JP2003234048A - 自動変速機用コントロールスイッチ - Google Patents

自動変速機用コントロールスイッチ

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JP2003234048A
JP2003234048A JP2002356622A JP2002356622A JP2003234048A JP 2003234048 A JP2003234048 A JP 2003234048A JP 2002356622 A JP2002356622 A JP 2002356622A JP 2002356622 A JP2002356622 A JP 2002356622A JP 2003234048 A JP2003234048 A JP 2003234048A
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rib
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JP2002356622A
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Haruhiko Mihara
晴彦 三原
Tomohiro Uchida
智洋 内田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H59/08Range selector apparatus
    • F16H59/10Range selector apparatus comprising levers
    • F16H59/105Range selector apparatus comprising levers consisting of electrical switches or sensors

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Contacts (AREA)
  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動接点の接触・開離位置を高い精度とする
ことができる自動変速機用コントールスイッチを提供す
ることにある。 【解決手段】 ベース7の内側壁面に円弧状リブ32を
突出形成し、このリブ32の高さAは固定接点7の高さ
Bより高く形成され、また固定接点7の端面側の端面は
アール面32Aとしており、該アール面32Aの半径R
は高さAと略同じに設定してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車における自
動変速機のシフトレバーの切換操作で、パーキング、リ
バース、ニュートラル、ドライブ、2速、1速というよ
うなシフトポジションを示すポジション信号を発生する
自動変速機用コントロールスイッチに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より自動変速機を備えた自動車で
は、シフトレバーの切換操作でパーキング、リバース、
ニュートラル、ドライブ、2速、1速というような自動
変速機のシフトポジションを示すポジション信号を発生
する自動変速機用コントロールスイッチが用いられ、そ
れぞれのポジション信号に応じて制御系のマイクロコン
ピュータに操作指令を与えるようになっている。
【0003】この種の自動変速機用コントロールスイッ
チの一例としては、図9〜図12に示すようにアルミダ
イカスト製のカバー51aとカバー51aにゴムパッキ
ン66を介して被着される合成樹脂製のベース51bと
から成るハウジング51と、このハウジング51の内部
に回動自在に収められる可動体60とを備え、ハウジン
グ51が図9に示すように自動変速機ATMに取り付け
られるとともに、シフトレバーの操作に応じて回動する
シフト切り換え用のマニュアルシャフト41に可動体6
0が固定されるものがある。可動体60はシフトレバー
の回動に応じてマニュアルシャフト41と一体的に回動
するもので、マニュアルシャフト41に固定される軸部
61と、軸部61から突設されてカバー51aの凹部5
2で形成される空間内を回動する合成樹脂製の接点ホル
ダ62とを有し、締め付け用ナット6を用いて軸部61
がマニュアルシャフト41に締め付け固定される。そし
て、ハウジング51には軸部61を回動自在に枢支する
