JP2003242455A - Icカード表示装置 - Google Patents

Icカード表示装置

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JP2003242455A
JP2003242455A JP2002043701A JP2002043701A JP2003242455A JP 2003242455 A JP2003242455 A JP 2003242455A JP 2002043701 A JP2002043701 A JP 2002043701A JP 2002043701 A JP2002043701 A JP 2002043701A JP 2003242455 A JP2003242455 A JP 2003242455A
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Shigeru Mizuo
茂 水尾
Setsuo Ito
節雄 伊藤
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICカード内に記録された電子データと券面
データとを比較する作業の効率を向上させるICカード
表示装置を提供することを目的とすることである。 【解決手段】ICカード10の券面データのレイアウト
に関するレイアウト情報を格納するレイアウト情報ファ
イル6aを備え、ICカード10内の電子データをR/
W3によって読み取ると、読み取ったデータを、レイア
ウト情報ファイル6aの所定のレイアウト情報に従っ
て、券面データと同一のレイアウトで表示部4に表示さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、ICカードに内蔵されている電
子データを読み取って表示するICカード表示装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、ICカードの券面に表示されてい
る券面データとICカード内のメモリに記録されている
電子データと、を照らし合わせることによりICカード
の真偽を判定する手法が使われている。この場合、IC
カードの電子データは、所定のR/W(Reader Write
r)によって読み取られ、読み取られた電子データは表
示装置に表示され、表示された券面データと、ICカー
ドに表示された券面データとを目視によって比較してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような表示装置では、読み取った電子データを、文字変
換するなどして結果を項目別に表示させている。従っ
て、電子データ、及び券面データの比較する項目数、す
なわち比較するデータ量が多い場合に、表示装置に表示
された電子データと、ICカード上の券面データとを比
較するのに時間がかかり、照合作業の効率が低下すると
いう問題があった。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、ICカード内に記録された電子データと券面
データとの照合作業をより短時間で効率的に行なうこと
ができるICカード表示装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、券面に所定の券面データが
表示され、内部に前記券面データに対応する電子データ
を記憶するICカードから、前記電子データを読み取る
データ読み取り手段と、前記データ読み取り手段により
読み取られた電子データを表示する表示手段と、を備え
たICカード表示装置において、前記ICカードの前記
券面データの表示レイアウトに関するレイアウト情報を
記憶するレイアウト情報記憶手段と、前記レイアウト情
報記憶手段に記憶されているレイアウト情報に基づい
て、前記読み取り手段によって読み取った電子データを
ICカードの券面データのレイアウトと略同一のレイア
ウトで前記表示手段に表示する制御を行なう表示制御手
段と、を備えたことを特徴とする。
【0006】請求項1記載の発明によれば、レイアウト
情報記憶手段によって、ICカードの券面データの表示
レイアウトに関するレイアウト情報が記憶され、表示制
御手段によって前記レイアウト情報記憶手段に記憶され
ているレイアウト情報に基づいて、前記読み取り手段に
よって読み取った電子データがICカードの券面データ
のレイアウトと略同一のレイアウトで前記表示手段に表
示されるので、券面データと、電子データとを比較し易
くなり、照合作業の効率を向上させることができる。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載のI
