JP2003238051A - 工事用エレベーター - Google Patents

工事用エレベーター

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JP2003238051A
JP2003238051A JP2002039145A JP2002039145A JP2003238051A JP 2003238051 A JP2003238051 A JP 2003238051A JP 2002039145 A JP2002039145 A JP 2002039145A JP 2002039145 A JP2002039145 A JP 2002039145A JP 2003238051 A JP2003238051 A JP 2003238051A
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transporter
carrier
motor
elevator
pinion
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JP2002039145A
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Isao Noda
功 野田
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Sansei Kenki Co Ltd
Original Assignee
Sansei Kenki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工事用エレベーターの運行に伴って発生させ
た回生電力の有効利用を図るとともに、工事用エレベー
ターの組み立て、解体等に要する手間暇を少なくし、か
つ作業の安全を図る。 【構成】 搬器12の力行運転を行なうピニオン25の
駆動のためのモーターとして誘導機13をインバーター
制御下に作動可能とするとともに、搬器12の下降時に
発生した回生電力を電源に戻すものとし、かつ搬器12
の位置検出をロータリーエンコーダ26によって行い、
異なる階高や中間階等への揚程を任意に設定し得るよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ガイドレールに沿
って昇降可能な搬器を有し、ガイドレールに設けられた
ラックと噛み合うピニオンの回転により搬器の力行運転
を行う工事用エレベーターに関するものである。 【0002】 【従来の技術】例えばビルの建築工事等においては、資
材や人員の運搬のために工事用エレベーターが使用され
ている。このエレベーターは、搬器を上昇させるために
電力を消費する一方で、搬器の下降時には駆動モーター
が発電機となり電力を発生する。従来の工事用エレベー
ターでは発生した電力を抵抗器で熱量に変換し、大気に
放出する方法が取られて来た。しかし、上記電力は廃棄
されているだけであり、発熱による弊害も問題である。 【0003】また従来の工事用エレベーターでは、搬器
を自動停止させるために、各階にリミットスイッチを設
置しており、配線を考慮すると可成りの下準備が必要で
あった。工事用エレベーターは工事現場とともに移動す
るものであるが、その都度、組み立て、解体に多大な手
間がかかっている。また建物によって階高に違いがある
場合もあるため目的位置にて正確に停止させることは仲
々面倒であった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の点に着
目してなされたものであって、その課題は、工事用エレ
ベーターの運行に伴って発生させた回生電力を有効利用
するとともに、工事用エレベーターの組み立て、解体等
に要する手間暇を短縮し、かつ作業の安全を図ることで
ある。 【0005】 【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め本発明は、ピニオンの駆動のためのモーターをインバ
ーター制御下に作動可能にするとともに、搬器の下降時
に発生した回生電力を電源に戻すものとし、かつ搬器の
位置検出をロータリーエンコーダーによって行い、異な
る階高や中間階等への揚程を任意に設定し得るようにす
るという手段を講じたものである。 【0006】 【発明の実施の形態】本発明に係る工事用エレベーター
は、工事現場に設置されるガイドレールに沿って昇降可
能な搬器を有する。搬器は、多くの場合、ガイドレール
或いは枠組足場等の構造体にワイヤー類によって吊り下
げる構造を取り得る。また搬器はガイドレールにガイド
ローラーにより、上昇及び下降可能な状態にあることが
望ましい。しかし一方では、搬器を吊り下げる機構によ
って昇降可能な構成とすることも可能である。 【0007】搬器は、上昇時つまり力行運転を行う時に
は、ガイドレールに沿って設けられたラックに噛み合う
ピニオンによって駆動される。ガイドレールは工事用エ
レベーターの上昇、下降をガイドする構成を有するもの
であり、枠組足場等の構造体に取り付けられている。ピ
ニオンの駆動のためのモーターには回生電力の発生が可
能な誘導電動機等が使われる。さらにモーターはインバ
ーター制御下に作動するものとする。このため、例えば
一定のトルクで加速して行くためにインバーターによる
周波数の上昇に伴い、工事用エレベーターの昇降速度も
早くなる。 【0008】インバーターによりモーターを制御するこ
とによって、直流機なみのトルク制御が可能となり、従
って広い速度範囲で所望のトルクを得ることができ、制
御精度も高いものとなる。さらに、下降時にモーターを
発電機として使用し、回生を行うことができる。 【0009】搬器の下降時に発生した回生電力は電源に
戻す方向に流れる。回生電力の使用方法には様々な用途
がある。回生電力量は、中間のロスが全く無いものと仮
定しても力行運転に必要な消費電力量を上回ることはな
