JP2003255359A - 液晶パネルの製造方法およびそのための液晶パネルの製造装置 - Google Patents

液晶パネルの製造方法およびそのための液晶パネルの製造装置

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JP2003255359A
JP2003255359A JP2002053371A JP2002053371A JP2003255359A JP 2003255359 A JP2003255359 A JP 2003255359A JP 2002053371 A JP2002053371 A JP 2002053371A JP 2002053371 A JP2002053371 A JP 2002053371A JP 2003255359 A JP2003255359 A JP 2003255359A
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pressing
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Koshiro Nagahama
浜 高四郎 長
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Joyo Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶滴下方式において、加圧時において、シ
ール剤が破損してしまうことがなく、液晶の抵抗による
加圧不良が発生せず、所定の厚さで、所定の性能を有す
る液晶パネルを得ることができる液晶パネルの製造方法
およびそのための液晶パネルの製造装置を提供する。 【解決手段】 上下一対のガラス基板の下方のガラス基
板の上面に、シール剤を塗設して、下方のガラス基板の
液晶収容部に液晶を滴下し、下方のガラス基板の上方か
ら上方のガラス基板を所定の位置に載置して一体化した
後、上下ガラス基板を上下に押圧して加圧固定すること
によって、上下一対のガラス基板の間に液晶を封入する
液晶パネルの製造装置であって、一体化したガラス基板
を、シール剤の形状に合わせたシール剤押さえ突設部を
備えた押さえマスク部材を介して、上下に押圧すること
によって加圧固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下一対のガラス
基板の間に液晶を封入した液晶パネルの製造方法および
そのための液晶パネルの製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、上下一対のガラス基板の間に
液晶を封入した液晶パネルを製造する方法としては、下
記のような汲み上げ注入方式を採用するのが一般的であ
る。すなわち、図6に示したように、下方のガラス基板
100上に、例えば、紫外線硬化樹脂、熱硬化樹脂など
からなるシール剤102を、スクリーン印刷、ディスペ
ンサーなどによって塗設して、紫外線照射などによって
仮固定する(図6(A)参照)。
【0003】そして、上方のガラス基板104を所定の
位置に重ね合わせた後(図6(B)参照)、上下からプレ
スで加圧、加熱することによって、シール剤102を押
し潰し融着することによって、上下一対のガラス基板1
00、104を一定間隔に固定して、液晶基板セル10
6を作製する(図6(C)参照)。そして、真空槽内で液
晶基板セル106内を真空にするとともに、図7に示し
たように、液晶基板セル106に形成した液晶注入口1
01を、真空槽内に配置した液晶を収容した液晶皿に浸
漬する。この状態で、真空槽内を窒素ガスなどでリーク
することによって、液晶面を加圧して、液晶基板セル1
06内の液晶収容部112に液晶を充填して、液晶パネ
ルを作製する方法である。
【0004】ところが、最近では、液晶のサイズも大型
化しているのが現状であり、このためにこのような真空
での液晶の注入作業には、真空にするためならびに注入
に作業時間がかかることになり、しかも、真空槽などの
設備を大型化する必要があり、コストが高くつく原因と
もなっている。また、このような汲み上げ注入方式で
は、図8に示したように、液晶基板セル106を作製す
る際に、上下のガラス基板100、104を平板プレス
で上下から加圧する際に、平板プレスの上下の緩衝材1
08、110で、シール剤102が存在しない部分にも
圧力がかかってしまうことになる。
【0005】そのため、加圧時に、ガラス基板100、
104が歪んでしまい、ガラス基板100、104の間
の距離が一定でなくなり、液晶を注入して液晶パネルを
作製したとしても、ニュートンリングなどの緩衝縞が発
