JP2003258814A - データ再送を実行する制御局 - Google Patents

データ再送を実行する制御局

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JP2003258814A
JP2003258814A JP2002060400A JP2002060400A JP2003258814A JP 2003258814 A JP2003258814 A JP 2003258814A JP 2002060400 A JP2002060400 A JP 2002060400A JP 2002060400 A JP2002060400 A JP 2002060400A JP 2003258814 A JP2003258814 A JP 2003258814A
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packet
control station
station
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JP2002060400A
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English (en)
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Kazufumi Kumagai
和史 熊谷
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Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Communication Control (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リアルタイム性を損なうことなく、データの
再送制御を実行可能な無線通信システムを提供すること 【解決手段】 制御局11は、非衝突期間にパケットを
送出する。受信局12は、非衝突期間に、制御局11か
らの受信パケットを特定する応答を送出する。制御局1
1は、受信局12からの受信応答に基づいて、送出した
パケットが受信されたか否かを判断し、受信されなかっ
たパケットを非衝突期間の後に続く衝突期間に再送出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信システム
に関し、より特定的には、データ再送を実行可能な通信
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような通信システムでは、例えば
IEEE802.11にに従ってデータ伝送が行われる。IEEE802.
11では、メディアアクセス制御(以下、本明細書におい
てMAC(Media Access Control )と称する)として、
非衝突期間(以下、本明細書においてCFP(Contentio
n-Free Period )と称する)と、CSMA/CA(Carrie
r Sense Multiple Access with Collision Avoidance )
に基づく衝突期間(以下、本明細書においてCP(Conte
ntion Period )と称する)が規定されている。CFPに
おいてデータ伝送は、制御局により送信されるポーリン
グにより管理される。さらに、CFPにおいて、制御局
は、送信データの優先制御を行うことができる。以上の
ことから、映像データまたは音声データのように、リア
ルタイム性が要求されるデータ(以下、本明細書ではリ
アルタイムデータと称する)の伝送に、CFPは適して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のIEEE802.11は無
線LAN(Local Area Network)の規格であるが、一般的
に、無線データ伝送の通信品質は有線データ伝送のそれ
と比較すると劣り、伝送データのエラー率が大きい。そ
のため、無線データ伝送では、通信品質を向上させるた
めに、データの再送を行う必要がある。しかしながら、
データの再送を行うことで、リアルタイム性が損なわれ
てしまうという問題点があった。なお、以上のような問
題点は、IEEE802.11に限らず、他の通信システムにおい
ても起こりえる。
【0004】それ故に、本発明は、リアルタイム性を損
なうことなく、データの再送制御を実行可能な通信シス
テムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的は、以下の発
明により達成される。本発明は、受信局にデータを再送
する制御局であって、非衝突期間にパケットを送出する
パケット送出部を備える。ここで、受信局は、非衝突期
間に、制御局のパケット送出部により送出されたものの
内、受信パケットを特定する応答を送出する。さらに、
制御局は、受信局からの受信応答に基づいて、送出した
パケットが受信されたか否かを判断する判断部と、判断
部の判断結果に基づいて、受信されなかったパケットを
非衝突期間の後に続く衝突期間に再送出する再送部とを
さらに備える。これにより、受信局にパケットを早く再
送できるようになるので、リアルタイムデータのリアル
タイム性を損なうことなく、データの再送を行える制御
局を提供することが可能になる。
【0006】上記発明において、より好ましくは、制御
局は、衝突期間において、所定時間の間、キャリアセン
スを行うキャリア検出部をさらに備える。再送部は、キ
ャリア検出部のキャリアセンスの結果に従って、受信さ
れなかったパケットを再送出する。これにより、高い確
率でリアルタイム性を満たすように、受信局にパケット
を再送することができる。
【0007】上記発明において、より好ましくは、受信
局は、各非衝突期間の最後に送出されたパケットを受信
した後に応答を送出する。これにより、各非衝突期間に
おいて、応答の送出が1回で済むので、伝送路の帯域幅
をより有効利用できるようになる。
【0008】上記発明において、より好ましくは、受信
局は、各衝突期間の最後に再送されたパケットを受信し
た後に応答を送出する。これにより、各衝突期間におい
て、応答の送出が1回で済むので、伝送路の帯域幅をよ
り有効利用できるようになる。
【0009】上記発明において、より好ましくは、再送
部は、複数の衝突期間を使って、受信されなかった複数
のパケットを再送出する。これにより、受信局は非衝突
期間に受信できなかったパケットを確実に受信できるよ
うになる。
【0010】上記発明において、より好ましくは、制御
局は、1回の衝突期間に再送出可能な上限パケット数が
予め設定されており、受信されなかったパケットの内、
上限パケット数を超える分を破棄する破棄部をさらに備
える。多くのパケットが受信されないということは、伝
送路、受信局またはパケットに障害が発生している可能
性があり、これを再送しても、受信局は受信できない可
能性がある。以上の観点から、上記のような上限パケッ
ト数を設定することで、無駄になる可能性があるデータ
伝送を排除することができる。
【0011】上記発明において、より好ましくは、制御
局は、衝突期間にパケットを送出する度に、送出したパ
ケットを破棄する破棄部をさらに備える。これにより、
上記と同様に、無駄になる可能性があるデータ伝送を排
除することができる。
【0012】上記発明において、より好ましくは、受信
