JP2003256392A - ロードバランス制御装置及びロードバランス制御方法 - Google Patents
ロードバランス制御装置及びロードバランス制御方法Info
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- JP2003256392A JP2003256392A JP2002057454A JP2002057454A JP2003256392A JP 2003256392 A JP2003256392 A JP 2003256392A JP 2002057454 A JP2002057454 A JP 2002057454A JP 2002057454 A JP2002057454 A JP 2002057454A JP 2003256392 A JP2003256392 A JP 2003256392A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 より少ない資源でより高速にロードバランス
を実行できるロードバランス制御装置を提供する。 【解決手段】 複数のサーバにかかる負荷を分散させる
ためのロードバランス制御装置（５）に、配信対象のコ
ンテンツを指定する際用いられる名称を構成するために
使用される文字の種類の数をＮとして、配信要求された
コンテンツの名称をＮ進数の数値とみなした場合の数値
がｎである場合、このｎに対し複数のサーバ（１〜３）
の台数Ｍを法として算出される剰余ｍｏｄ（ｎ，Ｍ）を
求める剰余算出手段と、剰余算出手段により算出される
剰余に対応させたサーバにｎに対応するコンテンツを記
憶させるとともに、配信を要求したクライアントに向け
このコンテンツを配信させる配信制御手段とを備える。
を実行できるロードバランス制御装置を提供する。 【解決手段】 複数のサーバにかかる負荷を分散させる
ためのロードバランス制御装置（５）に、配信対象のコ
ンテンツを指定する際用いられる名称を構成するために
使用される文字の種類の数をＮとして、配信要求された
コンテンツの名称をＮ進数の数値とみなした場合の数値
がｎである場合、このｎに対し複数のサーバ（１〜３）
の台数Ｍを法として算出される剰余ｍｏｄ（ｎ，Ｍ）を
求める剰余算出手段と、剰余算出手段により算出される
剰余に対応させたサーバにｎに対応するコンテンツを記
憶させるとともに、配信を要求したクライアントに向け
このコンテンツを配信させる配信制御手段とを備える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のサーバにか
かる負荷を分散させるためのロードバランス制御装置に
関する。
かる負荷を分散させるためのロードバランス制御装置に
関する。
【０００２】
【従来の技術】現在では、インターネット上の高速通信
環境が整ってきており、ＩＳＰ（Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｓ
ｅｒｖｉｃｅ Ｐｒｏｖｉｄｅｒ）等では、こうした高
速通信環境に対応したコンテンツの提供（音楽や映像の
ストリーミング配信等）が行われるようになってきてい
る。このような高速通信環境に対応して提供される音楽
や映像のストリーミング配信等がなされる場合、１台の
配信サーバにかかる負荷はさらに大きくなる。当然のこ
とながら１台の配信サーバが配信できる能力には限界が
あり、一定以上の配信を行うことはできない。そのた
め、複数台の配信サーバでシステムを構成するととも
に、ロードバランサ（ロードバランス制御装置）により
各配信サーバにかかる負荷を分散させることが行われて
いる。
環境が整ってきており、ＩＳＰ（Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｓ
ｅｒｖｉｃｅ Ｐｒｏｖｉｄｅｒ）等では、こうした高
速通信環境に対応したコンテンツの提供（音楽や映像の
ストリーミング配信等）が行われるようになってきてい
る。このような高速通信環境に対応して提供される音楽
や映像のストリーミング配信等がなされる場合、１台の
配信サーバにかかる負荷はさらに大きくなる。当然のこ
とながら１台の配信サーバが配信できる能力には限界が
あり、一定以上の配信を行うことはできない。そのた
め、複数台の配信サーバでシステムを構成するととも
に、ロードバランサ（ロードバランス制御装置）により
各配信サーバにかかる負荷を分散させることが行われて
いる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ロードバランサでは、例えばラウンドロビン方式の場
合、システムを構成する複数台の配信サーバに対して無
作為に配信依頼を与える。そして、この配信依頼を受け
た配信サーバは、要求されたコンテンツを配信するが、
その記憶装置に必要なコンテンツを格納していない場合
には、配信対象のコンテンツが蓄積されている共有ディ
スク等の他の場所から要求されたコンテンツを取り込む
ことになり、このため配信に係る処理能力が低下してし
まう。したがって、同一のコンテンツは、無作為に選択
された配信サーバからではなく、なるべく同一の配信サ
ーバから配信する方が、他の場所から必要なコンテンツ
を取り込むための処理が削減され効率的となる。
ロードバランサでは、例えばラウンドロビン方式の場
合、システムを構成する複数台の配信サーバに対して無
作為に配信依頼を与える。そして、この配信依頼を受け
た配信サーバは、要求されたコンテンツを配信するが、
その記憶装置に必要なコンテンツを格納していない場合
には、配信対象のコンテンツが蓄積されている共有ディ
スク等の他の場所から要求されたコンテンツを取り込む
ことになり、このため配信に係る処理能力が低下してし
まう。したがって、同一のコンテンツは、無作為に選択
された配信サーバからではなく、なるべく同一の配信サ
ーバから配信する方が、他の場所から必要なコンテンツ
を取り込むための処理が削減され効率的となる。
【０００４】そこで、従来のロードバランサでは、さら
に、ユーザが指定したＵＲＬと過去に配信依頼を受けた
配信サーバを識別する情報（ＩＰアドレス等）を対応づ
けたリストを、ロードバランサ内に設けられたメモリ等
の記憶媒体上に作成しておき、新たな配信依頼があった
時には、ユーザが指定したＵＲＬとこのリストを比較し
て、このリストにユーザが指定したＵＲＬが存在する場
合には、以前に配信依頼を出した配信サーバに配信依頼
をする方式をとっていた。しかし、この方式の場合に
は、ＵＲＬの文字列と配信サーバとを対応づけるリスト
を保存するための領域が必要であったため、かなりのメ
モリ容量が必要となっていた。また、ユーザが指定した
ＵＲＬとリストに登録されたＵＲＬとを比較する必要が
あるため、そのための処理時間を要していた。
に、ユーザが指定したＵＲＬと過去に配信依頼を受けた
配信サーバを識別する情報（ＩＰアドレス等）を対応づ
けたリストを、ロードバランサ内に設けられたメモリ等
の記憶媒体上に作成しておき、新たな配信依頼があった
時には、ユーザが指定したＵＲＬとこのリストを比較し
て、このリストにユーザが指定したＵＲＬが存在する場
合には、以前に配信依頼を出した配信サーバに配信依頼
をする方式をとっていた。しかし、この方式の場合に
は、ＵＲＬの文字列と配信サーバとを対応づけるリスト
を保存するための領域が必要であったため、かなりのメ
モリ容量が必要となっていた。また、ユーザが指定した
