JP2003243071A - フレキシブルプリント基板用コネクタ - Google Patents

フレキシブルプリント基板用コネクタ

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JP2003243071A
JP2003243071A JP2002034728A JP2002034728A JP2003243071A JP 2003243071 A JP2003243071 A JP 2003243071A JP 2002034728 A JP2002034728 A JP 2002034728A JP 2002034728 A JP2002034728 A JP 2002034728A JP 2003243071 A JP2003243071 A JP 2003243071A
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Yutaka Kitamura
裕 北村
Hiroyuki Matsumoto
博幸 松本
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JST Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フレキシブルプリント基板先端のめくれを簡
単な組付け作業により防止できるコネクタを提供するこ
と。 【構成】 フレキシブルプリント基板40が載置される
載置面を有する基台21と、この基台の載置面を覆い且
つ該フレキシブルプリント基板の導体を露出させる開口
32を有するカバー枠体30とを備え、基台21とカバ
ー枠体30との間にフレキシブルプリント基板40が挟
持され、カバー枠体の押え片33aにより該フレキシブ
ルプリント基板40の先端が該載置面24a、25aに
圧接固定される。該フレキシブルプリント基板40の先
端が該載置面に圧接固定されることにより、該コネクタ
20を他のコネクタへ挿入接続する際に、該フレキシブ
ルプリント基板の先端がめくれて接続不良を起こすこと
がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレキシブルプリ
ント基板或いはフレキシブル・フラットケーブル(以
下、総称して「フレキシブルプリント基板」という)用
コネクタに関し、特にフレキシブルプリント基板をコネ
クタハウジングに簡単に組付けできるフレキシブルプリ
ント基板用コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンター等のOA機器では、
該機器内に光学系部品等の可動部品が搭載され、該可動
部品と固定部品との電気的接続にフレキシブル・フラッ
トケーブル(flexible flat cable:以下、FFCとい
う)やフレキシブルプリント基板(flexible printed c
ircuit:以下、FPCという)等が使用されている。か
かるFFC或いはFPCは、その一端ないし両端にコネ
クタが結合され、該コネクタにより可動部品と固定部品
との電気的接続がなされるようになっている。このFP
C等に接続されるコネクタは、コネクタハウジング内に
複数個のコンタクトが装着され、該コンタクトに個別に
リード線等が接続されるコネクタと異なり、FFC或い
はFPCの表面ないし内部に配設された可撓性導体自体
がコンタクトに兼用されることから、コネクタハウジン
グへの位置決めが重要になる。すなわち、FPC等がコ
ネクタハウジングへ組み込まれる際は、該FPC等が曲
がったままでハウジングへ組み込まれることが回避され
なければならず、しかも、他コネクタとの接続時にもF
PC等の先端がめくれて接続不良を起こさないようにし
なければならなかった。これらの点に着目して改良され
たFFC或いはFPC用コネクタは、これまで多く提案
されている。例えば特開平11−329619号公報に
開示されたFPC用コネクタがその一例である。
【0003】図6は、この公報に開示されたFPC用コ
ネクタの斜視図、図7は図6のコネクタ接続前の拡大縦
断面図である。このコネクタは、プラグハウジング20
0を有し、該ハウジングは、FPCの表面側に配置され
る表部材210と、FPC の裏面側に配置される裏部
