JP2003244065A - プログラム起動方法、サーバ装置、端末装置 - Google Patents

プログラム起動方法、サーバ装置、端末装置

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JP2003244065A
JP2003244065A JP2002043451A JP2002043451A JP2003244065A JP 2003244065 A JP2003244065 A JP 2003244065A JP 2002043451 A JP2002043451 A JP 2002043451A JP 2002043451 A JP2002043451 A JP 2002043451A JP 2003244065 A JP2003244065 A JP 2003244065A
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Toshiyuki Nakaharu
俊行 仲治
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Toshiba Location Information Co Ltd
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TOSHIBA LOCATION INFORMATION C
Toshiba Location Information Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】モバイル端末上で実行されるプログラムが不正
な動作をすることがないよう安全に起動させる。 【解決手段】モバイル端末10に格納されたプログラム
を、ネットワーク12を介して接続されたコントロール
サーバ16から起動するプログラム起動方法であって、
モバイル端末10にはプログラムと起動条件とを関係づ
けたアプリケーション制御情報を格納しておき、コント
ロールサーバ16からモバイル端末10に対して、起動
対象とするアプリケーション名と起動条件(パスワー
ド)とを含むアプリケーション起動要求メッセージを送
信し、モバイル端末10では起動要求されたプログラム
と関係づけられた起動条件と、コントロールサーバ16
からの起動要求に含まれる起動条件をもとにプログラム
の起動を許可するか否かを判別し、起動を許可する場合
に該当するプログラムについて起動処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モバイル端末など
の端末装置において実行されるプログラムを起動するた
めのプログラム起動方法、同方法により端末装置でプロ
グラムを起動させるサーバ装置、及び端末装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、無線通信を介してインターネット
などに接続可能なモバイル端末では、サーバ装置からア
プリケーションプログラムをダウンロードして、自端末
上で実行することができるようになっている。
【0003】ところで、モバイル端末では、自端末の現
在位置を検出する機能が搭載されているものがある。こ
の種、モバイル端末では、例えばユーザからの指示に応
じて自端末の位置情報を所定の送信先に通知すること
で、現在位置周辺の情報を取得するといったサービスの
提供を受けることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のモバ
イル端末では、サービスの提供を受けるためにユーザか
らの指示に応じて自端末で取得した位置情報を通知する
場合がある。一方、位置情報などのモバイル端末に記録
されている各種情報を、ユーザからの指示によらず自動
的に所定の送信先に通知できるようにすることで、ユー
ザに対する負荷を軽減することが考えられている。この
場合、モバイル端末上で動作するプログラムによって、
位置情報などが所定の送信先に出力されることになる。
【0005】ところが、モバイル端末上で動作するプロ
グラムが位置情報などを自動的に送信すると、例えばユ
ーザが外部へ情報を送信したくない場合であっても、ユ
ーザの知らないうちに情報が送信されてしまったり、あ
るいはモバイル端末がネットワークに接続されている際
に、外部からモバイル端末上のプログラムが制御され、
不正にモバイル端末に格納されている各種情報が読み出
されてしまうといった不都合が生じるおそれがあった。
【0006】本発明は前記のような事情を考慮してなさ
れたもので、モバイル端末上で実行されるプログラムが
不正な動作をすることがないよう安全に起動させること
が可能なプログラム起動方法、サーバ装置、端末装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、端末装置に格
納されたプログラムを、前記端末装置とネットワークを
介して相互に接続されたサーバ装置から起動するプログ
ラム起動方法であって、前記端末装置にはプログラムと
起動条件とを関係づけて予め格納しておき、前記サーバ
装置から前記端末装置に対して、起動対象とするプログ
ラムを示す情報と起動条件とを含む起動要求を送信し、
前記端末装置では前記サーバ装置から起動要求を受信し
た場合に、前記起動要求に含まれる情報が示すプログラ
ムと関係づけられた起動条件と、前記サーバ装置からの
起動条件をもとにプログラムの起動を許可するか否かを
判別し、起動を許可する場合に該当するプログラムを起
動することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本実施形態に係わる
モバイル端末10とプログラムサーバ14とコントロー
ルサーバ16とが相互に接続されたネットワークシステ
ムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、
本実施形態におけるシステムでは、モバイル端末10が
