JP2003255189A - 光モジュール - Google Patents

光モジュール

Info

Publication number
JP2003255189A
JP2003255189A JP2002051973A JP2002051973A JP2003255189A JP 2003255189 A JP2003255189 A JP 2003255189A JP 2002051973 A JP2002051973 A JP 2002051973A JP 2002051973 A JP2002051973 A JP 2002051973A JP 2003255189 A JP2003255189 A JP 2003255189A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
light emitting
module
emitting module
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002051973A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4010159B2 (ja
Inventor
Manabu Ishikawa
学 石川
Satoshi Yoshikawa
智 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2002051973A priority Critical patent/JP4010159B2/ja
Publication of JP2003255189A publication Critical patent/JP2003255189A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4010159B2 publication Critical patent/JP4010159B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Lasers (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 放熱特性に優れ熱的により安定した動作を確
保することが可能な小型の光モジュールを提供する。 【解決手段】 光モジュール10は、(1)発光素子を
収容する素子収容部30とファイバ接続部32とを有す
る発光モジュール12と、(2)発光モジュール12を
搭載するための基板22と、(3)発光モジュール12
のファイバ接続部32が外部に露出した状態で、発光モ
ジュール12と基板22とを収容する金属製の筐体24
と、(4)筐体24の外部に露出された発光モジュール
12のファイバ接続部32を被覆すると共に、筐体24
と接続される筒状をなす金属製のキャップ26と、を備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光モジュールに関
する。
【0002】
【従来の技術】光トランシーバモジュールなどの光モジ
ュールは、半導体レーザなどの発光素子を内蔵する発光
モジュールと、フォトダイオードなどの受光素子を内蔵
する受光モジュールと、を備えている。これら発光モジ
ュール及び受光モジュールは、一般に、発光モジュール
側のファイバ接続部(光ファイバとの接続を図るための
接続部)が外部に露出した状態で、金属製の筐体内に収
容されている。そして、筐体から露出したファイバ接続
部は、樹脂製のキャップにより被覆され、これにより発
光モジュールからのノイズの放射が抑制されて、EMI
(Electromagnetic Interference)対策がなされてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の光モジュールでは、筐体の放熱特性が十分では
なかったため、筐体内に収容された発光モジュールにつ
いて、熱的に安定した動作を確保することができなくな
るおそれがあった。
【0004】そこで、筐体からの放熱を促進するため、
筐体に放熱フィン等を設けることも考えられるが、光ポ
ート密度の向上の要請からこのようなモジュールの大型
化を招く手段は採用することができなかった。
【0005】本発明は、上記問題点を解消する為になさ
れたものであり、放熱特性に優れ熱的により安定した動
作を確保することが可能な小型の光モジュールを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光モジュー
ルは、(1)発光素子を収容する素子収容部とファイバ
接続部とを有する発光モジュールと、(2)発光モジュ
ールを搭載するための基板と、(3)発光モジュールの
ファイバ接続部が外部に露出した状態で、発光モジュー
ルと基板とを収容する金属製の筐体と、(4)筐体の外
部に露出された発光モジュールのファイバ接続部を被覆
すると共に、筐体と接続される筒状をなす金属製のキャ
ップと、を備える。
【0007】この光モジュールは、発光モジュールのフ
ァイバ接続部を被覆する金属製のキャップを備えるた
