JP2003256637A - 商品購入情報を収集するための通信端末装置及び通信端末装置を利用した商品購入情報の収集/提供システム - Google Patents

商品購入情報を収集するための通信端末装置及び通信端末装置を利用した商品購入情報の収集/提供システム

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JP2003256637A
JP2003256637A JP2002057886A JP2002057886A JP2003256637A JP 2003256637 A JP2003256637 A JP 2003256637A JP 2002057886 A JP2002057886 A JP 2002057886A JP 2002057886 A JP2002057886 A JP 2002057886A JP 2003256637 A JP2003256637 A JP 2003256637A
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JP2002057886A
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Kaoru Watabe
薫 渡部
Roger Lakhani
ラカーニ ロジャー
Takashi Amo
敬司 天羽
Fumiko Takahashi
史子 高橋
Mayuko Fujikawa
真由子 藤川
Masato Namiki
正人 並木
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WINA KK
Original Assignee
WINA KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 消費者によって購入された商品販売情報を、
迅速かつ継続的に取得しこれを必要とする事業者に提供
することが可能な通信端末装置の提供及び商品購入情報
の収集/提供システムの提供をする。 【解決手段】 購入した商品に付されている商品コード
等のバーコード読取装置2と、これと接続され情報を送
受信するための携帯通信装置3とから構成された商品購
入情報を収集するための通信端末装置6と、通信ネット
ワーク10を介して接続され複数の通信端末装置6から
送信されてくる購入された商品情報を取得するデータ処
理装置4と、複数の事業契約者装置7から構成され、こ
れにより事業者は、商品コード毎の各商品に関し、いか
なる属性の消費者が購入したかを集計、分類できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、TCP/IP(Tr
ansmission Control Protocol/Internet Protocol)環
境下のコンピュータ双方向通信ネットワーク(以下、
「インターネット」という)にアクセス可能な携帯通信
装置を使用する消費者からの商品購入情報を収集するた
めの通信端末装置と、商品の製造事業者又は販売事業者
に対して前記購入商品情報を提供するため商品購入情報
の収集/提供システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ある商品の市場占有率の従来における調
査の方法は、主に当該商品の製造者からの出荷量に基づ
いて算出されていた。しかし、製造業者からの出荷量
は、流通段階における問屋や小売店における在庫商品が
そのままカウントされるために、最終消費者における当
該商品の市場占有率を正しく表わすものではない。
【0003】また、全国的に数多くの販売店舗網を有す
る百貨店、スーパーマーケット、コンビニエンスストア
又は専門店を運営する大規模小売業者は、自己の各店舗
内に設置されたPOSシステム(販売時点管理システ
ム)からの商品販売情報に基づいて売れ筋商品を把握し
ているものの、これらのデータの多くは、通常、第三者
に公表されることはない。例え、その一部が公表された
としても、これらの商品販売実績は、特定の一小売事業
者における商品の販売実績を示すものであって、個々の
小売業者間において商品の売れ行きが大きく相違する現
状では、これらのデータは、必ずしも個々の商品の正確
な販売実績を示すものではない。
【0004】このため、従来から、製造メーカー等の事
業者は、特定商品の市場占有率や最終消費者における商
品の実際の売れ行きを調査するために、専門のマーケテ
ィング会社や広告代理店等に特定商品の市場占有率等の
調査を委託してきた。これらの調査方法は、専門の調査
員による無作為に抽出された多数の消費者に対する電話
やファクシミリによるアンケート調査や小売店の店頭調
査等に依っていた。
【0005】また、一部では、モニター制による商品販
売情報の収集も行われていた。このモニター制による商
品情報の収集方法においては、予め契約した主婦等にモ
ニターになってもらい、調査の対象の商品毎に異なる調
査用紙に記入しもらい、これを回収し分析することによ
って行われていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、専門のマーケ
ティング会社や広告代理店等に調査依頼する方法におい
ては、多大な費用を必要とするばかりでなく調査依頼か
らその結果を得るまでに長い時間が必要であった。ま
た、このような調査方法は、一回限りのものであって、
ある期間内における継続したデータを必要とする場合
は、このような多大な時間と費用を必要とする調査を繰
り返して行わなければならなかったのである。
【0007】また、近年においては、商品の流行り廃り
のスピードが速く、これらの従来の調査方法では、売れ
筋商品に関するリアルタイムのデータを得ることができ
ず、特に季節商品等の売れ行き調査には大きな問題とな
っていた。
【0008】また、モニター制による調査方法において
は、調査対象が家庭の主婦層等に固定していることか
ら、商品によっては必ずしも正確な調査結果が得られ
ず、また調査結果を得るまでに長い時間が掛かってしま
い、データの集計と分析作業が煩雑であった。
【0009】従って、特定商品の市場占有率や最終消費
者における商品の実際の売れ行きを調査する最良な方法
は、偏らない層の各家庭における最終消費者により実際
に購入された商品の一つ一つのデータを定期的且つ継続
的に得ることであるが、従来の調査方法ではこれは不可
能であった。
【0010】一方、近年の携帯電話(PHSやPDA等
を含む携帯通信装置)の普及率は、日本国においては現
在人口比当たりで60%を超え、特に高校生や大学生等
の若年世代層における使用率は極めて高い。そして、こ
のような若年層における携帯電話の月々の使用料支払い
の経済的負担は重いものである。
【0011】そこで、本発明は、このように多くの家庭
に普及している携帯電話等の携帯通信装置を用いて、偏
りのない多くの最終消費者によって実際に購入された商
品販売情報を、迅速に且つ継続的に取得しこれを必要と
する事業者に提供することが可能なように構成された通
信端末装置の提供及びこのような通信端末装置を利用し
た商品購入情報の収集/提供システムの提供を目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、購
入した商品に付されている商品コード等のバーコードを
読み取るためのバーコード読取装置と、当該バーコード
読取装置と接続され通信ネットワークを介して情報を送
受信するための携帯通信装置とから構成された商品購入
情報を収集するための通信端末装置であって、前記バー
コード読取装置は、前記バーコードを読み取るための光
学読取手段と、前記光学読取手段により読み取られたア
ナログのバーコード読取信号を一連のディジタルデータ
に変換するための変換手段と、前記変換された購入した
商品に係るディジタルデータ又はこれを圧縮処理した購
入商品データを順次的に一時記憶するためのバッファ手
段と、当該バーコード読取装置を前記携帯通信装置に接
続するためのケーブル手段を有するインターフェイス手
段と、を有し、前記インターフェイス手段は、当該バー
コード読取装置又は前記ケーブル手段を特定するための
スキャナIDコードと、前記携帯通信装置を前記通信ネ
ットワークを介して予め設定されたURLアドレスに係
る外部のデータ処理装置に通信リンクさせるためのリン
クモードプログラムと、前記購入商品データを前記バッ
ファ手段に格納しこれを通信リンクされた前記データ処
理装置に対して送信するためのアプリケーションプログ
ラムと、を格納するための記憶手段と、を具備し、前記
通信ネットワークを介して前記スキャナIDコードと共
に前記購入商品データを前記外部サーバに送信する通信
端末装置を提供するものである。
【0013】ここで、前記通信端末装置は、前記バーコ
ードを読み取るための光学読取手段でバーコードを読み
取り、前記インターフェイス手段で読み取った商品デー
タにURLアドレス、スキャナIDコードを付加した所
定のデータ形式に変換してメモリに格納する。前記携帯
通信装置は、格納された前記購入商品データを前記外部
サーバに送信する。
【0014】これにより、前記通信端末装置は、前記イ
ンターフェイス手段を前記携帯通信装置に接続するだけ
で、前記URLアドレス、前記スキャナIDコードを付
した前記購入商品のバーコードデータを自動的に前記デ
ータ処理装置に送信することを可能としている。
【0015】購入した商品に付されている商品コード等
のバーコードを読み取るためのバーコード読取装置と、
当該バーコード読取装置と接続され通信ネットワークを
介して情報を送受信するための携帯通信装置とから構成
された商品購入情報を収集するための通信端末装置であ
って、前記バーコード読取装置は、前記バーコードを読
み取るための光学読取手段と、前記光学読取手段により
読み取られたアナログのバーコード読取信号を一連のデ
ィジタルデータに変換するための変換手段と、当該バー
コード読取装置を前記携帯通信装置に接続するための特
定のスキャナIDコードが付与されたケーブル手段を有
するインターフェイス手段と、を有し、前記携帯通信装
置は、前記バーコード読取装置から順次伝送されてくる
前記変換された購入した商品に係るディジタルデータ又
はこれを圧縮処理した購入商品データを順次的に一時記
憶するためのバッファ手段を有し、前記バーコード読取
装置又は前記携帯通信装置の何れかににおいて格納され
た前記携帯通信装置を前記通信ネットワークを介して予
め設定されたURLアドレスを有する外部のデータ処理
装置に通信リンクさせるためのリンクモードプログラム
と前記購入商品データを前記バッファ手段に格納しこれ
を通信リンクされた前記データ処理装置に対して送信す
るためのアプリケーションプログラムの起動により、前
記通信ネットワークを介して前記スキャナIDコードと
共に前記購入商品データを前記外部サーバに送信する通
信端末装置を提供するものである。
【0016】さらに、前記通信端末装置は、前記バーコ
ードを読み取るための光学読取手段でバーコードを読み
取り、前記インターフェイス手段で読み取った商品デー
タにURLアドレス、スキャナIDコードを付加した所
定のデータ形式に変換して前記携帯通信装置に格納す
る。前記携帯通信装置は格納された前記購入商品データ
を前記外部サーバに送信する。
【0017】これにより、前記購入商品データは、前記
