JP2003259144A - 画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体

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JP2003259144A
JP2003259144A JP2002060219A JP2002060219A JP2003259144A JP 2003259144 A JP2003259144 A JP 2003259144A JP 2002060219 A JP2002060219 A JP 2002060219A JP 2002060219 A JP2002060219 A JP 2002060219A JP 2003259144 A JP2003259144 A JP 2003259144A
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JP2002060219A
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Michinao Osawa
道直 大澤
Takashi Maruyama
貴士 丸山
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、効率的なキャリブレーションを行
うことのできる画像処理装置、画像処理方法、プログラ
ムおよび記録媒体を提供することを課題とする。 【解決手段】 画像処理装置20であって、調整階調に
おいて調整色を示すパッチを構成する各要素色の量に基
づいて、色バランス調整を行うための補正カーブを生成
する補正カーブ生成手段20gと、調整階調以外の階調
において補正カーブにより定まる各要素色の量に基づい
て生成される所定色のパッチを画像出力装置30に出力
させる出力手段20fとを備え、出力手段20fが出力
させたパッチの所定色が調整色を示さない場合に、補正
カーブ生成手段20gは、調整階調以外の階調において
調整色を示すパッチを構成する各要素色の量に基づいて
補正カーブを修正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷装置の色バラ
ンスを調整することのできる画像処理装置、画像処理方
法、プログラムおよび記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタのようなカラー
印刷装置では、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ
ー(Y)およびブラック(K)の4色のインク、または
これらにライトシアン(c)およびライトマゼンタ
(m)を加えた6色のインクでカラー画像を印刷する。
これらの色インクを吐出する印刷ヘッドは全ての色イン
クを吐出する一体型のものとすることも可能であるが、
歩留まりが悪くなるので複数の印刷ヘッドを色毎に分け
て使用することが多い。
【0003】しかし、複数の印刷ヘッドを使用する場
合、たとえ同一機種のカラー印刷装置であっても機体毎
に印刷ヘッドのばらつきがある。このため、例えばネッ
トワーク上に同一機種のカラー印刷装置が複数接続され
ている場合、各機体において同一の色補正を施すと機体
によっては各色インク間でのバランスが崩れてしまい、
適切な色再現が不可能になってしまう。
【0004】このため、従来より、特開平10−285
415号公報に開示されているように、所定の調整用パ
ターンを数回印刷させると共に、その都度、印刷された
パターンの中からグレイに近いものを選択して入力させ
ることによって、カラー印刷装置における出力特性の偏
差を打ち消すように色変換を行うこと(カラーキャリブ
レーション)が行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法では、予め定められた方式のカラーキャリブレーシ
ョンしか行うことができず、調整者は希望通りのカラー
キャリブレーションを行えない場合もあった。また、従
来のカラーキャリブレーションの方式は、各種出力装置
に対応可能な方式であるため、各装置の特性にあわせ
た、より正確なキャリブレーションを行うことが困難で
あった。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、より正効率よくかつ正確なカラーキャリ
ブレーションを行うことのできる画像処理装置、画像処
理方法、プログラムおよび記録媒体を提供することを課
題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み、請求項
1の発明は、画像出力装置から出力されるパッチに基づ
いて色バランスを調整する画像処理装置であって、調整
階調において調整色を示すパッチを構成する各要素色の
量に基づいて、色バランス調整を行うための補正カーブ
を生成する補正カーブ生成手段と、前記調整階調以外の
階調において、前記補正カーブにより定まる各要素色の
量に基づいて生成される所定色のパッチを画像出力装置
に出力させる出力手段と、を備え、前記出力手段が出力
したパッチの所定色が調整色を示さない場合に、前記補
正カーブ生成手段は、前記調整階調以外の階調において
調整色を示すパッチを構成する各要素色の量に基づいて
前記補正カーブを修正するように構成される。
【0008】以上のように構成された、画像出力装置か
ら出力されるパッチに基づいて色バランスを調整する画
