ
クチャP13の残りのマクロブロックに対して、符号化
処理が行われる。
【0044】以上のように本発明の動画像符号化方法で
は、動き補償を行う際に、マクロブロックを分割して分
割ブロック毎に動き補償を行う。そして、Pピクチャを
符号化する際には、分割単位毎にもスキップモードを選
択できるようにし、スキップモードを選択した場合に
は、動きベクトルや残差成分を符号列中に記述しない。
【0045】また、本発明の符号列フォーマットは、マ
クロブロックを分割して符号化し符号列を生成する際
に、分割単位毎にスキップモードが選択された場合に
は、その分割単位に相当する符号列中には、符号化モー
ドのみを記述する。
【0046】このような動作により、本発明の動画像符
号化方法を用いることにより、従来の方法と比較し、符
号化モードの種類(符号化モードを表現するビット量)
はあまり増やさずに、動きベクトルや残差成分のビット
量を削減することができる。これにより、符号化効率を
向上させることができる。
【0047】なお、本実施の形態においては、マクロブ
ロックは水平16×垂直16画素の単位で、動き補償は
図3に示す分割方法で、ブロック予測誤差画像の符号化
は縦4×横4画素や縦8×横8画素の単位で処理する場
合について説明したが、これらの単位は別の画素数、分
割方法でも良い。
【0048】(第二の実施の形態)第一の実施の形態で
は、Pピクチャの処理について説明したが、第二の実施
の形態ではBピクチャの処理について説明する。ここで
は図1にブロック図を示す本発明の動画像符号化方法を
用いて、図2に示すピクチャB11を符号化する場合に
ついて説明する。
【0049】ピクチャB11はBピクチャであるので、
双方向参照を用いたピクチャ間予測符号化を行う。この
場合の参照画像は、前方参照ピクチャがピクチャP1
0、後方参照ピクチャがP13となる。Bピクチャの処
理においては、符号化制御部110は、スイッチ113
がオン、スイッチ114、115がオフになるように各
スイッチを制御する。これにより、並べ替え用メモリ1
01から読み出されたピクチャB11のマクロブロック
は、動きベクトル検出部108、モード選択部109、
差分演算部102に入力される。
【0050】動きベクトル検出部108では、参照ピク
チャ用メモリ107に蓄積されたピクチャP10の復号
化画像データを前方参照ピクチャとして、ピクチャP1
3の復号化画像データを後方参照ピクチャとして用いる
ことにより、マクロブロックに含まれる各ブロックの前
方動きベクトルと後方動きベクトルの検出を行う。動き
補償を行う際には、図3に示す通り、縦16×横16画
素の大きさを有するマクロブロックをまず大きく4通り
に分割し、その中から分割方法を選択できるとする。そ
れを図3(a)〜(d)に示している。図3(a)はマ
クロブロックを分割せずに動き補償を行う場合、図3
(b)はマクロブロックを縦16画素×横8画素の2つ
のブロックに分割して動き補償を行う場合、図3(c)
はマクロブロックを縦8画素×横16画素の2つのブロ
ックに分割して動き補償を行う場合、図3(d)はマク
ロブロックを縦8画素×横8画素の4つのブロックに分
割して動き補償を行う場合を示している。さらに、図3
(d)の分割方法を選択する場合には、縦8画素×横8
画素の4ブロックのそれぞれについての分割方法を、図
3(e)〜(h)から選択することができるとする。
【0051】動きベクトル検出部108では、まずマク
ロブロック内の4つの縦8×横8画素ブロックに対し
て、図3(e)〜(h)の分割方法で動きベクトルの検
出を行う。動きベクトルの検出は、前方向動きベクトル
と後方向動きベクトルとについて行う。ここで動きベク
トルの検出方法としては、例えば動きベクトルのビット
量に所定の係数を乗したものと、動き補償誤差(現在の
ブロックの画素値と予測画像の画素値との差分の絶対値
和)との和が最小となる動き量により検出することがで
きる。
【0052】また動きベクトル検出部108では、マク
ロブロックに対して図3(a)〜(c)の分割方法で動
きベクトルの検出を行う。すなわち、図3(a)〜
(c)の分割方法で前方向予測動きベクトルと後方向予
測動きベクトルとの検出を行う。動きベクトル検出部1
08で検出されたこの動きベクトルは、次にモード選択
部109で用いられる。
【0053】モード選択部109では、各8×8画素ブ
ロックに対して、図3(e)〜(h)の4通りの分割方
法のそれぞれについて前方向予測のみを用いた場合、後
方向予測のみを用いた場合、双方向予測を用いた場合の
3種類、の合計12種類、および縦8画素×横8画素の
単位でダイレクトモードを用いた場合、縦8画素×横8
画素の単位でイントラモードを用いた場合の総合計14
通りの中から、最も良い符号化モード(分割方法)を決
定する。ここでダイレクトモードは、従来の方法におい
て説明したのと同様に、後方参照ピクチャ中で、符号化
対象のブロックと同一位置にあるブロックを符号化した
際に用いた動きベクトルをスケーリングすることにより
得られる動きベクトルを用いて、双方向予測を行う符号
化モードである。この場合、符号化モードでダイレクト
モードであることを示せば、8×8画素ブロックに対す
る動きベクトル情報を符号列中に記述する必要がないた
め、符号化効率の向上を図ることができる。
【0054】さて、この符号化モードを決定する際の評
価尺度としては、例えば、イントラモードとダイレクト
モード以外では、動きベクトルのビット量と、動き補償
