JP2003235147A - プレハブ形接続部 - Google Patents

プレハブ形接続部

Info

Publication number
JP2003235147A
JP2003235147A JP2002025158A JP2002025158A JP2003235147A JP 2003235147 A JP2003235147 A JP 2003235147A JP 2002025158 A JP2002025158 A JP 2002025158A JP 2002025158 A JP2002025158 A JP 2002025158A JP 2003235147 A JP2003235147 A JP 2003235147A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
washer
fitting
insulating
spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002025158A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromasa Sato
浩正 佐藤
Atsuhiro Arai
敦宏 新井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Electric Wire and Cable Co filed Critical Showa Electric Wire and Cable Co
Priority to JP2002025158A priority Critical patent/JP2003235147A/ja
Publication of JP2003235147A publication Critical patent/JP2003235147A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Of Terminals (AREA)
  • Cable Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 遮蔽層3と絶縁体4とを備えたCVケー
ブルは、接続内部で電気接続されている。この電気接続
部を包囲するように絶縁補強体31が配置されている。
絶縁補強体31とCVケーブルの絶縁体4との隙間を埋
めるように、ストレスコーン8が配置されている。スト
レスコーン8は、押し金具32によって加圧され、絶縁
補強体31とケーブルの絶縁体4に一定の圧力で押しつ
けられている。ケーブル保護金具36にボルト37をね
じ込む部分を設け、ボルト37がシャフト33とほぼ同
一円周上に配置されている。 【効果】 全体としてシャフト33の配置された部分よ
り外側に部品を配置する必要が無く、外径を縮小でき
る。ボルト37を締め付けることによって、自由に座金
35の位置決めを行い、スプリング34による弾力を微
調整できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に22kv級を
越えるような高圧CVケーブルの直線接続部や分岐接続
部や終端部等に適するプレハブ形接続部に関する。
【従来の技術】図3は、CVケーブルのプレハブ形接続
部主要部縦断面図である。図のプレハブ形接続部1は、
CVケーブルを直線接続させるためのものである。CV
ケーブルは、シース2と遮蔽層3と絶縁体4とを順に剥
離して導体5を露出させ、接続スリーブ6により図示し
ない相手方のCVケーブルと電気接続されている。この
接続スリーブ6を中心にケーブルの接続部を電気的かつ
機械的に保護するために、絶縁補強体10が配置されて
いる。この絶縁補強体10は、エポキシ樹脂をモールド
成型したユニットから成る。
【0002】CVケーブルの絶縁体4には、合成ゴムを
モールドして製作されたストレスコーン8が嵌め込まれ
ている。ストレスコーン8は、絶縁補強体10とケーブ
ルの絶縁体4との間隙を埋めるように配置されている。
ストレスコーン8は、押し金具9によって絶縁補強体1
0の方向に押しつけられ、この圧力により、ストレスコ
ーン8と絶縁体4との界面、及びストレスコーン8と絶
縁補強体10との界面における絶縁破壊を防止してい
る。
【0003】CVケーブルに送電電流が流れると、導体
5が発熱する。外気温や送電電流の変化により導体温度
が上下すると、ケーブルは長手方向に伸縮する。このと
きストレスコーン8に加わる圧力が変動しないように、
押し金具9を含むスプリングユニットが設けられてい
る。スプリングユニットは、スプリング12と、シャフ
