JP2003250756A - 電子内視鏡装置 - Google Patents

電子内視鏡装置

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JP2003250756A
JP2003250756A JP2002057722A JP2002057722A JP2003250756A JP 2003250756 A JP2003250756 A JP 2003250756A JP 2002057722 A JP2002057722 A JP 2002057722A JP 2002057722 A JP2002057722 A JP 2002057722A JP 2003250756 A JP2003250756 A JP 2003250756A
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JP2002057722A
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English (en)
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Masaru Sudo
賢 須藤
Akira Kikuchi
昭 菊池
Hideyuki Seto
秀幸 勢登
Takuo Sasaki
琢男 佐々木
Tsutomu Uzawa
勉 鵜澤
Takeaki Nakamura
剛明 中村
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イメージガイドの折れによる画像欠損を容易
に補正可能な電子内視鏡装置を実現する。 【解決手段】 電子内視鏡装置は、イメージガイド出射
端の光軸に対する撮像面の方向位置を固定されたCCD
16を有する電子内視鏡2を備えて構成される。電子内
視鏡装置は、映像信号処理回路21で変換されたデジタ
ル映像信号を保存するメモリ22と、RAM19から供
給されるアドレス情報に基づき、イメージガイド14の
折れによる画像欠損部分を補間する補間回路23と、マ
ウス18で指定された位置にカーソルを重畳するための
重畳回路25と、マウス18の移動に合わせてカーソル
を表示する位置情報を重畳回路25に出力する共に、マ
ウス18で指定されるイメージガイド14の折れによる
画像欠損部分を画像データの番地として特定するアドレ
ス発生部27とを有して構成される。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、挿入部先端部から
取り込んだ光学像を後端側へ伝達するためのイメージガ
イドを有する電子内視鏡装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、内視鏡装置は、広く用いられ
ている。内視鏡装置は、細長の挿入部を体腔内に挿入す
ることによって体腔内の患部等を観察したり、必要に応
じて処置具を処置具チャンネル内に挿通して治療処置が
行える。上記内視鏡装置は、1つの形態として例えば、
挿入部先端部から取り込んだ被検体部位の光学像をイメ
ージガイド等の像伝達手段で伝達し、この像伝達手段で
伝達された光学像を撮像装置で撮像してモニタ等の表示
手段に内視鏡画像として画像を表示する電子内視鏡装置
がある。 【0003】このような電子内視鏡装置に用いられる上
記イメージガイドは、極めて細い光ファイバ(以下、素
線ともいう)を複数束ねた構造を有している。上記イメ
ージガイドの各素線は、映像を伝達するコア部分と、光
の反射体であるクラッド部分とを有する。このため、上
記イメージガイドを伝達される光学像は、規則的、或い
は不規則に配列されたコア部を介して伝達され、コア部
周辺のクラッド部分が黒い網目としてモニタの表示画面
に表示されるようになっている。 【0004】このようなイメージガイドを用いた電子内
視鏡装置は、製造、運搬、使用等において、上記イメー
ジガイドに異物の混入、破損等が生じることがあり、こ
の場合、対応する領域の画像に欠損を生じる虞れがあ
る。その欠損部分(不良画像)は、一般に画素欠損と呼
ばれる黒い点としてモニタの表示画面に表示される。 【0005】そこで、上記イメージガイドを用いた電子
内視鏡装置は、不良画像を合理的に取り扱う手法が必要
となる。このような電子内視鏡装置は、例えば、特開平