材220とからなり、表部材210と裏部材220との
間にFPC400が挟持固定されるようになっている。
そして裏部材220には、FPCの裏面に当接される支
持部240が形成され、該支持部240にFPCの先端
が係止されるFPC係止部260が設けられている。こ
の係止部260は、FPCの先端が受容されるスリット
260’からなり、該スリット260’は裏部材220
にFPCの幅方向に沿って形成され、FPCの先端が該
スリットに受容されてその周縁部に係止されるようにな
っている。この構成によると、プラグハウジング200
にFPC400が固定された状態では、FPC先端が支
持部240のスリット260’の周縁部に係止される。
したがって、支持部240がFPC400と共にベース
ハウジング100の開溝部110へ挿入される際に、コ
ンタクト120が変形してFPC400に圧接されて
も、FPCの先端が支持部からめくれてしまうようなコ
ネクタ接続不良の誘発を防止できる。なお、符号150
及び250はロック機構、230は固定ピン、Pは配線
基板を示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このフレキシ
ブルプリント基板用コネクタは、フレキシブルプリント
基板をプラグハウジングに組み込む際に、先ずフレキシ
ブルプリント基板の先端を支持部に設けられたスリット
に挿入しなければならず、この挿入作業は狭いスリット
への挿通作業となるため面倒で時間が掛かり、結局、組
立作業の効率が悪いという課題があった。この課題に鑑
み、スリットへの挿通作業を不要にしたコネクタとし
て、例えば特開平8−293360号公報に開示された
フラットケーブルコネクタがある。このコネクタは、フ
ラットケーブルの先端を挿通可能にした挿通孔が形成さ
れた押圧部と、前記挿通孔に連通して押圧部からフラッ
トケーブルの挿入方向に延び前記フラットケーブルを支
持する支持面を有する舌部とからなるスライダと、前記
挿通孔から挿入された前記フラットケーブルの先端部が
挿入されるハウジングとで構成されている。そして、前
記支持面の両側縁部には、前記フラットケーブルが前記
支持面に沿って挿入されるように、前記フラットケーブ
ルの両側縁部を案内する案内溝を有する側壁が形成され
ると共に、前記支持面の一部に前記挿通孔から挿入され
たフラットケーブルの先端部に形成された係止孔と係合
する係止突起が形成され、フラットケーブルの先端部が
スライダに固定されることによって、ケーブルをハウジ
ングに組付ける際に、フラットケーブル先端部のふらつ
きを阻止できる構造となっている。しかし、前記係止突
起は、一端部がスライダの一部に固定された片持梁状の
アーム他端部の自由端に形成されていることから、該ス
ライダ構造が複雑で成形加工が難しくなり、結局、製造
コストが嵩むという課題があった。
【0005】本発明は、かかる従来技術が抱える課題を
解消するものであって、その発明の目的は、前記挿通作
業を省いてコネクタハウジングへの組付け作業を容易に
したフレキシブルプリント基板用コネクタを提供するこ
とにある。
【0006】本発明の他の目的は、フレキシブルプリン
ト基板先端のめくれを簡単な組付け作業により防止でき
るフレキシブルプリント基板用コネクタを提供すること
にある。
【0007】本発明のまた他の目的は、他のコネクタと
の接続を良好にしたフレキシブルプリント基板用コネク
タを提供することにある。
【0008】本発明の更に他の目的は、組立てが容易な
フレキシブルプリント基板用コネクタを提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、以下の手段
・構成により達成される。
【0010】本発明のフレキシブルプリント基板用コネ
クタは、フレキシブルプリント基板が載置される載置面
を有する基台と、該基台の載置面を覆い且つ該フレキシ
ブルプリント基板の導体を露出させる開口を有するカバ
ー枠体とを備え、該基台とカバー枠体との間に該フレキ
シブルプリント基板が挟持され、該カバー枠体の押え片
により該フレキシブルプリント基板の先端が該載置面に
圧接固定されることを特徴とする。この構成で、先ずフ
レキシブルプリント基板が基台の載置面に載置されカバ
ー枠体で該載置面が覆われる。すると、該カバー枠体の