像処理装置によれば、まず、補正カーブ生成手段によっ
て、調整階調において調整色を示すパッチを構成する各
要素色の量に基づいて、色バランス調整を行うための補
正カーブが生成され、出力手段によって、前記調整階調
以外の階調において、前記補正カーブにより定まる各要
素色の量に基づいて生成される所定色のパッチが画像出
力装置に出力される。そして、前記出力手段によって出
力されたパッチの所定色が調整色を示さない場合に、前
記補正カーブ生成手段によって、前記調整階調以外の階
調において調整色を示すパッチを構成する各要素色の量
に基づいて前記補正カーブが修正される。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の画像処理装置であって、複数の前記調整階調の
各階調において各要素色の量を変化させた複数のパッチ
を含むパターンシートを生成して、当該生成されたパタ
ーンシートを前記画像出力装置に出力させるパターンシ
ート生成手段と、前記パターンシート中の各階調毎の複
数のパッチからそれぞれ調整色のパッチを選択する選択
を受け付けるパッチ選択受付手段とをさらに備え、前記
補正カーブ生成手段は、前記パッチ選択受付手段が選択
を受け付けたパッチを構成する各要素色の量に基づい
て、前記補正カーブを生成するように構成される。
【0010】さらに、請求項3に記載の発明は、請求項
1または2に記載の画像処理装置であって、前記補正カ
ーブ生成手段は、ほぼ等間隔の階調差の複数の調整階調
におけるパッチを利用して補正カーブを生成するように
構成される。
【0011】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
乃至3のいづれか一項に記載の画像処理装置であって、
前記補正カーブ生成手段は、複数の前記調整階調の各階
調間のほぼ中間の階調におけるパッチを利用して、補正
カーブを修正するように構成される。
【0012】さらに、請求項5に記載の発明は、請求項
1乃至3のいづれか一項に記載の画像処理装置であっ
て、前記出力手段が出力させたパッチの所定色が調整色
を示さない場合に、前記補正カーブ生成手段は、前記出
力手段が出力させたパッチの階調またはその近傍の階調
におけるパッチを利用して、補正カーブを修正するよう
に構成される。
【0013】また、請求項6に記載の発明は、請求項1
乃至5のいづれか一項に記載の画像処理装置であって、
前記補正カーブ生成手段が前記補正カーブを修正すると
きに利用するパッチの階調を指定する指定入力手段をさ
らに備え、前記出力装置が出力したパッチの所定色が調
整色を示さない場合に、前記補正カーブ生成手段は、前
記指定入力手段によって指定された階調において調整色
を示すパッチを構成する各要素色の量に基づいて、前記
補正カーブを修正するように構成される。
【0014】さらに、請求項7に記載の発明は、請求項
1乃至6のいづれか一項に記載の画像処理装置であっ
て、前記調整色が、無彩色であるように構成される。
【0015】また、請求項8に記載の発明は、画像出力
装置から出力されるパッチに基づいて色バランスを調整
する画像処理方法であって、調整階調において調整色を
示すパッチを構成する各要素色の量に基づいて、色バラ
ンス調整を行うための補正カーブを生成する補正カーブ
生成工程と、前記調整階調以外の階調において、前記補
正カーブにより定まる各要素色の量に基づいて生成され
る所定色のパッチを画像出力装置に出力させる出力工程
と、前記出力工程において出力されたパッチの所定色が
調整色を示さない場合に、前記調整階調以外の階調にお
いて調整色を示すパッチを構成する各要素色の量に基づ
いて前記補正カーブを修正する補正カーブ修正工程と、
を備えて構成される。
【0016】さらに、請求項9に記載の発明は、画像出
力装置から出力されるパッチに基づいて色バランスを調
整する画像処理をコンピュータに実行させるプログラム
であって、調整階調において調整色を示すパッチを構成
する各要素色の量に基づいて、色バランス調整を行うた
めの補正カーブを生成する補正カーブ生成処理と、前記
調整階調以外の階調において、前記補正カーブにより定
まる各要素色の量に基づいて生成される所定色のパッチ
を画像出力装置に出力させる出力処理と、前記出力処理
によって出力されたパッチの所定色が調整色を示さない
場合に、前記調整階調以外の階調において調整色を示す
パッチを構成する各要素色の量に基づいて前記補正カー
ブを修正する補正カーブ修正処理と、をコンピュータに
実行させるように構成される。
【0017】また、請求項10に記載の発明は、コンピ
ュータにおいて読み取り可能な記録媒体であって、請求
項9に記載のプログラムを格納して構成される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
好適な実施の形態について説明する。
【0019】図1は、本発明の一実施形態にかかる画像
処理制御方法を適用した画像処理システムのブロック図
であり、図2は、当該画像処理装置の具体的ハードウエ
ア構成例を概略ブロック図により示している。
【0020】図1において、画像処理装置20は、画像
入力装置10から供給される色画像データに対して画像
処理を施し、当該画像処理された色画像データを画像出
力装置30に出力する。ここで、色画像データはカラー
画像を所定の要素色毎に色分解しつつ、その要素色毎に
強弱を表したものであり、有彩色であって所定の比で混
