JP2003252760A - 網膜疾患治療剤および/または予防剤 - Google Patents

網膜疾患治療剤および/または予防剤

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JP2003252760A JP2002056332A JP2002056332A JP2003252760A JP 2003252760 A JP2003252760 A JP 2003252760A JP 2002056332 A JP2002056332 A JP 2002056332A JP 2002056332 A JP2002056332 A JP 2002056332A JP 2003252760 A JP2003252760 A JP 2003252760A
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carbons
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pyrazolin
methyl
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JP2002056332A
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Tadahisa Hiramitsu
忠久 平光
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Mitsubishi Pharma Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】新規な網膜光障害の予防剤および/または治療
剤、網膜光障害に起因する網膜疾患および/または眼疾
患の予防剤および/または治療剤、ならびに視細胞保護
剤として有用な医薬を提供する。 【解決手段】下記の式 【化1】 (式中の各記号は明細書記載のものと同義である。)で
示されるピラゾロン誘導体その水和物、またはその薬理
学的に許容される塩を有効成分として含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、網膜光障害の予防
剤および/または治療剤、網膜光障害に起因する網膜疾
患および/または眼疾患の予防剤および/または治療
剤、ならびに視細胞保護剤として有用な医薬に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】網膜は外部の光を受けると、そのエネル
ギーは視細胞内の外節とよばれるところに存在するロド
プシンという視物質によって吸収され、電気信号に転換
される。細胞内での視覚伝導経路は視細胞、双極細胞、
神経節細胞の順であり、その後は視策路を経て大脳後頭
葉の視覚野に伝達されて像として知覚される。
【0003】この視物質が存在する視細胞外節にはドコ
サヘキサエン酸、アラキドン酸などの高級不飽和脂肪酸
が多量に含まれており、ドコサヘキサエン酸は他の体内
の組織に比べて最も多量に存在している。このような高
級不飽和脂肪酸が多量に含まれていることから、視細胞
は変性しやすく、いったん起きた変性はほぼ不可逆的で
あり、重篤な視力障害をきたす。この視細胞の変性は遺
伝的にも生じるが、光(紫外線)、鉄、酸素、放射線な
どの種々の酸化ストレスによって生じることが知られて
いる。眼における酸化ストレスとして主要なものは生涯
に渡って受ける光であり、網膜における光障害は酸化ス
トレスの代表的なものである。
【0004】一方、下式(I)
【0005】(式中、R1は水素原子、アリール、炭素
数1〜5のアルキルまたは総炭素数3〜6のアルコキシ
カルボニルアルキルを表し、R2は、水素原子、アリー
ルオキシ、アリールメルカプト、炭素数1〜5のアルキ
ルまたは1〜3のヒドロキシアルキルを表し、あるい
は、R1およびR2は、共同して炭素数3〜5のアルキレ
ンを表し、R3は水素原子、炭素数1〜5のアルキル、
炭素数5〜7のシクロアルキル、炭素数1〜3のヒドロ
キシアルキル、ベンジル、ナフチルまたはフェニル、ま
たは炭素数1〜5のアルコキシ、炭素数1〜3のヒドロ
キシアルキル、総炭素数2〜5のアルコキシカルボニ
ル、炭素数1〜3のアルキルメルカプト、炭素数1〜4
のアルキルアミノ、総炭素数2〜8のジアルキルアミ
ノ、ハロゲン原子、トリフルオロメチル、カルボキシ
ル、シアノ、水酸基、ニトロ、アミノ、およびアセトア
ミドからなる群から選ばれる同一若しくは異なる1〜3
個の置換基で置換されたフェニルを表す。)で表される
ピラゾロン誘導体については、医薬の用途として、脳機
能正常化作用(特公平5−31523号公報)、過酸化
脂質生成抑制作用(特公平5−35128号公報、例1
の化合物)、血糖上昇抑制作用(特開平3−21542
6号公報)、眼球内過酸化脂質の抑制作用(特開平7−
25765号公報)、網膜変性抑制作用(WO02/0
0260号公報)等が知られている。
【0006】しかしながら、特開平7−25765号公
報記載の実施例ではメタクロロパーオキシベンゼンによ
り眼球全体に障害を発生させて前述のピラゾロン誘導体
の効果を見ているに過ぎない。従って、前述のピラゾロ
ン誘導体が網膜光障害に対して有効であるかわからない
だけでなく、視細胞に作用しているのか、それ以外の所
に作用しているのか不明である。一方、WO02/00
260号公報記載の実施例では眼内灌流液を経角膜的に
前房内に投与することで高眼圧処置している。これによ
り網膜の内側の層(神経節細胞層、内網状層)付近に大
きな負荷がかかり、前述のピラゾロン誘導体が視神経疾
患に有効であることが示されている。しかしながら視細
胞は網膜の外側(外顆粒層〜外節)に位置しているの
で、高眼圧処置を行うことで網膜の外側に位置する視細
胞まで障害を及ぼすかは不明であり、また前述のピラゾ
ロン誘導体が網膜光障害に対し有効であるかも不明であ
る。
【0007】また、上記式(I)の化合物は、2001
年6月以来、脳保護剤(一般名「エダラボン」、商品名
「ラジカット」:三菱ウェルファーマ株式会社製造・販
売)として上市されているが、この化合物が網膜光障
害、網膜光障害に起因する網膜・眼疾患や視細胞保護に
有用であるという報告は未だかつてなされていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、網膜
光障害の予防および/または治療、網膜光障害に起因す
る網膜疾患および/または眼疾患の予防および/または
治療、ならびに視細胞を保護するのに有用な医薬を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記の課題を
解決すべく鋭意努力した結果、従来、脳保護作用を有す
ることが知られていたピラゾロン誘導体、その水和物、
またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含
む医薬組成物が、網膜光障害の予防および/または治
療、網膜光障害に起因する網膜疾患および/または眼疾
患の予防および/または治療、ならびに視細胞を保護す
るのに有用であることを見出し、本発明を完成するに至
った。
【0010】すなわち本発明の要旨は以下の通りであ
る。
【0011】1.下式(I) (式中、R1は水素原子、アリール、炭素数1〜5のア
ルキルまたは総炭素数3〜6のアルコキシカルボニルア
ルキルを表し、R2は、水素原子、アリールオキシ、ア
リールメルカプト、炭素数1〜5のアルキルまたは1〜
3のヒドロキシアルキルを表し、あるいは、R1および
2は、共同して炭素数3〜5のアルキレンを表し、R3
は水素原子、炭素数1〜5のアルキル、炭素数5〜7の
シクロアルキル、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル、
ベンジル、ナフチルまたはフェニル、または炭素数1〜
5のアルコキシ、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル、
総炭素数2〜5のアルコキシカルボニル、炭素数1〜3
のアルキルメルカプト、炭素数1〜4のアルキルアミ
ノ、総炭素数2〜8のジアルキルアミノ、ハロゲン原
子、トリフルオロメチル、カルボキシル、シアノ、水酸
基、ニトロ、アミノ、およびアセトアミドからなる群か
ら選ばれる同一若しくは異なる1〜3個の置換基で置換
されたフェニルを表す。)で表されるピラゾロン誘導体
またはその生理的に許容される塩を有効成分として含有
する網膜光障害の予防剤および/または治療剤。
【0012】2.3−メチル−1−フェニル−2−ピラ
ゾリン−5−オンまたはその生理的に許容される塩を有
効成分として含有する網膜光障害の予防剤および/また
は治療剤。
【0013】3.下式(I) (式中、R1は水素原子、アリール、炭素数1〜5のア
ルキルまたは総炭素数3〜6のアルコキシカルボニルア
ルキルを表し、R2は、水素原子、アリールオキシ、ア
リールメルカプト、炭素数1〜5のアルキルまたは1〜
3のヒドロキシアルキルを表し、あるいは、R1および
2は、共同して炭素数3〜5のアルキレンを表し、R3
は水素原子、炭素数1〜5のアルキル、炭素数5〜7の
シクロアルキル、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル、
ベンジル、ナフチルまたはフェニル、または炭素数1〜
5のアルコキシ、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル、
総炭素数2〜5のアルコキシカルボニル、炭素数1〜3
のアルキルメルカプト、炭素数1〜4のアルキルアミ
ノ、総炭素数2〜8のジアルキルアミノ、ハロゲン原
子、トリフルオロメチル、カルボキシル、シアノ、水酸
基、ニトロ、アミノ、およびアセトアミドからなる群か
ら選ばれる同一若しくは異なる1〜3個の置換基で置換
されたフェニルを表す。)で表されるピラゾロン誘導体
またはその生理的に許容される塩を有効成分として含有
する網膜光障害に起因する網膜疾患および/または眼疾
患の予防剤および/または治療剤。
【0014】4.3−メチル−1−フェニル−2−ピラ
ゾリン−5−オンまたはその生理的に許容される塩を有
効成分として含有する網膜光障害に起因する網膜疾患お
よび/または眼疾患の予防剤および/または治療剤。
【0015】5.下式(I) (式中、R1は水素原子、アリール、炭素数1〜5のア
ルキルまたは総炭素数3〜6のアルコキシカルボニルア
ルキルを表し、R2は、水素原子、アリールオキシ、ア
リールメルカプト、炭素数1〜5のアルキルまたは1〜
3のヒドロキシアルキルを表し、あるいは、R1および
2は、共同して炭素数3〜5のアルキレンを表し、R3
は水素原子、炭素数1〜5のアルキル、炭素数5〜7の
シクロアルキル、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル、
ベンジル、ナフチルまたはフェニル、または炭素数1〜
5のアルコキシ、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル、
総炭素数2〜5のアルコキシカルボニル、炭素数1〜3
のアルキルメルカプト、炭素数1〜4のアルキルアミ
ノ、総炭素数2〜8のジアルキルアミノ、ハロゲン原
子、トリフルオロメチル、カルボキシル、シアノ、水酸
基、ニトロ、アミノ、およびアセトアミドからなる群か
ら選ばれる同一若しくは異なる1〜3個の置換基で置換
されたフェニルを表す。)で表されるピラゾロン誘導体
またはその生理的に許容される塩を有効成分として含有
する視細胞保護剤。
【0016】6.3−メチル−1−フェニル−2−ピラ
ゾリン−5−オンまたはその生理的に許容される塩を有
効成分として含有する視細胞保護剤。
【0017】網膜光障害および網膜光障害に起因する網
膜疾患および/または眼疾患の予防剤および/または治
療剤ならびに視細胞保護剤に含有される前記式(I)の
ピラゾロン誘導体は、合目的な任意の方法により合成す
ることができ、好ましい合成方法の例としては特開昭6
2−108814号公報に記載されている方法が挙げら
れる。
【0018】本発明の網膜光障害および網膜光障害に起
因する網膜疾患および/または眼疾患の予防剤および/
または治療剤ならびに視細胞保護剤の有効成分として
は、遊離形態の前記式(I)のピラゾロン誘導体を用い
てもよいが、その任意の溶媒和物、あるいは、前記式
(I)のピラゾロン誘導体またはその任意の溶媒和物の
生理的に許容される塩を用いることもできる。
【0019】なお、該ピラゾロン誘導体には特公平5−
31523号公報第5欄上段の化学構造式に示されるよ
うな互変異性体(下式(I’)または(I’’))が存
在するが、本発明の医薬の有効成分には、これらの異性
体のすべてが包含されることはいうまでもない。
【0020】前記式(I)において、R1の定義におけ
るアリール基としては、フェニル基ならびにメチル基、
ブチル基、メトキシ基、ブトキシ基、塩素原子および水
酸基等の置換基で置換されたフェニル基等が挙げられ
る。
【0021】R1、R2およびR3の定義における炭素数1
〜5のアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロ
ピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、se
c−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基等が挙げら
れる。
【0022】R1の定義における総炭素数3〜6のアルコ
キシカルボニルアルキル基としては、メトキシカルボニ
ルメチル基、エトキシカルボニルメチル基、プロポキシ
カルボニルメチル基、メトキシカルボニルエチル基、メ
トキシカルボニルプロピル基等が挙げられる。
【0023】R2の定義におけるアリールオキシ基とし
ては、フエノキシ基、p−メチルフエノキシ基、p−メ
トキシフエノキシ基、p−クロロフエノキシ基、p−ヒ
ドロキシフエノキシ基等が挙げられ、アリールメルカプ
ト基としては、フェニルメルカプト基、p−メチルフェ
ニルメルカプト基、p−メトキシフェニルメルカプト
基、p−クロロフェニルメルカプト基、p−ヒドロキシ
フェニルメルカプト基等が挙げられる。
【0024】R2およびR3の定義における炭素数1〜3の
ヒドロキシアルキル基としては、ヒドロキシメチル基、
2−ヒドロキシエチル基、3−ヒドロキシプロピル基等が
挙げられる。R3の定義における炭素数5〜7のシクロア
ルキル基としては、シクロペンチル基、シクロヘキシル
基、シクロヘプチル基等が挙げられる。
【0025】R3の定義において、フェニル基の置換基
における炭素数1〜5のアルコキシ基としては、メトキシ
基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブ
トキシ基、ペンチルオキシ基等が挙げられ、総炭素数2
〜5のアルコキシカルボニル基としては、メトキシカル
ボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニ
ル基、ブトキシカルボニル基等が挙げられ、炭素数1〜3
のアルキルメルカプト基としては、メチルメルカプト
基、エチルメルカプト基、プロピルメルカプト基等が挙
げられ、炭素数1〜4のアルキルアミノ基としては、メチ
ルアミノ基、エチルアミノ基、プロピルアミノ基、ブチ
ルアミノ基等が挙げられ、総炭素数2〜8のジアルキルア
ミノ基としては、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ
基、ジプロピルアミノ基、ジブチルアミノ基等が挙げら
れる。
【0026】本発明で用いる式(I)の化合物の具体例
としては、例えば、以下に示す化合物が挙げられる。
【0027】3−メチル−1−フェニル−2−ピラゾリ
ン−5−オン、3−メチル−1−(2−メチルフェニ
ル)−2−ピラゾリン−5−オン、3−メチル−1−
(3−メチルフェニル)−2−ピラゾリン−5−オン、
3−メチル−1−(4−メチルフェニル)−2−ピラゾ
リン−5−オン、3−メチル−1−(3,4−ジメチル
フェニル)−2−ピラゾリン−5−オン、1−(4−エ
チルフェニル)−3−メチル−2−ピラゾリン−5−オ
ン、3−メチル−1−(4−プロピルフェニル)−2−
ピラゾリン−5−オン、1−(4−ブチルフェニル)−
3−メチル−2−ピラゾリン−5−オン、1−(3−ト
リフルオロメチルフェニル)−3−メチル−2−ピラゾ
リン−5−オン、1−(4−トリフルオロメチルフェニ
ル)−3−メチル−2−ピラゾリン−5−オン、1−
(2−メトキシフェニル)−3−メチル−2−ピラゾリ
ン−5−オン、1−(3−メトキシフェニル)−3−メ
チル−2−ピラゾリン−5−オン、1−(4−メトキシ
フェニル)−3−メチル−2−ピラゾリン−5−オン、
1−(3,4−ジメトキシフェニル)−3−メチル−2
−ピラゾリン−5−オン、1−(4−エトキシフェニ
ル)−3−メチル−2−ピラゾリン−5−オン、3−メ
チル−1−(4−プロポキシフェニル)−2−ピラゾリ
ン−5−オン、1−(4−ブトキシフェニル)−3−メ
チル−2−ピラゾリン−5−オン、1−(2−クロロフ
ェニル)−3−メチル−2−ピラゾリン−5−オン、1
−(3−クロロフェニル)−3−メチル−2−ピラゾリ
ン−5−オン、1−(4−クロロフェニル)−3−メチ
ル−2−ピラゾリン−5−オン、1−(3,4−ジクロ
ロフェニル)−3−メチル−2−ピラゾリン−5−オ
ン、1−(4−ブロモフェニル)−3−メチル−2−ピ
ラゾリン−5−オン、1−(4−フルオロフェニル)−
3−メチル−2−ピラゾリン−5−オン、1−(3−ク
ロロ−4−メチルフェニル)−3−メチル−2−ピラゾ
リン−5−オン、1−(3−メチルメルカプトフェニ
ル)−3−メチル−2−ピラゾリン−5−オン、1−
(4−メチルメルカプトフェニル)−3−メチル−2−
ピラゾリン−5−オン、4−(3−メチル−5−オキソ
−2−ピラゾリン−1−イル)安息香酸、1−(4−エ
トキシカルボニルフェニル)−3−メチル−2−ピラゾ
リン−5−オン、1−(4−ニトロフェニル)−3−メ
チル−2−ピラゾリン−5−オン、3−エチル−1−フ
ェニル−2−ピラゾリン−5−オン、1−フェニル−3
−プロピル−2−ピラゾリン−5−オン、1,3−ジフ
ェニル−2−ピラゾリン−5−オン、3−フェニル−1
−(p−トリル)−2−ピラゾリン−5−オン、1−
(4−メトキシフェニル)−3−フェニル−2−ピラゾ
リン−5−オン、1−(4−クロロフェニル)−3−フ
ェニル−2−ピラゾリン−5−オン、3,4−ジメチル
−1−フェニル−2−ピラゾリン−5−オン、4−イソ
ブチル−3−メチル−1−フェニル−2−ピラゾリン−
5−オン、4−(2−ヒドロキシエチル)−3−メチル
−1−フェニル−2−ピラゾリン−5−オン、3−メチ
ル−4−フェノキシ−1−フェニル−2−ピラゾリン−
5−オン、3−メチル−4−フェニルメルカプト−1−
フェニル−2−ピラゾリン−5−オン、2,3a,4,
5,6,7−ヘキサヒドロ−2−フェニルインダゾール
−3−オン、3−(エトキシカルボニルメチル)−1−
フェニル−2−ピラゾリン−5−オン、1−フェニル−
2−ピラゾリン−5−オン、3−メチル−2−ピラゾリ
ン−5−オン、1,3−ジメチル−2−ピラゾリン−5
−オン、1−エチル−3−メチル−2−ピラゾリン−5
−オン、1−ブチル−3−メチル−2−ピラゾリン−5
−オン、1−(2−ヒドロキエチル)−3−メチル−2
−ピラゾリン−5−オン、1−シクロヘキシル−3−メ
チル−2−ピラゾリン−5−オン、1−ベンジル−3−
メチル−2−ピラゾリン−5−オン、1−(α−ナフチ
ル)−3−メチル−2−ピラゾリン−5−オン、1−メ
チル−3−フェニル−2−ピラゾリン−5−オン、3−
メチル−1−(4−メチルフェニル)−2−ピラゾリン
−5−オン、1−(4−ブチルフェニル)−3−メチル
−2−ピラゾリン−5−オン、1−(4−メトキシフェ
ニル)−3−メチル−2−ピラゾリン−5−オン、1−
(4−ブトキシフェニル)−3−メチル−2−ピラゾリ
ン−5−オン、1−(4−クロロフェニル)−3−メチ
ル−2−ピラゾリン−5−オン、1−(4−ヒドロキシ
フェニル)−3−メチル−2−ピラゾリン−5−オン、
1−(3,4−ジヒドロキシフェニル)−3−メチル−
2−ピラゾリン−5−オン、1−(2−ヒドロキシフェ
ニル)−3−メチル−2−ピラゾリン−5−オン、1−
(3−ヒドロキシフェニル)−3−メチル−2−ピラゾ
リン−5−オン、1−(4−ヒドロキシフェニル)−3
−メチル−2−ピラゾリン−5−オン、1−(3,4−
ヒドロキシフェニル)−3−メチル−2−ピラゾリン−
5−オン、1−(4−ヒドロキシフェニル)−3−フェ
ニル−2−ピラゾリン−5−オン、1−(4−ヒドロキ
シメチルフェニル)−3−メチル−2−ピラゾリン−5
−オン、1−(4−アミノフェニル)−3−メチル−2
−ピラゾリン−5−オン、1−(4−メチルアミノフェ
ニル)−3−メチル−2−ピラゾリン−5−オン、1−
(4−エチルアミノフェニル)−3−メチル−2−ピラ
ゾリン−5−オン、1−(4−ブチルアミノフェニル)
−3−メチル−2−ピラゾリン−5−オン、1−(4−
ジメチルアミノフェニル)−3−メチル−2−ピラゾリ
ン−5−オン、1−(アセトアミドフェニル)−3−メ
チル−2−ピラゾリン−5−オン、1−(4−シアノフ
ェニル)−3−メチル−2−ピラゾリン−5−オン
【0028】前記式(I)のピラゾロン誘導体の塩とし
ては、酸付加塩または塩基付加塩を用いることができ
る。例えば、塩酸塩、硫酸塩、臭化水素酸塩、若しくは
リン酸塩などの鉱酸塩;メタンスルホン酸塩、パラトル
エンスルホン酸塩、酢酸塩、シュウ酸塩、クエン酸塩、
リンゴ酸塩、若しくはフマル酸塩などの有機酸塩;ナト
リウム塩、カリウム塩、若しくはマグネシウム塩などの
金属塩;アンモニウム塩;または、エタノールアミン若
しくは2−アミノ−2−メチル−1−プロパノールなど
の有機アミン塩などを用いることができるが、生理的に
許容されるものであれば塩の種類は特に限定されること
はない。
【0029】本発明の網膜光障害の予防剤および/また
は治療剤、網膜光障害に起因する網膜疾患および/また
は眼疾患の予防剤および/または治療剤ならびに視細胞
保護剤の有効成分である前記式(I)の化合物またはそ
の塩の1種または2種以上をそのまま患者に投与しても
よいが、好ましくは、有効成分と薬理学的および製剤学
的に許容しうる添加物を加え、当業者に周知な形態の製
剤として提供されるべきである。
【0030】薬理学的および製剤学的に許容しうる添加
物としては、例えば、賦形剤、崩壊剤ないし崩壊補助
剤、結合剤、滑沢剤、コーティング剤、色素、希釈剤、
基剤、溶解剤ないし溶解補助剤、等張化剤、pH調節
剤、安定化剤、噴射剤、および粘着剤等を用いることが
できる。経口投与に適する製剤の例としては、例えば、
錠剤、カプセル剤、散剤、細粒剤、顆粒剤、液剤、また
はシロップ剤等を挙げることができ、非経口投与に適す
る製剤としては、例えば、注射剤、点滴剤、点眼剤また
は坐剤などを挙げることができる。
【0031】経口投与に適する製剤には、添加物とし
て、例えば、ブドウ糖、乳糖、D−マンニトール、デン
プン、または結晶セルロース等の賦形剤;カルボキシメ
チルセルロース、デンプン、またはカルボキシメチルセ
ルロースカルシウム等の崩壊剤または崩壊補助剤;ヒド
ロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチル
セルロース、ポリビニルピロリドン、またはゼラチン等
の結合剤;ステアリン酸マグネシウムまたはタルク等の
滑沢剤;ヒドロキシプロピルメチルセルロース、白糖、
ポリエチレングリコールまたは酸化チタン等のコーティ
ング剤;ワセリン、流動パラフィン、ポリエチレングリ
コール、ゼラチン、カオリン、グリセリン、精製水、ま
たはハードファット等の基剤を用いることができる。
【0032】注射あるいは点滴用に適する製剤には、注
射用蒸留水、生理食塩水、プロピレングリコール等の水
性あるいは用時溶解型注射剤を構成しうる溶解剤または
溶解補助剤;ブドウ糖、塩化ナトリウム、D−マンニト
ール、グリセリン等の等張化剤;無機酸、有機酸、無機
塩基または有機塩基等のpH調節剤等の製剤用添加物を
用いることができる。
【0033】点眼剤に適する製剤には、滅菌精製水、生
理食塩水等の水性溶剤または綿美油、大豆油ゴマ油、落
花生油等の植物油等の非水性溶剤を用い、これに前記式
(I)の化合物またはその塩を溶解または懸濁すること
で得ることができる。このとき、等張化剤、pH調節
剤、粘調剤、懸濁化剤、乳化剤、保存剤等を必要に応じ
て適宜加えてもよい。等張化剤としては塩化ナトリウ
ム、ホウ酸、硝化ナトリウム、硝酸カリウム、D−マン
ニトール、ブドウ糖などを用いることができ、pH調節
剤としてはホウ酸、無水亜硫酸ナトリウム、塩酸、クエ
ン酸、クエン酸ナトリウム、酢酸、酢酸カリウム、炭酸
ナトリウム、ホウ砂などを用いることができ、粘調剤と
してはメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロース、ポリビニルアルコール、コンドロイチン硫酸
ナトリウム、ポリビニルピロリドンなどを用いることが
できる。懸濁化剤としてはポリソルベート80、ポリオ
キシエチレン硬化ヒマシ油60、ポリオキシヒマシ油な
どを用いることができ、乳化剤としては卵黄レシチン、
ポリソルベート80などを用いることができ、保存剤と
しては塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、ク
ロロブタノール、フェニルエチルアルコール、パラオキ
シ安息香酸エステル類などを用いることができる。
【0034】なお、上記の式(I)の化合物を有効成分
とする脳保護剤(点滴剤)が、すでに臨床において使用
されているので(一般名「エダラボン」、商品名「ラジ
カット」:三菱ウェルファーマ株式会社製造・販売)、
本発明の放射線障害予防・治療剤として、上記市販製剤
をそのまま用いることができる。
【0035】本発明の医薬は、網膜光障害を防止する予
防剤の作用、網膜光障害を正常な状態に回復させる治療
剤としての作用、網膜光障害に起因する網膜疾患および
/または眼疾患を防止する予防剤としての作用、網膜光
障害に起因する網膜疾患および/または眼疾患を正常な
状態に回復させる治療剤としての作用および視細胞に対
し障害を起こしうるもの(例えば、鉄、光(紫外線)酸
素、放射線)から視細胞を保護する作用を有している。
本明細書において、網膜光障害に起因する各種疾患と
は、光により惹起される網膜の障害に起因する各種疾患
のことをいう。この用語は、上記の定義に合致するかぎ
り最も広義に解釈されるべきであり、疾患名の異同に拘
泥して解釈されるべきではない。網膜光障害に起因する
疾患としては、例えば加齢性黄斑変性症を挙げることが
できる。なお、網膜光障害に起因する各種疾患に相当す
る疾患であるか否かは熟練した医師ならば容易に診断可
能である。
【0036】本発明の医薬の投与経路は特に限定され
ず、経口的または非経口的に投与することができる。本
発明の医薬の投与量は、網膜色素上皮細胞の障害に起因
する各種疾患の予防および/または治療ならびに網膜色
素上皮細胞を保護する目的、患者の年齢や状態などの条
件に応じて適宜選択可能であるが、一般的には、成人に
対して0.1〜100mg/kg程度を注射または点滴
により投与するか、0.1〜100mg/kg程度を経
口的に投与するか、1〜20mg/mlを1〜2滴、1
日1〜数回点眼することが好ましい。注射により投与す
る場合には、例えば、特開昭63−132833号公報
に記載された注射剤などを用いることが好適である。な
お、本発明の医薬の有効成分である上記化合物は安全性
が高く (マウス腹腔内投与LD50 2012 mg/k
g;ラット経口投与LD50 3,500mg/kg:
Registry of Toxic Effects
of Chemical Substances, 1
981−1982) 、発癌性もないことが証明されてい
る(National Cancer Institu
te Report,89,1978)。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例によりさら
に具体的に説明するが、本発明の範囲は下記の実施例に
限定されることはない。
【0038】合成例:1−フェニル−3−メチル−2−
ピラゾリン−5−オンの合成 エタノール50ml中にアセト酢酸エチル13.0gお
よびフェニルヒドラジン10.8gを加え、3時間還流
攪拌した。反応液を放冷後、析出した結晶をろ取し、エ
タノールより再結晶して、表題の化合物11.3gを無
色結晶として得た。 収率 67% 融点 127.5〜128.5℃
【0039】実施例1 網膜光障害に対する効果 10週齢のウイスター系ラットを3200ルックスの蛍
光灯下で光照射を行いつつ12時間飼育した。本発明化
合物投与群に対しては光照射開始前36時間、12時間
および光照射直後の3回、市販されているラジカット
(商品名、1−フェニル−3−メチル−2−ピラゾリン
−5−オン含有製剤)を1回当たり0.6mgを静脈内
に投与した。コントロール群は何も投与せずに、本発明
化合物投与群と同じ条件下で飼育した。評価は光照射終
了後24時間および48時間経過時に眼球を摘出し視細
胞層の厚さを測定することで行った。結果を図1に示
す。光照射終了後24時間経過時ではラジカット投与群
とコントロール群を比較しても、視細胞層の厚さに大き
な差は見られなかった(図1、左のグラフ)。しかし、
48時間経過時ではコントロール群の視細胞層が本発明
化合物投与群の視細胞層に比較して、明らかに薄くなっ
ていた(図1、右のグラフ)。また、光照射終了後48
時間経過時の組織標本(図2)を見ると、ラジカット投
与群(図2、右の写真)では上から第3層目として写っ
ている外顆粒層と上から第4層目として写っている視細
胞層がきれいに分離している(外顆粒層:上端から約
1.0〜1.8cmの所に位置している層。視細胞層:
上端から約1.8〜2.1cmの所に位置している、層
中にほとんど何も写っていない層。)。これに対し、コ
ントロール群では視細胞層と外顆粒層との境が一部わか
らなくなっており、視細胞層に障害が生じていることが
わかった。
【0040】このことから本発明化合物は光により惹起
された網膜障害、特に視細胞障害を軽減することが明ら
かになった。
【0041】
【発明の効果】本発明化合物である1−フェニル−3−
メチル−2−ピラゾリン−5−オンは光で惹起した網膜
障害モデル実験により有効性を示したので、本発明の医
薬は網膜光障害および網膜光障害に起因する網膜疾患お
よび/または眼疾患の予防剤および/または治療剤とし
て有用である。そして障害を起こした網膜の標本をみる
と1−フェニル−3−メチル−2−ピラゾリン−5−オ
ンは網膜の中でも特に視細胞に対し効果を発揮している
ので、視細胞保護剤として有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】光により網膜障害を惹起した場合における視細
胞層の厚さを表す図である。
【図2】光照射終了後48時間後の網膜の組織標本を表
す図(顕微鏡写真)である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下式(I) (式中、R1は水素原子、アリール、炭素数1〜5のア
    ルキルまたは総炭素数3〜6のアルコキシカルボニルア
    ルキルを表し、R2は、水素原子、アリールオキシ、ア
    リールメルカプト、炭素数1〜5のアルキルまたは1〜
    3のヒドロキシアルキルを表し、あるいは、R1および
    2は、共同して炭素数3〜5のアルキレンを表し、R3
    は水素原子、炭素数1〜5のアルキル、炭素数5〜7の
    シクロアルキル、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル、
    ベンジル、ナフチルまたはフェニル、または炭素数1〜
    5のアルコキシ、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル、
    総炭素数2〜5のアルコキシカルボニル、炭素数1〜3
    のアルキルメルカプト、炭素数1〜4のアルキルアミ
    ノ、総炭素数2〜8のジアルキルアミノ、ハロゲン原
    子、トリフルオロメチル、カルボキシル、シアノ、水酸
    基、ニトロ、アミノ、およびアセトアミドからなる群か
    ら選ばれる同一若しくは異なる1〜3個の置換基で置換
    されたフェニルを表す。)で表されるピラゾロン誘導体
    またはその生理的に許容される塩を有効成分として含有
    する網膜光障害の予防剤および/または治療剤。
  2. 【請求項2】3−メチル−1−フェニル−2−ピラゾリ
    ン−5−オンまたはその生理的に許容される塩を有効成
    分として含有する網膜光障害の予防剤および/または治
    療剤。
  3. 【請求項3】下式(I) (式中、R1は水素原子、アリール、炭素数1〜5のア
    ルキルまたは総炭素数3〜6のアルコキシカルボニルア
    ルキルを表し、R2は、水素原子、アリールオキシ、ア
    リールメルカプト、炭素数1〜5のアルキルまたは1〜
    3のヒドロキシアルキルを表し、あるいは、R1および
    2は、共同して炭素数3〜5のアルキレンを表し、R3
    は水素原子、炭素数1〜5のアルキル、炭素数5〜7の
    シクロアルキル、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル、
    ベンジル、ナフチルまたはフェニル、または炭素数1〜
    5のアルコキシ、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル、
    総炭素数2〜5のアルコキシカルボニル、炭素数1〜3
    のアルキルメルカプト、炭素数1〜4のアルキルアミ
    ノ、総炭素数2〜8のジアルキルアミノ、ハロゲン原
    子、トリフルオロメチル、カルボキシル、シアノ、水酸
    基、ニトロ、アミノ、およびアセトアミドからなる群か
    ら選ばれる同一若しくは異なる1〜3個の置換基で置換
    されたフェニルを表す。)で表されるピラゾロン誘導体
    またはその生理的に許容される塩を有効成分として含有
    する網膜光障害に起因する網膜疾患および/または眼疾
    患の予防剤および/または治療剤。
  4. 【請求項4】3−メチル−1−フェニル−2−ピラゾリ
    ン−5−オンまたはその生理的に許容される塩を有効成
    分として含有する網膜光障害に起因する網膜疾患および
    /または眼疾患の予防剤および/または治療剤。
  5. 【請求項5】下式(I) (式中、R1は水素原子、アリール、炭素数1〜5のア
    ルキルまたは総炭素数3〜6のアルコキシカルボニルア
    ルキルを表し、R2は、水素原子、アリールオキシ、ア
    リールメルカプト、炭素数1〜5のアルキルまたは1〜
    3のヒドロキシアルキルを表し、あるいは、R1および
    2は、共同して炭素数3〜5のアルキレンを表し、R3
    は水素原子、炭素数1〜5のアルキル、炭素数5〜7の
    シクロアルキル、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル、
    ベンジル、ナフチルまたはフェニル、または炭素数1〜
    5のアルコキシ、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル、
    総炭素数2〜5のアルコキシカルボニル、炭素数1〜3
    のアルキルメルカプト、炭素数1〜4のアルキルアミ
    ノ、総炭素数2〜8のジアルキルアミノ、ハロゲン原
    子、トリフルオロメチル、カルボキシル、シアノ、水酸
    基、ニトロ、アミノ、およびアセトアミドからなる群か
    ら選ばれる同一若しくは異なる1〜3個の置換基で置換
    されたフェニルを表す。)で表されるピラゾロン誘導体
    またはその生理的に許容される塩を有効成分として含有
    する視細胞保護剤。
  6. 【請求項6】3−メチル−1−フェニル−2−ピラゾリ
    ン−5−オンまたはその生理的に許容される塩を有効成
    分として含有する視細胞保護剤。
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