局は、衝突期間に応答を送出しない。これにより、衝突
期間における帯域幅をより有効利用することができる。
【0013】上記発明において、受信局が複数台収容さ
れている場合において、再送部は、各受信局により受信
されなかったパケットを衝突期間に再送出する。これに
より、各受信局により早くパケットを再送できるように
なる。
【0014】上記発明において、より好ましくは、複数
台の局が収容されている場合において、制御局は、いず
れかの局にデータの送信権を付与する付与部をさらに備
える。送信権が付与された送信局は、非衝突期間にパケ
ットを送出し、送出されたパケットの受信局から、受信
パケットを特定する応答を受信し、受信応答に基づい
て、送出したパケットが受信されたか否かを判断し、受
信されなかったパケットを非衝突期間の後に続く衝突期
間に再送出する。これにより、制御局から送信権を与え
られた送信局も、受信局により早くパケットを再送でき
るようになる。
【0015】本発明の他の態様は、データの再送を実行
する通信システムであって、非衝突期間にパケットを送
出する制御局と、非衝突期間に、制御局からの受信パケ
ットを特定する応答を送出する受信局とを備える。ここ
で、制御局は、受信局からの受信応答に基づいて、送出
したパケットが受信されたか否かを判断し、受信されな
かったパケットを非衝突期間の後に続く衝突期間に再送
出する。
【0016】さらなる他の態様は、送信局および受信局
の間で実行されるデータ再送方法であって、非衝突期間
に送信局がパケットを送出するパケット送出ステップ
と、非衝突期間に、送信局からの受信パケットを特定す
る応答を受信局が送出する応答送出ステップと、受信局
からの受信応答に基づいて、送出したパケットが受信さ
れたか否かを判断し、受信されなかったパケットを非衝
突期間の後に続く衝突期間に送信局が再送出する再送ス
テップとを備える。
【0017】上記2つの他の態様によれば、受信局にパ
ケットを早く再送できるようになるので、リアルタイム
データのリアルタイム性を損なうことなく、データの再
送を行えるようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
第1〜第7の実施形態に係る無線通信システム1a 〜1
g を詳説する。
【0019】まず、第1の実施形態に係る無線通信シス
テム1a の構成を、図1を参照して説明する。図1の無
線通信システム1a では、1台の制御局11と、少なく
とも1台の受信局12とが、無線伝送路13を通じてデ
ータ伝送を行う。
【0020】次に、上記データ伝送の概要を、図2〜図
4を参照して説明する。今、制御局11は、k個のパケ
ットPk を使って、あるリアルタイムデータを受信局1
2に送信しなければないと仮定する。ここで、kは、1
からmまでの自然数であり、mはリアルタイムデータの
サイズに依存する自然数である。なお、便宜上、mは6
とする。各パケットPk は、図2に示すように、番号N
k とペイロードLk とを含む。番号Nk は、各パケット
k の送信順を示し、最も単純には1からmまでのいず
れかの自然数で表される。各ペイロードLk は、上記リ
アルタイムデータを固定長に分割したものである。な
お、各パケットPk は他にもIEEE802.11で規定された情
報を含むが、これらは本実施形態では重要でないため、
それぞれの説明および図示を省略する。
【0021】以上の仮定下では、制御局11はまず、図
3(a)に示すように、無線伝送路13を通じて受信局
12にビーコンBを送信する。ビーコンBは、CFPま
たは1サイクル(Contention-Free Repetition Interval
)の開始を受信局12に通知するための情報である。受
信局12は、ビーコンBの受信により、CFPまたは1
サイクルの開始を認識する。ビーコンBの送出後、制御
局11は、無線伝送路13を通じて受信局12に、最初
のパケットP1 を送信する。受信局12は、パケットP
1 の受信に応答して、そのことを通知するための応答A
CK1 を、無線伝送路13を通じて制御局12に送信す
る。ここで、応答ACK1 は、図4に示すように、受信
できたパケットP1 を特定するために、番号N1 を少な
くとも含む。
【0022】制御局11は、受信応答ACK1 内の番号
1 を確認することで、パケットP 1 を受信局12が受
信したことを認識する。その後、図3に示すように、制
御局11から受信局12に、パケットP2 が送信され
る。受信局12は、パケットP 2 の受信に応答して、制
御局12に応答ACK2 を送信する。応答ACK2 は、
応答ACK1 と同様のフォーマット(図4参照)を有す
るが、番号N2 を含む点で相違する。さらに、制御局1
1は、受信局12からの応答ACK2 〜ACKn- 1 を受
信した後に、パケットP3 〜Pn を受信局12に送信す
る。ここで、nは、1以上m以下の自然数であり、1回
のCFPに送信されるパケット数である。なお、便宜
上、nは3として、以降の説明を続ける。受信局12
は、受信パケットP3 に応答して、応答ACK3 を制御
局11に送信する。上記のように、nは1回のCFPに
おける送信パケット数であるから、応答ACK3 の受信
により、最初のCFPが終了する。制御局11は、CF
Pの終了を通知するために、CF終了通知(CF-End)Eを
受信局12に送信する。これによって、CFPが終わ
り、CPが始まる。
【0023】CPでは、CSMA/CAに従って、無線
通信システム1a 内の各局(図示せず)は、他局(図示
せず)とデータ伝送を行う。このようなCPが終了する
と、図3に示すように、制御局11は、新しいサイクル
のCFPの開始を受信局12に通知するために、上述の
ビーコンBを無線伝送路13に送出する。今回のCFP
では、パケットP4 〜P6 が受信局12に送信される。
【0024】ここで、今回のCFPにおいて、1個のパ
ケットPk が受信局12により受信されなかったと仮定
する。この仮定下では、パケットPk の受信を通知する
ための応答ACKk は送信されない。また、制御局11
は、IEEE802.11に従って、各パケットPk の送信後、所
定時間T1 の間、応答ACKk の受信を待機する。しか
し、所定時間T1 の間に応答ACKk を受信できなかっ
た場合、制御局11は、次の処理に移行する。したがっ
て、以下、図3に示すように、パケットP5 が受信され
なかったと仮定すると、パケットP5 の送信後所定時間
1 が経過した時点で、パケットP6 が送信される。
【0025】パケットP6 の送信後、所定時間T1 が経
過した時点で、制御局11は、CF終了通知Eを受信局
12に送信する。これによって、無線通信システム1a
ではCPが始まる。今回のCPにおいて、制御局11
は、本実施形態特有のデータ再送を行う。具体的には、
制御局11は、応答ACK5 を受信できなかったので、
パケットP5 を受信局12が受信できなかったことと判
断し、CPの開始直後にパケットP5 を受信局12に再
送する。この意味で、受信局12が直前のCFPにおい
て受信できなかったパケットPk を、以降、再送パケッ
トPk と称する。その受信に応答して、受信局12は、
番号N5 を含む応答ACK5 を制御局11に送信する。
このように、無線通信システム1a では、CPの開始直
後に、再送パケットPk を受信局12が受信できるの
で、リアルタイム性を損なうことなくデータを再送する
ことができる。
【0026】ここで、CPにおいて、無線通信システム