押え片により、該フレキシブルプリント基板の先端が該
載置面へ圧接固定されることになる。また、該フレキシ
ブルプリント基板の先端が該載置面に圧接固定されるこ
とにより、該コネクタを他のコネクタへ挿入接続される
際に、該フレキシブルプリント基板の先端がめくれて接
続不良を誘発することがなくなる。しかも、載置面への
圧接固定は、カバー枠体を基台へ押し付け固定するだけ
で可能となるので、従来のように面倒なスリットへの挿
通作業が不要にできる。
【0011】本発明のフレキシブルプリント基板用コネ
クタは、また前記載置面を平坦面に、或いは緩やかな登
り傾斜或いは階段状傾斜面にすることが好ましい。ま
た、前記カバー枠体の押え片は、該カバー枠体の一辺に
形成された肉薄帯状片からなり、該肉薄帯状片により前
記フレキシブルプリント基板先端が前記載置面に圧接固
定されるようにすることが好ましい。更に、前記カバー
枠体の押え片は、該カバー枠体の一辺に形成された短片
及び長片を有するほぼ横L字状鉤片からなり、該短片が
前記基台側壁面に当接され、該長片で前記フレキシブル
プリント基板先端が前記載置面に圧接固定されるように
することが好ましい。
【0012】このように載置面が平坦面或いは傾斜面で
形成されることにより、他コネクタとの接続時に、該載
置面に載置されたフレキシブルプリント基板導体と良好
な接続が可能となる。特に、傾斜面に載置された場合
は、所定の接触圧で他コネクタコンタクトとの接続がな
されることになる。また、カバー枠体の押え片が肉薄帯
状片或いはほぼ横L字状鉤片で形成されることにより、
基台の先端側壁から傾斜面へ向かった所定距離の部分で
フレキシブルプリント基板の先端が圧接固定され、また
該横L字状鉤片の一部が基台の先端側壁面に当接され
る。これにより、フレキシブルプリント基板先端が基台
の載置面に簡単に圧接固定される。
【0013】本発明のフレキシブルプリント基板用コネ
クタは、更に、前記カバー枠体に、該カバー枠体の一辺
に形成された押え片を除く対向する各枠片に係止手段が
設けられ、該係止手段により該カバー枠体が前記基台に
固定されるようにすることが好ましい。また前記カバー
枠体には、前記押え片が形成された枠片と対向する枠片
に他のコネクタとの着脱自在なロック機構が一体に延設
されることが好ましい。この構成により、該カバー枠体
を基台に押し付けることにより、該係止手段が基台の底
壁面へ係止され、結局、フレキシブルプリント基板の組
付け組立てが簡単になる。また、該係止手段及びロック
機構は、カバー枠体と一体成形により形成できるので、
構造が簡単になり製造が容易になる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明は、プラグとリセプタクル
とからなるコネクタのうちプラグに関し、その一実施形
態を以下に図面を参照して説明する。図1は、コネクタ
の外観を示し、同図(A)は本発明の一実施形態のプラ
グの斜視図、同図(B)はリセプタクルの斜視図、同図
(C)は(A)のA−Aの断面図である。図2は、図1
(A)のプラグを分解した斜視図、図3はプラグ部品の
基台を示し、その底部裏面図である。図4は、プラグ部
品のカバー枠体を示し、同図(A)は平面図、同図
(B)は底部裏面図である。図5は、図1(A)のプラ
グと(B)のリセプタクルとが結合された状態を示し、
同図(A)は結合斜視図、同図(B)は(A)のB−B
の断面図である。なお、本発明はこの図面に示されてい
るものに限定されるものでなく、この実施形態の説明に
関連して都度説明ないし示唆する変形例をも包含するも
ので、該変形例等は該実施形態の説明から容易に理解し
得るはずであるので、その説明を省略する。
【0015】コネクタ10は、プラグ20とリセプタク
ル60とからなり、両者は互いに着脱自在な結合手段に
より機械的結合及び電気的接続がなされる。プラグ20
は、リセプタクルの接続開口に嵌合されるハウジング形
状を有する基台21と、該基台に装着されるフレキシブ
ルプリント基板40を挟持して固定するカバー枠体30
とからなり、何れも合成樹脂材料により、以下に説示す
る形状に成形される。基台21は、所定の厚みと長さを
有する扁平板状体であって、長手方向の横幅長は、ほぼ
フレキシブルプリント基板幅長とほぼ同一長に、また該
長手方向と直交する縦幅長は該横幅長より短い幅長にし
た細長な矩形状をなしている。また、該扁平板状体から
なる基台21は、その表面22aが長手方向の側壁22
fから他の側壁22cへ向って緩やかに登り勾配に傾斜
した階段状斜面に形成される。すなわち、該階段状斜面
は、一方の側壁22fから他の側壁へ向って順に、先端
の第1平坦面24a、第1登り斜面25a、第2登り斜
面25b、第2平坦面24b、第3登り斜面25c、頂
部平坦面24c、及び下り斜面25d(図1(C)に図
示)からなる。この階段状斜面は、後述するフレキシブ
ルプリント基板が載置される載置面となり、リセプタク
ルとの結合時に、プラブの差込みに応じて、該斜面に固
定されたフレキシブルプリント基板のコンタクト(導
体)が該リセプタクルのコンタクトと所定の接触圧で良
好な電気的接続がなされる傾斜角度に選定される。この
角度は、0°<傾斜角度<45°の範囲が望ましい。勿
論、この範囲に限定されるものでない。
【0016】この実施形態では、載置面は緩やかに登り
勾配に傾斜した階段状斜面であったが、階段状斜面でな
く表面が平らな傾斜面でもよく、或いは傾斜せず単なる
平坦面でもよい。傾斜せず単なる平坦面に形成された場
合、例えば前記特開平11−329619号公報に開示
されているコンタクト120(図7参照)とも電気的接
続が可能となる。したがって、この載置面は、他コネク
タのコンタクトの形状、すなわち種々のタイプのコンタ
クトに応じて、任意の形状に変更されて平坦或いは所定
の勾配を有する傾斜面に形成できるものである。
【0017】また、頂部平坦面24cには、その表面に
所定の間隔を空けて2個の開口28a、28b(図3参
照に図示)が形成され、該各開口に後述するカバー枠体
の固定ピン35a、35b(図4(B)参照)が差し込
まれる。更に、幅狭な両側壁22d、22eには、それ
ぞれ円柱状の固定ピン26a、26b及び四角柱状をな
した一対の柱体からなる溝部27a、27bが形成さ
れ、これらの固定ピン26a、26b及び溝部27a、
27bは、カバー枠体との結合時に位置決め機能を果た
す。なお、扁平板状体の底部裏面22bは、ほぼ平坦面
であって、その裏面に表面と連通した穴28a、28b
を有し、両側壁に固定ピン26a、26b及び柱体27
a、27bが林立している。(図3に図示)。
【0018】カバー枠体30は、基台21に載置される
フレキシブルプリント基板40を挟持して固定するもの
であって、周囲が枠片33a〜33dで囲まれ中央部に
比較的大きな細長開口32を有する細長な矩形状枠体か
らなる。矩形状枠体からなるカバー枠体30は、ほぼ平
行な長片の上下枠片33b、33aと、該上下枠片を連
結する短片の左右枠片33c、33dと、該左右枠片側
に設けられた係合部50a、50bとからなり、該各上
下及び左右枠片はそれぞれの端部で一体成形により結合
されている。上下枠辺33b、33aの長さは、基台の
側壁22c、22fとほぼ同じ長さになっている。フレ
キシブルプリント基板40は、合成樹脂からなる薄板或
いは膜41上に複数の導体42i(図2には42a、4
2zが図示されている)が所定の間隔を空けて配設さ
れ、該導体42i上に同様な樹脂材料からなる被膜43
で被覆された可撓性シート状基板であって、該フレキシ
ブルプリント基板は既に市販され公知のものである。こ
のフレキシブルプリント基板40は、その表面にカバー
枠体の固定ピン35a、35bが挿通される穴43a、
43bが該導体42iを切断しない位置に穿設され、ま
た先端部は端部から所定の長さ導体が露出され、露出さ
れた導体部分42a、42i、42zは、後述するプラ
グコンタクトとして使用される。
【0019】上下枠片33b、33aは、何れも所定の
肉厚と幅長を有する矩形状板体で形成される。うち該下
枠片33aは、後述するようにフレキシブルプリント基
板40の先端を該載置面に圧接固定する押え片として機
能するもので、短片33a及び長片33aを有する
ほぼ横L字状鉤片(図4、図5(B)を参照)からな
り、該短片33aは基台の長手側壁22fを覆う長さ
に、該長片33aは、第1登り斜面25bに達する長
さを有する。また該長片33aの先端は、第1登り斜
面に合わせ所定角度の傾斜面に形成され、基台21にフ
レキシブルプリント基板が載置されたとき、該フレキシ
ブルプリント基板表面を傷つけることなく所定の圧力で
押圧される。この該横L字状鉤片は、短片が基台の側壁
22fと当接され位置決めされ、同時に長片でフレキシ
ブルプリント基板が斜面に載置されたときに、フレキシ
ブルプリント基板先端を第1平坦面に押し付け該プリン
ト基板先端のめくれを阻止する押え片として機能する。
この押え片33aは、ほぼ横L字状鉤片で形成された
が、該短片33aを省き、長片33aのみで押え片
を形成してもよい。押え片の長片33aは、その肉厚
が薄く形成される。すなわち、載置面が緩やかな登り傾
斜面或いは階段状傾斜面で形成される場合は、その肉厚
はコンタクトの接触面(該載置面にフレキシブルプリン
ト基板が載置され、該基板導体面に形成される接触面)
とほぼ同一ないしそれより低くなるような厚さに選定さ
れ、また、載置面が平坦面で形成される場合は、できる
だけ肉薄に形成される。何れの場合も肉厚が薄く形成さ
れることにより、他コネクタコンタクトとの接続の際
に、挿入抵抗が低減されプラグ挿入がスムーズになる。
【0020】上枠片33bは、下枠片33aとほぼ平行
に配設され、前述したように矩形状板体で形成される。
その裏面に基台の第3登り斜面25c、頂部平坦面24
c及び下り斜面25d(図1(C)参照)からなる凸形
状に合わせ、該凸形状部にフレキシブルプリント基板が
載置されたとき、該フレキシブルプリント基板を押え込
む凹状溝穴33bが形成され、また該溝穴33b
底部平面33bに所定の間隔をおいて円柱状の固定ピ
ン35a、35bが形成されている。(図4(B)参
照)。また、上枠片33bは、その長手方向の側壁から
延び、該延びた側壁面から下枠辺方向へほぼ直角に延設
される係止腕50a、50bが該上枠片33bと一体に
形成される。該係止腕50a、50bは、薄板体で形成
され、先端に外方向へ突出した段部からなる係止爪52
a、52bと、該薄板体の途中から外方向へ延び、指で
押圧できる面積を有する押圧片53a、53bからな
る。
【0021】各枠片で囲まれた細長開口32は、その開
口面積が少なくともフレキシブルプリント基板40の導
体42a〜42zの部分が露出されコンタクトが形成さ
れる大きさを有している。なお、該細長開口32は、周
囲を枠片で囲まれているが、上枠片33bの一部を欠き
一方が開放された開口でもよい。また、上下枠片を連結
している左右枠片33c、33dは、上枠片33bの内
側側壁からほぼ垂直に延びた薄肉な板体片であって、該
板体片の先端に下枠片が一体に結合されている。該各板
体片33c、33dは、ほぼ中央部が所定距離下方に延
設され可撓性を有する係止片となっており、該係止片の
先端に係止爪34c、34dが設けられている。
【0022】以下、プラグハウジングにフレキシブルプ
リント基板を組み込む作業工程を説明する。フレキシブ
ルプリント基板40は、該プリント基板の導体が露出さ
れた面を上方にして裏面側(導体が露出された反対面)
が基台21の表面22a上に載置される。次に、上枠片
33bの固定ピンを35a、35bが該フレキシブルプ
リント基板の穴43a、43bに挿通され、各固定ピン
を35a、35bが基台21の穴28a、28bに挿通
される。なお、該フレキシブルプリント基板の穴43
a、43bの位置は、基台21に装着された状態で該プ
リント基板先端が基台先端側壁22fに近接している長
さに設定されている。この状態では未だ、該フレキシブ
ルプリント基板40は、基台21の頂部の平坦面24c
上に載置され、該フレキシブルプリント基板の先端が基
台先端方向へ突出し、該フレキシブルプリント基板の先
端と基台先端の第1平坦面との間に傾斜勾配に沿ったギ
ャップが形成されている。
【0023】次いでこのギャップがある状態で、基台2
1の上からカバー枠体30が押し付けられる。すると、
固定ピン35a、35bの先端が基台の底壁面に到達
し、同時に下枠片(押え片)33aの短片31aが基
台の長手側壁22fを覆い、且つ長片31aで該フレ
キシブルプリント基板先端が押圧され、該ギャップがな
くなるように押え込まれる。一方、上枠片33bの凹状
溝33bが凸状部に嵌合され該フレキシブルプリント
基板が該凸状部で固定され、更に、係止脚34c、34
dが溝部27a、27b間に入り込み、該係止脚の係止