後の残差成分(に周波数変換、量子化処理を施したも
の)のビット量と、8×8ブロックの分割方法を示すビ
ット量との和に所定の係数を乗したものと、符号化誤差
(8×8ブロックを符号化/復号化したものと、元の画
像データの差分の二乗和)との和を用いることができ
る。また、イントラモード、ダイレクトモードの場合に
は、上記の評価尺度から、動きベクトルのビット量を省
いたものを用いることができる。そして、この評価尺度
が最小となる符号化モードを各8×8画素ブロックの符
号化モードとして選択する。さらに、各8×8画素ブロ
ックで選択された符号化モードでの評価尺度の4ブロッ
ク分の合計値が、図3(d)の分割方法での評価尺度と
なる。
【0055】次にモード選択部109では、図3(a)
〜(c)の各分割方法に対して、上記と同様の評価尺度
を計算する。ただしこの場合には、各分割単位に対し
て、ダイレクトモード、前方向予測、後方向予測、双方
向予測を用いた場合のすべての組み合わせに対して評価
尺度の計算を行う。
【0056】そして、マクロブロックに対して、図3
(a)〜(c)の3通りの分割方法での評価尺度(合計
34種類)、上記で求めた図3(d)の分割方法での評
価尺度、マクロブロック単位でイントラモードを用いた
場合の評価尺度、の合計36通りの中から、最も良い評
価尺度が小さくなるものを符号化モード(分割方法)と
して決定する。
【0057】モード選択部109で決定された符号化モ
ードおよび動きベクトルは符号列生成部104に対して
出力される。ここで、符号化モードの表現方法を表3、
4に示す。まず、モード選択部109で選択された符号
化モードを、表3で示す中から選んで、その番号で表現
する(これを第一の符号化モードとする)。そして、第
一の符号化モードで"34"(8×8画素ブロックの分
割)を選択した場合には、さらに表4の中から選んで、
その番号で表現する(これを第二の符号化モードとす
る)。
【0058】モード選択部109で決定された符号化モ
ードは符号列生成部104に対して出力される。また、
モード選択部104で決定された符号化モードに基づい
た参照画像が差分演算部102と加算演算部106に出
力される。ただし、イントラモードが選択された場合に
は、参照画像は出力されない。また、モード選択部10
9でピクチャ内符号化(イントラモード)が選択された
場合には、スイッチ111、112はaに接続するよう
に制御し、ピクチャ間予測符号化(イントラモード以
外)が選択された場合には、スイッチ111、112は
bに接続するように制御する。以下では、モード選択部
109でピクチャ間予測符号化が選択された場合につい
て説明する。
【0059】差分演算部102には、モード選択部10
9から参照画像が入力される。差分演算部109では、
ピクチャB11のマクロブロックと参照画像との差分を
演算し、予測誤差画像を生成し出力する。
【0060】予測誤差画像は予測誤差符号化部103に
入力される。予測誤差符号化部103では、入力された
予測誤差画像に対して周波数変換や量子化等の符号化処
理を施すことにより、符号化データを生成して出力す
る。予測誤差符号化部103から出力された符号化デー
タは、符号列生成部104に入力される。
【0061】符号列生成部104では、入力された符号
化データに対して、可変長符号化等を施し、さらにモー
ド選択部109から入力された符号化モード、動きベク
トル、ヘッダ情報、等の情報を付加することにより符号
列を生成し出力する。
【0062】図7にマクロブロックの符号列の記述例を
示す。図7(a)は、第一の符号化モードが表1の"0"
である場合を示している。この場合はマクロブロックが
ダイレクトモードで符号化されるため、動きベクトルは
符号列中には記述されない。
【0063】図7(b)は、第一の符号化モードが表3
の"1"〜"33"である場合を示している。この場合はマ
クロブロックの分割が図3の(a)〜(c)に対応して
おり、分割数に応じた動きベクトルと、マクロブロック
全体の残差成分が符号列中に記述される。ただし、動き
ベクトルの数は、その符号化モードにより異なる。例え
ば、第一の符号化モードが表3の"1"である場合は1
つ、"2"、"3"である場合は2つ、"4"〜"11"である
場合には1つ、"12"〜"15"である場合には2つ、等
となる。これは、分割されたマクロブロックのうち、一
方がダイレクトモードである場合には、動きベクトルは
符号列中に記述されないからである。
【0064】図6(c)は、第一の符号化モードが表3
の"34"である場合を示している。この場合は、マクロ
ブロックの分割が図3の(d)に対応しており、第一の
符号化モードに続いて、各8×8画素ブロックに対する
第二の符号化モードが記述される。そして、全分割数に
応じた動きベクトルと、マクロブロック全体の残差成分
が符号列中に記述される。ただし、各8×8画素ブロッ
クに対する第二の符号化モードがダイレクトモードやイ
ントラモードである場合には、その8×8画素ブロック
に対応する動きベクトルは符号列中に記述されない。
【0065】以上の処理により、ピクチャB11の1マ
クロブロックの処理が完了する。同様の処理により、ピ
クチャB11の残りのマクロブロックに対して、符号化
処理が行われる。以上のように本発明の動画像符号化方
法では、動き補償を行う際に、マクロブロックを分割し
て分割ブロック毎に動き補償を行う。そして、Bピクチ
ャを符号化する際には、分割単位毎にもダイレクトモー