a 内の各局(受信局12を含む)は、IEEE802.11に従
って、キャリアセンスを行って、所定時間T2 の間、他
局の信号が無線伝送路13に送出されていないことを確
認した時点で、データ伝送を開始する。ただし、例外と
して、制御局11だけは、キャリアセンスを行って、再
送パケットPk を、所定時間T2 よりも短い時間T3
間、他局の信号が無線伝送路13に送出されていないこ
とを確認した時点で、再送パケットPk を送出すること
が好ましい。なぜなら、再送パケットPk を他局よりも
早く無線伝送路13に送出できるからである。これによ
って、より確実にリアルタイム性を満たすデータ再送を
行うことができる。なお、以上の点については、後に続
く各実施形態にも該当する。
【0027】次に、制御局11および受信局12の詳細
な構成について、図5および図6を参照して説明する。
まず、図5において、制御局11は、MAC(Media Acc
essControl)層の構成として、送信バッファ111と、
コントローラ112と、送受信器113と、再送バッフ
ァ114と、キャリア検出器115とを備えている。送
信バッファ111は、上位層で組み立てられた処理前パ
ケットPk'を格納する。処理前パケットPk'は、図2の
パケットPk と比較して、番号Nk が付加されていない
点で相違する。コントローラ112は、上述のデータ伝
送に必要な処理を行う。それら処理の一つとして、コン
トローラ112は、処理前パケットPk'に、番号Nk
付加して、パケットPk を生成する。送受信器113は
主として、コントローラ112で生成されたパケットP
k を無線伝送路13に送出し、無線伝送路113を通じ
て送信されてくる応答ACKk を受信する。再送バッフ
ァ114は、再送パケットPk を格納する。キャリア検
出器115は、キャリアセンスを行って、キャリア検出
信号Cをコントローラ112に送信する。
【0028】また、図6において、受信局12は、MA
Cの構成として、送受信器121と、受信バッファ12
2と、コントローラ123とを備えている。送受信器1
21は主として、無線伝送路13を通じて送信されてく
るパケットPk を受信し、コントローラ123で生成さ
れる応答ACKk を無線伝送路13に送出する。受信バ
ッファ122は、送受信器121の受信パケットPk
格納する。コントローラ123は、上述のデータ伝送に
必要な処理を行う。
【0029】次に、制御局11および受信局12の詳細
な処理について、図7〜図9を参照して説明する。な
お、以下の説明の便宜のため、送信バッファ111には
処理前パケットPk'が、図7の処理開始前に格納されて
いると仮定する。図7において、制御局11のコントロ
ーラ112は、パケットPk の送信順を示すカウンタ
(図示せず)の値kを1に設定する(ステップS1
1)。さらに、コントローラ112は、上述のビーコン
Bを生成して、送受信器113を通じて無線伝送路13
に送出する。さらに、コントローラ112は、1サイク
ルの時間を計測するためのタイマ(図示せず)の値tを
0に設定する。これに応答して、タイマは1サイクルの
計時を開始する(ステップS12)。ステップS12に
より、無線通信システム1a ではCFPが始まる。
【0030】次に、コントローラ112は、タイマ値t
がCFPの終了時間T4 に到達しているか否かを判断し
(ステップS13)、未到達の場合には、ステップS1
4において、1個のパケットPk を送出する。さらに、
コントローラ112は、カウンタ値kを1だけインクリ
メントし、所定時間T1 の計時を開始する(ステップS
14)。パケット送出処理を具体的に説明すると、ま
ず、送信バッファ111から、送信順に従って、1つの
処理前パケットPk'が選択される。その後、選択された
処理対象パケットPk'には、現在のカウンタ値kが、番
号Nk として付加される。その結果、パケットPk が生
成される。その後、今回生成されたパケットPk は、送
受信器113を通じて無線伝送路13に送出される。例
えば、1回目のステップS14では、処理対象パケット
1'に、現在のカウンタ値kである1が番号N1 として
付加される。その結果、パケットP1 が生成され、その
後、無線伝送路13に送出される。
【0031】次に、コントローラ112は、前述の所定
時間T1 の計時完了前に、ステップS14で送出したパ
ケットPk に対する応答ACKk を受信したか否かを判
断し(ステップS15)、受信済の場合、今回生成した
パケットPk は、再送不要として破棄され(ステップS
16)、その後、コントローラ112はステップS13
を行う。
【0032】上述のステップS15で応答ACKk を受
信していない場合、コントローラ112は、今回生成し
たパケットPk を受信局12に再送する必要があるとみ
なして、これを再送パケットPk として再送バッファ1
14に格納する(ステップS17)。その後、コントロ
ーラ112は、ステップS13を行う。コントローラ1
12は、以上の処理を繰り返すことで、図3を参照して
説明したCFPにおけるデータ伝送を行う。
【0033】また、上述のステップS13でタイマ値t
が終了時間T4 に到達している場合、コントローラ11
2は、CFPの終了を通知するために、CF終了通知E
を生成し、送受信器113を通じて無線伝送路13に送
出する(ステップS18)。これによって、無線通信シ
ステム1a ではCPが始まる。CPでは、コントローラ
112はまず、再送バッファ114に再送パケットPk
が格納されているか否かを判断し(図8;ステップS1
9)、格納されている場合、キャリア検出器115から
のキャリア検出信号Cに基づいて、所定時間T2 の間、
より好ましくは所定時間T3 の間、他局の信号が無線伝
送路13に送出されていないことを確認する(ステップ
S110)。その確認終了後、ステップS111におい
て、コントローラ112は、再送バッファ114から、
再送パケットPk (今回の説明では、再送パケット
5 )を1つ選択し、送受信器113を通じて無線伝送
路13に送出する。さらに、コントローラ112は、所
定時間T1 の計時を開始する(ステップS111)。
【0034】ステップS111の次に行われるのは、ス
テップS15〜S17と同様の処理であるため、ステッ
プS112〜S114の説明を省略する。従って、ステ
ップS112で応答ACKk (今回の説明では、応答A
CK5 )を受信していれば、今回再送したパケットPk
の破棄される。逆に、そうでなければ、再送パケットP
k は再送バッファ114に再格納される。ステップS1
13またはS114の後、コントローラ112は、タイ
マの値tが1サイクルの終了時間T5 に到達しているか
否かを判断する(ステップS115)、到達していない
場合には、ステップS19を行う。逆の場合には、コン
トローラ112は、新しいサイクルを始めるために、図
7のステップS12を行う。なお、ステップS115
は、上述のステップS19で再送パケットPk が格納さ
れていない場合にも行われる。
【0035】また、図9において、受信局12の送受信
器121は、CFPおよびCPの各期間において、無線
伝送路13を通じて送信されてくるパケットPk の受信
を待機する(ステップS21)。送受信器121は、ス
テップS21でパケットPkを受信した場合、それを受
信バッファ122に格納する(ステップS22)。コン
トローラ123は、パケットPk の格納に応答して、応
答ACKk を生成し、送受信器121を通じて無線伝送