め、このキャップが放熱パスの役割を果たすことで放熱
特性の向上が図られ、もって発光素子のより安定した動
作を確保することが可能となる。また、放熱フィンを設
ける場合のようにモジュールの大型化を招くおそれも小
さい。更に、キャップによりファイバ接続部が被覆され
ることで、発光モジュールから放射される電磁ノイズを
遮蔽し、受光モジュールを含めた周辺素子への影響を低
減することが可能となる。
【0008】本発明に係る光モジュールでは、筐体は、
基板に沿って延びる底壁部を有する下部筐体と、基板に
沿って延びる上壁部を有する上部筐体と、を有する。こ
のようにすれば、発光モジュール及び基板は、これら上
部筐体と下部筐体とにより形成される空間内に収容され
る。このとき、上部筐体の上壁部及び下部筐体の底壁部
は基板に沿って延びているため、上部筐体の上壁部と下
部筐体の底壁部との間で基板を挟み込むように収容する
ことで、光モジュールの低背化を図ることが可能とな
る。
【0009】本発明に係る光モジュールでは、キャップ
は、その軸方向に沿って分割された第1及び第2のキャ
ップ片を有する。このようにすれば、第1及び第2のキ
ャップ片によりファイバ接続部を挟み込んで被覆するこ
とが可能となる。
【0010】本発明に係る光モジュールでは、第1のキ
ャップ片は、上部筐体と一体に設けられている。このよ
うにすれば、上部筐体と第1のキャップ片との間で熱的
な不連続部分がなくなるため、上部筐体から第1のキャ
ップ片への熱伝導が促進され、放熱特性の向上が図られ
る。
【0011】本発明に係る光モジュールでは、第2のキ
ャップ片は、上部筐体と下部筐体との間で挟持される基
端部を有する。このようにすれば、基端部を介して第2
のキャップ片を上部筐体と下部筐体との間で挟持するこ
とで、接着剤等を用いることなく容易に第2のキャップ
片を筐体に接続することが可能となる。
【0012】本発明に係る光モジュールでは、第2のキ
ャップ片は、先端部に片持ち支持されており、第1のキ
ャップ片の先端部を包み込むようにして係止するラッチ
部を有する。このようにすれば、ラッチ部を介して第1
のキャップ片の先端部を包み込むようにして係止するこ
とで、接着剤等を用いることなく容易に第1のキャップ
片と第2のキャップ片とを固定することが可能となる。
【0013】本発明に係る光モジュールでは、発光モジ
ュールの素子収容部の一側面は、筐体と接している。こ
のようにすれば、発光モジュールから生じる熱の筐体へ
の熱伝導を促進することが可能となる。
【0014】本発明に係る光モジュールでは、発光モジ
ュールの素子収容部の一側面は、上部筐体と接してい
る。このようにすれば、実装基板に実装される側の下部
筐体と比べて、上部筐体は熱放出が妨げられるおそれが
少ないため、放熱特性のより一層の向上が図られる。特
に、上部筐体には第1のキャップ片が一体に設けられて
いるため、第1のキャップ片への熱伝導が促進され、放
熱特性のより一層の向上が図られる。
【0015】本発明に係る光モジュールでは、発光モジ
ュールは、バタフライパッケージ型のモジュールであ
る。このようにすれば、発光モジュールと筐体とを接し
易くすることができる。
【0016】本発明に係る光モジュールは、基板上に搭
載されて筐体内に収容されており、発光素子を駆動制御
する半導体回路素子を更に備える。このように、ドライ
バICなどの半導体回路素子を筐体内に収容すること
で、光モジュールの動作速度の向上を図ることが可能と
なる。
【0017】本発明に係る光モジュールは、(1)発光
素子を収容する素子収容部とファイバ接続部とを有する
発光モジュールと、(2)受光素子を内蔵する受光モジ
ュールと、(3)発光モジュール及び受光モジュールを
搭載するための基板と、(4)発光モジュールのファイ
バ接続部が外部に露出した状態で、発光モジュール、受
光モジュール、及び基板を収容する金属製の筐体と、
(5)筐体の外部に露出された発光モジュールのファイ
バ接続部を被覆すると共に、筐体と接続される筒状をな
す金属製のキャップと、を備える。このように、発光モ
ジュールのみならず受光モジュールをも備えることで、
光トランシーバモジュールが構成される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
に係る光モジュールの実施形態について説明する。な
お、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付
し、重複する説明を省略する。
【0019】図1は、本実施形態に係る光モジュールと
しての光トランシーバモジュールの構成を示す斜視図で
ある。また図2は、本実施形態に係る光トランシーバモ
ジュールの構成を示す分解斜視図である。
【0020】図1及び図2に示すように、光トランシー
バモジュール10は、発光モジュール12と、受光モジ
ュール14と、半導体回路素子としてのドライバIC1
6と、半導体回路素子としてのアンプ素子18と、コネ
クタ端子20と、基板22と、筐体24と、キャップ2
6と、を備えている。
【0021】発光モジュール12は、図2に示すよう
に、バタフライパッケージ型のモジュールである。この