ト11と、座金13と、ピン14及びナット15を備え
る。
【0004】シャフト11は、スプリング12の軸部に
配置され、スプリング12の座屈を防止する。シャフト
11は、座金13に設けられた透孔を突き抜けるように
配置されている。ピン14は絶縁補強体10の端面に設
けられた固定板16に一端を固定されている。ピン14
のナット15を締め付けると、座金13は絶縁補強体1
0に近づく方向に移動する。そのとき、スプリング12
を圧縮し、押し金具9に対しその左方向、即ち絶縁補強
体10の方向に弾力を加える。ナット15の締め付け量
を適切に選択して、座金13を所定の位置に位置決めす
ることにより、スプリングの圧縮量を最適化する。
【0005】スプリングユニットの組み立てが終わる
と、ケーブル保護金具17を取り付けて、絶縁補強体1
0とCVケーブル端部とスプリングユニットを包囲する
ように保護する。このケーブル保護金具17の図の右端
の部分を、ケーブルのシース2上で縮径させる。また、
図の左端の部分を、ボルト18により絶縁補強体10に
固定する。ケーブル保護金具17と絶縁補強体10の外
周は、シーリングテープ19により保護される。
【0006】上記のプレハブ形接続部は、ナット15を
締め付けることによって座金13の位置を調整してか
ら、保護金具17を取り付けするので、スプリング12
の弾力の最適化作業が容易である。しかしながら、押し
金具9に一端を固定されたシャフト12を取り巻くよう
に、何本かのピン14が配置されている。従って、スプ
リングユニットが全体として大径化するという問題があ
った。
【0007】図4は、上記のプレハブ形接続部を小型化
した従来のプレハブ形接続部主要部縦断面図である。図
において、CVケーブルのシース2、遮蔽層3、絶縁体
4、導体5及び接続スリーブ6の部分は、図3に示した
ものと変わらない。絶縁補強体7は、図3に示した絶縁
補強体10に比べて小径に成っている。押し金具9やシ
ャフト11、スプリング12などの部品は図3に示した
ものと同様である。絶縁補強体7の端には、ボルト22
によって保護金具21が固定されている。この保護金具
21の内面には、リブ21Aが設けられている。このリ
ブ21Aによって、座金23が位置決めされるように構
成されている。図3に示したピン14のような、スプリ
ングの圧縮量の微調整機構は無い。リブ21Aは、スプ
リングの圧縮量が最適化される場所にくるようにその位
置が選定されている。
【0008】座金23は、このため図3に示したものよ
りも小径のものが採用される。座金23に、図3で示し
たピン14を取り付けるための透孔が不要なためであ
る。
【0009】この図のプレハブ形接続部は、シャフト1
1の右端を座金23の透孔に嵌め込んだ状態で、保護金
具21を右方から移動させて座金23をリブ21Aに付
き当てる。その後スプリングを圧縮しながら、保護金具
21の左端を絶縁補強体7にボルト22により固定する
ことによって、接続部の組み立てが完成する。スプリン
グユニットの調整が不要で、組み立て作業も簡単に成
り、外径も小さく部品点数も少ないことから、全体とし
て十分な小型化が可能に成る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の技術には、次のような解決すべき課題があっ
た。図4に示したようなプレハブ形接続部は、外径を小
さくし小型化を可能にするが、予めリブ21Aの位置が
固定だから、座金23の微妙な位置調整ができない。従
って、スプリング12の長さや弾力にばらつきがある
と、ケーブルの熱伸縮に関わらず常に一定の圧力でスト
レスコーン8を押すためのスプリングの弾力にもばらつ
きが生じ、従来よりさらに高圧化してより安定な品質を
求められるCVケーブルの接続部への適用に適さない。
本発明は以上の点に着目してなされたもので、全体とし
てプレハブ形接続部の小型化を図り、かつ、スプリング
ユニットのスプリング圧縮長を自由に精密に調整するこ
とのできるプレハブ形接続部を提供することを目的とす
るものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点を解決
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉電力ケーブルの導体接続部を包囲する絶縁補
強体と、この絶縁補強体と上記電力ケーブルの絶縁体と
の間隙を埋めるように挿入されたストレスコーンと、こ
のストレスコーンを圧縮するように圧力を加えて、スト
レスコーンを上記導体接続部と上記電力ケーブルの絶縁
体に押しつける押し金具及びスプリングユニットと、上