生することになる。このため、最近では、このような汲
み上げ注入方式に代わって、下記に示したような液晶滴
下方式が開発されている。
【0006】すなわち、図9に示したように、下方のガ
ラス基板200上に、例えば、紫外線硬化樹脂、熱硬化
樹脂などからなるシール剤202を、スクリーン印刷、
ディスペンサーなどによって塗設して、紫外線照射など
によって仮固定する(図9(A)参照)。そして、真空
下において、このシール剤202で囲まれた液晶収容部
210に、上方からディスペンサーなどで液晶を滴下し
て満たす(図9(B)参照)。
【0007】その後、上方のガラス基板204を所定の
位置に重ね合わせた後(図9(C)参照)、上下からプ
レスで加圧、加熱することによって、シール剤202を
押し潰し融着する融着することによって、上下一対の基
板200、204を一定間隔に固定して、液晶収容部2
10に液晶212が充填された基板セル206を作製す
る方法である(図9(D)参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うな液晶滴下方式においては、図10に示したように、
上下のガラス基板200、204を平板プレスで上下か
ら加圧する際に、平板プレスの上下の緩衝材208、2
10で、シール剤202が存在しない部分にも圧力がか
かってしまうことになる。
【0009】このため、加圧時に、上下のガラス基板2
00、204を介して、液晶収容部210内の液晶21
2にも外力がかかることになり、図11に示したよう
に、開口部が存在しないため、液晶収容部210内の液
晶212の逃げ場がなくなり、液晶212の圧力によっ
て、シール剤202に外向きの力がかかり、シール剤2
02が破損してしまうか、または、液晶収容部210内
の液晶212の抵抗によって、ガラス基板200、20
4を押さえ付けることができない加圧不良、すなわち、
所定の厚さの液晶パネルを得ることができず、所定の性
能を有する液晶パネルが得られないことにもなる。
【0010】本発明は、このような現状に鑑み、液晶滴
下方式において、加圧時において、シール剤が破損して
しまうことがなく、液晶の抵抗による加圧不良が発生せ
ず、所定の厚さで、所定の性能を有する液晶パネルを得
ることができる液晶パネルの製造方法およびそのための
液晶パネルの製造装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述したよう
な従来技術における課題及び目的を達成するために発明
なされたものであって、本発明の液晶パネルの製造方法
は、上下一対のガラス基板の間に液晶を封入した液晶パ
ネルの製造方法であって、前記下方のガラス基板の上面
に、シール剤を塗設する工程と、前記シール剤が塗設さ
れた下方のガラス基板の液晶収容部に、液晶を滴下する
工程と、前記液晶が滴下された下方のガラス基板の上方
から、上方のガラス基板を所定の位置に載置して、上下
ガラス基板を一体化する工程と、前記一体化したガラス
基板を、前記シール剤の形状に合わせたシール剤押さえ
突設部を備えた押さえマスク部材を介して、上下に押圧
することによって加圧固定する工程と、を含むことを特
徴とする。
【0012】また、本発明の液晶パネルの製造装置は、
上下一対のガラス基板の下方のガラス基板の上面に、シ
ール剤を塗設して、下方のガラス基板の液晶収容部に液
晶を滴下し、下方のガラス基板の上方から上方のガラス
基板を所定の位置に載置して一体化した後、上下ガラス
基板を上下に押圧して加圧固定することによって、上下
一対のガラス基板の間に液晶を封入する液晶パネルの製
造装置であって、前記一体化したガラス基板を、前記シ
ール剤の形状に合わせたシール剤押さえ突設部を備えた
押さえマスク部材を介して、上下に押圧することによっ
て加圧固定するように構成されていることを特徴とす
る。
【0013】このように一体化したガラス基板を、シー
ル剤の形状に合わせたシール剤押さえ突設部を備えた押
さえマスク部材を介して、上下に押圧するので、押圧時
にシール剤の存在しない上下のガラス基板の部分には圧
力がかからないので、ガラス基板の間の液晶収容部に収
容された液晶に外力がかからない。従って、シール剤の
みを上下に押し潰して、融着できるので、シール剤が破
損してしまうことがなく、液晶の抵抗による加圧不良が
発生せず、所定の厚さで、所定の性能を有する液晶パネ
ルを得ることができる。
【0014】また、本発明では、前記押さえマスク部材
が、押さえマスク部材本体部と、該押さえマスク部材本
体部から突設したシール剤押さえ突設部とを備えること
を特徴とする。このように前記押さえマスク部材が、押
さえマスク部材本体部と、該押さえマスク部材本体部か
