JP2003253490A - ビアホール及びスルーホールを有する基板のめっき方法 - Google Patents

ビアホール及びスルーホールを有する基板のめっき方法

Info

Publication number
JP2003253490A
JP2003253490A JP2002052070A JP2002052070A JP2003253490A JP 2003253490 A JP2003253490 A JP 2003253490A JP 2002052070 A JP2002052070 A JP 2002052070A JP 2002052070 A JP2002052070 A JP 2002052070A JP 2003253490 A JP2003253490 A JP 2003253490A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plating
copper
acid
substrate
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002052070A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3780302B2 (ja
Inventor
Hideo Honma
英夫 本間
Shuhei Miura
修平 三浦
Jinko Oyamada
仁子 小山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Udylite Co Ltd
Original Assignee
Ebara Udylite Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ebara Udylite Co Ltd filed Critical Ebara Udylite Co Ltd
Priority to JP2002052070A priority Critical patent/JP3780302B2/ja
Publication of JP2003253490A publication Critical patent/JP2003253490A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3780302B2 publication Critical patent/JP3780302B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビアホール及びスルーホールが混在する基板
において、簡単な操作で、ビアホール内に効率よくビア
フィリングを形成し、かつスルーホール内にも均一に金
属を析出することができる技術を提供すること。 【解決手段】 ビアホール及びスルーホールを有する基
板を導電化処理した後、酸性銅めっきを行うめっき方法
において、酸性銅めっきを次の条件(1)および(2)
で順次行うことを特徴とするビアホール及びスルーホー
ルを有する基板のめっき方法。 (1) 陰極電流密度5〜10A/dmで10秒〜5
分間 (2) 陰極電流密度0.5〜3A/dmで15〜1
80分間