ネットワーク12を介して、プログラムサーバ14及び
コントロールサーバ16と相互に接続される。なお、図
1では便宜上、モバイル端末10、プログラムサーバ1
4、コントロールサーバ16をそれぞれ1つのみ示して
いるが、それぞれ複数あって、ネットワーク12を介し
て相互に接続可能であるものとする。モバイル端末10
は、例えば携帯電話、PHS(personal handyphone sy
stem)端末、PDA(personal digital assistant)、
パーソナルコンピュータなどによって構成される。本実
施形態におけるモバイル端末10は、自端末の現在位置
を示す位置情報を取得する機能が搭載されているものと
する。位置情報を取得する機能は、例えばGPS(Glob
al Positioning System)やPHS網を利用した位置検
出システムによって検出された位置情報を取得できるも
のとする。また、モバイル端末10は、アプリケーショ
ンプログラム(例えばJava(登録商標)プログラ
ム)を格納し、任意に実行するすることができる。モバ
イル端末10は、アプリケーションプログラムを、例え
ばネットワーク12を介して接続したプログラムサーバ
14からダウンロードして格納することができる。モバ
イル端末10で実行されるアプリケーションプログラム
としては、位置情報を取得して所定の宛先(例えばコン
トロールサーバ16)に対して送信する位置測位プログ
ラムなどがある。ネットワーク12は、公衆網、携帯電
話網、PHS網、インターネットなどを含む。プログラ
ムサーバ14は、各種アプリケーションプログラムを蓄
積しており、例えばネットワーク12を介して接続され
たモバイル端末10からの要求に応じてアプリケーショ
ンプログラムを提供することができる。コントロールサ
ーバ16は、ネットワーク12を介して接続されるモバ
イル端末10を制御するもので、モバイル端末10に対
して指示(コマンド等を含む各種メッセージなど)を出
したり、モバイル端末10から送信された情報を受信し
て格納したりすることができる。例えば、携帯電話を利
用した位置情報サービス(携帯電話の位置情報を提供す
るサービス)をコントロールサーバ16において提供す
る場合、モバイル端末10が携帯電話であり、コントロ
ールサーバ16が位置検索用サーバとなる。この場合、
位置検索用サーバは、携帯電話に対して位置検索コマン
ド(位置測位プログラムの起動要求コマンド)を送信す
ることで、携帯電話中で位置測位プログラムを起動さ
せ、この位置測位プログラムによって現在位置を示す位
置情報を位置検索用サーバに対して送信させる。位置検
索用サーバは、携帯電話から位置情報を受信して格納
し、例えばサービス提供先に位置情報を送信する。な
お、図1においては、プログラムサーバ14とコントロ
ールサーバ16とが独立して存在するものとして示して
いるが、同一のサーバとして構成されていても良い。
【0009】図2は、図1中に示すモバイル端末10の
詳細な構成を示すブロック図である。図2に示すよう
に、モバイル端末10は、CPU10a、ROM10
b、RAM10c、キー入力制御部10d、キーパッド
10e、EEPROM10f、通信制御部10g、画面
制御部10h、ディスプレイ10j、外部機器制御部1
0k、及び可搬型メモリ10mを有して構成されてい
る。
【0010】CPU10aは、モバイル端末固有の制御
プログラムやダウンロードしたアプリケーションプログ
ラム、または可搬型メモリ10mに格納されたアプリケ
ーションプログラムを実行する。ROM10bは、モバ
イル端末固有の制御プログラムや固有識別情報など端末
固有の情報が格納されている。RAM10cは、制御プ
ログラムやアプリケーションプログラムの実行中の作業
領域として使用される。キー入力制御部10dは、キー
パッド10eからのユーザの操作に応じた各種情報の入
力を制御する。EEPROM10fは、アプリケーショ
ンプログラムやこのプログラムを管理するための制御情
報が格納される。EEPROM10fでは、複数のアプ
リケーションプログラムがアプリケーション本体22と
して格納され、またアプリケーション本体22に含まれ
る複数のアプリケーションプログラムをアプリケーショ
ン制御情報20によって管理するものとする(アプリケ
ーション制御情報20とアプリケーション本体22の詳
細については後述する(図3参照))。通信制御部10
gは、例えば携帯電話網やPHS網との無線通信を制御
する。画面制御部10hは、液晶ディスプレイ等による
ディスプレイ10jにおける表示を制御する。外部機器
制御部10kは、可搬型メモリ10mに対するデータの
入出力を制御する。可搬型メモリ10mは、例えばSD
(Secure digital)カードやコンパクトフラッシュ(登
録商標)(CF)型カード等により実現される。SDカ
ードやCF型カードにアプリケーションプログラムを格
納させておくこともできる。
【0011】携帯電話を利用した位置情報サービスを利
用する場合、モバイル端末固有の制御プログラムは、呼
制御プログラムや電話帳管理プログラム、WWW(Worl
d Wide Web)ブラウザなどであり、アプリケーションプ
ログラムは、位置測位プログラムである。
【0012】図3には、モバイル端末10のEEPRO
M10fに構築されるアプリケーション制御情報20と
アプリケーション本体22の構成例を示している。アプ
リケーション制御情報20には、アプリケーション本体
22に含まれる複数のアプリケーションプログラム(#
1,#2,#3…)のそれぞれに対応するアプリケーシ
ョン制御情報エントリ(#1,#2,#3…)が含まれ
ている。アプリケーション本体22には、複数のアプリ
ケーションプログラム(#1,#2,#3…)が含まれ
ており、各アプリケーションプログラムがEEPROM
10f上に適宜配置され、その配置場所がアプリケーシ
ョン制御情報20のそれぞれのアプリケーション制御情
報エントリに記録されている。