ドを選択できるようにし、ダイレクトモードを選択した
場合には、動きベクトルを符号列中に記述しない。
【0066】また、本発明の符号列フォーマットは、マ
クロブロックを分割して符号化し符号列を生成する際
に、分割単位毎にダイレクトモードが選択された場合に
は、その分割単位に相当する符号列中には、動きベクト
ルの情報は記述しない。
【0067】このような動作により、本発明の動画像符
号化方法を用いることにより、従来の方法と比較し、符
号化モードの種類(符号化モードを表現するビット量)
はあまり増やさずに、動きベクトルのビット量を削減す
ることができる。これにより、全体の符号化効率を向上
させることができる。
【0068】なお、本実施の形態においては、マクロブ
ロックは水平16×垂直16画素の単位で、動き補償は
図3に示す分割方法で、ブロック予測誤差画像の符号化
は縦4×横4画素や縦8×横8画素の単位で処理する場
合について説明したが、これらの単位は別の画素数、分
割方法でも良い。また、本実施の形態においては、他の
ブロックの動きベクトルを利用して画像を符号化する方
法として、ダイレクトモードを例に挙げて説明したが、
これは他の方法であっても良い。
【0069】(第三の実施の形態)本発明の第三の実施
の形態について、図4を用いて説明する。図4は、符号
列解析部401、予測誤差復号化部402、モード復号
部403、動き補償復号部405、動きベクトル記憶部
406、フレームメモリ407、加算演算部408、ス
イッチ409、410から構成される動きベクトル復号
化方法のブロック図である。入力される符号列中のピク
チャの順序は、図5(a)の通りであるとする。第三の
実施の形態では、ピクチャP13の復号化処理について
順に説明する。
【0070】ピクチャP13の符号列は符号列解析部4
01に入力される。符号列解析部401では、入力され
た符号列から、各種データの抽出を行う。ここで各種デ
ータとは、符号化モードや動きベクトルの情報等であ
る。抽出された符号化モードの情報は、モード復号部4
03に対して出力される。また、抽出された動きベクト
ルの情報は、動き補償復号部405に対して出力され
る。さらに、予測誤差符号化データは予測誤差復号化部
402に対して出力される。
【0071】モード復号部403では、符号列から抽出
された符号化モードを参照し、スイッチ409と410
の制御を行う。ここで、符号化モードは、表1、2を用
いて符号化されているとする。またモード復号部403
では、符号化モードの情報を動き補償部に対しても出力
する。
【0072】予測誤差復号化部402では、入力された
予測誤差符号化データの復号化を行い、予測誤差画像を
生成する。生成された予測誤差画像はスイッチ409に
対して出力される。生成された予測誤差画像は、スイッ
チ409がa、bのいずれに接続されているかにより、
スイッチ410か加算演算部408かのいずれかに対し
て出力される。
【0073】動き補償復号部405は、符号列解析部4
01から入力された、動きベクトルの情報に基づいて、
フレームメモリ407から動き補償画像を取得する。こ
のようにして生成された動き補償画像は加算演算部40
8に対して出力される。
【0074】また、動き補償復号部405は、Pピクチ
ャの復号化を行う場合には、動きベクトルを動きベクト
ル記憶部406に記憶する。加算演算部408では、入
力された予測誤差画像と動き補償画像とを加算し、復号
化画像を生成する。生成された復号化画像はスイッチ4
10を介してフレームメモリ407に対して出力され
る。
【0075】さて、以下では、各種の符号化モードによ
って、予測誤差復号部402、モード復号部403、動
き補償復号部405がどのように動作するかを説明す
る。まず、モード復号部403において得られた第一の
符号化モードが、表1の"0"である場合には、そのマク
ロブロックをスキップモードとして処理する。この場
合、動きベクトルの情報は符号列中に含まれていない
が、モード復号部403は、動き補償部405に対して
動き0の動きベクトルを出力する。また、モード復号部
403は、スイッチ409、410をbに接続するよう
に制御する。また、スキップモードの場合には、予測誤
差符号化データは符号列中に含まれていないので、予測
誤差復号化部402はすべて0のデータを出力する。動
き補償復号部405は、モード復号部403か入力され
た動きベクトル0の情報に基づいて、フレームメモリ4
07から動き補償画像を取得する。
【0076】次に、モード復号部403において得られ
た第一の符号化モードが、表1の"1"、"2"、"3"であ
る場合には、そのマクロブロックを前方向予測のフレー
ム間符号化されているマクロブロックとして処理する。
ただし、モード選択が、表1の"1"である場合には、図
3(a)のようにマクロブロックが分割されずに動き補
償されており、表1の"2"である場合には、図3(b)
のようにマクロブロックが2つに分割されて動き補償さ
れており、表1の"3"である場合には、図3(c)のよ
うにマクロブロックが2つに分割されて動き補償されて
いると判断する。モード復号部403は、動き補償部4
05に対して、マクロブロックの分割方法および前方向
予測の動き補償を行うことを示す情報を出力する。ま
た、モード復号部403は、スイッチ409、410を
bに接続するように制御する。予測誤差復号化部402
は、符号列解析部401から出力された予測誤差符号化
