JP2003250558A - 新規アミダーゼ及びそれをコードする遺伝子 - Google Patents
新規アミダーゼ及びそれをコードする遺伝子Info
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- Enzymes And Modification Thereof (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
Abstract
な化合物である光学活性カルボン酸類またはアミド類の
製造方法を提供すること。 【解決手段】 シュードモナス・アゾトフォルマンスI
AM1603由来の新規立体選択的アミド加水分解酵素
とそれをコードするDNAを提供する。このアミド加水
分解酵素を用いてアミドを立体選択的に加水分解し、キ
ラルカルボン酸またはアミド(N−アルキルアミドを含
む)、特にキラル含窒素複素間化合物カルボン酸または
そのアミド(N−アルキルアミドを含む)を生産するこ
とができる。本発明によるアミド加水分解酵素は、活性
と立体選択性に優れる。
Description
ーゼ活性を有するポリペプチド、そのペプチドをコード
するDNA、それらのDNAを組み込んだ組み換えベク
ター、並びに上記DNA又は組み換えベクターを保有す
る組み換え体生物に関する。さらに本発明は、当該ポリ
ペプチドをカルボン酸アミド類に作用させ、医・農薬中
間原料として有用なキラルカルボン酸類及び/又はキラ
ルカルボン酸アミド類を製造する方法に関する。
ド類を生物工学的に加水分解し、医・農薬中間体として
有用なキラルなカルボン酸類及び/又はカルボキサミド
類を製造する方法としては以下の手法が知られている。
ド類を選択的に加水分解する方法としては、特開平10
−276794号公報には、シュードモナス アゾトフ
ォルマンス IAM1603株又はその処理物を、特開
平10−327890号公報には、シュードモナス エ
スピー MCI3433株又はシュードモナス エスピ
ー MCI3434株あるいはそれらの処理物をラセミ
体N−tertブチルピペラジン−2−カルボキサミド
に作用させ、高い光学純度の(R)−ピペラジン−2−
カルボン酸及び/又は(S)−N−ピペラジン−2−カ
ルボン酸アミドを取得する方法が知られている。
酸アミド類を選択的に加水分解する手法としては、特開
平8−56652号公報には、シュードモナス プチダ
種、シュードモナス フルオレッセンス種、クレブシエ
ラ テリゲナ種又はクレブシエラ ニューモニア種に属
する微生物の菌体あるいはその処理物をラセミ体のプロ
リンアミド、ピペラジン−2−カルボキサミド又はピペ
コール酸アミドに作用させ、高い光学純度の(S)−カ
ルボン酸類及び/又は(R)−カルボン酸アミド類を取
得する方法が記載されており、特開平10−12728
0号公報には、マイコプラナ属細菌の菌体又はその処理
物をラセミ体のピペリジン−2−カルボキサミド又はN
−アルキルピペリジン−2−カルボキサミドに作用さ
せ、高い光学純度の(S)−ピペリジン−2−カルボン
酸及び/又は(R)−N−アルキルピペラジン−2−カ
ルボキサミドを取得する方法が記載されており、特開平
10−276794号公報には、ロイコバクター属、リ
ゾビウム属、またはミコバクテリウム属細菌の菌体、ま
たはその処理物をN−tertブチルピペラジン−2−
カルボキサミドに作用させ、高い光学純度の(S)−ピ
ペラジン−2−カルボン酸、及び/又は(R)−N−t
ertブチルピペラジン−2−カルボキサミドを取得す
る方法が記載されている。
その処理物を加水分解触媒として用いているが、目的の
反応を触媒する酵素の含量が少ない又は酵素自体が不安
定性であり、十分に反応を触媒するには多量の菌体を用
意する必要があるため、経済的に有利な手法ではなかっ
た。
素複素環含有カルボン酸アミド類を立体選択的に加水分
解する能力を有する新規アミダーゼ及びそれをコードす
るDNAを取得すること、並びに該アミダーゼを用いて
光学純度の高い含窒素複素環含有カルボン酸類及び/又
はそのアミド類を製造する方法を提供することにある。
を解決するために鋭意検討した結果、(R)−N−アル
キルピペラジン−2−カルボキサミドを選択的に加水分
解する立体特異的アミダーゼの活性を有することで知ら
れているシュードモナス アゾトフォルマンスIAM1
603株から(S)−N−アルキルピペラジン−2−カ
ルボキサミドを選択的に加水分解する酵素を単離し、そ
れをコードするDNAを取得した。このDNAを用いて
製造される立体選択的アミダーゼに富んだ組み換え体生
物又は高濃度アミダーゼ溶液により、より高い生産性で
より高い立体選択的なカルボン酸アミド類の加水分解反
応が進行すること見出し、本発明を完成するに至った。
質を有する立体選択的アミダーゼが提供される。 (1)分子量:ドデシル硫酸ナトリウム−ポリアクリル
アミドゲル電気泳動で測定した場合に34000であ
り、ゲル濾過で測定した場合に32000; (2)サブユニット構成:モノマー (3)L−プロリンアミドを基質として用いた時のアミ
ダーゼ反応至適pH:pH9付近 (4)L−プロリンアミドを基質として用い、pH8で
反応を行なった時のアミダーゼ反応至適温度:45℃付
近 (5)pH8における耐熱性:40℃以下で安定である (6)本ポリペプチドのアミダーゼ活性を完全に阻害す
る化合物:フェニルヒドラジン、Zn2+、Ag+、Cd
2+、Hg2+ (7)EDTAの影響:反応液に1mMのEDTAを添
加することにより酵素活性が促進される。
のポリペプチドが提供される。 (1)配列番号1で表されるアミノ酸配列を有するポリ
ペプチド; (2)配列番号1で表されるアミノ酸配列において1か
ら複数個のアミノ酸が欠失、置換及び/又は付加された
アミノ酸配列を有し、立体選択的アミダーゼ活性を有す
るポリペプチド;又は (3)配列番号1で表されるアミノ酸配列と70%以上
の相同性を有するアミノ酸配列を有し、立体選択的アミ
ダーゼ活性を有するポリペプチド;
た本発明のポリペプチドをコードするDNAが提供され
る。本発明のさらに別の側面によれば、下記の何れかの
DNAが提供される。 (1)配列番号2で表される塩基配列を有するDNA; (2)配列番号2で表される塩基配列において1から複
数個の塩基が欠失、置換及び/又は付加された塩基配列
を有し、立体選択的アミダーゼ活性を有するポリペプチ
ドをコードするDNA;又は (3)配列番号2で表される塩基配列を有するDNAと
ストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、立体選
択的アミダーゼ活性を有するポリペプチドをコードする
DNA:
た本発明のDNAを有する組み換えベクターが提供され
る。本発明のさらに別の側面によれば、上記した本発明
のDNAまたは組換えベクターを有する形質転換体が提
供される。
般式(I)
ルキルチオ基、アリール基及びヘテロアリール基から選
ばれる置換基により置換されていてもよいアルキル基又
はAが結合している炭素原子及び該炭素原子に結合して
いるアミノ基と一体となって、含窒素複素環を形成しう
る基であり、Rは、水素原子、置換されていても良いア
ルキル基又は置換されていても良いアリール基を示
す。)で表されるカルボン酸アミド類に、本発明のアミ
ダーゼ、ポリペプチド、又は形質転換体を作用させるこ
とにより、(S)−体のアミド結合を選択的に加水分解
させた後、下記一般式(II)
体のカルボン酸類または/及び下記一般式(III)
(R)−体のカルボン酸アミド類を単離することを含
む、光学活性なカルボン酸類及び/またはアミド類の製
造方法が提供される。
原子及び該炭素原子に結合しているアミノ基と一体とな
って含窒素複素環を形成しうる基である。好ましくは、
エチレンジアミン4酢酸の共存下で反応を行う。
た本発明のDNAと、該DNAと50%以上の相同性を
示す1種以上のDNAとをランダムリコンビネーション
することを特徴とする立体選択的アミダーゼ活性を有す
る新規なポリペプチドの製造方法が提供される。
細に説明する。(I)本発明のアミダーゼ及びポリペプチド 本発明は、以下の理化学的性質を有する立体選択的アミ
ダーゼに関するものである。 (1)分子量:ドデシル硫酸ナトリウム−ポリアクリル
アミドゲル電気泳動で測定した場合に34000であ
り、ゲル濾過で測定した場合に32000; (2)サブユニット構成:モノマー (3)L−プロリンアミドを基質として用いた時のアミ
ダーゼ反応至適pH:pH9付近 (4)L−プロリンアミドを基質として用い、pH8で
反応を行なった時のアミダーゼ反応至適温度:45℃付
近 (5)pH8における耐熱性:40℃以下で安定である (6)本ポリペプチドのアミダーゼ活性を完全に阻害す
る化合物:フェニルヒドラジン、Zn2+、Ag+、Cd
2+、Hg2+ (7)EDTAの影響:反応液に1mMのEDTAを添
加することにより酵素活性が促進され、好ましくは1.
1倍以上、より好ましくは1.5倍以上促進される。
列番号1記載のアミノ酸配列で表されるポリペプチド、
そのホモログであって立体選択的アミダーゼ活性を有す
るポリペプチド、及び、配列番号1記載のアミノ酸配列
又はそのホモログのアミノ酸配列を分子内に含むポリペ
プチドである。
列番号1で表されるアミノ酸配列において1から複数個
(好ましくは1〜20個、より好ましくは1〜15個、
さらに好ましくは1〜10個、さらに好ましくは1〜7
個、特に好ましくは1〜5個程度)のアミノ酸が欠失、
置換及び/又は付加されたアミノ酸配列を有し、立体選
択的アミダーゼ活性を有するポリペプチド;又は配列番
号1で表されるアミノ酸配列と70%以上、好ましくは
80%以上、より好ましくは90%以上、さらに好まし
くは95%以上、特に好ましくは97%以上の相同性を
有するアミノ酸配列を有し、立体選択的アミダーゼ活性
を有するポリペプチド;が挙げられる。
内に含むポリペプチド」とは、該ポリペプチドのN末端
やC末端に蛋白質相互作用、リガンド結合機能又は別の
特殊な機能を有するポリペプチドを結合させた融合ポリ
ペプチドを意味する。
索は、例えば、FASTAプログラムやBLASTプロ
グラムなどを用いて行うことができる。Protein
Information Resource(PI
R)などのアミノ酸配列データベースを対象としてBL
ASTプログラムを用いて配列番号1に記載のアミノ酸
配のホモロジー検索を行った結果、既知のタンパク質の
中で高いアミノ酸アイデンティティーを示したのは、シ
ノリゾビウム メリオティ (Sinorhizobi
um meliloti)のputative pro
line iminopeptidase prote
in(66%)、及びメソリゾビウム ロティ(Mes
orhizobium loti)のプロリンイミノペ
プチダーゼ(58%)であった。
通常の分子遺伝学的手法を用いて、Mol.Micro
biol.、4、759−767、(1990)におい
てGilbert H.J.らが報告している又は米国
特許5496934号公報においてShoseyov
O.らが報告しているようなセルロース結合機能を有す
るアミノ酸配列を本願ポリペプチドのN末端やC末端に
付加したもの、ニッケル結合機能を有するヒスチジンの
ヘキサマーを結合させて該ポリペプチドに特異的結合能
を与えたもの、またBiotechnol. Bioe
ng.、68、211−217、(2000)において
Kim G.J.らが報告しているような手法により本
発明のポリペプチドを他の機能を有するポリペプチドと
融合させたもの等が挙げられる。
ーゼ活性を有するものであり、ここで、立体選択的アミ
ダーゼ活性とは、化合物中のアミド結合を立体選択的に
加水分解して光学活性なカルボン酸及び/又はカルボン
酸アミドを生産する活性をいう。
ノ酸配列が明らかになったので、後述するように配列番
号1のアミノ酸配列の一部又は全部をコードする塩基配
列を基にして作成したDNAプローブを用いることによ
り、立体選択的アミダーゼ活性を有する任意の微生物か
ら立体選択的アミダーゼ活性を有するポリペプチドをコ
ードするDNAを単離する、あるいはDNA合成装置を
用いて立体選択的アミダーゼ活性を有するポリペプチド
をコードするDNAを合成することにより、それを用い
て分子遺伝学的手法により多量の該ポリペプチドを製造
し、そこから通常の方法により単離することができる。
また、上記DNAを有する微生物、例えばシュードモナ
ス アゾトフォルマンス IAM1603株の培養菌体
より精製することもできる。
IAM1603株は公知の微生物であり、東京大学分子