軸受部53が設けてある。この軸受部53の内周面に環
状に形成した凹部には環状のゴムシール65a,65b
が装着されている。
【0004】ベース51bの内側面には可動体60の回
動中心を中心とする4つの同心円周上に弧状の固定接点
54a、54b1 …,54c、54d1 …を夫々インサ
ートにより配置し、これらこれら固定接点54a、54
1 …,54c、54d1 …に接続されたリード端子か
らなる出力回路はベース51bの外側の凹部に配設され
図においてハウジング51の上端部に設けられたコネク
タ部55内のコネクタ端子を介して外部に導出されるよ
うになっている。尚ベース51bの外側の凹部は接着剤
56が充填され出力回路を外部に対して密封している。
【0005】さて上記固定接点の内、最も内側の円周上
の固定接点54aは、各シフトポジションに対応する信
号系回路及びバックライトの通電用の共通の固定接点を
構成し、各シフトポジションに対応する可動体60の回
転角度位置を全て含むような円弧状の導電板により形成
され、また第2の円周上に配置される固定接点54b 1
…の内、図10において基準線Lに対して最も小さい回
転角度位置、つまりパーキングポジション(P)に対応
して設けてある固定接点54b1 はパーキングポジショ
ン(P)のポジション信号を取り出すための固定接点を
構成している。また上記基準線Lに対して2番目に小さ
い回転角度位置、つまりリバースポジション(R)に対
応して設けてある固定接点542はリバースポジション
(R)のポジション信号を取り出すための固定接点とバ
ックライトの通電をオン・オフするための固定接点とを
兼ねた固定接点を構成している。更に上記基準線Lに対
して3番目に小さい回転角度位置、つまりニュートラル
ポジション(N)に対応して設けてある固定接点543
はニュートラルポジション(N)のポジション信号を取
り出すための固定接点を構成している。更にまた上記基
準線Lに対して4番目に小さい回転角度位置、つまりド
ライブポジション(D)に対応して設けてある固定接点
544はドライブポジション(D)のポジション信号を
取り出すための固定接点を構成している。同様に上記基
準線Lに対して5番目に小さい回転角度位置、つまり2
速のポジション(D)に対応して設けてある固定接点5
5 は2速のポジション(2)のポジション信号を取り
出すための固定接点を構成し、最も大きい回転角度位
置、つまり1速のポジション(L)に対応して設けて設
けてある固定接点546は1速のポジション(L)のポ
ジション信号を取り出すための固定接点を構成してい
る。
【0006】第3の円周上に配置される固定接点54c
はパーキングポジション(P)及びニュートラルポジシ
ョン(N)でスタートモータへの通電経路のオン・オフ
を行なうための共通の固定接点を構成し、その長さをパ
ーキングポジション(P)からニュートラルポジション
(N)へ至る可動体60の回動角度範囲に対応させてい
る。
【0007】また第4の円周上に配置される固定接点5
4d1 ,54d2 は電気的には接続されてパーキングポ
ジション(P)及びニュートラルポジション(N)でス
タートモータへの通電経路のオン・オフを行なうための
固定接点を構成している。接点ホルダー62のベースに
対向する側の面にはスプリング64でカバー51b側方
向に付勢された可動接点63A,63Bが回動中心から
半径方向に列設されてあり、可動接点63Aは第1の円
周上と第2の円周上に亘る長さ寸法に形成され両円周上
を移動するようになっている。また可動接点63Aは第
3の円周と第4の円周に亘る長さ寸法に形成され両円周
上を移動するようになっている。
【0008】図14は自動変速機用コントロールスイッ
チの電気的接続の概念的な回路構成を示しており、イグ
ニッションスイッチSWのスタータ位置の接点STを自
動変速機用コントローススイッチの可動接点63Bで開
閉される固定接点54cに接続し、イグニッションスイ
ッチSWのスタート後に投入される接点IGを自動変速
機用コントローススイッチの可動接点63Aで開閉され
る固定接点54bに接続してある。つまりこれら固定接
点54c、54bは車載用のバッテリBTの非接地側電
極、この場合プラス電極がイグニッションスイッチSW
を介して接続される。また固定接点54cとの間で可動
接点63Aにより開閉される固定接点54d1 、54d
2 にはスタートモータMの一端が、また固定接点54b
1 〜54b6 には各信号系回路(図では表示ランプL1