データの復号化を行い、予測誤差画像を生成する。動き
補償復号部405は、符号列解析部401から出力され
た動きベクトルの情報と、モード復号部403から入力
されたマクロブロックの分割方法および前方向予測の動
き補償を行うことを示す情報とを用いて、フレームメモ
リ407から動き補償画像を取得する。ここで、符号列
解析部401からは、マクロブロックの分割数に応じた
動きベクトルが出力されてくる。
【0077】次に、モード復号部403において得られ
た第一の符号化モードが、表1の"5"である場合には、
そのマクロブロックをイントラマクロブロックとして処
理する。モード復号部403は、動き補償部405に対
して、動き補償を行う必要がないことを示す情報を出力
する。また、モード復号部403は、スイッチ409、
410をaに接続するように制御する。予測誤差復号化
部402は、符号列解析部401から出力された予測誤
差符号化データの復号化を行い、予測誤差画像を生成す
る。この予測誤差画像は、スイッチ409、410を介
してフレームメモリ407に蓄積される。
【0078】次に、モード復号部403において得られ
た第一の符号化モードが、表1の"4"である場合には、
マクロブロックは図3(d)のように4つに分割されて
動き補償されていることになる。この場合、続いて符号
列解析部401から、表2に対応する第二の符号化モー
ドが4つ出力される。8×8画素ブロック(以下では単
にブロックと呼ぶ)の処理は以下の通りとなる。
【0079】モード復号部403において得られた第二
の符号化モードが表2の"0"である場合、そのブロック
をスキップモードとして処理する。この場合、動きベク
トルの情報は符号列中に含まれていないが、モード復号
部403は、動き補償部405に対して動き0の動きベ
クトルを出力する。また、モード復号部403は、スイ
ッチ409、410をbに接続するように制御する。ま
た、スキップモードの場合には、予測誤差符号化データ
は符号列中に含まれていないので、予測誤差復号化部4
02はすべて0のデータを出力する。動き補償復号部4
05は、モード復号部403か入力された動きベクトル
0の情報に基づいて、フレームメモリ407から動き補
償画像を取得する。
【0080】次に、第二の符号化モードが、表2の"1"
〜"4"である場合には、そのマクロブロックを前方向予
測のフレーム間符号化されているマクロブロックとして
処理する。ただし、第二の符号化モードが、表1の"1"
である場合には、図3(e)のようにブロックが分割さ
れずに動き補償されており、表2の"2"である場合に
は、図3(f)のようにブロックが2つに分割されて動
き補償されており、表1の"3"である場合には、図3
(g)のようにブロックが2つに分割されて動き補償さ
れており、表1の"4"である場合には、図3(h)のよ
うにブロックが4つに分割されて動き補償されていると
判断する。モード復号部403は、動き補償部405に
対して、ブロックの分割方法および前方向予測の動き補
償を行うことを示す情報を出力する。また、モード復号
部403は、スイッチ409、410をbに接続するよ
うに制御する。予測誤差復号化部402は、符号列解析
部401から出力された予測誤差符号化データの復号化
を行い、予測誤差画像を生成する。動き補償復号部40
5は、符号列解析部401から出力された動きベクトル
の情報と、モード復号部403か入力されたブロックの
分割方法および前方向予測の動き補償を行うことを示す
情報とを用いて、フレームメモリ407から動き補償画
像を取得する。また、符号列解析部401からは、ブロ
ックの分割数に応じた動きベクトルが出力されてくる。
【0081】次に、第二の符号化モードが表2の"5"で
ある場合には、そのブロックをイントラモード、すなわ
ち動き補償を行わないモードとして処理する。モード復
号部403は、動き補償部405に対して、動き補償を
行う必要がないことを示す情報を出力する。また、モー
ド復号部403は、スイッチ409、410をaに接続
するように制御する。予測誤差復号化部402は、符号
列解析部401から出力された予測誤差符号化データの
復号化を行い、予測誤差画像を生成する。この予測誤差
画像は、スイッチ409、410を介してフレームメモ
リ407に蓄積される。以上のようにして、ピクチャP
13の1マクロブロックの処理が完了する。同様にし
て、ピクチャP13のマクロブロックが順に復号化され
る。
【0082】以上のように、本発明の動画像復号化方法
では、動き補償を用いて符号化された符号列を復号化す
る際に、動き補償等の方法を示す符号化モードの情報に
基づいて復号化動作を切り替える。この際、マクロブロ
ックが所定の大きさ以下に分割されて動き補償されてい
る場合には、さらに分割単位毎に付加されているモード
選択情報に基づいて復号化を行う。ここで分割単位がス
キップモードで符号化されている場合、前方予測ピクチ
ャの同一位置にある分割単位の画像をそのまま復号化画
像として用いる。これにより、正しく復号化を行うこと
ができる。
【0083】なお、本実施の形態では、マクロブロック
を縦16画素×横16画素の大きさとし、マクロブロッ
クを図3に示す分割方法で分割し、表1および表2に示
す符号化モードの情報から選択されて符号化されている
としたが、これらは異なるマクロブロックの大きさ、異
なる分割方法、異なる符号化モードの組み合わせであっ
ても良い。
【0084】(第四の実施の形態)第三の実施の形態で