携帯通信装置に送信を指示するだけで前記URLアドレ
ス、前記スキャナIDコードを付した前記購入商品のバ
ーコードデータを自動的に前記データ処理装置に送信さ
れることを可能としている。
【0018】さらに、前記リンクモードプログラムは、
前記バーコード読取装置が前記携帯通信装置に接続され
た際に前記バーコード読取装置からリンク情報を受信す
ることにより前記データ処理装置への通信リンクが実行
される。すなわち、前記購入商品データは、前記バーコ
ード読取装置と前記携帯通信装置を接続するだけで前記
データ処理装置に自動的に送信される。
【0019】前記アプリケーションプログラムは、前記
通信リンクが確立された後に、自動的又は所定の操作入
力により起動される。前記格納された前記購入商品デー
タは、前記携帯通信装置に送信指示することで送信が行
われる。
【0020】これにより、前記データ処理装置への送信
は、前記購入商品データのデータ量などから効率的な送
信手順を選択して送信が可能となった。
【0021】前記リンクモードプログラムによる外部サ
ーバへの通信リンクは、前記ケーブル手段に設けられた
ボタンスイッチが押圧されない状態で前記携帯通信装置
に接続されることにより実行され、前記アプリケーショ
ンプログラムの起動は、前記携帯通信装置における前記
所定のボタンスイッチが押圧された状態にて前記ケーブ
ル手段が接続されることにより実行される。
【0022】さらに、前記携帯通信装置の動作モード
は、前記バーコード読取装置から送信される予め設定さ
れた複数の制御コードにより制御される。
【0023】前記バーコード読取装置は、予め用意され
たシート上に印刷された前記制御コードの夫々に対応し
たバーコードの読み取りによって前記携帯通信装置に対
して必要な前記制御コードを送信する。したがって、制
御コード入力は、前記携帯通信装置のキー操作による必
要がない。
【0024】前記リンクモードプログラムは、前記アプ
リケーションプログラムの実行時において、当該アプリ
ケーションプログラムの終了を指示するバーコードを読
み込むことにより起動される。
【0025】前記アプリケーションプログラムは、前記
携帯通信装置が前記通信ネットワークを介して前記スキ
ャナIDコードと共に前記購入商品データを前記外部サ
ーバに対して送信を完了すると同時に自動終了する。
【0026】これにより、前記データ処理装置への送信
は、前記購入商品データのデータ量などから効率的な送
信手順を選択して送信が可能となった。
【0027】前記変換された購入した商品に係るディジ
タルデータの前記圧縮処理は、連続する二つの十進数字
を対応する半角の英数字を表示するコード信号に変換す
る圧縮変換表に基づいて行われる。これにより、前記購
入商品データは、少ない桁数で取扱が可能となり、通信
端末装置への格納データ数を増加させるとともにデータ
送信においても最小の送信時間で送信が可能となった。
【0028】ここで、購入した商品に付されている商品
コード等のバーコードを読み取るためのバーコード読取
装置と当該バーコード読取装置と接続された携帯通信装
置とから構成された商品情報を収集するための複数の通
信端末装置と、前記複数の通信端末装置と通信ネットワ
ークを介して接続され前記通信端末装置から送信されて
くる購入された商品情報を取得するデータ処理装置とか
ら構成された商品購入情報の収集/提供システムであっ
て、前記通信端末装置は、前記携帯通信装置を前記通信
ネットワークを介して予め設定された前記データ処理装
置のURLアドレスに通信リンクさせるためのリンクモ
ードプログラムと、前記購入商品データを前記バッファ
手段に格納しこれを通信リンクされた前記データ処理装
置に対して送信するためのアプリケーションプログラム
を有し、前記データ処理装置は、前記通信ネットワーク
を介して送信されてくる前記スキャナIDコードと共に
前記購入商品データを集積して格納するデータベース記
憶手段を有し、当該データベース記憶手段において予め
記憶されている前記スキャナIDコードに対応する消費
者属性情報に基づいて、商品コード毎の各商品に関して
如何なる属性の消費者が当該商品を現実に購入したのか
を集計及び分類するデータベース処理手段を有すること
を特徴とする通信端末装置を利用した商品購入情報の収
集/提供システムを提供するものである。
【0029】ここで、通信端末装置が読み取って送信し
たデータは、前記データ処理装置によって前記スキャナ
IDコード等で認証された後その属性に基づいて加工さ
れてデータベースに格納される。これによって、格納さ
れたデータベースは、最新の商品購入情報が更新、維持
されて格納されている。
【0030】前記バーコード読取装置は、前記バーコー
ドを読み取るための光学読取手段と、前記光学読取手段
により読み取られたアナログのバーコード読取信号を一
連のディジタルデータに変換するための変換手段と、前
記変換された購入した商品に係るディジタルデータ又は
これを圧縮処理した購入商品データを順次的に一時記憶
するためのバッファ手段と、当該バーコード読取装置を
前記携帯通信装置に接続するためのケーブル手段を有す
るインターフェイス手段とを有する。前記バーコード読
取装置で読み取ったデータは、前記携帯通信装置に接続
されたケーブル手段を介して前記データ処理装置に送信
される。
【0031】前記データベース記憶手段において予め格
納される前記スキャナIDコードに対応する消費者属性
情報は、少なくとも前記携帯通信装置の使用者(以下、
「情報提供契約者」という)の住所を表わす地域コー
ド、当該情報提供契約者とその家族構成員毎の年齢コー
ド及び職業/学校コードを含む商品購入者IDコードを
有する。
【0032】データベース記憶手段に格納される前記購
入商品データには、当該購入商品を購入した店舗情報が
含まれる。
【0033】前記データベース処理手段は、通信ネット
ワークを介して接続され各通信端末装置から送信されて
きた全ての購入商品情報に対して受信の日時を表わすタ
イムデータを付して前記データベース記憶手段に格納す
る。前記データベース記憶手段は、さらに、前記商品コ
ードに含まれる製造者コードに対応した前記購入商品情
報の提供を希望する者側の装置(以下、「事業契約者装
置」という)の通信アドレス情報を格納する。
【0034】前記データベース処理手段は、少なくと
も、前記データベース処理手段内に格納されている前記
データベース記憶手段に格納されている前記スキャナI
Dコードに対応する消費者属性情報と、前記タイムデー
タが付された商品コード毎の購入商品情報及び前記製造
者コードに対応した前記事業者側装置の通信アドレス情
報等の各情報の前記データベース記憶手段内における物
理的構成を管理する記憶管理手段と、前記データベース
記憶手段に対する前記情報を入出力するためのアクセス
制御手段と、前記データベース記憶手段における前記情
報を構成するデータの分類、集計及び問合せ処理を行う
ためのトランザクション手段とを具備している。これに
より、前記データベース処理手段は、データ提供の依頼
に基づき格納されているデータベースから依頼に対応し
たデータを提供することが可能となる。
【0035】前記携帯通信装置の動作モードは、前記バ
ーコード読取装置から送信される予め設定された複数の
制御コードにより制御される。前記バーコード読取装置
は、予め用意された制御コードシート上に印刷された各
制御コードに対応したバーコードの読み取りによって前
記携帯通信装置に対して必要な前記制御コードを送信す
る。これにより、前記携帯通信装置の動作モードは、複
数の制御コードが印刷されたバーコードを読取ることで
制御コードを入力することが出来る。
【0036】夫々の購入商品に係る前記商品購入者ID
コードは、予め用意された商品購入者シート上に印刷さ
れ当該商品購入者IDコードに対応したバーコードの前
記バーコード読取装置による読み取りにより、また、夫
々の購入商品に係る前記店舗情報は、前記商品購入者シ
ート上に印刷された店舗コードの前記バーコード読取装
置による読み取りにより各々入力され、これらは前記購
入商品データと共に前記前記データベース記憶手段に格
納される。
【0037】前記商品購入者IDコードと前記購入商品
を購入した店舗コードを含む購入商品に係るディジタル
データの前記圧縮処理は、連続する二つの十進数字を対
応する半角の英数字を表示するコード信号に変換する圧
縮変換表に基づいて行われる。
【0038】ここで、ディジタルデータの前記圧縮処理
は、例えば2文字を1文字に変換する。データを圧縮
は、取り扱うデータ量を少なくできるためデータの格納
及びデータの送信が効率化する。
【0039】前記データ処理装置は、前記情報提供契約
者の通信端末装置から送信されてくる購入商品データの
所定期間毎の送信回数を累積的にカウントした情報提供
量に応じて当該情報提供契約者に対して付与すべき予め
規定された対価の額(以下、「特典」という)を算出処
理する。購入商品データの所定期間毎の送信回数を累積
的なカウントは、実績に基づく特典の付与が自動的に可
能となる。
【0040】前記特典の算出処理は、前記情報提供契約
者が所有する携帯通信装置の使用料金に充当される。こ
れにより、携帯通信装置の使用料金に充当は、前記情報
提供契約者は通信料金の支払いが少なくなる。
【0041】前記データ処理装置は、さらに、前記事業
者側装置と前記通信ネットワークを介して接続され、前
記商品コードに含まれる製造者コードに対応する事業者
が販売した前記購入商品情報及び当該購入商品情報を加
工した情報(以下、「加工情報」という)を、当該製造
者の前記事業者側装置に提供する。これにより、前記事
業者側装置は、依頼した商品情報が最新の情報で提供さ
れることが可能となる。
【0042】前記加工情報は、特定の商品コードに係る
商品毎に、当該商品購入者の属性情報、販売地域情報、
販売時間情報又は当該商品の店舗情報を含んでいる。
【0043】前記データ処理装置は、前記情報提供契約
者の各家庭内において使用中の特定種類の商品に付され
た商品コードの送信を依頼するスキャニング依頼メッセ
ージを前記通信ネットワークを介して送信し、前記トラ
ンザクション手段は、前記スキャニング依頼メッセージ
に応じて夫々の通信端末装置から送信されてきた当該特
定種類の商品の商品コードに基づいて当該商品の前記情
報提供契約者の家庭における普及率を算出する。
【0044】前記データ処理装置は、前記事業契約者装
置側からの要求に基づいて、前記特定種類の前記普及率
に関する情報を前記通信ネットワークを介して提供す
る。
【0045】前記特定種類の前記普及率に関する情報
は、当該商品を使用する情報提供契約者の属性情報を含
む。
【0046】また、前記データ処理装置は、前記事業契
約者装置側から指定された現在使用中の商品情報、特定
の商品の購入情報等を収集及び加工して必要な情報の提
供を提供する。
【0047】これにより、前記事業契約者装置側は、現
在使用中の商品情報、特定の商品の購入情報等を指定し
て必要な最新の情報が提供されることが可能である。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、本発明の通信ネットワーク
における通信端末装置を利用した商品購入情報収集シス
テム及びその方法の実施形態を図面参照の上で詳細に説
明する。
【0049】図1は、本発明の実施形態における構成を
示す通信ネットワークの例を示す。図1において、この