〜L6で示す)の一端を接続するとともに、54b2 に
は信号系回路の他に、バックランプLbの一端を接続し
てある。
【0009】而して自動変速機用コントロールスイッチ
では、シフトレバーの回動操作に応じて可動体60が一
体的に回動して、可動接点63A、63Bが夫々に対応
する対の固定接点間を接触・開離することで切換出力と
してポジション信号を信号系回路に出力して表示ランプ
1〜L6をオン・オフしたり、スタートモータMへの通
電路をオン・オフ、またバックライトLbをオン・オフ
することができるようになっている。
【0010】
【特許文献1】特開平3−249461号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来例の
自動変速機用コントロールスイッチでは、また上記従来
例では、図15に示すように固定接点54a…をベース
51bにインサートして固定接点54の接触面をベース
51bの表面と同一面とし、可動接点63の接触先端面
が摺動移動して開閉する構成であったため、リバース系
回路の開閉時には開閉アークが樹脂を絶縁劣化(炭化)
させて上述のような極間短絡を起こしやすく、また境界
部を可動接点63が移動する際、チャタリングを発生さ
せて電気的ノイズとなり、信号系回路(例えばマイコ
ン)の誤動作の原因となったり、或いは開閉アークAR
を増加させ、樹脂劣化や接点磨耗を更に促進するという
問題もあった。またベース51b上を可動接点63A、
63Bの接触先端面が摺動する際に摺動により生じた樹
脂の磨耗粉が固定接点54a…や可動接点63A,63
Bに付着して接触障害の原因となっていた。また差に固
定接点54a…をインサートする際インサート金型の関
係により上記境界部の位置がばらついたり、或いは樹脂
成形ばりが固定接点54a…の側部側に発生してそのば
りにより接触障害を起こすという問題もあった。
【0012】また可動接点63A,63Bをばね付勢す
るとともに、接点ホルダー62内に対してがたを持たせ
ているため、可動体60の回転方向により、可動接点6
3A(或いは63B)が図16で2点鎖線で示すように
傾き、そのため接触・開離位置がずれ、ヒステリシスを
持つことになり、動作が安定しないという問題があっ
た。
【0013】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
で、その目的とするところは、可動接点の接触・開離位
置を高い精度とすることができる自動変速機用コントー
ルスイッチを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明では、自動変速機のシフトレバーの切
換操作に応じてハウジング内を回動する可動体を備え、
この可動体に可動接点を一体的に取り付けるとともに可
動体の回動に応じて可動接点と接触・開離する固定接点
をハウジング内に形成し、可動接点と固定接点の接触・
開離に応じた自動変速機のシフトポジションを示すポジ
ション信号を取り出す自動変速機用コントロールスイッ
チにおいて、ハウジングをカバーと共に形成する樹脂製
ベースの内側壁面に各固定接点を露設するとともに各固
定接点の摺動接触面をベースの内側壁面より高くし、同
一の可動接点により開閉されるように並行配置された固
定接点間に位置する円周上のベースの内側壁面に円弧状
リブを突出形成し、該リブ端面の位置を両固定接点の端
面を結ぶ位置と略一致させるとともに、ベースの内側壁
面からのリブの高さをベースの内側壁面からの固定接点
の高さよりも高くし、且つリブの上記端面をアール面と
し、各可動接点は固定接点の表面に対して垂直方向に移
動自在となるように固定接点方向にばね付勢し、上記リ
ブ上に乗り上げ自在としたことを特徴とする。
【0015】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、上記リブの端面のアール面を、リブの高さ寸法と
略同一の半径で形成して成ることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施形態により説
明する。図1乃至図8は本発明の一実施形態を示してお
り、本実施形態は、アルミダイカスト製のカバー2と合
成樹脂製のベース3とをリベット4で結合して組み立て
られる略扇形のハウジング1と、このハウジング1の内
部に回動自在に収められる可動体10とを備えている。
【0017】図5、図8に示すように可動体10は亜鉛