記絶縁補強体の端部に一端を固定し上記電力ケーブルの
一部を包囲するケーブル保護金具とを備え、上記スプリ
ングユニットは、上記ケーブルの長手方向に平行に上記
絶縁補強体の方向に上記押し金具に弾力を加えるスプリ
ングと、上記スプリングを上記絶縁補強体方向に押して
圧縮する座金と、上記ケーブル保護金具に一端を固定し
上記絶縁補強体から上記ケーブルの長手方向に平行にみ
て所定間隔だけ離れた位置に上記座金を可動支持して上
記座金を位置決めする位置決め部材とを有し、上記位置
決め部材は、頭部を上記座金に係合させ、先端部をケー
ブル保護金具にねじ込んで、上記絶縁補強体と上記座金
の間の間隔をねじ込み長により調整ずるボルトから成る
ことを特徴とするプレハブ形接続部。
【0012】〈構成2〉構成1に記載のプレハブ形接続
部において、上記押し金具はリング状の金具であって、
この押し金具に一端を固定し、上記スプリングの軸部に
配置されて、他端が上記座金に設けられた透孔を貫通す
るシャフトが、複数本、上記電力ケーブルを取り巻くよ
うにケーブル長手方向に平行にほぼ同心円上に配置さ
れ、かつ、ボルト状の位置決め部材が、複数本、上記電
力ケーブルを取り巻くようにケーブル長手方向に平行
に、上記シャフトとほぼ同心円上に配置されていること
を特徴とするプレハブ形接続部。
【0013】〈構成3〉電力ケーブルの導体接続部を包
囲する絶縁補強体と、この絶縁補強体と上記電力ケーブ
ルの絶縁体との間隙を埋めるように挿入されたストレス
コーンと、このストレスコーンを圧縮するように圧力を
加えて、ストレスコーンを上記導体接続部と上記電力ケ
ーブルの絶縁体に押しつける押し金具及びスプリングユ
ニットと、上記絶縁補強体の端部に一端を固定し上記電
力ケーブルの一部を包囲するケーブル保護金具とを備
え、上記スプリングユニットは、上記ケーブルの長手方
向に平行に上記絶縁補強体の方向に上記押し金具に弾力
を加えるスプリングと、上記スプリングを上記絶縁補強
体方向に押して圧縮する座金と、上記ケーブル保護金具
に一端を固定し上記絶縁補強体から上記ケーブルの長手
方向に平行にみて所定間隔だけ離れた位置に上記座金を
可動支持して上記座金を位置決めする位置決め部材とを
有し、上記ケーブル保護金具は上記座金と平行に配置さ
れたリング状の張出部を備え、上記座金は上記絶縁補強
体と上記張出部との間に配置され、上記位置決め部材
は、ケーブル保護金具の上記張出部にねじ込まれて、先
端で上記座金を上記絶縁補強体の方向に押して、上記絶
縁補強体と上記座金の間の間隔をねじ込み長により調整
ずるボルトから成ることを特徴とするプレハブ形接続
部。
【0014】〈構成4〉構成3に記載のプレハブ形接続
部において、上記押し金具はリング状の金具であって、
この押し金具に一端を固定し、上記スプリングの軸部に
配置されて、他端が上記座金に設けられた透孔と上記張
出部材の透孔を貫通するシャフトが、複数本、上記電力
ケーブルを取り巻くようにケーブル長手方向に平行にほ
ぼ同心円上に配置され、かつ、ボルト状の位置決め部材
が、複数本、上記電力ケーブルを取り巻くようにケーブ
ル長手方向に平行に、上記シャフトとほぼ同心円上に配
置されていることを特徴とするプレハブ形接続部。
【0015】〈構成5〉電力ケーブルの導体接続部を包
囲する絶縁補強体と、この絶縁補強体と上記電力ケーブ
ルの絶縁体との間隙を埋めるように挿入されたストレス
コーンと、このストレスコーンを圧縮するように圧力を
加えて、ストレスコーンを上記導体接続部と上記電力ケ
ーブルの絶縁体に押しつける押し金具及びスプリングユ
ニットと、上記絶縁補強体の端部に一端を固定し上記電
力ケーブルの一部を包囲するケーブル保護金具とを備
え、上記スプリングユニットは、上記ケーブルの長手方
向に平行に上記絶縁補強体の方向に上記押し金具に弾力
を加えるスプリングと、上記スプリングを上記絶縁補強
体方向に押して圧縮する座金と、上記ケーブル保護金具
に一端を固定し上記絶縁補強体から上記ケーブルの長手
方向に平行にみて所定間隔だけ離れた位置に上記座金を
可動支持して上記座金を位置決めする位置決め部材とを
有し、上記位置決め部材は、上記ケーブル保護金具の内
周面に形成され、上記座金の外周と螺合するねじ溝から
なり、上記絶縁補強体と上記座金の間の間隔が、上記座
金のねじ込み量により調整されることを特徴とするプレ
ハブ形接続部。
【0016】〈構成6〉構成5に記載のプレハブ形接続
部において、上記押し金具はリング状の金具であって、
この押し金具に一端を固定し、上記スプリングの軸部に
配置されて、他端が上記座金に設けられた透孔を貫通す