発光モジュール12は、発光素子が封止された素子収容
部30と、ファイバ接続部32と、を有している。
【0022】素子収容部30は、半導体レーザなどの発
光素子と、発光素子の発光状態をモニタするためのフォ
トダイオードなどの受光素子と、発光素子及び受光素子
を搭載する搭載部材と、これらを収容するハウジング
と、を含んでいる。ハウジングの側面の高さ方向中央位
置には、複数のアウターリード42が設けられている。
なお、搭載部材はCuWといった金属から形成されてい
る。また、ハウジングの底部はCuWといった金属から
形成されており、それ以外の部分はコバールといった金
属から形成されている。
【0023】ファイバ接続部32は、集光レンズといっ
たレンズと、レンズを保持するレンズ保持部材と、フェ
ルールと、このフェルールを保持するフェルールホルダ
と、ゴムブーツと、を含んでいる。フェルールには、光
ファイバ58の一端を保護するように、光ファイバ58
が挿入されている。光ファイバ58は、フェルール及び
フェルールホルダを介してレンズに位置合わせされてお
り、これにより発光素子との光学的な結合が図られてい
る。ゴムブーツは、レンズ保持部材、フェルールホル
ダ、フェルール、保持部材、及び光ファイバ58の一部
を覆い、これらを保護している。光ファイバ58は、ゴ
ムブーツを通して外部へ取り出される。
【0024】受光モジュール14は、図2に示すよう
に、表面実装型のモジュールである。この受光モジュー
ル14は、素子収容部60とファイバ接続部62とを有
する。
【0025】素子収容部60は、フォトダイオードなど
の受光素子を樹脂封止して構成されている。この素子収
容部60の側面には、複数のアウターリード66が設け
られており、表面実装可能なように屈曲されている。
【0026】ファイバ接続部62は、内部に光ファイバ
(図示しない)が挿入されたフェルールと、フェルール
を保持する円筒状のスリーブ(図示しない)とを、フェ
ルールの一端を突出させた状態で樹脂封止して構成され
ている。そして、ファイバ接続部の一対の側面には、光
コネクタプラグ70の係合爪と係合される突起部が設け
られている。
【0027】光コネクタプラグ70は、いわゆるEZコ
ネクタと呼ばれる樹脂製の簡易コネクタである。受光モ
ジュール14に光コネクタプラグ70が取り付けられる
と、図2に示すように、受光モジュール14のフェルー
ルは、光コネクタプラグ70のスリーブ(図示しない)
に収納され固定される。また、このスリーブには、光コ
ネクタプラグ70の一方から導入された光ファイバ76
が、フェルール(図示しない)を介してスリーブ内に挿
入されて位置決めされている。このため、双方の光ファ
イバのコアの中心軸は同軸に合わされる。
【0028】ドライバIC16は、発光モジュール12
を駆動制御する信号を生成する。また、アンプ素子18
は、受光モジュール14が受けた信号を整形・増幅す
る。
【0029】コネクタ端子20は、BGA(Ball grid
array)と複数のリードピン(あるいはリードピンと嵌
合するレセプタクル)からなる雄コネクタ端子(あるい
は雌コネクタ端子)である。このコネクタ端子20は、
低速の複数の信号を筐体24内部の基板22に導入した
り導出したりするため、BGAにより端子の高密度化が
図られている。このコネクタ端子20は、光トランシー
バモジュール10が実装される図示しない実装基板上の
雌コネクタ端子(あるいは雄コネクタ端子)と連結さ
れ、これにより両者の電気的な接続が図られる。
【0030】基板22は、外形が略長方形状をなし、表
面にプリント配線が施されている。この基板22は、そ
の下面に発光モジュール搭載領域、受光モジュール搭載
領域、ドライバIC搭載領域、アンプ素子搭載領域、及
びコネクタ端子搭載領域を有している。このうち、発光
モジュール搭載領域及び受光モジュール搭載領域は、基
板22の前縁に並んで設けられており、発光モジュール
搭載領域は、基板22の前縁を切り欠いて形成されてい
る。
【0031】筐体24は、アルミや銅などの金属から形
成されている。ただし、熱伝導率、コスト等を考慮する
と、アルミが好適である。この筐体24は、上部筐体7
8と下部筐体80を有している。上部筐体78は、図2
に示すように、基板22に沿って延びる上壁部82と、
上壁部82の縁部に設けられた側壁部84とを含んでい
る。下部筐体80は、図2及び図3に示すように、基板
22に沿って延びる底壁部86と、底壁部86の縁部に
設けられた側壁部88とを含んでいる。底壁部86のコ
ネクタ端子20に対応する部分は、貫通されて開口部9
0とされている。この下部筐体80の内面には、開口部
90の一縁に沿う遮蔽壁92と、これと交差する遮蔽壁
94とが設けられている。これにより、発光モジュール
12と半導体回路素子16を含む発光モジュール側と、
受光モジュール14と半導体回路素子18を含む受光モ
ジュール側とが遮蔽される。その結果、発光モジュール
側からの放射ノイズの放出が抑制され、受光モジュール
側において発光モジュール側からの放射ノイズの影響が
低減される。なお、受光モジュール14は表面実装型の
モジュールであるため、更に基板22によっても遮蔽さ