路13に送出する(ステップS23)。
【0036】また、以上の実施形態では、CFPで受信
局12が1個のパケットPk を受信できなかった場合に
ついて説明したが、2個以上を受信できなかった場合で
も、上述と同様の処理によりデータ再送を行うことがで
きる。
【0037】次に、第2の実施形態について説明する。
本実施形態に係る無線通信システム1b の構成は、図1
に示すものと同様である。それゆえ、無線通信システム
bにおいて、無線通信システム1a の構成に相当する
ものには同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
【0038】次に、無線通信システム1b におけるデー
タ伝送の概要を、無線通信システム1a のそれとの相違
点を中心に、図10〜図12を参照して説明する。今、
制御局11は、k個(本説明では、前述同様、k=6)
のパケットPk を保持していると仮定する。ただし、各
パケットPk は、図2に示したものとは異なり、図10
に示すように、フラグFk をさらに含む。各フラグFk
は、パケットPk が各CFPの最後に送出されたものか
否かを、第1または第2の値で示す。今、説明の便宜の
ため、前述と同様、各CFPに3個のパケットが送信さ
れると仮定する。以上の仮定において、第1の値は、各
CFPで1番目および2番目に送出されたパケットPk
であることを示す。逆に、第2の値は、3番目に送出さ
れたパケットPk であることを示す。
【0039】以上の仮定下では、制御局11は、図11
(a)に示すように、ビーコンBの送出後、無線伝送路
13を通じて受信局12に、3個のパケットP1 〜P3
を連続的に送信する。受信局12は、受信パケットP1
〜P3 のフラグF1 〜F3 に基づいて、今回のCFPに
おける最後のパケットP3 を受信したことを確認した後
に、全パケットP1 〜P3 を受信したことを通知するた
めの応答ACKa を、無線伝送路13を通じて制御局1
2に送信する。ここで、応答ACKa は、図12(a)
に示すように、受信できたパケットP1 〜P3 を特定す
るために、番号N1 〜N3 を少なくとも含む。
【0040】制御局11は、受信応答ACKa 内の番号
1 〜Nn を確認することで、パケットP1 〜P3 が受
信局12により受信されたことが分かる。その後、制御
局11は、CF終了通知Eを受信局12に送信する。そ
の後、無線通信システム1bでは、前述と同様のCPが
始まる。CPの終了後、図11(b)に示すように、制
御局11は、新しいサイクルの開始を通知するためにビ
ーコンBを送信する。今回のCFPでは、パケットP4
〜P6 が送信される。
【0041】今回のCFPにおいて、パケットP5 が受
信されなかったと仮定すると、受信局12は、フラグF
6 を使ってパケットP6 の受信を確認した後、応答AC
bを制御局12に送信する。ここで、応答ACK
b は、図12(b)に示すように、受信できたパケット
4 およびP6 を特定するために、番号N4 およびN6
を含むが、受信できなかったパケットP5 の番号N5
含まない。
【0042】また、制御局11は、応答ACKb の受信
後、図11(b)に示すようにCF終了通知Eを受信局
12に送信する。これによって、無線通信システム1b
ではCPが始まる。今回のCPにおいて、制御局11
は、本実施形態特有のデータ再送を行う。具体的には、
受信応答ACKb が番号N5 を含んでいないことから、
制御局11は、パケットP5 が受信されなかったことが
分かる。従って、CPの開始直後に、パケットP5 が受
信局12に再送される。その受信に応答して、受信局1
2は、番号N5 を含む応答ACK5 を制御局11に送信
する。このように、無線通信システム1b では、CPの
開始直後に、再送パケットPk を受信局12が受信でき
るので、リアルタイム性を損なうことなくデータを再送
することができる。無線通信システム1b によれば、受
信局12が各CFPに1個の応答ACKa またはACK
b しか送信しないので、無線通信システム1a と比較し
て無線伝送路13の帯域幅を有効利用することができ
る。
【0043】また、制御局11および受信局12の詳細
な構成については、図6および図7に示すものと同様で
あるため、それぞれの説明を省略する。次に、制御局1
1および受信局12の詳細な処理について、図13およ
び図14を参照して説明する。ここで、図13は、制御
局11の処理の前半部分を示すフローチャートである。
図13は、図7と比較して、いくつかの共通するステッ
プを含んでいる。それゆえ、図13において、図7のス
テップに相当するものには同じステップ番号を付け、そ
れぞれの説明を省略する。
【0044】コントローラ112は、ステップS13で
タイマの値tがCFPの終了時間T 4 に到達していない
場合、n個のパケットを送出するために、前述と同様
に、1個のパケットPk を送出した後、カウンタ値kを
1だけインクリメントする(ステップS31)。パケッ
トPk の送出を具体的に説明すると、まず、送信バッフ
ァ111から、1個の処理対象パケットPk'が、送信順
に従って選択される。その後、処理対象パケットPk'
に、現在のカウンタ値kが番号Nk として付加され、さ
らにフラグFk が付加される。その結果、パケットPk
が生成される。ここで、1番目からn−1番目に選択さ
れる処理対象パケットPk'には、カウンタ値kである1
からn−1が、番号Nk として付加され、さらに、フラ
グFk として第1の値がそれぞれ付加される。また、n
番目の処理対象パケットPk'には、カウンタ値kである
nが番号Nk として、さらに、フラグFk として第2の
値が付加される。以上のようにして生成されたパケット
k は、送受信器113を通じて無線伝送路13に送出
される。ステップS31の次に、コントローラ112
は、n個のパケットPk を送出したか否かを判断し(ス
テップS32)、未送出であれば、ステップS31を行
う。
【0045】逆に送出済であれば、コントローラ112
は、受信局12から送信されてくる応答ACKa または
ACKb に基づいて、今回のCFPで送出したn個のパ
ケットPk が全て受信されたか否かを判断する(ステッ
プS33)。受信済の場合、今回生成したn個のパケッ
トPk は、再送不要として破棄され(ステップS3
4)、その後、コントローラ112はステップS13を
行う。逆に、受信されていないパケットPk がある場
合、コントローラ112は、それを再送パケットPk
して再送バッファ114に格納する(ステップS3
5)。その後、コントローラ112は、ステップS13
を行う。コントローラ112は、以上の処理を繰り返す
ことで、図11を参照して説明したCFPにおけるデー
タ伝送を行う。また、ステップS19でCF終了通知E
が無線伝送路13に送出された後、コントローラ112
は、図8に示す処理を行う。
【0046】また、図14は、受信局12の処理を示す
フローチャートである。図14は、図9と比較して、い
くつかの共通するステップを含んでいる。それゆえ、図
14において、図9のステップに相当するものには同じ
ステップ番号を付け、それぞれの説明を省略する。図1
4において、受信局12のコントローラ123は、ステ
ップS22でパケットPk が格納された後、今回の受信
パケットPk のフラグFk を確認して、今回のCFPで
最後に送出されたパケットPk を受信したか否かを判断
する(ステップS41)。フラグFk が第1の値であれ
