JP2003248405A - クリーニング装置、及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

クリーニング装置、及びこれを備えた画像形成装置

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JP2003248405A JP2002049676A JP2002049676A JP2003248405A JP 2003248405 A JP2003248405 A JP 2003248405A JP 2002049676 A JP2002049676 A JP 2002049676A JP 2002049676 A JP2002049676 A JP 2002049676A JP 2003248405 A JP2003248405 A JP 2003248405A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加振装置のコストダウン、サービスメンテナ
ンス間隔を延ばす。 【解決手段】 加振装置を用いたクリーニング装置で、
感光ドラムの一定耐久枚数、一定回転時間以上は加振装
置の振動を動作させない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、複写
機、ファクシミリ等において像担持体表面を清掃するク
リーニング装置、及びこれを備えた画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリ等の画
像形成装置におけるクリーニング装置において、像担持
体を清掃するクリーニング部材としてクリーニングブレ
ードを有するものが知られている。
【0003】例えば電子写真方式の画像形成装置におい
ては、帯電プロセス、露光プロセス、現像プロセスの各
画像形成プロセスを経て感光ドラム(像担持体)上にト
ナー像を形成し、このトナー像を転写プロセスによって
感光ドラム上から記録材(例えば紙)上に転写される。
この転写プロセスにおいて、感光ドラム上のトナー像を
構成するトナーは、そのすべてが転写されるわけではな
く、少量のトナーが感光ドラム表面に残る。このように
して感光ドラム表面に残ったトナー(以下「残留トナ
ー」という。)は、上述のクリーニングブレードによっ
て除去される。
【0004】図6に示すように、クリーニングブレード
60のエッジ61aを感光ドラム11表面に当接させ、
これにより感光ドラム11表面に付着している残留トナ
ーを掻き取るのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例によると、以下のような問題があった。
【0006】図6に示すように、感光ドラム11に当接
されているクリーニングブレード61のエッジ61a近
傍には、感光ドラム11表面から掻き取った残留トナー
が凝集している。通常、凝集した残留トナーは、ある程
度の大きさでクリーニング装置のクリーニング容器(不
図示)に落下するため問題になることはない。
【0007】ところが、近年の画像形成装置の高速化に
より感光ドラム11の周速度(プロセススピード)が上
昇した影響と環境条件とによっては、凝集した残留トナ
ーが落下せず成長を続け、クリーニングブレード61の
エッジ61aのニップNをすり抜けてしまう現象が発生
することが判明した。問題とは、こうしてすり抜けた残
留トナーは、次の画像形成時に後続の記録材(シート
材)に筋状に転写されるため画像不良となってしまうと
いう問題である。
【0008】クリーニングブレードのクリーニング性向
上の手段としては、特開平6−4014号公報、特開平
11−174922号公報に提案されているように、ク
リーニングブレードに圧電素子による振動を印加する方
法がある。しかし、この方法は、耐久によって劣化する
クリーニングブレードに圧電素子を付けているため、劣
化したクリーニングブレードの交換時に圧電素子も同時
に交換されてしまい、コストアップになる。また、凝集
し、成長した残留トナーを除去するのに十分な振動を与
えるのが難しい等の欠点がある。また、特開平9−16
0455号公報に提案されているような、クリーニング
ブレードに、衝突振動を加える方法は、凝集し、成長し
た残留トナーを除去するのに十分な振動を与えることが
可能かもしれないが、衝突振動が入力されたときのクリ
ーニングブレードの挙動によっては残留トナーのすり抜
けなどの弊害が考えられる。
【0009】また、特開2000−112187号公報
では連続画像形成が所定の枚数以上のときに、所定の枚
数の画像形成ごとに、感光ドラムの回転を一時停止させ
ることにより、クリーニング部材の形状が、感光ドラム
の回転から停止の経過の際にわずかに変化することによ
り、感光ドラムとクリーニング部材とのニップ部の形状
が変化する。これにより、感光ドラムの回転を一旦停止
させることにより、ニップ部の形状が変化し、これによ
り、ニップ部に固着されつつあるトナーをニップ部から
落下させることができる方法も考えられているが、この
方法では軽微の凝集した残留トナーの除去は可能である
が、完全とは言い難い。
【0010】また、プロセススピードが高速である機種
は本来長寿命が要求されるものであるため、長期間均一
に上記の凝集した残留トナーを除去する方法が適正画像
を維持するためにも要求される。また、適正画像を維持
する場合にも、加振手段の交換する際の作業負担及びそ
れに伴うコストアップを防止するため、加振手段の寿命
とクリーニング装置の寿命或いは画像形成装置の寿命と
の調整を図ることが更に有効とされる。
【0011】本発明は、上述事情に鑑みてなされたもの
であり、大きなコストアップを伴なうことなく、像担持
体上のトナー像を良好に除去することのできるクリーニ
ング装置、及びこれを備えた画像形成装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0012】また、本発明では必要最小限の振動を行う
ことでメンテナンス間隔を伸ばすことを目的とするもの
である。さらに加振手段の必要な振動回数が減少するこ
とから、加振手段に必要な耐久性のスペックを下げるこ
とでコストダウンを狙うものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1は帯電手段で一
様に帯電した像担持体の表面上に走査して静電潜像を形
成する静電潜像形成手段と、前記像担持体の表面上に形
成した前記静電潜像をトナー像に現像する現像手段と、
該トナー像を転写材に転写する転写手段と、該転写材上
のトナー像を定着する内部に加熱手段を持つ熱定着手段
と、転写後、像担持体に残る残留トナ−を除去するクリ
−ニング装置にあって、像担持体に当接して残留トナ−
を除去するクリ−ニングブレ−ドと、前記クリーニング
対象物に付着した付着物を除去するためにクリーニング
部材を振動させる加振手段をクリーニング部材とは別体
に設けるクリーニング手段とを有する画像形成装置にお
いて、前記加振手段を所定条件に応じて動作させないも
のである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。なお、各図面において同一
の符号を付したものは、同一の構成又は作用をなすもの
であり、これらについての重複説明は適宜省略した。
【0015】<第1の実施形態> (画像形成装置)図1に、本発明に係る画像形成装置の
一例を示す。同図に示す画像形成装置は、レーザビーム
プリンタであり、同図はその概略構成を示す縦断面であ
る。なお、以下では、本発明に係るクリーニング装置1
7(後述)がクリーニング対象とするクリーニング対象
物が、感光ドラム11である場合を例に説明する。
【0016】同図に示すレーザビームプリンタ(以下
「画像形成装置」という。)は、プリンタ部(画像形成
部)1と、リーダ部(画像読取り部)2とを備えてい
る。
【0017】このうちプリンタ部1には、像担持体とし
てドラム型の電子写真感光体(以下「感光ドラム」とい
う。)11が配設されており、感光ドラム11の周囲に
は、その回転方向(矢印方向)に沿ってほぼ順に、一次
帯電器(一次帯電手段)12、露光装置(露光手段)1
3、現像器(現像手段)14、転写帯電器15、分離帯
電器16、クリーニング装置(クリーニング手段)17
が配設されている。また、記録材(例えば紙)Pの搬送
方向に沿ってその上流側から順に、給紙カセット18
a、18b、給紙ローラ19a、19b、レジストロー
ラ20、搬送ベルト21、定着ローラ22aと加圧ロー
ラ22bとを有する定着器(定着手段)22、そして、
排出ローラ23が配設されている。
【0018】一方、リーダ部2には、プラテンガラス3
1、原稿押圧板32、光源33、反射ミラー34a、3
4b、34c、レンズ35、CCD(光電変換素子)3
6、画像処理部37等が配設されている。
【0019】上述構成の画像形成装置は、プリント部1
において、感光ドラム11が駆動手段(不図示)によっ
て矢印方向に所定のプロセススピード(周速度)、本実
施形態では480mm/secで回転駆動され、その表
面が一次帯電器12によって所定の極性・電位に均一に
帯電される。一方、リーダ部2においては、プラテンガ
ラス31上に載置されて原稿押圧板32によって押圧さ
れた原稿(不図示)は、その画像面(下面)が光源33
によって照射され、その反射光が反射ミラー34a、3
4b、34cによって反射され、さらにレンズ35を透
過してCCD36に入力される。こうしてCCD36に
入力された光は、画像処理部37によって種々の周知の
画像処理が施された後、電気信号38に変換され、画像
情報として、プリンタ部1側の露光装置13に入力され
る。
【0020】露光装置13のレーザスキャナ13aは、
画像情報に応じて変調され、反射ミラー13bを介し
て、上述の露光後の感光ドラム11表面を露光する。こ
の露光により、感光ドラム11表面に静電潜像が形成さ
れる。
【0021】この静電潜像は、現像器14によって現像
される。現像器14には、現像剤(トナー)が収納され
ており、このトナーは、現像スリーブ14aに現像バイ
アスを印加することにより、感光ドラム11表面の静電
潜像に付着されて静電潜像をトナー像として現像する。
【0022】こうして感光ドラム11上に形成されたト
ナー像は記録材Pに転写される。記録材Pは、給紙カセ
ット18a又は給紙カセット18bから給紙ローラ19
a又は給紙ローラ19bによって給紙され、レジストロ
ーラ20によって感光ドラム11上のトナー像とタイミ
ングをあわせるようにして、感光ドラム11と転写帯電
器15との間の転写部に供給される。感光ドラム11上
のトナー像は、転写帯電器15に転写バイアスを印加す
ることで、記録材P上に転写される。
【0023】トナー像転写後の記録材Pは、分離帯電器
16によって感光ドラム11表面から分離され、搬送ベ
ルト21によって定着器22に搬送され、ここで定着ロ
ーラ22a、加圧ローラ22bによって加熱、加圧され
て表面にトナー像が定着された後、排出ローラ23によ
って画像形成装置本体外部に排出される。
【0024】一方、トナー像転写後の感光ドラム11
は、転写時に記録材Pに転写されないで表面に残った残
留トナー(付着物)がクリーニング装置17によって除
去され、次の画像形成に供される。なお、クリーニング
装置17については後に詳述する。
【0025】なお、図1中には、原稿押圧板32の上部
には、プラテンガラス31上に自動的に原稿を供給し、
またプラテンガラス31上から自動的に原稿を排出する
自動原稿送り装置39を二点鎖線で示している。
【0026】(クリーニング装置)次に、図2を参照し
て、本発明に係るクリーニング装置17について詳述す
る。なお、図2は、感光ドラム11の長手方向(軸方
向)に直角な方向の、クリーニング装置17の縦断面図
である。
【0027】クリーニング装置17は、フレーム(第1
のフレーム)41、フレーム(第2のフレーム)42、
クリーニングブレード(クリーニング部材)43、マグ
ネットローラ44、搬送スクリュー45、シート46、
ホルダ47、シャフト48、49、引っ張りばね(付勢
手段)50、そして加振手段51を備えている。
【0028】このうちクリーニングブレード43は、板
状の弾性体によって形成されており、ホルダ47をフレ
ーム41にねじ止めすることにより、フレーム41とホ
ルダ47との間に挟持されるように保持されている。ク
リーニングブレード43は、その1つのエッジ43aを
感光ドラム11表面に当接させている。当接方向は、感
光ドラム11表面の移動方向(矢印方向)に対してカウ
ンタ方向である。フレーム41におけるクリーニングブ
レード43の裏面との接触面41a、及びホルダ47に
おけるクリーニングブレード43の端面との接触面47
aは、高精度に加工され、また高い位置精度で配置され
ている。したがって、クリーニングブレード43は、上
述の接触面41a、47aにその一部を接触させた状態
で、ホルダ47によって挟持することで、感光ドラム1
1に対して高い位置精度が実現できるようになってい
る。クリーニングブレード43を保持しているフレーム
41は、加振手段50も保持している。
【0029】フレーム41は、フレーム42に対してシ
ャフト48を介して揺動自在に取り付けられている。本
実施形態では長手方向に揺動自在の構成であるが、長手
方向に揺動がされない構成にすることも可能である。上
述の引っ張りばね50は、一方の端部がフレーム42の
一部に連結され、また、他方の端部がフレーム41の一
部に取り付けられている。したがって、フレーム41
は、この引っ張りばね50により、シャフト48を中心
にして同図中の反時計回りに付勢されている。これによ
り、クリーニングブレード43のエッジ43aが適度な
押圧力で感光ドラム11表面に当接されている。
【0030】フレーム42は、感光ドラム11から遠い
側において下方に延設され、また下部において感光ドラ
ム11に向かって延設されている。フレーム42のこの
部分によって、上述のマグネットローラ44及び搬送ス
クリュー45が回転自在に支持されている。これらマグ
ネットローラ44、搬送スクリュー45は、駆動手段
(不図示)によって回転駆動されるようになっている。
【0031】マグネットローラ44は、クリーニングブ
レード43の下方に配置されていて、その表面に、クリ
ーニングブレード43によって掻き落とされた残留トナ
ーによるトナー層を形成している。このトナー層の厚さ
の規定はシート46及びシャフト49で行っている。マ
グネットローラ44は、感光ドラム11の長手方向(母
線に沿った方向)にトナー層を接触させることで感光ド
ラム11表面にトナーを再コートする。これは、再コー
トせずに残留トナーをクリーニングブレード43によっ
て掻き落とした場合の弊害、すなわち残留トナーのある
部分とない部分とでクリーニングブレード43と感光ド
ラム11との摩擦力が異なりクリーニングブレード43
に不要なビビリ(細かい振動)が発生するという弊害を
防止するためである。このように残留トナーを感光ドラ
ム11の長手方向に再コートすることでクリーニングブ
レード43と感光ドラム11との摩擦力を長手方向で安
定させることができるため、クリーニングクリーニング
ブレード43のビビリを防止できる。残留トナーは再コ
ートされたトナーとともにクリーニングブレード43に
よって掻き落とされ、マグネットローラ44で回収され
る。
【0032】マグネットローラの回転方向は、図2に示
すようにドラムに対して順方向であることが望ましい
が、ドラムに対して逆方向である場合にも同様の効果を
得ることが可能である。
【0033】シート46はシャフト49に当接されてい
る。シート46は、マグネットローラ44に回収され、
トナー層を形成するのに余分な残留トナーを搬送スクリ
ュー45へ送る機能がある。搬送スクリュー5は残留ト
ナーを図示しないトナー回収容器へ搬送する。
【0034】(加振手段)図4に、本実施の形態の加振
手段51の構成を示す。
【0035】加振手段51は、モータ52と、その出力
軸52aに取り付けられた錘53と、ケース54とを備
えている。モータ52は、制御回路(不図示)と接続さ
れた状態で、上述のケース54内に収納され、固定され
ている。さらに、内側にモータ52が固定されたケース
54は、図1に示すように、フレーム41に固定されて
いる。錘32は、その重心が出力軸52aに対して一方
に偏った状態で固定されているため、制御回路によって
モータ52の出力軸52aが回転駆動されると、モータ
52から振動が発生する。この振動がケース54、フレ
ーム41に伝播し、さらにクリーニングブレード43に
伝播する。ケース54は、モータ52にトナーが進入す
るのを防止する機能、及びモータ52を拘束することで
フレーム41へ振動を効率的に伝播する機能がある。
【0036】上述構成の加振手段51は、クリーニング
ブレード43に対して凝集塊を除去するのに十分な振動
を与えることができる構成であれば、上述構成に限定さ
れるものではない。
【0037】また、加振手段51は、クリーニング装置
17のフレーム41の長手方向の中央に1個配置しても
効果があるが、この場合には、クリーニングブレード4
3の端部まで有効に振動を伝播するには大きな振動が必
要になる。このため、図5に示すように、加振手段51
をフレーム41の長手方向の両端部に配置するなど、複
数配置することで比較的小さな振動でクリーニングブレ
ード43にムラなく振動を伝播させることが可能にな
る。この場合には、加振手段51は、フレーム41の長
手方向の中心Aを基準に両端側に振り分けた位置に配置
してクリーニングブレード43の感光ドラム11への当
接圧のバラツキが小さくなるようにすることが望まし
い。
【0038】(ブレードエッジ部)図3(a)、
(b)、(c)、(d)に、本実施の形態における感光
ドラム11表面とクリーニングブレード43のエッジ4
3aとの当接部(ニップ)Nの拡大図を示す。
【0039】感光ドラム11に当接しているクリーニン
グブレード43のエッジ43aには、図3(a)に示す
ように、感光ドラム11表面から掻き取った残留トナー
が凝集している。図3(b)に示すように、凝集した残
留トナーが成長し続けると、クリーニングブレード43
のエッジ43aと感光ドラム11表面との間のニップN
をすり抜けて、このトナーが記録材Pに付着して画像不
良となるおそれがある。このため、成長し凝集塊となっ
た残留トナーをエッジ43aから除去することが必要と
なる。
【0040】そこで、加振手段51(図1参照)を動作
させてフレーム41を介してクリーニングブレード43
に振動を伝播させることにより(図3(c))、クリー
ニングブレード43のエッジ43aから、画像不良が発
生する前に残留トナーの凝集塊を除去するようにしてい
る(図3(d))。
【0041】そこで、本実施形態では加振手段51の動
作タイミングを以下に示す。
【0042】(シーケンス)以下、加振手段51が動作
するタイミングについて説明する。
【0043】朝一に電源を投入すると、朝一の場合は定
着器の温度が所定の温度に達していないため、定着器の
温度が所定の温度に達するため、まず不図示の定着ロー
ラ及び加圧ローラを停止状態で加熱し、その後両ローラ
を空回転させるのが通例である。両ローラを空回転させ
る際には感光ドラム11も同時に回転させることも通例
である。
【0044】この構成にて加振手段51を動作させるタ
イミングは感光ドラム11の停止後にすることがタイミ
ングを取りやすい点で有効である。もちろん感光ドラム
11が回転を行う前に加振手段51を動作させることに
よる効果等に関してはかわることはない。
【0045】図6にタイミングチャートを示す。
【0046】ドラムが回転中にドラムを停止させるドラ
ム信号が発せられた後に、ドラムモータへの通電がスト
ップする。そのため、感光ドラム11は停止することに
なるが、感光ドラム11の慣性による回転が残存するた
め、A秒後に停止することになる。なお、Aの値だが、
その値は感光ドラム11のトルク、プロセススピード等
の影響を受けるために一概には言えないが、約0.5秒
〜2秒前後である。もちろんそれ以外の値を採用するこ
とは何ら効果等に影響を及ぼすことはなく、可能であ
る。
【0047】従って、上記の感光ドラム11の慣性によ
る回転を考慮して、ドラム信号がONからOFFになっ
た時間からB秒後に加振手段51の動作を行うことによ
り感光ドラム11の停止時に加振手段51の動作が可能
になる。
【0048】C秒は加振手段51の動作時間であり、そ
の値は任意である。本実施形態では0.7秒動作させる
こととする。
【0049】ここで、B秒の値は、例えば(A秒+0.
1〜1秒前後)とすることができる。ここで、0.1秒
〜1秒のどの値をとるかは機種により異なり、もちろん
それ以上の値を採用することは何ら効果等に影響を及ぼ
すことはなく、可能である。
【0050】なお、上述のクリーニングブレード43
は、長期使用に伴なう摩耗により、クリーニング性能が
次第に低下していく。したがって適宜な時期に交換が必
要となる。このときでも、上述のような本実施の形態の
構成であれば、ホルダ47を外すだけで簡単にクリーニ
ングブレード43のみを交換することができ、交換に要
する部品代、及び交換工数を最小限に抑えられることに
加えて、フレーム41の接触面41aの面精度によって
クリーニングブレード43の取り付け面精度を保証でき
るため、安定性が増すように工夫されている。加振手段
51による振動入力時のクリーニングブレード43の挙
動の再現性も増すためにも取り付けの状態が安定してい
ることは重要である。
【0051】(感光ドラムの表面粗さ、摩擦係数の経時
変化)本実施形態の感光ドラム11はa−Si感光体を
用いている。この感光ドラム11の表面粗さはAFM
(Atomic Force Microscope)
を用いて測定が可能である。
【0052】図7は画像形成数と感光体表面のRaの実
測値を示した図である。
【0053】感光ドラム11を新品からスタートした場
合本発明の加振手段51の振動を行わないと画像形成が
250K以内にクリーニング不良が発生する。
【0054】一方画像形成を約250K以降の感光ドラ
ム11についてはクリーニング不良は発生しない。
【0055】この理由は以下のように説明される。初期
の感光ドラム11表面はRaが30nm程度と大きい
(摩擦係数が小さい)ことから感光ドラム11回転中の
クリーニングブレード43の自己振動が少なく凝集塊が
形成されやすいが、画像形成数に従って感光ドラム11
の磨耗により表面粗さが低下し250Kを超えるとRa
が15nm程度と小さくなり(摩擦係数が大きくな
り)、スティックスリップを発生させることから振動が
大きくその結果凝集塊が発生しにくい。さらに感光ドラ
ム11の表面にはトナー成分である有機物が数10〜1
00nm程度薄くコーティングされ摩擦係数を増大させ
る。このため感光ドラム11の回転中のクリーニングブ
レード43の自己振動が大きくなり、凝集塊が形成され
にくくなる。このようなメカニズムにより画像形成数が
250K以上では加振手段によって振動を行わなくても
クリーニング不良が発生しない現象が説明される。
【0056】(画像形成数カウント)次に本実施形態に
おける画像形成数の累計をカウントする方法について説
明する。
【0057】本実施形態では感光ドラム11を新品でス
タートしてから画像形成数が累計300Kまでは上記説
明のように加振手段51の振動動作を行い、300K以
後は加振手段51の振動動作を行わないものである。
【0058】本実施形態ではカウント手段にソフト上の
カウンターで処理を行うものである。本体の工場モード
やサービスモード中に感光ドラムカウンターの項目を設
け、以下のように画像形成サイズに合わせてカウント数
を予め定めておき、逐次累計を記憶手段に記憶する。 A4、LTR 1 A3、LGR 2 それ以外 1 具体的なカウント設定方法は、工場出荷前に工場モード
中の感光ドラムカウンターをリセットする。市場でサー
ビスマンが感光ドラムを交換する場合にはサービスモー
ド中の感光ドラムカウンターをリセットする。
【0059】<実施の形態2>次に本発明の他の実施形
態を示す。
【0060】本実施形態では新品感光ドラム11のスタ
ートからの累積回転時間が一定値以上であれば加振手段
51の振動動作を行わないというものである。
【0061】装置構成その他は基本的に第1実施形態と
同様である。
【0062】カウント手段は第1の実施形態で用いたソ
フト上のカウンタにおいて、感光ドラムの回転時間を累
積することで行う。
【0063】カウント設定は第1の実施形態と同様に工
場出荷時や感光ドラム交換時に行うことが考えられる。
【0064】本実施形態では感光ドラムの初期からの回
転数を記録することから第1の実施形態に比べより正確
に感光ドラムの磨耗状態、表面粗さの推定を行うことが
可能である。とくにフィニッシャ、トリマー等のアプリ
ケーションと組み合わせて画像形成装置使用する場合、
画像形成モードによっては画像形成数と感光ドラムの回
転時間の対応がとれない場合が多く、このような場合に
本実施形態が有効である。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るクリ
ーニング装置によれば、加振手段によってクリーニング
部材を振動させることにより、クリーニング対象物とク
リーニング部材との当接部近傍に凝集した付着物を振り
落とすことができるので、付着物がクリーニング部材を
すり抜けるといったクリーニング不良を防止することが
できる。
【0066】また、感光ドラムの履歴に応じて加振手段
の振動動作を行わないことから、加振手段の耐久性に関
するスペックを下げることが可能になり、コストダウン
やメンテナンス間隔を伸ばすことが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の概略構成を示す縦
断面図である。
【図2】本発明に係るクリーニング装置の概略構成を示
す縦断面図である。
【図3】(a)〜(d)は、クリーニングブレードのエ
ッジの近傍に凝集したトナーを振動によって除去するよ
うすを説明する拡大図である。
【図4】加振手段を構成するモータ及びケースの斜視図
である。
【図5】フレームに2個の加振手段を取り付けた状態を
示す斜視図である。
【図6】実施形態1における加振手段51の動作シーケ
ンスである。
【図7】実施形態1における感光体のRaの画像形成枚
数による推移を示す図である。
【符号の説明】
11 クリーニング対象物(感光ドラム) 17 クリーニング手段(クリーニング装置) 41 第1のフレーム(フレーム) 42 第2のフレーム(フレーム) 43 クリーニング部材(クリーニングブレード) 50 付勢手段(引っ張りばね) 51 加振手段 52 モータ 52a モータの出力軸 53 錘 N 当接部(ニップ) P 記録材(シート材)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電手段で一様に帯電した像担持体の表
    面上に走査して静電潜像を形成する静電潜像形成手段
    と、前記像担持体の表面上に形成した前記静電潜像をト
    ナー像に現像する現像手段と、該トナー像を転写材に転
    写する転写手段と、該転写材上のトナー像を定着する内
    部に加熱手段を持つ熱定着手段と、転写後、像担持体上
    の転写残留トナ−を除去するクリ−ニング装置におい
    て、像担持体に当接して残留トナ−を除去するクリーニ
    ング対象物と前記クリーニング対象部と別体に設けられ
    た前記クリーニング対象物に付着した付着物を除去する
    ためにクリーニング部材を振動させる加振手段を有し、
    前記クリーニング部材を振動させる加振手段が前記像担
    持体の停止時に動作する画像形成装置において、前記加
    振手段を所定条件に応じて動作させないことを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】 該所定条件は、像担持体の駆動時間であ
    ることを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 該駆動時間は像担持体初期からの累積駆
    動時間であることを特徴とする請求項2の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 該所定条件は、画像形成数であることを
    特徴とする請求項1の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 該画像形成数は像担持体初期からの累積
    数とすることを特徴とする請求項4の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 工場モード又はサービスモード又はユー
    ザモードで該所定条件を変更可能である請求項2から5
    までの画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012159833A (ja) * 2011-01-12 2012-08-23 Canon Inc 画像形成装置

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