合したときには灰色に代表される無彩色と黒色とからな
る。
【0021】画像処理装置20は、画像出力装置30に
出力させる画像を生成する出力画像生成部20jと;R
GB補正カーブに基づき、入力されるRGBの階調デー
タをR’G’B’の階調データに変換するRGB変換部
20aと;色変換テーブルを参照してR’G’B’の階
調データをCMY((シアン、マゼンタ、イエロー)、
またはこれに黒を加えたCMYK、またはこれにライト
シアン(c)ライトマゼンタ(m)を加えたCMYKc
m)の階調データに変換する色変換部20bと;色補正
用のLUT(色変換テーブル)を参照して、前記CMY
(またはCMYK、またはCMYKcm)の階調データ
を、特定の画像出力装置に適合するC’M’Y’(また
はC’M’Y’K’、またはC’M’Y’K’c’
m’)の階調データに変換する色補正部20cと;当該
変換されたC’M’Y’(またはC’M’Y’K’、ま
たはC’M’Y’K’c’m’)の階調データを二値デ
ータに階調変換する二値化部20dと;を備えている。
【0022】画像処理装置20は、さらに、指示部20
eと、パターンシート生成部20fと、補正カーブ生成
部20gと、補正カーブ格納部20hと、表示部20i
と、を備えている。これらの各構成部分の処理の詳細に
関しては後述する。
【0023】画像入力装置10の具体例は、図2におけ
るスキャナ11、デジタルスチルカメラ12またはビデ
オカメラ14などが該当する。また、画像処理装置20
の具体例は、コンピュータ21、ハードディスク22、
キーボード23、CD−ROMドライブ24、フロッピ
ー(登録商標)ディスクドライブ25、モデム26およ
びマウス27などを備えて構成されるコンピュータシス
テムが該当する。そして、画像出力装置30の具体例
は、プリンタ31、ディスプレイ32などが該当する。
但し、当該実施の形態においては、これらの画像出力装
置30のうちプリンタ31について特に詳細な説明を行
う。なお、モデム26は公衆電話回線に接続され、外部
のネットワークに同公衆通信回線を介して接続され、ソ
フトウエアやデータをダウンロードすることができる。
【0024】本発明による色バランス調整プログラム
は、通常、コンピュータ21が読取可能な形態でフロッ
ピーディスク、CD−ROMなどの記録媒体に記録され
て流通する。当該プログラムは、メディア読取装置(C
D−ROMドライブ24、フロッピーディスクドライブ
25など)によって読み取られてハードディスク22に
インストールされる。そして、CPUが所望のプログラ
ムを適宜ハードディスク22から読み出して所望の処理
を実行するように構成されている。なお、本発明による
色バランス調整プログラム自体も本願発明の一部を構成
する。
【0025】当該実施の形態においては、画像入力装置
10としてのスキャナ11やデジタルスチルカメラ12
が画像データとしてRGB(緑、青、赤)の階調データ
を出力するとともに、画像出力装置30としてのプリン
タ31は、階調データとしてのCMY(シアン、マゼン
タ、イエロー)、またはこれに黒を加えたCMYK、ま
たはこれにライトシアン(c)ライトマゼンタ(m)を
加えたCMYKcmの二値データを入力として必要とす
る。また、ディスプレイ32は、RGBの階調データを
入力として必要とする。一方、コンピュータ21内で
は、オペレーティングシステム21a、プリンタ31お
よびディスプレイ32に対応するプリンタドライバ21
bおよびディスプレイドライバ21cを備えている。ま
た、画像処理用アプリケーション21dは、オペレーテ
ィングシステム21aにて処理の実行が制御され、必要
に応じてプリンタドライバ21bやディスプレイドライ
バ21cと連帯して所定の画像処理を実行する。したが
って、画像処理装置20としての当該コンピュータ21
の具体的役割は、画像出力装置30へ出力すべき出力画
像データを生成し、当該生成された画像データの画像出
力装置30との色バランスを調整して、RGBの階調デ
ータを入力して最適な画像処理を施したRGBの階調デ
ータを作成して、ディスプレイドライバ21cを介して
ディスプレイ32に表示させるとともに、プリンタドラ
イバ21bを介してCMY(またはCMYKまたはCM
YKcm)の二値データに変換してプリンタ31に印刷
させる。
【0026】図3はカラーインクジェット方式のプリン
タ31の概略構成を示しており、印字インクとしてシア
ン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック
(K)の四色の色インクを使用するものであり、各色ご
とに印字ヘッドユニット31a1を備えている。このよ
うにして各色ごとに印字ヘッドユニット31a1が独立
しているため、各印字ヘッドユニット31a1ごとの機
体差によって出力特性にバラツキが生じ、色バランスが
崩れる要因ともなっている。
【0027】プリンタ31の構成に関しては、四つの印
字ヘッドユニット31a1からなる印字ヘッド31aの
他、この印字ヘッド31aを制御する印字ヘッドコント
ローラ31bと、当該印字ヘッド31aを桁方向に移動
させる印字ヘッド桁移動モータ31cと、印字用紙を行
方向に送る紙送りモータ31dと、これらの印字ヘッド
コントローラ31bと印字ヘッド桁移動モータ31cと
紙送りモータ31dにおける外部機器とのインターフェ
イスにあたるプリンタコントローラ31eとから構成さ
れている。
【0028】本実施形態においては、四色の色インクの