ば、ステップS21が行われる。それに対して、フラグ
k が第2の値であれば、コントローラ123は、最後
のパケットPk を受信したことになるので、応答ACK
a または応答ACKb を生成して、送受信器121を通
じて無線伝送路13に送出する(ステップS42)。
【0047】次に、第3の実施形態について説明する。
本実施形態に係る無線通信システム1c の構成は、図1
に示すものと同様である。それゆえ、無線通信システム
cにおいて、無線通信システム1b の構成に相当する
ものには同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
【0048】次に、無線通信システム1c におけるデー
タ伝送の概要を、無線通信システム1b のそれとの相違
点を中心に、図15を参照して説明する。まず、制御局
11は、ビーコンBの送出後、図11(a)を参照して
説明したように、3個のパケットP1 〜P3 を連続的に
受信局12に送信する。受信局12は、パケットP1
3 を全て受信できた場合には、前述の応答ACKa
制御局12に送信する。
【0049】次のビーコンBの送出後には、図15に示
すように、パケットP4 〜P6 が受信局12へと送信さ
れる。今回のCFPでは、複数のパケットP4 およびP
5 が受信されなかったと仮定する。この仮定下では、受
信局12では、パケットP4およびP5 の番号N4 およ
びN5 を含まない応答ACKb が生成され、制御局11
に送信される。以上の応答ACKb の受信後、制御局1
1は、CF終了通知Eを受信局12に送信する。これに
よって、無線通信システム1c ではCPが始まる。
【0050】CPにおいて、制御局11は、本実施形態
特有のデータ再送を行う。具体的には、受信応答ACK
b が番号N4 およびN5 を含まないことから、制御局1
1は、パケットP4 およびP5 が受信されなかったこと
が分かる。そのため、制御局11は、CPの開始直後に
パケットP4 およびP5 を受信局12を連続的に再送す
る。この時、制御局11は、フラグFk の再設定を行
う。具体的には、今回再送されるものの内、最後に送信
されないパケットP4 には、フラグF4 として第1の値
が設定される。一方、最後に送信されるパケットP5
は、フラグF5 として第2の値が設定される。
【0051】受信局12は、上述のパケットP4 および
5 の双方を受信できた場合には、第2の値を含むパケ
ットP5 の受信後に、図12(a)に示すものと同様の
応答ACKa を制御局12に送信する。応答ACKa
は、番号N4 およびN5 が設定される。無線通信システ
ム1c では、CPの開始直後に、複数の再送パケットP
k を受信局12が受信できるので、リアルタイム性を損
なうことなくデータを再送することができる。さらに、
無線通信システム1c では、受信局12は、各CFPに
加えて各CPでも1個の応答ACKa しか送信しないの
で、無線伝送路13の帯域幅をさらに有効利用すること
ができる。
【0052】また、制御局11および受信局12の詳細
な構成については、図6および図7に示すものと同様で
あるため、それぞれの説明を省略する。次に、制御局1
1の詳細な処理について、図16を参照して説明する。
図16は、制御局11の処理の後半部分を示すフローチ
ャートである。図16は、図8と比較すると、いくつか
の共通するステップを含んでいる。それゆえ、図16に
おいて、図8のステップに相当するものには同じステッ
プ番号を付け、それぞれの説明を省略する。なお、受信
局12は、図14に示す処理を行うため、本実施形態で
は、その説明を省略する。
【0053】制御局11では、CFPの間、図13に示
す処理が行われ、これによって、図15のように、パケ
ットP4 〜P6 が制御局11から受信局12に送信され
る。それらの中でパケットP4 およびP5 が受信できな
かった場合、制御局11のコントローラ112は、図1
6のステップS19で再送パケットPk が再送バッファ
114に格納されていると判断する。その後、コントロ
ーラ112は、ステップS110で他局の信号が無いと
判断した時点で、パケットの再送を行う(ステップS5
1)。具体的には、コントローラ112はまず、再送バ
ッファ114内の複数の再送パケットPk から、最初に
再送すべきものを1つ選択し、選択した再送パケットP
k に、上述のフラグFk の再設定を行う。その後、コン
トローラ112は、再設定を行った再送パケットP
k を、送受信器113を通じて、無線伝送路13に送出
する(ステップS511)。次に、コントローラ112
は、全ての再送パケットPk を送出したか否かを判断し
(ステップS512)、未送出であれば、ステップS5
11を行う。
【0054】逆に送出済であれば、コントローラ112
は、受信局12から送信されてくる応答ACKa または
ACKb に基づいて、再送パケットPk が全て受信され
たか否かを判断する(ステップS52)。受信済の場
合、今回再送したもの全ては、再送不要として破棄され
る(ステップS53)。逆に、受信されていないものが
ある場合、コントローラ112は、それを再送パケット
k として再送バッファ114に再格納し、さらに、受
信されたものを破棄する(ステップS54)。以上のス
テップS53またはS54の後、コントローラ112は
ステップS115を行う。以上の処理により、前述のデ
ータ再送が行われる。
【0055】次に、第4の実施形態について説明する。
本実施形態に係る無線通信システム1d の構成は、図1
に示すものと同様である。それゆえ、無線通信システム
dにおいて、無線通信システム1c の構成に相当する
ものには同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
【0056】次に、上記構成の無線通信システム1d
おけるデータ伝送の概要を、無線通信システム1c のそ
れとの相違点を中心に、図17を参照して説明する。ま
ず、前述と同様にして、ビーコンBの送出後、図17
(a)に示すように、パケットP1 〜P3 が連続的に受
信局12に送信される。受信局12は、受信パケットP
1 およびP2 を受信できなかった場合には、その旨を通
知するための応答ACK b を制御局12に送信する。以
上の応答ACKb の受信後、制御局11は、CF終了通
知Eを受信局12に送信する。これによって、無線通信
システム1d ではCPが始まる。
【0057】CPにおいて、制御局11は、本実施形態
特有のデータ再送を行う。具体的には、受信応答ACK
b に基づいて、制御局11は、パケットP1 およびP2
が受信されなかったことが分かる。ここで、CPの時間
的な長さは予め定められており、さらに各パケットPk
は固定長であるから、制御局11は、1回のCPで再送
パケットPk を全て再送できるとは限らない。他にも、
CPの帯域幅が、データ再送のために過度に占有される
ことも好ましくない。以上の観点から、制御局11に
は、1回のCPに送出可能な上限パケット数pが予め設
定されている。ここで、上限パケット数pは、CPの帯
域幅およびパケット長に代表される無線通信システム1
d の諸元に基づいて適切に定められる。便宜上、本実施
形態では、pは1とする。
【0058】以上の上限パケット数pに従って、制御局
11は、今回のCPの開始直後にp個(つまり、1個)
の再送パケットP1 に上述のフラグFk の再設定を行
い、その後、それを受信局12を再送する。受信局12