いのであるから、回生電力を電源に戻すことが環境負荷
及びランニングコスト低減のために最も有効な方法であ
る、と考えられる。 【0010】また搬器の位置検出にはロータリーエンコ
ーダーを用いるものとする。ロータリーエンコーダーの
信号処理であるカウント機能を利用して、搬器の位置検
出(絶対位置検出)を行うことにより、各停止位置制御
や階数表示が実施される。その場合階高が相違したり、
中間階での停止が必要な場合には、制御盤上でのスイッ
チ操作で任意に搬器の位置設定を行うことができる。搬
器の目的階(位置)での自動停止は、搬器上の親器によ
り指定して実行されるほか、各階に設置することができ
る子機の操作によっても、搬器の呼び出し階表示、自動
着床を実行できることが望ましい。その延長として、搬
器扉の開閉なども可能となる。なお、搬器の落下防止装
置として電磁ブレーキを併用し、現場において落下試験
を実施する方法を取り得る。 【0011】 【実施例】以下図示の実施例を参照して本発明に係る工
事用エレベーターについて説明すると、図1において、
11はラックを有するガイドレール、12は搬器であ
り、搬器12は図外のガイドローラーによってガイドレ
ール11に沿って昇降可能とされている。搬器12は、
ラックと噛み合うピニオンを有するモーター13を駆動
モーターとして有しており、力行運転時にピニオンを駆
動する。 【0012】商用電源14は分電盤15を中継してトラ
ンス16にて電圧が高められる(例えば200Vから4
00V)。電圧が所定値に高められた電源電流は中間接
続箱17に接続され、また複合ケーブル19によって搬
器12内の制御盤21に供給される。制御盤21又は自
動停止装置22の操作によってインバーター23で制御
された駆動モーター13が作動し、ピニオン25とガイ
ドレール11のラックのかみ合わせによって搬器12が
穏やかな起動、停止で昇降可能とされている。搬器12
は制御盤21のスイッチ操作で任意で停止可能位置とな
り、自動停止装置22の行先指定スイッチで操作した場
合はロータリーエンコーダー26の位置検出により指定
された階に自動着床するものとする。なおトランス16
により電圧を高める目的は複合ケーブル内の動力電線を
細かいもので済むようにするためである。 【0013】商用電源14から動力電源(インバーター
電源)を得る回路の1例を図2に示す。図2において使
用されている符号は図1に使用したものと共通である。
商用電源14から前記インバーター23のほか非常ブレ
ーキ及び電動機ブレーキへ配線が延びている。 【0014】図2には、インバーター制御回路の1例が
示されている。各図において、18は子機電源箱、27
は商用電源(入力電源)のための1次フィルター、28
は駆動モーターへの2次フィルターを示す。また、29
は子機、30は子機渡り線、31は各階扉、32は各階
扉リミットスイッチを夫々示す。 【0015】よって、制御盤21上の操作により上方階
を指定すると、搬器12を上昇させる方向にモーター1
3が起動する。モーター13は始動時には緩やかに回転
し、搬器12をスムーズに上昇させ、その後次第に早い
回転となるので搭乗者への負担が少なく、また軽荷重下
における搬器昇降速度を10〜20%高速化することが
できる。搬器12にはロータリーエンコーダー26が搭
載されており、位置検出を行っているので、絶対位置検
出により搬器12の位置を把握することができる。故に
階高相違による位置ずれなどは制御盤面において設定を
変更することによって簡単に調節し、正確な自動運転が
可能である。 【0016】これに対して搬器12が上方階から下降す
るときには、モーター13は逆転回生状態となる。この
とき、モーター13が発生する電力は図1に鎖線で示す
ように搬器12から電源回路を逆流して、例えば商用電
源14に戻される。故に、電力会社との間で売電契約を
していれば、受電電力量計が逆転するのでエレベーター
の昇降のための電力費用を低下させることが可能とな
る。回生電力は蓄電池の充電に使用することも可能であ
り、そうすれば回生電力は昇降以外の用途にも使用する
ことができる。 【0017】 【発明の効果】本発明は以上の如く構成されかつ作用す
るものであるから、工事用レベーターの運転に必要とさ
れる電力量或は電力料金を回生電力によって低減するこ
とができるとともに、環境負荷の大幅な低減とエレベー
ター揚重効率の向上が可能となり、また、ロータリーエ
ンコーダーの併用によるリミットスイッチなどの検知素
子と配線の廃止、それらによる組み立てと解体、所要時
間短縮、安全性の向上等顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る工事用エレベーターの実施例を示
す説明図。 【図2】図1に用いる動力回路系統図。 【符号の説明】 11 ガイドレール 12 搬器 13 モーター 14 商用電源 22 自動停止装置 23 インバーター 24 駆動モーターである誘導機 25 ピニオン 26 ロータリーエンコーダー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ガイドレールに沿って昇降可能な搬器を
    有し、ガイドレールに設けられたラックと噛み合うピニ
    オンの回転により搬器の力行運転を行う工事用エレベー
    ターであって、ピニオンの駆動のためのモーターをイン
    バーター制御下に作動可能にするとともに、搬器の下降
    時に発生させた回生電力を電源に戻すものとし、かつ搬
    器の位置検出をロータリーエンコーダーによって行い、
    異なる階高や中間階等への揚程を任意に設定し得るよう
    にした工事用エレベーター。
JP2002039145A 2002-02-15 2002-02-15 工事用エレベーター Pending JP2003238051A (ja)

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