それぞれに印字ヘッドユニット31a1を割り当ててい
るが、図4に示すように二列の印字ノズルを有する三つ
の印字ヘッドユニット31a2にて構成することもでき
る。この印字ヘッドユニット31a2では供給する色イ
ンクを印字ノズルの列単位で変えることができ、この場
合は図示左方の印字ヘッドユニット31a2については
二列とも黒色インク(K)を供給し、図示右方の印字ヘ
ッドユニット31a2については左列にマゼンタ色イン
ク(M)を供給するとともに右列にイエロー色インク
(Y)を供給し、図示真ん中の印字ヘッドユニット31
a2については左列にシアン色インク(C)を供給する
とともに右列は不使用としている。ここにおいて、各印
字ヘッドユニット31a2の左列と右列との製造誤差は
比較的小さく、ほぼ無視できる。従って、マゼンタとイ
エローの色インクの使用量に偏りは見られないものの、
シアンの色インクとの間で同様の偏りが生じる可能性が
ある。また、同じ印字ヘッドユニット31a2を利用し
て図5に示すような六色の色インクを使用するような構
成としても良い。この場合、シアンとマゼンタについて
は濃色インク(C, M)と淡色インク(c, m)とを使用するも
のとし、さらにイエローとブラックとを使用して合計六
色となっている。
【0029】本実施形態においては、インクジェット方
式のカラープリンタ31について説明したが、色インク
を吐出させるためにはピエゾ素子によるマイクロポンプ
機構を採用しても良いし、インク吐出孔の内側壁面に備
えられたヒータによって気泡を発生させ、その膨張圧力
でインクを吐出させるようなものであっても構わない。
むろん、これら以外の方法で色インクを吐出させるもの
であっても良いし、あるいは、色インクを吐出させるの
ではなく、ヒータによってインクリボンに付着した色イ
ンクを溶融させて転写する熱転写タイプの印字ヘッドな
どについても適用可能である。ただし、この場合はイン
クリボンごとに印字ヘッドが異なっており、各印字ヘッ
ドごとに機体差が生じているようなものに適用される。
【0030】本実施形態においては、プリンタ31に対
して色画像データを修正するコンピュータシステムを使
用しているが、図6に示すようにカラープリンタ35内
にかかる色修正システムを内蔵し、ネットワークなどか
ら供給される色画像データを直に入力して印字するよう
な構成も可能である。
【0031】図7以降で、コンピュータ21によって実
行される色バランス調整プログラムの第1実施形態を説
明する。図7は、色バランス調整プログラムによって実
行される処理のステップを示すフローチャートである。
本色バランス調整プログラムによれば、任意の調整色の
バランスを調整できるが、本実施の形態においては、無
彩色を調整色とした場合、すなわちグレイバランス調整
における処理について説明する。
【0032】まず、図1に示す画像処理装置20の指示
部20eを介して、ユーザからグレイバランス調整の指
示を受け取ると、パターンシート生成部20fは、グレ
イバランス調整に利用するパターンシートを生成し、当
該生成されたパターンシートを画像出力装置30として
のプリンタに、出力画像生成部20jを介して印刷させ
る(ステップ40)。
【0033】図9に、印刷されたパターンシート80の
一例を示す。パターンシート80には、グレイバランス
調整に利用する調整階調である4つの階調、すなわち5
1階調、102階調、153階調および204階調にお
けるパッチパターンが配置されている。ここで、パッチ
パターンとは、各階調において色相の異なるパッチが複
数配置されたものである。本図に示すパターンシート8
0には、右上から順に下に向かって、階調順に51階
調、102階調、153階調および204階調のパッチ
パターン82、84、86、88が配置されている。
【0034】このように、本実施の形態のグレイバラン
ス調整には、ほぼ等間隔の4つの調整階調を利用してい
る。従って、全階調において、バランスよくグレイバラ
ンスを調整することができる。
【0035】図10に、図9に示す51階調におけるパ
ッチパターン82を構成する複数のパッチ82aを模式
的に示す。本図において、51段階におけるパッチパタ
ーン82を構成する各パッチ82a内に示される数字
は、パッチのIDを表している。但し、これらの数字は
実際のパターンシートにおいては表示されない。すなわ
ち、実際に印刷されたパターンシート80の51階調に
おけるパッチパターン82においては、図11の各パッ
チIDに対応するRGBの値により定められる色のパッ
チが、図10に示す各パッチIDの位置に表示される。
【0036】パッチパターン82において、パッチID
が1のパッチ(以下、「パッチ1」と称する)を中心と
して複数のパッチが六角形状に配置されている。さら
に、パッチ1を基準として、放射状に、各要素色の量が
徐々に変化するように、複数のパッチが配置されてい
る。具体的には、各パッチ82aのR値は、R軸方向に
向けて大きくなり、各パッチ82aのG値は、G軸方向
に向けて大きくなり、各パッチ82aのB値は、B軸方
向に向けて大きくなるように配置されている。
【0037】このように、パッチパターン82は、パッ
チ1を基準として、グラデーションを形成しているの
で、パッチパターン82に含まれる複数のパッチ82a
から、容易に無彩色パッチを選択することができる。
【0038】また、本図に示すパッチパターン82に含
まれる各パッチ82aは、各要素色の量の和が一定とな