は、第2の値を含む再送パケットP1 を受信した後に、
その旨を示す応答ACKa を制御局12に送信する。
【0059】以上の応答ACKa の受信後、制御局11
は、他局と同様にCSMA/CAに従ってデータ伝送を
行う。CPが終了すると、図17(b)に示すように、
制御局11は、ビーコンBを受信局12に送信する。今
回のビーコンBの送出後、パケットP4 〜P6 が制御局
11から受信局12に送信される。受信局12は、全パ
ケットP4 〜P6 を受信できた場合には、その旨を通知
するための応答ACK a を制御局12に送信する。
【0060】以上の応答ACKa の受信後、制御局11
は、CF終了通知Eを受信局12に送信する。今回のC
Pで、制御局11は、上述のデータ再送の続きを行う。
つまり、再送パケットP2 は、今回のCPで再送され
る。受信局12は、再送パケットP2 を受信した時点
で、応答ACKa を制御局12に送信する。このよう
に、本無線通信システム1d では、原則として、CPの
開始直後に、直前のCFPで受信されなかったパケット
k の再送を行うが、多くの再送パケットPk が生じた
場合には、例外的に、これらを連続する複数のCPに分
けて再送を行う。これにより、受信局12は、再送パケ
ットPk を確実に受信できるようになる。さらに、デー
タ再送のためにCPの帯域幅を過度に占有しないように
できる。
【0061】また、制御局11および受信局12の詳細
な構成については、図6および図7に示すものと同様で
あるため、それぞれの説明を省略する。次に、制御局1
1の詳細な処理について、図18を参照して説明する。
図18は、制御局11の処理の後半部分を示すフローチ
ャートである。図18は、図16と比較すると、いくつ
かの共通するステップを含んでいる。それゆえ、図18
において、図16のステップに相当するものには同じス
テップ番号を付け、それぞれの説明を省略する。なお、
受信局12は、図14に示す処理を行うため、本実施形
態では、その説明を省略する。
【0062】制御局11では、各CFPの間、図13に
示す処理が行われ、これによって、図17のように、一
連のパケットP1 〜P3 またはパケットP4 〜P6 が受
信局12に送信される。それらの中でパケットP1 およ
びP2 が受信できなかった場合、制御局11のコントロ
ーラ112は、図18のステップS19の後に、ステッ
プS110を行い、他局の信号が無いと判断した時点
で、パケットの再送を行う(ステップS61)。具体的
には、コントローラ112はまず、前述のステップS5
11を行って、再送パケットPk を無線伝送路13に送
出する。次に、コントローラ112は、p個の再送パケ
ットPk を送出したか否かを判断し(ステップS61
1)、未送出であれば、ステップS511を行う。逆に
送出済の場合には、コントローラ112は、ステップS
52以降の処理を行う。以上の処理により、前述のデー
タ再送が行われる。
【0063】次に、第5の実施形態について説明する。
本実施形態に係る無線通信システム1e の構成は、図1
に示すものと同様である。それゆえ、無線通信システム
eにおいて、無線通信システム1d の構成に相当する
ものには同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
【0064】次に、無線通信システム1e におけるデー
タ伝送の概要を、無線通信システム1d のそれとの相違
点を中心に、図19を参照して説明する。まず、前述と
同様にして、ビーコンBの送出後、図19(a)に示す
ように、パケットP1 〜P3が連続的に受信局12に送
信される。受信局12は、受信パケットP1 およびP 2
を受信できなかった場合には、その旨を通知するための
応答ACKb を制御局12に送信する。以上の応答AC
b の受信後、制御局11は、CF終了通知Eを受信局
12に送信する。これによって、無線通信システム1d
ではCPが始まる。
【0065】CPにおいて、制御局11は、本実施形態
特有のデータ再送を行う。具体的には、受信応答ACK
b に基づいて、制御局11は、パケットP1 およびP2
が受信されなかったことが分かる。ここで、第4の実施
形態と同様に、1回のCPに送出可能な上限パケット数
pが予め設定されている。pは、便宜上、本実施形態で
も1とする。制御局11は、今回のCPの開始直後に、
1個の再送パケットP 1 に上述のフラグFk の再設定を
行い、その後、それを受信局12を再送する。その後、
制御局11は、p個(つまり1個)の再送パケットPk
を今回のCPで送信していなければ、上述の処理を繰り
返して、残りの再送パケットP2 を再送する。逆に、p
個を送信済であれば、たとえ未送信であっても、残りの
再送パケットP2 を破棄する。受信局12は、第2の値
を含む再送パケットP1 を受信した後に、その旨を示す
応答ACKa を制御局12に送信する。
【0066】以上の応答ACKa の受信後、制御局11
は、他局と同様にCSMA/CAに従ってデータ伝送を
行う。CPが終了すると、図19(b)に示すように、
制御局11は、ビーコンBを受信局12に送信する。今
回のビーコンBの送出後、パケットP4 〜P6 が制御局
11から受信局12に送信される。受信局12は、全パ
ケットP4 〜P6 を受信できた場合、その旨を通知する
ための応答ACKa を制御局12に送信する。以上の応
答ACKa の受信後、制御局11は、CF終了通知Eを
受信局12に送信する。これによって、無線通信システ
ム1e ではCPが始まる。今回のCPでは、制御局11
は、再送パケットPk がないことから、上述のようなデ
ータ再送を行わずに、他局と同様にCSMA/CAに従
ってデータ伝送を行う。このように、無線通信システム
e では、無線通信システム1dとは異なり、再送パケ
ットPk を全て送信するのではなく、上限パケット数p
を超える分は破棄される。次に、このように処理する利
点を説明する。再送パケットPk が多く発生するのは、
無線伝送路13、受信局12または再送パケットP k
何らかの障害が発生しているからと考えられる。このよ
うな状態では、受信局12は、再送パケットPk を受信
できない可能性が高い。したがって、上述のようなパケ
ットPk の破棄により、制御局11は、受信局12が受
信できない可能性があるデータ伝送を減らすことができ
る。
【0067】また、制御局11および受信局12の詳細
な構成については、図6および図7に示すものと同様で
あるため、それぞれの説明を省略する。次に、制御局1
1の詳細な処理について、図20を参照して説明する。
図20は、制御局11の処理の後半部分を示すフローチ
ャートである。図20は、図18と比較すると、いくつ
かの共通するステップを含んでいる。それゆえ、図20
において、図18のステップに相当するものには同じス
テップ番号を付け、それぞれの説明を省略する。なお、
受信局12は、図14に示す処理を行うため、本実施形
態では、その説明を省略する。
【0068】制御局11では、各CFPの間、図13に
示す処理が行われ、これによって、図19(a)および
同図(b)のように、一連のパケットP1 〜P3 および
パケットP4 〜P6 が受信局12に送信される。それら
の中でパケットP1 およびP 2 が受信できなかった場
合、制御局11のコントローラ112は、図20のステ
ップS19の後に、ステップS110を行い、他局の信
号が無いと判断した時点で、パケットの再送を行う(ス
テップS71)。具体的には、コントローラ112はま