通信ネットワークは、ディジタル移動通信網10と共
に、購入した商品に付されている商品コード等のバーコ
ードを読み取るためのバーコード読取装置2と当該バー
コード読取装置2と接続されたインターネットによる通
信が可能な携帯通信装置3(例えば、アイモード(注:
株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ所有の登録商標)を
使用する携帯電話等)とから構成された商品情報を収集
するための複数の通信端末装置6と、複数の通信端末装
置6と通信ネットワークを介して接続され通信端末装置
6から送信されてくる購入された商品情報を取得するデ
ータ処理装置4と、複数の事業契約者装置7によって構
成されている。
【0050】ディジタル移動通信網2は通信プロトコル
変換用のゲートウェイ(GW)装置で接続されており、
例えばインターネットにおけるTCP/IP(Transmis
sionControl Protocol/Internet Protocol)に基づくI
Pパケット通信を行う。
【0051】通信端末装置3は、携帯通信装置3とバー
コード読取装置2とケーブルで構成されている。携帯通
信装置3は、具体的には、携帯電話機や携帯情報端末
(PDA)である。本実施の形態例の説明において、以
降、携帯通信装置3は、携帯電話機3として説明する。
【0052】携帯電話機3は、ディジタル移動通信網1
0のセル基地局2aに、無線区間(エアーインターフェ
イス)を通じて収容されており、モニターが調査データ
の報告を行うものである。
【0053】携帯電話機3には、携帯可能な小型のバー
コード読取装置2、がケーブルを介して着脱自在に接続
可能である。このバーコード読取装置2は、商品情報調
査の契約をしたモニターに、商品情報のホームページ提
供による調査事業を運営する事業者(例えばマーケット
リサーチ会社)などから、バーコードを掲載した商品購
入者シート、制御シート及びドライバと回線接続(アク
セス)用の電話番号等を格納したソフトウェアが搭載さ
れたケーブルとともに、例えば、無償で配付されるもの
である。
【0054】データ処理装置4(図2参照)は、調査事
業者又はISP(Internet ServiceProvider)などに配
置され、回線を通じて携帯電話機3からのバーコード情
報を受信し、受信したデータをデータベース装置に格納
する。調査依頼に基づき商品購入調査依頼者の要求に合
わせて加工した調査報告データを事業契約者装置7に送
信を行う。
【0055】事業契約者装置7は、調査を依頼する複数
の事業者など(例えば、商品製造者、小売業者等)に設
置されるものであり、データ処理装置4から調査依頼に
対する調査結果の報告を受信するために接続されたもの
である。
【0056】図1の通信回線網において、各種の伝送方
式(マルチメディア伝送)のためのゲートウェイ装置や
コンテンツ編集サーバ等については、その図示を省略し
た。
【0057】また、図1に示す通信ネットワークの構成
は、TCP/IPの双方向通信による多様な構成が可能
である。公開性を有したインターネットではなく、閉鎖
通信ネットワーク、例えば、イントラネット(FDDI
/LAN)などでも、同様の処理が可能である。また、
多国籍企業における海外展開ネットワーク、すなわち、
エキストラネット(広域WAN)でも同様の処理が可能
である。
【0058】図2は、図1中のデータ処理装置4の構成
例を示すブロック図である。図2において、このデータ
処理装置4は、LAN構成の回線接続装置20、ウェブ
サーバ21、データベース(D/B)サーバ22、通信
制御装置23、SSLサーバ24、D/B装置25(請
求項における記憶手段)、D/B装置26(請求項にお
ける収集手段)、ドライブ装置27及びインターフェイ
ス(I/F)部28を備えて構成されている。
【0059】回線接続装置20は、ディジタル固定通信
網1に接続するためのものであり、具体的には、ディジ
タル終端接続装置(DSU)や侵入防止用のファイアウ
ォールアプリケーションを実装したルータなどである。
【0060】ウェブサーバ21は、インターネット上で
基幹的な通信処理(ブラウジング)を実行するための主
コンピュータとして動作する。
【0061】D/Bサーバ22は、調査データファイル
から情報種類別のデータベースを構築して格納する。例
えば、商品データベース、書籍データベース、音楽デー
タベース、その他のデータベース、ポイントシステムデ
ータベースである。また、このD/Bサーバ22は、デ
ータ処理装置4を利用して事業契約者装置7に提供する
調査報告に関する管理制御を行う。
【0062】通信制御装置23は、ウェブサーバ21な
どの各サーバを制御し、多数の事業契約者装置7に選択
的に回線接続を行う制御を実行する。なお、この通信制
御装置23は、例えば、インターネット上の時刻同期用
のNTP(Network Time Protocol)サーバ、分散ファ
イルシステム用のNFS(Network File System)サー
バなどを備えている。
【0063】SSLサーバ24は、個人情報などの秘密
保持のための暗号化データ転送用の暗号化通信プロトコ
ル(SSL:Secure Sockets Layer)を実行する。
【0064】D/B装置26(モニター会員用)は、モ
ニター(携帯電話機3)のモニター会員登録時の個々の
属性情報(住所を表す地域コード、家族構成ごとの年齢
コード、及び職業/学校コードなど)を含む商品購入者
IDコードを格納し、さらに、モニターが報告のための
アクセス状態(モニターごとのアクセス回数、日時など
の個別情報)を格納してモニターの管理に供するための
ものである。
【0065】D/B装置25は、モニターから送信され
た商品購入調査情報を商品種類別(例えば、商品データ
ベース、書籍データベース、音楽データベース等)にデ
ータベース化して格納している。商品データには、当該
商品を購入した店舗情報、当該商品データが受信された
日時を表すタイムデータが含まれている。さらに、D/
B装置25には、購入情報の提供を希望する事業契約者
の通信アドレス情報及び事業契約者の属性情報(社名、
住所、等)が格納されている。
【0066】データベース処理は、DBMSにより入出
力データのアクセス制御を行い、トランザクションの管
理、問合せ処理、エンドユーザーインターフェイスを行
う。データベースに格納されているスキャナIDコード
に対応する消費者属性情報と、タイムデータが付された
商品コード毎の購入商品情報及び前記製造者コードに対
応した事業者側装置の通信アドレス情報等の各情報のデ
ータベース記憶手段内における物理的構成を管理し、デ
ータベース記憶に格納されているデータの分類、集計及
び問合せ処理を行う。
【0067】ドライブ装置27は、本発明を実施するた
めのプログラム、調査データ等を保管し、プログラムを
ウェブサーバ21などの各サーバにインストールする。
【0068】I/F部28は、D/B管理などの保守を
行うための単体の小型汎用コンピュータやLANを接続
した外部ローカルエリアネットワーク(LAN)をイン
ターフェイス接続によって収容している。
【0069】なお、このデータ処理装置4には、必要に
応じてFTP(File Transfer Protocol)ファイル転送
用のFTPサーバ、及び分散名前管理システム(DN
S:Domain Name System)用のDNSサーバ、FAXサ
ーバ、VoIP電話サーバ、電子メールサーバなどを設
けても良い。
【0070】また、D/Bサーバ22及びD/B装置2
5は、モニターの収容数が少ない場合は、固体記憶装置
(例えば、フラッシュメモリ)を利用したテーブルでも
良い。さらに、モニター(会員)数が少ない場合は、図
2は図1中のデータ処理装置4の構成を簡易な構成とす
ることも出来る。例えば、小型汎用コンピュータ一台の
みでも、本発明の実施が可能である。
【0071】図1において、携帯電話機3は、PDC
(Personal Digital Cellular Telecommunication Syst
em)方式、PHS(Personal Handyphone System)方式
(TDMA、TDD、CDMA)として知られた構成動
作である。例えば、周波数切替シンセサイザ、受信電界
強度(RSSI)検出部を備えた無線送受信部、変調/
復調部、時分割/拡散多重分離部、コーデック(符号化
/復号化)部、マイクロプロセッサ(MPU)、外部イ
ンターフェイス(I/F)部、メモリ、キーパッド及び
着信表示発光ダイオードや液晶デスプレイなどの表示
部、及び送話用マイクロホンと受話用スピーカ、撮像部
などを備えた既知の構成動作である。
【0072】この携帯電話機3には、インターネットア
クセスが可能な専用HTMLタグ記述のコンテンツを閲
覧するアプリケーション(専用ブラウザ)を搭載してい
る。また、外部インターフェイス部を備えており、この
外部I/Fに前記した小型バーコード読取装置2がケー
ブルを介して接続される。
【0073】図3は、バーコード読取装置2(以下、適
宜、スキャナ2という。)の構成を説明するロック図で
ある。バーコード読取装置2は、JAN/EAN、UP
C、CODE−39、CODE−128などに適応する
バーコードセンサ部と、バーコードを照射する光源と、
読取ったアナログデータをディジタルデータに変換する
A/D変換部と、データを記憶する記憶部と、タイムス
タンプ部と、インターフェイス部と、電池で稼働する電
源とで構成された既知の構成及び動作である。
【0074】記憶部は、読み取られた複数の前記バーコ
ードデータを格納する(例えば、本実施の形態例では1
50件まで格納する。)メモリを有している。
【0075】接続部は、USB/RS232のインター
フェイスで携帯電話機3に対応した既知の構成及び動作
である。バーコード読取装置2は、小型の携帯可能な形
状である。
【0076】ここで、本実施の形態例における、携帯電
話機3とバーコード読取装置2とを接続する接続ケーブ
ル5について説明する。
【0077】図4は、携帯電話機3とバーコード読取装
置2とが接続ケーブル5で接続された状態の正面図を示
す。
【0078】図5は、ケーブル5の構成の斜視図を示
す。接続ケーブル5は、携帯電話接続部5aとケーブル
部5cとバーコード読取装置接続部5bとから構成さ
れ、ケーブル部5cの両端側にそれぞれ携帯電話接続部
5aとバーコード読取装置接続部5bが設けられてい
る。携帯電話接続部5aには、ボタンスイッチ5dが設
けられている。
【0079】携帯電話機3とバーコード読取装置2の接
続は、ケーブル5の携帯電話接続部5aを携帯電話機3
に設けられた外部接続部に接続し、バーコード読取装置
接続部5bをバーコード読取装置2の接続部に接続す
る。
【0080】図6は、携帯電話接続部5aの構成を説明
するブロック図を示す。携帯電話接続部5aは、バーコ
ード読取装置2から順次伝送されてくる購入した商品に
係るディジタルデータを入力する入力部41と、入力し
たデータを伝送データに変換するデータ変換部42と、
変換されたデータを連続する二つの十進数字を対応する
半角の英数字を表示するコード信号に変換する圧縮する
データ圧縮部43と、圧縮処理した購入商品データを順
次的に一時記憶するためのバッファ部44と、データの
処理とアプリケーションの制御を行うCPU47と、デ
ータ及びプログラムを格納するメモリ部48と携帯電話
機と接続するインターフェイス部と電源49から構成さ