れている。これにより、発光モジュール側からの放射ノ
イズの影響がより一層低減されている。
【0032】キャップ26は、発光モジュール12のフ
ァイバ接続部32を被覆するように設けられた円筒状の
部材であり、アルミや銅などの金属から形成されてい
る。ただし、熱伝導率、コスト等を考慮すると、アルミ
が好適である。このキャップ26は、その軸方向に沿っ
て分割され、上部キャップ片(第1のキャップ片)96
と下部キャップ片(第2のキャップ片)98とを有して
いる。
【0033】ここで、上部キャップ片96は、上部筐体
78の前方の側壁部84に一体に設けられている。これ
に対し、下部キャップ片98は、筐体24とは別個に設
けられている。この下部キャップ片98は、上部筐体7
8と下部筐体80との間で挟持するための基端部100
を含む。このように、基端部100を介して下部キャッ
プ片98を上部筐体78と下部筐体80との間で挟持し
筐体24と接続することが可能であるため、接着剤等を
塗布したり、溶接を施したり、ネジ止めしたりする作業
が不要となり、生産効率の向上が図られる。
【0034】また、下部キャップ片98は、その先端部
においてバネ性を有するラッチ部102を有している。
このラッチ部102は、下部キャップ片98の先端部に
おいて片持ち支持されており、ラッチ部102の先端と
下部キャップ片98の先端部との間には隙間104が設
けられている。この隙間104は、発光モジュール12
の光ファイバ58を通すために設けられている。ラッチ
部102は、上部キャップ片96の先端部を包み込むよ
うに係止し、上部キャップ片96と下部キャップ片98
とを固定する。このように、ラッチ部102を介して上
部キャップ片96と下部キャップ片98とを固定するこ
とが可能であるため、接着剤等を塗布したり、溶接を施
したり、ネジ止めしたりする作業が不要となり、生産効
率の向上が図られる。
【0035】また、上部筐体78の前方の側壁部84に
は、受光モジュール14に接続された光コネクタプラグ
70を位置決めする位置決め部106が一体に設けられ
ている。この位置決め部106は、光コネクタプラグ7
0から延びる光ファイバ76を案内する案内溝108を
有する。また、下部筐体80の前方の側壁部88には、
位置決め部106により位置決めされた光コネクタプラ
グ70を押える押え部110が一体に設けられている。
【0036】上記した構成の発光モジュール12が、基
板22の発光モジュール搭載領域に搭載され、受光モジ
ュール14が基板22の受光モジュール搭載領域に搭載
されている。また、ドライバIC16及びアンプ素子1
8が、それぞれ基板22のドライバIC搭載領域及びア
ンプ素子搭載領域に搭載されている。更に、コネクタ端
子20が基板22のコネクタ端子搭載領域に搭載されて
いる。そして、これらの部材を搭載した基板22が、図
4に示すように、上部筐体78に対してネジ112によ
り固定されている。このとき、発光モジュール12のフ
ァイバ接続部32は、上部キャップ片96に収容され、
受光モジュール14の光コネクタプラグ70は、位置決
め部106により位置決めされている。
【0037】更に、図5に示すように、下部キャップ片
98がラッチ部102を介して上部キャップ片96に組
み付けられ固定されている。そして、上部筐体78に対
して下部筐体80が6つのネジ114を用いて組み付け
られている。このとき、下部キャップ片98は、基端部
100を介して上部筐体78と下部筐体80との間に挟
持される。また、押え部110により光コネクタプラグ
70が押えられ固定される。
【0038】このようにして、図1に示すような、本実
施形態に係る光トランシーバモジュール10が構成され
る。図6は、図1に示すVI−VI線断面図である。図
6に示すように、発光モジュール12の素子収容部30
の側面は、弾性を有し熱伝導率の高い熱伝導シート11
6を介して上部筐体78の上壁部82に接している。熱
伝導シート116としては、シリコーンゴムシートを用
いることができる。なお、発光モジュール12の素子収
容部30の側面は、上部筐体78の上壁部82に直接接
していてもよい。よって、発光モジュール12の素子収
容部30の側面が上部筐体78の上壁部82に接してい
るとは、このように直接的に接している場合と間接的に
接している場合との双方が含まれる。
【0039】この光トランシーバモジュール10は、下
部筐体80が図示しない実装基板と対面するようにして
実装される。このとき、基板22に搭載されたコネクタ
端子20と、実装基板上のコネクタ端子とが、下部筐体
80の開口部90を通して結合されることで、基板22
の配線回路と実装基板の配線回路とが電気的に接続され
る。
【0040】次に、本実施形態に係る光トランシーバモ
ジュール10の作用及び効果について説明する。
【0041】本実施形態に係る光トランシーバモジュー
ル10は、発光モジュール12のファイバ接続部32を
被覆する金属製のキャップ26を備えるため、このキャ
ップ26が放熱パスの役割を果たすことで放熱特性の向
上が図られる。これにより、発光素子28のより安定し
た動作を確保することが可能となる。また、このように