ダイカスト製で一端に円筒形の軸部13と、スプリング
14により外側へ弾性付勢された3個の可動接点15
A,15B,15Cを保持する合成樹脂製の接点ホルダ
12とを備え、軸部13に一体に連設された函状収納部
11内に接点ホルダ12が収納固定されている。略扇形
に形成されているハウジング1の要部分には可動体10
の軸部13を枢支する軸受部5が設けてあり、カバー2
側へ突出した軸部13の先端部分には軸部13をマニュ
アルシャフト(図9に示す)41に固定するための締め
付け用ナット6が螺着されている。図中8はカバー2と
ベース3との間に介在するゴムパッキン、9は軸部13
に接触して軸受け部5をシールするゴムシールである。
また31はハウジング1と大気とを連通させる穴で、連
通穴17を設けた樹脂製キャップ18で閉塞されてお
り、内部には空気を通過させ水を遮断するフィルターを
内装している。
【0018】ベース3は、一端部にそれぞれ後述する固
定接点7a1 …、7b1 …、7 c1…、7d、7e1
を設けた複数の導電体7…をインサート成形した1次成
形品に、軸受部5のベース側部分及びコネクタ部20を
2次成形して構成されている。各固定接点7a1 …、7
1 …、7 c1 …、7d、7e1 …は軸受部5を中心に
して夫々が異なる径の5つの円周の上に配設されてお
り、ハウジング1内で可動体10の可動に伴って、接点
ホルダー14内の可動接点15Aが最も内側の第1の円
周上と、その隣の第2の円周上とに跨がるように両円周
に沿って移動し、また可動接点15Cが最も外側の第3
の円周上と、内側において隣接する第4の円周上とに跨
がるように両円周に沿って移動し、更に可動接点15B
が第4の円周と第2の円周との間の第5の円周上と第4
の円周上とに跨がるように移動するようになっている。
【0019】周壁21で囲まれ筒状に形成されたコネク
タ部20の内底面には、上記固定接点7a1 …、7b1
…、7 c1 …、7d、7e1 …を設けた複数の導電板7
…の先端が2列に突出されてコネクタ端子16を形成し
てある。そして、このコネクタ部20の根元のハウジン
グ1の外周面には外鍔部(フランジ部)22が設けてあ
る。この外鍔部22は、図6に示すようにハウジング1
の厚みよりも大きな幅寸法に形成されている。また外鍔
部22の底面(軸受部5側の面)には図4〜図6に示す
ように複数の補強用のリブ23が外鍔部22の長手方向
に沿って列設されており、複数のリブ23を設けること
で充分な強度を確保しつつ外鍔部22の厚みを小さくす
ることができ、ハウジング1全体の小型化が図れるもの
である。
【0020】ハウジング1には車体(あるいは自動変速
機ATM)への取り付け用の取付ねじが挿通されるねじ
挿通孔19が設けてある。そして、ハウジング1を車体
の正規の取付位置に取り付けた状態でコネクタ部20の
開口面の法線方向(図7におけるイ方向)が車体底面の
法線方向(同図におけるロ方向)から所定の角度θ(θ
としては30°〜60°が望ましい)だけ傾くようにコ
ネクタ部20が設けられている。
【0021】さて上記固定接点7a1 …、7b1 …、7
1 …、7d、7e1 …はその接触面がベース3の表面
より高い位置となるように露設されており、第1の円周
上に配置される固定接点7a1 は可動体10がパーキン
グポジション(P)に回動操作された時に可動体10の
可動接点5Aが接触可能なベース3の位置に露設され、
イグニッションキースイッチのスタータ側接点を介して
車載用のバッテリの非接地側電極、例えば+電極に接続
される。同様に第1の円周上に配置される固定接点7a
2 は固定接点7a1 と同じ導電板7に設けられ、可動体
10がニュートラルポジション(N)に回動した時に可
動体10の可動接点5Aが接触可能なベース3の位置に
露設されている。
【0022】第2の円周上に配置される固定接点7
1 ,7b2 は可動接点5Aにより上記固定接点7
1 ,7a2 との間でオン・オフするもので、固定接点
7b1 は可動体10がパーキングポジション(P)に回
動された時に可動体10の可動接点5Aが接触可能なベ
ース3の位置に露設され、その両端面の位置が固定接点
7a1の両端面の位置と同一回動角度に設定してある。
また固定接点7b2は固定接点7b1と同じ導電板7に設
けられ、可動体10がニュートラルポジション(N)に
回動した時に可動体10の可動接点5Aが接触可能なベ
ース3の位置に露設され、その両端面の位置が固定接点
7a1 の両端面の位置と同一回動角度に設定してある。
そして両固定接点7b1 ,7b2 はスタートモータの一
端に接続される。
【0023】第2の円周に外側で隣接する第5の円周上
に配置される固定接点7c1 〜7c 3 と、第5の円周に
外側で隣接する第4の円周上に配設される固定接点7d
とは、可動体10の可動接点5Bによりオン・オフされ
るもので、固定接点7c1 は可動体10がパーキングポ
ジション(P)に回動された時に可動体10の可動接点
5Bが接触可能なベース3の位置に露設され、固定接点
7c2 は可動体10がニュートラルポジション(N)に
回動した時に可動体10の可動接点5Bが接触可能なベ
ース3の位置に露設され、固定接点7c3 は可動体10
が2速ポジション(2)に回動した時に可動体10の可
動接点5Bが接触可能なベース3の位置に露設されてお
り、夫々の固定接点7c1 〜7c3 は夫々別の導電体7
に形成され、夫々に対応する信号系回路の一端に接続さ
れる。
【0024】最も外側に位置する第3の円周上に配置さ
れる固定接点7e1 〜7e3 は上記の第4の円周上に配
設される固定接点7dとの間で可動体10の可動接点5
Cによりオン・オフされるもので、固定接点7e1 は可
動体10がリバースポジション(R)に回動された時に
可動体10の可動接点5Cが接触可能なベース3の位置
に露設され、固定接点7e2 は可動体10がドライブポ
ジション(D)に回動した時に可動体10の可動接点5
Bが接触可能なベース3の位置に露設され、固定接点7
3 は可動体10が1速ポジション(L)に回動した時
に可動体10の可動接点5Bが接触可能なベース3の位
置に露設されており、夫々の固定接点7e1 〜7e3
夫々別の導電板7に形成され、夫々に対応する信号系回
路の一端に接続される。また固定接点7e1 に対応する
導電板7は更にバックランプの一端も接続される。
【0025】そして上記第4の配設される固定接点7d
は共通固定接点を構成し、可動体10がパーキングポジ
ション(P)〜1速ポジション(L)の範囲で移動する
際に可動接点5B、5Aが共に接触可能なように長さが
設定されてベース3に露設されており、該固定接点7d
を形成した導電板7はイグニッションキースイッチのス
タート後に投入される接点を介して車載用のバッテリの
+電極に接続される。
【0026】また固定接点7dのパーキングポジション
(P)側の端面の位置と固定接点7c1 の外側の端面の
位置とを同一回動角度に設定してあり、また固定接点7
dの1速ポジション(L)側の端面の位置と固定接点7
3 の外側の端面の位置とを同一回動角度に設定してあ
る。ここで、固定接点7a1 …が配置された円周と、固
定接点7b1 …が配置された円周との間のベース3に
は、固定接点7a1 ,7b1 の外側端面と同一の回動角
度の端面を持ち、反固定接点7a1 ,7b1 側へ延設さ
れた円弧状のリブ321 と、固定接点7a1 ,7b1
内側端面と同一の回動角度の端面を一端に持ち、他端に
固定接点7a2 ,7b2 の外側端面と同一の回動角度の
端面を持つ円弧状のリブ322 と、固定接点7a2 ,7
2 の外側端面と同一の回転角度の端面を一端に持ち、
反固定接点7a2 ,7b2 側へ延設されたリブ323
を一体突設してある。
【0027】また固定接点7c1 …が配置された円周
と、固定接点7dが配置された円周との間のベース3に
は、固定接点7c1 ,7dの外側端面と同一の回動角度
の端面を持ち、反固定接点7c1 ,7d側へ延設された
円弧状のリブ324 と、固定接点7c1 の内側端面と同
一の回動角度の端面を一端に持ち、他端に固定接点7c
2 の固定接点7c1 側端面と同一の回動角度の端面を持
つ円弧状のリブ325 と、固定接点7c2 の固定接点7
3 側端面と同一の回動角度の端面を一端に持ち、他端
に固定接点7c3 の固定接点7c2 側端面と同一の回動
角度の端面を持つ円弧状のリブ326 と、固定接点7c
3 の外側端面と同一の回動角度の端面を持ち、反固定接
点7c3 側へ延設された円弧状のリブ327 とを一体突
設してある。
【0028】更に固定接点7e1 …が配置された円周
と、固定接点7dが配置された円周との間のベース3に
は、固定接点7e1 の外側端面と同一の回動角度の端面
を持ち、反固定接点7e1 側へ延設された円弧状のリブ
328 と、固定接点7e1 の固定接点7e2 側端面と同
一の回動角度の端面を一端に持ち、他端に固定接点7e