は、本発明の動画像復号化方法について、Pピクチャの
処理に関して説明したが、第四の実施の形態ではBピク
チャの処理に関して説明する。ここでは図4にブロック
図を示す本発明の動画像符号化方法を用いて、図5に示
すピクチャB11を符号化する場合について説明する。
【0085】ピクチャB11の符号列は符号列解析部4
01に入力される。符号列解析部401では、入力され
た符号列から、各種データの抽出を行う。ここで各種デ
ータとは、符号化モードや動きベクトルの情報等であ
る。抽出された符号化モードの情報は、モード復号部4
03に対して出力される。また、抽出された動きベクト
ル情報は、動き補償復号部405に対して出力される。
さらに、予測誤差符号化データは予測誤差復号化部40
2に対して出力される。
【0086】モード復号部403では、符号列から抽出
された符号化モードの情報を参照し、スイッチ409と
410の制御を行う。ここで、符号化モードの情報は、
表3、4を用いて符号化されているとする。
【0087】予測誤差復号化部402では、入力された
予測誤差符号化データの復号化を行い、予測誤差画像を
生成する。生成された予測誤差画像はスイッチ409に
対して出力される。生成された予測誤差画像は、スイッ
チ409がa、bのいずれに接続されているかにより、
スイッチ410か加算演算部408かのいずれかに対し
て出力される。
【0088】動き補償復号部405は、符号列解析部4
01から入力された動きベクトルに基づいて、フレーム
メモリ407から動き補償画像を取得する。このように
して生成された動き補償画像は加算演算部408に対し
て出力される。
【0089】加算演算部408では、入力された予測誤
差画像と動き補償画像とを加算し、復号化画像を生成す
る。生成された復号化画像はスイッチ410を介してフ
レームメモリ407に対して出力される。さて、以下で
は、各種の符号化モードによって、予測誤差復号部40
2、モード復号部403、動き補償復号部405がどの
ように動作するかを説明する。
【0090】まず、モード復号部403において得られ
た第一の符号化モードが、表3の"0"〜"3"である場合
には、そのマクロブロックを分割せずに動き補償を行
う。その際の動き補償の予測方法(ダイレクトモード、
前方向予測、後方向予測、双方向予測)は、第一の符号
化モードの値により決定され、それが動き補償復号化部
405に対して出力される。また、モード復号部403
は、スイッチ409、410をbに接続するように制御
する。動き補償復号部405は、符号列解析部401か
ら出力された動きベクトルの情報と、モード復号部40
3か入力されたマクロブロックの分割方法および動き補
償における予測方向を示す情報とを用いて、フレームメ
モリ407から動き補償画像を取得する。ただし、第一
の符号化モードが"0" (ダイレクトモード)の場合に
は、符号列中には動きベクトル情報は含まれない。この
場合、動きベクトル記憶部406から、後方参照ピクチ
ャ(ピクチャP13)を復号化した際に用いた、同一位
置のマクロブロックの動きベクトルを取得し、それをス
ケーリングすることにより得られる動きベクトルを用い
て、双方向予測することにより、動き補償画像を生成す
【0091】次に、モード復号部403において得られ
た第一の符号化モードが、表3の"4"〜、"15"である
場合には、マクロブロックを2つに分割して、動き補償
を行う。分割の形状としては、図3(b)または図3
(c)となる。この際に、各分割単位でどのような動き
補償を行うかは、第一の符号化モードの値により決定さ
れる。第一の符号化モードが、表3の"4"〜、"15"で
ある場合、分割単位のいずれか一方がダイレクトモード
で動き補償されており、もう一方が前方向予測、後方向
予測、双方向予測のいずれかで動き補償されている。モ
ード復号部403は、動き補償部405に対して、マク
ロブロックの分割方法および各分割単位での動き補償の
予測方向を示す情報を出力する。また、モード復号部4
03は、スイッチ409、410をbに接続するように
制御する。予測誤差復号化部402は、符号列解析部4
01から出力された予測誤差符号化データの復号化を行
い、予測誤差画像を生成する。動き補償復号部405
は、符号列解析部401から出力された動きベクトルの
情報と、モード復号部403か入力されたマクロブロッ
クの分割方法および前方向予測の動き補償を行うことを
示す情報とを用いて、フレームメモリ407から動き補
償画像を取得する。ここで、符号列解析部401から
は、ダイレクトモードではない分割単位に対応する動き
ベクトルが出力されてくる。ダイレクトモードで動き補
償されている分割単位に対しては、符号列中には動きベ
クトル情報は含まれていない。この場合、動きベクトル
記憶部406から、後方参照ピクチャであるピクチャP
13を復号化した際に用いた、同一位置のブロックの動
きベクトルを取得し、それをスケーリングすることによ
り得られる動きベクトルを用いて、双方向予測すること
により、動き補償画像を生成する。
【0092】次に、モード復号部403において得られ
た第一のモード選択情報が、表3の"16"〜、"33"で
ある場合には、マクロブロックを2つに分割して、動き
補償を行う。これらの場合の分割の形状としては、図3
(b)または図3(c)となる。この際に、各分割単位
でどのような動き補償を行うかは、第一の符号化モード
の値により決定される。第一の符号化モードが、表3
の"16"〜、"33"である場合、分割単位のいずれも、
