JP2003237637A - 作業車両におけるボンネットの開閉支持部の構造 - Google Patents

作業車両におけるボンネットの開閉支持部の構造

Info

Publication number
JP2003237637A
JP2003237637A JP2002041006A JP2002041006A JP2003237637A JP 2003237637 A JP2003237637 A JP 2003237637A JP 2002041006 A JP2002041006 A JP 2002041006A JP 2002041006 A JP2002041006 A JP 2002041006A JP 2003237637 A JP2003237637 A JP 2003237637A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bonnet
support
hood
opening
open
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002041006A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Kano
芳広 狩野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Priority to JP2002041006A priority Critical patent/JP2003237637A/ja
Publication of JP2003237637A publication Critical patent/JP2003237637A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Superstructure Of Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラクタ等の作業車両のボンネットの開放姿
勢を突っ張り状態で支持するスタンドロッドが、ボンネ
ット内の点検や整備作業を行う作業者の腕や肩等に接触
することより作業性が悪くなるという問題を解消する。 【解決手段】 ボンネット6の開閉支持部Sを、走行機
体4側に設けた支持具21とボンネット6の回動基端側
6aに設けた取付具22とにより構成し、前記支持具2
1に設けた回動支点25に対して、前記取付具22を滑
動かつ回動可能に取付けてボンネット6の開閉をなすよ
うに構成すると共に、前記支持具21と取付具22との
間に、前記ボンネット6の開放姿勢状態を保持する姿勢
保持部Kを形成した。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、トラクタや田植機
等の作業車両におけるボンネットの開閉支持部の構造に
関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、トラクタ等の作業車両において
は、ボンネット内のエンジン、ラジエータ、冷却ファ
ン、バッテリー、及びエアークリーナ等の点検や整備を
行う際、先ずボンネットの固定ロックを解除し、しかる
後にボンネットを開放して、その開放状態を保持すべく
エンジンルーム内に装備したスタンドロッドを立ち上
げ、該スタンドロッドによってボンネットを突っ張り状
態で支持するように構成したものが知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが上述したボン
ネットを突っ張り状態で支持するスタンドロッドは、ボ
ンネット内の点検や整備作業を行う作業者の腕や肩等に
再三接触することがあり、それによって作業性が悪くな
るという問題があった。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決することを目的として創案したものであって、エンジ
ン等を被包するボンネットの開閉支持部を、走行機体側
に設けた支持具とボンネットの回動基端側に設けた取付
具とにより構成した作業車両において、前記支持具に設
けた回動支点に対し、前記取付具を滑動かつ回動可能に
取付けてボンネットの開閉をなすように構成すると共
に、前記支持具と取付具との間に、前記ボンネットの開
放姿勢状態を保持する姿勢保持部を形成したことを特徴
としている。 【0005】 【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図面に基づい
て説明する。図1において、1は農業用トラクタであっ
て、該トラクタ1は、前輪2及び後輪3を有する走行機
体4上にエンジン5をボンネット6で覆った状態で搭載
すると共に、その後方にハンドル7及び運転席8等から
なる操縦部9を設け、さらに機体の後部に耕耘装置等を
昇降可能に装着する作業機取付部(図示せず)を備えて
いるが、これらの基本構成は何れも従来通りである。 【0006】前記走行機体4は、エンジン5の側部に取
り付けるシャーシーフレーム10と、エンジンに連結す
るクラッチハウジング(図示せず)及びクラッチハウジ
ングに連結する中間伝動ケース(図示せず)並びにミッ
ションケース等(図示せず)から構成し、前記クラッチ
ハウジングと中間伝動ケースの上方にはステップ11を
設けている。そして、前記ステップ11の後部からフェ
ンダー12を後方に向けて連設し、後輪3の前方及び上
方を覆うように構成している。 【0007】また、前記エンジン5の前方には、ラジエ
ータ13、エアークリーナ14、及び該エアークリーナ
14の下方にはバッテリー(図示せず)等を配設してあ
り、その前方には目の粗いネットを張設した外気取り入
れ部(図示せず)を構成するフロントグリル15、上方
には開閉自在なボンネット6、また前記ラジエータ13
の後方にはエンジン室と区画するラジエータ隔壁16を
配置することによって、ラジエータ13は全体的に閉鎖
された空間内に配設されていて、前記フロントグリル1
5の外気取り入れ部以外からの外気が流入しないように
構成している。そして、前記ラジエータ13の背面に位
置し、エンジン5からの動力により回転駆動されるラジ
エータファンFによって、前記フロントグリル15の外
気取り入れ部から外気を吸引し、前記ラジエータ13に
冷却風として供給している。 【0008】次に本発明の特徴部分であるボンネット6
の開閉支持部の構造、及びその開閉手順について詳しく
説明する。 【0009】図2〜図4において、17は走行機体4か
ら立設した門型の支柱であり、該支柱17によってボン
ネット6で被包するエンジンルームと、その後方に配設
したダッシュボード18を区画している。そして、前記
支柱17の内側に配設する燃料タンク19の左右の取付
ブラケット20には、走行機体4の前方に向け断面略L
字状のプレートからなる一対の支持具21を正面視で左
右に対向して取付けてある。また、ボンネット6の回動
基端側6aの内面には、前記支持具21に装着する左右
の取付具22が固着してあり、両者21,22によって
ボンネット6の開閉支持部Sを構成している。 【0010】即ち、前記取付具22は、平板状の取付ベ
ース23の略中央部にL字状に曲げ加工したプレート2
4を固着したもので、該プレート24の一面24aを走
行機体4の前後方向に向くように固着すると共に、その
一面24aには長孔24bが設けてあり、該長孔24b
に頭付ピンボルト25を挿通させると共に、該頭付ピン
ボルト25を走行機体4側の支持具21に螺着すること
によって、前記ボンネット6の開閉支持部Sを構成して