9−218940号公報に記載されているようにイメー
ジガイドの折れを検出し、この折れ部分周辺の画像情報
を用いて補正するものが提案されている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平9−218940号公報は、上記イメージガイドと
上記撮像装置との位置関係についての詳細な記述がな
い。ここで、一般的な従来の電子内視鏡装置は、例え
ば、上記イメージガイドを挿通した光学式内視鏡の接眼
部に、CCD等の撮像装置を有する小型のテレビカメラ
を着脱自在に装着して構成される。 【0007】そして、上記電子内視鏡装置は、上記テレ
ビカメラに接続される画像処理装置としてのビデオプロ
セッサにて上記テレビカメラの撮像装置から供給される
撮像信号を信号処理して標準的な映像信号を生成し、こ
の映像信号をモニタ等の表示手段に出力して内視鏡画像
として表示させる。このため、上記電子内視鏡装置は、
上記イメージガイドと上記撮像装置との相対角度が光軸
を中心として回転するので、一般的にイメージガイドの
折れ部分を特定するのは困難である。従って、上記電子
内視鏡装置は、上記イメージガイドの折れ部分周辺の画
像を用いて補正することが困難であった。 【0008】このため、上記特開平9−218940号
公報は、上記イメージガイドの折れ部分を特定する場合
も、上記イメージガイドと上記撮像装置との相対角度が
変わる都度、上記イメージガイドの折れ部分のアドレス
情報を取得し直し、補正をし直す必要があった。 【0009】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、イメージガイドの折れによる画像欠損を容易に補正
可能な電子内視鏡装置を提供することを目的とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の電子内視鏡装置は、被検体に挿入可能な挿
入部と、前記挿入部の先端部に設け、被検体からの光学
像を結像するための対物光学系と、前記対物光学系から
の前記光学像が結像する先端部を有し、この先端部で得
た光学像を伝達するためのイメージガイドと、前記イメ
ージガイドの後端部から射出する前記光学像を中継集光
して結像するための集光光学系と、前記イメージガイド
出射端の光軸に対して撮像面の方向位置を固定して設
け、前記集光光学系で結像された前記光学像を撮像する
撮像素子と、前記撮像素子で得た画像の映像信号を画像
データとして保存する保存手段と、前記画像を表示する
表示手段の表示画面上で、前記イメージガイドの折れに
よる画像欠損部分を示すためのカーソルを移動させる移
動手段と、前記移動手段のカーソル移動操作に基づき、
前記画像欠損部分を前記画像データの番地として特定す
る番地特定手段と、前記番地特定手段により特定された
前記画像欠損部分の番地を記憶する読み書き自在な記憶
手段と、前記記憶手段に記憶された前記画像欠損部分の
番地に基づいて、前記画像欠損部分の画像データを補間
する補間手段と、を具備したことを特徴としている。こ
の構成により、イメージガイドの折れによる画像欠損を
容易に補正可能な電子内視鏡装置を実現する。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の1
実施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図4は、本発明の第1
の実施の形態に係り、図1は本発明の第1の実施の形態
の電子内視鏡装置を示す全体構成図、図2は図1の電子
内視鏡装置の回路構成を示す回路ブロック図、図3はイ
メージガイドの折れによる画像欠損部分を特定する際の
アドレス枠を示す模式図、図4は図1の電子内視鏡の変
形例を示す説明図である。 【0012】図1に示すように本発明の1実施の形態を
備えた電子内視鏡装置1は、後述の撮像装置を内蔵した
電子内視鏡2と、前記電子内視鏡2に照明光を供給する
光源装置3と、前記電子内視鏡2の撮像装置に対する信
号処理を行うビデオプロセッサ4と、このビデオプロセ
ッサ4から出力される映像信号を入力し、内視鏡画像と
して画像を表示する表示手段であるモニタ5とから構成
されている。 【0013】前記電子内視鏡2は、細長な挿入部6と、
この挿入部6の基端側に連設され、把持部を兼ねる操作
部7とを有して構成される。前記電子内視鏡2は、この
操作部7に側部から延出した軟性のユニバーサルコード