前方向予測、後方向予測、双方向予測で動き補償されて
いる。モード復号部403は、動き補償部405に対し
て、マクロブロックの分割方法および各分割単位での動
き補償の予測方向を示す情報を出力する。また、モード
復号部403は、スイッチ409、410をbに接続す
るように制御する。予測誤差復号化部402は、符号列
解析部401から出力された予測誤差符号化データの復
号化を行い、予測誤差画像を生成する。動き補償復号部
405は、符号列解析部401から出力された動きベク
トルの情報と、モード復号部403か入力されたマクロ
ブロックの分割方法および前方向予測の動き補償を行う
ことを示す情報とを用いて、フレームメモリ407から
動き補償画像を取得する。ここで、符号列解析部401
からは、各分割単位に対応する動きベクトルが出力され
てくる。
【0093】次に、モード復号部403において得られ
た第一の符号化モードが、表3の"35"である場合に
は、そのマクロブロックをイントラマクロブロックとし
て処理する。モード復号部403は、動き補償部405
に対して、動き補償を行う必要がないことを示す情報を
出力する。また、モード復号部403は、スイッチ40
9、410をaに接続するように制御する。予測誤差復
号化部402は、符号列解析部401から出力された予
測誤差符号化データの復号化を行い、予測誤差画像を生
成する。この予測誤差画像は、スイッチ409、410
を介してフレームメモリ407に蓄積される。
【0094】次に、モード復号部403において得られ
た第一の符号化モードが、表1の"34"である場合に
は、マクロブロックは図3(d)のように4つに分割さ
れていることになる。この場合、続いて符号列解析部4
01から、表4に対応する第二の符号化モードが4つ出
力される。各8×8画素ブロック(以下では単にブロッ
クと呼ぶ)の処理は以下の通りとなる。
【0095】モード復号部403において得られた第二
の符号化モードが表4の"0"である場合、そのブロック
をダイレクトモードとして処理する。この場合、モード
復号部403は、スイッチ409、410をbに接続す
るように制御する。予測誤差復号化部402は、符号列
解析部401から出力された予測誤差符号化データの復
号化を行い、予測誤差画像を生成する。また、動きベク
トルの情報は符号列中に含まれていない。この場合、動
きベクトル記憶部406から、後方参照ピクチャである
ピクチャP13を復号化した際に用いた、同一位置のブ
ロックの動きベクトルを取得し、それをスケーリングす
ることにより得られる動きベクトルを用いて、双方向予
測することにより、動き補償画像を生成する。
【0096】次に、第二の符号化モードが、表4の"1"
〜"12"である場合には、各分割方法および予測方向に
応じてフレーム間符号化されているブロックとして処理
する。ただし、第二のモード選択が、表4の"1"〜"3"
である場合には、図3(e)のようにブロックが分割さ
れずに動き補償されており、表4の"4"、"6"、"8"で
ある場合には、図3(f)のようにブロックが2つに分
割されて動き補償されており、表4の"5"、"7"、"9"
である場合には、図3(g)のようにブロックが2つに
分割されて動き補償されており、表4の"10"〜"11"
である場合には、図3(h)のようにブロックが4つに
分割されて動き補償されていると判断する。モード復号
部403は、動き補償部405に対して、ブロックの分
割方法および動き補償の予測方向を示す情報を出力す
る。また、モード復号部403は、スイッチ409、4
10をbに接続するように制御する。予測誤差復号化部
402は、符号列解析部401から出力された予測誤差
符号化データの復号化を行い、予測誤差画像を生成す
る。動き補償復号部405は、符号列解析部401から
出力された動きベクトルの情報と、モード復号部403
か入力されたブロックの分割方法および動き補償の予測
方向を示す情報とを用いて、フレームメモリ407から
動き補償画像を取得する。ここで、符号列解析部401
からは、ブロックの分割数に応じた動きベクトルが出力
されてくるものとする。
【0097】次に、第二の符号化モードが表4の"13"
である場合には、そのブロックをイントラモード、すな
わち動き補償を行わないモードとして処理する。モード
復号部403は、動き補償部405に対して、動き補償
を行う必要がないことを示す情報を出力する。また、モ
ード復号部403は、スイッチ409、410をaに接
続するように制御する。予測誤差復号化部402は、符
号列解析部401から出力された予測誤差符号化データ
の復号化を行い、予測誤差画像を生成する。この予測誤
差画像は、スイッチ409、410を介してフレームメ
モリ407に蓄積される。
【0098】例えば図8において、ブロック801、8
02は、縦16画素×横8画素ブロックを示しており、
これら2つのブロックでマクロブロックを構成している
とする。このマクロブロックの第一の符号化モードは表
3の"6"である。したがって、ブロック801はそれぞ
れ、縦16画素×横8画素の単位で動き補償されてお
り、またそれぞれは、前方向予測、ダイレクトモードで
動き補償されていることになる。ブロック801に対し
ては、動きベクトル803の情報が符号列中に記述され
ているので、それを用いて動き補償を行う。ブロック8
02に対しては、後方参照ピクチャであるピクチャP1
3中の、ブロック802と同一位置にあるブロック80