Cカード表示装置において、前記読み取り手段によって
読み取られた電子データの改ざん箇所を検索して抽出す
る改ざん検索手段と、その改ざん検索手段によって抽出
された改ざん箇所を識別可能に前記表示手段に表示する
改ざん箇所表示制御手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0008】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、特
に、改ざん検索手段により前記読み取り手段によって読
み取られた電子データの改ざん箇所が検索されて抽出さ
れ、改ざん箇所表示制御手段により改ざん検索手段によ
って抽出された改ざん箇所が識別可能に表示手段に表示
されるので、ICカードの内部の電子データ自体の真偽
判定が可能となり、更に改ざん箇所の認識も容易に行な
うことができる。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載のICカード表示装置において、前記表示制御手段
は、表裏面の券面データに対応する前記電子データを、
前記ICカードの前記券面データの表裏面のレイアウト
と略同一のレイアウトで、前記表示手段の同一画面上に
表示する制御を行なうことを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2に記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこ
と、特に、表示制御手段によって、表裏面の券面データ
に対応する電子データが、ICカードの券面データの表
裏面のレイアウトと略同一のレイアウトで、同一画面上
に表示されるので、表裏面の照合に合わせて画面の切り
替えをしなくてよいため、照合作業の効率がより向上す
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を、
図面を参照して説明する。
【0012】[第1の実施の形態]本発明に係るICカー
ド表示装置の第1の実施の形態における構成を説明す
る。まず、ICカードについて説明する。本実施の形態
におけるICカード10は、図1に示すプラスチック製
のカード本体11の内部にICやマイコン/メモリ等の
LSIチップ、コンデンサ等備えており、例えば、ID
カードとして用いられる。
【0013】カード本体11の表面11aには、ユーザ
の個人情報等が券面データとして表示され、この券面デ
ータに対応する電子データを内部のメモリに記録格納し
ている。また、内部メモリには、その電子データの読み
書きの権限を許可するか否かの認証判断を実行するため
のパスワードデータが記録されている。ICカード10
は、カード本体11の表面11aに露出した電極(外部
端子)を介して電源の供給やデータを送受する接触式I
Cカード、あるいは、アンテナコイル等を内部に実装
し、無線通信機能を備えた非接触式ICカードのいずれ
か一方、あるいは双方の機能を備えたカードである。
尚、非接触式ICカードの場合、密着型、近接型、近傍
型のどのタイプであってもよい。
【0014】次に、上記ICカード10に記録された電
子データを表示するICカード表示装置について図2を
用いて説明する。本実施の形態におけるICカード表示
装置1は、図2に示すように、ICカード表示装置1
は、制御部2、R/W3、表示部4、印刷部5、記憶部
6、RAM7、入力部8などにより構成され、各部はバ
スにより接続されている。
【0015】制御部2は、CPU(Central Processing
Unit)等から構成され、記憶部6に記憶されているシ
ステムプログラム、及びデータ表示に関する各種アプリ
ケーションプログラムの中から指定されたプログラムを
RAM7内の図示しないワークエリアに展開し、入力部
8等の各構成部から入力されるデータに応じてプログラ
ムに従った各処理を実行して、処理結果をRAM7に格
納すると共に表示部4に表示させる。
【0016】具体的に、制御部2は、表示制御手段とし
て、記憶部6の後述するレイアウト情報ファイル6aに
格納されているレイアウト情報に従って、R/W3によ
って読み込まれた電子データを、券面データと同一のレ
イアウトに加工処理した表示画面を作成し、表示部4に
表示させる。また、制御部2は、改ざん検索手段とし
て、電子データの改ざんの判定処理を実行し、電子デー
タに含まれる改ざんの疑いのある箇所を抽出する。ま
た、制御部2は、改ざん箇所表示制御手段として、改ざ