れている。
【0081】バーコード読取装置2から送られたデータ
は、携帯電話接続部5aでURL、バーコード読取装置
のIDコード、ケーブルのIDコードを含むデータに変
換される。
【0082】メモリへ部48の格納情報は、URL、オ
リジナルコード識別、直接入力等のフラグ、直接入力時
デリミタ等である。
【0083】携帯電話接続部5aは、以下の基本動作の
機能を実現する。 (1)携帯電話機3の機種判別。 (2)キーボードエミュレーションを自動的に行う。 (3)バーコード読取装置2よりバーコードデータを取
得してキーボードエミュレーションにより携帯電話機3
経由でサーバへ送信する。 (4)バーコード読取装置2よりバーコード読取装置情
報(スキャナID)を取得してキーボードエミュレーシ
ョンにより携帯電話機3経由でサーバへ送信する。 (5)リンクモードとアプリケーションモードの2種類
の動作を行う。
【0084】リンクモードは、バーコード読取装置2よ
り取得したリンクバーコードデータを、URL直接入力
画面からキーボードエミュレーションにより入力し、ス
キャンワープサーバURLへGETメソッドを用いて送
信する。
【0085】アプリケーションモードは、専用コンテン
ツを携帯プラウザへ表示し、POSTメソッドによりバ
ーコードデータを送信することにより、アプリケーショ
ンを操作する。また、リンクモードよりアプリケーショ
ンコードをスキャンしサーバへ送信することでも専用ア
プリケーションコンテンツを携帯プラウザへ表示するこ
とができる。
【0086】(6)初期動作モード(リンクモードとア
プリケーションモード)の2種類の動作モードを判別す
る。ケーブル5を携帯電話機3に接続する時の状態によ
り初期モードを判別する。
【0087】リンクモードは、携帯電話接続部5aにあ
るボタンスイッチ5dを押さずに接続する。
【0088】アプリケーションモードは、携帯電話接続
部5aにあるボタンスイッチ5dを押したまま携帯電話
機3に接続するとアプリケーションモードになる。また
は、業務アプリコードを読み込むとリンクモードからア
プリケーションモードになる。ケーブル接続直後に、専
用アプリコンテンツの初期画面を表示させる。
【0089】(7)直接入力モードでは、出荷時に通信
端末装置のEEPROMに設定される直接入力モードフ
ラグが有効となっている場合、上記した(3)乃至
(6)で記述した動作ではなく、直接入力モードのスキ
ャナ2として動作する。直接入力モードでは、ケーブル
5はスキャナ2から読取ったバーコードデータを一切加
工せず、そのままキーボードエミュレーションを行う。
スキャナ2より同時に複数のバーコード入力がある場合
は、EEPROMに設定される直接入力時デリミタに設
定されている文字をバーコードの間に挿入する。但し、
直接入力時デリミタに‘?’が設定されている場合は、
バーコード間にデリミタは挿入されない。
【0090】ここで、リンクモードは、ケーブル5のボ
タンスイッチ5dを押さずに携帯電話にケーブル5を接
続した場合、又はアプリケーションモード時にアプリケ
ーション終了バーコードを読み込んだ場合に、リンクモ
ードとなる。
【0091】リンク動作モードでバーコードを読み込ん
だ場合の送信データ例を説明する。リンクモード時にバ
ーコードを読み込んだ場合、そのバーコードデータをリ
ンクモードURLに送り、そのリダイレクションにより
当該のサイトに移動する。
【0092】送信データ形式は、URLリクエスト=リ
ンクモードURL+‘?dt’+送信データの形式とな
る。
【0093】実際の送信データは、http://ww
w.wina.co.jp/rd.asp?dt=(0
00200000003153c)001023120
33298)hld002)490148007129
9である。‘(’の記号は、バーコード読取装置2のシ
リアル番号を意味するデリミタ(挿入符号)で、‘)’
の記号は、バーコードデータを意味するデリミタであ
る。デリミタは、携帯電話接続部5aのマイクロプロセ
ッサ側で自動的に付加される。
【0094】このリンクモードを表すコードは、例え
ば、14桁からなり、上位2桁がオリジナルコード、次
の3桁(3桁目から5桁目)が識別符号コードであり、
次の4桁(6桁目から9桁目)がアプリコード、次の3
桁(10桁から12桁目)が制御アプリのコード、13
桁目がPOSTフィールド長定義、14桁目が蓄積種別
定義である。
【0095】リンクモード時に業務アプリケーションコ
ードを読み込んだ場合は、アプリケーションモードにな
る。携帯電話接続部5a内メモリ(RAM)の最大容量
を越えるデータがスキャナ2より送信された場合、メモ
リ容量を越える部分のデータは無視し、メモリに収まっ
た範囲のデータのみを携帯電話側に送信する。
【0096】アプリケーションモードの開始方法は、次
の2つのパターンがある。 1.携帯電話3とケーブル5の接続によるアプリケーシ
ョンモードの開始。携帯電話接続部5aのボタンスイッ
チ5dを押して携帯電話3に接続した場合は、アプリケ
ーションモードを開始する。アプリケーションモード開
始と同時に、携帯電話3によりURLリクエストを行
い、アプリケーションモードURLに設定されたサイト
に移行する。アプリケーションは、次にスキャナ2から
読み込む業務アプリケーションコードにより決定され
る。
【0097】2.業務アプリケーションコード読み込み
によるアプリケーションモードの開始。リンクモード時
に業務アプリケーションコードを読み込んだ場合は、ア
プリケーションモードになる。アプリケーションモード
開始と同時に、URLリクエストにより業務アプリケー
ションコードに対応したアプリケーションサイトに移動
する。
【0098】業務アプリケーションコードは、次のよう
に定義される。14桁の数字であること。1乃至2桁目
がEEPROMに記録されているオリジナルコード識別
と同じであること。(例えば、「00」) 3乃至5桁目が「000」であること。6桁目乃至9桁
目が「1111」でないこと。
【0099】アプリケーションサイトへの移動は、業務
アプリケーションコードをリンクモードURLに送り、
そのリダイレクションを受けることにより行う。URL
の書式は、次のとおりである URLリクエスト=リンクモードURL+‘?dt=’+
スキャナ2情報+アプリケーションコード情報、であ
る。
【0100】図7は、業務アプリケーションコードの定
義を説明するための図である。アプリケーションモード
の基本動作の定義は、次のように行われる。アプリケー
ションモード開始時に、業務アプリケーションコードの
下位2桁を認識し、そのアプリケーションの終了までの
動作を定義する。13桁目は、POSTフィールド長を
定義し、14桁目は蓄積種別定義を行う。
【0101】POSTフィールド長定義において、13
桁目の設定値が「0」の場合は、制御なしと定義され
る。この場合、アプリケーションに、POST用の入力
フィールドが1つのみ用意されていることを意味する。
フィールド移動制御は行わない。「1」の場合は、25
6バイトと定義される。POST用の入力フィールドが
複数あることを意味する。256文字のデータを送信す
る毎に、アクセスキーによるフィールド移動制御を行
う。「2」の場合は、512バイトと定義される。PO
ST用の入力フィールドが複数あることを意味する。5
12文字のデータを送信する毎に、アクセスキーによる
フィールド移動制御を行う。
【0102】蓄積種別定義において、14桁目の設定値
が「0」の場合は、送信モードと定義される。スキャナ
2より入力したデータを、ケーブルに蓄積せずに携帯電
話に送信する。この場合もデータの圧縮は行われる。複
数のバーコードをケーブル5に貯めて送信したい場合
は、蓄積したいバーコードデータの前後に「蓄積開始バ
ーコード」及び「蓄積終了バーコード」をスキャンす
る。「1」の場合は、蓄積モードと定義される。送信バ
ーコードがスキャンされるまで、スキャンしたデータを
ケーブルに蓄積する。送信バーコードがスキャンされる
と、ケーブルに蓄積しているデータを一括送信する。
【0103】図8は、制御アプリケーションコードを説
明する図である。アプリケーションモードでは、制御ア
プリコードにより動作の制御がおこなわれる。制御アプ
リコードによる制御は、10桁目から12桁目の3桁で
制御され、例えば蓄積開始コードは、00000111
100000であり、送信コードは、00000111
100300と定義されている。図8において、制御コ
ードは、アプリケーション終了コード、蓄積開始コー
ド、蓄積終了コード、送信コード、数量コード、「O
K」コード、キャンセルコード、エラーコードである。
これらの制御コードを予めバーコードに印字して、例え
ば制御コードシートとして作成しておくことで操作を簡
単にする。制御コードを入力する時は、制御バーコード
を読み取るだけでよい。
【0104】次に、制御アプリケーションコードの変換
テーブル例を示す。数量コードのバーコード番号は、0
0 000111110100乃至00 000111
110100である。当該制御アプリケーションコード
は、制御アプリケーションコード変換テーブルで010
1乃至0199に変換される。図8(b)に示すように
「OK」コード、「キャンセルコード」も同様に変換さ
れる。変換の法則は、14桁のバーコードの10乃至1
2桁の値の前に‘0’をつけた値が変換後のコード(4
桁)となる。例えば「OK」コードは0201に変換さ
れる。
【0105】図9は、エラーコードの定義のコードを説
明する図である。エラーコード定義は、オーバーフロー
エラー、業務アプリケーションコードエラー、アプリケ
ーション終了コードエラー、不正コード検出エラー、蓄
積開始二重読込エラー、送信モードエラー、蓄積終了エ
ラー、有効データ成しエラー、その他のエラーが定義さ
れている。
【0106】次に、バーコードデータの処理について説
明する。スキャナ2で読み取ったバーコードデータは、
以下に説明する通り処理される。
【0107】先ずデータの変換は、スキャナ2から読み
取ったデータの種類によってデータの変換を行う。購入
した商品に係るディジタルデータの前記圧縮処理は、連
続する二つの十進数字を対応する半角の英数字を表示す
るコード信号に変換する圧縮変換表に基づいて行われ
る。スキャナ2のシリアル番号は、‘(’+スキャナ番
号に変換される。アルファベットを含むコード
は、‘)’+アルファベットを含むコードに、オリジナ
ルコードは、‘w’+オリジナルコードの3桁目から1
2桁目を圧縮処理したデータに、オリジナルコードを除
く数字のみのコードは、‘z’+オリジナルコードを除
く数字のみのコードを圧縮処理したデータに、数量、O
K及びキャンセルコードは、‘y’+制御アプリケーシ
ョンコード変換後、圧縮処理したコードに変換される。
なお、スキャナ2のシリアル番号は、スキャナ2より1
6進8桁のバイナリデータとして渡されるため、これを
英数文字列(16文字)に変換する。
【0108】エスケープ処理において、スキャナ2のシ
リアル番号及びアルファベットを含むデータでは、デリ
ミタとして定義されている文字が含まれる可能性があ
る。
【0109】この文字とデリミタとの混同を避けるた
め、エスケープ文字を用いて次のように変換する。 a)エスケープ文字として、アンダーバー(‘−’)を
使用する。 b)データ中にデリミタとして使われている文
字(‘(’、‘)’、‘w’、‘y’、‘z’)が存在