ある。 【0011】そして、図3及び図4に示すように、前記
ボンネット6の回動基端側6aに設けた取付具22の長
孔24bによって、ボンネット6を頭付ピンボルト25
を回動支点として上方に回動させることができると共
に、前方に滑動させることができるようになっている。
また、上述した走行機体4側の支持具21の前後方向の
略中央部上端に外側に向けた曲げ部21aを形成する一
方、ボンネット6の取付具22を構成するプレート24
の一面24aの後端部に上方に向けた突出部24cを設
け、該突出部24cと前記曲げ部21aとの当接によっ
て、前記ボンネット6の開放姿勢状態が保持されるよう
に姿勢保持部Kを形成してある。 【0012】したがって、ボンネット6を開放する際
は、詳細は後述するボンネット6の前方部6bに内設し
たボンネット6の固定ロック装置26を先ず解除し、次
いで前記頭付ピンボルト25を支点として図中矢印方向
にボンネット6を上方に回動させ、しかる後に前記取付
具22の長孔24bの後端が頭付ピンボルト25に当接
するまでボンネット6を前方に滑動させると、該ボンネ
ット6の自重により頭付ピンボルト25を支点として、
ボンネット6を前方に傾倒しようとする大きなモーメン
トが作用するので、前記走行機体4側の支持具21に形
成した曲げ部21aにボンネット6の取付具22を構成
するプレート24の突出部24cが当接し、そのストッ
パー作用によってボンネット6の開放姿勢状態を容易に
保持することができる。 【0013】また、開放した前記ボンネット6を閉じる
際は、該ボンネット6の前方部6b側を若干持ち上げる
ことによって、前記走行機体4側の支持具21とボンネ
ット6の取付具22との間に構成した保持部Kの当接を
解除し、次いで前記取付具22に設けた長孔24bの許
容する滑動範囲を、前記頭付ピンボルト25を支点とし
てボンネット6を斜め下方に向け滑動させると共に、前
記ボンネット6の前方部6bに内設した固定ロック装置
26が働くまでボンネット6を下方回動させればよい。 【0014】即ち、上記構成によれば、ボンネット6の
開放操作に連繋しながら当該ボンネット6の開放姿勢状
態を容易に保持することができ、しかも、従来のように
開放状態のボンネット6を突っ張り状態で支持するスタ
ンドロッドが不要なことから、当該スタンドロッドがボ
ンネット6内の点検や整備を行う作業者の腕や肩等に接
触することによって、作業性が悪くなるという問題を解
消することができる。 【0015】また、図5に示すように、前記取付具22
の長孔24bの後端に上方に向けた切欠部24dを設
け、該切欠部24dに頭付ピンボルト25を介挿した状
態でボンネット6の開放姿勢状態(図中二点鎖線で示
す)を保持するように構成してもよく、それによってエ
ンジン5振動等による前記長孔24bの許容するボンネ
ット6のズレ(滑動)は起こらないので、前記走行機体
4側の支持具21とボンネット6の取付具22の間に形
成した姿勢保持部Kのストッパー作用を更に確実なもの
とすることができる。尚、上述した実施例においては、
走行機体4側の支持具21とボンネット6の回動基端側
6aに設けた取付具22との間に簡易な構造の保持部K
を構成したが、両者の何れかに係合フックやストッパ等
のロック機構を備えた構成にしてもよい。 【0016】尚、前記ボンネット6の前方部6bに内設
した当該ボンネット6の固定ロック装置26は、図2及
び図6に示すように、側面視で略階段状に曲げ加工した
プレート27をボンネット6の幅方向に横設し、そのプ
レート27の中央部前方に向けL字状のロックピン28
を固着すると共に、該ロックピン28を挟持するための
ガイド体29をエアークリーナ(図示せず)等を取着す
るステー30の上部に取付け、更に、前記ガイド体29
に軸Pを中心として回動自在に取付けたフック31を、
常時は、前記ロックピン28を挟持する方向に引張スプ
リング32で付勢している。そして、前記フック31に
連繋するワイヤ33の操作ノブ34を、前記ステー30
の下部を構成する基板30aの一側に配設し、前記ノブ
34の引き操作によってボンネット6の固定ロックが解
除できるようになっている。また、前記ロックピン28
には、ボンネット6を装着した際の前後方向のガタを抑
制する緩衝部材28aが、前記ガイド体29の背面側に
設けてある。 【0017】 【発明の効果】以上説明したように本発明は、ボンネッ
ト6の開閉支持部Sを、走行機体4側に設けた支持具2
1とボンネット6の回動基端側6aに設けた取付具22
とにより構成した作業車両において、前記支持具21に
設けた回動支点25に対し、前記取付具22を滑動かつ
回動可能に取付けてボンネット6の開閉をなすように構
成すると共に、前記支持具21と取付具22との間に、
前記ボンネット6の開放姿勢状態を保持する姿勢保持部
Kを形成したことによって、前記ボンネット6の開放操
作に連繋しながら当該ボンネット6の開放姿勢状態を容
易に保持することができ、しかも、従来のように開放状
態のボンネット6を突っ張り状態で支持するスタンドロ
ッドが不要なことから、当該スタンドロッドがボンネッ
ト6内の点検や整備を行う作業者の腕や肩等に接触する
ことによって、作業性が悪くなるという問題を解消する
ことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】トラクタの全体斜視図である。 【図2】ボンネットの装着状態を示す側面図である。 【図3】図2に示したA部の詳細図である。 【図4】図3に示したC矢視図である。 【図5】開閉支持部の第二の実施形態を示す側面図であ
る。 【図6】図2に示したB矢視図である。 【符号の説明】 4 走行機体 5 エンジン 6 ボンネット 6a 回動基端側 21 支持具 22 取付具 25 回動支点 K 姿勢保持部 S 開閉支持部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 エンジン(5)等を被包するボンネット
    (6)の開閉支持部(S)を、走行機体(4)側に設け
    た支持具(21)とボンネット(6)の回動基端側(6
    a)に設けた取付具(22)とにより構成した作業車両
    において、前記支持具(21)に設けた回動支点(2
    5)に対し、前記取付具(22)を滑動かつ回動可能に
    取付けてボンネット(6)の開閉をなすように構成する
    と共に、前記支持具(21)と取付具(22)との間
    に、前記ボンネット(6)の開放姿勢状態を保持する姿
    勢保持部(K)を形成したことを特徴とする作業車両に
    おけるボンネットの開閉支持部の構造。
JP2002041006A 2002-02-19 2002-02-19 作業車両におけるボンネットの開閉支持部の構造 Pending JP2003237637A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002041006A JP2003237637A (ja) 2002-02-19 2002-02-19 作業車両におけるボンネットの開閉支持部の構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002041006A JP2003237637A (ja) 2002-02-19 2002-02-19 作業車両におけるボンネットの開閉支持部の構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003237637A true JP2003237637A (ja) 2003-08-27