ら突設したシール剤押さえ突設部とを備えることによっ
て、押さえマスク部材が一体的であるので、取り扱いが
便利であり、しかも、平板プレスの加圧力が、押さえマ
スク部材本体部にかかった後に、シール剤押さえ突設部
に分配されることになるので、少ない加圧力で効率良
く、シール剤のみを上下に押し潰して、融着できる。
【0015】また、本発明では、前記シール剤押さえ突
設部の幅が、シール剤の幅よりも大きいことを特徴とす
る。このようにシール剤押さえ突設部の幅が、シール剤
の幅よりも大きいので、シール剤部分を確実に押圧する
ことができるとともに、少ない加圧力で効率良く、シー
ル剤のみを上下に押し潰して、融着できる。
【0016】また、本発明の液晶パネルの製造方法は、
前記加圧固定する工程において、前記一体化したガラス
基板を、上方のガラス基板と下方のガラス基板の両側か
ら、押さえマスク部材を介して、上下に押圧することに
よって加圧固定することを特徴とする。また、本発明の
液晶パネルの製造装置は、前記一体化したガラス基板
を、上方のガラス基板と下方のガラス基板の両側から上
下に押圧して加圧固定する上方の押さえマスク部材と下
方の押さえマスク部材を備えることを特徴とする。
【0017】このように一体化したガラス基板を、上方
のガラス基板と下方のガラス基板の両側から、上方の押
さえマスク部材と下方の押さえマスク部材を介して、上
下に押圧するので、シール剤部分を上下に確実に押圧す
ることができるとともに、少ない加圧力で効率良く、シ
ール剤のみを上下に押し潰して、融着できる。また、本
発明の液晶パネルの製造方法は、前記加圧固定する工程
において、前記一体化したガラス基板を、上方のガラス
基板側から、押さえマスク部材を介して、上下に押圧す
ることによって加圧固定することを特徴とする。
【0018】また、本発明の液晶パネルの製造装置は、
前記一体化したガラス基板を、上方のガラス基板側から
上下に押圧して加圧固定する上方の押さえマスク部材を
備えることを特徴とする。このように構成することによ
って、下方のガラス基板側を、平板プレスのみとするこ
とができるので、下方のガラス基板を平板プレス上に安
定した状態で載置できるので、下方のガラス基板の液晶
収容部に滴下収容された液晶が外部にこぼれることがな
く、一体化して加圧固定することができる。
【0019】また、本発明の液晶パネルの製造方法は、
前記加圧固定する工程において、前記一体化したガラス
基板を、下方のガラス基板側から、押さえマスク部材を
介して、上下に押圧することによって加圧固定すること
を特徴とする。また、本発明の液晶パネルの製造装置
は、前記一体化したガラス基板を、下方のガラス基板側
から上下に押圧して加圧固定する下方の押さえマスク部
材を備えることを特徴とする。
【0020】このように構成することによって、下方の
ガラス基板側の平板プレス上に下方の押さえマスク部材
を配置して、上方のガラス基板側の平板プレスを平板プ
レスのみとすることができるので、上方より上方のガラ
ス基板を均一に加圧して、下方に存在する下方の押さえ
マスク部材のシール剤押さえ突設部で、シール剤を確実
に押し潰して融着することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(実施
例)を図面に基づいてより詳細に説明する。図1は、本
発明の液晶パネルの製造装置の実施例の概略図、図2
は、本発明の液晶パネルの製造装置で用いる押さえマス
ク部材の拡大斜視図、図3は、図1の液晶パネルの製造
装置を用いて液晶パネルを製造する方法を説明する概略
図ある。
【0022】図1において、10は、全体で、本発明の
液晶パネルの製造装置を示している。液晶パネルの製造
装置10は、図示しない駆動機構によって、相互に接近
離反可能な平板プレス12、14を備えている。上方の
平板プレス12の下面には、シリコンゴム、テフロン
(R)等のゴム又は樹脂からなる緩衝材16が設けられ
ており、この緩衝材16の下面に、上方の押さえマスク
部材18が、図示しない固定手段によって固定されてい
る。
【0023】同様に、下方の平板プレス14の上面に
は、シリコンゴム、テフロン(R)等のゴム又は樹脂か
らなる緩衝材20が設けられており、この緩衝材20の
上面に、下方の押さえマスク部材22が、図示しない固
定手段によって固定されている。こられの上方の押さえ
マスク部材18と下方の押さえマスク部材22は、同様
な形状をしており、図2に示したように、略矩形平板状
の押さえマスク部材本体部18a(22a)と、後述す
るように、下方のガラス基板30の上面に塗設形成した
シール剤32の形状に合致するように、押さえマスク部
材本体部18a(22a)から突設形成されたシール剤