する場合、その文字の前にエスケープ文字を付加する。 c)データ中にエスケープ文字が含まれた場合も、その
前にエスケープ文字を追加する。
【0110】図10は、データの圧縮変換表を示す。図
10(a)において、圧縮処理は、数字のみで構成され
るコード(オリジナルコード、JANコード、数量コー
ドの変換後のコード等)を前から2桁ずつ取り出し、図
に示す圧縮変換表(a)に定義された値に置き換える。
ただし、最後に取り出したデータが1桁の場合は、圧縮
変換表図10(b)に定義されるデータに置き換える。
この例では、2桁の数字が1桁の半角文字に圧縮される
ため必要とするバイト数は半分になる。
【0111】ここで、外部サーバへの電文送信について
説明する。携帯電話から外部サーバ送信する電文体系は
次の通りである。伝送方式は、POSTメソッドを使用
する。送信フォーマットは、「スキャナ2のシリアル番
号+バーコードデータ(1つ又は複数)」である。スキ
ャナ2のシリアル番号とバーコードデータは、バーコー
ドデータ処理されている。データ例を示すと、「(00
0200000003153Cwサネスエム)hld0
02zェイゥアQホ9yサイ」、である。
【0112】プラウザの制御は、送信する文字数がPO
STフィールド長定義のサイズを超える場合、アクセス
キーを用いて複数のフィールドに分割して格納する。ア
クセスキーは、次の通り定義されている。テキストフィ
ールドの送信ボタン(Submit)の対応アクセスキ
ーは、‘9’であり、1個目(dt1)の対応アクセス
キーは‘8’と定義されている。2個目(dt2)の対
応キーは‘7’、3個目(dt3)の対応キーは
‘6’、4個目(dt4)の対応キーは‘5’と定義さ
れている。
【0113】ケーブルにおいてエラーが発生した場合、
読み込んだデータはすべてキャンセルし、次のエラー電
文をPostによりサーバに送信する。エラー電文は、
「スキャナ2のシリアル番号+エラーコード」である。
この場合も、スキャナ2のシリアル番号とエラーコード
は、バーコードデータ処理がされている。
【0114】ここで、アプリケーションモードでのバー
コード読取動作例について説明する。スキャナ2で読み
取り動作を開始する時、ケーブルの読み取りモードは、
リンクモードになっている。スキャナ2のシリアル番号
は、ヘキサモードで000200000003153C
である。リンクモードとして使うリダイレクトスクリプ
トのURLは、http://www.wina.c
o.jp/rd.aspとする。
【0115】最初に、送信モードのアプリケーション制
御コード「00000111130000」の制御バー
コードをスキャンする。アプリケーション制御コードの
アプリケーション番号は、300であり、制御モードは
送信モードである。ケーブルはスキャナ2からデータを
読み取って、データの圧縮をせずにURLであるhtt
p://www.wina.co.jp/rd.asp
?dt=(000200000003153C)000
00111130000をGETメソッドとしてi−m
ode(登録商標)メニュウのURL入力フィールドに
入力させる。
【0116】アプリケーションサイトのトップページの
画面が表示される。ケーブルが入力されたURLを呼び
出してから直ぐにアプリケーションモードになり、アプ
リケーション制御モードを「送信モード」とする。次に
バーコードをスキャンする。会員番号(0010231
2033298)、商品コード(0010231203
3245)、数量2個(0000011111020
0)、商品コード(hid002)、数量1個(000
00111110100)、JANの商品コード(49
01480071299)、数量4個(0000011
1110400)、商品コード(000abz234y
780)、数量4個(00000111110400)
をスキャンし、商品全部のスキャンが終了すると送信コ
ード(000001111100300)をスキャンす
る。
【0117】次にケーブルは、スキャナ2で上記の読み
取られたデータを受信して、次の処理を行う。
【0118】バーコード処理(変換、圧縮、制御)を行
う。バーコード処理後の文字列の例は、(000200
000003153Cwサネスエムrwサネスエムンy
イウhld002yイイzェイゥアQホ9yイオ000
ab_z234_y780yイオ)となる。
【0119】Post用ページのインプットフィールド
に対応するアクセスキー(例えば、「8」、1個目のデ
ータ)のキーボードエミュレーションを行い、インプッ
トフィールドにフォーカスする。
【0120】上記の生成したバーコード処理後の文字列
を携帯電話にキーボードエミュレーションし、インプッ
トフィールドに入力する。
【0121】POST用ページの送信ボタンに対応する
アクセスキー(例えば、「9」、送信)のキーボードエ
ミュレーションを行い、データのサーバへの送信(Su
bmit)を行う。
【0122】送信が終了すると、別のアプリケーション
ページが表示される。
【0123】アプリケーションの終了コード(0000
0111100000)をスキャンする。i−mode
画面がリセットされて、ケーブルはリンクモードにな
る。
【0124】さらに、スキャンワープにおけるオリジナ
ルコード体系について説明する。
【0125】コード体系は、14桁の数字のみのコード
を利用する。通常コードは、リンクバーコードとして使
用する。1桁目と2桁目の2桁は、オリジナルコードで
あることを示す。基本的に‘00’固定とするが、EE
PROMの設定を変更することで、任意の2桁の数字と
することができる。3桁目乃至6桁目の4桁は、企業コ
ードを表す。基本的に自由に付与できる。但し、000
1乃至0009はアプリケーションコードとして使用さ
れ、9900乃至9999は、拡張コードとして使用す
るので使用しない。7桁目乃至14桁目の8桁は、各企
業毎に定義する商品コードであり、企業ごとに自由に付
与できる。
【0126】アプリケーションコードは、スキャンワー
プにおいてアプリケーションを利用する場合に使用す
る。アプリケーションコードには、アプリケーションを
開始するために用いる「業務アプリケーションコード」
と、アプリケーション開始後の送信動作などを制御する
「制御アプリケーションコード」がある。アプリケーシ
ョンコードの企業コード部が「1111」である場合、
制御アプリケーションコードであることを意味する。
【0127】業務アプリケーションコードは、1桁乃至
桁目の2桁が、オリジナルコードであることを示す。基
本的に‘00’固定とするが、EEPROMの設定を変
更することで、任意の2桁の数字とすることができる。
3桁目乃至5桁目の3桁は、アプリケーションコードで
あることを示す。‘000’固定である。6桁目乃至9
桁目の4桁は、企業コードを表す。10桁目乃至12桁
目の3桁は、各企業ごとに定義するアプリケーションの
番号である。13桁目と14桁目の2桁は、アプリケー
ション制御モードのアプリケーション実行中のケーブル
の基本動作を定義する。
【0128】制御アプリケーションコードは、アプリケ
ーションコードの中でアプリケーションの制御用に使用
するものである。1桁目と2桁目の2桁は、オリジナル
コードであることを示す。基本的に‘00’固定とする
が、EEPROMの設定を変更することで、任意の2桁
の数字とすることができる。3桁目乃至5桁目の3桁
は、アプリケーションコードデあることを示す。‘00
0’固定である。6桁目乃至9桁目の4桁は、企業コー
ドを表す。10桁目の1桁は、制御コードの種類を表
す。「0」は、アプリケーション制御コードで、「1」
は、数量コード、「2」は、アプリケーションコード、
「9」は、エラーコードを表す。11桁目と12桁目の
2桁は、制御コードの種類内での通番を表す。13桁目
と14桁目は予備領域で、「00」で固定である。
【0129】拡張コードは、将来の拡張等のために用意
した領域で、基本的には通常コードとして付与しない。
1桁目と2桁目は、オリジナルコードであることを示
す。3桁目と4桁目は、拡張コードであることを示す。
「99」で固定である。5桁目以降は拡張コードの定義
により可変である。
【0130】なお、上記の実施形態例の説明にいては、
ケーブル6においてバーコード処理(変換、圧縮、制
御)を行う構成で説明したが、携帯通信装置3で行う構
成としても同様な処理が可能である。本発明は、ケーブ
ル6においてバーコード処理を行う構成に限定するもの
ではない。
【0131】次に、携帯通信装置3を利用した商品購入
情報の収集/提供システムの実施形態例における構成と
動作について説明する。
【0132】図11及び図12は、本発明の実施形態例
の概略を説明するためのシステム図である。
【0133】モニターは、モニター申込書を記載し、調
査事業者(データ処理装置側4)とモニター契約を行
う。また、携帯電話使用契約は、携帯電話会社と行う。
携帯電話使用契約の終了後、モニターは、携帯電話とバ
ーコード読取装置2と、ケーブル5並びに商品購入者シ
ート、制御コードシートを調査事業者から提供される。
尚、本実施の形態例において、モニターは、保護者及び
家族を有する高校生を対象とし、保護者の同意を得てモ
ニター契約を行う。高校生(15歳から18歳までの年
齢)のモニターは、構成する家族の全購入商品データを
収集するため、商品に偏りのない購入商品データを得る
ことが可能となる。
【0134】まず、モニターは、初期登録データとして
最初に1回だけ、商品購入者シートの自分のバーコード
を読み取り、現在自分が所有している商品(たとえば、
音楽CD、ミニコンポ等)に付されているバーコードを
読み取って、バーコード読取装置に接続した携帯電話機
3からデータ処理装置4に通信回線網を通じて送信す
る。このデータはモニターの属性データとしてデータ処
理装置4のモニター会員ファイル26に登録される。
【0135】次に、モニターは、商品購入データの収集
と送信を行う。商品購入者シートのモニターバーコード
と制御コードシートと、購入した商品の商品コードと購
入店コード及び制御コードをスキャナ2で読み取り、ス
キャナ2に接続された携帯電話機3からデータ処理装置
4に通信回線網を通じて送信する。
【0136】モニターは、商品購入調査報告を所定の時
間に定期的に報告する。報告時間及び回数は予め定めて
おく。さらに、報告を確実にするためにデータ処理装置
4から、所定の決まった時間に作業依頼メールを携帯電
話機3に配信する。
【0137】この商品購入調査報告では、モニターがキ
ーボードやマウスを使用せずに、提供されたバーコード
と購入商品に付されたバーコードを読み取るのみで、調
査事業者のサイトに自動アクセスしてデータを送信でき
る。すなわち、商品購入調査報告が容易に、かつ確実に
出来るようになる。
【0138】調査事業者(データ処理装置4側)は、モ
ニターの調査報告送信の実績の累積カウントした情報供
給量に応じて算出した対価の金額を特典(例えば、電話
通信料金)としてモニターに支払う。例えば、月間50
00円をモニターに支払う。
【0139】モニター個人IDは、調査事業者が予め設
定しモニターに付与されている。モニターの確認は、商
品購入調査報告の送信時に、モニター携帯電話機3側か
ら送信されたモニター個人IDとモニター確認用の端末
固有IDの組合せを比較して、モニターの正当性の確認
(モニター認証)が行われる。したがって、前記した慣
用暗号系や公開鍵暗号化系などの面倒な入力操作を行う
ことなく、取引開始認証(モニターの正当性確認)が可
能になる。
【0140】図13は、本実施の形態における、携帯電
話機3から商品購入データをデータ処理装置4に送信す
る時の携帯電話機3の画面表示例を示す。リンクモード
の場合、図13における(a)、(b)で示すように、
スキャナ2と携帯電話機3をケーブルで接続すると、自
動的に送信を開始する。
【0141】送信を開始すると画面上には、「データ送
信中。しばらくお待ちください。」の表示がされてい
る。送信においてエラーがあった場合は、図の(f)に
示すように「送信エラー。もう一度最初からやり直して
ください。」のメッセージが表示される。送信を開始し
てから数秒後、データ送信が終了すると「データの送信
が無事終了いました。ありがとうございました。」のメ
ッセージが表示され、つぎにデータ送信に対する懸賞サ
イト、ポイント換算により獲得ポイントが表示される。
【0142】データ処理装置4がチェックしてエラーが
ないと判定されたデータは、調査データファイルに格納
され調査データファイルが更新される。さらに、調査デ
ータは、商品データベース25に送られ該当する商品デ
ータベース25が更新される。
【0143】モニターの実績は、先に登録された個人属
性情報がD/B装置26に格納されており、当該情報と
モニターごとの商品購入調査報告の状態(アクセス回
数、日時などの個別情報)や、情報提供における反応状
態(例えば、案内した懸賞、ポイント付与への対応状
態)のデータを、個人属性情報に関連つけて格納する。
【0144】次に、上記した概略の要点を詳細に説明す
る。図14は、a)商品購入者シート、及び、b)制御
コードシートを説明するための図である。
【0145】なお、モニターの携帯電話機3からデータ
処理装置4へのアクセスは、いくつかの接続形態があ
る。例えば、ISPの接続ポイントを通じてデータ処理
装置4と接続する方法やCATVによる接続方法などが
あるが、ここではダイヤルアップIP接続を行うものと
して説明する。
【0146】調査事業者(データ処理装置4)は、図1
1に示すモニターとの申し込み手続きが終了すると、モ
ニターに商品購入調査報告アクセス用のスキャナ2、ケ
ーブル、複数のバーコード記載した商品購入者シート、
制御コードシートを配付する。この商品購入者シートに
は、家族の構成に対応したバーコード、商品購入先店名
等が記載されている。商品購入者シートのバーコードと
購入した商品に付されたのバーコード及び制御コードを
読み取り携帯電話3を介してデータ処理装置に商品購入
調査報告の送信のためのリンクアクセスを行う。
【0147】商品購入者シートの家族の構成に対応した
バーコードは、例えば、JAN、IAN、Code39
である。
【0148】家族構成のバーコードは、図14、a)に
示すように、自分、母、父、兄、弟、姉、妹の文字の横
にバーコードが印刷されている。このバーコードには、
例えば名前、年齢、性別、住所、自分との間柄等が印字
されている。購入先バーコードは、購入商店名、地区等
が印字されている。
【0149】制御バーコードは、図14、b)に示すよ
うに、アプリケーション終了コード、蓄積開始コード、
蓄積終了コード、送信コード、数量コード、「OK」コ
ード、「キャンセル」コード、エラーコード等が印字さ
れている。
【0150】また、モニター個人IDは、携帯電話接続
用ケーブル5とともに口座開設時にモニターへ手渡され
るものであり、モニター個人IDと、端末固有の組合せ
IDは、データ処理装置4の会員用D/B装置26に予
め登録し格納されている。モニター確認用の端末固有の
組合せIDとモニター個人IDは、関連付けをされてデ
ータベースに格納される。
【0151】そして、モニターの携帯電話機3から送信
されたモニター個人IDが、予め格納している特定の端
末固有の組合せIDと一致した場合に、正当なモニター
であることを認証して、商品購入調査データ報告の送信
が実行される。端末の固有組合せIDは、携帯電話機3
の固体番号、サブスクライブID、電話番号、スキャナ
2のシリアル番号、ケーブル5のシリアル番号から形成
される。これによって、前記した慣用暗号系や公開鍵暗
号化系などの面倒な入力操作を行うことなく、取引開始
認証(モニターの正当性の確認)が可能になる。
【0152】なお、このモニターの正当性の確認は上記
した方法例えば暗号で確認する方法、暗証番号で確認す
る等の他の方式でも可能である。
【0153】また、データ処理装置4の調査事業者(マ
ーケティング会社)が配付するソフトウェアは、通信端
末装置のメモリ内に格納された処理プログラム、インタ
ーネット上から取り込むプログラム、スキャナ2のドラ
イバと、バーコード情報をブラウザが処理できるように
データ変換を行う処理プログラム等である。また、通信
端末装置のメモリには、データ処理装置4への自動アク
セス用電話番号等が格納されている。
【0154】図15は、モニター(携帯電話機3)側の
商品購入データ読取処理及び送信処理手順を示すフロー
チャートである。また、図9はデータ処理装置4の処理
手順を示すフローチャートである。
【0155】図15において、携帯電話機3のモニター
は、スキャナ2のメモリを消去する(S1)。スキャナ
2のメモリ内容が消去されたことが確認されると、商品
購入者シートのモニター対象者のコードをスキャンして
読み取る(S3)。次に購入された商品の商品バーコー
ドと購入店を読み取る(S4、S5)。商品が複数ある
場合はS4の商品の商品バーコードと購入店バーコード
の読み取りを繰り返して行う(S6)。読み取る商品が
無くなったらスキャナ2と携帯電話機3をケーブル5で
接続する(S7)。携帯電話機3は自動的にデータ処理
装置4とリンクを確立し送信を開始する(S8)。送信
が終了するとリンクはオフになり終了する(S9、S1
0)。
【0156】他の家族対象者の報告すべき購入商品があ
る場合は、上述したメモリの消去(S1)のステップか
ら送信ステップ終了(S10)までを繰り返し操作して
送信は終了する。
【0157】図16は、データ処理装置4の動作の流れ
を説明するフローチャートを示す。図16において、デ
ータ処理装置4には、予めモニター入会申込書の記入事
項が取り込まれD/B装置26(会員用)に格納される
(図8ステップS21、S22)。次に、データ処理装
置4では、携帯電話機3からのデータの着信によって
(S23)、固有IDコードをD/B装置26(会員
用)から取り出す(S24)。携帯電話機3から送信さ
れたモニター個人ID、ケーブルID、スキャナID
が、予め格納している特定番号の端末固有の組合せた固
有IDと一致した場合に(S25)、正当なモニターで
あることを認証して、その商品購入調査報告の受信が開
始される(S26)。データ処理装置4では、送信され
たデータのチェックを行ない、データに不備がある場合
(送信エラー、文字化け等)は、モニターに対してデー
タの再送要求を送信する(S27、S34)。
【0158】データの受信が終了すると終了のメッセー
ジを送信し(S28、S29)、その後、懸賞サイト、
ポイント換算データなどの提供情報をモニターの携帯電
話機3に送信する(S30)。エラーのない受信データ
は、調査データファイル27を更新して収納される(S
31)。
【0159】さらに、データ処理装置4は、調査データ
ファイル27により関連する各データベース25を更新
する。このようにして、データ処理装置4は、常に最新
のデータベースが保持されることになる。
【0160】なお、D/B装置26(会員用)には、携
帯電話機3によるアクセス状態、例えば、アクセス日、
時刻が会員コードに対応して収集される。そして、これ
らの情報から携帯電話機3のモニターに適した情報、例
えば、年齢や性別などに対応した情報提供(例えば、電
子メールによる懸賞メール)が行われる。また、携帯電
話機3で提供される多くのコンテンツを利用することも
可能である。
【0161】さらに、ケーブル5のバーコード読取装置
接続部5aをPC(パーソナルコンピュータ)に接続す
ればインターネット環境のコンテンツにも適合可能とな
る。
【0162】次に商品購入情報の提供依頼に対する対応
について説明する。
【0163】調査事業者(データ処理装置4側)は、新
製品の発売や、現販売商品の販売状況等のマーケット情
報の提供を必要とする事業者と商品購入情報の提供につ
き販売契約を結ぶ。商品購入情報の提供例は、次の通り
である。 1、最新の調査データをリアルタイムに見ることができ
るサービスを提供する。 2、ある1定期間を定めてデータを提供する。例えば、
1日1回、週1回、月1回、3ヶ月1回等の期間での商
品購入情報を提供する。 3、必要とするときだけ、依頼により商品購入情報を提
供する。
【0164】データ処理装置4のデータベースには、毎
日モニターから送信されてくる商品購入情報を更新して
いるので最新の商品購入調査データが格納されている。
【0165】また、データ処理装置4は、商品コードに
含まれる製造者コードに対応する事業者が販売した購入
商品情報及び当該購入商品情報を加工した情報を、当該
製造者の事業者側装置7に提供する。加工情報は、特定
の商品コードに係る商品毎に、当該商品購入者の属性情
報、販売地域情報、販売時間情報又は当該商品の店舗情
報等である。さらに、データ処理装置4は、情報提供契
約者の各家庭内において使用中の特定種類の商品に付さ
れた商品コードの送信を依頼するスキャニング依頼メッ
セージを通信ネットワークを介してモニターに送信し購
入商品情報報告を依頼する。
【0166】データ処理装置4のトランザクション処理
は、スキャニング依頼メッセージに応じて夫々の通信端
末装置6から送信されてきた当該特定種類の商品の商品
コードに基づいて当該商品の前記情報提供契約者の家庭
における普及率を算出する。データ処理装置は、前記事
業契約者装置7側からの依頼に基づいて、特定種類の普
及率に関する情報を前記通信ネットワークを介して提供
する。
【0167】データベースから特定できる情報は、デー
タ処理装置4の受付時間から購入年月日が、端末装置
(携帯電話)3からモニターの家族構成、地域が、商品
購入者シートから購入者の属性、購入先が、商品バーコ
ードから商品名、製造メーカー、購入個数が特定でき
る。
【0168】これらのデータを使用してマーケット情報
を得るための検索対象は、時間別(年、月日、週、期
間)、地域別(県、市町村、区)、商品別、メーカー
別、購入先別、購入者属性別に検索可能である。
【0169】データ処理装置4は、依頼者の要求に応じ
て上記の特定要素と検索キーにより依頼された商品情報
データを加工して商品購入調査調査報告を作成し提供す
る。
【0170】毎日調査データをリアルタイムに見ること
ができるサービスは、依頼者がインターネットのHPか
ら閲覧可能にする方法と、依頼事業者装置7がデータ処
理装置4に通信回線を通じて接続されデータ処理装置4
のデータベース(DB)へアクセスして報告を閲覧する
方法がある。
【0171】なお、このデータ処理装置4と依頼事業者
装置7との間のホームページコンテンツの提供・取得
は、この間の通信回線接続(リンク)は直接行わずに、
仲介事業者装置を通じて実行することも出来る。すなわ
ち、既知のインターネット上の時刻同期用NTP(Netw
ork Time Protocol)サーバ及び分散ファイルシステム
