JP2003242840A - シールドケーブル - Google Patents

シールドケーブル

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JP2003242840A
JP2003242840A JP2002037301A JP2002037301A JP2003242840A JP 2003242840 A JP2003242840 A JP 2003242840A JP 2002037301 A JP2002037301 A JP 2002037301A JP 2002037301 A JP2002037301 A JP 2002037301A JP 2003242840 A JP2003242840 A JP 2003242840A
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JP
Japan
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wire
shielded cable
drain wire
signal
drain
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JP2002037301A
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English (en)
Inventor
Masanobu Yoshimura
昌伸 義村
Kenji Ikeda
憲治 池田
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号線導体とドレインワイヤーのサイズを同
じにしてもシールド層とドレイン線との電気的接触が安
定して確保でき、良好な信号の供給が可能なシールドケ
ーブルを提供する。 【解決手段】 本シールドケーブル11は、複数の絶縁
被覆付信号線12とドレイン線13とを内包し、これら
の周りをシールド層14及び絶縁性シース15で順次被
覆してなり、かつ、該ドレイン線13の撚りピッチを該
複数の絶縁被覆付信号線12の撚りピッチと異ならせた
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールドケーブル
に関し、特に自動車等の車両の電装品等への電気的接続
に用いて好適なシールドケーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両では、各種電装品等への
電気的接続のため、シールドケーブルが使用されてい
る。従来のシールドケーブルの構造を図1に示す。従来
のシールドケーブル1は、これらの図に示すように、2
本の絶縁被覆付信号線2とドレイン線3を撚り合わせた
ものの周りをシールド層4で被覆し、さらにその周りを
絶縁性シース5で被覆した構造のものが一般的である。
【0003】このような構成において、外部ノイズはシ
ールド層4により遮蔽され、その遮蔽されたノイズはド
レイン線3を通じて外部のアースへ落とされる。そして
各種電装品には信号線2を介して良好な信号が供給され
るようになっている。
【0004】しかしながら、このような構造のシールド
ケーブル1では、信号線2とドレイン線3が同じピッチ
で撚られているため、信号線導体とドレインワイヤーを
同じサイズにすると、信号線2間の隙間にドレインワイ
ヤーが落ち込んでしまい、シールド層4とドレイン線3
との電気的接触が不安定となり、良好な信号の供給を阻
害することがあった。そのため、ドレインワイヤーとし
て径のサイズが信号線導体より大きなものを用いる必要
があった。その場合、信号線導体とドレインワイヤーの
サイズによっては、ケーブル末端に連結する接続端子サ
イズを分ける必要がでてきて、端子接続の作業性に難点
があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の不具合を解消するためになされたもので、信号線
導体とドレインワイヤーのサイズを同じにしてもシール
ド層とドレイン線との電気的接触が安定して確保でき、
良好な信号の供給が可能なシールドケーブルを提供する
ことをその課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記課
題を解決するため、下記の技術的手段が提供される。 (1)複数の絶縁被覆付信号線とドレイン線とを内包
し、これらの周りをシールド層及び絶縁性シースで順次
被覆してなるシールドケーブルにおいて、該ドレイン線
の撚りピッチを該複数の絶縁被覆付信号線の撚りピッチ
と異ならせたことを特徴とするシールドケーブル。 (2)該ドレイン線の撚りピッチが該複数の絶縁被覆付
信号線の撚りピッチの整数倍であることを特徴とする前
記(1)に記載のシールドケーブル。 (3)該ドレイン線の径と該絶縁被覆付信号線の導体の
径が同じであることを特徴とする前記(1)又は(2)
に記載のシールドケーブル。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を好ま
しい実施例により説明する。本発明の一実施例に係るシ
ールドケーブルの構造を図2に示す。図2(a)は該シ
ールドケーブルの断面図、図2(b)は2本の絶縁被覆
付信号線とドレイン線を撚り合わせた様子を示す図であ
る。これらの図に示すように、本実施例のシールドケー
ブル11は、2本の絶縁被覆付信号線12とドレイン線
13を撚り合わせたものの周りを、シールド層14で被
覆し、さらにその周りを絶縁性シース15で被覆した構
造であるが、ドレイン線13の撚りピッチを2本の絶縁
被覆付信号線12の撚りピッチと異ならせている。本実
施例では、ドレイン線13の撚りピッチを2本の絶縁被
覆付信号線12の撚りピッチの2倍としてある。信号線