ず、前述のステップS511を行って、再送パケットP
k を無線伝送路13に送出する。次に、コントローラ1
12は、p個の再送パケットPk を送出したか否かを判
断し(ステップS611)、未送出であれば、ステップ
S511を行う。逆に送出済の場合には、コントローラ
112は、現在再送バッファ114に格納されている再
送パケットPk が上限パケット数pの超過分であるとし
て、再送バッファ114をクリアする(ステップS71
1)。その後、コントローラ112は、ステップS52
以降の処理を行う。以上の処理により、前述のデータ再
送が行われる。
【0069】次に、第6の実施形態について説明する。
本実施形態に係る無線通信システム1f の構成は、図1
に示すものと同様である。それゆえ、無線通信システム
fにおいて、無線通信システム1c の構成に相当する
ものには同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
【0070】次に、無線通信システム1f におけるデー
タ伝送の概要を、無線通信システム1c のそれとの相違
点を中心に、図21を参照して説明する。図21におい
て、ビーコンBの送出後に、パケットP1 〜P3 が受信
局12へと送信される。今回のCFPでは、複数のパケ
ットP1 およびP2 が受信されなかったと仮定する。こ
の仮定下では、受信局12では、番号N1 およびN2
含まない応答ACKbが生成され、制御局11に送信さ
れる。以上の応答ACKb の受信後、制御局11は、C
F終了通知Eを受信局12に送信する。これによって、
無線通信システム1f ではCPが始まる。CPにおい
て、制御局11は、本実施形態特有のデータ再送を行
う。具体的には、受信応答ACKb が番号N1 およびN
2 を含まないので、制御局11は、CPの開始直後にパ
ケットP1 およびP2 を受信局12を連続的に再送す
る。この時、制御局11は、各パケットP1 およびP2
を送出する度に、それぞれを制御局11内から消去す
る。そのため、たとえ、受信局12が、例えば、パケッ
トP1 を受信できなかったとしても、制御局11は、次
のCPでこれを再送しない。このように、無線通信シス
テム1f では、各パケットP k の再送を1回だけ認める
ことにより、CPの帯域幅がデータ再送のために過度に
占有されないようにすることができる。
【0071】また、制御局11および受信局12の詳細
な構成については、図6および図7に示すものと同様で
あるため、それぞれの説明を省略する。次に、制御局1
1の詳細な処理について、図22を参照して説明する。
図22は、制御局11の処理の後半部分を示すフローチ
ャートである。図22は、図16と比較すると、いくつ
かの共通するステップを含んでいる。それゆえ、図22
において、図16のステップに相当するものには同じス
テップ番号を付け、それぞれの説明を省略する。なお、
受信局12は、図14に示す処理を行うため、本実施形
態では、その説明を省略する。
【0072】制御局11では、CFPの間、図13に示
す処理が行われ、これによって、図21のように、パケ
ットP1 〜P3 が制御局11から受信局12に送信され
る。それらの中でパケットP1 およびP2 が受信できな
かった場合、制御局11のコントローラ112は、図2
2のステップS19を行った後、ステップS110で他
局の信号が無いと判断した時点で、パケットの再送を行
う(ステップS81)。具体的には、コントローラ11
2はまず、前述のステップS511を行って再送パケッ
トPk を送出した後、今回送出したものを消去する(ス
テップS811)。次に、コントローラ112は、ステ
ップS512において、全ての再送パケットPk を送出
していないと判断した場合には、ステップS511を行
う。
【0073】逆に送出済であれば、コントローラ112
は、受信局12から送信されてくる応答ACKa または
ACKb を受信し(ステップS82)、その後、ステッ
プS115を行う。以上の処理により、前述のデータ再
送が行われる。
【0074】次に、第7の実施形態について説明する。
本実施形態に係る無線通信システム1g の構成は、図1
に示すものと同様である。それゆえ、無線通信システム
fにおいて、無線通信システム1f の構成に相当する
ものには同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
【0075】次に、無線通信システム1g におけるデー
タ伝送の概要を、無線通信システム1f のそれとの相違
点を中心に、図23を参照して説明する。図23におい
て、ビーコンBの送出後に、パケットP1 〜P3 が受信
局12へと送信される。上述と同様、受信局12は、番
号N1 およびN2 を含まない応答ACKb を生成して、
制御局11に送信すると仮定する。以上の応答ACKb
の受信後、制御局11は、CF終了通知Eを受信局12
に送信する。これによって、無線通信システム1f では
CPが始まる。CPにおいて、制御局11は、本実施形
態特有のデータ再送を行う。具体的には、上述の仮定下
では、制御局11は、上述と同様に、CPの開始直後に
パケットP1 およびP2 を受信局12を連続的に再送す
る。受信局12は、例えば、パケットP1 および/また
はP2 を受信しても、受信できなくとも、受信局12は
制御局11に何も送信しない。そのため、制御局11
は、データの再送が終了すると、他局と同様にCSMA
/CAに従ってデータ伝送を行う。このように、無線通
信システム1g では、各パケットPk に対して1回だけ
の再送を認め、さらに受信局12が応答を制御局11に
送信しないことにより、CPの帯域幅がデータ再送のた
めに過度に占有されないようにすることができる。
【0076】また、制御局11および受信局12の詳細
な構成については、図6および図7に示すものと同様で
あるため、それぞれの説明を省略する。次に、制御局1
1および受信局12の詳細な処理について、図24およ
び図25を参照して説明する。図24は、制御局11の
処理の後半部分を示すフローチャートである。上述のよ
うに受信局12は制御局11に何も送信しないことか
ら、図24は、図22と比較すると、ステップS82が
無い点でのみ相違する。また、図25は、受信局12の
処理を示しフローチャートである。図25は、図14と
比較すると、ステップS41およびS42が無い点での
み相違する。以上のことから、図24および図25にお
いて、図22および図14のステップに相当するものに
は同じステップ番号を付け、それぞれの説明を省略す
る。以上のような処理により、制御局11および受信局
12の間では、前述のデータ再送が行われる。
【0077】なお、以上の各実施形態に係るデータ再送
をIEEE802.11に応用した場合について説明している。し
かし、各実施形態のデータ再送は、IEEE802.11に限ら
ず、非衝突期間および非衝突期間が存在する通信プロト
コルであれば、どのようなものにも応用することができ
る。
【0078】また、以上の各実施形態では、制御局11
から1台の受信局12へのデータ伝送について説明し
た。しかし、これに限らず、制御局11は、複数台の受
信局12のそれぞれに、上述したようなデータ伝送を行
っても良い。さらに、制御局11は、送信権情報(CF-Po
ll )を使って、受信局12にデータの送信権を与え、送
信権が与えられた受信局12が送信元となって、上述の