ＵＲＬとリストに登録されたＵＲＬとを比較する必要が
あるため、そのための処理時間を要していた。
【０００５】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、複数のサーバにかかる負荷を分散させるためのロー
ドバランス制御装置において、より少ない資源でより高
速にロードバランスを実行できるロードバランス制御装
置を提供するものである。
で、複数のサーバにかかる負荷を分散させるためのロー
ドバランス制御装置において、より少ない資源でより高
速にロードバランスを実行できるロードバランス制御装
置を提供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の発明の
ロードバランス制御装置は、複数のサーバにかかる負荷
を分散させるためのロードバランス制御装置において、
配信対象のコンテンツを指定する際用いられる名称を構
成するために使用される文字の種類の数をＮとして、配
信要求されたコンテンツの名称をＮ進数の数値とみなし
た場合の数値がｎである場合、前記ｎに対し前記複数の
サーバの台数Ｍを法として算出される剰余ｍｏｄ（ｎ，
Ｍ）を求める剰余算出手段と、前記剰余算出手段により
算出される剰余ｍｏｄ（ｎ，Ｍ）に対応させたサーバに
前記ｎに対応するコンテンツを記憶させるとともに、配
信を要求したクライアントに向け該コンテンツを配信さ
せる配信制御手段と、を具備することを特徴とする。
ロードバランス制御装置は、複数のサーバにかかる負荷
を分散させるためのロードバランス制御装置において、
配信対象のコンテンツを指定する際用いられる名称を構
成するために使用される文字の種類の数をＮとして、配
信要求されたコンテンツの名称をＮ進数の数値とみなし
た場合の数値がｎである場合、前記ｎに対し前記複数の
サーバの台数Ｍを法として算出される剰余ｍｏｄ（ｎ，
Ｍ）を求める剰余算出手段と、前記剰余算出手段により
算出される剰余ｍｏｄ（ｎ，Ｍ）に対応させたサーバに
前記ｎに対応するコンテンツを記憶させるとともに、配
信を要求したクライアントに向け該コンテンツを配信さ
せる配信制御手段と、を具備することを特徴とする。
【０００７】また、請求項２に記載の発明は、請求項１
に記載のロードバランス制御装置において、前記サーバ
によるコンテンツの配信が可能か否かを判断する診断手
段をさらに備え、前記剰余算出手段は、算出した前記剰
余ｍｏｄ（ｎ，Ｍ）に対応するサーバが、前記診断手段
により配信が不可能であると診断された場合には、新た
に剰余ｍｏｄ（ｎ＋１，Ｍ）を算出し、前記配信手段
は、前記剰余算出手段により算出されるｍｏｄ（ｎ＋
１，Ｍ）に対応するサーバに前記ｎに対応するコンテン
ツを記憶させるとともに、配信を要求したクライアント
に向け該コンテンツを配信させることを特徴とする。
に記載のロードバランス制御装置において、前記サーバ
によるコンテンツの配信が可能か否かを判断する診断手
段をさらに備え、前記剰余算出手段は、算出した前記剰
余ｍｏｄ（ｎ，Ｍ）に対応するサーバが、前記診断手段
により配信が不可能であると診断された場合には、新た
に剰余ｍｏｄ（ｎ＋１，Ｍ）を算出し、前記配信手段
は、前記剰余算出手段により算出されるｍｏｄ（ｎ＋
１，Ｍ）に対応するサーバに前記ｎに対応するコンテン
ツを記憶させるとともに、配信を要求したクライアント
に向け該コンテンツを配信させることを特徴とする。
【０００８】また、請求項３に記載の発明のロードバラ
ンス制御方法は、複数のサーバにかかる負荷を分散させ
るためのロードバランス制御方法において、配信対象の
コンテンツを指定する際用いられる名称を構成するため
に使用される文字の種類の数をＮとして、配信要求され
たコンテンツの名称をＮ進数の数値とみなした場合の数
値がｎである場合、前記複数のサーバの台数Ｍを法とし
て算出される剰余ｍｏｄ（ｎ，Ｍ）を求める剰余算出手
順と、前記剰余算出手順で算出される剰余ｍｏｄ（ｎ，
Ｍ）に対応させたサーバに前記ｎに対応するコンテンツ
を記憶させるとともに、配信を要求したクライアントに
向け該コンテンツを配信させる配信制御手順と、を含む
ことを特徴とする。
ンス制御方法は、複数のサーバにかかる負荷を分散させ
るためのロードバランス制御方法において、配信対象の
コンテンツを指定する際用いられる名称を構成するため
に使用される文字の種類の数をＮとして、配信要求され
たコンテンツの名称をＮ進数の数値とみなした場合の数
値がｎである場合、前記複数のサーバの台数Ｍを法とし
て算出される剰余ｍｏｄ（ｎ，Ｍ）を求める剰余算出手
順と、前記剰余算出手順で算出される剰余ｍｏｄ（ｎ，
Ｍ）に対応させたサーバに前記ｎに対応するコンテンツ
を記憶させるとともに、配信を要求したクライアントに
向け該コンテンツを配信させる配信制御手順と、を含む
ことを特徴とする。
【０００９】また、請求項４に記載の発明は、請求項３
に記載のロードバランス制御方法において、前記サーバ
によるコンテンツの配信が可能か否かを判断する診断手
順をさらに含み、前記剰余算出手順が算出した前記剰余
ｍｏｄ（ｎ，Ｍ）に対応するサーバが、前記診断手順に
より配信が不可能であると診断された場合には、前記剰
余算出手順において新たに剰余ｍｏｄ（ｎ＋１，Ｍ）を
算出し、前記配信手順においては、前記剰余算出手順に
より算出されるｍｏｄ（ｎ＋１，Ｍ）に対応するサーバ
に前記ｎに対応するコンテンツを記憶させるとともに、
配信を要求したクライアントに向け該コンテンツを配信
させることを特徴とする。
に記載のロードバランス制御方法において、前記サーバ
によるコンテンツの配信が可能か否かを判断する診断手
順をさらに含み、前記剰余算出手順が算出した前記剰余
ｍｏｄ（ｎ，Ｍ）に対応するサーバが、前記診断手順に
より配信が不可能であると診断された場合には、前記剰
余算出手順において新たに剰余ｍｏｄ（ｎ＋１，Ｍ）を
算出し、前記配信手順においては、前記剰余算出手順に
より算出されるｍｏｄ（ｎ＋１，Ｍ）に対応するサーバ
に前記ｎに対応するコンテンツを記憶させるとともに、
配信を要求したクライアントに向け該コンテンツを配信
させることを特徴とする。
【００１０】また、請求項５に記載の発明は、複数のサ
ーバにかかる負荷を分散させるためのロードバランス制
御装置を制御するプログラムであって、配信対象のコン
テンツを指定する際用いられる名称を構成するために使
用される文字の種類の数をＮとして、配信要求されたコ
ンテンツの名称をＮ進数の数値とみなした場合の数値が
ｎである場合、前記複数のサーバの台数Ｍを法として算
出される剰余ｍｏｄ（ｎ，Ｍ）を求める剰余算出手順
と、前記剰余算出手順で算出される剰余ｍｏｄ（ｎ，
Ｍ）に対応させたサーバに前記ｎに対応するコンテンツ
を記憶させるとともに、配信を要求したクライアントに
向け該コンテンツを配信させる配信制御手順と、を含む
ことを特徴とする。
ーバにかかる負荷を分散させるためのロードバランス制
御装置を制御するプログラムであって、配信対象のコン
テンツを指定する際用いられる名称を構成するために使
用される文字の種類の数をＮとして、配信要求されたコ
ンテンツの名称をＮ進数の数値とみなした場合の数値が
ｎである場合、前記複数のサーバの台数Ｍを法として算
出される剰余ｍｏｄ（ｎ，Ｍ）を求める剰余算出手順
と、前記剰余算出手順で算出される剰余ｍｏｄ（ｎ，
Ｍ）に対応させたサーバに前記ｎに対応するコンテンツ
を記憶させるとともに、配信を要求したクライアントに
向け該コンテンツを配信させる配信制御手順と、を含む
ことを特徴とする。
【００１１】また、請求項６に記載の発明は、請求項５
に記載の発明において、前記サーバによるコンテンツの
配信が可能か否かを判断する診断手順をさらに含み、前
記剰余算出手順が算出した前記剰余ｍｏｄ（ｎ，Ｍ）に
対応するサーバが、前記診断手順により配信が不可能で
あると診断された場合には、前記剰余算出手順において
新たに剰余ｍｏｄ（ｎ＋１，Ｍ）を算出し、前記配信手
順においては、前記剰余算出手順により算出されるｍｏ
ｄ（ｎ＋１，Ｍ）に対応するサーバに前記ｎに対応する
コンテンツを記憶させるとともに、配信を要求したクラ
イアントに向け該コンテンツを配信させることを特徴と
する。
に記載の発明において、前記サーバによるコンテンツの
配信が可能か否かを判断する診断手順をさらに含み、前
記剰余算出手順が算出した前記剰余ｍｏｄ（ｎ，Ｍ）に
対応するサーバが、前記診断手順により配信が不可能で
あると診断された場合には、前記剰余算出手順において
新たに剰余ｍｏｄ（ｎ＋１，Ｍ）を算出し、前記配信手
順においては、前記剰余算出手順により算出されるｍｏ
ｄ（ｎ＋１，Ｍ）に対応するサーバに前記ｎに対応する
コンテンツを記憶させるとともに、配信を要求したクラ
イアントに向け該コンテンツを配信させることを特徴と
する。
【００１２】また、請求項７に記載の発明は、コンピュ
ータにインストールされることにより、そのコンピュー
タが請求項１に記載のロードバランス制御装置となるプ
ログラムを記録した記録媒体であって、配信対象のコン
テンツを指定する際用いられる名称を構成するために使
用される文字の種類の数をＮとして、配信要求されたコ
ンテンツの名称をＮ進数の数値とみなした場合の数値が
ｎである場合、前記複数のサーバの台数Ｍを法として算
出される剰余ｍｏｄ（ｎ，Ｍ）を求める剰余算出手順
と、前記剰余算出手順で算出される剰余ｍｏｄ（ｎ，
Ｍ）に対応させたサーバに前記ｎに対応するコンテンツ
を記憶させるとともに、配信を要求したクライアントに
向け該コンテンツを配信させる配信制御手順と、を記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
ータにインストールされることにより、そのコンピュー
タが請求項１に記載のロードバランス制御装置となるプ
ログラムを記録した記録媒体であって、配信対象のコン
テンツを指定する際用いられる名称を構成するために使
用される文字の種類の数をＮとして、配信要求されたコ
ンテンツの名称をＮ進数の数値とみなした場合の数値が
ｎである場合、前記複数のサーバの台数Ｍを法として算
出される剰余ｍｏｄ（ｎ，Ｍ）を求める剰余算出手順
と、前記剰余算出手順で算出される剰余ｍｏｄ（ｎ，
Ｍ）に対応させたサーバに前記ｎに対応するコンテンツ
を記憶させるとともに、配信を要求したクライアントに
向け該コンテンツを配信させる配信制御手順と、を記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【００１３】また、請求項８に記載の発明は、請求項７
に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体におい
て、前記サーバによるコンテンツの配信が可能か否かを
判断する診断手順をさらに記録し、前記剰余算出手順が
算出した前記剰余ｍｏｄ（ｎ，Ｍ）に対応するサーバ
が、前記診断手順により配信が不可能であると診断され
た場合には、前記剰余算出手順において新たに剰余ｍｏ
ｄ（ｎ＋１，Ｍ）を算出し、前記配信手順においては、
前記剰余算出手順により算出されるｍｏｄ（ｎ＋１，
Ｍ）に対応するサーバに前記ｎに対応するコンテンツを
記憶させるとともに、配信を要求したクライアントに向
け該コンテンツを配信させるようにしたことを特徴とす
る。
に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体におい
て、前記サーバによるコンテンツの配信が可能か否かを
判断する診断手順をさらに記録し、前記剰余算出手順が
算出した前記剰余ｍｏｄ（ｎ，Ｍ）に対応するサーバ
が、前記診断手順により配信が不可能であると診断され
た場合には、前記剰余算出手順において新たに剰余ｍｏ
ｄ（ｎ＋１，Ｍ）を算出し、前記配信手順においては、
前記剰余算出手順により算出されるｍｏｄ（ｎ＋１，
Ｍ）に対応するサーバに前記ｎに対応するコンテンツを
記憶させるとともに、配信を要求したクライアントに向
け該コンテンツを配信させるようにしたことを特徴とす
る。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。図１は、本発明の一実施の形態
であるロードバランス制御装置を含むシステム構成を示
すブロック図であり、図２は、同実施の形態のロードバ
ランス制御装置の概略構成を示すブロック図である。
面を参照して説明する。図１は、本発明の一実施の形態
であるロードバランス制御装置を含むシステム構成を示
すブロック図であり、図２は、同実施の形態のロードバ
ランス制御装置の概略構成を示すブロック図である。
【００１５】図１において、符号５は、本実施の形態の
ロードバランス制御装置（ＬＢ）を示し、このロードバ
ランス制御装置５には、ローカルネットワーク１０を介
して、コンテンツを配信するための３台の配信サーバ
（配信サーバ１〜３）が接続されている。さらに、この
ローカルネットワーク１０には、配信対象となっている
コンテンツが蓄積される共有ディスク装置４が接続され
ている。また、符号６は、ユーザが使用する端末であ
り、インターネット２０ならびにロードバランス制御装
置５を介して、ユーザによる操作に応じた配信要求を発
信し、配信サーバ１〜３のいずれかから所望のコンテン
ツの配信を受ける。
ロードバランス制御装置（ＬＢ）を示し、このロードバ
ランス制御装置５には、ローカルネットワーク１０を介
して、コンテンツを配信するための３台の配信サーバ
（配信サーバ１〜３）が接続されている。さらに、この
ローカルネットワーク１０には、配信対象となっている
コンテンツが蓄積される共有ディスク装置４が接続され
ている。また、符号６は、ユーザが使用する端末であ
り、インターネット２０ならびにロードバランス制御装
置５を介して、ユーザによる操作に応じた配信要求を発
信し、配信サーバ１〜３のいずれかから所望のコンテン
ツの配信を受ける。
【００１６】ロードバランス制御装置５は、配信サーバ
１〜３が接続されるローカルネットワーク１０およびイ
ンターネット２０と接続するための入出力インターフェ
ースである入出力部５１と、後述する各処理を実行する
処理部５２と、本ロードバランス制御装置５を制御する
制御プログラムならびに各種データを記憶する記憶部５
３とからなっている。このロードバランス制御装置５
は、ユーザ側端末６から配信要求を受けると、配信サー
バ１〜３にかかる負荷を分散させるために配信サーバ１
〜３のいずれかを後述の方法で選択し、選択した配信サ
ーバに対しユーザ側から要求されたコンテンツを端末６
へ配信させるための配信命令を与える制御を行う。
１〜３が接続されるローカルネットワーク１０およびイ
ンターネット２０と接続するための入出力インターフェ
ースである入出力部５１と、後述する各処理を実行する
処理部５２と、本ロードバランス制御装置５を制御する
制御プログラムならびに各種データを記憶する記憶部５
３とからなっている。このロードバランス制御装置５
は、ユーザ側端末６から配信要求を受けると、配信サー
バ１〜３にかかる負荷を分散させるために配信サーバ１
〜３のいずれかを後述の方法で選択し、選択した配信サ
ーバに対しユーザ側から要求されたコンテンツを端末６
へ配信させるための配信命令を与える制御を行う。
【００１７】一方、配信サーバ１〜３は、ロードバラン
ス制御装置５から受ける配信命令に応じて、ユーザ側か
ら要求されたコンテンツのデータを、配信要求をしたユ
ーザ側端末６に向け送出する。このとき、必要なコンテ
ンツが配信命令が与えられた配信サーバに格納されてい
る場合には、このコンテンツのデータを送出し、必要な
コンテンツが当該配信サーバに格納されていない場合に
は、このコンテンツのデータを共有ディスク装置４から
取得して格納し、配信要求をしたユーザ側端末６に向け
送出する。
ス制御装置５から受ける配信命令に応じて、ユーザ側か
ら要求されたコンテンツのデータを、配信要求をしたユ
ーザ側端末６に向け送出する。このとき、必要なコンテ
ンツが配信命令が与えられた配信サーバに格納されてい
る場合には、このコンテンツのデータを送出し、必要な
コンテンツが当該配信サーバに格納されていない場合に
は、このコンテンツのデータを共有ディスク装置４から
取得して格納し、配信要求をしたユーザ側端末６に向け
送出する。
【００１８】ここで、ユーザ側の端末６から配信サーバ
１〜３へのアクセスは、ＷＷＷ（Ｗｏｒｌｄ Ｗｉｄｅ
Ｗｅｂ）システムによるものとする。すなわち、端末６
から出される配信要求は、ＷＷＷシステムにおけるＵＲ
Ｌ（Ｕｎｉｆｏｒｍ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｌｏｃａｔｏ
ｒ）の指定による。すなわち、この配信要求には、ユー
ザが端末６において入力／指定した、配信を希望するコ
ンテンツを指定するＵＲＬが含まれており、このＵＲＬ
には、さらにコンテンツのファイル名が含まれている。
また、ＵＲＬに含まれるドメイン名は、別途ＤＮＳサー
バ（図示せず）により解決されるものとする。
１〜３へのアクセスは、ＷＷＷ（Ｗｏｒｌｄ Ｗｉｄｅ
Ｗｅｂ）システムによるものとする。すなわち、端末６
から出される配信要求は、ＷＷＷシステムにおけるＵＲ
Ｌ（Ｕｎｉｆｏｒｍ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｌｏｃａｔｏ
ｒ）の指定による。すなわち、この配信要求には、ユー
ザが端末６において入力／指定した、配信を希望するコ
ンテンツを指定するＵＲＬが含まれており、このＵＲＬ
には、さらにコンテンツのファイル名が含まれている。
また、ＵＲＬに含まれるドメイン名は、別途ＤＮＳサー
バ（図示せず）により解決されるものとする。
【００１９】なお、ローカルネットワーク１０における
データ通信は、ここではＴＣＰ／ＩＰによるものとす
る。また、処理部５２はメモリおよびＣＰＵ（中央処理
装置）等により構成され、処理部５２の各機能を実現す
るためのプログラム（図示せず）をメモリにロードして
実行することによりその機能が実現されるものとする。
また、記憶部５３は、ＲＯＭ（Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅ
ｍｏｒｙ）、ハードディスク、光磁気ディスク等の不揮
発性の記録装置により構成されている。
データ通信は、ここではＴＣＰ／ＩＰによるものとす
る。また、処理部５２はメモリおよびＣＰＵ（中央処理
装置）等により構成され、処理部５２の各機能を実現す
るためのプログラム（図示せず）をメモリにロードして
実行することによりその機能が実現されるものとする。
また、記憶部５３は、ＲＯＭ（Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅ
ｍｏｒｙ）、ハードディスク、光磁気ディスク等の不揮
発性の記録装置により構成されている。
【００２０】次に、このように構成された本実施形態の
ロードバランス制御装置５において実行される処理なら
びに配信サーバ１〜３の動作の詳細について説明する。
ロードバランス制御装置５において実行される処理なら
びに配信サーバ１〜３の動作の詳細について説明する。
【００２１】以下では、配信対象のコンテンツを指定す
る際用いられる名称（ここでは、拡張子を除くファイル
名）を構成するために使用される文字の種類の数をＮと
し、配信要求されたコンテンツの名称をＮ進数の数値と
みなした場合の数値をｎとし、使用する配信サーバの台
数をＭとする。また、ｎに対しＭを法として算出される
剰余をｍｏｄ（ｎ，Ｍ）で表す。すなわち、ｍｏｄ
（ｎ，Ｍ）は、ｎをＭで除算した場合の余り（剰余）で
ある。
る際用いられる名称（ここでは、拡張子を除くファイル
名）を構成するために使用される文字の種類の数をＮと
し、配信要求されたコンテンツの名称をＮ進数の数値と
みなした場合の数値をｎとし、使用する配信サーバの台
数をＭとする。また、ｎに対しＭを法として算出される
剰余をｍｏｄ（ｎ，Ｍ）で表す。すなわち、ｍｏｄ
（ｎ，Ｍ）は、ｎをＭで除算した場合の余り（剰余）で
ある。
【００２２】例えば、上記名称を構成するために使用す
る文字を０〜９の数字と、アルファベットの大文字であ
るＡ〜Ｚを使用する場合、文字の種類の数Ｎは３６とな
る。この場合、０〜９の数字と、アルファベットの大文
字であるＡ〜Ｚからなるファイル名（拡張子を除く）を
３６進数の数値（順序関係は、０＜１＜…＜９＜Ａ＜Ｂ
＜…＜Ｚとする）として処理する。具体的に、ファイル
名が「ＡＢＡ２」で、配信サーバの台数Ｍが３である場
合（例えば、図１の場合）、剰余ｍｏｄ（ＡＢＡ２，
３）は、Ａ×３６3 ＋Ｂ×３６2 ＋Ａ×３６＋２を３で
除算した余りである２となる。
る文字を０〜９の数字と、アルファベットの大文字であ
るＡ〜Ｚを使用する場合、文字の種類の数Ｎは３６とな
る。この場合、０〜９の数字と、アルファベットの大文
字であるＡ〜Ｚからなるファイル名（拡張子を除く）を
３６進数の数値（順序関係は、０＜１＜…＜９＜Ａ＜Ｂ
＜…＜Ｚとする）として処理する。具体的に、ファイル
名が「ＡＢＡ２」で、配信サーバの台数Ｍが３である場
合（例えば、図１の場合）、剰余ｍｏｄ（ＡＢＡ２，
３）は、Ａ×３６3 ＋Ｂ×３６2 ＋Ａ×３６＋２を３で
除算した余りである２となる。
【００２３】なお、上記使用される文字の種類の数Ｎ
（＝３６）および配信サーバの台数Ｍ（＝３）ならびに
各剰余の値（０〜２）と配信サーバ１〜３を対応づける
情報は、予め、ロードバランス制御装置５の記憶部５３
に設定されているものとする。また、上記各剰余の値
（０〜２）と配信サーバ１〜３を対応づける情報として
は、図３に示す配信制御テーブル等を用いることができ
る。同図に示す配信制御テーブルでは、各剰余の値に対
して、各配信サーバのローカルＩＰアドレスを一意に割
り当てている。
（＝３６）および配信サーバの台数Ｍ（＝３）ならびに
各剰余の値（０〜２）と配信サーバ１〜３を対応づける
情報は、予め、ロードバランス制御装置５の記憶部５３
に設定されているものとする。また、上記各剰余の値
（０〜２）と配信サーバ１〜３を対応づける情報として
は、図３に示す配信制御テーブル等を用いることができ
る。同図に示す配信制御テーブルでは、各剰余の値に対
して、各配信サーバのローカルＩＰアドレスを一意に割
り当てている。
【００２４】以下では、図４を参照し、（Ａ）全配信サ
ーバが正常に動作している場合と、（Ｂ）いずれかの配
信サーバが配信不能となっている場合に分けて説明す
る。
ーバが正常に動作している場合と、（Ｂ）いずれかの配
信サーバが配信不能となっている場合に分けて説明す
る。
【００２５】（Ａ）全配信サーバが正常に動作している
場合：はじめに、ロードバランス制御装置５では、ユー
ザ側端末６から配信要求を受けると（ステップＳ１
１）、この配信要求からコンテンツのファイル名（ここ
では、「ＡＢＡ２」とする）を抽出する（ステップＳ１
２）。次に、このファイル名（「ＡＢＡ２」）を上記の
ようにＮ進数の数値ｎとみなし（ここでは、ｎ＝ＡＢＡ
２）、このｎに対しＭ（＝３）を法として算出される剰
余ｍｏｄ（ｎ，Ｍ）＝ｍｏｄ（ＡＢＡ２，３）を求める
（ステップＳ１３）。ここでは、剰余ｍｏｄ（ＡＢＡ
２，３）として２が得られる。
場合：はじめに、ロードバランス制御装置５では、ユー
ザ側端末６から配信要求を受けると（ステップＳ１
１）、この配信要求からコンテンツのファイル名（ここ
では、「ＡＢＡ２」とする）を抽出する（ステップＳ１
２）。次に、このファイル名（「ＡＢＡ２」）を上記の
ようにＮ進数の数値ｎとみなし（ここでは、ｎ＝ＡＢＡ
２）、このｎに対しＭ（＝３）を法として算出される剰
余ｍｏｄ（ｎ，Ｍ）＝ｍｏｄ（ＡＢＡ２，３）を求める
（ステップＳ１３）。ここでは、剰余ｍｏｄ（ＡＢＡ
２，３）として２が得られる。
【００２６】そして、算出された剰余２に対応する配信
サーバ（ここでは、配信サーバ２が対応するものとす
る）が配信可能か診断する（ステップＳ１４）。ここ
で、別途定められる手続を実行しこの手続に対し配信サ
ーバ２が正常に応答するか、あるいは、応答しないか配
信不能を示す所定のエラーメッセージを返すかで、配信
サーバ２が配信可能か配信不能かを診断する。ここで
は、全配信サーバが正常に動作しているので、配信サー
バ２は正常に応答する。したがって、ステップＳ１５で
は、配信可能であると判断し（ＯＫの判定）、配信サー
バ２に対し、当該ファイル名のコンテンツをユーザ側端
末６に配信させるための配信命令を出す（ステップＳ１
６）。なお、この配信命令には、ユーザ側端末６のＩＰ
アドレスと配信対象のコンテンツのファイル名が含まれ
ている。
サーバ（ここでは、配信サーバ２が対応するものとす
る）が配信可能か診断する（ステップＳ１４）。ここ
で、別途定められる手続を実行しこの手続に対し配信サ
ーバ２が正常に応答するか、あるいは、応答しないか配
信不能を示す所定のエラーメッセージを返すかで、配信
サーバ２が配信可能か配信不能かを診断する。ここで
は、全配信サーバが正常に動作しているので、配信サー
バ２は正常に応答する。したがって、ステップＳ１５で
は、配信可能であると判断し（ＯＫの判定）、配信サー
バ２に対し、当該ファイル名のコンテンツをユーザ側端
末６に配信させるための配信命令を出す（ステップＳ１
６）。なお、この配信命令には、ユーザ側端末６のＩＰ
アドレスと配信対象のコンテンツのファイル名が含まれ
ている。
【００２７】次に、配信サーバ２は、ロードバランス制
御装置５から上記配信命令を受けると（ステップＳ２
１）、この配信命令に含まれるコンテンツのファイル名
から、当該コンテンツが配信サーバ２に格納されている
か検索する（ステップＳ２２）。そして、当該コンテン
ツが配信サーバ２に格納されている場合（ステップＳ２
２の判断で、「あり」の判定の場合）、このコンテンツ
を配信命令に含まれるユーザ側端末６のＩＰアドレスを
基に端末６に向け配信する（ステップＳ２５）。
御装置５から上記配信命令を受けると（ステップＳ２
１）、この配信命令に含まれるコンテンツのファイル名
から、当該コンテンツが配信サーバ２に格納されている
か検索する（ステップＳ２２）。そして、当該コンテン
ツが配信サーバ２に格納されている場合（ステップＳ２
２の判断で、「あり」の判定の場合）、このコンテンツ
を配信命令に含まれるユーザ側端末６のＩＰアドレスを
基に端末６に向け配信する（ステップＳ２５）。
【００２８】一方、ユーザから要求されたコンテンツが
配信サーバ２に存在しない場合（ステップＳ２３の判断
で、「なし」の判定の場合）、共有ディスク装置４か
ら、当該コンテンツのデータを取得し記憶するとともに
（ステップＳ２４）、このコンテンツをユーザ側端末６
に向け配信する（ステップＳ２５）。以上のようにし
て、各配信サーバにかかる負荷が分散されると同時に、
同じコンテンツは同じ配信サーバから配信されるように
なる。
配信サーバ２に存在しない場合（ステップＳ２３の判断
で、「なし」の判定の場合）、共有ディスク装置４か
ら、当該コンテンツのデータを取得し記憶するとともに
（ステップＳ２４）、このコンテンツをユーザ側端末６
に向け配信する（ステップＳ２５）。以上のようにし
て、各配信サーバにかかる負荷が分散されると同時に、
同じコンテンツは同じ配信サーバから配信されるように
なる。
【００２９】（Ｂ）いずれかの配信サーバが配信不能と
なっている場合：ここでは、配信サーバ１，３は正常に
動作しているが、配信サーバ２が故障や配信能力を超え
る状況にあって配信不能となっているものとする。
なっている場合：ここでは、配信サーバ１，３は正常に
動作しているが、配信サーバ２が故障や配信能力を超え
る状況にあって配信不能となっているものとする。
【００３０】はじめに、ロードバランス制御装置５で
は、ユーザ側端末６から配信要求を受けると（ステップ
Ｓ１１）、この配信要求からコンテンツのファイル名
（ここでは、「ＡＢＡ２」とする）を抽出する（ステッ
プＳ１２）。次に、このファイル名（「ＡＢＡ２」）を
上記のようにＮ進数の数値ｎとみなし（ここでは、ｎ＝
ＡＢＡ２）、このｎに対しＭ（＝３）を法として算出さ
れる剰余ｍｏｄ（ｎ，Ｍ）＝ｍｏｄ（ＡＢＡ２，３）を
求める（ステップ１３）。ここでは、剰余ｍｏｄ（ＡＢ
Ａ２，３）として２が得られる。
は、ユーザ側端末６から配信要求を受けると（ステップ
Ｓ１１）、この配信要求からコンテンツのファイル名
（ここでは、「ＡＢＡ２」とする）を抽出する（ステッ
プＳ１２）。次に、このファイル名（「ＡＢＡ２」）を
上記のようにＮ進数の数値ｎとみなし（ここでは、ｎ＝
ＡＢＡ２）、このｎに対しＭ（＝３）を法として算出さ
れる剰余ｍｏｄ（ｎ，Ｍ）＝ｍｏｄ（ＡＢＡ２，３）を
求める（ステップ１３）。ここでは、剰余ｍｏｄ（ＡＢ
Ａ２，３）として２が得られる。
【００３１】そして、算出された剰余２に対応する配信
サーバ（ここでは、配信サーバ２が対応するものとす
る）が配信可能か診断する（ステップＳ１３）。ここで
は、前述の（Ａ）全配信サーバが正常に動作している場
合と同様に診断するが、ここでは、上記剰余２に対応す
る配信サーバ２が配信不能であるので、ステップＳ１５
で、この配信サーバ２が配信不能であると判定され（Ｎ
Ｇの判定）、ステップＳ１３に戻る。そして、ステップ
Ｓ１３では、新たに剰余ｍｏｄ（ｎ＋１，Ｍ）＝ｍｏｄ
（ＡＢＡ２＋１，３）＝０を算出する。
サーバ（ここでは、配信サーバ２が対応するものとす
る）が配信可能か診断する（ステップＳ１３）。ここで
は、前述の（Ａ）全配信サーバが正常に動作している場
合と同様に診断するが、ここでは、上記剰余２に対応す
る配信サーバ２が配信不能であるので、ステップＳ１５
で、この配信サーバ２が配信不能であると判定され（Ｎ
Ｇの判定）、ステップＳ１３に戻る。そして、ステップ
Ｓ１３では、新たに剰余ｍｏｄ（ｎ＋１，Ｍ）＝ｍｏｄ
（ＡＢＡ２＋１，３）＝０を算出する。
【００３２】次に、新たに算出された剰余０に対応する
配信サーバ（ここでは、配信サーバ３が対応するものと
する）が配信可能か診断する（ステップＳ１３）。ここ
では、上記と同様に診断するが、ここでは、上記値３に
対応する配信サーバ３が配信可能であるので、ステップ
Ｓ１５で、この配信サーバ３が配信可能であると判定さ
れ（ＯＫの判定）、ステップＳ１６に移る。
配信サーバ（ここでは、配信サーバ３が対応するものと
する）が配信可能か診断する（ステップＳ１３）。ここ
では、上記と同様に診断するが、ここでは、上記値３に
対応する配信サーバ３が配信可能であるので、ステップ
Ｓ１５で、この配信サーバ３が配信可能であると判定さ
れ（ＯＫの判定）、ステップＳ１６に移る。
【００３３】そして、ステップＳ１６で、配信サーバ３
に対し、当該ファイル名のコンテンツをユーザ側端末６
に配信させるための配信命令を出す。以降の配信サーバ
３における処理は、前述の（Ａ）全配信サーバが正常に
動作している場合の配信サーバ２において行われる処理
と同様に処理され、ユーザ側から要求されたコンテンツ
が端末６へ配信される。
に対し、当該ファイル名のコンテンツをユーザ側端末６
に配信させるための配信命令を出す。以降の配信サーバ
３における処理は、前述の（Ａ）全配信サーバが正常に
動作している場合の配信サーバ２において行われる処理
と同様に処理され、ユーザ側から要求されたコンテンツ
が端末６へ配信される。
【００３４】以上のようにして、配信サーバ１〜３のい
ずれかが配信不能となった場合であっても、同じコンテ
ンツは同じ配信サーバから配信されるようになり、無作
為に配信サーバが選択される場合よりも効率の良いロー
ドバランスを実現できる。なお、上記例では、配信サー
バ３が配信サーバ２を肩代わりすることになり、記憶す
るコンテンツの量が多くなるが、記憶容量を超える場合
には、例えば、一般的なＬＲＵ（Ｌｅａｓｔ Ｒｅｃｅ
ｎｔｌｙ Ｕｓｅｄ）方式により、必要に応じて最もア
クセス頻度が少ないコンテンツから削除することで対応
できる。なお、上記で説明した各動作フローは一例であ
り、上記の処理の流れに限定されるものではない。ま
た、ステップＳ１３における処理は、剰余算出手順に対
応し、ステップＳ１６における処理は、配信制御手順に
対応し、ステップＳ１４，Ｓ１５における処理は、診断
手順に対応する。
ずれかが配信不能となった場合であっても、同じコンテ
ンツは同じ配信サーバから配信されるようになり、無作
為に配信サーバが選択される場合よりも効率の良いロー
ドバランスを実現できる。なお、上記例では、配信サー
バ３が配信サーバ２を肩代わりすることになり、記憶す
るコンテンツの量が多くなるが、記憶容量を超える場合
には、例えば、一般的なＬＲＵ（Ｌｅａｓｔ Ｒｅｃｅ
ｎｔｌｙ Ｕｓｅｄ）方式により、必要に応じて最もア
クセス頻度が少ないコンテンツから削除することで対応
できる。なお、上記で説明した各動作フローは一例であ
り、上記の処理の流れに限定されるものではない。ま
た、ステップＳ１３における処理は、剰余算出手順に対
応し、ステップＳ１６における処理は、配信制御手順に
対応し、ステップＳ１４，Ｓ１５における処理は、診断
手順に対応する。
【００３５】以上、詳細に説明したように、本実施の形
態のロードバランス制御装置５では、従来のように、ア
クセスされたコンテンツのＵＲＬを保存する必要がな
く、また、前述のように新規にアクセスされたコンテン
ツのＵＲＬと保存されたリスト中のＵＲＬを比較する必
要がないため、高速に少量のメモリにて効率的なロード
バランスを実現することができる。また、数字のみのフ
ァイル名のように、コンテンツのファイル名をＮ進数の
数値として扱うので、古いコンテンツから順番に順序づ
けられるようにファイル名を付与した場合には、新しい
コンテンツほど配信要求が出される可能性が高いことか
ら、より均等に配信サーバにロードバランスされること
になる。
態のロードバランス制御装置５では、従来のように、ア
クセスされたコンテンツのＵＲＬを保存する必要がな
く、また、前述のように新規にアクセスされたコンテン
ツのＵＲＬと保存されたリスト中のＵＲＬを比較する必
要がないため、高速に少量のメモリにて効率的なロード
バランスを実現することができる。また、数字のみのフ
ァイル名のように、コンテンツのファイル名をＮ進数の
数値として扱うので、古いコンテンツから順番に順序づ
けられるようにファイル名を付与した場合には、新しい
コンテンツほど配信要求が出される可能性が高いことか
ら、より均等に配信サーバにロードバランスされること
になる。
【００３６】なお、本発明は、インターネットの他、Ｌ
ＡＮやダイアルアップによるネットワークを利用しても
よい。また、図１における処理部の機能の一部あるいは
全部を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取
り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録され
たプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実
行することによりロードバランスの制御処理を行っても
よい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」と
は、ＯＳや周辺機器等のハードウェアを含むものとす
る。
ＡＮやダイアルアップによるネットワークを利用しても
よい。また、図１における処理部の機能の一部あるいは
全部を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取
り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録され
たプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実
行することによりロードバランスの制御処理を行っても
よい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」と
は、ＯＳや周辺機器等のハードウェアを含むものとす
る。
【００３７】また、「コンピュータシステム」は、ＷＷ
Ｗシステムを利用している場合であれば、ホームページ
提供環境（あるいは表示環境）も含むものとする。ま
た、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フ
レキシブルディスク、光磁気ディスク、ＲＯＭ、ＣＤ−
ＲＯＭ等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵され
るハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに
「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インタ
ーネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介
してプログラムが送信された場合のサーバやクライアン
トとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ（Ｒ
ＡＭ）のように、一定時間プログラムを保持しているも
のも含むものとする。
Ｗシステムを利用している場合であれば、ホームページ
提供環境（あるいは表示環境）も含むものとする。ま
た、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フ
レキシブルディスク、光磁気ディスク、ＲＯＭ、ＣＤ−
ＲＯＭ等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵され
るハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに
「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インタ
ーネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介
してプログラムが送信された場合のサーバやクライアン
トとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ（Ｒ
ＡＭ）のように、一定時間プログラムを保持しているも
のも含むものとする。
【００３８】また、上記プログラムは、このプログラム
を記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝
送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により
他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここ
で、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネ
ット等のネットワーク（通信網）や電話回線等の通信回
線（通信線）のように情報を伝送する機能を有する媒体
のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能
の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、
前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録され
ているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、い
わゆる差分ファイル（差分プログラム）であっても良
い。
を記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝
送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により
他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここ
で、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネ
ット等のネットワーク（通信網）や電話回線等の通信回
線（通信線）のように情報を伝送する機能を有する媒体
のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能
の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、
前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録され
ているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、い
わゆる差分ファイル（差分プログラム）であっても良
い。
【００３９】以上、この発明の実施形態を、図面を参照
して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限
られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲
の構成等も含まれる。
して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限
られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲
の構成等も含まれる。
【００４０】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、配信対象のコンテンツを指定する際用いられる
名称を構成するために使用される文字の種類の数をＮと
して、配信要求されたコンテンツの名称をＮ進数の数値
とみなした場合の数値がｎである場合、前記複数のサー
バの台数Ｍを法として算出される剰余ｍｏｄ（ｎ，Ｍ）
を求め、前記剰余算出手順で算出される剰余ｍｏｄ
（ｎ，Ｍ）に対応させたサーバに前記ｎに対応するコン
テンツを記憶させるとともに、配信を要求したクライア
ントに向け該コンテンツを配信させるので、従来のよう
に、アクセスされたコンテンツのＵＲＬを保存する必要
がなく、また、前述のように新規にアクセスされたコン
テンツのＵＲＬと保存されたリスト中のＵＲＬを比較す
る必要がないため、高速に少量のメモリにて効率的なロ
ードバランスを実現することができる。また、同じコン
テンツは同じ配信サーバから配信されるようになり、無
作為に配信サーバが選択される場合よりも効率の良いロ
ードバランスを実現できる。
よれば、配信対象のコンテンツを指定する際用いられる
名称を構成するために使用される文字の種類の数をＮと
して、配信要求されたコンテンツの名称をＮ進数の数値
とみなした場合の数値がｎである場合、前記複数のサー
バの台数Ｍを法として算出される剰余ｍｏｄ（ｎ，Ｍ）
を求め、前記剰余算出手順で算出される剰余ｍｏｄ
（ｎ，Ｍ）に対応させたサーバに前記ｎに対応するコン
テンツを記憶させるとともに、配信を要求したクライア
ントに向け該コンテンツを配信させるので、従来のよう
に、アクセスされたコンテンツのＵＲＬを保存する必要
がなく、また、前述のように新規にアクセスされたコン
テンツのＵＲＬと保存されたリスト中のＵＲＬを比較す
る必要がないため、高速に少量のメモリにて効率的なロ
ードバランスを実現することができる。また、同じコン
テンツは同じ配信サーバから配信されるようになり、無
作為に配信サーバが選択される場合よりも効率の良いロ
ードバランスを実現できる。
【００４１】また、本発明によれば、算出された剰余ｍ
ｏｄ（ｎ，Ｍ）に対応するサーバが、配信不能であると
診断された場合には、新たに剰余ｍｏｄ（ｎ＋１，Ｍ）
を算出し、算出されたｍｏｄ（ｎ＋１，Ｍ）に対応する
サーバに前記ｎに対応するコンテンツを記憶させるとと
もに、配信を要求したクライアントに向け該コンテンツ
を配信させるので、複数のサーバの内、いずれかが配信
不能の状態となっても、上記効果を得ることができる。
ｏｄ（ｎ，Ｍ）に対応するサーバが、配信不能であると
診断された場合には、新たに剰余ｍｏｄ（ｎ＋１，Ｍ）
を算出し、算出されたｍｏｄ（ｎ＋１，Ｍ）に対応する
サーバに前記ｎに対応するコンテンツを記憶させるとと
もに、配信を要求したクライアントに向け該コンテンツ
を配信させるので、複数のサーバの内、いずれかが配信
不能の状態となっても、上記効果を得ることができる。
【図１】 本発明の一実施の形態であるロードバランス
制御装置を含む全体構成の概略図である。
制御装置を含む全体構成の概略図である。
【図２】 同実施の形態のロードバランス制御装置の概
略構成を示す図である。
略構成を示す図である。
【図３】 配信制御テーブルの一例である。
【図４】 同実施の形態のロードバランス制御装置の動
作を説明するための図である。
作を説明するための図である。
１，２，３…配信サーバ（サーバ）
４…共有ディスク装置
５…ロードバランス制御装置（ＬＢ）
６…端末
１０…ローカルネットワーク
２０…インターネット
Claims (8)
- 【請求項１】 複数のサーバにかかる負荷を分散させる
ためのロードバランス制御装置において、 配信対象のコンテンツを指定する際用いられる名称を構
成するために使用される文字の種類の数をＮとして、配
信要求されたコンテンツの名称をＮ進数の数値とみなし
た場合の数値がｎである場合、前記ｎに対し前記複数の
サーバの台数Ｍを法として算出される剰余ｍｏｄ（ｎ，
Ｍ）を求める剰余算出手段と、 前記剰余算出手段により算出される剰余ｍｏｄ（ｎ，
Ｍ）に対応させたサーバに前記ｎに対応するコンテンツ
を記憶させるとともに、配信を要求したクライアントに
向け該コンテンツを配信させる配信制御手段と、を具備
することを特徴とするロードバランス制御装置。 - 【請求項２】 前記ロードバランス制御装置は、 前記サーバによるコンテンツの配信が可能か否かを判断
する診断手段をさらに備え、 前記剰余算出手段は、算出した前記剰余ｍｏｄ（ｎ，
Ｍ）に対応するサーバが、前記診断手段により配信が不
可能であると診断された場合には、新たに剰余ｍｏｄ
（ｎ＋１，Ｍ）を算出し、 前記配信手段は、前記剰余算出手段により算出されるｍ
ｏｄ（ｎ＋１，Ｍ）に対応するサーバに前記ｎに対応す
るコンテンツを記憶させるとともに、配信を要求したク
ライアントに向け該コンテンツを配信させることを特徴
とする請求項１に記載のロードバランス制御装置。 - 【請求項３】 複数のサーバにかかる負荷を分散させる
ためのロードバランス制御方法において、 配信対象のコンテンツを指定する際用いられる名称を構
成するために使用される文字の種類の数をＮとして、配
信要求されたコンテンツの名称をＮ進数の数値とみなし
た場合の数値がｎである場合、前記複数のサーバの台数
Ｍを法として算出される剰余ｍｏｄ（ｎ，Ｍ）を求める
剰余算出手順と、 前記剰余算出手順で算出される剰余ｍｏｄ（ｎ，Ｍ）に
対応させたサーバに前記ｎに対応するコンテンツを記憶
させるとともに、配信を要求したクライアントに向け該
コンテンツを配信させる配信制御手順と、を含むことを
特徴とするロードバランス制御方法。 - 【請求項４】 前記ロードバランス制御方法は、 前記サーバによるコンテンツの配信が可能か否かを判断
する診断手順をさらに含み、 前記剰余算出手順が算出した前記剰余ｍｏｄ（ｎ，Ｍ）
に対応するサーバが、前記診断手順により配信が不可能
であると診断された場合には、前記剰余算出手順におい
て新たに剰余ｍｏｄ（ｎ＋１，Ｍ）を算出し、 前記配信手順においては、前記剰余算出手順により算出
されるｍｏｄ（ｎ＋１，Ｍ）に対応するサーバに前記ｎ
に対応するコンテンツを記憶させるとともに、配信を要
求したクライアントに向け該コンテンツを配信させるこ
とを特徴とする請求項３に記載のロードバランス制御方
法。 - 【請求項５】 複数のサーバにかかる負荷を分散させる
ためのロードバランス制御装置を制御するプログラムで
あって、 配信対象のコンテンツを指定する際用いられる名称を構
成するために使用される文字の種類の数をＮとして、配
信要求されたコンテンツの名称をＮ進数の数値とみなし
た場合の数値がｎである場合、前記複数のサーバの台数
Ｍを法として算出される剰余ｍｏｄ（ｎ，Ｍ）を求める
剰余算出手順と、 前記剰余算出手順で算出される剰余ｍｏｄ（ｎ，Ｍ）に
対応させたサーバに前記ｎに対応するコンテンツを記憶
させるとともに、配信を要求したクライアントに向け該
コンテンツを配信させる配信制御手順と、を含むことを
特徴とするプログラム。 - 【請求項６】 前記プログラムは、 前記サーバによるコンテンツの配信が可能か否かを判断
する診断手順をさらに含み、 前記剰余算出手順が算出した前記剰余ｍｏｄ（ｎ，Ｍ）
に対応するサーバが、前記診断手順により配信が不可能
であると診断された場合には、前記剰余算出手順におい
て新たに剰余ｍｏｄ（ｎ＋１，Ｍ）を算出し、 前記配信手順においては、前記剰余算出手順により算出
されるｍｏｄ（ｎ＋１，Ｍ）に対応するサーバに前記ｎ
に対応するコンテンツを記憶させるとともに、配信を要
求したクライアントに向け該コンテンツを配信させるこ
とを特徴とする請求項５に記載のプログラム。 - 【請求項７】 コンピュータにインストールされること
により、そのコンピュータが請求項１に記載のロードバ
ランス制御装置となるプログラムを記録した記録媒体で
あって、 配信対象のコンテンツを指定する際用いられる名称を構
成するために使用される文字の種類の数をＮとして、配
信要求されたコンテンツの名称をＮ進数の数値とみなし
た場合の数値がｎである場合、前記複数のサーバの台数
Ｍを法として算出される剰余ｍｏｄ（ｎ，Ｍ）を求める
剰余算出手順と、 前記剰余算出手順で算出される剰余ｍｏｄ（ｎ，Ｍ）に
対応させたサーバに前記ｎに対応するコンテンツを記憶
させるとともに、配信を要求したクライアントに向け該
コンテンツを配信させる配信制御手順と、 を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 【請求項８】 請求項７に記載のコンピュータ読み取り
可能な記録媒体において、 前記サーバによるコンテンツの配信が可能か否かを判断
する診断手順をさらに記録し、 前記剰余算出手順が算出した前記剰余ｍｏｄ（ｎ，Ｍ）
に対応するサーバが、前記診断手順により配信が不可能
であると診断された場合には、前記剰余算出手順におい
て新たに剰余ｍｏｄ（ｎ＋１，Ｍ）を算出し、 前記配信手順においては、前記剰余算出手順により算出
されるｍｏｄ（ｎ＋１，Ｍ）に対応するサーバに前記ｎ
に対応するコンテンツを記憶させるとともに、配信を要
求したクライアントに向け該コンテンツを配信させるよ
うにしたことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な
記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002057454A JP2003256392A (ja) | 2002-03-04 | 2002-03-04 | ロードバランス制御装置及びロードバランス制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002057454A JP2003256392A (ja) | 2002-03-04 | 2002-03-04 | ロードバランス制御装置及びロードバランス制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003256392A true JP2003256392A (ja) | 2003-09-12 |
Family
ID=28667710
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002057454A Pending JP2003256392A (ja) | 2002-03-04 | 2002-03-04 | ロードバランス制御装置及びロードバランス制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003256392A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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