2 の固定接点7e1 側端面と同一の回動角度の端面を持
つ円弧状のリブ329 と、固定接点7e2 の固定接点7
3 側端面と同一の回動角度の端面を一端に持ち、他端
に固定接点7e3 の固定接点7e2 側端面と同一の回動
角度の端面を持つ円弧状のリブ3210と、固定接点7e
3 の外側端面と同一の回動角度の端面を持ち、反固定接
点7e3 側へ延設された円弧状のリブ3211に一体突設
してある。
【0029】これらリブ321 …と固定接点7a…との
関係を図1、図2に示す。図示するようにリブ32の高
さAは固定接点7の高さBより高く形成され、また固定
接点7の端面側の端面はアール面32Aとしており、該
アール面32Aの半径Rは高さA以上とし、実施形態で
は略高さAと同じに設定してある。またリブ32の端部
の側面と当該リブ32の対応する固定接点7の側面との
間にはエアーギャップGを設けてある。
【0030】而して自動変速機用コントロールスイッチ
では、シフトレバーの回動操作に応じて可動体10が一
体的に回動して、可動接点15A〜15Cが夫々に対応
する対の固定接点間を接触・開離することで切換出力と
してポジション信号を信号系回路に出力して表示ランプ
をオン・オフしたり、スタートモータへの通電路をオン
・オフ、またバックライトをオンオフするのである。
【0031】ここで可動接点15が固定接点7から開離
する場合には、図1に示すように可動接点15の断面半
円状の先部の先端が固定接点7上を摺動しながら固定接
点7の端面部付近に移動して来たときに、先端よりやや
上に位置する可動接点15の先部の進行方向の面がリブ
32のアール面32Aに当たり、可動接点15はスプリ
ング14の付勢に抗してリブ32上に乗り上げることに
なる。この乗り上げにより可動接点15の先端が固定接
点7から開離し、リブ32上を可動接点15が摺動する
ことになる。
【0032】一方可動接点15が固定接点7に接触する
場合には、リブ32上を摺動しながらリブ32の端部に
来ると可動接点15の先部がスプリング14の付勢によ
りアール面32Aに摺接しながら固定接点7上へ降下す
ることになる。以後可動接点15の先端が固定接点7上
に接触して可動接点15の移動により可動接点15の先
端が固定接点7上を摺動することになる。
【0033】ここで可動接点15の先部がリブ32のア
ール面32Aに接触して乗り上げを開始して先端が固定
接点7から開離する位置と、可動接点15の先部がリブ
32のアール面32Aに接触しながら降下して先端が固
定接点7に接触する位置とは、リブ32のアール面32
Aにより規定されて同じ位置となり従来のヒステリスシ
が発生しない。しかもリブ32のアール面32Aにより
可動接点15の先部の磨耗が殆どなく、従って接触・開
離位置の経年的な変化が殆どなく安定した動作が得られ
るとともに、長寿命化が図れる。
【0034】更にバックライトの通電をオン・オフする
固定接点7e1 、7dの場合にあって可動接点15Cと
の間で開閉アークが生じても、リブ328 との間のエア
ーギャップGによりリブ328 に影響を与えることがな
く、リブ328 の炭化を防ぎ絶縁劣化等の発生を防止で
きることになる。
【0035】
【発明の効果】請求項1の発明は、上述のように構成し
た自動変速機用コントロールスイッチにおいて、ハウジ
ングをカバーと共に形成する樹脂製ベースの内側壁面に
各固定接点を露設するとともに各固定接点の摺動接触面
をベースの内側壁面より高くし、同一の可動接点により
開閉されるように並行配置された固定接点間に位置する
円周上のベースの内側壁面に円弧状リブを突出形成し、
該リブ端面の位置を両固定接点の端面を結ぶ位置と略一
致させるとともに、ベースの内側壁面からのリブの高さ
をベースの内側壁面からの固定接点の高さよりも高く
し、且つリブの上記端面をアール面とし、各可動接点は
固定接点の表面に対して垂直方向に移動自在となるよう
に固定接点方向にばね付勢し、上記リブ上に乗り上げ自
在としたので、可動接点の磨耗が少なく、しかも可動接
点が固定接点から離れる位置を、固定接点をベースにイ
ンサートしてベース表面と固定接点表面とを同一平面と
した場合に比べて、成形金型精度によって高精度で設定
でき、その上開閉アークがリブに対して影響を与えるこ
とが殆どないため、可動接点と固定接点の接触・開離の
位置の変化が少なく、安定した接触・開離が行なえると
ともに、長寿命化が図れ、更にばね付勢されている可動