キャップ26を設けた場合であっても、上部筐体78の
上壁部82の外面や下部筐体80の底壁部86の外面に
放熱フィンを設ける場合と比べて、モジュールの大型化
を招くおそれも小さい。更に、キャップ26によりファ
イバ接続部32が被覆されているため、発光モジュール
12から放射される電磁ノイズが遮蔽され、受光モジュ
ール14を含めた周辺素子への影響を低減することが可
能となる。この電磁ノイズの遮蔽効果は、発光素子2
8、受光素子64共に動作速度が10GHz以上となる
ような高速動作の場合に顕著に現れる。
【0042】また本実施形態に係る光トランシーバモジ
ュール10では、上部筐体78の上壁部82及び下部筐
体80の底壁部86は基板22に沿って延びているた
め、光トランシーバモジュール10の低背化を図ること
が可能となる。光トランシーバモジュールでは、MSA
(Multi Source Agreement)等の要請により、低背化、
及び幅方向、長さ方向のサイズを小さくする必要がある
が、このように本実施形態に係る光トランシーバモジュ
ール10では、かかる要請に容易に対応することができ
る。よって、実際の使用に際してこの光トランシーバモ
ジュール10を実装した実装基板を狭い間隔で複数配置
することが可能となり、光ポート密度の向上を図ること
が可能となる。なお、本実施形態に係る光トランシーバ
モジュール10では、例えば11.9mm〜12.9m
m程度に低背化することが可能である。
【0043】また本実施形態に係る光トランシーバモジ
ュール10では、キャップ26は、その軸方向に沿って
分割された上部キャップ片96及び下部キャップ片98
を有するため、これらキャップ片により発光モジュール
12のファイバ接続部32を挟み込んで、容易に被覆す
ることが可能となる。
【0044】また本実施形態に係る光トランシーバモジ
ュール10では、上部キャップ片96は、上部筐体78
と一体に設けられているため、上部筐体78と上部キャ
ップ片96との間で熱的な不連続部分がなくなる。その
結果、上部筐体78から上部キャップ片96への熱伝導
が促進され、放熱特性の向上が図られる。
【0045】また本実施形態に係る光トランシーバモジ
ュール10では、下部キャップ片98は、基端部100
を介して上部筐体78と下部筐体80との間で挟持され
るため、接着剤等を用いることなく容易に筐体24に接
続することが可能となり、生産効率の向上を図ることが
可能となる。
【0046】また本実施形態に係る光トランシーバモジ
ュール10では、下部キャップ片98は、先端部に片持
ち支持されており、上部キャップ片96の先端部を包み
込むようにして係止するラッチ部102を有するため、
ラッチ部102を介して上部キャップ片96の先端部を
包み込むようにして係止することで、接着剤等を用いる
ことなく容易に上部キャップ片96と下部キャップ片9
8とを固定することが可能となる。
【0047】また本実施形態に係る光トランシーバモジ
ュール10では、発光モジュール12の素子収容部30
の一側面は筐体24と接しているため、発光モジュール
12から生じる熱の筐体24への熱伝導を促進すること
が可能となる。特に、発光モジュール12の素子収容部
30の一側面は上部筐体78と接しているため、実装基
板に実装される側の下部筐体80と接する場合と比べ
て、筐体24からの熱放出が妨げられるおそれが少な
い。また、上部筐体78には上部キャップ片96が一体
に設けられており、上部筐体78から上部キャップ片9
6への熱伝導が促進されている。その結果、発光素子2
8から発せられた熱が素子収容部30、下部筐体80、
及びキャップ26を伝導して滞りなく放出され、放熱特
性のより一層の向上が図られる。
【0048】また、本実施形態に係る光トランシーバモ
ジュール10では、半導体回路素子としてのドライバI
C16及びアンプ素子18が筐体24内に収容されてい
るため、動作速度の向上を図ることが可能となる。
【0049】なお、本実施形態に係る光トランシーバモ
ジュール10では、ニッケルめっきされた樹脂製のキャ
ップによりファイバ接続部32が被覆される従来の光ト
ランシーバモジュールと比べて、0.5℃程度の放熱促
進効果が図られることが確認されている。
【0050】本発明は上記した実施形態に限定されるも
のではなく、種々の変形が可能である。
【0051】例えば、上記した実施形態では、光モジュ
ールとして発光モジュール12と受光モジュール14の
双方を備える光トランシーバモジュール10について説
明したが、発光モジュール12のみを備える光モジュー
ルであってもよい。
【0052】また、上記した実施形態では、発光モジュ
ール12としてバタフライパッケージ型のモジュールに
ついて説明したが、発光モジュールは表面実装型のモジ
ュールであってもよい。また受光モジュール14として
表面実装型のモジュールについて説明したが、受光モジ
ュールはバタフライパッケージ型のモジュールであって
もよい。
【0053】また、上記した実施形態では、発光モジュ
ール12の素子収容部30の一側面が上部筐体78に接
する場合について説明したが、下部筐体80に接するよ
うにしてもよい。また受光モジュール14も筐体24に
接するようにしてもよい。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、放熱特性に優れ熱的に
より安定した動作を確保することが可能な小型の光モジ
ュールが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る光トランシーバモジュールの
構成を示す斜視図である。
【図2】本実施形態に係る光トランシーバモジュールの
構成を示す分解斜視図である。
【図3】下部筐体の構成を示す斜視図である。
【図4】光トランシーバモジュールの組み付けの様子を
示す斜視図である。
【図5】光トランシーバモジュールの組み付けの様子を
示す斜視図である。
【図6】図1に示すVI−VI線断面図である。
【符号の説明】
10…光トランシーバ、12…発光モジュール、14…
受光モジュール、16…ドライバIC、22…基板、2
4…筐体、26…キャップ、30…素子収容部、32…
ファイバ接続部、78…上部筐体、80…下部筐体、8
2…上壁部、86…底壁部、96…上部キャップ片、9
8…下部キャップ片、100…基端部、102…ラッチ
部。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光素子を収容する素子収容部とファイ
    バ接続部とを有する発光モジュールと、 前記発光モジュールを搭載するための基板と、 前記発光モジュールの前記ファイバ接続部が外部に露出
    した状態で、該発光モジュールと前記基板とを収容する
    金属製の筐体と、 前記筐体の外部に露出された前記発光モジュールの前記
    ファイバ接続部を被覆すると共に、該筐体と接続される
    筒状をなす金属製のキャップと、を備える光モジュー
    ル。
  2. 【請求項2】 前記筐体は、 前記基板に沿って延びる底壁部を有する下部筐体と、 前記基板に沿って延びる上壁部を有する上部筐体と、を
    有する請求項1に記載の光モジュール。
  3. 【請求項3】 前記キャップは、その軸方向に沿って分
    割された第1及び第2のキャップ片を有する請求項2に
    記載の光モジュール。
  4. 【請求項4】 前記第1のキャップ片は、前記上部筐体
    と一体に設けられている請求項3に記載の光モジュー
    ル。
  5. 【請求項5】 前記第2のキャップ片は、前記上部筐体
    と前記下部筐体との間で挟持される基端部を有する請求
    項4に記載の光モジュール。
  6. 【請求項6】 前記第2のキャップ片は、先端部に片持
    ち支持されており、前記第1のキャップ片の先端部を包
    み込むようにして係止するラッチ部を有する請求項3に
    記載の光モジュール。
  7. 【請求項7】 前記発光モジュールの前記素子収容部の
    一側面は、前記筐体と接している請求項1に記載の光モ
    ジュール。
  8. 【請求項8】 前記発光モジュールの前記素子収容部の
    一側面は、前記上部筐体と接している請求項4に記載の
    光モジュール。
  9. 【請求項9】 前記発光モジュールは、バタフライパッ
    ケージ型のモジュールである請求項1に記載の光モジュ
    ール。
  10. 【請求項10】 前記基板上に搭載されて前記筐体内に
    収容されており、前記発光素子を駆動制御する半導体回
    路素子を更に備える請求項1〜9のいずれかに記載の光
    モジュール。
  11. 【請求項11】 発光素子を収容する素子収容部とファ
    イバ接続部とを有する発光モジュールと、 受光素子を内蔵する受光モジュールと、 前記発光モジュール及び前記受光モジュールを搭載する
    ための基板と、 前記発光モジュールの前記ファイバ接続部が外部に露出
    した状態で、該発光モジュール、前記受光モジュール、
    及び前記基板を収容する金属製の筐体と、 前記筐体の外部に露出された前記発光モジュールの前記
    ファイバ接続部を被覆すると共に、該筐体と接続される
    筒状をなす金属製のキャップと、を備える光モジュー
    ル。
JP2002051973A 2002-02-27 2002-02-27 光モジュール Expired - Fee Related JP4010159B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002051973A JP4010159B2 (ja) 2002-02-27 2002-02-27 光モジュール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002051973A JP4010159B2 (ja) 2002-02-27 2002-02-27 光モジュール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003255189A true JP2003255189A (ja) 2003-09-10
JP4010159B2 JP4010159B2 (ja) 2007-11-21