【0013】アプリケーション制御情報エントリには、
対応するアプリケーションプログラムのアプリケーショ
ン名、アプリケーション本体22のアプリケーションプ
ログラムへのポインタ、プログラムサイズ、起動条件、
起動結果をコントロールサーバ16からモバイル端末1
0に通知させるか否かを制御するための情報(起動応答
通知要否(要、不要))、その他の情報を含んでいる。
また、起動条件には、アプリケーション起動要求に対し
てアプリケーションプログラムの起動を許可すべきかを
確認するためのパスワード、アプリケーションプログラ
ムを起動することが許可されたサーバ(コントロールサ
ーバ)の登録数、アプリケーションプログラムを起動す
ることが許可された各コントロールサーバを示す識別情
報などが含まれている。
【0014】モバイル端末10は、例えばプログラムサ
ーバ14からアプリケーションプログラムをダウンロー
ドした場合にアプリケーション本体22として格納する
と共に、この新たに格納したアプリケーションに対する
アプリケーション制御情報エントリを生成してアプリケ
ーション制御情報20として格納する。アプリケーショ
ン制御情報エントリのアプリケーション名、アプリケー
ションサイズは、プログラムに付随する情報をもとに登
録する。アプリケーション本体へのポインタは、アプリ
ケーション本体22として格納したアプリケーションプ
ログラムの配置位置に応じて登録する。また、起動条件
のパスワードと起動応答通知要否の各情報については、
例えばユーザのキーパッド10eに対する操作によって
入力された指示に応じて登録されるものとする。起動条
件のコントロールサーバの識別情報は、例えばユーザが
アプリケーションプログラムの起動を許可するコントロ
ールサーバをキーパッド10eの操作によって指示させ
て登録しても良いし、ダウンロードしたアプリケーショ
ンプログラムにプログラムの起動を要求するコントロー
ルサーバの識別情報を付随させておき、この識別情報を
もとに登録するようにしても良い。起動条件のサーバ登
録数は、コントロールサーバの識別情報が登録される毎
に更新する。
【0015】なお、モバイル端末10は、プログラムサ
ーバ14からアプリケーションプログラムをダウンロー
ドした場合、このアプリケーションプログラムをコント
ロールサーバ16からの要求に応じて起動させる場合に
は、予めコントロールサーバ16に対してプログラムの
起動に必要な各種情報(モバイル端末10の固有識別情
報、アプリケーション名、パスワード等)を提供してお
くものとする。
【0016】本実施形態では、コントロールサーバ16
からあるモバイル端末10に格納されているアプリケー
ションプログラムを起動させようとする場合、起動対象
とするアプリケーションプログラムに関してコントロー
ルサーバ16の識別情報が起動条件として予めモバイル
端末10に登録されていることを前提とし、アプリケー
ションプログラムに関するパスワードを指定してアプリ
ケーション起動要求を送信する必要がある(アプリケー
ション起動要求については後述する)。
【0017】また、起動条件に含まれるパスワードは、
アプリケーション起動要求に対してアプリケーションプ
ログラムの起動を許可するかを判別するために使用する
だけでなく、パスワードとして所定の情報(コード)を
設定することで、パスワードによる起動の制限をしな
い、またパスワードの事前設定をしない(必要に応じて
逐次キーパッド10eなどから入力するなど)というこ
とを指定することができる。例えば、起動条件のパスワ
ードに所定の情報として「−1」(2の補数でバイナリ
マイナス1)を設定すると、アプリケーション起動時に
パスワードチェックをしないことを指定できるものとす
る。また、パスワードに所定の情報として「0」(バイ
ナリゼロ)を設定すると、アプリケーション起動要求に
対してパスワードを例えばキーパッド10eから入力
し、この入力されたパスワードによってアプリケーショ
ン起動要求で指定されたパスワードが正当であるかを確
認できるように指定できるものとする。具体的には、後
述するアプリケーション起動要求メッセージを受信した
場合の動作を示すフローチャート中で説明する(図7参
照)。
【0018】図4及び図5には、モバイル端末10とコ
ントロールサーバ16間で送受信されるメッセージの構
成例を示している。このメッセージはパケット形式でも
フィールド形式でも何れで構成してもよい。また電子メ
ールとして交換されるものでも良い。
【0019】図4(a)は、アプリケーション起動要求
メッセージの構成例を示している。アプリケーション起
動要求メッセージは、コントロールサーバ16からモバ
イル端末10に送信されるもので、モバイル端末10に
格納されたアプリケーションプログラムの起動を要求す
るためのメッセージである。
【0020】アプリケーション起動要求メッセージに
は、ヘッダ部に続いて、アプリケーション起動要求コマ
ンド、起動対象とするアプリケーションプログラムのア
プリケーション名、パスワード、メッセージ送信元のコ
ントロールサーバの識別情報、モバイル端末10の固有
識別情報、その他の情報を含む。ヘッダ部には、メッセ
ージ通信及び通信の制御に必要な情報を、例えば宛先ア
ドレス、送信元アドレス、アクセス制御情報などを含
む。
【0021】なお、アプリケーション起動要求メッセー
ジでは、起動対象とするアプリケーションプログラムを
アプリケーション名で指定しているが、アプリケーショ
ン制御情報20中のアプリケーション制御情報エントリ
を示すエントリ番号(相対順序)で指定するようにして
も良い。この場合、モバイル端末10からコントロール
サーバ16に対して、アプリケーションプログラムに対
するエントリ番号が通知されているものとする。
【0022】図4(b)はアプリケーション起動応答メ
ッセージの構成例を示している。アプリケーション起動
応答メッセージは、モバイル端末10からコントロール
サーバ16に送信されるもので、アプリケーション起動