んされている疑いのある電子データの部分を太字、副
枠、異色表示、点滅等で強調すると共に、その疑いのあ
る項目名を含んだ改ざん判定結果を表示部4に表示させ
る、
【0017】R/W3(データ読み取り手段)は、IC
カード10に記憶されている電子データを、読み取る、
消去する、書き込むための装置である。尚、R/W3
は、接触式ICカード、非接触式ICカード、或いは双
方の機能を備えているものとのデータの送受が可能な構
成とする。
【0018】表示部4(表示手段)は、CRT(Cathod
e Ray Tube)やLCD(LiquidCrystal Display)等
からなる表示画面を備え、制御部2から入力される表示
信号の指示に従って、表示データを画面上に表示する。
【0019】印刷部5は、制御部2から出力された印刷
データに基づいて、たとえば、電子データの表示画面を
印刷する。
【0020】記憶部6は、EEPROM(Electrically
Erasable Programmable Read-OnlyMemory)等の不揮発
性の半導体メモリにより構成され、ICカード表示装置
1で実行可能なシステムプログラム、当該システムに対
応する各種処理プログラム、及び各種処理プログラムで
処理されたデータ等を記憶する。プログラムは、コンピ
ュータが読み込み可能なプログラムコードの形態で格納
され、制御部2は、当該プログラムコードに従った動作
を実行する。また、記憶部6には、身分証明カード、ク
レジットカード等の所定のカードの券面データのレイア
ウトに関する情報を記憶するレイアウト情報ファイル6
a(レイアウト情報記憶手段)を備えている。ここで、
レイアウト情報とは、券面データの表示配列や表示配置
に関する情報である。
【0021】RAM(Random Access Memory)7は、制
御部2により実行制御される各種処理において、記憶部
6から読み出されたプログラム、入力、若しくは出力デ
ータ、及びパラメータ等の一時的な格納領域を形成す
る。また、RAM7は、R/W3によって読み取られ、
レイアウト加工処理が行われる前の電子データを一時的
に格納する。
【0022】また、入力部8は、例えば、カーソルキ
ー、数字・文字入力キー、及び各種機能キーを備えたキ
ーボードを含み、このキーボードで押下されたキーに対
応する押下信号を制御部2に出力する。尚、入力部8
は、具体的には、必要に応じて、マウス、タッチパネル
等のポインティングデバイス等を備えていてもよい。
【0023】次に、以上のように構成された本発明に係
るICカード表示装置1を用いた表示処理の動作を、図
3に示すフローチャートに沿って、以下説明する。ここ
で、本実施の形態におけるICカード10は、社員証で
あるとし、ICカード表示装置1は、社員証の真偽を判
定する審査者が操作するものとする。
【0024】まず、ICカード表示装置1の電源を入れ
ることにより本実施の形態における動作が開始し、操作
者により電源が入れられると、制御部2は、図4(a)
に示すようなメニュー画面100を表示部4に表示させ
る(ステップS101)。
【0025】メニュー画面100には、表示装置1のモ
ードを選択するための選択ボタンが設けられている。そ
して、選択ボタンとしてICカードの電子データの読み
込みを行なう読み込みモードボタン101と、電子デー
タに追記するための書き込みをする書き込みモードボタ
ン102とが表示されているので、操作者は、入力部8
を用いて、指定選択する。そして、操作者の選択信号に
基づいて、制御部2は、読み込みモードが選択されたと
判断した場合(ステップS102:Yes)には、ステ
ップS103に移行し、書き込みモードが選択されたと
判断した場合(ステップS102:No)には、ステッ
プS109に移行する。
【0026】次のステップS103において、制御部2
は、図4(b)に示すパスワード入力画面110を表示
部4に表示させるので、操作者は、入力部8を用いて、
所定のパスワードを入力する。
【0027】次いで、制御部2は、操作者によって入力
された所定のパスワードが、ICカード内に記録されて
いるパスワードデータと一致するか否かを判断してパス
ワードの認証処理を実行し(ステップS104)、入力
パスワードが正しいと判断した場合(ステップS10
4:Yes)には、ステップS105に移行し、パスワ
ードが間違っていると判断した場合(ステップS10
4:No)は、ステップS103に行程を戻る。
【0028】ここで、パスワードの認証処理を実行する
のは、身分証明カード(社員証)として機能するICカ
ード10の電子データを閲覧し、かつ場合によってはデ
ータの変更を行なうことができる環境にアクセスできる
者を制限するためである。尚、このパスワードによる操
作者の認証処理は、ICカード10の電子データを読み
込む前であれば、どの段階で実行してもよい。
【0029】ステップS105において、制御部2は、
R/W3にICカード10の電子データを読み込むデー
タ読み込み処理の実行開始信号を出力し、電子データ読
み込み処理を実行する。このとき、ICカード10は、
操作者によりR/W3が電子データの読み込み可能な状
態にセットされているものとする。
【0030】次いで、制御部2は、R/W3によって読
み込まれた電子データを、RAM7に一時格納し、電子
データの改ざんがあるか否かを判定する判定処理を実行
する(ステップS106)。具体的に、データの改ざん
判定処理は、電子データに含まれているチェックコー
ド、電子透かし、電子署名等の一般的に用いられている
エラー検出方法、及び改ざんデータの判定方法に基づい
て行われる。
【0031】次いで、制御部2は、電子データを、記憶
部6のレイアウト情報ファイル6aに格納されているレ
イアウト情報に基づいて、券面データと同じレイアウト
に配置した表示データを作成し、前ステップで判定した
データ改ざん判定の結果とともに表示部4に表示させる
(ステップS107)。すると、図5、又は図6に示す
ような結果表示画面120、130が表示部4に表示さ
れる。図5の結果表示画面120は、データ改ざん判定
処理の結果、電子データが真正である場合の結果表示画
面であり、図6の結果表示画面130は、電子データに
改ざんされた疑いがある場合の結果表示画面である。図
6に示すように、コメントの欄131に、改ざんされた
疑いのある項目は記載され、さらに、券面データと同一
レイアウトで表示された表示部132に改ざんの疑いが
ある部分が例えば、網掛けによりを強調表示されてい
る。
【0032】上記のように、図5、あるいは図6の結果
表示画面120、130が表示部4に表示されている状
態において、操作者は、ICカード(社員証)10の券
面データと、表示部4に表示されている電子データとを
比較し、目視でデータの照合を行なう。
【0033】そして、操作者は、データの照合が終了す
ると、図5、あるいは図6の終了ボタン121、133
を、入力部8を用いて指定する。すると、制御部2は、
入力部8から終了指定信号が指定されたと判断した場合
(ステップS108:Yes)は、本動作を終了させ
る。尚、続いて、次の社員証の読み込み動作へと移行す
る構成であってもよい。一方、制御部2は、終了信号の
入力を検出しない場合(ステップS108:No)に
は、入力部8から終了信号 の入力を検出するまで待機
する。
【0034】一方、ステップS102にて書き込みモー
ド102が指定されて移行したステップS109におい
て、制御部2は、ステップS103と同様にしてパスワ
ードの入力を要求するパスワード入力画面を表示部4に
表示させる。そこで、操作者は、入力部8を用いて所定
のパスワードを入力する。
【0035】次いで、制御部2は、操作者によって入力
されたパスワードの正否を判断し(ステップS11
0)、パスワードは正しいと判断した場合(ステップS
110:Yes)には、ステップS111に移行し、パ
スワードが間違えていると判断した場合(ステップS1
10:No)には、ステップS109に工程を戻る。
【0036】次いで、ステップS111において、ステ
ップS105と同様にしてICカード10の電子データ
読み込み処理が実行される。すなわち、操作者によりI
Cカードが、R/Wによって読み込み可能にセットされ
た状態で、制御部2の制御により電子データの読み込み
が開始され、読み込まれた電子データがRAM7に格納
される。
【0037】次いで、制御部2は、RAM7に一時格納
されている電子データの改ざん判定処理を、ステップS
106と同様にして実行し(ステップS112)、デー
タが改ざんされていないと判定した場合(ステップS1
12:Yes)には、ステップS114に移行し、デー
タが改ざんされていると判定した場合(ステップS11
2:No)は、警告コメントを表示部4に表示させて
(ステップS113)、動作を終了させる。
【0038】ステップS114において、制御部2は、
電子データの追記を行なう追記入力画面を表示部4に表
示させる。
【0039】そこで、操作者は、入力部8を用いて追記
データの入力を行なう(ステップS115)。そこで制
御部2は、その入力データに基づいて、電子データの更
新処理を実行して(ステップS116)、更新した電子
データの表示画面を表示部4に表示させる(ステップS
117)。次いで、制御部2は、操作者によって終了信
号の入力があったか否かを判断し(ステップS11
8)、終了信号の入力があったと判断した場合(ステッ
プS118:Yes)には、本動作を終了させ、終了信
号の入力を検出しない場合(ステップS118:No)
には、終了信号の入力を検出するまで待機する。
【0040】このように、本第1の実施の形態における
ICカード表示装置1によれば、ICカード10に内蔵
されている電子データを読み込み、読み込んだデータを
同じICカード10の券面データと同一のレイアウトで
表示部4に表示されるので、電子データと券面データを
比較する際に見やすいため、社員証等の身分証明カード
の真偽判定の作業効率を高めることができる。また、電
子データの改ざんの判定が実行され、その結果改ざんの
疑いがあると判定された場合に、データ改ざんの疑いが
ある箇所が強調されて表示部4に表示されるので、社員
証等の身分証明カードの真偽判定が、より正確かつ簡易
となる。
【0041】また、例えば、引っ越しに伴う住所変更
等、電子データの追記、更新等が可能であるので、電子
データの変更があるたびに身分証明カードを再発行する
必要がなく便利であり、パスワード設定によりICカー
ド10内に記録されている電子データのアクセス権限が
設定されるのでセキュリティを守ることができる。
【0042】尚、上記の本第1の実施の形態は、一例に
すぎず、適宜変更可能である。例えば、本第1の実施の
形態における動作の説明において、ICカード10の読
み込みモード、書き込みモードともに、ICカード10
一枚毎に各種動作の流れを説明したが、一枚のICカー
ド10の動作が終了したのに続いて、次のカードの動作
へと移行可能な構成となっている。その場合、操作者の
パスワードの入力、認証処理を省いても良い。
【0043】また、書き込みモードにおいて電子データ
の更新が行なわれた場合、券面データの印刷等も書き換
え可能な機能を備えていてもよい。
【0044】[第2の実施の形態]次に、本発明に係るI
Cカード表示装置の第2の実施の形態について、以下説
明をする。まず、構成を説明する。
【0045】本第2の実施の形態においては、第1の実
施の形態で説明した、図1のICカード表示装置1を用
いて説明を行なうこととし、同一符号については、同一
機能をもつものとする。
【0046】本第2の実施の形態におけるICカード表
示装置1は、図7に示すように内部に、制御部2、R/
W3、表示部4、印刷部5、記憶部6、RAM7、入力
部8、画像読取部9等を備え、各部はバスにより接続さ
れている。
【0047】特に、画像読取部9は、例えば、スキャナ
ー、CCDカメラ等からなり、ICカードの券面に表示
されている情報(以下、券面データとする)を読み取
り、読み取ったイメージデータを制御部2に出力する装
置である。ここで、イメージデータとは、券面に表示さ
れている各種文字データ、顔写真等の画像データ、及び
表示レイアウトデータを含むすべての表示情報をそのま
まの形状で読み取ったデータである。
【0048】また、本第2の実施の形態における制御部
2は、画像読取部9から出力された券面データのイメー
ジデータを表示部4に表示させる制御を実行する。
【0049】次いで、以上のように構成された第2の実
施の形態におけるICカード表示装置1の動作について
図8に示すフローチャートを用いて、以下説明する。本
実施の形態におけるICカードは、第1の実施の形態と
同様に、社員証であるとする。
【0050】まず、ICカード表示装置1の電源をいれ
ることにより本実施の形態における動作が開始し、操作
者により電源が入れられると、制御部2は、パスワード
の入力を促す認証画面(図示なし)を表示部4に表示さ
せる(ステップS201)。
【0051】上記の状態において、操作者は、入力部8
を用いて、認証画面のパスワード入力欄等にパスワード
を入力する(ステップS202)。すると、上記パスワ
ードの入力信号が制御部2に出力されるので、制御部2
は、パスワードの正否を判断し(ステップS203)、
パスワードが正しいと判断した場合(ステップS20
3:Yes)には、ステップS204に移行し、パスワ
ードが正しくないと判断した場合(ステップS203:
No)には、ステップS201に工程を戻る。
【0052】ステップS204において、制御部2は、
R/W3を制御して、電子データの読み込み処理を実行
すると共に、画像読取部9を制御して、ICカード10
の券面に表示されているイメージデータを読み取る券面
データ読み取り処理を実行する。そして、読み取った電