押さえ突設部18b(22b)とから構成されている。
【0024】この場合、押さえマスク部材18、22と
しては、特に限定されるものではないが、後述するよう
に上下のガラス基板30、34を上下から押圧した際
に、ガラス基板30、34の表面を傷つけることがない
ように、例えば、ポリイミド、シリコンゴム、テフロン
(R)などの樹脂で成形するのが望ましい。また、押さ
えマスク部材本体部18a(22a)の厚さT1、突設
距離T2としては、平板プレス12、14で上下に押圧
した際に、加圧力に耐え得るようにするためには、T1
を1mm〜2mm、好ましくは、樹脂の圧縮率より算出
した厚さに、T2を1mm〜2mm、好ましくは、樹脂
の圧縮率より算出した厚さとするのが望ましい。
【0025】さらに、シール剤押さえ突設部18b(2
2b)の幅W1は、シール剤32の幅W2と同じか、ま
たは、シール剤32の幅W2よりも大きく、5mm〜8
mm、好ましくは、幅W2+2mm(押圧後のシール剤
幅)とし、シール剤32の幅W2よりも大きくするのが
望ましい。これによって、シール剤32の部分を確実に
押圧することができるとともに、少ない加圧力で効率良
く、シール剤32のみを上下に押し潰して、融着できる
ようになっている。
【0026】このように構成される本発明の液晶パネル
の製造装置を用いて液晶パネルを製造する方法を以下に
説明する。図3に示したように、下方のガラス基板30
上に、例えば、紫外線硬化樹脂、熱硬化樹脂などからな
るシール剤32を、スクリーン印刷、ディスペンサーな
どによって塗設して、紫外線照射などによって仮固定す
る(図3(A)参照)。
【0027】そして、真空下において、このシール剤3
2で囲まれた液晶収容部31に、上方からディスペンサ
ーなどで液晶42を滴下して満たす(図3(B)参
照)。この状態で、液晶42が滴下された下方のガラス
基板30を、図示しない、例えば、真空吸着などによる
搬送手段によって搬送して、下方の平板プレス14の上
面の下方の押さえマスク部材22上の所定の位置に載置
する(図3(C)参照)。
【0028】その後、同様に図示しない、例えば、真空
吸着などによる搬送手段によって、上方のガラス基板3
4を、液晶42が滴下された下方のガラス基板30の所
定の位置に重ね合わせて、一体化する(図3(D)参
照)。そして、この上下のガラス基板30、34を一体
化した状態で、上方の平板プレス12を下方に押し下げ
ることによって、上方の平板プレス12の押さえマスク
部材18と、下方の平板プレス14の下方の押さえマス
ク部材22との間で、上下のガラス基板30、34を上
下から押圧する(図3(E)参照)。
【0029】これによって、上下からプレス12、14
で加圧、加熱することによって、シール剤32を押し潰
し融着する融着することによって、上下一対の基板3
0、34を一定間隔に固定して、液晶収容部31に液晶
42が充填された基板セルを作製することができる。こ
の際、上下の押さえマスク部材本体部18a、22aか
ら突設形成されたシール剤32の形状に対応して形成さ
れたシール剤押さえ突設部18b、22bとの間で、シ
ール剤32が押圧されることになる。従って、押圧時に
シール剤32の存在しない上下のガラス基板30、34
の部分には圧力がかからないので、ガラス基板30、3
4の間の液晶収容部31に収容された液晶に外力がかか
ることがないようになっている。
【0030】従って、シール剤32のみを上下に押し潰
して、融着できるので、シール剤32が破損してしまう
ことがなく、液晶の抵抗による加圧不良が発生せず、所
定の厚さで、所定の性能を有する液晶パネルを得ること
ができる。図4は、本発明の液晶パネルの製造装置の別
の実施例の概略図である。この実施例の液晶パネルの製
造装置10は、基本的には、図1に示した実施例の液晶
パネルの製造装置10と同様な構成であり、同じ構成部
材には同じ参照番号を付してその詳細な説明は省略す
る。
【0031】この実施例の液晶パネルの製造装置10で
は、下方のガラス基板30側を、下方の平板プレス14
と緩衝材20のみとして、下方の押さえマスク部材22
を設けていない点が相違する。このように構成すること
によって、上方のガラス基板34側の平板プレス12上
に上方の押さえマスク部材18を配置して、下方のガラ
ス基板30側を、平板プレス14のみとすることができ
るので、下方のガラス基板30を下方の平板プレス14
上に安定した状態で載置できる。従って、下方のガラス
基板30の液晶収容部31に滴下収容された液晶が外部
にこぼれることがなく、一体化して加圧固定することが
できる。
【0032】図5は、本発明の液晶パネルの製造装置の
別の実施例の概略図である。この実施例の液晶パネルの