8を復号化した際に用いた動きベクトル805をスケー
リングし、前方向動きベクトル806と後方向動きベク
トル807とを得る。これらの動きベクトルにより、双
方向予測してブロック802に対して動き補償を行う。
以上のようにして、ピクチャB11の1マクロブロック
の処理が完了する。同様にして、ピクチャP11のマク
ロブロックが順に復号化される。
【0099】以上のように、本発明の動画像復号化方法
では、動き補償を用いて符号化された符号列を復号化す
る際に、動き補償等の方法を示すモード選択情報に基づ
いて復号化動作を切り替える。この際、マクロブロック
が所定の大きさ以下に分割されて動き補償されている場
合には、さらに分割単位毎に付加されているモード選択
情報に基づいて復号化を行う。ここで分割単位がダイレ
クトモードで符号化されている場合、後方参照ピクチャ
内の同一位置にあるブロックを復号化する際に用いた動
きベクトルをスケーリングすることにより得られる動き
ベクトルを用いて双方向参照することにより、動き補償
画像を生成する。これにより、正しく復号化を行うこと
ができる。
【0100】なお、本実施の形態では、マクロブロック
を縦16画素×横16画素の大きさとし、マクロブロッ
クを図3に示す分割方法で分割し、表3および表4に示
す符号化モードの情報から選択されて符号化されている
としたが、これらは異なるマクロブロックの大きさ、異
なる分割方法、異なる符号化モードの組み合わせであっ
ても良い。
【0101】
【発明の効果】以上のように本発明の動画像符号化方法
では、動き補償を行う際に、マクロブロックを分割して
分割ブロック毎に動き補償を行う。Pピクチャを符号化
する際には、分割単位毎にもスキップモードを選択でき
るようにし、スキップモードを選択した場合には、動き
ベクトルや残差成分を符号列中に記述しない。また、B
ピクチャを符号化する際には、分割単位毎にもダイレク
トモードを選択できるようにし、ダイレクトモードを選
択した場合には、動きベクトルを符号列中に記述しな
い。
【0102】また、本発明の符号列フォーマットは、マ
クロブロックを分割して符号化し符号列を生成する際
に、分割単位毎にスキップモードが選択された場合に
は、その分割単位に相当する符号列中には、符号化モー
ドのみを記述する。また、分割単位毎にダイレクトモー
ドが選択された場合には、その分割単位に相当する符号
列中には、動きベクトルの情報は記述しない。
【0103】このような動作により、本発明の動画像符
号化方法および符号列フォーマットを用いることによ
り、従来の方法と比較し、符号化モードの種類(符号化
モードを表現するビット量)はあまり増やさずに、動き
ベクトルや動き補償後の残差成分のビット量を削減する
ことができる。これにより、全体の符号化効率を向上さ
せることができる。
【0104】また、本発明の動画像復号化方法では、動
き補償を用いて符号化された符号列を復号化する際に、
動き補償等の方法を示す符号化モードの情報に基づいて
復号化動作を切り替える。この際、マクロブロックが所
定の大きさ以下に分割されて動き補償されている場合に
は、さらに分割単位毎に付加されているモード選択情報
に基づいて復号化を行う。ここで分割単位がスキップモ
ードで符号化されている場合、前方予測ピクチャの同一
位置にある分割単位の画像をそのまま復号化画像として
用いる。また、分割単位がダイレクトモードで符号化さ
れている場合、後方参照ピクチャ内の同一位置にあるブ
ロックを復号化する際に用いた動きベクトルをスケーリ
ングすることにより得られる動きベクトルを用いて双方
向参照することにより、動き補償画像を生成する。これ
により、正しく復号化処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態を説明するためのブロッ
ク図
【図2】 本発明の実施の形態を説明するための模式図
【図3】 本発明の実施の形態および従来例を説明する
ための模式図
【図4】 本発明の実施の形態を説明するためのブロッ
ク図
【図5】 本発明の実施の形態を説明するための模式図
【図6】 本発明の実施の形態を説明するための模式図
【図7】 本発明の実施の形態を説明するための模式図
【図8】 本発明の実施の形態を説明するための模式図
【図9】 従来例を説明するための模式図
【図10】 従来例を説明するための模式図
【符号の説明】
101 並べ替え用メモリ 102 差分演算部 103 予測誤差符号化部 104 符号列生成部 105 予測誤差復号化部 106 加算演算部 107 参照ピクチャ用メモリ 108 動きベクトル検出部 109 モード選択部 116 動きベクトル記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 羽飼 誠 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C059 LC09 MA00 MA05 MA14 MC11 MC38 ME01 NN08 NN28 PP05 PP06 PP07 RC12 RC16 TA11 TA17 TA25 TB07 TC02 TC03 TC04 TC06 TC08 TC12 TC41 TC42 TD02 TD05 TD06 TD11 TD16 UA02 UA05 UA33 5J064 AA02 BB01 BB03 BC01 BC25 BD01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動画像を構成する各ピクチャに対応する