12は導線12aと絶縁被覆12bから構成される。な
お、本実施例は説明の簡潔化のため、最も簡単な構造の
ものを示してあるが、絶縁被覆付信号線12の本数は、
用途に応じて3本以上適宜の本数に設定することができ
る。また、本実施例では、ドレイン線13の撚りピッチ
は絶縁被覆付信号線12の撚りピッチの2倍に設定して
あるが、両撚りピッチが異なっていれば、本発明の所期
の目的は達成できる。両撚りピッチが整数倍の関係にあ
ると、端末加工時の撚り戻し作業が容易となる利点があ
る。また、絶縁被覆付信号線12の撚りピッチとドレイ
ン線13の撚りピッチを異ならせたものを作るには、同
時に両者の撚りを行って作ってもよく、最初に絶縁被覆
付信号線12同士を撚って、後でドレイン線13を撚る
ようにしてもよい。さらに、絶縁被覆付信号線12の撚
り方向とドレイン線13の撚り方向を同一とすると、や
はり端末加工時の撚り戻し作業が容易となる利点があ
る。
【0008】信号線12の導線12aとしては、軟銅撚
線(圧縮撚線を含む)、軟銅単芯線、錫メッキ軟銅撚線
等を用いることができる。信号線12の導線12aの断
面積(以下、導体サイズとも称する)は0.05〜2m
2程度である。信号線12の絶縁被覆12bとしては
従来から使用されているポリ塩化ビニル(PVC)、発
泡ポリエチレン等の各種樹脂材料を使用することができ
る。信号線の絶縁被覆12bの厚さは導線12aの導体
サイズに応じて適宜設定される(規格により信号線12
の外径が決められているため)。
【0009】ドレイン線13は軟導線、Snメッキ軟導
線等の材料で構成される。ドレイン線13の導体サイズ
は0.05〜2mm2程度であり、信号線12の導線1
2aの導体サイズと同じにすることができるが、異なっ
ていてもよい。両導体サイズが同じであると、接続端子
サイズの同じものを用いることができる利点がある。
【0010】シールド層14にはシールド効果を有する
材料が使用され、具体的にはSnメッキ銅箔PETテー
プ、Snメッキ銅箔/PETテープ、アルミニウムPE
Tテープ等が使用でき、その厚さは10〜30μm程度
である。
【0011】絶縁性シース15には、絶縁性、耐油性、
耐薬品性を有するものが使用され、具体的にはポリ塩化
ビニルや、ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂など
の絶縁材料が使用でき、その厚さは0.3mm程度であ
る。
【0012】上記のような構造とすると、絶縁被覆付信
号線12間の隙間にドレイン線13が落ち込み続けて、
ドレイン線13とシールド層14との接触がなくなるこ
とが防止される。また、落ち込み防止のためドレイン線
13の導体サイズを大きくしなくてもよく、信号線12
の導体12aと同じ導体サイズのものの使用が可能であ
る。その場合、接続端子サイズを分ける必要がないの
で、端子接続作業が効率よくできるようになる。
【0013】ここで本発明によるシールドケーブルの一
例を従来のものと比較して表1に示す。
【表1】
【0014】表1において本発明品の撚りピッチ2倍と
は、図4に示すようにドレイン線の撚りピッチが信号線
の撚りピッチの2倍であることを示す。上記のようなサ
イズのシールドケーブルの信号特性を調べたところ、本
発明品によれば、ドレイン線の導体サイズを小さくした
にもかかわらず、良好な信号特性を得ることができた。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、前記構成を採用したの
で、信号線間の隙間にドレイン線が落ち込み続けてドレ
イン線とシールド層との電気的接触がとれなくなること
はなくなり、信号線導体とドレインワイヤーのサイズを
同じにしてもシールド層とドレイン線との電気的接触が
安定して確保でき、良好な信号の供給が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は従来のシールドケーブルの構造を示す
断面図、(b)は絶縁被覆付信号線とドレイン線の撚り
状態を示す図である。
【図2】(a)は本発明の一実施例に係るシールドケー
ブルの構造を示す断面図、(b)は絶縁被覆付信号線と
ドレイン線の撚り状態を示す図である。
【符号の説明】
11 シールドケーブル 12 絶縁被覆付信号線 12a 導体 12b 絶縁被覆 13 ドレイン線 14 シールド層 15 絶縁性シース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 義村 昌伸 愛知県名古屋市南区菊住一丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 (72)発明者 池田 憲治 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 Fターム(参考) 5G313 AA10 AB05 AC11 AD08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の絶縁被覆付信号線とドレイン線と
    を内包し、これらの周りをシールド層及び絶縁性シース
    で順次被覆してなるシールドケーブルにおいて、 該ドレイン線の撚りピッチを該複数の絶縁被覆付信号線
    の撚りピッチと異ならせたことを特徴とするシールドケ
    ーブル。
  2. 【請求項2】 該ドレイン線の撚りピッチが該複数の絶
    縁被覆付信号線の撚りピッチの整数倍であることを特徴
    とする請求項1に記載のシールドケーブル。
  3. 【請求項3】 該ドレイン線の径と該絶縁被覆付信号線
    の導体の径が同じであることを特徴とする請求項1又は
    2に記載のシールドケーブル。
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