る条件の下で、各要素色の量を異ならせたものである。
本図に示す51階調のパッチパターン82においては、
R値、G値およびB値の総和が153となるような色が
選ばれている。このように、パッチパターン82を構成
するすべてのパッチ82aの各要素色の量、すなわちR
値、G値およびB値の総和は、基準値(一定)であるこ
とが望ましい。すべてのパッチ82aが基準値である場
合、画像出力装置30におけるγは一定となり、数値上
はすべてのパッチ82aの明度が等しくなる。従って、
このパターンシート80を利用して、グレイバランスを
調整する場合に、目視での調整を容易に行うことができ
る。このように、当該実施形態では、各階調毎に各パッ
チの明度が一定となるようにパターンシート80を構成
している。
【0039】なお、パターンシート80に含まれる他の
階調(102階調、153階調および204階調)にお
ける各パッチパターン84、86、88の構成は、本図
を用いて説明した51階調のパッチパターン82の構成
と同様である。
【0040】図11は、図10に示す51階調における
パッチパターン82の各パッチIDに対応するRGB値
を示す。すなわち、図1に示す画像処理装置20が画像
出力装置30に対してパターンシート80を出力させる
場合に、パターンシート生成部20fが出力画像生成部
20jに送る各パッチのRGB値である。このように、
テキストデータにおいて、パッチIDと、各パッチのR
GBデータとが対応付けられているので、画像出力装置
30は、パッチIDに対応した位置に、所定の色相及び
明度のパッチを配置したパッチパターンを有するパター
ンシート80を印刷することができる。
【0041】なお、パターンシート生成部20fは、5
1階調におけるテキストデータの他に、102階調、1
53階調および204階調におけるテキストデータを生
成し、出力画像生成部20jに標準の色補正を行わせた
後、画像出力装置30に送る。
【0042】図7に戻り、ステップ40において、画像
出力装置30がパターンシート80を印刷した後の画像
処理のステップについて説明する。印刷されたグレイバ
ランス調整用パターンシート80と、基準シートとを比
較し(ステップ42)、パターンシート80の各階調に
おける複数のパッチそれぞれから無彩色パッチを選択す
る(ステップ44、yes)。
【0043】ここで、基準シートとは、画像出力装置3
0が印刷するパターンシート80における各階調毎の複
数パッチから無彩色パッチを選択する際に基準として利
用されるシートである。基準シートは、パターンシート
80が有する各階調のパッチパターン82、84、8
6、88に対応する位置に、各階調における無彩色パッ
チを有する。すなわち、基準シートには、図9に示すパ
ターンシート80における51階調のパッチパターン8
2に含まれる複数のパッチの各位置に、51階調の無彩
色パッチが配置され、102階調のパッチパターン84
に含まれる複数のパッチの各位置に、102階調の無彩
色パッチが配置されている。同様に、153階調および
204階調の無彩色パッチがそれぞれ対応する位置に配
置されている。
【0044】なお、複数のインクを利用して無彩色パッ
チを印刷した場合、インクの配合比にばらつきが生じる
など、基準シートの無彩色パッチ毎に個体差が生じる可
能性がある。そこで、より正確な無彩色パッチを印刷す
るために、基準シートを構成する無彩色パッチは、すべ
てKインクにより印刷されることが望ましい。これによ
り、基準シートの個体差を少なくすることができる。
【0045】このように、基準シートにおいては、パタ
ーンシート80における各階調の複数のパッチに対応す
る位置に、それぞれ対応する階調の無彩色パッチが配置
されている。従って、ユーザは、パターンシート80と
基準シートの対応する位置にそれぞれ配置されたパッチ
および無彩色パッチとを比較することによって、各階調
のパッチパターン82、84、86、88に含まれる複
数のパッチの中から、それぞれ最も無彩色パッチに近い
パッチを選択することができる。
【0046】なお、ステップ44においては、一例とし
て、図9に示す印刷されたパターンシート80と同一の
パターンシートを表示部20iに表示させ、表示された
パターンシートから、選んだパッチをマウスでクリック
するなどして、ステップ44におけるパッチの選択を可
能にするように構成してもよい。
【0047】このように、ステップ44において、各パ
ッチパターン82、84、86、88に含まれる複数の
パッチと、基準シートの無彩色パッチとを比較できるの
で、ユーザは、各パッチパターン82、84、86、8
8に含まれる複数のパッチから容易に無彩色パッチを選
択することができる。
【0048】次に、補正カーブ生成部20gは、指定部
20eによって選択されたパッチの各要素色の量、すな
わちRGBデータに基づいて、RGB各色の補正カーブ
をそれぞれ生成する(ステップ46)。
【0049】図12に、補正カーブ生成部20gが生成
するRGBの各色の補正カーブを示す。例えば、ステッ
プ44において、図10に示す51階調におけるパッチ
パターン82から無彩色パッチとして、パッチ12が選
択された場合、無彩色パッチのRGBデータは、(R=
49,G=48,B=56)である。すなわち、補正値
は、(R:−2,G:−3,B:+5)である。この場
合、補正カーブ生成部20gは、座標(51,−2)の
位置に点Rを、座標(51,−3)の位置に点Gを、座
標(51,+5)の位置に点Bをプロットする。同様