接点が摺動によって傾いても、接触・開離位置が摺動方
向によって変化することがなく、そのためヒステリシス
が発生しないという効果がある。
【0036】請求項2の発明は、上記リブの端面のアー
ル面は、リブの高さ寸法と略同一の半径で形成したの
で、切換位置の精度が高く得られるアール面の寸法設定
がリブの高さを基準として決定でき、アール面の製作が
容易となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の要部の説明図である。
【図2】同上の要部の説明図である。
【図3】同上のカバーの正面図である。
【図4】同上の正面図である。
【図5】同上の側断面図である。
【図6】同上の自動変速機への取付状態を示す側面図で
ある。
【図7】同上の背面図である。
【図8】同上の可動体の背面図である。
【図9】従来例を示し、自動車に取り付けられた状態を
概念的に示す図であり、(a)は底面図、(b)は側面
図である。
【図10】同上の正面図である。
【図11】同上の側断面図である。
【図12】同上の自動変速機への取付状態を示す側面図
である。
【図13】同上のベースの正面図である。
【図14】同上の概念的な電気結線図である。
【図15】同上の課題の説明図である。
【図16】同上の課題の説明図である。
【符号の説明】
3 ベース 7 固定接点 10 可動体 15 可動接点 32 リブ 32A アール面 R 半径 G エアーギャップ A,B 高さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 智洋 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3J552 MA01 NA01 PA53 QC10 VA62W 5G019 AA03 AF33 AG13 AM31 CX12 SK01 SY01 5G051 JA21 JA27 JA32

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動変速機のシフトレバーの切換操作に
    応じてハウジング内を回動する可動体を備え、この可動
    体に可動接点を一体的に取り付けるとともに可動体の回
    動に応じて可動接点と接触・開離する固定接点をハウジ
    ング内に形成し、可動接点と固定接点の接触・開離に応
    じた自動変速機のシフトポジションを示すポジション信
    号を取り出す自動変速機用コントロールスイッチにおい
    て、 上記ハウジングをカバーと共に形成する樹脂製ベースの
    内側壁面に各固定接点を露設するとともに各固定接点の
    摺動接触面をベースの内側壁面より高くし、同一の可動
    接点により開閉されるように並行配置された固定接点間
    に位置する円周上のベースの内側壁面に円弧状リブを突
    出形成し、該リブ端面の位置を両固定接点の端面を結ぶ
    位置と略一致させるとともに、ベースの内側壁面からの
    リブの高さをベースの内側壁面からの固定接点の高さよ
    りも高くし、且つリブの上記端面をアール面とし、各可
    動接点は固定接点の表面に対して垂直方向に移動自在と
    なるように固定接点方向にばね付勢し、上記リブ上に乗
    り上げ自在としたことを特徴とする自動変速機用コント
    ロールスイッチ。
  2. 【請求項2】 上記リブの端面のアール面を、リブの高
    さ寸法と略同一の半径で形成して成ることを特徴とする
    請求項1記載の自動変速機用コントロールスイッチ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007155067A (ja) * 2005-12-07 2007-06-21 Matsushita Electric Works Ltd 自動変速機用コントロールスイッチ
JP2011210452A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Panasonic Electric Works Asahi Co Ltd 回転スイッチ
US8546710B2 (en) 2007-01-26 2013-10-01 Panasonic Corporation Automatic transmission switch

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