    画像データを符号化して符号列を生成する動画像符号化
    方法であって、 符号化の対象となる対象ピクチャを、既に符号化処理済
    みのピクチャを参照ピクチャとして、ピクチャ間予測符
    号化を施す符号化ステップを含み、 前記符号化ステップは、 縦N画素×横M画素の大きさを有する第一のブロック
    を、縦S画素×横T画素(S≦N、T≦M)の大きさを
    有する第二のブロックに分割し、前記第二のブロックの
    単位での符号化モードとして、前記参照ピクチャ内の前
    記第二のブロックと同一位置のブロックをコピーするモ
    ードを選択可能とすることを特徴とする動画像符号化方
    法。
  2. 【請求項2】 動画像を構成する各ピクチャに対応する
    画像データを符号化して符号列を生成する動画像符号化
    方法であって、 符号化の対象となる対象ピクチャを、既に符号化処理済
    みのピクチャを参照ピクチャとして、ピクチャ間予測符
    号化を施す符号化ステップを含み、 前記符号化ステップは、 縦N画素×横M画素の大きさを有する第一のブロック
    を、縦S画素×横T画素(S≦N、T≦M)の大きさを
    有する第二のブロックに分割し、前記第二のブロックの
    単位での符号化モードとして、後方参照ピクチャ内の前
    記第二のブロックと同一位置のブロックを符号化する際
    に用いた動きベクトルを利用して動き補償を行うモード
    を選択可能とすることを特徴とする動画像符号化方法。
  3. 【請求項3】 動画像を構成する各ピクチャに対応する
    画像データを符号化して生成された符号列を復号化する
    動画像復号化方法であって、 復号化の対象となる対象ピクチャに対して、前記対象ピ
    クチャ以外の復号化済みのピクチャを参照ピクチャとし
    て用いる予測復号化を施す復号化ステップを含み、 前記復号化ステップは、 縦N画素×横M画素の大きさを有する第一のブロック
    を、縦S画素×横T画素(S≦N、T≦M)の大きさを
    有する第二のブロックに分割し、前記第二のブロックが
    前記参照ピクチャ内の前記第二のブロックと同一位置の
    第三のブロックをコピーするモードとして符号化されて
    いる場合には、前記第三のブロックを前記第二のブロッ
    クの復号化画像とすることを特徴とする動画像復号化方
    法。
  4. 【請求項4】 動画像を構成する各ピクチャに対応する
    画像データを符号化して生成された符号列を復号化する
    動画像復号化方法であって、 復号化の対象となる対象ピクチャに対して、前記対象ピ
    クチャ以外の復号化済みのピクチャを参照ピクチャとし
    て用いる予測復号化を施す復号化ステップを含み、 前記復号化ステップは、 縦N画素×横M画素の大きさを有する第一のブロック
    を、縦S画素×横T画素(S≦N、T≦M)の大きさを
    有する第二のブロックに分割し、前記第二のブロックが
    後方参照ピクチャ内の前記第二のブロックと同一位置の
    ブロックを符号化する際に用いた動きベクトルを利用し
    て動き補償を行うモードにより符号化されている場合に
    は、前記動きベクトルを利用して動き補償を行うことに
    より、前記第二のブロックの動き補償画像を生成するこ
    とを特徴とする動画像復号化方法。
  5. 【請求項5】 動画像を構成する各ピクチャに対応する
    画像データを符号化して生成される符号列のフォーマッ
    トであって、 符号化を生成する際には、符号化の対象となる対象ピク
    チャを、既に符号化処理済みのピクチャを参照ピクチャ
    として、ピクチャ間予測符号化を施し、 前記対象ピクチャ内の縦N画素×横M画素の大きさを有
    する第一のブロックを符号化して生成する符号列は、前
    記第一のブロック内の縦S画素×横T画素(S≦N、T
    ≦M)の大きさを有する第二のブロックが、前記参照ピ
    クチャ内の前記第二のブロックと同一位置のブロックを
    コピーする符号化モードとして符号化されている場合に
    は、前記第二のブロックに対応する符号列として、前記
    符号化モードのみを記述することを特徴とする符号列フ
    ォーマット。
  6. 【請求項6】 動画像を構成する各ピクチャに対応する
    画像データを符号化して生成される符号列のフォーマッ
    トであって、 符号化を生成する際には、符号化の対象となる対象ピク
    チャを、既に符号化処理済みのピクチャを参照ピクチャ
    として、ピクチャ間予測符号化を施し、 前記対象ピクチャ内の縦N画素×横M画素の大きさを有
    する第一のブロックを符号化して生成する符号列は、前
    記第一のブロック内の縦S画素×横T画素(S≦N、T
    ≦M)の大きさを有する第二のブロックが、後方参照ピ
    クチャ内の前記第二のブロックと同一位置のブロックを
    符号化する際に用いた動きベクトルを利用して動き補償
    を行う符号化モードとして符号化されている場合には、
    前記第二のブロックに対応する符号列には、動きベクト
    ル情報を記述しないことを特徴とする符号列フォーマッ
    ト。
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