用のNFS(Network File System)サーバを介在した
通信回線接続によっても、コンテンツの提供・取得が可
能である。
【0172】ここで、商品購入調査報告例について説明
する。
【0173】図17、図18は、家族の商品購入の調査
報告例を示す。図17に示すように、家族Aで、調査期
間中に何が購入されているかが示されている。また、図
18に示すように、モニターの家族構成の中で母や姉
が、調査依頼期間中に何の商品をどの店で購入している
かを知ることができる。このように、地域、年齢、性別
によって異なる商品購入の動向を知ることが可能であ
る。調査依頼者からの要求に対応してリアルタイムに収
集した個人、各家庭での購入実積が把握できるので、実
際の商品購入実績に基づいたマーケッティングが可能と
なる。
【0174】図19は、他の商品購入調査報告の例を示
す。例えば、市場調査依頼者(事業者装置7)は、特定
商品の5月1日から5月31日までの間のA地域での販
売状況の調査依頼を行う。
【0175】データ処理装置4のデータベースの該当す
る特定商品コードと購入された期間5月1日から5月3
1日及びA地区を検索キーと指定して検索する。データ
処理装置4のプログラムは指定された検索キーにより特
定商品の5月1日から5月31日までの間のA地域での
特定商品販売データを抽出する。例えば、抽出されたデ
ータは販売日順に日付ごとにメーカー別にまとめて表示
する。グラフで表示するともできる。
【0176】また、調査期間中の一番売れた月日、又は
曜日、メーカー、購入先の実績が直ちに判明する。この
調査報告は、ネットワークを利用して事業者装置7に送
信する、又は、報告書として郵送する。
【0177】なお、この実施形態では、携帯電話機3に
付与されている識別符によって事業契約者装置7と回線
接続(リンク)しているが、回線接続はバーコードシー
ル及びバーコードに格納されている会員コードを用いて
も可能である。この場合は、データ処理装置4に予め入
会申込書に記載された記載内容を登録する際に、会員コ
ードと携帯電話機3に付与されているIDアドレス情報
とを関連付けるテーブルを設けて認証できるようにす
る。
【0178】
【発明の効果】本発明によれば、購入した商品に付され
ている商品コード等のバーコードを読み取るためのバー
コード読取装置と、当該バーコード読取装置と接続され
通信ネットワークを介して情報を送受信するための携帯
通信装置とから構成された商品購入情報を収集するため
の通信端末装置であって、前記バーコード読取装置は、
光学読取手段と、バーコード読取信号を一連のディジタ
ルデータに変換するための変換手段と、前記変換された
購入商品データを順次的に一時記憶するためのバッファ
手段と、当該バーコード読取装置を前記携帯通信装置に
接続するためのケーブル手段を有するインターフェイス
手段とを有し、このインターフェイス手段は、当該バー
コード読取装置又は前記ケーブル手段を特定するための
スキャナIDコードと、前記携帯通信装置を前記通信ネ
ットワークを介して予め設定されたURLアドレスに係
る外部のデータ処理装置に通信リンクさせるためのリン
クモードプログラムと、前記購入商品データを前記バッ
ファ手段に格納しこれを通信リンクされた前記データ処
理装置に対して送信するためのアプリケーションプログ
ラムと、を格納するための記憶手段と、を具備してい
る。
【0179】これにより、前記通信端末装置は、前記イ
ンターフェイス手段を前記携帯通信装置に接続するだけ
で、前記URLアドレス、前記スキャナIDコードを付
した前記購入商品のバーコードデータを自動的に前記デ
ータ処理装置に送信することを可能としている。
【0180】本発明においては、TCP/IP環境下の
コンピュータ双方向通信ネットワーク(インターネッ
ト)を通じ、キーボードやマウスを使用せずに、提供さ
れたバーコードを読み取るのみで、商品購入テータの収
集が可能である。収集したデータは、要求に合わせた処
理を行うことにより、通信回線を通じて前記購入商品デ
ータを前記外部サーバに送信され、これにより、最終消
費者によって購入された商品販売情報を、迅速に且つ継
続的に取得しこれを必要とする事業者に提供することを
実現したのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態における構成例の通信ネッ
トワーク図を示す。
【図2】 図1中のデータ処理装置の構成例のブロック
図を示す。
【図3】 バーコード読取装置の構成例のブロック図を
示す。
【図4】 携帯電話機とバーコード読取装置とが接続ケ
ーブルで接続された状態の正面図を示す。
【図5】 本発明に係るケーブルの構成例の概略図を示
す。
【図6】 携帯電話接続部の構成を説明するブロック図
を示す。
【図7】 業務アプリケーションコードの定義を説明す
るための図を示す。
【図8】 制御アプリケーションコードを説明する図を
示す。
【図9】 エラーコードの定義のコードを説明する図を
示す。
【図10】 データの圧縮変換表を示す。
【図11】 本発明の実施形態例の概略を説明するため
のシステム図を示す。
【図12】 本発明の実施形態例の概略を説明するため
のシステム図を示す。
【図13】 商品購入データ送信時の携帯電話の画面表
示例を示す。
【図14】 商品購入者シートを説明するための図を示
す。
【図15】 通信端末装置側の処理手順のフローチャー
トを示す。
【図16】 データ処理装置の処理手順のフローチャー
トを示す。
【図17】 商品購入の調査報告の例を示す。
【図18】 商品購入の調査報告の例を示す。
【図19】 商品購入の調査報告の例を示す。
【符号の説明】
2 バーコード読取装置(スキャナ) 3 携帯通信装置(携帯電話) 4 データ処理装置 5 ケーブル 5a 携帯電話接続部 5d ボタンスイッチ 6 通信端末装置 7 事業契約者装置 10 ディジタル固定通信網 20 ディジタル移動通信網 26 会員用D/B 27 ドライブ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 天羽 敬司 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 豊洲セ ンタービル 株式会社NTTデータ内 (72)発明者 高橋 史子 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 豊洲セ ンタービル 株式会社NTTデータ内 (72)発明者 藤川 真由子 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 豊洲セ ンタービル 株式会社NTTデータ内 (72)発明者 並木 正人 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 豊洲セ ンタービル 株式会社NTTデータ内 Fターム(参考) 3E042 BA13 BA17 EA01 EA07 5K067 BB21 BB41 CC08 DD17 EE02 EE10 HH21 HH23

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 購入した商品に付されている商品コード
    等のバーコードを読み取るためのバーコード読取装置
    と、当該バーコード読取装置と接続され通信ネットワー
    クを介して情報を送受信するための携帯通信装置とから
    構成された商品購入情報を収集するための通信端末装置
    であって、 前記バーコード読取装置は、前記バーコードを読み取る
    ための光学読取手段と、前記光学読取手段により読み取
    られたアナログのバーコード読取信号を一連のディジタ
    ルデータに変換するための変換手段と、前記変換された
    購入した商品に係るディジタルデータ又はこれを圧縮処
    理した購入商品データを順次的に一時記憶するためのバ
    ッファ手段と、当該バーコード読取装置を前記携帯通信
    装置に接続するためのケーブル手段を有するインターフ
    ェイス手段と、を有し、 前記インターフェイス手段は、 当該バーコード読取装置又は前記ケーブル手段を特定す
    るためのスキャナIDコードと、前記携帯通信装置を前
    記通信ネットワークを介して予め設定されたURLアド
    レスに係る外部のデータ処理装置に通信リンクさせるた
    めのリンクモードプログラムと、前記購入商品データを
    前記バッファ手段に格納しこれを通信リンクされた前記
    データ処理装置に対して送信するためのアプリケーショ
    ンプログラムと、を格納するための記憶手段と、を具備
    し、 前記通信ネットワークを介して前記スキャナIDコード
    と共に前記購入商品データを前記外部サーバに送信する
    通信端末装置。
  2. 【請求項2】 購入した商品に付されている商品コード
    等のバーコードを読み取るためのバーコード読取装置
    と、当該バーコード読取装置と接続され通信ネットワー
    クを介して情報を送受信するための携帯通信装置とから
    構成された商品購入情報を収集するための通信端末装置
    であって、 前記バーコード読取装置は、前記バーコードを読み取る
    ための光学読取手段と、前記光学読取手段により読み取
    られたアナログのバーコード読取信号を一連のディジタ
    ルデータに変換するための変換手段と、当該バーコード
    読取装置を前記携帯通信装置に接続するための特定のス
    キャナIDコードが付与されたケーブル手段を有するイ
    ンターフェイス手段と、を有し、 前記携帯通信装置は、前記バーコード読取装置から順次
    伝送されてくる前記変換された購入した商品に係るディ
    ジタルデータ又はこれを圧縮処理した購入商品データを
    順次的に一時記憶するためのバッファ手段を有し、 前記バーコード読取装置又は前記携帯通信装置の何れか
    ににおいて格納された前記携帯通信装置を前記通信ネッ
    トワークを介して予め設定されたURLアドレスを有す
    る外部のデータ処理装置に通信リンクさせるためのリン
    クモードプログラムと前記購入商品データを前記バッフ
    ァ手段に格納しこれを通信リンクされた前記データ処理
    装置に対して送信するためのアプリケーションプログラ
    ムの起動により、前記通信ネットワークを介して前記ス
    キャナIDコードと共に前記購入商品データを前記外部
    サーバに送信する通信端末装置。
  3. 【請求項3】 前記リンクモードプログラムは、前記バ
    ーコード読取装置が前記携帯通信装置に接続された際に
    前記バーコード読取装置からリンク情報を受信すること
    により前記データ処理装置への通信リンクが実行される
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信端末装
    置。
  4. 【請求項4】 前記アプリケーションプログラムは、前
    記通信リンクが確立された後に、自動的又は所定の操作
    入力により起動されることを特徴とする請求項3に記載
    の通信端末装置。
  5. 【請求項5】 前記リンクモードプログラムによる外部
    サーバへの通信リンクは、前記ケーブル手段に設けられ
    たボタンスイッチが押圧されない状態で前記携帯通信装
    置に接続されることにより実行され、 前記アプリケーションプログラムの起動は、前記携帯通
    信装置における前記所定のボタンスイッチが押圧された
    状態にて前記ケーブル手段が接続されることにより実行
    される、ことを特徴とする請求項4に記載の通信端末装
    置。
  6. 【請求項6】 前記携帯通信装置の動作モードは、前記
    バーコード読取装置から送信される予め設定された複数
    の制御コードにより制御されることを特徴とする請求項
    4に記載の通信端末装置。
  7. 【請求項7】 前記バーコード読取装置は、予め用意さ
    れたシート上に印刷された前記制御コードの夫々に対応
    したバーコードの読み取りによって前記携帯通信装置に
    対して必要な前記制御コードを送信することを特徴とす
    る請求項6に記載の通信端末装置。
  8. 【請求項8】 前記リンクモードプログラムは、前記ア
    プリケーションプログラムの実行時において、当該アプ
    リケーションプログラムの終了を指示するバーコードを
    読み込むことにより起動されることを特徴とする請求項
    6又は7に記載の通信端末装置。
  9. 【請求項9】 前記アプリケーションプログラムは、前
    記携帯通信装置が前記通信ネットワークを介して前記ス
    キャナIDコードと共に前記購入商品データを前記外部
    サーバに対して送信を完了すると同時に自動終了するこ
    とを特徴とする請求項4に記載の通信端末装置。
  10. 【請求項10】 前記変換された購入した商品に係るデ
    ィジタルデータの前記圧縮処理は、連続する二つの十進
    数字を対応する半角の英数字を表示するコード信号に変
    換する圧縮変換表に基づいて行われることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の通信端末装置。
  11. 【請求項11】 購入した商品に付されている商品コー
    ド等のバーコードを読み取るためのバーコード読取装置
    と当該バーコード読取装置と接続された携帯通信装置と
    から構成された商品情報を収集するための複数の通信端
    末装置と、前記複数の通信端末装置と通信ネットワーク
    を介して接続され前記通信端末装置から送信されてくる
    購入された商品情報を取得するデータ処理装置とから構
    成された商品購入情報の収集/提供システムであって、 前記通信端末装置は、前記携帯通信装置を前記通信ネッ
    トワークを介して予め設定された前記データ処理装置の
    URLアドレスに通信リンクさせるためのリンクモード
    プログラムと、前記購入商品データを前記バッファ手段
    に格納しこれを通信リンクされた前記データ処理装置に
    対して送信するためのアプリケーションプログラムを有
    し、 前記データ処理装置は、前記通信ネットワークを介して
    送信されてくる前記スキャナIDコードと共に前記購入
    商品データを集積して格納するデータベース記憶手段を
    有し、当該データベース記憶手段において予め記憶され
    ている前記スキャナIDコードに対応する消費者属性情
    報に基づいて、商品コード毎の各商品に関して如何なる
    属性の消費者が当該商品を現実に購入したのかを集計及
    び分類するデータベース処理手段を有する、ことを特徴
    とする通信端末装置を利用した商品購入情報の収集/提
    供システム。
  12. 【請求項12】 前記バーコード読取装置は、前記バー
    コードを読み取るための光学読取手段と、前記光学読取
    手段により読み取られたアナログのバーコード読取信号
    を一連のディジタルデータに変換するための変換手段
    と、前記変換された購入した商品に係るディジタルデー
    タ又はこれを圧縮処理した購入商品データを順次的に一
    時記憶するためのバッファ手段と、当該バーコード読取
    装置を前記携帯通信装置に接続するためのケーブル手段
    を有するインターフェイス手段とを有することを特徴と
    する請求項11に記載の商品購入情報の収集/提供シス
    テム。
  13. 【請求項13】 前記データベース記憶手段において予
    め格納される前記スキャナIDコードに対応する消費者
    属性情報は、少なくとも前記携帯通信装置の使用者(以
    下、「情報提供契約者」という)の住所を表わす地域コ
    ード、当該情報提供契約者とその家族構成員毎の年齢コ
    ード及び職業/学校コードを含む商品購入者IDコード
    を有する、請求項11に記載の通信端末装置を利用した
    商品購入情報の収集/提供システム。
  14. 【請求項14】 データベース記憶手段に格納される前
    記購入商品データには、当該購入商品を購入した店舗情
    報が含まれる請求項13に記載の通信端末装置を利用し
    た商品購入情報の収集/提供システム。
  15. 【請求項15】 前記データベース処理手段は、通信ネ
    ットワークを介して接続され各通信端末装置から送信さ
    れてきた全ての購入商品情報に対して受信の日時を表わ
    すタイムデータを付して前記データベース記憶手段に格
    納する、請求項14に記載の通信端末装置を利用した商
    品購入情報の収集/提供システム。
  16. 【請求項16】 前記データベース記憶手段は、さら
    に、前記商品コードに含まれる製造者コードに対応した
    前記購入商品情報の提供を希望する者側の装置(以下、
    「事業契約者装置」という)の通信アドレス情報を格納
    する請求項15に記載の通信端末装置を利用した商品購
    入情報の収集/提供システム。
  17. 【請求項17】 前記データベース処理手段は、少なく
    とも、 前記データベース処理手段内に格納されている前記デー
    タベース記憶手段に格納されている前記スキャナIDコ
    ードに対応する消費者属性情報と、前記タイムデータが
    付された商品コード毎の購入商品情報及び前記製造者コ
    ードに対応した前記事業者側装置の通信アドレス情報等
    の各情報の前記データベース記憶手段内における物理的
    構成を管理する記憶管理手段と、 前記データベース記憶手段に対する前記情報を入出力す
    るためのアクセス制御手段と、 前記データベース記憶手段における前記情報を構成する
    データの分類、集計及び問合せ処理を行うためのトラン
    ザクション手段と、を具備する請求項16に記載の通信
    端末装置を利用した商品購入情報の収集/提供システ
    ム。
  18. 【請求項18】 前記携帯通信装置の動作モードは、前
    記バーコード読取装置から送信される予め設定された複
    数の制御コードにより制御されることを特徴とする請求
    項11に記載の通信端末装置を利用した商品購入情報の
    収集/提供システム。
  19. 【請求項19】 前記バーコード読取装置は、予め用意
    された制御コードシート上に印刷された各制御コードに
    対応したバーコードの読み取りによって前記携帯通信装
    置に対して必要な前記制御コードを送信することを特徴
    とする請求項12に記載の通信端末装置を利用した商品
    購入情報の収集/提供システム。
  20. 【請求項20】 夫々の購入商品に係る前記商品購入者
    IDコードは、予め用意された商品購入者シート上に印
    刷され当該商品購入者IDコードに対応したバーコード
    の前記バーコード読取装置による読み取りにより、ま
    た、夫々の購入商品に係る前記店舗情報は、前記商品購
    入者シート上に印刷された店舗コードの前記バーコード
    読取装置による読み取りにより各々入力され、これらは
    前記購入商品データと共に前記前記データベース記憶手
    段に格納される請求項19に記載の通信端末装置を利用
    した商品購入情報の収集/提供システム。
  21. 【請求項21】 前記商品購入者IDコードと前記購入
    商品を購入した店舗コードを含む購入商品に係るディジ
    タルデータの前記圧縮処理は、連続する二つの十進数字
    を対応する半角の英数字を表示するコード信号に変換す
    る圧縮変換表に基づいて行われることを特徴とする請求
    項20に記載の通信端末装置を利用した商品購入情報の
    収集/提供システム。
  22. 【請求項22】 前記データ処理装置は、前記情報提供
    契約者の通信端末装置から送信されてくる購入商品デー
    タの所定期間毎の送信回数を累積的にカウントした情報
    提供量に応じて当該情報提供契約者に対して付与すべき
    予め規定された対価の額(以下、「特典」という)を算
    出処理する請求項20に記載の通信端末装置を利用した
    商品購入情報の収集/提供システム。
  23. 【請求項23】 前記特典の算出処理は、前記情報提供
    契約者が所有する携帯通信装置の使用料金に充当される
    請求項22に記載の通信端末装置を利用した商品購入情
    報の収集/提供システム。
  24. 【請求項24】 前記データ処理装置は、さらに、前記
    事業者側装置と前記通信ネットワークを介して接続さ
    れ、前記商品コードに含まれる製造者コードに対応する
    事業者が販売した前記購入商品情報及び当該購入商品情
    報を加工した情報(以下、「加工情報」という)を、当
    該製造者の前記事業者側装置に提供する請求項11に記
    載の通信端末装置を利用した商品購入情報の収集/提供
    システム。
  25. 【請求項25】 前記加工情報は、特定の商品コードに
    係る商品毎に、当該商品購入者の属性情報、販売地域情
    報、販売時間情報又は当該商品の店舗情報を含む請求項
    24に記載の通信端末装置を利用した商品購入情報の収
    集/提供システム。
  26. 【請求項26】 前記データ処理装置は、前記情報提供
    契約者の各家庭内において使用中の特定種類の商品に付
    された商品コードの送信を依頼するスキャニング依頼メ
    ッセージを前記通信ネットワークを介して送信し、 前記トランザクション手段は、前記スキャニング依頼メ
    ッセージに応じて夫々の通信端末装置から送信されてき
    た当該特定種類の商品の商品コードに基づいて当該商品
    の前記情報提供契約者の家庭における普及率を算出す
    る、請求項17に記載の通信端末装置を利用した商品購
    入情報の収集/提供システム。
  27. 【請求項27】 前記データ処理装置は、前記事業契約
    者装置側からの要求に基づいて、前記特定種類の前記普
    及率に関する情報を前記通信ネットワークを介して提供
    する請求項26に記載の通信端末装置を利用した商品購
    入情報の収集/提供システム。
  28. 【請求項28】 前記特定種類の前記普及率に関する情
    報は、当該商品を使用する情報提供契約者の属性情報を
    含む請求項27に記載の通信端末装置を利用した商品購
    入情報の収集/提供システム。
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