要求に対して、アプリケーションプログラムの起動が成
功したかどうかを通知するためのメッセージである。
【0023】アプリケーション起動応答メッセージは、
ヘッダ部に続いて、アプリケーション起動応答コマン
ド、アプリケーション名、モバイル端末10の固有識別
情報、起動結果のステータス情報、起動できなかった場
合の理由、起動応答通知要否(要、不要)、その他の情
報などを含む。
【0024】図5(a)は、アプリケーション起動履歴
要求メッセージの構成例を示している。アプリケーショ
ン起動履歴要求メッセージは、モバイル端末10からコ
ントロールサーバ16に送信されるもので、自端末向け
のアプリケーション起動要求と起動結果に関する起動履
歴を要求するために用いられるメッセージである。コン
トロールサーバ16では、アプリケーション起動要求を
モバイル端末10に対して行うことで、その結果がアプ
リケーション起動履歴テーブル30(後述する図6に示
す)として管理されている。モバイル端末10は、アプ
リケーション起動履歴要求メッセージをコントロールサ
ーバ16に対して送信することで、アプリケーション起
動履歴テーブル30に登録された起動履歴を取得する。
アプリケーション起動履歴要求メッセージには、ヘッダ
部に続いて、アプリケーション起動履歴要求コマンド、
モバイル端末の固有識別情報、その他の情報を含んでい
る。
【0025】図5(b)は、アプリケーション起動履歴
メッセージの構成例を示している。アプリケーション起
動履歴メッセージは、コントロールサーバ16からモバ
イル端末10に送信されるもので、アプリケーション起
動応答メッセージを受信した時にこのメッセージの起動
応答通知要否(図4(b)参照)が応答要を示す場合、
またはモバイル端末10からのアプリケーション起動履
歴要求があった場合に、アプリケーション起動履歴テー
ブル30に登録された情報をもとに生成されるアプリケ
ーション起動履歴を通知するためのメッセージである。
【0026】アプリケーション起動履歴メッセージは、
ヘッダ情報に続いて、アプリケーション起動履歴応答コ
マンド、コントロールサーバの識別情報、アプリケーシ
ョン起動履歴情報の数、その数分のアプリケーションの
起動履歴(#1,#2…)、その他の情報を含む。1つ
のアプリケーションの起動履歴には、起動対象となった
アプリケーションプログラムのアプリケーション名、起
動履歴の数、この起動履歴の数分の起動履歴情報(#
1,#2…)を含む。さらに、1つの起動履歴情報に
は、起動日時情報、ステータス情報、理由の情報を含ん
でいる。ただし、アプリケーション起動応答メッセージ
に対して通知するアプリケーション起動履歴メッセージ
には、1つのアプリケーションの起動履歴だけを含むも
のとする。
【0027】図6には、コントロールサーバ16におい
て構築されるアプリケーション起動履歴テーブル30の
構成例を示している。コントロールサーバ16は、モバ
イル端末10へのアプリケーション起動要求に対して、
モバイル端末10から返信されるアプリケーション起動
応答メッセージをもとに、アプリケーション起動履歴テ
ーブル30への情報登録を行う。
【0028】アプリケーション起動履歴テーブル30に
は、モバイル端末毎の端末毎起動履歴情報エントリが含
まれている。端末毎起動履歴情報エントリには、モバイ
ル端末の固有識別情報と、このモバイル端末で起動され
るアプリケーション単位のアプリケーション起動履歴情
報エントリの格納場所を示すポインタ(端末の起動履歴
情報へのポインタ)を含む。
【0029】1つのアプリケーション起動履歴情報エン
トリには、アプリケーション名、起動履歴情報の格納領
域の先頭へのポインタと同末尾へのポインタ、次に受信
したアプリケーション起動応答メッセージの情報を登録
する場所を示す次格納場所へのポインタ、アプリケーシ
ョン起動履歴要求メッセージ(図5(a))に対して処
理を完了した起動履歴情報の場所を示す処理済格納ポイ
ンタ(次取出し場所へのポインタ)、そして個々の起動
履歴情報(#1,#2,#3…)から構成される。1つ
の起動履歴情報には、起動日時情報、ステータス情報、
理由の情報が含まれる。
【0030】次に、本実施形態におけるプログラム起動
方法を用いたシステムの動作について説明する。図7及
び図8はモバイル端末10およびコントロールサーバに
おける処理の流れを示したフローチャートである。ま
ず、図7に示すフローチャートを参照しながら、モバイ
ル端末10がコントロールサーバ16からアプリケーシ
ョン起動要求メッセージ(図4(a))を受信した時の
処理について説明する。
【0031】モバイル端末10は、アプリケーション起
動要求メッセージを受信すると(ステップA1)、まず
メッセージ中に含まれるアプリケーション名(またはエ
ントリ番号)からアプリケーション制御情報20中の対
象となるアプリケーション制御情報エントリを特定し、
その制御情報エントリの起動条件を調べる(ステップA
2)。
【0032】制御情報エントリの起動条件として設定さ
れたパスワードが「−1」(パスワードチェックなし)
であり、かつ起動許可されたコントロールサーバの数
(サーバ登録数)が「0」(バイナリゼロ)の場合には
(ステップA2、無条件起動)、モバイル端末10は、
無条件に起動してよいと判別して、直ちに指定されたア
プリケーションの起動処理を行う(ステップA7)。
【0033】一方、制御情報エントリのパスワードが
「0」の場合は(ステップA3、パスワード指定な
し)、モバイル端末10は、ディスプレイ10jにおい
てパスワードの入力を要求する画面表示を行い、アプリ
ケーション起動要求に対するパスワードの入力を促す。
モバイル端末10は、キーパッド10eからパスワード
が入力されると(ステップA4)、この入力されたパス
ワードとアプリケーション起動要求メッセージで指定さ
れたパスワードとを比較し、一致しなければアプリケー
ションを起動しない(ステップA5、パスワード不一
致)。