8が設けられている。このユニバーサルコード8は、図
示しないライトガイドや信号ケーブルを内挿している。
このユニバーサルコード8は、この端部にコネクタ部9
が設けられている。前記コネクタ部9は、この先端に前
記光源装置3に接続されるライトガイドコネクタ(以
下、LGコネクタ)9aと、このLGコネクタ9aの側
部に前記ビデオプロセッサ4の接続ケーブル4aが接続
されるビデオコネクタ9bとが設けられている。 【0014】また、前記電子内視鏡2は、照明光を伝達
するライトガイド11が前記挿入部6、前記操作部7、
前記ユニバーサルコード8に挿通配設されている。この
ライトガイド11は、基端側が前記操作部7を経て前記
ユニバーサルコード8の前記LGコネクタ9aに至り、
前記光源装置3内に設けた図示しない光源ランプからの
照明光を伝達するようになっている。前記ライトガイド
11から伝達された照明光は、前記挿入部先端部11に
設けた照明レンズ系12から患部などの被検体部位を照
明するようになっている。 【0015】照明された被検体部位は、前記照明レンズ
系12に隣接して設けた対物レンズ系13から被検体部
位の光学像を取り込まれる。この取り込まれた光学像
は、光ファイバで形成された像伝達手段としてのイメー
ジガイド14で内視鏡操作部7側へ伝達される。このイ
メージガイド14で伝達された光学像は、中継光学系1
5で中継集光され、この結像位置に設けた撮像装置とし
てCCD(電荷結合素子)16の撮像面に結像するよう
になっている。 【0016】このCCD16は、前記イメージガイド1
4の像出射端の光軸に対する撮像面の方向位置を固定さ
れて配設されている。即ち、本実施の形態の電子内視鏡
装置1は、イメージガイド14の後端側で、このイメー
ジガイド14の像出射端の光軸に対する撮像面の方向位
置を固定されたCCD16を有する電子内視鏡2を用い
て構成されている。 【0017】前記CCD16は、光学像を撮像して光電
変換し、撮像信号を生成する。そして、この撮像信号
は、前記CCD16から延出する信号線17を伝達さ
れ、前記ビデオコネクタ9bを介して前記ビデオプロセ
ッサ4へ出力されるようになっている。前記ビデオプロ
セッサ4は、前記電子内視鏡2のCCD16から出力さ
れる撮像信号を信号処理して得た映像信号を前記モニタ
5に出力し、このモニタ5の表示画面に内視鏡画像とし
て表示させるようになっている。 【0018】ここで、従来の電子内視鏡装置は、製造、
運搬、使用等において、前記イメージガイド14に異物
の混入、破損等が生じることがあり、この場合、対応す
る領域の画像に欠損を生じて、この欠損部分(不良画
像)が画素欠損と呼ばれる黒い点としてモニタ5の表示
画面に表示される。そこで、本実施の形態では、電子内
視鏡装置1は、イメージガイド14の折れによる画像欠
損を容易に補正可能に構成する。 【0019】前記ビデオプロセッサ4は、前記イメージ
ガイド14の折れによる画像欠損部分を示すためのカー
ソルを移動させる移動手段としてのマウス18が接続さ
れている。このマウス18は、前記モニタ5の表示画面
に表示されるカーソルの位置情報に関する信号と、前記
イメージガイド14の折れによる画像欠損部分を指定す
るための指示信号を伝達する入力手段である。 【0020】一方、電子内視鏡2は、前記イメージガイ
ド14の折れによる画像欠損部分に対応するアドレス情
報を記憶するための読み書き自在な記憶手段としてRA
M19を前記ビデオコネクタ9bに設けている。尚、R
AM19は、延出する信号線20で前記ビデオプロセッ
サ4と電気的に接続されている。 【0021】図2に示すように前記ビデオプロセッサ4
は、前記電子内視鏡2のCCD16から出力される撮像
信号に所定の処理を施し、デジタル映像信号に変換する
映像信号処理回路21と、この映像信号処理回路21で
変換されたデジタル映像信号を一画面分の画像データと
して一時的に保存する保存手段としてのメモリ22と、
前記電子内視鏡2のRAM19から供給されるアドレス
情報に基づき、前記イメージガイド14の折れによる画
像欠損部分を補間する補間回路23と、イメージガイド
14の折れによる画像欠損部分を補間する前のメモリ2
2から出力される画像データ及び、イメージガイド14
の折れによる画像欠損部分を補間した後の補間回路23
から出力される画像データを選択して切り換えるセレク
タ24と、このセレクタ24で選択切り換えられた画像