に、補正カーブ生成部20gは、102階調、153階
調および204階調において選択された無彩色パッチに
基づく座標、点(0,0)および点(255,0)をR
GB毎にプロットする。そして、プロットした点以外の
階調においては、各色毎にプロットされた点をスプライ
ン曲線で接続して補正カーブを生成する。なお、各点間
の接続は、曲線でも直線でもよい。
【0050】ここで、指示部20eを介して、外部から
の命令を受け付けると(ステップ48,yes)、外部
命令に従って処理を行う(ステップ50)。ステップ4
8において、外部からの命令を受け付けない場合、処理
は終了する。
【0051】図8は、図7におけるステップ50におけ
るサブルーチンを示す。すなわち、外部命令を受け付け
た場合に、コンピュータ21によって呼び出されるプロ
グラムのフローチャートである。
【0052】指示部20eを介して、グレイバランス調
整後のRGB補正カーブの保存が指示されると(ステッ
プ60、Yes)、ファイル名とともにRGB各色の補
正カーブのデータが補正カーブ格納部20hに保存され
る(ステップ62)。
【0053】さらに、指示部20eを介して、グラフ表
示が指示されると(ステップ64、Yes)、補正カー
ブ生成部20gによって生成されたRGB補正カーブま
たは補正カーブ格納部20hに格納されているRGB補
正カーブが表示部20iに表示される(ステップ6
6)。
【0054】次に、ステップ46において生成した補正
カーブが正確に描かれているか、すなわち補正カーブに
より定まるRGBデータで表されるパッチが無彩色を示
すか否かを確認することができる。
【0055】補正カーブは、4つの調整階調におけるデ
ータから理論的に作成されているので、実際の無彩色パ
ッチのRGBデータが描く補正カーブと一致しない可能
性がある。本実施の形態においては、補正カーブを生成
した後に、調整階調以外の階調域において補正カーブが
正確に描かれているか確認し、描かれていない場合に
は、修正することができる。以下、このときの処理につ
いて説明する。
【0056】まず、指示部20eを介して、補正カーブ
の確認が指示されると(ステップ68,Yes)、パッ
チシート生成部20fは、調整階調以外の階調におい
て、補正カーブにより定まるRGBデータ、すなわち無
彩色を示すべきRGBデータのパッチを印刷させる(ス
テップ70)。
【0057】なお、本実施の形態においては、調整階調
以外の階調として、調整階調間のほぼ中心の階調、すな
わち25階調、75階調、125階調、175階調およ
び225階調を利用している。また、例えば、図12に
示す補正カーブから25階調におけるRGBデータは、
(R:−1,G:−1,B:+3)と定まる。
【0058】次に、印刷された各パッチと、対応する階
調の基準となる無彩色パッチとをそれぞれ比較し、印刷
されたすべてのパッチの色が、対応する無彩色パッチの
色と一致した場合(ステップ72,Yes)、外部命令
処理は終了し、メインルーチンである色バランス調整処
理に戻り、色バランス調整処理を終了する。
【0059】また、印刷された各パッチが、対応する無
彩色パッチと一致しない場合(ステップ72,No)次
の処理に進み、補正カーブを修正する。
【0060】このように、はじめは粗い調整を行い、調
整の結果さらに正確な調整が必要な場合にのみ、より正
確な調整を行うように構成しているので、不必要に手間
のかかる調整を行わずにすむ。
【0061】次に、パターンシート生成部20fは、ス
テップ70において印刷したパッチを中心に配置したパ
ッチパターンを含むパターンシートを印刷させる(ステ
ップ74)。次に、印刷されたパターンシート中の複数
のパッチと、各階調における基準となる無彩色パッチと
を比較し(ステップ76)、パターンシート中の複数の
パッチから無彩色パッチと一致するパッチを選択する
(ステップ78)。このとき、ステップ42で利用した
のと同様の基準シート、すなわち、25階調、75階
調、125階調および225階調における無彩色パッチ
を含む基準シートを利用してもよい。
【0062】各階調において、無彩色のパッチと一致す
るパッチを選択すると(ステップ78,Yes)、補正
カーブ生成部20gは、選択されたパッチのRGBデー
タを利用して、RGBそれぞれの補正カーブを修正する
(ステップ80)。
【0063】図13を参照して、ステップ80における
補正カーブの修正について説明する。図13は、修正前
後のGの補正カーブを示す。修正後の補正カーブは、ス
テップ46において補正カーブを生成するときに利用し
た各階調の点、すなわち(0,0),(51,−3),(10
2,−5),(153,−3),(204,−2)および(2
55,0)に加えて、修正に利用した各階調の点、すなわ
ち(25,−1),(75,−6),(125,−4),(1
75,−3)および(225,−1)をスプライン曲線で
接続することにより得られる。このように、補正カーブ
の修正においては、より多くの点をプロットするので、
より正確な補正カーブを得ることができる。
【0064】再び、図8に戻り、画像処理のステップに
ついて説明する。ステップ80において補正カーブの修
正が終わると、再びステップ68に戻り、パターンシー
ト生成部20fは、補正カーブの修正に利用した階調以
外の階調のパッチであって、かつ修正後の補正カーブか
ら無彩色パッチと定められるRGBデータのパッチを印
刷させる。以下、ステップ70において印刷されるパッ
