JP2003247685A - 油圧導管接続用カップリング - Google Patents

油圧導管接続用カップリング

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JP2003247685A
JP2003247685A JP2003037024A JP2003037024A JP2003247685A JP 2003247685 A JP2003247685 A JP 2003247685A JP 2003037024 A JP2003037024 A JP 2003037024A JP 2003037024 A JP2003037024 A JP 2003037024A JP 2003247685 A JP2003247685 A JP 2003247685A
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易に組み立てられることができ、錠止要素
が固定して保持され長い寿命を有する、油圧導管接続用
カップリングを提供する。 【解決手段】 本発明に係る油圧導管を接続するための
カップリングは、第１カップリング要素１、容器３に挿
入可能な第２カップリング要素２、および環状溝９に配
置され第１の長手方向端１１において環状溝９に保持さ
れ錠止位置と解放位置との間で枢動されることができ、
カップリング要素の結合された状態において、第２カッ
プリング要素２を容器３に挿入することによって、各錠
止要素１０が錠止位置から解放位置に移動され、カップ
リングが錠止位置と解放位置との間で第２カップリング
要素２上で移動可能であり、錠止要素１０をそれぞれ、
第２軸方向端で環状溝９内に保持する非錠止スリーブ２
８を含み、非錠止スリーブ２８を錠止位置から解放位置
に動かすことにより、錠止要素１０が錠止位置から解放
位置に移動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧導管の接続の
ための油圧導管接続用カップリングに関する。
【０００２】
【従来の技術】雌カップリングおよび雄カップリングを
有する油圧導管用カップリングは知られており（例え
ば、特許文献１参照）、雄カップリングが容器の開口を
通して挿入される容器を有する雌カップリングを備えた
カップリングも知られている（例えば、特許文献２参
照）。
【０００３】特許文献１の技術において、雌カップリン
グは、雄カップリングが容器の開口を通して挿入され得
る容器を有している。開口内には多数の錠止要素がそれ
に挿入される内周溝が設けられている。環状の部分の形
の錠止要素は、内周溝の周部のまわりに分布して配置さ
れかつ互いに周方向に支持され、その結果それらは内周
溝内に保持されている。錠止要素は、弾性のＯ−リング
によって、開口から間隔が置かれた、内周溝の端部にお
いて内側に向かって弾力的に作用され、その結果これら
はともに錠止位置において、円錐内周面を形成し、かつ
内周溝から内側へ部分的に突出する。
【０００４】雄カップリングはその端部に、それらが錠
止位置から外側に向かって解放位置に枢動される方法に
おいて錠止要素の内面と相互に作用する移動面を有して
いる。この位置において錠止要素は内周溝内に完全に配
置され、その結果雄カップリングが挿入されることがで
きる。雄カップリングは、さらに、雄カップリングが容
器内に十分に挿入されるとすぐに、錠止要素がその中に
弾性のＯ−リングによって押し込められる外周溝を有し
ている。雄カップリングのこの位置において錠止要素は
一方側で内周溝の支持面上にかつ他方側で外周溝の錠止
面上に軸方向に支持され、その結果雄カップリングは脱
退に対して維持される。
【０００５】雄カップリングの外周溝内に、外周溝より
狭い、プラスチックから作られるリングが設けられる。
雄カップリングが容器内にさらに挿入されるならば、錠
止要素はプラスチックリングの外周面上で摺動しかつそ
れゆえ解放位置に動かされる。錠止要素とプラスチック
から作られたリングとの間の摩擦力がプラスチックから
作られたリングと雄カップリングとの間の摩擦力より高
いならば、プラスチックから作られたリングは、雄カッ
プリングを脱退するとき、プラスチックリングが外周溝
の錠止面に当接するまで、外周溝内で滑動する。プラス
チックから作られたリングの外径はその端部で少なくと
も雄カップリングの外径と同じ大きさであり、その結果
雄カップリングをさらに引っ張り出すとき、錠止要素は
雄カップリングの外周面上にプラスチックリングから滑
動し、かつ雄カップリングは完全に引っ張り出される。
【０００６】特許文献２の技術において、円環（サーク
リップ）が容器の内周面に位置し、かつこれから半径方
向に内側にその断面の１部分により突出する。雄カップ
リングはその端部で移動面を有し、それによって円環は
容器内への雄カップリングの挿入の間中内周溝に半径方
向により深く押され、その結果雄カップリングが挿入さ
れることができる。雄カップリングは、円環が雄カップ
リングのさらに挿入後その中に入る、外周溝を有してい
る。この位置において円環は一方側で外周溝の錠止面上
で軸方向にかつ他方側で内周溝の錠止面上に支持され
る。
【０００７】容器の開口から出発して、環状ギャップが
雌カップリングと雄カップリングとの間に形成され、そ
れによって非錠止スリーブが外側から容器内に挿入され
る。容器への非錠止スリーブの軸方向の移動によって、
円環は外周溝の円錐錠止面に沿って軸方向に動かされ、
かつそれゆえ広げられかつ外周溝から半径方向に押し出
され、その結果雄カップリングは再び容器から除去され
得る。
【０００８】
【特許文献１】国際公開第９６３５９０６号明細書
【特許文献２】独国特許出願公開第１９９３２３０７号
明細書
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】特許文献１に記載され
たカップリングの欠点は、錠止要素を緩めるとき、残り
の錠止要素は、それらが互いに支持することができない
ので、もはや内周面に保持されないということである。
さらに、個々の錠止要素の組み立ては、それらが互いに
支持されるように取り付けられねばならないので、困難
である。さらに、プラスチックから作られたリングは結
合過程の間中高い機械的負荷によって負荷され、その結
果プラスチックリングの外径は、雄カップリングの外径
より小さくなるまで磨耗によって減少され得る。このた
め脱退の間中雄カップリングの妨害が発生される。
【００１０】特許文献２に記載されたカップリングは、
外周溝の錠止面が長手方向軸線に向かってできるだけ急
勾配に形成される、すなわち、円錐錠止面が取り囲む角
度が、外周溝の錠止面と内周溝の錠止面との間の円環の
考え得る最良の軸方向の支持を保証するために、高い力
が、外周溝から円環を押し出すのに必要である。さら
に、円環が不規則に広げられ、かつそれゆえ、１つの位
置で切断されるため、丸く広げられず、その結果円環の
端部が錠止面間で錠止し得るという危険がある。
【００１１】本発明の目的は、容易に組み立てられるこ
とができかつそのさい錠止要素が固定して保持されかつ
長い寿命を有する、２つのカップリング要素および油圧
導管を接続するための錠止要素を備えたカップリングを
提供することにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】この目的は、本発明によ
れば、油圧導管を接続するための油圧導管接続用カップ
リングにおいて、長手方向軸線のまわりに周部に配置さ
れる第１錠止面を形成する第１カップリング要素、前記
第１カップリング要素に結合されることができ、かつ第
２錠止面を形成する、環状溝を有する第２カップリング
要素、前記第２カップリング要素の前記環状溝に配置さ
れ、それぞれ、保持手段が前記環状溝内の第１長手方向
端部上に錠止要素を保持して係合する前記第１長手方向
端部を有し、錠止位置と解放位置との間で半径方向に枢
動されることができ、そのさい前記錠止要素が前記錠止
位置を占めるために作用され、さらに、前記第２カップ
リング要素を前記第１カップリング要素と結合すること
により、各錠止要素が前記錠止位置から前記解放位置へ
動かされることができるように前記第１カップリング要
素と相互に作用する当接面を有し、かつ一方側で前記カ
ップリング要素の結合された状態において前記第１錠止
面上に軸方向に支持されかつ他の側で前記第２錠止面上
に支持され、そのさい前記第１錠止面と前記第２錠止面
が互いに向かい合っている、環状部分の形の複数の錠止
要素、ならびに、錠止位置と解放位置との間で前記第２
カップリング要素に対して軸方向に移動可能であり、そ
のさい非錠止スリーブが、この非錠止スリーブを前記錠
止位置から前記解放位置に動かすことにより、前記錠止
要素が前記錠止位置から前記解放位置に動かされ得るよ
うに前記錠止要素の移動面と相互に作用し、そして前記
環状溝内の前記第１長手方向端部から軸方向に間隔が置
かれる第２長手方向端部上に、それぞれ、前記錠止要素
を保持する非錠止スリーブ、を含んでいる油圧導管接続
用カップリングによって解決される。
【００１３】錠止要素の第１の長手方向端部に係合す
る、保持手段のため、錠止要素が失われ得ないことが保
証される。
【００１４】錠止要素を外側から容易に組み立てること
ができるように、第１カップリング要素が雌カップリン
グの形で示されかつ前記第１錠止面がそれに形成されか
つ開口を有する容器を有し、そして第２カップリング要
素が雄カップリングの形で示されかつ前記第１カップリ
ング要素の前記容器に前記開口を通して長手方向軸線の
方向に挿入され得ることが設けられる。
【００１５】雌カップリングの形の第１カップリング要
素は、油圧導管、例えば、油圧ホースに接続され得る、
別個の構成要素として設けられることができる。第１カ
ップリング要素は、しかしながら、また、弁ブロックの
一体の構成要素として、すなわち、それと一体に形成さ
れることができる。
【００１６】本発明に係る第１の実施の形態において、
環状溝内に保持され、かつ錠止要素の周りに予備負荷が
かけられて配置される、弾性リングによって示される保
持手段が設けられている。
【００１７】好ましくは、錠止要素は、前記錠止位置と
前記解放位置との間の、或る距離で長手方向軸線に交差
する枢軸のまわりにそれぞれ枢動可能に保持され、その
さい前記錠止要素は、それぞれ、支点部分を有してい
る。弾性リングは、錠止要素の支点部分の周りに配置さ
れる。それゆえ、リングは２つの機能を有している。一
方側で、リングは環状溝内に錠止要素を保持しそして他
の側で、予備負荷によってそれらの錠止位置を占めるよ
うに錠止要素に作用し、それによりリングは錠止要素の
支点部分上に位置する。
【００１８】錠止要素を環状溝内に保持する、保持手段
は、予備負荷によって錠止要素のまわりに配置されかつ
それらを環状溝内に保持する弾性リングによって示され
ることができる。
【００１９】一定の半径方向の力が錠止要素に作用する
のを保証するために、Ｏ−リングが弾性リングとして使
用され得る。さらに、リングまたは同様に弾性の環状要
素として形成される螺旋ばねの円環の使用が可能であ
る。
【００２０】本発明の第２の実施の形態において、錠止
要素の第１長手方向端部がそこに係合する、環状溝のア
ンダーカットによって示される保持手段が設けられる。
錠止要素は前記アンダーカット内に枢動可能に保持さ
れ、そのさい前記環状溝内に前記錠止要素がそれらの錠
止位置を占めるように作用する弾性リングが配置され
る。
【００２１】簡単な手段によって外側からカップリング
を解放するために、第１カップリング要素と第２カップ
リング要素との間の前記第１カップリング要素の開口か
ら開始している前記２つのカップリング要素の結合され
た状態において、環状溝が形成され、それを非錠止スリ
ーブが貫通しかつ容器から突出する。
【００２２】非錠止スリーブがそれに沿って軸方向に移
動可能である通路は、錠止位置において非錠止スリーブ
が第２のカップリング要素の肩部にまたは第２のカップ
リング要素の周部溝内に載置する固定リング上に軸方向
に支持されるように制限されることができる。
【００２３】工具、例えば、ネジ回しまたは特別に適合
させられたレバーにより非錠止スリーブを動かすことが
できるように、工具用係合手段を有する非錠止スリーブ
が設けられる。
【００２４】さらに、本発明の目的は、油圧導管を接続
するための油圧導管接続用カップリングにおいて、第１
錠止面が前記長手方向軸線のまわりの周部に配置されか
つ開口を有する容器を有する、カップリングスリーブの
形の第１カップリング要素、第２錠止面を形成する、環
状溝を有し、そして、前記第１カップリング要素の前記
容器に前記開口を通して前記長手方向軸線の方向に挿入
され得る、雄カップリングコネクタの形の第２カップリ
ング要素、前記第２カップリング要素の前記環状溝に配
置され、それぞれ、保持手段が前記環状溝で第１長手方
向端部において前記錠止要素を保持して係合する前記第
１長手方向端部を有し、錠止位置と解放位置との間で半
径方向に枢動されることができ、そのさい前記錠止要素
が前記錠止位置を占めるために作用され、さらに、前記
第２カップリング要素を前記容器に挿入することによ
り、各錠止要素が前記錠止位置から前記解放位置へ動か
されることができるように前記第１カップリング要素と
相互に作用する当接面を有し、かつ一方側で前記カップ
リング要素の結合された状態において前記第１錠止面上
に軸方向に支持されかつ他の側で前記第２錠止面上に軸
方向に支持される、環状部分の形の複数の錠止要素、を
含む、油圧導管接続用カップリングによって解決され
る。
【００２５】
【発明の実施の形態】好適な実施の形態を図面によって
以下でより詳細に説明する。図１は雌カップリングの形
の第１カップリング要素１および雄カップリングの形の
第２カップリング要素２を有する本発明による油圧導管
接続用カップリングを示している。第１カップリング要
素１は、第２カップリング要素２が開口５を通って長手
方向軸線４の方向に挿入される、容器３を有している。
第１カップリング要素１は第１の軸方向孔６を有しそし
て第２カップリング要素２は第２の軸方向孔７を有して
おり、それらはそれぞれ、油圧導管に接続される。
【００２６】第２カップリング要素２は、環状溝９が設
けられる、外周面８を有している。カップリング要素
１，２の結合された状態において、環状溝９は第１カッ
プリング要素１の容器３内に配置される。環状溝９内に
は環状部分の形の複数の錠止要素１０が配置される。錠
止要素１０は、それぞれ、第１の長手方向端１１ならび
に第２の長手方向端１２を有し、そのさい第２の長手方
向端１２は、カップリング要素１，２の結合された状態
において、容器３内により深く配置される錠止要素の長
手方向端である。
【００２７】環状溝９の基部面１３は長手方向軸線４に
対して同軸に形成されかつ筒状であるが、錠止要素１０
は、それぞれ、互いに直角に配置される、第１の内面１
４および第２の内面１５を有している。第１の内面１４
は、第２の長手方向端１２を形成する、支点部分１６に
よって示される。
【００２８】第１の内面１４と第２の内面１５との間に
は縁部１７が形成され、この縁部を通って枢軸が延び、
この枢軸のまわりに錠止要素１０が環状溝９内にかつそ
の基部面１３上に枢動可能に配置される。枢軸１８は、
或る距離において長手方向軸線４を横断するように配置
される。
【００２９】錠止要素１０は、さらに、それぞれ、支点
部分１６が形成されかつ第２の内面１５から離れて向か
い合っている凹所１９を有している。この凹所１９内
に、すべての錠止要素１０を取り囲む、Ｏ−リング２０
の形の弾性リングが受容される。Ｏ−リング２０は予備
負荷により取り付けられ、その結果錠止要素１０は、錠
止位置である第１の傾斜位置を占めるように押圧され
る。この傾斜位置において第１の内面１４は基部面１３
に当接する。解放位置である第２の傾斜位置において、
第２の内面１５が基部面１３に当接する。
【００３０】錠止要素１０の錠止位置において、これら
の錠止要素は第１のカップリング要素１の外周面８を超
えて環状溝９から突出する。第２のカップリング要素２
の容器３に第１のカップリング要素１を挿入するとき、
第２のカップリング要素２は、錠止要素が解放位置に動
かされるように錠止要素１０の当接面２１と相互に作用
する。この間中、開口５の縁部２２は錠止要素１０の当
接面２１に当接しかつその上を滑動し、その結果錠止要
素１０は環状溝９へ押し込まれる。
【００３１】容器３内には内周溝２３が設けられ、この
内周溝２３は長手方向軸線４のまわりに延びている第１
の錠止面２４を形成する。錠止要素１０の錠止位置にお
いて第１の支持面２５を有する錠止要素１０は第１の錠
止面２４上に載置している。この間中、第１の錠止面２
４は開口５から離れて向かい合いそして第１の支持面２
５は第１の錠止面２４に向かい合っている。錠止要素１
０はさらに第２の支持面２６を形成し、この第２の支持
面２６は第１の支持面２５から離れて向かい合っており
かつ環状溝９によって形成される、第２の錠止面２７上
に支持されている。それゆえ、カップリング要素１，２
の結合された状態において、第２のカップリング要素２
は第１のカップリング要素１の容器３からの脱退に対し
て保持される。
【００３２】第２のカップリング要素２上で、非錠止ス
リーブ２８は錠止位置（図２）と解放位置（図１）との
間で軸方向に、移動可能に案内される。錠止位置におい
て、非錠止スリーブ２８は、第２のカップリング要素２
の溝３０内に載置する、固定リング２９上に軸方向に支
持される。固定リング２９は、また、第２のカップリン
グ要素２の外周面８の肩部によって置き換えられ得る。
非錠止スリーブ２８は、第１のカップリング要素１と第
２のカップリング要素２との間に形成される、環状ギャ
ップ３１に外側から挿入される。非錠止スリーブ２８は
環状溝９を部分的に被覆しかつそれぞれ、第２の長手方
向端１２により錠止要素１０に当接し、その結果一方側
で錠止要素はＯ−リング２０によって保持されかつ他方
側で環状溝９内に固定して非錠止スリーブ２８によって
保持される。
【００３３】非錠止スリーブ２８を錠止位置からその解
放位置へ移動することによって、非錠止スリーブ２８
は、第２の支持面２６から離れて向かい合っている移動
面３２上で滑動する。この間中、移動面３２は、それぞ
れの錠止要素１０がＯ−リング２０のばね力に抗して、
錠止要素１０を枢動する解放位置に移動されるように非
錠止スリーブ２８と相互に作用する。錠止要素１０の解
放位置において、錠止要素は容器３の第１の錠止面２４
上にもはや支持されず、その結果第２のカップリング要
素２は容器３から脱退され得る。
【００３４】錠止位置から解放位置への非錠止スリーブ
２８の移動を容易にするために、非錠止スリーブはフラ
ンジ部分の形において工具用係合手段３３を有してい
る。それゆえ、非錠止スリーブ２８は、例えば、ネジ回
しまたは特別に適合させられたレバーによって移動され
ることができる。
【００３５】カップリング要素１，２の結合された状態
において容器３内に配置される、第２のカップリング要
素２の環状溝９と端面３４との間に、さらに他の周部溝
３５が第２のカップリング要素２の外周面８上に設けら
れ、その中に容器３の内周面３７に密封して当接する密
封リング３６が位置している。
【００３６】第１カップリング要素１は、さらに、ネジ
付き部分３８を有し、それによって第１のカップリング
要素が油圧導管に接続されることができる。第２のカッ
プリング要素は、また油圧導管に接続可能である接続部
分３９を有している。
【００３７】図３および図４は図１および図２による錠
止要素１０の正面図を示し、そのさい図３はそれらの解
放位置において錠止要素を示し、かつ図４はそれらの錠
止位置において錠止要素を示している。解放位置におい
て個々の錠止要素１０は周部に沿って互いに支持され
る。図４において、それらの錠止位置において錠止要素
が互いに支持されずかつ互いに当接しないことを見るこ
とができる。
【００３８】図５および図６はカップリングの第２の実
施の形態を示し、そのさい図１から図４の構成要素に対
応する構成要素は、値１００で増加される参照番号を備
えている。
【００３９】この実施の形態の錠止要素１１０は、環状
溝１０９によって形成される、アンダーカット４０内
で、第２のカップリング要素１０２の端面１３４に向か
い合っている、第２の長手方向端１１２と係合する。ア
ンダーカット４０は、錠止要素１１０が環状溝１０９か
ら半径方向に動かされ得ることを阻止する。それゆえ、
錠止要素１１０は環状溝１０９内にアンダーカット４０
によってかつ非錠止スリーブ１２８によって保持され
る。環状溝１０９の基部面１１３と個々の錠止要素１１
０との間にはＯ−リング４１が配置され、このＯ−リン
グ４１は錠止要素１１０をそれらの錠止位置を占めるよ
うに押圧するために錠止要素１１０に作用する。
【００４０】本発明に係る油圧導管接続用カップリング
の構成の特徴部分を説明する。
【００４１】 油圧導管を接続するための油圧導管接
続用カップリングにおいて、長手方向軸線（４，１０
４）のまわりに周部に配置される第１錠止面（２４，１
２４）を形成する第１カップリング要素（１，１０
１）、前記第１カップリング要素（１，１０１）に結合
されることができかつ、第２錠止面（２７，１２７）を
形成する、環状溝（９，１０９）を有する第２カップリ
ング要素（２，１０２）、前記第２カップリング要素
（２，１０２）の前記環状溝（９，１０９）に配置さ
れ、それぞれ、保持手段（２０，４０）が前記環状溝
（９，１０９）内の第１長手方向端部（１１，１１１）
上に錠止要素（１０，１１０）を保持して係合する前記
第１長手方向端部（１１，１１１）を有し、錠止位置と
解放位置との間で半径方向に枢動されることができ、そ
のさい前記錠止要素（１０，１１０）が前記錠止位置を
占めるために作用され、さらに、前記第２カップリング
要素（２，１０２）を前記第１カップリング要素（１，
１０１）と結合することにより、各錠止要素（１０，１
１０）が前記錠止位置から前記解放位置へ動かされるこ
とができるように前記第１カップリング要素（１，１０
１）と相互に作用する当接面（２１，１２１）を有し、
かつ一方側で前記カップリング要素（１，１０１；２，
１０２）の結合された状態において前記第１錠止面（２
４，１２４）上に軸方向に支持されかつ他方側で前記第
２錠止面（２７，１２７）上に支持され、そのさい前記
第１錠止面（２４，１２４）と前記第２錠止面（２７，
１２７）が互いに向かい合っている、環状部分の形の複
数の錠止要素（１０，１１０）、ならびに、錠止位置と
解放位置との間で前記第２カップリング要素（２，１０
２）に対して軸方向に移動可能であり、そのさい非錠止
スリーブが、この非錠止スリーブ（２８，１２８）を前
記錠止位置から前記解放位置に動かすことにより、前記
錠止要素（１０，１１０）が前記錠止位置から前記解放
位置に動かされ得るように前記錠止要素（１０，１１
０）の移動面（３２，１３２）と相互に作用し、そし
て、前記環状溝（９，１０９）内の前記第１長手方向端
部から軸方向に間隔が置かれる第２長手方向端部上に、
それぞれ、前記錠止要素（１０，１１０）を保持する非
錠止スリーブ（２８，１２８）、を含んでいることを特
徴とする油圧導管接続用カップリング。
【００４２】 前記第１カップリング要素（１，１０
１）が雌カップリングの形で示されかつ前記第１錠止面
（２４，１２４）がそれに形成されかつ開口（５，１０
５）を有する容器（３，１０３）を有し、そして前記第
２カップリング要素（２，１０２）が雄カップリングの
形で示されかつ前記第１カップリング要素（１，１０
１）の前記容器（３，１０３）に前記開口（５，１０
５）を通して前記長手方向軸線（４，１０４）の方向に
挿入され得ることを特徴とする上記に記載の油圧導管
接続用カップリング。
【００４３】 前記保持手段が、前記錠止要素（１
０）のまわりに予備負荷により配置されかつそれらを前
記環状溝（９）内に保持する弾性リング（２０）によっ
て示されることを特徴とする上記またはに記載の油
圧導管接続用カップリング。
【００４４】 前記錠止要素（１０）が、前記錠止位
置と前記解放位置との間の、或る距離で前記長手方向軸
線（４）に交差する枢軸（１８）のまわりにそれぞれ枢
動可能に保持され、そのさい前記錠止要素（１０）が、
それぞれ、弾性リング（２０）がそのまわりに配置され
る支点部分（１６）を有することを特徴とする上記に
記載の油圧導管接続用カップリング。
【００４５】 前記保持手段が、前記錠止要素（１１
０）の前記第１長手方向端部（１１，１１１）がそこに
係合する、前記環状溝（１０９）のアンダーカット（４
０）によって示され、そして前記錠止要素（１１０）が
前記アンダーカット（４０）内に枢動可能に保持され、
そして前記環状溝（１０９）内に弾性リング（４１）が
配置され、それによって前記錠止要素（１１０）がそれ
らの錠止位置を占めるように作用されることを特徴とす
る上記またはに記載の油圧導管接続用カップリン
グ。
【００４６】 前記第１カップリング要素（１，１０
１）と前記第２カップリング要素（２，１０２）との間
の前記第１カップリング要素（１，１０１）の前記開口
（５，１０５）から開始している前記２つのカップリン
グ要素（１，１０１；２，１０２）の結合された状態に
おいて、環状ギャップ（３１，１３１）が形成され、そ
れを前記非錠止スリーブ（２８，１２８）が貫通しかつ
前記容器（３，１０３）から突出することを特徴とする
上記からの何れか１つに記載の油圧導管接続用カッ
プリング。
【００４７】 前記錠止位置において前記非錠止スリ
ーブ（２８，１２８）が、前記第２カップリング要素
（２，１０２）の周部溝（３０，１３０）内に載置する
固定リング（２９，１２９）上に軸方向に支持されるこ
とを特徴とする上記からの何れか１つに記載の油圧
導管接続用カップリング。
【００４８】 前記非錠止スリーブ（２８，１２８）
が工具用の係合手段（３３）を有することを特徴とする
上記またはに記載の油圧導管接続用カップリング。
【００４９】 油圧導管を接続するための油圧導管接
続用カップリングにおいて、第１錠止面（２４，１２
４）が前記長手方向軸線（４，１０４）のまわりの周部
に配置されかつ開口（５，１０５）を有する容器（３，
１０３）を有する、カップリングスリーブの形の第１カ
ップリング要素（１，１０１）、第２錠止面（２７，１
２７）を形成する、環状溝（９，１０９）を有し、そし
て、前記第１カップリング要素（１，１０１）の前記容
器（３，１０３）に前記開口（５，１０５）を通して前
記長手方向軸線（４，１０４）の方向に挿入され得る第
２カップリング要素（２，１０２）、前記第２カップリ
ング要素（２，１０２）の前記環状溝（９，１０９）に
配置され、それぞれ、保持手段（２０，４０）が前記環
状溝（９，１０９）で第１長手方向端部（１１，１１
１）において前記錠止要素（１０，１１０）を保持して
係合する前記第１長手方向端部（１１，１１１）を有
し、錠止位置と解放位置との間で半径方向に枢動される
ことができ、そのさい前記錠止要素（１０，１１０）が
前記錠止位置を占めるために作用され、さらに、前記第
２カップリング要素（２，１０２）を前記容器（３，１
０３）に挿入することにより、各錠止要素（１０，１１
０）が前記錠止位置から前記解放位置へ動かされること
ができるように前記第１カップリング要素（１，１０
１）と相互に作用する当接面（２１，１２１）を有し、
かつ、一方側で前記カップリング要素（１，１０１；
２，１０２）の結合された状態において前記第１錠止面
（２４，１２４）上に軸方向に支持されかつ他方側で前
記第２錠止面（２７，１２７）上に支持される、環状部
分の形の複数の錠止要素（１０，１１０）、を含むこと
を特徴とする油圧導管接続用カップリング。
【００５０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
容易に組み立てられることができかつそのさい錠止要素
が固定して保持されかつ長い寿命を有する、２つのカッ
プリング要素および油圧導管を接続するための錠止要素
を備えたカップリングを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】環状溝内に弾性リングによって保持され、錠止
要素を有し、錠止位置における本発明によるカップリン
グの第１の実施の形態を示す長手方向断面図である。
【図２】錠止要素がそれらの解放位置にある、図１によ
るカップリングを示す長手方向断面図である。
【図３】カップリング要素が示されていない、それらの
錠止位置において図１の錠止要素を示す正面図である。
【図４】カップリング要素が示されていない、それらの
錠止位置において図２の錠止要素を示す正面図である。
【図５】環状溝のアンダーカット内に保持される、錠止
要素を有する本発明によるカップリングの第２の実施の
形態を示す長手方向断面図である。
【図６】錠止要素がそれらの解放位置にある、図５のカ
ップリングを示す長手方向断面図である。
【符号の説明】
１０１ 第１のカップリング要素 １０２ 第２のカップリング要素 １０３ 容器 １０４ 長手方向軸線 １０５ 開口 １０６ 第１の軸方向の孔 １０７ 第２の軸方向の孔 １０８ 外周面 １０９ 環状溝 １１０ 錠止要素 １１１ 第１の長手方向端 １１２ 第２の長手方向端 １１３ 基部面 １１４ 第１の内面 １１５ 第２の内面 １６ 支点部分 １７ 縁部 １８，１１８ 枢軸 １９ 凹所 ２０ Ｏ−リング ２１，１２１ 当接面 ２２，１２２ 縁部 ２３，１２３ 内周溝 ２４，１２４ 第１錠止面 ２５，１２５ 第１支持面 ２６，１２６ 第２支持面 ２７，１２７ 第２錠止面 ２８，１２８ 非錠止スリーブ ２９，１２９ 固定リング ３０，１３０ 溝 ３１，１３１ 環状ギャップ ３２，１３２ 移動面 ３４，１３４ 端面 ３５，１３５ 周部溝 ３６，１３６ 密封リング ３７，１３７ 内周面 ３８，１３８ ネジ付き部分 ３９，１３９ 接続部分 ４０ アンダーカット ４１ Ｏ−リング
フロントページの続き (72)発明者 ディタルド・ヴォルフ ドイツ連邦共和国 53797 ローマール、 フィンケンベーク 67 (72)発明者 イエルグ・アルテンラス ドイツ連邦共和国 53797 ローマール、 クロイツホイシェン ４ベー (72)発明者 レセプ・マシト ドイツ連邦共和国 40625 デュセルドル フ、デルプフェールドシュトラーセ ３ Ｆターム(参考） 3J106 AA01 AB01 BA01 BB01 BC04 BD01 CA08 EA03 EB03 ED50 EE01 EF04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 油圧導管を接続するための油圧導管接続
    用カップリングにおいて、 長手方向軸線（４，１０４）のまわりに周部に配置され
    る第１錠止面（２４，１２４）を形成する第１カップリ
    ング要素（１，１０１）、 前記第１カップリング要素（１，１０１）に結合される
    ことができかつ、第２錠止面（２７，１２７）を形成す