【0034】また、制御情報エントリのパスワードが
「0」でも「−1」でもない場合は、モバイル端末10
は、そのパスワードとアプリケーション起動要求メッセ
ージに指定されたパスワードを比較し、一致しなければ
アプリケーションを起動しない(ステップA3、パスワ
ード不一致)。
【0035】これに対し、制御情報エントリのパスワー
ドとアプリケーション起動要求メッセージに指定された
パスワードを比較した結果、両者が一致した場合または
制御情報エントリのパスワードが「−1」の場合には
(ステップA3、パスワード一致)、モバイル端末10
は、次にアプリケーション起動要求メッセージを送信し
たコントロールサーバ16がアプリケーションの起動を
許可されているかどうかを、アプリケーション制御情報
20の起動条件に登録されたサーバ登録数とコントロー
ルサーバの識別情報を参照して調べる(ステップA
6)。
【0036】アプリケーションの起動を許可されたコン
トロールサーバ16の登録数が「0」の場合はこのチェ
ックは必要ない。全てのコントロールサーバ16からの
アプリケーション起動を許可していることを意味するた
めである。
【0037】起動条件のサーバ登録数が「0」でなけれ
ば、モバイル端末10は、起動条件に設定されたアプリ
ケーションの起動が許可されているコントロールサーバ
の識別情報のそれぞれと、アプリケーション起動要求メ
ッセージで指定されたコントロールサーバの識別情報と
を比較する。ここで、何れの識別情報も一致しなければ
(ステップA6、コントロールサーバ不一致)、コント
ロールサーバ16は、アプリケーションの起動が許可さ
れていないコントロールサーバからのアプリケーション
起動要求であると判別して、アプリケーションを起動し
ない。
【0038】一方、アプリケーション起動要求メッセー
ジで指定されたコントロールサーバの識別情報と一致す
る識別情報が起動条件に設定されていた場合には(ステ
ップA6、コントロールサーバ一致)、モバイル端末1
0は、アプリケーション起動要求メッセージのアプリケ
ーション名が示すアプリケーションプログラムを、アプ
リケーション本体へのポインタをもとに参照して起動処
理を行う(ステップA7)。
【0039】アプリケーションの起動処理を実行した後
(起動できなかった場合、起動条件を満足しなかった場
合を含む)、モバイル端末10は、当該コントロールサ
ーバに対して例えばEEPROM10fあるいは可搬型
メモリ10mに格納される起動通知フラグ(図示せず)
をオンし(ステップA8)、アプリケーション起動応答
メッセージ(図4(b))を生成してコントロールサー
バに対して送信する(ステップA9)。アプリケーショ
ン起動応答メッセージでは、起動要求されたアプリケー
ションプログラムに対する起動結果(起動処理が実行さ
れたか否か)をステータス情報で表し、またステータス
情報が示す状況となった理由が設定される。また、モバ
イル端末10のアプリケーション制御情報20に設定さ
れていた起動応答通知要否の情報が含まれている。
【0040】なお、起動通知フラグは、初期化処理時に
実行されるアプリケーション起動履歴要求メッセージの
送信時に参照されるフラグである(後述する図8(c)
に示すフローチャート)。また、起動通知フラグがオン
に設定されたコントロールについては、後述するアプリ
ケーション起動履歴要求メッセージ(図5(c)参照)
の送信先とするコントロールサーバを判別できるよう
に、アプリケーションプログラムの起動を許可したコン
トロールサーバを識別するための許可識別情報を付加し
ておくものとする。
【0041】このようにして、コントロールサーバ16
からアプリケーション起動要求メッセージを送信するこ
とで、モバイル端末10に格納されているアプリケーシ
ョンプログラム、例えば位置測位プログラムを起動させ
て、位置測位プログラムを通じて位置情報を取得するこ
とができる。この際、モバイル端末10では、予めアプ
リケーション制御情報20として登録している起動条件
をもとに、アプリケーション起動要求メッセージ中のパ
スワード及びコントロールサーバの識別情報からプログ
ラムの起動を許可すべき起動要求であるかを判別した上
で起動処理を実行する。従って、ユーザが意図しないう
ちに位置情報が送信されてしまったり、不正にアプリケ
ーションが制御されて各種情報が読み出されてしまうと
いったことがなく、安全にプログラムを起動することが
できる。また、起動条件は、アプリケーションプログラ
ム毎に設定することができ、さらに1つのアプリケーシ
ョンに対して、複数のコントロールサーバに起動許可を
与えることができるので、状況に合わせて柔軟に対応で
きるプログラム起動方法を提供できる。
【0042】次に、コントロールサーバ16がモバイル
端末10から送信されたアプリケーション起動応答メッ
セージ(図4(b))を受信した時の処理の流れについ
て、図8(a)に示すフローチャートを参照しながら説
明する。
【0043】アプリケーション起動応答メッセージを受
信すると(ステップB1)、コントロールサーバ16
は、アプリケーション起動応答メッセージに含まれるス
テータス情報、理由の各情報や起動日時情報などのアプ
リケーション起動情報を、アプリケーション起動履歴テ
ーブル30(図6)に登録する(ステップB2)。
【0044】さらに、アプリケーション起動応答メッセ
ージ中の起動応答通知要否が応答要を表す場合は(ステ
ップB3)、アプリケーション起動応答メッセージ中の
起動日時情報と起動結果のステータス情報、理由などか
らアプリケーション起動履歴メッセージ(図5(b))
を作成し、モバイル端末10に送信する(ステップB
4)。なお、ここで送信するアプリケーション起動履歴
メッセージには、1つのアプリケーションの起動履歴だ
けを含むものとする。
【0045】次に、モバイル端末10がコントロールサ
ーバ16から送信されたアプリケーション起動履歴メッ
セージ(図5(b))を受信した時の処理の流れについ
て、図8(b)に示すフローチャートを参照しながら説
明する。
【0046】モバイル端末10は、アプリケーション起
動履歴メッセージを受信すると(ステップC1)、メッ
セージに含まれるコントロールサーバの識別情報、アプ
リケーションの起動履歴(アプリケーション名、起動日
時情報、ステータス情報、理由を含む)をもとに、ディ
スプレイ10jにおいてアプリケーション起動履歴情報
を表示させる(ステップC2)。
【0047】図9には、アプリケーション起動履歴情報
が表示されたモバイル端末画面の一例を示している。図
9に示すモバイル端末画面の例で、画面タイトル、表示
されている起動履歴情報の期間、アプリケーションプロ
グラムの起動要求をしたコントロールサーバの識別情
報、起動対象となったアプリケーション名、起動日時、
起動時のステータス情報、理由などを個別に表示してい
る。これにより、モバイル端末10のユーザは、どのコ
ントロールサーバからの指示で、どのアプリケーション
プログラムが、いつ起動されたか把握することができ
る。
【0048】なお、図9に示す例では、複数のアプリケ
ーションについての起動履歴が表示されているが、アプ
リケーション起動応答メッセージに対してコントロール
サーバ16から受信するアプリケーション起動履歴メッ
セージには、1つのアプリケーションの起動履歴しか含
まないので、ここでは1つの起動履歴情報のみが表示さ
れるものとする(図9は後述するアプリケーション起動
履歴要求メッセージに対してコントロールサーバ16か
らアプリケーション起動履歴メッセージを受信した場合
の画面例である)。
【0049】このようにして、モバイル端末10ではア
プリケーション制御情報20において、アプリケーショ
ン毎に起動応答通知要否として応答要を登録しておくこ
とで、コントロールサーバ16からの要求に応じてアプ
リケーションプログラムが起動された場合には、アプリ
ケーション起動履歴情報を表示させて、ユーザにアプリ
ケーションプログラムの起動状況を通知することができ
る。従って、ユーザが知らないうちにアプリケーション
が動作しているという状況を回避できる。また、ユーザ
がコントロールサーバによるプログラムの起動を知る必
要がなければ、起動応答通知要否として応答不要である
ことを設定しておけば、起動履歴情報が表示されず煩わ
されることもない。
【0050】次に、モバイル端末10がコントロールサ
ーバに対してアプリケーション起動履歴要求メッセージ
を送信する時の処理の流れについて、図8(c)に示す
フローチャートを参照しながら説明する。
【0051】前述した説明では、モバイル端末10は、
アプリケーション起動応答メッセージ(起動応答通知要
否が応答要の設定)をコントロールサーバ16に対して
送信した場合に、アプリケーション起動履歴メッセージ
を受信するとしているが、任意のタイミングでアプリケ
ーション起動履歴要求メッセージをコントロールサーバ
16に送信することで、アプリケーション起動履歴メッ
セージを受信することができる。
【0052】ここでは、電源オン時またはリセット時
に、例えば初期化処理の一部として、アプリケーション
プログラムの起動を許可した全てのコントロールサーバ
に対してアプリケーション起動履歴要求メッセージを送
信し、各コントロールサーバからアプリケーション起動
履歴メッセージを取得するものとする。
【0053】モバイル端末10は、初期化処理におい
て、稼働中に受け入れたアプリケーション起動要求があ
ったかを、起動通知フラグ(図7のステップA8でオン
されたもの)とアプリケーションの起動を許可したコン
トロールサーバを識別できる許可識別情報とを参照して
判別し(ステップD1)、もし該当するコントロールサ
ーバがあった場合(起動通知フラグ、オン)、起動通知
フラグをオフにして(ステップD2)、アプリケーショ
ン起動履歴要求メッセージを該当コントロールサーバに
対して送信する(ステップD3)。ここでは、該当する
全てのコントロールサーバに対して、アプリケーション
起動履歴要求メッセージを送信する。
【0054】起動通知フラグがオフあるいは許可識別情
報が付加されていないコントロールサーバについては、
モバイル端末10は、アプリケーション起動履歴要求メ
ッセージを送信しない。
【0055】次に、コントロールサーバ16がアプリケ
ーション起動履歴要求メッセージを受信した時の処理の
流れについて、図8(d)に示すフローチャートを参照
しながら説明する。アプリケーション起動履歴要求メッ
セージを受信すると(ステップE1)、コントロールサ
ーバ16は、アプリケーション起動履歴テーブル30に
格納されている各アプリケーションプログラムについて
の起動履歴情報、すなわち起動日時情報、ステータス情
報、理由についての累積された情報のうち、モバイル端
末10に通知していない情報をまとめてアプリケーショ
ン起動履歴メッセージを作成し、アプリケーション起動
履歴要求メッセージを送信してきたモバイル端末10に
送信する(ステップE2)。
【0056】未送信の起動履歴情報は、アプリケーショ
ン起動履歴テーブル30の起動情報の次格納場所へのポ
インタと、起動情報の次取出し場所へのポインタとの間
に挟まれた各起動履歴情報が該当する。
【0057】一方、コントロールサーバからアプリケー
ション起動履歴メッセージを受信したモバイル端末10
は、前述した図8(b)のフローチャートに示す手順で
アプリケーション起動履歴情報を図9に示すようにして
ディスプレイ10jにおいて表示させる。ここでは、複
数のコントロールサーバからアプリケーション起動履歴
メッセージを受信する場合があり、その時には、個々の
コントロールサーバについてのアプリケーション起動履
歴情報が表示される。また、1つのコントロールサーバ
が複数のアプリケーションプログラムを起動している場
合には、1つのコントロールサーバについて複数のアプ
リケーションプログラムについての起動履歴が表示され
る。
【0058】なお、前述した説明では、モバイル端末1