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微小孔を有する基
板のめっき方法に関する。さらに詳細には、ブラインド
の微小孔と貫通した微小孔が混在するプリント基板等の
基板において、ブラインドの微小孔であるビアホール
(以下、「ビアホール」という)には十分に金属を充填
し、かつ貫通した微小孔であるスルーホール(以下、
「スルーホール」という)内には均一に金属を析出させ
ることが可能なめっき方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、携帯電話、パソコン、ビデオ、ゲ
ーム機等の電子機器の回路実装法として、ビルドアップ
工法が適用されるようになってきた。このビルドアップ
工法では、積層板にビアホールやスルーホール等の微小
孔が設けられており、この微小孔中に析出させた金属に
よって各回路層間の接続が行われている。
【0003】この微小孔のうち、ビアホールについて
は、従来からビアホールの内側面および底面に金属皮膜
を形成させるビアホールめっきやビアホール内に金属を
充填するビアフィリングによって各層間の接続が施され
ていたが、最近では、ビアホールめっきでは、穴の上に
さらに導体層を積み上げることは難しいとの理由で、ビ
アホール内に電気めっきで金属を充填するビアフィリン
グが主流となっている。
【0004】一方、スルーホールについては、現在もス
ルーホールの内側面に均一に金属皮膜を形成させるスル
ーホールめっき法により、各層間の接続が行われてい
る。
【0005】上記したビアフィリング法やスルーホール
めっき法は、それぞれほぼ完成された技術ではあるが、
これらの方法をビアホールとスルーホールの混在した基
板に適用することは難しく、大きな問題となっていた。
【0006】すなわち、ビアホールとスルーホールの混
在する基板に単純にビアフィリングめっきを行うと、ス
ルーホール内部での金属皮膜の均一性が保証できず、性
能的に問題が生じることになる。一方、この問題を避け
るために、スルーホール内の金属皮膜の均一性を重視す
ると、ビアフィリング性能が低下し、めっき処理に長時
間を要することになるという別の問題が生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、ビアホール及
びスルーホールが混在する基板において、簡単な操作
で、ビアホール内に効率よくビアフィリングを形成し、
かつスルーホール内にも均一に金属を析出することがで
きる技術の提供が求められていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の問
題を解決するために鋭意検討を行った結果、電析初期の
一定時間の電流を、それ以降の条件より高電流とするこ
とにより、ビアホールに対しては、ビアホール内に十分
に金属を充填することができ、また、スルーホールに対
しては、スルーホール内に均一に金属を析出することが
可能とすることを見出し、本発明を完成した。
【0009】すなわち本発明は、ビアホール及びスルー
ホールを有する基板を導電化処理した後、酸性銅めっき
をおこなうめっき方法において、酸性めっきを次の条件
(1)および(2)で順次行うことを特徴とするビアホ
ール及びスルーホールを有する基板のめっき方法を提供
するものである。 (1) 陰極電流密度5〜10A/dmで10秒〜5
分間 (2) 陰極電流密度0.5〜3A/dmで15〜1
80分間
【0010】また、本発明は、条件(1)の前に、下記
条件(3)で酸性銅めっきを行うことを特徴とする請求
項第1項記載の基板のめっき方法を提供するものであ
る。 (3) 陰極電流密度0.5〜3A/dmで5〜40
分間
【0011】さらに、本発明は、酸性銅めっきに先立
ち、酸性銅めっき浴組成中から銅成分を除去した溶液中
で、下記条件(4)で電解することを特徴とする請求項
第1項記載の基板のめっき方法をも提供するものであ
る。 (4) 陰極電流密度0.5〜5A/dmで10秒〜
5分間
【0012】
【発明の実施の形態】本発明方法を実施するには、ま
ず、ビアホール及びスルーホールを有する基板を導電化
処理することが必要である。
【0013】本発明の方法の対象となる基板は、穴径5
0〜180μm程度、深さ(樹脂層厚さ)30〜100
μm程度のブラインドビアホール及び穴径300〜50
0μmのスルーホールを有するプリント基板等の基板で
ある。具体的な基板の例としては、ICベアーチップが
直接実装されるパッケージ基板等が挙げられる。この基
板には、更にトレンチがあっても良い。
【0014】この基板の導電化処理は、通常の方法、例
えば無電解めっきによる金属被覆処理、スパッタリン
グ、蒸着または化学気相蒸着法(Chemical Vapor Depos
ition:CVD)により行うことができる。
【0015】次に、導電化処理された基板は、酸性銅め
っき浴で銅めっきされる。本発明においては、このめっ
きにおいて、次の条件(1)および(2)の順で酸性銅
めっきを行うことが必要である。
【0016】まず、陰極電流密度を5〜10A/d
、好ましくは5〜7A/dmとし、10秒〜5分
間、好ましくは30秒〜2分間めっきを行う(条件
(1))。
【0017】次に、陰極に電流密度を0.5〜3A/d
、好ましくは、0.5〜2A/dmとし、15〜
180分間、好ましくは45〜180分間めっきを行う
(条件(2))。
【0018】条件(2)によるめっきは、条件(1)の
めっきの後酸性銅めっきが完了するまで行えばよいが、
電流密度を上記条件(2)の範囲内の一定の電流密度に
固定しても良いし、上記電流密度の範囲内で低電流密度
から階段的に電流密度を上昇させてもよい。
【0019】条件(1)と条件(2)のめっきにおい
て、条件(1)の電流密度は、条件(2)の電流密度の
2から20倍程度とすることが好ましく、また、条件
(1)のめっき時間は、条件(2)のめっき時間の0.
001から0.2倍程度とすることが好ましい。
【0020】更に、本発明方法においては、上記条件
(1)の前に、下記条件(3)で電解電解することによ
り、ビアホールの埋め込み性を更に改善することができ
る。
【0021】この電解条件(条件(3))は、陰極電流
密度0.5〜3A/dm、好ましくは、1〜2A/d