るシャフトが、複数本、上記電力ケーブルを取り巻くよ
うにケーブル長手方向に平行に同心円上に配置されてい
ることを特徴とするプレハブ形接続部。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて説明する。 〈具体例1〉図1は本発明のプレハブ形接続部の主要部
を示し、(a)はその縦断面図、(b)は側面図であ
る。(a)に示すように、遮蔽層3と絶縁体4とを図示
したCVケーブルは、図3で説明したような要領で電気
接続されているものとする。この電気接続部を包囲する
ように、絶縁補強体31が配置されている。これは例え
ば、エポキシ樹脂をモールドして成る。この絶縁補強体
31とCVケーブルの絶縁体4との隙間を埋めるよう
に、ストレスコーン8が配置されている。ストレスコー
ン8は、押し金具32によって加圧され、絶縁補強体3
1とケーブルの絶縁体4に一定の圧力で押しつけられて
いる。
【0018】この具体例では、絶縁補強体31の端面に
ケーブル保護金具36を取り付け、右端に座金35を配
置した。押し金具32には、一端をねじ込み固定したシ
ャフト33が取り付けられている。このシャフト33は
一般的な六角頭のボルトでよい。シャフト33は、押し
金具32に弾力を加えるスプリング34の軸部に配置さ
れている。また、シャフト33は、座金35に設けられ
た透孔を突き抜けるように配置されている。
【0019】図2は、図1に示したケーブル保護金具3
6や座金35などのスプリングユニットを構成する各部
品を分解した斜視図である。座金35は、シャフト33
を突き抜けさせるための透孔35Bを8個備えている。
さらに、座金35を位置決めするためのボルト37を突
き抜けさせる透孔35Aを4個備えている。シャフト3
3の先端は、座金35の透孔35Bを突き抜け、スプリ
ング34の軸部を通り、ケーブル保護金具36の透孔3
6Bを突き抜けて、押し金具32のねじ穴32Bにねじ
込まれる。
【0020】ボルト37は、座金35の透孔35Aを突
き抜けて、ケーブル保護金具36に設けられたねじ穴3
6Aにその先端をねじ込むようにして固定されている。
座金35の位置は、ボルト37を締め込むことによって
自由に調整できる。その結果、スプリング34は座金3
5によって圧縮され、押し金具32を通じてストレスコ
ーン8に対し所定の弾力を加える。
【0021】ケーブル保護金具36とボルト37とは、
ケーブルの長手方向に平行にみて、絶縁補強体31から
所定間隔だけ離れた位置に、座金35を可動支持して位
置決めする機能を持つ。なお、ケーブル保護金具36に
は図1(a)の右端部分で図示しない別の保護金具に接
続される。これで、ケーブル接続部端部全体を包囲し保
護する機能を持つ。ボルト37の頭部は、座金35がス
プリング34の力で押し戻されないように、座金35の
透孔35Aを突き抜けない形状であればよい。座金の圧
縮量の調整はねじ込み量によって行い、圧縮量の確認
は、シャフト33の突き出し量を計ればよい。
【0022】このように、ケーブル保護金具36にボル
ト37をねじ込む部分を設け、ボルト37が図1(b)
に示すようにシャフト33とほぼ同一円周上に配置され
ているので、全体としてシャフト33の配置された部分
より外側に部品を配置する必要が無く、外径を縮小でき
る。しかも、ボルト37を締め付けることによって、自
由に座金35の位置決めを行い、スプリング34による
弾力を微調整できる。
【0023】なお、ケーブル保護金具36のボルト37
をねじ込むねじ穴36Aの部分は、ケーブル保護金具3
6と一体成型されていても、溶接により接続固定されて
いても構わない。その形状は、ねじ穴36Aに相当する
部分だけがケーブル保護金具36の内側に張り出すよう
に成って構わない。図のように、ケーブル保護金具36
の部分にスプリングユニット全体が埋め込まれるような
構成に成れば、スプリングの調整作業も容易であり、し
かも部品点数が少なく、接続部を小型軽量化することが
可能に成る。
【0024】〈具体例2〉図5は本発明のプレハブ形接
続部の変形例を示すもので、(a)はその主要部縦断面
図、(b)は断面図である。図の絶縁補強体31の部分
は、図1に示した実施例と変わらない。押し金具32や
シャフト33の構成及びストレスコーン8の構成も、図
1に示した実施例と変わらない。座金44もほぼ同様の
構成でよいが、座金44は、シャフト33を突き抜けさ
せるための透孔のみを備えていればよい。
【0025】図6は、図5に示したプレハブ形接続部の
ケーブル保護金具43やスプリングユニットの部分を分
解した斜視図である。ケーブル保護金具43には、座金