細胞生物学研究所IAMカルチャーコレクションより入
手可能である。
単離する方法としては、一般的な蛋白質の精製方法が応
用できる。例えば、上記微生物を一般的な微生物用栄養
培地、好ましくは窒素源としてニュートリエントブロス
及び炭素源としてリンゴ酸を含む培地で培養することで
十分に増殖させた後に遠心分離により回収し、超音波破
砕処理やフレンチプレス処理により無細胞抽出液とす
る。この無細胞抽出液から、遠心分離、カラムクロマト
グラフィー、電気泳動、などの操作により蛋白質の物理
化学的な性質の差異を利用して求めるポリペプチドを単
離することができる。より推奨される手法としては、無
細胞抽出液を調製し、イオン交換クロマトグラフィー、
疎水クロマトグラフィー、アフィニティークロマトグラ
フィー、サイズ排除クロマトグラフィー、及び電気泳動
からのゲルの切り出し、等を用いて本願ポリペプチドを
精製できる。別法として、後述するように配列番号2記
載のDNAを適当な発現プロモーターとリボゾーム結合
配列の下流に保有するベクターを組み込んだ組み換え体
生物、好ましくはエシェリヒア コリ(Escheri
chia coli;以下、E.coli)、の培養菌
体から、超音波破砕処理及び遠心分離により無細胞抽出
液を調製し、硫安分画、イオン交換クロマトグラフィ
ー、及び疎水クロマトグラフィーを用いて本願ポリペプ
チドを単離する。
ンスIAM1603株より単離された、配列番号1に記
載のアミノ酸配列を有するポリペプチドの物理学的、及
び酵素学的性質を示す。 1.分子量: 34000(ドデシル硫酸ナトリウム−
ポリアクリルアミドゲル電気泳動、以下SDS−PAG
Eと略記する。)、32000(ゲル濾過) 2.サブユニット構成: モノマー 3.アミダーゼ反応至適pH: pH9 4.アミダーゼ反応至適温度: 45℃ 5.耐熱性:45℃以下で安定である。 6.本ポリペプチドのアミダーゼ活性を完全に阻害する
化合物:フェニルヒドラジン、Zn2+、Ag+、C
d2+、Hg2+。 7.EDTAの影響:反応液に1mMのEDTAを添加
することにより酵素活性が約1.8倍促進される。
(フルオレニルメチルオキシカルボニル法)、tBoc法(t−
ブチルオキシカルボニル法)等の化学合成法によっても
製造することができる。また、桑和貿易(米国Advanced
Chem Tech社製)、パーキンェルマージャバン(米国Perki
n Elmer社製)、アマシャムファルマシアバイオテク(Ame
rsham Pharmacia Biotech社製)、アロカ(米国Protein T
echnology Instrument社製)、クラボウ(米国Synthecell
-Vega社製)、日本パーセプティブ・リミテッド(米国Per
Septive社製)、島津製作所等のペプチド合成機を利用し
て化学合成することもできる。
A又はそのホモログである。上記ポリペプチドをコード
するDNAとしては、例えば、配列番号1に記載される
アミノ酸配列をコードするDNAが挙げられ、その具体
例としては配列番号2で表される塩基配列を含むものが
挙げられる。
のホモログとは、配列番号2で表される塩基配列におい
て1から複数個の塩基が欠失、置換及び/又は付加され
た塩基配列を有し、立体選択的アミダーゼ活性を有する
ポリペプチドをコードするDNA;又は配列番号2で表
される塩基配列を有するDNAとストリンジェントな条
件下でハイブリダイズし、立体選択的アミダーゼ活性を
有するポリペプチドをコードするDNA:が挙げられ
る。
DNAに部位特異的変異導入法(Nucleic Ac
id Res.10,pp.6487(1982)、M
ethodsin Enzymol.100,pp.4
48(1983)、Molecular Clonin
g 2ndEdt., Cold Spring Ha
rbor Laboratory Press(198
9)、PCR A Practical Approa
ch IRL Press pp.200(199
1))等を用いて適宜置換、欠失、挿入及び/または付
加変異を導入することにより当業者であれば得ることが
可能である。
件下でハイブリダイズするDNA」とは、DNAをプロ
ーブとして使用し、コロニーハイブリダイゼーション
法、プラークハイブリダイゼーション法、あるいはサザ
ンブロットハイブリダイゼーション法等を用いることに
より得られるDNAの塩基配列を意味し、例えば、コロ
ニーあるいはプラーク由来のDNAまたは該DNAの断
片を固定化したフィルターを用いて、0.7〜1.0M
のNaCl存在下65℃でハイブリダイゼーションを行
った後、0.1〜2×SSC溶液(1×SSCの組成
は、150mM塩化ナトリウム、15mMクエン酸ナト
リウム)を用い、65℃条件下でフィルターを洗浄する
ことにより同定できるDNA等を挙げることができる。
lar Cloning:A Laboratory
Manual、3rd Ed.(ed. Sambro
okJ. and Russsel D.W.)、Co
ld Spring Harbor Laborato
ry Press、Cold Spring Harb
or、New York、 2001、以後 "モルキュ
ラークローニング第3版" と略す)等に記載されている
方法に準じて行うことができる。
記載の塩基配列を有するDNAと60%以上、好ましく
は70%以上、より好ましくは80%以上、特に好まし
くは90%以上の相同性を有するものが挙げられる。
は、例えば、以下のような方法によって取得することが
できる。まず、立体選択的アミダーゼ活性を有する微生
物から調製してきた染色体DNAを用いて、常法により
プラスミドライブラリー又はファージライブラリーを作
製する。次に、該ポリペプチドの部分アミノ酸配列の情
報を用いて、該ポリペプチドをコードするDNAの部分
断片を取得し、常法によりDNAプローブを作製する。
このDNAプローブで上述染色体DNAライブラリーか
ら本発明のポリペプチドをコードするDNAを特定し、
適当なDNAをサブクローニングすることにより該ポリ
ペプチドをコードするDNAを取得できる。
に係るDNAを取得できる。 1.シュードモナス アゾトフォルマンス IAM16
03から本願のアミダーゼを精製し、該アミダーゼのN
末端及び内部アミノ酸配列の情報を基に、シュードモナ
ス アゾトフォルマンス IAM1603の染色体DN
Aを鋳型としてdegenerate PCR(ポリメ
ラーゼチェインリアクションの略)を行い、求める立体
選択的アミダーゼ活性を有するポリペプチドをコードす
るDNAの部分断片を得る。これを放射性同位元素を含
む核酸により標識し、DNAプローブを作製する。 2.シュードモナス アゾトフォルマンス IAM16
03から染色体DNAを抽出し、適当な制限酵素(例え
ばFbaIなど)で部分分解する。 3.2で得られたDNA断片と、1で作製したDNAプ
ローブを用い、サザンハイブリダイゼーションを行う。 4.3で特定されたDNAを抽出精製し、適当なプラス
ミドベクターに結合し、大腸菌を形質転換する。 5.1で作製したDNAプローブを用いてコロニーハイ
ブリダイゼーションを行い、目的のDNA配列を含むク
ローンのプラスミドを取得する。 6.5で得られたプラスミドを用いて、ベクターに組み
込まれたシュードモナスアゾトフォルマンス IAM1
603由来のDNAの塩基配列を決定する。 7.決定されたDNA塩基配列中に立体選択的アミダー
ゼのアミノ酸配列の読み取り枠を見いだし、上記工程で
得られたDNA断片中に、アミダーゼの全コード領域が
存在することを確認する。
としてのE.coliの取り扱いに必要な一般的な操作
は、当業者間で行われているものであり、例えばモルキ
ュラークローニング第3版に従えば容易に実施できる。
使用する酵素、試薬類も全て市販の製品を用いることが
でき、特に断らない限り製品で指定されている使用条件
に従えば完全にそれらの目的を達成することができる。
特に、上記1.において該菌からの全DNA抽出は、例
えばSaitoら[Biochim. Biophy
s. Acta,72,619−629(1963)]
の方法に準じて行うことができる。また、DNAの標識
化は従来から汎用されている放射性同位元素あるいはジ
ゴキシゲニン、ビオチン、フルオレセイン等の非放射性
化合物のいずれも使用可能であり、Rediprime
TMII random primelabelling
system(アマシャムファルマシアバイオテク
(株)社製)やAlkPhosTM Direct La
belling and Detection Sys
tem(アマシャムファルマシアバイオテク(株)社
製)等を用いれば容易に実施できる。また、上記4.に
おけるベクターとしては、例えばpBluescrip
tSK(−)(Stratagene社製)、等を使用
することができる。さらに、上記6.におけるDNA塩
基配列の決定もモルキュラークローニング第3版等に記
された公知の方法を用いることができる。例えば、Li
−cor DNA Sequencer model
4000L等の機器を付属のマニュアルインストラクシ
ョンに従って使用すれば容易に実施できる。
質転換体 上記の(II)で取得された本発明のポリペプチドをコー
ドするDNAを公知の発現ベクターに挿入することによ
り、立体選択的アミダーゼ発現ベクターが提供される。
また、この発現ベクターで形質転換した組み換え体生物
を培養することにより、立体選択的アミダーゼを取得す
ることができる。
るための形質転換の対象となる宿主細胞としては、宿主
自体が本反応に悪影響を与えない限り特に限定されるこ
とはなく、宿主ベクター系が確立されている細菌、放線
菌、酵母、カビなどの微生物、昆虫細胞、植物細胞、動
物細胞が好適に利用できる。具体的には以下に示すよう
な微生物、及び高等生物細胞を挙げることができる。
us)属、シュードモナス(Pseudomonas)
属、ブレビバクテリウム(Brevibacteriu
m)属、コリネバクテリウム(Corynebacte
rium)属、ロドコッカス(Rhodococcu
s)属、ストレプトマイセス(Streptomyce
s)属、サッカロマイセス(Saccharomyce
s)属、シゾサッカロマイセス(Shizosacch
aromyces)属、ピキア(Pichia)属、キ
ャンディダ(Candida)属、アスペルギルス(A
spergillus)属、蚕、菜種、大豆など。
リヒア属、バチルス属、シュードモナス属、ブレビバク
テリウム属、コリネバクテリウム属、及びロドコッカス
属微生物であり、特に好ましくは、エシェリヒア属、シ
ュードモナス属、ブレビバクテリウム属及びコリネバク
テリウム属微生物である。
製造するには、宿主生物中において安定に存在するベク
ター中に本発明のDNAを導入するか、もしくは、直接
宿主ゲノム中に相同組み換え等の手法により本発明のD
NAを導入して組み換えDNA分子を作成し、その遺伝
情報を転写・翻訳させる必要がある。
合部位(RBS)を本発明のDNA鎖の5’側上流に、
より好ましくは転写終結因子を3’側下流にそれぞれ組
み込むことが好ましい。このプロモーター、RBS及び
転写終結因子としては、宿主として利用する細胞中にお
いて機能することが知られているプロモーター、RBS
及び転写終結因子であれば特に限定されず、これら各種
生物において利用可能なベクター、プロモーター、RB
S、及び転写終結因子に関しては、例えばモルキュラー
クローニング第3版や「微生物学基礎講座8遺伝子工学
・共立出版」などに詳述されている。
E.coliについては、べクターとしてpBR、pU
C系プラスミドが挙げられ、lac(β−ガラクトシダ
ーゼ)、trp(トリプトファンオペロン)、tac、 t
rc、lpp、λファージ PL、PRなどに由来するプ
ロモーターなどが挙げられる。また、転写終結因子とし
ては、trpA由来、ファージ由来、リボゾーマルRN
A由来、及びlpp由来などが挙げられる。このように
E.coliをポリペプチド合成系として用いる場合に
は、目的ポリペプチドは本発明のDNAを含むベクター
の組み換え体E.coliの生育に伴い構成的に、ある
いはイソプロピルチオ−β−D−ガラクトシド(以下I
PTG)などのポリペプチド合成誘導剤の添加により誘
導的に製造される。
体選択的アミダーゼを製造できるほか、E.coliや
小麦胚芽の無細胞蛋白質合成系を用いてin vitr
oでも該アミダーゼを製造することができる。例えば、
E.coliではKigawaら[FEBS Lett
ers、442、15−19(1999)]、小麦胚芽
を用いた該合成系についてはMadinら[Proc.
Natl.Acad.Sci.USA、97、559−
564(2000)]の方法に準じて行うことができ
る。
し、培養物から公知の方法で本発明のアミダーゼを単離
精製することができる。本発明のDNAを有する形質転
換体を培養する方法は、宿主の培養に用いられる通常の
方法に従って行うことができる。本発明の形質転換体が
大腸菌等の原核生物、酵母菌等の真核生物である場合、
これら微生物を培養する培地は、該微生物が資化し得る
炭素源、窒素源、無機塩類等を含有し、形質転換体の培
養を効率的に行える培地であれば天然培地、合成培地の
いずれでもよい。培養は、振盪培養または深部通気撹拌
培養などの好気的条件下で行うことが好ましく、培養温
度は通常15〜40℃であり、培養時間は、通常5時間〜7
日間である。培養中pHは、3.0〜9.0に保持す
る。pHの調整は、無機あるいは有機の酸、アルカリ溶
液、尿素、炭酸カルシウム、アンモニアなどを用いて行
う。また培養中必要に応じて、アンピシリンやテトラサ
イクリン等の抗生物質を培地に添加してもよい。
換体を培養する培地としては、一般に使用されているRP
M11640培地〔The Journal of the American Medical As
sociation,199,519(1967)〕、EagleのMEM培地〔Scienc
e, 122, 501(1952)〕、DMEM培地〔Virology, 8, 396(19
59)〕、199培地〔Proceeding of the Society for theB
iological Medicine, 73, 1(1950)〕またはこれら培地
に牛胎児血清等を添加した培地等が用いられる。培養
は、通常pH6〜8、30〜40℃、5%CO2存在下
等の条件下で1〜7日間行う。また、培養中必要に応じ
て、カナマイシン、ペニシリン等の抗生物質を培地に添
加してもよい。
ーゼを単離精製するには、前述のように、通常のタンパ
ク質の単離、精製法を用いればよい。例えば、本発明の
アミダーゼが、細胞内に溶解状態で発現した場合には、
培養終了後、細胞を遠心分離により回収し水系緩衝液に
懸濁後、超音波破砕機、フレンチプレス、マントンガウ
リンホモゲナイザー、ダイノミル等により細胞を破砕
し、無細胞抽出液を得る。該無細胞抽出液を遠心分離す
ることにより得られた上清から、通常のタンパク質の単
離精製法、即ち、溶媒抽出法、硫安等による塩析法、脱
塩法、有機溶媒による沈殿法、ジエチルアミノエチル(D
EAE)セファロース、DIAION HPA-75(三菱化学社製)等レ
ジンを用いた陰イオン交換クロマトグラフィー法、S-Se
pharose FF(ファルマシア社製)等のレジンを用いた陽イ
オン交換クロマトグラフィー法、ブチルセファロース、
フェニルセファロース等のレジンを用いた疎水性クロマ
トグラフィー法、分子篩を用いたゲルろ過法、アフィニ
ティークロマトグラフィ一法、クロマトフォーカシング
法、等電点電気泳動等の電気泳動法等の手法を単独ある
いは組み合わせて用い、精製標品を得ることができる。
体を形成して発現した場合は、同様に細胞を回収後破砕
し、遠心分離を行うことにより得られた沈殿画分より、
通常の方法により該アミダーゼを回収後、該アミダーゼ
の不溶体をタンパク質変性剤で可溶化する。該可溶化液
を、タンパク質変性剤を含まないあるいはタンパク質変
性剤の濃度がアミダーゼが変性しない程度に希薄な溶液
に希釈、あるいは透析し、該アミダーゼを正常な立体構
造に構成させた後、上記と同様の単離精製法により精製
標品を得ることができる。
性なカルボン酸類及び/またはアミド類の製造 また、本発明は、下記一般式(I)
ルキルチオ基、アリール基及びヘテロアリール基から選
ばれる置換基により置換されていてもよいアルキル基、
又は、Aが結合している炭素原子及び該炭素原子に結合
しているアミノ基と一体となって、含窒素複素環を形成
しうる基であり、Rは、水素原子、置換されていてもよ
いアルキル基又は置換されていてもよいアリール基を示
す。)で表されるカルボン酸アミド類に、本発明のアミ
ダーゼ、ポリペプチド又は形質転換体を作用させること
により、(S)−体のアミド結合を選択的に加水分解さ
せた後、下記一般式(II)
体のカルボン酸類または/及び下記一般式(III)
(R)−体のカルボン酸アミド類を単離することを特徴
とする光学活性なカルボン酸類及び/またはアミド類を
製造する方法にも関する。
基、アルコキシ基、チオール基、アルキルチオ基、アリ
ール基及びヘテロアリール基から選ばれる置換基により
置換されていてもよいアルキル基、又は、Aが結合して
いる炭素原子及び該炭素原子に結合しているアミノ基と
一体となって含窒素複素環を形成する基であり、形成さ
れる含窒素複素環基としては、窒素原子以外のヘテロ原
子が含まれていてもよい。
基、エチル基、プロピル基、1−メチルプロピル基、ブ
チル基、イソブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、
ヒドロキシメチル基、1−ヒドロキシエチル基、2−ヒ
ドロキシエチル基、チオメトキシメチル基、2−(4−
ヒドロキシフェニル)エチル基、2−(3−インドリ
ル)エチル基等の上述の置換基により置換されていても
よい炭素数1〜6のアルキル基が挙げられる。
は5〜7員の含窒素複素環であり、より好ましくは窒素
原子を1又は2個含有し、それ以外のヘテロ原子を含有
しない含窒素複素環基が挙げられる。上記含窒素複素環
基の好ましい具体例としては、ピペリジル基、ピペラジ
ル基、ピラジル基、ピロリジル基が挙げられる。
ない限りにおいて置換基を有していてもよく、上記置換
基の具体例としては、ハロゲン原子、アルキル基、アリ
ール基、水酸基、アミノ基、ニトロ基、カルボン酸基、
アルコキシ基等が挙げられ、このうち好ましくは炭素数
1〜4のアルキル基が挙げられる。
水素原子、置換されていてもよいアルキル基又は置換さ
れていてもよいアリール基を示す。
状のアルキル基が挙げられ、このうち好ましくは炭素数
1〜6のものであり、上記アリール基としてはフェニル
基又はナフチル基が挙げられる。
しては、上記Aの含窒素複素環の置換基として記載した
のと同様の基が挙げられる。
アリール基として好ましい具体例としては、メチル基、
エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イ
ソブチル基、t−ブチル基、シクロヘキシル基、ベンジ
ル基、トリフルオロメチル基、1−ヒドロキシカルボニ
ルエチル基、フェニル基、トリル基、ニトロフェニル基
等が挙げられる。
換基を有していてもよい炭素数1〜4のアルキル基又は
置換基を有するフェニル基であり、より好ましくは水素
原子又は炭素数1〜4のアルキル基及びp−ニトロフェ
ニル基である。
プチドを蓄積している組み換え体生物、組み換え体生物
処理物、本発明のポリペプチドが蓄積した無細胞蛋白質
合成系反応液及び/又はその処理物が酵素触媒として反
応系に添加される。具体的には、上記組み換え体生物を
培養して得られた細胞そのまま、あるいはトルエン、界
面活性剤などの有機化合物による処理、凍結乾燥処理、
物理的破砕処理など公知の手法にて処理した処理物、上
記無細胞蛋白質合成系の反応液、さらには上記組み換え
体生物処理物、及び無細胞蛋白合成反応液から本願の立
体選択的アミダーゼ活性画分を粗精製画分、又は精製物
として取り出して用いることも可能である。さらには、
このようにして得られた組み換え体生物、組み換え体生
物処理物、酵素画分等をポリアクリルアミドゲル、カラ
ギーナンゲル等の担体に固定化したもの等を用いること
も可能である。以下、「高濃度酵素調製物」という用語
を、上記組み換え体生物、無細胞蛋白質合成系反応物、
それらの処理物、酵素画分、及び固定化物の全ての概念
を包含する言葉として用いる。
のカルボン酸アミド類は、基質濃度が高すぎると酵素が
基質阻害を受ける可能性もあるため、通常、0.1mM
−1Mの濃度で、より好ましくは10−100mMの濃
度で反応液に添加する。これらは、反応開始時に一括し
て添加しても良いが、生成物の蓄積濃度を向上させため
に連続的もしくは間欠的に添加することもできる。
と有機溶媒との混合液中で行われ、上記、水性媒体とし
ては、水、あるいは、リン酸カリウム水溶液、トリス−
塩酸水溶液等の緩衝液が挙げられ、また、有機溶媒とし
ては、エタノール、プロパノール等のアルコール類;ア
セトン等のケトン類;テトラヒドロフラン等のエーテル
類;酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類;トルエン
等の芳香族炭化水素類;クロロホルム等のハロゲン化炭
化水素類;n−ヘキサン等脂肪族炭化水素類;ジメチル
スルホキシド等の有機化合物が使用できる。
に進行するが、pH6.0−9.5であることが好まし
く、pH7.0−9.5がより好ましい。この条件を満
たすために、反応中、必要に応じて、希薄な酸またはア
ルカリ溶液を随時添加してpHを希望の範囲に維持する
こともできる。
が、25−45℃で維持することがより好ましい。
A)を反応液に添加することにより、酵素活性を促進す
ることができる。この場合、EDTAは0.001−1
00mM、より好ましくは0.5−10mMの濃度で添
加される。反応液は必要に応じ攪拌混合される。
酸及び/又は残存した(R)体のアミド化合物は、溶媒
抽出、クロマトグラフィー等、通常の分離・精製方法に
より単離することができる。
新規ポリペプチドの製造 さらに本発明は、配列番号2に表される塩基配列を有す
るDNA又はそのDNAホモログと、該DNAと相同性
が50%以上のDNAをin vivoまたはin v
itroでランダムに組換えることにより、アミダーゼ
活性を有する新しい塩基配列のDNAを取得する方法に
関する。
に組み換える方法としては、Nat.Biotechn
ol.、17、333−334(1999)〕におい
て、Cherry J.R.らにより報告された方法が
挙げられる。
ランダムに組み換える方法としては、Proc.Nat
l.Acad.Sci.USA、91、10747−1
0751(1994)において、Stemmer W.
P.C.らが報告した方法、Nat.Biotechn
ol.、16、258−261(1998)において、
Zhao H.らが報告した方法、及びNature、
391、288−291(1998)において、Cra
meri A.らが報告した方法が挙げられ、このうち
Crameri A.らの方法が特には好ましい。
い、加水分解酵素をコードするDNAを数種用いてin
vitroで組み換えを行い、新規な加水分解酵素活
性を有するポリペプチドをコードするDNAを取得する
ことが当業者であれば可能である。また、得られたDN
Aを、本明細書中上記した方法に準じて、好適な発現系
に導入して、コードされるポリペプチドを発現させるこ
とにより、アミダーゼ活性を有する新規なポリペプチド
を製造することが可能である。以下、実施例により本発
明を更に詳しく説明するが、本発明はこれに限定される
ものではなく、その要旨を越えない限り本発明の技術分
野における通常の変更をすることができる。
を下記の組成を有するBM培地25.0リットルに接種
し、30℃で12時間培養し、遠心分離により菌体を取
得した。菌体125gを超音波破砕し、遠心分離により
無細胞抽出液を調製した。
8.0)で平衡化したDEAE−Toyopearl樹
脂(東ソ−(株)社製)に吸着させイオン交換クロマト
グラフィーを行い、その50mMの塩化ナトリウムを含
む溶出画分の立体アミダーゼ活性を有する画分を順次硫
酸アンモニウムを用いたButyl−Toyopear
lカラム(東ソー(株)社製)、Gigapiteカラ
ム(生化学工業社製)、FPLC Superdex2
00(アマシャムファルマシアバイオテク社製)、Mo
noQ(アマシャムファルマシアバイオテク社製)、及
び再度Superdex200(アマシャムファルマシ
アバイオテク社製)を用いてカラムクロマトグラフィー
を行い、そこから得られた活性画分で最終的にグラジエ
ントゲルNPG−520L(アトー(株)社製)を用い
たNative−電気泳動を行い、活性の存在する部分
をゲルから切り出すことにより本発明のポリペプチドを
単離した。該ポリペプチドの分子量を決定するべく、S
DS−PAGE、及びTSKgel G3000SW
(東ソー(株)社製)によるサイズ排除クロマトグラフ
ィーにより決定したところ、それぞれ34000(SD
S−PAGE)、及び32000(サイズ排除クロマト
グラフィー)であり、サブユニット構成はモノマーであ
ると推定された。
ダーゼにより消化し、高速液体クロマトグラフィー条件
A(HPLC)により部分ペプチドを2種類分取した。 HPLC条件A; カラム:TSKgel ODS−120T(東ソー
(株)社製) 溶離液:水/トリフルオロ酢酸/アセトニトリルによる
グラジエント溶出 流量:1.0mL/分 検出:UV210nm吸光度 得られたペプチド断片及び実施例1により精製したポリ
ペプチドのN−末端のアミノ酸配列を、自動エドマン分
解アミノ酸シークエンサー HP G1005A pr
otein Sequencing System(ヒ
ューレットパッカード社製)を用いて分析した。それぞ
れのアミノ酸配列は、配列番号3、4、5で示される。