チが無彩色パッチと一致するまで、ステップ68からス
テップ80を繰り返す。
【0065】なおこの場合、修正すべき補正カーブに利
用されている複数階調の各階調間のほぼ中間の階調を追
加するのが好ましい。例えば、上記のように25階調、
75階調、125階調、225階調を追加して補正カー
ブを修正した後の再度の修正の場合、12階調、62階
調、・・を追加するのが好ましい。
【0066】このように、本実施の形態における画像処
理装置は、粗い調整から段階的により精度の高い調整を
行うことができるので、ユーザの希望に応じた程度の調
整を効率的に行うことができる。
【0067】以上、実施の形態について説明したが、本
発明の技術的な範囲は上記記載に限定されるものではな
く、上記実施例に変更または改良を加えてもよい。
【0068】そうした第1の変更例について説明する。
本実施の形態においては、調整階調、補正カーブの確認
において印刷されるパッチの階調および補正カーブの修
正において追加すべき階調として、一般的な値が予め定
められていたが、これらの階調は、ユーザによって、指
定可能であってもよい。この場合、指示部20eを介し
て、ユーザからの指定を受け付け、パターンシート生成
部20fは、指定された階調におけるパッチを印刷させ
てもよい。
【0069】例えば、ユーザは、所望の階調において、
無彩色となるべきRGBデータのパッチを印刷させ、無
彩色か否かを確認する。このパッチが無彩色でない場
合、このパッチの階調またはその近傍の階調を、補正カ
ーブを修正するときに利用する階調として指定してもよ
い。これによって、ユーザの所望の階調域について補正
カーブを修正することができる。
【0070】また例えば、予め調整の必要な階調域がわ
かっている場合には、この階調域においては他の階調域
に比べて密に、調整階調を設定してもよい。
【0071】また例えば、所定の階調域において補正カ
ーブの修正が必要な場合には、この階調域についてのみ
補正カーブの修正を行ってもよい。
【0072】第2の変更例としては、本実施の形態で
は、ステップ68において無彩色となるべきパッチを印
刷し、補正カーブの修正が必要な場合に、ステップ74
において、追加する階調におけるパターンシートを印刷
したが、これにかえて、ステップ68において、ステッ
プ74で利用するパターンシートを印刷してもよい。こ
の場合、パッチパターンの中心のパッチが無彩色でない
場合に、このパッチパターン中から無彩色のパッチを選
択すればよい。これにより、印刷の手間を減らすことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる画像処理装置を適
用した画像処理システムのブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかる画像処理装置の具
体的ハードウエア構成例を示す概略ブロック図である。
【図3】画像処理システムで色ずれを判断する画像出力
装置としてのプリンタの概略ブロック図である。
【図4】プリンタの変形例を示す概略ブロック図であ
る。
【図5】プリンタの変形例を示す概略ブロック図であ
る。
【図6】他の画像出力装置としてネットワークなどに接
続可能なカラー印刷装置を示す図である。
【図7】画像処理装置によって実行される色バランス調
整プログラムの一実施形態を説明するためのフローチャ
ートである。
【図8】図7におけるステップ50のサブルーチンを示
すフローチャートである。
【図9】パターンシートを示す図である。
【図10】51階調におけるパッチパターンを示す図で
ある。
【図11】51階調におけるパッチパターンに対応する
テキストデータのデータ構成を示す図である。
【図12】R、G、B各色における補正カーブを示す図
である。
【図13】修正前後のGにおける補正カーブを示す図で
ある。
【符号の説明】
10 画像入力装置 11 スキャナ 12 デジタルスチルカメラ 14 ビデオカメラ 20 画像処理装置 20a RGB変換部 20b 色変換部 20c 色補正部 20d 二値化部 20e 指示部 20f パターンシート生成部 20g 補正カーブ生成部 20h 補正カーブ格納部 20i 表示部 20j 出力画像生成部 21 コンピュータ 23 キーボード 24 CD−ROMドライブ 25 フロッピーディスクドライブ 26 モデム 27 マウス 30 画像出力装置 31 プリンタ 32 ディスプレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C262 AA02 AB11 AB17 BA01 BA09 BA20 BB03 BB36 CA07 EA12 FA12 FA13 5C077 LL19 MM27 MP08 PP15 PP32 PP33 PP37 PP47 PQ08 PQ12 PQ20 PQ23 SS02 TT05 5C079 HB01 HB03 HB11 LA03 LA12 LB02 MA04 MA11 NA03 PA03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像出力装置から出力されるパッチに基
    づいて色バランスを調整する画像処理装置であって、 調整階調において調整色を示すパッチを構成する各要素
    色の量に基づいて、色バランス調整を行うための補正カ
    ーブを生成する補正カーブ生成手段と、 前記調整階調以外の階調において、前記補正カーブによ
    り定まる各要素色の量に基づいて生成される所定色のパ
    ッチを画像出力装置に出力させる出力手段と、を備え、 前記出力手段が出力したパッチの所定色が調整色を示さ
    ない場合に、前記補正カーブ生成手段は、前記調整階調
    以外の階調において調整色を示すパッチを構成する各要
    素色の量に基づいて前記補正カーブを修正する、画像処
    理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像処理装置であっ
    て、 複数の前記調整階調の各階調において各要素色の量を変
    化させた複数のパッチを含むパターンシートを生成し
    て、当該生成されたパターンシートを前記画像出力装置
    に出力させるパターンシート生成手段と、 前記パターンシート中の各階調毎の複数のパッチから、
    それぞれ調整色のパッチを選択する選択を受け付けるパ
    ッチ選択受付手段と、をさらに備え、 前記補正カーブ生成手段は、前記パッチ選択受付手段が
    選択を受け付けたパッチを構成する各要素色の量に基づ
    いて、前記補正カーブを生成する、画像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の画像処理装置
    であって、 前記補正カーブ生成手段は、ほぼ等間隔の階調差の複数
    の調整階調におけるパッチを利用して補正カーブを生成
    する、画像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいづれか一項に記載の
    画像処理装置であって、 前記補正カーブ生成手段は、複数の前記調整階調の各階
    調間のほぼ中間の階調におけるパッチを利用して、補正
    カーブを修正する、画像処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいづれか一項に記載の
    画像処理装置であって、 前記出力手段が出力させたパッチの所定色が調整色を示
    さない場合に、前記補正カーブ生成手段は、前記出力手
    段が出力させたパッチの階調またはその近傍の階調にお
    けるパッチを利用して、補正カーブを修正する、画像処
    理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいづれか一項に記載の
    画像処理装置であって、 前記補正カーブ生成手段が前記補正カーブを修正すると
    きに利用するパッチの階調を指定する指定入力手段をさ
    らに備え、 前記出力装置が出力したパッチの所定色が調整色を示さ
    ない場合に、前記補正カーブ生成手段は、前記指定入力
    手段によって指定された階調において調整色を示すパッ
    チを構成する各要素色の量に基づいて、前記補正カーブ
    を修正する、画像処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいづれか一項に記載の
    画像処理装置であって、 前記調整色は、無彩色である、画像処理装置。
  8. 【請求項8】 画像出力装置から出力されるパッチに基
    づいて色バランスを調整する画像処理方法であって、 調整階調において調整色を示すパッチを構成する各要素
    色の量に基づいて、色バランス調整を行うための補正カ
    ーブを生成する補正カーブ生成工程と、 前記調整階調以外の階調において、前記補正カーブによ
    り定まる各要素色の量に基づいて生成される所定色のパ
    ッチを画像出力装置に出力させる出力工程と、 前記出力工程において出力されたパッチの所定色が調整
    色を示さない場合に、前記調整階調以外の階調において
    調整色を示すパッチを構成する各要素色の量に基づいて
    前記補正カーブを修正する補正カーブ修正工程と、を備
    える、画像処理方法。
  9. 【請求項9】 画像出力装置から出力されるパッチに基
    づいて色バランスを調整する画像処理をコンピュータに
    実行させるプログラムであって、 調整階調において調整色を示すパッチを構成する各要素
    色の量に基づいて、色バランス調整を行うための補正カ
    ーブを生成する補正カーブ生成処理と、 前記調整階調以外の階調において、前記補正カーブによ
    り定まる各要素色の量に基づいて生成される所定色のパ
    ッチを画像出力装置に出力させる出力処理と、 前記出力処理によって出力されたパッチの所定色が調整
    色を示さない場合に、前記調整階調以外の階調において
    調整色を示すパッチを構成する各要素色の量に基づいて
    前記補正カーブを修正する補正カーブ修正処理と、をコ
    ンピュータに実行させるためのプログラム。
  10. 【請求項10】 コンピュータにおいて読み取り可能な
    記録媒体であって、請求項9に記載のプログラムを格納
    する、記録媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021016097A (ja) * 2019-07-12 2021-02-12 キヤノン株式会社 画像形成装置、その制御方法およびプログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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