44とほぼ平行に配置されたリング状の張出部43Cが
設けられている。この張出部43Cには、シャフト33
を突き抜けさせる透孔43Bが設けられている。また、
張出部43Cには、ボルト42をねじ込むためのねじ穴
43Aが設けられている。このため図5の(b)に示す
ように、張出部43Cには、ボルト42とシャフト33
の頭部がほぼ同一円周上に並ぶ。
【0026】図6に示すように、シャフト33はケーブ
ル保護金具43に設けられた透孔43Bを突き抜け、座
金44に設けられた透孔44Bを突き抜け、スプリング
41の軸部を通って押し金具32に設けられたねじ穴3
2Bにその先端がねじ込まれる。また、ボルト42は、
ケーブル保護金具43に設けられたねじ穴43Aにねじ
込まれ、その先端は、座金44の凹部44Aに至る。
【0027】ボルト42のねじ込み量を調整すると、ボ
ルト42の先端が座金44の凹部44Aに接触して、座
金44を左方に押し、座金44と絶縁補強体31との間
の長さを調整する。これによって、スプリング41の圧
縮量、即ちスプリング41により、押し金具32を介し
てストレスコーン8を押す圧力が自由に微調整できる。
この圧力は、シャフト33が張出部43Cの透孔43B
を飛び出した長さを測定することにより確認できる。従
って、図1に示した例と同様に、押し圧を最適値まで微
調整できるとともに、シャフト33とボルト42をほぼ
同一円周上に配置することができるため、全体として小
径化をすることができる。
【0028】〈具体例3〉図7は本発明のプレハブ形接
続部の他の変形例を示し、(a)はその主要部縦断面
図、(b)はその側面図である。この図の例も、絶縁補
強体31やストレスコーン8、押し金具32やシャフト
33の部分は、図1や図5を用いて説明したものと同様
の部品を使うことができる。絶縁補強体31の端面に
は、ケーブル保護金具53が接続されている。このケー
ブル保護金具53の左端内面には、雌ねじ54が切られ
ている。また、座金52の外周面には、この雌ねじ54
にかみ合うような雄ねじが切られている。従って、座金
52を回転させることによって、ケーブル保護金具53
の中で座金52が左右に移動する。こうして座金52と
絶縁補強体31との間の長さを自由に微調整できる。座
金52と押し金具32との間には、スプリング51が挟
み込まれている。座金52の移動によってスプリング5
1の圧縮量が調整され、押し金具32によるストレスコ
ーン8に対する圧力が調整できる。
【0029】図8は、図7に示した実施例のケーブル保
護金具やスプリングユニットの分解斜視図である。図に
示したシャフト33は、座金52に設けられた透孔52
Bを突き抜け、ケーブル保護金具53の内部を通り、ス
プリング中を通り抜けて、押し金具32のねじ穴32B
に先端を固定する。座金52の外周面に設けられた雄ね
じ52Dは、ケーブル保護金具53の内周面に設けられ
た雌ねじ54とかみ合って、座金52をねじ込み量によ
って位置決めするように構成されている。
【0030】この図の例の場合、シャフト33によって
座金52の自由な回転は妨げられる。即ち、シャフト3
3を固定する前に、座金52を回転させて、シャフト3
3を固定できる位置にセットする。座金52の回転可能
な角度は、例えばこの例の場合360/8度単位に成る
が、位置決め精度には問題が無い。この例では、部品点
数が最も少なくなり、小型、軽量化を計ることが可能に
成る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプレハブ形接続部の主要部を示し、
(a)はその縦断面図、(b)は側面図である。
【図2】図1に示したケーブル保護金具36や座金35
などのスプリングユニットを構成する各部品を分解した
斜視図である。
【図3】CVケーブルのプレハブ形接続部主要部縦断面
図である。
【図4】上記のプレハブ形接続部を小型化した従来のプ
レハブ形接続部主要部縦断面図である。
【図5】本発明のプレハブ形接続部の変形例を示すもの
で、(a)はその主要部縦断面図、(b)は断面図であ
る。
【図6】図5に示したプレハブ形接続部のケーブル保護
金具43やスプリングユニットの部分を分解した斜視図
である。
【図7】本発明のプレハブ形接続部の他の変形例を示
し、(a)はその主要部縦断面図、(b)はその側面図
である。
【図8】図7に示した実施例のケーブル保護金具やスプ
リングユニットの分解斜視図である。
【符号の説明】