で、5〜40分間、好ましくは10〜30分間電解
することが好ましい。
【0022】更にまた、本発明方法では、酸性銅めっき
に先立って、酸性銅めっき浴組成中から銅成分を除去し
た溶液を調整し、該溶液中で下記条件(4)で電解する
ことにより、添加剤を基板に有効に吸着させ、以降のの
電気酸性銅めっきでより効率的な銅めっきを可能にする
できる。
【0023】この電解条件(条件(4))は、陰極電流
密度0.5〜5A/dm、好ましくは、0.5〜3A
/dmで、10秒〜5分間、好ましくは30秒〜3分
間電解することが好ましい。かかる電解が終わった後、
酸性銅めっき浴中で、上記条件(1)および(2)の順
で酸性銅めっきを行えばよい。
【0024】上記の条件(1)ないし条件(3)のめっ
きで使用される酸性銅めっき浴としては、特に制限なく
通常使用されている酸性銅めっき浴を利用することがで
きるが、例えば下記の各成分を含有するものであること
が好ましい。
【0025】まず、酸性銅めっき浴において含有される
銅イオン源成分としては、通常、酸性溶液において溶解
する銅化合物であれば特に制限なく使用することができ
る。この銅化合物の具体例としては、硫酸銅、酸化銅、
塩化銅、炭酸銅、ピロリン銅や、メタンスルホン酸銅、
プロパンスルホン酸銅等のアルカンスルホン酸銅、イセ
チオン酸銅、プロパノールスルホン酸銅等のアルカノー
ルスルホン酸銅、酢酸銅、クエン酸銅、酒石酸銅などの
有機酸銅及びその塩などが挙げられる。これらの銅化合
物は、1種を単独で使用することもでき、また2種以上
を混合して使用することもできる。
【0026】上記の銅化合物の濃度は、酸性銅めっき浴
の組成において25〜300g/Lであればよく、好ま
しくは65〜200g/Lである。
【0027】なお、上記条件(4)で使用される溶液
は、上記した酸性銅めっき浴で、銅成分を除いたものを
使用すればよい。
【0028】また、酸性銅めっき浴は、構成成分として
有機酸あるいは無機酸を含有させることができる。該有
機酸あるいは無機酸は、銅を溶解しうるものであれば特
に制約なく使用できる。好ましい具体例としては、硫
酸、メタンスルホン酸、プロパンスルホン酸等のアルカ
ンスルホン酸類、イセチオン酸、プロパノールスルホン
酸等のアルカノールスルホン酸類、クエン酸、酒石酸、
ギ酸などの有機酸類などが挙げられる。これらの有機酸
または無機酸は、1種を単独で使用するすることもで
き、また2種以上を混合して使用することもできる。
【0029】上記の有機酸あるいは無機酸の濃度は、酸
性銅めっき浴の組成において、25〜300g/Lであ
ればよく、好ましくは50〜200g/Lである。
【0030】なお、上記成分の他に塩素イオンが存在す
ることが好ましく、その濃度は塩素濃度として10〜1
00mg/Lであり、特に30〜70mg/Lとするこ
とが好ましい。
【0031】さらに、酸性めっき浴には、その構成成分
として、一般にポリマー成分といわれる成分、キャリア
ー成分またはブライトナー成分といわれる成分およびレ
ベラーといわれる成分を含有させることができる。
【0032】そのうち、ポリマー成分の具体例として
は、例えば次のものが挙げられる。
【0033】(1): 次式(I)で表されるポリプロピ
レングリコール
【化1】 (式中、nは1から20の数を示す)
【0034】(2): 次式(II)で表されるプルロニ
ック型界面活性剤
【化2】 (式中、nおよびlは1から30の数を、mは1
0から100の数を示す)
【0035】(3): 次式(III)で表されるテトロ
ニック型界面活性剤
【化3】 (式中、nは1から200の数を、mは1から40
の数を示す)
【0036】(4): 次式(IV)で表されるポリエチ
レングリコール・グリセリルエーテル
【化4】 (式中、n、mおよびlはそれぞれ1から200
の数を示す)
【0037】(5): 次式(V)で表されるポリエチ
レングリコール・ジアルキルエーテル
【化5】 (式中、R1およびR2は水素原子または炭素数1から5
の低級アルキル基を示し、nは2から200の数を示
す)
【0038】上記のポリマー成分は、いずれか1種類を
単独で、もしくは2種以上を混合して用いることがで
き、その濃度としては、5〜100mg/L程度、好ま
しくは10〜100mg/L程度である。
【0039】また、キャリアー成分ないしブライトナー
成分の具体例としては、例えば次のものが挙げられる。
【0040】(6): 次式(VI)で表されるスルホア
ルキルスルホン酸塩
【化6】 (式中、Lは炭素数1から18の飽和または不飽和の
アルキレン基を示し、M はアルカリ金属を示す)
【0041】(7): 次式(VII)で表されるビススル
ホ有機化合物
【化7】 (式中、LおよびLは炭素数1から18の飽和また
は不飽和のアルキレン基を示し、XおよびYは硫酸
塩残基またはリン酸塩残基を示す)
【0042】(8): 次式(VIII)で表されるジチオ
カルバミン酸誘導体
【化8】 (式中、RおよびRは水素原子または炭素数1から
3の低級アルキル基、L は炭素数3から6のアルキレ
ン基を示し、Xは硫酸塩残基またはリン酸塩残基を示
す)
【0043】この成分も、いずれか1種類を単独で、も
しくは複数を混合して用いることができ、その濃度とし
ては、5〜20mg/L程度、好ましくは10〜15m
g/L程度である。
【0044】更にレベラー成分の具体例としては、例え
ば次のものが挙げられる。
【0045】(9): 次式(IX)で表されるポリアル
キレンイミン
【化9】 (式中、L、LおよびLは炭素数1から3の低級
アルキレン基を示し、n およびmは1から200の
数を示す)
【0046】(10): 次式(X)で表される1−ヒド
ロキシエチル−2−アルキルイミダゾリン塩
【化10】 (式中、Rは炭素数14から20の飽和または不飽和
のアルキル基を示し、X はハロゲン原子を示す)
【0047】(11): 次式(XI)で表されるオーラ
ミン及びその誘導体
【化11】 (式中、R、R、RおよびRは水素原子または
炭素数1から3の低級アルキル基を示す)
【0048】(12): 次式(XII)で表されるメチル
バイオレットまたはクリスタルバイオレット及びそれら
の誘導体
【化12】 (式中、R10、R11、R12、R13、R14およ
びR15は水素原子または炭素数1から3の低級アルキ
ル基を示し、Xはハロゲン原子を示す)
【0049】(13): 次式(XIII)で表されるヤヌ
スブラック及びその誘導体
【化13】 (式中、R16およびR17は低級アルキル基を、R
18は水酸基、アミノ基、ヒドロキシフェニル基または
ヒドロキシフェニルジアゾ基を示し、Xはハロゲン原
子を示す)
【0050】(14): 次式(XIV)で表されるヤ
ヌスグリーン
【化14】 (式中、R19およびR20は水素、メチルおよびエチ
ル基から成る群から選択された基、Xは塩素、臭素、
ヨウ素、フッ素、硫酸、重硫酸および硝酸イオンから成
る群から選択されたアニオン、YはH、−NH、−N
(CHおよび−N=N−Z、Zはフェニル、ナフ
チルから成る群から選択された芳香族基並びにアミノ
基、アルキル置換アミノ基、ヒドロキシおよびアルコキ
シ置換基によって置換されるフェニルおよびナフチル基
である)
【0051】このレベラー成分も、いずれか1種類を単
独で、もしくは2種以上を混合して用いることができ、
その濃度としては、5〜20mg/L程度、好ましくは
10〜15mg/L程度である。
【0052】また、上記酸性めっき浴の電流密度および
めっき時間以外の条件は、一般的なもので良く、例え
ば、酸性銅めっき浴の浴温は、15〜35℃程度、好ま
しくは20〜30℃である。また、一般には、エアレー
ションによる攪拌を行うことが好ましい。
【0053】以上説明した本発明のめっき方法で、ビア
ホール及びスルーホールを完全に埋めるまでの時間は、
スルーホール及びビアホールの直径や、その深さにより
異なるが、例えば穴の直径がφ300μmのスルーホー
ル及び穴の直径がφ150mmで、深さが50μmであ
るビアホールを完全に埋めるためには、まず、5A/d
の電流密度で1分程度酸性銅めっきし、その後 1
A/dmの電流密度で90分間酸性銅めっきすればよ
く、このときの表面(ビアホール及びスルーホール以外
の部分)のめっき厚は、25μm程度となる。
【0054】また、本発明のめっき方法では、ビアホー
ル及びスルーホールを有する基板を導電化処理した後
に、酸性銅めっきを行う際に、まず最初に、上記の成分
(a)〜(d)を含有する酸性銅めっき浴を用い、酸性
銅めっきを、これも上記した条件(1)及び(2)で順
次行い(これを第1めっきと呼ぶ)、次いで、下記の成
分(a)〜(e)を含有する酸性銅めっき浴を用いて、
再び酸性銅めっきを下記条件(1)及び(2)で順次行
うことにより(これを第2めっきとよぶ)、ビアホール
内のビアフィリングの形成と、スルーホール内への均一
な金属を析出をさらに優れたものとすることができる。
【0055】この場合、第1めっきは、成分(a)〜
(e)を含有する酸性銅めっき浴から、いわゆるレベラ
ー成分である成分(e)を除いためっき浴でめっきを行
うことで、スルーホールやビアホールに対して均一にめ
っきを行う役割を果たす。次いで、第2めっきとして、
成分(a)〜(e)を含有した酸性銅めっき浴を用いて
第2めっきを行うことにより、ビアホールに対してフィ
リングを優先的に行い、スルーホール及びビアホールに
対して、効率よくビアフィリングを形成し、かつスルー
ホール内にも均一に金属を析出することが可能となるの
である。
【0056】本めっき方法を用いる場合には、酸性銅め
っき浴成分は、上記した(a)〜(d)成分(第1めっ
き)および(a)〜(e)成分(第2めっき)を用いれ
ばよく、各成分の濃度も上記した範囲のものを用いるこ
とができる。また、めっき条件の条件(1)及び条件
(2)についても、上記した陰極電流密度及びめっき時
間の範囲の条件を用いることができる。ただし、条件
(2)のめっき時間については、第1めっきにおいて
は、10〜75分間行えばよく、15〜60分間が好ま
しい。また、第2めっきにおいては、30〜200分間
行えばよく、45〜180分間行うことが好ましい。さ
らに、それ以外のめっき浴の条件も、上記したものと同
様であり、例えば、酸性銅めっき浴の浴温は、15〜3
5℃程度、好ましくは20〜30℃であり、一般には、
エアレーションによる攪拌を行うことが好ましい。更に
また、上記成分の他に塩素イオンが存在することが好ま
しいことも同様で、その濃度は塩素濃度として10〜1
00mg/Lであり、特に30〜70mg/Lとするこ
とが好ましい。
【0057】
【実施例】次に実施例を挙げ、本発明を更に詳しく説明
するが、本発明はこれら実施例等に何ら制約されるもの
ではない。
【0058】実 施 例 1 ビアホールのフィリング性及びスルーホールつきまわり
性の評価(1):サイズ5cm×2cm、厚さ7.3m
銅張りエポキシ樹脂プリント基板に、図1で模式的に示
すようにφ500μm、φ300μmのスルーホール及
び直径φ180μm、φ150μm、φ100μm、深
さ75μmのブラインドビアホールをあけ、テストピー
ス基板とした。このテストピース基板について、まず無
電解銅めっきを行い、ビアホール及びスルーホール内壁
及び基板の表面に無電解銅層を0.5μmの厚さで形成
した(以下、「導電化処理」という)。この無電解銅め
っきには、ライザトロンプロセス(荏原ユージライト社
製)を用いた。
【0059】次に、この導電化処理を行ったテストピー
ス基板を、下記組成の酸性銅めっき浴(I)を用い、以
下の電析条件1〜3を用いて硫酸銅めっきを行ない電解
銅層を形成した。なお、ここで使用した電析条件のうち
3は、一般的なプリント基板用硫酸銅めっきの電析条件
である。
【0060】酸性銅めっき後のテストピース基板につい
て、スルーホール部及びビアホール部の断面状態を顕微
鏡により観察した。この結果を図2〜図7に示した。
【0061】 ( 硫酸銅めっき浴(I)組成 ) 1. 硫酸銅(5水塩) 65g/L 2. 硫 酸 200g/L 3. 塩素イオン 50mg/L 4. ポリエチレングリコール*1 10mg/L (平均分子量4000) 5. SPS*2 10mg/L 6. ヤヌスグリーン*3 10mg/L *1: マクロゴール4000(三洋化成工業(株)製) *2: 化合物(II)中、L=L=C、X=Y=SOH *3: ヤヌスグリーン(和光純薬工業(株)製)
【0062】(電析条件1)陰極の電流密度を5A/d
で3分間、その後1A/dmで75分間酸性銅め
っきを行った。
【0063】(電析条件2)陰極電流密度を1A/dm
で20分間、その後5A/dmで1分間、更に1A
/dmで120分間酸性銅めっきを行った。
【0064】(電析条件3:対照条件)陰極電流密度を
3A/dmで30分間酸性銅めっきを行った。
【0065】( 結 果 )図2〜図5の結果から明ら
かなように、電析条件1及び2で酸性銅めっきを行った
テストピース基板は、ビアホール内に金属を充填し、か
つスルーホール内にも均一に金属が析出されていた。特
に、電析条件2で酸性銅めっきを行ったものは、直径が
180μmのビアホールに対しても、十分に金属を充填
することができ、表面全体を平坦にめっきすることがで
きた。
【0066】一方、図6及び図7の結果より、電析条件
3で酸性銅めっきを行ったテストピース基板は、スルー
ホール内壁左右の膜厚差が大きく、またコーナー部片側
の膜厚が薄く、スルーホール内に均一に金属を析出する
ことができなかった。また、ビアホール内のめっきも、
ビアホールの径が大きくなるにつれて、ビアホール内に
金属を充填するのが困難であった。
【0067】実 施 例 2 ビアホールのフィリング性及びスルーホールつきまわり
性の評価(2):実施例1で用いたものと同仕様のテス
トピース基板を使用して、これも実施例1と同様にライ
ザトロンプロセスを用いて無電解めっきを施した。
【0068】次に、この導電化処理を行ったテストピー
ス基板を、下記組成の酸性銅めっき浴(II)を用い、下
記電析条件4を用いて硫酸銅めっきを行ったあと(第1
めっきと呼ぶ)、さらに、実施例1用いた酸性銅めっき
浴(I)を用いて、下記電析条件5を用いて硫酸銅めっ
きを行い(第2めっきと呼ぶ)、電解銅層を形成した。
なお、酸性銅めっき浴(II)は、実施例1で用いた酸性
銅めっき浴(I)より、レベラー成分の添加剤(ヤヌス
グリーン)を除いたものである。
【0069】酸性銅めっき後のテストピース基板につい
て、スルーホール部及びビアホール部の断面状態を顕微
鏡により観察した。第2めっき後の断面写真を図8及び
図9、第1めっき後の断面写真を図10及び図11に示
した。
【0070】 ( 硫酸銅めっき浴(II)組成 ) 1. 硫酸銅(5水塩) 65g/L 2. 硫 酸 200g/L 3. 塩素イオン 50mg/L 4. ポリエチレングリコール*1 10mg/L (平均分子量4000) 5. SPS*2 10mg/L *1、2: 上と同じ
【0071】(電析条件4)陰極の電流密度を5A/d
で1分間、その後1A/dmで30分間酸性銅め
っきを行った。
【0072】(電析条件5)陰極電流密度を5A/dm
で20分間、その後1A/dmで90分間酸性銅め
っきを行った。
【0073】( 結 果 )図10及び図11の結果か
ら明らかなように、電析条件4及び5で2種類の酸性銅
めっき浴を用いて酸性銅めっきを行ったテストピース基
板は、ビアホール内に金属を充填し、かつスルーホール
内にも均一に金属が析出されており、上記実施例1での
電析条件1及び2の結果と比較しても、より優れたもの
であった。
【0074】また、図8及び9は、第1めっき終了後の
スルーホール及びビアホールの断面状態を示すものであ
る。このように、本実施例のプロセスでは、まず、第1
めっきにより、スルーホールやビアホールに対して均一
にめっきを行い、その後、第2めっきを行い、ビアホー
ルに対してフィリングを優先的に行い、スルーホール及
びビアホールに対して、効率よくビアフィリングを形成
し、かつスルーホール内にも均一に金属を析出すること
が可能とするのである。
【0075】
【発明の効果】本発明のめっき方法を用いれば、ビアホ
ールとスルーホールが混在する基板に対して、効率よく
ビアフィリングを形成し、かつスルーホール内にも均一
に金属を析出することが可能となる。従って、ビルドア
ップ基板などの高性能で信頼性の高い微細パターンを有
したプリント基板を、効率よく簡便に製造することがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1及び2で用いたプリント基板のビア
ホール及びスルーホールを模式的に示した図面である。
【図2】 実施例1において、電析条件1で酸性銅めっ
きを行った後のスルーホール部の断面状態を示した写真
である。
【図3】 実施例1において、電析条件1で酸性銅めっ
きを行った後のビアホール部の断面状態を示した写真で
ある。
【図4】 実施例1において、電析条件2で酸性銅めっ
きを行った後のスルーホール部の断面状態を示した写真
である。
【図5】 電析条件2で酸性銅めっきを行った後のビア
ホール部の断面状態を示した写真である。
【図6】 電析条件3で酸性銅めっきを行った後のスル
ーホール部の断面状態を示した写真である。
【図7】 電析条件3で酸性銅めっきを行った後のビア
ホール部の断面状態を示した図面である。
【図8】 実施例2において、第2めっきを行った後の
スルーホール部の断面状態を示した写真である。
【図9】 実施例2において、第2めっきを行った後の
ビアホール部の断面状態を示した図面である。
【図10】 実施例2において、第1めっきを行った後
のスルーホール部の断面状態を示した写真である。
【図11】 実施例2において、第1めっきを行った後
のビアホール部の断面状態を示した写真である。
【符号の説明】
1 … … 絶縁樹脂 2 … … 絶縁層 以 上
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 3/46 H05K 3/46 N (72)発明者 三浦 修平 神奈川県横浜市港南区最戸2−7−6ジュ ネス上大岡108 (72)発明者 小山田 仁子 神奈川県高座郡寒川町宮山334−4 Fターム(参考) 4K023 AA19 BA06 BA08 BA26 BA29 CB03 CB05 CB13 CB21 CB28 CB33 DA07 4K024 AA09 AB02 AB08 AB09 AB17 BA11 BB11 BC01 CA02 CA06 DA10 GA16 5E317 AA24 BB02 BB12 CC32 CC33 CC35 CD32 GG01 GG16 5E346 AA42 AA43 CC09 CC32 FF04 FF07 FF15 GG15 GG17 HH07 HH33

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビアホール及びスルーホールを有する基
    板を導電化処理した後、酸性銅めっきを行うめっき方法
    において、酸性銅めっきを次の条件(1)および(2)
    で順次行うことを特徴とするビアホール及びスルーホー
    ルを有する基板のめっき方法。 (1) 陰極電流密度5〜10A/dmで10秒〜5
    分間 (2) 陰極電流密度0.5〜3A/dmで15〜1
    80分間
  2. 【請求項2】 条件(1)の前に、下記条件(3)で酸
    性銅めっきを行うことを特徴とする請求項第1項記載の
    基板のめっき方法。 (3) 陰極電流密度0.5〜3A/dmで5〜40
    分間
  3. 【請求項3】 酸性銅めっきに先立ち、酸性銅めっき浴
    組成中から銅成分を除去した溶液中で、下記条件(4)
    で電解することを特徴とする請求項第1項記載の基板の
    めっき方法。 (4) 陰極電流密度0.5〜5A/dmで10秒〜
    5分間
  4. 【請求項4】 酸性銅めっきに用いるめっき浴が以下の
    成分(a)〜(e) (a) 50〜200g/Lの銅イオン (b) 50〜200g/Lの有機酸または無機酸 (c) 5〜100mg/Lの、ポリプロピレングリコ
    ール、プルロニック型界面活性剤、テトロニック型界面
    活性剤、ポリエチレングリコール・グリセリルエーテル
    またはポリエチレングリコール・ジアルキルエーテルか
    らなる群から選ばれる1種または2種以上の成分、 (d) 5〜20mg/Lの、スルホアルキルスルホン
    酸ナトリウム、ビススルホ有機化合物およびジチオカル
    バミン酸誘導体からなる群から選ばれる1種または2種
    以上の成分 (e) 5〜20mg/Lの、ポリアルキレンイミン、
    1−ヒドロキシエチル−2−アルキルイミダゾリンクロ
    ライド、オーラミンおよびその誘導体、メチルバイオレ
    ットおよびその誘導体、クリスタルバイオレットおよび
    その誘導体、ヤノスブラックおよびその誘導体並びにヤ
    ノスグリーンおよびその誘導体からなる群から選ばれる
    1種または2種以上の成分を含有するものである請求項
    第1項または第2項記載の基板のめっき方法。
  5. 【請求項5】 成分(a)の銅イオン源として、硫酸
    銅、酸化銅、塩化銅、炭酸銅、ピロリン酸銅、アルカン
    スルホン酸銅、アルカノールスルホン酸銅および有機酸
    銅からなる群から選ばれる銅化合物の1種または2種以
    上を使用する請求項第3項記載の基板のめっき方法。
  6. 【請求項6】 成分(b)の有機酸または無機酸とし
    て、硫酸、アルカンスルホン酸およびアルカノールスル
    ホン酸からなる群から選ばれる1種または2種以上を用
    いる請求項第3項または第4項記載の基板のめっき方
    法。
  7. 【請求項7】 酸性銅めっき浴中の塩素濃度が10〜1
    00mg/Lである請求項第1項ないし第5項のいずれ
    かの項記載の基板のめっき方法。
  8. 【請求項8】 成分(b)の有機酸または無機酸が硫酸
    である請求項第1項ないし第6項の何れかの項記載の基
    板のめっき方法。
  9. 【請求項9】 導電化処理を、無電解金属めっき、スパ
    ッタリング、蒸着または化学気相蒸着法(CVD)によ
    り行う請求項第1項ないし第6項のいずれかの項記載の
    基板のめっき方法。
  10. 【請求項10】 ビアホール及びスルーホールを有する
    基板を導電化処理した後、酸性銅めっきを行うめっき方
    法において、最初に、下記の成分(a)〜(d)を含有
    する酸性銅めっき浴を用いて、酸性銅めっきを下記条件
    (1)及び(2)で順次行い、次いで、下記の成分
    (a)〜(e)を含有する酸性銅めっき浴を用いて、酸
    性銅めっきを下記条件(1)及び(2)で順次行うこと
    を特徴とするビアホール及びスルーホールを有する基板
    のめっき方法。 (a) 50〜200g/Lの銅イオン (b) 50〜200g/Lの有機酸または無機酸 (c) 5〜100mg/Lの、ポリプロピレングリコ
    ール、プルロニック型界面活性剤、テトロニック型界面
    活性剤、ポリエチレングリコール・グリセリルエーテル
    またはポリエチレングリコール・ジアルキルエーテルか
    らなる群から選ばれる1種または2種以上の成分、 (d) 5〜20mg/Lの、スルホアルキルスルホン
    酸ナトリウム、ビススルホ有機化合物およびジチオカル
    バミン酸誘導体からなる群から選ばれる1種または2種
    以上の成分 (e) 5〜20mg/Lの、ポリアルキレンイミン、
    1−ヒドロキシエチル−2−アルキルイミダゾリンクロ
    ライド、オーラミンおよびその誘導体、メチルバイオレ
    ットおよびその誘導体、クリスタルバイオレットおよび
    その誘導体、ヤノスブラックおよびその誘導体並びにヤ
    ノスグリーンおよびその誘導体からなる群から選ばれる
    1種または2種以上の成分 (1) 陰極電流密度5〜10A/dmで10秒〜5
    分間 (2) 陰極電流密度0.5〜3A/dmで10〜1
    80分間
JP2002052070A 2002-02-27 2002-02-27 ビアホール及びスルーホールを有する基板のめっき方法 Expired - Fee Related JP3780302B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002052070A JP3780302B2 (ja) 2002-02-27 2002-02-27 ビアホール及びスルーホールを有する基板のめっき方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002052070A JP3780302B2 (ja) 2002-02-27 2002-02-27 ビアホール及びスルーホールを有する基板のめっき方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003253490A true JP2003253490A (ja) 2003-09-10
JP3780302B2 JP3780302B2 (ja) 2006-05-31

Family

ID=28663874

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002052070A Expired - Fee Related JP3780302B2 (ja) 2002-02-27 2002-02-27 ビアホール及びスルーホールを有する基板のめっき方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3780302B2 (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005187884A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Ebara Corp めっき方法及びめっき装置
JP2006009079A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Hitachi Ltd プリント配線板の製造方法
JP2006045621A (ja) * 2004-08-05 2006-02-16 Ebara Udylite Kk めっき用レベリング剤、酸性銅めっき浴用添加剤組成物、酸性銅めっき浴および該めっき浴を用いるめっき方法
JP2006057177A (ja) * 2004-07-23 2006-03-02 C Uyemura & Co Ltd 電気銅めっき浴及び電気銅めっき方法
JP2006283072A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Atotech Deutsche Gmbh マイクロビアやスルーホールをめっきする方法
JP2007180359A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Shinko Electric Ind Co Ltd スルーホールの充填方法
JP2009021581A (ja) * 2007-06-15 2009-01-29 Meltex Inc プリント配線板製造用の埋設銅めっき方法及びその埋設銅めっき方法を用いて得られるプリント配線板
JP2009091601A (ja) * 2007-10-04 2009-04-30 Noge Denki Kogyo:Kk ビアフィリング方法
JP2011202194A (ja) * 2010-03-24 2011-10-13 Fujifilm Corp 金属充填微細構造体の製造方法
US9376758B2 (en) 2010-12-21 2016-06-28 Ebara Corporation Electroplating method
JP2017066448A (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 石原ケミカル株式会社 電気銅メッキ浴並びに当該銅メッキ方法
JP2017147441A (ja) * 2016-02-15 2017-08-24 ローム アンド ハース エレクトロニック マテリアルズ エルエルシーRohm and Haas Electronic Materials LLC スルーホールを充填してボイド及び他の欠陥を低減する方法
JP2017145502A (ja) * 2016-02-15 2017-08-24 ローム アンド ハース エレクトロニック マテリアルズ エルエルシーRohm and Haas Electronic Materials LLC スルーホールを充填してボイド及び他の欠陥を低減する方法
JP2019143243A (ja) * 2018-02-21 2019-08-29 ローム アンド ハース エレクトロニック マテリアルズ エルエルシーRohm and Haas Electronic Materials LLC 改善された完全性を有する銅ピラーおよびその製造方法
JP2020017712A (ja) * 2018-07-26 2020-01-30 健鼎(無錫)電子有限公司Tripod (WUXI) Electronic Co., Ltd. 回路基板構造の製造方法
CN112030199A (zh) * 2020-08-27 2020-12-04 江苏艾森半导体材料股份有限公司 一种用于先进封装的高速电镀铜添加剂及电镀液

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005187884A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Ebara Corp めっき方法及びめっき装置
JP4540981B2 (ja) * 2003-12-25 2010-09-08 株式会社荏原製作所 めっき方法
JP2006009079A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Hitachi Ltd プリント配線板の製造方法
JP4644447B2 (ja) * 2004-06-25 2011-03-02 株式会社日立製作所 プリント配線板の製造方法
JP2006057177A (ja) * 2004-07-23 2006-03-02 C Uyemura & Co Ltd 電気銅めっき浴及び電気銅めっき方法
JP4499502B2 (ja) * 2004-08-05 2010-07-07 荏原ユージライト株式会社 めっき用レベリング剤、酸性銅めっき浴用添加剤組成物、酸性銅めっき浴および該めっき浴を用いるめっき方法
JP2006045621A (ja) * 2004-08-05 2006-02-16 Ebara Udylite Kk めっき用レベリング剤、酸性銅めっき浴用添加剤組成物、酸性銅めっき浴および該めっき浴を用いるめっき方法
JP2006283072A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Atotech Deutsche Gmbh マイクロビアやスルーホールをめっきする方法
JP2007180359A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Shinko Electric Ind Co Ltd スルーホールの充填方法
US7909976B2 (en) 2005-12-28 2011-03-22 Shinko Electric Industries Co., Ltd. Method for filling through hole
JP2009021581A (ja) * 2007-06-15 2009-01-29 Meltex Inc プリント配線板製造用の埋設銅めっき方法及びその埋設銅めっき方法を用いて得られるプリント配線板
JP2009091601A (ja) * 2007-10-04 2009-04-30 Noge Denki Kogyo:Kk ビアフィリング方法
JP2011202194A (ja) * 2010-03-24 2011-10-13 Fujifilm Corp 金属充填微細構造体の製造方法
US9376758B2 (en) 2010-12-21 2016-06-28 Ebara Corporation Electroplating method
JP2017066448A (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 石原ケミカル株式会社 電気銅メッキ浴並びに当該銅メッキ方法
JP2017147441A (ja) * 2016-02-15 2017-08-24 ローム アンド ハース エレクトロニック マテリアルズ エルエルシーRohm and Haas Electronic Materials LLC スルーホールを充填してボイド及び他の欠陥を低減する方法
JP2017145502A (ja) * 2016-02-15 2017-08-24 ローム アンド ハース エレクトロニック マテリアルズ エルエルシーRohm and Haas Electronic Materials LLC スルーホールを充填してボイド及び他の欠陥を低減する方法
JP2019143243A (ja) * 2018-02-21 2019-08-29 ローム アンド ハース エレクトロニック マテリアルズ エルエルシーRohm and Haas Electronic Materials LLC 改善された完全性を有する銅ピラーおよびその製造方法
JP2020017712A (ja) * 2018-07-26 2020-01-30 健鼎(無錫)電子有限公司Tripod (WUXI) Electronic Co., Ltd. 回路基板構造の製造方法
CN110769616A (zh) * 2018-07-26 2020-02-07 健鼎(无锡)电子有限公司 电路板结构的制造方法
CN110769616B (zh) * 2018-07-26 2022-08-02 健鼎(无锡)电子有限公司 电路板结构的制造方法
CN112030199A (zh) * 2020-08-27 2020-12-04 江苏艾森半导体材料股份有限公司 一种用于先进封装的高速电镀铜添加剂及电镀液

Also Published As

Publication number Publication date
JP3780302B2 (ja) 2006-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4472157B2 (ja) ビアフィリング方法
EP2796019B1 (en) Method for combined through-hole plating and via filling
JP3780302B2 (ja) ビアホール及びスルーホールを有する基板のめっき方法
US20040217009A1 (en) Electroplating bath
EP2778261B1 (en) Method of filling through-holes
KR20170095731A (ko) 보이드 및 다른 결함을 감소시키기 위해 스루홀을 충진하는 방법
KR20140113548A (ko) 관통홀의 필링 방법
JP2019214795A (ja) スルーホールを充填してボイド及び他の欠陥を低減する方法
JP2021181586A (ja) Icボードのスルーホールを充填するための電気銅めっき液およびその電気めっき方法
JP2004107738A (ja) 酸性銅めっき浴用添加剤及び該添加剤を含有する酸性銅めっき浴並びに該めっき浴を用いるめっき方法
TWI820793B (zh) 用於填充穿孔的整平劑及電解組合物
TWI820792B (zh) 用於填充穿孔的整平劑及電解組合物
JP2004346381A (ja) プリント配線基板、その製造方法、電気銅めっき方法、及び電気銅めっき液
KR102215846B1 (ko) 회로기판의 관통홀 충진 방법 및 이를 이용하여 제조된 회로기판
JP2009242860A (ja) 酸性銅用前処理剤およびこれを利用するめっき方法
JP2009167506A (ja) 酸性電解銅めっき液およびこれを用いる微細配線回路の作製方法
JP4354139B2 (ja) 配線基板の製造方法
JP5502967B2 (ja) 酸性電解銅めっき液
JP2022545091A (ja) 銅で充填されたマイクロビアを含む高密度相互接続プリント回路基板の製造方法
JP2008218540A (ja) 配線基板の製造方法
JP2006339483A (ja) 配線基板の製造方法及び配線基板
KR20230131124A (ko) 공극을 줄이기 위해 관통 구멍을 충전하는 방법
CN116770377A (zh) 一种酸性电镀铜添加剂及其应用
CN114507886A (zh) 一种填孔电镀的方法
TW201346076A (zh) 銅電鍍液之組成物及其進行電鍍銅之方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040405

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050929

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051108

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20051201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051202

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20051201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3780302

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090317

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100317

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110317

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110317

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120317

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120317

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130317

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130317

Year of fee payment: 7

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130317

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140317

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees