JP2003247600A - トルク変動吸収ダンパ - Google Patents

トルク変動吸収ダンパ

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JP2003247600A
JP2003247600A JP2002049141A JP2002049141A JP2003247600A JP 2003247600 A JP2003247600 A JP 2003247600A JP 2002049141 A JP2002049141 A JP 2002049141A JP 2002049141 A JP2002049141 A JP 2002049141A JP 2003247600 A JP2003247600 A JP 2003247600A
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hub
torque
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fluctuation absorbing
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Niro Sugimori
仁郎 杉森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トルク変動吸収性能が温度に影響されること
がなく、かつ長期にわたってトルク変動吸収性能を維持
可能とする。 【解決手段】 回転軸に取り付けられるハブ1に磁石3
3が固定され、導電性金属からなるプーリ31が、磁石
33と非接触で近接対向されている。ハブ1と共に回転
する磁石33と、プーリ31との間に相対回転を生じる
と、プーリ31を横切る磁界の変化によってプーリ31
に渦電流が発生し、この渦電流による磁界との間での磁
力によって、非接触でトルクを伝達し、かつトルク変動
を吸収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関等におけ
る駆動トルクを回転機器へ伝達すると共にそのトルクの
変動を吸収するトルク変動吸収ダンパに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の内燃機関からの駆動力の一部
は、クランクシャフトの先端に設けられたプーリから無
端ベルトを介して例えばオルタネータやウォーターポン
プ等の補器に与えられるが、クランクシャフトは内燃機
関の吸気、圧縮、爆発(膨張)及び排気の各行程による
トルク変動を伴って回転されるので、プーリにはトルク
変動を吸収して伝達トルクの平滑化を図るためのトルク
変動吸収ダンパが設けられる。
【0003】この種のトルク変動吸収ダンパの典型的な
従来技術としては、例えば実用新案登録第260566
2号に開示されたものがある。この従来技術によるトル
ク変動吸収ダンパ(デカップルド・ダンパープーリ)
は、クランクシャフトの軸端に取付けられて一体に回転
するハブと、このハブに取り付けられた動的吸振部及び
カップリング部を備える。動的吸振部は、ハブの支持筒
部の外周にダンパゴムを介して環状質量体を取り付けた
構造を有する。また、カップリング部は、ハブと、その
支持筒部にベアリングを介して相対回転可能に支持され
たプーリとを、環状のカップリングゴムを介して連結し
た構造を有し、トルク変動の入力によるハブとプーリの
相対的な捩り変位を、環状質量体に取り付けたストッパ
ピンと、プーリに形成した長孔との係合によって制限す
るようになっている。
【0004】すなわち、このトルク変動吸収ダンパは、
クランクシャフトからハブへ入力された内燃機関の駆動
トルクを、カップリング部において、カップリングゴム
の捩り方向剪断変形作用によって吸収しながらプーリへ
伝達し、ダンパゴム及び環状質量体で構成される動的吸
振部が、クランクシャフトの捩り振幅が大きくなる所定
の振動数域において、このクランクシャフトの捩り振動
と逆位相で共振することによって、捩り振動を低減する
制振機能を発揮するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
トルク変動吸収ダンパによれば、カップリングゴムのば
ね特性が、雰囲気温度により変化する温度依存性を有す
るため、トルク変動吸収性能が不安定であり、しかも繰
り返し変形による疲労や発熱等によって経時的に劣化
し、破壊されるおそれもあった。
【0006】本発明は、上記のような問題に鑑みてなさ
れたもので、その技術的課題は、トルク変動吸収性能が
温度に影響されることがなく、かつ長期にわたってトル
ク変動吸収性能を維持可能とすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題を有
効に解決するための手段として、請求項1の発明に係る
トルク変動吸収ダンパは、回転軸に取り付けられるハブ
と、このハブに対して相対回転可能なプーリと、前記ハ
ブ及びプーリのうちの一方に固定された磁石とを備え、
前記ハブ及びプーリのうちの他方が導電性金属からな
り、前記磁石と非接触で近接対向されたものである。す
なわち、磁石とこれに近接対向されたハブ又はプーリと
が相対回転すると、このハブ又はプーリを横切る磁界が
変化するのでこれを妨げる方向の渦電流が誘導され、こ
の渦電流による磁界との間での磁力によって、非接触で
トルクを伝達し、かつトルク変動を吸収するものであ
る。
【0008】請求項2の発明に係るトルク変動吸収ダン
パは、請求項1に記載された構成において、磁石が電磁
石からなるものである。このため、電磁石への励磁電流
の通電、断電、電流値の調整によって、トルク伝達力や
磁力によるバネ特性を任意に変更できる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るトルク変動
吸収ダンパの好ましい第一の実施の形態を、その軸心O
と直交する平面で切断して示す半断面図、図2は、この
実施の形態で用いられる永久磁石を軸心と平行な方向か
ら見た図、図3はこの実施の形態による作用を説明する
ための斜視図である。なお、以下の説明で用いられる
「正面側」とは、図1又は図3における左側のことであ
り、「背面側」とは、図1又は図3における右側のこと
であり、「円周方向」とは、軸心Oを中心とする円周の
方向のことである。
【0010】まず図1に示されるように、本形態のトル
ク変動吸収ダンパは、自動車用内燃機関のクランクシャ
フトの軸端に取り付けられるハブ1と、このハブ1に取
り付けられた動的吸振部2及びカップリング部3とを備
える。
【0011】ハブ1は、鋳造等により製作されたもので
あって、クランクシャフトに固定される取付筒部1a
と、その正面側の端部から外周側へ延びる内周径方向部
1bと、その外周端から背面側へ延び取付筒部1aと同
心的に形成された支持筒部1cと、更にその正面側の端
部から外周側へ延びる外周径方向部1dからなる。
【0012】動的吸振部2は、ハブ1の支持筒部1cの
内周面に適当な締め代をもって圧入嵌着されたスリーブ
21と、その内周側に同心的に配置された環状質量体2
2と、スリーブ21と環状質量体22とを弾性的に連結
するダンパゴム23とからなり、その捩り方向固有振動
数は、クランクシャフトの捩れ角が最大となる所定の振
動数域、言い換えればクランクシャフトの捩り方向固有
振動数と合致するように同調されている。
【0013】スリーブ21は金属管の切断等によって製
作されたものであり、環状質量体22は、鋳造あるいは
厚肉の金属管の切断等によって製作されたものであり、
ダンパゴム23は、スリーブ21と環状質量体22との
対向周面間に、ゴム状弾性材料で一体的に加硫成形及び
加硫接着されたものである。すなわち、動的吸振部2
は、スリーブ21及び環状質量体22とダンパゴム23
との加硫成形体としたうえで、スリーブ21をハブ1の
支持筒部1cの外周面に圧入することによりハブ1に取
り付けられたものである。
【0014】カップリング部3は、プーリ31と、この
プーリ31をハブ1の支持筒部1cに同心的に支持する
ベアリング32と、ハブ1の外周径方向部1dに固定さ
れた永久磁石33とからなる。
【0015】プーリ31は、導電性を有する例えば鉄系
あるいはアルミニウム等の金属で製作されたものであっ
て、軸心Oを通る平面で切断した断面形状(図1に示さ
れる断面形状)が略コ字形の環状をなし、すなわち外周
面にポリV溝31bが形成されたプーリ本体31aと、
その背面側の端部から内周側へ延びる径方向部31c
と、この径方向部31cの内周端部から正面側へ延びて
ハブ1の支持筒部1cの外周に挿入される被支持筒部3
1dとを有する。
【0016】永久磁石33は、円周方向へ連続した環状
をなすものであって、ハブ1における外周径方向部1d
の背面に接着剤あるいは複数のネジ等により固定される
と共に、プーリ31におけるプーリ本体31aと、径方
向部31cと、被支持筒部31dとで囲まれた、円周方
向へ連続した凹部に適当な隙間Gをもって挿入されてい
る。各永久磁石33は、磁極を有する一端面33aが、
プーリ31における径方向部31cの内側面と隙間δG
をもって近接対向されることによって、この径方向部3
1cを各永久磁石33の磁束が横切っている。また、図
2に示されるように、この永久磁石33は、円周方向等
間隔で異なる磁極を交互に有するものである。
【0017】ベアリング32は、PTFE等の耐摩耗性
に優れた低摩擦係数の合成樹脂材料で円筒状に成形され
たものであって、ハブ1における支持筒部1cと、その
外周側にあるプーリ31の被支持筒部31dとの間に介
在され、ハブ1とプーリ31とを相対回転可能に互いに
同心支持している。
【0018】動的吸振部2におけるスリーブ21とハブ
1の支持筒部1cとの間には、適当な締め代が設定され
ているので、その互いの圧入過程で、ダンパゴム23が
系方向へ僅かに圧縮され、これによって、スリーブ21
と環状質量体22との間でダンパゴム23に成形後の収
縮により生じる径方向の引張応力が有効に解消又は低減
される。
【0019】本形態によるトルク変動吸収ダンパは、ハ
ブ1を内燃機関のクランクシャフトの軸端に外挿して装
着される。一方、プーリ31におけるプーリ本体31a
の外周面に形成されたポリV溝31bには、補器の回転
軸に駆動トルクを伝達するためのVベルト(図示省略)
が巻き掛けられる。
【0020】そして、クランクシャフトと共にハブ1及
びその外周径方向部1dに取り付けられた永久磁石33
が回転すると、これによって、プーリ31の磁界が変化
するので、プーリ31には、磁界の変化を妨げるような
渦電流(誘導電流)が発生する。すなわち図3に示され
るように、プーリ31には、永久磁石33の各磁極に対
応して、プーリ31と永久磁石33の磁極との円周方向
相対変位を妨げるような磁界を発生させる方向の渦電流
iが発生する。このため、クランクシャフトの回転トル
クは、ハブ1から、永久磁石33及び渦電流iによる電
磁力によってプーリ31へ伝達され、Vベルトを介し
て、補器の回転軸に伝達される。
【0021】ここで、内燃機関の駆動は、吸気、圧縮、
爆発(膨張)及び排気の各行程を繰り返しながら行わ
れ、ピストンの往復運動をクランクシャフトの回転運動
に変換しているため、このクランクシャフトには、回転
に伴って周期的なトルク変動を生じる。そして、このよ
うなトルク変動がハブ1に入力されることによって、プ
ーリ31と永久磁石33が円周方向相対変位される過程
で、上述のように、プーリ31には渦電流iが発生し、
この渦電流iによる磁界との吸引力及び反斥力が、慣性
によって等速回転しようとするプーリ31との間で、円
周方向に対するバネとして機能する。そして、入力され
たトルクの変動は、渦電流iによる抵抗発熱として、熱
エネルギに変換されるため、プーリ31への伝達トルク
を有効に平滑化することができる。
【0022】また、クランクシャフトの捩り振動による
捩れ角が最大となる振動数域では、動的吸振部2におけ
る環状質量体22及びダンパゴム23からなる副振動系
が円周方向に共振し、その共振によるトルクは入力振動
のトルクと方向が逆になるため、クランクシャフトの捩
れ角のピークを有効に低減することができる。
【0023】本形態のトルク変動吸収ダンパにおいて、
ハブ1とプーリ31との間の捩りバネ定数(円周方向の
バネ定数)は、永久磁石33の磁力及び磁極の数等によ
って任意に設定することができる。そして、永久磁石3
3はプーリ31と非接触であるため、従来のようにハブ
1とプーリ31との間をゴム等の弾性体で連結している
ものと異なり、トルク変動吸収性能が温度に影響される
ことがなく、しかもトルク入力によって変形を受けるも
のではないので、疲労破壊等を生じることがなく、長期
間にわたって優れたトルク変動吸収機能を奏することが
できる。
【0024】また、図1に示される例とは逆に、永久磁
石33をプーリ31側に固定し、その磁極を導電性金属
からなるハブ1と近接対向させても、同様の効果を奏す
ることができる。
【0025】次に図4は、本発明に係るトルク変動吸収
ダンパの好ましい第二の実施の形態を、その軸心Oと直
交する平面で切断して示す半断面図である。この形態
は、カップリング部3に電磁石34を有し、すなわち先
に説明した第一の実施の形態における永久磁石33の代
わりに、電磁石34を設けたものであって、その他の部
分は図1とほぼ同様の構成となっている。
【0026】詳しくは、電磁石34は、ハブ1における
外周径方向部1dの背面にネジ等により固定された磁性
体からなるコア341と、その外周に巻装されたコイル
342からなるものであって、コイル342には、例え
ばブラシなどの摺動接点343を介して、図示されてい
ない直流電源へ接続されている。また、この直流電源か
らの励磁電流Iは、図示されていない制御装置によっ
て、制御可能となっている。
【0027】電磁石34は円周方向に複数配置されてお
り、プーリ31におけるプーリ本体31aと、径方向部
31cと、被支持筒部31dとで囲まれた、円周方向へ
連続した凹部に適当な隙間Gをもって挿入されている。
コア341の一方の端部は、プーリ31における径方向
部31cの内側面と隙間δGをもって近接対向されてお
り、コイル342への励磁電流Iの供給によって各電磁
石34が励磁されると、その磁界は、プーリ31の径方
向部31cを横切るように生じる。
【0028】このように構成された第二の実施の形態に
よれば、ハブ1は、内燃機関のクランクシャフトの軸端
に外挿して装着される。一方、プーリ31におけるプー
リ本体31aの外周面に形成されたポリV溝31bに
は、補器の回転軸に駆動トルクを伝達するためのVベル
ト(図示省略)が巻き掛けられる。そして、電磁石34
が励磁されていない場合は、クランクシャフトと共にハ
ブ1及びその外周径方向部1dに取り付けられた電磁石
34が回転しても、プーリ31は回転せず、すなわち補
機に駆動トルクが伝達されない。
【0029】そして、コイル342へ励磁電流Iが供給
されることによって各電磁石34が励磁されると、この
電磁石34がハブ1と共に回転することによって、プー
リ31に及んでいる磁界が変化するので、プーリ31に
は、磁界の変化を妨げるような渦電流(誘導電流)が発
生する。このため、プーリ31には、各電磁石34の磁
極に対応して、先に説明した図3と同様に、プーリ31
と電磁石34との円周方向相対変位を妨げるような磁界
を生じる方向の渦電流iが発生する。このため、クラン
クシャフトの回転トルクは、ハブ1から電磁力によって
プーリ31へ伝達され、Vベルトを介して、補器の回転
軸に伝達される。
【0030】すなわち、本形態におけるカップリング部
3は、コイル342への通電又は断電によって、ハブ1
とプーリ31との間でトルクを伝達し、又はトルク伝達
を遮断するといった、電磁クラッチとして機能する。
【0031】そして、内燃機関の吸気、圧縮、爆発(膨
張)及び排気の各行程によるクランクシャフトの周期的
なトルク変動が、ハブ1に入力されると、このトルク変
動の入力によって、プーリ31と電磁石34が円周方向
相対変位される過程で、上述のように、プーリ31には
渦電流iが発生し、この渦電流iによる磁界との吸引力
及び反斥力が、慣性によって等速回転しようとするプー
リ31との間で、円周方向に対するバネとして機能す
る。そして、入力されたトルクの変動は、渦電流iによ
る抵抗発熱として、熱エネルギに変換されるため、プー
リ31への伝達トルクを有効に平滑化することができ
る。
【0032】また、第一の実施の形態と同様、クランク
シャフトの捩り振動による捩れ角が最大となる振動数域