Family

ID=27781525

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002041006A Pending JP2003237637A (ja) 2002-02-19 2002-02-19 作業車両におけるボンネットの開閉支持部の構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003237637A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008105539A (ja) * 2006-10-25 2008-05-08 Yanmar Co Ltd キャビン付作業車両

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008105539A (ja) * 2006-10-25 2008-05-08 Yanmar Co Ltd キャビン付作業車両

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6068675A (en) Bonnet and engine room of a vehicle
JP5053000B2 (ja) ラジエータグリル取付構造
JP2013136359A (ja) トラクタ
JP5963444B2 (ja) トラクタ
JP4961250B2 (ja) トラクタ
JP5742536B2 (ja) 自動二輪車のシート取付構造
JP2003048571A (ja) トラクタのボンネット構造
JP2003237637A (ja) 作業車両におけるボンネットの開閉支持部の構造
JP3653307B2 (ja) ボンネットのロック構造
JP5889178B2 (ja) 作業車のボンネット構造
JP5087361B2 (ja) トラクタのボンネット
JP2002316669A (ja) トラクタのボンネット構造
JP4224158B2 (ja) トラクタのボンネット構造
JP2003054450A (ja) トラクタのボンネット開閉装置
JP5192328B2 (ja) 作業車両
JP4132376B2 (ja) スクータ型車両
JP7316847B2 (ja) 作業車両
JP2021030935A (ja) 作業機
JP7267120B2 (ja) 作業車両
JP3774915B2 (ja) コンバイン
JP4100789B2 (ja) スクータ型車両
JP2012176750A (ja) トラクタ
JP2002070069A (ja) ボンネットのロック構造
JP3796234B2 (ja) 車両用警笛装置
JP2010052599A (ja) 作業車両