爪34c’、34d’が基台21の底壁面22bの周縁
に係止され、該枠体が基台に装着される。(図1(C)
参照)。この組立て方法によると、該フレキシブルプリ
ント基板40は、その表面に予め位置決め穴が穿設され
ていることから、カバー枠体に設けられた固定ピンを該
各穴へ挿通し、該固定ピンを基台の穴に挿通するだけ
で、フレキシブルプリント基板先端を正確に位置決め固
定することができる。したがって、該フレキシブルプリ
ント基板を基台に固定するために、面倒なスリット等へ
の差込み等による作業が不要になる。
【0024】一方、プラグ20と接続されるリセプタク
ル60は、プリント基板等に実装されるものであって、
ほぼ箱形状のハウジング61からなり、該ハウジングに
は一方向に開口する開溝部62が形成され、該開溝部6
2に複数のコンタクト63i(図1(B)には63a、
63i、63zが符号を付して図示されている)が溝幅
方向に弾性変形可能に内設されている。なお、この内部
構造は、例えば前記特開平11−329619号にも開
示され、既に公知であるので、内部構造の説明を省略す
る。また、該ハウジング61は、その溝長手方向の両端
の内壁にロック機構50a、50bの各係止片を弾性変
形させつつ受容する凹陥部64a、64bがそれぞれ設
けられ、該係止片及び凹陥部により、リセプタクル60
とプラグ20とを着脱自在に結合される。
【0025】該フレキシブルプリント基板が装着された
プラグ20は、従来のコネクタの接続方法と同じ方法に
よりリセプタクル60に接続される。すなわち、リセプ
タクル60の開口にプラグ20の先端が挿入される。す
ると、リセプタクル60の開口に装着されたコンタクト
63の接触部が押え片33a上を摺動し、更に押し込ま
れることにより、該接触部が基台の階段状傾斜面の上を
移動し、該フレキシブルプリント基板の導体とコンタク
トの接触部とが傾斜面を利用して、良好な接触圧で電気
的接続がなされる。図5(B)には、リセプタクル60
とプラグ20とが結合された状態が図示され、この図か
ら、1つのコンタクト63の接触部64が該フレキシブ
ルプリント基板40の導体と接触している状態が容易に
分かるはずである。また、同時に挿入の際に、基台21
の先端側壁がカバー枠体の短片33aで覆われ、しか
も長片33aで該フレキシブルプリント基板の先端部
が圧接固定されているので、挿入の際に、該フレキシブ
ルプリント基板の先端に直接物等が衝突することがない
ので、該フレキシブルプリント基板の先端がめくれて接
続不良を起こすことを防止できる。
【0026】更に、リセプタクル60とプラグ20との
結合により、ロック機構50a、50bの係止片が開溝
部64a、64bに入り込み、該係止片の係止爪が該開
口内の段部(図示せず)に係止し両者は係合される。ま
た、この係合を外す場合は、ロック機構の押圧片53
a、53bを指で互いに内側へ押圧し、係止片51a、
51bの係止爪52a、52bを段部から外し、後方へ
引抜くことにより、係合が解かれる。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のフレキシ
ブルプリント基板用コネクタによれば、該フレキシブル
プリント基板を基台の載置面に載置させ、該載置面をカ
バー枠体で覆うだけで、該カバー枠体の押え片により、
該フレキシブルプリント基板の先端が該載置面へ圧接固
定されることになる。該フレキシブルプリント基板の先
端が該載置面に圧接固定されることにより、該コネクタ
を他のコネクタへ挿入接続する際に、該フレキシブルプ
リント基板の先端がめくれて接続不良を起こすことがな
く、しかも、載置面への圧接固定はカバー枠体を基台へ
押し付け固定するだけで出来るので、従来のように面倒
なスリットへの挿通作業を不要にできる。
【0028】また、載置面が平坦面或いは傾斜面で形成
されたことにより、他コネクタとの接続時に、該載置面
に載置されたフレキシブルプリント基板導体と良好な接
続が可能となる。特に、傾斜面に載置された場合は、良
好な接触圧で他コネクタのコンタクトと接続されること
になる。
【0029】更に、該カバー枠体を基台に押し付けるこ
とにより、該係止手段が基台の底壁面へ係止される。フ
レキシブルプリント基板の組付け組立てが簡単になる。
更にまた、該係止手段及びロック機構は、カバー枠体と