データのデジタル映像信号に対して、マウス18で指定
された位置にカーソルを重畳するための重畳回路25
と、この重畳回路25からのデジタル映像信号をアナロ
グ信号に変換するD/A回路26と、マウス18の移動
に合わせてモニタ5の表示画面にカーソルを表示する位
置情報を重畳回路25に出力する共に、マウス18をク
リックすることで指定されるイメージガイド14の折れ
による画像欠損部分を番地特定手段として前記画像デー
タのアドレス(番地)として特定し、このアドレス情報
を伝達して前記RAM19のアドレス情報を書き換え、
この書き換えたアドレス情報を前記補間回路23に出力
させるアドレス発生部27とから構成されている。 【0022】このように構成される電子内視鏡装置1を
用いて、内視鏡検査等を行う。ユーザは、図1で説明し
たように電子内視鏡装置1を構成し、電子内視鏡2の操
作部7を把持してこの内視鏡挿入部6を体腔内に挿入
し、モニタ5に表示される被検対象部位の画像を見なが
ら内視鏡検査等を行う。 【0023】上述したように電子内視鏡装置1は、被検
対象部位の光学像を電子内視鏡2のCCD16で撮像
し、この撮像信号はビデオプロセッサ4に出力される。
すると、ビデオプロセッサ4は、電子内視鏡2のCCD
16から出力される撮像信号を映像信号処理回路21で
信号処理してデジタル映像信号を得る。 【0024】そして、映像信号処理回路21で信号処理
されたデジタル映像信号は、メモリ22で一画面分一時
的に保存された後、順次読み出されてセレクタ24及び
重畳回路25を経てD/A回路26でアナログ変換され
る。そして、D/A回路26でアナログ変換されたアナ
ログ映像信号はモニタ5に出力され、このモニタ5で内
視鏡画像として表示される。 【0025】このとき、電子内視鏡装置1は、イメージ
ガイド14の折れがあると、モニタ5の表示画面で輝度
の暗い部分として表示される(図3中、黒塗り部分)。
本実施の形態では、このイメージガイド14の折れによ
る画像欠損部分を補正する手順を以下に示す。 【0026】先ず、ユーザは、ビデオプロセッサ4に設
けた図示しない補正モード指示スイッチ等を押下操作
し、通常モード(通常の内視鏡観察時)から補正モード
に切り換える。この補正モード信号は、図示しないがセ
レクタ24に出力されて、このセレクタ24の切り換え
による重畳回路25でのカーソル重畳処理が可能とな
る。このことにより、電子内視鏡装置1は、通常モード
時において、内視鏡観察の妨げとなるカーソルをモニタ
5の表示画面に表示することができる。 【0027】そして、ユーザがマウス18を動かすと、
このマウス18の位置情報は、アドレス発生部27に出
力される。すると、アドレス発生部27は、マウス18
の移動に合わせてカーソルの表示位置が移動するよう
に、カーソル表示位置情報を重畳回路25に出力する。 【0028】重畳回路25は、アドレス発生部27から
のカーソル表示位置情報に基づき、セレクタ24で切り
換えられた画像データのデジタル映像信号にカーソルを
重畳してD/A回路26へ出力する。そして、デジタル
映像信号は、上述したようにD/A回路26でアナログ
映像信号にアナログ変換されてモニタ5に出力され、こ
のモニタ5でカーソルを重畳された画像が表示される。 【0029】そして、ユーザがイメージガイド14の折
れによる画像欠損部分に、カーソルを合わせてマウス1
8をクリックする。すると、このクリック信号は、アド
レス発生部27に出力される。アドレス発生部27は、
クリック信号で指定されるイメージガイド14の折れに
よる画像欠損部分を画像データのアドレス(番地)とし
て特定する。そして、アドレス発生部27は、特定した
アドレス(番地)をアドレス情報としてRAM19に伝
達し、このRAM19のアドレス情報を書き換え、この
書き換えたアドレス情報を補間回路23に出力させる。 【0030】このアドレス情報に基づき、補間回路23
は、マウス18で指定された画像領域の周辺の画像デー
タを用いて補間処理を行う。より具体的には、図3に示
すようにイメージガイド14の光ファイバ一本一本に対
応するように、一本の光ファイバにより伝達された被検
対象部位の光学像がモニタ5の表示画面に表示される画
像領域を含むような四角形の枠(アドレス枠)31と
し、これを縦方向、横方向のアドレスの単位とする。
尚、図3中、カーソル32は、矢印型表示で表示されて