子データと、券面データのイメージデータとを、RAM
7に格納する。
【0053】このとき、ICカード10(社員証)は、
R/W3により電子データが読み込み可能にセットされ
ているとともに、券面のデータが画像読取部9によって
読み取り可能な状態であるとする。尚、R/W3による
電子データ読み取り処理と、画像読取部9による券面デ
ータ読み取り処理を、別々に順次実行する構成であって
もよいし、同時に読取可能な構成であってもよい。
【0054】次いで、制御部2は、RAM7に格納され
ている電子データに対する改ざん判定処理を実行する
(ステップS205)。改ざん判定処理は、具体的に、
電子データに含まれているチェックデータ、電子署名、
電子透かし等の既知の方法を用いて行なうものとする。
【0055】次いで、制御部2は、記憶部6のレイアウ
ト情報ファイル6aのレイアウト情報に従い、電子デー
タを、券面データのイメージデータと同一レイアウトで
表示する表示データを作成する。そして、制御部2は、
図9に示すような、券面データのイメージデータと、券
面データと同一レイアウトに加工された電子データと
を、並列して表示した比較用の表示画面200を表示部
4に表示させる(ステップS206)。図9の比較用の
表示画面200は、電子データの表示部201と、券面
データのイメージデータの表示部202とが並列されて
表示され、両データを一画面で比較できるようになって
いる。更に、比較用の表示画面200には、ステップS
205で実行された電子データの改ざん判定処理の結果
203が表示されている。そこで、操作者等のICカー
ド10の真偽判定者は、電子データの表示部201と、
券面データの読み込んだイメージデータの表示部202
とを目視で比較を行なうと共に、改ざん判定の結果20
3により電子データ自体の真偽判定を行なう。そして、
操作者は、比較処理等が終了すると、表示画面200の
終了ボタン204を指定する。
【0056】次いで制御部2は、終了信号の入力がなさ
れたか否かを判断し(ステップS207)、終了信号の
入力があったと判断した場合(ステップS207:Ye
s)には、本動作を終了させ、終了信号の入力がないと
判断した場合(ステップS207:No)には、入力部
8により終了信号の入力があるまで待機する。尚、本動
作の終了とは、ある一枚のICカード10に対する動作
の終了であるので、次いで、次のカードに対する動作へ
と移行するものとする。
【0057】このように、本第2の実施の形態によれ
ば、第1の実施の形態同様に、ICカード10の内部に
記憶されている電子データが、券面データと同一のレイ
アウトで表示され、電子データ自体の改ざん判定結果が
表示されると共に、更に券面データのイメージデータが
読み取られ、その券面の画像は、電子データの表示と同
一画面上で表示される。従って、同一画面上にて、電子
データと、券面データとを比較することができるので、
データ比較の作業効率がより向上する。
【0058】尚、本第2の実施の形態において、OCR
(Optical Character Reader)等を備え、読み取った
券面の画像データに含まれる文字コードを判別した上
で、電子データとのデータの比較を自動的に行ない、相
違箇所を強調して表示部4に表示する機能を更に備えた
構成であってもよい。また、第1の実施の形態と同様
に、電子データの書き込みモードを備えていてもよい。
【0059】尚、上記第1、第2の実施の形態は、一例
に過ぎず、適宜変更可能である。例えば、ICカード1
0の具体例として、社員証を一例にして説明を行なった
が、それに限られるものではなく、パスポート、免許
証、保険証、クレジットカード、病院の診察券等、どの
ようなものであってもよい。また、記憶部6のレイアウ
ト情報ファイル6aには、各種カードの複数レイアウト
情報が格納されており、複数の種類のICカードの表示
が可能な構成であってもよい。また、図5、図6、図9
に示すように、表裏面双方に券面データがある場合に
は、表裏面双方の電子データが同一画面上で表示される
ので、比較が容易となる。
【0060】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、レイアウ
ト情報記憶手段によって、ICカードの券面データの表
示レイアウトに関するレイアウト情報が記憶され、表示
制御手段によって前記レイアウト情報記憶手段に記憶さ
れているレイアウト情報に基づいて、前記読み取り手段
によって読み取った電子データがICカードの券面デー
タのレイアウトと略同一のレイアウトで前記表示手段に
表示されるので、券面データと、電子データとを比較し
易くなり、照合作業の効率を向上させることができる。
【0061】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、特
に、改ざん検索手段により前記読み取り手段によって読
み取られた電子データの改ざん箇所が検索されて抽出さ
れ、改ざん箇所表示制御手段により改ざん検索手段によ
って抽出された改ざん箇所が識別可能に表示手段に表示
されるので、ICカードの内部の電子データ自体の真偽
判定が可能となり、更に改ざん箇所の認識も容易に行な
うことができる。
【0062】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2に記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこ
と、特に、表示制御手段によって、表裏面の券面データ
に対応する電子データが、ICカードの券面データの表
裏面のレイアウトと略同一のレイアウトで、同一画面上
に表示されるので、表裏面の照合に合わせて画面の切り
替えをしなくてよいため、照合作業の効率がより向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるICカード10の一例を示す模
式図である。
【図2】本発明に係るICカード表示装置1の第1の実
施の形態における内部構成を説明するためのブロック図
である。
【図3】第1の実施の形態における動作を説明するため
のフローチャートである。
【図4】(a)は、メニュー画面の表示の一例を示す図
であり、(b)は、パスワード入力画面の表示の一例を
示す図である。
【図5】電子データの表示レイアウト、及び電子データ
の改ざん判定結果が真正である場合における表示画面の
一例を示す図である。
【図6】電子データの表示レイアウト、及び電子データ
の改ざん判定結果が偽変造の疑いがある場合における表
示画面の一例を示す図である。
【図7】本発明に係るICカード表示装置1の第2の実
施の形態における内部構成を説明するためのブロック図
である。
【図8】第2の実施の形態における動作を説明するため
のフローチャートである。
【図9】第2の実施の形態における比較用表示画面の一
例を示す図面である。
【符号の説明】
1 ICカード表示装置 2 制御部(表示制御手段、改ざん検索手段、改ざん箇
所表示制御手段) 3 R/W(読み取り手段) 4 表示部(表示手段) 6 記憶部 6a レイアウト情報ファイル(レイアウト情報記憶手
段) 7 RAM 8 入力部 10 ICカード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】券面に所定の券面データが表示され、内部
    に前記券面データに対応する電子データを記憶するIC
    カードから、前記電子データを読み取るデータ読み取り
    手段と、 前記データ読み取り手段により読み取られた電子データ
    を表示する表示手段と、を備えたICカード表示装置に
    おいて、 前記ICカードの前記券面データの表示レイアウトに関
    するレイアウト情報を記憶するレイアウト情報記憶手段
    と、 前記レイアウト情報記憶手段に記憶されているレイアウ
    ト情報に基づいて、前記読み取り手段によって読み取っ
    た電子データをICカードの券面データのレイアウトと
    略同一のレイアウトで前記表示手段に表示する制御を行
    なう表示制御手段と、 を備えたことを特徴とするICカード表示装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のICカード表示装置におい
    て、 前記読み取り手段によって読み取られた電子データの改
    ざん箇所を検索して抽出する改ざん検索手段と、 その改ざん検索手段によって抽出された改ざん箇所を識
    別可能に前記表示手段に表示する改ざん箇所表示制御手
    段と、 を備えたことを特徴とするICカード表示装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載のICカード表示装置
    において、 前記表示制御手段は、表裏面の券面データに対応する前
    記電子データを、前記ICカードの前記券面データの表
    裏面のレイアウトと略同一のレイアウトで、前記表示手
    段の同一画面上に表示する制御を行なうことを特徴とす
    るICカード表示装置。
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