では、動的吸振部2における環状質量体22及びダンパ
ゴム23からなる副振動系が円周方向に共振し、その共
振によるトルクは入力振動のトルクと方向が逆になるた
め、クランクシャフトの捩れ角のピークを有効に低減す
ることができる。
【0033】ハブ1とプーリ31との間の捩りバネ定数
(円周方向のバネ定数)は、コイル342へ供給される
励磁電流Iを制御し、電磁石34の磁力を変化させるこ
とによって、任意に変更することができる。そして、電
磁石34はプーリ31と非接触であるため、従来のよう
にハブ1とプーリ31との間をゴム等の弾性体で連結し
ているものと異なり、トルク変動吸収性能が温度に影響
されることがなく、しかもトルク入力によって変形を受
けるものではないので、疲労破壊等を生じることがな
く、長期間にわたって優れたトルク変動吸収機能を奏す
ることができる。
【0034】また、図4に示される例とは逆に、電磁石
34をプーリ31側に固定し、その磁極を導電性金属か
らなるハブ1と近接対向させても、同様の効果を奏する
ことができる。
【0035】なお、本発明は、上述した各実施の形態に
限定されるものではない。例えば、永久磁石33あるい
は電磁石34は、磁極をプーリ31のプーリ本体31a
及び被支持筒部31dに対向させても良い。また、上述
した各実施の形態では、トルクがハブ1からプーリ31
へ伝達されるものとして説明したが、本発明は、外部か
らベルトを介してプーリ31へ入力される駆動トルクを
ハブ1を介して回転軸に伝達する場合のトルク変動吸収
手段としても適用可能である。
【0036】
【発明の効果】請求項1の発明に係るトルク変動吸収ダ
ンパによれば、カップリング部が、ハブ及びプーリのう
ちの一方に固定された磁石と、その相対的な回転方向へ
の移動に伴い発生する渦電流による磁界によって、非接
触でトルクを伝達し、かつトルク変動を渦電流による熱
エネルギとして変換することにより吸収するものである
ため、カップリング部の疲労破壊等のおそれがなく、初
期の性能を長期にわたって維持することができる。
【0037】請求項2の発明に係るトルク変動吸収ダン
パによれば、磁石が電磁石からなるため、この電磁石へ
の通電及び断電によって、電磁クラッチとしても機能さ
せることができ、励磁電流の制御によって、トルク伝達
力や円周方向バネ特性を任意に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトルク変動吸収ダンパの好ましい
第一の実施の形態を、その軸心Oと直交する平面で切断
して示す断面図である。
【図2】第一の実施の形態における永久磁石を軸心と平
行な方向から見た図である。
【図3】第一の実施の形態による作用を説明するための
斜視図である。
【図4】本発明に係るトルク変動吸収ダンパの好ましい
第二の実施の形態を、その軸心Oと直交する平面で切断
して示す断面図である。
【符号の説明】
1 ハブ 1a 取付筒部 1b 内周径方向部 1c 支持筒部 1d 外周径方向部 2 動的吸振部 21 スリーブ 22 環状質量体 23 ダンパゴム 3 カップリング部 31 プーリ 31a プーリ本体 31b ポリV溝 31c 径方向部 31d 被支持筒部 32 ベアリング 33 永久磁石 34 電磁石 341 コア 342 コイル 343 摺動接点 I 励磁電流 i 渦電流

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に取り付けられるハブ(1)と、
    このハブ(1)に対して相対回転可能なプーリ(31)
    と、前記ハブ(1)及びプーリ(31)のうちの一方に
    固定された磁石(32)とを備え、前記ハブ(1)及び
    プーリ(31)のうちの他方が導電性金属からなり、前
    記磁石(32)と非接触で近接対向されたことを特徴と
    するトルク変動吸収ダンパ。
  2. 【請求項2】 磁石(32)が電磁石からなることを特
    徴とする請求項1に記載のトルク変動吸収ダンパ。
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