いる。また、図3中、イメージガイド14の折れによる
画像欠損部分33は、該当するアドレス枠31を黒塗り
で表している。 【0031】そして、補間回路23は、このアドレス枠
31を単位としてイメージガイド14の折れの部分の特
定や、補間処理を行う。尚、このアドレス枠31は、重
畳回路25でデジタル映像信号に重畳してモニタ5の表
示画面に表示するように構成しても良い。 【0032】ユーザがマウス18をクリックすると、カ
ーソル32の矢印先端が位置するアドレス枠31のアド
レス情報がアドレス発生部27からRAM19に出力さ
れ、そのアドレスデータに“1”が書き込まれる。もう
一度、ユーザが同じアドレス枠31内でマウス18をク
リックすると、そのアドレスデータは、“0”となる。 【0033】そして、補間回路23は、RAM19に書
き込まれたアドレス情報に基づき、アドレスデータが
“1”のアドレスについて、そのアドレス枠31周辺
(該当アドレス枠31周囲のアドレス枠31)の画像デ
ータを用いて補間処理を行う。つまり、イメージガイド
14の折れが存在する画像欠損部分33のアドレス枠3
1内に、カーソル32の矢印先端を移動させてクリック
することで、見かけ上イメージガイド14の折れは、補
正されることになる。 【0034】イメージガイド14の折れが複数存在する
場合、ユーザは、再度マウス18を動かしてカーソル3
2を移動させ、イメージガイド14の折れが存在する画
像欠損部分33のアドレス枠31部分をクリックするこ
とで、繰り返しRAM19にイメージガイド14の折れ
が存在するアドレス情報を追加していくようになってい
る。 【0035】このようにしてイメージガイド14の折れ
が存在する画像欠損部分33の補間が全て完了したら、
ユーザは、通常モードへ復帰させるために補正モード指
示スイッチを再度押下操作する。すると、通常モード信
号は、図示しないがセレクタ24に出力されることで、
このセレクタ24が補間回路23からの補間処理した画
像データのデジタル映像信号を選択して切り換え、擬似
的にイメージガイド14の折れを補正した画像がモニタ
5の表示画面に表示可能となる。 【0036】このとき、重畳回路25は、通常モード時
において、補間処理した画像データのデジタル映像信号
にカーソル32を重畳しないので、モニタ5の表示画面
からカーソル表示が消える。尚、重畳回路25は、補正
モード時に四角形のアドレス枠31を重畳してモニタ5
の表示画面に表示している場合、そのアドレス枠31も
補間処理した画像データのデジタル映像信号に重畳しな
いので、モニタ5の表示画面からアドレス枠表示が消え
るようになっている。 【0037】また、ユーザは、ビデオプロセッサ4に設
けた図示しない補正前スイッチ等を押下操作すること
で、メモリ22からの画像をセレクタ24で選択して切
り換え、補正前の画像をモニタ5の表示画面に表示する
ことも可能である。 【0038】この結果、本実施の形態の電子内視鏡装置
1は、イメージガイド14の像出射端の光軸に対して撮
像面の方向位置を固定され、伝達された光学像を撮像す
るCCD16を設けた電子内視鏡2を用いることで、イ
メージガイド14とCCD16との相対角度を一定に保
つことができ、イメージガイド14の折れ部分とCCD
16との位置関係が1対1に対応し、イメージガイド1
4の折れ部分とモニタ5の表示画面の表示質とが1対1
に対応する。 【0039】これを利用することで、本実施の形態の電
子内視鏡装置1は、モニタ5の表示画面にカーソル32
を表示して、視覚的に簡単にイメージガイド14の折れ
による画像欠損部分33を補正でき、またその情報をR
AM19に記憶させることができる。 【0040】これにより、本実施の形態の電子内視鏡装
置1は、イメージガイド14の折れによる画像欠損部分
33の補正を出荷時に行って電子内視鏡2に搭載したR
AM19に記憶させておき、ユーザが使用する際、実質
的にイメージガイド14の折れによる画像欠損がない。 【0041】また、本実施の形態の電子内視鏡装置1
は、出荷後に発生したイメージガイド14の折れついて
も、上記イメージガイド14の折れによる画像欠損部分
33の補正を行うことで、同様の効果を得ることが可能
である。 【0042】尚、電子内視鏡装置1は、図4に示すよう
に電子内視鏡を構成しても良い。図4に示すように電子
内視鏡2Bは、イメージガイド14の後端側と、中継光
学系15と、CCD16とを筒状の枠部材40で一体的
に固定して構成されている。これにより、電子内視鏡2
Bは、図1の電子内視鏡2と比べてCCD16がより一
層、イメージガイド14の像出射端の光軸に対する撮像
面の方向位置を固定されて構成される。 【0043】また、本発明は、以上述べた実施の形態の
みに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない
範囲で種々変形実施可能である。 【0044】[付記] (付記項1) 被検体に挿入可能な挿入部と、前記挿入
部の先端部に設け、被検体からの光学像を結像するため
の対物光学系と、前記対物光学系からの前記光学像が結
像する先端部を有し、この先端部で得た光学像を伝達す
るためのイメージガイドと、前記イメージガイドの後端
部から射出する前記光学像を中継集光して結像するため
の集光光学系と、前記イメージガイド出射端の光軸に対
して撮像面の方向位置を固定して設け、前記集光光学系
で結像された前記光学像を撮像する撮像素子と、前記撮
像素子で得た画像の映像信号を画像データとして保存す
る保存手段と、前記画像を表示する表示手段の表示画面
上で、前記イメージガイドの折れによる画像欠損部分を
示すためのカーソルを移動させる移動手段と、前記移動
手段のカーソル移動操作に基づき、前記画像欠損部分を
前記画像データの番地として特定する番地特定手段と、
前記番地特定手段により特定された前記画像欠損部分の
番地を記憶する読み書き自在な記憶手段と、前記記憶手
段に記憶された前記画像欠損部分の番地に基づいて、前
記画像欠損部分の画像データを補間する補間手段と、を
具備したことを特徴とする電子内視鏡装置。 【0045】(付記項2) 前記補間手段は、前記記憶
手段に記憶された前記画像欠損部分の番地に基づいて、
前記保存手段に保存された前記画像データから前記画像
欠損部分周辺の画像データを取り出し、この取り出した
前記画像欠損部分周辺の画像データを用いて前記画像欠
損部分の画像データを補間することを特徴とする付記項
1に記載の電子内視鏡装置。 【0046】(付記項3) 前記イメージガイド出射端
側の光軸に対して撮像面の方向位置を固定する固定手段
を設けたことを特徴とする付記項1に記載の電子内視鏡
装置。 【0047】(付記項4) 被検体に挿入可能な挿入部
と、前記挿入部の先端部に設け、被検体からの光学像を
結像するための対物光学系と、前記対物光学系からの前
記光学像が結像する先端部を有し、この先端部で得た光
学像を伝達するためのイメージガイドと、前記イメージ
ガイドの後端部から射出する前記光学像を中継集光して
結像するための集光光学系と、前記イメージガイド出射
端の光軸に対して撮像面の方向位置を固定して設け、前
記集光光学系で結像された前記光学像を撮像する撮像素
子と、前記撮像素子で得た画像の映像信号を画像データ
として保存する保存手段と、前記画像を表示する表示手
段の表示画面上で、前記イメージガイドの折れによる画
像欠損部分を示すためのカーソルを移動させる移動手段
と、前記移動手段のカーソル移動操作に基づき、前記画
像欠損部分を前記画像データの番地として特定する番地
特定手段と、前記番地特定手段により特定された前記画
像欠損部分の番地を記憶する読み書き自在な記憶手段
と、前記記憶手段に記憶された前記画像欠損部分の番地
に基づいて、前記画像欠損部分の画像データを補間する
補間手段と、前記画像欠損部分を補間する前の保存手段
から出力される画像データ及び、前記画像欠損部分を補
間した後の補間手段から出力される画像データを選択し
て切り換える切換手段と、この切換手段で切り換えられ
た画像データの映像信号に対して、前記移動手段で指定
された位置にカーソルを重畳するための重畳手段と、を
具備したことを特徴とする電子内視鏡装置。 【0048】(付記項5) 被検体に挿入可能な挿入部
と、前記挿入部の先端部に設け、被検体からの光学像を
結像するための対物光学系と、前記対物光学系からの前
記光学像が結像する先端部を有し、この先端部で得た光
学像を伝達するためのイメージガイドと、前記イメージ
ガイドの後端部から射出する前記光学像を中継集光して
結像するための集光光学系と、前記中継光学系で結像さ
れた前記光学像を撮像する撮像素子と、前記イメージガ
イド及び前記撮像素子の中継光学系の光軸に対する回転
方向の位置関係を固定する固定手段と、前記撮像素子で
撮像して得た画像を画像データとして保存する保存手段