を上述のBM培地5.0mLに接種し、30℃で12時
間培養した。遠心分離により微生物菌体を取得し、フェ
ノールクロロホルム法を用いて該微生物の染色体DNA
を取得した。実施例2で判明したアミノ酸配列から、配
列番号6−10(AF1、BF1、BR1、CF1、C
R1)のPCRプライマーを設計し、耐熱型DNAポリ
メラーゼ存在下これら5種のプライマーのうち任意の2
種を添加してPCRを行った。本PCRの産物をアガロ
ースゲル電気泳動したところ、プライマーAF1とCR
1を用いた反応液に0.2kbpのDNAが特異的に増
幅されていたので、これをアガロース電気泳動ゲルから
抽出精製した。そのDNAの一部をpT7BlueT−
Vector(Novagen社製)にクローニングし
てLi−corDNA Sequencer mode
l 4000Lを用いて(操作方法は付属のマニュアル
インストラクションに従った)塩基配列を決定した(配
列番号11)。上記Degenerate PCRによ
り増幅した0.2kbpの精製DNAの残りをRedi
primeTMII random prime lab
elling system(アマシャムファルマシア
バイオテク(株)社製)により標識した。
マンス IAM1603 染色体DNAライブラリーの
サザンハイブリダイゼーション 実施例3記載の方法によりシュードモナス アゾトフォ
ルマンス IAM1603の染色体DNAを取得した。
本DNAをFbaIで消化した後、実施例3で作製した
0.2kbpの標識DNAをプローブとして用いてサザ
ンハイブリダイゼーションを行った。手法はモルキュラ
ークローニング第3版に従い、ハイブリダイゼーション
は40%ホルムアミド、2×SSC、0.1%SDSを
含む緩衝液中、42℃で行った。その結果、約2kbp
のDNAバンドが検出され、本DNAをアガロースゲル
から抽出精製し、pBluescriptSK(−)
(Stratagene社製)のBamHI部位に挿入
し、塩化カルシウムを用いた形質転換方法によりE.c
oli JM109株に導入した。
ン及びサブクローニング 実施例4において得られたE.coli JM109の
形質転換株を80μg/mLアンピシリンを含むLB寒
天培地(1Lの水溶液中にBacto Trypton
10.0g、Bacto Yeast Extrac
t 5.0g、塩化ナトリウム 10.0g、寒天1
5.0gを含む)に塗布し、37℃で一晩培養した。生
じたコロニーをニトロセルロース膜HybondTM E
CLTM(アマシャムファルマシアバイオテク(株)社
製)にリフティングし、実施例3で取得したDNAプロ
ーブを用い、40%ホルムアミド、2×SSC、0.1
%SDSを含む緩衝液中、42℃でハイブリダイゼーシ
ョンを行った。ハイブリダイゼーションの結果、陽性の
クローンからプラスミド(pSTB10)を取得し、L
i−cor DNA Sequencer model
4000Lを用いて、塩基配列を決定した(配列番号
12)。
ライマーSTB−FとSTB−R(配列番号13及び1
4)を用いてPCRを行った。得られたPCR反応生成
物を精製し、制限酵素HindIII及びXbaIで消
化し、同様の酵素で消化したpUC19(宝酒造(株)
社製)に連結してpSTB20を作製後、E.coli
JM109に塩化カルシウム法で形質転換した。80
μg/mLアンピシリンを含むLB寒天培地に形質転換
株を塗布し、生育したクローンを取得して、E.col
i JM109(pSTB20)を得た。
STB20)からの立体選択的アミダーゼ活性を有する
ポリペプチドの精製 E.coli JM109(pSTB20)を80μg
/mLアンピシリンを含むLB培地2.5Lで培養後、
遠心分離により約10.0gの菌体を得た。これを10
0mMトリス−塩酸緩衝液(pH8.0)に懸濁し、超
音波破砕及び遠心分離により無細胞抽出液を得た。これ
に硫酸アンモニウムを添加し、50−70%飽和の硫酸
アンモニウム画分を得た。さらにこれを10mMトリス
−塩酸緩衝液(pH8.0)に溶解・透析後、同緩衝液
で平衡化したDEAE−Toyopearlカラムに吸
着させ、0−200mM塩化ナトリウムを含む10mM
トリス−塩酸緩衝液(pH8.0)(直線濃度勾配)で
溶出した。目的の活性を含む画分に30%飽和になるよ
う硫酸アンモニウムを加え、Butyl−Toyope
arlを用いた疎水カラムクロマトグラフィーを行い、
30−0%飽和硫酸アンモニウムの直線濃度勾配法で溶
出した。溶出後、活性を含む画分を選択し、脱塩・濃縮
し精製標品とした。
素学的性質 基質としてL−プロリンアミドを用いて、実施例7で取
得した精製酵素のアミド加水分解反応の至適pH、及び
至適温度、また本酵素の温度耐性や1mM阻害剤の影響
を、加水分解反応により生じるL−プロリンをHPLC
で定量することにより行った。至適温度、温度耐性、及
び阻害剤の影響についての測定は100mMトリス−塩
酸緩衝液(pH8)中で行なった。至適pHの測定はp
Hの異なる各種緩衝液中で行なった。反応は30℃で5
分行い、反応はエタノールの添加により停止し、HPL
Cのサンプルとした。なお、温度耐性を測定するための
熱処理は、各温度において5分のインキュベーションを
行い、30℃に調温後その活性を測定した。また阻害剤
については、酵素を1mM阻害剤存在下で30℃、3分
間インキュベートした後、L−プロリンアミドを添加し
30℃で5分間インキュベーションした後、エタノール
の添加により反応を停止して下記HPLC条件Bを用い
て生成したL−プロリンの定量をした。
((株)住化分析センター社製) カラム温度:30℃ 溶離液:2mMCuSO4 水溶液 流速:1.0mL/分 検出:UV254nm吸光度 その結果を以下の表2及び表3にまとめた。
アニリドに対するKm及びVmaxも同様に100mM
トリス−塩酸緩衝液(pH8.0)中、30℃で測定し
た結果、Km値、Vmax値はそれぞれ0.583m
M、及び80.9U/1mg・ポリペプチドであった
(1Uは本酵素が1分間に1μmoleのL−プロリン
−p−ニトロアニリドを加水分解するのに必要な酵素量
である)。
討した。基質化合物は20mMの濃度で添加し、100
mMトリス−塩酸(pH8.0)中、30℃で酵素反応
し、分析は下記HPLC条件Cで行った。 HPLC条件C; カラム:Smichiral OA−5000、または
OA−5000L((株)住化分析センター社製) カラム温度:30℃ 溶離液:2mM CuSO4水溶液 流速:1.0mL/分 検出:UV254nm吸光度 L−プロリンアミドに対する活性を100として、その
相対活性を以下の表4に示す。
は、L−プロリンアミドまたはL−プロリン−p−ニト
ロアニリドに特に強い活性を示し、その他ピペラジン−
2−カルボキサアミド、L−アラニンアミド、などに弱
い活性を示した。また、N−アルキルアミド化合物に対
しても有意な活性を示した。
いた立体特異的アミド加水分解反応 E.coliJM109(pSTB20)を80μg/
mLのアンピシリン及び0.5mMIPTGを含むLB
培地3.0mLに接種し、37℃で12時間攪拌培養し
た。3000×g、10分の遠心分離により菌体を取得
し、3.0mLの0.9%NaClで懸濁後、再度同様
の遠心分離により菌体を分離した。この菌体を100m
Mトリス−塩酸緩衝液(pH8.0)で懸濁し、3.6
mLの細胞懸濁液を得た。このうち、400μLを40
0μLの40mMラセミ体プロリンアミド、またはラセ
ミ体ピペラジン−2−カルボキサミドを含む100mM
トリス−塩酸緩衝液(pH8.0)と混合後、30℃で
インキュベートした。2時間後、エタノールで反応を停
止し、上記HPLC条件Cにおいて、加水分解により生
成したプロリンまたはピペラジン−2−カルボン酸の光
学純度を測定した。その結果、D−プロリンまたは
(R)−ピペラジン−2−カルボン酸の生成は全く見ら
れず、L−プロリンまたは(S)−ピペラジン−2−カ
ルボキサミドの光学純度はほぼ100%であった。
いた(RS)−N−tert−ブチルピペラジン−2−
カルボキサミドの加水分解反応 E.coliJM109(pSTB20)を80μg/
mLのアンピシリン及び0.5mMIPTGを含むLB
培地で培養し、菌体を遠心分離により得た。これの湿菌
体重量を測定し、200mMのラセミ体−N−tert
−ブチルピペラジン−2−カルボキサミドを含む100
mMトリス−塩酸緩衝液(pH8.0)1.0mLにそ
れぞれ0.28%、1.41%、及び2.83%になる
よう添加し30℃でインキュベートした。一定時間ごと
にサンプリングを行い、エタノールで反応を停止後、上
記HPLC条件Bにより生成したピペラジン−2−カル
ボン酸の定量及び光学純度の測定を行った。結果を図1
に示す。図1の結果から分かるように、生成した(S)
−ピペラジン−2−カルボン酸の光学純度は95.5%
e.e.であった。
ン酸アミド類を立体選択的に加水分解する能力を有する
新規アミダーゼ及びそれをコードするDNAが提供され
る。本発明のアミダーゼを、カルボン酸アミド類に作用
させることにより、医・農薬中間原料として有用なキラ
ルカルボン酸類及び/又はキラルカルボン酸アミド類を
製造することが可能になる。
S)−N−tert−ブチルピペラジン−2−カルボキ
サミドの加水分解反応の測定結果を示す。
Claims (10)
- 【請求項1】 以下の理化学的性質を有する立体選択的
アミダーゼ。 (1)分子量:ドデシル硫酸ナトリウム−ポリアクリル
アミドゲル電気泳動で測定した場合に34000であ
り、ゲル濾過で測定した場合に32000; (2)サブユニット構成:モノマー (3)L−プロリンアミドを基質として用いた時のアミ
ダーゼ反応至適pH:pH9付近 (4)L−プロリンアミドを基質として用い、pH8で
反応を行なった時のアミダーゼ反応至適温度:45℃付
近 (5)pH8における耐熱性:40℃以下で安定である (6)本ポリペプチドのアミダーゼ活性を完全に阻害す
る化合物:フェニルヒドラジン、Zn2+、Ag+、Cd
2+、Hg2+ (7)EDTAの影響:反応液に1mMのEDTAを添
加することにより酵素活性が促進される。 - 【請求項2】 下記の何れかのポリペプチド。 (1)配列番号1で表されるアミノ酸配列を有するポリ
ペプチド; (2)配列番号1で表されるアミノ酸配列において1か
ら複数個のアミノ酸が欠失、置換及び/又は付加された
アミノ酸配列を有し、立体選択的アミダーゼ活性を有す
るポリペプチド;又は (3)配列番号1で表されるアミノ酸配列と70%以上
の相同性を有するアミノ酸配列を有し、立体選択的アミ
ダーゼ活性を有するポリペプチド; - 【請求項3】 請求項2に記載のポリペプチドをコード
するDNA。 - 【請求項4】 下記の何れかのDNA。 (1)配列番号2で表される塩基配列を有するDNA; (2)配列番号2で表される塩基配列において1から複
数個の塩基が欠失、置換及び/又は付加された塩基配列
を有し、立体選択的アミダーゼ活性を有するポリペプチ
ドをコードするDNA;又は (3)配列番号2で表される塩基配列を有するDNAと
ストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、立体選
択的アミダーゼ活性を有するポリペプチドをコードする
DNA: - 【請求項5】 請求項3又は4に記載のDNAを有する
組み換えベクター。 - 【請求項6】 請求項3又は4に記載のDNAあるいは
請求項5記載の組換えベクターを有する形質転換体。 - 【請求項7】 下記一般式(I) 【化1】 (式中、Aは、水酸基、アルコキシ基、チオール基、ア
ルキルチオ基、アリール基及びヘテロアリール基から選
ばれる置換基により置換されていても良いアルキル基又
はAが結合している炭素原子及び該炭素原子に結合して
いるアミノ基と一体となって、含窒素複素環を形成しう
る基であり、Rは、水素原子、置換されていても良いア
ルキル基又は置換されていても良いアリール基を示
す。)で表されるカルボン酸アミド類に、請求項1に記
載のアミダーゼ、請求項2に記載のポリペプチド、又は
請求項6に記載の形質転換体を作用させることにより、
(S)−体のアミド結合を選択的に加水分解させた後、
下記一般式(II) 【化2】 (式中、Aは前記と同義である。)で表される(S)−
体のカルボン酸類または/及び下記一般式(III) 【化3】 (式中、A及びRは前記と同義である。)で表される
(R)−体のカルボン酸アミド類を単離することを含
む、光学活性なカルボン酸類及び/またはアミド類の製
造方法。 - 【請求項8】 Aが、Aが結合している炭素原子及び該
炭素原子に結合しているアミノ基と一体となって含窒素
複素環を形成しうる基である、請求項7に記載の製造方
法。 - 【請求項9】 エチレンジアミン4酢酸の共存下で反応
を行う、請求項7又は8に記載の製造方法。 - 【請求項10】 請求項3又は4に記載されたDNA
と、該DNAと50%以上の相同性を示す1種以上のD
NAとをランダムリコンビネーションすることを特徴と
する、立体選択的アミダーゼ活性を有するポリペプチド
又はそれをコードするDNAの製造方法。
Priority Applications (1)
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