実施形態で説明したデータ伝送を他局と行っても良い。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、無線通信システム
a 〜1g によれば、制御局11は、CFPにおいて受
信局12が受信できなかったパケットPk を、その直後
に続くCPを使って再送する。したがって、従来よりも
早くパケットPk を再送することができ、これによっ
て、リアルタイム性の高いデータ伝送が行える無線通信
システム1a 〜1g を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1〜第7の実施形態に係る無線通信
システム1a 〜1g の大略的な構成を示すブロック図
【図2】図1の無線通信システム1a で伝送される各パ
ケットPk のフォーマットを示す図
【図3】図1の無線通信システム1a におけるデータ伝
送の概要を示す図
【図4】無線通信システム1a で伝送される応答ACK
k のフォーマットを示す図
【図5】無線通信システム1a の制御局11の詳細な構
成を示すブロック図
【図6】無線通信システム1a の受信局12の詳細な構
成を示すブロック図
【図7】無線通信システム1a の制御局11の処理の前
半部分を示すフローチャート
【図8】無線通信システム1a の制御局11の処理の後
半部分を示すフローチャート
【図9】無線通信システム1a の受信局12の処理を示
すフローチャート
【図10】無線通信システム1b で伝送される各パケッ
トPk のフォーマットを示す図
【図11】無線通信システム1b におけるデータ伝送の
概要を示す図
【図12】無線通信システム1b で伝送される応答AC
a およびACKb のフォーマットを示す図
【図13】無線通信システム1b の制御局11の処理の
前半部分を示すフローチャート
【図14】無線通信システム1b の受信局12の処理の
前半部分を示すフローチャート
【図15】無線通信システム1c におけるデータ伝送の
概要を示す図
【図16】無線通信システム1c の制御局11の処理の
後半部分を示すフローチャート
【図17】無線通信システム1d におけるデータ伝送の
概要を示す図
【図18】無線通信システム1d の制御局11の処理の
後半部分を示すフローチャート
【図19】無線通信システム1e におけるデータ伝送の
概要を示す図
【図20】無線通信システム1e の制御局11の処理の
後半部分を示すフローチャート
【図21】無線通信システム1f におけるデータ伝送の
概要を示す図
【図22】無線通信システム1f の制御局11の処理の
後半部分を示すフローチャート
【図23】無線通信システム1g におけるデータ伝送の
概要を示す図
【図24】無線通信システム1g の制御局11の処理の
後半部分を示すフローチャート
【図25】無線通信システム1g の受信局12の処理を
示すフローチャート
【符号の説明】
a 〜1g 無線通信システム 11 制御局 12 受信局 13 プログ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/26 7/30 Fターム(参考) 5K014 AA01 DA02 FA05 FA08 FA11 5K033 AA02 BA08 CA01 CA07 CB04 CC01 DA01 DA17 EA03 5K034 HH11 MM03 NN26 5K067 AA13 CC08 EE02 EE10 EE16 GG01 HH22 HH28

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信局にデータを再送する制御局であっ
    て、 非衝突期間にパケットを送出するパケット送出部を備
    え、 前記受信局は、非衝突期間に、前記制御局のパケット送
    出部により送出されたものの内、受信パケットを特定す
    る応答を送出し、 前記制御局は、 前記受信局からの受信応答に基づいて、送出したパケッ
    トが受信されたか否かを判断する判断部と、 前記判断部の判断結果に基づいて、受信されなかったパ
    ケットを非衝突期間の後に続く衝突期間に再送出する再
    送部とをさらに備える、制御局。
  2. 【請求項2】 前記制御局は、衝突期間において、所定
    時間の間、キャリアセンスを行うキャリア検出部をさら
    に備え、 前記再送部は、前記キャリア検出部のキャリアセンスの
    結果に従って、受信されなかったパケットを再送出す
    る、請求項1に記載の制御局。
  3. 【請求項3】 前記受信局は、各非衝突期間の最後に送
    出されたパケットを受信した後に応答を送出する、請求
    項1に記載の制御局。
  4. 【請求項4】 前記受信局は、各衝突期間の最後に再送
    されたパケットを受信した後に応答を送出する、請求項
    1に記載の制御局。
  5. 【請求項5】 前記再送部は、複数の衝突期間を使っ
    て、受信されなかった複数のパケットを再送出する、請
    求項1に記載の制御局。
  6. 【請求項6】 1回の衝突期間に再送出可能な上限パケ
    ット数が予め設定されており、受信されなかったパケッ
    トの内、上限パケット数を超える分を破棄する破棄部を
    さらに備える、請求項1に記載の制御局。
  7. 【請求項7】 衝突期間にパケットを送出する度に、送
    出したパケットを破棄する破棄部をさらに備える、請求
    項1に記載の通信システム。
  8. 【請求項8】 前記受信局は、衝突期間に応答を送出し
    ない、請求項1に制御局。
  9. 【請求項9】 前記受信局が複数台収容されている場合
    において、前記再送部は、各前記受信局により受信され
    なかったパケットを衝突期間に再送出する、請求項1に
    記載の制御局。
  10. 【請求項10】 複数台の局が収容されている場合にお
    いて、前記制御局は、いずれかの局にデータの送信権を
    付与する付与部をさらに備え、 送信権が付与された送信局は、 非衝突期間にパケットを送出し、 送出されたパケットの受信局から、受信パケットを特定
    する応答を受信し、 受信応答に基づいて、送出したパケットが受信されたか
    否かを判断し、受信されなかったパケットを非衝突期間
    の後に続く衝突期間に再送出する、請求項1に記載の制
    御局。
  11. 【請求項11】 データの再送を実行する通信システム
    であって、 非衝突期間にパケットを送出する制御局と、 非衝突期間に、前記制御局からの受信パケットを特定す
    る応答を送出する受信局とを備え、 前記制御局は、前記受信局からの受信応答に基づいて、
    送出したパケットが受信されたか否かを判断し、受信さ
    れなかったパケットを非衝突期間の後に続く衝突期間に
    再送出する、通信システム。
  12. 【請求項12】 送信局および受信局の間で実行される
    データ再送方法であって、 非衝突期間に送信局がパケットを送出するパケット送出
    ステップと、 非衝突期間に、前記送信局からの受信パケットを特定す
    る応答を受信局が送出する応答送出ステップと、 前記受信局からの受信応答に基づいて、送出したパケッ
    トが受信されたか否かを判断し、受信されなかったパケ
    ットを非衝突期間の後に続く衝突期間に前記送信局が再
    送出する再送ステップとを備える、データ再送方法。
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