と、前記画像を表示する表示手段の表示画面上で、前記
イメージガイドの折れによる画像欠損部分を示すための
カーソルを移動させる移動手段と、前記移動手段を用い
て前記カーソルにより前記表示手段の表示画面上で特定
される前記イメージガイドの折れに基づく画像欠損部分
を前記画像の画像データの番地として特定する番地特定
手段と、前記番地特定手段により特定された前記番地を
記憶する読み書き自在な記憶手段と、前記記憶手段に記
憶された前記番地に基づいて、前記保存手段に保存され
た前記画像データから前記画像欠損部分の周辺画像デー
タを取り出し、前記周辺画像データを用いて前記画像欠
損部分の画像データを補間する画像欠損補間手段と、を
具備したことを特徴とする電子内視鏡装置。 【0049】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、イ
メージガイドの折れによる画像欠損を容易に補正可能な
電子内視鏡装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1の実施の形態の電子内視鏡装置を
示す全体構成図 【図2】図1の電子内視鏡装置の回路構成を示す回路ブ
ロック図 【図3】イメージガイドの折れによる画像欠損部分を特
定する際のアドレス枠を示す模式図 【図4】図1の電子内視鏡の変形例を示す説明図 【符号の説明】 1…電子内視鏡装置 2…電子内視鏡 6…挿入部 7…操作部 14…イメージガイド 15…中継光学系 16…CCD(撮像素子) 18…マウス(移動手段) 19…RAM(記憶手段) 21…映像信号処理回路 22…メモリ(保存手段) 23…補間回路 24…セレクタ 25…重畳回路 26…D/A回路 27…アドレス発生部(番地特定手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 勢登 秀幸 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 佐々木 琢男 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 鵜澤 勉 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中村 剛明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 4C061 BB01 CC07 FF46 HH54 JJ17 NN05 NN07 SS21 TT07 YY12 YY14 5C022 AA09 AB00 AB37 AC42 AC51 AC69 5C054 CC07 DA05 EA01 EA03 EJ05 FC12 FE19 HA12

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 被検体に挿入可能な挿入部と、 前記挿入部の先端部に設け、被検体からの光学像を結像
    するための対物光学系と、 前記対物光学系からの前記光学像が結像する先端部を有
    し、この先端部で得た光学像を伝達するためのイメージ
    ガイドと、 前記イメージガイドの後端部から射出する前記光学像を
    中継集光して結像するための集光光学系と、 前記イメージガイド出射端の光軸に対して撮像面の方向
    位置を固定して設け、前記集光光学系で結像された前記
    光学像を撮像する撮像素子と、 前記撮像素子で得た画像の映像信号を画像データとして
    保存する保存手段と、 前記画像を表示する表示手段の表示画面上で、前記イメ
    ージガイドの折れによる画像欠損部分を示すためのカー
    ソルを移動させる移動手段と、 前記移動手段のカーソル移動操作に基づき、前記画像欠
    損部分を前記画像データの番地として特定する番地特定
    手段と、 前記番地特定手段により特定された前記画像欠損部分の
    番地を記憶する読み書き自在な記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された前記画像欠損部分の番地に基
    づいて、前記画像欠損部分の画像データを補間する補間
    手段と、 を具備したことを特徴とする電子内視鏡装置。
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