0の電源オン時またはリセット時に、初期化処理として
アプリケーション起動履歴要求メッセージの送信が行わ
れるものとしているが、その他の任意のタイミングで送
信するようにしても良い。例えば、ユーザからの指示が
あった場合や、特定のプログラムが実行された場合、予
め決められた時間(期間)毎などにアプリケーション起
動履歴要求メッセージを送信して、コントロールサーバ
からアプリケーション起動履歴メッセージを取得するよ
うにしても良い。
【0059】このようにして、モバイル端末10におけ
るアプリケーションプログラムの起動履歴が個々のコン
トロールサーバにアプリケーション起動履歴テーブル3
0として格納されているので、モバイル端末10からア
プリケーション起動履歴要求メッセージを送信すること
で、コントロールサーバから起動履歴情報を取得してプ
ログラムの起動状況を確認できる。従って、モバイル端
末10のユーザによって、コントロールサーバによるプ
ログラムの起動を監視し、不正な制御がおこなわれてい
ないか確認できるので、信頼性を確保することができ
る。
【0060】なお、前述した説明では、モバイル端末1
0に格納されている、プログラムサーバ14からダウン
ロードされたアプリケーションプログラムを、コントロ
ールサーバ16から起動させる場合について説明してい
るが、ダウンロードしたアプリケーションプログラム以
外を対象として起動するものであっても良い。例えば、
可搬型メモリ10mを通じて外部からアプリケーション
プログラムをインストールした場合に、ダウンロードし
た場合と同様にして、アプリケーション制御情報20及
びアプリケーション本体22へ各種情報とプログラムを
格納することで、コントロールサーバ16から起動させ
ることができる。
【0061】また、アプリケーションプログラムとして
位置測位プログラムを例にしているが、他のプログラム
であっても良い。また、アプリケーションプログラムで
はなく、所謂、制御プログラムを対象とすることもでき
る。
【0062】また、モバイル端末10では、コントロー
ルサーバ16からのアプリケーション起動要求メッセー
ジに対して、パスワードによるチェックと(図7、ステ
ップA3)、コントロールサーバの識別情報によるコン
トロールサーバチェック(図7、ステップA6)の両方
で起動要求を許可するか否かを判別しているが、何れか
一方のチェックのみで判別するようにしても良い。この
場合、コントロールサーバ16からのアプリケーション
起動要求メッセージでは、パスワードあるいはコントロ
ールサーバの識別情報の何れか一方が含まれていれば良
いことになる。
【0063】なお、上述した実施形態において記載した
手法は、コンピュータに実行させることのできるプログ
ラムとして、例えば磁気ディスク(フレキシブルディス
ク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、
DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで
各種装置に提供することができる。また、通信媒体によ
り伝送して各種装置に提供することも可能である。本装
置を実現するコンピュータは、記録媒体に記録されたプ
ログラムを読み込み、または通信媒体を介してプログラ
ムを受信し、このプログラムによって動作が制御される
ことにより、上述した処理を実行する。
【0064】また、本願発明は、前述した実施形態に限
定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱し
ない範囲で種々に変形することが可能である。更に、前
記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示
される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより
種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示され
る全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても効果
が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が
発明として抽出され得る。
【0065】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、サ
ーバ装置(コントロールサーバ)からの起動要求に対し
て、この起動要求に含まれる起動条件と、端末装置(モ
バイル端末)に格納している起動条件をもとに、プログ
ラムの起動を許可すべきかを判別した上で起動処理を実
行するので、モバイル端末上で実行されるプログラムが
不正な動作をすることがないよう安全に起動させること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係わるモバイル端末10とプログ
ラムサーバ14とコントロールサーバ16とが相互に接
続されたネットワークシステムの構成を示すブロック
図。
【図2】図1中に示すモバイル端末10の詳細な構成を
示すブロック図。
【図3】モバイル端末10のEEPROM10fに構築
されるアプリケーション制御情報20とアプリケーショ
ン本体22の構成例を示す図。
【図4】アプリケーション起動要求メッセージとアプリ
ケーション起動応答メッセージの構成例を示す図。
【図5】アプリケーション起動履歴要求メッセージとア
プリケーション起動履歴メッセージの構成例を示す図。
【図6】コントロールサーバ16において構築されるア
プリケーション起動履歴テーブル30の構成例を示す
図。
【図7】モバイル端末10がコントロールサーバ16か
らアプリケーション起動要求メッセージを受信した時の
処理を説明するためのフローチャート。
【図8】コントロールサーバ16がアプリケーション起
動応答メッセージを受信した時の処理、モバイル端末1
0がアプリケーション起動履歴メッセージを受信した時
の処理、モバイル端末10がアプリケーション起動履歴
要求メッセージを送信する時の処理、コントロールサー
バ16がアプリケーション起動履歴要求メッセージを受
信した時の処理をそれぞれ説明するためのフローチャー
ト。
【図9】アプリケーション起動履歴情報が表示されたモ
バイル端末画面の一例を示す図。
【符号の説明】
10…モバイル端末 10a…CPU 10b…ROM 10c…RAM 10d…キー入力制御部 10e…キーパッド 10f…EEPROM 10g…通信制御部 10h…画面制御部 10j…ディスプレイ 10k…外部機器制御部 10m…可搬型メモリ 12…ネットワーク 14…プログラムサーバ 16…コントロールサーバ 20…アプリケーション制御情報 30…アプリケーション起動履歴テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/20 H04Q 7/04 Z

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末装置に格納されたプログラムを、前
    記端末装置とネットワークを介して相互に接続されたサ
    ーバ装置から起動するプログラム起動方法であって、 前記端末装置にはプログラムと起動条件とを関係づけて
    予め格納しておき、 前記サーバ装置から前記端末装置に対して、起動対象と
    するプログラムを示す情報と起動条件とを含む起動要求
    を送信し、 前記端末装置では前記サーバ装置から起動要求を受信し
    た場合に、前記起動要求に含まれる情報が示すプログラ
    ムと関係づけられた起動条件と、前記サーバ装置からの
    起動条件をもとにプログラムの起動を許可するか否かを
    判別し、起動を許可する場合に該当するプログラムを起
    動することを特徴とするプログラム起動方法。
  2. 【請求項2】 前記端末装置には、複数のプログラムが
    格納され、各プログラムに対して起動条件を格納してお
    くことを特徴とする請求項1記載のプログラム起動方
    法。
  3. 【請求項3】 前記サーバ装置から送信される起動条件
    には、パスワードとサーバ装置に固有な識別情報の少な
    くとも一方を含むことを特徴とする請求項1記載のプロ
    グラム起動方法。
  4. 【請求項4】 前記端末装置に格納される起動条件に
    は、複数のサーバ装置のそれぞれを示す識別情報を含
    み、 前記端末装置は、前記サーバ装置から受信した起動条件
    に含まれる識別情報が、予め起動条件として格納されて
    いる場合にプログラムを起動することを特徴とする請求
    項1記載のプログラム起動方法。
  5. 【請求項5】 前記端末装置は、プログラムの起動結果
    を前記サーバ装置に対して送信し、 前記サーバ装置は、前記端末装置から受信したプログラ
    ムの起動結果を、起動履歴情報として格納することを特
    徴とする請求項1記載のプログラム起動方法。
  6. 【請求項6】 前記サーバ装置は、前記起動履歴情報を
    プログラムの起動結果として前記端末装置に対して送信
    することを特徴とする請求項5記載のプログラム起動方
    法。
  7. 【請求項7】 前記端末装置は、前記サーバ装置からの
    前記起動履歴情報の送信要否を設定し、 前記サーバ装置は、前記端末装置において設定された送
    信要否に応じて、前記起動履歴情報の送信を制御するこ
    とを特徴とする請求項6記載のプログラム起動方法。
  8. 【請求項8】 前記端末装置は、前記起動履歴情報につ
    いて送信要が設定された場合に、前記サーバ装置に対し
    て前記起動履歴情報の送信要求を送信することを特徴と
    する請求項7記載のプログラム起動方法。
  9. 【請求項9】 ネットワークを介して相互に接続された
    端末装置に格納されたプログラムを起動するサーバ装置
    であって、 前記端末装置に格納されたプログラムと同プログラムを
    起動するための起動条件との関係を示す情報を格納する
    起動条件格納手段と、 前記起動条件格納手段に格納された情報に基づいて、前
    記端末装置に対して起動対象とするプログラムを示す情
    報と起動条件とを含む起動要求を送信する起動要求送信
    手段と、 前記起動要求送信手段によって送信した起動要求に応じ
    て、前記端末装置からプログラムの起動結果を示す情報
    が送信されてきた場合に起動履歴情報として格納する起
    動履歴格納手段と、 前記端末装置から起動起動履歴情報の送信要求があった
    場合に、前記起動履歴格納手段に格納された起動履歴を
    前記端末装置に送信する起動履歴送信手段とを具備した
    ことを特徴とするサーバ装置。
  10. 【請求項10】 ネットワークを介して相互に接続され
    たサーバ装置からの要求に応じて、自装置に格納された
    プログラムが起動される端末装置であって、 プログラムと起動条件とを関係づけた制御情報を格納す
    る制御情報格納手段と、 前記サーバ装置から起動対象とするプログラムを示す情
    報と起動条件とを含む起動要求を受信した場合に、前記
    制御情報格納手段によって格納された前記情報が示すプ
    ログラムと関係づけられた起動条件と前記サーバ装置か
    らの起動条件とをもとに、プログラムの起動を許可する
    か否かを判別する判別手段と、 前記判別手段によってプログラムの起動を許可すると判
    別された場合に、該当するプログラムを起動するプログ
    ラム起動手段とを具備したことを特徴とする端末装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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