一体成形により形成できるので、構造が簡単になり製造
が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 コネクタの外観斜視図を示し、同図(A)は
本発明の一実施形態に係るプラグの斜視図、同図(B)
はリセプタクルの斜視図、同図(C)は(A)のA−A
断面図である。
【図2】 図1(A)のプラグを分解した分解斜視図で
ある。
【図3】 プラグ部品を示し、図2の一部品(基台)の
底面図である。
【図4】 プラグ部品を示し、同図(A)は図2の一部
品(カバー枠体)の平面図、同図(B)は底面図であ
る。
【図5】 プラグとリセプタクルとの結合状態を示し、
同図(A)は結合斜視図、同図(B)は(A)のB−B
の断面図である。
【図6】 従来技術のFPC用コネクタの斜視図であ
る。
【図7】 図6のコネクタの接続前の拡大縦断面図であ
る。
【符号の説明】
10 コネクタ 20 プラグ 21 基台 22a 基台の表面 22f 側壁 30 カバー枠体 32 開口 33a〜33d 枠辺(枠片) 33a 押え片 33a 短片 33a 長片 34c、34d 係止手段 40 フレキシブルプリント基板 42a、42i、42z 導体 50a、50b ロック機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 博幸 神奈川県横浜市港北区樽町4−4−36 日 本圧着端子製造株式会社東京技術センター 内 Fターム(参考) 5E023 AA04 AA16 BB23 DD22 EE22 GG02 GG15 HH08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレキシブルプリント基板が載置される
    載置面を有する基台と、該基台の載置面を覆い且つ該フ
    レキシブルプリント基板の導体を露出させる開口を有す
    るカバー枠体とを備え、該基台とカバー枠体との間に該
    フレキシブルプリント基板が挟持され、該カバー枠体の
    押え片により該フレキシブルプリント基板の先端が該載
    置面に圧接固定されることを特徴とするフレキシブルプ
    リント基板用コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記載置面は、平坦面であることを特徴
    とする請求項1記載のフレキシブルプリント基板用コネ
    クタ。
  3. 【請求項3】 前記載置面は、緩やかな登り傾斜或いは
    階段状傾斜面であることを特徴とする請求項1記載のフ
    レキシブルプリント基板用コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記カバー枠体の押え片は、該カバー枠
    体の一辺に形成された肉薄帯状片からなり、該肉薄帯状
    片により前記フレキシブルプリント基板の先端が前記載
    置面に圧接固定されることを特徴とする請求項1ないし
    3記載の何れか1つのフレキシブルプリント基板用コネ
    クタ。
  5. 【請求項5】 前記カバー枠体の押え片は、該カバー枠
    体の一辺に形成された短片及び長片を有するほぼ横L字
    状鉤片からなり、該短片が前記基台側壁面に当接され、
    該長片で前記フレキシブルプリント基板の先端が前記載
    置面に圧接固定されることを特徴とする請求項1ないし
    3記載の何れか1つのフレキシブルプリント基板用コネ
    クタ。
  6. 【請求項6】 前記カバー枠体は、該カバー枠体の一辺
    に形成された押え片を除く対向する各枠片に係止手段が
    設けられ、該係止手段により該カバー枠体が前記基台に
    固定されることを特徴とする請求項1ないし5記載の何
    れか1つのフレキシブルプリント基板用コネクタ。
  7. 【請求項7】 前記カバー枠体は、前記押え片が形成さ
    れた枠片と対向する枠片に他のコネクタとの着脱自在な
    ロック機構が一体に延設されたことを特徴とする請求項
    1ないし6記載の何れか1つのフレキシブルプリント基
    板用コネクタ。
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