    る、環状溝（９，１０９）を有する第２カップリング要
    素（２，１０２）、 前記第２カップリング要素（２，１０２）の前記環状溝
    （９，１０９）に配置され、それぞれ、保持手段（２
    ０，４０）が前記環状溝（９，１０９）内の第１長手方
    向端部（１１，１１１）上に錠止要素（１０，１１０）
    を保持して係合する前記第１長手方向端部（１１，１１
    １）を有し、錠止位置と解放位置との間で半径方向に枢
    動されることができ、そのさい前記錠止要素（１０，１
    １０）が前記錠止位置を占めるために作用され、さら
    に、前記第２カップリング要素（２，１０２）を前記第
    １カップリング要素（１，１０１）と結合することによ
    り、各錠止要素（１０，１１０）が前記錠止位置から前
    記解放位置へ動かされることができるように前記第１カ
    ップリング要素（１，１０１）と相互に作用する当接面
    （２１，１２１）を有し、かつ一方側で前記カップリン
    グ要素（１，１０１；２，１０２）の結合された状態に
    おいて前記第１錠止面（２４，１２４）上に軸方向に支
    持されかつ他方側で前記第２錠止面（２７，１２７）上
    に支持され、そのさい前記第１錠止面（２４，１２４）
    と前記第２錠止面（２７，１２７）が互いに向かい合っ
    ている、環状部分の形の複数の錠止要素（１０，１１
    ０）、ならびに、 錠止位置と解放位置との間で前記第２カップリング要素
    （２，１０２）に対して軸方向に移動可能であり、その
    さい非錠止スリーブが、この非錠止スリーブ（２８，１
    ２８）を前記錠止位置から前記解放位置に動かすことに
    より、前記錠止要素（１０，１１０）が前記錠止位置か
    ら前記解放位置に動かされ得るように前記錠止要素（１
    ０，１１０）の移動面（３２，１３２）と相互に作用
    し、そして、前記環状溝（９，１０９）内の前記第１長
    手方向端部から軸方向に間隔が置かれる第２長手方向端
    部上に、それぞれ、前記錠止要素（１０，１１０）を保
    持する非錠止スリーブ（２８，１２８）、を含んでいる
    ことを特徴とする油圧導管接続用カップリング。
  2. 【請求項２】 油圧導管を接続するための油圧導管接続
    用カップリングにおいて、 第１錠止面（２４，１２４）が前記長手方向軸線（４，
    １０４）のまわりの周部に配置されかつ開口（５，１０
    ５）を有する容器（３，１０３）を有する、カップリン
    グスリーブの形の第１カップリング要素（１，１０
    １）、 第２錠止面（２７，１２７）を形成する、環状溝（９，
    １０９）を有し、そして、前記第１カップリング要素
    （１，１０１）の前記容器（３，１０３）に前記開口
    （５，１０５）を通して前記長手方向軸線（４，１０
    ４）の方向に挿入され得る第２カップリング要素（２，
    １０２）、 前記第２カップリング要素（２，１０２）の前記環状溝
    （９，１０９）に配置され、それぞれ、保持手段（２
    ０，４０）が前記環状溝（９，１０９）で第１長手方向
    端部（１１，１１１）において前記錠止要素（１０，１
    １０）を保持して係合する前記第１長手方向端部（１
    １，１１１）を有し、錠止位置と解放位置との間で半径
    方向に枢動されることができ、そのさい前記錠止要素
    （１０，１１０）が前記錠止位置を占めるために作用さ
    れ、さらに、前記第２カップリング要素（２，１０２）
    を前記容器（３，１０３）に挿入することにより、各錠
    止要素（１０，１１０）が前記錠止位置から前記解放位
    置へ動かされることができるように前記第１カップリン
    グ要素（１，１０１）と相互に作用する当接面（２１，
    １２１）を有し、かつ、一方側で前記カップリング要素
    （１，１０１；２，１０２）の結合された状態において
    前記第１錠止面（２４，１２４）上に軸方向に支持され
    かつ他方側で前記第２錠止面（２７，１２７）上に支持
    される、環状部分の形の複数の錠止要素（１０，１１
    ０）、を含むことを特徴とする油圧導管接続用カップリ
    ング。
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