4 ケーブルの絶縁体 8 ストレスコーン 31 絶縁補強体 32 押し金具 33 シャフト 34 スプリング 35 座金 36 ケーブル保護金具 37 ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5G355 AA03 BA02 BA11 BA18 5G375 AA02 BA26 BB43 CA02 CA14 CB06 CB14 CB27 CB36 DB32 EA17

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力ケーブルの導体接続部を包囲する絶
    縁補強体と、 この絶縁補強体と前記電力ケーブルの絶縁体との間隙を
    埋めるように挿入されたストレスコーンと、 このストレスコーンを圧縮するように圧力を加えて、ス
    トレスコーンを前記導体接続部と前記電力ケーブルの絶
    縁体に押しつける押し金具及びスプリングユニットと、
    前記絶縁補強体の端部に一端を固定し前記電力ケーブル
    の一部を包囲するケーブル保護金具とを備え、 前記スプリングユニットは、前記ケーブルの長手方向に
    平行に前記絶縁補強体の方向に前記押し金具に弾力を加
    えるスプリングと、前記スプリングを前記絶縁補強体方
    向に押して圧縮する座金と、前記ケーブル保護金具に一
    端を固定し前記絶縁補強体から前記ケーブルの長手方向
    に平行にみて所定間隔だけ離れた位置に前記座金を可動
    支持して前記座金を位置決めする位置決め部材とを有
    し、 前記位置決め部材は、頭部を前記座金に係合させ、先端
    部をケーブル保護金具にねじ込んで、前記絶縁補強体と
    前記座金の間の間隔をねじ込み長により調整ずるボルト
    から成ることを特徴とするプレハブ形接続部。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプレハブ形接続部にお
    いて、 前記押し金具はリング状の金具であって、この押し金具
    に一端を固定し、前記スプリングの軸部に配置されて、
    他端が前記座金に設けられた透孔を貫通するシャフト
    が、複数本、前記電力ケーブルを取り巻くようにケーブ
    ル長手方向に平行にほぼ同心円上に配置され、かつ、ボ
    ルト状の位置決め部材が、複数本、前記電力ケーブルを
    取り巻くようにケーブル長手方向に平行に、前記シャフ
    トとほぼ同心円上に配置されていることを特徴とするプ
    レハブ形接続部。
  3. 【請求項3】 電力ケーブルの導体接続部を包囲する絶
    縁補強体と、 この絶縁補強体と前記電力ケーブルの絶縁体との間隙を
    埋めるように挿入されたストレスコーンと、 このストレスコーンを圧縮するように圧力を加えて、ス
    トレスコーンを前記導体接続部と前記電力ケーブルの絶
    縁体に押しつける押し金具及びスプリングユニットと、
    前記絶縁補強体の端部に一端を固定し前記電力ケーブル
    の一部を包囲するケーブル保護金具とを備え、 前記スプリングユニットは、前記ケーブルの長手方向に
    平行に前記絶縁補強体の方向に前記押し金具に弾力を加
    えるスプリングと、前記スプリングを前記絶縁補強体方
    向に押して圧縮する座金と、前記ケーブル保護金具に一
    端を固定し前記絶縁補強体から前記ケーブルの長手方向
    に平行にみて所定間隔だけ離れた位置に前記座金を可動
    支持して前記座金を位置決めする位置決め部材とを有
    し、 前記ケーブル保護金具は前記座金と平行に配置されたリ
    ング状の張出部を備え、前記座金は前記絶縁補強体と前
    記張出部との間に配置され、 前記位置決め部材は、ケーブル保護金具の前記張出部に
    ねじ込まれて、先端で前記座金を前記絶縁補強体の方向
    に押して、前記絶縁補強体と前記座金の間の間隔をねじ
    込み長により調整ずるボルトから成ることを特徴とする
    プレハブ形接続部。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のプレハブ形接続部にお
    いて、 前記押し金具はリング状の金具であって、この押し金具
    に一端を固定し、前記スプリングの軸部に配置されて、
    他端が前記座金に設けられた透孔と前記張出部材の透孔
    を貫通するシャフトが、複数本、前記電力ケーブルを取
    り巻くようにケーブル長手方向に平行にほぼ同心円上に
    配置され、かつ、ボルト状の位置決め部材が、複数本、
    前記電力ケーブルを取り巻くようにケーブル長手方向に
    平行に、前記シャフトとほぼ同心円上に配置されている
    ことを特徴とするプレハブ形接続部。
  5. 【請求項5】 電力ケーブルの導体接続部を包囲する絶
    縁補強体と、 この絶縁補強体と前記電力ケーブルの絶縁体との間隙を
    埋めるように挿入されたストレスコーンと、 このストレスコーンを圧縮するように圧力を加えて、ス
    トレスコーンを前記導体接続部と前記電力ケーブルの絶
    縁体に押しつける押し金具及びスプリングユニットと、
    前記絶縁補強体の端部に一端を固定し前記電力ケーブル
    の一部を包囲するケーブル保護金具とを備え、 前記スプリングユニットは、前記ケーブルの長手方向に
    平行に前記絶縁補強体の方向に前記押し金具に弾力を加
    えるスプリングと、前記スプリングを前記絶縁補強体方
    向に押して圧縮する座金と、前記ケーブル保護金具に一
    端を固定し前記絶縁補強体から前記ケーブルの長手方向
    に平行にみて所定間隔だけ離れた位置に前記座金を可動
    支持して前記座金を位置決めする位置決め部材とを有
    し、 前記位置決め部材は、前記ケーブル保護金具の内周面に
    形成され、前記座金の外周と螺合するねじ溝からなり、
    前記絶縁補強体と前記座金の間の間隔が、前記座金のね
    じ込み量により調整されることを特徴とするプレハブ形
    接続部。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のプレハブ形接続部にお
    いて、 前記押し金具はリング状の金具であって、この押し金具
    に一端を固定し、前記スプリングの軸部に配置されて、
    他端が前記座金に設けられた透孔を貫通するシャフト
    が、複数本、前記電力ケーブルを取り巻くようにケーブ
    ル長手方向に平行に同心円上に配置されていることを特
    徴とするプレハブ形接続部。
JP2002025158A 2002-02-01 2002-02-01 プレハブ形接続部 Pending JP2003235147A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002025158A JP2003235147A (ja) 2002-02-01 2002-02-01 プレハブ形接続部

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002025158A JP2003235147A (ja) 2002-02-01 2002-02-01 プレハブ形接続部

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003235147A true JP2003235147A (ja) 2003-08-22

Family

ID=27773313

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002025158A Pending JP2003235147A (ja) 2002-02-01 2002-02-01 プレハブ形接続部

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003235147A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010095371A1 (ja) * 2009-02-17 2010-08-26 昭和電線ケーブルシステム株式会社 ストレスコーン圧縮装置およびこれを用いたケーブル接続部
JP2011143134A (ja) * 2010-01-18 2011-07-28 Hitachi Aloka Medical Ltd 超音波探触子
CN103746329A (zh) * 2013-11-12 2014-04-23 中船重工(昆明)灵湖科技发展有限公司 一种铠装电缆机械锁紧接头
JP2014517218A (ja) * 2011-06-20 2014-07-17 スネクマ 分離装置を有するデュアルフロータービンエンジン
CN109449834A (zh) * 2018-11-05 2019-03-08 厦门市众慧悦和科技有限公司 10kv架空配电线路快速供电连接装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010095371A1 (ja) * 2009-02-17 2010-08-26 昭和電線ケーブルシステム株式会社 ストレスコーン圧縮装置およびこれを用いたケーブル接続部
JP2010193572A (ja) * 2009-02-17 2010-09-02 Swcc Showa Cable Systems Co Ltd ストレスコーン圧縮装置およびこれを用いたケーブル接続部
JP4555381B2 (ja) * 2009-02-17 2010-09-29 昭和電線ケーブルシステム株式会社 ストレスコーン圧縮装置およびこれを用いたケーブル接続部
CN102292892A (zh) * 2009-02-17 2011-12-21 昭和电线电缆***株式会社 应力锥压缩装置及使用其的电缆连接部
KR101436678B1 (ko) * 2009-02-17 2014-09-01 쇼와 전선 케이블 시스템 주식회사 스트레스 콘 압축 장치 및 이 장치를 이용한 케이블 접속부
TWI491130B (zh) * 2009-02-17 2015-07-01 Swcc Showa Cable Sys Co Ltd Stress cone and a compression device using this compression stress cone cable connection portion of the apparatus
JP2011143134A (ja) * 2010-01-18 2011-07-28 Hitachi Aloka Medical Ltd 超音波探触子
JP2014517218A (ja) * 2011-06-20 2014-07-17 スネクマ 分離装置を有するデュアルフロータービンエンジン
CN103746329A (zh) * 2013-11-12 2014-04-23 中船重工(昆明)灵湖科技发展有限公司 一种铠装电缆机械锁紧接头
CN109449834A (zh) * 2018-11-05 2019-03-08 厦门市众慧悦和科技有限公司 10kv架空配电线路快速供电连接装置
CN109449834B (zh) * 2018-11-05 2024-03-22 厦门市众慧悦和科技有限公司 10kV架空配电线路快速供电连接装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4163957B2 (ja) ケーブルグランドアセンブリ
US5877452A (en) Coaxial cable connector
US7207838B2 (en) Coaxial connectors
CA2171139A1 (en) Apparatus for electrical connection of a coaxial cable and a connector
CN107482360A (zh) 连接器
US4266841A (en) High voltage cable terminal
JP2003235147A (ja) プレハブ形接続部
WO2010095371A1 (ja) ストレスコーン圧縮装置およびこれを用いたケーブル接続部
US9356387B1 (en) Sealed electrical connector assembly
JPH08149679A (ja) 電力ケーブル用導体接続装置
JP5124208B2 (ja) 差込プラグ及びプラグ付電線ケーブル
JP3215585B2 (ja) 電力ケーブル用接続部
CN215732269U (zh) 连接组件、连接器和连接器组件
JP5548567B2 (ja) エポキシブッシング
JP3360957B2 (ja) ゴム・プラスチック電力ケーブル用差し込み式接続部
US11967812B2 (en) Contacting system
JP3467452B2 (ja) 避雷装置
JPH09284969A (ja) 電力ケーブル導体の接続装置
JP6891800B2 (ja) 電力ケーブルの端末構造
KR20210117814A (ko) 전력케이블과 도체터미널의 접속구조
JP2535304Y2 (ja) ストレスコーン圧縮装置
JP3073808U (ja) 同軸コネクタ
JP2000175344A (ja) 電力ケーブル用終端接続部
JPH09289049A (ja) 機器直結型端末
JP4667250B2 (ja) コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040723

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040914

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041112

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050301