Family

ID=28663810

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002051973A Expired - Fee Related JP4010159B2 (ja) 2002-02-27 2002-02-27 光モジュール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4010159B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005236297A (ja) * 2004-02-19 2005-09-02 Sumitomo Electric Ind Ltd 熱電冷却素子を有する光送信サブアセンブリを用いた光トランシーバ
JP2006024623A (ja) * 2004-07-06 2006-01-26 Hitachi Ltd 光モジュール
JP2007248375A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Tokyo Electric Power Co Inc:The 光学式油検知器
KR100836791B1 (ko) * 2007-04-03 2008-06-11 주식회사 만도 차량용 ecu 모듈
JP2013026458A (ja) * 2011-07-21 2013-02-04 Sumitomo Electric Ind Ltd 光通信装置及び支持部材

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005236297A (ja) * 2004-02-19 2005-09-02 Sumitomo Electric Ind Ltd 熱電冷却素子を有する光送信サブアセンブリを用いた光トランシーバ
JP2006024623A (ja) * 2004-07-06 2006-01-26 Hitachi Ltd 光モジュール
JP2007248375A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Tokyo Electric Power Co Inc:The 光学式油検知器
KR100836791B1 (ko) * 2007-04-03 2008-06-11 주식회사 만도 차량용 ecu 모듈
JP2013026458A (ja) * 2011-07-21 2013-02-04 Sumitomo Electric Ind Ltd 光通信装置及び支持部材

Also Published As

Publication number Publication date
JP4010159B2 (ja) 2007-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5224416B2 (ja) 光モジュール取付ユニット及び光モジュール
TWI475271B (zh) 光電轉換模組
JP2007156461A (ja) 光トランシーバ
JP2008257094A (ja) 光伝送モジュール及び光パッチケーブル
JP2013130606A (ja) 光モジュール
JP2006171398A (ja) 光伝送モジュール
JP2008227279A (ja) プラガブル光トランシーバ
JP2003133631A (ja) 光トランシーバ
JP4010159B2 (ja) 光モジュール
US20230341640A1 (en) Optical module
JP5323518B2 (ja) 並列光伝送装置
JP3903122B2 (ja) ノイズ防止光コネクタ
JP2003304026A (ja) 光モジュール
JP2001296458A (ja) 光通信モジュール
JP7396471B2 (ja) コネクタ及びコネクタシステム
US7367718B2 (en) Optical module
JP2010008588A (ja) 光トランシーバ
JP2004212709A (ja) シールドカバー付き光コネクタ
JP3937895B2 (ja) 光モジュール
JP2003300177A (ja) モジュール取外し治具及び光モジュール
JP2010008596A (ja) 光トランシーバ
JP4192959B2 (ja) 光トランシーバ
CN221175056U (zh) 一种光模块
JP2014052587A (ja) 通信モジュール及び通信装置
JP7099993B2 (ja) コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070529

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070724

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070814

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070827

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100914

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100914

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110914

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110914

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120914

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130914

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees