JP2003251395A - 廃水管理システム、端末、プログラムおよび課金方法 - Google Patents

廃水管理システム、端末、プログラムおよび課金方法

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JP2003251395A
JP2003251395A JP2002061020A JP2002061020A JP2003251395A JP 2003251395 A JP2003251395 A JP 2003251395A JP 2002061020 A JP2002061020 A JP 2002061020A JP 2002061020 A JP2002061020 A JP 2002061020A JP 2003251395 A JP2003251395 A JP 2003251395A
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JP
Japan
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wastewater
unit
treatment
treatment tank
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JP2002061020A
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Hideo Miyazaki
英男 宮崎
Takatoshi Ishikawa
隆利 石川
Noboru Sasaki
登 佐々木
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】微生物を用いて効率的に廃水を処理する。 【解決手段】特定化合物が分解可能な微生物を用いて廃
水を処理する処理槽を管理する廃水管理システムであっ
て、処理槽に関するデータを取得する端末と、ネットワ
ークを介して端末と通信する集中管理装置とを備え、端
末は、処理槽の特定化合物濃度に相応する濃度を測定す
る濃度測定部と、濃度測定部が測定した濃度値を集中管
理装置に送信する送信部とを有し、集中管理装置は、処
理槽の濃度値を端末から受信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃水管理システ
ム、端末、プログラムおよび課金方法に関する。特に本
発明は、廃水の処理を行う複数の処理槽を遠隔地より管
理する廃水管理システム、端末、プログラムおよび課金
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に工業廃水中の有機物の処理は、活
性汚泥処理が行われているが、昨今では、従来の活性汚
泥処理で分解できない化合物、例えばEDTAをはじめ
とする難生分解性キレート剤やトリハロメタンをはじめ
とする有機塩素系化合物、ノニルフェノール誘導体であ
る各種界面活性剤が自然界に排出され、社会的問題とな
っている。これらの化合物は、特に高濃度(例えば20
0ppm以上)である場合には、従来の活性汚泥では、
生分解が困難である。
【0003】例えば上記の難生分解性のキレート剤は、
工業用石鹸、写真業界、パルプ工業、メッキ工業等に汎
用されている。このような難生分解性物質を含む廃水
は、COD値が高いが、従来の廃水処理に用いられてい
る活性汚泥処理では分解されないため、難生分解性物質
を含む廃水処理方法としては、廃水を水で希釈すること
で、排出規制値以下まで濃度を低減する希釈法が最も一
般的に用いられている。その他に、回収焼却処理も一部
行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし希釈法は、水の
コストが高く、また排出される難生分解性物質の総量を
低減するわけではない。また回収焼却法では、更にコス
トの負荷が大きくなる。このため、コストが低く、かつ
含まれる難生分解性物質の総量を本質的に低減する廃水
処理方法として、微生物に難生分解性物質を分解させる
処理方法が開発されつつあるが、このような処理方法
は、微生物等の管理が困難である。特に複数の処理槽が
設置されている場合には、その各々の槽での微生物の活
性のコントロールが必要であるため、専門家による廃水
処理の管理が必要となるが各工場単位で独立してこれを
実施するには現実的に困難である。
【0005】また、特殊な微生物による特定化合物の分
解に関するビジネスとしては、従来、微生物を販売する
ことで報酬を得ていたが、微生物は特定の条件によって
増殖が容易であるために、一旦販売された後には、再購
入の必要性が無くなってしまうため、かかる微生物を用
いた廃水処理は、ビジネスとしては成り立たないことが
問題であった。従って微生物の積極的な探索も行われて
いないのが実態であった。
【0006】そこで本発明は、上記の課題を解決するこ
とのできる専門家による遠隔地での管理方法、集中管理
装置、プログラム、及び課金方法を提供することを目的
とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記
載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は
本発明の更なる有利な具体例を規定する。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の第1の形
態によると、特定化合物が分解可能な微生物を用いて廃
水を処理する処理槽を管理する廃水管理システムであっ
て、処理槽に関するデータを取得する端末と、ネットワ
ークを介して端末と通信する集中管理装置とを備え、端
末は、処理槽の特定化合物濃度に相応する濃度を測定す
る濃度測定部と、濃度測定部が測定した濃度値を集中管
理装置に送信する送信部とを有し、集中管理装置は、処
理槽の濃度値を端末から受信する。また特定化合物と
は、従来の活性汚泥で分解されにくい化合物である。ま
た処理槽が2槽以上であってもよい。
【0008】本発明の第2の形態によると、特定化合物
が分解可能な微生物を用いて廃水を処理する処理槽を管
理する集中管理装置とネットワークを介して接続する端
末であって、処理槽の特定化合物濃度に相応する濃度を
測定する濃度測定部と、濃度測定部が測定した濃度値を
集中管理装置に送信する送信部とを備える。
【0009】本発明の第3の形態によると、特定化合物
が分解可能な微生物を用いて廃水を処理する処理槽を管
理する集中管理装置とネットワークを介して接続するコ
ンピュータ用のプログラムであって、処理槽の特定化合
物濃度に相応する濃度を測定する濃度測定機能と、測定
した濃度値を集中管理装置に送信する送信機能とをコン
ピュータに実現させる。
【0010】本発明の第4の形態によると、廃水処理シ
ステム導入に伴い、排出するために従来要していたコス
トの低減量に応じて課金する。以下、より好ましい形態
とその詳細を示す。
【0011】本発明の第5の形態によると、互いに物理
的に離れた場所に設置されており、廃水処理を行う複数
の処理槽を管理する集中管理装置であって、処理槽の各
々の処理前の特定化合物濃度に相応する濃度及び処理後
の特定化合物濃度に相応する濃度を処理槽に対応付けて
受信する受信部と、受信部が受信した処理前の濃度と処
理後の濃度との差を演算する演算部と、演算部が演算し
た処理前の濃度と処理後の濃度との差を示す差情報を格
納する濃度格納部とを備える。
【0012】各処理槽には、廃水に含まれている物質を
分解する微生物が添加されており、微生物を特定する微
生物特定情報を、処理槽に対応付けて格納する微生物特
定情報格納部と、演算部が演算した処理前の濃度と処理
後の濃度との差を、同一の微生物特定情報毎にまとめる
集計部と、集計部は、まとめた集計情報を出力する出力
部とをさらに備えてもよい。
【0013】本発明の第6の形態によると、廃水処理を
行う複数の処理槽を管理する集中管理装置であって、各
処理槽の特定化合物濃度に相応する濃度に基づいて定め
られた所定値を各処理槽に対応付けて格納する所定値格
納部と、各処理槽における処理前の濃度と処理後の濃度
との差を特定する差情報を受信する受信部と、受信部が
受信した差情報により特定される処理前の濃度と処理後
の濃度との差を、所定値格納部に格納されている所定値
と比較する比較部と、比較部の比較結果に基づいて、予
め定められた処理を行う処理部とを備える。
【0014】本発明の第7の形態によると、互いに物理
的に離れた建物に設置されており、廃水処理を行う複数
の処理槽を管理するコンピュータ用のプログラムであっ
て、処理前の特定化合物濃度に相応する濃度及び処理後
の特定化合物濃度に相応する濃度を受信する受信機能
と、受信した処理前の濃度と処理後の濃度との差を演算
する演算機能と、演算した処理前の濃度と処理後の濃度
との差を示す差情報を管理する濃度管理機能とをコンピ
ュータに実現させる。
【0015】本発明の第8の形態によると、廃水処理を
行う複数の処理槽を管理するコンピュータ用のプログラ
ムであって、各処理槽の濃度に基づいて定められた所定
値を各処理槽に対応付けて管理する所定値管理機能と、
各処理槽における処理前の濃度と処理後の濃度との差を
特定する差情報を受信する受信機能と、受信した差情報
により特定される処理前の特定化合物濃度に相応する濃
度と処理後の特定化合物濃度に相応する濃度との差を、
管理されている所定値と比較する比較機能と、比較機能
の比較結果に基づいて、予め定められた処理を行う処理
機能とをコンピュータに実現させる。
【0016】なお上記の発明の概要は、本発明の必要な
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションも又発明となりうる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の特定化合物とは、従来の
活性汚泥ではほとんど分解されない化合物、例えば分解
率25%以下、更には15%以下、好ましくは10%以
下の化合物を意味する。例としては、難生分解性キレー
ト剤、有機塩素系化合物、及びノニルフェノール系界面
活性剤等をあげることができる。とりわけ、難生分解性
キレート剤への適用が好ましい。
【0018】特定化合物濃度に相応する濃度とは、その
特定化合物自身の濃度そのものを液体クロマトグラフィ
ーをはじめとする種々の分析方法で分析することで求め
ることが可能であるが、他の測定値、例えばCOD値で
代行させることも可能である。自動分析が短時間に可能
ということで、COD値を測定するのが最も好ましい方
法である。
【0019】COD値の測定する装置としては、例えば
(株)COS製OD−1000/1100、HORIB
A製CODA−211/212、日立ハイテクノロジー
ズ製平沼全自動COD測定装置 COD−1500等の
市販装置が挙げられるが、これらに限定されず、COD
値を測定できる装置であればよい。
【0020】濃度測定は、各処理槽の入口、出口の双方
の濃度を測定する方法が好ましい。2槽式処理槽の場合
には、第1槽入口、第1槽出口(第2槽入口と同一)、
第2槽出口の3カ所の測定が望ましい。複数の処理槽で
処理する方法は、各処理槽での微生物の最適化が行い易
く、また結果として少スペース、短時間で分解処理が行
えるため、好ましい態様である。とりわけ、2槽式の処
理槽が好ましい。
【0021】本発明は、先に記載した難生分解性物質を
含有する廃水処理に適用されるが、とりわけ、難生分解
性キレートを含有する工業用洗浄水、写真関連の廃水、
パルプ工業やメッキ工業の廃水等のCODの高い廃水
を、微生物を用いて処理する場合が好ましい。特に無電
解メッキ工業の廃水処理への適用が好ましい。
【0022】難生分解性キレートとしては、例えばED
TA(エチレンジアミン四酢酸)、DTPA(ジエチレ
ントリアミン五酢酸)、PDTA(1,3−プロパンジ
アミン四酢酸)等の有機アミノカルボン酸類である。と
りわけEDTAの場合が特に有効である。このような難
生分解性キレートに限定されず、COD値の高い物質で
あれば、すべて適用することができる。
【0023】添加される微生物としては、難生分解性キ
レート剤の分解には、例えばバチルス エディタビダス
(Bacillus editabidus)、バチル
スサブチリス(Bacillus subtili
s)、バチルス メガテリウム(Bacillus m
egaterium)、バチルス スファエリカス(B
acillus sphaericus)、バチルス
なっとう等のバチルス属(特開平6−296990号に
記載)の有機アミノカルボン酸分解菌である。また微生
物は、シュードモナス属のシュードモナス(特開昭58
−43782号に記載)、アルカリゲネス属のアルカリ
ゲネス(特開昭58−43782号に記載)でもよい。
さらには、アグロバクテリウム属のアグロバクテリウム
等でもよい。またメソフィロバクター エディタビダス
でもよい(特開平8−289778号に記載)。
【0024】またノニルフェニル系界面活性剤、有機塩
素化合物(例えばダイオキシン、PCBなど)等を分解
する微生物としては、Pseudomonas属に属する細菌の他
に、Methylosinus、Methylomonas、Methylobacterium、
Hethylocystis、Alcaligenes、Mycobacterium、Nitroso
monas、Xanthomonas、Spirillum、Vibrio、Bacterium、
Achromobacter、Acinetobacter、Flavobacterium、Chro
mobacterium、Desulfovibrio、Desulfotomaculum、Micr
ococcus、Sarcina、Bacillus、Streptomyces、Nocardi
a、Corynebacterium、Pseudobacterium、Arthrobacte
r、Brevibacterim、Saccharomyces、Lactobacillusの各
属に属する微生物等を用いることができる。US431
7885号、同4274954号に記載の微生物も用い
ることができる。
【0025】廃液を処理する処理槽には、廃水1立方メ
ートルあたり微生物の乾燥重量で100gから50kg
が添加される。より好ましくは廃水1立方メートルあた
り乾燥重量で500gから5000gの微生物が添加さ
れる。本実施の形態では、微生物は、直接添加されても
よいし、担体に固定化した状態で添加されてもよい。こ
こで担体とは、微生物を固定化する媒体であり、例えば
活性炭粒子、炭素繊維、または高分子ゲル等である。担
体を用いた方が微生物の活性が高く、より好ましい態様
である。また微生物に代えて、微生物中の分解酵素を添
加してもよい。
【0026】微生物を包括固定化する方法としては、公
知の各種方法を用いることができる。最も一般的には、
合成高分子の含水ゲル中に固定化する方法(特開平10
−263575号に記載)が挙げられる。また活性炭粒
子に固定化する方法(特開平11−77074号に記
載)や、炭素繊維布に固定化する方法(特開平11−2
07379号に記載)でもよい。
【0027】廃水を処理する処理槽の容量は、廃水量に
よって異なる。例えば処理槽における廃水の滞留時間が
0.2日から20日程度になるように調整される。特に
処理槽における廃水の滞留時間が0.5日から5日程度
になるように調整されるのが好ましい。処理槽は、複数
段設けられてもよい。処理槽が複数設けられることによ
って、より効率良く短時間に小さなスペースで廃水を処
理することができる。
【0028】廃水処理装置は、微生物の分解能力が低下
した場合に、微生物の養分を処理槽に添加する。具体的
には、廃水処理装置は、微生物の生育に適当な炭素源、
窒素源または有機栄養源無機塩からなる養分を処理槽に
添加する。有機栄養源としては、例えばポリペプトン、
酵母エキス、肉エキス、糖蜜等が添加される。また無機
栄養源としては、例えば各種リン酸塩、マグネシウム塩
が添加される。例えば廃水処理装置は、0.001〜5
wt%/容量の有機栄養源と、当該有機栄養源の0.1
〜1wt%/容量の無機栄養源を添加する。より好まし
くは、廃水処理装置は、0.01〜1wt%/容量の有
機栄養源と、当該有機栄養源の0.1〜1wt%/容量
の無機栄養源を添加する。
【0029】また廃水処理装置は、養分に代えて微生物
そのものを添加してもよい。ここで添加する微生物の種
類については、予め添加されている微生物と同様である
ので説明を省略する。また廃水処理装置は、担体に固定
化した状態で微生物を添加してもよいし、担体に固定化
しないで微生物を直接添加してもよい。
【0030】ここで廃水処理装置は、廃水1立方メート
ルあたり乾燥重量で10g以上50kg以下の微生物を
処理槽に添加する。より好ましくは、廃水処理装置は、
廃水1立方メートルあたり乾燥重量で20g以上500
0g以下の微生物を処理槽に添加する。
【0031】なお、廃水処理装置は、処理槽内を攪拌し
ながら養分または微生物を添加する。例えば養分または
微生物が液体の場合には、廃水処理装置は、処理槽内の
曝気または攪拌機等による攪拌を行いながら、送液ポン
プまたは手動にて溶液タンクまたは容器から養分を添加
する。養分または微生物が粉体等の固体である場合に
は、廃水処理装置は、投入ホッパーや運搬器具を介して
養分を投入する。このように廃水処理装置が処理槽内を
攪拌しながら養分または微生物を添加することにより、
微生物または養分は、処理槽内により均一に分散する。
【0032】また廃水処理装置は、養分と微生物の双方
を処理槽に添加してもよい。最も好ましい形態として
は、廃水処理装置は、養分を添加した後、数日間COD
値の変化を確認し、微生物の活性が低下の程度が回復し
ない場合に、微生物の添加を行う。このとき、廃水処理
装置は、さらに微生物を添加しても、COD値の低下程
度が回復しない場合には、廃水を希釈してもよい。これ
により廃水処理装置は、確実にCOD値の低下した廃水
を排水することができる。
【0033】このような難生分解性物質を含有する廃水
を微生物を用いて処理する廃水処理ビジネスとしては、
廃水処理先のユーザに微生物を販売する方法がある。し
かし微生物が増殖する場合には、ユーザが微生物を一旦
購入してしまえば、追加購入が不要となるため、微生物
販売のビジネスを継続することは困難であり、ビジネス
として成り立たなくなる。また処理槽での微生物の専門
的な管理が必要となるために、管理サービスを付加する
ことが好ましい。
【0034】ユーザにとって本システムの導入メリット
は、難生分解性物質を規制濃度以下で排出するために、
希釈していた希釈水の使用量削減(節水コスト)や回
収、焼却に要していたコストの削減に他ならない。従っ
て本システムの導入の対価としては、従来に比べ削減さ
れたコストに特定比率を乗じた報酬を得るのが好ましい
方法である。また特に節水コストに特定比率を乗じた報
酬を得るのが更に好ましい方法である。
【0035】ところで微生物による分解処理方法は、環
境条件(気温、水温、廃水濃度等)により、その効率が
変動することは避けられない。本課金方法によれば、万
一何らかの事情で本システムが全く稼働しなかった場合
でも、本システムの導入以前と同様に希釈することある
いは回収焼却することで、廃水の処理は、可能であるた
め、かかる状態では、ユーザのコスト負担はゼロ(導入
以前の状態と同じ)となり、本システムの導入に伴うユ
ーザのリスクは無くなる。
【0036】以下、発明の実施の形態を通じて本発明を
説明するが、以下の実施形態はクレームにかかる発明を
限定するものではなく、又実施形態の中で説明されてい
る特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であ
るとは限らない。
【0037】図1は、集中管理システムの概略を示す。
工場40は、廃水の処理前後のCOD値と、廃水を処理
する処理槽のpH値を定期的に測定し、集中管理装置2
0に送信する。ここで工場40は、COD値とpH値の
他に水温、映像、TOC、BOD、測定日時等を測定し
てもよい。また処理槽の様子をデジタルカメラ等の撮像
装置で撮影して、画像データを定期的に集中管理装置2
0に送信してもよい。特に工場40は、廃水の処理前の
COD値と処理後のCOD値の双方を集中管理装置20
に送信することが好ましい。
【0038】オペレータ22は、工場40から集中管理
装置20が受信したデータを確認し、工場40に連絡す
るか否かを判断する。ここでオペレータ22は、工場4
0に連絡する場合に、工場40に対する指示を示す情報
を集中管理装置20に入力してもよいし、集中管理装置
20を介さずに直接工場40に電話等で連絡してもよ
い。例えば集中管理装置20は、オペレータ22の入力
により、処理槽のpHのコントロールを、酸またはアル
カリの自動添加により直接行っても良いし、処理槽のp
H値を工場40に送信しても良いし、添加する酸または
アルカリの量を示す情報を工場40に送信してもよい
し、pH値をコントロールすべき旨を示す指示情報を工
場40に送信してもよい。また集中管理装置20は、微
生物用の養分を自動添加してもよい。
【0039】図2は、廃水処理する処理槽を有する廃水
処理装置の概略を示す。廃水処理装置は、工場端末30
と、処理槽と、処理槽の付帯設備を備える。工場端末3
0は、処理槽の付帯設備に指示情報を送信、または付帯
設備から測定情報を受信し、処理槽をコントロールす
る。本発明に係る廃水処理装置は、微生物を用いて廃水
に含有する難生分解性物質を分解して、廃水のCOD濃
度を低減させる。具体的には、廃水処理装置は、200
ppmから数千ppmのCOD値を有する廃水のCOD
値を、半減または100ppm程度に低減させる。
【0040】図3は、本実施の形態に係る集中管理シス
テムの全体を示す。本集中管理システムは、ネットワー
ク10と、集中管理装置20と、工場端末30と、処理
槽90を備える。工場端末30は、互いに物理的に離れ
た工場40に設置されている。また工場端末30は、工
場に設置されている。また工場端末30は、廃水の処理
を行う処理槽90と接続し、COD(化学的酸素要求
量)の測定値等の廃水情報を取得し、集中管理装置20
に送信する。
【0041】集中管理装置20は、ネットワーク10を
介して工場端末30から廃水情報を受信し、データベー
スに格納する。また集中管理装置20は、受信した廃水
情報に基づいて、工場40が行うべき処理を示す処理情
報を工場端末30に送信する。工場端末30は、集中管
理装置20から受信した処理情報に基づいて処理を行
う。ネットワーク10は、有線通信網、無線通信網、ま
たはこれらの任意の組み合わせであり、インターネッ
ト、PSTN(公衆交換電話網)、LAN、WAN等を
含む。
【0042】図4は、集中管理装置20の機能構成を示
すブロック図である。集中管理装置20は、受信部50
0と、出力部502と、集計部504と、撮影画像取得
部506と、pH値取得部508と、判断部510と、
COD取得部512と、演算部514と、比較部516
と、処理部518と、入力部520と、画像データベー
ス532と、測定値データベース534と、所定値デー
タベース536とを有する。
【0043】画像データベース532は、処理槽90の
状態を撮像した画像の画像データを微生物を識別する微
生物IDに対応付けて格納する。測定値データベース5
34は、処理前の廃水の処理前COD濃度と、処理後の
廃水の処理後COD濃度とを、微生物ID及び工場番号
に対応付けて格納する。所定値データベース536は、
COD濃度に関する予め定められた値であるCOD所定
値、及びpH値に関する予め定められた値であるpH所
定値を格納する。pH所定値としては、微生物に適した
pH値を中心値とした範囲のある値が格納される。
【0044】受信部500は、工場40を識別する工場
番号、画像データ、pH値、及びCOD濃度を、処理槽
毎に工場端末30から受信する。ここで受信部500
は、処理前の廃水の処理前COD濃度と、処理後の廃水
の処理後COD濃度とを、COD濃度として受信する。
受信部500は、受信した画像データ及び工場番号を撮
影画像取得部506に送る。また受信部500は、受信
したpH値及び工場番号をpH値取得部508に送る。
また受信部500は、COD濃度及び工場番号をCOD
取得部512に送る。
【0045】撮影画像取得部506は、受け取った画像
データを工場番号に対応付けて画像データベース532
に格納する。pH値取得部508は、受け取ったpH値
を工場番号に対応付けて測定値データベース534に格
納する。またpH値取得部508は、受け取ったpH値
及び工場番号を判断部510に送る。COD取得部51
2は、受け取ったCOD濃度を工場番号に対応付けて測
定値データベース534に格納する。またCOD取得部
512は、受け取ったCOD濃度及び工場番号を演算部
514に送る。
【0046】判断部510は、pH値取得部508から
受け取った工場番号に対応付けて格納されている微生物
IDを測定値データベース534から抽出する。微生物
IDは、微生物を特定する微生物特定情報の一例であ
る。次に判断部510は、抽出した微生物IDに対応付
けて格納されているpH所定値を所定値データベース5
36から抽出する。次に判断部510は、pH値取得部
508から受け取ったpH値が、所定値データベース5
36から抽出したpH所定値に含まれるか否かを判断す
る。判断部510は、pH値取得部508から受け取っ
たpH値が、所定値データベース536から抽出したp
H所定値に含まれないと判断した場合に、pH所定値
と、pH値取得部508から受け取ったpH値と、工場
番号とを処理部518に送る。
【0047】処理部518は、判断部510から受け取
ったpH所定値の中間値を、pH値から差し引くこと
で、pH差を算出する。処理部518は、算出したpH
差が正の数である場合には、酸を処理槽90に加える指
示を、算出したpH差が負の数である場合には、アルカ
リを処理槽90に加える指示を、pH差とともに工場番
号により特定される工場端末30に送信する。
【0048】演算部514は、COD取得部512から
COD濃度及び工場番号を受け取る。演算部514は、
処理前COD濃度から処理後COD濃度を差し引き、C
OD差分を算出する。演算部514は、算出したCOD
差分を工場番号に対応付けて測定値データベース534
に格納する。また演算部514は、算出したCOD差分
と工場番号とを比較部516に送る。
【0049】比較部516は、受け取った工場番号に対
応付けて格納されている微生物IDを測定値データベー
ス534から抽出する。次に比較部516は、抽出した
微生物IDに対応付けて格納されているCOD所定値を
抽出する。次に比較部516は、抽出したCOD所定値
を、演算部514から受け取ったCOD差分を比較す
る。比較部516は、COD差分がCOD所定値未満で
あると判断した場合に、その旨を示す所定値未満情報
を、COD差分及び工場番号とともに処理部518に送
る。処理部518は、受け取った所定値未満情報及びC
OD差分を、工場番号により特定される工場端末30に
送信する。
【0050】集計部504は、測定値データベース53
4に格納されている測定値を、微生物ID毎にまとめ
る。具体的には、集計部504は、微生物ID毎にCO
D差分を抽出し、平均値を算出する。また集計部504
は、微生物ID毎にCOD差分を積算してもよい。また
集計部504は、COD差分の変化率を算出してもよ
い。このようにして集計部504は、測定値データベー
ス534に格納されている測定値を集計し、集計結果を
出力部502に送る。
【0051】出力部502は、集計部504から受け取
った集計結果を出力する。また出力部502は、画像デ
ータベース532から画像データを抽出し、表示する。
集中管理装置20のオペレータは、表示された画像を閲
覧する。ここで集中管理装置20のオペレータは、表示
された画像中に異常を発見した場合等に、入力部520
に異常を示す異常情報及び工場番号を入力する。入力部
520は、異常情報を受け付けると、処理部518に工
場番号と異常情報を送る。処理部518は、受け取った
異常情報を、工場番号により特定される工場端末30に
送信する。
【0052】図5は、測定値データベース534のデー
タフォーマットの一例を示す。測定値データベース53
4は、テーブルと、微生物IDフィールドとを工場番号
毎に有する。微生物IDフィールドは、工場で廃水処理
に用いられている微生物を識別する微生物IDを格納す
る。微生物IDは、例えば微生物の種類を示す情報でも
よいし、培養のロットを示す情報でもよい。
【0053】テーブルは、月日時フィールドと、処理槽
1フィールドと、処理槽2フィールドとを有する。月日
時フィールドは、月日を示す情報を格納する。処理槽1
フィールドと、処理槽2フィールドはそれぞれ、処理前
フィールドと、処理後フィールドと、差分フィールドと
を含む。処理前フィールドは、処理槽90において廃水
を、微生物を用いて処理する前の処理前COD濃度を示
す情報を格納する。処理後フィールドは、処理槽90に
おいて廃水を、微生物を用いて処理した後の処理後CO
D濃度を示す情報を格納する。差分フィールドは、処理
前COD濃度から処理後COD濃度を差し引いた値であ
るCOD差分を示す情報を格納する。
【0054】COD取得部512は、処理前COD濃度
及び処理後COD濃度を取得すると、取得した月日時に
対応付けて測定値データベース534に格納する。また
演算部514は、算出したCOD差分を、COD取得部
512がCOD濃度を取得した月日時に対応付けて格納
する。ここで測定値データベース534は、微生物ID
を工場番号毎に格納しているが、これに代えて他の例と
しては、処理槽毎に微生物IDを格納してもよい。
【0055】図6は、画像データベース532のデータ
フォーマットの一例を示す。画像データベース532
は、テーブルと、微生物IDフィールドとを工場番号毎
に有する。微生物IDフィールドは、工場で廃水処理に
用いられている微生物を識別する微生物IDを格納す
る。
【0056】テーブルは、月日時フィールドと、画像フ
ィールドとを含む。月日時フィールドは、月日を示す情
報を格納する。画像フィールドは、画像データを格納す
る。ここで画像フィールドは、画像データそのものを格
納してもよいし、画像データを識別する情報を格納して
もよい。ここで画像データとは、撮像された処理槽90
の画像を示す画像データである。このように撮影画像取
得部506は、画像データが作成された月日に対応付け
て画像データを格納する。
【0057】図7は、所定値データベース536のデー
タフォーマットの一例を示す。所定値データベース53
6は、微生物IDフィールドと、槽フィールドと、CO
D所定値フィールドと、pH所定値フィールドとを含
む。微生物IDフィールドは、微生物を識別する微生物
IDを格納する。槽フィールドは、槽を識別する情報を
格納する。COD所定値フィールドは、COD所定値を
示す情報を格納する。pH所定値フィールドは、pH所
定値を示す情報を格納する。
【0058】図8は、工場端末30の機能構成を示すブ
ロック図である。工場端末30は、COD測定部600
と、pH測定部602と、撮像部604と、添加部60
6と、pH調整部608と、表示部610と、送信部6
12と、受信部614とを有する。
【0059】COD測定部600は、処理される前の廃
水の処理前COD濃度と、処理された後の廃水の処理後
COD濃度を測定し、測定したCOD濃度を送信部61
2に送る。pH測定部602は、廃水を処理する処理槽
90のpHを測定し、測定したpH値を送信部612に
送る。撮像部604は、処理槽90内の状態を撮像し、
撮像した画像データを送信部612に送る。
【0060】送信部612は、COD測定部600から
受け取ったCOD濃度と、pH測定部602から受け取
ったpH値と、撮像部604から受け取った画像データ
とを、工場端末30を識別する工場番号に対応付けて集
中管理装置20に送信する。
【0061】受信部614は、酸を処理槽90に加える
指示及びpH差、アルカリを処理槽90に加える指示及
びpH差、所定値未満情報及びCOD差分を示す情報、
または異常情報を、集中管理装置20から受信する。次
に受信部614は、受信した情報を処理部616に送
る。
【0062】処理部616は、酸を処理槽90に加える
指示及びpH差を受け取ると、受け取ったpH差に基づ
いて、処理槽90に加えるべき酸の量を算出する。処理
部616は、算出した酸の量を示す量情報をpH調整部
608に送る。pH調整部608は、受け取った量情報
により特定される量の酸を処理槽90に添加する。
【0063】処理部616は、アルカリを処理槽90に
加える指示及びpH差を受け取ると、受け取ったpH差
に基づいて、処理槽90に加えるべきアルカリの量を算
出する。処理部616は、算出したアルカリの量を示す
量情報をpH調整部608に送る。pH調整部608
は、受け取った量情報により特定される量のアルカリを
処理槽90に添加する。
【0064】処理部616は、所定値未満情報及びCO
D差分を示す情報を受信部614から受け取ると、CO
D差分に基づいて、処理槽90に添加すべき養分の養分
量を算出する。処理部616は、算出した養分量を示す
養分量情報を添加部606に送る。添加部606は、処
理部616から受け取った養分量情報により特定される
量の養分を処理槽90に添加する。
【0065】処理部616は、受信部614から受け取
った異常情報を表示部610に送る。表示部610は、
異常情報を受け取ると、処理槽90に異常が発生した旨
を表示する。
【0066】図9は、工場端末30に接続されている処
理槽90の概略図を示す。本実施の形態では、一例とし
て2槽が直列に配置されている処理槽90を用いて説明
する。処理槽90は、調整槽100と、第1のCOD測
定部110と、第1の処理槽200と、第2のCOD測
定部250と、第2の処理槽300と、第3のCOD測
定部350と、汚泥槽400と、希釈部460とを備え
る。
【0067】なお、図9における第1のCOD測定部1
10、第2のCOD測定部250、及び第3のCOD測
定部350は、図8におけるCOD測定部600の機能
を実現する。また図9におけるpH調整部220及びp
H調整部320は、図8におけるpH調整部608の機
能を実現する。また図9における添加部210及び添加
部310は、図8における添加部606の機能を実現す
る。
【0068】調整槽100は、廃水を調整し、第1の処
理槽200に移す。例えば調整槽100は、廃水の流
量、pH、及び温度を、第1の処理槽200が含有する
微生物に適するように調整する。
【0069】第1の処理槽200及び第2の処理槽30
0の容量は、廃水量によって異なる。例えば第1の処理
槽200及び第2の処理槽300の容量は、廃水の滞留
時間が第1の処理槽200と第2の処理槽300合わせ
て0.2日から20日程度になるように調整される。特
に第1の処理槽200及び第2の処理槽300の容量
は、廃水の滞留時間が第1の処理槽200と第2の処理
槽300合わせて0.5日から5日程度になるように調
整されるのが好ましい。廃水は、第1の処理槽200に
所定期間滞留すると、第2の処理槽300に移され、さ
らに所定期間滞留すると、汚泥槽400に移される。
【0070】第1の処理槽200及び第2の処理槽30
0には、微生物が添加される。添加される微生物は、廃
水に含まれる難生分解性物質を分解する。難生分解性物
質は、例えばEDTA(エチレンジアミン四酢酸)、D
TPA(ジエチレントリアミン五酢酸)、PDTA
(1,3−プロパンジアミン四酢酸)等の有機アミノカ
ルボン酸類である。とりわけ、EDTAの場合が、特に
有効である。
【0071】また第1の処理槽200が含有する微生物
は、第2の処理槽300が含有する微生物より高濃度の
廃水に馴化させておく。例えば第1の処理槽200は、
COD濃度が0.5g/lから20g/lの廃水に馴化
させた微生物を含有する。一方、第2の処理槽300
は、COD濃度が0.3g/lから14g/lの廃水に
馴化させた微生物を含有する。本実施の形態では、第1
の処理槽200が含有する微生物は、Bacillus
editabidus−1を、ポリペプトン0.5
%、酵母エキス0.1%、Cu−EDTA0.1%、1
/30Mリン酸緩衝液500ml、pH6.0の培養液
に37度で7日間静置培養を行うことにより馴化させた
ものである。第2の処理槽300が含有する微生物は、
Bacillus editabidus−1を、ポリ
ペプトン0.5%、酵母エキス0.1%、Cu−EDT
A0.01%、1/30Mリン酸緩衝液500ml、p
H6.0の培養液に37度で7日間静置培養を行うこと
により馴化させたものである。
【0072】第1のCOD測定部110は、調整槽10
0から第1の処理槽200に廃水が移される前に廃水の
COD濃度を測定する。第1のCOD測定部110は、
例えば第1の処理槽200の廃水の入口付近に設置され
る。また第1のCOD測定部110は、調整槽100に
設置されてもよく、微生物を添加する前の廃水のCOD
濃度を測定できる位置に配置されていればよい。
【0073】第2のCOD測定部250は、第1の処理
槽200から第2の処理槽300に廃水が移される直前
に、廃水のCOD濃度を測定する。第2のCOD測定部
250は、例えば第2の処理槽300の廃水の入口付近
に設置される。また第2のCOD測定部250は、第1
の処理槽200または第2の処理槽300に設置されて
もよく、第1の処理槽200から第2の処理槽300に
廃水を移す直前または直後における廃水のCOD濃度を
測定できる位置に配置されていればよい。
【0074】第3のCOD測定部350は、第2の処理
槽300から汚泥槽400に廃水が移される際に、廃水
のCOD濃度を測定する。第3のCOD測定部350
は、第2の処理槽300の廃水の出口付近に設置され
る。また第3のCOD測定部350は、第2の処理槽3
00または汚泥槽400に設置されてもよく、第2の処
理槽300において処理された後の廃水のCOD濃度を
測定できる位置に配置されていればよい。
【0075】第1の処理槽200は、さらに添加部21
0と、pH調整部220と、攪拌部230と、フィルタ
240とを有する。pH調整部220は、第1の処理槽
200内の廃水のpHを測定し、予め設定されたpH値
になるように調整する。ここでは、pH調整部220
は、第1の処理槽200に添加される微生物に適したp
Hに調整する。pH調整部220は、例えばpHが6.
0程度になるように第1の処理槽200内の廃水を調整
する。攪拌部230は、第1の処理槽200内の廃水を
攪拌する。攪拌部230は、機械式の装置により、廃水
を攪拌してもよい。本実施の形態では、攪拌部230
は、曝気することにより廃水を攪拌する。フィルタ24
0は、第1の処理槽200内の微生物を固定化した担体
及び廃水から、廃水を分離する。
【0076】添加部210は、微生物の分解能力が低下
した場合に、微生物の養分を第1の処理槽200に添加
する。具体的には、添加部210は、工場端末30が集
中管理装置20から所定値未満情報を受け取った場合
に、微生物の生育に適当な炭素源、窒素源または有機栄
養源無機塩からなる養分を、第1の処理槽200に添加
する。有機栄養源としては、例えばポリペプトン、酵母
エキス、肉エキス、糖蜜等が添加される。また無機栄養
源としては、例えば各種リン酸塩、マグネシウム塩が添
加される。ここで添加部210は、工場端末30が集中
管理装置20から受信したCOD差分に応じた量の養分
を第1の処理槽200に添加する。
【0077】さらに添加部210は、微生物の養分を添
加した後も、集中管理装置20から所定値未満情報を受
信した場合に、廃水に含まれる難生分解性物質を分解す
る微生物そのものを第1の処理槽200に添加する。こ
こで添加部210は、工場端末30が集中管理装置20
から受信したCOD差分に応じた量の養分を第1の処理
槽200に添加する。
【0078】この場合、添加部210は、廃水1立方メ
ートルあたり乾燥重量で10g以上50kg以下の微生
物を第1の処理槽200に添加する。より好ましくは、
添加部210は、廃水1立方メートルあたり乾燥重量で
20g以上5000g以下の微生物を第1の処理槽20
0に添加する。
【0079】第2の処理槽300は、添加部310と、
pH調整部320と、攪拌部330と、フィルタ340
とを有する。添加部310は、第2の処理槽300内の
微生物の分解能力が低下した場合に、微生物の養分を第
2の処理槽300に添加する。具体的には、添加部31
0は、第2のCOD測定部250が測定したCOD濃度
と、第3のCOD測定部350が測定したCOD濃度と
の差が、予め定められた値より低い場合に、微生物の生
育に適当な炭素源、窒素源または有機栄養源無機塩から
なる養分を、第2の処理槽300に添加する。
【0080】さらに添加部310は、微生物の養分を添
加した後においても、第2のCOD測定部250が測定
したCOD濃度と、第3のCOD測定部350が測定し
たCOD濃度との差が、予め定められた値より低い場合
に、廃水に含まれる有機アミノカルボン酸類を分解する
微生物そのものを第1の処理槽200に添加する。
【0081】pH調整部320、攪拌部330、及びフ
ィルタ340の動作及び構成についても、それぞれpH
調整部220、攪拌部230、及びフィルタ240の動
作及び構成とほぼ同様であるので、説明を省略する。
【0082】汚泥槽400は、第2の処理槽300に含
まれる汚泥を蓄え、当該廃水の上澄みを外部に排水す
る。さらに、汚泥槽400は、第1の処理槽200及び
第2の処理槽300における分解処理を補完してもよ
い。即ち、汚泥槽400は、第1の処理槽200及び第
2の処理槽300で処理できなかった有機物や無機物を
分解除去してもよい。
【0083】また汚泥槽400は、調整部420と、曝
気部430と、排水ポンプ450とを有する。調整部4
20は、廃水を中和する中和剤や、汚泥槽400内の微
生物の栄養剤等を汚泥槽400に注入する。曝気部43
0は、曝気する。排水ポンプ450は、汚泥槽400内
の廃水の上澄みを外部に排水する。排水ポンプ450
は、排水検査部を有してもよい。排水検査部は、排水ポ
ンプ450が排水する液体の含有物の量を検査する。希
釈部460は、排水ポンプ450が排水した廃水を希釈
水で希釈する。
【0084】本実施の形態に係る処理槽90は、第1の
処理槽200と第2の処理槽300の2槽を有している
が、1槽でもよいし、さらに多くの槽を有してもよい。
また本実施の形態では、工場端末30は、COD差分に
基づいて添加する養分または微生物の量を算出している
が、COD差分に基づいて、養分添加または微生物添加
のいずれかを選択してもよい。また工場端末30に代え
て集中管理装置20が、COD差分に基づいて添加する
養分または微生物の量を算出してもよい。
【0085】図10は、集中管理装置20のハードウェ
ア構成を示すブロック図である。集中管理装置20は、
CPU700と、ROM702と、RAM704と、通
信インターフェース706と、出力部502の一例とし
ての表示部708と、ハードディスクドライブ710
と、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ712
と、フロッピーディスク714とを備える。CPU70
0は、ROM702及びRAM704に格納されたプロ
グラムに基づいて動作する。通信インターフェース70
6は、ネットワーク10を介して工場端末30と通信す
る。格納装置の一例としてのハードディスクドライブ7
10は、設定情報及びCPU700が動作するプログラ
ムを格納する。また通信インターフェース706は、専
用線を介して工場端末30と通信してもよい。ハードデ
ィスクドライブ710は、各種データベースに接続し、
データを送信または受信することによって、データの書
き込み、読み出し、及び内容の更新を行う。
【0086】フロッピーディスクドライブ712はフロ
ッピーディスク714からデータまたはプログラムを読
み取りCPU700に提供する。CD−ROMドライブ
716はCD−ROM718からデータまたはプログラ
ムを読み取りCPU700に提供する。通信インターフ
ェース706は、ネットワーク10に接続してデータを
送受信する。表示部708は、画像データや集計結果を
表示する。
【0087】CPU700が実行するソフトウエアは、
フロッピーディスク714またはCD−ROM718等
の記録媒体に格納されて利用者に提供される。記録媒体
に格納されたソフトウエアは圧縮されていても非圧縮で
あっても良い。ソフトウエアは記録媒体からハードディ
スクドライブ710にインストールされ、RAM704
に読み出されてCPU700により実行される。
【0088】記録媒体に格納されて提供されるソフトウ
エア、即ちハードディスクドライブ710にインストー
ルされるソフトウエアは、機能構成として、受信機能、
出力機能、集計機能、撮影画像取得機能、pH値取得機
能、判断機能、COD取得機能、演算機能、比較機能、
処理機能、入力機能、画像管理機能、測定値管理機能、
及び所定値管理機能を備える。これらの各機能がコンピ
ュータに働きかけて、CPU700に行わせる処理は、
それぞれ本実施の形態における集中管理装置20におけ
る、対応する部材の機能及び動作と同一であるから説明
を省略する。
【0089】図10に示した、記録媒体の一例としての
フロッピーディスク714またはCD−ROM718に
は、本出願で説明する全ての実施形態における集中管理
装置20の動作の一部または全ての機能を格納すること
ができる。
【0090】これらのプログラムは記録媒体から直接R
AMに読み出されて実行されても、一旦ハードディスク
ドライブにインストールされた後にRAMに読み出され
て実行されても良い。更に、上記プログラムは単一の記
録媒体に格納されても複数の記録媒体に格納されても良
い。また記録媒体に格納されるモジュールは、オペレー
ティングシステムとの共同によってそれぞれの機能を提
供してもよい。例えば機能の一部または全部を行うこと
をオペレーティングシステムに依頼し、オペレーティン
グシステムからの応答に基づいて機能を提供するもので
あってもよい。
【0091】以上に示したプログラムまたはモジュール
は、外部の記録媒体に格納されてもよい。記録媒体とし
ては、フロッピーディスク、CD−ROMの他にも、D
VDやPD等の光学記録媒体、MD等の光磁気記録媒
体、テープ媒体、磁気記録媒体、ICカードやミニチュ
アーカードなどの半導体メモリ等を用いることができ
る。又、専用通信ネットワークやインターネットに接続
されたサーバシステムに設けたハードディスクまたはR
AM等の格納装置を記録媒体として使用し、通信網を介
してプログラムを集中管理装置20に提供してもよい。
【0092】図11は、工場端末30のハードウェア構
成を示すブロック図である。工場端末30は、CPU8
00と、ROM802と、RAM804と、通信インタ
ーフェース806と、各種測定装置インタフェース80
8と、ハードディスクドライブ810と、フロッピーデ
ィスクドライブ812と、CD−ROMドライブ816
とを備える。CPU800は、ROM802及びRAM
804に格納されたプログラムに基づいて動作する。通
信インターフェース806は、ネットワーク10を介し
て工場端末30と通信する。格納装置の一例としてのハ
ードディスクドライブ810は、設定情報及びCPU8
00が動作するプログラムを格納する。また通信インタ
ーフェース806は、専用線を介して工場端末30と通
信してもよい。ハードディスクドライブ810は、各種
データベースに接続し、データを送信または受信するこ
とによって、データの書き込み、読み出し、及び内容の
更新を行う。各種測定装置インタフェース808は、各
種測定装置809からデータの受信または送信を行う。
各種測定装置809は、処理槽におけるCOD値及びp
H値を測定する。また各種測定装置809は、処理槽の
様子を撮像する撮像装置の機能を含む。
【0093】フロッピーディスクドライブ812はフロ
ッピーディスク814からデータまたはプログラムを読
み取りCPU800に提供する。CD−ROMドライブ
816はCD−ROM818からデータまたはプログラ
ムを読み取りCPU800に提供する。通信インターフ
ェース806は、ネットワーク10に接続してデータを
送受信する。
【0094】CPU800が実行するソフトウエアは、
フロッピーディスク814またはCD−ROM818等
の記録媒体に格納されて利用者に提供される。記録媒体
に格納されたソフトウエアは圧縮されていても非圧縮で
あっても良い。ソフトウエアは記録媒体からハードディ
スクドライブ810にインストールされ、RAM804
に読み出されてCPU800により実行される。
【0095】記録媒体に格納されて提供されるソフトウ
エア、即ちハードディスクドライブにインストールされ
るソフトウエアは、機能構成として、受信機能、送信機
能、COD測定機能、pH測定機能、撮像機能、添加機
能、pH調整機能、表示機能、及び処理機能を備える。
これらの各機能がコンピュータに働きかけて、CPUに
行わせる処理は、それぞれ本実施の形態における工場端
末30における、対応する部材の機能及び動作と同一で
あるから説明を省略する。
【0096】図11に示した、記録媒体の一例としての
フロッピーディスク814またはCD−ROM818に
は、本出願で説明する全ての実施形態における工場端末
30の動作の一部または全ての機能を格納することがで
きる。
【0097】これらのプログラムは記録媒体から直接R
AMに読み出されて実行されても、一旦ハードディスク
ドライブにインストールされた後にRAMに読み出され
て実行されても良い。更に、上記プログラムは単一の記
録媒体に格納されても複数の記録媒体に格納されても良
い。また記録媒体に格納されるモジュールは、オペレー
ティングシステムとの共同によってそれぞれの機能を提
供してもよい。例えば機能の一部または全部を行うこと
をオペレーティングシステムに依頼し、オペレーティン
グシステムからの応答に基づいて機能を提供するもので
あってもよい。
【0098】以上に示したプログラムまたはモジュール
は、外部の記録媒体に格納されてもよい。記録媒体とし
ては、フロッピーディスク、CD−ROMの他にも、D
VDやPD等の光学記録媒体、MD等の光磁気記録媒
体、テープ媒体、磁気記録媒体、ICカードやミニチュ
アーカードなどの半導体メモリ等を用いることができ
る。又、専用通信ネットワークやインターネットに接続
されたサーバシステムに設けたハードディスクまたはR
AM等の格納装置を記録媒体として使用し、通信網を介
してプログラムを工場端末30に提供してもよい。
【0099】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範
囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又
は改良を加えることができる。例えば、本実施の形態に
係る集中管理システムにおいては、工場端末30が処理
槽90に接続し、養分添加等を指示しているが、これに
代えて、集中管理装置20が処理槽90に直接的に接続
し、養分添加等を指示してもよい。その様な変更又は改
良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ること
が、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0100】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
よれば微生物を用いて効率的に廃水を処理することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】集中管理システムの概略を示す図である。
【図2】廃水処理する処理槽を有する廃水処理装置の概
略を示す図である。
【図3】本実施の形態に係る集中管理システムの全体を
示す図である。
【図4】集中管理装置20の機能構成を示すブロック図
である。
【図5】測定値データベース534のデータフォーマッ
トの一例を示す図である。
【図6】画像データベース532のデータフォーマット
の一例を示す図である。
【図7】所定値データベース536のデータフォーマッ
トの一例を示す図である。
【図8】工場端末30の機能構成を示すブロック図であ
る。
【図9】工場端末30に接続されている処理槽の概略図
である。
【図10】集中管理装置20のハードウェア構成を示す
ブロック図である。
【図11】工場端末30のハードウェア構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
10 廃水処理装置 20 集中管理装置 30 工場端末 40 工場 110 第1のCOD測定部 200 第1の処理槽 210 添加部 220 pH調整部 230 攪拌部 240 フィルタ 250 第2のCOD測定部 300 第2の処理槽 310 添加部 320 pH調整部 330 攪拌部 340 フィルタ 350 第3のCOD測定部 500 受信部 502 出力部 504 集計部 506 撮影画像取得部 508 pH値取得部 510 判断部 512 COD取得部 514 演算部 516 比較部 518 処理部 520 入力部 532 画像データベース 534 測定値データベース 536 所定値データベース 600 COD測定部 602 pH測定部 604 撮像部 606 添加部 608 pH調整部 610 表示部 612 送信部 614 受信部 616 処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 登 神奈川県南足柄市中沼210番地 富士写真 フイルム株式会社内 Fターム(参考) 4D027 CA07 4D040 DD03 DD07 DD12 DD14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定化合物が分解可能な微生物を用いて
    廃水を処理する処理槽を管理する廃水管理システムであ
    って、 前記処理槽に関するデータを取得する端末と、 ネットワークを介して前記端末と通信する集中管理装置
    とを備え、 前記端末は、 前記処理槽の特定化合物濃度に相応する濃度を測定する
    濃度測定部と、 前記濃度測定部が測定した濃度値を前記集中管理装置に
    送信する送信部とを有し、 前記集中管理装置は、前記処理槽の濃度値を前記端末か
    ら受信することを特徴とする廃水管理システム。
  2. 【請求項2】 前記特定化合物が従来の活性汚泥で分解
    されないことを特徴とする請求項1に記載の廃水管理シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記処理槽が2槽以上であることを特徴
    とする請求項1に記載の廃水管理システム。
  4. 【請求項4】 特定化合物が分解可能な微生物を用いて
    廃水を処理する処理槽を管理する集中管理装置とネット
    ワークを介して接続する端末であって、 前記処理槽の特定化合物濃度に相応する濃度を測定する
    濃度測定部と、 前記濃度測定部が測定した濃度値を前記集中管理装置に
    送信する送信部とを備えることを特徴とする端末。
  5. 【請求項5】 特定化合物が分解可能な微生物を用いて
    廃水を処理する処理槽を管理する集中管理装置とネット
    ワークを介して接続するコンピュータ用のプログラムで
    あって、 前記処理槽の特定化合物濃度に相応する濃度を測定する
    濃度測定機能と、 測定した前記濃度値を前記集中管理装置に送信する送信
    機能とを前記コンピュータに実現させることを特徴とす
    るプログラム。
  6. 【請求項6】 請求項1の廃水処理システム導入に伴
    い、排出するために従来要していたコストの低減量に応
    じて課金することを特徴とする廃水管理システムの課金
    方法。
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Cited By (5)

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JP2017523044A (ja) * 2014-07-24 2017-08-17 佛山市云米電器科技有限公司Foshan Viomi Electrical Technology Co.,Ltd. 浄水システム及び浄水システムによるフィルターエレメントの制御方法

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