製造装置10は、基本的には、図1に示した実施例の液
晶パネルの製造装置10と同様な構成であり、同じ構成
部材には同じ参照番号を付してその詳細な説明は省略す
る。この実施例の液晶パネルの製造装置10では、上方
のガラス基板30側を、上方の平板プレス12と緩衝材
16のみとして、上方の押さえマスク部材18を設けて
いない点が相違する。
【0033】このように構成することによって、下方の
ガラス基板側34の平板プレス14上に下方の押さえマ
スク部材22を配置して、上方のガラス基板30側の平
板プレス12を平板プレスのみとすることができるの
で、上方より上方のガラス基板30を均一に加圧して、
下方に存在する下方の押さえマスク部材22のシール剤
押さえ突設部22bで、シール剤32を確実に押し潰し
て融着することができる。
【0034】以上、本発明の好ましい実施例を説明した
が、本発明はこれに限定されることはなく、例えば、上
記実施例では、略矩形状のガラス基板からなる液晶パネ
ルについて説明したが、三角形、円形などその他の形状
の場合にも適用することができるなど本発明の目的を逸
脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、一体化したガラス基板
を、シール剤の形状に合わせたシール剤押さえ突設部を
備えた押さえマスク部材を介して、上下に押圧するの
で、押圧時にシール剤の存在しない上下のガラス基板の
部分には圧力がかからないので、ガラス基板の間の液晶
収容部に収容された液晶に外力がかからない。
【0036】従って、シール剤のみを上下に押し潰し
て、融着できるので、シール剤が破損してしまうことが
なく、液晶の抵抗による加圧不良が発生せず、所定の厚
さで、所定の性能を有する液晶パネルを得ることができ
る。また、本発明によれば、前記押さえマスク部材が、
押さえマスク部材本体部と、該押さえマスク部材本体部
から突設したシール剤押さえ突設部とを備えることによ
って、押さえマスク部材が一体的であるので、取り扱い
が便利であり、しかも、平板プレスの加圧力が、押さえ
マスク部材本体部にかかった後に、シール剤押さえ突設
部に分配されることになるので、少ない加圧力で効率良
く、シール剤のみを上下に押し潰して、融着できるなど
の幾多の作用効果を奏する極めて優れた発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の液晶パネルの製造装置の実施
例の概略図である。
【図2】図2は、本発明の液晶パネルの製造装置で用い
る押さえマスク部材の拡大斜視図である。
【図3】図3は、図1の液晶パネルの製造装置を用いて
液晶パネルを製造する方法を説明する概略図ある。
【図4】図4は、本発明の液晶パネルの製造装置の別の
実施例の概略図である。
【図5】図5は、本発明の液晶パネルの製造装置の別の
実施例の概略図である。
【図6】図6は、従来の汲み上げ注入方式によって液晶
パネルを製造する方法を説明する概略図ある。
【図7】図7は、従来の汲み上げ注入方式によって液晶
パネルを製造する方法を説明する概略図ある。
【図8】図8は、従来の汲み上げ注入方式によって液晶
パネルを製造する方法を説明する概略図ある。
【図9】図9は、従来の液晶滴下方式によって液晶パネ
ルを製造する方法を説明する概略図ある。
【図10】図10は、従来の液晶滴下方式によって液晶
パネルを製造する方法を説明する概略図ある。
【図11】図11は、従来の液晶滴下方式による液晶パ
ネルを製造する方法における基板セルの概略図ある。
【符号の説明】
10 製造装置 12、14 平板プレス 16、20 緩衝材 18、22 マスク部材 18a、22a マスク部材本体部 18b 、22b 突設部 20 緩衝材 22 マスク部材 30、34 ガラス基板 31 液晶収容部 32 シール剤 42 液晶 100、104 ガラス基板 101 液晶注入口 102 シール剤 106 液晶基板セル 108、110 緩衝材 112 液晶収容部 200、204 ガラス基板 206 基板セル 208 緩衝材 210 液晶収容部 212 液晶
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H088 FA03 FA04 FA20 FA30 HA01 MA17 MA20 2H089 LA02 NA22 NA41 NA42 NA44 NA48 NA60 QA06 QA14 QA16 TA01 TA06

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下一対のガラス基板の間に液晶を封入
    した液晶パネルの製造方法であって、 前記下方のガラス基板の上面に、シール剤を塗設する工
    程と、 前記シール剤が塗設された下方のガラス基板の液晶収容
    部に、液晶を滴下する工程と、 前記液晶が滴下された下方のガラス基板の上方から、上
    方のガラス基板を所定の位置に載置して、上下ガラス基
    板を一体化する工程と、 前記一体化したガラス基板を、前記シール剤の形状に合
    わせたシール剤押さえ突設部を備えた押さえマスク部材
    を介して、上下に押圧することによって加圧固定する工
    程と、を含むことを特徴とする液晶パネルの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記押さえマスク部材が、押さえマスク
    部材本体部と、該押さえマスク部材本体部から突設した
    シール剤押さえ突設部とを備えることを特徴とする請求
    項1に記載の液晶パネルの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記シール剤押さえ突設部の幅が、シー
    ル剤の幅よりも大きいことを特徴とする請求項1から2
    のいずれかに記載の液晶パネルの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記加圧固定する工程において、前記一
    体化したガラス基板を、上方のガラス基板と下方のガラ
    ス基板の両側から、押さえマスク部材を介して、上下に
    押圧することによって加圧固定することを特徴とする請
    求項1から3のいずれかに記載の液晶パネルの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記加圧固定する工程において、前記一
    体化したガラス基板を、上方のガラス基板側から、押さ
    えマスク部材を介して、上下に押圧することによって加
    圧固定することを特徴とする請求項1から3のいずれか
    に記載の液晶パネルの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記加圧固定する工程において、前記一
    体化したガラス基板を、下方のガラス基板側から、押さ
    えマスク部材を介して、上下に押圧することによって加
    圧固定することを特徴とする請求項1から3のいずれか
    に記載の液晶パネルの製造方法。
  7. 【請求項7】 上下一対のガラス基板の下方のガラス基
    板の上面に、シール剤を塗設して、下方のガラス基板の
    液晶収容部に液晶を滴下し、下方のガラス基板の上方か
    ら上方のガラス基板を所定の位置に載置して一体化した
    後、上下ガラス基板を上下に押圧して加圧固定すること
    によって、上下一対のガラス基板の間に液晶を封入する
    液晶パネルの製造装置であって、 前記一体化したガラス基板を、前記シール剤の形状に合
    わせたシール剤押さえ突設部を備えた押さえマスク部材
    を介して、上下に押圧することによって加圧固定するよ
    うに構成されていることを特徴とする液晶パネルの製造
    装置。
  8. 【請求項8】 前記押さえマスク部材が、押さえマスク
    部材本体部と、該押さえマスク部材本体部から突設した
    シール剤押さえ突設部とを備えることを特徴とする請求
    項7に記載の液晶パネルの製造装置。
  9. 【請求項9】 前記シール剤押さえ突設部の幅が、シー
    ル剤の幅よりも大きいことを特徴とする請求項7から8
    のいずれかに記載の液晶パネルの製造装置。
  10. 【請求項10】 前記一体化したガラス基板を、上方の
    ガラス基板と下方のガラス基板の両側から上下に押圧し
    て加圧固定する上方の押さえマスク部材と下方の押さえ
    マスク部材を備えることを特徴とする請求項7から9の
    いずれかに記載の液晶パネルの製造装置。
  11. 【請求項11】 前記一体化したガラス基板を、上方の
    ガラス基板側から上下に押圧して加圧固定する上方の押
    さえマスク部材を備えることを特徴とする請求項7から
    9のいずれかに記載の液晶パネルの製造装置。
  12. 【請求項12】 前記一体化したガラス基板を、下方の
    ガラス基板側から上下に押圧して加圧固定する下方の押
    さえマスク部材を備えることを特徴とする請求項7から
    9のいずれかに記載の液晶パネルの製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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